JP2012004247A - 基板貼り合せ装置の制御方法、基板貼り合せ装置、積層半導体装置製造方法及び積層半導体装置 - Google Patents

基板貼り合せ装置の制御方法、基板貼り合せ装置、積層半導体装置製造方法及び積層半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板貼り合せ装置稼働率を最適化し、スループットを上げる。
【解決手段】複数の基板を保持した状態で、複数の基板を加熱して基板同士を接合するとともに接合した複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却する温度調節部を有する基板貼り合わせ装置を制御する制御方法であって、温度調節部を、複数の基板を加熱して接合させるのに用いるか、すでに接合された複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるかを決定してその決定を示す情報を出力する決定ステップを備える制御方法が提供される。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板貼り合せ装置の制御方法、基板貼り合せ装置、積層半導体装置製造方法及び積層半導体装置に関する。
特許文献1には、回路が形成された2枚の基板を、接合すべき電極同士が接触するように重ね合わせて、加圧及び加熱を行いながら当該2枚の基板を接合する基板接合装置が記載されている。なお、基板接合装置において、複数の加熱加圧部を有する装置構成が提案されている(特許文献2を参照)。
[特許文献1] 特開2009−49066号公報
[特許文献2] 特開2009−267233号公報
しかし、基板接合の過程において、基板の加熱加圧時間及び冷却時間の違いにより、設けられた複数の加熱加圧部の全てを、加熱加圧から冷却までの基板接合の全プロセスに用いることは、装置全体のスループットを向上する観点から合理でない場合が多い。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、複数の基板を保持した状態で、複数の基板を加熱して基板同士を接合するとともに接合した複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却する温度調節部を有する基板貼り合わせ装置を制御する制御方法であって、温度調節部を、複数の基板を加熱して接合させるのに用いるか、すでに接合された複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるかを決定してその決定を示す情報を出力する決定ステップを備える制御方法が提供される。
本発明の第2の態様においては、複数の基板を保持する保持部、保持部に保持した複数の基板を加熱して基板同士を接合する加熱部、および、接合した複数の基板を保持部に保持した状態で第1冷却目標温度まで冷却する冷却部を有する温度調節部と、温度調節部を、複数の基板を加熱して接合させるのに用いるか、すでに接合された複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるかを決定して、その決定に基づいて温度調節部を制御する制御部とを備える基板貼り合わせ装置が提供される。
本発明の第3の態様においては、上記基板貼り合せ装置により基板を貼り合せることを含む積層半導体装置製造方法が提供される。
本発明の第4の態様においては、上記積層半導体装置製造方法により製造された積層半導体装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態である基板貼り合せ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。 温度調節炉240の構造を模式的に示す正面図である。 温度調節炉240の下ステージ320の構造を概略的に示す断面図である。 冷却室250の下ステージ320の構造を模式的に示す断面図である。 一実施形態である温度調節炉240の制御方法のフローチャットである。 積層半導体装置の製造方法を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態である基板貼り合せ装置100の全体構造を模式的に示す平面図である。基板貼り合せ装置100は、筐体102と、アライメント部104と、接合部106と、基板カセット112、114、116とを備える。アライメント部104および接合部106は、共通の筐体102の内部に設けられる。
基板カセット112、114、116は、筐体102の外部に、筐体102に対して脱着自在に装着される。基板カセット112、114、116は、基板貼り合せ装置100において接合される第1基板122および第2基板123を収容する。基板カセット112、114、116により、複数の第1基板122および第2基板123が一括して基板貼り合せ装置100に装填される。また、基板貼り合せ装置100において接合された第1基板122および第2基板123が一括して回収される。
