JP2012017305A - クレンジング料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感触が良好で、クレンジング効果、洗い流し性及び保存安定性に優れるクレンジング料を提供。
【解決手段】 成分(I)〜(V)からなるクレンジング料。
(I) 式(1)のエステル
COOR (1)
(RはC9〜21のアルキル基又はアルケニル基、RはC2〜4のアルキル基)
(II) ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤
(III) 式(2)のポリアルキレングリコール誘導体
G−[O−(PO)(EO)−(BO)H] (2)
(Gはグリセリン残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、BOはC4のオキシアルキレン基、m+nは1〜30、[m/n]は1/5〜5/1、pは1〜5)
(IV)アシル基の炭素数が8〜12である脂肪酸モノグリセライド
(V)水
ただし、成分(I)と(V)の質量比[(I)/(V)]は1/2〜3/1、成分(II)と(III)の質量比[(II)/(III)]は1/2〜5/1
【選択図】なし

Description

本発明は、塗付時の感触がさっぱりとして良好で、クレンジング効果が高く、洗い流し性に優れ、保存安定性にも優れるクレンジング料に関する。
クレンジング料は、主としてメーキャップ剤や紫外線防止剤のような、油性成分、無機顔料などを多量に含む化粧料を落とすための製剤として使用される。これらの成分が残存すると、皮膚の毛穴をふさぎ、肌のくすみや肌荒れ、化粧のりが悪くなるなどの、諸々のトラブルの原因となる可能性がある。
そのため、クレンジング料には、優れた汚れ落とし性能が求められるが、同時に、肌へ塗布時、あるいはマッサージ時、さらには洗い落とし後に良好な感触が得られることも重要な要素である。
クレンジング料は、水性クレンジング料と油性クレンジング料に大別することができる。水性クレンジング料としては、界面活性剤のエタノール水溶液からなるローションタイプ、界面活性剤の水溶液を高分子材料により増粘した水性ジェルタイプ等が知られている。また油性クレンジング料としては、O/W乳化物がマッサージにより転相して洗浄機能を発揮するクリームタイプ、界面活性剤を油剤に溶解したオイルタイプ等が知られている。
近年、メーキャップ化粧料は、高分子量のシリコーン等を使用した落ちにくいタイプがトレンドとなっており、これに伴ってクレンジング料もクレンジング効果に優れるオイルタイプが主流となっている。しかしながら、オイルタイプはクレンジング効果に優れる一方で、洗い流し後の肌に油性成分が残存することによるべたつき感が残るという欠点があった。
特許文献1には、非イオン性界面活性剤、油性成分、及び5質量%未満の水を含有し、オイルタイプでありながら、洗い流し性に優れた油性クレンジング組成物が提案されている。しかしながら、この提案ではクレンジング組成物の連続相が油性成分であるため、塗付時のさっぱり感において不十分であった。
また、特許文献2では多価アルコール、界面活性剤、及び特定のグリセリン誘導体を含有することを特徴とし、すすぎ性を改善したクレンジング料が提案されている。しかしながら、この提案では界面活性剤として、ポリオキエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル等のポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステルとモノオレイン酸ソルビタンとの組み合わせが例示されているものの、保存安定性において、十分に満足いくものではなかった。
さらに、特許文献3では非イオン性活性剤、油性成分、水、多価アルコール、及び炭素数5〜10の1,2−アルカンジオールを含有することを特徴とするクレンジング化粧料が提案されている。この提案では、1,2−アルカンジオール以外の成分からなる液晶又はD相ゲル形成した後、1,2−アルカンジオールを配合することで、油相と水相が共に連続層であるバイコンティニュアスマイクロエマルションを形成することが示されている。このバイコンティニュアスマイクロエマルション構造を有するクレンジング組成物は、クレンジング効果と使用後のさっぱり感を両立できることが示されている。しかしながら、この提案では、温度変化に対応するための界面活性剤の組み合わせにおいて不十分であるため、保存条件によっては相転移により二相分離を生じる場合があり、製剤の保存安定性において不十分であった。また、バイコンティニュアスマイクロエマルションの形態をとるためには特定の製造方法で行うことが必要であった
