JPH0634654A - 静電容量式加速度センサ - Google Patents

静電容量式加速度センサ

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JPH0634654A
JPH0634654A JP4212024A JP21202492A JPH0634654A JP H0634654 A JPH0634654 A JP H0634654A JP 4212024 A JP4212024 A JP 4212024A JP 21202492 A JP21202492 A JP 21202492A JP H0634654 A JPH0634654 A JP H0634654A
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JP
Japan
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movable electrode
fixed
fixed electrodes
fixed electrode
acceleration
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JP4212024A
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English (en)
Inventor
Tetsuzo Hara
鉄三 原
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサの上,下、左,右、前,後の3軸方向
の加速度を高精度に検出する。 【構成】 シリコン基板21と22の間に支持枠29お
よび各支持梁31を介して可動電極30が支持される。
前記シリコン基板21,22の対向面には、長方形状の
固定電極25,26および27,28がそれぞれ6本づ
つ形成されている。また、可動電極30には4本の貫通
穴32が穿設され、残りの各可動電極部33は前記各固
定電極25,26,27,28に対して等しい離間距
離、有効面積となる。そして、離間距離、有効面積の変
位により静電容量が変化し、3軸方向の加速度を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両等の加速状
態,振動状態等を検出するのに用いて好適な静電容量式
加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等の加速度や回転方向を検
出するのに用いられる静電容量式加速度センサは、電極
間の静電容量を利用して検出するもので、例えば特開平
3−94169号公報および特開昭62−232171
号公報のようなものが知られている。
【0003】そこで、図12に第1の従来技術による静
電容量式加速度センサとして特開平3−94169号に
記載の半導体容量式加速度センサを例に挙げて示す。
【0004】図中、1,2,3は3枚のシリコン基板を
示し、該各シリコン基板1,2,3のうち、真中に位置
したシリコン基板2は、異方性エッチングにより、ビー
ム4(片持梁)で支持された可動電極部5が形成されて
いる。該可動電極部5の厚さは、シリコン基板2の厚さ
よりも薄く形成され、固定電極板となるシリコン基板1
または3の方向に変位可能になっている。
【0005】また、6はシリコン基板1,2の間に発生
する信号を処理する信号処理回路である。
【0006】そして、このように構成される各基板1,
2,3を重合させる場合には、各基板1,2,3が短絡
しないように、各接合面は酸化処理を施した後に積層す
るようになっている。
【0007】このように構成される第1の従来技術にお
ける半導体容量式加速度センサにおいては、上,下方向
に加速度(または減速度)が加わった場合には、可動電
極部5に働く慣性力とビーム4による復元力との釣合い
から、その加速度に応じて可動電極部5と固定電極とし
ての各シリコン基板1,3との間の隙間寸法が変化す
る。そして、該各シリコン基板1,3の固定電極は加速
度に応じても変位しないから、前記隙間寸法に対応した
静電容量を信号処理回路6に出力し、該信号処理回路6
ではこの静電容量を処理して、加速度に応じた信号とし
て図示しない制御回路等に出力する。
【0008】次に、図13に第2の従来技術による静電
容量式加速度センサとして特開昭62−232171号
に記載の半導体加速度センサを例に挙げて示す。
【0009】図中、11はシリコン基板を示し、該シリ
コン基板11にはエッチングによって上面から下面まで
貫通する溝12が設けられ、該溝12によって支持部1
3付近を除いて外部の基板11と離間した片持梁14が
形成されている。また該片持梁14の先端側には、重り
部15が設けられている。
【0010】なお、片持梁14の支持部13付近におけ
る幅、即ちシリコン基板1の面の水平方向における幅寸
法は、シリコン基板11の厚さ寸法よりも小さくなるよ
うに設定されているから、片持梁14はシリコン基板1
