JP2012007271A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】バストの下垂により生じるバスト上部の肉の削げ部分とカップ部との間に隙間が生じるのを防止するカップ部を有する衣類を提供する。
【解決手段】左右のカップ部の前中央側上端と脇側上端とを結ぶ上辺の上端点を、該カップ部のバストトップの真上位置と前記脇側上端との間の中間の削げ発生位置に設け、
前記カップ部の上辺の上端点にストラップを連結し、該ストラップによるカップの引き上げで前記削げ発生位置に前記カップ部の上辺を密着させる構成としていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はカップ部を有する衣類に関し、詳しくは、バストが下垂して、バスト上部の肉が削げて平坦化しても、カップ部の上辺をバストとの間に隙間が生じないようにぴったりと沿わせることができるようにしたブラジャー等に関するものである。
一般に、加齢に伴ってバストが下垂し、この下垂に伴いバストの脇側上部の丸みが失われ、カップ部の脇側上辺に当たる位置のバストの上部の肉が平坦化し、所謂、肉の削げが生じてくる。図7に符号Xを付して示す部分は、ヌード状態における肉の削げ部分の状態を示したものである。
着用者のバストに上記のような肉の削げ部分Xが形成されていると、従来のブラジャーではカップ部がバストに充分フィットしないという問題があった。図8は、上記削げ部分Xがバストに形成されている着用者が従来のブラジャーを着用した状態を示す図である。 図8に示すように、肩紐(ストラップ)100は、カップ部101の上辺101aの脇側上端に連結されており、肩紐100はカップ部101を上方に引き上げるように形成されている。
このように、従来のブラジャーでは、削げ部分Xに隣接するように肩紐100がカップ部101に連結されているため、着用状態においても肉の削げ状態が一部残存してしまい、カップ部とバストとの間に隙間が形成されてしまう。このため、バストに対するブラジャーのフィット性が低いものとなり、着用者の腕の上げ下ろしといった日常動作に伴って着崩れが生じやすい。また、前屈みの姿勢になった時、カップ部上辺とバストの間の隙間が大きくなり、上方からのぞき込んだ時にバストが見え易いという問題もあった。
すなわち、従来の一般的なブラジャーでは、図8に示すように、バストを効果的に引き上げるために、ストラップはカップ部の上辺の脇側上端に連結されており、ストラップによってカップ部の上辺を肌側に引き寄せるような機能を付与していない。
ところで、特開平11−229205号公報(特許文献1)では、図9に示すブラジャー200が提案されている。ブラジャー200は、バストアップ作用を担うストラップとなるショルダー部201の幅は、20〜80mm程度の広幅とされている。これにより、ストラップが細幅である場合のように圧力が集中して、肩凝りが発生し、かつ、位置ずれが生じて着崩れが発生するのを防止している。かつ、ネック回りとなるカップ部の前面部202、前記ショルダー部201および背面部203は、ネック側を折り返し縁部202a、201a、203aとし、かつ、ショルダー部201を含めて前面部202および背面部203は伸縮性布によって形成されている。
このように、前記特許文献1では、ストラップに相当するショルダー部はネック側で折り返した幅広の伸縮性素材によって形成され、肩への負担を低減して肩凝りを予防し、さらに、ストラップのずれの発生を少なくして着用感を高めている。
特開平11−229205号公報
特許文献1ではストラップを幅広のショルダー部201とし、該幅広のショルダー部201を前面部202および背面部203と広幅で接合することにより、ストラップによる肩への圧力集中を低減しているが、前記バスト上部の削げによるカップ部との隙間発生を低減する機能は有していない。
即ち、広幅のショルダー部201の脇側端201bはアームホールに沿った形状で、前面部202および背面部203の脇側端202b、203bと連続しているため、ショルダー部201を脇側へ引っ張る力、前面部202を背面部203側へ上方へ引く力が作用するが、ショルダー部201により前面部202を肌側へ引っ張る力が作用するように設けられていない。
