JP2012015084A - 電線端部の端子接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線端部と端子との半田付け部内部にボイドがない良好な電気半田接続状態とする。
【解決手段】複数の細線を撚り線または集合線にした電線端部を端子に半田付けで接続する電線端部の端子接続構造であって、上記端子に一体ないし別体の金属シートを有し、この金属シートはロール巻きないしはつづら折り等の多重折りの形状となって電線端部が介装されてフラックスや半田導入の前に行われる加熱時におけるその熱伝達経路とされている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、端子内側に電線端部を装着して半田付けした電線端部の端子接続構造に関するものである。
近年、自動車の製造分野においては、車体の軽量化の一環として、電源ケーブル等にアルミニウム等の軽量電線を使用することが求められている。上記電源ケーブルに使用されるアルミニウム電線は、多くの場合、多数本のアルミニウム細線を撚り合わせた撚り線からなり、ハーネス化する場合は、電線端部が端子内側に取り付けられる。この端子は電線端部外周に装着された状態で当該電線に半田付けされる。
上記半田付けにおいては、アルミニウム電線は、細線表面に酸化膜ができ、良好な電気的接続が図りにくい上に、銅製もしくは黄銅製の端子に対して、熱伝導率が低いため、半田付けの際、端子部分を加熱しても、端子内部の細線全体が所要の必要温度にならず、そのため、フラックスや、溶融半田が端子の内側全体に導入されず、半田中にボイドができたり、半田付けされない箇所ができたりしやすいという課題があった。このようなボイドは、放電、電食発生、電気抵抗の増大、通電時の発熱等の原因ともなり、好ましくない。
また、ボイド内に空気やフラックスが介在する可能性が高く、このような介在があると、熱伝導しにくくなり、一層、半田付けの確実性が低くなる。そこで、上記ボイドを小さくして熱伝導をよくするには、大きい力で端子と電線端部とをかしめ圧縮することも考えられるのであるが、これでは電線に損傷を与えるおそれがあり、また断線の原因ともなりえる。
そこで本発明者らは特願2010−60284(平成22年3月17日出願)により、電線端部を端子内側に装着して半田付けする電線端部の端子接続構造であって、当該端子内側に装着された上記電線端部内には該電線より高い熱伝導率の金属ピンを半田付け時の端子外側からの熱伝達経路として挿入し、端子外側からの熱をこの金属ピンを介して内部に伝達することで半田付けできるようにした端子構造を提案した。
特開2010−20980号公報
そして、本発明者は上記提案にかかる端子構造を改善すべく鋭意研究をさらに重ねた結果、以下で説明する端子構造を発明することができるに至ったのである。
すなわち、本発明は、この提案に係る端子構造をさらに改良し、端子内側の電線全体へのフラックスおよび半田の導入に必要とする熱の一様な伝達を可能とし、上記提案に係る端子構造よりさらに良好な半田付けができる電線端部の端子接続構造を提供するものである。
本発明による電線端部の端子接続構造は、複数の細線を撚り線または集合線にした電線端部を端子に半田付けで接続する電線端部の端子接続構造であって、上記端子に一体ないし別体の金属シートを有し、この金属シートは電線端部内にフラックスや半田導入の前に行われる加熱時におけるその熱伝達経路を構成する形状で介装されていることを特徴とする。
好ましくは、上記金属シートは、ロール巻きないしは多重折りの形状となって電線端部内に介装されて上記熱伝達経路を構成している。多重折りには、つづら折りだけでなく、他の折り方、例えば、観音折り、地図折り、等の各種の多重折りを含む。
好ましくは、上記金属シートは上記端子に一体で展開した状態から電線端部と共にロール巻きないし多重折りされている。
好ましくは、上記金属シートは上記端子に設けた接続筒の挿入穴に上記ロール巻きないしは多重折りの形状で挿入されている。この場合、ロール巻き数や多重折り数は単一でもよいし、複数でもよい。
好ましくは、上記金属シートはロール巻きされると共にその上端側が上記接続筒の挿入穴から突出している。
