JP2012002752A - 容量式慣性力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】広い範囲の慣性力を検出できる容量式慣性力センサを、可動電極の下面(又は上面)に沿う方向の体格増大を抑制しつつ、検出精度劣化を抑制して提供する。
【解決手段】可動電極に対向配置された固定電極として、可動電極の変位にともない可動電極との対向距離が変化するように、可動電極における変位方向に垂直な側面に対向配置された第1固定電極と、可動電極の変位にともない可動電極との対向面積が変化するように、第1固定電極と対向する可動電極の上面及び下面の少なくとも一方に対向配置された第2固定電極と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、慣性力に応じて変位する可動電極と、該可動電極に対向配置された固定電極を備え、可動電極及び固定電極間の容量変化に応じた検出信号を出力する容量式慣性力センサに関する。
従来、慣性力に応じて変位する可動電極と、該可動電極に対向配置された固定電極を備え、可動電極及び固定電極間の容量変化に応じた検出信号を出力する容量式慣性力センサとして、例えば特許文献1に示されるように、広い範囲の慣性力検出を目的とするものが知られている。
特許文献1では、錘作用を有する可動部材が、基板表面に平行な方向に変位可能なように、支持部材により両持ち梁形式で基板表面に装着されており、可動部材には、複数の可動電極が基板表面に平行に突出して設けられている。また、基板表面には、入力加速度がゼロのときに各可動電極の下面にそれぞれ対向して静電容量を形成するように固定電極が設けられている。すなわち、加速度が可動部材に作用して可動部材とともに可動電極が変位すると、可動電極と固定電極との対向面積が変化し、これにともなう静電容量の変化を加速度信号として検出するようになっている。
そして、可動電極と固定電極からなる複数の容量検出部において、入力加速度がゼロのときの可動電極と固定電極の対向面積を異ならせることで、検出範囲を拡大するようにしている。
特開2004−286736号公報
しかしながら、特許文献1では、対向面積が異なる各容量検出部(可動電極及び固定電極)について、容量変化量を確保するための電極サイズが必要となる。したがって、可動電極の下面(又は上面)に沿う方向において、センサ体格が増大してしまう。
また、処理回路におけるゲインを変化させることで、慣性力の検出範囲を広くする方法も考えられる。しかしながら、この場合、小さい容量変化を増幅する際にノイズも増幅されるため、慣性力の検出精度が劣化してしまう。
本発明は上記問題点に鑑み、広い範囲の慣性力を検出できる容量式慣性力センサを、可動電極の下面(又は上面)に沿う方向の体格増大を抑制しつつ、検出精度劣化を抑制して提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1に記載の発明は、
慣性力に応じて所定方向に変位する可動電極と、該可動電極に対向配置された固定電極を備え、可動電極及び固定電極間の容量変化に応じた検出信号を出力する容量式慣性力センサであって、
固定電極として、
可動電極の変位にともない可動電極との対向距離が変化するように、可動電極における変位方向に垂直な側面に対向配置された第1固定電極と、
可動電極の変位にともない可動電極との対向面積が変化するように、第1固定電極と対向する可動電極の上面及び下面の少なくとも一方に対向配置された第2固定電極と、
を備えることを特徴とする。
本発明では、可動電極と第1固定電極との間に構成されるコンデンサの容量が対向距離の変化にともなって変化し、可動電極と第2固定電極との間に構成されるコンデンサの容量が対向面積の変化にともなって変化する。このように、可動電極の変位にともなって対向距離が変化するコンデンサと対向面積が変化するコンデンサとを有するため、広い範囲の慣性力を検出することができる。
また、対向面積が変化するコンデンサでは、容量変化量を確保するために電極サイズが大きくなる。本発明では、可動電極の下面(又は上面)に沿う方向において、慣性力が作用しないときの対向面積が異なるように、複数の第2固定電極を並設するのではなく、可動電極との対向距離が変化するように第1固定電極を設けている。したがって、対向面積が異なる複数のコンデンサを有する構成に比べて、可動電極の下面に沿う方向におけるセンサ体格の増大を抑制することができる。
また、検出回路(処理回路)におけるゲインを変化させるものではないので、ノイズ増幅による慣性力の検出精度劣化を抑制することができる。
このように本発明によれば、広い範囲の慣性力を検出できる容量式慣性力センサを、可動電極の下面(又は上面)に沿う方向の体格増大を抑制しつつ、検出精度劣化を抑制して提供することができる。
