JP2012021039A - 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 - Google Patents
水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012021039A JP2012021039A JP2010157751A JP2010157751A JP2012021039A JP 2012021039 A JP2012021039 A JP 2012021039A JP 2010157751 A JP2010157751 A JP 2010157751A JP 2010157751 A JP2010157751 A JP 2010157751A JP 2012021039 A JP2012021039 A JP 2012021039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- aqueous
- dispersion
- pigment dispersion
- quinacridone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
水性顔料分散液中に存在する粗大粒子を大幅に低減し、分散粒子の微細化、分散安定性の向上を可能とし、その結果、保存安定性の向上や、インクジェット記録用水性インクを作製したときの良好な吐出安定性を実現するとともに、製造効率の高い水性顔料分散液の製造方法を提供すること。
【解決手段】
キナクリドン系顔料(a)、スチレン−アクリル酸系共重合体(c)、塩基性化合物(d)及び水酸基価150〜700(mgKOH/g)のポリプロピレングリコール(e)を含有する混合物を混練し、常温で固体の顔料分散体を作製する混練工程を有し、さらに前記顔料分散体に対して水性媒体を混合して、粘度を低下させ、前記顔料分散体の液状化を行う混合工程を有することを特徴とする水性顔料分散液の製造方法。
【選択図】 なし
Description
インクジェット記録に用いられるインクに必要な特性には、(1)記録媒体上ににじみのない高発色,高解像度、高濃度で均一な画像が得られること、(2)ノズル先端において、インクの乾燥による目詰まりが発生せず吐出安定性が良好であること、(3)記録媒体上でのインクの乾燥性が良好であること、(4)画像の堅牢性が良好であること、(5)長期保存安定性が良好であること、等が挙げられる。
従来、インクジェット記録用水性インクとしては、溶解安定性が高く、ノズル目詰まりが少なく良好な発色性を有し高画質の印刷を可能とすることから、着色剤として染料が用いられてきたが、染料を用いた画像は耐水性や耐光性が劣るという問題があった。
しかしながら、この方法においては、分散時間が長時間にわたり、製造効率が低いという問題があった。また、この様にして得られた水性顔料分散液においては、顔料の分散安定性は未だ不十分であった。
本発明の水性顔料分散液の製造方法においては、混練工程の混合物中にキナクリドン系顔料誘導体を含有することが好ましい。
混練において顔料を媒体中に分散させる工程は,さらに細かく分解すると一般的に次の3つの工程を経ると考えられる。すなわち、分散媒体に対して顔料がぬれる工程、剪断力を用いて顔料を微細化する工程、分散能を有する樹脂吸着により顔料の微細化状態を安定化する工程である。顔料の分散は基本的に可逆的であり、分散できたとしても顔料の再凝集を抑制する手段を講じない限り、分散状態を安定に保つことは困難である。そのため、顔料粒子表面に樹脂吸着層を形成して分散を安定化させる必要がある。この分散安定化のためには分散媒体の顔料粒子表面と樹脂に対する親和性が重要である。樹脂が顔料粒子表面に吸着するには、樹脂と顔料粒子表面の親和性が樹脂と分散媒体の親和性より高くなければならない。しかしながら、樹脂と分散媒体の親和性が低すぎると樹脂吸着層が分散媒体中に配向せず、分散安定性の達成は困難となる。一方顔料粒子表面と分散媒体の親和性をみた場合、親和性が高すぎると樹脂の吸着を阻害するし、逆に親和性が低すぎると分散機構のひとつの要素である、ぬれの過程が効率よく進行せず分散そのものの達成が困難になる。よって、分散媒体の選択は、顔料及び樹脂との親和性のバランスを考慮しなければならない。
なお以下の記載において、水酸基価が150〜700(mgKOH/g)の本願発明で使用するポリプロピレングリコールについて、単に「ポリプロピレングリコール」と記し水酸基価を省略する場合がある。以下特に説明がなければ「ポリプロピレングリコール」は水酸基価150〜700(mgKOH/g)の本願発明の製造方法で使用するポリプロピレングリコールのことである。
(キナクリドン系顔料)
本発明に用いられるキナクリドン系顔料(a)の顔料種としては、公知慣用のものがいずれも使用でき、具体例としては、C.I.ピグメントレッド122等のジメチルキナクリドン系顔料、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッドレッド209等のジクロロキナクリドン系顔料、C.I.ピグメントバイオレット19等の無置換キナクリドン、及びこれらの顔料から選ばれる少なくとも2種以上の顔料の混合物もしくは固溶体を挙げることができる。顔料の形態は粉末状、顆粒状あるいは塊状の乾燥顔料でもよく、ウエットケーキやスラリーでもよい。
