JPH0989927A - 多軸加速度センサ - Google Patents

多軸加速度センサ

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JPH0989927A
JPH0989927A JP7273755A JP27375595A JPH0989927A JP H0989927 A JPH0989927 A JP H0989927A JP 7273755 A JP7273755 A JP 7273755A JP 27375595 A JP27375595 A JP 27375595A JP H0989927 A JPH0989927 A JP H0989927A
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weight
axis
electrodes
electrode
angular velocity
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JP7273755A
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Notsutomaiyaa Kai
カイ・ノットマイヤー
Jun Mizuno
潤 水野
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Bosch Corp
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Zexel Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0808Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
    • G01P2015/082Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for two degrees of freedom of movement of a single mass

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同時に複数の軸における加速度及び角速度の
検出が可能なセンサを提供する。 【解決手段】 支持梁4aの第1の軸5の両端が枠状に
形成された重り1aの開口部2の内壁7a,7bに接合
される一方、第2の軸6の両端は、シリコン基板の上に
固設された支持突起8に、それぞれ接合されており、重
り1aは、加速度又は角速度に起因してX,Y,Z軸方
向へ変位可能であると共に、X,Y軸を中心として回動
による変位が可能となっている。そして、重り1aの変
位は、重り1aの外周に突出形成された電極片9と、重
り1aの周囲に設けられた各X電極10a〜10f及び
Y電極11a〜11f並びに重り1aの下面と対向する
ようにシリコン基板上に設けられたX軸角速度電極13
a,13b及びY軸角速度電極14a,14bとの間の
静電容量の変化として検出することができるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体に
おいて用いられる加速度センサに係り、特に、複数の軸
方向における加速度及び角速度の検出を可能とした多軸
加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加速度センサとしては、例え
ば、特開平5−25987号公報や特開平4−2529
61号公報等に示されたものがある。すなわち、前者に
おいては、カンチレバーの先端に重りを形成する一方、
この重りの平面部分と、この平面部分に対向する部位
に、それぞれ電極を設け、重りの変位に伴う電極間の容
量変化を捉えることで、一方向における加速度検出を可
能としたものが開示されている。
【0003】また、後者においては、重りが取着され、
互いに直交する方向に配置された2軸を、それぞれ回動
可能に設け、それぞれの軸方向に作用する角速度による
それぞれの重り変位を、重りに取り付けた電極と、この
電極に対向するように設けられた対向電極との間の静電
容量の変化により、2軸方向における角速度を検出可能
としたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両のエア
