JP2011513330A - Raf阻害化合物およびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

式I:
Figure 2011513330

の化合物はRafキナーゼの阻害に有用である。哺乳類細胞におけるそのような障害、または関連する病態のインビトロ、インサイチューおよびインビボでの診断、予防または治療のために、式Iの化合物ならびにその立体異性体、互変異性体、プロドラッグおよび薬学的に許容される塩を使用する方法を開示する。1つの態様では、本発明は、Rafキナーゼの阻害剤、特にB−Raf阻害剤である化合物に関する。ある過剰増殖障害は、Rafキナーゼ機能の過剰活性化、例えばタンパク質の変異または過剰発現により特徴づけられる。したがって、本発明の化合物は過剰増殖障害、例えば癌の治療において有用である。

Description

本発明は、新規化合物、該化合物を含む薬学的組成物、該化合物の製造方法、および該化合物の治療における使用に関する。より詳細には、本発明は、Rafキナーゼの阻害、およびRafキナーゼにより媒介される障害を治療するのに有用なある置換1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン化合物に関する。
Raf/MEK/EPK経路は細胞生存、成長、増殖および腫瘍化に対し重要である。非特許文献1。Rafキナーゼは3つのアイソフォーム、A−Raf、B−RafおよびC−Rafとして存在する。3つのアイソフォームのうち、研究により、B−Rafが主MEK活性化因子として機能することが示されている。B−Rafはヒトの癌において最もしばしば突然変異した遺伝子の1つである。B−Rafキナーゼは前臨床標的確認、疫学および薬物らしさ(ドラッグアビリティ:drugability)に基づき、抗癌治療に対する優れた標的を示す。
B−Rafの小分子阻害剤が、抗癌治療のために開発されている。ネクサバール(登録商標)(トシル酸ソラフェニブ)はマルチキナーゼ阻害剤であり、B−Rafの阻害を含み、進行腎細胞癌および切除不能な肝細胞癌を有する患者の治療用に認可されている。他のRaf阻害剤もまた、開示されており、または臨床試験に入っており、例えば、SB−590885、RAF−265、PLX−4032およびXL−281である。他のB−Raf阻害剤もまた、公知であり、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4および特許文献5を参照されたい。
ピロロピリジン類が公知であり、例えば、特許文献6および特許文献7を参照されたい。
特許文献8および特許文献9もまた、ピロロピリジン類を開示する。
特許文献10、特許文献11および特許文献12もまた、キナーゼ阻害剤を開示する。
米国特許出願公開第2006/0189627号明細書 米国特許出願公開第2006/0281751号明細書 米国特許出願公開第2007/0049603号明細書 国際公開第2007/002325号 国際公開第2007/002433号 国際公開第2005/062795号 国際公開第2007/013896号 国際公開第2008/079906号 国際公開第2008/079909号 国際公開第2006/066913号 国際公開第2008/028617号 国際公開第2009/012283号
Li, Nanxin, et al. "B−Raf kinase inhibitors for cancer treatment." Current Opinion in Investigational Drugs. Vol. 8, No. 6 (2007): 452−456
1つの態様では、本発明は、Rafキナーゼの阻害剤、特にB−Raf阻害剤である化合物に関する。ある過剰増殖障害は、Rafキナーゼ機能の過剰活性化、例えばタンパク質の変異または過剰発現により特徴づけられる。したがって、本発明の化合物は過剰増殖障害、例えば癌の治療において有用である。
より詳細には、本発明の1つの態様は、式Iの化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、プロドラッグおよび薬学的に許容される塩を提供する:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)。
より詳細には、本発明の1つの態様は、式Iの化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、および薬学的に許容される塩を提供する:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)。
本発明の別の態様は、式IIIの中間化合物を提供する:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、RおよびR20は本明細書で規定した通りである)。
本発明の別の態様は、B−Rafにより調節される疾患または障害を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。そのような疾患および障害の例としては、過剰増殖障害(例えば、メラノーマおよび皮膚の他の癌を含む癌)、神経変性、心肥大、疼痛、偏頭痛および神経外傷性疾患が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明の別の態様は、B−Rafにより調節される疾患または障害を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。そのような疾患および障害の例としては、過剰増殖障害(例えば、メラノーマおよび皮膚の他の癌を含む癌)、神経変性、心肥大、疼痛、偏頭痛および神経外傷性疾患が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明の別の態様は、癌を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、単独で、または1つ以上の抗癌特性を有する追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法を提供する。
本発明の別の態様は、癌を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を、単独で、または1つ以上の抗癌特性を有する追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法を提供する。
本発明の別の態様は、治療的有効量の本発明の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類において過剰増殖疾患を治療する方法を提供する。
本発明の別の態様は、腎疾患を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、単独で、または1つ以上の追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法を提供する。本発明の別の態様は、多発性嚢胞腎疾患を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、単独で、または1つ以上の追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法を提供する。
本発明の別の態様は、治療において使用するための本発明の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、過剰増殖疾患の治療において使用するための本発明の化合物を提供する。他の態様では、過剰増殖疾患は癌(またはさらに、本明細書で規定される特定の癌)であり得る。
本発明の別の態様は、腎疾患の治療において使用するための本発明の化合物を提供する。他の態様では、腎疾患は多発性嚢胞腎疾患であり得る。
本発明の別の態様は、過剰増殖疾患の治療のための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。他の実施形態では、過剰増殖疾患は癌(またはさらに、本明細書で規定される特定の癌)であり得る。
本発明の別の態様は、腎疾患の治療のための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。他の実施形態では、腎疾患は多発性嚢胞腎疾患であり得る。
本発明の別の態様は、癌治療を受けている患者の治療においてB−Raf阻害剤として使用するための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。
本発明の別の態様は、多発性嚢胞腎疾患治療を受ける患者の治療においてB−Raf阻害剤として使用するための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。
本発明の別の態様は、過剰増殖疾患の治療において使用するための本発明の化合物を含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の態様は、癌の治療において使用するための本発明の化合物を含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の態様は、多発性嚢胞腎疾患の治療において使用するための本発明の化合物を含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の態様は、本発明の化合物、その立体異性体、プロドラッグまたは薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体または賦形剤を含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の態様は、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体または賦形剤を含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の態様は、式Iの化合物を調製するための中間体を提供する。式Iのある化合物は、式Iの他の化合物に対する中間体として使用され得る。
本発明の別の態様は、本発明の化合物の調製法、分離法、および精製法を含む。
以下、本発明のある実施形態について詳細に言及するが、その例は添付の構造および式において説明する。本発明について列挙した実施形態と合わせて記載するが、本発明がそれらの実施形態に制限されるものではないことは理解されるであろう。逆に、本発明は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲内に含まれ得る代替、改変および等価物全てにおよぶことが意図される。当業者であれば、本発明の実施において使用することができる、本明細書で記載したものと同様の、または等価の多くの方法および材料を認識するであろう。本発明はいかなる意味においても、記載された方法および材料に限定されない。定義された用語、用語使用、記載技術などを含むがそれらに限定されない、1つ以上の組み入れられた文献および同様の材料が本出願と異なり、または本出願と矛盾する場合、本出願が規制する。
定義
「アルキル」という用語は、炭素原子の直鎖または分枝鎖基を含む。一例としては、アルキル基は1〜6の炭素原子(C〜C)がある。他の例としては、アルキル基は、C〜C、C〜CまたはC−Cがある。いくつかのアルキル部分は省略されており、例えば、エチル(「Me」)、エチル(「Et」)、プロピル(「Pr」)およびブチル(「Bu」)であり、他の略称が化合物の特定の異性体を示すために使用され、例えば、1−プロピルまたはn−プロピル(「n−Pr」)、2−プロピルまたはイソプロピル(「i−Pr」)、1−ブチルまたはn−ブチル(「n−Bu」)、2−メチル−1−プロピルまたはイソブチル(「i−Bu」)、1−メチルプロピルまたはs−ブチル(「s−Bu」)、1,1−ジメチルエチルまたはt−ブチル(「t−Bu」)などである。アルキル基の他の例としては、1−ペンチル(n−ペンチル、−CHCHCHCHCH)、2−ペンチル(−CH(CH)CHCHCH)、3−ペンチル(−CH(CHCH)、2−メチル−2−ブチル(−C(CHCHCH)、3−メチル−2−ブチル(−CH(CH)CH(CH)、3−メチル−1−ブチル(−CHCHCH(CH)、2−メチル−1−ブチル(−CHCH(CH)CHCH)、1−ヘキシル(−CHCHCHCHCHCH)、2−ヘキシル(−CH(CH)CHCHCHCH)、3−ヘキシル(−CH(CHCH)(CHCHCH))、2−メチル−2−ペンチル(−C(CHCHCHCH)、3−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CH(CH)CHCH)、4−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CHCH(CH)、3−メチル−3−ペンチル(−C(CH)(CHCH)、2−メチル−3−ペンチル(−CH(CHCH)CH(CH)、2,3−ジメチル−2−ブチル(−C(CHCH(CH)および3,3−ジメチル−2−ブチル(−CH(CH)C(CH)が挙げられる。略称は、時として、基本的な略称および化学構造と併せて使用され、例えば、メタノール(「MeOH」)およびエタノール(「EtOH」)である。
本出願を通して使用される別の略称としては、例えば、ベンジル(「Bn」)、フェニル(「Ph」)およびアセチル(「Ac」)が挙げられる。
ジメチルスルホキシドという用語は、省略される(「DMSO」)。
「アルケニル」という用語は、少なくとも1つの不飽和部位、すなわち、炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分枝鎖一価炭化水素基基を示し、ここで、アルケニル基は任意で、独立して、本明細書で記載されている1つ以上の置換基により置換され得、「シス」および「トランス」配向、または、「E」および「Z」配向を有する基を含む。一例としては、アルケニル基は2〜6の炭素原子(C〜C)がある。他の例としては、アルケニル基は、C〜Cがある。例としては、エテニルまたばビニル(−CH=CH)、プロプ−1−エニル(−CH=CHCH)、プロプ−2−エニル(−CHCH=CH)、2−メチルプロプ−1−エニル、ブト−1−エニル、ブト−2−エニル、ブト−3−エニル、ブタ−1,3−ジエニル、2−メチルブタ−1,3−ジエン、へクス−1−エニル、へクス−2−エニル、へクス−3−エニル、へクス−4−エニル、ヘキサ−1,3−ジエニルが挙げられるが、それらに限定されない。
「アルキニル」という用語は、少なくとも1つの不飽和部位、すなわち、炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分枝鎖一価炭化水素基を示し、ここで、アルキニル基は任意で、独立して、本明細書で記載されている1つ以上の置換基により置換され得る。一例としては、アルキニル基は2〜18の炭素原子(C〜C)がある。他の例としては、アルキニル基は、C〜Cがある。例としては、エチニル(−C≡CH)、プロプ−1−イニル(−C≡CCH)、プロプ−2−イニル(プロパルギル、CHC≡CH)、ブト−1−イニル、ブト−2−イニルおよびブト−3−イニルが挙げられるが、それらに限定されない。
「アルケニル」および「アルキニル」という用語はまた、少なくとも1つの不飽和結合を含む炭素原子の直鎖または分枝鎖基を含む。
「シクロアルキル」は、非芳香族の飽和、または部分的に不飽和の炭化水素環基であり、ここで、シクロアルキル基は任意で、独立して、本明細書で記載されている1つ以上の置換基により置換され得る。一例としては、シクロアルキル基は3〜6の炭素原子(C〜C)がある。他の例としては、シクロアルキルは、C〜CまたはC〜Cである。他の例としては、シクロアルキル基は、単環として、C〜CまたはC〜Cである。別の例としては、シクロアルキル基は、二環として、C〜C12である。単環シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペント−1−エニル、1−シクロペント−2−エニル、1−シクロペント−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロへクス−1−エニル、1−シクロへクス−2−エニル、1−シクロへクス−3−エニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル、およびシクロドデシルが挙げられる。7〜12の環原子を有する二環シクロアルキルの例示的な配列としては、[4,4]、[4,5]、[5,5]、[5,6]または[6,6]環系が挙げられるが、それらに限定されない。例示的な架橋二環シクロアルキルとしては、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、およびビシクロ[3.2.2]ノナンが挙げられるが、それらに限定されない。
「複素環」または「ヘテロ環」または「ヘテロシクリル」という用語は、少なくとも1つの環原子が、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子が炭素である、飽和、または部分的に不飽和の(すなわち、環内に1つ以上の二重および/または三重結合を有する)環状基を示す。1つの実施形態では、ヘテロシクリルは飽和または部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル基を含む。ヘテロシクリル基は任意で、本明細書で記載されている1つ以上の置換基により置換され得る。例示的なヘテロシクリル基としては、オキシラニル、アジリジニル、チイラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、1,2−ジチエタニル、1,3−ジチエタニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ジヒドロピリジニル、テトラヒドロピリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオキサニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ホモピペリジニル、アゼパニル、オキセパニル、チエパニル、1,4−オキサチアニル、1,4−ジオキセパニル、1,4−オキサチエパニル、1,4−オキサアゼパニル、1,4−ジチエパニル、1,4−チアゼパニルおよび1,4−ジアゼパン1,4−ジチアニル、1,4−アザチアニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1−ピロリニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ジチアニル、ジチオラニル、ピラゾリジニルイミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピリミジノニル、1,1−ジオキソ−チオモルホリニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニルおよびアザビシクロ[2.2.2]ヘキサニルが挙げられるが、それらに限定されない。ヘテロ環は酸素、窒素、および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む4〜6員環を含む。
「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1つの環原子が、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子が炭素である、芳香族環状基を示す。ヘテロアリール基は任意で、本明細書で記載されている1つ以上の置換基により置換され得る。一例としては、ヘテロアリールは5〜6員ヘテロアリール基が挙げられる。ヘテロアリール基の他の例としては、ピリジニル、イミダゾリル、イミダゾピリジニル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、1,2,3−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1−オキサ−2,3−ジアゾリル、1−オキサ−2,4−ジアゾリル、1−オキサ−2,5−ジアゾリル、1−オキサ−3,4−ジアゾリル、1−チア−2,3−ジアゾリル、1−チア−2,4−ジアゾリル、1−チア−2,5−ジアゾリル、1−チア−3,4−ジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルが挙げられるが、それらに限定されない。ヘテロアリールは酸素、窒素および硫黄から選択される1、2または3のヘテロ原子を含有する5〜6員芳香族環を含む。
「ハロゲン」はF、Cl、BrまたはIを示す。
略称「TLC」は薄層クロマトグラフィーを示す。
「治療する」または「治療」という用語は、治療、予防、緩和または予防手段を示す。一例としては、治療は、治療的処置および緩和治療が挙げられる。本発明の目的のために、有益な、または所望の臨床結果としては、検出できるかどうかに関係なく、症状の軽減、疾患の程度の減少、疾患状態の安定化(すなわち、悪化なし)、疾患進行の遅延または減速、疾患状態の寛解または緩和、および緩解(部分的であるか全体的であるかに関係なく)が挙げられるが、それらに限定されない。「治療」はまた、治療を受けない場合に予測される生存期間に比べた場合の、生存期間の延長を意味することができる。治療が必要なものとしては、すでに状態もしくは障害を有するもの、状態もしくは障害を有する傾向があるもの、または状態もしくは障害が予防されるべきものが挙げられる。
「治療的有効量」または「有効量」という句は、そのような治療が必要な哺乳類に投与された場合に、(i)特定の疾患、状態、もしくは障害を治療もしくは予防する、(ii)特定の疾患、状態、もしくは障害の1つあるいは複数の症状を減弱、寛解または排除する、(iii)本明細書で記載した特定の疾患、状態、もしくは障害の1つあるいは複数の症状の発症を予防または遅延させるのに十分な本発明の化合物の量を意味する。そのような量に対応する化合物の量は、特定の化合物、疾患状態およびその重篤度、治療の必要な哺乳類の固有性(例えば、体重)などの因子によって変動し得るが、それにもかかわらず、当業者により日常的に決定することができる。
「癌」および「癌の」という用語は、異常な、または未制御の細胞成長により典型的に特徴づけられる哺乳類における生理学的状態を示し、またはそのような状態を説明する。「腫瘍」は1つ以上の癌細胞を含む。癌の例としては、癌腫、リンパ腫、芽腫、肉腫、および白血病またはリンパ系腫瘍が挙げられるが、それらに限定されない。そのような癌のより特定的な例としては、扁平上皮細胞癌(例えば、上皮性扁平上皮細胞癌)、小細胞肺癌、非小細胞肺癌(「NSCLC」)、肺の腺癌および肺の扁平上皮癌を含む肺癌、腹膜癌、肝細胞癌、胃腸癌を含む胃癌または胃ガン、膵臓癌、神経膠芽腫、子宮頸癌、卵巣癌、肝癌、膀胱癌、肝細胞腫、乳癌、結腸癌、直腸癌、結腸直腸癌、子宮内膜または子宮癌、唾液腺癌、腎臓癌または腎ガン、前立腺癌、外陰癌、甲状腺癌、肝癌、肛門癌、陰茎癌、および頭頸部癌が挙げられる。癌という用語は、一般に、様々な型の癌を含むように、または特定的に(上記で列挙したように)使用され得る。
「薬学的に許容される」という句は、物質または組成物が化学的におよび/または毒物学的に、製剤を構成する他の成分および/またはそれらを用いて治療される哺乳類と適合することを示す。
「薬学的に許容される塩」という句は、本明細書で使用されるように、本発明の化合物の薬学的に許容される有機または無機塩を示す。
本発明の化合物はまた、必ずしも薬学的に許容される塩ではないが、本発明の化合物を調製および/または精製するため、および/または本発明の化合物の鏡像異性体を分離するための中間体として有用であり得るそのような化合物の他の塩を含む。
「哺乳類」という用語は、本明細書で記載した疾患を有する、または該疾患を発症する危険がある温血動物を意味し、モルモット、イヌ、ネコ、ラット、マウス、ハムスター、および霊長類、例えばヒトが挙げられるが、それらに限定されない。
B−RAF阻害化合物
本発明は、B−Rafにより調節される疾患、状態および/または障害の治療において有用である可能性のある、化合物、およびその医薬製剤を提供する。
本発明の1つの実施形態は、式Iの化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、プロドラッグおよび薬学的に許容される塩を提供する:
Figure 2011513330
(式中、
およびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、
は水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、
は、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、またはNRであり、ここで、シクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルおよびヘテロアリールは任意で、OR、ハロゲン、フェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換され、
は水素、ハロゲン、CN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
は水素、ハロゲン、CN、NR、OR、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、
各Rは、独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
は、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
は、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
およびRはそれぞれ、独立して、水素、C〜Cアルキルおよびフェニルから選択され、
およびRはそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
は水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
およびRはそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
は、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
およびRは独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、または、
およびRは、それらが結合されている窒素と共に、4〜6員複素環を形成し、および、
pは0または1である)。
式Iの化合物は、
、RおよびRが、独立して水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルから選択され、
が、C〜Cシクロアルキル、ハロゲンもしくはC〜Cシクロアルキルにより置換されたC〜Cアルキル、またはNRであり、
が水素、ハロゲン、CN、NR、ハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和C〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
が水素、ハロゲン、CN、NR、OR、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
各Rが、独立して、ハロゲン、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC−Cアルキルから選択され、
各Rが、独立して、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
が、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC−Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
が、ハロゲン、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、アルキルまたはアルコキシは任意で、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
およびRがそれぞれ、独立して、C〜Cアルキルおよびフェニルから選択され、
およびRがそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
が水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
およびRがそれぞれ、独立して、C〜Cアルキルであり、
が、C〜Cアルキルであり、
およびRが独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、または、
およびRが、それらが結合されている窒素と共に、4〜6員複素環を形成し、および、
pが1である、化合物を含む。
本発明の1つの実施形態は、式Iの化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、および薬学的に許容される塩を提供する:
Figure 2011513330
(式中、
およびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、
は水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、
は、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、
は水素、ハロゲン、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
は水素、ハロゲン、CN、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でORにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
各Rは、独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、
各Rは、独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
は、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
は、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C−Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
およびRは、独立して、水素、C〜Cアルキルおよびフェニルから選択され、
およびRはそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
は水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
mは0、1、2、または3であり、および
pは0または1である)。
式Iの化合物は、
、RおよびRが、独立して水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルから選択され、
が、C〜Cシクロアルキル、または、OH、ハロゲンもしくはC〜Cシクロアルキルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
が水素、ハロゲン、CN、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
が水素、ハロゲン、CN、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
各Rが、独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、
各Rが、独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
が、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
が、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
およびRが、独立して、水素、C〜Cアルキルおよびフェニルから選択され、
およびRがそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
が水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、および
pが0または1である、化合物を含む。
ある実施形態では、RおよびRは独立して、水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルまたはC〜Cアルコキシから選択される。
ある実施形態では、R、RおよびRは独立して、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルから選択される。
ある実施形態では、R、RおよびRは独立して、水素、F、Clまたはメチルから選択される。
ある実施形態では、Rは、水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルまたはC〜Cアルコキシである。
ある実施形態では、Rは、水素である。
ある実施形態では、Rは、ハロゲンである。ある実施形態では、Rは、FまたはClである。
ある実施形態では、Rは、C〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、メチルである。
ある実施形態では、Rは、水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルまたはC〜Cアルコキシである。
ある実施形態では、Rは、水素である。
ある実施形態では、Rは、ハロゲンである。ある実施形態では、Rは、FまたはClである。
ある実施形態では、Rは、C〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、メチルである。
式Iのある実施形態では、RはClである。
式Iのある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、Rは、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは、水素である。
ある実施形態では、Rは、ハロゲンである。ある実施形態では、Rは、FまたはClである。
ある実施形態では、RおよびRはFであり、Rは水素である。
ある実施形態では、RはFであり、RはClであり、Rは水素である。
ある実施形態では、RはClであり、RはFであり、Rは水素である。
ある実施形態では、RはFであり、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、RおよびRは水素であり、RはFである。
ある実施形態では、RおよびRはFであり、Rは水素である。
ある実施形態では、RはClであり、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、R、RおよびRはFである。
ある実施形態では、RはFであり、Rはメチルであり、Rは水素である。
ある実施形態では、Rはメチルであり、RはFであり、Rは水素である。
ある実施形態では、RはFであり、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、RはClであり、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、RはFであり、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、式Iの残基:
Figure 2011513330
(式中、波線は式Iにおける残基の結合点を示す)
は、下記から選択される:
Figure 2011513330
Figure 2011513330
ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、またはNRであり、ここで、シクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルおよびヘテロアリールは、任意で、OR、ハロゲン、フェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換される。
ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキル、任意でハロゲンもしくはC〜Cシクロアルキルにより置換されたC〜Cアルキル、またはNRである。ある実施形態では、RおよびRは独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択される。
ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、任意で、OR、ハロゲンまたはC〜Cシクロアルキルにより置換される。
ある実施形態では、Rはシクロプロピル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、−CHCl、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、フェニルメチル、シクロプロピルメチル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル、1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル、フラン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、チオフェン−2−イル、−NHCHCH、−NHCHCHCH、−N(CH)CHCH、−N(CH、またはピロリジンである。
ある実施形態では、Rはシクロプロピル、プロピル、ブチル、イソブチル、−CHCl、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、シクロプロピルメチル、−NHCHCHCH、−N(CH)CHCH、−N(CH、またはピロリジンである。
ある実施形態では、Rはシクロプロピル、プロピル、ブチル、イソブチル、−CHCl、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、シクロプロピルメチルまたは−NHCHCHCHである。
ある実施形態では、Rはプロピル、ブチル、イソブチル、−CHCHCHF、−CHCHCFまたはシクロプロピルメチルである。
ある実施形態では、Rは任意でOH、ハロゲンまたはC〜Cシクロアルキルにより置換されたC〜CシクロアルキルまたはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはシクロプロピルまたはシクロブチルである。
ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはシクロプロピルである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはエチル、プロピル、ブチルまたはイソブチルである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはプロピル、ブチルまたはイソブチルである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、−CF、−CHCl、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、−CFCFまたは−CFCFCFである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、−CF、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、−CFCFまたは−CFCFCFである。ある実施形態では、Rは、−CHCHCHFまたは−CHCHCFである。
ある実施形態では、Rは任意でOH、ハロゲンまたはC〜Cシクロアルキルにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、シクロプロピルメチル(−CH−シクロプロピル)またはシクロブチルメチル(−CH−シクロブチル)である。ある実施形態では、Rは、シクロプロピルメチル(−CH−シクロプロピル)である。
ある実施形態では、Rは任意でフェニルにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはフェニルメチルである。
ある実施形態では、Rは任意でOR、ハロゲン、C〜Cシクロアルキル、または、任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは、任意でハロゲンにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは、任意で、任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは、任意で、ハロゲンおよび任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rはフェニルである。ある実施形態では、Rはフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニルまたは4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニルである。
ある実施形態では、Rは任意で、OR、ハロゲン、C〜Cシクロアルキルまたは任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは酸素、窒素および硫黄からなる群より選択された1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールはイミダゾリル、フラニル、ピリジニルまたはチオフェニルである。ある実施形態では、Rは1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル、フラン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはチオフェン−2−イルである。
ある実施形態では、RはNRである。ある実施形態では、RおよびRは、独立して水素およびC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rは水素である。ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはエチルまたはプロピルである。ある実施形態では、Rは、−NHCHCH、−NHCHCHCH、−N(CH)CHCHおよび−N(CHからなる群より選択される。
ある実施形態では、RおよびRはそれらが結合されている窒素と共に4〜6員複素環を形成する。ある実施形態では、RおよびRはそれらが結合されている窒素と共に4〜6員複素環を形成し、ここで、該複素環は1つの窒素ヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rはピロリジンである。
ある実施形態では、Rはプロピル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHFおよびフェニルから選択される。他の実施形態では、Rはプロピル、シクロプロピルメチルおよび−CHCHCHFから選択される。
式Iのある実施形態では、RおよびRはFであり、Rは水素であり、Rはプロピルであり、そのため、化合物は式Iaの構造を有する:
Figure 2011513330
式Iのある実施形態では、RはClであり、RはFであり、Rは水素であり、およびRはプロピルであり、そのため、化合物は式Ia1の構造を有する:
Figure 2011513330
式Iのある実施形態では、RはFであり、RはClであり、Rは水素であり、およびRはプロピルであり、そのため、化合物は式Ia2の構造を有する:
Figure 2011513330
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、NR、OR、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でORにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。
ある実施形態では、Rは水素、CN、NR、OR、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。
ある実施形態では、Rは水素、CN、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でORにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。
ある実施形態では、RはCN、NR、OR、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。
ある実施形態では、RはCN、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でORにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。
ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRおよび5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。
ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしく5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。
ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、OH、−OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。
ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、OH、−OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。
ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、OH、−OCH、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。
ある実施形態では、Rは水素、C〜Cアルキルまたはフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、C〜Cアルキルまたはフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、NR、OR、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、CN、NR、OR、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、CN、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、RはCN、NR、OR、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、RはCN、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。
ある実施形態では、Rは水素、Cl、Br、F、I、CN、ジメチルアミノ、エトキシ、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンテニル、モルホリノ、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−(モルホリノメチル)フェニル、ピリジン−3−イル、フラン−3−イル、チオフェニ−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル、−CH=CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHOCH、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCH、CF、イソブチル、−C(=O)−シクロブチルまたは−C(=O)−シクロペンチルである。
ある実施形態では、Rは水素、Cl、Br、I、CN、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンテニル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−(モルホリノメチル)フェニル、ピリジン−3−イル、フラン−3−イル、チオフェニ−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル、−CH=CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHOCH、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCHまたはCFである。
ある実施形態では、Rは水素、Cl、Br、I、CN、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンテニル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−(モルホリノメチル)フェニル、ピリジン−3−イル、フラン−3−イル、チオフェニ−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル、−CH=CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHOCH、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCHまたはCFである。
ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、Rはハロゲンである。ある実施形態では、RはCl、Br、FまたはIである。
ある実施形態では、Rはハロゲンである。ある実施形態では、RはCl、BrまたはIである。
ある実施形態では、RはCNである。
ある実施形態では、RはNRである。ある実施形態では、RおよびRは独立して水素およびC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rはジメチルアミノである。
ある実施形態では、RはORである。ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはエトキシである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rは飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシルおよびシクロヘキセニルから選択される。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rは飽和C〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはシクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチルまたはシクロプロピルである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはシクロペンテニルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは窒素および酸素から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは窒素および酸素から選択される2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはモルホリノである。ある実施形態では、Rはモルホリノである。
ある実施形態では、Rは飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは1,3−ジオキソランである。ある実施形態では、mは0、1、2、または3である。ある実施形態では、mは1である。ある実施形態では、Rは(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシである。
ある実施形態では、Rはフェニルである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたフェニルである。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rは任意で5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rはフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニルまたは3−(モルホリノメチル)フェニルである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは1つまたは2つのR基により置換されたフェニルである。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、RはFまたはClである。ある実施形態では、Rは−OCHまたは−OCH(CHである。ある実施形態では、Rはメチルまたはイソプロピルである。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rは任意で5〜6員ヘテロシクリルより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rは2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニルまたは3−(モルホリノメチル)フェニルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは窒素、酸素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールはフラン、チオフェン、チアゾール、ピラゾールおよびピリジンから選択される。ある実施形態では、Rはフラン−3−イル、チオフェニル−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イルまたはピリジン−3−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rはピリジニルである。ある実施形態では、Rはピリジン−3−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でメチルにより置換された5員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でベンジルにより置換された5員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rはフラニル、チオフェニル、チアゾリルおよびピラゾリルから選択される5員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rはフラン−3−イル、チオフェニ−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イルまたは1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニルである。ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニルである。ある実施形態では、RはC〜Cアルケニルである。ある実施形態では、Rは−CH=CH(ビニル)である。
ある実施形態では、Rは任意でORにより置換されたC〜Cアルケニルである。ある実施形態では、RはC〜Cアルケニルである。ある実施形態では、Rは−CH=CH(ビニル)である。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rは任意でORにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rはハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは水素またはメチルである。ある実施形態では、Rは−C≡CCHOHまたは−C≡CCHOCHである。
