JP2011525186A5 - - Google Patents

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JP2011525186A5
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また他の実施形態において、本発明は、虚血および/または再灌流による組織損傷を有する患者を治療するための方法;例えば、脳卒中、大脳または脊髄の外傷(例えば、脊髄損傷)、てんかん発症、心停止および/または遷延性低血圧、呼吸停止、一酸化炭素もしくはシアン化物中毒、溺死または水頭症の状況から起こる状態による大脳損傷を含めて、虚血および/または再灌流による組織損傷に関連する疾患を治療するための方法;例えば、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症、黄斑変性症および網膜虚血を含めて、中枢神経系の変性疾患を治療するための方法;例えば、筋ジストロフィーを含めて、筋肉の変性疾患を治療するための方法;例えば、骨粗鬆症を含めて、骨の変性疾患を治療するための方法;例えば、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、および老化中に見られる免疫系の疾患を含めて、血管系の変性疾患を治療するための方法;例えば、多発性硬化症および他の脱髄疾患、ギランバレー症候群、三叉神経および/または他の脳神経の神経痛、末梢神経障害および他の慢性疼痛、骨関節炎、例えばクローン病、潰瘍性大腸炎および大腸炎の他の形態を含めた腸の炎症性疾患を含めて、炎症性疾患を治療するための方法;例えば、白血病、原発性またはAIDSに関連する肉腫、乳癌、難治性固形腫瘍、リンパ系腫瘍、脳腫瘍およびp53欠損腫瘍を含めて、癌の様々な形態の治療のための方法を対象とする。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
式I
Figure 2011525186

(式中、
Xは、C 〜C アルキレン、C 〜C アルケニレンまたはC 〜C アルキニレンであり、
Yは、SまたはOであり、
は、ハロゲン、ヒドロキシ、NH 、C 〜C アルコキシ、CNまたはC 〜C ペルフルオロアルキルであり、
、R およびR は、水素、C 〜C アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、NH 、CN、C 〜C ペルフルオロアルキル、CO H、OR 、COOR またはNHR から独立して選択され、
およびR はそれぞれ、独立して、水素、C 〜C アルキル、C 〜C アルケニル、C 〜C シクロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、該アルキル、該アルケニルならびに該シクロアルキル基、該フェニル基および該ベンジル基の環は、ヒドロキシ、C 〜C アルコキシ、−CO H、C 〜C アルコキシカルボニル、NH 、C 〜C モノもしくはジアルキルアミノまたはハロゲンから独立して選択される1個または複数の基で場合によって置換されており、あるいは
およびR は、それらが結合している窒素と一緒になって、N、OまたはSから独立して選択される1個から3個の追加の環ヘテロ原子を場合によって含み、環原子の残りが炭素原子である、飽和、部分的不飽和または不飽和の3員から12員の単環式または二環式の複素環を形成し、
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、NH 、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシまたはNO であり、
は、C 〜C アルキル、C 〜C アルケニルまたはC 〜C シクロアルキルであり、ここで、該アルキル、該アルケニルおよび該シクロアルキルの環は、ヒドロキシ、C 〜C アルコキシ、−CO H、C 〜C アルコキシカルボニル、NH 、C 〜C モノもしくはジアルキルアミノまたはハロゲンから独立して選択される1個または複数の基で場合によって置換されている)
の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目2)
Xが、C 〜C アルキレン、C 〜C アルケニレンまたはC 〜C アルキニレンであり、
Yが、SまたはOであり、
が、ハロゲン、ヒドロキシ、NH 、C 〜C アルコキシ、CNまたはC 〜C ペルフルオロアルキルであり、
、R およびR が、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、NH 、C 〜C アルコキシ、CNまたはC 〜C ペルフルオロアルキルであり、
およびR がそれぞれ、独立して、水素、C 〜C アルキル、C 〜C アルケニル、C 〜C シクロアルキル、フェニルもしくはベンジルであり、または
およびR が、それらが結合している窒素と一緒になって、N、OもしくはSから選択される1個から3個の追加の環ヘテロ原子を場合によって含み、環原子の残りが炭素原子である、飽和、部分的不飽和もしくは不飽和の3員から12員の単環式もしくは二環式の複素環を形成し、
が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、NH 、C 〜C アルキル、C 〜C アルコキシまたはNO である、
項目1に記載の式Iを有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目3)
式II
Figure 2011525186

を有する、項目1または項目2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目4)
式III
Figure 2011525186

