JP2011509340A - 硬化型接着組成物、接着方法およびその応用 - Google Patents

硬化型接着組成物、接着方法およびその応用 Download PDF

Info

Publication number
JP2011509340A
JP2011509340A JP2010542331A JP2010542331A JP2011509340A JP 2011509340 A JP2011509340 A JP 2011509340A JP 2010542331 A JP2010542331 A JP 2010542331A JP 2010542331 A JP2010542331 A JP 2010542331A JP 2011509340 A JP2011509340 A JP 2011509340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
cured
phenol compound
benzoxazine
protected phenol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010542331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011509340A5 (ja
JP5661472B2 (ja
Inventor
ロン−チャン リアン
ジョン ジェー マクナマラ
ユーロン イン
チュン−ジェン ホウ
Original Assignee
トリリオン サイエンス インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トリリオン サイエンス インコーポレイテッド filed Critical トリリオン サイエンス インコーポレイテッド
Publication of JP2011509340A publication Critical patent/JP2011509340A/ja
Publication of JP2011509340A5 publication Critical patent/JP2011509340A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5661472B2 publication Critical patent/JP5661472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/20Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the epoxy compounds used
    • C08G59/22Di-epoxy compounds
    • C08G59/24Di-epoxy compounds carbocyclic
    • C08G59/245Di-epoxy compounds carbocyclic aromatic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/20Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the epoxy compounds used
    • C08G59/32Epoxy compounds containing three or more epoxy groups
    • C08G59/3218Carbocyclic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J163/00Adhesives based on epoxy resins; Adhesives based on derivatives of epoxy resins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

本発明は、要求に応じてフェノール化合物、ポリマー又は樹脂が脱ブロック剤の添加により解放される保護フェノールを用いることによって、フェノール−エポキシ、フェノール−ベンゾキサジン、フェノール−エポキシ−ベンゾキサジン混合物及び他のフェノール混合物の使用可能期間を改良する。

Description

本発明は、接着剤に関し、特に、保護フェノール、低分子、オリゴマー及びポリマーを含む硬化型接着剤に関するものである。
フェノール−エポキシ接着剤は、50年以上も前から知られており、第1高温接着剤の一つとして商品化されている。この材料は、硬化されると、広い温度範囲で接着特性が示され、高い剪断力を有し、耐候性、耐油性、耐溶剤性及び耐湿性を示す。この接着剤は、一成分接着剤及び二成分接着剤のいずれかとして市販されており、ペースト、溶剤溶液、及び支持フィルムのような数種類の形態で入手可能である。一般的にこれら3種類の形態のうちで接着フィルムが良好な接着強度を得ることができる。
一成分接着剤においては、製造業者によりフェノール及びエポキシの両者を組み合わせ、単一成分として消費者に提供される。消費者による混合が必要ない場合には便利であるが、添加されると高反応性フェノールによりエポキシの硬化化学反応が直ちに開始されるため、接着剤の室温における保管寿命としても知られる使用可能期間が短くなる。この効果は、接着剤の使用可能期間が数分に縮まる室温を超える温度で好適である。特別な場合の支持フィルムにおいては、非特許文献1に記載されているように、使用前には冷蔵環境下で保存しなければ、保管寿命が短くなる。また、一成分接着剤の製造業者は、フェノールがエポキシとの反応を開始すると溶液粘性が直ちに増大し始めるため、接着剤の製造時間が低減され、さらに、管理できない場合には加工性が著しく損なわれるまで粘性が増大し続けることを経験している。
二成分接着剤においては、フェノール及びエポキシは、消費者によって使用前に直ちに組み合わされ、混合される構成の2つの異なるパッケージとして製造業者により分離され、供給される。フェノール及びエポキシが分離されているため、接着剤の保管寿命が損なわれることはなく、そのため、冷蔵環境下において保管する必要はない。しかしながら、フェノール及びエポキシを混合した後に接着剤が使用可能となる期間の未硬化な期間は短い。一成分接着剤に比べて製造時間が短いため、フェノールをエポキシと混合した後に、接着剤ゲルが硬化し始めるまで二成分接着剤の粘性が増大し続ける。したがって、消費者が接着剤を使用可能な期間は有限である。
フェノールは、Ishidaらの特許文献1に示されているように、ベンゾキサジンとの反応性を有し、重合温度を低減させるために用いられ、フェノールを添加した後に重合温度が190℃から145℃まで低減される。この場合、フェノールは重合開始剤として機能し、又は、フェノールと銅用にベンゾキサジンの硬化がエポキシの架橋化学反応を開始する。
Ishidaらの特許文献1及びGarrettの特許文献2は、ベンゾキサジン及びエポキシをともに用いる場合、硬化温度及び硬化時間の両者を低減するためのフェノールの使用を開示している。得られた熱硬化性接着剤は、電気を含む応用に好適な特性、低吸水性及び良好な接着性を備え、180℃より高いTgを有する。記載された組成には、添加した直後に硬化し始めるフェノール及びエポキシの組み合わせが含まれるため、これらの発明は使用可能期間が短縮される。