請求項2に記載のように、
支持基板の一面上に絶縁層を介して配置された半導体層に、支持基板の厚み方向に延びて貫通する貫通孔が形成されて、可動電極及び第1固定電極が区画され、
支持基板の一面と半導体層との間において、可動電極における支持基板側の下面との対向部位に第2固定電極が配置され、
可動電極と第1固定電極の直下及び第2固定電極の直上における絶縁層の除去により、貫通孔に連なる空洞部が形成された構成とすると良い。
可動電極の側面と対向する第1固定電極と、該可動電極の下面と対向する第2固定電極を備えた容量式慣性力センサを、1チップで構成することができるので、センサ構成を簡素化することができる。
請求項3に記載のように、絶縁層は、半導体層に隣接する第1絶縁層と、該第1絶縁層よりも支持基板側に配置され、第1絶縁層を除去する際のストッパとなる第2絶縁層を含み、第2固定電極は、第2絶縁層上に形成された構成とすることが好ましい。
これによれば、絶縁層のうち、除去する空洞部とするエリアを、第2絶縁層によって第1絶縁層のみに制限することができる。
請求項4に記載のように、第2固定電極が、支持基板と半導体層との間に配置された下部配線と同一材料からなるとともに、下部配線と同一層に配置された構成とすると良い。
下部配線は、貫通孔により半導体層に区画された複数の領域を互いに電気的に接続する機能、クロス配線、すなわち立体的な配線配置の機能、半導体層と半導体基板とを電気的に接続する機能等を果たすものである。本発明では、このような下部配線とともに第2固定電極を形成することができるため、センサ構成及び製造工程を簡素化することができる。
請求項5に記載のように、
支持基板の一面上に絶縁層を介して配置された半導体層に、支持基板の厚み方向に延びて貫通する貫通孔が形成されて、可動電極及び第1固定電極が区画され、
支持基板と半導体層との対向領域には、可動電極と第1固定電極の直下における絶縁層の除去により、貫通孔に連なる空洞部が形成され、
半導体層における絶縁層と反対の面に、可動電極及び第1固定電極との間に隙間を有して固定部材が固定され、該固定部材が、可動電極の上面との対向部位に第2固定電極を有する構成としても良い。
これによれば、可動電極及び該可動電極の側面と対向する第1固定電極を少なくとも備えたチップと、可動電極の上面と対向する第2固定電極を備えた固定部材により構成することができるので、センサ構成を簡素化することができる。
請求項6に記載のように、固定部材として、可動電極及び固定電極を封止するためのキャップを採用することが好ましい。
慣性力に応じて変位する可動電極を備えた容量式慣性力センサにおいては、異物の噛み込みなどを抑制するために、半導体層の表面に封止用のキャップを設けるが、このキャップに第2固定電極を設けることで、部品点数を増加させることなく、可動電極の上面と対向する第2固定電極を備えた容量式慣性力センサを構成することができる。
請求項7に記載のように、第2固定電極が、可動電極と同じ形状及び大きさとされた構成を採用すると良い。これによれば、第2固定電極を可動電極の形成面に投影した位置関係で、可動電極と第2固定電極とが完全一致すると対向面積が最も大きくなり、この完全一致の状態からのずれ(変位)が大きいほど対向面積が小さくなる。したがって、可動電極の下面に沿う方向におけるセンサ体格の増大を抑制しつつ、容量変化を大きくとることができる。
なお、可動電極の電極形状として、請求項8に記載のように櫛歯形状を採用すると、第1固定電極との対向面積を増やして、これにより慣性力の検出精度を向上することができる。
第1実施形態に係る容量式慣性力センサの概略構成を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1に示す容量式慣性力センサの特徴部分を模式化した図である。 図1に示す容量式慣性力センサの検出回路の一例を示す図である。 変形例を示す平面図である。 第2実施形態に係る容量式慣性力センサの概略構成を示す断面図である。 第3実施形態に係る容量式慣性力センサの概略構成を示す断面図である。 図7に示す容量式慣性力センサの特徴部分を模式化した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
以下に示す各実施形態、変形例において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。また、便宜上、基板(若しくは支持基板)の厚み方向を縦方向とし、厚み方向に垂直な方向を横方向とする。