本発明で使用が好ましいとされるキナクリドン系顔料誘導体(b)としては、キナクリドン系顔料の顔料骨格にジアルキルアミノメチル基、アリールアミドメチル基、スルホン酸アミド基、スルホン酸基及びその塩、フタルイミド基等を導入した顔料誘導体があげられる。
上記、本発明で使用が好ましいとされるキナクリドン系顔料誘導体(b)の中でも、下記一般式式(1)で表される化合物であることがさらに好ましい。
(式中、R11は炭素数1〜8個のアルキレン基若しくはアルケニレン基、R12〜R15は各々独立的に水素原子、炭素数1〜8個のアルキル基若しくはアルコキシ基、又はフェニル基を表す。)で表される基であり、R1〜R10の少なくとも一つは前記式IIで表される基である。}
一般式(1)で表される化合物の中でさらに好ましい化合物としては、下記一般式(3)で表される化合物が上げられる。
(式中、RとR’とは互いに独立的に水素原子、塩素原子又は炭素数1〜5個のアルキル基若しくはアルコキシ基であり、mは0、1または2であり、nは1〜4である。)
さらに下記構造式(4)で表される基を有する下記構造式(5)で表される化合物がより好ましい。
一般式(1)で表される化合物が、例えば、上記式化学構造式(4)で表される基を有する化合物である場合は、無置換キナクリドン、ジメチルキナクリドン、ジクロロキナクリドン等とフタルイミド及びホルムアルデヒドあるいはパラホルムアルデヒドとを濃硫酸中で反応させることにより合成することができる。
本発明で使用するスチレン−アクリル酸系共重合体(c)はスチレン系モノマー及びアクリル酸とメタクリル酸の少なくとも一方をモノマー成分として含有する。
スチレン系モノマーとしては公知の化合物を用いることができる。例えば、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−エチルスチレン、α−ブチルスチレン、α−ヘキシルスチレンの如きアルキルスチレン、4−クロロスチレン、3−クロロスチレン、3−ブロモスチレンの如きハロゲン化スチレン、更に3−ニトロスチレン、4−メトキシスチレン、ビニルトルエン等がある。
本発明のスチレン−アクリル酸共重合体(c)はスチレン系モノマー及び、アクリル酸モノマー及びメタクリル酸モノマーの少なくとも一方の共重合によって得られるが、アクリル酸とメタクリル酸を併用することが好ましい。その理由は、樹脂合成時の共重合性が向上して、樹脂の均一性が良くなり、その結果、保存安定性が良好となり、且つより微粒子化された顔料分散液が得られる傾向があるためである。
本発明で使用するスチレン−アクリル酸共重合体(c)においてスチレン系モノマーとアクリル酸モノマーとメタクリル酸モノマーの共重合時の総和は、全モノマー成分に対して95質量%以上であることが好ましい。
ここで重量平均分子量とはGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法で測定される値であり、標準物質として使用するポリスチレンの分子量に換算した値である。
本発明で使用するスチレン−アクリル酸共重合体(c)はランダム共重合体でもよいが、グラフト共重合体であっても良い。グラフト共重合体としてはポリスチレンあるいはスチレンと共重合可能な非イオン性モノマーとスチレンとの共重合体が幹又は枝となり、アクリル酸、メタクリル酸とスチレンを含む他のモノマーとの共重合体を枝又は幹とするグラフト共重合体をその一例として示すことができる。スチレン−アクリル酸共重合体(c)は、このグラフト共重合体とランダム共重合体の混合物であってもよい。
混練工程における前記キナクリドン系顔料(a)とキナクリドン系顔料誘導体(b)の合計質量に対するスチレン−アクリル酸系共重合体(c)の質量比、c/(a+b)は0.05〜0.5が好ましく、0.15〜0.5がさらに好ましい。
ここでいう酸価とは、日本工業規格「 K 0070:1992. 化学製品の酸価,けん化価,エステル価,よう素価,水酸基価及び不けん化物の試験方法」に従って測定された数値であり、樹脂1gを完全に中和するのに必要な水酸化カリウムの量(mg)である。
スチレン−アクリル酸系共重合体(c)は、そのアクリル酸部位を中和させて水性媒体への分散性を向上させるため、塩基性化合物(d)を共存させた形で用いられる。塩基性化合物(d)は混練工程でスチレン−アクリル酸系共重合体を軟化させ、樹脂による顔料の被覆過程を円滑にするとともに、樹脂被覆された顔料の水性媒体への分散性を良好にする。塩基性化合物(d)としては、無機系塩基性化合物、有機系塩基性化合物のいずれも用いることができる。有機系塩基性化合物としては、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン;トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、メチルジエタノールアミンなどのアルコールアミンを例示することができる。無機系塩基性化合物としては、カリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸化物;カリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩;カルシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属などの炭酸塩;水酸化アンモニウムなどを例示することができる。