アライメント部104は、筐体102の内側にそれぞれ配された、プリアライナ126、ステージ装置140、基板ホルダラック128および基板取り外し部130と、一対のロボットアーム132、134とを備える。筐体102の内部は、基板貼り合せ装置100が設置された環境の室温と略同じ温度が維持されるように温度管理される。アライメント部104は、大気中で第1基板122および第2基板123を搬送する。
プリアライナ126は、高精度であるが故にステージ装置140の狭い調整範囲に第1基板122または第2基板123の位置が収まるように、個々の第1基板122または第2基板123の位置を仮合わせする。これにより、ステージ装置140が第1基板122および第2基板123の位置を確実に位置決めすることができる。
基板ホルダラック128は、複数の上基板ホルダ124および複数の下基板ホルダ125を収容して待機させる。上基板ホルダ124および下基板ホルダ125は、第1基板122と第2基板123の位置合せ過程及び接合過程において、それぞれ、第1基板122および第2基板123を保持する。
ステージ装置140は、貼り合せの対象である第1基板122と第2基板123における接合すべき電極同士の位置を合わせて、重ね合わせる。ステージ装置140を包囲して断熱壁145およびシャッタ146が設けられる。断熱壁145およびシャッタ146に包囲された空間は空調機等に連通して温度管理され、ステージ装置140における位置合せ精度を維持する。
ステージ装置140は、第1ステージ141と、第2ステージ142と、制御部148とを有する。第1ステージ141は、ステージ装置140の天板の下面に固定される。第1ステージ141の下面が真空吸着により上基板ホルダ124を保持する。上基板ホルダ124は、第1基板122を静電吸着により保持する。
第2ステージ142は、第1ステージ141に対向して、ステージ装置140の底板の上に、XYZ方向に移動可能に配置される。第2ステージ142は、傾斜機能を有する。第2ステージ142の上面が真空吸着により下基板ホルダ125を保持する。下基板ホルダ125は、第2基板123を静電吸着により保持する。
制御部148は、第2ステージ142の移動を制御する。制御部148は、第2ステージ142を移動させて、第1ステージ141に保持された第1基板122に対して、第2基板123の位置を合わせる。制御部148は、第2ステージ142を上昇させて、第1基板122と第2基板123を重ね合せることができる。その後、上基板ホルダ124と下基板ホルダ125に挟まれた第1基板122と第2基板123は、位置止め機構により仮止めされる。上基板ホルダ124と下基板ホルダ125及びそれらに挟まれた第1基板122と第2基板123の組合せを「ホルダ対」と記載することがある。
基板取り外し部130は、接合部106から搬出されたホルダ対から上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を分離して、第1基板122および第2基板123を取り出す。接合された第1基板122および第2基板123を「積層基板」と記載することがある。上基板ホルダ124および下基板ホルダ125から取り出された積層基板は、ロボットアーム134、132および第2ステージ142により基板カセット112、114、116のうちのひとつに戻されて収容される。積層基板から分離された上基板ホルダ124および下基板ホルダ125は、基板ホルダラック128に戻されて待機する。基板取り外し部130は、基板ホルダラック128の上方に配される。
なお、基板貼り合せ装置100に装填される第1基板122および第2基板123は、単体のシリコンウエハ、化合物半導体ウェハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されたものであってよい。また、装填された第1基板122および第2基板123が、既に複数のウェハを積層して形成された積層基板である場合もある。
一対のロボットアーム132、134のうち、基板カセット112、114、116に近い側に配置されたロボットアーム132は、基板カセット112、114、116、プリアライナ126およびステージ装置140の間で第1基板122および第2基板123を搬送する。一方、基板カセット112、114、116から遠い側に配置されたロボットアーム134は、ステージ装置140、基板ホルダラック128、基板取り外し部130およびロードロック室220の間で、第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。
ロボットアーム134は、基板ホルダラック128に対して、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125の搬入および搬出も担う。第1ステージ141に第1基板122を保持させる場合に、ロボットアーム134は、まず基板ホルダラック128から一枚の上基板ホルダ124を取り出して第2ステージ142に載置する。第2ステージ142は、基板カセット112、114、116に近い側に移動する。ロボットアーム132は、プリアライナ126からプリアライメントされた第1基板122を取り出して、第2ステージ142の上の上基板ホルダ124に載置して、静電吸着させる。
