JP2012020980A - 4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2012020980A
JP2012020980A JP2010161274A JP2010161274A JP2012020980A JP 2012020980 A JP2012020980 A JP 2012020980A JP 2010161274 A JP2010161274 A JP 2010161274A JP 2010161274 A JP2010161274 A JP 2010161274A JP 2012020980 A JP2012020980 A JP 2012020980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
appropriate amount
alkylresorcinol
alkyl group
derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010161274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4825921B1 (ja
Inventor
Hirotada Fukunishi
宏忠 福西
Rikako Suzuki
理香子 鈴木
Kiyoshi Sato
潔 佐藤
Masaru Suetsugu
勝 末継
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2010161274A priority Critical patent/JP4825921B1/ja
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to US13/809,696 priority patent/US8486919B2/en
Priority to PCT/JP2011/062575 priority patent/WO2012008231A1/ja
Priority to CN201180035055.0A priority patent/CN103124735B/zh
Priority to KR1020137000944A priority patent/KR101744369B1/ko
Priority to TW100121767A priority patent/TWI480054B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP4825921B1 publication Critical patent/JP4825921B1/ja
Publication of JP2012020980A publication Critical patent/JP2012020980A/ja
Priority to HK13109231.5A priority patent/HK1181773A1/xx
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/683Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/55Phosphorus compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/02Preparations for care of the skin for chemically bleaching or whitening the skin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/12Esters of phosphoric acids with hydroxyaryl compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/74Biological properties of particular ingredients
    • A61K2800/78Enzyme modulators, e.g. Enzyme agonists
    • A61K2800/782Enzyme inhibitors; Enzyme antagonists

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】高い美白効果を有し、安全性や安定性にも優れる化合物、ならびにこれを配合した皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で示される4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩。
Figure 2012020980

(式中、Rは分岐又は環状の炭素数3〜7のアルキル基、あるいは直鎖の炭素数2〜5のアルキル基;R及びRはそれぞれ独立して水素原子又は−P(O)(OR)(OR)で示される基で、R及びRの一方あるいは両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基;R及びRはそれぞれ独立して水素原子あるいは直鎖又は分岐の炭素数2〜5のアルキル基。)
【選択図】なし

Description

本発明はレゾルシノール誘導体、特に、美白効果が高く、安全性、安定性にも優れる4−アルキルレゾルシノール誘導体に関する。
皮膚のしみ、そばかすなどの色素沈着は、ホルモンの異常や紫外線の刺激がきっかけとなって、表皮色素細胞内でのメラニン産生が亢進し、メラニンが表皮に過剰に沈着するため生ずる。
このようなメラニン色素の異常沈着の防止、改善を目的として、美白剤を皮膚外用剤に配合することが行われている。美白剤としては、メラニン生成抑制作用を有する化合物を有効成分とするものが多い。
美白効果を有する化合物に関してはこれまで多くの研究がなされており、例えば、特許文献1〜5には、4−アルキルレゾルシノールが美白効果を有することが記載されている。
