JP2012012066A - 封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ糊等の封緘剤の使用量を節約し、ランニングコストの抑制が可能な封緘装置の提供を目的とする。
【解決手段】封緘装置は使用者が、封筒10の開口辺に沿う幅方向について、封緘剤の塗布位置の略全幅範囲に封緘剤を塗布する場合と、前記塗布位置の全幅範囲から間引いて封緘剤を塗布する場合とのいずれかを選択手段65により選択可能に構成し、制御部は、選択手段65の選択に基づいて、前記塗布位置の略全幅範囲または全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布するよう制御するものである。
【選択図】図6

Description

本発明は封緘装置に関するものである。
封筒の糊しろ部分であるフラップ部に粘着剤を塗布し、或いは、フラップ部に予め乾燥状態の接着剤が塗布されており、この部分に水分を供給することで湿潤させた後、フラップ部を折り曲げ封筒本体に貼着することで、フラップを自動的に封緘する封緘装置が知られている
例えば、特許文献1には、供給された封筒のフラップに粘着剤を塗布するためのキャリッジと、前記キャリッジの往路又は復路移動時に封筒のフラップをすくい上げる爪部と、該すくい上げられたフラップを折り曲げクセ付けする面を有するクセ付け部と、フラップを接着するプレスローラとを備えた封緘装置に関する技術が開示されている。
特開2009−51057号公報
上記特許文献1に記載の封緘装置では、キャリッジがテープ糊を内部に収容したテープ糊カートリッジからなり、テープ糊を封筒のフラップに転写し、該フラップを封筒本体に接着することで封緘処理を行うようになっている。この封緘装置を用いた場合、大量の封筒を封緘処理するには、テープ糊の使用量が増大するので、使用者にとってはランニングコストの抑制が望まれる。
本発明は上記した課題を解決するものであり、テープ糊等の封緘剤の使用量を節約し、ランニングコストの抑制が可能な封緘装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の封緘装置は、未封緘状態の封筒を封緘するための封緘剤を、前記封筒の少なくともフラップ部、または封筒本体のフラップ部を貼着する箇所のうちいずれかの塗布位置に塗布する塗布手段と、フラップ部に折目を形成する折曲げ凸部を設けてなる折目形成部と、折目形成部において形成された折目を挟持し、塗布手段によって塗布された封緘剤によりフラップ部を封筒本体に貼着して封筒を封止するプレスローラと、塗布手段による封筒への封緘剤の塗布動作を制御する制御部とを備えた封緘装置において、使用者が、封筒の開口辺に沿う幅方向について、前記塗布位置の略全幅範囲に封緘剤を塗布する場合と、前記塗布位置の全幅範囲から間引いて封緘剤を塗布する場合とのいずれかを選択手段により選択可能に構成し、制御部は、選択手段の選択に基づいて、前記塗布位置の略全幅範囲または全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布するよう制御するものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の封緘装置において、制御部は、塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、封筒の幅方向の長さに基づいて、全幅範囲のうち封緘剤を塗布する範囲を設定するものである。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の封緘装置において、制御部は、塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、幅方向に沿って所定長さを有する封緘剤の塗布部分を、所定間隔おきに複数形成することで、封緘剤を点線状に塗布するよう制御するものである。