ある実施形態では、Rは任意でORにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは水素またはメチルである。ある実施形態では、RはC≡CCHOHまたはC≡CCHOCHである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、Rは任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはピペルジニルである。ある実施形態では、Rはメチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCH、CF、イソブチリル(−C(=O)CH(CH)、−C(=O)−シクロブチルまたは−C(=O)−シクロペンチルである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、Rはメチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCHまたはCFである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、ハロゲン、OH、OCH、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、Rはメチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−CH(OH)−4−クロロフェニルまたはCFである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはメチル、エチルまたはtert−ブチルである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはメチル、エチルまたはtert−ブチルである。
ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、OH、OCH、C〜Cシクロアルキル、オキソまたは任意でハロゲンにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、シクロプロピルメチル、−C(=O)CHまたはイソブチリルである。
ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、OHまたはOCHである。ある実施形態では、Rは−CHCHCHOCHまたは−CHCHCHOHである。
ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、任意でハロゲンにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは、Clにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは−CH−4−クロロフェニルである。
ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、C〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはクロロプロピルメチルである。
ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはオキソである。ある実施形態では、Rは−C(=O)CHまたはイソブチリルである。
ある実施形態では、Rは1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはオキソである。ある実施形態では、Rは−C(=O)CHである。
ある実施形態では、Rは1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、オキソ、−NR、OH、OCH、C〜Cシクロアルキル、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、RおよびRはそれぞれ、独立して、H、C−Cアルキルおよびフェニルから選択される。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCH、−C(=O)−シクロプロピル、−C(=O)−シクロブチルまたは−C(=O)−シクロペンチルである。
ある実施形態では、Rは1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、オキソまたは−NRから選択される。ある実施形態では、RおよびRは独立して、H、C〜Cアルキルまたはフェニルから選択される。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)または−C(=O)N(CHである。
ある実施形態では、Rは1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、OHまたは任意でハロゲンにより置換されたフェニルから選択される。ある実施形態では、RはClにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−CH(OH)−4−クロロフェニルである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは、オキソおよび任意でハロゲンにより置換されたフェニルから選択される。ある実施形態では、Rは4−クロロフェニルまたは3,4−ジクロロフェニルである。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)−4−クロロフェニルまたは−C(=O)−3,4−ジクロロフェニルである。
ある実施形態では、Rは任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは、オキソおよび任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、Rは任意でハロゲンにより置換されたピペリジニルである。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)CH−ピペルジン−1−イルまたは−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イルである。
ある実施形態では、Rは1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、オキソまたはOCHから選択される。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)OCHである。
ある実施形態では、Rは1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rは独立して、オキソおよびC〜Cシクロアルキルから選択される。ある実施形態では、各Rは独立して、オキソおよびC〜Cシクロアルキルから選択され、該シクロアルキルはシクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルから選択される。ある実施形態では、Rは2つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)−シクロプロピル、−C(=O)−シクロブチルまたは−C(=O)−シクロペンチルである。
ある実施形態では、Rは少なくとも1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはオキソにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは−C(=O)(C〜Cアルキル)であり、該アルキルは任意で1つまたは2つのRb1基により置換され、ここで、Rb1は独立して、ハロゲン、OH、−OCH、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、Rは、−C(=O)CH、イソブチリル、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCH、−C(=O)−シクロブチルまたは−C(=O)−シクロペンチルである。
ある実施形態では、Rは少なくとも1つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはオキソにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、任意で1つまたは2つのRb1基により置換された−C(=O)C〜Cアルキルであり、ここで、Rb1は独立して、ハロゲン、OH、OCH、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される。ある実施形態では、Rは、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イルまたは−C(=O)OCHである。
ある実施形態では、Rは1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、各Rはハロゲンである。ある実施形態では、Rは3つのR基により置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、RはFである。ある実施形態では、RはCFである。
ある実施形態では、Rは、任意で1〜3のFにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよび−NRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよび任意でハロゲンにより置換されたフェニルにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよびOCHにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHおよび任意でハロゲンにより置換されたフェニルにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよび任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキル、または任意で−OCHまたはOHにより置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、NR、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、CN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、RはCN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、RはCN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、pは0または1である。
ある実施形態では、Rは、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和C〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、ハロゲン、CN、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、CN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和C〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、CN、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、RはCN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和C〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、RはCN、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、Br、I、CN、ジメチルアミノ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−CHOH、−CHOCH、−CHCHCHOH、−CHCHCHN(CH、−CHN(CH、−CH(OH)CH、−C(=O)CH、−C≡CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHN(CH、シクロプロピル、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル、1−メチルピペリジン−4−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−アミノピリジン−3−イル、6−(2−モルホリノエチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、6−モルホリノピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、1H−インドール−5−イル、1−メチル−1H−インドール−5−イル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(OCHCHOCHCH)フェニル、3−(OCHCH(OH)CHOH)フェニル、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル、3−(OCHCHN(CH)フェニル、 4−(OCHCHN(CH)フェニル、4−モルホリノフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、4−アセチルフェニル、ビフェニル−4−イル、4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル、または4−(ジメチルアミノ)フェニルである。
ある実施形態では、Rは水素、I、CN、メチル、−CHCHCHOH、−CHCHCHN(CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHN(CH、シクロプロピル、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−アミノピリジン−3−イル、6−(2−モルホリノエチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、1H−インドール−5−イル、1−メチル−1H−インドール−5−イル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(OCHCHOCHCH)フェニル、3−(OCHCH(OH)CHOH)フェニル、3−(OCHCHN(CH)フェニル、4−(OCHCHN(CH)フェニル、4−モルホリノフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−シアノフェニル、4−アセチルフェニル、ビフェニル−4−イルまたは4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルである。
ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、Rはハロゲンである。ある実施形態では、RはF、Cl、BrおよびIから選択される。ある実施形態では、Rはハロゲンである。ある実施形態では、RはBrおよびIから選択される。
ある実施形態では、Rはハロゲンである。ある実施形態では、RはIである。
ある実施形態では、RはCNである。
ある実施形態では、RはNRである。ある実施形態では、RおよびRはそれぞれ、独立して水素およびC−Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rはジメチルアミノである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、RおよびRはそれぞれ、独立して水素およびC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、RおよびRは水素またはメチルである。ある実施形態では、Rはメチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−CHOH、−CHOCH、−CHCHCHOH、−CHCHCHN(CH、−CHN(CH、−CH(OH)CH、または−C(=O)CHである。
ある実施形態では、Rは任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、RおよびRは独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、RおよびRはメチルである。ある実施形態では、Rはメチル、−CHCHCHOHまたは−CHCHCHN(CHである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニルである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rは任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rは任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、RおよびRはそれぞれ独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rは、−C≡CH、−C≡CCHOHまたは−C≡CCHN(CHである。
ある実施形態では、Rは任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、Rは任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである。ある実施形態では、RおよびRは独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rは任意でOHもしくはNRにより置換されたCアルキニルである。ある実施形態では、Rは、−C≡CCHOHまたは−C≡CCHN(CHである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンまたはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲンまたはC〜Cアルキルにより置換された飽和C〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rは飽和C〜Cシクロアルキルである。ある実施形態では、Rはシクロプロピルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは窒素ヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはテトラヒドロピリジンおよびピペリジンから選択される。ある実施形態では、Rは1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イルまたは1−メチルピペリジン−4−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは1,2,3,6−テトラヒドロピリジニルである。ある実施形態では、Rは1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和4〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは1つの窒素ヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和4〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはピペリジンである。ある実施形態では、Rは1−メチルピペリジン−4−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは1つまたは2つの窒素ヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールはピリジニル、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される。ある実施形態では、Rは1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−アミノピリジン−3−イル、6−(2−モルホリノエチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルまたは6−モルホリノピリジン−3−イルから選択される。
ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールはイミダゾリル、ピリジニルおよびピラゾリルから選択される。ある実施形態では、Rは、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、pは0または1である。ある実施形態では、Rは独立して水素およびC〜Cアルキルから選択される。ある実施形態では、Rは水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは水素またはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはピペラジニルである。ある実施形態では、pは0または1である。ある実施形態では、Rは1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−アミノピリジン−3−イル、6−(2−モルホリノエチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1H−ピラゾール−4−イルまたは1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルから選択される。
ある実施形態では、Rはピリジル、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは任意で−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される。
ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でRにより置換されたイミダゾリルまたはピラゾリルである。ある実施形態では、RはC−Cアルキルである。ある実施形態では、Rはメチルである。ある実施形態では、Rは1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルまたは1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルである。
ある実施形態では、Rは6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rはピリジニルである。ある実施形態では、Rはピリジン−2−イルまたはピリジン−3−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でRにより置換された6員ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルである。ある実施形態では、pは0または1である。ある実施形態では、Rは−NRである。ある実施形態では、RおよびRはメチルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換されたピペラジニルである。ある実施形態では、Rは任意でRにより置換されたピリジニルである。ある実施形態では、Rは6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イルまたは6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは9〜10員二環ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは9〜10員二環ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは1つの酸素へテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは9〜10員二環ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはジヒドロベンゾフランである。ある実施形態では、Rは2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは9〜10員二環ヘテロシクリルである。ある実施形態では、Rは9〜10員二環ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラニル、1,3−ジヒドロベンゾ[c]チオフェニル、1,3−ジヒドロベンゾ[c]チオフェニル、インドリニルおよびイソインドリニルから選択され、該ヘテロシクリルは任意でC〜Cアルキルにより置換される。ある実施形態では、Rは9員二環ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは2,3−ジヒドロベンゾフランである。ある実施形態では、Rは2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは1つの窒素へテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールはインドールである。ある実施形態では、Rは1H−インドール−5−イルまたは1−メチル−1H−インドール−5−イルである。
ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールである。ある実施形態では、Rはインドリル、ベンゾフラニルおよびベンゾ[b]チオフェニルから選択される9〜10員二環ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは任意でC〜Cアルキルにより置換される。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールはインドリルである。ある実施形態では、Rは任意でC〜Cアルキルにより置換されたインドリルである。ある実施形態では、Rは任意でメチルにより置換されたインドリルである。ある実施形態では、Rは1H−インドール−5−イルまたは1−メチル−1H−インドール−5−イルである。
ある実施形態では、Rはフェニルである。
ある実施形態では、Rは任意でRにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される。ある実施形態では、RはFまたはClである。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは酸素および窒素から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rは−O(C〜Cアルキル)であり、該アルコキシは任意でOH、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される。ある実施形態では、Rは−O(C〜Cアルキル)であり、該アルコキシは任意で、任意でC−Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは−O(C〜Cアルキル)であり、該アルコキシは任意で、任意でC−Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、該ヘテロシクリルは2つの酸素ヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは−O(C〜Cアルキル)であり、該アルコキシは任意で、任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、該ヘテロシクリルは1,3−ジオキソランである。ある実施形態では、RおよびRはメチルである。ある実施形態では、Rは、−OCHCHOCHCH、−OCHCH(OH)CHOH、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−yl)メトキシまたは−OCHCHN(CHである。ある実施形態では、Rは、オキソおよび任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、オキソおよび任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルは酸素、窒素および硫黄から選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは、オキソおよび任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルは2つの窒素ヘテロ原子を含む。ある実施形態では、Rは、オキソおよび任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルはピペラジニルである。ある実施形態では、Rは、−C(=O)−4−メチルピペラジニルである。ある実施形態では、Rは、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(OCHCHOCHCH)フェニル、3−(OCHCH(OH)CHOH)フェニル、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル、3−(OCHCHN(CH)フェニル、4−(OCHCHN(CH)フェニル、4−モルホリノフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−シアノフェニル、4−アセチルフェニル、ビフェニル−4−イル、4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルまたは4−(ジメチルアミノ)フェニルである。
ある実施形態では、Rは任意でRにより置換されたフェニルである。ある実施形態では、Rは、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される。ある実施形態では、RはFまたはClである。ある実施形態では、Rは5〜6員ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルはモルホリニルである。ある実施形態では、Rは−O(C〜Cアルキル)であり、該アルキルは任意でOH、−O(C〜Cアルキル)またはNRにより置換される。ある実施形態では、Rは、−OCHCHOCHCHまたは−OCHCH(OH)CHOHである。ある実施形態では、RおよびRはメチルである。ある実施形態では、Rは、−OCHCHN(CHである。ある実施形態では、Rは、オキソおよび任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、オキソおよび任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、該ヘテロシクリルはピペラジニルである。ある実施形態では、Rは、−C(=O)−4−メチルピペラジニルである。ある実施形態では、Rは、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(OCHCHOCHCH)フェニル、3−(OCHCH(OH)CHOH)フェニル、3−(OCHCHN(CH)フェニル、4−(OCHCHN(CH)フェニル、4−モルホリノフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−シアノフェニル、4−アセチルフェニル、ビフェニル−4−イルまたは4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルである。
ある実施形態では、Rは任意でハロゲン、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルにより置換されたフェニルであり、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される。
式Iのある実施形態では、Rは水素であり、そのため、化合物は式Ibの構造を有する:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)。
本発明の他の実施形態では、RおよびRはFであり、Rは水素であり、およびRはプロピルであり、そのため、化合物は式Ib1の構造を有する:
Figure 2011513330
(式中、Rは本明細書で規定した通りである)。
式Iのある実施形態では、Rは水素であり、そのため、化合物は式Icの構造を有する:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)。
本発明の他の実施形態では、RおよびRはFであり、Rは水素であり、およびRはプロピルであり、そのため、化合物は式Ic1の構造を有する:
Figure 2011513330
(式中、Rは本明細書で規定した通りである)。
本発明のある化合物は不斉中心またはキラル中心を含み、そのため異なる立体異性型で存在し得ることは認識されるであろう。ジアステレオマー、鏡像異性体およびアトロプ異性体、ならびにそれらに混合物、例えばラセミ混合物を含むがそれらに限定されない、本発明の化合物の立体異性体は全て、本発明の一部を形成することが意図される。
本明細書で示した構造において、いずれの特定のキラル原子の構造化学も明記されていない場合、全ての立体異性体が本発明の化合物として企図され、含まれる。立体化学が、特別な配置を示す実線のくさびまたは点線により明記されている場合、その立体異性体はそのように特定され、規定される。
式Iの化合物は互変異性型を含むことも認識されるであろう。互変異性体は互変異性化により相互転換される化合物である。これは普通、水素原子またはプロトンの移動、それに伴う単結合および隣接二重結合の切り換えにより起こる。例えば、1H−ピロロ(2,3−b)ピリジンは7−アザインドールの互変異性型の1つである。7−アザインドールの別の互変異性型は7H−ピロロ(2,3−b)ピリジンである。式Iの他の互変異性体はまた、置換によって、スルホンアミドまたはR/R位を含むがそれらに限定されない他の位置で形成し得る。式Iの化合物は全ての互変異性型を含むように意図される。
式Iの化合物は、式IIとして示される、7H−ピロロ(2,3−b)ピリジン互変異性体を含む:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)。
本発明の別の実施形態では、式IIIの中間体が提供される:
Figure 2011513330
(式中、R20は水素、C−Cアルキル、ベンジルまたはフェニルであり、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)。
本発明の別の実施形態では、式IVの中間体が提供される:
Figure 2011513330
(式中、Rは水素およびC〜Cアルキルから選択される)。ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。式IVの化合物は3−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンおよび3−エトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを含む。
式Iのある化合物は、式Iの他の化合物のための中間体として使用し得ることも認識されるであろう。
さらに、本発明の化合物は非溶媒和形態、ならびに薬学的に許容される溶媒、例えば、水、エタノールなどによる溶媒和形態で存在し得ることは認識されるであろう。本発明は溶媒和形態および非溶媒和形態の両方を含むことが意図される。
本出願において使用されるように「プロドラッグ」という用語は、親化合物または薬物に比べより活性が低い、または不活性であり、インビボで代謝されより活性な親形態となり得る本発明の前駆体または誘導体を示す。例えば、Wilman, “Prodrugs in Cancer Chemotherapy” Biochemical Society Transactions, 14, pp. 375−382, 615th Meeting Belfast (1986) and Stella et al., “Prodrugs: A Chemical Approach to Targeted Drug Delivery,” Directed Drug Delivery, Borchardt et al., (ed.), pp. 247−267, Humana Press (1985)を参照されたい。本発明のプロドラッグとしては、より活性な細胞毒性のない薬物に変換され得る、ホスフェート含有プロドラッグ、チオホスフェート含有プロドラッグ、スルフェート含有プロドラッグ、ペプチド含有プロドラッグ、D−アミノ酸修飾プロドラッグ、グリコシル化プロドラッグ、β−ラクタム含有プロドラッグ、任意で置換されたフェノキシアセトアミド含有プロドラッグ、任意で置換されたフェニルアセトアミド含有プロドラッグ、5−フルオロシトシンおよび他の5−フルオロウリジンプロドラッグが挙げられるが、それらに限定されない。
式Iの化合物のプロドラッグは実施例Aで記載したアッセイにおいて式Iの化合物ほど活性でない可能性がある。しかしながら、プロドラッグはインビボで式Iの化合物のより活性な代謝産物に変換され得る。
化合物の合成
本発明の化合物は、特に本明細書に含まれる説明を考慮すると、化学技術分野において周知の過程と類似する過程を含む合成経路により合成し得る。開始材料は一般に、Sigma−Aldrich (St. Louis, MO)、Alfa Aesar (Ward Hill, MA)、またはTCI (Portland, OR)などの商業的供給源から入手可能であり、または当業者に周知の方法を用いて容易に調製される(例えば、Louis F. Fieser and Mary Fieser, Reagents for Organic Synthesis. v. 1−23, New York: Wiley 1967−2006 ed.(Wiley InterScience(登録商標)ウエブサイトを介しても入手可能)または補遺を含むBeilsteins Handbuch der organischen Chemie, 4, Aufl. ed. Springer−Verlag, Berlin(Beilsteinオンラインデータベースを介しても入手可能)において一般に記載されている方法により調製される)。
説明のため、スキーム1〜16は本発明の化合物、ならびに主要な中間体を調製するための一般的方法を示す。個々の反応工程のより詳細な説明のために、下記実施例部分を参照されたい。当業者であれば、本発明の化合物を合成するために他の合成経路を使用し得ることを認識するであろう。特定の開始材料および試薬をスキームで示し、下記で記載しているが、様々な誘導体および/または反応条件を提供するために、他の開始材料および試薬を容易に置き換えることができる。さらに、下記で記載した方法により調製した化合物の多くは、本開示を考慮すると、当業者に周知の従来の化学を使用してさらに修飾することができる。
Figure 2011513330
スキーム1は、化合物4(式中、Xはハロゲンであり、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。ピロロピリジン1をカップリング剤(例えば、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート、「HBTU」)の存在下、化合物2とカップリングさせ、化合物3を提供することができる。化合物3を、例えば、n−クロロスクシンイミド(「NCS」)または臭素によりハロゲン化させると、化合物4が得られる。
Figure 2011513330
スキーム2は、化合物2(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。安息香酸5を、硝酸の存在下でニトロ化させ、続くアニリン6への還元は多くの様式で、例えば、SnCl二水和物により、Zn/酸により、または水素化により達成し得る。置換塩化スルホニル(例えば、塩化プロピルスルホニル)による、塩基性水溶液条件下(例えば、NaCO)でのアニリン6のスルホニル化により化合物2が得られる。
Figure 2011513330
スキーム3は、化合物3(式Iのサブセット、式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための別の方法を示す。ピロロピリジン1をビス−スルホニル化安息香酸7とカップリングさせ、化合物8を提供し得る。NaOH水溶液による塩基性加水分解により化合物3が得られる。
Figure 2011513330
スキーム4は、化合物7(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。アニリン6を有機溶媒、例えば、ジクロロメタン(「DCM」)中、塩基、例えばトリエチルアミンの存在下でスルホニル化させると、化合物7が得られる。
Figure 2011513330
スキーム5は、化合物3(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための別の方法を示す。ピロロピリジン1を、トリメチルアルミニウムの存在下、ビススルホニル化安息香酸エステル9とカップリングさせ、化合物8を提供し得る。NaOH水溶液による塩基性加水分解により化合物3が得られる。
Figure 2011513330
スキーム6は、化合物2および9(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。安息香酸5を硝酸の存在下でニトロ化させ、続く化合物10へのエステル化は、多くの様式で、例えば、MeOHに溶解したトリメチルシリルジアゾメタンを用いた処理により、またはFischerエステル化条件を介して、例えば、MeOHに溶解した塩化トリメチルシリル(「TMSCl」)を用いた処理により達成し得る。ニトロ基の還元および標準条件下でのスルホニル化により、化合物9が得られる。NaOH水溶液による塩基性加水分解により化合物2への別の合成が得られる。
Figure 2011513330
スキーム7は、化合物15(式Iのサブセット、式中、R16は置換アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を提供するためにR16基を導入するための方法を示す。ピロロピリジン12(式中、Xはハロゲンである)は例えば、アセトニトリルまたはジメチルホルムアミド(「DMF」)などの溶媒中、KCOまたはNaHなどの塩基の存在下、塩化トシルを使用して保護し得る。例えば、硝酸テトラブチルアンモニウムによるニトロ化後、標準条件下でニトロ基を還元すると、化合物13(式中、PGはアミン保護基、例えばトシル基である)が得られる。アニリン13および安息香酸2を標準条件下でニトロ化させ、アミド14を提供する。化合物14との交差カップリング反応、例えば、Suzuki、StilleまたはNegishi反応を、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどの触媒の存在下で使用して、様々なアルキル、アリールおよびヘテロアリール基を式IのR位で導入することができる。塩基性条件下で、例えば、KCOを用いて、適当な温度、例えば0℃で、還流させて保護基を除去すると化合物15が得られる。
さらに、スキーム7では、R16はCNであり得る。
Figure 2011513330
スキーム8は、化合物19および20(どちらも式Iのサブセット、式中、Xはハロゲンであり、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための方法を示す。化合物16(式中、PGは保護基(好ましくは、−SOPh)であり、Xはハロゲン(好ましくはヨウ素)である)の調製は、文献に記載されているように実施することができる(Benoit, Joseph et al., “Synthesis of Pyrido[2,3−b]indole Derivatives via Diels−Alder Reactions of 2− and 3− Vinylpyrrolo[2,3−b]pyridines.” Tetrahedron 56(20), pp. 3189−3196 (2000))。化合物16はニトロ化(好ましくは、硝酸テトラブチルアンモニウム/無水トリフルオロ酢酸)により5−アミノ基を導入し官能化させることができ、続いて還元により(好ましくはSnClまたはPd/C上Hのいずれかを使用)、化合物17が得られる。アリールアミン2との標準アミドカップリング(好ましくは、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(「EDCI」)/1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(「HOBt」)を使用)により化合物18が得られる。R基導入は、Pd−触媒カップリング反応(Sonogashiraカップリング、Suzukiカップリングなど)により達成することができ、保護基を除去すると化合物19が得られる。所望であれば、化合物19のハロゲン化は標準ハロゲン化(N−ブロモスクシンイミド(「NBS」)またはNCS)条件下で実施することができる。
Figure 2011513330
スキーム9は、化合物19(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための別の方法を示す。化合物21から開始して、Sonogashiraカップリング反応を使用してアルキン22を生成させる。様々な条件(例えば、KOt−BuまたはCuI/N−メチルピロリドン(「NMP」))下でのピリジン22の環化により、ピロロピリジン化合物23が得られる。ニトロ基の還元(SnClまたは水素化)により化合物24が得られ、標準条件下でのアミドカップリング後、化合物19が得られる。
Figure 2011513330
スキーム10は、化合物26(式Iのサブセット、式中、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。化合物14(式中、XはBrまたはIであり、Arはアリールである)は、アルコール溶媒、例えばメタノールで、1気圧(または数気圧)の一酸化炭素下、適当なパラジウム触媒(例えば、PdCl(PPh)で処理することができ、化合物25が得られる。次に、アミド形成を化合物25をアミンに、トリエチルアルミニウムの存在下で供することにより実施し、続いて塩基性加水分解により化合物26が得られる。
Figure 2011513330
スキーム11は、化合物28(式Iのサブセット、式中、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。化合物3は溶媒または溶媒混合物、例えば、DCM and CHNO中ルイス酸、例えば、AlClおよび酸塩化物で処理することができ、ケトン27(式Iのサブセット)が生成する。式RNHのアミンによる求核置換は、適した溶媒、例えばEtOH中、化合物に対し実施することができ、化合物28が得られる。
Figure 2011513330
スキーム12は、化合物2(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。安息香酸29を、MeOHに溶解したトリメチルシリルジアゾメタンを用いた処理により、またはFischerエステル化条件、例えば、MeOHに溶解したTMSClを用いた処理を介してエステル化し、安息香酸メチル10とする。エステル10の還元は、標準条件下、例えばPd/CおよびHによる処理により、実施する。スルホンアミド30は、アニリン11を塩基、例えばピリジンの存在下、有機溶媒、例えばDCM中、塩化スルホニルを用いて処理することにより得られる。化合物30の加水分解は、塩基性条件、例えばLiOH水溶液下、テトラヒドロフラン(「THF」)および/またはMeOHなどの適当な溶媒系中で達成され、化合物2が提供される。
Figure 2011513330
スキーム13は、化合物35(式Iのサブセット、式中、R5aは任意でハロゲン、ORまたはNRにより置換されたC〜Cアルキルであり、R、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。N−スルホニル化ピロロピリジン31(式中、Arは例えば、フェニルまたは4−メチルフェニルである)を塩基、例えば、n−BuLiまたはリチウムジイソプロピルアミド(「LDA」)で脱プロトン化し、その後、求電子剤、例えば、R5aC(=O)−X(式中、Xはヨード、ブロモ、クロロ、OSO−R(式中、Rはメチル、トリフルオロメチル、フェニルまたはp−トルエンである))、もしく無水物、例えば、R5aC(O)−O−C(O)R5aまたは同様の求電子剤で処理する。次に、置換N−スルホニル化ピロロピリジン32をニトロ化剤、例えば硝酸テトラブチルアンモニウムで処理する。水および溶媒、例えばメタノールの存在下、無機塩基、例えば、炭酸カリウムの添加により、ニトロ中間体33の塩基加水分解を実施し、続いて、鉄もしくはパラジウム触媒水素化を用いた還元によりニトロ基を還元させると、アミン34を得る。酸2との標準アミド結合カップリングによりピロロピリジン35が得られる。
Figure 2011513330
スキーム14は、化合物37(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りであり、R5aは上記で規定される)を調製するための一般的方法を示す。化合物33(式中、Arは上記で規定される)のカルボニル官能基は、還元剤、例えば、NaBHを用いてアルコール官能基に変換させることができ、化合物33aが得られる。その後、化合物33aはさらに、スキーム13により反応させることができ、化合物37が得られる。
Figure 2011513330
スキーム15は、化合物42(式中、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)を調製するための一般的方法を示す。安息香酸5を、硝酸の存在下、添加物なしで、または別の酸、例えば、硫酸もしくはトリフルオロ酢酸の存在下でニトロ化させると、ニトロ化安息香酸29が得られる。化合物29は、活性化剤、例えばEDCIにより、添加物、例えばHOBtの存在下、適した溶媒、例えばDMFまたはDCM中、化合物38とカップリングさせることができ、化合物39が得られる。化合物39は、アニリン40に多くの様式で、例えば、SnCl二水和物、Zn/酸により、または水素化により還元することができる。アニリン40を塩化スルホニル41を用いて、塩基、例えばピリジンの存在下、有機溶媒、例えばDCM中で処理することによりスルホンアミド42が得られる。
Figure 2011513330
スキーム16は、化合物42a(式Iおよび化合物42のサブセット、式中、R、R、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定される)を調製するための一般的方法を示す。化合物43は、溶媒、例えば、DCM中、塩基、例えば、トリエチルアミン、および塩化スルファミル44を用いて処理することができ、スルファミド45が生成する。化合物45に対し、塩基、例えば水酸化ナトリウムにより、適した溶媒または溶媒混合物、例えば、THFおよびMeOH中、加水分解を実施することができ、酸46が得られる。カップリング剤、例えばEDCIを用いて、溶媒、例えばDMF中、46および38のアミド結合カップリングを実施することができ、化合物42aが得られる。
したがって、本発明の別の実施形態は、式I(またはそのサブセット、例えば、式15、式19、式20、式26、式27および式28)の化合物を調製するための、下記:
(a)式1の化合物:
Figure 2011513330
を、式2の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式Iの化合物(式中、RおよびRは水素である)を提供すること、
(b)式Iの化合物(式中、RおよびRは水素である)をハロゲン化し、式Iの別の化合物(式中、Rは水素であり、Rはハロゲンである)を提供すること、
(c)式1の化合物:
Figure 2011513330
を、式IIIの化合物:
Figure 2011513330
(式中、R20は水素、C〜Cアルキル、ベンジル、またはフェニルであり、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式8の化合物:
Figure 2011513330
を提供し、その後、加水分解させ、式Iの化合物(式中、RおよびRは水素である)を提供すること、
(d)式13の化合物:
Figure 2011513330
(式中、Xはハロゲンであり、PGはアミン保護基である)
を、式2の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式14の化合物:
Figure 2011513330
を提供し、その後、交差カップリング反応および脱保護により、式15の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R16は任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、C〜Cアルキル、または5もしくは6員ヘテロシクリルから選択され、各Rは独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、または任意でハロゲンにより置換された5もしくは6員ヘテロシクリルから選択され、RおよびRは独立して、水素、C〜Cアルキルまたはフェニルから選択される)
を提供すること、
(e)式17の化合物:
Figure 2011513330
(式中、Xはハロゲンであり、PGはアミン保護基である)
を、式2の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式18の化合物:
Figure 2011513330
を提供し、その後、R基を導入させ、脱保護し、19の化合物:
Figure 2011513330
(式中、Rは本明細書で規定した通りである)
を提供すること、
(f)式19の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
をハロゲン化し、式20の化合物:
Figure 2011513330
(式中、Xはハロゲンである)
を提供すること、
(g)式24の化合物:
Figure 2011513330
を、式2の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式19の化合物:
Figure 2011513330
を提供すること、
(h)化合物25:
Figure 2011513330
(式中、Arは5または6員アリールであり、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を、トリメチルアルミニウムの存在下、アミンに供し、化合物26:
Figure 2011513330
(式中、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を提供すること、
(i)化合物3:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を溶媒中、ルイス酸および酸塩化物で処理し、化合物27:
Figure 2011513330
を提供すること、または
(j)適した溶媒中、化合物27:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
に対し、求核置換を実施し、式28の化合物:
Figure 2011513330
(式中、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を提供すること。
本発明の別の実施形態は、下記工程を含む、式35または37の化合物(式Iのサブセット)を調製するための方法を提供する:
(a)式34の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R5aは任意でハロゲン、ORまたはNRにより置換されたC〜Cアルキルであり、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を、式2の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式35の化合物:
Figure 2011513330
を提供すること、
(b)式36の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R5aは任意でハロゲン、ORまたはNRにより置換されたC〜Cアルキルであり、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を式2の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
とカップリングさせ、式37の化合物:
Figure 2011513330
を提供すること、または
