JP2012011699A - インク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ノズル詰まりをインク使用量を削減しつつ確認する技術に関する。
【解決手段】インク噴射式記録装置1は、書き込みヘッド6に配列されインク滴を吐出する複数のノズルのうち、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルを使用ノズルとして、RAM13の使用ノズル記録テーブルに記憶し、該使用ノズル記録テーブルに記録されている使用ノズル以外のノズルからのみ、画像形成時以外のタイミングに、インク滴を空吐出させて、ノズル詰まりの確認を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】インク噴射式記録装置1は、書き込みヘッド6に配列されインク滴を吐出する複数のノズルのうち、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルを使用ノズルとして、RAM13の使用ノズル記録テーブルに記憶し、該使用ノズル記録テーブルに記録されている使用ノズル以外のノズルからのみ、画像形成時以外のタイミングに、インク滴を空吐出させて、ノズル詰まりの確認を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、画像形成時以外のタイミングにノズル詰まりを確認するためにインク滴の空吐出を行うインク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体に関する。
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)等のカラーインクを記録ヘッドの各色に対応するノズルから用紙、フィルム等の被画像形成媒体(以下、単に用紙という。)に吐出して、画像を形成するインクジェット記録装置においては、記録ヘッドのノズルの詰まりを解消して、適切な画像形成を行うために、画像形成時以外のタイミングにおいて、用紙上または用紙間隔において、全てのノズルからインクの吐出(空吐出)を行わせて、用紙上等に吐出されたインクを検出することで、ノズル詰まりの有無の確認を行っている。
ところが、従来のノズル詰まりの確認においては、画像形成に無関係なタイミングで全てのノズルからインクを吐出させて、記録ヘッドのノズルの詰まりを確認しているため、無駄にインクが消費されるという問題があった。
そして、従来、ノズル詰まりを確認するためのノズルチェックパターンを記憶して、該ノズルチェックパターンに従ってノズルの吐出を行い、吐出結果のノズルチェックパターンと記憶しているノズルチェックパターンを比較してノズルの詰まりを判定するとともに、ノズルの詰まっている箇所についてのノズルチェックパターンを作成して、次回のノズルチェックパターンとして使用することで、ノズル詰まりチェックに消費するインク量を減らすことを図った技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術にあっては、一度は、画像形成動作を行っていないタイミングにおいて、全てのノズルからインクを空吐出させる必要があり、ノズルチェックに使用するインク量の削減をさらに図る上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、ノズル詰まりの確認のために空吐出するインク量をより一層削減するインク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、所定の配列順序で配列されインク滴を吐出する複数のノズルのうち、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用されるノズルを使用ノズルとして使用ノズル記憶手段に記憶し、画像形成時以外のタイミングに、該使用ノズル記憶手段に記録されている使用ノズル以外のノズルからインク滴を空吐出させることを特徴としている。
また、本発明は、前記ノズルが、複数色のインクに対応して色毎に設けられており、前記使用ノズル記憶手段に、前記色毎に画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルを使用ノズルとして記憶することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、画像形成時に、前記使用ノズルに対応する前記ノズルからのインク滴の有無を検出して、詰まり有無情報として詰まり有無情報記録手段に記憶し、所定タイミングに、該詰まり情報記憶手段に詰まり有りが記憶されていると、前記ノズルの詰まりを清掃することを特徴としてもよい。
本発明によれば、画像形成に使用したノズル以外のノズルのみから空吐出するので、ノズル詰まりの確認のために空吐出するインク量をより一層削減することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図9は、本発明のインク噴射式記録装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明のインク噴射式記録装置の一実施例を適用したインク噴射式記録装置1のブロック構成図である。
図1において、インク噴射式記録装置1は、メイン制御基板2、画像処理部3、操作部4、スキャナ部5、書き込みヘッド6、クリーニング部7及び給紙/搬送部8等を備えており、メイン制御基板2は、CPU(Central Processing Unit )11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13等を搭載している。インク噴射式記録装置1は、図示しないが、外部のコンピュータ等のホスト装置と接続する外部インターフェイスを備えていてもよい。インク噴射式記録装置1は、外部インターフェイスをそなえているときには、該外部インターフェイスを介して該ホスト装置との間で信号とデータの授受を行って、ホスト装置から受け取った画像データに基づいて用紙に画像を印刷出力するプリンタモード動作を行う。また、インク噴射式記録装置1は、メイン制御基板2上等に不揮発性メモリを搭載しており、インク噴射式記録装置1の電源がオフの場合にも必要なデータ等を該不揮発性メモリに記憶する。