好ましくは、上記金属シートは多重折りされると共に各多重折り部のつなぎ目に所定間隔で電線端部挿入のための穴が形成されている。
好ましくは、上記金属シートは、メッシュや穴や凹凸等のフラックス保持が可能な形状を有する。
好ましくは、上記金属シートは、銅単独を素材として、または、銅に対して錫、ニッケル、亜鉛等を含む合金を素材として、または、銅に錫と亜鉛を鍍金したものを素材として、その素材のイオン化傾向が銅とアルミニウムとの略中間にある。これにより、端子が銅の場合に、両者間のイオン化傾向の相違による急激な金属間の電位差が緩和されるようにして、電食を抑えることができるようにする。
本発明構造においては、電線端部と端子とを半田付けする場合、外部から端子や接続筒を加熱して電線端部からフラックスと溶融半田とを相次いで導入するに際して、金属シートは電線端部内に上記熱を伝達する経路を形成するので、電線端部全体には上記熱が一様に伝達される結果、フラックスおよび半田が一様に電線端部全体に導入され易くなり、半田中にボイドができにくく、半田付けを確実に行うことができるようになる。また、ボイドの発生が抑制されるので、ボイドに起因した上記不具合が解消される。また、ボイドを削減して熱伝導がよくなるため、それまで大きい力で端子と電線端部とを、かしめ圧縮していたが、このようなかしめ圧縮も必要もなくなり、電線に損傷を与えず、断線のおそれもなく、半田付けを行うことができる。
なお、金属シート表面に金属メッキ層が形成されている場合においてはその金属メッキ層が溶けて流れ出し、さらにフラックスは金属シート表面に沿って電線中に導入されて、端子の内側全体に広がり、電線表面の酸化膜を取り除くと共に、溶融半田も、フラックスと同様に、金属シートと溶解メッキに沿って電線中に導入されて、端子の内側全体に広がって固化するから、ボイドを生成することなく電線どうし、および電線と端子とを電気的に接続することができる。
本発明によれば、内部にボイドを発生させることなく電線端部を端子に半田接続することができる結果、該ボイドに起因する上記不具合が解消され、良好な半田接続状態の端子接続構造を得ることができる。
図1Aは本発明の一実施形態に係る電線端部の端子接続構造の外観構成を示す図、である。 図1Bは図1Aの構造のA−A線に沿う断面構成を示す図である。 図1Cは上記構造の接続方法の第1工程の説明に用いる図である。 図1Dは上記構造の接続方法の第2工程の説明に用いる図である。 図1Eは上記構造の接続方法の第3工程の説明に用いる図である。 図2Aは本発明の別の実施形態に係る電線端部の端子接続構造の分解状態を平面的に示す図である。 図2Bは図2Aの構造の接続方法の第1工程の説明に用いる図である。 図2Cは図2Aの構造の接続方法の第2工程の説明に用いる図である。 図3Aの(a)(b)はそれぞれ本発明のさらに別の実施形態に係る電線端部の端子接続構造の端子部分の平面構成と断面構成とを示す図である。 図3Bの(a)(b)はそれぞれは図3Aの実施形態において電線端部の平面構成と断面構成とを示す図である。 図3Cは上記図3A、図3Bに係る実施形態の接続方法の工程の説明に用いるもので正面側から見た状態で示す図である。 図3Dは上記図3A、図3Bに係る実施形態の接続方法により接続した構造の平面構成を示す図である。 図4Aは本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造においてその接続方法の第1工程の説明に用いる図である。 図4Bは図4Aの実施形態に係る接続構造においてその接続方法の第2工程の説明に用いる図である。 図4Cは図4A、図4Bの各工程を経て接続されてなる接続構造の外観構成を示す図である。 図5Aは本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造においてその接続方法の第1工程の説明に用いる図である。 図5Bは図5Aの実施形態に係る接続構造においてその接続方法の第2工程の説明に用いる図である。 図5Cは図5A、図5Bの各工程を経て接続されてなるピン形状体の外観構成を示す図である。 図5Dは図5Cのピン形状体を雄コネクタとして基板上の雌コネクタに差込み接続する状態を示す図である。 