(c)式40の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を式41の塩化スルホニル:
Figure 2011513330
(式中、Rは本明細書で規定した通りである)
により、塩基の存在下、有機溶媒中で処理し、式42の化合物:
Figure 2011513330
を提供すること、または
(d)式46の化合物:
Figure 2011513330
(式中、R、R、R、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
を式38の化合物:
Figure 2011513330
(式中、RおよびRは本明細書で規定した通りである)
と、カップリング剤を用い、溶媒中でカップリングさせ、式42aの化合物:
Figure 2011513330
を提供すること、を含む方法を提供する。
式Iの化合物を調製する際には、中間体の遠隔官能基(例えば、第一級または第二級アミン、など)の保護が必要であり得る。そのような保護の必要性は、遠隔官能基の性質および調製方法の条件によって異なるであろう。適したアミノ保護基(NH−Pg)としては、アセチル、トリフルオロアセチル、t−ブトキシカルボニル(「Boc」)、ベンジルオキシカルボニル(「CBz」)および9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル(「Fmoc」)が挙げられる。そのような保護の必要性は当業者により容易に決定される。保護基およびそれらの使用の一般的な説明については、T. W. Greene, et al. Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis. New York: Wiley Interscience, 2006を参照されたい。
分離方法
反応生成物を互いに、および/または開始材料から分離することは好都合であり得る。各工程または一連の工程の所望の生成物は、当技術分野において一般的な技術により、所望の程度の均質性まで分離および/または精製(以下、分離)される。典型的には、そのような分離は、多相抽出、1つの溶媒もしくは溶媒混合物からの結晶化、蒸留、昇華またはクロマトグラフィーを含む。クロマトグラフィーは多数の方法を含むことができ、例えば、逆相および順相、サイズ排除、イオン交換、高圧、中圧および低圧液体クロマトグラフィ法および装置、小規模分析、模擬移動床(「SMB」)および分取薄層または厚層クロマトグラフィ―、ならびに小規模薄層およびフラッシュクロマトグラフィ技術が挙げられる。当業者であれば所望の分離を達成する可能性が最も高い技術を適用する。
ジアステレオマー混合物は、当業者に周知の方法により、例えばクロマトグラフィーおよび/または分別結晶により、それらの物理化学的な差異に基づき、それらの個々のジアステレオマーに分離することができる。鏡像異性体は、適当な光学的に活性な化合物(例えば、キラル補助剤、例えばキラルアルコールまたはモッシャー酸塩化物)との反応により鏡像異性混合物をジアステレオマー混合物に変換し、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純粋鏡像異性体に変換(例えば、加水分解)することにより分離することができる。鏡像異性体はまた、キラルHPLCカラムの使用により分離することができる。
実質的にその立体異性体を含まない単一の立体異性体、例えば、鏡像異性体は、光学的に活性な分割剤を使用するジアステレオマーの形成などの方法を使用する、ラセミ混合物の分割により得ることができる(Eliel, E. and Wilen, S. Stereochemistry of Organic Compounds. New York: John Wiley & Sons, Inc., 1994; Lochmuller, C. H., et al. “Chromatographic resolution of enantiomers: Selective review.” J. Chromatogr., 113(3)(1975): pp. 283−302)。本発明のキラル化合物のラセミ混合物は、適した方法、例えば、(1)キラル化合物によるイオン性ジアステレオマー塩の形成および分別結晶または他の方法による分離、(2)キラル誘導体化試薬によるジアステレオマー化合物の形成、ジアステレオマーの分離および純粋立体異性体への変換、ならびに(3)キラル条件下での実質的に純粋なまたは濃縮された立体異性体の分離により分離および単離することができる。Wainer, Irving W., Ed. Drug Stereochemistry: Analytical Methods and Pharmacology. New York: Marcel Dekker, Inc., 1993を参照されたい。
方法(1)の下では、ジアステレオマー塩は、鏡像異性的に純粋なキラル塩基、例えば、ブルシン、キニン、エフェドリン、ストリキニーネ、α−メチル−β−フェニルエチルアミン(アンフェタミン)などの、酸性官能基を有する不斉化合物、例えば、カルボン酸およびスルホン酸との反応により形成させることができる。ジアステレオマー塩は、分別結晶またはイオンクロマトグラフィーにより分離されるように誘導され得る。アミノ化合物の光学異性体の分離のために、キラルカルボン酸またはスルホン酸、例えば、カンファースルホン酸、酒石酸、マンデル酸または乳酸を添加すると、ジアステレオマー塩が得られる。
また、方法(2)により、分離する物質をキラル化合物の1つの鏡像異性体と反応させ、ジアステレオマー対を形成させる(Eliel, E. and Wilen, S. Stereochemistry of Organic Compounds. New York: John Wiley & Sons, Inc., 1994, p. 322)。ジアステレオマー化合物は、不斉化合物を鏡像異性的に純粋なキラル誘導体化試薬、例えばメチル誘導体と反応させることにより形成させることができ、その後、ジアステレオマーを分離し、加水分解し、純粋または濃縮鏡像異性体を得ることができる。光学純度を決定する方法は、ラセミ混合物の、塩基の存在下でキラルエステル、例えばメンチルエステル、例として、(−)クロロギ酸メンチル、またはモッシャーエステル、α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニルアセテート(Jacob III, Peyton. “Resolution of (±)−5−Bromonornicotine. Synthesis of (R)− and (S)−Nornicotine of High Enantiomeric Purity.” J. Org. Chem. Vol. 47, No. 21 (1982): pp. 4165−4167)を生成させる工程、および2つのアトロプ異性鏡像異性体またはジアステレオマーの存在に対するH NMRスペクトルを分析することを含む。アトロプ異性化合物の安定なジアステレオマーは、アトロプ異性ナフチル−イソキノリンの分離のための方法に従う順相および逆相クロマトグラフィーにより分離および単離することができる(WO96/15111)。
方法(3)により、2つの鏡像異性体のラセミ混合物は、キラル固定層を使用するクロマトグラフィーにより分離することができる(Lough, W.J., Ed. Chiral Liquid Chromatography. New York: Chapman and Hall, 1989; Okamoto, Yoshio, et al. “Optical resolution of dihydropyridine enantiomers by high−performance liquid chromatography using phenylcarbamates of polysaccharides as a chiral stationary phase.” J. of Chromatogr. Vol. 513 (1990): pp. 375−378)。濃縮または精製鏡像異性体は、不斉炭素原子を有する他のキラル分子を識別するために使用される方法、例えば旋光度または円二色性により識別することができる。
生物学的評価
B−Raf変異タンパク質447〜717(V600E)を、シャペロンタンパク質Cdc37と同時発現させ、Hsp90と複合体形成させた(Roe, S. Mark, et al. “The Mechanism of Hsp90 Regulation by the Protein Kinase−Specific Cochaperone p50cdc37.” Cell. Vol. 116 (2004): pp. 87−98; Stancato, LF, et al. “Raf exists in a native heterocomplex with Hsp90 and p50 that can be reconstituted in a cell free system.” J. Biol. Chem. 268(29) (1993): pp. 21711−21716)。
試料中のRafの活性の決定は、多くの直接的および間接的検出法により可能である(US 2004/0082014)。ヒト組換えB−Rafタンパク質の活性は、US 2004/0127496およびWO03/022840にしたがい、インビトロで、放射標識ホスフェートの、B−Rafの公知の生理学的基質である組換えMAPキナーゼ(MEK)への組み入れにより評価し得る。V600E全長B−Rafの活性/阻害は、[g−33P]ATPからFSBA−修飾野生型MEKへの放射標識ホスフェートの組み入れを測定することにより評価した(実施例Aを参照されたい)。
投与および医薬製剤
本発明の化合物は、治療すべき状態に適切な任意の好都合な経路により投与し得る。適した経路としては、経口、非経口(例えば、皮下、筋内、静脈内、動脈内、皮内、髄腔内および硬膜外)、経皮、直腸、経鼻、局所(例えば、頬側および舌下)、膣内、腹腔内、肺内および鼻内が挙げられる。
化合物は、任意の好都合な投与形態、例えば、錠剤、散剤、カプセル、溶液、分散物、懸濁液、シロップ、噴霧剤、坐薬、ゲル、乳剤、パッチなどで投与し得る。そのような組成物は、薬学的調製物中の従来の成分、例えば、希釈剤、担体、pH調節剤、甘味剤、増量剤、および他の活性剤を含み得る。非経口投与が望ましい場合、組成物は滅菌され、注射または注入に適した溶液または懸濁液の形態である。
典型的な製剤は、本発明の混合物と担体または賦形剤とを混合することにより調製される。適した担体および賦形剤は当業者に周知であり、例えば、Ansel, Howard C., et al., Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems. Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2004; Gennaro, Alfonso R., et al. Remington: The Science and Practice of Pharmacy. Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2000; and Rowe, Raymond C. Handbook of Pharmaceutical Excipients. Chicago, Pharmaceutical Press, 2005において詳細に記載されている。製剤はまた、1つ以上の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、潤滑剤、乳化剤、懸濁化剤、保存剤、酸化防止剤、不透明化剤、流動促進剤、加工助剤、着色剤、甘味剤、芳香剤、香味剤、希釈剤および薬物(すなわち、本発明の化合物またはその薬学的組成物)の美しい外観を提供し、または医薬製品(すなわち、薬剤)の製造を補助するための他の公知の添加物を含み得る。
本発明の1つの実施形態は、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物を含む。他の実施形態では、本発明は式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される担体または賦形剤と共に含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の実施形態は、過剰増殖疾患の治療において使用するための式Iの化合物を含む薬学的組成物を提供する。
本発明の別の実施形態は、癌治療おいて使用するための式Iの化合物を含む薬学的組成物を提供する。
発明の化合物を用いた治療方法
本発明は、1つ以上の、本発明の化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を投与することにより疾患または状態を治療または予防する方法を含む。1つの実施形態では、ヒト患者は、B−Raf活性を検出可能に阻害する量の、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体、アジュバントまたはビヒクルを用いて治療される。
別の実施形態では、ヒト患者は、B−Raf活性を検出可能に阻害する量の、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩および薬学的許容される担体、アジュバントまたはビヒクルを用いて治療される。
本発明の別の実施形態では、治療的有効量の、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、哺乳類に投与することを含む、哺乳類において過剰増殖疾患を治療する方法が提供される。
本発明の別の実施形態では、治療的有効量の、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を、哺乳類に投与することを含む、哺乳類において過剰増殖疾患を治療する方法が提供される。
本発明の別の実施形態では、治療的有効量の、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、哺乳類に投与することを含む、哺乳類において腎疾患を治療する方法が提供される。他の実施形態では、腎疾患は多発性嚢胞腎疾患である。
別の実施形態では、治療の必要な哺乳類において癌を治療または予防する方法であって、前記哺乳類に治療的有効量の、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を投与することを含む方法が提供される。癌は乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、前立腺癌、精巣癌、尿生殖路癌、食道癌、喉頭癌、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、胃癌、皮膚癌、ケラトアカントーマ、肺癌、類表皮癌、大細胞癌、NSCLC、小細胞癌、肺腺癌、骨癌、結腸癌、腺腫、膵臓癌、腺癌、甲状腺癌、濾胞腺癌、未分化癌、乳頭癌、セミノーマ、メラノーマ、肉腫、膀胱癌、肝癌および胆汁道癌、腎癌、骨髄障害、リンパ系障害、ヘアリー細胞癌、口腔前庭および咽頭(口腔)癌、口唇癌、舌癌、口の癌、咽頭癌、小腸癌、結腸−直腸癌、大腸癌、直腸癌、脳および中心神経系癌、ホジキン病ならびに白血病から選択される。本発明の別の実施形態は、癌治療のための薬剤の製造における、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩の使用を提供する。
別の実施形態では、治療の必要な哺乳類において癌を治療または予防する方法であって、前記哺乳類に治療的有効量の、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を投与することを含む方法が提供される。
本発明の別の実施形態は、癌治療のための薬剤の製造における、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩の使用を提供する。
本発明の別の実施形態は、腎疾患の治療のための薬剤の製造における、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩の使用を提供する。他の実施形態では、腎疾患は多発性嚢胞腎疾患である。
別の実施形態では、治療の必要な哺乳類に、治療的有効量の式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を単独で、または、抗癌特性を有する1つ以上の追加の化合物と組み合わせて投与することを含む、癌を予防または治療する方法が提供される。
別の実施形態では、治療の必要な哺乳類に、有効量の式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を単独で、または、抗癌特性を有する1つ以上の追加の化合物と組み合わせて投与することを含む、癌を予防または治療する方法が提供される。
1つの他の実施形態では、癌は肉腫である。
別の他の実施形態では、癌は癌腫である。1つの他の実施形態では、癌腫は扁平上皮細胞癌である。1つの他の実施形態では、癌腫は腺腫または腺癌である。
別の実施形態では、B−Rafにより調節される疾患または障害を治療または予防する方法であって、そのような治療が必要な哺乳類に、有効量の式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩を投与することを含む方法が提供される。そのような疾患および障害としては、癌が挙げられるが、それに限定されない。癌は、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、前立腺癌、精巣癌、尿生殖路癌、食道癌、喉頭癌、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、胃癌、皮膚癌、ケラトアカントーマ、肺癌、類表皮癌、大細胞癌、NSCLC、小細胞癌、肺腺癌、骨癌、結腸癌、腺腫、膵臓癌、腺癌、甲状腺癌、濾胞腺癌、未分化癌、乳頭癌、セミノーマ、メラノーマ、肉腫、膀胱癌、肝癌および胆汁道癌、腎癌、骨髄障害、リンパ系障害、ヘアリー細胞癌、口腔前庭および咽頭(口腔)癌、口唇癌、舌癌、口の癌、咽頭癌、小腸癌、結腸−直腸癌、大腸癌、直腸癌、脳および中心神経系癌、ホジキン病ならびに白血病から選択される。
別の実施形態では、B−Rafにより調節される疾患または障害を治療または予防する方法であって、そのような治療が必要な哺乳類に、有効量の式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を投与することを含む方法が提供される。
本発明の別の実施形態では、腎疾患を予防または治療する方法であって、そのような治療が必要な哺乳類に、有効量の式Iの化合物、またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、単独でまたは1つ以上の追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法が提供される。本発明の別の実施形態では、多発性嚢胞腎疾患を予防または治療する方法であって、そのような治療が必要な哺乳類に、有効量の式Iの化合物、またはその立体異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩を、単独でまたは1つ以上の追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法が提供される。
本発明の別の実施形態は、癌治療のための薬剤の製造における、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩の使用を提供する。癌は、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、前立腺癌、精巣癌、尿生殖路癌、食道癌、喉頭癌、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、胃癌、皮膚癌、ケラトアカントーマ、肺癌、類表皮癌、大細胞癌、NSCLC、小細胞癌、肺腺癌、骨癌、結腸癌、腺腫、膵臓癌、腺癌、甲状腺癌、濾胞腺癌、未分化癌、乳頭癌、セミノーマ、メラノーマ、肉腫、膀胱癌、肝癌および胆汁道癌、腎癌、骨髄障害、リンパ系障害、ヘアリー細胞癌、口腔前庭および咽頭(口腔)癌、口唇癌、舌癌、口の癌、咽頭癌、小腸癌、結腸−直腸癌、大腸癌、直腸癌、脳および中心神経系癌、ホジキン病ならびに白血病から選択される。他の実施形態では、癌治療を受けている患者の治療におけるb−Raf阻害剤として使用するための、薬剤製造における式Iの化合物の使用が提供される。
本発明の別の実施形態は、癌治療のための薬剤の製造における、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩の使用を提供する。
本発明の別の実施形態は、多発性嚢胞腎疾患の治療のための薬剤の製造における、式Iの化合物、またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは薬学的に許容される塩の使用を提供する。他の実施形態では、腎疾患は多発性嚢胞腎疾患である。
本発明の別の実施形態は、治療において使用するための式Iの化合物を提供する。
本発明の別の実施形態は、過剰増殖疾患の治療において使用するための式Iの化合物を提供する。他の実施形態では、過剰増殖疾患は癌(さらに規定される通りであり、上記のものから個々に選択され得る)である。
本発明の別の実施形態は腎疾患の治療において使用するための式Iの化合物を提供する。他の実施形態では、腎疾患は多発性嚢胞腎疾患である。
併用療法
本発明の化合物ならびにその立体異性体および薬学的に許容される塩は治療のために単独で、または他の治療薬と組み合わせて使用され得る。本発明の化合物は、1つ以上の追加の薬物、例えば、抗過剰増殖薬、抗癌剤または化学療法薬と組み合わせて使用することができる。併用医薬製剤または投与計画の第2の化合物は好ましくは、本発明の化合物に対し相補活性を有し、そのため、それらは互いに悪影響を有さない。そのような薬剤は、意図された目的に対し効果的な量で併用薬中に適切に存在する。化合物は共に、単一の薬学的組成物中で、または別々に投与され得、別々に投与される場合、投与は同時に起き、または任意の順序で連続して起き得る。そのような連続投与は時間的に近接し、または時間的に離れ得る。
「化学療法薬」は、作用機序に関係なく、癌治療に有用な化学化合物である。化学療法薬としては、「標的療法」および従来の化学療法において使用される化合物が挙げられる。併用療法として使用される多くの適した化学療法薬は、本発明の方法において使用するために企図される。本発明は、多くの抗癌剤、例えば、アポトーシスを誘導する作用物質、ポリヌクレオチド(例えば、リボザイム)、ポリペプチド(例えば、酵素)、薬物、生物模倣薬、アルカロイド、アルキル化剤、抗腫瘍抗生物質、代謝拮抗薬、ホルモン、白金化合物、抗癌剤、毒素および/または放射性核種とコンジュゲートされたモノクローナル抗体、生物学的応答変更因子(例えば、インターフェロン[例えば、IFN−aなど]およびインターロイキン[例えば、IL−2など])、養子免疫療法薬、造血因子、腫瘍細胞分化を誘導する作用物質(例えば、オールトランスレチノイン酸など)、遺伝子療法試薬、アンチセンス療法試薬およびヌクレオチド、腫瘍ワクチン、血管新生阻害剤、などの投与を企図するが、それらに限定されない。
化学療法薬の例としては、エルロチニブ(TARCEVA(登録商標)、Genentech/OSI Pharm.)、ボルテゾミブ(VELCADE(登録商標)、Millennium Pharm.)、フルベストラント(FASLODEX(登録商標)、AstraZeneca)、スニチニブ(SUTENT(登録商標)、Pfizer)、レトロゾール(FEMARA(登録商標)、Novartis)、メシル酸イマチニブ(GLEEVEC(登録商標)、Novartis)、PTK787/ZK 222584(Novartis)、オキサリプラチン(Eloxatin(登録商標)、 Sanofi)、5−FU(5−フルオロウラシル)、ロイコボリン、ラパマイシン(シロリムス、RAPAMUNE(登録商標)、Wyeth)、ラパチニブ(TYKER(登録商標)、GSK572016、Glaxo Smith Kline)、ロナファーニブ(SCH 66336)、ソラフェニブ(NEXAVAR(登録商標)、Bayer)、イリノテカン(CAMPTOSAR(登録商標)、Pfizer)およびゲフィチニブ(IRESSA(登録商標)、AstraZeneca)、AG1478、AG1571 (SU 5271; Sugen)、アルキル化剤、例えばチオテパおよびCYTOXAN(登録商標)シクロスホスファミド、アルキルスルホネート、例えば、ブスルファン、インプロスルファンおよびピポスルファン、アジリジン、例えば、ベンゾドーパ、カルボクオン、メツレドーパおよびウレドーパ、エチレンイミンおよびメチルアメラミン、例えば、アルトレタミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホラミド、トリエチレンチオホスホラミド、およびトリメチロメラミン、アセトゲニン(とりわけ、ブラタシンおよびブラタシノン)、カンプトテシン(合成類似トポテカンを含む)、ブリオスタチン、カリスタチン、CC−1065(そのアドゼレシン、カルゼレシンおよびビゼレシン合成類似体を含む)、クリプトフィシン(特に、クリプトフィシン1およびクリプトフィシン8)、ドラスタチン、デュオカルマイシン(合成類似体、KW−2189およびCB1−TM1を含む)、エリュテロビン、パンクラチスタチン、サルコジクチン、スポンジスタチン、ナイトロジェンマスタード、例えばクロラムブシル、クロルナファジン、クロロホスファミド、エストラムスチン、イフォスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシドヒドロクロリド、メルファラン、ノベンビチン、フェネステリン、プレドニムスチン、トロフォスファミド、ウラシルマスタード、ニトロソウレア、例えば、カルムスチン、クロロゾトシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、およびラニムスチン、抗生物質、例えば、エンジイン抗生物質(例えば、カリチアマイシン、とりわけカリチアマイシンγ1IおよびカリチアマイシンωI1(Angew Chem. Intl. Ed. Engl. (1994) 33:183−186)、ジネマイシン、例えば、ジネマイシンA、ビスホスホネート、例えばクロドロネート、エスペラマイシン、ならびにネオカルジノスタチン発色団および関連色素タンパク質エンジイン抗生物質発色団)、アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アウトラマイシン、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カラビシン、カルミノマイシン、カルジノフィリン、クロモマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、テトルビシン、6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン、ADRIAMYCIN(登録商標)(ドキソルビシン)、モルホリノ−ドキソルビシン、シアノモルホリノ−ドキソルビシン、2−ピロリノ−ドキソルビシンおよびデオキシドキソルビシン)、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、ミトマイシン、例えば、ミトマイシンC、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポルフィロマイシン、プロマイシン、ケラマイシン、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン、代謝拮抗薬、例えばメトトレキセートおよび5−フルオロウラシル(5−FU)、葉酸類似体、例えばデノプテリン、メトトレキセート、プテロプテリン、トリメトレキセート、プリン類似体、例えば、フルダラビン、6−メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニン、ピリミジン類似体、例えば、アンシタビン、アザシチジン、6−アザウリジン、カルモフール、シタラビンン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジン、アンドロゲン類、例えば、カルステロン、ドロモスタノロンプロピオネート、エピチスタノール、メピチオスタン、テストラクトン、アンチアドレナール類、例えば、アミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタチン、葉酸補充薬、例えば、フロリン酸、アセグラトン、アルドホスファミドグリコシド、アミノレブリン酸、エニルウラシル、アムサクリン、ベストラブシル、ビサントレン、エダトラキセート、デフォファミン、デメコルシン、ジアジクオン、エルフォールニチン、エリプチニウムアセテート、エポチロン、エトグルシド、硝酸ガリウム、ヒドロキシ尿素、レンチナン、ロニダイニン、マイタンシノイド類、例えばマイタンシンおよびアンサミトシン類、ミトグアゾン、ミトキサントロン、モピダンモール、ニトラエリン、ペントスタチン、フェナメット、ピラルビシン、ロソキサントロン、ポドフィリン酸、2−エチルヒドラジド、プロカルバジン、PSK(登録商標)多糖複合体(JHS Natural Products、Eugene、OR)、ラゾキサン、リゾキシン、シゾフィラン、スピロゲルマニウム、テヌアゾン酸、トリアジコン、2,2’,2”−トリクロロトリエチルアミン、トリコテセン(とりわけ、T−2毒素、ベラクリンA、ロリジンAおよびアングイジン)、ウレタン、ビンデシン、デカルバジン、マンノムスチン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ピポブロマン、ガシトシン、アラビノシド(「Ara−C」)、シクロホスファミド、チオテパ、タキソイド、例えば、TAXOL(登録商標)(パクリタキセル、Bristol−Myers Squibb Oncology、Princeton,、N.J.)、ABRAXANE(商標)(Cremophorなし)、パクリタキセルのアルブミン操作されたナノ粒子製剤(American Pharmaceutical Partners、Schaumberg、Illinois)、およびTAXOTERE(登録商標)(ドキセタキセル、Rhone−Poulenc Rorer、Antony、France)、クロラムブシル、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、6−チオグアニン、メルカプトプリン、メトトレキセート、白金類似体類、例えば、シスプラチンおよびカルボプラチン、ビンブラスチン、エトポシド(VP−16)、イフォスファミド、ミトキサントロン、ビンクリスチン、NAVELBINE(登録商標)(ビノレルビン)、ノバントロン、テニポシド、エダトレキセート、ダウノマイシン、アミノプテリン、カペシタビン(XELODA(登録商標))、イバンドロネート、CPT−11、トポイソメラーゼ阻害剤RFS2000、ジフルオロメチルオルニチン(DMFO)、レチノイド類、例えば、レチノイン酸、ならびに上記いずれかの薬学的に許容される塩、酸および誘導体が挙げられる。
「化学療法薬」の定義には、(i)腫瘍に対するホルモン作用を調節または阻害するように作用する抗ホルモン薬、例えば、抗エストロゲン薬および選択的エストロゲン受容体モジュレータ(SERM)、例えば、タモキシフェン(NOLVADEX(登録商標)、タモキシフェンシトレートを含む)、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、4−ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン、LY117018、オナプリストン、およびFARESTON(登録商標)(トレミフィンシトレート)、(ii)副腎でエストロゲン産生を調節する、酵素アロマターゼを阻害するアロマターゼ阻害剤、例えば、4(5)−イミダゾール類、アミノグルテチミド、MEGASE(登録商標)(酢酸メゲストロール)、AROMASIN(登録商標)(エキセメスタン、Pfizer)、フォルメスタニー、ファドロゾール、RIVISOR(登録商標)(ボロゾール)、FEMARA(登録商標)(レトロゾール、Novartis)、およびARIMIDEX(登録商標)(アナストロゾール、AstraZeneca)、(iii)抗アンドロゲン薬、例えば、フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、リュープロリド、およびゴセレリン、ならびにトロキサシタビン(1,3−ジオキソランヌクレオシドシトシン類似体)、(iv)プロテインキナーゼ阻害剤、(v)脂質キナーゼ阻害剤、(vi)アンチセンスオリゴヌクレオチド、特に、異常な細胞過剰増殖に結びつけられるシグナル伝達経路における遺伝子、例えば、PKC−α、RalfおよびH−Rasの発現を阻害するもの、(vii)リボザイム、例えば、VEGF発現阻害剤(例えば、ANGIOZYME(登録商標))およびHER2発現阻害剤、(viii)ワクチン、例えば、遺伝子療法ワクチン、例えば、ALLOVECTIN(登録商標)、ALLOVECTIN(登録商標)およびVAXID(登録商標)、PROLEUKIN(登録商標)、rIL−2、トポイソメラーゼ1阻害剤、例えば、LURTOTECAN(登録商標)、ABARELIX(登録商標)rmRH、(ix)抗血管新生薬、例えばベバシズマブ(AVASTIN(登録商標)、Genentech)、および(x)上記のいずれかの薬学的に許容される塩、酸および誘導体もまた含まれる。
「化学療法薬」の定義には、治療抗体、例えばアレムツズマブ(Campath)、ベバシズマブ(AVASTIN(登録商標)、Genentech)、セツキシマブ(ERBITUX(登録商標)、Imclone)、パニツムマブ(VECTIBIX(登録商標)、Amgen)、リツキシマブ(RITUXAN(登録商標)、 Genentech/Biogen Idec)、ペルツズマブ(OMNITARG(登録商標)、2C4、Genentech)、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標)、Genentech)、トシツモマブ(Bexxar、Corixia)、および抗体薬物複合体、ゲムツズマブオゾガマイシン(MYLOTARG(登録商標)、Wyeth)もまた含まれる。
本発明のRaf阻害剤と組み合わされた化学療法薬として治療可能性を有するヒト化モノクローナル抗体としては、アレムツズマブ、アポリズマブ、アセリズマブ、アトリズマブ、バピネオズマブ、ベバシズマブ、ビバツズマブメルタンシン、カンツズマブメルタンシン、セデリズマブ、セルトリズマブペゴール、シドフシツズマブ、シドツズマブ、ダクリズマブ、エクリズマブ、エファリズマブ、エプラツズマブ、エルリズマブ、フェルビズマブ、フォントリズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、イノツズマブオゾガマイシン、イピリムマブ、ラベツズマブ、リンツズマブ、マツズマブ、メポリズマブ、モタビズマブ、モトビズマブ、ナタリズマブ、ニモツズマブ、ノロビズマブ、ヌマビズマブ、オクレリズマブ、オマリズマブ、パリビズマブ、パスコリズマブ、ペクフシツズマブ、ペクツズマブ、ペルツズマブ、ペキセリズマブ、ラリビズマブ、ラニビズマブ、レスリビズマブ、レスリズマブ、レシビズマブ、ロベリズマブ、ルプリズマブ、シブロツズマブ、シプリズマブ、ソンツズマブ、タカツズマブテトラキセタン、タドシズマブ、タリズマブ、テフィバズマブ、トシリズマブ、トラリズマブ、トラツズマブ、ツコツズマブセルモロイキン、ツクシツズマブ、ウマビズマブ、ウルトキサズマブおよびビジリズマブが挙げられる。
本発明を説明するために、下記実施例を包含させる。しかしながら、これらの実施例は本発明を制限せず、本発明を実施する方法を示唆することを意味するにすぎないことを理解すべきである。当業者であれば、記載した化学反応は、本発明の多くの他の化合物を調製するように容易に適合し得ること、本発明の化合物を調製するための代替法は本発明の範囲内にあると考えられることを認識するであろう。例えば、本発明による例示されていない化合物の合成は、当業者に明らかな改変により、例えば、適切に妨害基を保護することにより、記載したもの以外の公知の他の適した試薬を使用することにより、および/または反応条件を日常的に変更することにより、うまく実施し得る。また、本明細書で開示した、または当技術分野で公知の他の反応は、本発明の他の化合物を調製するための適用性を有するものとして認識されるであろう。
下記で記載した実施例では、別記しない限り、温度は全て℃で説明する。試薬は商業的供給元、例えば、Sigma−Aldrich、Alfa AesarまたはTCIから購入し、別記しない限り、さらに精製せずに使用した。
下記で説明した反応は、一般に窒素またはアルゴンの陽圧下で、または無水溶媒中、乾燥チューブ(別記しない限り)を用いて実施させ、反応フラスコには典型的には、基質および試薬をシリンジを介して導入するためのゴム隔壁を取り付けた。ガラス製品はオーブン乾燥および/または熱乾燥させた。
カラムクロマトグラフィー精製は、シリカゲルカラムを有するバイオタージ系(製造者:Dyax Corporation)上、またはシリカSepPakカートリッジ(Waters)上または充填済みシリカゲルカートリッジを使用するTeledyne Isco Combiflash精製系上で実施した。400MHzで動作するVarian機器でH NMRスペクトルを記録した。H NMRスペクトルは、参照基準としてテトラメチルシラン(0.00ppm)または残留溶媒(CDCl: 7.25 ppm、CDOD: 3.31 ppm、DO: 4.79 ppm、d−DMSO: 2.50 ppm、d−アセトン: 2.05 ppm、CDCN: 1.94 ppm)を用いて、CDCl、CDCl、CDOD、DO、d−DMSO、d−アセトンまたはCDCN溶液(ppmで報告)として獲得した。ピーク多重度を報告する場合、下記略称を使用する:s (一重項)、d (二重項)、t (三重項)、q (四重項)、qn (五重項)、sx (七重項)、m (多重項)、br (ブロード)、dd (二重項の二重項)、 dt (三重項の二重項)。結合定数は与えられる場合、ヘルツ(Hz)で報告する。
実施例A
B−Raf IC50アッセイプロトコル
ヒト組換えB−Rafタンパク質の活性は、US2004/0127496号およびWO03/022840号にしたがい、放射標識ホスフェートの組換えMAPキナーゼ(MEK)、B−Rafの公知の生理学的基質への組み入れアッセイ法により、インビトロで評価し得る。触媒的に活性なヒト組換えB−Rafタンパク質は、ヒトB−Raf組換えバキュロウイルス発現ベクターに感染させたsf9昆虫細胞から精製することにより得られる。
V600E全長B−Rafの活性/阻害は、[g−33P]ATPからFSBA−修飾野生型MEKへの放射標識ホスフェートの組み入れを測定することにより評価した。30μLのアッセイ混合物は、25mMのNa Pipes、pH7.2、100mMのKCl、10mMのMgCl、5mMのβ−グリセロホスフェート、100μMのバナジン酸ナトリウム、4μMのATP、500 nCi [γ−33P]ATP、1μMのFSBA−MEKおよび20nMのV600E 全長B−Rafを含んだ。インキュベーションは22℃で、Costar 3365プレート(Corning)で実施した。アッセイ前に、B−RafおよびFSBA−MEKを共に、アッセイ緩衝液中1.5xで(それぞれ、30nMおよび1.5μMが20μL)、15分間、プレインキュベートさせ、10 μLの10μM ATPを添加することによりアッセイを開始した。60分のインキュベーション後、100μlの25% TCAを添加することによりアッセイ混合物をクエンチし、プレートをロータリーシェーカーで1分間混合し、生成物をPerkin−Elmer GF/Bフィルタプレート上にTomtec Mach IIIハーベスターを用いて捕捉させた。プレートの底を密閉した後、35μLのBio−Safe II(Research Products International)シンチレーションカクテルを各ウエルに添加し、プレート上面を密閉し、Topcount NXT (Packard)で計数した。
実施例1〜173の化合物を上記アッセイにおいて試験し、1μM未満のIC50を有すること見出した。
実施例B
Figure 2011513330
メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート
工程A:1Lフラスコに2,6−ジフルオロ−3−ニトロ安息香酸(17.0g、83.7mmol)およびMeOH(170mL、0.5M)を入れた。フラスコを冷水浴に入れ、ヘキサン(209mL、419mmol)に溶解させたトリメチルシリル(「TMS」)ジアゾメタンの2M溶液を入れた滴下ロートをフラスコに取り付けた。TMSジアゾメタン溶液を反応フラスコに、2時間にわたって徐々に添加した。さらに試薬を添加してもNの発生が中止したことにより決定されるように、反応完了に到達させるには過剰の試薬が必要であった。揮発性物質を真空で除去し、メチル2,6−ジフルオロ−3−ニトロベンゾエートを固体として得た(18.2g、99%)。材料を直接、工程Bで使用した。
工程B:活性炭上の10%(重量) Pd(4.46 g、4.19mmol)を、メチル2,6−ジフルオロ−3−ニトロベンゾエート(18.2g、83.8mmol)が入った1Lフラスコに、N雰囲気下で添加した。エタノール(350mL、0.25M)を添加し、その後、Hを15分間、反応混合物に通過させた。次に、反応混合物を2つのHバルーン下、一晩中撹拌させた。次の日、反応混合物を新しいHバルーンで再フラッシングし、さらに4時間撹拌した。TLCにより決定されるように、開始材料および中間体ヒドロキシルアミンが消費されると、Nガスを、反応混合物を通してフラッシングさせた。次に、混合物をガラスマイクロファイバフィルタ(「GF/F」)紙で2度濾過した。揮発性物質を除去し、メチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエートを油として得た(15.66g、99%)。材料を直接、次の工程で使用した。
工程C:プロパン−1−スルホニルクロリド(23.46mL、209.3mmol)を、冷水浴中で維持した、CHCl(175mL、0.5M)に溶解したメチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエート(15.66g、83.7mmol)およびトリエチルアミン(35.00mL、251.1mmol)の溶液に徐々に添加した。反応混合物を1時間室温で撹拌した。水(300mL)を添加し、有機層を分離し、水(2X300mL)、塩類溶液(200mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して油とした。粗材料を、ジクロロメタンを用いてバイオタージ75Mカラム上にロードし、その後、15%酢酸エチル(「EtOAc」)/ヘキサンを用いて溶離することにより、シリカゲルクロマトグラフィーにかけた。単離した画分をヘキサンで倍散させ、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートを固体として得た(24.4g、3工程で収率73%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.52−7.45 (m, 1H), 7.08−7.02 (m, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.68−3.59 (m, 2H), 3.53−3.45 (m, 2H), 2.02−1.89 (m, 4H), 1.10 (t, J = 7.4 Hz, 6H). m/z (APCI−neg) M−(SOPr) = 292.2。
実施例C
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
1N NaOH水溶液(150mL、150mmol)を4:1 THF/MeOH (250mL、0.2M)に溶解したメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(20.0g、50.1mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。次に、有機溶媒の大部分を真空で除去した(水浴温度35℃)。1N HCl(150mL)を徐々に混合物に添加し、得られた固体を濾過し、水(4X50mL)ですすいだ。次に、材料をEtO(4X15mL)で洗浄し、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を固体として得た(10.7 g、収率77%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 9.74 (s, 1H), 7.57−7.50 (m, 1H), 7.23−7.17 (m, 1H), 3.11−3.06 (m, 2H), 1.79−1.69 (m, 2H), 0.98 (t, J = 7.4 Hz, 3H). m/z (APCI−neg) M−1 = 278.0。
実施例D
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸
プロパン−1−スルホニルクロリド(1.225mL、10.92mmol)を、0℃に冷却した3−アミノ−2,6−ジフルオロ安息香酸(0.573g、3.310mmol)、トリエチルアミン(2.030mL, 14.56mmol)およびCHCl(17mL、0.2M)の混合物に添加した。反応混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。次に、混合物を飽和NaHCO(100mL)と酢酸エチル(75mL)の間で分配させた。水層を酢酸エチル(50mL)で洗浄し、その後、濃HClで約1のpHまで酸性化させた。酸性化させた水層を酢酸エチル(2X50mL)で抽出し、酢酸エチル抽出物を合わせて、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。得られた残渣をヘキサンで倍散させ、2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸を固体として得た(0.948g、収率74%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 7.90−7.84 (m, 1H), 7.39−7.34 (m, 1H), 3.73−3.58 (m, 4H), 1.88−1.74 (m, 4H), 1.01 (t, J = 7.5 Hz, 6H). m/z (APCI−neg) M−(SOPr) = 278.1。
実施例E
Figure 2011513330
2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(8.5%)を、実施例Dの一般手順にしたがい、3−アミノ−2,6−ジフルオロ安息香酸の代わりに3−アミノ−2,5,6−トリフルオロ安息香酸を用いて調製した。
実施例F
Figure 2011513330
6−フルオロ−2−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸
6−フルオロ−2−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸(11%)を、実施例Dの一般手順にしたがい、3−アミノ−2,6−ジフルオロ安息香酸の代わりに3−アミノ−6−フルオロ−2−メチル安息香酸を用いて調製した。
実施例G
Figure 2011513330
2−フルオロ−6−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸
2−フルオロ−6−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸(3%)を、実施例Dの一般手順にしたがい、3−アミノ−2,6−ジフルオロ安息香酸の代わりに3−アミノ−2−フルオロ−6−メチル安息香酸を用いて調製した。
実施例H
Figure 2011513330
2−フルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
プロパン−1−スルホニルクロリド(0.0871mL、0.774mmol)を、室温の10% NaCO(1.65mL、1.55mmol)に溶解した。5−アミノ−2−フルオロ安息香酸(0.100g、0.645mmol)を添加し、60℃まで一晩中加熱した。プロパン−1−スルホニルクロリド(0.0871mL、0.774mmol)を再び添加し、反応混合物を60℃でさらに1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、10% NaCOによりpH10とし、DCM(2X)で抽出した。反応混合物を1N HClでpH2とし、DCM(3X)で抽出し、濃縮して固体、2−フルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸とした(29%)。
実施例I
Figure 2011513330
2−クロロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
2−クロロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(14%)を、実施例Hに対する一般手順にしたがい、5−アミノ−2−フルオロ安息香酸の代わりに5−アミノ−2−クロロ安息香酸を用いて調製した。
実施例J
Figure 2011513330
2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
工程A:2−クロロ−6−フルオロ安息香酸(2.00g、11.5mmol)を硫酸(20mL)に溶解し、0℃まで冷却した。硝酸(0.529mL、12.6 mmol)を添加し、反応混合物を室温まで1時間温めた。反応混合物を水で希釈し、水性部分をDCM(3X)で抽出し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して、固体、2−クロロ−6−フルオロ−3−ニトロ安息香酸(97%)とし、これをさらに精製せずに直接次の工程で使用した。
工程B:2−クロロ−6−フルオロ−3−ニトロ安息香酸(0.100g、0.455mmol)およびZnダスト(0.298g、4.55mmol)をTHF(4mL)および飽和NHCl水溶液(2mL)に溶解し、室温で一晩中撹拌した。反応混合物を、セライトを通して濾過させ、濃縮して固体とし、水に溶解した。1N HClでpHを2に調整し、水性部分をDCM(3X)で抽出した。有機部分をNaSO上で乾燥させ、濃縮して、固体、3−アミノ−2−クロロ−6−フルオロ安息香酸(49%)とし、これをさらに精製せずに直接次の工程で使用した。
工程C:2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(13%)を、実施例Hに対する一般手順にしたがい、5−アミノ−2−フルオロ安息香酸の代わりに3−アミノ−2−クロロ−6−フルオロ安息香酸を用いて調製した。
実施例K
Figure 2011513330
ベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート
工程A:撹拌棒およびゴム隔壁を備えたフレーム乾燥フラスコに、4−クロロ−2−フルオロアニリン(5.00g、34.35mmol)および無水THF(170mL)を入れた。この溶液を−78℃まで冷却し、次に、n−BuLi (14.7 mL、2.5Mのヘキサン溶液1.07当量)を15分にわたり添加した。この混合物を−78°Cで20分間撹拌し、その後、1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン(7.76g、1.05当量)のTHF溶液(25mL)を徐々に(10分にわたって)反応混合物に添加した。これを1時間撹拌し、その後、2.5Mのn−BuLiヘキサン溶液(15.11mL、1.1当量)を徐々に添加した。混合物を室温まで1時間温めた後、混合物を冷却して−78℃に戻した。n−BuLiの第3の割り当て(15.66mL、1.14当量)を徐々に添加し、混合物を−78℃で75分間撹拌した。次に、クロロギ酸ベンジル(7.40g、1.2当量)を徐々に添加し、混合物を−78℃で1時間撹拌した。次に、冷却浴を取り除いた。混合物を30分間温め、その後、水(70mL)および濃HCl(25mL)でクエンチした。混合物を室温まで温め続けさせた。混合物をその後、EtOAcで抽出した。抽出物を2度飽NaHCO和溶液で、1度水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を65バイオタージ(30%酢酸エチル/ヘキサン)上でフラッシングし、ベンジル3−アミノ−6−クロロ−2−フルオロベンゾエートを油として得た(4.3g、45%)。H NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 7.37−7.48 (m, 5H), 7.07 (dd, 1H, J = 8, 2), 6.87 (t, 1H, J = 8), 5.61 (br s, 2H), 5.40 (s, 2H)。
工程B:ベンジル3−アミノ−6−クロロ−2−フルオロベンゾエート(4.3g、15.37mmol)を無水ジクロロメタン(270 mL)に溶解した。トリエチルアミン(5.36mL、2.5当量)を添加し、混合物を0℃まで冷却した。プロパン−1−スルホニルクロリド(3.63mL、32.3mmol、2.1当量)をその後、シリンジを介して添加し、沈殿させた。添加が完了した時点で、混合物を室温まで温め、TLC(3:1ヘキサン:酢酸エチル)により決定されるように開始材料を消費させた。混合物をその後ジクロロメタン(200mL)で希釈し、2M HCl水溶液(2X100mL)、飽和NaHCO溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を65バイオタージクロマトグラフィー系(40%酢酸エチル/ヘキサン)上で精製し、ベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(5.5g、72%)を油として得、これは放置すると徐々に固化した。NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.28−7.45 (m, 7H), 5.42 (s, 2H), 3.58−3.66 (m, 2H), 3.43−3.52 (m, 2H), 1.08 (t, 6H, J=8)。
実施例L
Figure 2011513330
6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
ベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(5.4g、10.98mmol)をTHF(100mL)および1M KOH水溶液(100mL)に溶解した。この混合物を16時間還流させ、その後、室温まで冷却させた。混合物をその後、2M HCl水溶液でpH2まで酸性化し、EtOAc(2X)で抽出した。抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し固体とし、ヘキサン/エーテルで倍散させ、6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を固体として得た(2.2g、68%)。NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 9.93 (s, 1H), 7.49 (t, 1H, J=8), 7.38 (dd, 1H, J = 8, 2), 3.11−3.16 (m, 2H), 1.68−1.78 (m, 2H), 0.97 (t, 3H, J = 8)。
実施例M
Figure 2011513330
2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(0.5g、1.69mmol)をメタノール(15mL)に溶解し、パールマン触媒(1当量、0.5g、炭素上の20% Pd(OH)、50重量%水)を添加した。この混合物を水素バルーンに3時間供し、その後、GF/F濾紙を通して濾過した。濾液を濃縮し、2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を固体として得た(396mg、90%)。MS (M−H+) 262. NMR (DMSO−d, 400 MHz) δ 13.36 (s, 1H), 9.76 (s, 1H), 7.58−7.70 (m, 2H), 7.26 (t, 1H, J = 8), 3.10 (t, 2H, J = 8), 1.69−1.80 (m, 2H), 0.98 (t, 3H, J = 8)。
実施例N
Figure 2011513330