よって、バストが下垂してバストの上部の肉が削げて、カップ部とバストとの間に隙間が発生しても、該隙間が無くなるように、カップ部の前面部を肌側へと引っ張って、カップ部の上辺をバストにぴったりと沿わせる機能はない。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ストラップによりカップ部の前面部を上方へ引っ張ってバストアップ機能を担わせるだけでなく、ストラップによりカップ部の前面部を肌側に引っ張って肌にぴったりと密着できるようにすることで、バスト上辺に削げが形成されていても、着用状態においてカップ部とバストとの間に隙間が形成されないようにし、かつ、着崩れの発生を防止することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、カップ部の上辺を形成する前中央側傾斜辺と脇側傾斜辺との連結点を、該カップ部のバストトップ位置の脇側上方に位置するバストの削げ形成領域に設け、
前記連結点にストラップを連結し、該ストラップによるカップの引き上げで前記削げ形成領域に前記カップ部の上辺を密着させる構成としていることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供している。なお、カップ部のバストトップ位置とは、着用状態においてバストトップを覆う位置である。
該カップ部の上辺の連結点は、該上辺の全長をLとすると脇側端から0.2L〜0.6Lの範囲に位置することが好ましい。
前記カップ部上辺の連結点は、バストが下垂した場合に筋肉の削げが顕著に発生する部位に相当する。前記したカップ部の上辺全長をLとすると脇側上端から0.2L〜0.6Lの範囲内、より限定的には、0.3L〜0.6Lの範囲に削げが発生することを、本発明者は多数のモニターの経年的な体位測定により知見している。
なお、カップ部の上辺が上向き円弧状に突出する場合、山形形状に突出する場合のいずれにおいても、前記範囲にカップ部の上辺の連結点を設定している。かつ、カップ部の下周縁に取り付けるワイヤーの脇側上端と前中央上端とを直線で連結した場合においても、該直線寸法をLとすると、脇側上端から0.2L〜0.6Lの範囲内にカップ部の上辺の連結点を設け、この連結点にストラップを連結している。
前記構成とすると、着用状態において、削げ発生位置に肩ストラップとカップ部との連結部分が設けられているため、カップ部には肩ストラップによって上方に引き上げるとともに、バスト側にカップ部を引き寄せる力が作用する。その結果、削げが発生している部分にカップ部の上部が密着し、カップ部と削げ部分との間に空隙が発生するのを防止できる。
前記のように、従来の一般的なブラジャーは前記図7に示すように、カップ部の上辺の連結点は脇側端とし、該脇側端にストラップを連結している。よって、本発明のストラップとカップとの連結部分は、従来の一般的な連結部分より前中央寄りの削げが形成される部分に位置させるものとしている。このように、削げ形成部分にカップ部の連結点を設け、該連結点にストラップを連結すると、ストラップの引っ張りでカップ部の上辺は肌側へ引っ張られると共に上方へと引っ張られる。ストラップでカップ部の上辺の上端を肌側に引っ張ることで、肌側に削げ部分が形成されていても、カップ部の上辺の上端部分を肌にフィットさせることができ、肌とカップ部との間に隙間を発生させないようにすることができる。
前記カップ部の下周縁と土台部との境界位置にワイヤーを挿入したテープを取り付け、 前記カップ部の上辺の連結点からバスト脇側を経由して前記ワイヤーの中間位置と接合する補強部を設けていることが好ましい。
該補強部は非伸縮性のテープをカップ部に縫着し、または芯材を挿入したテープをカップ部に縫着して形成している。
前記補強部は、前記連結点からカップ部の脇側端に沿って前記中間位置と接合することが好ましいが、カップ部を縦断するように設けても良い。
前記のように連結点からワイヤーと接する位置までバスト脇側を縦断する位置に補強部を設けると、該補強部をバストに密着させて、脇側へ流れるバストの肉をしっかりと押さえて、脇流れを防止することができる。
前記補強部がワイヤーと接する位置は、ワイヤーの最下端位置と脇側端との間の略中央位置とすることが好ましい。特に、補強部の下端位置を前記位置とし、前記上辺の連結点とを結ぶ補強部が着用時に略垂直配置となるように、上辺の連結点を設定することが好ましい。前記垂直配置にすると、バスト脇側部のうちの最も膨らみの大きい部位の中央部付近を補強部で押圧して、バストの脇側の肉を前中央へ寄せる機能を発揮させることができる。
本発明のカップ部は前記補強部よりも脇側の領域を覆う外装材を前記カップ部の表側に有し、前記カップ部の脇側端は前記補強部に沿うように形成されていることが好ましい。 前記カップ部は非伸縮性または低伸縮性素材で形成することが好ましい。
前記ストラップは比較的伸率が低いゴムバンドで形成している。該ストラップの幅は特に限定されないが、1〜2cmが好適である。
該ストラップは前記カップ部の連結点に予め設定した角度だけ脇側へ傾けて取り付けることが好ましい。該角度は着用した際にストラップが肩からずり落ちない程度の角度であり、好ましくは20〜45゜である。