1の面に垂直な方向の加速度に対しては変位せず、面に
水平な方向の加速度に対して変位するようになってい
る。
【0011】このように構成される第2の従来技術にお
いては、重り部15とシリコン基板11の溝12とのそ
れぞれの隙間寸法により静電容量(図13参照)が変化
するから、シリコン基板11の面に対して水平方向
(左,右方向)の加速度を静電容量として検出すること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
く、第1の従来技術による加速度センサにおいては、
上,下方向の加速度を検出でき、第2の従来技術による
加速度センサにおいては、左,右方向の加速度を検出す
ることができるものの、それぞれ1軸方向の加速度しか
検出できず、上,下、左,右、前,後の3軸方向の加速
度、即ち任意の方向の加速度を検出することができな
い。そして、3軸方向の任意の加速度を検出しようとす
る場合には、それぞれの方向に加速度センサを組合せて
設けるため、複数の素子を必要としコスト高になるとい
う問題がある。
【0013】また、1個の加速度センサで前記各従来技
術の構造の加速度センサを製造する場合には、製造プロ
セスを複雑にして大幅な改良しなければならず、簡単な
改良では、任意の方向の加速度を検出することは不可能
であるという問題がある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、複数の軸方向の加速度を精度良く検出で
き、しかもコンパクトに形成できるようにした静電容量
式加速度センサを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する静電容量式加速度センサは、
上,下に配設された一対の基板と、該各基板のそれぞれ
対向する面に位置して形成された複数個の固定電極と、
前記各基板間に挟持して設けられた支持枠と、該支持枠
内に少なくとも1個の支持梁を介して設けられ、上,下
に位置した前記各固定電極から等しい距離をもって離間
した可動電極と、該可動電極が上,下に位置した各固定
電極のうち、それぞれ隣合う電極に等しい面積をもって
重なり合うように、該可動電極に貫通して形成された貫
通穴とから構成したことにある。
【0016】
【作用】上記構成により、上,下に位置した各固定電極
と可動電極との離間距離および各固定電極と可動電極と
が重なり合う有効面積により静電容量が変化し、上,下
方向に加わる加速度においては、離間距離の変位により
静電容量が変化し、左,右、前,後方向に加わる加速度
においては、有効面積の変化により静電容量が変化す
る。また、可動電極に形成された貫通穴により、各基板
間に封入された気体との抵抗を減らすことができ、可動
電極の移動を容易にし、応答速度の向上を図ることがで
きる。
【0017】また、可動電極に形成された貫通穴によ
り、各基板間に封入された気体との抵抗を減らすことが
でき、可動電極の移動を容易にし、応答速度の向上を図
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図11に
基づいて説明する。
【0019】まず、第1の実施例を図1ないし図4に示
す。
【0020】図中、21,22は上,下に配設された一
対の正方形状のシリコン基板をそれぞれ示し、該各シリ
コン基板21,22の下面側,上面側の外周側には、厚
さHの矩形状の酸化膜23,24が形成されている。
【0021】25,25,…、26,26,…は基板2
1の下面側に形成された上側固定電極をそれぞれ示し、
該各上側固定電極25,26は前後方向に向けて伸長す
るようにCr等により長方形状に形成され、それぞれ交
互に合計6本、順次配設されている。また、該各上側固
定電極25,26は点線で示すそれぞれの配線パターン
25A,26Aを介して外部に信号を導出する。
【0022】27,27,…、28,28,…は基板2
2の上面側に形成された下側固定電極をそれぞれ示し、
該各下側固定電極27,28は前後方向に向けて伸長す
るようにCr等により長方形状に形成され、それぞれ交
互に合計6本、順次配設されている。また、該各下側固
定電極27,28は点線で示すそれぞれの配線パターン
27A,28Aを介して外部に信号を導出する。
【0023】29は各基板21,22の間に挟持された
矩形状の支持枠を示し、該支持枠29はポリシリコン等
の薄板により形成され、中心部には後述する可動電極3
0が各支持梁31を介して形成されている。
【0024】30は可動電極を示し、該可動電極30は
前記支持枠29内に位置して正方形状に一体形成され、
上,下に位置した各固定電極25,26,27,28と
等しい距離で離間し、各辺から四方に伸長する所定の弾
性力を有した支持梁31,31,…により支持されてい
る。そして、可動電極30は慣性力により、センサに対
して加わる方向と逆方向に移動することになる。
【0025】32,32,…は可動電極30に形成され
た複数個の長方形状をなす貫通穴を示し、該各貫通穴3