バック装置の制御等の各種制御において、より確実で精
度の高い制御を行うためには、3次元空間のX,Y,Z
各軸方向の加速度、角速度(又は角加速度)が必要とさ
れる。このため、上述した従来のセンサを用いて、所望
の軸方向での加速度や、角速度を得るには、複数のセン
サを用いなければならず、部品点数の増大を招くと共
に、取付作業の工程が増え、装置の高価格化を招く等の
問題が生ずるため、同時に複数の加速度、角速度の検出
が可能なセンサが所望されている。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、同時に複数の軸における加速度及び角速度の検出を
可能とする多軸加速度センサを提供するものである。本
発明の他の目的は、いわゆるマイクロマシニング(Micr
omachining)技術による製造が可能な多軸加速度センサ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多軸加速度
センサは、直交する第1の軸と第2の軸とを有してなる
支持梁の前記第1の軸に重りを取り付ける一方、前記第
2の軸と前記基板との間に間隙が生ずるように前記第2
の軸を前記基板上に固設し、前記基板上において前記重
りを変位自在に保持すると共に、前記重りの外周には複
数の電極片を突設する一方、この電極片と平行する複数
の電極片を有してなる電極を前記重りの周囲において前
記基板上に固設し、前記重りの平面部分と対向する電極
を前記基板上に固設し、前記重りの電極片と前記各電極
との間の静電容量の変化により前記重りの変位を検知可
能としてなるものである。
【0007】かかる構成においては、重りが支持される
支持梁の第1の軸と第2の軸とが直交するように設けら
れているため、第1の軸の撓みにより重りが第1の軸と
直交する方向に変位可能とされ、また、第1の軸を中心
に回動可能とされると共に、第1の軸に沿う方向におい
ては、第2の軸の撓みにより第1の軸と共に重りの変位
が可能となっている。さらに、第2の軸を中心とした重
りの回動も可能となっている。このため、多軸方向での
重りの変位を、重りの周辺に設けられた電極と重りとの
間における静電容量の変化として検出することができ、
この静電容量の変化から各軸方向における加速度、角速
度を知ることができるようになっているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図7を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。
【0009】まず、第1の例について、図1乃至図3を
参照しつつ説明する。なお、説明の便宜上、図1におい
て、紙面左右方向をX軸方向、紙面上下方向をY軸方
向、紙面表裏方向をZ軸方向とする。この多軸加速度セ
ンサは、ポリシリコンに異方性エッチングを施して重り
等を、シリコン基板上に形成してなるものである。すな
わち、ポリシリコンからなる重り1aは、その平面形状
(XY平面における形状)が矩形枠状をなすもので、こ
の発明の実施の形態においては、その外縁形状が略正方
形をなすと共に、開口部2の形状も略正方形に形成され
たものとなっている(図1参照)。
【0010】この重り1aは、シリコン基板3a上に所
定間隔を隔てて位置するように、支持梁4aにより支持
されている。支持梁4aは、第1の軸5と第2の軸6と
が直交して十字状になるように、これら2つの軸5,6
が一体形成されてなるもので、第1の軸5の両端は、重
り1aの開口部2の対向する内壁7a,7bの略中央に
接合される一方、第2の軸6の両端は、シリコン基板3
a上に垂直に設けれた柱状の支持突起8に接合されてな
るものである。すなわち、第1の軸5は、重り1aの中
心線(図示せず)に一致するような位置に取り付けられ
ている。なお、第1の軸5及び第2の軸6の長さ、幅、
厚みを適宜に変えることにより、重り1aの変位量を変
えることができ、いわゆるセンサ感度の調整を行うこと
ができる。
【0011】また、重り1aの外周面には、薄板状に形
成された電極片9が多数突出形成されており、後述する
ようにこれら電極片9の間に、X電極10a〜10f及
びY電極11a〜11fの電極片12aが平行に対向す
るように配置されて静電容量が生ずるようになっている