このように、ストラップを脇側へ傾斜させて取り付けておくと、装着時にストラップはカップ部を上方へ捩るように引き上げる。これにより、カップ脇側部分とバストとの間に隙間が生じるのを抑制できる。
本発明のカップ部を有する衣類は、ブラシャー、ブラスリップ、ブラキャミソール等のカップ部を有するインナー、水着、レオタード等のカップ部を有するアウター、アウターの内面のバスト部分にカップ部が取り付けられる衣類等に適用できる。
前述したように、本発明のカップ部を有する衣類では、カップ部の上辺をバストの肌側に密着するようにストラップで引き寄せるため、バストの上部の肉が削げて平坦化した場合に、バストとカップ部との間に隙間を発生させず、隙間が外部に露呈するのを防止すると共に、かつ、着崩れが発生するのを防止できる。
本発明の第一実施形態のブラジャーの正面図である。 図1のブラジャーの一部拡大背面図である。 前記ブラジャーを着用した状態の正面図である。 前記ブラジャーを着用した状態の側面図である。 ストラップの作用の説明図である。 (A)(B)は第二実施形態のブラスリップを示す図面である。 削げ形成部分を示す図である。 従来のブラジャーを示す正面図である。 他の従来例のブラジャーを示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5に第一実施形態のブラジャーからなるカップ部を有する衣類について説明する。
ブラジャー1は3/4カップのブラジャーであり、左右のカップ部Cで左右のバストをそれぞれ下周縁から上周縁に向けてバスト全体の3/4を覆うものとしている。
左右のカップ部Cは非伸縮性素材からなるカップ本体2と、該カップ本体2の表面側に被せる外装材3とからなる。ここで、表面側とは、肌側の面と反対側の面である。
カップ本体2は前中央側下部2a、脇側下部2bおよび上部2cの3部材に分割し、これらを接ぎ線Sで縫着して、バストトップを前方へ膨出させている。
前記外装材3は、例えば、伸縮性を有するストレッチレースの肌側にパワーネットを重ねて形成し、難伸縮性として強度を多少高めている。なお、外装材3はカップ本体2よりストレッチ性を備えたヘム素材、フリーカット等でもよい。
カップ部Cのバージスラインに配置する下周縁に沿ってワイヤー4をテープ5に挿入して縫着している。
前記左右のカップ部Cの間の前面中央部から前記ワイヤー4に沿って設けた土台部6と、土台部6の左右脇側端から背面中央に連続させたバック部7とを備えている。なお、土台部6とバック部7とを連続素材で形成してもよい。該土台部6及び左右のバック部7の下縁に沿って連続してゴムバンド9を縫着している。
前記左右のカップ部Cのカップ本体2の上辺10の上端点(連結点)P1にそれぞれストラップ(肩紐)8の前端を連結し、該ストラップ8の後端を前記バック部7の上辺に連結している。該ストラップ8は幅約1〜2cmのゴムバンドで形成し、長さ調節金具17を介在させている。なお、ストラップ8の素材および幅は限定されない。
ストラップ8はカップ本体2の上端点P1に図2に示すように脇側に角度αを20〜45゜の範囲として傾斜させて縫着し、かつ、外装材3にカップ本体2との第1連結点(上端点P1と同じ)よりも若干脇側の第2連結点P10で連結している。このように、ストラップ8をカップ本体2に第1連結点P1で連結し、外装材3に第2連結点10で連結することにより、カップ部Cに強力にストラップ8を連結し、かつ、ストラップ8の取付角度αを傾斜角度に固定している。図2に符号Tを付して示す領域は、着用状態においてバストトップを覆う領域を示したものである。
前記カップ部Cのカップ本体2の下辺11は、ワイヤー4の前部中央側上端点P2から、最下端点P3を経由して脇部側上端点P4に至るように湾曲している。なお、図中に示すP5は、最下端点P3と脇部側上端点P4との間の寸法の1/2の中間点を示している。なお、本実施形態では、ワイヤー4は、前部中央側上端点P2から最下端点P3を経由して脇部側上端点P4に至る位置まで延在している例を挙げて説明している。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、ワイヤー4は、前部中央側上端点P2から最下端点P3を経由して中間点P5近傍まで延在させるようにしても良い。
カップ本体2の上辺10は山形形状とし、前部中央側上端点P2と前記中間点P5とから互いに近接方向に上向きに傾斜する傾斜辺10aと傾斜辺10bとからなり、該傾斜辺10aと10bの交点を上辺10の前記上端点P1としている。