2により可動電極30に残った部分が前後方向に伸長す
る3本の可動電極部33,33,…となる。また、該各
可動電極部33は図2および図4に示すように、各固定
電極25,26,27,28と等しい離間距離を有する
と共に、重なり合う有効面積も等しくなる。さらに、該
各可動電極部33は図1に点線で示す配線パターン33
Aを介して外部に信号を導出する。
【0026】なお、可動電極30に形成された各貫通穴
32により、該可動電極30の空気抵抗を低減でき、移
動を容易にする。さらに、配線パターン33A,25
A,26A,27A,28Aからそれぞれ検出される信
号を信号A,B,C,D,Eとする。
【0027】本実施例による静電容量式加速度センサは
上述の如き構成を有するもので、次に、その製造方法に
ついて説明する。なお、便宜上、図2の紙面の上,下方
向を前,後方向と呼ぶものとし、他の2軸方向を順次こ
の方向に対応して左,右方向、上,下方向と呼ぶものと
する。
【0028】まず、上側に位置する基板21および下側
に位置する基板22の中心部付近の所定位置にCr等に
より長方形状の上側固定電極25,26および下側固定
電極27,28をそれぞれ6本づつ形成する。また、各
基板21,22の下面側,上面側に犠牲層となる厚さH
のシリコン酸化膜をそれぞれ堆積させる。そして、上側
に位置する基板21においては、シリコン酸化膜の中心
部をエッチングして除去することにより、矩形状の酸化
膜23を形成する。
【0029】一方、下側の基板22においては、シリコ
ン酸化膜の上にポリシリコン等をマスクによるパターニ
ング処理の後、蒸着法またはスパッタ法等により支持枠
29,可動電極30および各支持梁31を堆積させる。
その後に、可動電極30および各支持梁31の下側にあ
るシリコン酸化膜の中心部分をエッチングして除去する
ことにより、基板22上に矩形状の酸化膜24を形成す
る。これにより、可動電極30は各酸化膜23,24の
厚さHにより各基板21,22に対して離間距離Hを有
して支持される。
【0030】そして、最後に各基板21,22を支持枠
29を介して接合することにより静電容量式加速度セン
サを形成する。なお、製造はシリコンウェハの状態で形
成するので、一度に多数個のセンサを容易に製造でき
る。
【0031】次に、図4に基づいて、本実施例による静
電容量式加速度センサの検出動作を説明する。なお、説
明の便宜上、各固定電極25,26,27,28および
可動電極部33のみを1個づつ示している。また、可動
電極部33と上側固定電極25との離間距離をd1 ,有
効面積をS1 、可動電極部33と上側固定電極26との
離間距離をd2 ,有効面積をS2 、可動電極部33と下
側固定電極27との離間距離をd3 ,有効面積をS3 、
可動電極部33と下側固定電極28との離間距離をd4
,有効面積をS4 とする。図4の中心の図は、静電容
量式加速度センサにどの方向からも加速度を加えていな
いときの状態を示し、この場合には、後述する数1を満
足するようになっている。
【0032】
【数1】
【0033】また、各固定電極25,26,27,28
と可動電極部33との離間距離および有効面積により検
出される静電容量は次式の数2により検出される。
【0034】
【数2】
【0035】そして、可動電極部33,上側固定電極2
5からの信号A,Bにより検出される静電容量をC1 ,
可動電極部33,上側固定電極26からの信号A,Cに
より検出される静電容量をC2 ,可動電極部33,下側
固定電極27からの信号A,Dにより検出される静電容
量をC3 ,可動電極部33,下側固定電極28からの信
号A,Eにより検出される静電容量をC4 とすると、前
記数1の関係から、センサにどの方向の加速も加わって
いないときには、数3のようになる。
【0036】
【数3】C1 =C2 =C3 =C4
【0037】次に、図4の左上に、センサに対して下向
きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動電
極部33は慣性力により上側に移動する。そして、可動
電極部33と各上側固定電極25,26との離間距離d
1 ,d2 が短くなり、各下側固定電極27,28との離
間距離d3 ,d4 が長くなる。なお、有効面積S1 ,S
2 ,S3 ,S4 は変化しないから、次の数4が成り立
つ。
【0038】
【数4】C1 =C2 >C3 =C4
【0039】また、図4の右上に、センサに対して上向
きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動電
極部33は慣性力により下側に移動する。そして、可動
電極部33と各上側固定電極25,26との離間距離d
1 ,d2 が長くなり、各下側固定電極27,28との離
間距離d3 ,d4 が短くなる。なお、有効面積S1 ,S
2 ,S3 ,S4 は変化しないから、次の数5が成り立
つ。
【0040】
【数5】C1 =C2 <C3 =C4
【0041】さらに、図4の左下に、センサに対して右
向きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動
電極部33は慣性力により左側に移動する。そして、可
動電極部33と上側固定電極25,下側固定電極27と
の有効面積S1 ,S3 が大きくなり、上側固定電極2
6,下側固定電極28との有効面積S3 ,S4 が小さく
なる。なお、離間距離d1 ,d2 ,d3 ,d4 は変化し
ないから、次の数6が成り立つ。
【0042】
【数6】C1 =C3 >C2 =C4
【0043】一方、図4の右下に、センサに対して左向
きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動電
極部33は慣性力により右側に移動する。そして、可動
電極部33と上側固定電極25,下側固定電極27との
有効面積S1 ,S3 が小さくなり、上側固定電極26,
下側固定電極28との有効面積S3 ,S4 が大きくな
る。なお、離間距離d1 ,d2 ,d3 ,d4 は変化しな
いから、次の数7が成り立つ。
【0044】
【数7】C1 =C3 <C2 =C4
【0045】このように、本実施例による静電容量式加
速度センサにおいては、静電容量Cの変化率は可動電極
30の重さ、支持梁31の幅,厚さおよび長さ、各電極
間の離間距離、支持梁31の材料となるポリシリコンの
ヤング率、および重力加速度により設定されるから、セ
ンサに対して左,右方向および上,下方向の2軸方向の
加速度を、静電容量の変化として高精度に検出すること
ができる。さらに、本実施例のセンサでは、実際には可
動電極部33および各固定電極25,26,27,28
を3個づつ設けるようにしてそれぞれを並列接続してい
るから、各信号A,B,C,D,Eによる静電容量C1
,C2 ,C3 ,C4 の変化量を大きくすることがで
き、より高精度の検出を行うことができる。
【0046】かくして、本実施例による静電容量式加速
度センサでは、従来技術においては1軸方向の加速度し
か検出できなかったものが、本センサにおいては上,下
方向および左,右方向の2軸方向の加速度を正確に検出
することができる。
【0047】また、斜め方向(上,下方向および左,右
方向)に加わる加速度においても、出力される4個の静
電容量C1 〜C4 の値を、前記数4〜7に示した不等式
に当て嵌めて比較することにより、容易に検出すること
ができるから、車輌に設けた場合には、進行方向に対す
る加速度および振動等を容易に検出することが可能とな
る。
【0048】さらに、本実施例による静電容量式加速度
センサは、基板21,22にシリコン材料を用いること
により、シリコンウェハの状態で可動電極30および各
可動電極部33等をエッチング処理等で容易に形成する
ことができ、静電容量式加速度センサを一度の製造工程
で多数個製造することが可能となる。そして、製造コス
トを大幅に低減することができる。さらに、小型で軽量
の静電容量式加速度センサを製造することができる。
【0049】次に、本発明の第2の実施例を図5ないし
図7に基づいて説明するに、本実施例の特徴は、前述し
た第1の実施例の静電容量式加速度センサにおける固定
電極および可動電極のような配置のものを、左右方向、
前後方向に向けてそれぞれ交互に配設したことにある。
なお、前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。さらに便宜
上、固定電極は下側の基板に形成したものについてのみ
説明し、上側の基板に形成した固定電極等については、
符号にダッシュ(′)を付けて説明を省略する。
【0050】図中、41は下側に位置した基板22の酸
化膜24内の上面側のうち、図6の左上部に位置して形
成された第1の固定電極郡を示し、該第1の固定電極郡
41はそれぞれ3本づつ交互に合計6本配設された各固
定電極42,43とから構成され、該各固定電極42,
43は第1の実施例で示した各上側固定電極25,26
と同様に、前後方向に向けて伸長するようにCr等によ
り長方形状に形成されている。
【0051】44は下側に位置した基板22の酸化膜2
4内の上面側のうち、図6の右下部に位置して形成され
た第2の固定電極郡を示し、該第2の固定電極郡44は
それぞれ3本づつ交互に合計6本配設された各固定電極
45,46とから構成され、該各固定電極45,46は
前記各固定電極42,43と同様に、前後方向に向けて
伸長するようにCr等により長方形状に形成されてい
る。
【0052】47は下側に位置した基板22の酸化膜2
4内の上面側のうち、図6の右上部に位置して形成され
た第3の固定電極郡を示し、該第3の固定電極郡47は
それぞれ3本づつ交互に合計6本配設された各固定電極
48,49とから構成され、該各固定電極48,49は
前記各固定電極42,43,45,46に対し直交する
左右方向に向けて伸長するようにCr等により長方形状
に形成されている。
【0053】50は下側に位置した基板22の酸化膜2
4内の上面側のうち、図6の左下部に位置して形成され
た第4の固定電極郡を示し、該第4の固定電極郡50は