図6Aは本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造においてその接続方法の第1工程の説明に用いる図である。 図6Bは図6Aの実施形態に係る接続構造においてその接続方法の第2工程の説明に用いる図である。 図6Cは図6A、図6Bの各工程を経て接続されてなる接続構造の外観構成を示す図である。 図6Dは図6Cに示す接続構造の断面構成を示す図である。 図7Aは本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造においてつづら折り構造の金属シートへの電線端部の取り付け工程を示す図である。 図7Bはその取り付け状態の断面構成を示す図である。 図7Cは電線端部を取り付けた金属シートを角型端子に挿入状態を示す図である。 図7Dはその挿入後の接続構造を示す図である。 図7Eは上記角型端子に代えた丸型端子による接続構造を示す図である。 図8Aは本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造において電線端部の取り付け工程を示す図である。 図8Bは図8Aの工程の次の工程を示す図である。 図8Cは図8Bの工程のさらに次の工程を示す図である。 図8Dは図8A〜図8Cの工程を経て製造した接続構造を示す図である。
本発明の一実施形態に係る電線端部の端子接続構造を、図1Aないし図1Eを参照して、説明する。まず図1A、図1Bを参照して実施形態の端子接続構造は、端子1の内側に電線2の端部2bが金属シート3によりロール巻き状に巻き込まれた状態で装着されて半田付けされている。金属シート3は、端子1に一体のシートであり、装着固定用の金属ワイヤ4によりロール巻き状態を保持されて端子1に固定されている。端子1は、銅、黄銅、その他の銅合金、もしくは銅系複合材料からなり、軸方向に延びる端子主部1aと、端子主部1aの軸方向一方先端側の接続片1bとを備える。接続片1bは、金属ワイヤ4の係止に用いる孔1c、1dを、有する。
電線2は、多数本の細線2aからなる撚り線または集合線からなり、その細線2aの端部2bは、エナメル絶縁被覆が除去されて露出している。
金属シート3は、銅、もしくは、銅、錫、ニッケル、亜鉛等を含む合金を素材とし、あるいは、銅に錫と亜鉛を鍍金した素材とし、その素材のイオン化傾向が銅とアルミニウムとの略中間にあり、電線2がアルミニウムで、端子1が銅の場合に、両者間のイオン化傾向の相違による急激な金属間の電位差が緩和されるようにして、電食を抑えることができるようにしている。そして金属シート3は、ロール巻き状に巻き込まれる前は端子主部1aから半径方向外側に向けて展開したシートであり、端子1と同材料からなり、その表面には例えば錫や半田等の金属メッキ層が形成されている。
本発明は、金属シート3により電線端部2bがロール巻き状に配置された状態となって、金属シート3はその外周側が端子1の接続筒となると共に、半田付けに際して、端子1に熱を加え、また金属シート3の外周に予熱を加え、これらの熱を独立制御して加える場合、金属シート3はこの熱を電線端部2bに伝達する熱伝達経路を形成する。この熱の加え方により電線端部2bの内部温度を一様な半田適合温度に保持することができる。これにより、半田付けに際して端子1から加えられた熱は金属シート3を介して電線端部2b全体に効率的に伝達され、これにより金属シート3により形成される熱伝達経路を介してフラックスおよび半田が確実に導入されるようにしたことを特徴とする。
なお、上記熱の加え方の1例として端子1や金属シート3にプラス電極とマイナス電極とを押し付けるように接触させると共にその状態で両電極間に電流を流すことで両電極間に挟み込まれた端子1や金属シート3を加熱する。
金属シート3は、電線端部2bの内部全体に熱伝達経路を形成するので、端子1に加えられた熱は、電線端部2b全体に一様に熱伝達されるようになり、これにより、フラックスおよび半田は電線端部2b全体に一様に導入されるようになる。そのため、電線端部2b表面全体の酸化皮膜も効果的に除去されるうえ、半田付けができていない箇所が存在しにくくなる。また、半田付けの為の加熱温度の均一化が十分行われる結果、従来のように内部温度が不十分であることにより外側の加熱温度を高めて高温状態とする必要がなくなり、この高温状態に起きる断線発生の原因も解消されるようになる。
