JP2012017207A - シート折り装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートのスキュー矯正を可能にして適正な折り目付けが行えると共に、折り目付けに用いる部材において折り目加工およびこの加工を行わない場合とを自由に選択できる構成を備えたシート折り装置を提供する。
【解決手段】折りローラ201,202に対してシート搬送方向上流側に配置され、搬送されてくるシートに折り目を付ける折り目付ローラを備え、折り目付けローラ207は、シートの搬送路を挟んで対峙した状態で配置されて回転および停止をそれぞれ設定可能なローラ対が用いられ、一方のローラ207Aには周面に凸部207A1が形成され、他方のローラ207Bには前記凸部207A1が入り込める凹部207B1がそれぞれ形成され、折り目付ローラ207は、シートの先端を衝止して該シートのスキュー矯正を行った上で、シートサイズおよび折り形式に応じて前記折り目付け位置を変更可能であることを特徴としている。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート折り装置に関し、さらに詳しくは、折り加工を施されるシートに折り目を付ける前処理機構に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置により、いわゆる、プリントアウトされた記録紙などのシートは、画像形成装置から排出される場合の他に、画像形成装置に付設されている後処理装置を介して種々の折り加工を施される場合がある。
折り加工には、図26に示すように、折り線が一つで単純に二つに折る二つ折り、折り線が二つで内側に向けて折られた面を合わせる内三つ折り、内三つ折りと同じ折り長さで真ん中の部分を境にして上下両側の部分を交互に折り曲げる外三つ折り、Z字状に折るZ折り等がある。
折り加工を行う構成としては、折り加工の対象となるシートを搬送する搬送ローラとシート先端を衝止する堰き止め部材とを備え、堰き止め部材に先端が突き当たった状態で継続してシートが搬送される際に生じる座屈変形部を搬送ローラによって搬送する際に折り目を付ける工程を繰り返すようにした構成がある(例えば、特許文献1)。
一方、折り加工を施す前の処理に相当する折れ目を付ける工程と折り加工とを組み合わせた構成としては、シートの折加工前に周方向の一部に凸部を設けたローラと凸部が入り込むことができる凹部を備えたローラとをシート搬送路の両側に対峙させ、凸部と凹部とを嵌合させることで凸部による押しつけによって折り目を付けた上で、その後に位置する折ローラによる折り加工を行う構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
各特許文献に開示されている構成においては、折り目を付ける際に搬送されてくるシート先端を一旦衝止した状態を設定することになるが、衝止されるまでの間、搬送部材の搬送量によって規定されて搬送されるシートは衝止された段階においてスキューを発生している場合がある。
このため、折り目を付ける場合にはスキューを生じたままのシートが対象となるために、搬送方向と直角な方向への折り目を付けることができなくなり、結果として、折り加工が適正に行えないという問題が生じる。
一方、凸部と凹部とが対向する位置を通過することで折り目付されるシートは、その凸部が通過した後も搬送が継続される場合が多い。このため、凸部が再度シートに対向すると、折り目付け位置でないにも拘わらず再度折り目が付けられる虞がある。このような所定位置への折り目付とは異なる現象が生じると、折り加工された後のシートに折り目とは違う位置に折り目が付いて、一見、皺のように見えたりして折りか高品質を悪化される結果を招く。
さらに、搬送されてくるシートは、全てが折り加工の対象となるとは限らない。このように、折り加工を行う場合と行わない場合とが選択されることに関して、上記特許文献には、何ら対策が採られていない。
本発明の目的は、上記従来のシート折り装置、特に、折り加工前に折り目付けを行う構成における問題に鑑み、シートのスキュー矯正を可能にして適正な折り目付けが行えると共に、折り目付けに用いる部材において折り目加工およびこの加工を行わない場合とを自由に選択できる構成を備えたシート折り装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)搬送されてくるシートを折りローラにより挟持して折り加工を行うシート折り装置において、
前記折りローラに対してシート搬送方向上流側に配置され、前記搬送されてくるシートに折り目を付ける折り目付ローラを備え、
前記折り目付けローラは、前記シートの搬送路を挟んで対峙した状態で配置されて回転および停止をそれぞれ設定可能なローラ対が用いられ、一方のローラには周面に凸部が形成され、他方のローラには前記凸部が入り込める凹部がそれぞれ形成され、
前記折り目付ローラは、前記シートの先端を衝止して該シートのスキュー矯正を行った上で、シートサイズおよび折り形式に応じて前記折り目付け位置を変更可能であることを特徴とするシート折り装置。
(2)前記折り目付けローラに用いられる一方のローラは、前記シート先端から最大折り目付け位置が得られる周長を備え、前記他方のローラは、前記シート先端から最大折り目付け位置までの距離に相当する周長以下の外径を有し、かつ、表面が弾性体で構成されていることを特徴とする(1)記載のシート折り装置。
(3)搬送されてくるシートを折りローラにより挟持しており加工を行うシート折り装置において、
