JP2005320659A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】 成長期のバストにカップ布の上辺をフィットさせ、肩紐のずり落ちも防止する。
【解決手段】 左右のカップ布11と背面布18との間に連結する肩紐19を伸縮性を有する扁平な帯状紐20から形成し、該帯状紐20は前記カップ布11との連結側では幅方向に複数本に分岐させた分離紐23、24となり、最外側位置の脇側分離紐23は前記カップ布11の上端部11aに縫着され、他の中央側分離紐24は所要寸法をあけた中央側上辺11bに縫着されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラジャー等のカップ部を有する衣類に関し、特に、ジュニア用のブラジャーとして好適なものである。
近時、バストの膨らみが形成されつつある10代前半の成長段階からブラジャーを着用する傾向にあり、ジュニア用ブラジャーが提供されている。このようなジュニア用ブラジャーは、大人用のブラジャーのカップサイズを単に小さくしたり、アンダーバストサイズを小さくしただけのものが多く、成長段階のバストの身体的な特徴を考慮して設計されているものは殆ど無い。
例えば、若年層のバストは未成熟で皮下脂肪が少ないため、カップサイズの小さいブラジャーであってもカップ布の上辺がバストにフィットしないで浮き上がりやすく、バストとカップ布との間に隙間ができることがよくある。特に、大人用のブラジャーは、バストアップなどの造形性を追求したものが殆どであるため、カップ布の下部にはバスト保持力の高い素材を配置するが、カップ布の上部は、持ち上げたバストを強く押さえつけない素材、形状で構成している場合が多い。
また、学校卒業前の若年層は運動量が多いため、これら若年用のブラジャーには、運動時におけるバストの上下の揺れを抑制する機能と肩紐のずり落ちを抑制する機能が強く求められる。
前記問題のうちバストとカップ布とのフィット性に関して、若年用ブラジャーに関するものではないが、実公昭41−3309号(特許文献1)で、図5に示すブラジャー1のように、カップ布2の上端2aに縫着した肩紐3に短い吊上紐4を連結し、該吊上紐4をカップ布2の脇側端辺2bに縫着することを提案している。しかしながらこのブラジャー1は、下方または脇側に流れやすい乳房の型崩れの矯正を目的としたものであるため、主にカップ布2の上端2aよりも脇側部分を引っ張り上げる構造となっており、カップ布2の中央側上辺がバストから浮き上がることを抑制するものではない。
また、肩紐のずり落ち防止については、特開2002−309408号(特許文献2)で、図6に示すブラジャー5のように、肩紐7の縦方向の中心線7aから腕側にあたる外側サイド8と首側にあたる内側サイド9とで伸縮強度を異ならせ、外側サイド8から内側サイド9に向けて徐々に伸縮強度を弱めることを提案している。通常の肩は、首側から腕側に向かって下がっているため、前記のように肩紐7の外側サイド8の伸縮強度を内側サイド9よりも強くすることにより、傾斜した肩形状に肩紐7が沿いやすく、肩紐7と肩との接触面積を増やすことができる。また、一般的に伸縮素材は、伸縮圧の高い方から低い方へと伸縮圧が働く傾向にあるため、外側サイド8の伸縮圧が内側サイド9よりも高い肩紐7は肩からずり落ちにくくなる。
しかしながら、運動量が多いうえ、バージスラインが明確に形成されていない若年層は、ブラジャーのカップ布そのものがずり上がりやすいため、前記構成のブラジャー5では、カップ布6のずり上がりによって肩紐7が肩から少しでも浮き上がると、ずり落ちを十分に防止することができない。
実公昭41−3309号公報 特開2002−309408号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、成長段階にある未成熟なバストにもよくフィットし、かつ、肩紐のずり下がりを抑制することができるカップ部を有する衣類の提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、左右のカップ布の上辺と背面布との間に連結する肩紐を伸縮性を有する扁平な帯状紐から形成し、該帯状紐は前記カップ布連結側では幅方向に複数本に分岐させた分離紐となり、最外側位置の分離紐は前記カップ布上辺の上端に縫着され、他の分離紐は所要寸法をあけた中央部側のカップ布上辺に縫着されていることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供している。