ものである。この発明の実施の形態においては、重り1
aの4つの外周面のそれぞれにおいて、電極片9が4個
単位で、等間隔を隔てて3つの集合をなすように配置さ
れている。また、1つの集合をなす4個の電極片9も等
間隔を隔てて設けられているものである。この電極片9
は、その側面形状(XZ平面又はXY平面における形
状)は長方形をなす一方、XY平面に現れる板厚が比較
的薄く形成された薄板状のものとなっている(図1参
照)。
【0012】さらに、重り1aの周囲においては、X電
極10a〜10f及びY電極11a〜11fがシリコン
基板3a上に固設されている。すなわち、まず、重り1
aの外周面の内、Y軸方向に沿った2つの外周面の近傍
において、Y軸方向に沿って、それぞれポリシリコンか
らなる第1乃至第3のX電極10a〜10c、第4乃至
第6のX電極10d〜10fが設けれられている。ま
た、重り1aの外周面の内、X軸方向に沿う2つの外周
面の近傍においても同様に、X軸方向に沿って、それぞ
れ、ポリシリコンからなる第1乃至第3のY電極11a
〜11c、第4乃至第6のY電極11d〜11fが設け
られている。
【0013】これら第1乃至第6のX電極10a〜10
f及び第1乃至第6のY電極11a〜11fは、直方体
状に形成された基部12の長手軸方向(第1乃至第6の
X電極10a〜10fについては、図1においてY軸方
向であり、第1乃至第6のY電極11a〜11fについ
ては図1においてX軸方向)に沿った一側面側に、3つ
の電極片12aが等間隔を隔てて突設されてなるもので
ある。この電極片12aの形状は、先の重り1aの電極
片9と略同様なものとなっている。
【0014】特に、3つの電極片12aは、重り1aの
外周面に突出形成された電極片9の間にそれぞれ平行に
位置するようにZ軸方向の適宜な位置に設けられている
(図1及び図2参照)。また、第1乃至第6のX電極1
0a〜10f及び第1乃至第6のY電極11a〜11f
は、その電極片12aの先端が、重り1aの外周面と適
宜な間隔を隔てるようにシリコン基板3a上の適宜な位
置で固設されている(図1及び図2参照)。
【0015】したがって、第1乃至第6のX電極10a
〜10f及び第1乃至第6のY電極11a〜11fと、
重り1aの電極片9との間には、静電容量が生ずること
となり、後述するようなその変化を検出することにより
加速度、角速度が得られるようになっている。
【0016】また、シリコン基板3a上には、上述した
重り1aのX軸方向の平面部分と対向するように、ポリ
シリコンからなるX軸角速度電極13a,13bが、ま
た、重り1aのY軸方向の平面部分と対向するように、
ポリシリコンからなるY軸角速度電極14a,14b
が、それぞれ設けられており(図1参照)、重り1aと
の間に静電容量が生じるようになっている。そして、後
述するようにして、この静電容量の変化により角速度を
知ることができるようになっている。
【0017】次に、上記構成における動作について説明
する。まず、Z軸方向(図1において紙面表裏方向)に
加速度が作用したとすると、重り1aは、Z軸方向にお
いて、加速度の方向とは逆方向に加速度の大きさに応じ
て変位することとなる。このため、重り1aとX軸角速
度電極13a,13bとの間隔が変化し、重り1aとX
軸角速度電極13a,13bとの間の静電容量が変化す
ることとなるので、外部の回路によりこの静電容量の変
化を検出することで、Z軸方向の加速度の大きさを知る
ことができる。
【0018】なお、重り1aとY軸角速度電極14a,
14bとの間の間隔変化による静電容量の変化も、X軸
角速度電極13a,13bの場合と同一であるので、Y
軸角速度電極14a,14bかX軸角速度電極13a,
13bのいずれかと重り1aとの間の静電容量変化を検
出すればよいこととなる。
【0019】ここで、加速度が、例えば図1において、
紙面表面方向から紙面裏面方向へ作用したとすると、重
り1aは逆に紙面裏面方向から紙面表面方向へ変位する
ため、静電容量は定常状態における値に比して減少する
こととなる。一方、加速度が紙面裏面方向から紙面表面
方向へ作用したとすると、重り1aは逆に紙面表面方向
から紙面裏面方向へ変位するため、静電容量は定常状態
における値に比して増加することとなる。したがって、
静電容量値の減少、増加を判別することにより、加速度
の方向を知ることができるようになっている。