前記折りローラに対してシート搬送方向上流側に配置され、前記搬送されてくるシートに折り目を付ける折り目付ローラを備え、
前記折り目付けローラは、前記シートの搬送路を挟んで対峙した状態で配置されて回転および停止をそれぞれ設定可能なローラ対が用いられ、一方のローラには周面に凸部が形成され、他方のローラには前記凸部が入り込める凹部がそれぞれ形成され、
前記折り目付ローラに用いられる一方のローラは、前記他方のローラに対して接離可能に設けられ、前記折り目付け位置にて前記他方のローラの凹部に凸部が入り込んだ後、回転を継続する際に前記他方のローラから退避可能であることを特徴とするシート折り装置。
(4)前記折り目付けローラと前記折りローラとの間のシート搬送距離は、前記折り目付ローラに用いられる一方のローラにおける周長よりも短く設定されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のシート折り装置。
(5)前記折り目付けローラに用いられる一方のローラに設けられている凸部は、周面に対して進退可能に設けられ、折り目付けの要否に応じて進退制御されることを特徴とする(1)記載のシート折り装置。
(6)前記折り目付けローラに用いられる一方のローラ内に配置され、前記シートが通過する際に該シートにより前記凸部がローラ内に押し戻される付勢力を設定された弾性体と、
前記一方のローラにおける軸方向端部に配置され、該軸方向に沿って移動することで前記凸部を前記ローラの外周面から進出させる態位を設定可能な進退制御手段とを備え、
前記シートへの折り目付を行う際には、前記進退制御手段を用いて前記凸部と干渉して前記ローラの外周面から進出させた状態を維持し、前記シートへの折り目付が不要な場合には、前記凸部に干渉しない状態を維持することを特徴とする(1)または(5)に記載のシート折り装置。
(7)前記凸部は、樹脂材料が用いられることを特徴とする(5)または(6)に記載のシート折り装置。
(8)(1)乃至(7)のうちの一つに記載のシート折り装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、折り目付けローラにおいて、シート先端を衝止してシートのスキュー矯正を行った上で再繰り出しされる際に、シートサイズおよび折り形式に応じて折り目付け位置を変更することができるので、折り加工が不要な場合も含めて種々のシートサイズや折り形式を対象とした作業が可能となる。
特に、折り目付けローラに用いられる一方のローラは、凸部の周方向での位相を変更するだけで、シート先端から折り目付け位置を変更できる。
また、一方のローラの周長をシートサイズではなくシート先端から折り目付け位置までの距離の内で最大距離に対応する周長とした場合には、シートサイズに合わせた場合と違って小型化することができ、さらには、他方のローラに対して退避できるようにすることで小さくされたことにより何回も凸部がシートに対向してしまうのを防止しながら搬送を行うことができる。
本発明によるシート折り装置を適用する画像形成装置の一例を説明するための模式図である。 本発明によるシート折り装置の全体構成を説明するための模式図である。 図2に示したシート折り装置を用いたシート搬送形式の一例を説明するための模式図である。 図3に示したシート搬送形式の後に行われる折り加工状態を説明するための模式図である。 図2に示したシート折り装置におけるレジスト条件を説明するための模式図である。 図2に示したシート折り装置における駆動機構を説明するための平面図である。 図2に示したシート折り装置に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図7に示した制御部により実行されるシート折り装置でのシート搬送制御を説明するためのフローチャートである。 折り目付けローラの周長に関する従来構成と本発明による実施例との違いを説明するための図である。 図9に示した本発明による実施例に用いられる折り目付けローラを用いたシート折り装置の要部構成を示す図である。 図9に示したシート搬送状態を競るための制御部で実行されるシート搬送制御を説明するためのフローチャートである。 図9に示した折り目付けローラの一部変形例を説明するための図である。 図12に示した構成での作用を説明するための図である。 本発明によるシート折り装置で行われるZ折り加工で実行されるシートの搬送状態を説明するための図である。 本発明によるシート折り装置で行われる二つ折り加工で実行されるシートの搬送状態を説明するための図である。 本発明によるシート折り装置で行われる内三つ折り加工で実行されるシートの搬送状態を説明するための図である。 本発明の別実施形態によるシート折り装置の要部構成を説明するための図である。 図17に示したシート折り装置に用いられる凸部の進退部材を説明するための図である。 図17に示したシート折り装置に用いられる凸部の進退機構を示す図である。 図17に示したシート折り装置に用いられる凸部の付勢機構を説明するための図である。 図20に示した凸部の付勢機構を用いた一態様を説明するための図である。 図20に示した凸部の付勢機構を用いて該凸部の進出態様を説明するための図である。 図20に示した凸部の支持部構成を説明するための図である。 図19に示した進退機構の作用および駆動機構を説明するための図である。 図19に示した進退機構の作用を説明するためのフローチャートである。 折り加工の種別を説明するための図である。
以下、図面により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明によるシート折り装置が適用される画像形成装置の一部を示す模式図である。