インク噴射式記録装置1は、メイン制御基板2上のROM12の記憶する基本プログラムや本発明のインク噴射式記録制御処理プログラム等のプログラムに基づいて、CPU(空吐出制御手段)11が、RAM13をワークメモリとして利用しつつ、インク噴射式記録装置1の各部を制御して、インク噴射式記録装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する本発明のインク噴射式記録制御方法を実行する。
すなわち、インク噴射式記録装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明のインク噴射式記録制御方法を実行するインク噴射式記録制御処理プログラムを読み込んでROM12や図示しないハードディスク等に導入することで、後述する空吐出に使用するインク量を削減しつつノズル詰まりを確認するインク噴射式記録制御方法を実行するインク噴射式記録装置として構築されている。このインク噴射式記録制御処理プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
操作部4は、スタートキーやファンクションキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、インク噴射式記録装置1を操作するのに必要な各種命令が入力される。操作部4のディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やインク噴射式記録装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。
スキャナ部5は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利用されており、原稿を主走査及び副走査して、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。
画像処理部3は、ホスト装置から受け取った画像データやスキャナ部5で読み取った画像データに対して所定の画像処理を施して、書き込みヘッド6によって用紙に印刷できる描画データに変換する。
書き込みヘッド6は、用紙に向かってCMYK等の各色のインクを吐出する各色用のノズルNZc、NZm、NZy、NZk(図2及び図3参照)を備えており、画像処理部3で画像処理された描画データ、例えば、CMYK画像データに基づいて各色用のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインクの噴射を制御して、用紙に画像を形成する。
クリーニング部(清掃手段)7は、空吐出のインクを吸収するインク吸収部材やヘッド面についたインクを払拭し、特に、ノズル詰まりが発生していることが確認されたときに、CPU11(清掃制御手段)の制御下で、ノズルのクリーニング(清掃)を行う。
給紙/搬送部8は、複数枚の用紙を収納しており、該複数枚の用紙を1枚ずつ分離して書き込みヘッド6による書き込み部に搬送する。
そして、インク噴射式記録装置1は、上記書き込みヘッド6は、例えば、図2及び図3にK(ブラック)の書き込みヘッド6Kの場合について示すように、主走査方向に最大書き込み幅にわたってシリアル(ライン状)に所定数NのノズルNZkが配設されており、図2及び図3では、K色のノズルNZkのみについて示しているが、他の色、例えば、CMYの各色についても同様に、ノズルNZc、NZm、NZyがライン上に配設されている。
この書き込みヘッド6の近傍には、インク吐出検出センサ20kが配設されており、インク吐出検出センサ20は、各色のノズルNZc、NZm、NZy、NZk用に、それぞれ設けられている。なお、図2及び図3では、K色のノズルNZk用のインク吐出検出センサ20kのみが記載されているが、他の色のインク吐出検出センサ20c、20m、20yについても同様である。
インク吐出検出センサ(吐出検出手段)20c、20m、20y、20kは、例えば、発光ダイオード21とフォトダイオード22が用いられており、発光ダイオード21からフォトダイオード22は、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkの主走査方向の両端部を挟んだ状態で配設されている。したがって、インク吐出検出センサ20c、20m、20y、20kの発光ダイオード21からフォトダイオード22に向かって出射された検出光は、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkのうち、各色のライン方向に並んだいずれかのノズルNZc、NZm、NZy、NZkからインクが吐出されているときには、図2に矢印で示すように、検出光がインク滴によって反射されてフォトダイオード22に入射せず、フォトダイオード22は、「1」の検出信号をCPU11に出力する。一方、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkからインク滴が吐出されないときには、図3に示すように、発光ダイオード21から出射された検出光が、インク滴によって反射されることがないため、フォトダイオード22に入射され、フォトダイオード22は、「0」の検出信号をCPU11に出力する。
CPU11は、各色のインク吐出検出センサ20c、20m、20y、20kからの検出信号によって、各色の書き込みヘッド6c、6m、6y、6kのノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク滴の吐出の有無を判別することができる。