第2ステージ142は、再び基板カセット112、114、116から遠い側に移動する。ロボットアーム134は、第2ステージ142から第1基板122を静電吸着した上基板ホルダ124を受け取り、裏返して第1ステージ141に近づける。第1ステージ141は、真空吸着によりその上基板ホルダ124を保持する。
ロボットアーム134は、第2ステージ142に下基板ホルダ125を載置する。ロボットアーム132は、その上に第2基板123を載置して保持させる。これにより、第2ステージ142に保持された第2基板123における回路等が形成された面は、第1ステージ141に保持された第1基板122における回路等が形成された面に、対向するように配置される。
接合部106は、断熱壁108、ロードロック室220、ロボットアーム230、複数の温度調節炉240、冷却室250および制御部280を有する。温度調節炉240及び冷却室250は、「処理装置」と称する場合がある。断熱壁108は、接合部106を包囲して、接合部106の外部への熱輻射を遮断する。これにより、接合部106の熱がアライメント部104に及ぼす影響を抑制する。接合部106は、その内部が一定の真空状態に維持される。これにより、接合部106に搬入された基板の汚染及び酸化を抑えることができる。
ロボットアーム230は、温度調節炉240、冷却室250とロードロック室220との間で第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125を搬送する。
ロードロック室220は、アライメント部104と接合部106とを連結する。ロードロック室220は、アライメント部104側と接合部106側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有する。
第1基板122、第2基板123、上基板ホルダ124および下基板ホルダ125から構成されるホルダ対がアライメント部104から接合部106に搬入される場合、まず、アライメント部104側のシャッタ222が開かれ、ロボットアーム134がホルダ対をロードロック室220に搬入する。次に、アライメント部104側のシャッタ222が閉じられ、ロードロック室220内部が真空に引かれる。ロードロック室220内部の真空度が、接合部106側の真空度になったら、接合部106側のシャッタ224が開かれる。
続いて、ロボットアーム230が、ロードロック室220からホルダ対を搬出して、温度調節炉240のいずれかに装入する。温度調節炉240は、ホルダ対を保持した状態で、ホルダ対を加熱および加圧して、第1基板122と第2基板123を接合して貼り合せる。温度調節炉240は、予め定められた温度までホルダ対を冷却する。その後、ロボットアーム230が、温度調節炉240からホルダ対を搬出して、冷却室250に装入して更に冷却する。
制御部280は、複数の温度調節炉240を、ホルダ対を加熱して接合させて予め定められた温度まで冷却するのに用いるか、接合された後のホルダ対を室温近傍まで冷却するのに用いるかを決定して、その決定に基づいて温度調節炉240を制御する。
接合部106からアライメント部104にホルダ対を搬出する場合は、アライメント部104から接合部106に搬入する場合の一連の動作を逆順で実行する。これらの一連の動作により、接合部106の内部雰囲気をアライメント部104側に漏らすことなく、ホルダ対を接合部106に搬入または搬出できる。
基板貼り合せ装置100内の多くの領域において、上基板ホルダ124が第1基板122を保持した状態で、又は下基板ホルダ125が第2基板123を保持した状態で、ロボットアーム134、230および第2ステージ142により搬送される。第1基板122を保持した上基板ホルダ124又は第2基板123を保持した下基板ホルダ125が搬送される場合、ロボットアーム134、230は、真空吸着又は静電吸着により上基板ホルダ124又は下基板ホルダ125を吸着して保持する。
図2は、温度調節炉240の構造を模式的に示す正面図である。温度調節炉240は、断熱室300と、上ステージ310と、下ステージ320と、昇降部330とを備える。断熱室300は、上ステージ310、下ステージ320及び昇降部330を内部に収容する。
断熱室300は、断熱材から形成される断熱壁を有する。これにより断熱室300においてホルダ対を加熱する場合に、外部への熱輻射が遮断され、ロボットアーム等周辺に存在する装置および機器への悪影響を防ぐことができる。断熱室300の天板に上ステージ310が固定される。さらに、断熱室300の底板に昇降部330のベースが固定される。上ステージ310と下ステージ320によりホルダ対が加圧されるときに装置の反力により変形すること防ぐ目的で、断熱室300は高剛性材料により形成される。
上ステージ310は、ホルダ対を加熱又は冷却する。昇降部330は、ベースに固定されたシリンダ334、および、そのシリンダに結合するピストン332を含む。ピストン332は、外部からの制御信号により上下昇降する。