図1において画像形成装置1000は、これに付属されることがある後処理装置1001との間に設置されて用いられることが可能である。
画像形成装置1000は、内部に画像形成処理のための像担持体をはじめとした各装置が装備されており、画像形成処理を終えたシートが排紙ローラ1000Aを介してシート折り装置100のシート受け入れ部IPに導入される。
後処理装置1001には、ステープル搬送路、ステープルトレイ、シートのスイッチバック路を構成するプルーフ搬送路、綴じ処理装置および叩きコロさらには排紙トレイがそれぞれ設けられている。
画像形成装置1000から排出されるシートのうちで、後処理が必要ないシートは、シート折り装置100内の折処理用搬送路には導入されず、シート折り装置100内のシート受け入れ部IPから排出部EPを通過してそのまま後処理装置1001内のストレート搬送路に導入されて排紙トレイに排出される。
図2は、シート折り装置100の内部構成を説明するための模式図であり、同図において、シート受け入れ部IPから導入されるシートの搬送方向に沿って、複数の折ローラ201〜206が設けられており、これら各折りローラにおけるシート搬送方向上流側には、折り目付けローラ207〜209が配置されている。
シート受け入れ部IPから導入されたシートのうちで、折り加工を施す必要がないシートの搬送部としては、シートの搬送方向最上流側に位置する折り目付けローラ207からシートの導入方向に平行して排出ローラに至る搬送路が設けられている。折り加工を行う場合と折り加工を行わないでそのまま排出する場合の搬送路切り換えには、折り目付けローラ207の後方に配置された入り口切り替え爪400が用いられる。各折りローラ201〜206および折り目付けローラ207〜209は、折り形式に応じて用いられるものであり、その詳細については後述する。なお、図2において符号301〜303は、折り加工時にシート先端を衝止する第1〜第3ストッパを示し、符号500は、スタッカ部を示している。
スタッカ部500には、内部に昇降板501が設けられ、折り形式の一つである、内三つ折りが施されたシートを積載するようになっている。また、昇降トレイ501の上方には、シートを誘導するための可動板502も設けられている。
なお、図2において符号102,204,106は第1〜第3ストッパを配置された第1〜第3ストッパ搬送路を示し、符号103,105は第1,第2中継搬送路を示し、符号107はスタッカ排紙搬送路を示し、符号113はスタッカ排紙搬送ローラを示している。
図3は、図2に示した折りローラと折り目付けローラとの一つを対象とし要部構成を説明する図である。なお、図3は、図2に示した折りローラのうちで、符号201,202で示したものを対象として示している。
シートの搬送方向において、折りローラ201,203の上流側には、後で詳細を説明するが、ローラ対で構成された折り目付けローラ207が配置され、シート搬送方向における折り目付けローラ207の下流側にはローラ対で構成される折りローラ201,202が配置されている。折りローラ201,202が対向している近傍位置には、揺動可能な撓み補助部材401が設けられ、撓み補助部材401の近傍には、折りローラのうちで、シート搬送方向上流側に位置する折りローラと対向当接するシート挟持ローラ(便宜上、符号PRで示す)が位置している。
挟持ローラPRは、搬送路に設けられている複数の折ローラのうちで、シート搬送方向上流側に位置する折ローラと対峙するようになっており、この位置に到達したシートは、シート挟持ローラPRと折りローラとの協働により挟持搬送される。このため、折り目付けローラ207の挟持位置と上述した折ローラとシート挟持ローラによる挟持位置とは、後述するが、折り目付けローラの一方が搬送路から退避した場合でもシートの搬送が行える条件を備えた距離とされている。
撓み補助部材401は、折りローラ201,202同士が対向当接している部分に向けてシートの折り目付け位置を誘導する機能を持つ。このため、シートは、折り目付け位置が撓み補助部材401に対向した際に折りローラ201,202の対向部に向けて押し込まれ易くなり図3(C)に示すように、折りローラ201,202の回転を介して狭持搬送される過程で折り加工が施される。
撓み補助部材401の揺動時期および上述した第1〜第3ストッパ301〜303の揺動時期、換言すれば、搬送路内への進出時期は、シート搬送方向におけるこれら部材の上流側に位置する先端検知センサPからの信号に基づき、搬送距離が割り出されて実行されるようになっている。
図3において、折りローラ201,202よりもシート搬送方向上流側で、折り加工前の位置に相当する位置に配置されている折り目付けローラ207は、本実施例における特徴部分の一つである。以下、この構成について説明する。
折り目付けローラ207には、シート搬送路を挟んで対峙して回転および停止を設定可能なローラ対が用いられ、一方のローラ207Aの周面の一部には、凸部207A1が形成されており、他方のローラ207Bには、凸部207A1が入り込める形状の凹部207B1が形成されている。
折り目付けローラ207は、シートの搬送時には回転を行う一方、シートの繰り出し時期を設定するレジスト機能を備えている。つまり、搬送状態を継続されるシートの先端を衝止することでシートに撓み変形を生じさせ、その変形からの形状復元力を利用してシートに生じているスキューを矯正させるようになっている。