フェノール−エポキシ、フェノール−ベンゾキサジン、及びフェノール−エポキシ−ベンゾキサジン混合物の使用可能期間を改良する必要があり、フェノールが保護フェノール及びアリルグリシジルカーボネートの態様である。エポキシ及び/又はベンゾキサジンの架橋又は重合を促進するために、例えば熱、放射線、塩基又は酸触媒反応、求核置換反応及びこれらの組み合わせによって制御可能にフェノール基を開放してもよい。Weberの特許文献3及びChanの特許文献4に記載されているようなアリルアルキルカルバメートのような他の保護フェノールが知られているが、これらは、発生されたフェノールの当量ごとに高毒性のアルキルイソシアネートの1当量が生成されるといった不利益を有する。多くの実例においては、アルキルイソシアネートは、移動自在に汚染し、接着剤の性能を低下させる低分子量としての作用に加え、人の健康に有害なガス状化合物である。また、この汚染は可塑剤として作用し、Tgの低下を引き起こす。これに対して、アリルグリシジルカーボネートの分解による副産物は無毒性のCO及び反応性エポキシのみである。上記の低分子汚染とは異なり、副産物である反応性エポキシの利点は、硬化工程の間に接着剤マトリクスに取り込まれることであり、これにより、Tgの低下が引き起こされず、接着剤の性能に悪影響を及ぼさないことである。上記の混合物は、複合体、成形化合物、接着剤及び塗膜、特にこれらに限定されるものではないが、アンダフィル材料、電子パッケージング、カプセル充填、ダイ接着剤、導電接着剤、リードフリーはんだ、異方性伝導フィルム(ACFs)、及び非導電接着フィルム(NCFs)を含む電子用途において利点を有する。これらの組成物は、電子ディスプレイ、回路基板、フリップチップ及び半導体装置において利点を見出すであろう。
Petrie et al., "Epoxy Adhesive Formulations", McGraw-Hill, 2006
米国特許第6,207,786号 米国特許第6,437,026号 米国特許第4,123,450号 国際特許第87/05600号
したがって、本発明は、要求に応じてフェノール化合物、ポリマー又は樹脂が脱ブロック剤の添加により解放される保護フェノールを用いることによって、フェノール−エポキシ、フェノール−ベンゾキサジン、フェノール−エポキシ−ベンゾキサジン混合物及び他のフェノール混合物の使用可能期間を改良することを目的とする。
組成物の一例としては、0.1〜90重量%の保護フェノール及び0.1〜90重量%のエポキシからなる。この組成物は、フェノールの解放を促進するために、0.1〜40重量%の脱ブロック剤とともに用いられる。また、この組成物は、0.1〜20重量%のフィラー、0.1〜20重量%の接着増進剤、0.1〜20重量%のシランカップリング剤、0.1〜20重量%の顔料、0.1〜20重量%の染料及び0.1〜20重量%の電気伝導粒子のいずれか1つ以上を含んでもよい。
他の組成物の例としては、0.1〜90重量%の保護フェノール及び0.1〜90重量%のベンゾキサジンからなる。この組成物は、フェノールの解放を促進するために、0.1〜40重量%の脱ブロック剤とともに用いられる。また、この組成物は、0.1〜20重量%のフィラー、0.1〜20重量%の接着増進剤、0.1〜20重量%のシランカップリング剤、0.1〜20重量%の顔料、0.1〜20重量%の染料及び0.1〜20重量%の電気伝導粒子のいずれか1つ以上を含んでもよい。
また、さらなる他の組成物の例としては、0.1〜90重量%の保護フェノール、0.1〜90重量%のエポキシ及び0.1〜90重量%のベンゾキサジンからなる。この組成物は、フェノールの解放を促進するために、0.1〜40重量%の脱ブロック剤とともに用いられる。また、この組成物は、0.1〜20重量%のフィラー、0.1〜20重量%の接着増進剤、0.1〜20重量%のシランカップリング剤、0.1〜20重量%の顔料、0.1〜20重量%の染料及び0.1〜20重量%の電気伝導粒子のいずれか1つ以上を含んでもよい。
図面を参照して本発明を示す。
アリルグリシジルカーボネートの一例である。 グリシジルカーボネート官能基である。 図1に示されたアリルグリシジルカーボネートの可能な化学構造である。 保護フェノールの脱保護のスキーム1である。 アリルアルキルカルバミン酸塩の熱分解のスキーム2である。 オキシラン成分の化学構造である。 単純なベンゾキサジンの合成の一例である。 ベンゾキサジンの可能な化学構造である。 保護フェノールに関する実施例1である。 保護フェノールに関する実施例2である。 保護フェノールに関する実施例3である。 保護フェノールに関する実施例4a及び4bである。 保護フェノールに関する実施例5a及び5bである。 保護フェノールに関する実施例6である。 保護フェノールに関する実施例7である。 保護フェノールに関する実施例8である。 ベンゾキサジンに関する実施例9である。 ベンゾキサジンに関する実施例10である。 ベンゾキサジンに関する実施例11である。 ベンゾキサジンに関する実施例12である。 ベンゾキサジンに関する実施例13である。 ベンゾキサジンに関する実施例14である。 ベンゾキサジンに関する実施例15である。 エポキシに関する実施例16である。
図面を参照して好適な実施形態及び付加的な実施形態を詳述する。さらなる実施形態、態様及び利点は、以下の記載から明らかであり、本発明を実行することにより習得してもよい。以下の実施形態の記載は、本発明を限定するものではなく、単に本発明の一般的な原理を説明するために用いられたものである。
保護フェノール
以下に記載の保護フェノールは図1に示されたアリルグリシジルカーボネートに変換されるフェノール化合物のいずれでもよい。
保護フェノールは1つ以上のグリシジルカーボネート官能基を有し、グリシジルカーボネートが図2により定義されている。
図1に示されたアリルグリシジルカーボネートは、これに限定されるものではないが、図3に示された化学構造を含む。Gは図2に示されたグリシジルカーボネート基の1つ以上であり、G、G、G、G、GはH及び図2に示されたグリシジルカーボネート基の1つ以上であり、R、R、R、R、R、RはH、F、Cl、Br、I、CH、アルカン、アルケン、アルキン、図6に示されたいずれかの構造、OR13、OAr、CO13、COAr、C(O)NHR13、C(O)NHAr、C(O)NR1314、C(O)NArAr、OC(O)R13、OC(O)Ar、NHC(O)R13、NHC(O)Ar、NR13C(O)R14、NArC(O)R13、NArC(O)Ar、SR13、SArの1つ以上であり、R13及びR14はCH、アルカン、アルケン、アルキンのいずれかであり、Ar及びArはいずれかの芳香族化学成分又はいずれかの複素環式化学成分であり、R、R、R、R10、R11、R12はH、CH、アルカン、アルケン、アルキンのいずれかであり、XはCH、O、S、NH、NR13、NArのいずれかであり、YはH、OH及び図1に示された構造のいずれかであり、nは0以上の整数であり、mは1以上の整数である。化学構造13〜18は当業者に公知な直線状、分岐状、樹状のいずれかの形態又はこれらの組み合わせである。
また、図3に示された化学構造のsp混成炭素原子はN、P又はこれらの組み合わせに置換することができる。
図4は、グリシジルカーボネートの脱保護が脱ブロック剤Bの添加により生じ、脱ブロック剤がオキシランと直接又は間接的に反応し、これによりオキシラン(20)及び二酸化炭素(21)とともにフェノール(19)が解放される、スキーム1を示している。これは様々な理論により達成されたものである。
脱ブロック剤は、アルキルアミン、芳香族アミン、イミダゾール、トリアゾール、トリアジン、メラミン、他のクラスの複素環アミン、アミン含有シロキサン、アミン−エポキシ添加物、イミダゾール−エポキシ添加物、メルカプタン、アルコキサイド、又はこれらの組み合わせのようなエポキシ系接着剤の硬化速度を促進するために用いられるタイプの触媒又は硬化剤でもよい。また、オキシランの開環を助けるために、ボロンハライド、アルミニウムハライド、チタンハライド及び他のルイス酸が添加され、これによりフェノールの解放が開始される。
脱ブロック剤は、Ishimuraらの米国特許第4,833,226号、Fukuokaの米国特許第5,219,956号及びUsuiらの米国特許公開公報第2006/0128835号及び第2007/0055039号に記載されているような、アミン含有化合物又はアミン−エポキシ添加物がポリマー材料内に内包され、熱、圧力、溶剤、可塑剤又はこれらの組み合わせのような外的刺激の使用により要求に応じて触媒が解放される、潜伏性触媒であってもよい。
上記の保護フェノールは、フェノールの解放の制御因子として作用することができる。その結果、このように解放されたフェノールは、これに限定されるものではないが、例えば、画像用途のハロゲン化銀の現像、ラジカル重合や酸化還元反応の阻害、及び酸化防止を含む用途の現像剤又は阻害剤として用いることができる。また、必要であれば、エンドユーザーにより要求されるような、フェノールの解放速度の調節のために脱ブロック剤を一度に全て添加しても又は適切な速度で計量してもよい。図4(スキーム1)に示されたようなカーボネートのAr−OからAr−S、Ar−NH、Ar−NAr又はAr−NRへの置換はアリルメルカプタン及びアリルアミンの解放の制御因子として有用であろう。