下ステージ320は、ピストン332の上面に設置される。下ステージ320は、ピストン332と共に上下に移動することができる。下ステージ320は、ホルダ対を加熱又は冷却する。
図2は、ホルダ対が温度調節炉240に装填され、下ステージ320に設置された状態を示す。ホルダ対が下ステージ320に載置された後に、ピストン332が上昇すると、上ステージ310及び下ステージ320がホルダ対を挟む。
上ステージ310及び下ステージ320がホルダ対を挟んだ後に、温度調節炉240は、加圧制御信号に従ってピストン332を駆動して、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125を介して第1基板122及び第2基板123に所定の圧力を加えて、貼り合せる。これにより第1基板122と第2基板123とが接合される。第1基板122及び第2基板123が加圧されることにより、第1基板122及び第2基板123の間に接合すべき電極同士を均一に接触させることができ、均一な接合が実現できる。
図3は、温度調節炉240の下ステージ320の構造を概略的に示す断面図である。下ステージ320は、トッププレート322と、加熱部324と、圧力制御部326とを含む。
トッププレート322は、ホルダ対を保持する保持部としての役割を担う。トッププレート322は、炭化珪素からなる円形状のプレートであ。トッププレート322の周縁部は、加熱部324にビス止めされる。
加熱部324は、円筒状胴体の内部に、トッププレート322のホルダ対を載置する面とは反対側の面に接する複数のヒータプレート401、402、403を備える。ヒータプレート401、402及び403は、トッププレート322が保持したホルダ対を加熱する。ヒータプレート401、402及び403は、伝熱性のよい素材、例えば銅等から形成される。ヒータプレート401、402、403は、トッププレート322の中心を通る中心軸から放射状に形成されたフレーム410により支持、固定されている。
ヒータプレート401、402及び403の内部には、それぞれ、電熱ヒータ404が埋め込まれているとともに、冷却管407が接している。電熱ヒータ404には導線405により電力が供給される。導線405は、高熱に耐えられる材料、例えばセラミックにより形成されるビーズ406により被覆される。
ヒータプレート401、402、403は、加熱制御時には電熱ヒータ404により加熱されてその熱をトッププレート322へ伝達させる。また、ヒータプレート401、402、403は、加熱終了後の冷却制御時に、冷却管407により冷却される。冷却されたヒータプレート401、402、403は、トッププレート322を介して、トッププレート322に保持されたホルダ対を冷却する。
フレーム410は、複数の第1支柱部411及び第2支柱部431の一端に連結されて支持されている。そして、各々の第1支柱部411及び第2支柱部431の他端は、それぞれ第1圧力検出部412又は第2圧力検出部432に連結されている。各第1圧力検出部412は、第1支柱部411が連結される面とは反対側の面において、圧力制御部326の中空加圧部501の外側で接するように設置される。第1圧力検出部412は、中空加圧部501が第1支柱部411を押圧する圧力を検出する。第1圧力検出部412は、ロードセルであってよい。
それぞれの第2圧力検出部432は、第2支柱部431が連結される面とは反対側の面において、圧力制御部326の本体となる下部プレートに接して設置される。第2圧力検出部432は、圧力制御部326の本体が第2支柱部431を押圧する圧力を検出する。第2圧力検出部432は、ロードセルであってよい。
加熱部324の内部空間は、トッププレート322のホルダ対の載置面に対して平行に設置される遮熱プレート420により、上下に加熱空間と非加熱空間に分割される。遮熱プレート420は、ヒータプレート401、402、403によって熱せられる加熱空間の熱を、高温に弱い中空加圧部501、第1圧力検出部412等が設置される非加熱空間へできる限り伝えない機能を担う仕切り板である。遮熱プレート420には、第1支柱部411および第2支柱部431を貫通させる貫通孔が設けられている。すなわち、第1支柱部411および第2支柱部431は加熱空間と非加熱空間にまたがって存在する。また、遮熱プレート420には、導線405を貫通させる貫通孔も設けられている。
中空加圧部501は、中空の圧力制御部である。中空加圧部501の内部は、流体により充填されている。流体としては、空気、水、オイル等が用いられる。中空加圧部501は、内部に充填する流体量を、中空加圧部501と供給管503との間に設置されたバルブ502を制御することにより調整する。中空加圧部501は、内部に充填する流体量を調整することにより、内部流体の圧力を制御することができる。
中空加圧部501の内部流体の圧力は圧力センサ436によって検知され、監視される。例えば、想定される範囲を超える異常圧力を検出した場合には、加圧を停止する制御を行うことができる。