請求項1に記載の封緘装置は、制御部は、選択手段の選択に基づいて、塗布位置の略全幅範囲または全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布するよう制御するので、使用者の選択手段による選択で、封筒の全幅範囲に封緘剤を塗布する場合に替えて、全幅範囲から間引いて封緘剤を塗布することができ、封緘剤の使用量を節約することができる。
また、請求項2に記載の封緘装置によれば、制御部は、塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、封筒の幅方向の長さに基づいて、前記全幅範囲のうち封緘剤を塗布する範囲を設定するので、封筒の幅方向長さに応じて必要な範囲のみに封緘剤を塗布することができる。
そして、請求項3に記載の封緘装置によれば、制御部は、塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、封筒の幅方向に沿って所定長さを有する封緘剤の塗布部分を、所定間隔おきに複数形成することで、封緘剤を点線状に塗布するよう制御するので、封筒10の内容物が封筒本体11から出ないよう十分に封緘剤を塗布でき、封止後の外観上も美しい封緘剤供給具31の封緘剤保持テープ30の使用量を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る封緘装置の外観斜視図である。 前記封緘装置の筐体を外した状態の斜視図である。 前記封緘装置の構成を示す断面図である。 前記前記封緘装置の封緘剤塗布部及び折目形成部の部分拡大図である。 前記封緘装置の実施態様を示す図である。 前記封緘装置の実施態様を示す図である。
本発明に係る封緘装置の一実施形態について以下に説明する。図1は封緘装置の外観斜視図、図2は前記封緘装置の筐体を外した状態の斜視図、図3は前記封緘装置の構成を示す断面図、図4は前記封緘装置の封緘剤塗布部及び折目形成部の部分拡大図である。ここで、説明の都合上、封緘処理を行う対象である封筒10の供給台16の設けられた図1〜4における右側を封緘装置1の前側、封緘剤塗布部3の設けられた同図における左側を後側、後側から見た左側を封緘装置1における左側、右側を封緘装置1における右側として説明する。
図1に示すように、封緘装置1によって封緘処理がなされる封筒10は、内容物を収納する封筒本体11の一端側にのりしろ部分であるフラップ部12を有し、このフラップ部12に封緘剤を塗布し、封筒本体11の裏面11aにフラップ部12を貼着して封緘する。
図2,3において、封緘装置1は、未封緘状態の封筒10を、裏面11aを上側にして複数積載し。最下位より一通ずつ後方の処理部分に供給する供給部2と、未封緘状態の封筒10のフラップ部12上面に封緘剤を塗布する封緘剤塗布部3と、フラップ部12に折目を形成する折目形成部4と、折目が形成された封筒10を折り畳んでプレスし、フラップ部12を封止する封止部5と、封止済みの封筒10を積載する排出積載部6と、各部の動作を制御する制御部7とを備えている。
供給部2は、供給台16、サイド規制板17、供給搬送手段18、捌き部19を備えている。供給台16は、封緘装置1の前側の所定高さ位置に設けられ、該供給台16の前側は高く後側は低くなるよう傾斜配置される。サイド規制板17は、供給台16上に左右の幅方向に摺動自在に設けられ、供給台16における封筒10の載置位置を幅方向略中央部に合わせるものである。
供給搬送手段18は、供給台16の封筒載置面に一部が露出して設けられた複数のゴムローラ22と、前記ゴムローラ22の後方に設置される搬送ローラ23からなる。供給搬送手段18は、ギア、プーリ、ベルトからなる伝動機構(図示省略)を介して供給モータ15に連動連結している。
捌き部19は、供給台16の後方に配置され、供給台16上の複数の封筒10から最下位の封筒10aを分離し、順次後方へ搬送する。捌き部19は、後端規制板25、捌きローラ24及び従動ローラ26を備えている。後端規制板25は、供給台16の後部に縦設され、複数の封筒10の後端縁が当接し、最下位に位置する封筒10aのみが後方へ搬送されるよう上部の封筒10を規制する。後端規制板25の下方には、供給台16の上面との間に、封筒10を1通ずつ通過させるための開口部27が形成されている。