前記構成とすることにより、カップ布を上端一箇所で引っ張り上げるのではなく、帯状の肩紐から分岐する中央部側の分離紐によって、カップ布の中央部側上辺も引っ張り上げることができる。従って、皮下脂肪が少なく未成熟な成長段階のバストに着用したとき、カップ布上辺、特に中央部側上辺がフィットして安定感が増すうえ、バストとカップ布上辺との間に生じやすかった隙間を無くして、運動時のバストの上下の揺れによる衝撃を緩やかに吸収することができる。
また、帯状紐から分離した中央部側の分離紐がカップ布の中央部側上辺に縫着されているため、この内側の分離紐が肩紐全体を内側へと引っ張るうえ、肩紐が、内側の分離紐の根元から折れて外側に小さく倒れることはあっても、最外側の分離紐の根元から折れて大きく倒れることを抑制するため、肩紐が肩から完全にずり落ちることを防止することができる。
前記肩紐の分岐位置は、前記カップ布の上端縫着位置から3cm以上10cm以下を隔てた位置で、2本以上5本以下の前記分離紐に分岐させ、これら複数本の分離紐は前記カップ布上辺の上端より中央部側へ、隣接する分離紐と1cm以上の間隔をあけて縫着することが好ましい。
前記分岐位置をカップ布の上端縫着位置から3cm以上10cm以下としているのは、3cm未満では隣接する分離紐間の間隔を十分に確保できないうえ、分岐位置が下がりすぎて、肩紐のずり落ち防止効果を十分に発揮できず、10cmより大きいと、内側の分離紐がアウターのネックラインから露出しやすくなるうえ、内側の分離紐の伸縮方向が上下方向に近くなり、内側への引っ張り作用が低下することに因る。
分離紐を2本以上5本以下としているのは、5本より多くても、カップ布のフィット性向上と肩紐のずり落ち防止の効果は殆ど向上しないうえ、内側の分離紐がアウターのネックラインから露出しやすくなり、また、材料費が縫製の手間がかかることに因る。
隣接する分理紐間の間隔を1cm以上としているのは、1cm未満では、分離紐によって引っ張りあげる位置が狭い範囲に集中しすぎるためである。
前記肩紐を構成する前記帯状紐は幅を6mm以上3cm以下とし、幅方向にパワーを変化させて外側部分を内側部分よりもパワーを大とし、該帯状紐から分岐する前記複数本の分離紐は、最外側の分離紐のパワーを最大とする一方、最内側の分離紐のパワーを最小とすることが好ましい。これにより、首側から腕側にかけて下がる通常の肩形状に肩紐が沿いやすく、肩紐と肩との接触面積が増えるうえ、肩紐の伸縮性がパワーの高い外側部分からパワーの弱い内側部分へと働き、肩紐のずり下がりを抑制することができる。なお、帯状紐の幅を6mm以上3cm以下としているのは、6mm未満では、細すぎて肩にかかる負担が大きくなり、3cmより大きいと、アウターのネックラインから露出しやすくなることに因る。
前記帯状紐は、パワーが大きい第一生地を外側に配置し、パワーが小さい第二生地を内側に配置し、これら第一生地と第二生地とを幅方向で縫着して一体化させた素材からなり、前記分離紐は第一生地と第二生地との縫着位置で分岐させた2本の分離紐からなり、第一生地の幅W1と第二生地の幅W2とは、W1:W2=1:1〜5:1の範囲とし、かつ、第一生地のパワーF1に対して第二生地のパワーF2は、F1>F2>1/5・F1の範囲としている。第一生地の幅W1を第二生地の幅W2の5倍以下としているのは、5倍より大きくなると、肩紐全体幅が大きくなりすぎ、アウターから露出しやすくなることに因る。また、第二生地のパワーF2を第一生地のパワーF1の5分の1よりも大としているのは、5分の1以下では、第二生地による引き上げ力が少なくなり過ぎることに因る。
前記カップ布の脇側上辺に沿って伸縮テープが縫着され、該伸縮テープの上端に前記最外側の分離紐の先端を縫着し、かつ、前記肩紐は背面側で調節環に通した後に前記背面布上辺に取り付けたリンクに通して折り返し、先端を前記調節環に取り付けていることが好ましい。このように、カップ布の脇側上辺に伸縮テープを縫着することにより、カップ布の中央側上辺のみでなく、脇側上辺も小さいバストにフィットさせることができるうえ、運動時に特に身体挙動の大きい脇側部分の運動追従性を高めることができる。また、肩紐に前記のように調節環を取り付けることにより、バストや身体の成長に合わせて肩紐を最適な長さに調節することができる。
