JP2012000358A - 遊技機用発射ハンドル及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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義一 足立
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Abstract

【課題】遊技者が操作部材を回転操作したままハンドル本体のハンドル基端部に対する傾き角度を容易に変更して使用でき、操作性の良い遊技機用発射ハンドル及びそれを備えた遊技機を提供する。
【解決手段】ハンドル本体9Bのハンドル基端部9Aに対する回動を許容する操作部15が第二回動軸線O2上に設けられ、当該操作部15を軸線方向に移動操作することでハンドル本体9Bがハンドル基端部9Aに対して第二回動軸線O2周りで回動することが許容される回動機構16を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばパチンコ機に用いられる遊技機用発射ハンドルを備えた遊技機に関する。
パチンコ機の前面枠には球受け皿が設けられており、球受け皿は遊技球を一時的に貯留し、該貯留した遊技球を球発射装置の発射位置へ誘導する。また、前面枠には手前側に突出する遊技機用発射ハンドルが設けられている。この発射ハンドルの操作部材を遊技者が回転操作することにより、球発射装置を作動させ、球受け皿から発射位置に供給された遊技球を駆動源(モータ、ソレノイド等)により駆動する打球槌により打撃して発射レールを通じて遊技領域に向けて発射する。
発射ハンドルは、通常前面枠に対してハンドル基端部が固定され、これにハンドル本体が一体に形成された固定式のハンドルが用いられているが、遊技者の利便性を高めるため、ハンドル基端部に対してハンドル本体が傾動可能に組み付けられている遊技機も提案されている。
例えば、ハンドル基端部が水平方向に遊技者から離れる向きに傾いて組み付けられ、ハンドル基端部に設けられた調整レバーに連なる操作部を操作することで位置決め用のばねの付勢力を弱めて、当該ハンドル基端部に軸支された傾角調整部材を傾けることでハンドル本体を傾動させた状態で位置決めして操作部材を回転操作可能な発射ハンドルが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−40426号公報
特許文献1においては、遊技者がハンドル基端部に対してハンドル本体を傾動させた状態で操作部材を回転させて遊技することが可能であるが、ハンドル本体を傾動させると回転操作する操作部材と調整レバーを操作する操作部の位置が離れるため、操作部材を握る片手で操作し難い。よって、ハンドル基端部に対して傾動位置にあるハンドル本体を元の位置に戻そうとする場合には両手で操作する必要性があるので操作性が悪くなり、さらには遊技の継続が困難となる場合がある。
また、調整レバーは、ハンドル本体側に保持される傾角調整部材に係止片を押圧するアーム部と、遊技者が操作する操作部とがハンドル基端部に枢設(回動可能に支持)されているので、ハンドル基端部にハンドル本体を組み付ける際に不安定に揺動して、傾角調整部材と係止片との定位置での組合せを阻害する場合がある。さらに、傾角調整部材の回動範囲が規制されていないので、傾角調整部材と係止片との組付時又は調節時において、両者の係合が外れハンドル本体の角度変更や位置保持ができなくなってしまうおそれがある。
更には、ハンドル本体の長さが長くハンドル基端部に対する傾角が大きくなると、ハンドル本体内に設けられた可変抵抗器やタッチセンサなどの電気部品と遊技機本体の制御部とを接続するハンドル本体後方への配線が長くなるため、回動部分に挟み込まれたり絡み付いたりしてハンドル本体の回動不良や断線等の不具合を引き起こすおそれもあり操作性が低下する。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、遊技者が操作部材を回転操作したままハンドル本体のハンドル基端部に対する傾き角度を容易に変更して使用でき、操作性の良い遊技機用発射ハンドル及びそれを備えた遊技機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備えることを特徴とする。