【0020】次に、加速度がX軸方向(図1において紙
面左右方向)において作用したとすると、この場合、支
持梁4aの第1の軸5は、その軸方向に加速度が作用す
るために、殆ど撓むことはないが、第2の軸6が、全体
的に撓むこととなるために、重り1aは、X軸方向にお
いて加速度の大きさに応じて変位することとなる。この
X軸方向における重り1aの変位により、第1乃至第6
のX電極10a〜10fと、重り1aの電極片9との間
の静電容量が変化することとなり、この変化を外部の回
路により検出することでX軸方向の加速度を知ることが
できるようになっている。
【0021】例えば、加速度が図1において、紙面左方
向から紙面右方向へ作用したとすると、重り1aはそれ
とは逆に紙面左方向へ加速度の大きさに応じて変位する
こととなり、第1乃至第3のX電極10a〜10cと、
重り1aの電極片9との間の対向面積が増加することと
なるので、ここでの静電容量は増加する。一方、第4乃
至第6のX電極10d〜10fと、重り1aの電極片9
との対向面積は減るために、ここでの静電容量は増加す
ることとなる。したがって、この静電容量の増減の仕方
及びその値から、加速度の方向と大きさを知ることがで
きる。
【0022】また、加速度が図1において、紙面右方向
から紙面左方向へ作用したとすると、重り1aはそれと
は逆に紙面右方向へ加速度の大きさに応じて変位するこ
ととなり、第1乃至第3のX電極10a〜10cと、重
り1aの電極片9との間の対向面積が減り、ここでの静
電容量は減少する一方、第4乃至第6のX電極10d〜
10fと、重り1aの電極片9との対向面積は増えて、
ここでの静電容量は増加することとなる。したがって、
この静電容量の増減の仕方及びその値とから加速度の方
向が上述した場合とは反対方向であることと、その大き
さを知ることができる。
【0023】次に、Y軸方向における加速度の作用につ
いて説明する。この場合、加速度の方向が上述したX軸
の場合と90度異なることに伴い、重り1aの変位方向
も90度異なるだけで、基本的にはX軸方向に加速度が
作用した場合と同様であるので、結果についてのみ述べ
ることとする。まず、加速度が図1において、紙面下方
向から紙面上方向へ作用した場合、第1乃至第3のY電
極11a〜11cと、重り1aの電極片9との静電容量
は増加する一方、第4乃至第6のY電極11d〜11f
と、重り1aの電極片9との静電容量は減少することと
なる。
【0024】また、加速度が図1において、紙面上方向
から紙面下方向へ作用した場合には、第1乃至第3のY
電極11a〜11cと、重り1aの電極片9との静電容
量は減少する一方、第4乃至第6のY電極11d〜11
fと、重り1aの電極片9との静電容量は増加すること
となり、これらのことからX軸方向において加速度が作
用した場合と同様にして、加速度の方向と大きさを知る
ことができる。
【0025】次に、角速度の検出について説明する。ま
ず、X軸周りの角速度ωxが作用した場合、重り1a
は、支持梁4aの第1の軸5を中心として角速度の方向
とは逆方向へ回動変位し、Y軸と重り1aとの間には、
図3(a)に示された模式図のように傾斜角αxが生ず
ることとなる。なお、図3においてX軸は、紙面表裏方
向となる。このため、重り1aの電極片9と、X軸角速
度電極13a,13b及びY軸角速度電極14a,14
bとの間隔の変化に伴い、その静電容量が変化すること
となる。
【0026】例えば、角速度ωxが図1において示され
た実線矢印方向に作用した場合、一方のX軸角速度電極
13aと対向する重り1aの部位は、X軸角速度電極1
3a側へ変位する一方、他方のX軸角速度電極13bと
対向する重り1aの部位は、X軸角速度電極13bから
より離れるように変位することとなる。したがって、一
方のX軸角速度電極13aと重り1aとの間の静電容量
は増加する一方、他方のX軸角速度電極13bと重り1
aとの静電容量は減少することとなるので、これにより
角速度ωxの方向と大きさを知ることができる。
【0027】また、角速度ωxが図1において示された
実線矢印方向とは逆方向に作用した場合は、上述とは逆
に、一方のX軸角速度電極13aと重り1aとの静電容
量は減少する一方、他方のX軸角速度電極13bと重り
1aとの静電容量は増加することとなり、このため角速
度ωxの方向と大きさを知ることができる。