しかしながら、その効果や安全性、安定性において未だ満足できるものではなかった。
特開平2−49715号公報 特表2002−540095号公報 特開平11−152203 特開2006−124357号公報 特開2006−124358号公報
本発明は前記背景技術に鑑みなされたものであり、高い美白効果を有し、安全性や安定性にも優れる化合物を提供することを目的とする。
本発明者等が鋭意検討を行った結果、特定の4−アルキルレゾルシノール誘導体が優れたメラニン生成抑制作用を有し、安全性、安定性も高いことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる4−アルキルレゾルシノール誘導体は、下記一般式(1)で示される4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩である。
Figure 2012020980
(式中、Rは分岐又は環状の炭素数3〜7のアルキル基、あるいは直鎖の炭素数2〜5のアルキル基である。
及びRはそれぞれ独立して水素原子又は−P(O)(OR)(OR)で示される基であるが、R及びRの一方あるいは両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基である。
及びRはそれぞれ独立して水素原子あるいは直鎖又は分岐の炭素数2〜5のアルキル基である。)
また、本発明は、前記誘導体において、R及びRの両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基であることを特徴とする4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩を提供する。
また、本発明は、前記何れかに記載の誘導体において、R及びRの両方が水素原子であることを特徴とする4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩を提供する。
また、本発明にかかる皮膚外用剤は、前記何れかに記載の4−アルキルレゾルシノール誘導体及びその薬理学的に許容される塩から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする。
また、本発明にかかる美白剤は、前記何れかに記載の4−アルキルレゾルシノール誘導体及びその薬理学的に許容される塩から選ばれる1種以上を有効成分とすることを特徴とする。
本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は、優れたメラニン生成抑制作用を有し、細胞毒性もないので、これを配合することにより、高い美白効果と安全性を有する皮膚外用剤を得ることができる。また、本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は光によって変色することがなく、安定性にも優れている。
本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は、下記一般式(1)で示される。
Figure 2012020980
式(1)において、Rは分岐又は環状の炭素数3〜7のアルキル基、あるいは直鎖の炭素数2〜5のアルキル基である。
炭素数3〜7の分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルブチル、1−エチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、1−イソプロピル−2−メチルプロピルなどが挙げられるがこれらに限定されるものではない。分岐アルキル基の分岐位置や分岐数も任意であり、特に制限されない。
炭素数3〜7の環状アルキル基としては、少なくとも一つの飽和炭化水素環を含み、総炭素数が3〜7の飽和炭化水素基であればよく、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メチルシクロペンチル、1,4−ジメチルシクロペンチル、2−シクロペンチルエチル、4−メチルシクロヘキシル、シクロヘキシルメチルなどが挙げられる。
炭素数2〜5の直鎖アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシルが挙げられる。
及びRはそれぞれ独立して水素原子又は−P(O)(OR)(OR)で示される基であるが、R及びRの一方あるいは両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基である。
及びRはそれぞれ独立して水素原子、あるいは直鎖又は分岐の炭素数2〜5のアルキル基である。
このように、本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は、4−アルキルレゾルシノールの少なくとも一つのフェノール性水酸基の水素原子が基−P(O)(OR)(OR)で置換されたリン酸エステル体である。
本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体の好適な例の一つとして、R及びRの両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基であるものが挙げられる。
また、別の好適な例の一つとして、R及びRの両方が水素原子であるものが挙げられる。
本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は、公知の方法を用いて合成することができ、代表的には4−アルキルレゾルシノールに対してリン酸エステル化反応を行うことにより合成することができる。例えば、4−アルキルレゾルシノールをTHFなどの溶媒中、水素化ナトリウムと反応させた後、リン酸アルキルハロゲン化物と反応させることにより、R及びRの少なくとも一方が基−P(O)(OR)(OR)[R、Rは前記定義の通りであるが、少なくとも一方はアルキル基]である4−アルキルレゾルシノール誘導体を得ることができる(J. Org. Chem. Vol.43, No.25, p.4797-4799(1978)等参照)。