次に図1Cないし図1Eを参照して上記接続方法を説明する。
まず、第1工程では、図1Cで示すように、端子主部1aに一体の金属シート3を半径方向外側に展開する。一方、各電線2のエナメル等の被覆2cをそれぞれ除去することで各電線端部2bを露出させ、その露出した電線端部2bを、半径方向外側に展開した金属シート3上に、同半径方向にばらけるようにして配置する。この場合、各電線端部2bは半径方向外側へ互いに均等間隔でばらけるように配置することが好ましいが、配置処理によっては電線端部2bが複数本重なった状態となってもよい。
次いで、第2工程では、図1Dで示すように、金属シート3をその半径方向外側から矢印B1方向にロールさせながら端子1に向けて電線端部2bと共に巻き込んでいく。この巻き込んだ状態で電線端部2bは金属シート3のロール巻き部分の対向面間に保持された状態となる。
そして、第3工程では、図1Eで示すように巻き込みが完了すると、金属シート3がそのロール巻き状を維持するように金属ワイヤ4を端子1の孔1c,1dに係止する。こうして端子1に一体の巻き込みロール体5が形成され、この巻き込みロール体5の内側に半田HとフラックスFとを導入することで接続構造が完了する。
以上の接続構造においては、端子1からの熱は金属シート3を介して電線端部2b全体に一様に熱伝達され、電線端部2b全体は一様に高温化する結果、フラックスFおよび溶融半田Fは電線端部2b全体に導入され易くなって、半田中にボイドの発生が抑制された状態で半田付けを確実に行うことができるようになる。また、ボイドの発生が抑制されるので、ボイドに起因した各種不具合が解消される。また、ボイドが削減されて熱伝導がよくなるため、それまで大きい力で端子と電線端部とをかしめ圧縮する必要もなくなり、電線に損傷を与えず、断線のおそれもなく、半田付けを行うことができる。
また、金属シート3の表面に例えば錫や半田等の金属メッキ層を形成した場合、端子1に半田付け時に加えられた高熱により、金属シート3表面の金属メッキ層が溶融することで、より容易に熱伝達経路が形成されるようになっている。
図2Aないし図2Cを参照して本発明の別の実施形態に係る接続構造を説明すると、図2Aで示すように、金属シート3上に直接電線端部2bを装着するのではなく、金属シート3上に金属箔6を乗せ、この金属箔6上に電線端部2bを装着するようにする。金属箔6は、その表面に錫等の金属メッキが施されており、さらに、メッシュ、パンチ穴、凹凸等のフラックス保持が可能な形状を有する。
すなわち、第1工程では図2Bで示すように金属シート3表面に金属箔6を装着し、次いで、第2工程では、図2Cで示すように電線端部2bを金属箔6上に配置し、金属シート3を矢印B2方向にロール巻き状に巻き込んでいくことで、接続構造を得ることができる。この実施形態による構造では、金属箔6の表面形状によりフラックスを保持できる時間が延長されるようになる結果、半田付けのための熱が良好に伝達され、ボイドが形成されにくく、機械的強度に優れた半田付けが行われるようになる。
図3Aないし図3Dを参照して本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造を説明する。
まず、図3Aの(a)(b)で示すように、端子主部1aに対して半径方向外側に展伸した金属シート3の厚さをロール巻き途中部位から半径方向外側に向けて漸次に薄くしている。ここで図3Aの(a)は平面構成、図3Aの(b)は図3Aの(a)のC−C線に沿う断面構成を示す。金属シート3には微小な穴3aを多数形成する。同様に、図3Bの(a)(b)で示すように、電線端部2bは半径方向外側に展伸扁平化しかつ電線端部2b厚さは軸方向において途中部位から半径方向外側へ漸次に薄くなっている。図3Bの(a)は平面構成、図3Bの(b)は図3Bの(a)のD−D線に沿う断面構成を示す。
