JP2012012212A - 高所作業車 - Google Patents

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    • B66F11/044Working platforms suspended from booms
    • B66F11/046Working platforms suspended from booms of the telescoping type

Abstract

【課題】制御装置の負担を増加させずに、作業台の水平方向及び垂直方向の移動範囲を拡張し作業者の作業性を向上させることが可能な高所作業車を提供する。
【解決手段】走行体と、起伏動自在に取り付けられたブーム30と、ブーム30を起伏動させる起伏シリンダと、ブーム30の先端部に上下に揺動自在に取り付けられたアーム40と、ブーム30に対してアーム40を上下方向に揺動させるアーム揺動シリンダと、アーム40の先端部に上下に揺動自在に取り付けられた作業台50と、アーム40に対して作業台50を上下方向に揺動させる作業台揺動シリンダと、ブーム30の起伏動作に応じて、アーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダのいずれか一方を他方よりも優先させて作動させて作業台50を水平状態に維持する制御を行うレベリング制御手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、起伏動自在なブームと、ブームの先端部に上下に揺動自在に設けられたアームと、アームの先端部に取り付けられた作業台と、作業台の姿勢を一定に保持するレベリング装置とを備えた高所作業車に関する。
上記高所作業車の一例として、走行自在な車体上に起伏動、伸縮動、及び旋回動が自在に配設されたブームと、そのブームの先端部に上下に揺動自在に設けられたアームと、アームの先端部に作業者が搭乗する作業台とを備え、作業台に搭乗した作業者が、作業台を所望の高所作業位置に移動させて作業を行うように構成されたものがあり、こうした作業車は、例えば配電作業や建設作業等に用いられる。このような高所作業車には、ブームの起伏動に伴って作業者の搭乗する作業台が傾くことがないように、ブームの起伏角によらず常に作業台の床面を水平に維持するためのレベリング装置が設けられている。
このようなレベリング装置について、例えば油圧閉回路式のものでは、ブームを起伏させる起伏シリンダの伸縮に応じて、作業台を上下揺動させるレベリングシリンダが伸縮するように構成され、ブームの起伏角度に拘わらず作業台の床面が常時水平に保持されるように構成されている。また、この種のレベリング装置とは別に、アームの対地角度を検出し、この対地角度に応じてレベリングシリンダを伸縮させて、アームの揺動に拘わらず常に作業台を水平姿勢に維持するレベリング装置も周知となっている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、作業台を水平方向又は垂直方向に移動させるために操作される水平作動操作手段及び垂直作動操作手段と、左記操作手段の操作に応じてブームの起伏及び伸縮作動を制御して作業台を水平方向及び垂直方向に移動させる制御(以下、HV制御と称する。)を行う水平垂直作動制御装置とを備えた高所作業車が存在する。このHV制御が可能な高所作業車においては、従来、アームのブームに対する揺動角度を一定にしてブームの起伏及び伸縮のみによって作業台を移動させるとともに、上記レベリングシリンダによりアームに対して作業台を上下揺動させて作業台のレベリングを行っていた。しかし、近年においては、ブームの起伏に伴いアームをブームに対して揺動させて、ブームの起伏角度に拘わらずアームの対地角度を一定にさせて作業台のレベリングを行う高所作業車も周知となっている(例えば、特許文献2を参照)。この種の高所作業車では、ブームの起伏により作業台を水平方向に移動させた場合でも常にアームの対地角度が一定になるため、作業台の水平方向への移動においてより広い作業範囲が確保できるという利点が得られる。
特開2001−220098号公報 特開2001−206694号公報
以上のように作業台のレベリングについては、上述したようなブームの起伏角度に拘わらずアームの対地角度を一定にさせて作業台のレベリングを行う方式と、アームのブームに対する揺動角度を一定にさせてアームに対して作業台を上下動させるレベリングシリンダを用いて作業台のレベリングを行う方式とが存在する。これらの2つの方式について、前者のように、アームを対地角一定で水平・垂直制御を行うと、水平制御では広い作業範囲が確保できるが垂直制御では高さが低くなり、後者のように、ブームに対するアーム揺動角度が一定で水平・垂直制御を行うと、垂直制御では高くまで行けるが水平制御では作業範囲が狭くなるという問題がある。