また、リン酸アルキルハロゲン化物の代わりにリン酸ジベンジルハロゲン化物などを用いて4−アルキルレゾルシノールをリン酸エステル化した後、Pd−C存在下で接触還元してベンジル基を除去することにより、R及びRの少なくとも一方が基−P(O)(OR)(OR)[R及びRは水素原子]である4−アルキルレゾルシノール誘導体を得ることができる。
その他にも、塩化ホスホリルを用いる方法[Biochimica et Biophysica Acta; vol. 13; (1954); p. 260,267、WO2008/103415]、五酸化二リンを用いる方法[Bulletin of the Chemical
Society of Japan; vol. 80; nb. 7;(2007); p. 1429 − 1434]などを用いて、本発明にかかる4−アルキルレゾルシノール誘導体を得ることができる。
4−アルキルレゾルシノールは、前記特許文献1〜5やその他文献に記載される方法により合成することができる。
リン酸アルキルハロゲン化物やリン酸ベンジルハロゲン化物は市販品を用いることができる他、公知の方法により合成したものを用いてもよい。例えば、トルエン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンなどの非極性溶媒中、トリメチルアミン、トリエチルアミン又はN,N,−ジメチルアニリンなどの塩基存在下、対応するアルコールとオキシ塩化リンとを0〜20℃で反応させることにより合成することができる。
また、R及び/又はRが水素原子である場合などには、必要に応じて、常法により塩とすることができる。例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩などが挙げられ、好ましい塩としてはナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。
本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は、優れたメラニン生成抑制効果を有し、その効果は対応する4−アルキルレゾルシノール(R=R=H)よりも高い。また、細胞毒性がなく、安全性にも優れるので、皮膚外用剤中に高配合することも可能である。さらに、本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は光安定性においても非常に優れている。
従って、本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体は美白剤として有用であり、皮膚外用剤、特にしみ、そばかす、くすみなどの改善や予防を目的とした皮膚外用剤に好適に配合できる。
本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体を皮膚外用剤に配合する場合、皮膚外用剤中における配合量は特に制限されないが、通常0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上である。配合量が少なすぎると効果が十分に発揮されない。上限は特に制限されないが、通常10質量%以下、好ましくは5質量%以下、さらに好ましく1質量%以下である。過剰に配合しても総量に見合った顕著な効果の向上が得られないことがある。
本発明にかかる皮膚外用剤は、4−アルキルレゾルシノール誘導体を配合すること以外は、常法により製造することができる。
また、本発明の皮膚外用剤には、4−アルキルレゾルシノール誘導体に加えて、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば油分、湿潤剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤、粉末、色材、生薬、その他各種薬効成分等を必要に応じて適宜配合することができる。
さらに、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸、ルシノール、エラグ酸、トラネキサム酸、リノール酸等の他の美白剤も適宜配合することができる。
本発明の皮膚外用剤は、化粧料、医薬品、医薬部外品の分野において広く適用可能である。その剤型は、皮膚に適用可能であれば特に限定されず、例えば、溶液状、乳化状、固形状、半固形状、粉末状、粉末分散状、水−油二層分離状、水−油−粉末三層分離状、軟膏状、ゲル状、エアゾール状、ムース状、スティック状等、任意の剤型が適用できる。また、その使用形態も任意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック、エッセンス、ジェル等のフェーシャル化粧料や、ファンデーション、化粧下地、コンシーラー等のメーキャップ化粧料などが挙げられる。
以下、具体例を挙げてさらに本発明を説明するが、これらに限定されるものではない。
試験例1 メラニン生成抑制及び細胞毒性試験
メラニン生成抑制効果ならびに細胞毒性を次の方法で調べた。
(1)細胞播種・試験物質の添加
マウスB16メラノーマ細胞を6ウェルプレートに100,000細胞/ウェルで播種した。翌日、試験物質溶液(溶媒:ジメチルスルホキシド)を添加し、細胞増殖試験及びメラニン生成抑制試験に供した。
(2)細胞増殖試験
試験物質溶液添加から3日後に培地を吸引除去した後、10%のアラマブルー溶液を含むEMEM培地を1ml添加して、37℃で反応させた。30分後に100μlを96ウェルプレートに移し、励起波長544nm、測定波長590nmで蛍光を測定した。その値を細胞数の相対値として、試験物質無添加群(溶媒のみ添加)に対する試験物質添加群の細胞数比率(%細胞数)を算出した。%細胞数が高いほど細胞毒性が低いことを意味する
(3)メラニン生成抑制試験
試験物質溶液添加から3日後に培地を吸引除去し、バッファー(リン酸緩衝液50mM、pH6.8)を用いて洗浄した後、1M NaOHを添加して細胞を溶解し、475nmの吸光度を測定した。この値をメラニン量の相対値として、試験物質無添加群(溶媒のみ添加)に対する試験物質添加群のメラニン量比率(%)を算出した。メラニン量比率が低いほどメラニン生成抑制効果が高いことを意味する。