遊技機に固定され所定の方向に突出して配置されるハンドル基端部に対して、その突出方向に配置された第一回動軸線周りに回転操作して発射力を調整する操作部材を有するハンドル本体が、前記第一回動軸と交差する第二回動軸線周りに角度変更可能に組み付けられた遊技機用発射ハンドルであって、前記ハンドル本体のハンドル基端部に対する回動を許容する操作部が前記第二回動軸線上に設けられ、当該操作部を軸線方向に移動操作することで前記ハンドル本体がハンドル基端部に対して第二回動軸線周りで回動することが許容される回動機構を備えたことを特徴とする。
また、前記回動機構は、前記第二回動軸線上に前記ハンドル本体をハンドル基端部に対して回動可能に軸支し、前記操作部と一体に組み付けられた第二回動軸と、前記ハンドル本体に組み付けられた第一係合部と、前記ハンドル基端部に前記第二回動軸と一体となって軸線方向へ移動可能組み付けられ、前記第一係合部と係合状態若しくは係合解除状態となる第二係合部と、を具備し、前記操作部の非操作状態では前記第二係合部が前記第二回動軸の軸線方向に付勢部材によって付勢されて前記第一係合部と係合して前記ハンドル本体のハンドル基端部に対する第二回動軸周りの回動が規制される一方、前記操作部の操作によって前記第二係合部が第二回動軸の軸線方向に移動し前記第一係合部との係合が解除されることにより、前記ハンドル本体のハンドル基端部に対する前記第二回動軸周りの回動が許容され、当該ハンドル基端部に対する角度変更が可能になることを特徴とする。
また、有底筒状のケース体を挿通する前記第二回動軸を中心として当該ケース体内に前記回動機構を構成する前記付勢部材、第二係合部及び第一係合部が収納されて前記ハンドル本体の後端側壁間に組み付けられていることを特徴とする。
また、前記操作部の非操作状態において、前記第一係合部と第二係合部とは対向面に形成されたラチェット歯どうしが係合しており、前記ハンドル本体は前記操作部の操作の有無に関わらず水平方向に配置された前記第二回動軸線周りの鉛直上方への回動が許容されていることを特徴とする。
また、遊技機においては、上述した遊技機用発射ハンドルを備えたことを特徴とする。
ハンドル基端部に第二回動軸を中心としてハンドル本体の回動を許容する操作部が第二回動軸線上に設けられており、ハンドル本体の回動位置にかかわらず操作部材と第二回動軸との距離が変わらないので操作部材を回転操作したままの片手で操作部を操作することができる。また、操作部を軸線方向に移動操作している間だけハンドル本体がハンドル基端部に対して第二回動軸周りの回動が許容され、操作部の操作を止めるとその位置でハンドル本体を位置決めして使用することができる。よって、ハンドル本体がいずれに傾いた位置にあってもハンドルを握っている片手でハンドル本体の角度を調整でき、かつ操作部の非操作時に定められた角度で位置決めされるので、ハンドル本体の角度調整を行っても遊技に支障をきたすことがない。
また、操作部の非操作状態では第二係合部が第二回動軸の軸線方向に付勢されて第一係合部と係合してハンドル本体のハンドル基端部に対する第二回動軸周りの回動が規制される一方、操作部の操作によって第二係合部が第二回動軸の軸線方向に移動し第一係合部との係合が解除されることにより、ハンドル本体のハンドル基端部に対する第二回動軸周りの回動が許容されるようにしたので、回動機構を第二回動軸の周辺で収めることができ、回動機構の簡素化及びコンパクト化が図れ、ひいてはハンドル基端部及びハンドル本体を小型化することができる。
また、有底筒状のケース体を挿通する第二回動軸を中心として当該ケース体内に回動機構を構成する付勢部材、第二係合部及び第一係合部が収納されてハンドル本体の後端側壁間に組み付けられているので、ハンドル本体内部に配置されているタッチセンサ等の電気部品のハンドル本体の後方へ配線を引き回す際に回動機構に配線が挟み込まれたり絡み付いたりすることがない。よって、配線の断線やハンドル基端部に対するハンドル本体部の回動不良等の不具合が生じない。