を有する、項目1または項目2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目5)
式IV
Figure 2011525186

を有する、項目1または項目2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目6)
がハロゲンまたは水素である、項目5に記載の化合物。
(項目7)
が水素である、項目6に記載の化合物。
(項目8)
YがSである、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目9)
YがOである、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目10)
およびR がそれぞれ独立してC 〜C アルキルである、項目1から9のいずれか一項に記載の化合物。
(項目11)
およびR が、それらが結合している窒素と一緒になって、N、OまたはSから選択される1個から3個の追加の環ヘテロ原子を場合によって含み、環原子の残りが炭素原子である飽和単環式複素環を形成する、項目1から9のいずれか一項に記載の化合物。
(項目12)
およびR が一緒になって、ピペリジン、モルホリン、ピロリジン、ホモピペリジン、アジリジンまたはアゼチジンを形成する、項目11に記載の化合物。
(項目13)
XがC 〜C アルキレンである、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目14)
XがC 〜C アルキレンであり、R およびR がそれぞれ独立してC 〜C アルキルである、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目15)
Xがメチルである、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目16)
Xがメチルであり、R およびR がそれぞれ独立してメチルである、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目17)
YがSであり、
XがC 〜C アルキレンであり、
およびR がそれぞれ独立してC 〜C アルキルである、
項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目18)
Xがメチルである、項目17に記載の化合物。
(項目19)
YがOであり、
XがC 〜C アルキレンであり、
およびR がそれぞれ独立してC 〜C アルキルである、
項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目20)
Xがメチルである、項目19に記載の化合物。
(項目21)
2−ジメチルアミノメチル−9−メトキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
8−クロロ−2−[(ジメチルアミノ)メチル]チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;または
2−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−メトキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、項目1に記載の化合物、またはその薬学的塩もしくは両性イオン形態。
(項目22)
2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、項目1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目23)
非晶質2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、項目1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目24)
2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン水和物である、項目1に記載の化合物。
(項目25)
2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン一水和物である、項目1に記載の化合物。
(項目26)
約139℃で吸熱を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン一水和物である、項目1に記載の化合物。
(項目27)
2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン無水物である、項目1に記載の化合物。
(項目28)
約210℃および270℃で吸熱を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン無水物である、項目1に記載の化合物。
(項目29)
10.4、10.6、14.5、21.3、26.8および32.1から選択される、CuKα放射線を使用して測定される少なくとも3つの特有な2θ値を含有するX線粉末回折を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶無水形態を含む、項目1に記載の化合物。
(項目30)
8.3、8.6、11.7、18.4、18.9、19.4、25.7および28.7から選択される、CuKα放射線を使用して測定される少なくとも3つの特有な2θ値を含有するX線粉末回折を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶一水和物形態を含む、項目1に記載の化合物。
(項目31)
2−[(ジメチルアミノ)メチル]−7−フルオロ−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、項目1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目32)
2−[(ジメチルアミノ)メチル]−7−フルオロチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
2−[(ジメチルアミノ)メチル]−9−フルオロチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;または
2−[(ジメチルアミノ)メチル]フロ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン塩酸塩である、項目1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目33)
9−ヒドロキシ−2−(モルホリン−4−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
9−ヒドロキシ−2−(ピペリジン−1−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
9−ヒドロキシ−2−(1,3−チアゾリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
9−ヒドロキシ−2−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
9−ヒドロキシ−2−(ピロリジン−1−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
2−[(4−ブロモピペリジン−1−イル)メチル]−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
2−[(ジベンジルアミノ)メチル]−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
2−{[ベンジル(メチル)アミノ]メチル}−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4)である、項目1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
(項目34)
2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの両性イオンを含む、項目1に記載の化合物。
(項目35)
約5μmから10μmおよびさらに特に約7μmの平均粒径を持つ2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶無水形態を含む、項目1に記載の化合物。
(項目36)
約5μmから10μmおよびさらに特に約6μmの平均長さを持つ斜方晶集塊を特徴とする2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶無水形態を含む、項目1に記載の化合物。
(項目37)
項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の医薬有効量および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
(項目38)
被験体におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼを阻害する方法であって、該被験体におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼを阻害するため、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の有効量を該被験体に投与することを含む方法。
(項目39)
被験体におけるニューロン細胞死を阻害する方法であって、該被験体におけるニューロン細胞死を阻害するため、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の有効量を該被験体に投与することを含む方法。
(項目40)
被験体における虚血および再灌流による損傷を治療する方法であって、該被験体における虚血および再灌流による損傷を治療するため、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を該被験体に投与することを含む方法。
(項目41)
被験体におけるポリ(ADP−リボース)活性に関連する変性疾患を治療する方法であって、前記被験体における変性疾患を治療するため、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を前記被験体に投与することを含む方法。
(項目42)
被験体におけるポリ(ADP−リボース)活性に関連する炎症を治療する方法であって、該被験体における炎症を治療するため、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を該被験体に投与することを含む方法。
(項目43)
被験体におけるポリ(ADP−リボース)活性に関連する癌を治療する方法であって、該被験体における癌を治療するため、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を該被験体に投与することを含む方法。
(項目44)
被験体におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼの阻害、ニューロン細胞死の阻害、虚血および再灌流による損傷の治療、ポリ(ADP−リボース)活性に関連する変性疾患の治療、ポリ(ADP−リボース)活性に関連する炎症の治療、またはポリ(ADP−リボース)活性に関連する癌の治療に使用するための、項目1から36のいずれか一項に記載の式Iの化合物。
(項目45)
被験体における虚血および再灌流による損傷の治療、ポリ(ADP−リボース)活性に関連する変性疾患の治療、ポリ(ADP−リボース)活性に関連する炎症の治療、またはポリ(ADP−リボース)活性に関連する癌の治療における、項目1から36のいずれか一項に記載の化合物の使用。