図5は、Weberの米国特許第4,123,450号及びChanの国際特許公報第87/05600号に記載されているようなアリルアルキルカルバメートの熱分解がアリルグリシジルカーボネートのほかにフェノールの解放の他の制御因子により引き起こされる、スキーム2を示している。多くの実例においては、アルキルイソシアネートは人の健康に有害なガス化合物である。これに対し、アリルグリシジルカーボネートを用いたフェノールの解放(スキーム1)の副産物はCO及びエポキシのみであり、このエポキシは対応するアルキルイソシアネートよりも揮発性及び毒性がかなり低く、接着剤、複合マトリクス又は塗膜に含有させた際の付加的な利点を有する。
エポキシ
以下に記載のエポキシは図3の化学構造であり、Gは図6に示された化学構造の1つ以上であり、G、G、G、G、GはH及び図6に示された化学構造の1つ以上であり、R、R、R、R、R、RはH、F、Cl、Br、I、CH、アルカン、アルケン、アルキン、OR13、OAr、CO13、COAr、C(O)NHR13、C(O)NHAr、C(O)NR1314、C(O)NArAr、OC(O)R13、OC(O)Ar、NHC(O)R、NHC(O)Ar、NR13C(O)R14、NArC(O)R13、NArC(O)Ar、SR13、SArの1つ以上であり、R13及びR14はCH、アルカン、アルケン、アルキンのいずれかであり、Ar及びArはいずれかの芳香族化学成分又はいずれかの複素環式化学成分であり、R、R、R、R10、R11、R12はH、CH、アルカン、アルケン、アルキンのいずれかであり、XはCH、O、S、NH、NR13、NArのいずれかであり、YはH、OH及び図6に示された化学構造のいずれかであり、nは0以上の整数であり、mは1以上の整数である。化学構造13〜18は当業者に公知な直線状、分岐状、樹状のいずれかの形態又はこれらの組み合わせである。
ベンゾキサジン
ベンゾキサジンは、重合されると、良好な耐熱性、低吸水性、低ガス放出性、低誘電定数を示し、電気的用途に魅力的となる低収縮性を示す複素環化合物である。Shiらの米国特許第6,899,960号及び米国特許第7,179,684号並びにIshidaの米国特許第6,225,440号に記載されているように、重合は触媒の使用により陽イオン性に開始される。ベンゾキサジンは高温(150〜300℃)で熱的に重合開始することが知られている。表4(下記)に示されているように、ベンゾキサジンが保護フェノールの存在下で加熱されると、この温度が低減されることを我々は予想外に見出した。
ベンゾキサジンは、Laneの独国特許第694,480号、Ishidaの米国特許第5,543,516号及びDershemの米国特許第6,743,852号に記載されているように、フェノールの少なくともオルト位のヒドロキシル基を置換することなく、マンニッヒ反応を用いてフェノールから合成される。簡単なベンゾキサジン(B1)の代表例が図7に示されている。
本発明の一実施形態用のベンゾキサジンは、芳香族化合物の2つの隣接するsp混成炭素原子に結合された1つ以上のベンゾキサジン成分を有する。このベンゾキサジンは、これに限定されるものではないが、図8A及びBの化学構造を含む。Ar、Ar、Ar、Ar、Ar及びArはベンゼン、トルエン又は他の芳香族化合物であり、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、及びR12はH、CH、アルカン、アルケン、アルキンの1以上であり、X及びYはN−H又はN−Rであり、Rはアルカン又はN−Arであり、Arはベンゼン、トルエン、他の芳香族化合物、S、Oのいずれかであり、hは1又は2の整数であり、g、i、j、k、lは0、1又は2のいずれかの整数であり、nは0以上の整数であり、mは1以上の整数である。
フィラー
フィラーは、これに限定されるものではないが、ガラスファイバー、セルロースファイバー、木又は竹チップ、シリカ、アルミナ、タルク(マグネシウムシリケート)、バライト(バリウムサルフェート)、クレイ(アルミニウムシリケート)、カルシウムカーボネート、ボロンナイトライド、シリコンナイトライド、アルミニウムナイトライド、及びチタニウムジオキサイドを含む。
カップリング剤
カップリング剤は、高湿環境下において湿潤接着性及び性能を改良するために用いられる。本発明に有用なカップリング剤は、これに限定されるものではないが、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、及びγ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを含む。これらの中でも、アミノ又はオキシラン官能基を有するカップリング剤は電気的に好適である。特に、表面に金属酸化物又は水酸化物を機能的に有していないフィラーが用いられた場合には、チタネート又はジルコネートカップリング剤が用いられる。
電気又は熱伝導粒子又はファイバー
電気又は熱伝導粒子は、これに限定されるものではないが、カーボン、カーボンナノチューブ、グラファイト、Zn、Al、Sb、Au、Ag、Sn、Fe、Cu、Pb、Ni、及びPtの金属又は金属酸化物の複合物又は混合物、重合性又は無機コア及び金属シェルを備えた伝導粒子を含む。
実施形態の使用可能期間
本発明の使用可能期間は、ポットライフとして知られている、組成物の調製の間に、組成物が接着剤に加工されるまでの期間をいう。さらに、使用可能期間は、組成物が加工、調製、使用準備された後に、接着剤としての機能が保持される期間をいう。
保護フェノール
<実施例1>グリシジルクロロフォルメート(P1)の合成
フォスゲンをトリフォスゲンに変更した以外は、Mullerらの米国特許第2,795,572号にしたがって、クロロフォルメートP1を調製した。図9参照。
<実施例2>フェニルグリシジルカーボネート(P2)の合成
還流冷却管、追加漏斗及び窒素ガス注入口を備えた3つ口丸底フラスコに、フェニルクロロフォルメート25.00g(0.160モル)及びTHF70gを仕込んだ。反応器を0℃の氷浴内に移し、窒素でパージした。30分後、グリシドール13.00g(0.175モル)、トリエチルアミン19.50g(0.193モル)及びテトラヒドロフラン(THF)の無水物75gの溶液を1時間以上かけて滴下し、その後、反応物を室温まで加熱し、窒素雰囲気下で一晩中攪拌した。反応器の内容物を取り出し、濾過し、減圧乾燥し、次いで、シリカゲルを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、イソプロピルアセテートとヘキサンの1:1溶液で溶出して、粗精製の生成物29.51gを得た。図10参照。
<実施例3>ジグリシジルビスフェノールAジカーボネート(P3)の合成
実施例2の工程を用いて、ビスフェノールAビス(クロロフォルメート)18.10g(0.051モル)及びグリシドール7.17g(0.0968モル)からジカーボネートP3を得、トルエン中に粗精製材料を溶解し、0.1NのNaOH、0.1NのHCl、水及び塩水を順次用いて抽出することにより精製して、粗精製の生成物20.98gを得た。トルエン層はMgSO上で乾燥し、濾過し、減圧乾燥した。図11参照。
<実施例4a>ジグリシジル4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノールジカーボネート(P4)の合成
実施例2の工程にしたがって、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノールビス(クロロフォルメート)23.45g(0.0596モル)及びグリシドール8.65g(0.168モル)からジカーボネートP4を得、実施例3の工程にしたがって精製し、粗精製の生成物27.72gを得た。図12参照。
<実施例4b>P4の他の合成