それぞれ3本づつ交互に合計6本配設された各固定電極
51,52とから構成され、該各固定電極51,52は
前記各固定電極48,49と同様に、左右方向に向けて
伸長するようにCr等により長方形状に形成されてい
る。
【0054】53,54,55,56は配線パターンを
それぞれ示し、該配線パターン53は第1の固定電極郡
41の各固定電極42および第2の固定電極郡44の各
固定電極45にそれぞれ接続され、信号を導出する。配
線パターン54は第1の固定電極郡41の各固定電極4
3および第2の固定電極郡44の各固定電極46にそれ
ぞれ接続され、信号を導出する。配線パターン55は第
3の固定電極郡47の各固定電極48および第4の固定
電極郡50の各固定電極51にそれぞれ接続され、信号
を導出する。配線パターン56は第3の固定電極郡47
の各固定電極49および第4の固定電極郡50の各固定
電極52にそれぞれ接続され、信号を導出するようにな
っている。
【0055】そして、前記各固定電極郡41,44,4
7,50は固定電極の方向が同じ方向を向くものが対角
線上に配置されている。なお、上側に位置した基板21
に形成される固定電極も同様に配置されているから、上
側の基板21の固定電極においては、ダッシュ(′)を
付すことにより、説明を省略する。
【0056】次に、可動電極について図7に基づいて説
明する。
【0057】図中、57は第1の実施例と同様に支持枠
29内に各支持梁31を介して設けられた可動電極を示
し、該可動電極57は前述した第1の実施例と同様にポ
リシリコンにより形成されている。
【0058】58,58,…は可動電極57内に位置
し、図7の左上部に形成された第1の貫通穴を示し、該
各第1の貫通穴58は前述した第1の実施例の各貫通穴
32と同様に前後方向に向けて伸びるような長方形状に
貫通して穿設されている。そして、該各第1の貫通穴5
8により形成された残りの部分が、3本の第1の可動電
極部59,59,…となり、該各第1の可動電極部59
は前記第1の固定電極郡41,41′間に配置され、各
固定電極42,42′および43,43′に等しい離間
距離と等しい有効面積で合わさるようになっている。
【0059】60,60,…は可動電極57内に位置
し、図7の右下部に形成された第2の貫通穴を示し、該
各第2の貫通穴60は前述した第1の実施例の各貫通穴
32と同様に前後方向に向けて伸びるような長方形状に
貫通して穿設されている。そして、該各第2の貫通穴6
0により形成された残りの部分が、3本の第2の可動電
極部61,61,…となり、該各第2の可動電極部61
は前記第2の固定電極郡44,44′間に配置され、各
固定電極45,45′および46,46′に等しい離間
距離と等しい有効面積で合わさるようになっている。
【0060】62,62,…は可動電極57内に位置
し、図7の右上部に形成された第3の貫通穴を示し、該
各第3の貫通穴62は前述した第1の実施例の各貫通穴
32と直交する左右方向に向けて伸びるような長方形状
に貫通して穿設されている。そして、該各第3の貫通穴
62により形成された残りの部分が、3本の第3の可動
電極部63,63,…となり、該各第3の可動電極部6
3は前記第3の固定電極郡47,47′間に配置され、
各固定電極48,48′および49,49′に等しい離
間距離と等しい有効面積で合わさるようになっている。
【0061】64,64,…は可動電極57内に位置
し、図7の左下部に形成された第4の貫通穴を示し、該
各第4の貫通穴64は前記各第3の貫通穴62と同様に
左右方向に向けて伸びるような長方形状に貫通して穿設
されている。そして、該各第4の貫通穴64により形成
された残りの部分が、3本の第4の可動電極部65,6
5,…となり、該各第4の可動電極部65は前記第4の
固定電極郡50,50′間に配置され、各固定電極5
1,51′および52,52′に等しい離間距離と等し
い有効面積で合わさるようになっている。
【0062】66は可動電極57の各可動電極部59,
61,63,65からの信号を導出する配線パターンで
ある。
【0063】なお、製造方法については、第1の実施例
と同様の行程により製造することができる。
【0064】次に、本実施例による静電容量式加速度セ
ンサの検出動作を説明する。なお、可動電極57の配線
パターン66から導出される信号を信号a、下側に位置
した基板22の各配線パターン53,54,55,56
から導出される信号を信号b,c,d,e、上側に位置
した基板21の各配線パターン53′,54′,5
5′,56′から導出される信号を信号b′,c′,
d′,e′とすると、本実施例によるセンサにおいて
は、信号aと各信号b〜eおよびb′〜e′から8種類
の静電容量を検出することができる。
【0065】そして、この静電容量により、本実施例に
よるセンサにおいても、第1の実施例の図4に示したよ
うな検出を行う。
【0066】即ち、センサに対して上,下方向の加速度
が加わった場合には、可動電極57は基板21,22に
対して上,下に移動し、各可動電極部59,61,6