このように、塗付時の感触がさっぱりとして良好で、クレンジング効果が高く、洗い流し性に優れ、簡便に製造でき、さらに保存安定性にも優れたクレンジング料は未だ提供されていないのが実情であった。
特開2005−194249号公報 特開2006−232717号公報 特開2009−196909号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、塗付時の感触がさっぱりとして良好で、クレンジング効果が高く、洗い流し性に優れ、簡便に製造でき、さらに保存安定性にも優れるクレンジング料を提供することである。
本発明者はかかる実情に鑑み鋭意検討した結果、本願の構成とすることで、油性成分を高含有し、かつ、熱力学的にも安定な高内相O/Wマイクロエマルションが得られることを確認し、これをクレンジング料として応用することで本発明に至った。
すなわち、本発明は以下に示されるものである。
成分(I)〜(V)からなるクレンジング料。
(I)式(1)で示されるエステル 20〜50質量%
COOR (1)
(式(1)中、Rは炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基、Rは炭素数2〜4のアルキル基を表す。)
(II)ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤
8〜25質量%
(III)式(2)で示されるポリアルキレングリコール誘導体 4〜20質量%
G−[O−(PO)(EO)−(BO)H] (2)
(式(2)中、Gはグリセリンから水酸基を除いた残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基であり、m、nはそれぞれPO及びEOの平均付加モル数を示し、mとnとの合計は1〜30の値であって、[m/n]は1/5〜5/1である。BOは炭素数4のオキシアルキレン基であり、pはBOの平均付加モル数であって、1〜5の値である。)
(IV)アシル基の炭素数が8〜12である脂肪酸モノグリセライド
0.05〜5質量% (V)水 残部
ただし、成分(I)と(V)の質量比[(I)/(V)]は1/2〜3/1であり、成分(II)と(III)の質量比[(II)/(III)]は1/2〜5/1である。
本発明のクレンジング料は、配合成分及びその配合量を適切に設定したことによって得られた透明で非常に安定なO/Wマイクロエマルションであり、各配合成分の所定量を単純に混合するだけで得ることができる。マイクロエマルションは、界面活性剤に対して少量の油性成分しか可溶化できないのが通常であるに拘わらず、本発明においては、界面活性剤(成分II)に対して、質量比で同量ないしそれ以上の油性成分(成分I)を安定に可溶化することができる。
そのため、本発明のクレンジング料は、オイルリッチで、優れたクレンジング性能を奏し、しかも、洗い流し性に優れ、塗布時及び洗い流し後の感触はさっぱりとしていて油性感がなく良好である。安定なO/Wマイクロエマルションであるため、保存安定性にも優れる。
本発明における成分(I)であるエステルは、式(1)により示され、脂肪酸と低級アルコールとのエステルである。
は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基であり、脂肪酸由来の基である。例えば炭素数17の直鎖アルキル基の場合は、炭素数18の飽和脂肪酸であるステアリン酸由来のアルキル基である。原料となる脂肪酸としては、炭素数10〜22、好ましくは炭素数12〜20、より好ましくは14〜18の脂肪酸が挙げられる。炭素数が22を超えると、塗付時の感触が悪くなり、炭素数が10未満ではO/Wマイクロエマルションが得られない。原料脂肪酸としては、例えば、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ドデセン酸、テトラデセン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソテトラデカン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸等が挙げられ、好ましくはミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸である。