一方、折り目付けローラ207は、シートサイズや折り形式に応じて折り目付け位置を変更できるようになっている。これを可能にするために、折り目付けローラ207に用いられる一方のローラ、つまり凸部207A1を有する側のローラ207Aは、シート先端から最大長さの折り目付け位置が得られる周長を持ち、換言すれば、外径を設定され、その周長における凸部207A1の回転位相を基準位置(ホームポジション)からずらすことが行われる。なお、図3において(A)は、回転を停止している状態の折り目付けローラ207に対してシートが搬送されてくる状態を示し、(B)は、シート先端が折り目付けローラ207に突き当たることで衝止され、搬送を継続されることによりシートの一部が撓んで、その形状復元力によりスキュー矯正が行われる状態を示し、(C)は、スキュー矯正後に折り目付ローラ207が再回転することでスキュー矯正されたシートが繰り出される状態を示している。
図6は、折り目付けローラ207の駆動機構を示す図であり、同図において、折り目付けローラ207の駆動源には、ステッピングモータ300が用いられている。
ステッピングモータ300には、ベルト300Aを介して他方のローラ207B側の回転軸に設けられているギヤ301、301’が連動するようになっており、ギヤ301には一方のローラ207A側の回転軸に設けられているギヤ301’が噛み合うことで連動関係が設定されている。
他方のローラ207Bの回転軸には、フィーラ片304Aを備えた検知円盤304が設けられており、検知円盤304の近傍には、フィーラ片304Aを検知する光学センサ305が設けられている。
フィーラ片304Aと光学検知センサ305とは、一方のローラ207Aに設けられている凸部207A1の回転位相を設定するために用いられるようになっており、具体的には、基準となる位置でのフィーラ片304Aの位置(ホームポジション)を検知し、このフィーラ片304Aが検知された一方のローラ207Aの回転位相を基準として凸部の位置をシートサイズや折り形式に応じて変化させるようにステッピングモータ300に対するステップ数を決定し、そのステップ数に応じた回転位置まで回転させた状態でシート先端の衝止を行う体勢を設定する。
図5は、折り目位置の設定に関する作用を説明するための図であり、同図において、例えば、ローラ同士が対向してシートを狭持する位置を基準とした場合、シート先端からシート折り目位置までの距離(L)に対応するように基準位置から凸部207A1の位置を周方向で変位させ、対象となるシートの先端衝止を行う状態、つまり回転停止状態を維持する。
これにより、先端が衝止されてスキュー矯正が行われたと判断できる時点に折り目付けローラ207が回転を開始すると、折り目付位置(L)に相当する距離だけ搬送されたシートに凸部207A1が対向して折り目が付けられることになる。なお、スキュー矯正が完了したことを判別する方法としては、シートの搬送速度に基づき先端が折り目付けローラの衝止される位置に達した時点を割り出し、その時点からの計時、つまり、シートの一部に撓みが生じる程度の搬送が継続されたことを判別材料とすること、あるいは、シートの搬送方向両端の位置を検知すること等がある。
本形態では、上述した凸部の回転位相の変更および折り加工を行う際の手順を制御するための制御部2000が設けられている。
図7において、制御部2000は、画像形成装置1000での作像処理も含めて制御対象とする部分であり、本形態と関係する構成として、入力側には、シートサイズや折り形式を入力可能な操作パネル2001と、ストッパ301〜303対象として動作時期を設定するために用いられる先端検知センサPと、図6に示した光学検知センサ305が接続されており、出力側には、ソレノイドなどを用いたストッパ301〜303の駆動源、そして折り目付けローラ207の駆動源であるステッピングモータ300、撓み補助部材401〜403の駆動ソレノイドが接続されている。
制御部2000では、シートの搬送速度を基準として割り出される搬送距離を割り出してストッパ301〜303の各動作時期、換言すれば、シート先端の衝止タイミングの設定、そして、折り目付けローラ207における一方のローラ207Aの回転位相選択が行われる。
図8は、制御部2000による折り加工時での手順を示すフローチャートである。なお、図8では、便宜上、図2においてシート搬送方向におけり最上流側に位置する折り目付けローラ207および折りローラ201,202を対象とした動作を説明する。
図8においてユーザからの折形式の指定が入力されると(S1)、折り目付けローラ207において折り目付け位置に対応する回転位相を選択されて一方のローラ207Aにおける凸部207A1の位置が初期位置から変化させられてそのローラが停止した状態を維持される(S2)。この状態は図3(A)に示す状態である。
画像形成処理を終えたシートがシート折り装置100の入り口搬送ローラ111によって導入されると(S3)、シート先端が折り目付けローラ207により先端を衝止され、この状態で搬送が計測されることにより、シートの一部が撓み変形するとスキュー矯正が行われる(S4)。この状態は、図3(B)に示す状態が相当している。
スキュー矯正の完了判別は、前述した計時あるいは実際の端縁位置検知などが用いられる。
スキュー矯正が完了したと判別されると、折り目付けローラ207が回転を開始され、折りローラ201,202も同時に回転を開始する(S5,S6)。この状態は、図3(C)に示す状態である。
折り目付けローラ207に向け繰り出されたシートは、一方のローラ207Aの凸部207A1と他方のローラ207Bの凹部207B1とが対向することで折り目を付けられて折りローラ201,202の位置に向け搬送される。この状態は、図4(A)に示す状態である。