3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸
工程A:シクロプロピルメタンスルホニルクロリド(1.27g、8.20mmol)を、0℃に冷却した3−アミノ−2,6−ジフルオロ安息香酸(0.430g、2.48mmol)、トリエチルアミン(1.52mL, 10.9mmol)およびCHCl(12mL、0.2M)の混合物に添加した。反応混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。混合物をその後、飽和NaHCO(75mL)と酢酸エチル(50mL)の間で分配させた。水層を酢酸エチル(50mL)で洗浄し、その後、濃HClで約1のpHまで酸性化させた。酸性化させた水層を酢酸エチル(2X50mL)で2度抽出し、酢酸エチル抽出物を合わせて、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し、粗3−(1−シクロプロピル−N−(シクロプロピルメチルスルホニル)メチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸を固体として得た(380mg、37%)。
工程B:1N NaOH溶液(2.78mL、2.78mmol)を4:1 THF/MeOH (5mL、0.2M)に溶解した粗3−(1−シクロプロピル−N−(シクロプロピルメチルスルホニル)メチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸(380mg、0.928mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、その後、有機溶媒の大部分を除去した。1N HCl(3mL)を徐々に混合物に添加し、pH 1まで酸性化した。酸性化した水層を酢酸エチル(75mL)で抽出した。酢酸エチル抽出物を水(2X20mL)、塩類溶液(20mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣をEtOで倍散し、3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸を固体として得た(139mg、51%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 9.76 (s, 1H), 7.60−7.54 (m, 1H), 7.22−7.16 (m, 1H), 3.10 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.10−0.99 (m, 1H), 0.58−0.53 (m, 2H), 0.36−0.31 (m, 2H); m/z (APCI−neg) M−1 = 289.9。
実施例O
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸
メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(3−フルオロプロピルスルホニル)−3−フルオロプロピル−スルホンアミド)ベンゾエートを、実施例Bに対する一般手順にしたがい、プロパン−1−スルホニルクロリドの代わりに3−フルオロプロピルスルホニルクロリドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 8.05−7.99 (m, 1H), 7.44 (t, 1H), 4.62 (t, 2H), 4.50 (t, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.89−3.74 (m, 4H), 2.26−2.11 (m, 4H)。
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)−プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(3−フルオロプロピルスルホニル)−3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (500 MHz, DMSO−d) δ 14.05 (br s, 1H), 9.71 (s, 1H), 7.56−7.50 (m, 1H), 7.20 (t, 1H), 3.12−3.08 (m, 2H), 1.73−1.66 (m, 2H), 1.39 (sx, 2H), 0.87 (t, 3H)。
実施例P
Figure 2011513330
3−(ブチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸
メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(ブチルスルホニル)−ブチルスルホンアミド)ベンゾエートを、実施例Bに対する一般手順にしたがい、プロパン−1−スルホニルクロリドの代わりにブタン−1−スルホニルクロリドを用いて調製した。H NMR (500 MHz, DMSO−d) δ 7.99−7.94 (m, 1H), 7.42 (t, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.74−3.62 (m, 4H), 1.81−1.68 (m, 4H), 1.42 (sx, 4H), 0.89 (t, 6H)。
3−(ブチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)−プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(ブチルスルホニル)−ブチルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 14.05 (br s, 1H), 9.71 (s, 1H), 7.56−7.50 (m, 1H), 7.20 (t, 1H), 3.12−3.08 (m, 2H), 1.73−1.66 (m, 2H), 1.39 (sx, 2H), 0.87 (t, 3H)。
実施例Q
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(2−メチルプロピルスルホンアミド)安息香酸
メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(2−メチルプロピルスルホニル)−2−メチルプロピルスルホンアミド)ベンゾエートを、実施例Bに対する一般手順にしたがい、プロパン−1−スルホニルクロリドの代わりに2−メチルプロピルスルホニルクロリドを用いて調製した。m/z (LC−MS) M+1 = 428.4。
2,6−ジフルオロ−3−(2−メチルプロピルスルホンアミド)安息香酸を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)−プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(2−メチルプロピルスルホニル)−2−メチルプロピルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) ・ 14.01 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.22(dd , 1H), 3.02 (d, 2H), 2.18−2.15 (m, 1H), 1.03 (d, 6H); m/z (LC−MS) M+1 = 294.3。
実施例R
Figure 2011513330
ベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(3−フルオロ−N−(3−フルオロプロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート
ベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(3−フルオロ−N−(3−フルオロプロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(92%)を、実施例K、工程Bに対する一般手順にしたがい、プロパン−1−スルホニルクロリドの代わりに3−フルオロプロパン−1−スルホニルクロリドを用いて調製した。
実施例S
Figure 2011513330
6−クロロ−2−フルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸
6−クロロ−2−フルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸(71%)を、実施例Lに対する一般手順にしたがい、ベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにベンジル6−クロロ−2−フルオロ−3−(3−フルオロ−N−(3−フルオロプロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。
実施例T
Figure 2011513330
2−フルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸
2−フルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸(81%)を、実施例Mに対する一般手順にしたがい、6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに6−クロロ−2−フルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
実施例U
Figure 2011513330
メチル2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロ−N−(3−フルオロプロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート
3−フルオロプロパン−1−スルホニルクロリド(14.3mL、129mmol)を、CHCl(360mL)に溶解したメチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエート(24.1g、129mmol)およびピリジン(31.2mL、386mmol)の溶液に徐々に添加した。反応混合物を、2日以上室温で撹拌した。反応混合物を塩化メチレンで希釈した。反応混合物をその後、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、1N HClおよび塩類溶液で洗浄し、その後乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮し油とし、メチル2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロ−N−(3−フルオロプロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートを得た(38.1g)。H NMR (400 MHz, CDCl, ppm) 7.69 (dt, 1H), 7.00 (dt, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.56 (dd, 2H), 3.28−3.17 (m, 2H), 2.32−2.15 (m, 2H)。
実施例V
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸
2,6−ジフルオロ−3−(N−(3−フルオロプロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(38g、120mmol)を5:2 THF/MeOH(250mL)に溶解し、水(50mL)に溶解した水酸化リチウム(8.77g、366mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。その後、大部分の有機溶媒を真空で除去した。2.5N HCl(500mL)を徐々に混合物に添加し、得られた固体を濾過し、冷エーテルですすぎ、2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸を固体として得た(29.3g、収率81%)。H NMR (400 MHz, CDCl ppm) 9.85 (s, 1H), 7.54 (dt, 1H), 7.21 (dt, 1H), 4.54 (td, 2H), 2.20−2.00 (m, 2H), 3.24−3.18 (m, 2H)。
実施例W
Figure 2011513330
2,5−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
工程A:2,5−ジフルオロ−3−ニトロ安息香酸(2.01g、9.90mmol、収率31.3%)を濃硫酸(25mL)に溶解し、0℃まで冷却した。硝酸(1.46mL、34.8mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶液をDCM(3X)で抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(1:1ヘキサン:1% HCOOH/EtOAc)により精製し、2,5−ジフルオロ−3−ニトロ安息香酸を固体として得た(2.01g、31.3%)。
工程B:2,5−ジフルオロ−3−ニトロ安息香酸(2.00g、9.847mmol)をMeOH(60mL)に溶解した。TMSCl(6.220mL、49.24mmol)を添加し、反応混合物を還流しながら4時間撹拌した。反応混合物を約20mLまで濃縮し、生成した結晶を濾過し、高真空下で乾燥させると、メチル2,5−ジフルオロ−3−ニトロベンゾエートが結晶性固体として得られた(1.55g、72.4%)。
工程C:メチル3−アミノ−2,5−ジフルオロベンゾエート(96.5%)を、実施例B、工程Bに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−ニトロベンゾエートの代わりにメチル2,5−ジフルオロ−3−ニトロベンゾエートを用いて調製した。
工程D:メチル2,5−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートを、実施例B、工程Cに対する一般手順にしたがい、メチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエートの代わりにメチル3−アミノ−2,5−ジフルオロベンゾエートを用いて調製した。
工程E:2,5−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(83.8%、2工程)を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,5−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 13.67 (br s, 1H), 10.07 (s, 1H), 7.46−7.50 (m, 1H), 7.38−7.42 (m, 1H), 3.17−3.21 (m, 2H), 1.70−1.76 (m, 2H), 0.95−0.99 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 278.1。
実施例X
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホンアミド)安息香酸
工程A:2,2,2−トリフルオロエチル−スルホニルクロリド(459mL、4.15 mmol)を、アセトンドライアイス浴を用いた外部冷却を適用しながら、ジクロロメタン(8.92mL、139mmol)に溶解したメチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエート(311g、1.66mmol)およびピリジン(0.806mL、9.97mmol)の溶液に徐々に添加した。反応混合物を45分間撹拌し、ドライアイス浴を取り除いた。反応混合物をさらに1時間撹拌し続けた。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(2X25mL)および塩類溶液(25mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、その後、濃縮して油とした。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより、15% EtOAc/ヘキサンで溶離して精製し、メチル2,6−ジフルオロ−3−(2−トリフルオロエチルスルホンアミド)ベンゾエートを固体として得た(513mg、収率92.6%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 8.10−8.01 (m, 1H), 7.48 (t, 1H), 4.68 (s, 2H), 4.58 (s, 2H), 3.98 (s, 3H)。
工程B:2,6−ジフルオロ−3−(2−トリフルオロエチルスルホンアミド)安息香酸を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,6−ジフルオロ−3−(2−トリフルオロエチルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (500 MHz, d−DMSO) δ 14.08 (br s, 1H), 9.75 (s, 1H), 7.58−7.52 (m, 1H), 7.25 (t, 1H), 3.15−3.11 (s, 2H)。
実施例Y
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸
工程A:メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−3,3,3−トリフルオロプロピル−スルホンアミド)ベンゾエートを、実施例Bに対する一般手順にしたがい、プロパン−1−スルホニルクロリドの代わりに3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニルクロリドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 8.05−7.99 (m, 1H), 7.44 (t, 1H), 4.62 (t, 2H), 4.50 (t, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.89−3.74 (m, 4H), 2.26−2.11 (m, 4H)。
ステップB:2,6−ジフルオロ−3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)−プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)−3,3,3−トリフルオロプロピルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (500 MHz, d−DMSO) δ 14.05 (br s, 1H), 9.71 (s, 1H), 7.56−7.50 (m, 1H), 7.20 (t, 1H), 3.12−3.08 (m, 2H), 1.73−1.66 (m, 2H)。
実施例Z
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(2−クロロメチルスルホンアミド)安息香酸
工程A:メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(2−クロロメチルスルホニル)−2−クロロメチル−スルホンアミド)ベンゾエートを、実施例Bに対する一般手順にしたがい、プロパン−1−スルホニルクロリドの代わりに2−クロロメチルスルホニルクロリドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 8.08−7.97 (m, 1H), 7.45 (t, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 4.02(s, 3H)。
工程B:2,6−ジフルオロ−3−(2−クロロメチルスルホンアミド)安息香酸を、実施例Cに対する一般手順にしたがい、メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)−プロピルスルホンアミド)ベンゾエートの代わりにメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(2−クロロメチルスルホニル)−2−クロロメチルスルホンアミド)ベンゾエートを用いて調製した。H NMR (500 MHz, d−DMSO) δ 14.10 (br s, 1H), 9.78 (s, 1H), 7.62−7.56 (m, 1H), 7.28 (t, 1H), 3.19−3.15 (s, 2H)。
実施例AB
Figure 2011513330
ベンジル2−クロロ−6−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート
工程A:ベンジル3−アミノ−2−クロロ−6−フルオロベンゾエート(56%)を、実施例Kに対する一般手順にしたがい、4−クロロ−2−フルオロアニリンの代わりに2−クロロ−4−フルオロアニリンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 7.48−7.32 (m, 5H), 7.11−7.05 (t, 1H), 6.94−6.89 (q, 1H), 5.53−5.49 (s, 2H), 5.41−5.39 (s, 2H)。
工程B:ベンジル3−アミノ−2−クロロ−6−フルオロベンゾエート(330mg、1.2mmol)を、無水ジクロロメタン(11.8mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.494mL、3.54mmol)を添加し、混合物を0℃まで冷却した。次に、プロパン−1−スルホニルクロリド(0.332mL、2.95mmol)をシリンジを介して添加した。添加が完了した時点で、混合物を周囲温度まで温め、16時間撹拌させた。混合物をジクロロメタン(11mL)で希釈し、水(2X50mL)および塩類溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を直接シリカゲルカラムに適用し、酢酸エチル−ヘキサン勾配(5%〜40%)を用いて溶離し、ベンジル2−クロロ−6−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエートを得た(413mg、0.840mmol、収率71.1%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 8.00−7.94 (q, 1H), 7.59−7.52 (t, 1H), 7.50−7.35 (m, 5H), 5.48−5.44 (s, 2H), 3.80−3.60 (m, 4H), 1.89−1.75 (m, 4H), 1.05−0.98 (t, 6H)。
実施例AC
Figure 2011513330
2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
工程A:ベンジル2−クロロ−6−フルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(413.2mg、0.840mmol)をTHF(8.4mL)および2.0M LiOH(1.26mL)に溶解した。混合物を16時間還流させ、その後、周囲温度まで冷却させた。混合物を、1.0M HCl(5.0mL)でpH0まで酸性化させ、その後、飽和重炭酸ナトリウムを用いてpH4に調節した。混合物をEtOAc(2X)で抽出した。抽出物を水(2X)および塩類溶液(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、ベンジル2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンゾエートを得た(174.5mg、0.4523mmol、収率53.9%)。MS (APCI−neg) m/z = 384.1 (M−H)。
工程B:ベンジル2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(174.5mg、0.4523mmol)を3:1 ジオキサン:水(7.5mL)に溶解し、水酸化バリウムで処理した(100.7mg、0.5879mmol)。反応混合物を80℃まで16時間加熱し、その後、周囲温度まで冷却させた。混合物を濃HClでpH0まで酸性化させた。反応混合物を10分間撹拌させ、その後、飽和重炭酸ナトリウムを使用してpHを4に調節した。混合物をEtOAc(2X)で抽出した。抽出物を水(2X)および塩類溶液(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を得た(75.7mg、0.2560mmol、収率56.6%)。MS (APCI−neg) m/z = 293.9 (M−H)。
実施例AD
Figure 2011513330
2,6−ジクロロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸
工程A:2,6−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸(2.13g、9.03mmol)を2:1 THF:飽和NHCl水溶液に溶解し、0℃まで冷却した。混合物を亜鉛(11.8g、181mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度まで温め、24時間撹拌した。反応混合物をGF/F紙を通して、THFですすぎながら濾過した。混合物を、1.0M HClを用いてpH1まで酸性化し、15% 2−プロパノール:DCM(3X)で抽出した。抽出物を水および塩類溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、3−アミノ−2,6−ジクロロ安息香酸を得た(1.40g、6.82mmol、 収率75.5%)。MS (APCI−neg) m/z = 203.6 (M−H)。
工程B:3−アミノ−2,6−ジクロロ安息香酸(1.40g、6.82mmol)を無水ジクロロメタン(66.7mL)に溶解した。トリエチルアミン(4.09mL、29.4 mmol)を添加し、混合物を0℃まで冷却した。プロパン−1−スルホニルクロリド(2.48mL、22mmol)をその後、シリンジを介して添加した。添加が完了した時点で、混合物を周囲温度まで温め、1時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、ジエチルエーテルで希釈した。混合物を0.25M NaOH(80mL)で洗浄し、水層を、1.0M HClを用いてpH1まで酸性化した。水層を15% 2−プロパノール:DCM(2X300mL)で抽出した。有機層を回収し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、2,6−ジクロロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を得た(1.55g、4.96mmol、収率74.4%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 9.77−9.75 (s, 1H), 7.84−7.80 (d, 1H), 7.71−7.68 (d, 1H), 3.82−3.72 (m, 2H), 1.89−1.70 (m, 2H), 1.05−1.03 (m, 3H)。
実施例1
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(9.97g、74.88mmol)、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(23.00g、82.37mmol)、EDCI(15.79g、82.37mmol)、およびHOBt(11.13g、82.37mmol)を2L丸底フラスコに入れた。DMFを添加し均質な溶液とし、反応混合物を室温で一晩中撹拌した。溶液を水とEtOAcとの間で分配させた。水層をEtOAc(3X)で抽出し、有機層を合わせ、水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃出しスラリーとした。DCM(500mL)をこのスラリーに添加し、混合物を再濃縮した。追加のDCM(500mL)を添加し、スラリーを濾過し、DCMで洗浄し、真空下で乾燥させ、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを固体として得た(15.49g、52.5%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.65 (br s, 1H), 10.85 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.34−8.37 (m, 2H), 7.51−7.57 (m, 1H), 7.48−7.50 (m, 1H), 6.46−6.48 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 395.1。
実施例2
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.500g、1.268mmol)を、100mL丸底フラスコに入れた。CHCl(25mL)を添加し、スラリーを形成させた。N−ブロモスクシンイミド(0.271g、1.52mmol)を添加し、20分間撹拌した。反応混合物を濾過し、DCMで洗浄し、真空下で乾燥させ、N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(0.427g、71.2%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.12 (br s, 1H), 11.04 (s, 1H), 9.81 (br s, 1H), 8.41−8.43 (m, 1H), 8.34−8.35 (m, 1H), 7.74−7.76 (m, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.25−7.30 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 473.0, 475.0。
実施例3
Figure 2011513330
N−(3−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.300g、0.7607mmol)をDMF(10mL)に溶解し、N−クロロスクシンイミド(0.122g、0.913mmol)を添加し、一晩中撹拌した。溶液を水とEtOAcとの間で分配させた。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し油とした。DCMを油に添加すると、固体、N−(3−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(217.4mg、66.7%)が析出し、これを濾過により回収した。H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 12.03 (br s, 1H), 11.04 (s, 1H), 9.81 (br s, 1H), 8.40−8.43 (m, 2H), 7.72−7.74 (m, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.26−7.30 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 427.1, 429.2。
実施例4
Figure 2011513330
2−フルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2−フルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(11%)を、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに、2−フルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.61 (br s, 1H), 10.41 (s, 1H), 9.95 (br s, 1H), 8.40−8.41 (m, 1H), 8.33−8.34 (m, 1H), 7.47−7.48 (m, 2H), 7.33−7.38 (m, 2H), 6.48 (s, 1H), 3.09−3.12 (m, 2H), 1.68−1.73 (m, 2H), 0.94−0.97 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 375.3。
実施例5
Figure 2011513330
2−クロロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2−クロロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(56%)を、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに、2−クロロ−5−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.62 (br s, 1H), 10.53 (s, 1H), 10.14 (br s, 1H), 8.39−8.40 (m, 1H), 8.34−8.35 (m, 1H), 7.52−7.54 (m, 1H), 7.47−7.49 (m, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.31−7.32 (m, 1H), 6.46−6.47 (m, 1H), 3.14−3.18 (m, 2H), 1.68−1.74 (m, 2H), 0.95−0.98 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 391.7, 393.6。
実施例6
Figure 2011513330
2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(19%)を、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに、2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.65 (br s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.69 (br s, 1H), 8.35−8.36 (m, 2H), 7.56−7.60 (m, 1H), 7.48−7.50 (m, 1H), 7.39−7.43 (m, 1H), 6.47 (s, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.76−1.82 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 409.2, 411.1。
実施例7
Figure 2011513330
N−(3−(2−(ジメチルアミノ)アセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:1:1 DCM:CHNO(5mL)に溶解した三塩化アルミニウム(0.266g、2.00mmol)の溶液を、0℃の1:1 DCM:CHNO(2mL)中の2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.100g、0.254mmol)のスラリーに徐々に添加した。溶液を0℃で40分間撹拌した。DCM(1mL)に溶解した2−クロロアセチルクロリド(0.0307mL、0.380mmol)の溶液を添加し、反応混合物を室温まで一晩中温めた。追加の2−クロロアセチルクロリド(5当量)を添加し、反応混合物を50℃まで20時間温めた。溶液を冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。その後、カラムクロマトグラフィー(5% MeOH/DCM)により精製し、N−(3−(2−クロロアセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(59mg、50%)。
工程B:N−(3−(2−クロロアセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.181mL、0.0361mmol)、EtOH(0.2mL)、およびMeOH溶液としてのジメチルアミン(0.181mL、0.361mmol)を2ドラムバイアルに入れた。バイアルに栓をし、60℃で4時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を1M HCL(1mL)に溶解し、EtOAc(2X1mL)で洗浄した。水性部分を中和させ、25%イソプロピルアルコール(「IPA」)−DCM(3X2mL)で抽出し、これを濃縮し、N−(3−(2−(ジメチルアミノ)アセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(7mg、40.4%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.03−9.06 (m, 1H), 8.56−8.58 (m, 1H), 8.46 (s, 1H), 7.63−7.69 (m, 1H), 7.12−7.16 (m, 1H), 3.11−3.14 (m, 2H), 3.03 (s, 6H), 2.90 (s, 2H), 1.85−1.90 (m, 2H), 1.05−1.08 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 480.1。
実施例8
Figure 2011513330
N−(3−((4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
KOH(0.012g、0.22mmol)を、MeOH(0.4mL)に溶解した2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.37mL、0.074mmol)に添加し、続いて4−クロロベンズアルデヒド(0.013g、0.096mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。次に、内容物をEtOAcおよびNHCl(aq.)で希釈し、EtOAc(3X)で抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(5% MeOH/DCM)により精製し、N−(3−((4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(23mg、58%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.41−8.42 (m, 1H), 8.28−8.29 (m, 1H), 7.60−7.67 (m, 1H), 7.46−7.49 (m, 2H), 7.34−7.36 (m, 2H), 7.09−7.14 (m, 1H), 6.06 (s, 1H), 3.09−3.13 (m, 2H), 1.82−1.91 (m, 2H), 1.03−1.07 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 535.1。
実施例9
Figure 2011513330
N−(3−(4−クロロベンジル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
トリエチルシラン(0.0590mL、0.355mmol)およびトリフルオロ酢酸(「TFA」、0.0180mL、0.234mmol)を、CHCN(1mL)に溶解したN−(3−((4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.005g、0.009mmol)に添加した。溶液を80℃まで10分間温めた。溶液を冷却し、減圧下で濃縮し、N−(3−(4−クロロベンジル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(4mg、82.5%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.63−8.44 (m, 1H), 8.30−8.32 (m, 1H), 7.62−7.68 (m, 1H), 7.35 (s,1H), 7.27 (s, 4H), 7.10−7.15 (m, 1H), 4.11 (s, 2H), 3.09−3.13 (m, 2H), 1.84−1.89 (m, 2H), 1.03−1.07 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 519.1。
実施例10
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(100%)を、実施例2に対する一般手順にしたがい、N−クロロスクシンイミドの代わりに、N−ヨードスクシンイミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.15 (br s, 1H), 11.01 (s, 1H), 9.81 (br s, 1H), 8.37 (s, 2H), 8.21 (s, 1H), 7.75 (br s, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.26−7.30 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 520.9。
実施例11
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(2−ピペリジン−1−イル)アセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
ピペリジン(0.0105mL、0.106mmol)をEtOH(0.2mL)に溶解したN−(3−(2−クロロアセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.005g、0.0106mmol)添加し、これを60℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(10% MeOH/EtOAc〜30% MeOH(7N NH/EtOAc)により精製した。プールした画分を10% MeOH/DCMに溶解し、濾過し、2,6−ジフルオロ−N−(3−(2−ピペリジン−1−イル)アセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(3mg、54.4%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.05−9.07 (m, 1H), 8.54−8.57 (m, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.63−7.69 (m, 1H), 7.12−7.17 (m, 1H), 4.71 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.10−3.14 (m, 2H), 1.92−1.99 (m, 6H), 1.84−1.90 (m, 2H), 1.04−1.08 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 520.2。
実施例12
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(2−(3−フルオロピペリジン−1−イル)アセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
ヒューニッヒ塩基(0.0196mL、0.106mmol)および3−フルオロピペリジン(0.0148g、0.106mmol)を、EtOH(0.2mL)に溶解したN−(3−(2−クロロアセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.005g、0.0106mmol)に添加し、これを60℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(5%〜10% MeOH/DCM)により精製し、2,6−ジフルオロ−N−(3−(2−(3−フルオロピペリジン−1−イル)アセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(3mg、52.6%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.90−8.92 (m, 1H), 8.62−8.63 (m, 1H), 8.60 (s, 1H), 7.63−7.69 (m,1H), 7.13−7.16 (m, 1H), 4.60−4.80 (m, 1H), 3.76 (s, 2H), 3.08−3.15 (m, 2H), 2.86−2.94 (m, 1H), 2.59−2.79 (m, 4H), 2.50−2.55 (m, 1H), 1.80−1.93 (m, 4H), 1.57−1.71 (m, 2H), 1.04−1.08 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 538.1。
実施例13
Figure 2011513330
N−(3−(4−クロロベンゾイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
MnO(0.016g、0.19mmol)を、CHCN(0.2mL)に溶解したN−(3−((4−クロロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.004g、0.0075mmol)に添加した。反応混合物を室温で60時間撹拌した。内容物をシリカプラグを通して濾過し、N−(3−(4−クロロベンゾイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(1mg、25%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.94−8.94 (m, 1H), 8.68−8.60 (m, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.83−7.86 (m, 2H), 7.63−7.69 (m, 1H), 7.56−7.58 (m, 2H), 7.11−7.17 (m, 1H), 3.10−3.14 (m, 2H), 1.85−1.90 (m, 2H), 1.04−1.08 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 531.2。
実施例14
Figure 2011513330
メチル5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボキシレート
2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(62.0mg、0.094mmol)をメタノール(1mL)に溶解した。トリエチルアミン(「TEA」、39μL、0.281mmol)およびPdCl(PPh(6.6mg、0.10mmol)を添加し、混合物を70℃まで、一酸化炭素バルーン下、3時間温めた。次に、反応混合物を室温で12時間撹拌した。次に、混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより、Waters Sep Pakカートリッジ(10g、溶離剤として1:1 EtOAc/ヘキサン)を用いて精製し、メチル5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボキシレートを得た(41mg、73%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.25 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 8.82−8.84 (m, 1H), 8.64−8.66 (m, 1H), 7.53−7.81 (m, 4H), 7.25−7.32 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.08−3.16 (m, 2H), 1.71−1.82 (m, 2H), 0.95−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 591.1; (APCI−pos) M+1 = 593.1。
実施例15
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.050g、0.076mmol)、カリウムビニルトリフルオロボラート(0.012g、0.091mmol)、トリエチルアミン(d. 0.726、0.011mL、0.076mmol)およびPdCl(dppf)*DCM(0.0031g、0.0038mmol)を3:1 IPA/THF(1.0mL)に溶解し、アルゴンで10分間脱ガスし、70℃まで一晩中加熱した。溶液を水とEtOAcの間で分配させた。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(2:1ヘキサン/EtOAc)により精製し、2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(57%)。
工程B:2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.0061g、0.0109mmol)をMeOH(1.0mL)および水(0.3mL)に溶解した。KCO(0.0150g、0.109mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩中撹拌した。溶液を水とEtOAcの間で分配させた。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(1:1ヘキサン/EtOAc/1% HCOH)により精製し、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを得た(2.8mg、61.2%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.81 (br s, 1H), 10.92 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.61−8.62 (m, 1H), 8.44−8.45 (m, 1H), 7.65−7.67 (m, 1H), 7.52−7.58 (m, 1H), 7.24−7.29 (m, 1H), 6.81−6.88 (m, 1H), 5.56−5.61 (m, 1H), 5.11−5.14 (m, 1H), 3.10−3.14 (m, 2H), 1.74−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 419.3。
実施例16
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(62%)を、実施例2に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに、6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.13 (br s, 1H), 11.02 (s, 1H), 9.99 (br s, 1H), 8.39 (br s, 1H), 8.35 (br s, 1H), 7.52−7.56 (m, 1H), 7.44−7.46 (m, 1H), 3.15−3.19 (m, 2H), 1.74−1.79 (m, 2H), 0.98−1.01 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 473.0, 475.0。
実施例17
Figure 2011513330
N−(3−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.025g、0.0379mmol)およびCu(I)CN(0.0678g、0.758mmol)をDMF(0.5mL)に溶解し、100℃まで一晩中加熱した。溶液を水とEtOAcの間で分配させた。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し油、N−(3−シアノ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドとした。油(0.021g、0.038mmol)をMeOH(1.0mL)および水(0.3mL)に溶解した。KCO(0.053g、0.38 mmol)を添加し、混合物を1時間、室温で撹拌した。溶液を水とEtOAcの間で分配させた。有機層を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(5% MeOH/DCM)により精製し、N−(3−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(2.9mg、18%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.16 (s, 1H), 8.57−8.58 (m, 1H), 8.52−8.53 (m, 1H), 8.47 (s, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.25−7.29 (m, 1H), 3.09−3.13 (m, 2H), 1.74−1.80 (m, 2H), 0.98−1.01 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 418.2。
実施例18
Figure 2011513330
6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−ベンズアミド
6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(62%)を、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに、6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.75 (br s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.97 (br s, 1H), 8.35−8.36 (m, 2H), 7.42−7.55 (m, 3H), 6.47−6.48 (m, 1H), 3.14−3.18 (m, 2H), 1.73−1.79 (m, 2H), 0.98−1.01 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 409.1, 411.2。
実施例19
Figure 2011513330
N−(3−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
三塩化アルミニウム(0.270g、2.03mmol)のスラリーを、0℃のDCM(0.7mL)中の2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.100g、0.254mmol)のスラリーに添加し、反応混合物を0℃で40分間撹拌した。塩化アセチル(0.0271mL、0.380mmol)を添加し、混合物を室温まで一晩中温めた。CHNO(200μL)を添加し、反応混合物を2分間、超音波処理し、室温で一晩中撹拌した。反応混合物を氷でクエンチし、その後、重炭酸ナトリウム水溶液とEtOAcとの間で分配させた。有機層をNaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(5% MeOH/EtOAc)により精製し、N−(3−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(71mg、64%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.98−8.99 (m, 1H), 8.63−8.64 (m, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.49−7.54 (m, 1H), 7.15−7.18 (m, 1H), 3.10−3.30 (m, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.93−2.00 (m, 2H), 1.09−1.13 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 437.1。