こうして、金属シート3の表面には微小穴3aが多数形成されて、フラックスが表面張力で保持され易くなり、熱が良好に伝達され、ボイドが形成されにくく、機械的強度に優れた半田付けが行われるようになる。また、電線端部2bが上記のように軸方向肉厚が形成され、その先端側2b1で相互に絡み合うことで、電線端部2bに曲げ応力が作用しても断線しにくくなり、機械的強度の信頼性が向上する。
なお、上記構成の場合、その接続のため、図3Cの矢印B2で示すように金属シート3の上に電線端部2bの先端側2b1を装着した状態で当該金属シート3を半径方向外側から金属ワイヤ4と共にロール巻き状に巻き込んで形成した場合、その断面構成は図3Dで示すように電線端部2bの先端側2b1は扁平状となっている。そのため、金属シート3からの熱がより電線端部2bの先端側2b1全体に伝達されるようになり、より効率的に良好な半田付けを行うことができる。
図4Aないし図4Cを参照して本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造を説明する。
まず、第1工程では、図4Aで示すように、微小穴が多数形成されている金属シート3を用意する。金属シート3はその半径方向外側部分3bが半径方向内側部分3cよりも軸方向高さが高くなっている。そして、第2工程では、図4Bで示すように、金属シート3上に電線端部2bをばらけるように配置した後、金属シート3を矢印B3方向にロールさせていくと、図4Cで示すように、軸方向上側に半田溜り5が形成される。図4Cは接続構造の外観構成を示す。
以上の構成において、端子1からの熱を金属シート3に熱伝達することで、電線端部2b全体を一様に高温化させてから、半田溜り5にフラックスを導入すると、フラックスは電線端部2b全体に一様に導入される。次いで半田溜り5に半田を導入すると、半田溜り5内の半田は電線端部2b全体に導入されるようになり、効率的に良好な半田付けを行うことができる。
図5Aないし図5Cを参照して本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造を説明する。第1工程では、図5Aで示すように端子1から半径方向外側に展開する金属シート3を用意する。この金属シート3は、その表面に微小穴3dが多数形成されて半径方向および軸方向に延伸性を有するエキスパンドメタルまたは同等の発泡メタルシートで構成している。端子1は、軸形状をなして金属シート3よりも軸方向上方に突出している。そして、第2工程では、図5Bで示すように金属シート3上に電線端部2bを半径方向一様間隔でばらけるように配置させた状態で、金属シート3を半径方向外側から矢印B4で示すようにロールさせて巻き込んでいく。こうすることで、図5Cで示すピン形状の接続構造を得ることができる。この状態で、端子1あるいは金属シート3の外郭を加熱し、次いでフラックスを導入し、次いで半田を導入すると、金属シート3内の電線端部2bはその半田により接続され、形状は全体的にはピン形状体7となっている。
このピン形状体7を、例えば図5Dで示すように、雄コネクタとして、基板8上に配置した雌コネクタ9に設けられた穴10または基板上のパターンに設けられた穴11に差込み接続することができる。
以上説明した実施形態では、端子1等に熱を加えた場合、その熱はロール巻き状金属シート3により形成される熱伝達経路により電線端部2b内全体に伝達される結果、電線端部2b表面全体に一様にフラックスを作用させることができ、そのフラックスにより酸化膜が除去されて電線端部2bに溶融半田が接することになり、ボイドのない良好な半田付けが行われる。
次に図6Aないし図6Dを参照して本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造を説明する。図6Aにその接続構造の製造の第1工程、図6Bに第2工程を示すと共に、図6Cにそれら工程を経て製造された接続構造の外観構成、図6Dに図6Cに示す接続構造の断面構成を示す。まず図6Aに接続筒1e付きの端子1と、微小穴を多数有する金網状の金属シート10と、金属シート10の長手方向にばらけた複数の細線からなる電線2を示す。図6Bで示すように電線端部2bに金属シート10をロール巻き状に巻き付ける。このロール巻き状の巻き付けは上記と同様である。