シートは折りローラ201,202の対向部に直接入り込むのではなく、先端が先端検知センサPにより検知された時点で(S7)、ストッパ301が起動されて衝止されると、撓み補助部材401の駆動ソレノイドが起動されることにより(S8)、折り目位置を折りローラ201,202側に向け誘導されて折りローラ201,202により折り加工を施される(S9)。この状態は、図4(B)、(C)に示す状態である。
一方、折り目付けローラ207に用いられるローラ207A、207Bを搬送されるシート長さの最大長さに対応させた周長を持たせた場合には、ローラ外径がかなり大きくなり、装置自体の大型化を招く。
そこで、本形態では、このような不具合を解消するために、一方のローラ207Aの周長を、シートサイズではなく、シート先端から折り目付け位置までの距離のうちで、最大距離に対応する周長が得られる外径寸法としている。
図9は、この場合を示しており、同図において左側に示す図は、ローラ207A、207Bがシートサイズを基準とした周長を設定されている場合を示している。
本形態では、図9の右側に示すように、一方のローラ207Aおよび他方のローラ207Bの外径寸法として、シート先端から折り目付け位置までの距離のうちで、最大距離に対応する周長を持つ外径を設定している。
ところで、シートサイズよりも短い距離に対応する外径を設定された場合には、シートサイズがローラの複数回転時での周長に対応する場合がある。このため、ローラが複数回転すると、搬送されるシートに対して凸部207A1が複数回対向する現象が発生し、不必要な折り目が形成されてしまう虞がある。
例えば、A4サイズのシートを対象としてZ折り加工を行う場合には、一方のローラ207Aの周長はA4サイズのシートにおける長手方向の長さに対応する297mmに対応させた外径となっている。この外径を上述したように、シート先端から折り目付け位置までの距離のうちで最大距離に対応する周長(この場合には、シートサイズに対応する周長の1/4の位置)が得られる外径とした場合には、シートの長手方向の長さよりも短い関係となる周長を持つローラ側では、シートの長手方向後端が折り目付けローラ207を通過するまでの間に凸部207A1が複数回のサイクル(2/4,3/4の回転周期)でシートに対向することになり、この時点で不必要な折り目が付けられてしまう。
そこで、本形態では、かような不具合を避けるための構成として、一方のローラ207Aを他方のローラ207Bとの当接位置から退避させるようになっている。
図10は、上記退避が行えるシート折り装置を示す図3相当の図である。
図10において、折り目付けローラ201に用いられる一方のローラ207Aは、他方のローラ207Bに対して接離可能に設けられており、折り目付が完了すると他方のローラ207Bから退避するようになっている。
退避する時期としては、シートが折り目付けローラ207が折り目付けローラ207に対してシート搬送方向下流側に位置する折りローラ201,202により狭持されて折り加工が開始される時点とすることが望ましい。これにより、折り目付けローラ207によるシートの搬送が折りローラ201,202により狭持されるまでの間継続されることになる。
このため本形態においては、折り目付けローラ207におけるローラ同士の対向位置から折りローラ201,202のシート挟持位置までの距離が折り目付けローラ207における一方のローラの周長よりも短くなる関係に設定されている。
図10において、折り目付けローラ207に用いられる一方のローラ207Aは、図示しない昇降機構により他方のローラ207Bに対して接離可能に設けられており、上述した退避時期に基づき、他方のローラ207Bから退避するようになっている。
図11は、折り目付けローラ207に退避手順を説明するための図8相当のフローチャートであり、図8の手順と異なる点は、ステップS10,11に示した退避時期の判別と退避駆動設定である。なお、図11では、便宜上、シート搬送方向における最上流側に位置する折り目付けローラ207を第1の折り目付けローラと表記し、このローラの下流側に位置する折ローラ201,202を第1の折ローラと表記してある。
次に、本発明の別形態について説明する。
本形態は、折り目付けローラ207における他方のローラ207Bの構成として、表面に弾性層を設けた構成としたことを特徴としている。
図12は、本形態を説明するための図6相当の図であり、同図において、折り目付けローラ207に用いられるローラのうちで、他方のローラ207B’は、表面層が柔軟なゴム製あるいはウレタン製などの弾性体によって構成されている。
また、一方のローラ207Aに設けられている凸部207A1は、オン形態においては樹脂突起が用いられて他方のローラ207B’における表層面への損傷を軽減するようになっている。
このような構成において、他方のローラ207B’には一方のローラ207Aに設けられている凸部207A1が入り込むことができる凹部を設ける必要がない。しかも、その表面は凹部がないために一様な面であるので、一方のローラ207Aにおける凸部207A1との対向タイミングを設定する必要が無いことから、一方のローラ207Aよりも小径とすることができる。従って、一方のローラ207Aに関しては、搬送されるシートの長手方向長さに対応させた周長あるいはシート先端から折り目付け位置までの距離のうちで最大距離となる周長を設定するだけで、例えば、A3サイズのシートを対象とした折目付を行うことができる。なお、図12(B)は、(A)に示した各ローラを軸方向端面側から見た状態を示す図である。