捌きローラ24は、後端規制板25の後方に配置され、封筒10の搬送方向とは逆方向にのみ回転するようになっており、搬送ローラ23との間に0.1mm程度の隙間が形成されている。また、捌きローラ24と該捌きローラ24に対向する搬送ローラ23との間に封筒10が搬送されてきたときに所定圧力で該封筒10を挟持するようバネにより付勢されている。これにより、封筒10の内容物によって厚さの異なる封筒10が順次搬送される場合にも、封筒10の厚さに応じて捌きローラ24が上下動し、適正に各封筒10を分離し、1通ずつ後方へ搬送可能である。
従動ローラ26は、捌きローラ24の後方に配置され、該捌きローラ24とは異なり、正逆回転自在であり、下方の搬送ローラ23に所定の圧力で転接するようバネにより付勢されている。
封緘剤塗布部3は、封緘剤供給具31と、封緘剤昇降手段32及び幅移動手段33からなる塗布手段36と、塗布板35とを備えている。封緘剤供給具31は、封筒10を封緘するための封緘剤を供給するものであり、本実施形態では、テープの片面に封緘剤を保持する封緘剤保持テープ30、及び図示しないが、封緘剤保持テープ30の供給リール、巻き取りリール、及び、封緘剤保持テープ30に保持された封緘剤をフラップ部12に押し当て転写させる転写ローラを内部に収容している。封緘剤は、所定厚さの粘着剤層が封緘剤保持テープ30に保持されてなる。そして、封緘剤保持テープ30は所定幅を有し、フラップ部12に封緘剤を塗布するたびに、封緘剤保持テープ30が供給リールから所定長さだけ供給され巻き取りリールに巻き取られる。封緘剤供給具31は塗布手段36に対し着脱自在に設けられる。
封緘剤昇降手段32は、封緘剤供給具31を昇降する。図4において、封緘剤昇降手段32によって封緘剤供給具31を降下した状態を二点鎖線で示す。封緘剤昇降手段32は図2に示す昇降モータ38により駆動される。
幅移動手段33は、封緘剤供給具31が封緘剤昇降手段32により降下された際、該封緘剤供給具31を左端から右方へ幅方向に移動させ、これにより封緘剤保持テープ30に保持された封緘剤をフラップ部12に転写する。幅移動手段33は、幅移動モータ39により駆動される。
塗布板35は、封緘剤供給具31の下方において、左右幅方向に延び、略水平に配設される。塗布板35の材質は特に限定されないが、シリコン樹脂、フッ素樹脂等とすることが好ましい。仮に、該塗布板35に封緘剤が付着した場合にも容易に剥離可能であるからである。
図4に拡大して示すように、折目形成部4は、封筒10の搬送方向にほぼ直交する向きに横設された凸部材44及び凹部材45と、凸部材44を昇降する凸部材昇降手段46とを備え、凸部材44は、略直角に屈曲して形成され、フラップ部12に折目を形成する折曲げ凸部48を下部に有する。凹部材45は上面に凹溝49を有する。凸部材44が凸部材昇降手段46によりフラップ部12と共に凹溝49に挿通することによって、封筒10の搬送方向と略直交する向きに折目を形成するようになっている。凸部材昇降手段46は、折目形成モータ(図示省略)により駆動し、図4において二点鎖線で示すように、凸部材44を降下する。
図2に示すように、封緘剤塗布部3及び折目形成部4の後方には、後方搬送手段51が設置されている。後方搬送手段51は、上下一対の搬送ローラ52が前後に複数並設され、未封緘状態の封筒10の封筒本体11を挟持し、搬送ローラ52の正逆回転により封筒10を後方及び前方の両方向へ搬送可能に構成される。
封止部5は、前方の供給部2と後方の封緘剤塗布部3との中間に位置し、折目の形成された封筒10のフラップ部12を折り返し、封緘剤塗布部3において塗布された封緘剤により封筒本体11の裏面11aにフラップ部12を圧接して貼着するためのものである。封止部5は、封筒10を後方及び前方の両方向に搬送する正逆回転可能な搬送ローラ55と、バネの付勢により所定の押圧力で搬送ローラ55に転接するプレスローラ56とを備えている。