表1に、本発明化合物である1,3−ビスホスホノオキシ−4−エチルベンゼン(化合物1)、1,3−ビスホスホノオキシ−4−イソプロピルベンゼン(化合物2)及び1,3−ビスホスホノオキシ−4−シクロヘキシルベンゼン(化合物3)の結果を示す。
メラニン量比率からわかるように、本発明化合物は優れたメラニン生成抑制効果を有し、かつ高濃度でも細胞毒性がない。
Figure 2012020980
表2は、4−エチルレゾルシノール(比較化合物1)、4−イソプロピルレゾルシノール(比較化合物2)及び4−シクロヘキシルレゾルシノール(比較化合物3)の結果を示している。
表1と表2とを比較すると、本発明化合物は比較化合物よりも低濃度でほぼ同程度のメラニン生成抑制効果を示すことがわかる。すなわち、本発明化合物は比較化合物よりも高いメラニン生成抑制効果を有すると言える。
Figure 2012020980
試験例2 光安定性試験
被験化合物溶液を透明な密閉ガラス容器内に入れ、日光暴露(50MJ)又はキセノン(Xe)照射(96時間)を行い、外観を肉眼観察した。コントロールとして、容器をアルミホイルで覆って完全に遮光したものを日光暴露した。
下記表3に、本発明化合物である1,3−ビス(ジエチルホスホノオキシ)−4−エチルベンゼン(化合物2)と、比較例である4−エチルレゾルシノール(比較化合物1)の結果を示す。被験化合物溶液の濃度は何れも0.1質量%[溶媒:エタノール/水(20/80,v/v)]であった。
表3のように、比較化合物では光照射で着色が認められたのに対し、本発明化合物では外観に全く変化が認められなかった。
このように、本発明にかかる4−アルキルレゾルシノール誘導体は、光安定性に非常に優れるものである。
Figure 2012020980
本発明にかかる4−アルキルレゾルシノール誘導体の代表的な製造例を下記に示す。対応する原料を用いて、これら製造例に準じた反応を行うことにより所望の4−アルキルレゾルシノール誘導体を得ることができる。
製造例1 1,3−ビスホスホノオキシ−4−エチルベンゼン(化合物1)
Figure 2012020980
4−エチルレゾルシノール(423mg)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に、水素化ナトリウム(60%、流動パラフィンに分散)(269mg)を加え、0℃で30分間撹拌した後、クロロりん酸ジベンジル(10w/v%ベンゼン溶液)(20ml)を滴下した。室温にて3時間撹拌後、水(10ml)を加え、酢酸エチル(30ml)で抽出後、飽和食塩水(10ml)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮した。残渣(2.16g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル60g、クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=50:1)に付し、黄色液体の1,3−ビス(ジベンジルホスホノオキシ)−4−エチルベンゼン(1.65g,収率84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.13 (3H,
t, J=0.0 Hz), 2.57 (2H, q, J=0.0 Hz), 5.09 (8H, m), 6.96 (1H, d, J=0.0 Hz), 7.08
(1H, d, J=0.0 Hz), 7.18 (1H, s), 7.32 (20H, m).
1,3−ビス(ジベンジルホスホノオキシ)−4−エチルベンゼン(1.09g)のエタノール溶液(10ml)に5%パラジウム−炭素(50%含水品)(97.3mg)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で7時間撹拌した。触媒を濾去後、濾液を濃縮し、淡黄色固体の標題化合物(463mg,収率93%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.12 (3H, t, J=0.0 Hz), 2.57 (2H, q,
J=0.0 Hz), 5.5 −6.7 (4H, brs), 6.90 (1H, d, J=0.0 Hz), 7.09 (1H, s), 7.16
(1H, d, J=0.0 Hz).
製造例2 1,3−ビスホスホノオキシ−4−イソプロピルベンゼン(化合物2)
Figure 2012020980
4−イソプロピルレゾルシノール(466mg)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に、水素化ナトリウム(60%、流動パラフィンに分散)(269mg)を加え、0℃で30分間撹拌した後、クロロりん酸ジベンジル(10w/v%ベンゼン溶液)(20ml)を滴下した。室温にて3時間撹拌後、水(30ml)を加え、酢酸エチル(30ml)で抽出後、飽和食塩水(20ml)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮した。残渣(2.23g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル76g、クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=70:1)に付し、黄色液体の1,3−ビス(ジベンジルホスホノオキシ)−4−イソプロピルベンゼン(1.71g,収率83%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.13 (6H, d, J=6.8 Hz), 3.19 (1H, septet,
J=6.8 Hz), 5.04 −5.13 (8H, m), 6.99 (1H,
d, J=8.7 Hz), 7.14 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.19 (1H, s), 7.30 (20H, m).