また、ハンドル本体はハンドル基端部に対して鉛直方向上下に回動可能に組み付けられ、第一係合部と第二係合部とは対向面に形成されたラチェット歯どうしが係合しており、ハンドル本体は操作部の操作の有無に関わらず水平方向に配置された第二回動軸線周りの鉛直上方への回動が許容されていると、ハンドル本体のハンドル基端部に対する鉛直上方への角度調整が容易に行うことができ、遊技者が素早く好みのハンドル本体の位置まで角度調整することができ、遊技に集中することができる。また、ハンドル本体の第二回動軸線周りの鉛直下方への回動は操作部の操作を必要とするので、遊技者からハンドル本体に荷重が加わっても鉛直下方への回動がラチェット歯どうしの噛み合いにより確実に規制されるので、操作部材の操作が安定して行える。
また、遊技機に上述した遊技機用発射ハンドルを備えたことにより、ハンドルの操作性を向上させた遊技機を提供することができる。
パチンコ機の斜視図である。 ハンドル本体の回動機構の後方分解斜視図である。 ハンドル本体を軸支するハンドル基端部の後方分解斜視図である。 ハンドル本体をハンドル基端部に対して固定位置に固定した状態の斜視図及びハンドル本体をハンドル基端部に対して可動位置に傾けた状態の斜視図である。 ハンドル本体をハンドル基端部に対して固定位置に固定した状態の発射ハンドルの平面図である。 図5の矢印C−C方向断面を示す斜視図及び正面図である。 ハンドル本体をハンドル基端部に対して可動位置に傾け、かつ操作部を操作した状態の発射ハンドルの平面図である。 図7の矢印D−D方向断面を示す斜視図及び正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1を参照して本実施形態に係る遊技機の概略構成について説明する。本実施例としては、遊技機の一例としてパチンコ機について説明するものとする。
先ずパチンコ機1の概略構成について説明する。図1において、パチンコ機1の外形をなす外枠2に対して上下に設けられたヒンジ部4により内枠3が開閉可能に取り付けられ、該内枠3の前面を覆う前面枠5がヒンジ部4を中心に開閉可能に取り付けられている。内枠3には前面側に遊技領域が形成される遊技盤が設けられると共に該遊技盤の下方には遊技領域へ向かって遊技球を発射する球発射装置が組み付けられている。前面枠5の上部には、スピーカ6や図示しない装飾装置が設けられている。また、窓部5aには遊技領域を覆う透明部材(ガラス枠)5bが設けられ、該透明部材(ガラス枠)5bを通じて遊技領域が視認可能となっている。
また、図1において、前面枠5の下方には貸球や賞球等の遊技球を一時的に貯留し、該遊技球を球発射装置へ誘導する球受け皿7が設けられている。球受け皿7の右側には、球発射装置によって遊技領域へ発射される遊技球の発射力を調節するための発射ハンドル9が設けられている。発射ハンドル9は、前面枠5に固定配置されるハンドル基端部9A、ハンドル基端部9Aに回動可能に設けられるハンドル本体9B、ハンドル本体9Bに回転可能に軸支された操作部材9Cで構成されている。球受け皿7の上端部には遊技状態に応じて遊技者が操作する操作スイッチ10、球受け皿7を開口させて遊技球をドル箱等に排出する球抜きレバー11,12などが設けられている。内枠3の後面側上部には貯留タンク13が設けられている。この貯留タンク13にはパチンコ機1が配置されたホールの遊技島から遊技球が供給されるようになっている。
次に、遊技機用発射ハンドル9の概略構成について図4(a)(b)を参照して説明する。図4(a)(b)において、発射ハンドル9は、前面枠5に固定配置されるハンドル基端部9A、ハンドル基端部9Aに回動可能に設けられるハンドル本体9B、ハンドル本体9Bに回転可能に軸支された操作部材9Cが一体に組み付けられてなる。具体的には、ハンドル基端部9Aは、前面枠5の前方に突出して固定配置され(図1参照)、ハンドル基端部9Aに対してその突出方向に配置された回動軸(第一回動軸線O1;図5参照)周りに回転操作して発射力を調整する操作部材9Cが軸支されたハンドル本体9Bが、回動軸と交差する操作軸14(第二回動軸線O2;図3参照)周りに角度変更可能に組み付けられている(図4(b)参照)。また、操作部材9Cの外周には、遊技者が指を掛けて操作しやすいように指掛け部9lが突設されている。
次に、ハンドル本体9Bの後面側に設けられるハンドル基端部9Aに対する回動機構16の構成について図2乃至図8を参照して説明する。
図5はハンドル本体9Bが通常位置(最下方位置)にある発射ハンドル9の平面図である。図6(a)(b)はその矢印C−C方向断面を示す斜視図及び正面図である。また、図7はハンドル本体9Bが可動位置(最上方位置)にある発射ハンドル9の平面図である。図8(a)(b)はその矢印D−D方向断面を示す斜視図及び正面図である。