特に、アルカリ金属水酸化物、アルコールアミン類は、本発明の顔料分散体から水性顔料分散液、さらにはインクジェット記録用インク組成物へと調製した場合、分散性、保存安定性の点から好適である。これらアルカリ金属水酸化物とアルコールアミン類は混合して用いることもできる。これらの塩基性化合物の中で、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムに代表されるアルカリ金属水酸化物は、水性顔料分散液の低粘度化に寄与し、インクジェット記録用インクの吐出安定性の面から好ましく、特に水酸化カリウムが好ましい。
なお本発明において、中和率とは塩基性化合物の配合量がスチレン−アクリル酸系共重合体(b)中の全てのカルボキシル基の中和に必要な量に対して何%かを示す数値であり、以下の式で計算される。
通常樹脂と顔料を含む混合物の混練に際しては、水溶性有機溶剤を適量添加して混合物を高固形分比の粘土状の一つの固まりとし、高剪断力を加えて混練を行う。このための水溶性有機溶剤としては、沸点が高く混練中に容易に揮散しないこと、また混練物中にたとえ残存しても、もともと後工程である混合工程において、水性媒体の成分として混練物に添加されうるので除去の必要がないこと等の理由により、湿潤剤が好適に使用される。
本発明で用いるポリプロピレングリコール(e)においては、ポリオキシアルキレン骨格はオキシプロピレンである。ここでいう水酸基価の測定は、日本工業規格「 K 0070:1992. 化学製品の酸価,けん化価,エステル価,よう素価,水酸基価及び不けん化物の試験方法」による。
混練工程における、前記キナクリドン系顔料(a)とキナクリドン系顔料誘導体(b)の合計質量に対するポリプロピレングリコール(e)の質量比e/(a+b)は、0.3〜0.8である。
なお本項において、ポリプロピレングリコールの分子量とは数平均分子量のことであり、以下の式で計算される。
本発明の製造方法においては、上記混練時に添加する分散媒体である水溶性有機溶剤として、ポリプロピレングリコールに加えて、従来公知の湿潤剤を用いても良い。さらにこのような湿潤剤は、混練工程後に顔料分散体に水性媒体を添加、混合する混合工程において混練物に添加、混合しこれを希釈させる水性媒体の成分、さらにはインクジェット記録用水性インクの成分としても重要である。この様な湿潤剤としては,例えば、グリセリン、グリセリンのポリオキシアルキレン付加物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオール類、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類,エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類および多価アルコールアラルキルエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、ε−カプロラクタム等のラクタム類、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等が挙げられる。これらの湿潤剤は1種または2種以上を混合して用いることができる。特に高沸点、低揮発性で、高表面張力の常温で液体の多価アルコール類が好ましく、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等のグリコール類がさらに好ましい。
また,ポリプロピレングリコール(e)と湿潤剤の総量中のポリプロピレングリコール(e)の割合は,少なくとも75質量%以上で有ることが好ましい。ポリプロピレングリコール(e)の割合が75質量%以上であると、顔料を十分に解砕し分散することができ、粗大粒子数を効果的に低減しやすい。
(混練工程)
本発明の製造方法における混練工程においては、キナクリドン系顔料(a)、スチレン−アクリル酸系共重合体(c)、塩基性化合物(d)及び水酸基価150〜700のポリプロピレングリコール(e)、さらにこのましくはキナクリドン系顔料誘導体(b)を含有する混合物を混練し、常温で固体の顔料分散体を作製する。本発明の製造方法において、キナクリドン系顔料(a),スチレン−アクリル酸共重合体(c),塩基性化合物(d)及び水酸基価150〜700のポリプロピレングリコール(e)、好ましくはキナクリドン系顔料誘導体(b)を含有する混合物を、高剪断力下で混練することが好ましい。高剪断力下で混練することにより、キナクリドン系顔料(a)が微粉砕され、微細化された粒子表面に、前記ポリプロピレングリコール(e)と塩基性化合物(d)の添加で膨潤状態となったスチレン−アクリル酸共重合体(c)が押しつけられ、顔料表面の被覆が進行し、顔料が均一に分散した常温で固体の顔料組成物得られる。
ポリプロピレングリコールや、必要に応じて添加される湿潤剤の総量は混練工程で混練する混合物の固形分濃度をこのように高く保つことができるように調整される。混練工程において混練される混合物中の、ポリプロピレングリコールとその他の湿潤剤の総量は顔料と顔料誘導体の合計量に対して、30〜80質量%の範囲内であることが好ましい。ポリプロピレングリコール(e)と湿潤剤の合計の添加量が上記範囲にあると、固形物同士を容易に融合状態とすることができ、混練時に十分な剪断力を負荷することができる。