実施例20
Figure 2011513330
N−(3−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.0093g、0.017mmol)をMeOH(1.0mL)に溶解した。10% Pd/C(2.0mg)を添加し、その後、Hバルーン下、1時間撹拌した。水(0.3mL)およびKCO(0.0235g、0.170 mmol)を添加し、反応混合物を50℃で18時間撹拌した。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(1:2ヘキサン/EtOAc)により精製し、N−(3−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(2.7mg、37.6%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.33 (br s, 1H), 10.84 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.32−8.34 (m, 2H), 7.51−7.57 (m, 1H), 7.24−7.27 (m, 2H), 3.10−3.14 (m, 2H), 2.67−2.73 (m, 2H), 1.74−1.80 (m, 2H), 1.25−1.28 (m, 2H), 0.98−1.01 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 421.2。
実施例21
Figure 2011513330
2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(49%)を、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに、2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.61 (br s, 1H), 10.48 (s, 1H), 9.81 (br s, 1H), 8.40 (br s, 1H), 8.35 (br s, 1H), 7.53−7.57 (m, 1H), 7.48−7.52 (m, 2H), 7.28−7.32 (m, 1H), 6.46 (m, 1H), 3.14−3.18 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 375.2。
実施例22
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(2−メチルチアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
NaHCO(0.00098g、0.012mmol)およびエタンチオアミド(0.00096g、0.013mmol)を、THF(0.1mL)に溶解したN−(3−(2−クロロアセチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.005g、0.011mmol)に添加し、反応混合物を70℃まで4時間温めた。MeOH(0.2mL)を、さらに等量のエタンチオアミド(0.00096g、0.013mmol)とNaHCO(0.00098g、0.012mmol)と共に添加した。70℃で9時間後、反応混合物を冷却し、EtOAcと重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配させた。有機層をNaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(10% MeOH−DCM)により精製し、2,6−ジフルオロ−N−(3−(2−メチルチアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(1mg、19%)。H NMR (400 MHz, CHCl−d1) δ 8.84−8.85 (m, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.60−7.66 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.02−7.06 (m, 1H), 3.06−3.12 (m, 2H), 2.80 (s, 3H), 1.85−1.93 (m, 2H), 1.04−1.08 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 492.1。
実施例23
Figure 2011513330
N−(3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
三塩化アルミニウム(0.078g、0.59mmol)のスラリーを、0℃のDCM(1.2mL)中の2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−ベンズアミド(0.029g、0.074mmol)のスラリーに添加し、反応混合物を0℃で40分間撹拌した。3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(0.023g、0.11mmol)を添加し、混合物を室温まで一晩中徐々に温めた。CHNO(300μL)を添加し、反応混合物を2分間、超音波処理した。次に、反応混合物を室温で一晩中撹拌した。反応混合物を氷でクエンチし、その後、重炭酸ナトリウム水溶液とEtOAcとの間で分配させた。有機層をNaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留固体を5% MeOH/EtOAcで倍散し、N−(3−(3,4−ジクロロベンゾイル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(9mg、22%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.98−8.99 (m, 1H), 8.66−8.68 (m, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.63−7.79 (m, 3H), 7.13−7.17 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.85−1.91 (m, 2H), 1.05−1.09 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 567.0。
実施例24
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:無水トリフルオロ酢酸(「TFAA」、3.3mL)を、0℃に冷却した、ジクロロメタン(70mL)に溶解した硝酸テトラブチルアンモニウム(7.3g)の溶液に添加した。5分後、3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.64g、Schirok, Hartmut, et al. “Synthesis and Derivatization of 3−Perfluoroalkyl−Substituted 7−Azaindoles.” Synthesis, No. 2 (2007): pp. 251−258において記載されているように調製)を少しずつ添加した。得られた溶液を室温で一晩中撹拌した。反応混合物を希釈重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタン(2X)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗固体を得、これをシリカゲルプラグ上で、酢酸エチルを用いてクロマトグラフィーにかけ、5−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(0.58g、73%)。
工程B:塩化スズ二水和物(4.0g)を、酢酸エチル(50mL)に溶解した5−ニトロ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.58g)に添加した。得られた溶液を3時間還流させた。冷却した溶液を、希釈重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。得られたスラリーをセライトを通して濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルで洗浄した。層を分離した。有機層を塩類溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、5−アミノ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(320mg、63%)。
工程C:ジイソプロピルエチルアミン(127μL)、5−アミノ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(67.8mg)、ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(41mg)および1−エチル−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(56mg)を、ジクロロメタン(1mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解した5−アミノ−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(48.8mg)に添加した。反応混合物を周囲温度で一晩中撹拌し、真空下で蒸発させた。得られた残渣を酢酸エチルと希釈塩化アンモニウム水溶液の間で分配させた。酢酸エチル層を塩類溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮してガラスとした。粗生成物をクロマトグラフィー(10:1 酢酸エチル/メタノール)により精製し、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(3−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドをガラスとして得た(20mg、18%)。H NMR (400 MHz, CDCN) δ 10.31 (br s, 1H), 9.13 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.67−7.60 (m, 1H), 7.16−7.11 (m, 1H), 3.16−3.12 (m, 2H), 2.22 (br s, 1H), 1.90−1.80 (m, 2H), 1.04 (t, 3H); m/z (ESI pos) 463.1 (100%) [M+1]。
実施例25
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−ブロモスクシンイミド(1.1当量)を、CHCl(1.0mL)中の2,6−ジフルオロ−N−(2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(11mg、1.0当量)のスラリーに添加し、反応混合物を周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、固体をCHClで洗浄した。次に、得られた固体をシリゲルクロマトグラフィー(5% MeOH/CHClで溶離)により精製し、N−(3−ブロモ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(9mg、69%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.53 (s, 1H), 11.08 (s, 1H), 9.82 (s, 1H), 8.47−8.44 (m, 1H), 8.39−8.37 (m, 1H), 7.95−7.91 (m, 2H), 7.61−7.53 (m, 3H), 7.51−7.45 (m, 1H), 7.32−7.26 (m, 1H), 3.16−3.11 (m, 2H), 1.83−1.74 (m, 2H), 1.03−0.98 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1=549.1。
実施例26
Figure 2011513330
N−(3−クロロ−2−(3−クロロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−クロロ−2−(3−クロロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(38%)を、実施例25にしたがい、N−ブロモスクシンイミドの代わりにN−クロロスクシンイミド、CHClの代わりにDMF、2,6−ジフルオロ−N−(2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりにN−(2−(3−クロロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.55 (s, 1H), 11.11 (s, 1H), 9.82 (s, 1H), 8.49−8.46 (m, 2H), 8.01−7.99 (m, 1H), 7.96−7.93 (m, 1H), 7.63−7.52 (m, 3H), 7.32−7.26 (m, 1H), 3.16−3.11 (m, 2H), 1.82−1.74 (m, 2H), 1.03−0.98 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=539.0。
実施例27
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例25の一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりにN−(2−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.66 (s, 1H), 10.96 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.31−8.29 (m, 1H), 8.18−8.16 (m, 1H), 7.58−7.52 (m, 1H), 7.30−7.24 (m, 1H), 3.15−3.10 (m, 2H), 2.16−2.10 (m, 1H), 1.82−1.73 (m, 2H), 1.10−1.03 (m, 4H), 1.02−0.97 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1=513.2。
実施例28
Figure 2011513330
5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−N−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボキサミド
撹拌棒および窒素入口を取り付けた丸底フラスコに、アニリン(4.2mg、0.046mmol)および無水トルエン(0.5mL)を窒素雰囲気下で入れた。トリメチルアルミニウム(8.0μL、0.160mmol、7当量)をこの溶液に添加し、この混合物を室温で20分間撹拌した。メチル5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボキシレート(13.5mg、0.023mmol、実施例14を参照されたい)を1度に添加し、反応混合物を90℃まで30分間温めた。次に、反応混合物を室温まで冷却した。次に、混合物を注意深く、30%酒石酸ナトリウムカリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(2X)で抽出した。抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をTHF(1mL)に溶解し、次に、1M LiOH水溶液(1mL)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌し、AcOH/水で希釈し、EtOAc(2X)で抽出した。抽出物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を分取TLC精製(2X0.5mmプレート、10% MeOH/DCM)に供し、5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−N−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボキサミドを得た(4.2mg、36%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.31 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 9.76−9.87 (m 2H), 8.89−8.96 (m, 1H), 8.42−8.55 (m 2H), 7.73−7.80 (m, 2H), 7.51−7.59 (m, 1H), 7.20−7.38 (m, 3H), 7.03−7.11 (m, 1H), 3.06−3.14 (m, 2H), 1.71−1.82 (m, 2H), 0.94 − 1.04 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 512.1; (APCI−pos) M+1 = 514.0。
表1の下記化合物を、上記手順にしたがい調製した。
Figure 2011513330
実施例32
Figure 2011513330
N−(3−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(4.55g、18.7mmol)およびKCO(7.73g、55.9mmol)をアセトニトリル(200mL)に溶解した。塩化ベンゼンスルホニル(4.76mL、37.3mmol)を添加し、反応混合物を10時間、加熱還流させた。反応混合物を冷却し、EtOAcと水の間で分配させた。有機層を水(2X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(4:1〜0:1ヘキサン/DCM)により精製し、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(5.31g、74.1%)。
工程B:硝酸テトラブチルアンモニウム(6.31g、20.7mmol)をDCM(50mL)に溶解し、0℃まで冷却した。TFAA(2.93mL、20.7mmol)を添加し、10分間撹拌した。この溶液をシリンジで、予め冷却した、0℃のDCM(50mL)に溶解した3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(5.31g、13.8mmol)の溶液に移し、0℃で一晩中撹拌した。水(100mL)を添加し、層を分離した。水性部分をDCM(1X)で抽出した。有機層を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濃縮して固体とした。固体を10分間、9:1のEtO/DCM中で10分間超音波処理し、濾過し、3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(3.46g、58.3%)。
工程C:EtOAc(25mL)に溶解した3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(1.00g、2.33mmol)およびSnCl二水和物(2.63g、11.7mmol)を75℃まで4時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO水溶液(25mL)を添加した。得られた沈殿を、セライトを通して濾過した。層を分離した。有機部分を水、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを粉末として得(0.933g、100%)、これを次の工程でさらに精製せずに使用した。
工程D:3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.506g、1.27mmol)、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(0.389g、1.39mmol)、EDCI(0.267g、1.39mmol)およびHOBt(0.188g、1.39mmol)をDMF(10mL)に溶解し、室温で一晩中撹拌した。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(1:1:1ヘキサン/EtO/DCM)により精製すると、2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドが得られた(0.738g、88.2%)。
工程E:2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.025g、0.038mmol)、3,4−ジフルオロフェニルボロン酸(0.0090g、0.057mmol)、KCO(0.026g、0.19mmol)およびPd(PPh(0.0022g,、0.0019mmol)を4:1アセトニトリル(「ACN」)/水(1.5mL)に溶解し、アルゴンで10分間脱ガスした。反応混合物を160℃まで10分間、マイクロ波照射下で加熱した。溶液を水とEtOAcとの間で分配させた。有機部分を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し油とした。DCMを油に添加し、固体を析出させ、これを濾過により回収し、N−(3−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(8.5mg、44%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.08 (br s, 1H), 10.97 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.66 (br s, 1H), 8.52 (br s, 1H), 7.99 (br s, 1H), 7.69−7.75 (m, 1H), 7.51−7.59 (m, 3H), 7.25−7.30 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.74−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 505.2。
下記表2の化合物を、上記手順にしたがい調製した。
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
実施例56
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:1:1TEA/DMF(40mL)に溶解した3−ブロモ−5−ニトロピリジン−2−アミン(655mg、3.0mmol、1.0当量)の溶液をアルゴンで10分間脱ガスし、エチニルベンゼン(1.5当量)、CuI(0.04当量)、およびPdCl(PPh(0.04当量)を順に添加した。混合物をアルゴンで10分間脱ガスし、その後、室温で16時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、CHCl(25mL)を添加した。混合物を15分間超音波処理し、0℃まで冷却し、真空濾過により回収し、5−ニトロ−3−(フェニルエチニル)ピリジン−2−アミンを得た(356mg、50%)。
工程B:NMP(6mL)に溶解した5−ニトロ−3−(フェニルエチニル)ピリジン−2−アミン(356mg、1.0当量)の溶液をKOt−Bu(2.2当量)で処理し、溶液を90℃まで48時間加熱した。反応混合物を、シリカゲルクロマトグラフィー(100%ヘキサン〜40% EtOAc/ヘキサンの勾配を用いて溶離)により直接精製し、5−ニトロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(161mg、45%)。
工程C:2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(57%)を、実施例32、工程Cにしたがい、3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに5−ニトロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程D:2,6−ジフルオロ−N−(2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(23%)を、実施例32、工程Dにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD−d4) δ 8.36 (s, 2H), 7.87−7.85 (m, 2H), 7.68−7.62 (m, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.38−7.35 (m, 1H), 7.16−7.11 (m, 1H), 6.87 (s, 1H), 3.14−3.10 (m, 2H), 1.91−1.83 (m, 2H), 1.06 (t, J = 7.4 Hz, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=471.1。
下記表3の化合物を、上記手順にしたがい調製した。
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
実施例62
Figure 2011513330
N−(2−(3−(2−エトキシエトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:3−エチニルフェノール(1.707g、12.45mmol、1.0当量)および1−ブロモ−2−エトキシエタン(1.1当量)を、DMF(20mL)に溶解し、CsCO(2.2当量)を添加した。混合物を90℃まで16時間加熱し、その後室温まで冷却した。混合物を水(50mL)およびEtOAc(30mL)で希釈し、層を分離した。有機層を水(2X50mL)および塩類溶液(3X50mL)で洗浄し、乾燥させた(MgSO)。得られた残渣をクロマトグラフィー(10% EtOAc/ヘキサン)により精製し、1−(2−エトキシエトキシ)−3−エチニルベンゼンを油として得た(2.63g、96%)。
工程B:N−(2−(3−(2−エトキシエトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例56にしたがい、エチニルベンゼンの代わりに1−(2−エトキシエトキシ)−3−エチニルベンゼンを用いて調製した。1H NMR (400 MHz, MeOD−d4) δ 8.36 (s, 2H), 7.68−7.63 (m, 1H), 7.47−7.45 (m, 2H), 7.40−7.36 (m, 1H), 7.16−7.12 (m, 1H), 6.98−6.95 (m, 1H), 6.87 (s, 1H), 4.24−4.20 (m, 2H), 3.85−3.84 (m, 2H), 3.66−3.61 (m, 2H), 3.14−3.10 (m, 2H), 1.92−1.83 (m, 2H), 1.26−1.22 (m, 3H), 1.08−1.04 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=559.1。
実施例63
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:2−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(76%)を、実施例32、工程Bにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程B:2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(46%)を、実施例32、工程Cにしたがい、3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程C:2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(87%)を、実施例32、工程Dにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。
工程D:2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(27mg、40mmol、1.0当量)、1−メチル−1H−インドール−5−イルボロン酸(1.5当量)、KCO(20当量)およびPd(PPh(0.05当量)の混合物を4:1 MeCN/水(0.7mL)に溶解させ、160℃まで15分間マイクロ波照射下で加熱した。混合物を1:1 EtOAc/水(6mL)で希釈し、GF/F紙を通して濾過し、層を分離した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮し、2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(19mg、70%)。
工程E:2N K2CO3(1mL)を、MeOH(3mL)に溶解した2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(19mg、29mmol)の溶液に添加し、混合物を60℃まで16時間加熱した。揮発性物質を減圧下で除去し、得られた残渣をEtOAcと水との間で分配させた。層を分離し、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。ジクロロメタンを残渣に添加し、得られた固体を真空濾過により回収し、2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(10mg、66%)。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 12.04 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.33−8.28 (m, 2H), 8.15 (s, 1H), 7.77−7.73 (m, 1H), 7.57−7.52 (m, 2H), 7.39−7.38 (m, 1H), 7.29−7.25 (m, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.50−6.49 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.15−3.11 (m, 2H), 1.83−1.73 (m, 2H), 1.03−0.98 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1=522.2。
実施例64
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:tert−ブチル4−(5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(収率90%)を、実施例63、工程Dにしたがい、1−メチル−1H−インドール−5−イルボロン酸の代わりに、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(Eastwood, Paul R., “A versatile synthesis of 4−aryl tetrahydropyridines via palladium mediated Suzuki cross−coupling with cyclic vinyl boronates.” Tetrahedron Lett. 41(19) (2000): pp. 3705−3708)を用いて調製した。
工程B:CHCl(5mL)に溶解したtert−ブチル4−(5−(2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(50mg、0.07mmol)の溶液をトリフルオロ酢酸(3mL)で処理した。2時間後、揮発性物質を減圧下で除去し、残渣をEtOAcと飽和NaHCOの間で分配させた。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(90:10:1 CHCl/MeOH/NHOHにより溶離)により精製し、2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(29mg、67%)。
工程C:5:1 CHCl/MeOH(6mL)に溶解した2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(15mg、0.024mmol)の溶液を、37%ホルムアルデヒド水溶液(100μL)および1滴のAcOHで処理した。5分後、混合物をナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(26mg、5当量)で処理し、反応混合物を16時間周囲温度で撹拌した。混合物をMeOH(1mL)で処理し、減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(10% MeOH/CHClにより溶離)により精製し、2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た。
工程D:2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例63、工程Eにしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて、収率54%で調製した。H NMR (400 MHz, MeOD−d) δ 8.35 −8.28 (m, 2H), 7.69−7.60 (m, 1H), 7.17−7.09 (m, 1H), 6.49 (s, 1H), 6.39 (s, 1H). 3.24 (s, 2H), 3.14−3.08 (m, 2H), 2.81−2.75 (m, 2H), 2.72−2.67 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.91−1.83 (m, 2H), 1.09−1.03 (m, 3H); m/z (APCIZ−pos) M+1=489.9。
下記表4の化合物を上記手順にしたがい調製した。
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
実施例91
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
実施例63、工程Eにしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドから、定量的収率で調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.24 (s, 1H), 10.87 (s, 1H), 9.78 (br s, 1H), 8.32−8.28 (m, 2H), 7.55−7.48 (m, 1H), 7.24−7.18 (m, 1H), 6.74 (s, 1H), 3.11−3.04 (m, 2H), 1.80−1.70 (m, 2H), 1.01−0.96 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=521.0。
実施例92
Figure 2011513330
N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:1:1 TEA/THF(8mL)に溶解した、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(91mg、0.14 mmol、1.0当量)、N,N−ジメチルプロプ−2−イン−1−アミン(2.7当量)、CuI(0.2当量)およびPdCl(PPh(0.2当量)の溶液をアルゴン下で10分間脱ガスした。混合物を60℃まで16時間加熱し、揮発性物質を減圧下で除去した。得られた残渣をEtOAcおよび水で希釈し、GF/F紙を通して濾過した。層を分離した。有機層を乾燥させ(MgSO)、シリカゲルクロマトグラフィー(100% EtOAcにより溶離)により精製し、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを油として得た(54mg、64%)。
工程B:N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例63、工程Eにしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりにN−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.14 (s, 1H), 10.91 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.40−8.35 (m, 2H), 7.58−7.50 (m, 1H), 7.29−7.22 (m, 1H), 6.73−6.71 (m, 1H), 3.53 (s, 2H), 3.14−3.09 (m, 2H), 2.27 (s, 6H), 1.80−1.73 (m, 2H), 1.02−0.97 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=475.9。
実施例93
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施理例92、工程Aの一般手順にしたがい、N,N−ジメチルプロプ−2−イン−1−アミンの代わりにプロプ−2−イン−1−オールを用いて調製した。
工程B:2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを実施例92、工程Bの一般手順にしたがい、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.41−8.35 (m, 2H), 7.68−7.61 (m, 1H), 7.15−7.10 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.46 (s, 2H), 3.13−3.09 (m, 2H), 1.90−1.82 (m, 2H), 1.08−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1=447.2。
実施例94
Figure 2011513330
N−(2−(3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:ジイソプロピルジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(1.1当量)を、THF(20mL)に溶解した3−ブロモフェノール(1.155g、6.68mmol、1.0当量)、2−(ジメチルアミノ)エタノール(1.1当量)およびトリフェニルホスフィン(1.1当量)の0℃溶液に滴下した。混合物を室温まで16時間にわたって温め、その後、揮発性物質を減圧下で除去した。得られた残渣をEtOAc(20mL)と1N HCl(20mL)の間で分配させ、水層を回収し、EtOAcで洗浄した。水層を飽和NaHCO(50mL)で中和し、EtOAcで抽出し、乾燥させた(MgSO)。シリカゲルクロマトグラフィー(4% MeOH/DCMにより溶離)により精製し、2−(3−ブロモフェノキシ)−N,N−ジメチルエタンアミン(1.032g、63%)を油として得た。
工程B:2−(3−ブロモフェノキシ)−N,N−ジメチルエタンアミン(500mg、2.05mmol、1.0当量)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.2当量)、KOAc(3.0当量)およびPdCl(dppf)・DCM(0.03当量)の混合物を、ジオキサン(6mL)中でスラリー化させ、アルゴンで10分間脱ガスした。混合物を90℃まで16時間加熱し、室温まで冷却し、GF/F紙を通して濾過した。濾液を5% NaCl水溶液(2X50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、シリカゲルクロマトグラフィー(8% MeOH/DCMにより溶離)により精製し、N,N−ジメチル−2−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)エタンアミン(111mg、19%)を油として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.41−7.28 (m, 3H), 7.05−7.01 (m, 1H), 4.14−4.10 (m, 2H), 2.78−2.74 (m, 2H), 2.37 (s, 6H), 1.34 (s, 12H)。
工程C:実施例63(工程DおよびE)にしたがい、N−(2−(3−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドから、1−メチル−1H−インドール−5−イルボロン酸の代わりにN,N−ジメチル−2−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)エタンアミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.14 (s, 1H), 10.88 (s, 1H), 9.78 (br s, 1H), 8.39−8.33 (m, 2H), 7.58−7.50 (m, 3H), 7.39−7.34 (m, 1H), 7.29−7.22 (m, 1H), 7.00−6.98 (m, 1H), 6.95−6.91 (m, 1H), 4.17−4.13 (m, 2H), 3.14−3.09 (m, 2H), 2.71−2.66 (m, 2H), 2.26 (s, 6H), 1.82−1.73 (m, 2H), 1.02−0.98 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=558.1。
実施例95
Figure 2011513330
N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
MeOH(10mL)に溶解したN−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(30mg、63mmol)の溶液を10% Pd/Cで処理し、水素バルーン雰囲気下で4時間撹拌した。混合物をGF/F紙を通して濾過し、MeOHですすいだ。濾液をシリカゲルクロマトグラフィー(1% NHOHを含む10% MeOH/DCMにより溶離)により精製し、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(13mg、27mmol、43%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.50 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.27−8.18 (m, 2H), 7.56−7.49 (m, 1H), 7.26−7.20 (m, 1H), 6.19−6.17 (m, 1H), 3.12−3.08 (m, 2H), 2.76−2.71 (m, 2H), 2.32−2.27 (m, 2H), 2.17 (s, 6H), 1.87−1.72 (m, 2H), 1.01−0.97 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=480.1。
実施例96
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例95の一般手順にしたがい、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.28−8.21 (m, 2H), 7.67−7.61 (m, 1H), 7.15−7.09 (m, 1H), 6.24 (s, 1H), 3.66−3.62 (m, 2H), 3.13−3.09 (m, 2H), 2.90−2.85 (m, 2H), 2.01−1.84 (m, 2H), 1.08−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=453.1。
実施例97
Figure 2011513330
N−(3−シクロヘキシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:N−(3−シクロヘキセニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例32、工程Eに対する一般手順にしたがい、3,4−ジフルオロフェニルボロン酸の代わりにシクロヘキセニルボロン酸を用いて調製した。生成物を直接工程Bで使用した。
工程B:N−(3−シクロヘキセニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、60℃のメタノール/2M炭酸カリウム水溶液(1mg/1mL)に1時間供し、N−(3−シクロヘキセニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(100%)。m/z (APCI−neg) M−1 = 473.2, (APCI−pos) M+1 = 475.1。
工程C:N−(3−シクロヘキセニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(40mg、0.084mmol)をメタノール(1mL)に溶解し、その後、10% Pd/C(40mg、1当量)を添加した。この混合物を45psiの水素に16時間供し、GF/F濾紙を通して濾過した。その後、濾液を濃縮した。得られた固体を分取TLC(2X0.5mmプレート、溶離剤として10% MeOH/DCM)により精製して、N−(3−シクロヘキシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(10mg、25%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.34 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.32−8.39 (m, 2H), 7.50−7.56 (m, 1H), 7.19−7.28 (m, 2H), 3.07−3.15 (m, 2H), 2.68−2.78 (m, 1H), 1.96−2.02 (m, 2H), 1.70−1.84 (m, 5H), 1.38−1.49 (m, 4H), 1.21−1.31 (m, 1H), 0.95−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 475.3, (APCI−pos) M+1 = 477.2。
実施例98
Figure 2011513330
N−(3−シクロペンチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−シクロペンチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(12%)を、実施例97、工程Bに対する一般手順にしたがい、N−(3−シクロヘキセニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりにN−(3−シクロペンテニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.42−8.45 (m, 1H), 8.33−8.35 (m, 1H), 7.60−7.67 (m, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.08−7.15 (m, 1H), 3.23−3.33 (m, 1H), 3.06−3.15 (m, 2H), 2.12−2.23 (m, 2H), 1.67−1.91 (m, 8H), 1.02−1.09 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 461.3, (APCI−pos) M+1 = 463.2。
実施例99
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを実施例92、工程Aに対する一般手順にしたがい、N,N−ジメチルプロプ−2−イン−1−アミンの代わりにプロプ−2−イン−1−オールを用いて調製した。
工程B:2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(54%)を、実施例15、工程Bに対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.07 (br s, 1H), 11.00 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.82 (br s, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.25−7.30 (m, 1H), 5.31−5.28 (m, 1H), 4.36−4.35 (m, 2H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 447.5。
実施例100
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−メトキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−メトキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例92、工程Aに対する一般手順にしたがい、N,N−ジメチルプロプ−2−イン−1−アミンの代わりに3−メトキシプロプ−1−インを用いて調製した。
工程B:2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(55%)を、実施例15、工程Bに対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(1−(フェニルスルホニル)−3−ビニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−メトキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.13 (br s, 1H), 11.01 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.88 (br s, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.25−7.30 (m, 1H), 4.38 (s, 1H), 4.36−3.36 (s, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 461.2。
実施例101
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−メトキシプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(90%)を、実施例95に対する一般手順にしたがい、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−メトキシプロプ−1−イニル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.33 (br s, 1H), 10.83 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.47−8.38 (m, 2H), 7.51−7.57 (m, 1H), 7.24−7.28 (m, 2H), 4.45−4.48 (m, 1H), 3.44−3.49 (m, 2H), 3.11−3.15 (m, 2H), 2.68−2.72 (m, 2H), 1.75−1.81 (m, 4H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 451.2。
実施例102
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロピル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(77%)を、実施例95に対する一般手順にしたがい、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(3−(3−ヒドロキシプロプ−1−イニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.33 (br s, 1H), 10.83 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.47−8.38 (m, 2H), 7.51−7.57 (m, 1H), 7.24−7.28 (m, 2H), 4.45−4.48 (m, 1H), 3.44−3.49 (m, 2H), 3.11−3.15 (m, 2H), 2.68−2.72 (m, 2H), 1.75−1.81 (m, 4H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 451.2。
実施例103
Figure 2011513330
N−(3−シクロペンテニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:N−(3−シクロペンテニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例32、工程Eに対する一般手順にしたがい、3,4−ジフルオロフェニルボロン酸の代わりにシクロペンテニルボロン酸を用いて調製した。生成物を直接工程Bで使用した。
工程B:N−(3−シクロペンテニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(25%)を、実施例97、工程Bに対する一般手順にしたがい、N−(3−シクロヘキセニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりにN−(3−シクロペンテニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.67−8.69 (m, 1H), 8.41−8.42 (m, 1H), 7.61−7.69 (m, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.10−7.17 (m, 1H), 6.13−6.16 (m, 1H), 3.08−3.15 (m, 2H), 2.73−2.81 (m, 2H), 2.55−2.63 (m, 2H), 1.97−2.05 (m, 2H), 1.82−1.92 (m, 2H), 1.02−1.08 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 459.2, (APCI−pos) M+1 = 461.1。
実施例104
Figure 2011513330
N−(2−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(2−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例17にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.98 (br s, 1H), 11.08 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.60 (s, 2H), 7.59−7.52 (m, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.30−7.24 (m, 1H), 3.15−3.09 (m, 2H), 1.80−1.73 (m, 2H), 1.02−0.97 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1=418.1。