該上端点P1の位置は、着用時には、カップ本体2の下辺11の脇側端となる前記中間点P5と上端点P1とを連結する線が略垂直線となる位置に設定している。この上端点P1の位置は、前記したように、バストが下垂してバストの上部の肉に削げが形成される場合、削げ発生の位置に相当する位置である。
前記カップ本体2の上端点P1の位置は、上辺10の前側の傾斜辺10aの長さL1と脇側の傾斜辺10bの長さL2の合計長さをLとすると、脇側端から0.2L〜0.6Lの範囲、好ましくは0.3L〜0.6Lの範囲としている。
本実施形態では、前記L1は15cm、L2は10cmとして、0.4Lの位置に上端点P1を設定している。
カップ本体2の上辺10の脇側の傾斜辺10bは、上端点P1と下辺11の中間点P5とを結ぶ線に沿って設けているため、該傾斜辺10bは着用時は垂直線に近似する。よって、バストの脇側部分を縦断する位置にある。
前記傾斜辺10bにはテープ13を縫着して端始末し、このテープ13の上端は前記ストラップ8と共にカップ本体2と縫着し、テープ13の下端はワイヤー4を収容したテープ5およびカップ本体2と縫着している。
また、テープ13内には偏平な樹脂帯からなる芯材14を収容している。これにより、脇側の傾斜辺10bの端縁を補強部20としている。なお、バストの脇流れを充分抑制できる場合には、芯材14をテープ13内に収容しなくとも良い。
このように、カップ本体2の脇側の傾斜辺10bは下辺側に向けて急激に傾斜してワイヤー4の途中で接合しているため、カップ本体2の表面に被せる外装材3をカップ本体2の脇側より延長させて土台部6の脇側端6aに連続させ、該外装材3の延長部分の下端と土台部6との間にワイヤー4を収容したテープ5を縫着している。かつ、該外装材3はカップ本体2の傾斜辺10a側ではカップ本体2より若干外方へ突出させ、前記ストラップ8とも縫着している。
前記構成としたブラジャー1を着用した状態を図3〜5に示す。なお、図3の符号Xを付して1点鎖線で示す領域は、ヌード状態において肉の削げ具合が最も顕著に見られる領域である。ブラジャー1の着用時、ストラップ8によりカップ部Cは肩峰近傍を越えて背面側へ引っ張られるため、図5中に矢印で示すように、カップ部Cは上方へ引き上げられると同時に、肌側へ引っ張られる。ストラップ8を連結したカップ部Cのカップ本体2の上端点P1の近傍は、ストラップ8により特にバスト上部の肌側に引っ張られ、図4に示すようにカップ本体2の上辺10はバストの上部の肌にぴったりと密着する。このようにストラップ8と連結した上端点P1をバスト上部の肉の削げ部分Xに形成しているため、削げ部分Xにカップ本体2のストラップ8と連結した上辺10が隙間なくフィットすることになる。よって、前屈みとなった時にも削げ部分Xとカップ本体2の上辺10との間に隙間が形成されるのを防止でき、隙間が外部に露呈しない。
かつ、ストラップ8は外装材3に第2連結点P10で縫着しているため、外装材3にもストラップ8の上方および肌側への引っ張り力が作用する。よって、外装材3によってもバスト上部の削げ部分Xを覆って外部に見えないにようにできる。
さらに、従来は脇側に連結されていたストラップ8を前中心寄りに位置させているため、ストラップ8が位置ずれして肩から脱落しにくくなる。かつ、腕を挙げたり回したりする腕の挙動時に、ストラップ8が腕回りから離れた位置にあるため、ストラップ8に位置ずれが生じにくく、ブラジャーの着崩れを防止できる。
さらにまた、一般的に、カップ本体の上辺はバストから浮き上がりやすいが、本発明のブラジャーでは、カップ本体の上辺をバストにフィットさせることができるため、ブラジャーの着用感を高めることができる。
また、カップ本体2の脇側の傾斜辺10bに芯材14を収容したテープ13を縫着して端始末し、脇側の傾斜辺10bを補強部20としている。
該補強部20のテープ13はカップ本体2の上端点P1でストラップ8と縫着しているため、ストラップ8により補強部20は上方へ引っ張られる。これにより、バストの脇部分とカップ部Cの脇側端との間に隙間が形成されるのを防止できる。
通常のブラジャーでは、カップ本体の脇側のテープ始末がバストの脇側部分に設けられている。しかし、ヌード状態において、削げが形成された下垂したバストは下垂していないバストより肉の脇流れが大きく、従来のブラジャーのようにカップ部の脇側端部にテープ始末を設けても、バストとテープ始末部分とを十分にフィットさせることができず、バストの脇流れを押さえることができない。
これに対して、前記実施形態では、カップ本体2の脇側のテープ始末した補強部20は従来よりバストトップ側に接近した位置に設けているため、カップ本体2のテープ始末部分をバストの脇部分にフィットさせて、バストの脇部分をしっかりと押さえ、脇流れを防止することができる。なお、本実施形態では、芯材14をテープ13に収容させているが、バストの脇部分を押さえる効果が充分に得られるのであれば、芯材14をテープ13に収容しないものとしても良い。