本実施形態では、容量式慣性力センサとして、慣性力としての加速度を検出する容量式加速度センサの例を示す。なお、容量式加速度センサ以外には、容量式角速度センサを採用することができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る容量式慣性力センサ10は、絶縁層22を介して支持基板21上に半導体層23が配置された基板20(1チップ)に構成されている。そして、要部として、慣性力(加速度)の印加に応じて所定方向に変位可能に構成された可動部30と、可動部30と対をなして慣性力を検出するための固定部40,60と、を有している。
基板20としては、所謂SOI(Silicon On Insulator)基板やSIMOX(Silicon IMplanted Oxide)基板を採用することができる。本実施形態では、単結晶シリコンからなる支持基板21と、不純物濃度が高濃度に調整された単結晶シリコンからなる半導体層23との間に、2つの絶縁層24,25が積層されてなる絶縁層22が介在された基板20を採用している。なお、本実施形態では、支持基板21上に配置された第1絶縁層24、及び、第1絶縁層24上に配置された第2絶縁層25が、ともにシリコン酸化膜からなる。
なお、半導体層23としては、単結晶シリコンに代えて、CVD法等により、絶縁層22上に堆積形成してなる多結晶シリコンを採用することもできる。また、絶縁層22としては、シリコン酸化膜に限定されるものではなく、シリコン窒化膜や、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の多層膜を採用することができる。
この基板20には、周知のマイクロマシン加工が施されており、半導体層23及び絶縁層22には縦方向に延びて貫通する貫通孔26が形成され、この貫通孔26により、半導体層23が、可動部30、第1固定部40、及び可動部30及び第1固定部40を取り囲む周縁部50、を含む複数の領域に区画されている。
可動部30は、半導体層23を貫通孔26によって区画することで構成された、横方向に沿って延びる梁(ビーム)からなる梁構造体であり、可動電極31、錘部32、ばね部33を有している。また、可動部30の各構成要素31,32,33を構成する各梁の幅は均一となっている。
加速度が作用する質量(マス)としての錘部32は、その外周(外枠)が平面長方形とされており、錘部32直下の絶縁層22をエッチングにより除去するために、図1に示すごとく、メッシュ構造(格子状)となっている。すなわち、錘部32は、格子状の梁構造となっている。可動電極31は、錘部32の側面のうち、長手方向に沿う面の一面から錘部32の長手方向と直交するように突出して片持ち梁状に形成され、図1に示す例では2本設けられている。また、錘部32の長手側の両端には、四角枠形状の梁構造を有するばね部33がそれぞれ連結されており、各ばね部33は、絶縁層22を介して支持基板21上に可動部30を支持する支持部としてのアンカ34に連結されている。
可動電極31、錘部32、ばね部33(ばね部33を構成する各梁)の直下には、可動部30を可動とすべく、選択的エッチングにより絶縁層22が除去されてなる空洞部27が形成されている。また錘部32に連結したばね部33は、その長手方向と直交する方向に変位するばね機能を有している。そのため、錘部32が、その長手方向の成分を含む加速度を受けると、錘部32及び可動電極31が、錘部32の長手方向に沿って変位し、加速度の消失により元の位置に戻るようになっている。図1では、変位方向を白抜き矢印で示している。
なお、半導体層23における絶縁層22とは反対の表面23a(以下、単に表面23aと示す)であって、アンカ34の一方には、アルミニウムなどの金属層をパターニングしてなる可動電極用パッド35が形成されている。
このように可動部30は、可動電極31を構成する梁、錘部32を構成する梁、ばね部33を構成する梁が互いに連結されてなる梁構造体となっており、可動部30としての梁構造体は、その両端がアンカ34に固定されている。
第1固定部40は、第1固定電極41、固定電極配線部42、及び固定電極用パッド43を有している。固定電極配線部42は、第1固定電極41と固定電極用パッド43とを電気的に接続する配線としての機能とともに、第1固定電極41を支持するアンカとしての機能を果たす。固定電極配線部42は、錘部32と平行に配置されており、固定電極配線部42から延びる第1固定電極41は、錘部32の側面から突出する可動電極31の側面31aに対して、それぞれ所定の検出間隔(隙間)を有しつつ、平行状態で対向配置されている。
このように、第1固定電極41は、可動電極31の変位にともない可動電極31との対向距離が変化するように、可動電極31における変位方向に垂直な側面31aに対向配置されている。すなわち、可動電極31と第1固定電極41との間に構成されるコンデンサの容量C1は、可動電極31の変位にともなう可動電極31と第1固定電極41との対向距離の変化により、変化するようになっている。