後方搬送手段51と、封止部5の搬送ローラ55とは図示しないベルトにより連結され、ともに後方搬送モータ58により駆動される。
更に、封止部5には、前後に2列並設された搬送ローラ55及びプレスローラ56の間に、封筒10の搬送面を跨いで発光素子と受光素子からなるセンサ29を設けている。該センサ29は、供給部2から送られた封筒10のフラップ12の先端縁12aが該センサ29の設置位置を通過したことを検出する。図2に示すように、センサ29は幅方向中央部からの距離が同じ位置に各々1個ずつ設置されている。
排出積載部6は、供給部2の下方に設けられる。供給部2の後部に配設された搬送ローラ23と、封止部5の搬送ローラ55とは前後方向に所定長さ離間して配置されている。この両搬送ローラ23、55の間に形成された空間部60から封緘済みの封筒10が下方に排出され排出積載部6に積載される。
制御部7は、封緘装置1の全体を制御し、CPU等により構成される。制御部7には、封筒10の大きさを入力し、設定する設定手段65からの信号が供給される。設定手段65は操作パネル等により構成され、封緘処理すべき角2、長3、長4等の封筒の大きさを使用者が操作パネルより入力し設定する。更に、設定手段65は、使用者が、封筒10の開口辺に沿う幅方向について、封緘剤を塗布するフラップ部12の塗布位置の略全幅範囲に封緘剤を塗布する場合と、前記塗布位置の全幅範囲から間引いて封緘剤を塗布する場合とのいずれかを選択する選択手段66を備えている。
そして、制御部7からの出力により、供給モータ15、後方搬送モータ58、昇降モータ38、幅移動モータ39及び折目形成モータの駆動状態が適宜制御される。
更に、制御部7は、選択手段66の選択に基づいて、フラップ部12の封緘剤の塗布位置の略全幅範囲または全幅範囲から間引いた範囲のいずれかに封緘剤を塗布するよう制御する。また、この封緘剤の塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、封筒10の幅方向の長さに基づいて、全幅範囲のうち封緘剤を塗布する範囲を設定する。そして、封緘剤の塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、幅方向に沿って所定長さを有する封緘剤の塗布部分を、所定間隔おきに複数形成することで、封緘剤を点線状に塗布するよう制御する。
(作用)
封緘装置1により未封緘状態の封筒10を封緘する作業について説明する。まず封緘作業の概略について、図3に示すように、未封緘状態の多数の封筒10は、フラップ部12を前側に、宛先が記載された封筒10の表面を下側にして供給台16上に積載され、捌き部19の作用により最下位の封筒10aから順次1通ずつ後方へ搬送される。供給部2から搬送された封筒10は、未封緘のままで一旦封止部5を通過し、封緘剤塗布部3に至り、封緘剤が塗布された後、折目形成部4において折目が形成され、後方搬送手段51により供給の際とは逆方向となる前方へ搬送され、封止部5においてフラップ部12が封止され、排出積載部6に排出される。以下に詳細に説明する。
供給台16上に複数の未封緘状態の封筒10を積載し、供給搬送手段18の駆動により最下位から順次後方に送り出す。供給部2は、最下位の封筒10aから順に供給するので、封緘剤塗布及び折り畳み作業の途中であっても、封筒10を供給台16上に追加補給することができる。
この際、後端規制板25に上層の封筒10の後端が当接して、後方への搬送が規制され、開口部27を通過した封筒10のみが後方へ搬送される。そして、捌きローラ24により更に封筒10を分離する。このように、捌き部19は、後端規制板25及び捌きローラ24の双方で封筒10を分離することで、仮に、複数の封筒10が開口部27を通過した場合であっても、捌きローラ24により封筒10を分離でき、1通の封筒10のみを後方の封止部5に送ることが可能である。
封止部5においては、未封緘状態のままの封筒10が搬送ローラ55およびプレスローラ56により挟持搬送され、後方の封緘剤塗布部3に供給される。センサ29は、フラップ部12の先端縁12aが該センサ29の設置箇所を通過したことを検出し、制御部7に供給する。