は炭素数2〜4のアルキル基であり、具体的にはエチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基であり、好ましくはエチル基、イソプロピル基である。
本発明における成分(I)のエステルとしては、例えばラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、オレイン酸エチル、イソステアリン酸エチル、ラウリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル等が挙げられ、それらの1種又は2種以上を使用することができる。好ましくはオレイン酸エチル、イソステアリン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピルである。
本発明における成分(II)のポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤は、多価アルコール脂肪酸エステルにエチレンオキシドを付加したものである。
多価アルコール脂肪酸エステルの原料となる多価アルコールとしては、例えば、ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ジグリセリン、キシリトール、トリグリセリン、ソルビトール、ジペンタエリスリトール、イノシトール、テトラグリセリン等が挙げられ、好ましくはグリセリン、ソルビトールである。
多価アルコール脂肪酸エステルの原料となる脂肪酸としては、好ましくは炭素数8〜22、より好ましくは炭素数10〜20、さらに好ましくは12〜18の脂肪酸である。例えば、カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ドデセン酸、テトラデセン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソテトラデカン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸等が挙げられ、好ましくはオレイン酸、イソステアリン酸である。
本発明における成分(II)の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油等が挙げられ、それらの1種又は2種以上を使用することができる。好ましくはポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルである。また、本発明のポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤は、常温で液状であることが好ましい。
本発明における成分(II)の非イオン性界面活性剤のHLBは、6〜14が好ましく、より好ましくは7〜13、さらに好ましくは8〜12のものが使用できる。HLBが6未満のものは、洗い流し性が低下する場合があり、HLBが14を超えると、クレンジング効果が低下する場合がある。ただし、単独ではHLBが6〜14を外れるものであっても、2種以上の界面活性剤を組み合わせて混合した時のHLBが6〜14となるものであれば使用することができる。尚、HLBはGriffinが提案した下記の算定法を採用した。
HLB=20(1−S/A)
(S : 非イオン界面活性剤のケン化価(S.V.)[JIS K−0070 4.1]
A : 原料脂肪酸の酸価(A.V.)[JIS K−0070 3.1])
本発明における成分(III)は、式(2)によって表されるポリアルキレングリコール誘導体であり、組成物のゲル化を抑制し、高内相O/Wマイクロエマルションを誘起する重要な役割を果たす。
式(2)において、Gはグリセリンから水酸基を除いた残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、BOは炭素数4のオキシアルキレン基を示す。m及びnはそれぞれ、グリセリンの水酸基1個あたりのPO及びEOの平均付加モル数であり、mとnの合計[m+n]は1〜30、好ましくは2〜25、より好ましくは3〜20の範囲である。[m+n]が1モル未満の場合、O/Wマイクロエマルションが得られず、保存安定性が低下し、一方[m+n]が30モルを超える場合、塗付時の感触及び洗い流し性が悪くなる。