Claims (44)

  1. 式I
    Figure 2011525186
    (式中、
    Xは、C〜Cアルキレン、C〜CアルケニレンまたはC〜Cアルキニレンであり、
    Yは、SまたはOであり、
    は、ハロゲン、ヒドロキシ、NH、C〜Cアルコキシ、CNまたはC〜Cペルフルオロアルキルであり、
    、RおよびRは、水素、C〜Cアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、NH、CN、C〜Cペルフルオロアルキル、COH、OR、COORまたはNHRから独立して選択され、
    およびRはそれぞれ、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、該アルキル、該アルケニルならびに該シクロアルキル基、該フェニル基および該ベンジル基の環は、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、−COH、C〜Cアルコキシカルボニル、NH、C〜Cモノもしくはジアルキルアミノまたはハロゲンから独立して選択される1個または複数の基で場合によって置換されており、あるいは
    およびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、N、OまたはSから独立して選択される1個から3個の追加の環ヘテロ原子を場合によって含み、環原子の残りが炭素原子である、飽和、部分的不飽和または不飽和の3員から12員の単環式または二環式の複素環を形成し、
    は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、NH、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはNOであり、
    は、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cシクロアルキルであり、ここで、該アルキル、該アルケニルおよび該シクロアルキルの環は、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、−COH、C〜Cアルコキシカルボニル、NH、C〜Cモノもしくはジアルキルアミノまたはハロゲンから独立して選択される1個または複数の基で場合によって置換されている)
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  2. Xが、C〜Cアルキレン、C〜CアルケニレンまたはC〜Cアルキニレンであり、
    Yが、SまたはOであり、
    が、ハロゲン、ヒドロキシ、NH、C〜Cアルコキシ、CNまたはC〜Cペルフルオロアルキルであり、
    、RおよびRが、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、NH、C〜Cアルコキシ、CNまたはC〜Cペルフルオロアルキルであり、
    およびRがそれぞれ、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニルもしくはベンジルであり、または
    およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、N、OもしくはSから選択される1個から3個の追加の環ヘテロ原子を場合によって含み、環原子の残りが炭素原子である、飽和、部分的不飽和もしくは不飽和の3員から12員の単環式もしくは二環式の複素環を形成し、
    が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、NH、C〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはNOである、
    請求項1に記載の式Iを有する化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  3. 式II
    Figure 2011525186
    を有する、請求項1または請求項2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  4. 式III
    Figure 2011525186
    を有する、請求項1または請求項2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  5. 式IV
    Figure 2011525186
    を有する、請求項1または請求項2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  6. がハロゲンまたは水素である、請求項5に記載の化合物。
  7. が水素である、請求項6に記載の化合物。
  8. YがSである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. YがOである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
  10. およびRがそれぞれ独立してC〜Cアルキルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. およびRが、それらが結合している窒素と一緒になって、N、OまたはSから選択される1個から3個の追加の環ヘテロ原子を場合によって含み、環原子の残りが炭素原子である飽和単環式複素環を形成する、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  12. およびRが一緒になって、ピペリジン、モルホリン、ピロリジン、ホモピペリジン、アジリジンまたはアゼチジンを形成する、請求項11に記載の化合物。
  13. XがC〜Cアルキレンである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. XがC〜Cアルキレンであり、RおよびRがそれぞれ独立してC〜Cアルキルである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  15. Xがメチルである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  16. Xがメチルであり、RおよびRがそれぞれ独立してメチルである、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  17. YがSであり、
    XがC〜Cアルキレンであり、
    およびRがそれぞれ独立してC〜Cアルキルである、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
  18. Xがメチルである、請求項17に記載の化合物。
  19. YがOであり、
    XがC〜Cアルキレンであり、
    およびRがそれぞれ独立してC〜Cアルキルである、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
  20. Xがメチルである、請求項19に記載の化合物。
  21. 2−ジメチルアミノメチル−9−メトキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    8−クロロ−2−[(ジメチルアミノ)メチル]チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;または