上記の問題を解決するために、水平制御での作業範囲を広くすると共に垂直制御での高さを高くするためにはアーム対地角とブームに対するアーム揺動角度の両方を変動させる必要があり、制御装置の負担が増加するという課題があった。また、上述した油圧閉回路式のような従来のレベリング装置では、構成上上記2つの方式のうちのいずれかしか採用できず、上記2つの方式のメリットを生かせていないという課題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、制御装置の負担を増加させずに、作業台の水平方向及び垂直方向の移動範囲を拡張し作業者の作業性を向上させることが可能な高所作業車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る高所作業車は、走行可能な車体(例えば、実施形態における走行体10)と、車体に起伏動自在に取り付けられたブームと、車体に対してブームを起伏動させるブーム起伏シリンダ(例えば、実施形態における起伏シリンダ22)と、ブームの先端部に上下に揺動自在に取り付けられたアームと、ブームに対してアームを上下方向に揺動させるアーム揺動シリンダと、アームの先端部に上下に揺動自在に取り付けられた作業台と、アームに対して作業台を上下方向に揺動させる作業台揺動シリンダと、ブームの起伏動作に応じて、アーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダのいずれか一方を他方よりも優先させて作動させて作業台を水平状態に維持する制御を行うレベリング制御手段(例えば、実施形態におけるコントローラ80)とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る高所作業車において、アーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダのいずれを優先させて作動させるかを選択するために操作される選択操作手段(例えば、実施形態におけるレベリング切替スイッチ94)を備えることが好ましい。なお、ブームは伸縮動自在に車体に取り付けられ、ブームを伸縮動させるブーム伸縮シリンダ(例えば、実施形態における伸縮シリンダ23)と、作業台を水平方向に移動させるために操作される水平作動操作手段(例えば、実施形態におけるブーム操作レバー91)と、作業台を垂直方向に移動させるために操作される垂直作動操作手段(例えば、実施形態におけるブーム操作レバー91)と、水平作動操作手段又は垂直作動操作手段が操作されると、操作された水平作動操作手段又は垂直作動操作手段の操作内容に応じて、ブーム起伏シリンダ及びブーム伸縮シリンダを作動させて、作業台を水平方向又は垂直方向に移動させる制御を行う水平垂直作動制御手段(例えば、実施形態におけるコントローラ80)とを備え、レベリング制御手段は、水平垂直作動制御手段により作業台が移動する方向ごとに、アーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダのいずれを優先させて作動させるかを選択し、選択したシリンダを優先させて作動させて作業台を水平状態に維持する制御を行うようにしてもよい。
そして、本発明に係る高所作業車において、レベリング制御手段がアーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダのうちいずれを選択するかを、作業台が移動する方向ごとに予め設定する選択設定手段(例えば、実施形態におけるXYZ制御切替スイッチ95)を備えることが好ましい。また、レベリング制御手段は、水平作動操作手段が操作されると、アーム揺動シリンダを選択し、アーム揺動シリンダを作業台揺動シリンダよりも優先させて作動させて作業台を水平状態に維持するように制御し、垂直作動操作手段が操作されると、作業台揺動シリンダを選択し、作業台揺動シリンダをアーム揺動シリンダよりも優先させて作動させて作業台を水平状態に維持するように制御するようにしてもよい。
以上、本発明に係る高所作業車では、レベリング制御手段が、ブームの起伏動作に応じて、アーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダのいずれか一方を他方より優先させて作動させることにより、アーム揺動シリンダを優先作動させてブームの起伏角度に拘わらずアームの対地角度を一定にさせて作業台のレベリングを行う方式と、作業台揺動シリンダを優先作動させてアームのブームに対する揺動角度を一定にさせて作業台のレベリングを行う方式とを切り替えることが可能になる。これにより、作業台のレベリング制御において、優先作動させるシリンダが決定されるため、制御装置の負担を増加させずに、上記2つのレベリング方式を切り替えることができる。
また、選択操作手段を備える場合は、作業者にレベリング方式の切り替え操作をさせることが可能になるため、作業者の好みに応じてレベリング方式の切替ができるようになり、例えば初心者が操作を行う際に、アーム揺動シリンダを優先作動させアームの対地角を一定にするレベリング方式に切り替えることにより、作業台のアームに対する揺動軌跡を認識しやすくさせることも可能となる。