【0028】次に、Y軸周りの角速度ωyが作用した場
合について説明する。重り1aは、図3(b)に模式的
に示されたように、支持梁4aの第2の軸6を中心にし
て回動変位し、X軸との間に傾斜角αyが生ずることと
なる。この重り1aの変位の仕方は、上述したX軸周り
の角速度ωxが作用した場合と中心となる軸が異なるだ
けで、他は基本的には同様であるので、詳細な説明は省
略し、静電容量の変化についてのみ説明することとす
る。なお、図3(b)において、Y軸は紙面表裏方向と
なる。
【0029】まず、支持梁4aの第2の軸6を中心にし
て、図1において実線矢印で示された方向にY軸周りの
角速度ωyが作用した場合、一方のY軸角速度電極14
aと重り1aとの間の静電容量は増加する一方、他方の
Y軸角速度電極14bと重り1aとの間の静電容量は減
少することとなる。
【0030】また、第2の軸6を中心にして、図1にお
いて実線矢印で示された方向と逆方向の角速度ωyが作
用した場合、上述とは逆に、一方のY軸角速度電極14
aと重り1aとの間の静電容量は減少する一方、他方の
Y軸角速度電極14bと重り1aとの静電容量は増加す
ることとなる。
【0031】したがって、Y軸角速度電極14a,14
bと重り1aとの間の静電容量の増減と、その大きさと
から、角速度ωxの検出と同様にして角速度ωyの方向と
大きさとを知ることができるものである。
【0032】上述した加速度、角速度の検出は、いずれ
かの軸方向に単独で生じた加速度又は角速度の検出に関
してであったが、複数の軸における加速度、角速度が同
時に加わる場合には、各軸方向における加速度成分又は
角速度成分に対しては、上述のような静電容量の変化が
検出されるので、例えば、予め各軸方向における加速度
が単位加速度となるような合成加速度が作用した場合の
各静電容量の変化を解析しておくことで、その解析結果
を基に複合の加速度が同時に作用した場合についても、
各軸方向の加速度の検出を行うことができる。これは、
角速度についても同様である。
【0033】上述した第1の例においては、重り1aと
各電極との間の静電容量の変化を、そのまま外部の回路
で検出するようにした、いわばパッシブセンシングとい
うべき検出方法を用いたが、これに代えて、いわゆるサ
ーボ検出方式を採るようにしてもよい。
【0034】すなわち、第2及び第4のX電極10b,
10eと、第2及び第4のY電極11b,11eを、そ
れぞれ駆動電極とし、上述したようにして重り1aの変
位に応じて他のX電極(又はY電極)により検出された
静電容量の変化に応じて、外部回路により第2及び第4
のX電極10b,10e又は第2及び第4のY軸電極1
1b,11eにいわゆるサーボ電圧が印加されるように
いわゆるフィードバックループ(サーボ回路)を構成し
て、重り1aが中立位置に保持されるようにする。そし
て、加速度又は角速度は、サーボ電圧の大きさとして得
ることができる。
【0035】次に、第2の例について図4乃至図7を参
照しつつ説明する。なお、説明の便宜上、図4において
は、紙面左右方向をX軸方向、紙面上下方向をY軸方向
とし、図5においては、紙面左右方向をX軸方向、紙面
上下方向をZ軸方向とする。上述した第1の例は、支持
梁4aの周囲に重り1aを配した構成のものであるのに
対して、この第2の例は、重りを加速度センサの中心に
配して、その周辺に設けられた支持梁により、重りがシ
リコン基板との間に所定の間隔を隔てて保持されるよう
に構成されてなるものである。
【0036】以下、図4及び図5を参照しつつ具体的構
成について説明する。ポリシリコンからなる重り1b
は、その平面形状(XY平面における形状)が略正方形
に形成されており、外周面には、複数の電極片15が所
定の間隔を隔てて突出形成されてなるものである(図4
及び図5参照)。
【0037】電極片15は、そのXZ平面又はYZ平面
に沿う側面形状が、長方形状をなす一方、XY平面に現
れる板厚が比較的薄く形成されたもので、その基本的形
状は、図1及び図2で説明された第1の例における電極
片9と同様のものである。
【0038】重り1bのY軸方向に沿う2つの辺の略中
央部分には、支持梁4bを構成する第1の軸16a,1
6bの一端がそれぞれ接合されており、重り1bが支持
梁4bによってシリコン基板3bに対して所定の間隔を
隔てて平行に対向するように支持されるようになってい