3,65と各固定電極郡41,44,47,50および
各固定電極郡41′,44′,47′,50′の離間距
離が変化する。そして、信号a,b〜e,b′〜e′か
らの静電容量の変化により上,下方向の加速度を検出す
ることができる。
【0067】また、センサに対して左,右方向(図7の
紙面上の左,右方向)の加速度が加わった場合には、可
動電極57は基板21,22に対して左,右に移動し、
各可動電極部59,61,63,65と各固定電極郡4
1,44,47,50および各固定電極郡41′,4
4′,47′,50′との有効面積が変化する。このと
きには、各第3の固定電極郡47,47′および各第4
の固定電極郡50,50′と、これに対応した各可動電
極部63,65による有効面積の変化量は小さいから、
各第1の固定電極郡41,41′および各第2の固定電
極郡44,44′と、これに対応した各可動電極部5
9,61による有効面積の変化のみで検出する。そし
て、信号a,b,b′,c,c′からの静電容量の変化
により左,右方向の加速度を検出することができる。
【0068】さらに、センサに対して前,後方向(図7
の紙面上の上,下方向)の加速度が加わった場合には、
可動電極57は基板21,22に対して前,後に移動
し、各可動電極部59,61,63,65と各固定電極
郡41,44,47,50および各固定電極郡41′,
44′,47′,50′との有効面積が変化する。この
ときには、各第1の固定電極郡41,41′および各第
2の固定電極郡44,44′と、これに対応した各可動
電極部59,63による有効面積の変化量は小さいか
ら、各第3の固定電極郡47,47′および各第4の固
定電極郡50,50′と、これに対応した各可動電極部
63,65による有効面積の変化のみで検出する。そし
て、信号a,d,d′,e,e′からの静電容量の変化
により前,後方向の加速度を検出することができる。
【0069】従って、本実施例による静電容量式加速度
センサにおいては、上,下、左,右、前,後の3軸方向
の加速度を高精度に検出することができる。
【0070】かくして、本実施例による静電容量式加速
度センサにおいては、可動電極の平面上の左,右、前,
後の移動方向に対して、固定電極および可動電極部が伸
びる形状に形成したから、前記第1の実施例では高精度
に検出することのできなかったセンサに対する前,後方
向の加速度も精度良く検出することができる。そして、
上,下、左,右、前,後の3軸方向の加速度を正確に検
出することができ、任意の方向(3次元方向)の加速度
も容易に検出することができる。従って、車輌に設けた
場合には、進行方向の加速度、振動加速度等を容易に検
出することができる。
【0071】さらに、製造方法もシリコンウェハの状態
で、各固定電極42,43,45,46,48,49,
51,52および可動電極57の各可動電極部59,6
1,63,65を形成する各貫通穴58,60,62,
64をマスクによるパターニング処理(例えば、写真食
刻法等)で形成しているから、微小な構造も一括して同
時に製造することができ、コンパクトな加速度センサを
形成できる。
【0072】なお、前記第2の実施例においては、伸長
方向の異なる固定電極および可動電極部の郡を対角線上
に4個配設したが、本発明はこれに限らず、各郡を1個
づつを並べるようにしてもよく、また縦,横に3個づつ
9個配設するようにしてもよく、要は伸長方向の異なる
固定電極および可動電極部の郡を同数づつを配設するよ
うにすればよい。
【0073】次に、第3の実施例を図8ないし図11に
基づいて説明するに、本実施例による特徴は、上,下に
位置した基板に設ける固定電極を、二等辺直角三角形状
に形成し、4枚の固定電極を対角線上に配置することに
より正方形状をなし、この各固定電極に対応した貫通穴
を可動電極に形成したことにある。なお、前述した第1
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。また便宜上、固定電極は下側
の基板に形成したものについて説明し、上側の基板に形
成した固定電極等については、符号にダッシュ(′)を
付けて説明を省略する。
【0074】図中、71,71,…は下側の基板22の
上面側に、図9中の四方向の上側に4個位置して形成さ
れた固定電極を示し、該各固定電極71は直角三角形状
にCr等により形成されている。また、該各固定電極7
1は配線パターン71Aを介して外部に信号を導出す
る。
【0075】72,72,…は下側の基板22の上面側
に、図9中の四方向の下側に4個位置して形成された固
定電極を示し、該各固定電極72は前記各固定電極71
と同様に、直角三角形状にCr等により形成されてい
る。また、該各固定電極72は配線パターン72Aを介
して外部に信号を導出する。
【0076】73,73,…は下側の基板22の上面側
に、図9中の四方向の左側に4個位置して形成された固
定電極を示し、該各固定電極73は前記各固定電極71
と同様に、直角三角形状にCr等により形成されてい