そして、水平垂直作動制御手段により作業台のHV制御を行う場合において、レベリング制御手段が作業台の移動方向ごとにアーム揺動シリンダ及び作業台揺動シリンダの何れを優先作動させるかを選択して作業台のレベリング制御を行うことにより、作業台の移動方向ごとに、作業範囲の拡張または縮小を行うことが可能となる。また、選択設定手段を備えることにより、上記の作業台の移動方向ごとのレベリング方式の切替が可能となる。なお、作業台を水平方向に移動させるときに、アーム揺動シリンダを優先作動させてレベリングを行うことにより、アームの対地角度が一定となるため作業台の水平方向への作業範囲を拡張させることができる。そして、作業台を垂直方向に移動させるときに、作業台揺動シリンダを優先作動させてレベリングを行うことにより、アームのブームに対する揺動角度が一定となるため作業台の垂直方向への作業範囲を拡張させることができる。
本発明に係る高所作業車の側面図である。 上記高所作業車においてブーム先端、アーム、及び作業台近傍を拡大させて示した側面図である。 上記高所作業車におけるレベリング制御を示すブロック図である。 上記高所作業車において、アームをブームに対して揺動させるときのアーム及び作業台の動作を示す側面図である。 上記高所作業車における作業台の垂直移動制御を示す図である。(a)はブームアーム連動レベリングモードにおける垂直移動制御、(b)はブームアーム独立レベリングモードにおける垂直移動制御を示す図である。 上記高所作業車における作業台の水平移動制御を示す図である。(a)はブームアーム独立レベリングモードにおける水平移動制御、(b)はブームアーム連動レベリングモードにおける水平移動制御を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る高所作業車1の全体構成について、図1の側面図を参照しながら説明する。高所作業車1は、タイヤ車輪11,11,…を備えて運転キャブ12から走行操作が可能なトラック式の走行体10と、走行体10上に設けられた旋回台20と、基端部が旋回台20のフートピン21に枢結され上下揺動自在に取り付けられた伸縮ブーム(以下、単にブームと称する)30と、このブーム30の先端部に取り付けられブーム30に対して上下に揺動可能な屈伸アーム(以下、単にアームと称する)40と、このアーム40の先端に取り付けられる作業台50とを備えて構成される。
走行体10の前後左右各箇所には作業中の走行体10を安定状態に支持するためのアウトリガ13,13,…が設けられており、高所作業を行うときには、図示のようにアウトリガ13を下方に張り出して走行体10を持ち上げ支持できるようになっている。旋回台20は、旋回モータ(不図示)により走行体10上を旋回自在に構成される。また、旋回台20とブーム30との間には、起伏シリンダ22が跨設されており、ブーム30は、この起伏シリンダ22の伸縮作動により、旋回台20に対して起伏動自在になっている。ブーム30は、基端ブーム30aと、中間ブーム30bと、先端ブーム30cとが入れ子式に嵌挿されて構成され、ブーム30の内部に設けられた伸縮シリンダ23の作動により伸縮自在に構成される。
アーム40は、図2に示すように、ブーム30の先端部に枢結されたブームヘッド41と、作業台50を支持するヘッドブラケット42と、一端がブームヘッド41に上下揺動可能に枢結され他端がヘッドブラケット42に上下揺動可能に枢結されたアーム部材43とを備えて構成される。先端ブーム30cとアーム部材43との間には油圧駆動式のアーム揺動シリンダ44が設けられ、アーム揺動シリンダ44を伸縮作動させることによりアーム40をブーム30に対して上下方向に揺動させることができる。
また、ヘッドブラケット42には第1リンクプレート45の一端が上下揺動自在に枢結され、アーム部材43には第2リンクプレート46の一端が上下揺動自在に枢結される。そして、第1リンクプレート45の他端と第2リンクプレート46の他端が相対揺動自在に枢結され、アーム部材43と第1及び第2リンクプレート45,46の上記他端側の枢結点との間に油圧駆動式の作業台揺動シリンダ47が設けられる。この作業台揺動シリンダ47の伸縮作動によりアーム40に対して作業台50を上下方向に揺動させ、作業台50を常に水平状態に保持させることができる。
上述したアーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47は、それぞれ、アーム揺動シリンダ制御バルブ48及び作業台揺動シリンダ制御バルブ49に、油圧回路(不図示)を介して接続されている(図3参照)。また、アーム揺動シリンダ制御バルブ48及び作業台揺動シリンダ制御バルブ49は、信号線(不図示)を介して後述するコントローラ80に接続され、コントローラ80からの信号に基づいて作動し、アーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47を伸縮させるように構成される(後に詳述)。
また、ヘッドブラケット42には垂直ポスト60が取り付けられ、作業台揺動シリンダ47の作動により垂直ポスト60を常時垂直姿勢に保持するようにヘッドブラケット42に作業台揺動シリンダ47の一端が枢結され、作業台50は、この垂直ポスト60の軸廻りに回動自在に支持されており、垂直ポスト60に設けられた首振りモータ61の作動により垂直ポスト60の軸廻りに水平旋回自在になっている。なお、作業台50は、作業者が搭乗することが可能となっており、作業者が後述する操作装置90を操作して、ブーム30の起伏、伸縮、旋回、アーム40の揺動を行うとともに、後述するHVモードにおいては、作業台50を水平移動または垂直移動させて所望の場所に移動させることができる。