前記構成のカップ部を有する衣類は、ジュニア用ブラジャーとして特に好適である。なお、若年用のブラスリップ、水着、レオタード、ブラ付きシャツ等にも適用することができる。
上述したように、本発明に係るブラジャー等のカップ部を有する衣類によれば、帯状紐から分岐した内側の分離紐がカップ布の中央側上辺に縫着されているため、該分離紐の引っ張り力によって、皮下脂肪の少ない成長段階のバストにもカップ布の上辺をフィットさせることができ、着用感を良好なものとすることができると共に、運動時のバストの上下の揺れを抑制することができる。
また、内側の分離紐が、帯状紐を分岐位置で中央側へと引っ張るため、帯状紐がカップ布との縫着位置の根元から大きく外側に倒れることを抑制できる。さらに、肩紐を構成する外側の第一生地の幅およびパワーを内側の第二生地の幅およびパワーも大きくし、かつその比率を前記一定範囲内とすることにより、肩紐のずり落ち抑制効果を一層高めることができる。
以下、発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の第一実施形態にかかるブラジャー10を示す。
ブラジャー10は、左右のバストを覆う左右一対の表側カップ布12と肌側カップ布13とからなる左右カップ布11、バージスラインに沿ってカップ布11の下部を覆う土台布17、左右背面布18、および左右肩紐19よりなる。
前記肌側カップ布13は、図2に示すように、バスト上側部を覆うカップ上側部材114と、バスト下側部の中央側を覆うカップ中央側部材15と、バスト下側部の脇側を覆うカップ脇側部材16とからなり、いずれも吸水速乾に優れたダブルニットよりなる生地で形成している。
詳しくは、前記カップ上側部材14の形状は、乳頭位置近傍を通り、脇側へはカップ布11の脇側上辺11cまで、中央側へはバージスラインに沿ったカップ布下辺11dの中央寄りの位置まで延びる上下境界線Aよりも上側のバストを覆う形状とし、前記カップ中央側部材15は、乳頭位置近傍よりカップ布下辺11dの下端点11eまで延びる左右境界線Bよりも中央側で前記上下境界線Aよりも下側のバストを覆う略三角形状とし、前記カップ脇側部材16は、左右境界線Bよりも脇側で上下境界線Aよりも下側のバストを覆う形状としている。
前記カップ上側部材14とカップ中央側部材15とカップ脇側部材16とは、まず、左右境界線Bで隣接するカップ中央側部材15とカップ脇側部材16とを互いに縫着し、次に、上下境界線Aで隣接するカップ上側部材14と、カップ中央側部材15およびカップ脇側部材16とを連続的に縫着して、肌側カップ布13を形成している。前記左右境界線Bに沿った縫着部H2と上下境界線Aに沿った縫着部H1の裏側には、伸びの小さい縁テープ31を縫着している。
また、前記肌側カップ布13の表側には、ラッセルレースで形成した表側カップ布12を周縁に一体に縫着している。
前記構成よりなる左右のカップ布11は土台布17によって連結されている。詳しくは、土台布17は、肌側の非伸縮性のマーキジットと表側のラッセルレースとの2枚合わせ生地で形成され、湾曲した左右の上辺17aを、左右のカップ布11の下辺11dのうち、下端点11eから中央側端11fまでの中央側下辺11hに縫着している。
また、カップ布下辺11dのうち、下端点11eから脇側端11gまでの脇側下辺11iには背面布18を縫着し、背面布18の中央側端縁18bには土台布17の脇側端縁17bを縫着している。この背面布18は、背面側中央で左右に分離され、留め具35a、35bで着脱自在に連結する構成としている。
左右のカップ布11の中央側上辺11bから背面布18の上端縁18aにかけて肩紐19を取り付けている。詳しくは、この肩紐19は、伸縮性を有する扁平な帯状紐20と、正面側で帯状紐20から幅方向に分岐する2本の分離紐23、24とからなり、正面側へは分離紐23、24をカップ布11に縫着し、背面側へは、帯状紐20を背面側で調節環25に通した後、該帯状紐20の後端部を、背面布18の上端縁18aに取り付けられたリンク26に通して折り返し、その後端部を調節環25に通して連結している。この調節環25の位置をスライドさせることによって、肩紐19の長さを調節できる構成としている。