る。すなわち、この支持梁4bは、一方の第1の軸16
aと他方の第1の軸16bがX軸方向に配置されるよう
にして、その一方の端部が、それぞれ重り1bのY軸方
向に沿う辺の略中央部分に接合される一方、それぞれの
他方の他端には、Y軸方向に延びる第2の軸17a,1
7bの略中央部が、それぞれ接合されてなるものであ
る。
【0039】そして、第2の軸17a,17bのそれぞ
れの両端は、シリコン基板3b上に設けられた柱状の支
持突起18に、それぞれ接合されており(図4参照)、
第1の軸16a,16b及び第2の軸17a,17bが
とシリコン基板3bとの間に所定の間隙が生ずるように
なっている(図5参照)。このため、重り1bは、X、
Y、Zの各軸方向への変位及びX軸周りの回動が容易と
なっており、後述するようにして各軸方向の加速度及び
X軸周りの角速度の検出を可能としている。なお、第1
の軸16a,16b及び第2の軸17a,17bの長
さ、幅、厚みを適宜に変えることにより、重り1bの変
位量を変えることができ、いわゆるセンサ感度の調整を
行うこと可能である。
【0040】シリコン基板3bの上には、ポリシリコン
からなる重り1bを囲むように第1乃至第4のX電極1
9a〜19d及び第1乃至第4のY電極20a〜20d
が基本的には図1及び図2で示された第1の例と同様に
設けられている。すなわち、第1乃至第4のX電極19
a〜19d並びに第1乃至第4のY電極20a〜20d
は、それぞれ、直方体状に形成された基部21の長手軸
方向(第1乃至第4のX電極19a〜19dについて
は、図4においてY軸方向であり、第1乃至第4のY電
極20a〜20dについては図4においてX軸方向)に
沿った一側面側に、3つの電極片21aが等間隔を隔て
て突設されてなるものである。なお、電極片21aの形
状は、基本的には重り1bに設けられた電極片15と同
一となっている。
【0041】そして、各X電極19a〜19d及びY電
極20a〜20dの3つの電極片21aは、重り1bの
外周面に突出形成された電極片15の間にそれぞれ平行
に位置するようにZ軸方向の適宜な位置に設けられてい
る(図4及び図5参照)。また、第1乃至第4のX電極
19a〜19d及び第1乃至第4のY電極20a〜20
dは、その電極片21aの先端が、重り1bの外周面と
適宜な間隔を隔てるようにシリコン基板3b上の適宜な
位置で固設されている(図4及び図5参照)。したがっ
て、第1乃至第4のX電極19a〜19d及び第1乃至
第4のY電極20a〜20dと重り1bの電極片15と
の間には、それぞれ静電容量が生ずるようになってい
る。
【0042】さらに、シリコン基板3b上には、重り1
bの平面部分と対向する部位に、ポリシリコンからなる
X軸角速度電極22a,22bがY軸方向に適宜な間隔
を隔てて設けられており、重り1bとの間に静電容量が
生ずるようになっている。
【0043】次に、上記構成における多軸加速度の製造
プロセスの概略について、図6乃び図7を参照しつつ説
明する。この多軸加速度センサは、いわゆるマイクロマ
シニング(Micromachinig)技術を用いて次述するよう
な工程を基本として製造されるものである。まず、シリ
コン基板3b上に、表面保護膜としての第1の窒化膜
(Si34)30を形成し、さらにポリシリコンからな
る第1のポリシリコン層31を所定の範囲に積層形成す
る(図6(a)参照)。ここで、第1のポリシリコン層
31は、後にX軸角速度電極22a,22bとなるもの
である。
【0044】次いで、第1のポリシコン層31を包み込
むようにSiO2による保護層32aを形成すると共に、
後の工程において設けられる支持梁4bとシリコン基板
3bとの間となる部位にも同様な保護層32bを形成す
る(図6(b)参照)。
【0045】続いて、ポリシリコンからなる第2のポリ
シリコン層33を、表面全体に積層形成する(図7
(a)参照)。ここで、第2のポリシコン層33は、後
に重り1b、X電極19a〜19d、Y電極20a〜2
0d等となるものである。そして、第2のポリシリコン
層33に異方性エッチングを施して、重り1b、X電極
19a〜19d、Y電極20a〜20d等となる部分を
形成し、さらに、保護層32a,32bの部分を除去し
て一連の製造プロセスが終了することとなる。なお、図
1及び図2に示された第1の例における多軸加速度セン
サの製造プロセスは説明を省略したが、基本的にはこの