1,3−ビス(ジベンジルホスホノオキシ)−4−イソプロピルベンゼン(1.01g)のエタノール溶液(10ml)に5%パラジウム−炭素(50%含水品)(109mg)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で14時間撹拌した。触媒を濾去後、濾液を濃縮し、黄色ペーストの標題化合物(464mg,収率100%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.14 (6H, d, J=6.8 Hz), 3.25 (1H, septet,
J=6.8 Hz), 4.5 −6.2 (4H, brs), 6.93 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.09 (1H, s), 7.21
(1H, d, J=8.2 Hz).
製造例3 1,3−ビスホスホノオキシ−4−シクロヘキシルベンゼン(化合物3)
Figure 2012020980
4−シクロヘキシルレゾルシノール(926mg)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に、水素化ナトリウム(60%、流動パラフィンに分散)(404mg)を加え、0℃で30分間撹拌した後、クロロりん酸ジベンジル(10w/v%ベンゼン溶液)(30ml)を滴下した。室温にて3時間撹拌後、水(30ml)を加え、酢酸エチル(30ml)で抽出後、飽和食塩水(20ml)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮した。残渣(4.12g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル90g、クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=100:1)に付し、黄色液体の1,3−ビス(ジベンジルホスホノオキシ)−4−シクロヘキシルベンゼン(2.19g,収率64%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.12 −1.38 (5H, m), 1.66 −1.82 (5H, m), 2.84 (1H, m), 5.09 (8H, m), 6.98 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.13
(1H, d, J=8.7 Hz), 7.18 (1H, s), 7.30 (20H, m).
1,3−ビス(ジベンジルホスホノオキシ)−4−シクロヘキシルベンゼン(1.75g)のエタノール溶液(10ml)に5%パラジウム−炭素(50%含水品)(256mg)を加え、水素ガス雰囲気下、室温で14時間撹拌した。触媒を濾去後、濾液を濃縮し、淡黄色フォームの標題化合物(805mg,収率93%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.13 −1.41 (5H, m), 1.60 −1.85 (5H, m), 2.88 (1H, m), 6.7 −8.2 (4H,
brs), 6.92 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.08 (1H, s), 7.18 (1H, d, J=8.2 Hz).
製造例4 1,3−ビス(ジエチルホスホノオキシ)−4−エチルベンゼン(化合物4)
Figure 2012020980
4−エチルレゾルシノール(691mg)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に、水素化ナトリウム(60%、流動パラフィンに分散)(440mg)を加え、0℃で30分間撹拌した後、クロロりん酸ジエチル(1.73ml)を滴下した。室温にて3時間撹拌後、水(10ml)を加え、酢酸エチル(30ml)で抽出後、飽和食塩水(10ml)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮した。残渣(2.43g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル40g、クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=10:1)に付し、淡黄色油状の標題化合物(2.05g,収率100%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.20 (3H, t, J=0.0 Hz), 1.36 (12H, m), 2.67
(2H, q, J=0.0 Hz),4.22 (8H, m), 7.02 (1H, d, J=0.0 Hz), 7.16 (1H, d, J=0.0 Hz),
7.22 (1H, s).