1水酸基当りのBOの平均付加モル数「p」は1〜5であり、好ましくは1〜4、より好ましくは1〜3である。pが1モル未満の場合、O/Wマイクロエマルションが得られず、保存安定性が低下する。一方、5モルを超える場合、洗い流し性が不十分であるばかりでなく、O/Wマイクロエマルションが得られないため、保存安定性が低下する。
POとEOのモル比[m/n]は1/5〜5/1、好ましくは1/4〜3/1、より好ましくは1/4〜2/1であり、PO及びEOの付加形態は、ランダム状が好ましい。[m/n]が、1/5未満の場合はクレンジング効果が低下し、5/1を超える場合は洗い流し性が不十分であるばかりでなく、O/Wマイクロエマルションが得られないため、保存安定性が低下する。
本発明において式(2)で示されるポリアルキレングリコール誘導体は、グリセリンにプロピレンオキシド(PO)及びエチレンオキシド(EO)を合計でグリセリンに対して3〜90モル当量の割合で付加させた後に、炭素数4のアルキレンオキシド(BO)をグリセリンに対して3〜15モル当量の割合で付加して得られる。すなわち、本発明のポリアルキレングリコール誘導体は、いったんPOとEOとの付加物を合成した後、BOをブロック状に付加することで得られる。
グリセリンに上記アルキレンオキシドを付加させる場合、アルカリ触媒、ルイス酸触媒等を用いて付加反応を行う。
本発明における成分(IV)のアシル基の炭素数が8〜12である脂肪酸モノグリセライドは、炭素数が8〜12である脂肪酸とグリセリンとのモノエステルである。脂肪酸モノグリセライドは、脂肪酸とグリセリンのエステル化反応、又は油脂及び脂肪酸エステルとグリセリンとのエステル交換反応によって得られる。反応によって得られたものを反応モノグリセライド、これを蒸留して得られたものを蒸留モノグリセライドと分類されるが、本発明の脂肪酸モノグリセライドの種類は、特に製法に制限されるものではない。
本発明における成分(IV)の脂肪酸モノグリセライドのアシル基の炭素数としては8〜12であり、好ましくは8〜10、さらに好ましくは8である。炭素数が8未満の場合、肌荒れを起こす場合があり、炭素数が12を超える場合は、結晶性が高くなり、低温安定性が悪くなる。8〜12のアシル基は脂肪酸由来のアシル基であり、脂肪酸としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸が挙げられる。好ましくはカプリル酸である。
本発明における成分(V)の水としては、特に制限は無いが蒸留水やイオン交換水等の精製水を好ましく用いることができる。
成分(I)の含有量は、組成物の総量に対して20〜50質量%、好ましくは25〜45質量%、より好ましくは30〜40質量%である。成分(I)の含有量が20質量%未満では、クレンジング効果が不十分である。一方、50質量%を超える場合、塗付時の感触及び洗い流し性が悪い。
成分(II)の含有量は、組成物の総量に対して8〜25質量%、好ましくは10〜23質量%、より好ましくは12〜21質量%である。成分(II)の含有量が8質量%では、O/Wマイクロエマルションが得られないため、保存安定性が低下する。一方、25質量%を超えると、塗付時の感触及び洗い流し性が悪く、また界面活性剤の含有量が多いため、使用者によっては肌荒れを起こす場合がある。
成分(III)の含有量は、組成物の総量に対して4〜20質量%、好ましくは6〜15質量%、より好ましくは8〜14質量%である。
成分(III)の含有量が4質量%未満では、組成物が著しく増粘する傾向があり、塗付時の感触、クレンジング効果が不十分であり、洗い流し性が悪い。一方、20質量%を超えると、塗付時の感触が悪く、クレンジング効果が低下する。
成分(IV)の含有量は0.05〜5質量%であり、好ましくは0.08〜4質量%、より好ましくは0.1〜4質量%である。
成分(IV)の含有量が0.05質量%未満では、温度変化に対する保存安定性が低下し、5質量%を超えると、肌荒れを起こす場合がある。また、成分(IV)の含有量は、成分(III)のPOとEOのモル比[m/n]に影響される。[m/n]が比較的大きい1/1〜5/1の場合、成分(IV)の含有量は2〜5質量%が好ましく、[m/n]が比較的小さい1/5〜1/1(未満)の場合、成分(IV)の含有量は0.05〜2質量%(未満)であることが好ましい。