封緘剤塗布部3に至った封筒10は、図3に示す後方搬送手段51により封筒本体11が挟持され後方へ搬送される。そして、封筒10のフラップ部12の先端縁12aが塗布板35上の封緘剤供給具31の前端部31aのほぼ真下に位置するところで、後方搬送手段51の駆動を停止する。これは、制御部7が、設定手段65により設定された封筒10の大きさに対応したフラップ部12の長さに基づいて、センサ29によるフラップ部12の先端縁12aの検出後、封筒10を所定量搬送した後、所定位置で後方搬送モータ58を停止することにより行う。
プラップ部12における封緘剤を塗布するのに好ましい塗布位置Bは、図5に斜線で示すように、封筒10の開口辺Kに沿う幅方向Wについては、左端から右端までの略全幅範囲Fである。幅方向Wに直交する方向Tについては、フラップ部12の先端縁12aまたは先端縁12aより2mm程度内方から、5〜16mm程度といった所定量更に内方の範囲Gであり、この5〜16mm程度といった所定量とは封緘剤供給具31の封緘剤保持テープ30の幅L(図4参照)に対応する長さである。
そして、封緘剤供給具31が封緘剤昇降手段32により降下され、塗布板35上のフラップ部12に接触した後、幅移動手段33により左端から右方へと移動し、転写ローラの回転により封緘剤保持テープ30からフラップ部12に封緘剤が転写される。封緘剤供給具31は、供給リールから封緘剤保持テープ30が供給されるとともに、巻き取りリールに巻き取られる。フラップ部12への封緘剤の塗布終了後、封緘剤供給具31は封緘剤昇降手段32により上昇され、幅移動手段33により左端の元の位置に移動される。
封緘剤を塗布する範囲は、封緘剤の使用量を節約するため、使用者が選択手段66により選択することで、図5に示すような封筒10の幅方向Wの全体である全幅範囲Fに封緘剤を塗布する場合に替えて、図6(a)〜(c)に示すように、全幅範囲Fから間引いて封緘剤を塗布することとすることができる。この封緘剤を間引いて塗布する場合には、例えば、図6(a)に示すように、封筒10の幅方向Wに沿って所定長さを有する封緘剤の塗布部分Pを、所定間隔おきに複数形成することで、封緘剤を点線状に塗布するよう制御することができる。
このように封緘剤を点線状に塗布する場合には、幅移動手段33により封緘剤供給具31を封筒10の幅方向に沿って移動する際に、封緘剤昇降手段32による封緘剤供給具31の昇降を複数回行うこととなる。封緘剤を点線状に塗布することにより、封筒10の内容物が封筒本体11から出ないよう適正に封緘処理しつつ、封緘剤保持テープ30の使用量を軽減することができる。
更に、塗布位置Bの全幅範囲Fから間引いた範囲に封緘剤を塗布する他の方法として、図6(b)、(c)に示すように、設定手段65により設定された封筒10の大きさに対応する該封筒10の幅方向の長さに基づいて、制御部7は封緘剤を塗布すべき範囲を設定し、設定された範囲に封緘剤を塗布するよう制御することとしてもよい。
即ち、例えば、図6(b)に示すように、設定手段65により設定された封筒10が、幅方向長さV1が120mmの長3の封筒10である場合に、封緘剤を塗布可能な全幅範囲Fのうち左右両端近傍の所定範囲のみに封緘剤を塗布するよう制御部7が設定し、昇降モータ38及び幅移動モータ39の動作を制御する。
また、図6(c)に示すように、設定手段65により設定された封筒10が、幅方向長さV2が240mmの角2の封筒10である場合には、封緘剤を塗布可能な全幅範囲Fのうち左右両端近傍の所定範囲に加え、中央部にも封緘剤を塗布するよう設定する。この結果、長3、角2といった封筒10の幅方向長さに応じて必要最小限の範囲に封緘剤を塗布するよう設定することができ、封緘剤の使用量をより抑制することが可能となる。この制御部7が設定する封緘剤の塗布範囲は、上記した全幅範囲Fの左右両端近傍の所定範囲や、それに中央部を加えた場合等のほか、フラップ部12の幅方向中央部の所定範囲のみ等としてもよく、自由に設定可能である。