この第1固定電極41は、可動電極31と同じ数だけ設けられている。また、第1固定電極41の直下には、可動部30同様、絶縁層22の選択的エッチングによって空洞部27が形成されており、これにより、第1固定電極41が固定電極配線部42に片持ち支持されている。すなわち、第1固定電極41も梁構造(片持ち梁)となっている。そして、第1固定電極41を構成する各梁の幅も、可動部30の各構成要素31,32,33を構成する梁の幅と同じとなっている。本実施形態では、梁の幅を一定とすべく、第1固定電極41が中抜き構造となっている。
なお、固定電極配線部42には、半導体層23の表面23a上に、固定電極用パッド43が形成されている。
また、周縁部50にも、図1に示すように、半導体層23の表面23a上にパッド51が形成されており、パッド51を介して、半導体層23における周縁部50を所定電位に固定することができるようになっている。
一方、第2固定部60は、第2固定電極61と、表面23aに固定電極用パッド62が形成されたアイランド63を有している。第2固定電極61とアイランド63(固定電極用パッド62)とは、下部配線70により電気的に接続されている。
第2固定電極61は、支持基板21の表面21a上であって、可動電極31の下面31bと対向する部位に、第1絶縁層24を介して形成されている。この第2固定電極61は、可動電極31と同じ数(2本)だけ設けられている。また、第2固定電極61の直上には、絶縁層22(第2絶縁層25)の選択的エッチングによって空洞部27が形成されている。
本実施形態では、不純物が注入されて濃度調整された多結晶シリコン層を、可動電極31と同じ形状及び大きさを有するようにパターニングして、第2固定電極61が構成されている。この第2固定電極61は、加速度が印加されない状態で、可動電極31の形成面(半導体層23)に投影した位置関係で、可動電極31と第2固定電極61とが完全一致するようになっている。なお、図1では、便宜上、可動電極31直下に位置する第2固定電極61についても図示している。
このように、第2固定電極61は、可動電極31の変位にともない可動電極31との対向面積が変化するように、可動電極31の下面31bに対向配置されている。すなわち、可動電極31と第2固定電極61との間に構成されるコンデンサの容量C2は、可動電極31の変位にともなう可動電極31と第2固定電極61との対向面積の変化により、変化するようになっている。
また、下部配線70も、第1絶縁層24上に配置されており、第2固定電極61同様、不純物が注入されて濃度調整された多結晶シリコン層をパターニングして構成されている。そして、2本の第2固定電極61にそれぞれ連結されている。なお、図1に破線で示す符号71は、第2絶縁層25に形成され、下部配線70とアイランド63を接続するコンタクトである。
次に、上記した容量式慣性力センサ10の製造方法について説明する。
先ず、単結晶シリコンからなる支持基板21の表面21a上に、第1絶縁層24としてのシリコン酸化膜を成膜する。次いで、第1絶縁層24上に不純物が高濃度にドープされた多結晶シリコン層を、0.5〜2μmの厚さで形成し、パターニングする。これにより、第2固定電極61及び下部配線70を得る。次いで、CVD等により、第2固定電極61及び下部配線70を覆うように、第1絶縁層24上に、第2絶縁層25としてのシリコン酸化膜を成膜する。そして、第2絶縁層25の所定位置にコンタクト71用の貫通孔を形成し、この貫通孔を埋めるように第2絶縁層25上に、不純物が高濃度にドープされた多結晶シリコン層を、5〜50μmの厚さで形成する。これにより、半導体層23及びコンタクト71を得る。
次に、半導体層23の表面23a上にパッド35,43,51,62などを含む配線を形成した後、マスクを用いて半導体層23を異方性エッチング(例えばRIE)し、半導体層23に上記した貫通孔26を形成する。これにより、半導体層23が、可動部30、第1固定部40、周縁部50などの複数の領域に区画される。そして、上記マスクを用い、貫通孔26を通じて絶縁層22を選択的にエッチングする。絶縁層22のエッチングは、貫通孔26形成後、等方性エッチングをする。
このとき、絶縁層22は、貫通孔26に近い部分からエッチングされる。したがって、第2固定電極61及び下部配線70直上の第2絶縁層25が除去されつつ、第2固定電極61及び下部配線70直下の第1絶縁層24が残存する状態でエッチングを終了とする。
これにより、貫通孔26の直下部位は、第1絶縁層24及び第2絶縁層25がいずれも除去された状態となる。また、可動電極31を含む可動部30と第1固定電極41の直下においては、第2固定電極61及び下部配線70が位置する部分では、第2絶縁層25が除去され、それ以外の部分では、第1絶縁層24及び第2絶縁層25がいずれも除去された状態となる。すなわち、可動電極31を含む可動部30と第1固定電極41の直下に空洞部27が形成され、可動電極31を含む可動部30及び第1固定部40のうちの第1固定電極41が、支持基板21に対してリリースされた状態となる。また、第2固定電極61の直上に位置する第2絶縁層25が除去され、第2固定電極61と半導体層23との対向領域が空洞部27となる。