成分(V)の含有量は、組成物の総量から成分(I)〜(IV)の質量を除いた残部であり、好ましくは10〜50質量%、より好ましくは20〜45質量%、さらに好ましくは25〜40質量%である。成分(V)の含有量が10質量%未満では、O/Wマイクロエマルションを得ることが困難になり、安定性が悪化する傾向がある。一方、50質量%を超えると、クレンジング効果が低下する傾向がある。
成分(I)と(V)の質量比[(I)/(V)]は、1/2〜3/1であり、好ましくは2/3〜2/1、より好ましくは1/1〜3/2である。[(I)/(V)]が1/2未満では、クレンジング効果が不十分であり、3/1を超えるとO/Wマイクロエマルションが得られないため、保存安定性が低下する。
成分(II)と(III)の質量比[(II)/(III)]は1/2〜5/1であり、好ましくは2/3〜3/1、さらに好ましくは1/1〜2/1である。[(II)/(III)]が1/2未満では、O/Wマイクロエマルションが得られないため、保存安定性が低下し、5/1を超えると、液晶相あるいは油性成分が界面活性剤相に分散したO/Dゲル相が形成され、塗付時の感触及び洗い流し性が悪くなる。
本発明のクレンジング料は、O/Wマイクロエマルションの形態であることを特徴とする。O/Wマイクロエマルションとは、熱力学的に安定な等方性溶液で、界面活性剤水溶液に油が可溶化されたミセル溶液であると定義される。一般にマイクロエマルションは、界面活性剤に対して少量の油性成分しか可溶化できないが、本発明のクレンジング料は界面活性剤(成分(II))に対して、質量比で同量からそれ以上の油性成分(成分(I))を安定に可溶化した高内相のO/Wマイクロエマルションである。本発明のO/Wマイクロエマルションの形成においては、上述のように成分(I)〜(V)を特定の割合で含有することが必須条件である。マイクロエマルションの同定は、長期的に保存安定性を観察することでも同定できるが、短期間で評価する場合は、溶液安定性評価装置(TURBISCAN(登録商標)、栄弘精機株式会社製)を用いて、後方散乱光強度を測定し、後方散乱強度が経時的(3日間)に変化しないことを確認することでも同定できる。また、O/Wマイクロエマルションは、最終形態が調製方法には依存せず、適正な割合で単純に混合するだけで生成させることができるが、これはO/Wマイクロエマルションの確認方法の一つになり得る。
また、本発明のクレンジング料には、本発明の効果を阻害しない範囲において、通常使用される各種添加剤を添加することができる。例えば、高級アルコール、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、本発明以外のポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤等の界面活性剤;炭化水素油、シリコーン油、動植物油、本発明以外のエステル等の油性成分;高分子化合物、アルコール類、天然抽出物、アミノ酸、ペプチド、核酸、ビタミン、酵素、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、キレート剤、制汗剤、染料、顔料、pH調整剤等が挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、以下文中で「%」とあるのは、特記しない限り「質量%」を意味する。
後記する表2中、IIIaないしIIIeは、それぞれ以下の化合物の略号である。
IIIa:ポリオキシブチレン(3モル)ポリオキシエチレン(9モル)ポリオキシプロピレン(6モル)グリセリルエーテル
IIIb:ポリオキシブチレン(3モル)ポリオキシエチレン(6モル)ポリオキシプロピレン(12モル)グリセリルエーテル
IIIc:ポリオキシブチレン(3モル)ポリオキシエチレン(12モル)ポリオキシプロピレン(3モル)グリセリルエーテル

IIId:ポリオキシブチレン(3モル)ポリオキシエチレン(21モル)グリセリルエーテル
IIIe:ポリオキシエチレン(9モル)ポリオキシプロピレン(9モル)グリセリルエーテル
なお、(IIIa)ないし(IIIc)は、本発明における成分(III)のポリアルキレングリコール誘導体であり、(IIId)及び(IIIe)は、比較のための化合物である。
これらの化合物は、式中の各符号が表1に示す数値である、式(2)の化合物に相当する。
Figure 2012017305
<クレンジング料の調製>
表2に示す処方において、配合スケール100gでクレンジング料を調製した。全量を200mLビーカーに秤量し、スターラーチップを用いて25℃で10分間攪拌した。
<評価方法>