フラップ部12への封緘剤の塗布後、折曲げ凸部48が近接位置から凸部材昇降手段46により折目形成位置まで降下され、フラップ部12とともに凹溝49内に挿通し、フラップ部12に折目が形成される。
折目形成後、後方搬送モータ58を、封緘剤塗布及び折目形成前とは逆方向に回転し、後方搬送手段51によって封筒10を前方へ搬送する。封筒10が封止部5に至ると、プレスローラ56と搬送ローラ55との間に折目形成部4において形成された折目を挟持し、フラップ部12を折り畳んで封筒10を前方へ搬送する。封筒10は、封緘剤塗布部3において塗布された封緘剤によりフラップ部12が封筒本体11に貼着され、封止される。封筒10は、空間部60から下方へ向けて飛び出し、排出積載部6に積載される。
尚、上記実施形態では、供給部2において、未封緘状態の封筒10を最下位より一通ずつ供給したが、本発明に係る封緘装置は、これに限定されず、最上位の封筒から順次供給することとしてもよい。また、封緘剤昇降手段32により封緘剤供給具31を昇降し、封緘剤を塗布したが、封緘剤供給具を固定し封筒を封緘剤供給具に当接するよう移動し、封緘剤を塗布してもよい。
また、封緘剤は、粘着性を有するとともに、封緘剤保持テープ30に粘着剤層が保持されたものにより構成したが、これに限定されず、ノズル先端から液体状の粘着性接着剤を所定のタイミングで供給するといったものであってもよく、ホットメルト系接着剤を加熱溶融し接着してもよい。また、フラップ部に予め接着剤が塗布され、乾燥状態とされた封筒を、封緘処理する場合には、水を封緘剤として用いても構わない。封緘剤としての水を塗布する塗布手段としては、開閉自在なノズル先端から、タンク内に収容した水を供給するといった構造や、水を含んでなるスポンジ等の含水部材をフラップ部12に当接させる構造等が挙げられる。
また、封緘剤を塗布する位置は、封筒10のフラップ部12としたが、これに限定されず、封筒本体のフラップ部を貼着する箇所を封緘剤の塗布位置とし、この塗布位置に合わせて後方搬送手段による搬送量を制御してもよい。
1 封緘装置
4 折目形成部
5 封止部
7 制御部
10 封筒
11 封筒本体
12 フラップ部
30 封緘剤保持テープ
34 移動手段
36 塗布手段
48 折曲げ凸部
56 プレスローラ
65 設定手段
66 選択手段

Claims (3)

  1. 未封緘状態の封筒を封緘するための封緘剤を、前記封筒の少なくともフラップ部、または封筒本体のフラップ部を貼着する箇所のうちいずれかの塗布位置に塗布する塗布手段と、
    フラップ部に折目を形成する折曲げ凸部を設けてなる折目形成部と、
    折目形成部において形成された折目を挟持し、塗布手段によって塗布された封緘剤によりフラップ部を封筒本体に貼着して封筒を封止するプレスローラと、
    塗布手段による封筒への封緘剤の塗布動作を制御する制御部とを備えた封緘装置において、
    使用者が、封筒の開口辺に沿う幅方向について、前記塗布位置の略全幅範囲に封緘剤を塗布する場合と、前記塗布位置の全幅範囲から間引いて封緘剤を塗布する場合とのいずれかを選択手段により選択可能に構成し、
    制御部は、選択手段の選択に基づいて、前記塗布位置の略全幅範囲または全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布するよう制御する封緘装置。
  2. 制御部は、塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、封筒の幅方向の長さに基づいて、前記全幅範囲のうち封緘剤を塗布する範囲を設定する請求項1に記載の封緘装置。
  3. 制御部は、塗布位置の全幅範囲から間引いた範囲に封緘剤を塗布する場合に、封筒の幅方向に沿って所定長さを有する封緘剤の塗布部分を、所定間隔おきに複数形成することで、封緘剤を点線状に塗布するよう制御する請求項1または請求項2に記載の封緘装置。
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