ところが、書き込みヘッド6c、6m、6y、6kには、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkがライン上に配設されているため、インク吐出検出センサ20c、20m、20y、20kからの検出信号のみでは、どのノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク吐出が適切に行われ、どのノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク吐出が行われなかったかを判別することができない。
そこで、インク噴射式記録装置1は、画像形成時に、図4(a)に示すような使用ノズル記録テーブル(使用ノズル記憶手段)Tb1とノズル詰まり確認テーブル(詰まり有無情報記憶手段)Tb2を、ヘッドチェックマトリクスとして、RAM13または不揮発性メモリに展開する。CPU11は、使用記録テーブルTb1には、CMYK画像データから、どの色の1からN個まで主走査方向に並んでいるノズルNZc、NZm、NZy、NZkのうち、何番目のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからインクを吐出するかを取得して登録し、ノズル詰まり確認テーブルTb2には、使用記録テーブルTb1のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからの吐出タイミングのときのインク吐出検出センサ20c、20m、20y、20kの検出信号の値によって、ノズル詰まりの発生の有無を確認して、ノズル詰まり有無情報を登録する。CPU11は、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルNZc、NZm、NZy、NZkを使用ノズルとして使用ノズル記録テーブルTb1に記憶させる使用ノズル記憶制御手段として機能し、また、画像形成時に、使用ノズルに対応するノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク滴のインクと出検出センサ20c、20m、20y、20kによる吐出有無検出結果を詰まり有無情報としてノズル詰まり確認テーブルTb2に記憶させる詰まり情報記憶制御手段として機能する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のインク噴射式記録装置1は、画像形成動作中に使用(吐出)されたノズルNZc、NZm、NZy、NZkを確認して、紙間においては、画像形成動作中に使用しなかったノズルNZc、NZm、NZy、NZkについてのみ空吐出を行なうとともに、画像形成動作中及び空吐出においてノズル詰まりを確認する。
すなわち、本実施例のインク噴射式記録装置1は、スキャナ部5で読み取った画像データやホスト装置から送られてきた画像データに基づいて画像形成を行う場合、図5に示すように、CPU11は、まず、RAM13または不揮発性メモリ等のメモリ内のヘッドチェックマトリックスである使用ノズル記録テーブルTb1とノズル詰まり確認テーブルTb2をクリアし(ステップS101)、プリントジョブを開始する(ステップS102)。
CPU11は、プリントジョブを開始すると、ジョブの実行中(画像形成中)に吐出したノズルNZc、NZm、NZy、NZkの番号(ヘッドNo)をCMYK各色毎に、例えば、図6(a)、図7(a)に示すように、各色−ヘッドNoとして、使用ノズル記録テーブルTb1に登録(記憶)し(ステップS103)、登録した該CMYK各色のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク滴の吐出に対して、フォトダイオード22の出力する検出信号が「1」であるか否かチェックする(ステップS104)。
ステップS104で、フォトダイオード22の検出信号が「1」のときには、CPU11は、インク滴が吐出されていると判断して、図6(b)に示すように、ノズル詰まり確認テーブルTb2の使用ノズル記録テーブルTb1の各色−ヘッドNoに対応させた位置に、「OK」(インク詰まり無し)として登録し(ステップS105)、ステップS104で、フォトダイオード22の検出信号が「0」のときには、吐出されていないと判断して、図7(b)に示すように、ノズル詰まり確認テーブルTb2の使用ノズル記録テーブルTb1の各色−ヘッドNoに対応させた位置に、「NG」(インク詰まり有り)として登録する(ステップS105)。なお、図6及び図7では、K色の3番目のノズルNZkが使用ノズルである場合について、示されている。
CPU11は、ノズル詰まり確認テーブルTb2への登録を行うと、画像データ1ページ分(1枚分)の画像形成(出力)が完了したかチェックし(ステップS107)、1枚分の画像出力が完了していないときには、ステップS103に戻って、次のラインについて、上記同様に処理する(ステップS103〜S107)。
ステップS107で、1枚分の画像出力が完了すると、CPU11は、ヘッドチェックマトリクスの使用ノズル記録テーブルTb1において、未吐出のノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるか、すなわち、1枚画像形成するのに使用されていないノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるか否か確認し(ステップS108)、未吐出のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのみを、画像形成時以外のタイミング(紙間)空吐出させて、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkの詰まりの有無の確認を行う(ステップS109)。
CPU11は、空吐出させたノズルNZc、NZm、NZy、NZkのうち詰まっているノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるか否か判断し(ステップS110)、詰まっているノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるときには、書き込みヘッド6のクリーニングをクリーニン部7で行って(ステップS111)、全てのプリントジョブが終了したかチェックする(ステップS112)。