以下、本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体を配合した皮膚外用剤の処方例を示す。これらは何れも本発明の4−アルキルレゾルシノール誘導体の配合により美白効果を発揮するものである。
処方例1 化粧水 質量%
トリメチルグリシン 1.0
化合物1 0.5
グリセリン 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
アルギン酸ナトリウム 0.1
エチルアルコール 5.0
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
デシルテトラデシルエーテル 0.2
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
処方例2 化粧水 質量%
化合物2 0.1
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 4.0
ポリオキシエチレンメチルグルコシド 1.0
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 3.0
エリスリトール 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.3
トリエチルヘキサノイン 0.3
EDTA3ナトリウム 適量
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
フェノキシエタノール 適量
精製水 残余
処方例3 化粧水 質量%
トラネキサム酸 1.0
4−メトキシサリチル酸カリウム 1.0
リポ酸 0.1
ハマメリス葉エキス 0.1
ヒポタウリン 0.1
クララエキス 0.1
トウニンエキス 0.1
ブナの芽エキス 0.1
化合物3 1.0
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1
チオタウリン 0.1
緑茶エキス 0.1
西洋ハッカエキス 0.1
イリス根エキス 1.0
トリメチルグリシン 1.0
グリセリン 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
エチルアルコール 5.0
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
デシルテトラデシルエーテル 0.2
EDTA3ナトリウム 適量
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
処方例5 乳液 質量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
酢酸トコフェロール 0.5
化合物3 5.0
L−グルタミン酸ナトリウム 0.05
ウイキョウエキス 0.1
酵母エキス 0.1
ジオウエキス 0.1
ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.1
グリセリン 6.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリオキシエチレンメチルグルコシド 3.0
ヒマワリ油 1.0
スクワラン 2.0
イソドデカン 4.0
ジメチルポリシロキサン 3.0
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1
エチルアルコール 5.0
水酸化カリウム 適量
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
エチルパラベン 適量
香料 適量
精製水 残余
処方例6 日中用乳液 質量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
化合物2 0.05
酢酸トコフェロール 0.1
1,3−ブチレングリコール 5.0
スクワラン 0.5
イソドデカン 10.0
イソヘキサデカン 25.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.5
トリメチルシロキシケイ酸 1.0
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 1.0
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 5.0
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
シリコーン被覆微粒子酸化チタン 4.0
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
球状ポリエチレン末 3.0
タルク 5.0
EDTA3ナトリウム 適量
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
処方例7 乳液 質量%
L−アルギニン 0.1
ローヤルゼリーエキス 0.1
酵母エキス 0.1
化合物1 10.0
グリチルレチン酸ステアリル 0.05
酢酸トコフェロール 0.1
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 7.0
ポリエチレングリコール1500 2.0
流動パラフィン 7.0
ワセリン 3.0
ベヘニルアルコール 1.0
バチルアルコール 2.0
ホホバ油 1.0
ステアリン酸 0.5
イソステアリン酸 0.5
ベヘニン酸 0.5
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 3.0
2−エチルヘキサン酸セチル 3.0
モノステアリン酸グリセリン 1.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.15
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
水酸化カリウム 適量
メチルパラベン 適量
香料 適量
精製水 残余
処方例8 乳液 質量%
アスコルビン酸グルコシド 1.5
トラネキサム酸 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
化合物2 0.03
パントテニルエチルエーテル 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
グリセリン 7.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール20000 0.5
ワセリン 2.0
ホホバ油 3.0
スクワラン 2.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.5
ベヘニルアルコール 0.5
バチルアルコール 0.2
ジメチルポリシロキサン 2.0
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 0.1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 3.0
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.1
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.2
エタノール 5.0
水酸化カリウム 適量
ピロ亜硫酸ナトリウム 適量
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
EDTA3ナトリウム 適量
黄酸化鉄 適量
パラオキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
処方例9 クリーム 質量%
化合物3 0.05
4−メトキシサリチル酸カリウム 3.0
プロピレングリコール 5.0
グリセリン 8.0
ステアリン酸 2.0
ステアリルアルコール 7.0
水添ラノリン 2.0
スクワラン 5.0
2−オクチルドデシルアルコール 6.0