特に、バストの肉の脇流れの防止効果を最も高めるためには、バスト脇側部分のうち、最も膨らみの大きい部位を補強部20の中央部分付近で押圧することが好ましい。
そこで、本実施形態では、上端点P1と中間点P5とを連結するように補強部20を設けることにより、補強部20の中央部分付近が上記膨らみの大きい部位を押圧するようにしている。これにより、バストの肉の脇流れを効果的に防止している。
かつ、ストラップ8を前中心寄りの位置でカップ本体2の上端点と縫着しているため、該ストラップ8と上端を連結した前記補強部20を前中心方向に引っ張り、該補強部20でバストを前中心側へ寄せる機能も有する。
さらに、非伸縮性素材からなるカップ本体2は脇側部分まで延在していないが、該カップ本体2の表面の難伸縮性の外装材3が脇側部分に延在しているため、カップ本体2の脇側の傾斜辺10bの周縁における脇肉の盛り上がりが見えるのを防止できる。
また、ストラップ8をカップ本体2の上端点P1の第1連結点で脇側へ傾斜させて縫着すると共に、外装材3に第2連結点P10で縫着して、傾斜取付状態としているためブラジャー着用時にストラップ8はカップ部Cを上方へ捩るように引き上げ、カップ部Cの脇側部分を引き上げる力が大きくなる。これにより、カップ脇側部分とバストとの間に隙間が形成されるのを防止できる。なお、上記実施形態では、ストラップを上記傾斜取付状態とする例を挙げて説明したが、ブラジャーの仕様によってはストラップを傾斜取付状態としなくとも良い。但し、この場合には、バストとの間に隙間が出来やすくなるため上記実施形態のように、傾斜取付状態とする方がより好ましい。
図6(A)(B)に第二実施形態を示す。
第二実施形態はブラスリップ50であり、該ブラスリップ50のカップ部Cも前記第一実施形態と同様な形態とし、ストラップ8をカップ部Cのカップ本体の上端点P1に縫着している。該上端点はカップ本体2の上辺10の全長Lに対して脇側端から0.3L〜0.6Lの位置に設けている。該カップ本体2の上辺10は上向きに膨らむ円弧形状とし、ワイヤー4の脇側上端点に連結し、第一実施形態で設けていたバスト脇側部を押さえる補強部20は設けていない。
該構成からなるブラスリップ50においても、第一実施形態のブラジャーと同様に、カップ部Cの上辺をストラップ8の引っ張りでバスト肌側に引っ張ることができ、肉の削げ部分Xにおいてカップ部Cとの間に隙間を発生させないようにできる。
本発明は前記ブラジャー、ブラスリップに限定されず、カップ部を有する衣類であれば、適用できる。
1 ブラジャー(カップ部を有する衣類)
2 カップ本体(カップ部)
3 外装材
4 ワイヤー
5 テープ
6 土台部
7 バック部
8 ストラップ
10 カップ本体の上辺
11 カップ本体の下辺
20 補強部
P1 上端点(連結点)
T バストトップ領域(バストトップ位置)
X 削げ部分

Claims (5)

  1. カップ部の上辺を形成する前中央側傾斜辺と脇側傾斜辺との連結点を、該カップ部のバストトップ位置の脇側上方に位置するバストの削げ形成領域に設け、
    前記連結点にストラップを連結し、該ストラップによるカップの引き上げで前記削げ形成領域に前記カップ部の上辺を密着させる構成としていることを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 該カップ部の上辺の連結点は、該上辺の全長をLとすると脇側端から0.2L〜0.6Lの範囲に位置する請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記カップ部の下周縁と土台部との境界位置にワイヤーを挿入したテープを取り付け、 前記カップ部の上辺の連結点からバスト脇側を経由して前記ワイヤーの中間位置と接合する補強部を設けている請求項1または請求項2に記載のカップ部を有する衣類。
  4. 前記補強部よりも脇側の領域を覆う外装材を前記カップ部の表側に有し、
    前記カップ部の脇側端は前記補強部に沿うように形成されている請求項3に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 前記カップ部の連結点に前記ストラップを脇側に傾斜させて縫着している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
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