図3(A)に示すように、前記帯状紐20は、本実施形態では、幅Wを13mmとし、幅方向にパワーを変化させて外側(脇側)部分のパワーを内側(中央側)部分のパワーよりも大としている。本実施形態では、パワーの大きい第一生地21を外側に、パワーの小さい第二生地22を内側に配置して幅方向に縫着して一体化して帯状紐20を形成している。第一生地21の幅W1は8mm、第二生地22の幅W2は5mmとし、第一生地21のパワーF1は第二生地22のパワーF2より大としている。
前記帯状紐20は、カップ布11の上端部11aより上方に5cm隔てた位置の、前記第一生地21と第二生地22との縫着部H3で分岐し、分岐した第一生地21をそのまま脇側分離紐23とし、分岐した第二生地22をそのまま中央側分離紐24としている。脇側分離紐23の先端はカップ布11の上端部11aに縫着し、中央側分離紐24の先端はカップ布11の中央側上辺11bに縫着しており、脇側分離紐23とカップ布11との縫着部H4と中央側分離紐24とカップ布11との縫着部H5との距離L1は25mmとしている。
前記左右カップ布11の裏面側には、カップ布下辺11cに沿ってU状に湾曲した樹脂ワイヤー(図示せず)を収容した封入布28を縫着している。また、カップ布11の脇側上辺11cから背面布18の上端縁18aにかけては、裏面側に伸縮性のある縁テープ29を連続的に縫着し、カップ布11の上端部11aで該縁テープ29を脇側分離紐23と縫着して連続させている。さらに、土台布17の下端縁17cから背面布18の下端縁18cにかけては、裏面側に伸縮性のある幅広の縁テープ30を縫着している。
前記構成のブラジャー10は、帯状紐20から分岐した脇側分離紐23と中央側分離紐24が、カップ布11の上端部11aと該上端部11aから25mm隔てた位置の2箇所に縫着されているため、成長段階にあって皮下脂肪がまだ少ない若年層のバストに着用しても、カップ布11の中央側上辺11bが前記分離紐23、24に引っ張られてバストにフィットしやすくなる。
また、中央側分離紐24は、帯紐20に対して、上下方向ではなく内側下方に引っ張り作用するため、帯紐20の外側へのずれを抑制できるうえ、たとえ帯状紐20が外側にずれても、殆どの場合は、図3(B)に示すように、中央側分離紐24の根元、即ち縫着部H5で折れて外側に倒れるだけであって、最外側の脇側分離紐23の根元、即ち縫着部H4で折れて大きく倒れることを阻止できるため、肩紐19全体が肩Sからずり落ちることを防止できる。さらに、帯状紐20を構成する外側の第一生地21は内側の第二生地22よりも幅が広く、かつ、第一生地21のパワーF1は第二生地22のパワー22よりも大きいため、外側に向かって下がる通常の肩Sの形状に沿いやすいうえ、帯状紐20の伸縮性がパワーの弱い内側へと働き、この点からも肩紐19のずり落ちを防止することができる。
さらにまた、カップ布11の脇側上辺11cに沿って伸縮テープ29を縫着しているため、皮下脂肪の少ないバストにも脇側上辺11cがフィットしやすく、カップ布11とバストの間に隙間ができることを防止できる。また、肩紐19に調節環25を取り付けて容易に長さ調節できる構成としているため、成長に伴うサイズ変化にも対応でき、肩紐の食い込みや肩紐のずり下がりを防止することができる。
図4は本発明の第二実施形態を示し、肩紐19を、幅方向にパワーを変化させて形成した帯状紐40と、該帯状紐40から分岐する3本の分離紐41、42、43とで構成している点で第一実施形態と相違するが、その他の点は第一実施形態と同一構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
帯状紐40は、幅W’を18mmとし、幅方向の内側端40bから外側端40aに向かってパワーを漸増させて形成している。該帯状紐40は、正面側で、カップ布11の上端部11aより上方に70mm隔てた位置で、幅方向に3本の分離紐41、42、43に分岐しているが、帯状紐40と各分離紐41〜43とは連続一体に形成している。
脇側分離紐41の幅W1’は10mmとし、中央側分離紐42の幅W2’は5mmとし、中間分離紐43の幅W3’は3mmとしている。また、脇側分離紐41のパワーF1’と中央側分離紐42のパワーF2’と中間分離紐43のパワーF3’は、F1’>F3’>F2’とし、F1’はF2’の約2倍としている。
また、脇側分離紐41と中間分離紐43と中央側分離紐42は、カップ布11の上端部11aから順に中央寄りの位置にずらしながら脇側上辺11bに縫着している。このとき、カップ布11と脇側分離紐41との縫着部H6と、カップ布11と中間分離紐43との縫着部H7との距離L2を30mmとし、カップ布11と中央側分離紐42との縫着部H8と前記縫着部7との距離L3を25mmとしている。