中空加圧部501は、ゴムシート等から形成される袋であってよい。中空加圧部501は、内部の流体量により膨張または収縮して、複数の第1圧力検出部412と接する面に対して圧力をコントロールすることができる。また、中空加圧部501は、複数の第1圧力検出部412と接する面側を変形板とし、昇降部330側と外周側を高剛性板として形成する箱状の形態であっても良い。このような形態であっても、内部を気密な袋状に保てば、外部から出入させる流体を制御して内圧を調整することができ、第1圧力検出部412と接する面に対して圧力をコントロールすることができる。特に、圧力制御部326が昇降部330から受ける圧力との関係において、バルブ502を介して内部に流入出させる流体量を調整すると、複数の第1圧力検出部412と接する面を、フラットにしたり、周縁部を凸状にしたり、中心部を凸状にコントロールすることができる。
温度調節炉240の上ステージ310は、下ステージ320を上下逆転させた構造を有する。ただし、上ステージ310は昇降しなくてよい。上ステージ310及び下ステージ320は、高精度に温度及び圧力を制御して、第1基板122と第2基板123を接合して貼り合せる。
図4は、冷却室250における下ステージ620の構造の一例を概略的に示す断面図である。冷却室250は、上ステージ310及び下ステージ320の構造が、図2に示す温度調節炉240と異なる。冷却室250はそれ以外図2に示す温度調節炉240と同じ構造を有する。
冷却室250は、トッププレート622および冷却部628を有する。トッププレート622は、ホルダ対を保持する保持部としての役割を担う。トッププレート622は、炭化珪素からなる円形状のプレートである。トッププレート622の周縁部は、冷却部628にビス止めされる。
冷却部628は、冷媒循環路627を有する。冷媒循環路627には、冷媒が循環される。これにより、冷却部628は、トッププレート622を介して、トッププレート622に保持されたホルダ対を冷却する。冷媒循環路627は、配管であってよく、溝であってもよい。冷却部628は、冷却速度を速くする目的で、銅等熱伝導性がよく、熱容量が大きい材料から形成される。また、冷却部628は、ホルダ対を冷却することに加えて当該ホルダ対をあらかじめ定められた温度内に維持する には、さらにヒータを有してもよい。
冷却室250は、上下ステージによりホルダ対を挟み加圧しながらホルダ対を冷却する。これによりステージとホルダ対の接触性を高めて冷却効果を高める。但し、冷却過程の圧力の大きさは、温度調節炉240による基板接合時の圧力より遥かに低く、例えば、10分の1程度よく、高精度に制御しなくてもよい。よって、冷却室250は、圧力制御部326ように制御性の高い加圧機構を有しなくてよい。従って、冷却室250は、温度調節炉240より遥かに低いコストで製造できる。上記構成により冷却室250は、ホルダ対を保持して、専ら接合された第1基板122と第2基板123を冷却する。
図1に示す基板貼り合せ装置100は、四つの温度調節炉240と、一つの冷却室250を有する。接合された第1基板122と第2基板123を冷却する過程において、ホルダ対の温度が室温に近づくほど、冷却速度が遅くなり冷却に時間を要する。加熱及び冷却を全て温度調節炉240に任せると、温度調節炉240の回転率が低く、基板貼り合せ装置100全体のスループットが低くなる。そこで、少なくとも、一つの冷却室250を設けて、時間のかかる冷却過程を冷却室250に任せることにより、温度調節炉240の回転率を高めて、基板貼り合せ装置100のスループットを高めることができると同時に、装置のコストを下げることができる。
例えば、第1基板122と第2基板123を接合する接合温度が450℃である場合に、ホルダ対は、温度調節炉240により450℃に加熱されて加圧され、保温状態で第1基板122と第2基板123が接合されてから、第2冷却目標温度200℃に冷却される。その後、ホルダ対は、ロボットアーム230により温度調節炉240から搬出されて、冷却室250に投入され更に第1冷却目標温度である室温まで冷却される。冷却速度の遅い200℃から室温までの冷却を冷却室250に任せることにより、温度調節炉240の回転率を高めて、基板貼り合せ装置100全体のスループットを高める。ここで、ホルダ対を450℃に加熱して保温し、その後200℃まで冷却する過程を「加熱過程」と言い、200℃から室温まで冷却する過程を「冷却過程」と言う場合がある。なお、「加熱過程」には、積極的に冷却する過程を含まなくてもよい。
基板貼り合せ装置100では基板の接合に加熱過程を要するので、少なくとも一つの温度調節炉240を加熱専用とする。すなわち当該一つの温度調節炉240は、ホルダ対を保持して、専ら接合温度450℃まで加熱して、第1基板122と第2基板123を接合させてその後に第2冷却目標温度200℃まで冷却するのに用いられる。
