JP2011526785A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. 単離抗体又はその抗原結合断片であって、
   i) 重鎖CDR1が配列番号:10のアミノ酸配列を含み、重鎖CDR2が配列番号:11のアミノ酸配列を含み、重鎖CDR3が配列番号:12のアミノ酸配列を含み、軽鎖CDR1が配列番号:26のアミノ酸配列を含み、軽鎖CDR2が配列番号:27のアミノ酸配列を含み 、及び軽鎖CDR3が配列番号:28のアミノ酸配列を含み、ヒトGD2へ特異的に結合する、抗体又はその抗原結合断片、
   ii) AB527-HYB-3B2-3C9細胞により生産され、J鎖を取り込まない、単離抗体又はその抗原結合断片、
   iii) ATCCアクセッション番号:PTA-9376を有する細胞により生産される抗体の重鎖CDR及び軽鎖CDRを含む、抗体又はその抗原結合断片、又は、
   iv) ATCCアクセッション番号:PTA-9376を有する細胞により生産される抗体の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含む、抗体又はその抗原結合断片。
2. 請求項1のi)の抗体又はその抗原結合断片は、
   i) 前記抗体がヒト抗体である、
   ii) 重鎖可変領域が配列番号:16のアミノ酸配列を含む、
   iii) 軽鎖可変領域が配列番号:32のアミノ酸配列を含む、
   iv) 重鎖が配列番号:40のアミノ酸配列を含む、
   v) 軽鎖が配列番号:42のアミノ酸配列を含む、及び／又は、
   vi) 前記抗体又はその抗原結合断片がIgMアイソタイプのものである、
   請求項1に記載の単離抗体又はその抗原結合断片。
3. 請求項2のiv)の抗体又はその抗原結合断片は、重合体であり、その重合体状態は例えば五量体であり、その五量体の抗体又はその抗原結合断片は任意でJ鎖を取り込まない、
   請求項2に記載の単離抗体又はその抗原結合断片。
4. 請求項1のi)の抗体又はその抗原結合断片は、補体依存性細胞障害を媒介する、
   請求項1に記載の単離抗体又はその抗原結合断片。
5. 請求項1のi)の抗体又はその抗原結合断片をコードする、ポリヌクレオチド。
6. 配列番号:4を含む、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
7. i) 配列番号:2、配列番号:3、配列番号:18、配列番号:19、及び配列番号:20、
   ii) 配列番号:8、
   iii) 配列番号:24、
   iv) 配列番号:39、及び／又は、
   v) 配列番号:41、
   の核酸配列を含む、請求項6に記載のポリヌクレオチド。
8. 請求項1のi)の抗体又はその抗原結合断片と、製薬上許容できる担体とを含む、組成物。
9. 請求項5に記載のポリヌクレオチド配列を含む、ベクター。
10. 細胞であって、
    i) 請求項9に記載のベクターを含み、前記細胞が例えば下記a)又はb)である細胞、
    a) バクテリア細胞、又は、
    b) 真核細胞であり、その真核細胞は任意でチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である、
    又は、
    ii) 下記a')又はb')の抗体又はその抗原結合断片を発現する細胞、
    a') 請求項1のi)の抗体又はその抗原結合断片、又は
    b') 請求項4の単離抗体又はその抗原結合断片。
11. 請求項10のii)のa') の抗体又はその抗原結合断片を発現する細胞が、ハイブリドーマである、請求項10に記載の細胞。
12. 請求項10のii)のb') の抗体又はその抗原結合断片を発現する細胞が、形質転換体である、請求項10に記載の細胞。
13. 請求項1のi)の抗体又はその抗原結合断片は、GD2へ特異的に結合するものであり、被験体のGD2関連疾患の治療又は予防用である、
    請求項1の単離抗体又はその抗原結合断片。
14. 前記GD2関連疾患は癌であり、前記GD2関連疾患は例えばメラノーマである、
    請求項13の単離抗体又はその抗原結合断片。
15. 前記被験体は哺乳動物であり、例えばヒトである、
    請求項13の単離抗体又はその抗原結合断片。
16. 抗体又は抗原結合断片を製造する方法において、前記抗体若しくは抗原結合断片を生産するのに適した条件下で、請求項10のii)のa') の抗体又はその抗原結合断片を発現する細胞を培養し、前記細胞の培養物から前記抗体又はその抗原結合断片を回収することを含む方法。
17. 被験体中、GD2発現細胞を検出する方法において、
    前記被験体に請求項1のi)の抗体又は抗原結合断片を投与し、GD2を発現する細胞を検出する工程を含み、前記抗体又その抗原結合断片は例えば検出可能に標識され、前記検出可能な標識は例えばヨウ素-131である、
    方法。