この場合、金属シート10の上端側10aを電線端部2bよりも上方に円筒状に延ばしている。この円筒状は部分円筒状でも完全円筒状でもよい。ただし、上端側10a形状は、円筒状に限定するものではない。
そして、電線端部2bをロール巻き状に巻き付けた金属シート10を矢印で示すように端子1の接続筒1eの挿入穴1fに挿入し、図6Cで示すように金属シート10の上端側10aを接続筒1eの挿入穴1fより上方に突出させる。この状態の断面構造を図6Dで示す。
このように金属シート10の上端側10aを接続筒1eの挿入穴1fより上方に突出させるのは、突出していなければ金属シート10ではなく端子1の接続筒1e外周にプラス電極とマイナス電極とを押し付け両電極間に加熱用電流を流すことで接続筒1eを加熱することとなるがこれでは金属シート10とが別体であるからその熱が金属シート10には伝達しにくい。一方、金属シート10が接続筒1eから突出していない場合では、直接、上記両電極を金網10に挟み込んで電流を流すことは難しい。そこで、本実施形態では、金属シート10の上端側10aを電線端部2bよりも上方に延ばすことで金属シート10の上端側10aを上記両電極もしくは、上端側10aを端子1と共に上記両電極を挟み込んで加熱用電流を流すことができるようにしている。もちろん、電線端部2bは金属シート10と共にロール巻き状に巻き付けられているので上記熱は金属シート10を熱伝達経路として電線端部2b全体に伝わる。そして、フラックスFを挿入穴1f内に入れると、フラックスFは金属シート10により生成される電線端部2b外周と挿入穴1f内周との隙間に容易に入り込むと共に、金属シート10による多数の微小穴に良好に維持される。電線端部2b表面の酸化膜はフラックスFにより除去される。この除去後に注入する溶融半田は電線端部2bに接することになり、ボイドのない良好な半田付けが行われる。なお、図6Dで示すようにフラックス、半田を入れる際はそれらが漏れないよう接続構造の天地を逆にしている。
次に図7Aないし図7Eを参照して本発明のさらに別の実施形態に係る接続構造を説明する。図7Aにつづら折り構造の金属シートへの電線端部の取り付け工程、図7Bにその取り付け状態の断面構成、図7Cに電線端部を取り付けた金属シートを角型端子に挿入状態、図7Dにその挿入後の接続構造、図7Eに上記角型端子に代えた丸型端子による接続構造を示す。なお、この実施形態では多重折りの一例としてつづら折りを示すが、このつづら折りに限定されるものではなく、他の多重折り、例えば、観音折り、地図折り、等の各種多重折りを含む。
図7A、図7Bで示すように金属シート20はつづら折り構造とし、電線端部21はこれら複数のつづら折り部20aの対向面間に挿入された状態で矢印A1で示すようにつづら折り部20aをつづら折りする。これにより電線端部21は各つづら折り部20aの対向面間で保持される。隣接するつづら折り部20aのつなぎ目20bにはつづら折り部20aの長手方向C1に沿って電線端部21の挿入穴20cが複数形成されている。この場合、隣り合う一対の対向するつづら折り部20a間の挿入穴20cと、次に隣り合う一対の対向するつづら折り部20a間の挿入穴20cとは長手方向C1でずれている。これは、電線端部21がつづら折り方向および長手方向C1で極力重なることがないようにしてフラックス注入、半田接続に際しての熱が一様均等に伝達することができるようにするためである。上記挿入穴20cはフラックス、半田の経路とすることができる。こうして図7Cで示すように、矢印A2で示す方向につづら折りした金属シート20を各つづら折り部20aの対向面間に挿入した電線端部21と共に、角型端子22の端子穴23に挿入することで、図7Dで示す端子構造ができあがる。この場合、角型端子22に代えて図7Eで示すように丸型端子24でもよい。この場合も図7Eで示すようにつづら折りした金属シート20をその各つづら折り部20aに配置した電線端部21と共に矢印A3で示すように丸型端子24の一方の端子穴25に挿入する。なお、つづら折りした金属シート20は、角型端子22の端子穴23や丸型端子24の端子穴25に単一で挿入してもよいし、複数で挿入してもよい。この場合、挿入前に金属シート20側を半田付けしてから挿入してもよいし、挿入後に半田付けしてもよい。また、図7Aないし図7Eの電線端部21は実施形態では丸電線であるが、平電線でもよい。