還流冷却管、追加漏斗及び窒素ガス注入口を備えた3つ口丸底フラスコに、窒素をパージし、P1の13.50g(0.100モル)及びTHF無水物120mLを仕込んだ。反応温度を−3℃に低減し、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール13.42g(0.0500モル)、トリエチルアミン10.12g及びテトラヒドロフラン無水物80mLの溶液を1時間以上かけて滴下した。その後、反応物を室温まで加熱し、窒素雰囲気下で一晩中攪拌した。次に、反応物を濾過し、減圧乾燥し、次いで、トルエン中に溶解し、0.1NのNaOH、0.1NのHCl、水及び塩水を順次用いて抽出して、粗精製の生成物22.25gを得た。有機層はMgSO上で乾燥し、濾過し、減圧乾燥した。
<実施例5a>ジグリシジル4,4’−[9−フルオレニリデン]ジフェノールジカーボネート(P5)の合成
実施例2の工程を用いて、4,4’−(9−フルオレニリデン)ジフェノールビス(クロロフォルメート)25.67g(0.0540モル)及びグリシドール7.84g(0.106モル)からジカーボネートP5を得、実施例3の工程にしたがって精製し、粗精製の生成物26.75gを得た。図13参照。
<実施例5b>ジグリシジル4,4’−[9−フルオレニリデン]ジフェノールジカーボネート(P5)の他の合成
実施例4bの工程を用いて、4,4’−(9−フルオレニリデン)ジフェノール10.52g(0.0300モル)及びP1の8.16g(0.0600モル)からジカーボネートP5を合成し、粗精製の生成物15.42gを得た。
<実施例6>トリグリシジル1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタントリカーボネート(P6)の合成
実施例4bの工程にしたがって、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン13.76g(0.0449モル)及びP1の18.40g(0.135モル)からジカーボネートP6を合成し、粗精製の生成物23.15gを得た。図14参照。
<実施例7>ジグリシジル4,4’−ビスフェニルカーボネート(P7)の合成
実施例4bの工程にしたがって、4,4’−ジヒドロキシビフェニル38.6g(0.100モル)、P1の27.32g(0.200モル)及びTHFの無水物200mLからジカーボネートP7を合成した。図15参照。
<実施例8>ポリ(グリシジルフェニルカーボネート)(P8)の合成
Liangらの米国特許第5,212,044号にしたがって、ホースラディッシュパーオキシダーゼを用いてフェノールの重合からポリフェノールを合成した。実施例4bの工程を用いて、ポリフェノール15.00g(0.100モル)、P1の13.66g(0.100モル)及びTHFの無水物200mLからポリ(グリシジルカーボネート)P8を合成した。
ベンゾキサジン
ジオキサンをメチルエチルケトン(MEK)に変更した以外は、Laneの独国特許第694,489号にしたがってベンゾへキサジンの合成を行った。
<実施例9>フェノール及びアニリンからベンゾキサジン(B1)の合成
フェノール(11.29g、0.12モル)、パラホルムアルデヒド(11.17g、0.24モル)及びMEKを混合し、攪拌しつつ、アニリン(11.17g、0.12モル)を加え、ホットプレートを用いてこの混合物を120℃に加熱した。MEK及び水は反応の間に蒸発された。混合物を室温に戻した。図17参照。
<実施例10>ビスフェノールA及びアニリンからベンゾキサジン(B2)の合成
ビスフェノールA(27.39g、0.12モル)、パラホルムアルデヒド(14.40g、0.48モル)及びMEKを400mLビーカーに加えた。攪拌しつつ、アニリン(22.37g、0.24モル)を加え、ホットプレートを用いてこの混合物を120℃に加熱した。MEK及び水は反応の間に蒸発され、黄色の粘着性の固まりを得た。混合物を固化する室温に戻し、着色固体52.74g(収率95%)を得た。図18参照。
<実施例11>4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール及びアニリンからベンゾキサジン(B3)の合成
実施例10に記載の工程を用いて、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール13.42g(0.05モル)、パラホルムアルデヒド6.00g(0.2モル)及びアニリン9.31g(0.1モル)からベンゾキサジンB3を合成し、着色固体24.0g(収率95.5%)を得た。図19参照。
<実施例12>4,4’−[9−フルオレニリデン]ジフェノール及びアニリンからベンゾキサジン(B4)の合成
実施例10に記載の工程を用いて、4,4’−[9−フルオレニリデン]ジフェノール17.52g(0.05モル)、パラホルムアルデヒド6.00g(0.2モル)及びアニリン9.31g(0.1モル)からベンゾキサジンB4を合成し、着色固体28.06g(収率96.0%)を得た。図20参照。
<実施例13>ポリ(p−ヒドロキシスチレン)及びアニリンからベンゾキサジン(B5)の合成
実施例10に記載の工程にしたがって、ポリ(4−ビニルフェノール)6.0g(0.05モル)、パラホルムアルデヒド3.0g(0.1モル)及びアニリン4.68g(0.05モル)からベンゾキサジンB5を合成し、着色固体11.4g(収率96.0%)を得た。図21参照。
<実施例14>4,4’−ジヒドロキシビフェニル及びアニリンからベンゾキサジン(B6)の合成
実施例10に記載の工程にしたがって、4,4’−ジヒドロキシビフェニル18.6g(0.100モル)、パラホルムアルデヒド12.00g(0.400モル)及びアニリン18.62g(0.200モル)からベンゾキサジンB6を合成した。図22参照。
<実施例15>ポリフェノール及びアニリンからベンゾキサジン(B7)の合成
実施例10に記載の工程にしたがって、ポリフェノール15.00g(0.100モル)、パラホルムアルデヒド12.00g(0.400モル)及びアニリン18.62g(0.200モル)からベンゾキサジンB7を合成した。図23参照。
エポキシ
<実施例16>保護フェノール及びベンゾキサジンを組み合わせて用いたエポキシの化学構造
組成物に用いられるエポキシを図20に示した。
<実施例17>DSCによるイミダゾール存在下の保護フェノールの脱保護
イミダゾール存在下の保護フェノールの脱保護は、TAインスツルメントのQ10示差走査熱量分析装置を用いて、25〜300℃の温度範囲において、温度勾配5℃/分で評価した。イミダゾール及び保護フェノールは、表1のモル比を用いて組み合わされ、良好に混合され、アルミニウム皿に載せられた。分析結果は表1に示した。
Figure 2011509340
P2単独のDSCの結果は、175℃において、化合物の分解に関する吸熱転移を示している。これに対して、1モル当量のImをP2に加えた場合には、DSCは、97℃において、吸熱転移を示し、これは予想通りにE3及びImの付加生成物とほぼ同様な温度で生じている。
<実施例18>TGAによるイミダゾール存在下の保護フェノールの脱保護
イミダゾール存在下の保護フェノールの脱保護は、さらに、TAインスツルメントのTGA2850熱重量測定装置(TGA)を用いて、25〜600℃の温度範囲において、温度勾配20℃/分で評価した。
Figure 2011509340
表2に示されているように、P2は、分解の開始温度よりも約90℃低い109℃におけるイミダゾール存在下の質量損失を示している。12%(重量/重量)の重量損失は、脱保護から生じるCOの損失に起因するものである。
理論的及び経験的に説明すると、脱保護のメカニズムは、まず、ほぼ直接的なCOの損失により97℃で見られるように、109℃でP2のオキシラン成分とともに付加的生成物を生成し、次いで、フェノールと新たなエポキシ付加体を生成する(スキーム1)イミダゾールに起因している。
<実施例19>塩化鉄試験及び薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いて評価されるイミダゾール存在下のP2の脱保護