また、ブームヘッド41とアーム部材43との間にはアーム揺動角検出装置71が、ヘッドブラケット42とアーム部材43との間には作業台揺動角検出装置72がそれぞれ設けられる。アーム揺動角検出装置71は、ブーム30に対するアーム40の揺動角(以下、アーム揺動角αと称する)を検出し、作業台揺動角検出装置72は、アーム40に対する作業台50の揺動角(以下、作業台揺動角βと称する)を検出し、検出されたアーム揺動角α及び作業台揺動角βは、コントローラ80に出力される。また、ブーム30にはブーム30の旋回台20に対する起伏角を検出するブーム起伏角検出装置73が、作業台50には作業台50の対地角を検出する作業台対地角検出装置74がそれぞれ設けられ、ブーム起伏角及び作業台対地角もコントローラ80に出力される。
以上のように構成される高所作業車1では、操作装置90が作業台50のアーム40側に設けられる(図2参照)。操作装置90は、図3に示すように、ブーム操作レバー91と、アーム操作レバー92と、モード選択スイッチ93と、レベリング切替スイッチ94とを備えて構成される。ブーム操作レバー91は、その上端部にグリップ(不図示)を備え、中心位置を中心に前後左右のいずれの方向にも傾動操作することが可能であるとともに、グリップを時計回り及び反時計回りに捻り操作することが可能になっている。アーム操作レバー92については例えばジョイスティック型にすることができ、前後方向に傾動操作することが可能である。
モード選択スイッチ93としては、前方又は後方のいずれか一方に位置させることが可能なトグルスイッチを用いることができるが、モード選択スイッチ93においては、前方位置に位置させることにより通常モードを選択でき、後方位置に位置させることによりHVモード(水平垂直移動モード)を選択できるようになっている。ここで、通常モードとは、ブーム操作レバー91の傾動操作及び捻り操作によりブーム30を個別に起伏、伸縮、旋回作動させることができるモードのことであり、HVモードとは、ブーム操作レバー91の傾動操作により作業台50を水平方向に移動させることができるとともに、ブーム操作レバー91の捻り操作により作業台50を垂直方向に移動させることができるモードのことである(後に詳述)。
また、ブーム操作レバー91及びアーム操作レバー92が傾動操作されるとそれぞれブーム操作信号及びアーム操作信号を出力し、ブーム操作レバー91が捻り操作されると旋回信号を出力し、これらの信号はコントローラ80に入力される。ここで、アーム操作レバー92の前後方向への傾動操作がなされると、コントローラ80はアーム操作信号を受信するが、この際コントローラ80は、アーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47を伸縮させる信号をアーム揺動シリンダ制御バルブ48及び作業台揺動シリンダ制御バルブ49に出力する。そして、アーム揺動シリンダ44は上記傾動操作に対応して伸縮され、ブーム30に対するアーム40の揺動が行われ、これと同時に、作業台揺動シリンダ47を伸縮させてアーム40の揺動に拘わらず常に作業台50の床面が水平状態を維持するようになっている。従って、例えば図4に示すように、アーム40のブーム30に対する揺動角をγだけ大きくすると、作業台50のアーム40に対する作業台揺動角βはγだけ小さくなり作業台50の水平状態が保持される。
また、操作装置90には、アーム操作レバー92と同様の構成で首振り操作レバー(不図示)が左右方向に傾動自在に設けられ、首振り操作レバーを左方に傾動操作させることにより首振りモータ61を正方向に回転させて作業台50を時計回りに首振り作動させ、首振り操作レバーを右方に傾動操作させることにより首振りモータを逆方向に回転させて作業台50を反時計回りに首振り作動させることができるようになっている。
モード選択スイッチ93は、通常モード又はHVモードへの切替がなされたときには切替選択されたモードに対応する信号を出力し、この信号もコントローラ80に入力される。ここで、モード選択スイッチ93により通常モードが選択された場合において、ブーム操作レバー91の前後方向への傾動操作がなされると、コントローラ80は、起伏シリンダ22を伸縮させる信号を起伏シリンダ制御バルブ(不図示)に出力し、上記前後方向への傾動操作に対応して起伏シリンダ22を伸縮させブーム30を起伏動させる。ブーム操作レバー91の左右方向への傾動操作がなされると、コントローラ80は、伸縮シリンダ23を伸縮させる信号を伸縮シリンダ制御バルブ(不図示)に出力し、上記左右方向への傾動操作に対応して伸縮シリンダ23を伸縮させブーム30を伸縮動させる。また、ブーム操作レバー91のグリップの時計回り又は反時計回りの捻り操作がなされると、コントローラ80は、旋回モータ(不図示)を駆動させる信号を旋回モータ制御バルブ(不図示)に出力し、上記時計回り又は反時計回りの捻り操作に対応して旋回モータを駆動させ、旋回台20を旋回動させる。
一方、モード選択スイッチ93によりHVモードが選択された場合においては、ブーム操作レバー91は前後左右への傾動操作及びグリップの時計回り又は反時計回りの捻り操作のみが可能となる。そして、ブーム操作レバー91の前後方向への傾動操作により垂直方向に作業台50を移動させ、ブーム操作レバー91の左右方向への傾動操作により水平方向且つ走行体10の前後方向に作業台50を移動させ、またブーム操作レバー91のグリップの時計回り又は反時計回りの捻り操作により水平方向且つ走行体10の左右方向に作業台50を移動させることができる。このように、HVモードでは作業台50を上下左右前後の6方向に移動させることができる。なお、以下では、図1に示すように、走行体10の前後軸に平行な水平方向(図1の紙面における左方向)をX方向、垂直方向(図1の紙面における上方向)をY方向、走行体10の前後軸に直角な水平方向(図1の紙面における奥行方向)をZ方向として説明する。ただし、X方向、Y方向、Z方向はあくまで説明の都合上での定義である。
HVモードにおいて、ブーム操作レバー91を左右方向へ傾動操作させるとX操作信号が、ブーム操作レバー91のグリップを時計回り又は反時計回りに捻り操作させるとZ操作信号が、ブーム操作レバー91を前後方向へ傾動操作させるとY操作信号が、それぞれ出力される。出力されたそれぞれの操作信号はいずれもコントローラ80に入力される。コントローラ80は、上記X操作信号、Y操作信号、又はZ操作信号を受信すると、当該操作信号に基づいて、旋回台20の旋回量、ブーム30の起伏量、伸縮量、及び作業台50の首振り量を計算する。そして、コントローラ80は、旋回台20の旋回モータ、ブーム30の起伏シリンダ22及び伸縮シリンダ23、及び首振りモータ61の作動を制御する各制御バルブ(不図示)に駆動信号を出力し、旋回台20の旋回、ブーム30の起伏及び伸縮、並びに作業台50の首振りを制御する。こうして、HVモードにおけるブーム操作レバー91の左右又は前後方向への傾動操作により、ブーム30の起伏及び伸縮が行われ作業台50をX方向またはY方向に移動させるとともに、HVモードにおけるブーム操作レバー91のグリップの時計回り又は反時計回りへの捻り操作により、旋回台20の旋回、ブーム30の伸縮、及び作業台50の首振りが行われ作業台50をZ方向に移動させることができる。
以上のように構成される高所作業車1においては、ブーム30の起伏状態に拘わらず作業台50を水平状態に保持するレベリング制御を、上述したアーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47の2つのシリンダを用いて行うとともに、これらの2つのシリンダのうちのいずれかを優先作動させる2種類のレベリングモードを有する。具体的には、作業台揺動シリンダ47を優先作動させることにより、例えば図5(a)に示すように、アーム揺動角αを一定にさせ作業台揺動角βを変動させるブームアーム連動レベリングモードと、アーム揺動シリンダ44を優先作動させることにより、例えば図5(b)に示すように、作業台揺動角βを一定にさせアーム揺動角αを変動させるブームアーム独立レベリングモードとの切り替えを行うことが可能となっている。以下でこれらのレベリングモードの切り替え方法について2つの実施例を挙げて説明する。
実施例1は、モード選択スイッチ93により通常モードに切り替えられた状態において上記レベリングモードの切り替えを手動で行う例である。実施例1においては、図3に示すレベリング切替スイッチ94を用いて手動でブームアーム連動レベリングモードとブームアーム独立レベリングモードとの切り替えを行う。また、レベリング切替スイッチ94近傍には表示灯(不図示)が設けられ、当該表示灯により、ブームアーム連動レベリングモード、ブームアーム独立レベリングモードのいずれが選択されているかがわかるようになっている。なお、レベリング切替スイッチ94としては、例えば、モード選択スイッチ93同様、前後のいずれか一方に位置させることが可能なトグルスイッチを採用することができる。以下でレベリング切替スイッチ94によるレベリングモードの選択状況とブーム操作レバー91及びアーム操作レバー92の操作との関係、並びに作動について説明する。
まず、通常モードにおいてブーム操作レバー91の前後方向への傾動操作がなされると、コントローラ80は、起伏シリンダ22を伸縮させブーム30の起伏動をさせるが、このときレベリング切替スイッチ94の選択状況を確認し、ブームアーム連動レベリングモードが選択されている場合は、ブーム30の起伏動に合わせて作業台50をアーム40に対して揺動、すなわち作業台揺動シリンダ47を優先作動させて作業台50のレベリングを行う。この場合はブーム30の起伏動に拘わらずアーム揺動角αが一定となる。これに対して、レベリング切替スイッチ94においてブームアーム独立レベリングモードが選択されている場合は、ブーム30の起伏動に合わせてアーム40をブーム30に対して揺動、すなわちアーム揺動シリンダ44を優先作動させて作業台50のレベリングを行う。この場合はブーム30の起伏動に拘わらず作業台揺動角βが一定となる。なお、通常モードにおいてブーム操作レバー91の左右方向への傾動操作又は捻り操作が行われても、ブーム30の伸縮又は旋回が行われるだけであり作業台50の対地角が変わらないため、アーム揺動シリンダ44又は作業台揺動シリンダ47の作動によるレベリング制御はなされない。
また、通常モードにおいてアーム操作レバー92の前後方向への傾動操作がなされると、コントローラ80は、アーム揺動シリンダ44を伸縮させアーム40をブーム30に対して揺動させるが、このときはレベリング切替スイッチ94の選択状況に拘わらず作業台揺動シリンダ47を作動させて、アーム40のブーム30に対する揺動に合わせて作業台50をアーム40に対して揺動させて作業台50のレベリングを行う(例えば、図4参照)。そして、通常モードにおいてブーム操作レバー91の前後方向への傾動操作、及びアーム操作レバー92の前後方向への傾動操作が同時になされた場合においても、コントローラ80は、レベリング切替スイッチ94の選択状況に拘わらず作業台揺動シリンダ47を作動させて、ブーム30の起伏及びアーム40の揺動に合わせて作業台50をアーム40に対して揺動させて作業台50のレベリングを行う。
以上、実施例1では、レベリング切替スイッチ94によりブームアーム連動レベリングモードと、ブームアーム独立レベリングモードとの切替を手動で行うことが可能となり、高所作業の内容、作業場所等の周辺状況、または作業者の好みによりレベリングモードを使い分けることができ作業性が向上する効果が得られる。また、作業者によりレベリングモードの切替が可能となるため、例えば作業者が初心者の場合はブームアーム独立レベリングモードを選択して作業台揺動角βを一定にし、ブーム30の起伏状態に拘わらずアーム40の対地角度を一定にすることで、作業者が作業台50のアーム40に対する動きを予測しやすくなり、操作性を向上させることができる。
また、実施例1において、アーム操作レバー92の傾動操作を伴う場合には、レベリングモードの選択状況に拘わらず、アーム揺動シリンダ44を作動させてアーム40をブーム30に対して揺動させるとともに、常に作業台揺動シリンダ47を作動させて作業台50のレベリングを行うため、アーム40を揺動させても作業台50の向きが水平状態を保持することが可能となり作業者の安全性を確保することができる。なお、実施例1の手動による切り替え方式は、HVモードとの切替が可能なモード選択スイッチ93がなく、ブーム30を起伏させるブーム操作手段、及びアーム40をブーム30に対して揺動させるアーム操作手段のみを備える高所作業車に対しても応用させることが可能である。
実施例2は、モード選択スイッチ93によりHVモードに切り替えられた状態において上記レベリングモードの切り替えを自動で行う例である。まず、図5に示すようにHVモードにおいてブーム操作レバー91を前後方向に傾動操作させて作業台50をY方向(垂直方向)に移動させる場合、コントローラ80によりブームアーム連動レベリングモードに自動切替される。具体的には、ブーム操作レバー91を前後に傾動操作させると、上述したようにY操作信号がコントローラ80に出力されるが、コントローラ80は、Y操作信号が入力されると、ブーム30の起伏及び伸縮を行って作業台50をY方向に移動させるとともに、作業台揺動シリンダ47をアーム揺動シリンダ44に対して優先作動させ作業台50をアーム40に対して揺動させ、アーム40のブーム30に対する揺動角を一定にさせる。従ってこの場合、図5(a)に示すように、作業台50のY方向への移動に伴い、作業台起伏角はβからβより小さいβ′に変化するがアーム揺動角αは一定となる。
これに対して、上記のようにブーム操作レバー91を前後方向に傾動操作させ作業台50をY方向に移動させる際にブームアーム独立レベリングモードとした場合は、図5(b)に示すように、作業台50のY方向への移動に伴い、作業台揺動角βを一定にさせブーム30に対するアーム40の揺動角をαからαより小さいα′に変化させて作業台50のレベリングを行う。
以上のように、ブームアーム連動レベリングモード(図5(a))では、ブームアーム独立レベリングモード(図5(b))と比較して、ブーム30の起伏量及び伸縮量が同じでも作業台50は高さhだけY方向に位置した状態となり、ブームアーム独立レベリングモードのY方向の作業範囲をH2とすると、ブームアーム連動レベリングモードでは、H2よりhだけ長いH1の作業範囲が得られる。このように、HVモードにおいてブーム操作レバー91を前後方向に傾動操作させ作業台50をY方向に移動させる場合は、ブームアーム連動レベリングモードに切り替えることにより、より広い作業範囲が得られる。
また、図6に示すように、HVモードにおいてブーム操作レバー91を左右方向に傾動操作又はグリップを捻り操作させ作業台50をX方向又はZ方向(水平方向)に移動させる場合は、コントローラ80によりブームアーム独立レベリングモードに自動切替される。具体的には、HVモードにおいてブーム操作レバー91を左右に傾動操作又はグリップを捻り操作させると、X又はZ操作信号がコントローラ80に出力されるが、コントローラ80は、X操作信号が入力されると、ブーム30を起伏及び伸縮させて作業台50をX方向に移動させるとともに、アーム揺動シリンダ44を作業台揺動シリンダ47に対して優先作動させる。また、コントローラ80は、Z操作信号が入力されると、旋回台20の旋回、ブーム30の起伏及び伸縮、並びに作業台50の首振りを行わせるが、この場合もアーム揺動シリンダ44を作業台揺動シリンダ47に対して優先作動させる。すなわち、コントローラ80は、X又はZ操作信号の入力時においては、アーム揺動シリンダ44を優先作動させて、図6(a)に示すように、作業台50のX又はZ方向への移動に伴い、アーム起伏角を例えばαからαより大きいα′に変化させ作業台揺動角βを一定にさせるようにして、作業台50のレベリング制御を行う。
これに対して、上記のようにブーム操作レバー91を左右方向に傾動操作又はグリップを捻り操作させ作業台50をX又はZ方向に移動させる際にブームアーム連動レベリングモードとした場合は、図6(b)に示すように、作業台50のX又はZ方向への移動に伴い、アーム揺動角αが一定とされ作業台揺動角βが変化する。ここで、ブームアーム連動レベリングモードでは、アーム揺動角αが一定となり、アーム40に対する作業台50の起伏角をβからβより大きいβ′にさせて作業台50のレベリングを行う。
以上のように、ブームアーム独立レベリングモード(図6(a))では、ブームアーム連動レベリングモード(図6(b))と比較して、ブーム30の起伏量及び伸縮量が同じでも作業台50は長さwだけX又はZ方向に位置した状態となり、ブームアーム連動レベリングモードのX又はZ方向の作業範囲をW2とすると、ブームアーム独立レベリングモードでは、W2よりwだけ長いW1の作業範囲が得られる。このように、HVモードにおいてブーム操作レバー91を左右に傾動操作又はグリップを捻り操作させ作業台50をX又はZ方向に移動させる場合は、ブームアーム独立レベリングモードに切り替えることにより、より広い作業範囲が得られる。
以上、実施例2においては、作業台揺動シリンダ47を優先作動させてアーム揺動角αを一定及び作業台揺動角βを変動させるブームアーム連動レベリングモードと、アーム揺動シリンダ44を優先作動させて作業台揺動角βを一定及びアーム揺動角αを変動させるブームアーム独立レベリングモードとの切替を、作業台50の移動方向、すなわちX方向、Y方向、及びZ方向毎に自動的に行うように構成されている。従って、作業台50のHV制御が可能な従来の高所作業車と比較して、作業台50の水平方向及び垂直方向への移動について、より広い作業範囲を確保することができる。
また、実施例2におけるブームアーム連動レベリングモードとブームアーム独立レベリングモードとの切替において、例えば、XYZ制御切替スイッチ95(図3参照)を設けて、X方向、Y方向、及びZ方向毎に、ブームアーム連動レベリングモード及びブームアーム独立レベリングモードの切り替えができるようにしてもよい。これにより、例えば作業範囲を狭めたい場合は、コントローラ80により、X方向又はZ方向についてはブームアーム連動レベリングモード(図6(b)参照)に、Y方向についてはブームアーム独立レベリングモード(図5(b)参照)に、それぞれ切替させることも可能となる。
以上、上述した実施形態における高所作業車では、実施例1では手動、実施例2では自動でブームアーム連動レベリングモードとブームアーム独立レベリングモードとの切替が可能となっており、アーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47のいずれを優先作動させるかを決定させることができるため、コントローラ80の負担を増大させずに作業台50の作業範囲を拡張または縮小させることが可能となる。例えば、作業台揺動角βを略直角にするとともにブームアーム独立レベリングモードにすれば、作業台揺動角βを一定にさせることができるため、水平方向に狭い作業領域内において作業台50を高さ方向に移動させて行うようないわゆる抱え込み作業を効率良く行うこともできる。
以上、本発明に係る高所作業車の実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定されない。例えば上記実施形態においてはモード選択手段(モード選択スイッチ93)及びレベリング切替手段(レベリング切替スイッチ94)がトグルスイッチである例について説明したが、切り替え操作可能なものであれば他の構成であっても構わない。又、HVモードが選択されているときにX方向、Y方向、Z方向へ作業台50を移動させる入力を行う入力手段としてブーム操作レバー91を用いた例について説明したが、アーム操作レバー92等、他の操作レバーを用いて作業台50の水平垂直移動制御をさせるようにしてもよいし、X方向操作レバー、Y方向操作レバー、及びZ方向操作レバー等別にHV制御用の操作レバーを設けるようにしてもよい。さらに、操作手段としては、必ずしも操作レバーでなければならないわけではなく、他の構成、例えばスイッチ等であっても構わない。
また、上記実施形態においては、制御手段であるコントローラ80が、作業台50を移動させるためのブーム30の起伏動及び伸縮動等の制御と、作業台50をレベリングさせるためのアーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47の作動制御とを兼ねて行う例について説明したが、作業台移動制御手段とレベリング制御手段とを別体で設け、作業台移動制御手段に作業台50を移動させるための制御をさせ、レベリング制御手段に作業台50をレベリングさせるための制御をさせるようにしてもよい。
なお、上記実施形態における高所作業車においては、ブーム30が、基端ブーム30aと、中間ブーム30bと、先端ブーム30cとが入れ子式に嵌挿されて構成され、アーム40が、ブームヘッド41と、ヘッドブラケット42と、アーム部材43と、第1リンクプレート45及び第2リンクプレート46とを備える例について説明したが、ブーム30及びアーム40の構成は上記に限定されることはない。また、上記では、アーム40をブーム30に対して揺動させるアーム揺動シリンダ44、及び作業台50をアーム40に対して揺動させる作業台揺動シリンダ47のそれぞれに対して、制御バルブ(アーム揺動シリンダ制御バルブ48及び作業台揺動シリンダ制御バルブ49)が設けられる例について説明したが、この構成に限定されることはなく、例えば、アーム揺動シリンダ44及び作業台揺動シリンダ47が共に一つの制御バルブを共有するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、走行体10がタイヤ車輪11を備えたタイヤ車輪式の高所作業車について説明したが、走行体がタイヤ車輪式でない車両、例えば、クローラ装置等により走行する車両、または、軌道走行用車輪を備えて軌道上を走行する車両等に対しても本発明を適用させることは可能である。
1 高所作業車
10 走行体(車体)
22 起伏シリンダ(ブーム起伏シリンダ)
23 伸縮シリンダ(ブーム伸縮シリンダ)
30 ブーム
40 アーム
44 アーム揺動シリンダ
47 作業台揺動シリンダ
50 作業台
80 コントローラ(レベリング制御手段、水平垂直作動制御手段)
91 ブーム操作レバー(水平作動操作手段、垂直作動操作手段)
94 レベリング切替スイッチ(選択操作手段)
95 XYZ制御切替スイッチ(選択設定手段)

Claims (5)

  1. 走行可能な車体と、
    前記車体に起伏動自在に取り付けられたブームと、
    前記車体に対して前記ブームを起伏動させるブーム起伏シリンダと、
    前記ブームの先端部に上下に揺動自在に取り付けられたアームと、
    前記ブームに対して前記アームを上下方向に揺動させるアーム揺動シリンダと、
    前記アームの先端部に上下に揺動自在に取り付けられた作業台と、
    前記アームに対して前記作業台を上下方向に揺動させる作業台揺動シリンダと、
    前記ブームの起伏動作に応じて、前記アーム揺動シリンダ及び前記作業台揺動シリンダのいずれか一方を他方よりも優先させて作動させて前記作業台を水平状態に維持する制御を行うレベリング制御手段とを備えたことを特徴とする高所作業車。
  2. 前記アーム揺動シリンダ及び前記作業台揺動シリンダのいずれを優先させて作動させるかを選択するために操作される選択操作手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. 前記ブームは伸縮動自在に前記車体に取り付けられ、
    前記ブームを伸縮動させるブーム伸縮シリンダと、
    前記作業台を水平方向に移動させるために操作される水平作動操作手段と、
    前記作業台を垂直方向に移動させるために操作される垂直作動操作手段と、
    前記水平作動操作手段又は前記垂直作動操作手段が操作されると、操作された前記水平作動操作手段又は前記垂直作動操作手段の操作内容に応じて、前記ブーム起伏シリンダ及び前記ブーム伸縮シリンダを作動させて、前記作業台を水平方向又は垂直方向に移動させる制御を行う水平垂直作動制御手段とを備え、
    前記レベリング制御手段は、前記水平垂直作動制御手段により前記作業台が移動する方向ごとに、前記アーム揺動シリンダ及び前記作業台揺動シリンダのいずれを優先させて作動させるかを選択し、前記選択したシリンダを優先させて作動させて前記作業台を水平状態に維持する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  4. 前記レベリング制御手段が前記アーム揺動シリンダ及び前記作業台揺動シリンダのうちいずれを選択するかを、前記作業台が移動する方向ごとに予め設定する選択設定手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の高所作業車。
  5. 前記レベリング制御手段は、
    前記水平作動操作手段が操作されると、前記アーム揺動シリンダを選択し、前記アーム揺動シリンダを前記作業台揺動シリンダよりも優先させて作動させて前記作業台を水平状態に維持するように制御し、
    前記垂直作動操作手段が操作されると、前記作業台揺動シリンダを選択し、前記作業台揺動シリンダを前記アーム揺動シリンダよりも優先させて作動させて前記作業台を水平状態に維持するように制御することを特徴とする請求項3に記載の高所作業車。
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