実施例105
Figure 2011513330
N−(2−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:4−((3−ブロモフェノキシ)メチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(収率81%)を、実施例94、工程Aにしたがい、2−(ジメチルアミノ)エタノールの代わりに(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタノールを用いて調製した。
工程B:2−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(収率77%)を実施例94、工程Bにしたがい、2−(3−ブロモフェノキシ)−N,N−ジメチルエタンアミンの代わりに4−((3−ブロモフェノキシ)メチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソランを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.43−7.39 (m, 1H), 7.34−7.27 (m, 2H), 7.05−7.01 (m, 1H), 4.51−4.44 (m, 1H), 4.19−4.08 (m, 2H), 3.99−3.95 (m, 1H), 3.92−3.88 (m, 1H), 1.47 (s, 3H), 1.41 (s, 3H), 1.34 (s, 12H)。
工程C:実施例63(工程DおよびE)にしたがい、N−(2−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドから、1−メチル−1H−インドール−5−イルボロン酸の代わりに2−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−オキサボロランを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.15 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.39−8.34 (m, 2H), 7.58−7.52 (m, 3H), 7.40−7.35 (m, 1H), 7.30−7.24 (m, 1H), 7.01−6.99 (m, 1H), 6.96−6.92 (m, 1H), 4.49−4.43 (m, 1H), 4.16−4.09 (m, 3H), 3.82−3.77 (m, 1H), 3.15−3.11 (m, 2H), 1.81−1.75 (m, 2H), 1.39 (s, 3H), 1.33 (s, 3H), 1.02−0.98 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=601.1
実施例106
Figure 2011513330
N−(2−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2:1 THF/MeOH(3mL)に溶解したN−(2−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(22mg、36mmol)の溶液を1N HCl(1mL)で処理し、混合物を室温で16時間撹拌した。揮発性物質を回転蒸発により除去し、得られた残渣をEtOAcとNaHCO水溶液の間で分配させた。層を分離し、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して固体とした。固体をDCMで倍散させ、真空濾過により回収し、N−(2−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(13mg、64%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.16 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.40−8.33 (m, 2H), 7.58−7.49 (m, 3H), 7.40−7.34 (m, 1H), 7.31−7.24 (m, 1H), 7.00−6.90 (m, 2H), 5.00−4.96 (m, 1H), 4.72−4.67 (m, 1H), 4.12−4.07 (m, 1H), 4.01−3.99 (m, 1H), 3.88−3.81 (m, 1H), 3.52−3.47 (m, 1H), 3.16−3.10 (m, 2H), 1.82−1.74 (m, 2H), 1.04−0.97 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1=561.2。
実施例107
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:2−メチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(75%)を実施例32、工程Bに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(Mendiola, Javier, et al. “Reaction of Bromomethylazoles and Tosylmethyl Isocyanide. A Novel Heterocyclization Method for the Synthesis of the Core of Marine Alkaloids Variolins and Related Azolopyrimidines.” J. Org. Chem. 69(15) (2004): pp. 4974−4983に記載されているように調製)を用いて調製した。
工程B:2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを、実施例32、工程Cに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−メチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。材料を次の工程で直接使用した。
工程C:2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例32、工程Dに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。材料を次の工程で直接使用した。
工程D:2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.379g、0.691mmol)をMeOH(6mL)および水(2mL)に溶解した。KCO(1.91g、13.8mmol)を添加し、反応混合物を還流しながら一晩中撹拌した。溶液を水とEtOAcの間で分配させた。有機層を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して固体とした。固体をDCMで倍散させ、2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(150mg、3工程で53%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.48 (br s, 1H), 10.80 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.26 (br s, 1H), 8.20 (br s, 1H), 7.53−7.59 (m, 1H), 7.25−7.30 (m, 1H), 6.17 (br s, 1H), 3.10−3.14 (m, 2H), 2.40 (br s, 3H), 1.74−1.82 (m, 2H), 0.98−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 407.2。
実施例108
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(99%)を、実施例32、工程Aに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程B:3−メチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(65%)を、実施例32、工程Bに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程C:3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを、実施例32、工程Cに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−メチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。材料を次の工程で直接使用した。
工程D:2,6−ジフルオロ−N−(3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例32、工程Dに対する一般手順にしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。材料を次の工程で直接使用した
工程E:2,6−ジフルオロ−N−(3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.654g、1.19mmol)をMeOH(9mL)および水(3mL)に溶解した。KCO(3.295g、23.84mmol)を添加し、反応混合物を還流しながら一晩中撹拌した。溶液を水とEtOAcの間で分配させた。有機層を水(3X)、塩類溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して固体とした。固体をDCMで倍散させ、2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(148mg、3工程で30%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.31 (br s, 1H), 10.85 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.31 (br s, 2H), 7.51−7.57 (m, 1H), 7.24−7.29 (m, 2H), 3.11−3.15 (m, 2H), 2.26 (br s, 3H), 1.75−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 407.2。
実施例109
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−ブロモ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(36%)を、実施例2に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.03 (s, 1H), 10.97 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.31 (br s, 1H), 8.21 (br s, 1H), 7.52−7.58 (m, 1H), 7.25−7.29 (m, 1H), 3.11−3.15 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 1.74−1.80 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 487.1, 487.9。
実施例110
Figure 2011513330
N−(3−クロロ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−クロロ−2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(55%)を、実施例3に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.93 (br s, 1H), 10.97 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.32 (br s, 1H), 8.28 (br s, 1H), 7.52−7.58 (m, 1H), 7.25−7.29 (m, 1H), 3.10−3.14 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 1.74−1.80 (m, 2H), 0.98−1.01 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 441.2。
実施例111
Figure 2011513330
3−(シクロプロパンスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:5−アミノ−7−アザインドール(820mg、6.2mmol)、2,6−ジフルオロ−3−ニトロ安息香酸(1200mg、6.2mmol)、EDCI(1200mg、6.2mmol)およびHOBt・HO(930mg、6.2mmol)を無水DMF(20mL)中で合わせ、室温で16時間撹拌した。次に、反応混合物を塩類溶液で希釈し、EtOAc(2X)で抽出し、抽出物を水(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ISCO系(5% MeOH/DCM)を使用して精製し、2,6−ジフルオロ−5−ニトロ−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ベンズアミドを得た(1.76g、88%)。m/z (LC−MS) M+1 = 319。
工程B:エタノール(20mL)および水(6mL)に溶解した2,6−ジフルオロ−5−ニトロ−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ベンズアミド(805mg、2.5mmol)、鉄粉(565mg、10mmol)およびNHCl(1350mg、25mmol)を80℃で4時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、CHClに溶解した20% MeOHで希釈した。次に、混合物をセライトパッドを通して濾過し、濃縮し、次の工程で直接使用した。m/z (LC−MS) M+1 = 289。
工程C:5mLフラスコに、CHCl(1mL)に溶解した5−アミノ−2,6−ジフルオロ−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ベンズアミド(30mg、0.1mmol)、シクロプロピルスルホニルクロリド(10mg、0.1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(40μL)を入れた。この混合物を室温で16時間撹拌した。次に、反応混合物を塩類溶液で希釈し、EtOAc(2X)で抽出し、抽出物を水(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより、ISCO系(10% MeOH/DCM)を使用して精製し、標題化合物を得た(14mg、30%)。 m/z (LC−MS) M+1 = 393。
実施例112
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
工程B:1M NaOH溶液(809μL、0.809mmol)を、4:1 THF/MeOH(1.4mL、0.2M)に溶解した2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(135mg、0.270mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。有機溶媒の大部分を真空で除去した。得られた残渣を1N HCl(0.8mL)で酸性化し、その後、EtOAc(30mL)と水(10mL)の間で分配させた。有機層を水(3X10 mL)、塩類溶液(10mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。得られた残渣を最小量のCHClで倍散させ、沈殿を濾過し、EtOですすぎ、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを固体として得た(48mg、2工程で45%)。
実施例113
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:トリメチルアルミニウム(0.51mL、1.01mmol、2.0Mのトルエン溶液)を、トルエン(10mL)中の2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.135g、0.338mmol)の冷(0℃)懸濁液にシリンジで滴下した。冷浴を除去し、混合物を室温で20分間撹拌した。メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンゾエート(0.149g、0.372mmol)を添加し、反応混合物を90℃までN下で2時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈した。30%酒石酸カリウムナトリウム水溶液(50mL)を注意深く添加し、得られたエマルジョンを室温で30分間撹拌した。水層を酢酸エチル(2X50mL)で抽出した。有機層を合わせて乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより、ヘキサン/酢酸エチル(4:1)、ヘキサン/酢酸エチル(2:1)により溶離して精製し、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを泡として得た(0.225g、87%)。
工程B:KCO(0.406g、2.94mmol)を、MeOH/HO(4:1、10mL)に溶解した2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.225g、0.294mmol)の溶液に添加し、反応混合物を60℃まで1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解し、水(50mL)で洗浄した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより、ヘキサン/酢酸エチル(2:1)、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離して精製し、2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(0.120g、79%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.3 (br s, 2H), 7.6 (m, 1H), 7.1 (m, 1H), 6.7 (s, 1H), 3.1 (m, 2H), 1.9 (m, 2H), 1.0 (t, J=7.4 Hz, 3H); m/z (APCI−nega) M−1 = 519.1。
実施例114
Figure 2011513330
N−(3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:TEA(0.0163mL、0.117mmol)およびプロパン−1−スルホニルクロリド(0.00882mL、0.0779mmol)を、DCM(0.4mL)に溶解したN−(3−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.195mL、0.0390mmol)に添加した。溶液を室温で16時間撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(2% MeOH/DCM)により精製し、不純N−(3−アセチル−1−(プロピルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(0.020g、0.0308mmol、収率79.1%)。
工程B:1−tert−ブトキシ−N,N,N’,N’−テトラメチルメタンジアミン(0.0132mL、0.0607mmol)を、THF(0.3mL)に溶解したN−(3−アセチル−1−(プロピルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.0197g、0.0304mmol)に添加した。溶液を4時間還流しながら撹拌し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をEtOH(0.3mL)に溶解し、ヒドラジン(0.00973g、0.304mmol)を添加した。溶液を8時間還流しながら撹拌した。次に、溶液を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(5%〜10%MeOH/DCM)により精製し、その後、再び、逆相(C−18)クロマトグラフィーにより1%〜50% CHCN/水の勾配溶離を用いて精製し、N−(3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(0.002g、0.0043mmol、収率14.3%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.71−8.75 (m, 1H), 8.49−8.51 (m, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.66−7.70 (m, 1H), 7.50−7.58 (m, 1H), 6.93−6.99 (m, 1H), 6.12−6.14 (m, 1H), 2.96−3.02 (m, 2H), 1.80−1.89 (m, 2H), 1.00−1.05 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 461.1。
実施例115
Figure 2011513330
N−(3−tert−ブチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(150mg、0.92mmol)を無水ジクロロメタン(9mL)に溶解し、0℃まで冷却した。次に、塩化アルミウム(613mg、4.60mmol、5当量)を添加し、混合物を0℃で15分間撹拌させた。次に、2−メチル−2−ブロモプロパン(107μL、0.919mmol)を添加し、混合物を徐々に室温まで16時間にわたって温めた。次に、混合物を冷飽和ビカーボネート溶液に注ぎ入れ、ジクロロメタン(2X)で抽出した。抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。分取プレート精製(2X1.0mmプレート、3:1ヘキサン:酢酸エチル)により、3−tert−ブチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(8.3mg、4%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.25 (br s, 1H), 9.07−9.09 (m, 1H), 8.84−8.86 (m, 1H), 7.48 (s, 1H), 1.42 (s, 9H); m/z (APCI−neg) M−1 = 218.3。
工程B:3−tert−ブチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(8.3mg、0.038mmol)をメタノール(0.5mL)に溶解し、次に、塩化スズ(II)二水和物を添加した。混合物を70℃まで16時間温め、酢酸エチルで希釈し、飽和ビカーボネート水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、3−tert−ブチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを得た(8mg、100%)。m/z (APCI−pos) M+1 = 190.2
工程C:N−(3−tert−ブチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(23%)を、実施例1に対する一般手順にしたがい、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに3−tert−ブチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.34 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.78 (br s, 1H), 8.51−8.53 (m, 1H), 8.38−8.40 (m, 2H), 7.50−7.57 (m, 1H), 7.21−7.27 (m, 1H), 7.17−7.19 (m, 1H), 3.06−3.14 (m, 2H), 1.72−1.80 (m, 2H), 1.39 (s, 9H), 0.96−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 449.2, (APCI−pos) M+1 = 451.1。
実施例116
Figure 2011513330
2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに2,3,6−トリフルオロ−5−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
工程B:2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(47%、2工程)を実施例112、工程Bの手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに2,3,6−トリフルオロ−5−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.68 (br s, 1H), 10.95 (s, 1H), 10.07 (br s, 1H), 8.35−8.36 (m, 2H), 7.62−7.68 (m, 1H), 7.50−7.51 (m, 1H), 6.47−6.49 (m, 1H), 3.19−3.23 (m, 2H), 1.72−1.79 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 413.1。
実施例117
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(64%)を、実施例2の一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに2,3,6−トリフルオロ−5−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 12.15 (br s, 1H), 11.13 (s, 1H), 10.08 (br s, 1H), 8.40 (br s, 1H), 8.34 (br s, 1H), 7.76 (br s, 1H), 7.63−7.70 (m, 1H), 3.18−3.22 (m, 2H), 1.74−1.79 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 491.1, 493.0。
実施例118
Figure 2011513330
6−フルオロ−2−メチル−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:6−フルオロ−2−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−ベンズアミドを、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに6−フルオロ−2−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
工程B:6−フルオロ−2−メチル−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(47%、2工程)を、実施例112、工程Bの一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−ベンズアミドの代わりに6−フルオロ−2−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.62 (br s, 1H), 10.65 (s, 1H), 8.38 (br s, 1H), 8.37 (br s, 1H), 7.36−7.40 (m, 1H), 7.17−7.22 (m, 1H), 6.46 (br s, 1H), 3.06−3.10 (m, 2H), 2.33 (s, 3H), 1.74−1.80 (m, 2H), 0.99−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 391.1。
実施例119
Figure 2011513330
2−フルオロ−6−メチル−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:2−フルオロ−6−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例1に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに2−フルオロ−6−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
工程B:2−フルオロ−6−メチル−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(21%、2工程)を、実施例112、工程Bの一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに2−フルオロ−6−メチル−3−(N−(プロピルスルホニル)プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.34 (br s, 2H), 7.48−7.52 (m, 1H), 7.42−7.43 (m, 1H), 7.11−7.13 (m, 1H), 6.51−6.52 (m, 1H), 3.08−3.12 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.82−1.91 (m, 2H), 1.03−1.07 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 391.1。
実施例120
Figure 2011513330
N−(3−シクロブチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(7.5g、38.07mmol)を無水DMF(190mL)に溶解し、0℃まで冷却した。次に、水素化ナトリウム(鉱物油中60%分散物、2.13g、53.29mmol)を添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。次に、塩化ベンゼンスルホニル(7.41g、41.87mmol)をシリンジで添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。次に、別のロットの塩化ベンゼンスルホニル(0.5mL)を添加し、開始材料を消費させた。次に、反応混合物を注意深く、飽和塩化アンモニウム、続いて水(200mL)によりクエンチし、生成物を沈殿させた。固体を濾過により回収し、真空下で乾燥させ、3−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(11.2g、87%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.46−8.49 (m, 1H), 8.19−8.23 (m, 2H), 7.79−7.84 (m, 2H), 7.57−7.62 (m, 1H), 7.47−7.53 (m, 2H), 7.25−7.29 (m, 1H)。
工程B:丸底フラスコに、窒素雰囲気下、削り屑状マグネシウム(155mg、6.38mmol)および無水エーテル(5mL)を入れた。ブロモシクロブタン(340mg、2.52mmol)、続いて、1,2−ジブロモエタン(50μL)を添加し、数分の撹拌後、還流を観察した。次に、この混合物を温め5時間還流させ、その後、室温まで冷却させた。次に、グリニャール試薬を3−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(250mg、0.74mmol)およびNiCl(dppf) (10mg、0.015mmol)のTHF溶液(5mL)に添加した。混合物を16時間加熱還流し、その後、室温まで冷却させた。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、EtOAc(2X)で抽出した。抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。フラッシュ40バイオタージ(40Mカートリッジ、3:1ヘキサン:EtOAc)により、3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(45mg、19%)。m/z (APCI−pos) M+1 = 313.1。
工程C:硝酸テトラブチルアンモニウム(88mg、0.29mmol)をジクロロメタン(0.5mL)に溶解し、0℃まで冷却した。次に、無水トリフルオロ酢酸(60μL、0.288mmol)を添加し、混合物を30分間撹拌した。これを、ジクロロメタン(4mL)に溶解した3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(45mg、0.144mmol)の予め冷却した溶液に添加した。この混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、室温まで温め、一晩中撹拌した。次に、混合物をDCMで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。Sep Pak精製(10gカートリッジ、3:1ヘキサン:酢酸エチル)により3−シクロブチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(25mg、49%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.19−9.21 (m, 1H), 8.79−8.81 (m, 1H), 8.15−8.20 (m, 2H), 7.99 (s, 1H), 7.63−7.78 (m, 3H), 3.71−3.82 (m, 1H), 2.35−2.45 (m, 2H), 2.15−2.27 (m, 2H), 2.00−2.09 (m, 1H), 1.88−1.96 (m, 1H)。
工程D:塩化スズ(II)二水和物(79mg、0.35mmol)を、メタノール(1mL)に溶解した3−シクロブチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(25mg、0.07mmol)の溶液に添加した。この混合物を70℃まで16時間加熱し、その後、室温まで冷却させた。次に、この混合物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを得た(21mg、92%)。m/z (APCI−pos) M+1 = 328.1。
工程E:N−(3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例1における一般手順にしたがい、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。
工程F:N−(3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドをメタノール(1mL)に溶解し、2M炭酸カリウム水溶液(1mL)を添加した。混合物を60℃まで1時間温めた。次に、混合物をEtOAcで希釈し、10%クエン酸水溶液(1X)、水(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。分取TLC(2X0.5mmプレート、溶離剤として7% MeOH/DCM)により、N−(3−シクロブチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(15%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 11.37 (br s, 1H), 10.82 (br s, 1H), 9.78 (br s, 1H), 8.31−8.38 (m, 2H), 7.49−7.58 (m, 1H), 7.20−7.34 (m, 2H), 3.62−3.71 (m, 1H), 3.07−3.14 (m, 2H), 2.30−2.41 (m, 2H), 2.14−2.22 (m, 2H), 1.97−2.08 (m, 1H), 1.85−1.94 (m, 1H), 1.71−1.81 (m, 2H), 0.96−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 449.1。
実施例121
Figure 2011513330
N−(3−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:3−シクロプロピル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(19%)を、実施例120における一般手順にしたがい、シクロブチルマグネシウムブロミドの代わりにシクロプロピルマグネシウムブロミド(0.5MのTHF溶液)を用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.40−8.43 (m, 1H), 8.14−8.18 (m, 2H), 7.89−7.93 (m, 1H), 7.52−7.58 (m, 1H), 7.43−7.49 (m, 2H), 7.37 (s, 1H), 7.15−7.20 (m, 1H), 1.79−1.88 (m, 1H), 0.90−0.96 (m, 2H), 0.65−0.71 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 299.1。
工程B:3−シクロプロピル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(42%)を、実施例120、工程Cにおける一般手順にしたがい、3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−シクロプロピル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ 9.19−9.21 (m, 1H), 8.92−8.94 (m, 1H), 8.11−8.14 (m, 2H), 7.86 (s, 1H), 7.72−7.77 (m, !H), 7.62−7.67 (m, 2H), 2.09−2.17 (m, 1H), 0.93−0.99 (m, 2H), 0.80−0.85 (m, 2H)。
工程C:3−シクロプロピル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(100%)を、実施例120、工程Dにしたがい、3−シクロブチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−シクロプロピル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。m/z (APCI−pos) M+1 = 314.0。
工程D:N−(3−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(19%)を、実施例120、工程Eにしたがい、3−シクロブチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに3−シクロプロピル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ11.34 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.40−8.43 (m, 1H), 7.50−7.58 (m, 1H), 7.19−7.20 (m, 2H), 3.07−3.16 (m, 2H), 1.87−1.96 (m, 1H), 1.72−1.82 (m, 2H), 0.96−1.03 (m, 2H), 0.81−0.89 (m, 2H), 0.60−0.65 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 435.1, m/z (APCI−neg) M+1 = 433.3。
実施例122
Figure 2011513330
3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例1にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.65 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 9.82 (s, 1H), 8.38−8.34 (m, 2H), 7.60−7.53 (m, 1H), 7.51−7.48 (m, 1H), 7.28−7.22 (m, 1H), 6.49−6.46 (m, 1H), 3.13 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 1.12−1.03 (m, 1H), 0.62−0.56 (m, 2H), 0.39−0.34 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 407.1。
実施例123
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロベンズアミド
N−(3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロベンズアミドを、実施例2にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドの代わりに、3−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.12 (s, 1H), 11.03 (s, 1H), 9.83 (s, 1H), 8.42−8.40 (m, 1H), 8.36−8.34 (m, 1H), 7.77−7.75 (m, 1H), 7.62−7.55 (m, 1H), 7.29−7.23 (m, 1H), 3.13 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 1.13−1.04 (m, 1H), 0.62−0.56 (m, 2H), 0.39−0.34 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 487.0。
実施例124
Figure 2011513330
N−(3−(シクロプロピルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(82%)を、実施例32、工程Aにしたがい、3−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 10.06 (s, 1H), 8.50−8.54 (m, 2H), 8.40 (s, 1H), 8.27−8.31 (m, 2H), 7.62−7.68 (m, 1H), 7.52−7.58 (m, 2H), 7.31−7.35 (m, 1H)。
工程B:1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(0.25g、0.87mmol)を無水THF(9mL)に溶解し、0℃まで冷却した。次に、シクロプロピルマグネシウムクロリド(0.5MのTHF溶液2.6 mL、1.5当量)をシリンジで冷反応混合物に添加し、0℃で30分間撹拌した。次に、混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、シクロプロピル(1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタノールを得た(0.285g、98%)。m/z (APCI−pos) M+1 = 329.1。
工程C:シクロプロピル(1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタノール(0.285g、0.87mmol)を無水ジクロロメタン(9mL)に溶解し、0℃まで冷却した。次に、トリエチルシラン(1.11mL、6.94mmol、8当量)およびTFA(0.201mL、2.60mmol、3当量)を添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、その後、室温まで温めた。約1.5時間後、混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、DCMで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。フラッシュ40バイオタージ(40Mカートリッジ、DCM〜5% EtOAc/DCM)により、3−(シクロプロピルメチル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(159mg、59%)。m/z (APCI−pos) M+1 = 313.1。
工程D:3−(シクロプロピルメチル)−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(41%)を、実施例32、工程Bにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−(シクロプロピルメチル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 9.26−9.28 (m, 1H), 8.64−8.68 (m, 1H), 8.20−8.25 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.51−7.65 (m, 3H), 2.61−2.66 (m, 2H), 1.02−1.10 (m, 1H), 0.62−0.69 (m, 2H), 0.23−0.29 (m, 2H)。
工程E:3−(シクロプロピルメチル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(89%)を、実施例32、工程Cにしたがい、3−ヨード−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−(シクロプロピルメチル)−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。m/z (APCI−pos) M+1 = 328.1。
工程F:N−(3−(シクロプロピルメチル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを実施例31、工程Dにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに3−(シクロプロピルメチル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。m/z (APCI−pos) M+1 = 589.1。次に、この材料をメタノール(1mL)に溶解し、2M炭酸カリウム水溶液(1ml)を添加した。混合物を60℃まで1時間温めた。次に、該混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。分取TLC(2X0.5mmプレート、7% MeOH/DCM)により、N−(3−(シクロプロピルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(10mg、13%)。H NMR (400 MHz, DMSO−d) δ11.34−11.38 (br s, 1H), 10.81−10.85 (br s, 1H), 9.75−9.82 (br s, 1H), 8.33−8.39 (m, 2H), 7.20−7.58 (m, 3H), 3.09−3.15 (m, 2H), 2.59−2.63 (m, 2H), 1.71−1.82 (m, 2H), 0.97−1.07 (m, 4H), 0.46−0.53 (m, 2H), 0.17−0.23 (m, 2H); (APCI−pos) M+1 = 449.1。
下記表5の化合物を上記手順にしたがい調製した。
Figure 2011513330
Figure 2011513330
実施例131
Figure 2011513330
N−(3−ブロモ−2−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−ブロモ−2−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(18%)を、実施例25に対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりにN−(2−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用い、溶媒としてCHClの代わりにDMFを使用して調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.64−8.62 (m, 1H), 8.54−8.52 (m, 1H), 7.70−7.63 (m, 1H), 7.18−7.12 (m, 1H), 3.15−3.09 (m, 2H), 1.91−1.83 (m, 2H), 1.09−1.04 (m, 3H); m/z (APCI−neg) M−1 = 498.1/496.1。
実施例132
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(30%)を、実施例95に対する一般手順にしたがい、N−(2−(3−(ジメチルアミノ)プロプ−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.29 (s, 1H), 7.68−7.61 (m, 1H), 7.16−7.10 (m, 1H), 6.30 (s, 1H), 3.63 (m, 1H), 3.14−3.09 (m, 2H), 3.05−2.94 (m, 2H), 2.84−2.72 (m, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.30−2.23 (m, 2H), 2.02−1.82 (m, 4H), 1.08−1.03 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 492.2。
実施例133
Figure 2011513330
N−(3−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:水素化ナトリウム(2.13g、53.3mmol、鉱物油中60%分散物)を、0℃のDMF(190mL)に溶解した3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(7.5g、38.1mmol)に添加した。次に、この混合物を0℃で30分間撹拌し、塩化ベンゼンスルホニル(7.40g、41.87mmol)をシリンジで添加した。0℃で30分後、TLCは、開始材料のほとんどが消費されたことを示した。塩化ベンゼンスルホニル(0.5mL)を添加し、混合物をさらに15分間0℃で撹拌した。次に、混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)、続いて水(200mL)によりクエンチした。沈殿が形成した。固体を濾過により回収し、高真空下で16時間乾燥させ、3−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(11.2g、87%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.46−8.49 (m, 1H), 8.19−8.22 (m, 2H), 7.79−7.83 (m, 2H), 7.57−7.62 (m, 1H), 7.47−7.53 (m, 2H), 7.25−7.29 (m, 1H)。
工程B:丸底フラスコに、無水DCM(5mL)、続いて硝酸テトラブチルアンモニウム(451mg、1.48mmol)を入れ、この溶液を0℃まで冷却した。次に、無水トリフルオロ酢酸(206mL、1.48mmol)をシリンジで添加し、冷混合物を30分間撹拌した。次に、3−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(250mg、2mLのDCMに溶解した0.74mmol)を添加し、混合物を室温まで16時間にわたって温めた。次に、混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、DCMで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗材料を、10gのWaters Sep Pakカートリッジに通し、DCMで溶離し、3−ブロモ−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(131mg、41%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 9.31−9.33 (m, 2H), 8.66−8.68 (m, 1H), 8.22−8.26 (m, 2H), 8.00 (s, 1H), 7.61−7.70 (m, 1H), 7.54−7.59 (m, 2H)。
工程C:3−ブロモ−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(200mg、0.523mmol)およびメチルアミン(1.31mL、10.47mmol、40%の水溶液)をDMF(1mL)とマイクロ波容器内で合わせ、150℃までマイクロ波反応器内で1時間加熱した。次に、混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出し、抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。Sep Pak精製(10gカートリッジ、1:1酢酸エチル:ヘキサン〜100%酢酸エチル)により、N,N−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−アミンを固体として得た(55mg、51%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.03 (br s, 1H), 8.70−8.72 (m, 1H), 8.20−8.23 (m, 1H), 5.46−5.47 (m, 1H), 2.98 (s, 6H); (APCI−pos) M+1 = 207.2。
工程D:N,N−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−アミン(50mg)を、メタノール(3mL)およびEtOAc(3mL)に溶解した。10% Pd/C(50mg)を添加し、混合物を水素バルーン下で1時間水素化させた。その後、混合物をGF/F濾紙を通して濾過し、濾液を濃縮して固体とした。この材料を分取TLC(0.5mmプレート、10% MeOH/DCM/0.5% NHOH)により精製し、N3,N3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3,5−ジアミンを得た(17mg、40%)。(APCI−pos) M+1 = 177.2。