ステップS110で、詰まっているノズルNZc、NZm、NZy、NZkがないときには、CPU11は、クリーニングを行うことなく、全てのプリントジョブが終了したかチェックする(ステップS112)。
ステップS112で、全てのプリントジョブが終了していないときには、ステップS101に戻って、次のプリントジョブに対して上記同様の処理を行い(ステップS101〜S112)、ステップS112で、全てのプリントジョブが終了すると、処理を終了する。
このように、本実施例のインク噴射式記録装置1は、所定の配列順序で配列されインク滴を吐出する複数のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのうち、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用されるノズルNZc、NZm、NZy、NZkを使用ノズルとして、使用ノズル記録テーブルTb1に記憶し、該使用ノズル記録テーブルTb1に記録されている使用ノズル以外のノズルNZc、NZm、NZy、NZkから画像形成時以外のタイミングに、インク滴を空吐出させている。
したがって、画像形成に使用した使用ノズル以外のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのみから空吐出するので、ノズル詰まりの確認のために空吐出するインク量をより一層削減することができる。
また、本実施例のインク噴射式記録装置1は、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkが、複数色(本実施例では、CMYK色)のインクに対応して各色毎に設けられており、使用ノズル記録テーブルTb1に、各色毎に画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルNZc、NZm、NZy、NZkを使用ノズルとして記憶している。
したがって、カラー画像データに基づいてカラーのインクを使用してカラー画像を形成する場合にも、画像形成に使用した使用ノズル以外のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのみから空吐出して、ノズル詰まりの確認のために空吐出するインク量をより一層削減することができる。
さらに、本実施例のインク噴射式記録装置1は、使用ノズルに対応するノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク滴の吐出の有無をインク吐出検出センサ20c、20m、20y、20kで検出して、詰まり有無情報としてノズル詰まり確認テーブルTb2に記憶し、所定タイミングに、該ノズル詰まり確認テーブルTb2に詰まり有りが記憶されているか、また、空吐出での使用ノズル以外のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク滴の吐出無しを確認すると、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkの詰まりをクリーニング部7によってクリーニング(清掃)している。
したがって、インク滴の使用量を削減した空吐出でノズル詰まりが確認されると、紙間にノズルNZc、NZm、NZy、NZkをクリーニングして、インク使用量を削減しつつ、画像品質を向上させることができる。
また、本実施例のインク噴射式記録装置1は、書き込みヘッド6のノズルNZc、NZm、NZy、NZkが、1色当たり少なくとも主走査方向1ライン分に亘って並んで配設されており、使用ノズル記録テーブルTb1が、画像データの主走査方向におけるデータ位置に対応する位置のノズルNZc、NZm、NZy、NZkを使用ノズルとして記憶している。
したがって、ラインヘッドである書き込みヘッド6によって1ラインまたは複数ライン毎にインク吐出して画像形成する場合にも、画像形成に使用した使用ノズル以外のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのみから空吐出して、ノズル詰まりの確認のために空吐出するインク量をより一層削減することができる。
さらに、本実施例のインク噴射式記録装置1は、CPU11が、画像データ1ページ分に対して使用ノズル記録テーブルTb1に記憶されている使用ノズル以外のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのみインク滴を空吐出させている。
したがって、画像形成を速やかに行うことができるとともに、インク使用量を削減しつつ、ノズル詰まりの発生の有無を適切に確認することができる。
また、本実施例のインク噴射式記録装置1は、使用ノズル記録テーブルTb1に記憶されているが、ノズル詰まり確認テーブルTb2に詰まり有りと記憶されている使用ノズルからもインク滴を空吐出させてもよい。
このようにすると、画像形成中にノズル詰まりの発生していたノズルNZc、NZm、NZy、NZkを、空吐出によってノズル詰まりを解消することができ場合があり、クリーニングの発生頻度を削減して、インク滴の使用量を削減しつつ、処理速度の高速化を図ることができる。
なお、上記説明においては、1ページ分の画像データを1枚の用紙に記録出力する毎に、未吐出のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのみの吐出確認を行って、吐出NGである詰まりのあるノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあると、クリーニング動作を行っているが、図8及び図9に示すように、吐出NGのノズルNZc、NZm、NZy、NZkを検出すると、その段階で、画像形成動作を停止させて、書き込みヘッド6のクリーニングを行うようにしてもよい。なお、図8及び図9では、図5と同様の処理ステップには、同一のステップナンバーを付与している。
すなわち、CPU11は、画像形成を開始する際に、まず、メモリ内のヘッドチェックマトリックスである使用ノズル記録テーブルTb1とノズル詰まり確認テーブルTb2をクリアし(ステップS101)、プリントジョブを開始する(ステップS102)。