この様な混練工程によって得られた常温で固体の顔料分散体に水性媒体を混合して水性顔料分散液を製造する際には,前述のように撹拌槽を有する混練機で固体の顔料分散体を製造した後,該撹拌槽に水性媒体を添加、混合し、必要に応じて撹拌して直接希釈することにより水性顔料分散液を製造できる。また,撹拌翼を備えた別の攪拌機で固体の顔料分散体と水性媒体を混合し,必要に応じて撹拌して水性顔料分散液を調製できる。水性媒体の混合に関しては、顔料分散体に対して必要量を一括混合してもよいが、連続的あるいは断続的に必要量を添加して混合を進めた方が、水性媒体による希釈が効率的に行われ、より短時間で水性顔料分散液を作製することができる。また,この様にして得られた水性顔料分散液を、更に分散機により分散処理しても良い。本発明の製造方法においては顔料の微細化、及びスチレン−アクリル酸共重合体による被覆が効果的に進行しているため、分散機による分散処理を行って、さらなる剪断力を加え顔料を解砕することを行わなくても、水性媒体を混合して固形分比を低下させて液状化させ、必要に応じて撹拌を行うだけで、良好な特性の水性顔料分散液の製造が可能である。しかし顔料特性の変動等で水性顔料分散液中に粗大分散粒子が残存したときでも、分散処理を行うことにより、残存した粗大分散粒子が更に粉砕され、より分散粒子の粒径が小さくなることによって、水性顔料分散液から製造したインクジェット記録用インク組成物の吐出安定性、印字濃度などのインクジェット特性が改善される。
混合工程または混合工程後の分散処理終了後に作製された水性顔料分散液の顔料濃度は10〜20質量%であることが好ましい。
本発明の水性顔料分散液を使用したインクジェット記録用水性インク組成物は、水性顔料分散液を水性媒体に希釈し必要に応じて各種添加剤を添加して、常法により調製することができる。インクジェット記録用水性インク組成物を調製する場合は、粗大粒子が、ノズル詰まり、その他の画像特性を劣化させる原因になるため、インク調製後に、遠心分離、あるいは濾過処理等により粗大粒子を除去しても良い。
本発明の水性顔料分散液を用いてインクジェット記録用インク組成物を調製する場合、インクの乾燥防止を目的として、ポリプロピレングリコール(e)、あるいは先に例示した湿潤剤を添加することができる。乾燥防止を目的とするポリプロピレングリコール(e)と湿潤剤のインク中の総含有量は3から50質量%であることが好ましい。
浸透剤としては、例えばエタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、エチレングリコールヘキシルエーテルやジエチレングリコールブチルエーテル等のアルキルアルコールのエチレンオキシド付加物やプロピレングリコールプロピルエーテル等のアルキルアルコールのプロピレンオキシド付加物等が挙げられる。
インク中の浸透剤の含有量は0.01から10質量%であることが好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリンのポリオキシアルキレン付加物、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、脂肪酸アルキロールアミド、アルキルアルカノールアミド、アセチレングリコール、アセチレングリコールのオキシエチレン付加物、ポリプロピレングリコールブロックコポリマー、等を挙げることができ、これらの中では、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、アセチレングリコール、アセチレングリコールのオキシエチレン付加物、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマーが好ましい。
その他の界面活性剤として、ポリシロキサンオキシエチレン付加物のようなシリコーン系界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテルのようなフッ素系界面活性剤;スピクリスポール酸、ラムノリピド、リゾレシチンのようなバイオサーファクタント等も使用することができる。
本発明の水性顔料分散液から調製するインクジェット記録用インク組成物に占める、キナクリドン系顔料(a)とキナクリドン系顔料誘導体(b)の総量は、充分な画像濃度を得る必要性と、インク中での分散粒子の分散安定性を確保するために、1から10質量%であることが好ましい。
本発明の製造方法によって製造されたインクジェット記録用インク組成物は、加温された場合にも分散安定性を良好に維持し、種々の方式のインクジェット記録用のインクとして好適に用いることができる。適用するインクジェットの方式は特に限定するものではないが、連続噴射型(荷電制御型、スプレー型など)、オンデマンド型(ピエゾ方式、サーマル方式、静電吸引方式など)などの公知のものを例示することができる。
なお、特に断りがない限り「部」は「質量部」、「%」は「質量%」である。
また、本実施例、比較例において用いた樹脂は以下のとおりのものである。
樹脂A:モノマー組成比において、スチレン/アクリル酸/メタクリル酸/ブチルアクリレート=74/11.3/14.6/0.1(質量比)のスチレンアクリル酸系共重合体であり、測定酸価172mgKOH/g、重量平均分子量11,000である樹脂。