工程E:N−(3−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(12%)を、実施例32、工程Dにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりにN3,N3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3,5−ジアミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.20−8.22 (m, 1H), 8.07−8.09 (m, 1H), 7.59−7.67 (m, 1H), 7.08−7.14 (m, 1H), 3.23 (s, 3H), 3.15 (s, 3H), 3.07−3.13 (m, 2H), 1.82−1.91 (m, 2H), 1.02−1.08 (m, 3H); (APCI−pos) M+1 = 438.1。
実施例134
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−モルホリノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:4−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)モルホリン(36%)を、実施例133、工程Cにしたがい、ジメチルアミンの代わりにモルホリンを用いて調製した。(APCI−pos) M+1 = 249.3。
工程B:3−モルホリノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(88%)を、実施例133、工程Dにしたがい、N,N−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−アミンの代わりに4−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)モルホリンを用いて調製した。(APCI−pos) M+1 = 219.3。
工程C:2,6−ジフルオロ−N−(3−モルホリノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(25%)を、実施例32、工程Dにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに3−モルホリノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.97−8.2 (m, 2H), 7.60−7.67 (m, 1H), 7.08−7.15 (m, 1H), 3.77−3.88 (m, 4H), 3.23−3.27 (m, 2H), 3.06−3.14 (m, 2H), 1.82−1.92 (m, 2H), 1.02−1.08 (m, 3H); (APCI−pos) M+1 = 480.2。
実施例135
Figure 2011513330
N−(3−エトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:DMF(150mL)に溶解した1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(16.7g、114mmol)を無水DMF(300mL)および水素化ナトリウム(4.88g、122mmol、鉱物油中60%分散物)の冷却(0℃)混合物に添加した。これを0℃で30分間撹拌し、次に、塩化トシル(21.8g、114mmol)のDMF溶液を徐々に10分にわたって添加した。次に、混合物を室温まで温め、3時間撹拌した。次に、水(500mL)を添加し、固体を回収し、1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒドを得た(29.7g、87%)。1H NMR (400 MHz, d6−DMSO) δ 10.07 (s, 1H), 8.43−8.49 (m, 2H), 8.08−8.13 (m, 2H), 7.44−7.50 (m, 3H), 2.37 (s, 3H)。
工程B:1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルバルデヒド(5g、16.65mmol)をDCM(165mL)に溶解し、0℃まで冷却した。m−クロロ過安息香酸(「m−CPBA」、4.85g、21.64mmol、77重量%)を添加し、混合物を室温まで16時間の期間にわたって温めた。次に、混合物を10%亜硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。フラッシュ65バイオタージ(5%酢酸エチル/DCM)により、1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3(2H)−オンを得た(441mg、9%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ ・8.61−8.66 (m, 1H), 8.00−8.05 (m, 2H), 7.92−7.97 (m, 1H), 7.29−7.34 (m, 2H), 7.06−7.12 (m, 1H), 4.38 (s, 2H), 2.41 (s, 3H)。
工程C:1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3(2H)−オン(234mg、0.815mmol)をエタノール(8mL)に溶解した。濃硫酸を数滴添加し、混合物を5時間還流しながら加熱した。次に、混合物を室温まで冷却した。次に、混合物をEtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。フラッシュ40バイオタージ(40Sカートリッジ、DCM)により、3−エトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(126mg、49%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ ・8.42−8.45 m, 1H), 7.95−7.99 (m, 2H), 7.83−7.87 (m, 1H), 7.20−7.25 (m, 2H), 7.11−7.17 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 4.03−4.11 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 1.45−1.50 (m, 3H)。
工程D:3−エトキシ−5−ニトロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(32%)を実施例32、工程Bにしたがい、3−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに3−エトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程E:3−エトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(32%)を実施例133、工程Dにしたがい、N,N−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−アミンの代わりに3−エトキシ−5−ニトロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。(APCI−pos) M+1 = 332.0。
工程F:N−(3−エトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを実施例32、工程Dにしたがい、3−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに3−エトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。その後、N−(3−エトキシ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを60℃のメタノール/炭酸カリウム水溶液に1時間供し、N−(3−エトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(30%)。1H NMR (400 MHz, d6−DMSO) δ 11.03 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.31−8.35 (m, 2H), 7.10−7.54 (m, 2H), 7.05 (s, 1H), 4.00−4.06 (m, 2H), 3.00−3.06 (m, 2H), 1.70−1.76 (m, 2H), 1.36−1.40 (m, 3H), 0.94−1.01 (m, 3H); (APCI−pos) M+1 = 439.1 (APCI−pos) M+1 = 439.1。
実施例136
Figure 2011513330
N−(3−(シクロブタンカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(3−(シクロブタンカルボニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(10%)を、実施例7、工程Aにしたがい、クロロアセチルクロリドの代わりにシクロブタンカルボニルクロリドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.48 (br s, 1H), 10.99 (s, 1H), 9.81 (br s, 1H), 8.90−8.93 (m, 1H), 8.52−8.54 (m, 1H), 8.34−8.37 (m, 1H), 7.49−7.58 (m, 1H), 7.21−7.28 (m, 1H), 3.97−4.09 (m, 1H), 3.07−3.13 (m, 2H), 2.16−2.33 (m, 4H), 1.97−2.06 (m, 1H), 1.71−1.87 (m, 3H), 0.97−1.03 (m, 3H); (APCI−pos) M+1 = 477.1。
実施例137
Figure 2011513330
N−(2−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−N−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.050g、0.076mmol)および水に溶解した7.9Mのジメチルアミン(0.240mL)を1,4−ジオキサン(0.500mL)中で合わせた。溶液を100℃で18時間、密閉容器内で加熱した。反応混合物を濃縮し、逆相クロマトグラフィーにより精製し、N−(2−(ジメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(5.9mg、収率18%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.00 (s, 1H), 10.54 (s, 1H), 8.32 (s, 2H), 8.01 (d, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.05 (m, 1H), 5.28 (s, 1H), 2.91 (s, 6H), 1.73 (m, 2H), 0.97 (m, 3H). m/z (API−pos) 438.2。
実施例138
Figure 2011513330
N−(2,3−ジブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(2,3−ジブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミド(24mg、0.042mmol、22%)を、2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.078g、0.19mmol)をTHF(2mL)に溶解し、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.06g、0.21mmol)により暗闇の中、室温で30分間処置することにより調製した。反応混合物を濃縮し、逆相クロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を固体として得た。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.05 (s, 1H), 8.53 − 8.18 (m, 2H), 7.55 (td, J = 6.0, 9.0, 1H), 7.25 (t, J = 8.5, 1H), 4.62 (t, J = 6.0, 1H), 4.50 (t, J = 6.0, 1H), 3.50 − 3.20 (m, 2H), 2.28 − 1.97 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 570.9, 573.9。
実施例139
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例107、工程Cに対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
工程B:2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例107、工程Dに対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.43 (s, 1H), 10.71 (s, 1H), 10.51 − 10.06 (m, 1H), 8.25 (d, J = 2.3, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.50 (dd, J = 9.0, 15.0, 1H), 7.18 (t, J = 8.6, 1H), 6.15 (s, 1H), 4.65 (d, J = 6.0, 1H), 4.52 (d, J = 6.0, 1H), 3.78 − 2.85 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 2.25 − 1.94 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 427.1。
実施例140
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例108、工程Dに対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。
工程B:2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(3−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例108、工程Eに対する一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−N−(3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドの代わりに2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.33 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 10.39 − 9.82 (br s, 1H), 8.48 − 8.17 (m, 2H), 7.66 − 7.42 (m, 1H), 7.41 − 7.18 (m, 2H), 4.62 (t, J = 6.0, 1H), 4.50 (t, J = 6.0, 1H), 3.25 − 3.15 (m, 2H), 2.25 (s, 3H), 2.20 − 2.05 (m, 2H). m/z (APCI−pos) M+1 = 427.1。
実施例141
Figure 2011513330
2,5−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2,5−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを、実施例1の一般手順にしたがい、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸の代わりに2,5−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸を用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.63 (br s, 1H), 10.55 (s, 1H), 10.12 (br s, 1H), 8.39 (br s, 1H), 8.34 (br s, 1H), 7.35−7.44 (m, 2H), 6.46−6.48 (m, 1H), 3.22−3.26 (m, 2H), 1.74−1.79 (m, 2H), 0.98−1.02 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 395.1。
実施例142
Figure 2011513330
N−(2−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:n−ブチルリチウム(2.03mL、3.25mmol、1.6Mのヘキサン溶液)を−78℃のTHF(9.0mL)に溶解した1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.60g、2.32mmol)の溶液に添加した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、ヨードエタン(0.557mL、6.97mmol)を添加した。反応混合物を0℃まで温め、2時間撹拌し、その後、さらにヨードエタン(0.278mL、3.48mmol)を添加した。反応混合物を室温まで温め、一晩中撹拌した。次に、飽和塩化アンモニウム水溶液および酢酸エチルを添加し、層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(0.25g、収率23%)。
工程B:無水トリフルオロ酢酸(0.187mL、1.33mmol)を、氷浴で0℃まで冷却した、ジクロロメタン(8mL)に溶解した硝酸テトラブチルアンモニウム(0.404g、1.33mmol)の溶液に添加した。10分後、DCM(3mL)に溶解した2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(253mg、0.884mmol)の溶液を滴下した。得られた溶液を室温で一晩中撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、2−エチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(0.25g、63%)。
工程C:炭酸カリウム(1.02g、7.394mmol)を、メタノール(6.5mL)および水(2.2mL)に溶解した2−エチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.245g、0.739mmol)の溶液に添加した。反応混合物を80℃で一晩中加熱した。次に、反応混合物を冷却し、水および酢酸エチルで処理した。次に、層を分離した。有機層を2度水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、2−エチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.14g、収率74%)を得た。
工程D:2−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.10g、85%)を、実施例111、工程Bにしたがい、2,6−ジフルオロ−5−ニトロ−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ベンズアミドの代わりに2−エチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程E:2−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.100g、0.62mmol)、2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(0.182g、0.65mmol)、EDCI(0.125g、0.65mmol)およびHOBt(0.084g、0.65mmol)をDMF(1.5mL)に溶解し、室温で一晩中撹拌した。次に、溶液を逆相HPLCにより直接精製し、N−(2−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た(0.061g、収率23%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.46 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.26−8.25 (m, 1H), 8.19−8.18 (m, 1H), 7.56−7.50 (m, 1H), 7.24 (t, 1H), 6.18−6.17 (m, 1H), 3.13−3.09 (m, 2H), 2.74 (q, 2H), 1.77 (sx, 2H), 1.28 (t, 3H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 423.2 (100.0%) [M+1]。
実施例143
Figure 2011513330
N−(2−(ジフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:n−ブチルリチウム(11.9mL、19.0mmol、1.6Mのヘキサン溶液)を、−78℃のTHF(53mL)に溶解した1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(3.50g、13.6mmol)の溶液に添加した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、DMF(4.2mL、54.2mmol)を添加した。反応混合物を0℃まで温め、3時間撹拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液および酢酸エチルで処理し、層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒドを固体として得た(2.4g、62%)。
工程B:5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒド(1.60g、収率40%)を実施例142、工程Bにしたがい、2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒドを用いて調製した。
工程C:三フッ化ジエチルアミノ硫黄(「DAST」、0.112mL、0.845mmol)を、0℃のDCM(3.8mL)に溶解した5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.140g、0.423mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。次に、反応混合物を飽和NaHCO水溶液で処理し、層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、2−(ジフルオロメチル)−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(0.11g、収率83%)。
工程D:炭酸カリウム(0.25g、1.76mmol)を、メタノール(2.2mL)および水(0.7mL)に溶解した2−(ジフルオロメチル)−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.089g、0.252mmol)の溶液に添加した。反応混合物を40℃で30分間加熱した。次に、反応混合物を冷却し、水および酢酸エチルで処理した。層を分離した。有機層を合わせ、2度水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させ、2−(ジフルオロメチル)−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(0.032g、49%)。
工程E:2−(ジフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.017g、62%)を、実施例111、工程Bにしたがい、2,6−ジフルオロ−5−ニトロ−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ベンズアミドの代わりに2−(ジフルオロメチル)−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程F:N−(2−(ジフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.017g、収率41%)を、実施例142、工程Eにしたがい、2−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−(ジフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.38 (s, 1H), 10.93 (s, 1H), 9.80 (br s, 1H), 8.49−8.48 (m, 2H), 7.57−7.51 (m, 1H), 7.25 (t, 1H), 7.22 (t, 1H), 6.84−6.83 (m, 1H), 3.13−3.10 (m, 2H), 1.77 (sx, 2H), 1.00 (t, 3H); m/z (ES−MS) 445.1 (100.0%) [M+1]。
実施例144
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(メトキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:NaBH(0.084g、2.21mmol)を、0℃の、THF(18.3mL)およびメタノール(1.8mL)に溶解した5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒド(611mg、1.844mmol)の溶液に添加した。反応混合物を1時間撹拌した。その後、水および酢酸エチルで処理し、層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノールを得た(0.26g、収率42%)。
工程B:N,N,N’,N’−テトラメチル−1,8−ナフタレンジアミン(0.212g、0.99mmol)およびトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(0.146g、0.99mmol)を、DCM(3.3mL)に溶解した(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノール(0.11g、0.33mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。その後、飽和NaHCO水溶液で処理し、層を分離した。水層をDCMで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(メトキシメチル)−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(0.11g、96%)。
工程C:炭酸カリウム(0.306g、2.22mmol)を、メタノール(3.3mL)および水(0.9mL)に溶解した2−(メトキシメチル)−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.11g、0.317mmol)の溶液に添加した。反応混合物を60℃で90分間加熱した。次に、反応混合物を冷却した。混合物を水および酢酸エチルで処理し、層を分離した。有機層を2度水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、2−(メトキシメチル)−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(70mg、定量的収率)。
工程D:2−(メトキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを、実施例111、工程Bにしたがい、2,6−ジフルオロ−5−ニトロ−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−イル)ベンズアミドの代わりに2−(メトキシメチル)−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて、定量的収率で調製した。
工程E:2,6−ジフルオロ−N−(2−(メトキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを、実施例142、工程Eにしたがい、2−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−(メトキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて、42%の収率で調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.71 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.76 (br s, 1H), 8.33−8.30 (m, 2H), 7.57−7.51 (m, 1H), 7.25 (t, 1H), 6.43−6.42 (m, 1H), 4.53 (s, 2H), 3.31 (s, 3H), 3.14−3.10 (m, 2H), 1.77 (sx, 2H), 1.00 (t, 3H); m/z (ES−MS) 439.2 (94.5%) [M+1]。
実施例145
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(3−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
1−フルオロ−2,6−ジクロロピリジニウムトリフラート(31mg、0.1mmol)を、MeCN(4mL)に溶解した2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(39mg、0.1mmol)に添加した。混合物を60℃で18時間加熱し、その後、室温まで冷却した。次に、混合物をEtOAcで希釈し、塩類溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO)により、溶離剤として5% MeOHを含むCHClを用い、続いて、逆相HPLCにより精製して2,6−ジフルオロ−N−(3−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを得た。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.51 (s, 3H), 10.97 (s, 3H), 9.77 (s, 3H), 8.41 (s, 6H), 7.70 − 7.38 (m, 6H), 7.26 (t, J = 8.5, 3H), 3.45 − 2.96 (m, 32H), 2.50 (s, 57H), 2.36 − 2.09 (m, 1H), 1.77 (dd, J = 7.5, 15.1, 6H), 1.00 (t, J = 7.4, 9H); m/z (LC−MS) M+1 = 413.4。
実施例146
Figure 2011513330
N−(2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:リチウムジイソプロピルアミド(0.88mL、1.52mmol、1.8Mのヘプタン/THF/エチルベンゼン溶液)を、−78℃の、THF(4.0mL)に溶解した3−メチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.20g、0.734mmol)の溶液に添加した。スラリーを−78℃で30分間撹拌し、その後、ヨウ化メチル(0.059mL、0.952mmol)を添加した。反応混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。その後、混合物に水を、続いてジクロロメタを添加した。層を分離した。水層を2度ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、2,3−ジメチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを固体として得た(0.17g、99%)(純度80%)。
工程B:2,3−ジメチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.22g、68%)を実施例142、工程Bにしたがい、2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2,3−ジメチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程C:2,3−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.11g、90%)を実施例142、工程Cにしたがい、2−エチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2,3−ジメチル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程D:2,3−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.11g、0.596mmol)、鉄(0.40g、7.16mmol)および塩化アンモニウム(0.13g、2.39mmol)を、エタノール(2.8mL)および水(0.65mL)と、マイクロ波容器内で合わせ、マイクロ波反応器内で110℃まで15分間加熱した。反応混合物を濾過し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、層を分離した。水層を1度酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮し、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを得(0.096g、100%)、これを次の工程でさらに精製せずに使用した。
工程E:2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.048g、0.298mmol)、2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)安息香酸(0.097g、0.328mmol)、EDCI(0.063g、0.328mmol)およびHOBt(0.040g、0.298mmol)をDMF(1.6mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を直接逆相HPLCにより精製し、N−(2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.043g、33%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.24 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 9.93 (br s, 1H), 8.18 (d, 2H), 7.61−7.46 (m, 1H), 7.35−7.19 (m, 1H), 4.68−4.56 (m, 1H), 4.56−4.44 (m, 1H), 3.29−3.16 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 2.23−2.04 (m, 5H); m/z (ES−MS) 441.1 (98.2%) [M+1]。1つのメチルピークが溶媒シグナルの下に隠された。
実施例147
Figure 2011513330
N−(2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.048g、0.298mmol)、2,6−ジフルオロ−3−(3−プロピルスルホンアミド)安息香酸(0.092g、0.328mmol)、EDCI(0.063g、0.328mmol)およびHOBt(0.040g、0.298mmol)をDMF(16mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を、逆相HPLCにより直接精製し、N−(2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミドを固体として得た(0.059g、47%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.23 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.19 (br s, 1H), 8.27−8.09 (m, 2H), 7.59−7.39 (m, 1H), 7.28−7.10 (m, 1H), 3.17−2.95 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.84−1.65 (m, 2H), 0.98 (s, 3H); m/z (ES−MS) 423.2 (96.1%) [M+1]。
実施例148
Figure 2011513330
N−(2−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:リチウムジイソプロピルアミド(19.4mL、35.0mmol、1.8Mのヘプタン/THF/エチルベンゼン溶液)を、−78℃の、THF(100mL)に溶解した1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(4.50g、17.4mmol)の溶液に添加した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、その後、無水酢酸(6.6mL、69.7mmol)を添加した。反応混合物を室温まで温め、40分間撹拌した。反応混合物を、水およびジクロロメタで処理し、層を分離した。水層を1度ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、1−(1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを得た(2.15g、41%)。
工程B:1−(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノン(1.37g、66%)を実施例142、工程Bにしたがい、2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに1−(1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを用いて調製した。
工程C:炭酸カリウム(1.20g、8.69mmol)を、メタノール(13mL)および水(4.3mL)に溶解した1−(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノン(0.50g、1.45mmol)の溶液に添加した。反応混合物を40℃で30分間加熱した。次に、反応混合物を冷却し、水および酢酸エチルで処理した。次に、層を分離した。有機層を2度水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを得た(0.30g、定量的収率)。
工程D:1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノン(0.047g、55%)を、実施例146、工程Dにしたがい、2.3−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを用いて調製した。
工程E:N−(2−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.015g、22%)を実施例147にしたがい、2.3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを用いて調製した。1H NMR (400 MHz, d6−DMSO) δ 12.35 (s, 1H), 11.03 (s, 1H), 9.86 (br s, 1H), 8.59 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.27 (t, 1H), 3.16 − 3.08 (m, 2H), 2.57 (s, 3H), 1.77 (m, 2H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 437.1 (99.3%) [M+1]。
実施例149
Figure 2011513330
N−(2−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(2−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.022g、18%)を実施例146、工程Eにしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.36 (s, 1H), 11.03 (s, 1H), 9.94 (br s, 1H), 8.59 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.28 (t, 1H), 4.62 (t, 1H), 4.50 (t, 1H), 3.28 − 3.16 (m, 2H), 2.57 (s, 3H), 2.25 − 2.01 (m, 3H); m/z (ES−MS) 455.1 (98.0%) [M+1]。
実施例150
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−ヒドロキシエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:ナトリウムテトラヒドロボラート(0.15g、4.10mmol)を、0℃の、THF(8.7mL)およびメタノール(0.90mL)に溶解した1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノン(0.28g、1.37mmol)の溶液に添加し、その後、反応混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。次に、反応混合物を水および酢酸エチルで処理し、層を分離した。水層を1度酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノールを得た(0.12g、41%)。
工程B:1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノール(0.100g、定量的収率)を実施例146、工程Dにしたがい、2,3−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノールを用いて調製した。
工程C:2,6−ジフルオロ−N−(2−(1−ヒドロキシエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.057g、58%)を実施例147にしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノールを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.52 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.87 (br s, 1H), 8.29 (d, 1H), 8.26 (d, 1H), 7.53 (dd, 1H), 7.25 (t, 1H), 6.30 (d, 1H), 5.35 (d, 1H), 4.91 − 4.81 (m, 1H), 3.17 − 3.04 (m, 2H), 1.76 (m, 2H), 1.47 (d, 3H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 439.1 (92.3%) [M+1]。
実施例151
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−(1−ヒドロキシエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−(1−ヒドロキシエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.036g、55%)を実施例146、工程Eにしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノールを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.52 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.98 (br s, 1H), 8.29 (d, 1H), 8.26 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.26 (t, 1H), 6.30 (d, 1H), 5.35 (d, 1H), 4.93 − 4.80 (m, 1H), 4.62 (t, 1H), 4.50 (t, 1H), 3.28 − 3.16 (m, 2H), 2.24 − 2.03 (m, 2H), 1.47 (d, 3H); m/z (ES−MS) 457.1 (93.2%) [M+1]。
実施例152
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:リチウムヘキサメチルジシラジド(3.6mL、3.6mmol、1MのTHF溶液)を、−78℃の、THF(20mL)に溶解した2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.57g、3.04mmol、WO2008/034860を参照されたい)の溶液に添加した。反応混合物を−78℃で5分間撹拌し、その後0℃まで30分間温め、最後にさらに30分間室温まで温めた。混合物を−78℃まで冷却して戻し、ここで、クロロギ酸メチル(0.35mL、4.55mmol)を滴下した。混合物を徐々に室温まで温め、16時間撹拌した。その後、水、続いてジクロロメタンを添加した。層を分離した。水層を2度ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、メチル2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボキシレートを得た(0.45g、61%)。
工程B:メチル5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボキシレート(0.35g、64%)を実施例142、工程Bにしたがい、2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりにメチル2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボキシレートを用いて調製した。
工程C:水酸化ナトリウム(4.2mL、4.2mmol、1M水溶液)を、室温の、THF(6.9mL)およびメタノール(1.7mL)に溶解したメチル5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボキシレート(0.35g、1.19mmol)の溶液に添加した。反応混合物を40℃で30分間加熱した。次に、反応混合物を冷却し、水および酢酸エチルで処理した。その後、層を分離した。有機層を2度水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させ、5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得(0.24g、86%)、これを次の工程でさらに精製せずに使用した。
工程D:2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.190g、93%)を実施例146、工程Dにしたがい、2,3−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程E:2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.048g、52%)を実施例147にしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.91 (s, 1H), 11.01 (s, 1H), 9.79 (br s, 1H), 8.58 (d, 1H), 8.55 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.26 (t, 1H), 7.10 (s, 1H), 3.16 − 3.05 (m, 2H), 1.77 (m, 2H), 1.00 (t, 3H); m/z (ES−MS) 463.1 (100.0%) [M+1]。
実施例153
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2,6−ジフルオロ−3−(3−フルオロプロピルスルホンアミド)−N−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.037g、52%)を実施例146、工程Eにしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.91 (s, 1H), 11.02 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.60 − 8.52 (m, 2H), 7.57 (dd, 1H), 7.29 (t, 1H), 7.10 (s, 1H), 4.62 (t, 1H), 4.51 (t, 1H), 3.30 − 3.21 (m, 2H), 2.24 − 2.08 (m, 2H). m/z (ES−MS) 481.1 (100.0%) [M+1]。
実施例154
Figure 2011513330
6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.040g、0.199mmol)、6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(0.064g、0.219mmol)、EDCI(0.042g、0.219mmol)およびHOBt(0.027g、0.199mmol)をDMF(0.6mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を逆相HPLCにより直接精製し、6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド(0.050g、52%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.91 (s, 1H), 10.99 (s, 1H), 9.96 (s, 1H), 8.60−8.56 (m, 1H), 8.56−8.52 (m, 1H), 7.54 (t, 1H), 7.44 (d, 1H), 7.10 (s, 1H), 3.21 − 3.12 (m, 2H), 1.76 (m, 2H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 479.1 (100.0%) [M+1]。
実施例155
Figure 2011513330
N−(2−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
N−(2−アセチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−6−クロロ−2−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.024g、7%)を実施例154にしたがい、2−(トリフルオロメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに1−(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)エタノンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.31 (s, 1H), 10.95 (s, 1H), 10.03 (br s, 1H), 8.57 (d, 1H), 8.54 (d, 1H), 7.53 (t, 1H), 7.40 (dd, 2H), 3.19 − 3.07 (m, 2H), 2.57 (s, 3H), 1.76 (m, 2H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 453.1 (100.0%) [M+1]。
実施例156
Figure 2011513330
N−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:丸底フラスコに、5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒド(0.30g、0.91mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(0.10g、1.27mmol)、トリメトキシメタン(0.99mL、9.1mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.25g、1.18mmol)、酢酸ナトリウム(0.10g、1.27mmol)および1,2−ジクロロエタン(9.0mL)を入れた。混合物を室温で24時間撹拌し、その後、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、続いてジクロロメタンを添加した。層を分離した。水層を2度ジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、N,N−ジメチル−1−(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミンを得た(0.16g、49%)。
工程B:水酸化ナトリウム(1.11mL、1.11mmol、1M水溶液)を、THF(1.5mL)に溶解したN,N−ジメチル−1−(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.10g、0.28mmol)の溶液に添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。次に、反応混合物を冷却し、水および酢酸エチルで処理した。その後、層を分離した。水層を酢酸エチルで1度抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、N,N−ジメチル−1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミンを得た(0.05g、82%)。
工程C:SnCl二水和物(0.11g、0.463mmol)を、酢酸エチル(0.8mL)およびメタノール(0.2mL)に溶解したN,N−ジメチル−1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.017g、0.077mmol)の溶液に添加した。混合物を75℃で2時間加熱し、その後、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加した。塩を濾過して除去し、その後、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを得た(0.008g、50%)。