調製したクレンジング料の性能について、「O/Wマイクロエマルションの形成」、「塗付時の感触」、「クレンジング効果」、「洗い流し後の感触」、及び「保存安定性」の5項目で評価した。
[O/Wマイクロエマルション(Wm)の形成]について
調製したクレンジング料50gをスクリュー管に充填し、密閉した後、調製直後の外観、電気伝導率計による電気伝導性の有無(連続相が水相であれば電気伝導性を有する。)の測定、 及び色素添加法によるエマルション判定を行った。その後、25℃の恒温槽で3ヶ月間保存した後の試料の外観を確認した。判定は下記の基準で行い、○を合格とした。
○ :O/Wマイクロエマルション相(Wm)を形成(透明な粘稠性液体であり、電気伝導性を有する。また、水溶性色素(青色1号)の水溶液を滴下した際に、色素がエマルション全体に拡散するが、油溶性色素(ズダンIII)のミリスチン酸イソプロピル溶液を滴下した際は、色素が拡散しない。)
× :調製直後に二相分離が確認される。あるいは、25℃保存条件下にて調製後3ヶ月以内に二相分離が確認される。
○m :W/Oマイクロエマルション相を形成(透明な外観であるが、電気伝導性を有さない。また、水溶性色素の水溶液を滴下した際に、色素は拡散せず、油溶性色素のミリスチン酸イソプロピル溶液を滴下した際は、色素がエマルション全体に拡散する。)
D :界面活性剤相を形成(透明な粘稠性液体であり、電気伝導性を有する。また、水溶性色素、油溶性色素、いずれの色素もエマルション全体に拡散する。)
LC :液晶相を形成(高粘度のゲル状。直交ニコル下で観察した際に、光学組織が観察される。詳細については、例えば、「機能性乳化剤・乳化技術の進歩と応用展開(株式会社シーエムシー)」127〜141ページを参照。)
[塗付時の感触]について
20名の専門パネラーによる使用感テストを行った。調製したクレンジング料5gを使って化粧を落としてもらい、塗付時の肌の感触について、パネラー各人が下記絶対評価にて4段階に評価し評点を付けた。そして、評点の合計によってAA〜Dの下記5段階評価を行い、AA及びAを合格とした。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
3 : 塗布の感触がみずみずしくさっぱりとしていている
2 : 塗布時の感触がややさっぱりとしていている
1 : 塗布時の感触があまりさっぱりとしていていない
0 :塗布時の感触があまりさっぱりとせず、油性成分特有の温感を感じる
<評点の合計による5段階評価>
AA : 評点の合計が50〜60点
A : 評点の合計が40〜50点未満
B : 評点の合計が30〜40点未満
C : 評点の合計が20〜30点未満
D : 評点の合計が20点未満
[クレンジング効果]について
20名の専門パネラーによる使用感テストを行った。調製したクレンジング料5gを使ってメイクを落としてもらい、クレンジング効果について、パネラー各人が下記絶対評価にて4段階に評価し評点を付けた。そして、評点の合計によってAA〜Dの下記5段階評価を行い、AA及びAを合格とした。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
3 : メイクの落ちが非常に良く、十分なクレンジング効果を実感できる
2 : メイクの落ちが良く、クレンジング効果を実感できる
1 : メイクの落ちがあまり良くなく、クレンジング効果をあまり実感できない
0 : メイクの落ちが非常に悪く、クレンジング効果を全く実感できない
<評点の合計による5段階評価>
AA : 評点の合計が50〜60点
A : 評点の合計が40〜50点未満
B : 評点の合計が30〜40点未満
C : 評点の合計が20〜30点未満
D : 評点の合計が20点未満
[洗い流し後の感触]について
20名の専門パネラーによる使用感テストを行った。調製したクレンジング料5gを使ってメイクを落としてもらい、洗い流し後の感触について、パネラー各人が下記絶対評価にて4段階に評価し評点を付けた。そして、評点の合計によってAA〜Dの下記5段階評価を行い、AA及びAを合格とした。
<絶対評価基準>
(評点):(評価)
3 : すすぎ後に油っぽさが全く感じられず、十分なさっぱり感を実感できる
2 : すすぎ後に油っぽさがほとんど感じられず、さっぱり感を実感できる
1 : すすぎ後に油っぽさがやや感じられ、さっぱり感があまり感じられない
0 : すすぎ後に油っぽさが感じられ、さっぱり感が全く感じられない
<評点の合計による5段階評価>