図13は、図12に示した構成による一方のローラ207Aの動作を説明するための図であり、同図において、一方のローラ207Aにおける回転初期位置としては、凸部207A1が他方のローラ207B’との対向位置よりもシート搬送方向下流側に位置する位置決めがなされ、この状態で搬送されてくるシートのレジストレーションを行い、回転再開によりシート繰り出し時に凸部207A1が他方のローラ207B’との対向位置に持ち来されることで折り目付けが行われる。
以上のような形態において、折り目付けローラおよび折りローラそしてこれら各ローラが配置されている各位置に設けてある撓み補助部材を用いて図14乃至図16に示す折り形式を実行することができる。
(Z折り加工)
図14は、Z折り形式を対象とする折り加工動作を示す図であり、この場合には、画像形成装置1000からシート折り装置100に向けて受け入れられたシートは、第1の折り目付ローラ207によってシートへのスキュー矯正・折り目付けを行った後、入り口切替爪400によって第1ストッパ搬送路102へ案内される。
第1ストッパ搬送路102内の第1ストッパ301にシート先端が衝止されると、シートの一部が撓み、第1の折りローラ201と第2の折りローラ202によって形成される第1ニップで1回目の折りが行われる。
1回目折り加工時での撓み形成時には、第1撓み補助部材401を動作させ、シートを折りローラ側に均一に撓ませる。
1回目折り完了後、第1中継搬送路103から第2ストッパ搬送路104へシートが搬送され、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302にシート先端を突き当てられて衝止されることで一部が撓み、この状態で第3の折りローラ203と第4の折りローラ204とによって形成される第2ニップで2回目の折りが行われ、第2中継搬送路105にてZ折りが完了となる。
2回目折りの撓み形成時にも、1回目同様に第2の折り目付ローラ208によってスキュー矯正・折り目付けを行った後、第2の撓み補助部材402を動作させる。
折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り、排紙搬送ローラ112によって下流機である後処理装置1001へ搬送される。
Z折りモードでは、第3の折り目付ローラ209、第3ストッパ303は使用しない為、第3の折り目付ローラ109は第2中継搬送路105から、第3ストッパ303は第3ストッパ搬送路106からそれぞれ退避した位置にある。
(二つ折り加工)
図15は、二つ折り形式を対象とする折り加工動作を示す図であり、この場合には、画像形成装置1000からシート折り装置100に向けて受け入れた用紙は、あらかじめ退避している第1の折り目付ローラ207を通過した後、入り口切替爪400と第1撓み補助部材401によって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1の折りローラ201と第2の折りローラ202によって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される。
第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて衝止した状態で一部を撓ませ、第3の折りローラ203と第4の折りローラ204によって形成される第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて二つ折り完了となる。
1回目折りの撓み形成時には、第2の折り目付ローラ208によってスキュー矯正・折り目付けを行った後、第2撓み補助部材402を動作させ、用紙を折りローラ側に均一に撓ませる。
折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り、排紙搬送ローラ112によって下流機である後処理装置1001へ搬送される。
二つ折りモードでは、第3の折り目付ローラ209、第3ストッパ303は使用しない為、第3の折り目付ローラ209は第2中継搬送路105から、第3ストッパ303は第3ストッパ搬送路106からそれぞれ退避した位置にある。
(外三つ、内三つ折り加工)
図16は、内三つ折り形式を対象とする折り加工動作を示す図であり、この場合には、画像形成装置1000からシート折り装置100に向けて受け入れた用紙は、あらかじめ退避している第1の折り目付けローラ207を通過した後、入り口切替爪400と第1撓み補助部材401によって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1の折りローラ201と第2の折りローラ202によって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される。
第2の折り目付ローラ208によってスキュー矯正、折り目付けを行った後、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませ、第3の折りローラ203と第4の折りローラ204によって形成される第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて1回目折り完了となる。
1回目折り完了後、第3ストッパ搬送路106へ搬送され、第3の折り目付ローラ209によってスキュー矯正、折り目付けを行った後、第3ストッパ搬送路106内の第3ストッパ303に用紙先端を突き当てて衝止した状態で一部を撓ませ、第5の折りローラ205と第6の折りローラ206によって形成される第3ニップで2回目の折りを行い、スタッカ搬送路107にて内三つ折り、外三つ折り完了となる。
折り完了後、スタッカ排紙搬送ローラ113によってシートがスタッカ部500へ収納される。