そして、図示しないが、プラズマエッチング等によるマスクの除去、ダイシングなどを経て、図1及び図2に示した容量式慣性力センサ10を得ることができる。
以上示したように、本実施形態に係る容量式慣性力センサ10によれば、加速度が作用して図3に示す矢印方向に可動電極31が変位すると、可動電極31と第1固定電極41との間に構成されるコンデンサの容量C1が対向距離の変化にともなって変化し、可動電極31と第2固定電極61との間に構成されるコンデンサの容量C2が対向面積の変化にともなって変化する。このように、可動電極31の変位にともなって対向距離が変化するコンデンサと対向面積が変化するコンデンサとを有するため、広い範囲の慣性力を検出することができる。図3では、矢印右方向に可動電極31が変位し、第1固定電極41に近づいた状態を破線で示している。
なお、本実施形態では、対向距離が変化する可動電極31と第1固定電極41との間に構成されるコンデンサを、例えば車両姿勢制御や傾斜角判定に用いる、数G(1〜5G程度)の低加速度検出用とし、対向面積が変化する可動電極31と第2固定電極61との間に構成されるコンデンサを、例えばエアバック用に用いる、20〜100G程度の高加速度検出用としている。
また、本実施形態では、横方向において、慣性力が作用しないときの対向面積が異なるように、複数の第2固定電極61を並設するのではなく、1つの可動電極31に対し、可動電極31の側面31aに第1固定電極41を対向させ、可動電極31の下面31bに第2固定電極61を対向させている。可動電極31と第1固定電極41との間に構成されるコンデンサは、対向距離の変化にともなって容量が変化する。したがって、容量変化量を確保するために大きい電極サイズを必要とする、対向面積が変化するコンデンサを、対向面積を異ならせて複数必要とする構成に比べて、横方向におけるセンサ体格の増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、処理回路におけるゲインを変化させることなく、広い範囲の慣性力を検出することができるため、ノイズ増幅による慣性力の検出精度劣化を抑制することができる。
なお、本実施形態に示す容量式慣性力センサ10の検出回路の一例を図4に示す。この検出回路は、容量を電圧に変換して電圧信号を出力する容量変換部100a,100b、復調部104a,104b、及び増幅部105a,105bを有している。
容量変換部100aは、コンデンサ101a、スイッチ102a、及びオペアンプ103aにより構成されており、容量変換部100bは、コンデンサ101b、スイッチ102b、及びオペアンプ103bにより構成されている。各オペアンプ103a,103bには参照電圧として、後述する搬送波Vccの1/2(Vcc/2)が入力される。
本実施形態では、可動電極用パッド35に、振幅Vccの搬送波をAM変調してなる変調信号を入力し、容量変換部100a,100bのスイッチ102a,102bを所定のタイミングで開閉する。そして、上記したように、加速度が印加されると、加速度に応じて可動電極31が変位し、それにより、各コンデンサの容量C1,C2がそれぞれ変化する。対向距離が変化する可動電極31と第1固定電極41との間に構成されるコンデンサ側では、容量変換部100aにて電圧信号に変換された後、復調部104aにて復調、増幅部105aにて増幅されて、検出信号Vout1として出力される。対向面積が変化する可動電極31と第1固定電極61との間に構成されるコンデンサ側では、容量変換部100bにて電圧信号に変換された後、復調部104bにて復調、増幅部105bにて増幅されて、検出信号Vout2として出力される。なお、これら信号を合成してから出力しても良い。
以上から、本実施形態に係る容量式慣性力センサ10によれば、広い範囲の慣性力を検出できるとともに、横方向(可動電極31の下面31bに沿う方向)の体格増大を抑制しつつ、検出精度劣化を抑制して提供することができる。
また、本実施形態では、容量式慣性力センサ10は、絶縁層22を介して支持基板21上に半導体層23が配置された基板20を用いて1チップに構成されている。したがって、対向面積が変化するコンデンサと対向距離が変化するコンデンサを有しながらも、センサ構成が簡素化されている。
また、本実施形態では、第2固定電極61が、下部配線70と同一材料からなるとともに、下部配線70と同一層に配置されている。したがって、下部配線70とともに第2固定電極61を形成することができるため、センサ構成及び製造工程を簡素化することができる。