制御部280は、残りの三つの温度調節炉240を、接合温度450℃までホルダ対を加熱して接合させて第2冷却目標200℃まで冷却する加熱過程に用いるか、すでに接合されたホルダ対を第2冷却目標温度から室温まで冷却する冷却過程に用いるかについて、ホルダ対を加熱するのに要する時間とホルダ対を冷却するのに要する時間とを比較することにより決定する。例えば、制御部280は、加熱に要する時間の方が長い場合に二つの温度調節炉240を加熱過程に用い、冷却に要する時間の方が長い場合に二つの温度調節炉240を冷却過程に用いる。また、ホルダ対を加熱するのに要する時間に対するホルダ対を冷却するのに要する時間の比を求めて、その時間比に合わせて、温度調節炉240の使用目的を決定する。これにより基板接合のレシピに基づいて、温度調節炉240を加熱に用いるか冷却に用いるかを決定することにより、ホルダ対の処理待ち時間を減らして基板貼り合せ装置100全体の回転効率を高めることができる。
図5は、温度調節炉240を制御する制御方法の一実施形態のフローチャートである。ステップS010において、新しい基板接合レシピが導入される度に、加熱および冷却の少なくとも一方に関する情報の入力を受け付ける。例えば、接合温度までの加熱速度、接合温度での保温時間、接合温度から第2冷却目標温度までの冷却速度、第2冷却目標温度から第1冷却目標温度までの冷却速度等、基板接合時の加熱及び冷却処理の条件を制御部280に入力する。
ステップS020において、制御部280は、ステップS010において入力された条件に基づいて、基板接合過程における加熱過程の所要時間と冷却過程の所要時間との時間比を計算する。例えば、接合温度450℃までホルダ対を加熱するのに7minを要し、接合温度450℃で加圧しながら保温する時間が5minであり、その後接合温度450℃から第2冷却目標温度200℃まで冷却するのに3minがかかるとする。なお、第2冷却目標温度200℃から第1冷却目標温度の一例である室温まで冷却するには10minがかかるとする。そうすると、加熱過程の所要時間と冷却過程の所要時間との時間比は、3対2である。
ステップS030において、制御部280は、得られた時間比に基づいて、450℃までホルダ対を加熱して接合させて200℃まで冷却するのに用いる温度調節炉240の数、及び接合後のホルダ対を200℃から室温まで冷却するのに用いる温度調節炉240の数を決定して、どの温度調節炉240を加熱に使用して、どの温度調節炉240を冷却に使用するかも決定する。例えば、上述のように、時間比が3対2である場合に、基板貼り合せ装置100における三つの温度調節炉240を加熱過程に使用し、一つの温度調節炉240を冷却過程に使用するとよい。これにより、加熱過程に用いる処理装置の台数と冷却過程に用いる処理装置の台数の比が3対2となり、ちょうど上述の時間比と合い、ホルダ対の処理待ち時間を減らすことができる。したがって、装置の稼働率を最大限に上げることができ、基板貼り合せ装置100のスループットを高めることができる。
また、加熱に使用する温度調節炉240及び冷却に使用する温度調節炉240を決める方法としては、例えば、各温度調節炉240にID番号を付けて、ID番号の小さい順に冷却に使用する温度調節炉240を振り分けてよい。これに代えて、冷却室250に近い温度調節炉240を冷却に用いるように振り分けても良い。そうすると、冷却室250と隣の温度調節炉240との相互温度影響を抑えることができる。
ステップS040において、制御部280は、ステップS030の決定に基づいて、温度調節炉240を制御する。例えば、制御部280は、加熱過程に用いられると決めた第1の温度調節炉240、第2の温度調節炉240、第3の温度調節炉240で、450℃までホルダ対を加熱して保温しながらホルダ対を加圧して、第1基板122と第2基板123を接合した後、ホルダ対を200℃まで冷却する。制御部280は、冷却過程に用いられると決めた第4の温度調節炉240で、基板接合後のホルダ対を200℃から室温まで冷却する。以上の制御により、第1基板122と第2基板123が接合され、その後ホルダ対が接合部106からアライメント部104に搬出される。
図6は、積層半導体装置を製造する製造方法の概略を示す。図6に示すように、積層半導体装置は、当該積層半導体装置の機能・性能設計を行うステップS110、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップS120、積層半導体装置の基材である基板を製造するステップS130、マスクのパターンを用いたリソグラフィを含む基板処理ステップS140、上記の基板貼り合せ装置を用いた基板貼り合せ工程等を含むデバイス組み立てステップS150、検査ステップS160等を経て製造される。なお、デバイス組み立てステップS150は、基板貼り合せ工程に続いて、ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む。