尚,重量平均分子量はGPC(ゲルパークロマトグラフ)を用いて測定したポリスチレン換算の数値である。
下記組成のうち粉状原料の混合物(顔料、顔料誘導体、樹脂)を、プラネタリーミキサー(商品名:ケミカルミキサーACM04LVTJ−B 株式会社愛工舎製作所製)に仕込み、ジャケットを加温し、内容物温度が80℃に達した後、自転回転数:80回転/分、公転回転数:25回転/分で混練を行い、5分後、下記組成のうち液体原料を加えさらに混練を継続した。
樹脂A 12部
キナクリドン系顔料:クロモフタールジェットマジェンタ2BC
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製) 38部
フタルイミドメチル化3,10−ジクロロキナクリドン
(1分子あたりの平均フタルイミドメチル基数 1.4) 2部
ポリプロピレングリコール
PP−200 (三洋化成工業社製) 20部
(水酸基価559( mgKOH/g)、分子量約200)
34質量%水酸化カリウム水溶液 6部
プラネタリーミキサーの電流値が最大電流値を示してから30分を経過した時点まで混練を継続し常温で固体の顔料分散体を得た。得られた常温で固体の顔料分散体をジャケットから取出し、1cm角状に切断した後、市販のジューサーミキサーに入れた。そこにイオン交換水70部を加え10分間ミキサーにかけて混合、希釈し、さらにイオン交換水を加えキナクリドン系顔料濃度12.5質量%の水性顔料分散液Aを得た。
実施例1のPP−200を三洋化成工業社製のPP−400(水酸基価277(mgKOH/g))に変更した以外は、実施例1と同様の条件で、実施例2を行い水性顔料分散液Bを得た。
(実施例3)
実施例1のキナクリドン系顔料の使用量を40部、フタルイミドメチル化3,10−ジクロロキナクリドンを0部にし、その他は実施例2と同じ条件で実施例3を行い、水性顔料分散液Cを得た。
実施例1のPP−200を三洋化成工業社製のPP−950(水酸基価119(mgKOH/g))に変更した以外は、実施例1と同様の条件で比較例1を行い水性顔料分散液Dを得た。
(比較例2)
実施例1のPP−200をジプロピレングリコールに変更した以外は、実施例1と同様の条件で比較例1を行い、水性顔料分散液Eを得た。
実施例1のPP−200をジエチレングリコールに変更した以外は、実施例1と同様の条件で比較例2を行い、水性顔料分散液Fを得た。
樹脂Aを固形分濃度として50%含むメチルエチルケトン溶液100gを攪拌しながら、この溶液に市販の1モル/リットルのKOH水溶液153mlとイオン交換水47mlとの混合液を添加し、スチレンアクリル系樹脂Aを中和した。減圧下でメチルエチルケトンを留去した後イオン交換水を加え,メチルエチルケトンとの共沸にて失った水を補い固形分濃度20%の樹脂Aを含む樹脂水溶液Bを得た。
次に、容量250mlの容器に下記の組成の仕込みを行った後、ペイントシャーカー(東洋精機製作所製)を用い、以下の配合で2時間かけて分散処理を行い、キナクリドン系顔料濃度13.5質量%の水性顔料水性分散液Gを得た。
スチレンアクリル系樹脂水溶液B 10g
キナクリドン系顔料 5.4g
クロモフタールジェットマジェンタ2BC(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
フタルイミドメチル化3,10−ジクロロキナクリドン 0.6g
(1分子あたりの平均フタルイミドメチル基数 1.4)
PP−200 4.8g
イオン交換水 19.2g
ジルコニアビーズ(1.25mm径) 180g
参考例1のPP−200をジエチレングリコールに変更した以外は、参考例1と同様の条件で参考例2を行い、水性顔料分散液Hを得た。
以上の実施例、比較例で作製した水性顔料分散液の評価を以下の方法を用いて行った。
〔体積平均粒径〕
上述の様にして得られた実施例、比較例の水性顔料分散液について、マイクロトラックUPA150EX粒度分析計(日機装社製)でセル温度25℃にて粒径測定を実施した。その際、粒径測定サンプルとしては、各サンプルともにイオン交換水でキナクリドン系顔料濃度を12.5質量%に希釈して調製し、更にイオン交換水で500倍に希釈したものを用いた。
〔粗大粒子数〕
粗大粒子数は、AccuSizer 780 (Particle Sizing Systems, Inc.)を用いて測定した。その際、粗大粒子数測定サンプルとしては、各サンプルともにイ200〜10000倍のオン交換水を加えてキナクリドン系顔料濃度を低下させ、検出器をサンプルが毎秒1ml通過する際に、粒子径が0.5μm以上の粗大粒子のカウント数が1000から4000となるように希釈を行ったものを用いた。
粗大粒子数を測定後に希釈倍率を考慮して、キナクリドン系顔料濃度12.5%の水性顔料分散液1ml中に存在する粗大粒子数に換算した。
インクジェットの吐出特性の測定のために、まず実施例1〜4、比較例1、2、参考例1、2で作製した水性顔料分散液から以下の組成でインクジェット記録用水性インクを作製した。
実施例1〜4、比較例1、2、参考例1、2で作製した各水性顔料分散液を純水で希釈して、キナクリドン系顔料濃度6質量%の水性顔料分散液の希釈液を作り、該希釈液に対して以下を配合した。
水性顔料分散液の希釈液 50部
2-ピロリジノン 8部
トリエチレングリコール モノ-n-ブチルエーテル 8部
精製グリセリン 3部
サーフィノール440 (エアープロダクツ社製) 0.5部