ポリオキシエチレンセチルアルコールエーテル 3.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
水酸化カリウム 適量
エチルパラベン 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
処方例10 クリーム 質量%
4−メトキシサリチル酸カリウム 1.0
3−O−エチルアスコルビン酸 1.0
化合物1 0.3
コエンザイムQ10 0.03
トラネキサム酸 2.0
酢酸トコフェロール 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
パントテニルエチルエーテル 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
グリセリン 7.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール20000 0.5
ワセリン 2.0
ベヘニルアルコール 0.5
バチルアルコール 0.2
スクワラン 2.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.5
ホホバ油 3.0
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 1.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 1.5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
キサンタンガム 0.1
エタノール 5.0
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
黄酸化鉄 適量
EDTA3ナトリウム 適量
水酸化カリウム 適量
パラオキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
処方例11 二層タイプ日中用乳液 質量%
トラネキサム酸 2.0
4−メトキシサリチル酸カリウム 1.0
化合物4 3.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.02
グルタチオン 1.0
チオタウリン 0.05
クララエキス 1.0
ジプロピレングリコール 5.0
ジメチルポリシロキサン 5.0
イソヘキサデカン 25.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 2.0
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
ブチルエチルプロパンジオール 0.5
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 7.5
トリメチルシロキシケイ酸 5.0
球状ポリアクリル酸アルキル粉末 5.0
パルミチン酸デキストリン被覆微粒子酸化亜鉛 15.0
EDTA3ナトリウム 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
処方例12 ジェル 質量%
4−メトキシサリチル酸カリウム 0.1
オドリコソウエキス 0.1
化合物2 0.01
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
アスコルビン酸グルコシド 2.0
酢酸トコフェロール 0.1
オウゴンエキス 0.1
ユキノシタエキス 0.1
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール1500 3.0
ポリエチレングリコール20000 3.0
寒天末 1.5
キサンタンガム 0.3
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.05
オクタン酸セチル 3.0
ジメチルポリシロキサン 5.0
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
黄酸化鉄 適量
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
水酸化ナトリウム 適量
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
精製水 残余
炭素数3〜7の環状アルキル基としては、少なくとも一つの飽和炭化水素環を含み、総炭素数が3〜7の飽和炭化水素基であればよく、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メチルシクロペンチル、1,4−ジメチルシクロペンチル、2−シクロペンチルエチル、4−メチルシクロヘキシル、シクロヘキシルメチルなどが挙げられる。
炭素数2〜5の直鎖アルキル基としてはエチル、プロピル、ブチルなどが挙げられる。

Claims (5)

  1. 一般式(1)で示される4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩。
    Figure 2012020980
    (式中、Rは分岐又は環状の炭素数3〜7のアルキル基、あるいは直鎖の炭素数2〜5のアルキル基である。
    及びRはそれぞれ独立して水素原子又は−P(O)(OR)(OR)で示される基であるが、R及びRの一方あるいは両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基である。
    及びRはそれぞれ独立して水素原子あるいは直鎖又は分岐の炭素数2〜5のアルキル基である。)
  2. 請求項1記載の誘導体において、R及びRの両方が−P(O)(OR)(OR)で示される基であることを特徴とする4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩。
  3. 請求項1又は2記載の誘導体において、R及びRの両方が水素原子であることを特徴とする4−アルキルレゾルシノール誘導体又はその塩。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の4−アルキルレゾルシノール誘導体及びその薬理学的に許容される塩から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載の4−アルキルレゾルシノール誘導体及びその薬理学的に許容される塩から選ばれる1種以上を有効成分とすることを特徴とする美白剤。
JP2010161274A 2010-07-16 2010-07-16 4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 Active JP4825921B1 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010161274A JP4825921B1 (ja) 2010-07-16 2010-07-16 4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤
PCT/JP2011/062575 WO2012008231A1 (ja) 2010-07-16 2011-06-01 4-アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤
CN201180035055.0A CN103124735B (zh) 2010-07-16 2011-06-01 4-烷基间苯二酚衍生物和含有该衍生物的皮肤外用剂
KR1020137000944A KR101744369B1 (ko) 2010-07-16 2011-06-01 4-알킬레조르시놀 유도체 및 이를 함유하는 피부외용제
US13/809,696 US8486919B2 (en) 2010-07-16 2011-06-01 4-alkylresorcinol derivative and external preparation for skin containing the same