本実施形態においても、最外側の脇側分離紐41のパワーF1’を最大とする一方、最内側の中央側分離紐42のパワーF2’を最小とし、帯状紐40も、内側から外側に向かってパワーを漸増させているため、肩紐19が肩形状に沿いやすくなると共に、内側へと働く伸縮性によって肩紐19の外側へのずり落ちを防止することができる。また、カップ布11と肩紐19とを、適度に離隔した三箇所で縫着しているため、隙間が生じがちなカップ布11の上辺がバストにフィットしやすくなる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記背開きタイプのブラジャーのほか、前開きタイプ、あるいは被りタイプのブラジャーでもよい。また、ブラスリップ、ブラつきシャツにも適用でき、さらにレオタードや水着等に適用することもできる。さらに、分離紐の本数は4本あるいは5本でもよく、別に形成した分離紐と帯状紐とを分岐位置で連結または縫着する構成としてもよい。
本発明の第一実施形態に係るブラジャーの表側平面図である。 図1に示すブラジャーの裏側平面図である。 図1に示すブラジャーの肩紐部分を示し、(A)は通常の着用状態の正面図であり、(B)は肩紐の位置ずれ状態を示す正面図である。 本発明の第二実施形態にかかるブラジャーの要部を示す図である。 従来例の図である。 他の従来例の図である。
符号の説明
10 ブラジャー
11 カップ布
11a 上端部
11b 中央側上辺
11c 脇側上辺
18 背面布
19 肩紐
20、40 帯状紐
21 第一生地
22 第二生地
23、41 脇側分離紐
24、42 中央側分離紐
43 中間分離紐
H1〜H8 縫着部

Claims (6)

  1. 左右のカップ布の上辺と背面布との間に連結する肩紐を伸縮性を有する扁平な帯状紐から形成し、該帯状紐は前記カップ布連結側では幅方向に複数本に分岐させた分離紐となり、最外側位置の分離紐は前記カップ布上辺の上端に縫着され、他の分離紐は所要寸法をあけた中央部側のカップ布上辺に縫着されていることを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 前記肩紐の分岐位置は、前記カップ布の上端縫着位置から3cm以上10cm以下を隔てた位置で、2本以上5本以下の前記分離紐に分岐させ、これら複数本の分離紐は前記カップ布上辺の上端より中央部側へ、隣接する分離紐と1cm以上の間隔をあけて縫着している請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記肩紐を構成する前記帯状紐は幅を6mm以上3cm以下とし、幅方向にパワーを変化させて外側部分を内側部分よりもパワーを大とし、該帯状紐から分岐する前記複数本の分離紐は、最外側の分離紐のパワーを最大とする一方、最内側の分離紐のパワーを最小としている請求項1または請求項2に記載のカップ部を有する衣類。
  4. 前記帯状紐は、パワーが大きい第一生地を外側に配置し、パワーが小さい第二生地を内側に配置し、これら第一生地と第二生地とを幅方向で縫着して一体化させた素材からなり、前記分離紐は第一生地と第二生地との縫着位置で分岐させた2本の分離紐からなり、
    第一生地の幅W1と第二生地の幅W2とは、W1:W2=1:1〜5:1の範囲とし、かつ、第一生地のパワーF1に対して第二生地のパワーF2は、F1>F2>1/5・F1の範囲としている請求項3に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 前記カップ布の脇側上辺に沿って伸縮テープが縫着され、該伸縮テープの上端に前記最外側の分離紐の先端を縫着し、かつ、
    前記肩紐は背面側で調節環に通した後に前記背面布上辺に取り付けたリンクに通して折り返し、先端を前記調節環に取り付けている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
  6. ジュニア用ブラジャーからなる請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
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