図8A〜図8Dを参照して、本発明のさらに別の実施形態について説明する。
図8Aで示すように、この実施の形態の端子接続構造は、金属シート30と、端子40と、を含む。金属シート30は多重折りの一例としてつづら折りされたシートであり、このつづら折りにより複数のつづら折り部30aが構成されている。この金属シート30における各つづら折り部30a間には複数の電線端部31が矢印A方向から挿入されている。金属シート30は、銅、もしくは、銅、錫、ニッケル、亜鉛等を含む合金を素材とし、あるいは、銅に錫と亜鉛を鍍金した素材とし、その素材のイオン化傾向が銅とアルミニウムとの略中間にあり、電線端部31がアルミニウムで、端子40が銅、黄銅、その他の銅合金、もしくは銅系複合材料等の場合に、両者間のイオン化傾向の相違による急激な金属間の電位差が緩和されるようにして、電食を抑えることができるようにしている。
以下、端子接続構造の組み立てを説明すると、図8Aで示すように各つづら折り部30a間に電線端部31を挿入した金属シート30の下方に端子40を配置する。ここで端子40は、軸方向に延びる端子主部41と、端子主部41の軸方向一方に延びる平板状の接続片42とを備える。接続片42は、接続孔43を有する。端子主部41は底壁面41aの両側に垂直に立ち上がる一対の対向側壁面41b,41bとから断面U字状をなしている。電線端部31は、多数本の細線からなる撚り線または集合線からなり、当該端部31は、エナメル絶縁被覆が除去されて露出している。
次に、図8Bで示すように端子主部41の底壁面41a上に電線端部31を各つづら折り部30a−30e間に挿入した金属シート30を搭載する。
次いで図8Cで示すようにフラックスFを導入し、次いで半田Hを導入する。この導入が終了すると、同図8Cで示すように端子主部41の両側壁面41b,41bを矢印Bで示す方向に折り曲げる。この折り曲げにより各つづら折り部30a−30eは端子41の底壁面41aと両側壁面41b,41bとに押さえ込まれて圧縮され、図8Dで示すように電線端部の端子接続構造50が完成する。
1 端子
1a 端子主部
1b 接続片
2 電線
3,10,20 金属シート

Claims (8)

  1. 複数の細線を撚り線または集合線にした電線端部を端子に半田付けで接続する電線端部の端子接続構造であって、
    上記端子に一体ないし別体の金属シートを有し、この金属シートは電線端部内にフラックスや半田導入の前に行われる加熱時におけるその熱伝達経路を構成する形状で介装されている、ことを特徴とする電線端部の端子接続構造。
  2. 上記金属シートは、ロール巻きないしは多重折りの形状となって電線端部内に介装されて上記熱伝達経路を構成している、ことを特徴とする請求項1に記載の構造。
  3. 上記金属シートは上記端子に一体で展開した状態から電線端部と共にロール巻きないし多重折りされている、請求項2に記載の構造。
  4. 上記金属シートは上記端子に設けた接続筒の挿入穴に上記ロール巻きないしは多重折りの形状で挿入されている、請求項2に記載の構造。
  5. 上記金属シートはロール巻きされると共にその上端側が上記接続筒の挿入穴から突出している請求項4に記載の構造。
  6. 上記金属シートは多重折りされると共に各多重折り部のつなぎ目に所定間隔で電線端部挿入のための穴が形成されている請求項2に記載の構造。
  7. 上記金属シートは、メッシュや穴や凹凸等のフラックス保持が可能な形状を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の構造。
  8. 上記金属シートは、銅単独を素材として、または、銅に対して錫、ニッケル、亜鉛等を含む合金を素材として、または、銅に錫と亜鉛を鍍金したものを素材として、その素材のイオン化傾向が銅とアルミニウムとの略中間にある、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の構造。
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