第2の例の製造プロセスと同様にして製造することがで
きるものである。
【0046】次に、上記構成における動作について説明
する。まず、Z軸方向(図4において紙面表裏方向)に
加速度が作用したとすると、重り1bは、Z軸方向にお
いて、加速度の方向とは逆方向に加速度の大きさに応じ
て変位することとなる。
【0047】例えば、重り1bが紙面裏面から表面方向
へ変位した場合、重り1bとX軸角速度電極22a,2
2bとの間隔が大きくなるため、その静電容量は減少す
ることとなる。一方、重り1bが紙面表面から裏面方向
へ変位した場合、重り1bとX軸角速度電極22a,2
2bと間隔が小さくなるため、その静電容量は増加する
こととなる。したがって、この静電容量の変化とその大
きさを外部の回路で検出することにより、Z軸方向にお
ける加速度の方向及び大きさを知ることができる。
【0048】次に、加速度がX軸方向において作用した
場合、支持梁4bの第2の軸17a,17bがその加速
度の方向と逆方向に撓み、重り1bも加速度の方向と逆
方向に変位することとなる。例えば、重り1bが図4に
おいて紙面右方向に変位した場合、第1及び第2のX電
極19a,19bと重り1bとの間の静電容量は減少す
る一方、第3及び第4のX電極19c,19dと重り1
bとの間の静電容量は増加することとなる。また、重り
1bが図4において紙面左方向に変位した場合、第1及
び第2のX電極19a,19bと重り1bとの間の静電
容量は増加する一方、第3及び第4のX電極19c,1
9dと重り1bとの間の静電容量は減少することとな
る。したがって、これらの静電容量の変化とその大きさ
からX軸方向における加速度の方向及び大きさを知るこ
とができる。
【0049】次に、加速度がY軸方向において作用した
場合、支持梁4bの第1の軸16a,16bがその加速
度の方向と逆方向に撓み、重り1bも加速度の方向と逆
方向に変位することとなる。例えば、重り1bが図4に
おいて紙面上方向に変位した場合、第1及び第2のY電
極20a,20bと重り1bとの間の静電容量は減少す
る一方、第3及び第4のY電極20c,20dと重り1
bとの間の静電容量は増加することとなる。
【0050】また、重り1bが図4において紙面下方向
に変位した場合、第1及び第2のY電極20a,20b
と重り1bとの間の静電容量は減少する一方、第3及び
第4のY電極20c,20dと重り1bとの間の静電容
量は増加することとなる。したがって、これらの静電容
量の変化とその大きさからY軸方向における加速度の方
向及び大きさを知ることができる。
【0051】次に、X軸周りの角速度が作用した場合、
重り1bは、第1の軸16a,16bを中心にして角加
速度の作用した方向とは反対方向に回動により変位する
こととなる。例えば、第1の軸16a,16bを中心と
して、X軸角速度電極22aと対向する重り1bの部位
が紙面裏面から表面方向へ、X軸角速度電極22bと対
向する重り1bの部位が紙面表面から裏面方向へ、それ
ぞれ変位するような角速度が作用した場合、X軸角速度
電極22aと重り1bとの間の静電容量は減少する一
方、X軸角速度電極22bと重り1bとの間の静電容量
は増加することとなる。
【0052】また、第1の軸16a,16bを中心とし
て、X軸角速度電極22aと対向する重り1bの部位が
紙面表面から裏面方向へ、X軸角速度電極22bと対向
する重り1bの部位が紙面裏面から表面方向へ、それぞ
れ変位するような角速度が作用した場合、X軸角速度電
極22aと重り1bとの間の静電容量は増加する一方、
X軸角速度電極22bと重り1bとの間の静電容量は減
少することとなる。したがって、これらの静電容量の変
化とその大きさからX軸周りの角速度の方向及び大きさ
を知ることができる。
【0053】上述した加速度、角速度の検出は、いずれ
かの軸方向に単独で生じた加速度又は角速度の検出に関
してであった、複数の軸における加速度、角速度が同時
に加わる場合には、各軸方向における加速度成分又は角
速度成分に対しては、上述のような静電容量の変化が検
出されるので、例えば、予め各軸方向における加速度が
単位加速度となるような合成加速度が作用した場合の各
静電容量の変化を解析しておくことで、その解析結果を
基に複合加速度が作用した場合についても、各軸方向の
加速度の検出を行うことができる。これは、角速度につ