また、本実施形態では、第2固定電極61が、可動電極31と同じ形状及び大きさとされている。このため、第2固定電極61を可動電極31の形成面(下面31b)に投影した位置関係で、可動電極31と第2固定電極61とが完全一致すると対向面積が最も大きくなり、この完全一致の状態からのずれ(変位)が大きいほど対向面積が小さくなる。したがって、横方向におけるセンサ体格の増大を抑制しつつ、容量変化を大きくとることができる。
また、本実施形態では、可動電極31の形状として、錘部32の側面から複数本の可動電極31が突出してなる櫛歯形状を採用しているため、可動電極31と第1固定電極41との対向面積を増やして、これにより慣性力の検出精度を向上することができる。
なお、上記実施形態では、下部配線として、第2固定電極61と固定電極用パッド62が設けられたアイランド63とを電気的に接続するための下部配線70を有する例を示した。しかしながら、下部配線とは、貫通孔26により半導体層23に区画された複数の領域を互いに電気的に接続する機能、クロス配線、すなわち立体的な配線配置の機能、半導体層23と支持基板21とを電気的に接続する機能等を果たすものである。したがって、上記下部配線70以外の下部配線を備える構成としても良い。図5に示す例では、可動電極31用のアンカ34と表面に可動電極用パッド35が形成されたアイランド36とが、コンタクト71を介して、下部配線72により電気的に接続されている。また、第1固定電極41用のアンカ44と表面に固定電極用パッド43が形成されたアイランド45とが、コンタクト71を介して、下部配線73により電気的に接続されている。そして、これら下部配線72,73は、第2固定電極61及び下部配線70と同一材料を用いて構成されるとともに、同一層(第1絶縁層24上)に配置されている。
(第2実施形態)
図6に示すように、本実施形態に係る容量式慣性力センサ10は、第1実施形態に示した容量式慣性力センサ10同様、絶縁層22を介して支持基板21上に半導体層23が配置されてなる基板20に、可動電極31、第1固定電極41、及び第2固定電極61が構成されている。
本実施形態では、第1実施形態で示した第1絶縁層24、第2絶縁層25の間に、第2絶縁層25を除去する際にストッパとして機能する第3絶縁層28が配置されている点を特徴とする。なお、第2絶縁層25が、特許請求の範囲に記載の、半導体層23に隣接する第1絶縁層に相当し、第3絶縁層28が、特許請求の範囲に記載の、支持基板21側の第2絶縁層に相当する。そして、第3絶縁層28上には、第2固定電極61及び下部配線(下部配線は図示略)が配置されている。
また、半導体層23には貫通孔26が形成され、この貫通孔26により、半導体層23に可動部30、第1固定部40、及び周縁部50が区画形成されている。また、貫通孔26、可動部30、及び第1固定電極41直下における第2絶縁層25の部分が除去されて、貫通孔26に連なる空洞部27が構成されている。
次に、上記した容量式慣性力センサ10の製造方法について説明する。先ず基板20を準備する。この基板20は、単結晶シリコンからなる支持基板21の表面21a上に、熱酸化等により、第1絶縁層24としてのシリコン酸化膜を0.5〜2μmの厚さで成膜する。次いで、第1絶縁層24上に、LPCVD、プラズマCVD等により、第3絶縁層28としてのシリコン窒化膜を0.05〜0.5μmの厚さで成膜する。そして、第3絶縁層28上に不純物濃度が高濃度に調整された多結晶シリコン層を0.5〜2μmの厚さで形成し、パターニングすることで、所定位置に第2固定電極61及び下部配線を形成する。次に、CVD等により、第2固定電極61及び下部配線を覆うように、第3絶縁層28上に、第2絶縁層25としてのシリコン酸化膜を2〜5μm程度の厚さで成膜する。そして、第2絶縁層25上に不純物濃度が高濃度に調整された多結晶シリコン層を5〜50μmの厚さで形成する。これにより、半導体層23を得る。なお、必要に応じて、CMP等により半導体層23の表面平坦化を行っても良い。
あとは、従来の犠牲層エッチングによる可動部30及び第1固定電極41のリリースと基本的に同じである。簡単に説明すると、半導体層23の表面23a上に、パッド35,43,51,62を含む配線を形成した後、マスクを用いて半導体層23を異方性エッチング(例えばRIE)する。これにより、縦方向に延びて第2絶縁層25に達する貫通孔26が半導体層23に形成され、この貫通孔26により、半導体層23に、可動部30、第1固定部40、及び周縁部50などが区画される。
次いで、上記マスクを用い、貫通孔26を通じて、気相或いは液相のフッ酸により第2絶縁層25をエッチングし、貫通孔26、可動部30、及び第1固定電極41直下に位置する第2絶縁層25を除去する。このとき、第2固定電極41、下部配線、及び第3絶縁層28がストッパとして機能するので、貫通孔26、可動部30、及び第1固定電極41直下に位置する第2絶縁層25が除去されて、可動部30が可動可能となる。そして、マスクの除去や、ダイシングなどを経ることで、図6に示す容量式慣性力センサ10を得ることができる。