P2及び2−エチル−4−メチルイミダゾールのモル比1:1の組成物を100℃で2時間加熱し、Shrinerら“The Systematic Identification of Organic Compounds”第6版、New YorkのWilely社、1980年、第348〜350ページの塩化鉄試験を用いてフェノールの解放を評価した。予想通り、鉄錯体の形成及びフェノールの存在を示す紫色が示された。さらに、フェノールの解放を示すために、シリカゲル固定相を用い、重量比1:1のイソプロピルアセテート及びヘキサンで溶出させる薄層クロマトグラフィーによって、前記組成物の試料を分析した。フェノールに対する混合物のR値[化合物の移動距離/溶媒の先頭の移動距離]の比較により、混合物におけるフェノールの存在が示された。
<実施例20>組成物−グリシジルカーボネート、ベンゾキサジン、エポキシ及びイミダゾール
表3に示されたモル比にしたがって成分を混合することにより組成物1〜20を調製した。
Figure 2011509340
<実施例21>組成物−グリシジルカーボネート、ベンゾキサジン、エポキシ及びマイクロカプセル化脱保護剤
表4に示されたモル比にしたがって成分を混合することにより組成物21〜26を調製した。マイクロカプセル化脱保護剤は、旭化成ケミカルズ社製の潜在性硬化剤HX−3721(LH1)、HX−3741(LH2)及びHX−3748(LH3)を用いた。
Figure 2011509340
<実施例22>反応温度
表3の成分を混合することによりグリシジルカーボネート、ベンゾキサジン、エポキシ及びイミダゾールの組成物を調製した。これらをAlDSC皿に載せ、DSC分析装置内に載置し、窒素雰囲気下において5℃/分の加熱勾配で25〜325℃まで加熱した。これらの結果を表5に示した。
Figure 2011509340
組成物7及び8を比較すると、ベンゾキサジンの合成は、保護フェノールの存在下で約20℃低下している。
本発明の一実施形態においては、上記の硬化型組成物は、硬化態様で提供され、電子部品、電子ディスプレイ、回路基板、フリップチップ、半導体装置のような工業製品に含まれる。他の実施形態においては、組成物は、完全に製造及び組立られる前にこれら及び他の製品に用いられる未硬化態様又は部分的硬化態様で提供され。
他の成分及び/又は態様を他の実施形態に用いてもよいことは、当業者が疑う余地なく認識されるであろう。さらに、全ての項目は前後関係と矛盾のない範囲で可能な限り広く解釈すべきである。本発明はいくつかの実施形態について詳述したが、本発明の目的又は趣旨を逸脱しない範囲で様々な修飾及び/又は変更がなされてもよいことを認識すべきである。これに関して、本発明の実施が上記の応用に限定されないことは重要である。多くの他の応用及び/又変更は、その他の応用及び変更が本発明の目的を逸脱しない範囲でなされてもよい。明細書に記載の、本発明の実施形態における温度又は重量の範囲は、特許請求の範囲の趣旨を限定するものではない。また、一実施形態の一部として説明又は記載された態様は、上記の実施形態に限定されることなく、他の実施形態を提供するために他の実施形態に用いてもよい。したがって、実施形態及び変更例が特許請求の範囲の趣旨の範囲内及び同等である限りは、本発明はこのような実施形態及び変更例の全てに及ぶ。

Claims (71)

  1. 保護フェノール化合物を含み、前記保護フェノール化合物はアリルグリシジルカーボネート成分を含むことを特徴とする組成物。
  2. 前記保護フェノール化合物は、さらに第2アリルグリシジルカーボネート成分を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記第1及び第2アリルグリシジルカーボネート成分は、同一アリル基であることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  4. 前記第1及び第2アリルグリシジルカーボネート成分は、異なったアリル基であることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  5. 前記保護フェノール化合物は、下記のアリルグリシジルカーボネートから選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
    Figure 2011509340
  6. 請求項1の保護フェノール化合物を含み、前記保護フェノール化合物はアリルグリシジルカーボネート成分を含むことを特徴とする画像形成システム。
  7. さらに、前記保護フェノール化合物の脱ブロック剤を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. さらに、エポキシ樹脂又はベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 保護フェノール化合物及びエポキシ樹脂を含み、前記保護フェノール化合物はアリルグリシジルカーボネート成分を含むことを特徴とする組成物。
  10. 前記エポキシ樹脂は、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ノボラック、ポリフェノール、アニリン、ポリアラニン、他の重合性又はハロゲン化誘導体のうちの少なくとも1つから誘導されることを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. さらに、0.1〜90重量%の保護フェノール化合物及び10〜99.9重量%のエポキシ樹脂を含むことを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  12. さらに、0.1〜90重量%の脱ブロック剤を含むことを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  13. 前記脱ブロック剤は、アミン、イミダゾール、トリアジン、トリアゾール又はイミダゾール−エポキシ付加物であることを特徴とする請求項12に記載の組成物。
  14. 前記脱ブロック剤は、マイクロカプセル化されていることを特徴とする請求項12に記載の組成物。
  15. 前記マイクロカプセル化脱ブロック剤は、ポリマーシェル内に内包されていることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  16. 前記マイクロカプセル化脱ブロック剤は、重合性マトリクス内に内包されていることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  17. さらに、エポキサイド用の硬化剤又は触媒、フィラー、界面活性剤、カップリング剤、顔料、染料及び導電粒子から選択された1つ以上を含むことを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  18. 下記から選択されるアリルグリシジルカーボネートを含む0.1〜90重量%の保護フェノール化合物と、
    ビスフェノールA、ビスフェノールF、ノボラック、ポリフェノール、アニリン、ポリアラニン、他の重合性又はハロゲン化誘導体のうちの少なくとも1つから誘導される10〜99.9重量%のエポキシ樹脂と、
    アミン、イミダゾール、トリアジン、トリアゾール又はイミダゾール−エポキシ付加物を含む0.1〜90重量%の脱ブロック剤とを含み、
    前記脱ブロック剤は、重合性マトリクス内にマイクロカプセル化されていることを特徴とする組成物。
    Figure 2011509340
  19. さらに、下記のベンゾキサジン化合物からから選択される0.1〜90重量%のベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項18に記載の組成物。
    Figure 2011509340
  20. アリルグリシジルカーボネート成分を含む保護フェノール化合物と、
    エポキシ樹脂と、
    前記保護フェノール化合物のマイクロカプセル化脱ブロック剤とを含むことを特徴とする組成物。