純水 30.5部
ノズル欠けが増加しないものを・・・・・・・・・○、
ノズル欠けが1〜5ヶ所以下増加するものを・・・△、
ノズル欠けが6ヶ所以上増加するものを・・・・・×
として評価した。
保存安定性については、実施例、比較例、参考例で作製した水性顔料分散液を60℃条件下で保管して評価した。試験開始前の初期の粒径と試験開始6週間後の粒径との変化量が
10%以下のものを・・・・○、
11〜20%のものを・・・△、
21%以上のものを・・・・×
とした。上記の結果を表1に示す。
Claims (10)
- キナクリドン系顔料(a)、スチレン−アクリル酸系共重合体(c)、塩基性化合物(d)及びポリプロピレングリコール(e)を含有する混合物を混練し、常温で固体の顔料分散体を作製する混練工程と、前記顔料分散体に水性媒体を混合する混合工程を有し、前記ポリプロピレングリコール(e)の水酸基価が150〜700(mgKOH/g)であることを特徴とする水性顔料分散液の製造方法。
- 前記スチレン−アクリル酸系共重合体は酸価120〜220(mgKOH/g)、重量平均分子量5000〜20000で、全モノマー成分に対して50〜90質量%のスチレン系モノマー単位を含有する請求項1に記載の水性顔料分散液の製造方法。
- 前記混合物中にさらにキナクリドン系顔料誘導体(b)を含有する請求項1または2に記載の水性顔料分散液の製造方法。
- 前記キナクリドン系顔料誘導体(b)はフタルイミドメチル化キナクリドン系化合物である請求項3に記載の水性顔料分散液の製造方法。
- 前記混練工程における前記キナクリドン系顔料(a)とキナクリドン系顔料誘導体(b)の合計質量に対するスチレン−アクリル酸系共重合体(c)の質量比、c/(a+b)が0.05〜0.5で、前記合計質量に対するポリプロピレングリコール(e)の質量比e/(a+b)が0.3〜0.8である請求項1〜4のいずれか1項に記載の水性顔料分散液の製造方法。
- 前記混練工程における顔料分散体の固形分比が55〜80質量%である請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性顔料分散液の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の水性顔料分散液の製造方法によって製造された水性顔料分散液を、水性媒体で希釈する工程を有するインクジェット記録用水性インクの製造方法。
- キナクリドン系顔料(a)、スチレン−アクリル酸系共重合体(c)、塩基性化合物(d)及びポリプロピレングリコール(e)を含有する混合物を混練してなり、前記ポリエチレングリコール(e)の水酸基価が150〜700(mgKOH/g)であることを特徴とする常温で固体の顔料組成物。
- 前記混合物中にさらにキナクリドン系顔料誘導体(b)を含有する請求項8に記載の常温で固体の顔料組成物。
- 前記キナクリドン系顔料誘導体(b)はフタルイミドメチル化キナクリドン系化合物である請求項9に記載の常温で固体の顔料組成物。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010157751A JP4736005B1 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 |
US13/392,330 US9688860B2 (en) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | Method for producing water-based pigment dispersion liquid and water-based ink for ink jet recording |
SG2012013314A SG178568A1 (en) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | Method for manufacturing a water-based ink for inkjet printing and a water-based pigment dispersion liquid |
CN201080037688.0A CN102482509B (zh) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | 水性颜料分散液和喷墨记录用油墨的制造方法 |
PCT/JP2010/064379 WO2011024855A1 (ja) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 |
EP10811904.1A EP2471875B1 (en) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | Method for manufacturing a water-based ink for inkjet printing and a water-based pigment dispersion liquid |
CA2772016A CA2772016C (en) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | Method for producing water-based pigment dispersion liquid and water-based ink for ink jet recording |