このように本実施形態によれば、絶縁層22のうち、エッチングにより除去されるエリア、すなわち空洞部27を構成するエリアを、第3絶縁層28によって第2絶縁層25のみに制限することができる。また、第1絶縁層24及び第3絶縁層28は殆どエッチングされずに残るので、第2固定電極61及び下部配線を、支持基板21に安定的に配置することができる。
(第3実施形態)
図7に示すように、本実施形態に係る容量式慣性力センサ10は、上記実施形態で示した容量式慣性力センサ10に対し、半導体層23の表面23aに、可動電極31(可動部30)及び第1固定電極41(第1固定部40)との間に隙間を有して固定された固定部材を備え、該固定部材80における可動電極31の上面31cとの対向部位に第2固定電極81が形成されている点を特徴とする。
特に図7に示す例では、固定部材80として、可動電極31を含むセンシング部が、気密封止された空間内に位置するための封止用のキャップを採用している。具体的には、固定部材80(キャップ)が単結晶シリコンからなり、半導体層23の表面23aとの対向面における縁部に環状に設けられた突条部82を有している。そして、突条部82が半導体層23の表面23aに、直接接合若しくは低融点ガラス接合により固定され、可動部30が封止されている。
図7に示す例では、常温(室温〜200℃程度)で直接接合を行うことで、固定部材80を半導体層23に接合している。また、固定部材80における、表面23aとの対向面のうち、突条部82にて囲まれた部分83であって、可動電極31の上面31cとの対向部位に、第2固定電極81が形成されている。本実施形態では、絶縁層84を介して第2固定電極81が形成されている。また、可動電極31と同じ形状及び大きさを有しており、加速度の印加がない状態で、第2固定電極81の投影位置が可動電極31と一致するようになっている。
このように、可動電極31、第1固定電極41、第2固定電極61,81を含むセンシング部が、気密封止された空間内に配置されている。なお、この気密空間は、センサの用途に応じて、所定の圧力や雰囲気とすることができる。例えば、角速度センサでは真空雰囲気が好ましく、加速度センサでは、1〜数気圧の大気若しくは窒素ガス雰囲気が好ましい。
なお、図7に示すように、各電極31,41,61は、対応する下部配線70,72,73(図7では、下部配線73のみを図示)により、可動部30を含むセンシング部が、気密封止された空間の外に位置するパッド35,43,62と電気的に接続されている。また、図7に示す符号85は、対向面83と該対向面83の裏面を貫通する、固定部材80に形成された貫通電極であり、符号86は貫通電極85に接続されたパッドである。貫通電極85は、貫通孔内に絶縁膜を介して配置されている。
このように本実施形態に係る容量式慣性力センサ10によれば、加速度が作用して図8に示す矢印方向に可動電極31が変位すると、可動電極31と第1固定電極41との間に構成されるコンデンサの容量C1が対向距離の変化にともなって変化する。一方、可動電極31と第2固定電極61,81との間に構成されるコンデンサの容量C2が対向面積の変化にともなって変化する。このように、可動電極31の変位にともなって対向距離が変化するコンデンサと対向面積が変化するコンデンサとを有するため、広い範囲の慣性力を検出することができる。
なお、本実施形態では、可動電極31の変位にともなって対向面積が変化する2つの第2固定電極61,81を有している。そして、可動電極31と第2固定電極61、可動電極31と第2固定電極81にそれぞれ構成されるコンデンサの容量を合成している。したがって、横方向のセンサ体格を抑制しつつ、第2固定電極の可動電極31との対向面積を大きくし、可動電極31と第2固定電極61,81との間に構成させるコンデンサの容量変化量を、1つの第2固定電極(例えば第2固定電極61)のみを有する構成に比べて大きくすることができる。また、容量変化量が同じなら、体格を小型化することができる。
また、本実施形態では、可動電極31、該可動電極31の側面31aと対向する第1固定電極41、及び可動電極31の下面31bと対向する第2固定電極61を備えたチップと、可動電極31の上面31cと対向する第2固定電極81を備えた固定部材80により構成されている。したがって、センサ構成を簡素化することができる。
特に本実施形態では、キャップを固定部材80として採用する。したがって、可動電極31の異物噛み込みなどを抑制し、部品点数を増加させることなく可動電極31の上面31cと対向する第2固定電極81を備えた構成とすることができる。