図5及び図6に示すように、ハンドル基端部9Aに操作軸14を中心とするハンドル本体9Bの回動を許容する操作部15が操作軸線(第二回動軸線O2)上に設けられ、当該操作部15を軸線方向に移動操作している間だけハンドル本体9Bがハンドル基端部9Aに対して操作軸14を中心とする回動が許容される回動機構16が設けられている。操作軸14は操作部材9Cの第一回動軸線O1(図5参照)対して水平方向に直交配置された水平直交軸であり、ハンドル本体9Bはハンドル基端部9Aに対して鉛直方向上下に回動可能に組み付けられている。以下、上記回動機構16の構成について詳述する。
図6(a)(b)において、ハンドル本体9bの本体側壁9e,9f間には一方が開口した有底筒状のケース体17が収納されており、ケース体17の底部側はハンドル基端部9a側(本体側壁9e側)に固定ねじ18によって固定されている。ケース体17内には押圧ばね19を介して第二係合部20aが操作軸14に嵌め込まれた第二軸受21を介して嵌合している。第二軸受21は、Eリング23により操作軸14の軸線方向に抜け止めされて組み付けられている。また、ケース体17の開口側には操作軸14に嵌め込まれた第一軸受22を介して第一係合部20bが嵌合している。第一係合部20bは、本体側壁9f側に止めねじ25によってねじ止め固定されている。第二係合部20aは押圧ばね19によって軸線方向に付勢されて第一係合部20bと常時係合するように組み付けられている。
本実施例では、図6(b)に示すように、操作軸14は、第二軸受21,第一軸受22を挿通して一端をハンドル基端部9Aの基端部側壁9aに設けられたボス部9bのボス孔9cに挿通されている。また、操作軸14の他端は、本体側壁9fより外側に延設されており、基端部側壁9dに抜け止めされて嵌め込まれた筒状の操作部15に嵌め込まれている。操作部15は、押圧ばね19により第二係合部20aが第一係合部20bと噛み合うように軸線方向に付勢されている付勢力によって、基端部側壁9dの内壁面に爪状の抜け止め部15aが係止し、基端部側壁9dから外側に向かって常時突出した状態で保持されている。
図7に示すように、操作軸14に一体に組み付けられた操作部15を基端部側壁9dから基端部側壁9aに向けて軸線方向(矢印方向)に押動することで、図8(a)(b)に示すEリング23により第二軸受21を、該第二軸受21により第二係合部20aを一体的に軸線方向に移動させて第一係合部20bとの係合状態が解除される。この状態で、ハンドル本体9Bはハンドル基端部9Aに対して鉛直方向上下に回動させることが可能になる。
尚、本実施例では、第一係合部20bと第二係合部20aとは対向面に形成されたラチェット歯どうしが係合しており、ハンドル本体9Bは操作部15の操作の有無に関わらず水平方向に配置された第二回動軸線O2周りの鉛直上方への回動が許容されている(図6参照)。また、ボス部9bのボス孔9cは、軸線方向に移動する操作軸14の一端を常時挿通状態としており、操作軸14の軸線方向への移動をガイドしている。
操作部15の押動を止めると、図5及び図6に示すように、押圧ばね19の弾性力により第二軸受21を通じて第二係合部20aを軸線方向にスライドさせて第一係合部20bと噛み合うことで位置決めされる。尚、第二係合部20aと第一係合部20bとは歯数が同数あるラチェット歯どうしの噛み合いで位置決めされるので、本実施例では通常位置(最下方位置)及び可動位置(最上方位置)、通常位置と可動位置の間の位置(中間位置)の3段階としたが、例えば、歯数が多く(歯の間隔を狭く)設定した場合には、ハンドル本体9Bの回動位置を段階的に角度調整してハンドル基端部9Aに対する傾きを多段階に変更できる。また、ラチェット歯どうしの噛み合いに限らずインボリュート歯や櫛歯などの歯面どうしの噛み合いであっても良い。この場合、ハンドル基端部9Aに対してハンドル本体部9Bを回動させる時には、上下の回動方向にかかわらず、操作部15を押動させる必要がある。
上述した回動機構16を組み付け構成の一例について図2及び図3を参照して説明する。