KR1020127005813A KR101453332B1 (ko) | 2009-08-26 | 2010-08-25 | 수성 안료 분산액 및 잉크젯 기록용 수성 잉크의 제조 방법 |
TW099128580A TWI422649B (zh) | 2009-08-26 | 2010-08-26 | 水性顏料分散液及噴墨記錄用水性印墨之製造方法 |
HK12107624.5A HK1166993A1 (zh) | 2009-08-26 | 2012-08-02 | 水性顏料分散液和噴墨記錄用油墨的製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010157751A JP4736005B1 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4736005B1 JP4736005B1 (ja) | 2011-07-27 |
JP2012021039A true JP2012021039A (ja) | 2012-02-02 |
Family
ID=44461757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010157751A Active JP4736005B1 (ja) | 2009-08-26 | 2010-07-12 | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4736005B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083352A1 (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 顔料組成物およびその製造方法、摩砕混練用の水溶性有機溶剤、並びにカラーフィルタ用顔料組成物 |
JP2016180048A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | Dic株式会社 | 水性顔料分散体の製造方法及びインクジェット記録用インク |
JP2016199653A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 顔料組成物およびその製造方法、並びにインクジェットインキ |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05222328A (ja) * | 1992-02-12 | 1993-08-31 | Ricoh Co Ltd | 水性インク組成物及びそれを用いた記録方法 |
JP2001262038A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液の製造方法 |
JP2003226832A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-08-15 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液用混練物およびこれを用いた水性顔料分散液とインク組成物の製造方法 |
JP2004043791A (ja) * | 2002-05-20 | 2004-02-12 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク組成物 |
JP2009235337A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Sanyo Shikiso Kk | 新規な顔料誘導体及びその製造方法 |
-
2010
- 2010-07-12 JP JP2010157751A patent/JP4736005B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05222328A (ja) * | 1992-02-12 | 1993-08-31 | Ricoh Co Ltd | 水性インク組成物及びそれを用いた記録方法 |
JP2001262038A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液の製造方法 |
JP2003226832A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-08-15 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液用混練物およびこれを用いた水性顔料分散液とインク組成物の製造方法 |
JP2004043791A (ja) * | 2002-05-20 | 2004-02-12 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク組成物 |