工程D:N−(2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.007g、40%)を実施例147にしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (500 MHz, d−DMSO) δ 11.54 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.29 (d, 1H), 8.24 (d, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.56 − 7.44 (m, 1H), 7.27 − 7.15 (m, 1H), 6.31 (s, 1H), 3.55 (s, 2H), 3.14 − 3.01 (m, 2H), 2.20 (s, 6H), 1.91 − 1.61 (m, 2H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 452.1 (100.0%) [M+1]。
実施例157
Figure 2011513330
N−(2−エチニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:炭酸カリウム(0.97g、6.98 mmol)を、メタノール(1.0mL)中の1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒド(1.00g、3.49mmol)の懸濁液に添加し、続いて、メタノール(0.2mL)に溶解したジメチル1−ジアゾ−2−オキソプロピルホスホネート(0.81g、4.19mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、その後、水、続いて酢酸エチルを添加した。層を分離した。水層を2度酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、2−エチニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(0.40g、41%、純度70%)。
工程B:2−エチニル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.032g、7%)を実施例142、工程Bにしたがい、2−エチル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−エチニル−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程C:水酸化ナトリウム(0.39mL、0.39mmol、1M水溶液)を、THF(0.5mL)に溶解した2−エチニル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(0.032g、0.10mmol)の溶液に添加した。反応混合物を60℃で90分間加熱した。次に、反応混合物を冷却し、水および酢酸エチルで処理した。その後、層を分離した。水層を酢酸エチルで1度抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させ、2−エチニル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを得た(0.02g、定量的収率)。
工程D:2−エチニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.015g、89%)を、実施例146、工程Dにしたがい、2,3−ジメチル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに2−エチニル−5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用いて調製した。
工程E:N−(2−エチニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−2,6−ジフルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.015g、38%)を実施例147にしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに2−エチニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 12.20 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 9.77 (br s, 1H), 8.43 (d, 1H), 8.37 (d, 1H), 7.54 (dd, 1H), 7.24 (t, 1H), 6.80 (d, 1H), 4.58 (s, 1H), 3.18 − 3.04 (m, 2H), 1.77 (m, 2H), 0.99 (t, 3H); m/z (ES−MS) 419.1 (98.7%) [M+1]。
実施例158
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−N−(2−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド
工程A:ナトリウムテトラヒドロボラート(0.069g、1.81mmol)を、−40℃の、THF(3.8mL)およびメタノール(0.4mL)に溶解した5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルバルデヒド(200mg、0.60mmol)の溶液に添加した。混合物を−40℃で30分間撹拌した。反応混合物を、その後、水および酢酸エチルで処理し、層を分離した。水層を1度酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗材料をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノールを得た(0.13g、65%)。
工程B:(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノール(0.025g、39%)を実施例157、工程Cにしたがい、2−エチニル−5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンの代わりに、(5−ニトロ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノールを用いて調製した。
工程C:(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノール(0.018g、85%)を、実施例156、工程Cにしたがい、N,N−ジメチル−1−(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミンの代わりに(5−ニトロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノールを用いて調製した。
工程D:2,6−ジフルオロ−N−(2−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−3−(プロピルスルホンアミド)ベンズアミド(0.005g、10%)を実施例147にしたがい、2,3−ジメチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンの代わりに(5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタノールを用いて調製した。m/z (ES−MS) 425.1 (100.0%) [M+1]。
実施例159
Figure 2011513330
2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)に溶解した1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(20mg、0.150mmol)を、周囲温度で、2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(48.9mg、0.165 mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(31.7mg、0.165mmol)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(22.3mg、0.165mmol)により連続して処理した。24時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水(4X)、重炭酸ナトリウム(2X)、および塩類溶液(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をジクロロメタンで倍散させ、2−クロロ−6−フルオロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを固体として得た(61.7mg、0.0382mmol、収率25.4%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.40−8.35 (d, 2H), 7.73−7.67 (q, 1H), 7.45−7.42 (d, 1H), 7.31−7.25 (t, 1H), 6.53−6.50 (d, 1H), 3.15−3.08 (t, 2H), 1.93−1.82 (m, 2H), 1.08−1.02 (t, 3H); MS (APCI−neg) m/z = 409.1 (M−H)。
実施例160
Figure 2011513330
2,6−ジクロロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(7.2mL)に溶解した1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(192mg、1.44mmol)を、2,6−ジクロロ−3−(プロピルスルホンアミド)安息香酸(690.5mg、2.212mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(466.4mg、2.433mmol)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(328.8mg、2.433mmol)により連続して処理し、60℃まで加熱した。24時間後、反応混合物を周囲温度まで冷却させた。混合物を酢酸エチルで希釈し、水(4X)、重炭酸ナトリウム(2X)、および塩類溶液(1X)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物を直接シリカゲルカラムに適用し、酢酸エチル−ヘキサンの勾配(30%〜100%)で溶離し、2,6−ジクロロ−3−(プロピルスルホンアミド)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを固体として得た(10.5mg、0.0246mmol、収率3.41%)。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 11.70−11.59 (s, 1H), 10.77−10.68 (s, 1H), 9.88−9.75 (s, 1H), 8.39−8.30 (m, 2H), 7.56−7.47 (m, 3H), 6.49−6.45 (d, 1H), 3.21−3.04 (m, 2H), 1.82−1.70 (m, 2H), 1.03−0.95 (t, 3H); MS (APCI−neg) m/z = 425.1 (M−H)。
実施例161
Figure 2011513330
2,6−ジフルオロ−3−(N−プロピルスルファモイルアミノ)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:0℃の、DCM(1.5mL)に溶解したメチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエート(0.150mL、0.802mmol)、TEA(0.335mL、2.40mmol)に、プロピルスルファモイルクロリド(0.379mL、2.40mmol)を添加した。溶液を室温まで一晩中温めた。固体を濾過し、上清を濃縮し、粗メチル2,6−ジフルオロ−3−(N−プロピルスルファモイルアミノ)ベンゾエートを得、これを直接次の工程で使用した。
工程B:2:1 THF:MeOH(3mL)に溶解したメチル2,6−ジフルオロ−3−(N−プロピルスルファモイルアミノ)ベンゾエート(0.24g、0.80mmol)に、NaOH(1M、3.20mL、3.20mmol)を添加した。溶液を室温で16時間撹拌し、その後、溶液を70℃で16時間撹拌した。溶液を減圧下で約半量の体積となるまで濃縮し、その後、EtOAcで洗浄した。pHを約5に調整し、EtOAc(3X5mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、デカントし、濃縮し、2,6−ジフルオロ−3−(N−プロピルスルファモイルアミノ)安息香酸を得た。
工程C:2,6−ジフルオロ−3−(N−プロピルスルファモイルアミノ)安息香酸(0.095g、0.32mmol)、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.043g、0.32mmol)、HOBt(0.044g、0.32mmol)および EDCI(0.062g、0.32mmol)をDMF(1.6mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、1:1:1 水:ビカーボネート:塩類溶液混合物(3X20mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーにより、1:1、続いて8:2のEtOAc:ヘキサンで溶離して精製し、2,6−ジフルオロ−3−(N−プロピルスルファモイルアミノ)−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを得た(0.060g、0.15mmol、収率45%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.36−8.40 (m, 2H), 7.64−7.72 (m, 1H), 7.41−7.43 (m, 1H), 7.06−7.13 (m, 1H), 6.50−6.52 (m, 1H), 2.96−3.02 (m, 2H), 1.47−1.57 (m, 2H), 0.87−0.93 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 410.2。
実施例162
Figure 2011513330
3−(N−エチル−N−メチルスルファモイルアミノ)−2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミド
工程A:トリエチルアミン(0.260mL、1.85mmol)およびメチル3−アミノ−2,6−ジフルオロベンゾエート(0.257mL、1.85mmol)の溶液を、−78℃の、DCM(3mL)に溶解した塩化スルフリル(0.156mL、1.85mmol)に滴下した。2時間後、N−メチルエタンアミン(0.304mL、3.70mmol)を添加し、反応混合物を室温まで一晩中温めた。溶媒を減圧下で濃縮し、残渣をNaOH(2mL、1M)に溶解し、EtOAcで洗浄した。水性pHを3未満まで低下させ、EtOAc(3X5mL)で抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、デカントし、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、7:3ヘキサン−EtOAcで溶離して精製し、不純メチル3−(N−エチル−N−メチルスルファモイルアミノ)−2,6−ジフルオロベンゾエートを得た(0.280g、 収率49.0%)。
工程B:NaOH(0.908mL、1.82mmol)を、THF−MeOH(3:2、5mL)に溶解したメチル3−(N−エチル−N−メチルスルファモイルアミノ)−2,6−ジフルオロベンゾエート(0.280g、0.908mmol)に添加した。混合物を60℃まで16時間温めた。冷却混合物を減圧下で濃縮し、残渣を1M NaOH(4mL)に溶解し、EtOAcで洗浄した。水性pHを3未満まで低下させ、EtOAc(3X6mL)で抽出し、粗3−(N−エチル−N−メチルスルファモイルアミノ)−2,6−ジフルオロ安息香酸を得た(222mg、収率83%)。
工程C:HOBt(0.011g、0.085mmol)、EDCI(0.036g、0.19mmol)、および1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミン(0.025g、0.19mmol)を、DMF(1mL)に溶解した3−(N−エチル−N−メチルスルファモイルアミノ)−2,6−ジフルオロ安息香酸(0.050g、0.17mmol)に添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物をEtOAc(6mL)で希釈し、塩類溶液(3X5mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、デカントし、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより、5% MeOH−DCMで溶離して精製し、3−(N−エチル−N−メチルスルファモイルアミノ)−2,6−ジフルオロ−N−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)ベンズアミドを得た(0.005g、0.012mmol、収率7.2%)。m/z (APCI−neg) M−1 = 408.0。
下記表6の化合物を上記手順にしたがい調製した。
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
Figure 2011513330
本発明について、列挙した実施形態と共に記載してきたが、前記実施形態は本発明をそれらの実施形態に制限するものではないことは理解されるであろう。逆に、本発明は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲内に含められ得る、代替物、改変および等価物を全て含むことように意図される。このように、前記記載は、本発明の原理の例示にすぎないと考えられる。
「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」および「包含する」という用語は、本明細書および下記特許請求の範囲で使用される場合、記載された特徴、整数、成分または工程の存在を特定するように意図されるが、1つ以上の他の特徴、整数、成分、工程またはそれらの群の存在または追加を排除しない。

Claims (70)

  1. 式Iから選択される化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、プロドラッグおよび薬学的に許容される塩:
    Figure 2011513330
    (式中、
    およびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、
    は水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、
    は、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、もしくはC〜Cアルキニル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、またはNRであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルおよびヘテロアリールは任意で、OR、ハロゲン、フェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換されたC〜Cアルキルにより置換され、
    は水素、ハロゲン、CN、NR、任意でハロゲン、オキソ、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
    は水素、ハロゲン、CN、NR、OR、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でハロゲン、ORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、
    各Rは、独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
    は、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
    は、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
    およびRは独立して、水素、C〜Cアルキルおよびフェニルから選択され、
    およびRはそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
    は水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
    およびRはそれぞれ、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    は、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    およびRは独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、または、
    およびRは、それらが結合されている窒素と共に、4〜6員複素環を形成し、および、
    pは0または1である)。
  2. 式Iから選択される化合物、ならびにその立体異性体、互変異性体、および薬学的に許容される塩:
    Figure 2011513330
    (式中、
    およびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、
    は水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、
    は、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、
    は水素、ハロゲン、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
    は水素、ハロゲン、CN、任意でハロゲンもしくはC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された−O(CH4〜6員ヘテロシクリル、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、任意でORにより置換されたC〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
    各Rは、独立して、ハロゲン、CN、CF、OH、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、
    各Rは、独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
    は、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
    は、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
    およびRは、独立して、水素、C〜Cアルキルまたはフェニルから選択され、
    およびRはそれぞれ、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    は水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
    mは0、1、2、または3であり、および
    pは0または1である)。
  3. 、RおよびRが、独立して水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルから選択され、
    が、C〜Cシクロアルキル、または、OH、ハロゲンもしくはC〜Cシクロアルキルにより置換されたC〜Cアルキルであり、
    が水素、ハロゲン、CN、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、
    が水素、ハロゲン、CN、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、C〜Cアルケニル、任意でORにより置換されたC〜Cアルキニル、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、
    各Rが、独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、
    各Rが、独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、または任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、
    が、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、
    が、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、
    およびRが、独立して、水素、C〜Cアルキルおよびフェニルから選択され、
    およびRがそれぞれ、独立して、水素およびC〜Cアルキルから選択され、
    が水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、および
    pが0または1である、請求項2記載の化合物。
  4. 、RおよびRが独立して、水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルから選択される、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
  5. 式Iの残基:
    Figure 2011513330
    (式中、波線は式Iにおける残基の結合点を示す)
    が、下記
    Figure 2011513330
    から選択される、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  6. およびRがFであり、Rが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  7. 、RおよびRがFである、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  8. がFであり、RがClであり、Rが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  9. がClであり、RがFであり、Rが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  10. がFであり、Rがメチルであり、Rが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  11. がメチルであり、RがFであり、Rが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  12. がFであり、RおよびRが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  13. がClであり、RおよびRが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  14. がFであり、RおよびRが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  15. およびRがFであり、Rが水素である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  16. がシクロプロピル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、−CHCl、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、フェニルメチル、シクロプロピルメチル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル、1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル、フラン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、チオフェン−2−イル、−NHCHCH、−NHCHCHCH、−N(CH)CHCH、−N(CH、またはピロリジンである、請求項1または4〜15のいずれか一項記載の化合物。
  17. がシクロプロピル、プロピル、ブチル、イソブチル、−CHCl、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、シクロプロピルメチル、−NHCHCHCH、−N(CH)CHCH、−N(CH、またはピロリジンである、請求項1または4〜16のいずれか一項記載の化合物。
  18. がプロピル、ブチル、イソブチル、−CHCHCHF、−CHCHCFまたはシクロプロピルメチルである、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物。
  19. がプロピルである、請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物。
  20. が−CF、−CHCF、−CHCHCHF、−CHCHCF、−CFCFまたは−CFCFCFである、請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物。
  21. が水素である、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  22. がハロゲンまたはCNである、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  23. がシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシルおよびシクロヘキセニルから選択される、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  24. が任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  25. が任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、各Rが独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、および任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択される、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  26. が、任意で1〜3のFにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよび−NRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよび任意でハロゲンにより置換されたフェニルにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよびOCHにより置換されたC〜Cアルキル、任意でOHおよび任意でハロゲンにより置換されたフェニルにより置換されたC〜Cアルキル、任意でオキソおよび任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキル、または任意でOCHまたはOHにより置換されたC〜Cアルキルである、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  27. が、任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、または任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  28. がNRである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  29. がORである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  30. が飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  31. が任意でC〜Cアルキルまたはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリールである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  32. がC〜Cアルケニルである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  33. が任意でORにより置換されたC〜Cアルキニルである、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  34. が水素、Cl、Br、I、CN、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンテニル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−(モルホリノメチル)フェニル、ピリジン−3−イル、フラン−3−イル、チオフェニ−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル、−CH=CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHOCH、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCHおよびCFから選択される、請求項1〜20のいずれか一項記載の化合物。
  35. が水素、Cl、Br、I、CN、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、シクロペンテニル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、3−イソプロピルフェニル、3−イソプロポキシフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−モルホリノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−(モルホリノメチル)フェニル、ピリジン−3−イル、フラン−3−イル、チオフェニ−3−イル、2−メチルチアゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル、−CH=CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHOCH、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロプロピルメチル、−CHCHCHOCH、−CHCHCHOH、−CH−4−クロロフェニル、−C(=O)CH、−C(=O)CHN(CH、−C(=O)NH(フェニル)、−C(=O)NH(CH)、−C(=O)N(CH、−C(=O)シクロプロピル、−CH(OH)−4−クロロフェニル、−C(=O)−4−クロロフェニル、−C(=O)−3,4−ジクロロフェニル、−C(=O)CH−ピペルジン−1−イル、−C(=O)CH−3−フルオロピペルジン−1−イル、−C(=O)OCHおよびCFから選択される、請求項1または4〜20のいずれか一項記載の化合物。
  36. が任意でハロゲン、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルにより置換されたフェニルであり、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される、請求項1〜35のいずれか一項記載の化合物。
  37. がピリジル、ピラゾリルおよびイミダゾリルから選択される5〜6員ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールが任意で−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換される、請求項1〜35のいずれか一項記載の化合物。
  38. が任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである、請求項1〜35のいずれか一項記載の化合物。
  39. が任意でOHもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、または飽和のもしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキルである、請求項1〜35のいずれか一項記載の化合物。
  40. が任意でハロゲン、ORまたはNRにより置換されたC〜Cアルキルである、請求項1または4〜35のいずれか一項記載の化合物。
  41. が任意でORまたはNRにより置換されたC〜Cアルキニルである、請求項1または4〜35のいずれか一項記載の化合物。
  42. が任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロシクリルヘテロアリール、または任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリールである、請求項1または4〜35のいずれか一項記載の化合物。
  43. が2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,3−ジヒドロイソベンゾフラニル、1,3−ジヒドロベンゾ[c]チオフェニル、1,3−ジヒドロベンゾ[c]チオフェニル、インドリニルおよびイソインドリニルから選択された9〜10員二環ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは任意でC〜Cアルキルにより置換される、請求項42記載の化合物。
  44. がインドリル、ベンゾフラニルおよびベンゾ[b]チオフェニルから選択される9〜10員二環ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは任意でC〜Cアルキルにより置換される、請求項42記載の化合物。
  45. が水素である、請求項1〜35のいずれか一項記載の化合物。
  46. がNRである、請求項1または4〜35のいずれか一項記載の化合物。
  47. が任意でC〜Cアルキニルにより置換された、飽和のもしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリルである、請求項1または4〜35のいずれか一項記載の化合物。
  48. が水素、I、CN、メチル、−CHCHCHOH、−CHCHCHN(CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHN(CH、シクロプロピル、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−アミノピリジン−3−イル、6−(2−モルホリノエチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、1H−インドール−5−イル、1−メチル−1H−インドール−5−イル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(OCHCHOCHCH)フェニル、3−(OCHCH(OH)CHOH)フェニル、3−(OCHCHN(CH)フェニル、4−(OCHCHN(CH)フェニル、4−モルホリノフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、3−シアノフェニル、4−アセチルフェニル、ビフェニル−4−イルおよび4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルから選択される、請求項1〜35のいずれか一項記載の化合物。
  49. が水素、Br、I、CN、ジメチルアミノ、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、−CHOH、−CHOCH、−CHCHCHOH、−CHCHCHN(CH、−CHN(CH、−CH(OH)CH、−C(=O)CH、−C≡CH、−C≡CCHOH、−C≡CCHN(CH、シクロプロピル、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル、1−メチルピペリジン−4−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル、6−アミノピリジン−3−イル、6−(2−モルホリノエチルアミノ)ピリジン−3−イル、6−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、6−モルホリノピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−イル、1H−インドール−5−イル、1−メチル−1H−インドール−5−イル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(OCHCHOCHCH)フェニル、3−(OCHCH(OH)CHOH)フェニル、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)フェニル、3−(OCHCHN(CH)フェニル、4−(OCHCHN(CH)フェニル、4−モルホリノフェニル、3−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル、4−アセチルフェニル、ビフェニル−4−イル、4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルおよび4−(ジメチルアミノ)フェニルから選択される、請求項1または4〜35のいずれか一項記載の化合物。
  50. 請求項1で規定され、実施例1〜173のいずれか1つで指名された式Iの化合物。
  51. 請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物と、薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む、薬学的組成物。
  52. B−Rafにより調節される疾患または障害を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の、請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物を投与することを含む方法。
  53. 癌を予防または治療する方法であって、そのような治療を必要とする哺乳類に有効量の、請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物を、単独で、または1つ以上の抗癌特性を有する追加の化合物と組み合わせて投与することを含む方法。
  54. 前記癌が肉腫である、請求項53記載の方法。
  55. 前記癌が癌腫である、請求項53記載の方法。
  56. 前記癌腫が扁平上皮細胞癌である、請求項55記載の方法。
  57. 前記癌腫が腺腫または腺癌である、請求項55記載の方法。
  58. 前記癌が、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、前立腺癌、精巣癌、尿生殖路癌、食道癌、喉頭癌、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、胃癌、皮膚癌、ケラトアカントーマ、肺癌、類表皮癌、大細胞癌、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞癌、肺腺癌、骨癌、結腸癌、腺腫、膵臓癌、腺癌、甲状腺癌、濾胞腺癌、未分化癌、乳頭癌、セミノーマ、メラノーマ、肉腫、膀胱癌、肝癌および胆汁道癌、腎癌、骨髄障害、リンパ系障害、ヘアリー細胞癌、口腔前庭および咽頭(口腔)癌、口唇癌、舌癌、口の癌、咽頭癌、小腸癌、結腸−直腸癌、大腸癌、直腸癌、脳および中心神経系癌、ホジキン病または白血病である、請求項53記載の方法。
  59. 治療的有効量の、請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類において過剰増殖疾患を治療する方法。
  60. 治療において使用するための請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物。
  61. 過剰増殖疾患の治療において使用するための請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物。
  62. 過剰増殖疾患の治療のための薬剤の製造における請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物の使用。
  63. 癌治療を受けている患者の治療においてB−Raf阻害剤として使用するための薬剤の製造における、請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物の使用。
  64. 過剰増殖疾患の治療において使用するための請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物を含む薬学的組成物。
  65. 癌の治療において使用するための請求項1〜50のいずれか一項記載の化合物を含む薬学的組成物。
  66. 式IIIから選択される化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、
    およびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、
    は水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、
    は、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲンまたはC〜Cシクロアルキルにより置換され、
    20は水素、C〜Cアルキル、ベンジルまたはフェニルであり、および
    は水素またはC〜Cアルキルである)。
  67. 、RおよびRが独立して水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルから選択され、
    がC〜Cアルキルである、請求項60記載の化合物。
  68. 式IVから選択される化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、Rは水素およびC〜Cアルキルから選択される)。
  69. 式IVが、3−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンおよび3−エトキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−アミンから選択される、請求項68記載の化合物。
  70. 式I(またはそのサブセット、例えば、式15、式19、式20、式26、式27および式28)の化合物を調製するための、下記:
    (a)式1の化合物:
    Figure 2011513330
    を、式2の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    とカップリングさせ、式Iの化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは水素である)
    を提供すること、
    (b)式Iの化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは水素である)
    をハロゲン化し、式Iの別の化合物(式中、Rは水素であり、Rはハロゲンである)を提供すること、
    (c)式1の化合物:
    Figure 2011513330
    を、式IIIの化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、R20は水素、C〜Cアルキル、ベンジル、またはフェニルであり、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    とカップリングさせ、式8の化合物:
    Figure 2011513330
    を提供し、その後、加水分解させ、式Iの化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは水素である)を提供すること、
    (d)式13の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、Xはハロゲンであり、PGはアミン保護基である)
    を、式2の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    とカップリングさせ、式14の化合物:
    Figure 2011513330
    を提供し、その後、交差カップリング反応および脱保護により、式15の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、R16は任意で1〜3のR基により置換されたフェニル、任意でC〜Cアルキルもしくはベンジルにより置換された5〜6員ヘテロアリール、または任意で1〜3のR基により置換されたC〜Cアルキルであり、各Rは独立して、ハロゲン、CN、CF、−O(C〜Cアルキル)、5〜6員ヘテロシクリル、または任意でNRもしくは5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルから選択され、各Rは独立して、ハロゲン、OH、OCH、オキソ、−NR、任意でハロゲンにより置換されたフェニル、C〜Cシクロアルキル、任意でハロゲンにより置換された5〜6員ヘテロシクリルから選択され、RおよびRは独立して、水素、C〜Cアルキルまたはフェニルから選択される)
    を提供すること、
    (e)式17の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、Xはハロゲンであり、PGはアミン保護基である)
    を、式2の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    とカップリングさせ、式18の化合物:
    Figure 2011513330
    を提供し、その後、R基を導入させ、脱保護し、19の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、Rは水素、ハロゲン、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、Rは、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、Rは、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、RおよびRは独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、Rは水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、および、pは0または1である)
    を提供すること、
    (f)式19の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、Rは水素、ハロゲン、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、Rは、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、Rは、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、RおよびRは独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、Rは水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、および、pは0または1である)
    をハロゲン化し、式20の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、Xはハロゲンである)
    を提供すること、
    (g)式24の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、Rは水素、ハロゲン、CN、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキル、任意でORもしくはNRにより置換されたC〜Cアルキニル、飽和の、もしくは部分的に不飽和のC〜Cシクロアルキル、任意でC〜Cアルキルにより置換された飽和の、もしくは部分的に不飽和の4〜6員ヘテロシクリル、任意でRにより置換された5〜6員ヘテロアリール、9〜10員二環ヘテロシクリル、任意でC〜Cアルキルにより置換された9〜10員二環ヘテロアリール、または任意でRにより置換されたフェニルであり、Rは、−NR、C〜Cアルキル、または任意でC〜Cアルキルもしくは−(CH〜Cシクロアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルであり、Rは、ハロゲン、CN、NR、フェニル、5〜6員ヘテロシクリル、−O(C〜Cアルキル)またはC〜Cアルキルであり、ここで、該アルキルまたはアルコキシは任意で、ハロゲン、OH、オキソ、−O(C〜Cアルキル)、NR、または任意でC〜Cアルキルにより置換された5〜6員ヘテロシクリルにより置換され、RおよびRは独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、Rは水素または任意で5〜6員ヘテロシクリルにより置換されたC〜Cアルキルであり、および、pは0または1である)
    を、式2の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    とカップリングさせ、式19の化合物:
    Figure 2011513330
    を提供すること、
    (h)化合物25:
    Figure 2011513330
    (式中、Arは5または6員アリールであり、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    を、トリメチルアルミニウムの存在下、アミンに供し、化合物26:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは独立して、水素、C〜Cアルキルまたはフェニルから選択される)
    を提供すること、
    (i)化合物3:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    を溶媒中、ルイス酸および酸塩化物で処理し、化合物27:
    Figure 2011513330
    を提供すること、または
    (j)適した溶媒中、化合物27:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは、独立して水素、ハロゲン、CN、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから選択され、Rは水素、ハロゲン、またはC〜Cアルキルであり、Rは、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、ここで、該シクロアルキル、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは任意で、OR、ハロゲン、またはC〜Cシクロアルキルにより置換され、Rは水素またはC〜Cアルキルである)
    に対し、求核置換を実施し、式28の化合物:
    Figure 2011513330
    (式中、RおよびRは独立して水素、C〜Cアルキルまたはフェニルから選択される)
    を提供すること、を含む方法。
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