次に本発明によるシート折り装置に関する他の実施形態について説明する。
本実施の形態においては、シートの折り加工の要否に応じて折り目付に用いられる構成を変化させる転移特徴がある。
図17は、この特徴に用いられる折り目付けローラ207に用いられる一方のローラ207Aを示す図である。
同図において一方のローラ207Aには、折り目付け用の凸部207A1がローラの周面から進退可能に設けられている。凸部207A1の進退動作のうちで、退出動作を行う場合としては、折り形式において前工程で折り加工を施され、次工程での折り加工を要しない状態で排出される場合や、周長とシートサイズとの関係により一旦折り目付が行われた後に、再度、凸部207A1がシートに対向して折り目が付けられてしまうのを防止する場合が対象となる。
進退動作を行うための構成として、凸部207A1は、図17および図18に示すように、一方のローラ207Aの周面において軸方向に形成されたスリット207A2内に装填されており、ローラ内部側の端面には、ローラ207Aの回転軸207Sとの間に配置されたバネなどの弾性体207Cからの付勢を受けるようになっている。
弾性体207Cの付勢力は、自身の重量よりも大きく、シートが通過する際に生じるシートへの挟持圧力よりも小さくされている。つまり、(自身の重量)<(付勢力)<(折り目付けローラでのシートの挟持力(ニップ圧力))となる関係を設定されている。
凸部207A1が装填されるローラ周面側のスリット207A2は、弾性体207Cによる進退動作の際に凸部207A1が傾いて進退動作の抵抗が発生することがないように、図18に示すように、凸部207A1の幅に対してその両側での隙間Mを、0.01mm程度に設定されて凸部207A1をガイドできるように構成されている。
一方、凸部207A1の進出態位と退出態位とを設定するための構成は、図19に示されている。
図19において、折り目付けローラ207に用いられる一方のローラ207Aの軸方向両側には、ローラ207の軸方向に相対移動可能な凸部押さえ部材208が配置されている。
凸部押さえ部材208は、一方のローラ207Aの支軸207Sに対して軸方向に摺動可能な状態で設けられており、ローラ207Aの内部に入り込む状態と内部から退出する状態とを選択される部材である。
凸部押さえ部材208は、図20に示すように、軸方向の形状がほぼ砲弾型に形成された摺動部208Aと、砲弾形状の基部側に一体化されて接線方向に延長された支持片208Bとを備えており、支持片208Bには、ローラ軸方向に平行して配置されている摺動軸209(図19参照)が挿通される孔208B1が設けられている。
支持片208Bには、図21に示すように、プーリ210,211に掛け回されたベルト212の相対する展張面がそれぞれ固定されており、ベルト212の移動に応じて相反する方向に凸部押さえ部材208が移動できるようになっている。
凸部押さえ部材208は、一方のローラ207Aにおける軸端部から内部に入り込むことにより、ローラ207A内で凸部207A1を周面外側に向けて押し動かして周面から突出させることができる外径が基部208Aに設定されている。このため、凸部押さえ部材208は、上記ローラ207Aの軸端部から内部に入り込むことでローラ207A内で凸部207A1を周面外側に向けて押し動かすことにより周面から突出させる場合と凸部207A1を弾性体207Cの付勢によりフロート状態に維持する場合とが選択できる部材として用いられる。
ローラ内で凸部207A1を周面外側に向けて押し動かす際には、凸部207A1の底面側に当接すると共に砲弾型の形状を利用して凸部207A1を外側に向け押し動かすことができる。
図22および図23は、凸部押さえ部材208がローラ207Aの内部に進入していない状態および進入した場合を示しており、図22に示す場合には、凸部207A1と凸部押さえ部材208とが干渉していないことにより、凸部207A1がフロート状態となっている場合を示している。
図23に示す場合には、凸部押さえ部材208がローラ207A内に進入することで凸部207A1が凸部押さえ部材208と干渉して押し動かされ、ローラ207Aの外側に向け突出する状態である。
図24は、図22,23に示した状態を得るための凸部押さえ部材208がローラ207Aの軸方向で移動する位置を示す図であり、実線で示されている場合が図22に示した場合の凸部押さえ部材208の位置であり、二点鎖線で示されている場合が図23に示した凸部押さえ部材208の位置である。
なお、図24には、図6において説明した場合と同様に、ステッピングモータ300、ベルト300A、ギヤ301,303を備えた、折り目付けローラ207における各ローラ207A、207Bに対する駆動機構および、フィーラ片304Aを備えた検知円盤304と光学センサ305とによる凸部207A1の回転位相設定機構が示されている。
上述した凸部押さえ部材208を対象とした凸部207A1の進退動作は、図8において説明した制御部2000を用いて行われ、折り形式において折り加工の要否選択が行われた場合、そして、シートサイズに対する折り目付け位置の指定から再度の折目付が行われる虞がある場合とを操作パネルからの入力情報により判別することで、制御部2000の出力側に接続されているステッピングモータなどのベルト用駆動源の駆動制御によって図25に示すフローチャートに基づき、ベルトの移動制御が行われる。
図25は、制御部2000で実行される凸部207A1の進退動作手順を示すフローチャートであり、同図に示す手順は、図11に示したフローチャートにおける折り目付けローラ207Aの退避動作に代えて、凸部207A1のみを進退させる動作が対象となり、折り形式を用いる場合として、A4サイズのシートを対象としたZ折りを行う場合を例示する。