    2−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−メトキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的塩もしくは両性イオン形態。
  22. 2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  23. 非晶質2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  24. 2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン水和物である、請求項1に記載の化合物。
  25. 2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン一水和物である、請求項1に記載の化合物。
  26. 約139℃で吸熱を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン一水和物である、請求項1に記載の化合物。
  27. 2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン無水物である、請求項1に記載の化合物。
  28. 約210℃および270℃で吸熱を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン無水物である、請求項1に記載の化合物。
  29. 10.4、10.6、14.5、21.3、26.8および32.1から選択される、CuKα放射線を使用して測定される少なくとも3つの特有な2θ値を含有するX線粉末回折を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶無水形態を含む、請求項1に記載の化合物。
  30. 8.3、8.6、11.7、18.4、18.9、19.4、25.7および28.7から選択される、CuKα放射線を使用して測定される少なくとも3つの特有な2θ値を含有するX線粉末回折を有する2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶一水和物形態を含む、請求項1に記載の化合物。
  31. 2−[(ジメチルアミノ)メチル]−7−フルオロ−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  32. 2−[(ジメチルアミノ)メチル]−7−フルオロチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    2−[(ジメチルアミノ)メチル]−9−フルオロチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;または
    2−[(ジメチルアミノ)メチル]フロ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン塩酸塩である、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  33. 9−ヒドロキシ−2−(モルホリン−4−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    9−ヒドロキシ−2−(ピペリジン−1−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    9−ヒドロキシ−2−(1,3−チアゾリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    9−ヒドロキシ−2−{[(1−メチルエチル)アミノ]メチル}チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    9−ヒドロキシ−2−(ピロリジン−1−イルメチル)チエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    2−[(4−ブロモピペリジン−1−イル)メチル]−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    2−[(ジベンジルアミノ)メチル]−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オン;
    2−{[ベンジル(メチル)アミノ]メチル}−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4)である、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは両性イオン形態。
  34. 2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの両性イオンを含む、請求項1に記載の化合物。
  35. 約5μmから10μmおよびさらに特に約7μmの平均粒径を持つ2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶無水形態を含む、請求項1に記載の化合物。
  36. 約5μmから10μmおよびさらに特に約6μmの平均長さを持つ斜方晶集塊を特徴とする2−ジメチルアミノメチル−9−ヒドロキシチエノ[2,3−c]イソキノリン−5(4H)−オンの結晶無水形態を含む、請求項1に記載の化合物。
  37. 請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の医薬有効量および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
  38. 被験体におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼを阻害するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の有効量を含組成物
  39. 被験体におけるニューロン細胞死を阻害するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の有効量を含組成物
  40. 被験体における虚血および再灌流による損傷を治療するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を含組成物
  41. 被験体におけるポリ(ADP−リボース)活性に関連する変性疾患を治療するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を含組成物
  42. 被験体におけるポリ(ADP−リボース)活性に関連する炎症を治療するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を含組成物
  43. 被験体におけるポリ(ADP−リボース)活性に関連する癌を治療するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を含組成物
  44. 被験体におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼの阻害、ニューロン細胞死の阻害、虚血および再灌流による損傷の治療、ポリ(ADP−リボース)活性に関連する変性疾患の治療、ポリ(ADP−リボース)活性に関連する炎症の治療、またはポリ(ADP−リボース)活性に関連する癌の治療に使用するための組成物であって、請求項1から36のいずれか一項に記載の式Iの化合物を含む組成物
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