CPU11は、プリントジョブを開始すると、図6(a)、図7(a)に示したように、ジョブ実行中に吐出したノズルNZc、NZm、NZy、NZkの番号(ヘッドNo)をCMYK各色毎に、各色−ヘッドNoとして、使用ノズル記録テーブルTb1に登録(記憶)し(ステップS103)、登録した該CMYK各色のノズルNZc、NZm、NZy、NZkからのインク滴の吐出に対してフォトダイオード22の出力する検出信号が「1」であるか否かチェックする(ステップS104)。ステップS104で、フォトダイオード22の検出信号が「1」のときには、CPU11は、吐出されていると判断して、図6(b)に示したように、ノズル詰まり確認テーブルTb2の使用ノズル記録テーブルTb1の各色−ヘッドNoに対応させた位置に、「OK」として登録し(ステップS105)、ステップS104で、フォトダイオード22の検出信号が「0」のときには、吐出されていないと判断して、図7(b)に示したように、ノズル詰まり確認テーブルTb2の使用ノズル記録テーブルTb1の各色−ヘッドNoに対応させた位置に、「NG」として登録する(ステップS105)。
CPU11は、ノズル詰まり確認テーブルTb2への登録を行うと、吐出NGのノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあったかチェックし(ステップS201)、吐出NGのノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあったときには、画像形成を一時中断して、書き込みヘッド6をクリーニング部7でクリーニングさせて(ステップS202)、クリーニングが完了すると、1枚(1ページ)の画像形成(出力)が完了したかチェックする(ステップS107)。また、ステップS201で、吐出NGのノズルNZc、NZm、NZy、NZkがないときには、クリーニングを行うことなく、1枚の画像形成が完了したかチェックする(ステップS107)。
ステップS107で、1枚の画像出力が完了していないときには、ステップS103に戻って、次のラインについて、上記同様に処理する(ステップS103〜S106、S201、S202、S107)。
ステップS107で、1枚の画像出力が完了すると、CPU11は、以降、図5の場合と同様に処理する。すなわち、CPU11は、ヘッドチェックマトリクスの使用ノズル記録テーブルTb1において、未吐出のノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるか否か確認し(ステップS108)、未吐出のノズルNZc、NZm、NZy、NZkのみを空吐出させて、ノズルNZc、NZm、NZy、NZkの詰まりが有るか無いかの確認を行う(ステップS109)。CPU11は、図9に示すように、空吐出させたノズルNZc、NZm、NZy、NZkのうち詰まっているノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるか否か判断し(ステップS110)、詰まっているノズルNZc、NZm、NZy、NZkがあるときには、書き込みヘッド6のクリーニングをクリーニン部7で行って(ステップS111)、全てのプリントジョブが終了したかチェックする(ステップS112)。
ステップS110で、詰まっているノズルNZc、NZm、NZy、NZkがないときには、CPU11は、クリーニングを行うことなく、全てのプリントジョブが終了したかチェックする(ステップS112)。
ステップS112で、全てのプリントジョブが終了していないときには、図8のステップS101に戻って、次のプリントジョブに対して上記同様の処理を行い(ステップS101〜S106、S201、S202、S107〜S112)、図9のステップS112で、全てのプリントジョブが終了すると、処理を終了する。
このように、ノズル詰まり確認テーブルTb2に詰まり有りが記録される毎に、画像形成を停止させて、クリーニング部7にノズルNZc、NZm、NZy、NZkの詰まりをクリーニングさせた後に、画像形成を再開させると、ノズル詰まりの無い状態で画像形成を行うことができ、画像品質を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、空吐出してノズル詰まりを確認するインク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
1 インク噴射式記録装置
2 メイン制御基板
3 画像処理部
4 操作部
5 スキャナ部
6、6C、6M、6Y、6K 書き込みヘッド
7 クリーニング部
8 給紙/搬送部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
20c、20m、20y、20k インク吐出検出センサ
21 発光ダイオード
22 フォトダイオード
NZc、NZm、NZy、NZk ノズル
Tb1 使用ノズル記録テーブル
Tb2 ノズル詰まり確認テーブル
2 メイン制御基板
3 画像処理部
4 操作部
5 スキャナ部
6、6C、6M、6Y、6K 書き込みヘッド
7 クリーニング部
8 給紙/搬送部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
20c、20m、20y、20k インク吐出検出センサ
21 発光ダイオード
22 フォトダイオード
NZc、NZm、NZy、NZk ノズル
Tb1 使用ノズル記録テーブル
Tb2 ノズル詰まり確認テーブル
Claims (10)
- 所定の配列順序で配列されインク滴を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルのうち、画像形成に使用されるノズルを使用ノズルとして記憶する使用ノズル記憶手段と、
画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルを前記使用ノズルとして前記使用ノズル記憶手段に記憶させる使用ノズル記憶制御手段と、