る。また、該各固定電極73は配線パターン73Aを介
して外部に信号を導出する。
【0077】74,74,…は下側の基板22の上面側
に、図9中の四方向の右側に4個位置して形成された固
定電極を示し、該各固定電極74は前記各固定電極71
と同様に、直角三角形状にCr等により形成されてい
る。また、該各固定電極74は配線パターン74Aを介
して外部に信号を導出する。
【0078】なお、上側に位置した基板21に形成され
る固定電極も同様に配置されているから、上側の基板2
1の固定電極においては、ダッシュ(′)を付すことに
より、説明を省略する。
【0079】次に、可動電極について図10に基づいて
説明する。
【0080】図中、75は第1の実施例と同様に支持枠
29内に各支持梁31を介して設けられた可動電極を示
し、該可動電極75は前述した第1の実施例と同様にポ
リシリコンにより形成されている。
【0081】76,76,…は可動電極75内に位置
し、図9に示す各固定電極71,72,73,74に対
応する位置に形成された貫通穴を示し、該各貫通穴76
は正方形状に貫通して穿設されている。そして、該各貫
通穴76により残された部分が可動電極部77となり、
該可動電極部77は上側の各固定電極71′〜74′と
下側の各固定電極71〜74間に配置され、各固定電極
71,71′、72,72′、73,73′および7
4,74′に等しい離間距離と等しい有効面積で合わさ
るようになっている。また、77Aは配線パターンを示
し、該配線パターン77Aは可動電極部77からの信号
を外部に導出する。
【0082】本実施例による静電容量式加速度センサ
は、上述の如く構成されるもので、その製造方法におい
ては、前述した第1の実施例と同様にして製造すること
ができる。
【0083】次に、本実施例による静電容量式加速度セ
ンサの検出動作について、図11に基づいて説明する。
なお、本センサに対しての上,下方向の加速度は前述し
た第1の実施例と同様に可動電極部と固定電極との離間
距離の変位による静電容量の変化で検出できるため、そ
の説明を省略する。
【0084】また、図11においては上,下方向の加速
度は加わっていないものとして考えるから、可動電極部
77と下側の各固定電極71〜74との間の静電容量の
変化についてのみ説明する。
【0085】さらに、図11では、説明の便宜上、下側
の基板22に設けられた各1個の固定電極71〜74お
よびその上に位置した可動電極部77を図示している。
さらに、各配線パターン77A,71A,72A,73
A,74Aからの各信号をa,b,c,d,eとする。
【0086】そして、可動電極部77,固定電極71か
らの信号a,bにより検出される静電容量をCa ,可動
電極部77,固定電極72からの信号a,cにより検出
される静電容量をCb ,可動電極部77,固定電極73
からの信号a,dにより検出される静電容量をCc ,可
動電極部77,固定電極74からの信号a,eにより検
出される静電容量をCd とする。また、可動電極部81
と各固定電極71〜74との有効面積をSa ,Sb ,S
c ,Sd とする。
【0087】ここで、図11の中央の図に示すように、
センサに左,右、前,後の2軸方向の加速が加わってい
ないときには、前記数1および数2の関係から、次の数
8のようになる。
【0088】
【数8】
【0089】次に、図11の左上に、センサに対して前
向きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動
電極部77は慣性力により後側に移動する。そして、可
動電極部77と各固定電極71,72との有効面積が変
化し、有効面積Sa が小さくなり、Sb が大きくなり、
可動電極部77と各固定電極73,74との有効面積S
c ,Sd は変化しないから、次の数9が成り立つ。
【0090】
【数9】
【0091】また、図11の右上に、センサに対して後
向きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動
電極部77は慣性力により前側に移動する。そして、可
動電極部77と各固定電極71,72との有効面積が変
化し、有効面積Sa が大きくなり、Sb が小さくなり、
可動電極部77と各固定電極73,74との有効面積S
c ,Sd は変化しないから、次の数10が成り立つ。
【0092】
【数10】
【0093】さらに、図11の左下に、センサに対して
右向きの加速が加わった場合を示す。このときには、可
動電極部77は慣性力により左側に移動する。そして、
可動電極部77と各固定電極73,74との有効面積が
変化し、有効面積Sc が小さくなり、Sd が大きくな
り、可動電極部77と各固定電極71,72との有効面
積Sa ,Sb は変化せず、次の数11が成り立つ。
【0094】
【数11】
【0095】また、図11の右下に、センサに対して左
向きの加速が加わった場合を示す。このときには、可動
電極部77は慣性力により右側に移動する。そして、可
動電極部77と各固定電極73,74との有効面積が変