TW100121767A TWI480054B (zh) 2010-07-16 2011-06-22 4-烷基間苯二酚衍生物及含有該衍生物之皮膚外用劑
HK13109231.5A HK1181773A1 (en) 2010-07-16 2013-08-07 4-alkylresorcinol derivative and external preparation for skin containing same 4-

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010161274A JP4825921B1 (ja) 2010-07-16 2010-07-16 4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4825921B1 JP4825921B1 (ja) 2011-11-30
JP2012020980A true JP2012020980A (ja) 2012-02-02

Family

ID=45327133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010161274A Active JP4825921B1 (ja) 2010-07-16 2010-07-16 4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8486919B2 (ja)
JP (1) JP4825921B1 (ja)
KR (1) KR101744369B1 (ja)
CN (1) CN103124735B (ja)
HK (1) HK1181773A1 (ja)
TW (1) TWI480054B (ja)
WO (1) WO2012008231A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150095607A (ko) 2012-12-14 2015-08-21 가부시키가이샤 시세이도 수중유형 유화조성물

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018177763A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 御木本製薬株式会社 トラネキサム酸類配合製剤

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11152203A (ja) * 1997-09-23 1999-06-08 Pfizer Prod Inc レゾルシノール誘導体を含む組成物
JP2004010598A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Kuraray Co Ltd 皮膚外用剤
JP2005179238A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Kuraray Co Ltd 皮膚外用剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11152203A (ja) * 1997-09-23 1999-06-08 Pfizer Prod Inc レゾルシノール誘導体を含む組成物
JP2004010598A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Kuraray Co Ltd 皮膚外用剤
JP2005179238A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Kuraray Co Ltd 皮膚外用剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150095607A (ko) 2012-12-14 2015-08-21 가부시키가이샤 시세이도 수중유형 유화조성물
US9913788B2 (en) 2012-12-14 2018-03-13 Shiseido Company, Ltd. Oil-in-water emulsion composition

Also Published As

Publication number Publication date
KR101744369B1 (ko) 2017-06-07
WO2012008231A1 (ja) 2012-01-19
TWI480054B (zh) 2015-04-11
CN103124735A (zh) 2013-05-29
HK1181773A1 (en) 2013-11-15
US8486919B2 (en) 2013-07-16
US20130109878A1 (en) 2013-05-02
KR20130095721A (ko) 2013-08-28
JP4825921B1 (ja) 2011-11-30
CN103124735B (zh) 2015-02-25
TW201204403A (en) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101390061B1 (ko) 파라-쿠마르산 또는 파라-히드록시신남산 유도체, 및화장용 또는 피부과용 조성물에서의 그의 용도
KR100719777B1 (ko) 아스코르브산 유도체 및 미백 화장료
JPWO2009099192A1 (ja) 美白剤及び皮膚外用剤
JP2010090069A (ja) 美白剤および皮膚外用剤
JP2007153773A (ja) キサントン誘導体並びにそれを含む皮膚外用剤及び医薬組成物
JP4825921B1 (ja) 4−アルキルレゾルシノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤
WO2014092166A1 (ja) チロシナーゼ活性阻害剤及び美白剤
JP4919547B2 (ja) 美白化粧料
JP4178359B2 (ja) 美白化粧料
KR20100109618A (ko) 페길레이션된 베튤린 유도체 및 그를 포함하는 화장료 조성물
JP5236335B2 (ja) ラノスタ−8−エン誘導体およびこれらを含有する皮膚外用剤
JP4886879B2 (ja) 抗しわ剤および抗老化性化粧料
JP5883726B2 (ja) 抗酸化剤
JPH1121226A (ja) メラニン産生抑制皮膚外用剤
KR20070099189A (ko) 타이로시나아제 및 멜라닌 생성 저해 활성을 갖는 칼콘유도체 또는 이의 약학적으로 허용가능한 염을유효성분으로 함유하는 피부 미백용 조성물
EP3075378B1 (en) Anti-inflammatory agent and melanin production suppressant
EP2813208B1 (en) Ascorbic acid derivative composition and method for producing same, ascorbic acid derivative solution, and external preparation for skin
JP5623901B2 (ja) 抗酸化剤
JP2006124357A (ja) 4−アルキルレソルシノール誘導体及びこれを有効成分とする美白剤
JP5580191B2 (ja) 抗酸化剤
JP2012041292A (ja) 抗酸化性ポリヒドロキシベンゼン誘導体および抗炎症用皮膚外用剤
JP2007055923A (ja) ミトコンドリア機能障害抑制剤
JP4224340B2 (ja) ナフトキノン誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤
JP2011201833A (ja) イリドイド化合物
KR101457370B1 (ko) 신규 벤젠 디올 유도체 화합물 및 이를 이용한 화장료 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4825921

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250