  21. 前記組成物の硬化化学状態は、未硬化、部分的硬化及び硬化から選択されることを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  22. 前記脱ブロック剤は、エポキサイドの硬化速度を加速することを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  23. 前記組成物は、接着剤、導電性接着剤、複合体、成形化合物、異方性伝導フィルム(ACF)接着剤、非ランダムアレイACF、非伝導性接着フィルム(NCF)、塗膜、カプセル化剤、アンダフィル材料、リードフリーハンダのいずれかであることを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  24. 請求項20に記載の組成物を含むことを特徴とする電子ディスプレイ。
  25. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項24に記載の電子ディスプレイ。
  26. 請求項20に記載の組成物を含むことを特徴とする回路基板。
  27. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項26に記載の回路基板。
  28. 請求項20に記載の組成物を含むことを特徴とするフリップチップ。
  29. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項28に記載のフリップチップ。
  30. 請求項20に記載の組成物を含むことを特徴とする半導体装置。
  31. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項30に記載の半導体装置。
  32. 前記組成物は、保管条件における寿命が本質的に長い一成分接着剤組成物であり、硬化温度又は成形温度のいずれかにおいて反応することを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  33. 前記組成物は、界面での接着性、硬化時の低収縮性、低熱膨張係数(CTE)、硬化時の高ガラス転移温度を示すことを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  34. 前記組成物は、複合材料又は成形化合物用のマトリクスであることを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  35. アリルグリシジルカーボネート成分を有する保護フェノール化合物を含有する組成物を含むことを特徴とする電子装置。
  36. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項35に記載の電子装置。
  37. さらに、前記組成物により互いに接着された多数の電子部品を備えることを特徴とする請求項35に記載の電子装置。
  38. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項37に記載の電子装置。
  39. さらに、前記組成物により被覆された電子部品を備えることを特徴とする請求項35に記載の電子装置。
  40. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項39に記載の電子装置。
  41. 組み立て、アンダフィル、パッケージ、カプセル化、連結、及び、アリルグリシジルカーボネート成分を有する保護フェノール化合物を含有する硬化型組成物による接着の工程を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
  42. 前記硬化型組成物は、さらにベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 電子部品の供給、
    アリルグリシジルカーボネート成分を有する保護フェノール化合物を含有する硬化型組成物の供給、
    前記電子部品への前記組成物の塗工、
    前記組成物の硬化の工程を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
  44. 前記硬化型組成物の提供の工程は、さらにエポキシ樹脂の供給、及び、前記保護フェノール化合物のマイクロカプセル化脱ブロック剤の供給の工程を備えることを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. 前記脱ブロック剤は、重合性マトリクス又はシェル中にマイクロカプセル化された、アミン、イミダゾール、トリアジン、トリアゾール又はイミダゾール−エポキシ付加物を含むことを特徴とする請求項44に記載の方法。
  46. 前記硬化型組成物の提供の工程は、さらにベンゾキサジンの提供の工程を備えることを特徴とする請求項44に記載の方法。
  47. さらに、第2電子部品の供給、及び、前記組成物による前記2つの電子部品の接着の工程を備えることを特徴とする請求項43に記載の方法。
  48. 第1及び第2電子部品の供給、
    アリルグリシジルカーボネート成分を有する保護フェノール化合物を含有する硬化型組成物の供給、
    前記第1電子部品への前記組成物の塗工、
    前記組成物が前記両部品と接触するような前記部品の配置、
    前記部品を接着するような前記組成物の硬化の工程を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
  49. 電子部品の供給、
    アリルグリシジルカーボネート成分を有する保護フェノール化合物と、エポキシ樹脂と、前記保護フェノール化合物のマイクロカプセル化脱ブロック剤とを含有する硬化型組成物の供給、
    前記電子部品への前記組成物の塗工、
    前記組成物の硬化の工程を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
  50. 前記エポキシ樹脂は、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ノボラック、ポリフェノール、アニリン、ポリアラニン、他の重合性又はハロゲン化誘導体のうちの少なくとも1つから誘導されることを特徴とする請求項49に記載の方法。
  51. 前記脱ブロック剤は、重合性マトリクス又はシェル中にマイクロカプセル化された、アミン、イミダゾール、トリアジン、トリアゾール又はイミダゾール−エポキシ付加物であることを特徴とする請求項49に記載の方法。
  52. 前記硬化型組成物の提供の工程は、さらにベンゾキサジンの提供の工程を備えることを特徴とする請求項49に記載の方法。
  53. 保護フェノール化合物を含む組成物を含有し、前記保護フェノール化合物はアリルグリシジルカーボネート成分を有することを特徴とする一成分接着剤製品。
  54. さらに、ベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項53に記載の接着剤製品。
  55. 保護フェノール化合物を含む組成物を含有し、前記保護フェノール化合物はアリルグリシジルカーボネート成分を有することを特徴とする組成物製品。
  56. さらに、ベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項55に記載の組成物製品。
  57. さらに、下記のベンゾキサジン化合物からから選択される0.1〜90重量%のベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項20に記載の組成物。
    Figure 2011509340
  58. さらに、ベンゾキサジンを含むことを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  59. 前記組成物の硬化化学状態は、未硬化、部分的硬化及び硬化から選択されることを特徴とする請求項58に記載の組成物。
  60. 前記組成物は、接着剤、導電性接着剤、複合体、成形化合物、異方性伝導フィルム(ACF)接着剤、非ランダムアレイACF、非伝導性接着フィルム(NCF)、塗膜、カプセル化剤、アンダフィル材料、リードフリーハンダのいずれかであることを特徴とする請求項58に記載の組成物。