先ず図2において、ケース体17内に押圧ばね19、第二係合部20aを嵌め込み、第二係合部20aの中心孔に第二軸受21を嵌め込む。第二係合部20aは外周面に設けられた突条20cがケース体17の内壁に設けられたガイド溝17aに沿って嵌め込まれる。また、第二軸受21が嵌め込まれた第二係合部20aの歯面に第一係合部20bの歯面を対向させてケース体17に嵌め込んだ状態で、これらをハンドル本体9Bの後面側に設けられた本体側壁9e,9f間に設けられた装着部24に挿入する。そして、本体側壁9fに設けられたねじ孔9wと第一係合部20bのねじ孔20dを位置合わせされた状態で止めねじ25によって、第一係合部20bを本体側壁9fにねじ止め固定する。
次いで、図3において、操作軸14にEリング23、第一軸受22、操作部15が各々一体に組み付けられた当該操作軸14を、本体側壁9fの壁孔9g(貫通孔)より挿入する。図6(b)に示すように、第一軸受22は第一係合部20bの軸孔に嵌め込まれ、操作軸14の先端は、第二軸受21を挿通する。
そして、本体側壁9e,9fの両側から2分割されたハンドル基端部9Aの基端部側壁9a,9dで覆うように組み付ける。このとき、ケース体17は、底部側がハンドル基端部9a側のボス部9hに固定ねじ18によって固定される。また、操作軸14の先端部は基端部側壁9aのボス部9bのボス孔9cに嵌め込まれる(図6(b)参照)。また、操作部15は、基端部側壁9dの壁孔9i(貫通孔)より外側に突出した状態で保持される。この状態で、止めねじ26によって2分割された一方のハンドル基端部9Aのねじ孔を挿通して対向する他方のハンドル基端部9Aのボス部9xのねじ孔9yに嵌め込まれて、ハンドル本体9Bの後端部がハンドル基端部9Aと回動可能に連結される。
以上のように、ハンドル基端部9Aに操作軸14を中心とするハンドル本体9Bの回動を許容する操作部15が操作軸線上に設けられており、ハンドル本体9Bの回動位置にかかわらず操作部材9Cから操作軸14までの距離が変わらないので操作部材9Cを回転操作したままの片手で操作部15を操作することができる。また、操作部15を軸線方向に移動操作している間だけハンドル本体9Bがハンドル基端部9Aに対して操作軸14を中心とする回動が許容され、操作部15の操作を止めるとその位置でハンドル本体9Bを位置決めして使用することができる。よって、ハンドル本体9Bがいずれに傾いた位置にあってもハンドルを握っている片手でハンドル本体9Bの角度を調整でき、かつ操作部15の非操作時に定められた角度で位置決めされるので、ハンドル本体9Bの角度調整の操作性が向上するとともに、ハンドル本体9Bの角度調整を行なっても遊技に支障をきたすことがない。
また、操作部15の非操作状態では第二係合部20aが操作軸14の軸線方向に付勢されて第一係合部20bと係合してハンドル本体9Bのハンドル基端部9Aに対する操作軸周りの回動が規制される一方、操作部15の移動操作によって第二係合部20aが操作軸14の軸線方向に移動し第一係合部20bとの係合が解除されることにより、ハンドル本体9Bのハンドル基端部9Aに対する操作軸周りの回動が許容され、当該ハンドル基端部9Aに対する角度変更が可能になる。よって、操作軸14の軸線方向の移動操作のみで回動と回動停止の動作切り替えが行なえるので、回動機構16を操作軸14の周辺で収めることができ、回動機構16の簡素化及びコンパクト化が図れ、ひいてはハンドル基端部9A及びハンドル本体9Bを小型化することができる。また、ケース体17内に回動機構16の構成部品が収納されているので、ハンドル本体9B内部に配置されているタッチセンサ等の配線をハンドル本体9Bの後方側へ引き回す際に回動機構16に配線が挟み込まれたり絡み付いたりすることがない。よって、配線の断線やハンドル基端部9Aに対するハンドル本体部9Bの回動不良等の不具合が生じない。
また、ハンドル本体9Bはハンドル基端部9Aに対して鉛直方向上下に回動可能に組み付けられ、第一係合部20bと第二係合部20aとは対向面に形成されたラチェット歯どうしが係合しており、ハンドル本体9Bは操作部15の操作の有無に関わらず水平方向に配置された第二回動軸線O2周りの鉛直上方への回動が許容されていると、ハンドル本体9Bのハンドル基端部9Aに対する鉛直上方への角度調整が容易に行うことができ、遊技者が素早く好みのハンドル本体9Bの位置まで角度調整することができ、遊技に集中することができる。また、ハンドル本体9Bの第二回動軸線O2周りの鉛直下方への回動は操作部15の操作を必要とするので、遊技者からハンドル本体9Bに荷重が加わっても鉛直下方への回動がラチェット歯どうしの噛み合いにより確実に規制されるので、操作部材9Cの操作が安定して行える。