画像形成時以外のタイミングに、前記使用ノズル記憶手段に記憶されている前記使用ノズル以外のノズルからインク滴を空吐出させる空吐出制御手段と、
を備えていることを特徴とするインク噴射式記録装置。 - 前記ノズルは、複数色のインクに対応して色毎に設けられており、
前記使用ノズル記憶制御手段は、前記色毎に画像データに対応してインク滴の吐出に使用するノズルを使用ノズルとして前記使用ノズル記憶手段に記録させることを特徴とする請求項1記載のインク噴射式記録装置。 - 前記インク噴射式記録装置は、
前記各ノズルからのインク滴の吐出の有無を検出する吐出検出手段と、
前記各ノズルの詰まり有無情報を記憶する詰まり有無情報記憶手段と、
画像形成時に、前記使用ノズルに対応するノズルからのインク滴の前記吐出検出手段による吐出有無検出結果を詰まり有無情報として前記詰まり有無情報記録手段に記憶させる詰まり情報記憶制御手段と、
前記ノズルの詰まりを清掃する清掃手段と、
所定タイミングに、前記詰まり情報記憶手段に詰まり有りが記憶されていると、前記清掃手段に前記ノズルの詰まりを清掃させる清掃制御手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のインク噴射式記録装置。 - 前記ノズルは、1色当たり少なくとも主走査方向1ライン分に亘って並んで配設されており、
前記使用ノズル記憶手段は、画像データの主走査方向におけるデータ位置に対応する位置のノズルを前記使用ノズルとして記憶することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のインク噴射式記録装置。 - 前記空吐出制御手段は、画像データ1ページ分に対して前記使用ノズル記憶手段に記憶されている前記使用ノズル以外のノズルからのみインク滴を空吐出させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のインク噴射式記録装置。
- 前記空吐出制御手段は、前記使用ノズル記憶手段に記憶されているが、前記詰まり有無情報記憶手段に詰まり有りと記憶されている前記使用ノズルからもインク滴を空吐出させることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のインク噴射式記録装置。
- 前記清掃制御手段は、前記詰まり有無情報記録手段に詰まり有りが記録される毎に、画像形成を停止させて、前記清掃手段にノズルの詰まりを清掃させた後に、画像形成を再開させることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のインク噴射式記録装置。
- 所定の配列順序で配列されインク滴を吐出する複数のノズルのうち、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用されるノズルを使用ノズルとして使用ノズル記憶手段に記憶させる使用ノズル記憶制御処理ステップと、
画像形成時以外のタイミングに、前記使用ノズル記憶手段に記録されている前記使用ノズル以外のノズルからインク滴を空吐出させる空吐出制御処理ステップと、
を有していることを特徴とするインク噴射式記録制御方法。 - コンピュータに、
所定の配列順序で配列されインク滴を吐出する複数のノズルのうち、画像形成時に、画像データに対応してインク滴の吐出に使用されるノズルを使用ノズルとして使用ノズル記憶手段に記憶させる使用ノズル記憶制御処理と、
画像形成時以外のタイミングに、前記使用ノズル記憶手段に記録されている前記使用ノズル以外のノズルからインク滴を空吐出させる空吐出制御処理と、
を実行させることを特徴とするインク噴射式記録制御プログラム。 - 請求項9記載のインク噴射式記録制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010151272A JP2012011699A (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | インク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010151272A JP2012011699A (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | インク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体 |
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JP2012011699A true JP2012011699A (ja) | 2012-01-19 |
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ID=45598694
Family Applications (1)
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JP2010151272A Pending JP2012011699A (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | インク噴射式記録装置、インク噴射式記録制御方法、インク噴射式記録制御プログラム及び記録媒体 |
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JP (1) | JP2012011699A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016183126A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | Jxエネルギー株式会社 | 共役ジエンの製造方法 |
-
2010
- 2010-07-01 JP JP2010151272A patent/JP2012011699A/ja active Pending
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