  61. 請求項58に記載の組成物を含むことを特徴とする電子ディスプレイ。
  62. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項61に記載の電子ディスプレイ。
  63. 請求項58に記載の組成物を含むことを特徴とする回路基板。
  64. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項63に記載の回路基板。
  65. 請求項58に記載の組成物を含むことを特徴とするフリップチップ。
  66. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項65に記載のフリップチップ。
  67. 請求項58に記載の組成物を含むことを特徴とする半導体装置。
  68. 前記組成物は、硬化、部分的硬化又は未硬化であることを特徴とする請求項67に記載の半導体装置。
  69. 前記組成物は、保管条件における寿命が本質的に長い一成分接着剤組成物であり、硬化温度又は成形温度のいずれかにおいて反応することを特徴とする請求項58に記載の組成物。
  70. 前記組成物は、界面での接着性、硬化時の低収縮性、低熱膨張係数(CTE)、硬化時の高ガラス転移温度を示すことを特徴とする請求項58に記載の組成物。
  71. 前記組成物は、複合材料又は成形化合物用のマトリクスであることを特徴とする請求項58に記載の組成物。
JP2010542331A 2008-01-10 2009-01-08 硬化型接着組成物、接着方法およびその応用 Expired - Fee Related JP5661472B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/008,375 US8084553B2 (en) 2008-01-10 2008-01-10 Curable adhesive compositions, process, and applications
US12/008,375 2008-01-10
PCT/US2009/030384 WO2009089314A1 (en) 2008-01-10 2009-01-08 Curable adhesive compositions, process, and applications

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011509340A true JP2011509340A (ja) 2011-03-24
JP2011509340A5 JP2011509340A5 (ja) 2011-05-06
JP5661472B2 JP5661472B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=40850866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010542331A Expired - Fee Related JP5661472B2 (ja) 2008-01-10 2009-01-08 硬化型接着組成物、接着方法およびその応用

Country Status (7)

Country Link
US (2) US8084553B2 (ja)
JP (1) JP5661472B2 (ja)
KR (1) KR101288321B1 (ja)
CN (1) CN101970224B (ja)
HK (1) HK1152681A1 (ja)
TW (1) TWI382999B (ja)
WO (1) WO2009089314A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057039A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 電子部品用接着剤及び半導体装置の製造方法
JP2013253195A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Namics Corp エポキシ樹脂組成物
JP2019206692A (ja) * 2018-05-24 2019-12-05 住友化学株式会社 化合物、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8802214B2 (en) * 2005-06-13 2014-08-12 Trillion Science, Inc. Non-random array anisotropic conductive film (ACF) and manufacturing processes
US8044154B2 (en) * 2009-06-12 2011-10-25 Trillion Science, Inc. Latent hardener for epoxy compositions
US8067484B2 (en) * 2010-03-12 2011-11-29 Trillion Science, Inc. Latent hardener with improved barrier properties and compatibility
JP6109144B2 (ja) * 2011-03-28 2017-04-05 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 硬化性組成物、物品、硬化方法及びタックフリー反応生成物
US9475963B2 (en) 2011-09-15 2016-10-25 Trillion Science, Inc. Fixed array ACFs with multi-tier partially embedded particle morphology and their manufacturing processes
US9102851B2 (en) 2011-09-15 2015-08-11 Trillion Science, Inc. Microcavity carrier belt and method of manufacture
US9352539B2 (en) 2013-03-12 2016-05-31 Trillion Science, Inc. Microcavity carrier with image enhancement for laser ablation
GB201319363D0 (en) 2013-11-01 2013-12-18 Uni I Oslo Compounds
US9540539B2 (en) * 2014-05-27 2017-01-10 Infineon Technologies Ag Primer composition, method of forming a primer layer on a semiconductor device, and method of encapsulating a semiconductor device
US10465037B2 (en) 2014-07-22 2019-11-05 Sabic Global Technologies B.V. High heat monomers and methods of use thereof
CN104312471A (zh) * 2014-11-10 2015-01-28 深圳市飞世尔实业有限公司 一种含苯并恶嗪的异方性导电膜及其制备方法
AU2016226110B2 (en) * 2015-03-04 2020-04-02 Huntsman Advanced Materials Americas Llc Benzoxazine low temperature curable composition
CN108047647B (zh) * 2017-12-27 2020-07-07 广东生益科技股份有限公司 一种无卤热固性树脂组合物及使用它的预浸料、层压板、覆金属箔层压板和印刷电路板
KR102633142B1 (ko) 2019-08-26 2024-02-02 삼성전자주식회사 반도체 패키지