尚、ハンドル本体9Bをハンドル基端部9Aに対して傾ける動作をセンサ等により検出して遊技状態を連係させて遊技性が変わるようにすることも可能である。
また、遊技機用発射ハンドルは、パチンコ機1に備えたものについて説明したが、他の遊技機、例えば雀球遊技機やアレンジボール遊技機などに備えていてもよい。
1 パチンコ機
2 外枠
3 内枠
4 ヒンジ部
5 前面枠
5a 窓部
5b 透明部材
6 スピーカ
7 球受け皿
9 発射ハンドル
9A ハンドル基端部
9B ハンドル本体
9C 操作部材
9a,9d 基端部側壁
9b,9h,9x ボス部
9c ボス孔
9e,9f 本体側壁
9g,9i 壁孔
9l 指掛け部
9w,9y ねじ孔
10 操作スイッチ
11,12 球抜きレバー
13 貯留タンク
14 操作軸
15 操作部
15a 抜け止め部
16 回動機構
17 ケース体
18 固定ねじ
19 押圧ばね
20a 第二係合部
20b 第一係合部
20c 突条
20d ねじ孔
21 第二軸受
22 第一軸受
23 Eリング
24 装着部
25,26 止めねじ
O1 第一回動軸線
O2 第二回動軸線

Claims (5)

  1. 遊技機に固定され所定の方向に突出して配置されるハンドル基端部に対して、その突出方向に配置された第一回動軸線周りに回転操作して発射力を調整する操作部材を有するハンドル本体が、前記第一回動軸と交差する第二回動軸線周りに角度変更可能に組み付けられた遊技機用発射ハンドルであって、
    前記ハンドル本体のハンドル基端部に対する回動を許容する操作部が前記第二回動軸線上に設けられ、当該操作部を軸線方向に移動操作することで前記ハンドル本体がハンドル基端部に対して第二回動軸線周りで回動することが許容される回動機構を備えたことを特徴とする遊技機用発射ハンドル。
  2. 前記回動機構は、前記第二回動軸線上に前記ハンドル本体をハンドル基端部に対して回動可能に軸支し、前記操作部と一体に組み付けられた第二回動軸と、
    前記ハンドル本体に組み付けられた第一係合部と、
    前記ハンドル基端部に前記第二回動軸と一体となって軸線方向へ移動可能組み付けられ、前記第一係合部と係合状態若しくは係合解除状態となる第二係合部と、を具備し、
    前記操作部の非操作状態では前記第二係合部が前記第二回動軸の軸線方向に付勢部材によって付勢されて前記第一係合部と係合して前記ハンドル本体のハンドル基端部に対する第二回動軸周りの回動が規制される一方、前記操作部の操作によって前記第二係合部が第二回動軸の軸線方向に移動し前記第一係合部との係合が解除されることにより、前記ハンドル本体のハンドル基端部に対する前記第二回動軸周りの回動が許容され、当該ハンドル基端部に対する角度変更が可能になる請求項1記載の遊技機用発射ハンドル。
  3. 有底筒状のケース体を挿通する前記第二回動軸を中心として当該ケース体内に前記回動機構を構成する前記付勢部材、第二係合部及び第一係合部が収納されて前記ハンドル本体の後端側壁間に組み付けられている請求項2記載の遊技機用発射ハンドル。
  4. 前記操作部の非操作状態において、前記第一係合部と第二係合部とは対向面に形成されたラチェット歯どうしが係合しており、前記ハンドル本体は前記操作部の操作の有無に関わらず水平方向に配置された前記第二回動軸周りの鉛直上方への回動が許容されている請求項2又は3記載の遊技機用発射ハンドル。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の遊技機用発射ハンドルを備えたことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019205914A (ja) * 2018-03-29 2019-12-05 株式会社三洋物産 遊技機

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JP2019205914A (ja) * 2018-03-29 2019-12-05 株式会社三洋物産 遊技機

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