なお、本実施形態では、固定電極として、第1固定電極41とともに、第2固定電極61,81を備える例を示したが、第1固定電極41と第2固定電極81を備える(第2固定電極61を有さない)構成としても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
半導体層23に構成される可動部30及び第1固定部40の構成は、上記実施形態に示す例に限定されるものではない。例えば可動電極31の本数は2本に限定されるものではない。また、可動電極31は、錘部32の両側面から突出して設けられても良い。
上記実施形態では、単結晶シリコンからなる支持基板21の例を示したが、支持基板21の構成材料は上記例に限定されるものではない。例えば、絶縁材料からなる場合には、支持基板21の表面21aに第2固定電極61や下部配線を形成することができる。この場合、支持基板21の構成材料として、第2絶縁層25を選択的にエッチングできる絶縁材料を選択すると、絶縁層22として第2絶縁層25のみを有する構成とすることができる。
10・・・容量式慣性力センサ
22・・・絶縁層
23・・・半導体層
25・・・第2絶縁層
26・・・貫通孔
27・・・空洞部
28・・・第3絶縁層
31・・・可動電極
41・・・第1固定電極
61・・・第2固定電極
80・・・固定部材(キャップ)
81・・・第2固定電極

Claims (8)

  1. 慣性力に応じて所定方向に変位する可動電極と、該可動電極に対向配置された固定電極を備え、前記可動電極及び前記固定電極間の容量変化に応じた検出信号を出力する容量式慣性力センサであって、
    前記固定電極として、
    前記可動電極の変位にともない前記可動電極との対向距離が変化するように、前記可動電極における変位方向に垂直な側面に対向配置された第1固定電極と、
    前記可動電極の変位にともない前記可動電極との対向面積が変化するように、前記第1固定電極と対向する可動電極の上面及び下面の少なくとも一方に対向配置された第2固定電極と、
    を備えることを特徴とする容量式慣性力センサ。
  2. 支持基板の一面上に絶縁層を介して配置された半導体層に、前記支持基板の厚み方向に延びて貫通する貫通孔が形成されて、前記可動電極及び前記第1固定電極が区画され、
    前記支持基板の一面と前記半導体層との間において、前記可動電極の下面との対向部位に前記第2固定電極が配置され、
    前記可動電極と前記第1固定電極の直下及び前記第2固定電極の直上における前記絶縁層の除去により、前記貫通孔に連なる空洞部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容量式慣性力センサ。
  3. 前記絶縁層は、前記半導体層に隣接する第1絶縁層と、該第1絶縁層よりも前記支持基板側に配置され、前記第1絶縁層を除去する際のストッパとなる第2絶縁層を含み、
    前記第2固定電極は、前記第2絶縁層上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容量式慣性力センサ。
  4. 前記第2固定電極は、前記支持基板と前記半導体層との間に配置された下部配線と同一材料からなるとともに、前記下部配線と同一層に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の容量式慣性力センサ。
  5. 支持基板の一面上に絶縁層を介して配置された半導体層に、前記支持基板の厚み方向に延びて貫通する貫通孔が形成されて、前記可動電極及び前記第1固定電極が区画され、
    前記支持基板と前記半導体層との対向領域には、前記可動電極と前記第1固定電極の直下における前記絶縁層の除去により、前記貫通孔に連なる空洞部が形成され、
    前記半導体層における前記絶縁層と反対の面に、前記可動電極及び前記第1固定電極との間に隙間を有して固定部材が固定され、
    前記固定部材が、前記可動電極の上面との対向部位に前記第2固定電極を有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の容量式慣性力センサ。
  6. 前記固定部材は、前記可動電極及び前記固定電極を封止するためのキャップであることを特徴とする請求項5に記載の容量式慣性力センサ。
  7. 前記第2固定電極は、前記可動電極と同じ形状及び大きさとされていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の容量式慣性力センサ。
  8. 前記可動電極は、櫛歯形状とされていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の容量式慣性力センサ。
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