化し、有効面積Sc が大きくなり、Sd が小さくなり、
可動電極部77と各固定電極71,72との有効面積S
a ,Sb は変化せず、次の数12が成り立つ。
【0096】
【数12】
【0097】かくして、本実施例による静電容量式加速
度センサにおいても、静電容量Cの変化率により上,
下、左,右、前,後方向の3軸方向に加わる加速度を高
精度に検出することができる。
【0098】また、任意の方向の加速度においても、前
記数9ないし数12の不等式に当て嵌めて検出すること
ができるから、車輌に設けた場合には、進行方向の加速
度、振動加速度等を容易に検出できる。
【0099】なお、前記第3の実施例においては、図9
のように加速度を検出する部分を4個形成するようにし
たが、本発明はこれに限らず、1個でも、2個,3個,
5個,…でもよく、個数を増やすことにより検出感度を
向上することができる。
【0100】また、固定電極および可動電極に穿設され
た貫通穴による可動電極部のような形状は前記各実施例
に限らず、メアンダ状に形成してもよく、要はセンサに
対して左,右方向、前,後方向に加わる加速度が検出で
きる形状でればよい。そして、可動電極はマスクによる
パターニングで形成しているから、その変更は容易に行
うことができる。
【0101】さらに、前記各実施例では、支持枠29内
に位置した可動電極30,57,75を4個の支持梁3
1により支持したが、本発明はこれに限らず、片持梁に
より支持するようにしても、2個,3個の支持梁で支持
するようにしてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、
上,下に配設された一対の基板と、該各基板のそれぞれ
対向する面に位置して形成された複数個の固定電極と、
前記各基板間に挟持して設けられた支持枠と、該支持枠
内に少なくとも1個の支持梁を介して設けられ、上,下
に位置した前記各固定電極から等しい距離をもって離間
した可動電極と、該可動電極が上,下に位置した各固定
電極のうち、それぞれ隣合う電極に等しい面積をもって
重なり合うように、該可動電極に貫通して形成された貫
通穴とによって構成したから、上,下に位置した各固定
電極と可動電極との離間距離および各固定電極と可動電
極との重なり合う有効面積により複数個の静電容量が設
定され、上,下方向に加わる加速度においては、離間距
離の変位により静電容量が変化し、左,右、前,後方向
に加わる加速度においては、有効面積の変化により静電
容量が変化する。これにより、センサに対する上,下、
左,右、前,後の3軸方向の加速度を高精度に検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による静電容量式加速度センサを
示す分解斜視図である。
【図2】図1中の可動電極および支持梁を示す平面図で
ある。
【図3】図2中の矢示III −III 方向断面図である。
【図4】第1の実施例による可動電極および固定電極に
よる加速度の検出動作を示す説明図である。
【図5】第2の実施例による静電容量式加速度センサを
示す分解斜視図である。
【図6】図5中の可動電極を示す平面図である。
【図7】図5中の固定電極を設けた状態を示す下側に位
置した基板の平面図である。
【図8】第3の実施例による静電容量式加速度センサを
示す分解斜視図である。
【図9】図8中の固定電極を示す下側に位置した基板の
平面図である。
【図10】図8中の可動電極を示す平面図である。
【図11】第3の実施例による可動電極および固定電極
による加速度の検出動作を示す説明図である。
【図12】第1の従来技術による加速度センサの断面図
である。
【図13】第2の従来技術による加速度センサの斜視図
である。
【符号の説明】
21,22 シリコン基板 25,26 上側固定電極(固定電極) 27,28 下側固定電極(固定電極) 29 支持枠 31 支持梁 30,57,75 可動電極 32,58,60,62,64,76 貫通穴 42,43,45,46,48,49,51,52 固
定電極 42′,43′,45′,46′,48′,49′,5
1′,52′ 固定電極 71,72,73,74 固定電極 71′,72′,73′,74′ 固定電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上,下に配設された一対の基板と、該各
    基板のそれぞれ対向する面に位置して形成された複数個
    の固定電極と、前記各基板間に挟持して設けられた支持
    枠と、該支持枠内に少なくとも1個の支持梁を介して設
    けられ、上,下に位置した前記各固定電極から等しい距
    離をもって離間した可動電極と、該可動電極が上,下に
    位置した各固定電極のうち、それぞれ隣合う電極に等し
    い面積をもって重なり合うように、該可動電極に貫通し
    て形成された貫通穴とから構成してなる静電容量式加速
    度センサ。
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