同図において、図11に示した内容と同じものは同符号で示されており、図8に示した手順と異なる点は、折り形式において凸部207A1を用いた折り目付け動作を行うと判断した際に凸部押さえ部材208をローラ207A内に進入させて凸部207A1を周面外側に突出させる工程(S20)と、折り目付が完了した時点を判別する工程(S21)と、図11において符号S10で示したステップで行われる折り目付けローラ207Aの退避に代えて、凸部押さえ部材208の退避動作が行われる工程(S22)が設定されている点である。ステップS22での動作は、シートサイズにおいて折り目付け作業が終了した後に行われる折り加工に不必要な折目付が行われるのを避ける作業であり、複数回の折り加工を行う場合には、各折り加工前に実行される折り目付け作業毎に凸部A1の退避動作が行われる。
なお、図25において、ステップS22の内容としては、図11におけるステップS10での表現と同じ表現が用いられている。また、図25に示すステップS20では、折り目付の有無判別が行われた結果、折り目付を行うとした場合が示されている。従って、折り目付作業が不要と判別された場合には、凸部押さえ部材208の動作制御は行われない。
以上のような構成においては、折り目付けローラ207の一方側のローラ207Aを退避動作させる場合に比べて、退避に要するストロークを小さくできるので、退避スペースの小型化が可能となり、これにより装置容積の小型化も可能となる。
100 シート折り装置
201〜206 折りローラ
207〜209 折り目付けローラ
207A 一方のローラ
207B 他方のローラ
207A1 凸部
208 凸部押さえ部材
304A フィーラ片
305 光学検知センサ
1000 画像形成装置
2000 制御部
2001 操作パネル
P 先端検知センサ
特開2004−284742 特開2006−89283号公報

Claims (8)

  1. 搬送されてくるシートを折りローラにより挟持して折り加工を行うシート折り装置において、
    前記折りローラに対してシート搬送方向上流側に配置され、前記搬送されてくるシートに折り目を付ける折り目付ローラを備え、
    前記折り目付けローラは、前記シートの搬送路を挟んで対峙した状態で配置されて回転および停止をそれぞれ設定可能なローラ対が用いられ、一方のローラには周面に凸部が形成され、他方のローラには前記凸部が入り込める凹部がそれぞれ形成され、
    前記折り目付ローラは、前記シートの先端を衝止して該シートのスキュー矯正を行った上で、シートサイズおよび折り形式に応じて前記折り目付け位置を変更可能であることを特徴とするシート折り装置。
  2. 前記折り目付けローラに用いられる一方のローラは、前記シート先端から最大折り目付け位置が得られる周長を備え、前記他方のローラは、前記シート先端から最大折り目付け位置までの距離に相当する周長以下の外径を有し、かつ、表面が弾性体で構成されていることを特徴とする請求項1記載のシート折り装置。
  3. 搬送されてくるシートを折りローラにより挟持しており加工を行うシート折り装置において、
    前記折りローラに対してシート搬送方向上流側に配置され、前記搬送されてくるシートに折り目を付ける折り目付ローラを備え、
    前記折り目付けローラは、前記シートの搬送路を挟んで対峙した状態で配置されて回転および停止をそれぞれ設定可能なローラ対が用いられ、一方のローラには周面に凸部が形成され、他方のローラには前記凸部が入り込める凹部がそれぞれ形成され、
    前記折り目付ローラに用いられる一方のローラは、前記他方のローラに対して接離可能に設けられ、前記折り目付け位置にて前記他方のローラの凹部に凸部が入り込んだ後、回転を継続する際に前記他方のローラから退避可能であることを特徴とするシート折り装置。
  4. 前記折り目付けローラと前記折りローラとの間のシート搬送距離は、前記折り目付ローラに用いられる一方のローラにおける周長よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1または3に記載のシート折り装置。
  5. 前記折り目付けローラに用いられる一方のローラに設けられている凸部は、周面に対して進退可能に設けられ、折り目付けの要否に応じて進退制御されることを特徴とする請求項1記載のシート折り装置。
  6. 前記折り目付けローラに用いられる一方のローラ内に配置され、前記シートが通過する際に該シートにより前記凸部がローラ内に押し戻される付勢力を設定された弾性体と、
    前記一方のローラにおける軸方向端部に配置され、該軸方向に沿って移動することで前記凸部を前記ローラの外周面から進出させる態位を設定可能な進退制御手段とを備え、
    前記シートへの折り目付を行う際には、前記進退制御手段を用いて前記凸部と干渉して前記ローラの外周面から進出させた状態を維持し、前記シートへの折り目付が不要な場合には、前記凸部に干渉しない状態を維持することを特徴とする請求項1または5に記載のシート折り装置。
  7. 前記凸部は、樹脂材料が用いられることを特徴とする請求項5または6に記載のシート折り装置。
  8. 請求項1乃至7のうちの一つに記載のシート折り装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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