図1から図5に示す実施形態において、温度調節炉240が四つであり、冷却室250が一つである基板貼り合せ装置100の例を挙げたが、温度調節炉240の台数を限定するものではない。温度調節炉240が複数ある場合に、温度調節炉240を加熱過程に用いるか冷却過程に用いるかについては、加熱過程に用いる温度調節炉240の台数と、冷却過程に用いる温度調節炉240及び冷却室250の台数との比が、過熱過程の所要時間と冷却過程の所要時間との比に近づくように、処理装置を配分すれば、ホルダ対の処理待ち時間を減らして、基板貼り合せ装置100全体の稼働率を高めることができ、スループットを上げることができる。また、加熱過程の処理速度及び冷却過程の処理速度を計算して、速度比の逆比により処理装置を配分してもよい。例えば、加熱過程の処理速度が4枚/hであり、冷却過程の処理速度が6枚/hである場合に、速度比が2/3で、その逆比である3/2で処理装置を配分してよい。即ち、三つの温度調節炉240を加熱過程に使用し、一つの温度調節炉240および冷却室250を冷却過程に使用するとよい。
また、加熱及び冷却処理の条件が変わり、図5における入力ステップS010により加熱および冷却の少なくとも一方に関する新たな情報の入力が受け付けられた場合に、制御部280は、ステップS020において、新たに時間比を計算して、決定ステップS030を新たに実行することにより、常に基板貼り合せ装置100の最適稼動状態を維持する。例えば、新しいレシピにおいて、加熱過程の所要時間と冷却過程の所要時間との時間比が4対1と変更された場合、制御部280は、ステップS030でこれまで冷却過程に用いられた第4温度調節炉240も加熱過程に使用することを決定して、四つの温度調節炉240を加熱過程に使用し、一つの冷却室を冷却過程に使用するように処理装置を再配分することにより、ホルダ対の処理待ち時間を減らして、基板貼り合せ装置100の最適稼動状態を維持する。
上述の実施形態において、第1基板122及び第2基板123は、接合されるまでそれぞれ上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125により保持され搬送されるが、第1基板122及び第2基板123は、上基板ホルダ124及び下基板ホルダ125を使用せず、直接搬送されてもよい。
なお、上記実施形態において、三つの温度調節炉240は、加熱過程に使用される温度調節炉240と、冷却過程に使用される温度調節炉240とに分けられるが、温度調節炉240の使用方法はこれに限られない。他の例として、三つの温度調節炉240のいずれか少なくとも一つが、加熱過程およびそれに引き続いた冷却過程との両方に使用されてもよい。この場合、制御部280は、決定ステップS030において、複数の温度調節炉240のいずれを加熱過程に用いて、他のいずれを冷却過程に用いるか、さらに他のいずれを加熱過程および冷却過程の両方に用いるか、を決定する。制御部280は、制御ステップS0204において、決定ステップS030による決定に基づいて、加熱過程用に決定された温度調節炉240を、複数の基板を加熱して接合させるべく制御し、冷却過程用に決定された温度調節炉240を、接合された複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却するべく制御し、両方の過程用に決定された温度調節炉240を、複数の基板を加熱して接合させてかつ接合された複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却するべく制御する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 基板貼り合せ装置、102 筐体、104 アライメント部、106 接合部、108 断熱壁、112 基板カセット、114 基板カセット、116 基板カセット、122 第1基板、123 第2基板、124 上基板ホルダ、125 下基板ホルダ、126 プリアライナ、128 基板ホルダラック、130 基板取り外し部、132 ロボットアーム、134 ロボットアーム、140 ステージ装置、141 第1ステージ、142 第2ステージ、145 断熱壁、146 シャッタ、148 制御部、220 ロードロック室、222 シャッタ、224 シャッタ、230 ロボットアーム、240 温度調節炉、250 冷却室、280 制御部、300 断熱室、310 上ステージ、320 下ステージ、322 トッププレート、324 加熱部、326 圧力制御部、330 昇降部、332 ピストン、334 シリンダ、401 ヒータプレート、402 ヒータプレート、403 ヒータプレート、404 電熱ヒータ、405 導線、406 ビーズ、407 冷却管、410 フレーム、411 第1支柱部、412 第1圧力検出部、420 遮熱プレート、431 第2支柱部、432 第2圧力検出部、436 圧力センサ、501 中空加圧部、502 バルブ、503 供給管、620 下ステージ、622 トッププレート、627 冷媒循環路、628 冷却部

Claims (14)

  1. 複数の基板を保持した状態で、前記複数の基板を加熱して基板同士を接合するとともに接合した複数の基板を第1冷却目標温度まで冷却する温度調節部を有する基板貼り合わせ装置を制御する制御方法であって、