いても同様である。
【0054】また、検出方法についても、第1の例で説
明したと同様に、いわゆるパッシブセンシングの他に、
サーボ検出を行うようにしてもよい。なお、サーボ検出
を用いる場合には、例えば、第2及び第4のX電極19
b,19dと、第2及び第4のY電極20b,20d
を、それぞれいわゆる駆動電極としてサーボ電圧を印加
するようにし、重り1bを中立位置に保持するようにす
ればよい。
【0055】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
重りを3次元空間の各軸方向に変位可能に設け、この変
位を静電容量の変化として検出できるように構成するこ
とにより、複数の軸における加速度、角速度を同時に検
出することができ、そのため、複数の軸における加速
度、角速度の情報が必要な場合に、従来と異なり複数の
加速度センサを設ける必要がなくなり、このようなセン
サを用いる装置の低価格化に寄与することとなるもので
ある。また、シリコン基板上に半導体部材を用いて製造
できるものであるので、いわゆるマイクロマシニング技
術を用いた製造が可能であり、小型化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における第1の例における
多軸加速度センサの平面図である。
【図2】図1のAA線断面の端面図である。
【図3】第1の例における重りへの角速度の作用に対す
る変位を様子を模式的に示す図であり、(a)はX軸を
中心とした重りの変位を示す模式図、(b)はY軸を中
心とした重りの変位を示す模式図である。
【図4】本発明の第2の例における多軸加速度センサの
平面図である。
【図5】図4のBB線断面の端面図である。
【図6】第2の例における多軸加速度センサの製造プロ
セスを模式的に表した模式図である。
【図7】第2の例における多軸加速度センサの製造プロ
セスを模式的に表した模式図である。
【符号の説明】
1a…重り(第1の例) 1b…重り(第2の例) 2…開口部 4a…支持梁(第1の例) 4b…支持梁(第2の例) 5…第1の軸(第1の例) 6…第2の軸(第1の例) 9…電極片(第1の例) 10a〜10f…第1乃至第6のX電極(第1の例) 11a〜11f…第1乃至第6のY電極(第1の例) 12a…電極片(第1の例) 13a,13b…X軸角速度電極 14a,14b…Y軸角速度電極 15…電極片(第2の例) 16a,16b…第1の軸(第2の例) 17a,17b…第2の軸(第2の例) 19a〜19d…第1乃至第4のX電極(第2の例) 20a〜20d…第1乃至第4のY電極(第2の例) 21a…電極片(第2の例) 22a,22b…X軸角速度電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交する第1の軸と第2の軸とを有して
    なる支持梁の前記第1の軸に重りを取り付ける一方、前
    記第2の軸と前記基板との間に間隙が生ずるように前記
    第2の軸を前記基板上に固設し、前記基板上において前
    記重りを変位自在に保持すると共に、 前記重りの外周には複数の電極片を突設する一方、この
    電極片と平行する複数の電極片を有してなる電極を前記
    重りの周囲において前記基板上に固設し、前記重りの平
    面部分と対向する電極を前記基板上に固設し、前記重り
    の電極片と前記各電極との間の静電容量の変化により前
    記重りの変位を検知可能としてなることを特徴とする多
    軸加速度センサ。
  2. 【請求項2】 第1の軸と第2の軸は、各々の長手軸方
    向の中央部で直交するように一体形成されてなるもの
    で、第1の軸の両端は、枠状に形成されてなる重りの開
    口部の内壁に接合されてなることを特徴とする請求項1
    記載の多軸加速度センサ。
  3. 【請求項3】 第1の軸は、板状に形成された重りの中
    心線に一致するようにして、かつ、重りの側部から突出
    するように前記重りに接合されると共に、前記第1の軸
    の両端には、それぞれ第1の軸に対して直交する方向に
    位置するように第2の軸が接合されてなることを特徴と
    する請求項1記載の多軸加速度センサ。
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