JP2009235337A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Sanyo Shikiso Kk | 新規な顔料誘導体及びその製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083352A1 (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 顔料組成物およびその製造方法、摩砕混練用の水溶性有機溶剤、並びにカラーフィルタ用顔料組成物 |
JP2015129258A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-07-16 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 顔料組成物およびその製造方法、摩砕混練用の水溶性有機溶剤、並びにカラーフィルタ用顔料組成物 |
JP2016180048A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | Dic株式会社 | 水性顔料分散体の製造方法及びインクジェット記録用インク |
JP2016199653A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 顔料組成物およびその製造方法、並びにインクジェットインキ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4736005B1 (ja) | 2011-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5748035B1 (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
CA2624913C (en) | Aqueous pigment dispersion liquid and ink-jet recording ink | |
KR101340057B1 (ko) | 안료 분산체, 수성 안료 분산액, 잉크젯 기록용 잉크 및 수성 안료 분산액의 제조 방법 | |
WO2011024855A1 (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
KR101323984B1 (ko) | 수성 안료 분산액 및 잉크 젯 기록용 잉크, 및 수성 안료 분산액의 제조 방법 | |
JP4835798B2 (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
JP4385210B2 (ja) | インクジェット記録用水性インキ組成物、該インク組成物を製造するためのインクジェットインク用水性顔料分散液、及びインクジェットインク用着色混練物及びこれらの製造方法。 | |
JP2011153211A (ja) | インクジェット記録用水性顔料分散液の製造方法 | |
JP4736001B2 (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
JP4736005B1 (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
JP5146720B2 (ja) | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク | |
JP5530581B2 (ja) | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク組成物 | |
JP4984126B2 (ja) | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク組成物 | |
JP6401434B2 (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
JP2014065872A (ja) | 水性顔料分散液およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 | |
JP4525012B2 (ja) | インクジェットインク記録用着色混練物、及びその製造法 | |
JP4984125B2 (ja) | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク | |
JP5817796B2 (ja) | 水性顔料分散液及びインクジェット記録用インク組成物 | |
JP4452912B2 (ja) | インクジェットインク用水性顔料分散液、インクジェットインク用水性インク組成物及びその製造方法 | |
JP4403291B2 (ja) | インクジェット記録用青色顔料分散液、および該青色顔料分散液を用いたインクジェット記録用青色水性インク | |
JP2019001908A (ja) | 水性顔料分散体及び水性顔料分散体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20110328 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110413 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4736005 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |