JP2012005965A - 磁力選別装置 - Google Patents

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JP2012005965A JP2010144557A JP2010144557A JP2012005965A JP 2012005965 A JP2012005965 A JP 2012005965A JP 2010144557 A JP2010144557 A JP 2010144557A JP 2010144557 A JP2010144557 A JP 2010144557A JP 2012005965 A JP2012005965 A JP 2012005965A
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Abstract

【課題】非磁性粉粒体と選別される磁性粉粒体がステンレス鋼などの弱磁性材からなり且つ磁性粉粒体の大きさが極めて小さい場合であっても粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに確実に磁力選別することのできる磁力選別装置を提供する。
【解決手段】磁力選別装置10は、箱体11に収容されたマグネットローラ12と、マグネットローラ12を水平な軸回りに駆動するローラ駆動用モータ17と、箱体11に粉粒体をマグネットローラ12の上方から投入する粉粒体投入部19とを具備している。磁力選別装置10のマグネットローラ12は円板状に形成された複数の永久磁石と該永久磁石より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨークとを交互に並設して形成され、マグネットローラ12の上方には、箱体11に投入された粉粒体をヨークの周面部に案内する粉粒体ガイド29が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば半導体封止用樹脂タブレットの原料あるいは樹脂及び樹脂に添加する機能性添加剤、医薬品原料などから導電性金属粉を除去する場合に用いられる磁力選別装置に関する。
半導体素子を樹脂封止するときに用いられる半導体封止用樹脂タブレットは、エポキシ樹脂に硬化剤や無機充填材を添加して溶融混練し、これらの原料を冷却後に粉砕して粉粒化した後、タブレット状に圧縮成形して製造されるのが一般的である。従って、半導体封止用樹脂タブレットの原料に鉄粉、ステンレス鋼粉などの導電性金属粉が含まれていると、半導体封止用樹脂タブレットの中に導電性金属粉が混入し、混入した導電性金属粉によってIC等の半導体装置に短絡等の弊害が生じるおそれがある。
導電性金属粉による短絡等の弊害を防止するためには、半導体封止用樹脂タブレットの原料をタブレット状に圧縮成形する前に導電性金属粉を半導体封止用樹脂タブレットの原料から除去する必要がある。そこで、半導体封止用樹脂タブレットの原料から導電性金属粉を除去する方法として、例えば特許文献1に開示された磁力選別装置を用いて導電性金属粉を除去する方法が知られている。
特開平09−173890号公報
しかしながら、特許文献1に開示された磁力選別装置は、図9に示すように、粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するための箱体1と、この箱体1の内部で水平な軸回りに回転する円筒状の非磁性回転ドラム2と、この非磁性回転ドラム2の上方から箱体1に粉粒体を投入するためのホッパー3と、非磁性回転ドラム2の内周面に周面部を近接させて非磁性回転ドラム2の内側に設けられた半円筒状の固定磁石ドラム4と、非磁性回転ドラム2の外周面に取り付けられたスクレーパ5とを具備し、固定磁石ドラム4の磁力により磁性粉粒体を非磁性回転ドラム2の外周面に吸着させてホッパー3からの粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別する方式のものである。このため、半導体封止用樹脂タブレットの原料に含まれている磁性金属粉がステンレス鋼粉などの弱磁性金属粉であり、その大きさが例えば50ミクロン〜200ミクロンと非常に小さい場合には、図9に示す磁力選別装置を用いても半導体封止用樹脂タブレットの原料から導電性金属粉を除去することは困難となり、半導体封止用樹脂タブレットの中に導電性金属粉が混入してしまうおそれがあった。
本発明は、このような問題を解消すべくなされたものであり、非磁性粉粒体と選別される磁性粉粒体がステンレス鋼などの弱磁性材からなり且つ磁性粉粒体の大きさが極めて小さい場合であっても粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに確実に磁力選別することのできる磁力選別装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するための箱体と、該箱体に収容されたマグネットローラと、該マグネットローラを水平な軸回りに駆動するローラ駆動用モータと、前記箱体に前記粉粒体を前記マグネットローラの上方から投入する粉粒体投入部とを具備し、前記マグネットローラが円板状に形成された複数の永久磁石と該永久磁石より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨークとを交互に並設して形成された磁力選別装置であって、前記箱体に投入された粉粒体を前記ヨークの周面部に案内する粉粒体ガイドが、前記マグネットローラの上方に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の磁力選別装置において、前記粉粒体ガイドが前記永久磁石の周面部を前記マグネットローラの円周方向に55°〜75°の範囲内で覆う複数のカバー部材を有し、該カバー部材が非磁性材から形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の磁力選別装置において、前記マグネットローラの軸方向に沿う前記カバー部材の断面が三角形状または台形形状をなしていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁力選別装置において、前記箱体、前記マグネットローラおよび前記粉粒体ガイドを上下方向に複数段設け、前記粉粒体を上段から下段に流して磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る発明は、粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するための箱体と、該箱体に収容されたマグネットローラと、該マグネットローラを水平な軸回りに駆動するローラ駆動用モータと、前記箱体に前記粉粒体を前記マグネットローラの上方から投入する粉粒体投入部とを具備し、前記マグネットローラが円板状に形成された複数の永久磁石と該永久磁石より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨークとを交互に並設して形成された磁力選別装置であって、前記箱体に投入された粉粒体を前記ヨークの周面部に案内する複数の粉粒体案内部材が、前記マグネットローラの全周にわたって前記永久磁石の周面部に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項5に記載の磁力選別装置において、前記粉粒体案内部材が非磁性材から形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る発明は、請求項5または6に記載の磁力選別装置において、前記マグネットローラの軸方向に沿う前記粉粒体案内部材の断面が三角形状または台形形状をなしていることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る発明は、請求項5〜7のいずれか一項に記載の磁力選別装置において、前記箱体、前記マグネットローラおよび前記粉粒体案内部材を上下方向に複数段設け、前記粉粒体を上段から下段に流して磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の磁力選別装置において、前記ヨークが、前記永久磁石の厚さに対して1/25〜5/25の厚さで円板状に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の磁力選別装置において、前記ヨークの周面部に吸着した磁性粉粒体を吸引する粉粒体吸引部が前記箱体に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、粉粒体投入部からの粉粒体をマグネットローラの周面部全体に上方から供給して粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別する場合と比較して、ステンレス鋼粉などの磁性を有する粉粒体をヨークの周面部に確実に吸着させることができ、従って、非磁性粉粒体と選別される磁性粉粒体がステンレス鋼などの弱磁性材からなり且つ磁性粉粒体の大きさが例えば50μm〜200μmと極めて小さい場合であっても粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに確実に磁力選別することができる。
本発明の第1の実施形態に係る磁力選別装置の側面を一部断面で示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る磁力選別装置の正面を一部断面で示す図である。 図2のA−A断面を示す図である。 図3のB−B断面を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る磁力選別装置のマグネットローラ周面部に発生する磁界と磁束密度を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁力選別装置の側面を一部断面で示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁力選別装置の正面を一部断面で示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁力選別装置におけるマグネットローラの軸方向断面を示す図である。 従来の磁力選別装置の一例を示す図である。
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図中符号10は本発明の第1の実施形態に係る磁力選別装置であって、この磁力選別装置10は箱体11、マグネットローラ12、ローラ駆動用モータ17、粉粒体投入部19、粉粒体振分部23、非磁性粉粒体排出シュート27、磁性粉粒体排出シュート28、粉粒体ガイド29および粉粒体吸引部32を備えて構成されている。
箱体11は粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するためのものであって、この箱体11の内部にマグネットローラ12が水平に収容されている。また、箱体11は左右一対の側板11a,11bを有し、マグネットローラ12の軸芯部に貫挿された回転軸13の両端部は箱体11の側板11a,11bに設けられた左右一対の軸受14によって回転自在に支持されている。
マグネットローラ12は、円板状に形成された複数の永久磁石15と、永久磁石15より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨーク(「継鉄」または「極板」とも言う。)16とで形成されている。これらの永久磁石15とヨーク16は側面同士を接触させて交互に並設されている。また、ヨーク16は軟鉄などの透磁性のよい強磁性材からなり、永久磁石15の厚さに対して1/25〜5/25の厚さで円板状に形成されている。
ローラ駆動用モータ17は上記回転軸13を介してマグネットローラ12を水平な軸回りに駆動するものであって、このローラ駆動用モータ17で発生した回転力が減速機構としてのギヤ機構18を介して回転軸13に伝わるとマグネットローラ12が図1中反時計回りに回転するようになっている。
粉粒体投入部19は箱体11の内部に粉粒体をマグネットローラ12の上方から投入するものであって、例えばホッパー20と、このホッパー20に投入された粉粒体をマグネットローラ12の上方位置に搬送する粉粒体フィーダー21と、この粉粒体フィーダー21によりマグネットローラ12の上方位置に搬送された粉粒体を箱体11に投入する粉粒体投入シュート22とから構成されている。
粉粒体振分部23は箱体11の内部で粉粒体を非磁性粉粒体と磁性粒体に振り分けるものであって、例えばマグネットローラ12の下方に設けられた粉粒体振分板24と、この粉粒体振分板24を水平な軸回りに回動自在に支持する振分板支持軸25と、この振分板支持軸25を介して粉粒体振分板24の振分位置を調整する振分位置調整レバー26とから構成されている。
非磁性粉粒体排出シュート27は粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体のうち磁性を有していない粉粒体を箱体11の外部に排出するものであって、箱体11のフロント側下端部に設けられている。
磁性粉粒体排出シュート28は粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体のうち磁性を有する粉粒体を箱体11の外部に排出するものであって、箱体11のリヤ側下端部に設けられている。
粉粒体ガイド29は粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体をヨーク16の周面部に案内するものであって、マグネットローラ12の上方に設けられている。また、粉粒体ガイド29は永久磁石15の周面部をマグネットローラ12の円周方向に55°〜75°、好ましくは60°〜70°の範囲内で覆う複数のカバー部材30を有し、これらのカバー部材30はステンレス鋼などの非磁性材から形成されているとともに、マグネットローラ12の軸方向に沿う断面が三角形状をなしている。
さらに、粉粒体ガイド29はカバー部材30を永久磁石15の上方に支持する複数の支持軸31を有し、粉粒体投入部19の粉粒体投入シュート22から箱体11に投入された粉粒体は各カバー部材30の間を通過してヨーク16の周面部に案内されるようになっている。
粉粒体吸引部32はマグネットローラ12の周面部(ヨーク16の周面部)に吸着した磁性粉粒体を吸引するものであって、この粉粒体吸引部32によりマグネットローラ12の周面部から吸引された磁性粉粒体は粉粒体吸引部32と吸引ホース33を介して接続されたサイクロン吸引機34に回収されるようになっている。なお、箱体11、粉粒体投入部19およびサイクロン吸引機34は複数のキャスター35を有する基台36に搭載されている。
上記のように構成される磁力選別装置10では、粉粒体投入部19の粉粒体投入シュート22から箱体11に粉粒体が投入されると、箱体11に投入された粉粒体はマグネットローラ12の上方に設けられた粉粒体ガイド29によりヨーク16の周面部に案内される。そして、ヨーク16の周面部に案内された粉粒体のうち磁性を有していない粉粒体はヨーク16の周面部を滑り落ちて非磁性粉粒体排出シュート27から箱体11の外部に排出され、磁性を有する粉粒体は永久磁石15の磁力によりヨーク16の周面部に吸着する。
ヨーク16の周面部に吸着した磁性粉粒体のうち粒径が比較的大きい磁性粉粒体は、マグネットローラ12が図1中反時計方向に所定の角度まで回転すると自重によりヨーク16の周面部から離脱し、磁性粉粒体排出シュート28から箱体11の外部に排出される。一方、粒径が比較的小さい磁性粉粒体はマグネットローラ12が図1中反時計方向に所定の角度まで回転すると吸引ホース33を介してサイクロン吸引機34と接続された粉粒体吸引部32により吸引され、サイクロン吸引機34に回収される。
上述した第1の実施形態のように、円板状に形成された複数の永久磁石15と該永久磁石15より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨーク16とを交互に並設してマグネットローラ12を形成すると、図5(a)に示すような磁界37がマグネットローラ12の周面部に発生する(この磁界37を磁束密度で表すと図5(b)に示すような磁束密度38となる。)。この磁界37によって磁性を有する粉粒体がマグネットローラ12の周面部に吸着して非磁性粉粒体と選別される。従って、非磁性粉粒体と選別される磁性粉粒体がステンレス鋼などの弱磁性材からなり且つ磁性粉粒体の大きさが極めて小さい場合であっても粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別することができる。
また、粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体をヨーク16の周面部に案内する粉粒体ガイド29をマグネットローラ12の上方に設けたことで、粉粒体投入部19からの粉粒体をマグネットローラ12の周面部全体に上方から供給して粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別する場合と比較して、ステンレス鋼粉などの磁性を有する粉粒体をヨーク16の周面部に確実に吸着させることができる。従って、非磁性粉粒体と選別される磁性粉粒体がステンレス鋼などの弱磁性材からなり且つ磁性粉粒体の大きさが極めて小さい場合であっても粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに確実に磁力選別することができる。
次に、図6〜図8を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
図中符号40は本発明の第2の実施形態に係る磁力選別装置であって、この磁力選別装置40は箱体11、マグネットローラ12、ローラ駆動用モータ17、粉粒体投入部19、粉粒体振分部23、非磁性粉粒体排出シュート27、磁性粉粒体排出シュート28および粉粒体吸引部32を備えて構成されている。
箱体11は粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するためのものであって、この箱体11の内部にマグネットローラ12が水平に収容されている。また、箱体11は左右一対の側板11a,11bを有し、マグネットローラ12の軸芯部に貫挿された回転軸13の両端部は箱体11の側板11a,11bに設けられた左右一対の軸受14によって回転自在に支持されている。
マグネットローラ12は、円板状に形成された複数の永久磁石15と、永久磁石15より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨーク(「継鉄」または「極板」とも言う。)16とで形成されている。これらの永久磁石15とヨーク16は側面同士を接触させて交互に並設されている。また、ヨーク16は軟鉄などの透磁性のよい強磁性材からなり、永久磁石15の厚さに対し1/25〜5/25の厚さで円板状に形成されている。さらに、ヨーク16は永久磁石15の直径よりも1mm〜2mm程度大きい直径で円板状に形成されている。
ローラ駆動用モータ17は上記回転軸13を介してマグネットローラ12を水平な軸回りに駆動するものであって、このローラ駆動用モータ17で発生した回転力が減速機構としてのギヤ機構18を介して回転軸13に伝わるとマグネットローラ12が図6中反時計回りに回転するようになっている。
粉粒体投入部19は箱体11の内部に粉粒体をマグネットローラ12の上方から投入するものであって、例えばホッパー20と、このホッパー20に投入された粉粒体をマグネットローラ12の上方位置に搬送する粉粒体フィーダー21と、この粉粒体フィーダー21によりマグネットローラ12の上方位置に搬送された粉粒体を箱体11に投入する粉粒体投入シュート22とから構成されている。
粉粒体振分部23は箱体11の内部で粉粒体を非磁性粉粒体と磁性粒体に振り分けるものであって、例えばマグネットローラ12の下方に設けられた粉粒体振分板24と、この粉粒体振分板24を水平な軸回りに回動自在に支持する振分板支持軸25と、この振分板支持軸25を介して粉粒体振分板24の振分位置を調整する振分位置調整レバー26とから構成されている。
非磁性粉粒体排出シュート27は粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体のうち磁性を有していない粉粒体を箱体11の外部に排出するものであって、箱体11のフロント側下端部に設けられている。
磁性粉粒体排出シュート28は粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体のうち磁性を有する粉粒体を箱体11の外部に排出するものであって、箱体11のリヤ側下端部に設けられている。
粉粒体吸引部32はマグネットローラ12の周面部(ヨーク16の周面部)に吸着した磁性粉粒体を吸引するものであって、この粉粒体吸引部32によりマグネットローラ12の周面部から吸引された磁性粉粒体は粉粒体吸引部32と吸引ホース33を介して接続されたサイクロン吸引機34に回収されるようになっている。
マグネットローラ12は、複数の粉粒体案内部材41を有している。これらの粉粒体案内部材41は粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体をヨーク16の周面部に案内するものであって、マグネットローラ12の全周にわたって永久磁石15の周面部に設けられている。また、粉粒体案内部材41はステンレス鋼などの非磁性材から形成され、マグネットローラ12の軸方向に沿う断面が台形形状をなしている。なお、箱体11、粉粒体投入部19およびサイクロン吸引機34は複数のキャスター35を有する基台36に搭載されている。
上記のように構成される磁力選別装置40では、粉粒体投入部19の粉粒体投入シュート22から箱体11に粉粒体が投入されると、箱体11に投入された粉粒体はマグネットローラ12の全周にわたって永久磁石15の周面部に設けられた粉粒体案内部材41によりヨーク16の周面部に案内される。そして、ヨーク16の周面部に案内された粉粒体のうち磁性を有していない粉粒体はヨーク16の周面部を滑り落ちて非磁性粉粒体排出シュート27から箱体11の外部に排出され、磁性を有する粉粒体は永久磁石15の磁力によりヨーク16の周面部に吸着する。
ヨーク16の周面部に吸着した磁性粉粒体のうち粒径が比較的大きい磁性粉粒体は、マグネットローラ12が図6中反時計方向に所定の角度まで回転すると自重によりヨーク16の周面部から離脱し、磁性粉粒体排出シュート28から箱体11の外部に排出される。一方、粒径が比較的小さい磁性粉粒体はマグネットローラ12が図6中反時計方向に所定の角度まで回転すると吸引ホース33を介してサイクロン吸引機34と接続された粉粒体吸引部32により吸引され、サイクロン吸引機34に回収される。
上述した第2の実施形態のように、粉粒体投入部19から箱体11に投入された粉粒体をヨーク16の周面部に案内する複数の粉粒体案内部材41をマグネットローラ12の全周にわたって永久磁石15の周面部に設けたことで、粉粒体投入部19からの粉粒体をマグネットローラ12の周面部全体に上方から供給して粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別する場合と比較して、ステンレス鋼粉などの磁性を有する粉粒体をヨーク16の周面部に確実に吸着させることができる。従って、第1の実施形態と同様に、非磁性粉粒体と選別される磁性粉粒体がステンレス鋼などの弱磁性材からなり且つ磁性粉粒体の大きさが極めて小さい場合であっても粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに確実に磁力選別することができる。
上述した第1の実施形態では、粉粒体ガイド29のカバー部材30としてマグネットローラ12の軸方向に沿う断面が三角形状のものを例示したが、マグネットローラ12の軸方向に沿うカバー部材30の断面は台形状であってもよい。
また、上述した第2の実施形態では、マグネットローラ12の全周にわたって永久磁石15の周面部に設けられる粉粒体案内部材41としてマグネットローラ12の軸方向に沿う断面が台形状のものを例示したが、マグネットローラ12の軸方向に沿う粉粒体案内部材41の断面は三角形状であってもよい。
また、箱体11、マグネットローラ12および粉粒体ガイド29(または粉粒体案内部材41)を上下方向に複数段設け、粉粒体を上段から下段に流して磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するようにしてもよい。
1…箱体
2…非磁性回転ドラム
3…ホッパー
4…固定磁石ドラム
10,40…磁力選別装置
11…箱体
11a,11b…側板
12…マグネットローラ
13…回転軸
14…軸受
15…永久磁石
16…ヨーク
17…ローラ駆動用モータ
18…ギヤ機構
19…粉粒体投入部
20…ホッパー
21…粉粒体フィーダー
22…粉粒体投入シュート
23…粉粒体振分部
24…粉粒体振分板
25…振分板支持軸
26…振分位置調整レバー
27…非磁性粉粒体排出シュート
28…磁性粉粒体排出シュート
29…粉粒体ガイド
30…カバー部材
31…スリット
32…粉粒体吸引部
33…吸引ホース
34…サイクロン吸引機
35…キャスター
36…基台
37…磁界
38…磁束密度
41…粉粒体案内部材

Claims (10)

  1. 粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するための箱体と、該箱体に収容されたマグネットローラと、該マグネットローラを水平な軸回りに駆動するローラ駆動用モータと、前記箱体に前記粉粒体を前記マグネットローラの上方から投入する粉粒体投入部とを具備し、前記マグネットローラが円板状に形成された複数の永久磁石と該永久磁石より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨークとを交互に並設して形成された磁力選別装置であって、
    前記箱体に投入された粉粒体を前記ヨークの周面部に案内する粉粒体ガイドが、前記マグネットローラの上方に設けられていることを特徴とする磁力選別装置。
  2. 前記粉粒体ガイドが前記永久磁石の周面部を前記マグネットローラの円周方向に55°〜75°の範囲内で覆う複数のカバー部材を有し、該カバー部材が非磁性材から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁力選別装置。
  3. 前記マグネットローラの軸方向に沿う前記カバー部材の断面が三角形状または台形形状をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載の磁力選別装置。
  4. 前記箱体、前記マグネットローラおよび前記粉粒体ガイドを上下方向に複数段設け、前記粉粒体を上段から下段に流して磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁力選別装置。
  5. 粉粒体を磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するための箱体と、該箱体に収容されたマグネットローラと、該マグネットローラを水平な軸回りに駆動するローラ駆動用モータと、前記箱体に前記粉粒体を前記マグネットローラの上方から投入する粉粒体投入部とを具備し、前記マグネットローラが円板状に形成された複数の永久磁石と該永久磁石より小さい厚さで円板状に形成された複数のヨークとを交互に並設して形成された磁力選別装置であって、
    前記箱体に投入された粉粒体を前記ヨークの周面部に案内する複数の粉粒体案内部材が、前記マグネットローラの全周にわたって前記永久磁石の周面部に設けられていることを特徴とする磁力選別装置。
  6. 前記粉粒体案内部材が非磁性材から形成されていることを特徴とする請求項5に記載の磁力選別装置。
  7. 前記マグネットローラの軸方向に沿う前記粉粒体案内部材の断面が三角形状または台形形状をなしていることを特徴とする請求項5または6に記載の磁力選別装置。
  8. 前記箱体、前記マグネットローラおよび前記粉粒体案内部材を上下方向に複数段設け、前記粉粒体を上段から下段に流して磁性粉粒体と非磁性粉粒体とに磁力選別するようにしたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の磁力選別装置。
  9. 前記ヨークは、前記永久磁石の厚さに対して1/25〜5/25の厚さで円板状に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の磁力選別装置。
  10. 前記ヨークの周面部に吸着した磁性粉粒体を吸引する粉粒体吸引部が前記箱体に設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の磁力選別装置。
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