AA : 評点の合計が50〜60点
A : 評点の合計が40〜50点未満
B : 評点の合計が30〜40点未満
C : 評点の合計が20〜30点未満
D : 評点の合計が20点未満
[保存安定性]について
クレンジング料50gをスクリュー管に充填し、密閉した後、40℃及び5℃の恒温槽で1ヶ月間保存した。試験後の試料の外観(色相及び濁度の変化、二相分離の傾向)を確認した。判定は下記の基準で行い、○を合格とした。
○ : いずれの温度条件においても、外観に変化が確認されなかった
× : いずれかの温度条件にて、外観に変化が確認された
結果を表2に示す。表中、数値の単位は質量%である。表2から明らかなとおり、本発明のクレンジング料(実施例1〜5)は良好な性能を示した。一方、比較例1〜11では十分な性能が発揮されていない。
比較例1では、成分(I)の含有量が50質量%を超えているため、O/Wマイクロエマルション(Wm)ではなく、W/Oのマイクロエマルション(Om)が形成されている。これは、一般的なオイルタイプの処方であり、塗付時の感触及び洗い流し性が悪い。比較例2では、成分(I)の含有量が20質量%を下回っており、O/Wマイクロエマルション(Wm)は形成しているものの、油性成分の含有量が少ないため、クレンジング効果が不十分である。比較例3では、成分(II)と成分(III)の質量比[(II)/(III)]が1/2未満であるため、界面活性剤相(D相)が形成されている。これは塗付時の感触が悪く、クレンジング効果、洗い流し性において不十分である。比較例4では、成分(III)を含有していないため、試料がゲル化し液晶相(LC)を形成している。これは塗付時の感触が悪く、クレンジング効果、洗い流し性にて不十分である。比較例5では、成分(IV)の含有量が5質量%以上であるため、O/Wマイクロエマルションが形成されず、調製直後に分離が確認された。比較例6では、成分(IV)が含有されていないため、調製直後及び25℃保存条件下ではO/Wマイクロエマルションが形成されるものの、40℃及び5℃のいずれの保存条件下において二相分離が確認された。比較例7では、本発明の成分(I)以外の油性成分が含有されているため、O/Wマイクロエマルションが形成されず、調製後に二相分離が確認された。比較例8では、本発明の成分(II)以外の界面活性剤が含有されているため、O/Wマイクロエマルションが形成されず、調製後に二相分離が確認された。比較例9、10では、本発明の成分(III)以外のポリアルキレングリコール誘導体が含有されているため、O/Wマイクロエマルションが形成されず、調製後に二相分離が確認された。比較例11では、成分(IV)が含有されていないため、O/Wマイクロエマルションが形成されず、調製後に二相分離が確認された。
Figure 2012017305

Claims (1)

  1. 成分(I)〜(V)からなるクレンジング料。
    (I) 式(1)で示されるエステル 20〜50質量%
    COOR (1)
    (式(1)中、Rは炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基、Rは炭素数2〜4のアルキル基を表す。)
    (II) ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤
    8〜25質量%
    (III) 式(2)で示されるポリアルキレングリコール誘導体 4〜20質量%
    G−[O−(PO)(EO)−(BO)H] (2)
    (式(2)中、Gはグリセリンから水酸基を除いた残基、POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基であり、m、nはそれぞれPO及びEOの平均付加モル数を示し、mとnとの合計は1〜30の値であって、[m/n]は1/5〜5/1である。BOは炭素数4のオキシアルキレン基であり、pはBOの平均付加モル数であって、1〜5の値である。)
    (IV)アシル基の炭素数が8〜12である脂肪酸モノグリセライド
    0.05〜5質量%
    (V)水 残部
    ただし、成分(I)と(V)の質量比[(I)/(V)]は1/2〜3/1であり、成分(II)と(III)の質量比[(II)/(III)]は1/2〜5/1である。



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