    前記温度調節部を、前記複数の基板を加熱して接合させるのに用いるか、または、すでに接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるかを決定してその決定を示す情報を出力する決定ステップを備える制御方法。
  2. 前記決定ステップにおいて、前記複数の基板を加熱するのに要する時間と前記複数の基板を冷却するのに要する時間とを比較して、加熱に要する時間の方が長い場合に前記温度調節部を加熱に用い、冷却に要する時間の方が長い場合に前記温度調節部を冷却に用いることを決定する請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記基板貼り合わせ装置は、前記温度調節部と別個に、前記複数の基板を保持して、専ら加熱して接合させる加熱専用部、および、前記複数の基板を保持して、専ら接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却する冷却専用部をそれぞれ少なくとも一つ有する請求項1または2に記載の制御方法。
  4. 前記基板貼り合わせ装置は、前記温度調節部を複数有し、
    前記決定ステップは、複数の前記温度調節部のいずれを前記複数の基板を加熱するのに用いて、かつ、他を前記複数の基板を冷却するのに用いるか、を決定する請求項1から3のいずれかに記載の制御方法。
  5. 前記決定ステップにおいて、前記複数の基板を加熱するのに要する時間と前記複数の基板を冷却するのに要する時間の時間比を求めて、加熱に用いる前記複数の温度調節部の個数と冷却に用いる前記複数の温度調節部の個数の比を前記時間比に近づける請求項4に記載の制御方法。
  6. 加熱および冷却の少なくとも一方に関する情報の入力を受け付ける入力ステップをさらに備え、
    前記入力ステップにより加熱および冷却の少なくとも一方に関する新たな情報の入力が受け付けられた場合に、前記決定ステップが実行される請求項1から5のいずれかに記載の制御方法。
  7. 前記決定ステップによる決定に基づいて、前記温度調節部を、前記複数の基板を加熱して接合させるべく制御する、または、前記温度調節部を、接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するべく制御する制御ステップをさらに備える請求項1から6のいずれかに記載の制御方法。
  8. 前記制御ステップにおいて、前記温度調節部を前記複数の基板を加熱して接合させるべく制御する場合に、前記複数の基板を加熱して接合させて、その後に前記第1冷却目標温度より高い第2冷却目標温度まで冷却する請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記決定ステップは、前記温度調節部を、前記複数の基板を加熱して接合させるのに用いるか、すでに接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるか、または、前記複数の基板を加熱して接合させてかつ接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるかを決定する請求項1から3のいずれかに記載の制御方法。
  10. 前記基板貼り合わせ装置は、前記温度調節部を複数有し、
    前記決定ステップは、複数の前記温度調節部のいずれを前記複数の基板を加熱するのに用いて、他のいずれを前記複数の基板を冷却するのに用いるか、さらに他のいずれを前記複数の基板を加熱してかつ冷却するのに用いるか、を決定する請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記決定ステップによる決定に基づいて、前記複数の基板を加熱して接合させるべく前記温度調節部を制御するステップ、接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するべく前記温度調節部を制御するステップ、または、前記複数の基板を加熱して接合させてかつ接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するべく前記温度調節部を制御するステップをさらに備える請求項9または10に記載の制御方法。
  12. 複数の基板を保持する保持部、前記保持部に保持した前記複数の基板を加熱して基板同士を接合する加熱部、および、接合した前記複数の基板を前記保持部に保持した状態で第1冷却目標温度まで冷却する冷却部を有する温度調節部と、
    前記温度調節部を、前記複数の基板を加熱して接合させるのに用いるか、すでに接合された前記複数の基板を前記第1冷却目標温度まで冷却するのに用いるかを決定して、その決定に基づいて前記温度調節部を制御する制御部と
    を備える基板貼り合わせ装置。
  13. 請求項1から11のいずれかに記載の制御方法により制御される、請求項12に記載の基板貼り合せ装置により基板を貼り合せることを含む積層半導体装置製造方法。
  14. 請求項13に記載の積層半導体装置製造方法により製造された積層半導体装置。
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