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2003A (en) * 1841-03-12 Improvement in horizontal windivhlls
US2794010A (en) * 1953-06-26 1957-05-28 Du Pont Polymeric blends of a water-insoluble, water-dispersible, non-electrolyte film-forming polymer and a watersoluble, anionic polyelectrolyte epoxy polyemer and preparationof shaped articles therefrom
JP2000147771A (ja) * 1998-11-09 2000-05-26 Mitsubishi Chemicals Corp ポジ型感放射線性樹脂組成物
JP2000162775A (ja) * 1995-06-15 2000-06-16 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd レジストパタ―ン形成方法
JP2001512515A (ja) * 1997-02-21 2001-08-21 ダイネオン エルエルシー フルオロエラストマ組成物およびその製造方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2795572A (en) * 1957-06-11 Their polymers
US4123450A (en) * 1977-09-22 1978-10-31 Fmc Corporation Process for preparing alkyl isocyanates
JPS61171726A (ja) * 1985-01-25 1986-08-02 Hitachi Chem Co Ltd 塗料用組成物
IL81939A0 (en) 1986-03-21 1987-10-20 Union Carbide Corp Process for preparing methyl isocyanate
DE3750166T2 (de) * 1987-08-26 1995-02-23 Asahi Chemical Ind Härtemittel für ein härtbares Eintopfepoxidharzsystem.
US5212044A (en) * 1988-09-08 1993-05-18 The Mead Corporation Photoresist composition including polyphenol and sensitizer
US5219956A (en) * 1989-02-13 1993-06-15 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Method for hardening a one-package epoxy formulation including partial curing
US5409764A (en) * 1990-07-17 1995-04-25 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Curable adhesive composition and sheet thereof
US5543516A (en) * 1994-05-18 1996-08-06 Edison Polymer Innovation Corporation Process for preparation of benzoxazine compounds in solventless systems
US6225440B1 (en) * 1998-06-26 2001-05-01 Edison Polymer Innovation Corporation Cationic ring-opening polymerization of benzoxazines
US6207786B1 (en) * 1998-11-10 2001-03-27 Edison Polymer Innovation Corporation Ternary systems of benzoxazine, epoxy, and phenolic resins
JP2003522266A (ja) * 2000-02-09 2003-07-22 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド ハイパーブランチ両親媒性ポリマー添加剤及び増加された表面エネルギーを有するポリマー組成物
TW572964B (en) * 2000-09-21 2004-01-21 Chang Chun Plastics Co Ltd Flame retarded epoxy resin composition
US6437026B1 (en) * 2001-01-05 2002-08-20 Cookson Singapore Pte Ltd. Hardener for epoxy molding compounds
US6627685B2 (en) * 2001-08-14 2003-09-30 Ellis Breskman Lightfast epoxy resin
US6743852B2 (en) * 2001-11-13 2004-06-01 Henkel Corporation Benzoxazines, thermosetting resins comprised thereof, and methods for use thereof
US6899960B2 (en) * 2002-03-22 2005-05-31 Intel Corporation Microelectronic or optoelectronic package having a polybenzoxazine-based film as an underfill material
US6918984B2 (en) * 2002-06-24 2005-07-19 Loctite (R&D) Limited Photocurable adhesive compositions, reaction products of which have low halide ion content
KR100809799B1 (ko) * 2002-10-25 2008-03-04 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 캡슐형 경화제 및 조성물
TW200413467A (en) * 2003-01-16 2004-08-01 Chang Chun Plastics Co Ltd Resin composition without containing halogen
WO2005035617A1 (ja) * 2003-10-10 2005-04-21 Asahi Kasei Chemicals Corporation 潜在性硬化剤および組成物
EP1616892A1 (en) * 2004-07-13 2006-01-18 Henkel Kommanditgesellschaft auf Aktien Curable compositions with an improved adhesion performance
US20080119580A1 (en) * 2006-11-17 2008-05-22 Menovcik Gregory G Thermosetting coating compositions with three or more cure mechanisms

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2003A (en) * 1841-03-12 Improvement in horizontal windivhlls
US2794010A (en) * 1953-06-26 1957-05-28 Du Pont Polymeric blends of a water-insoluble, water-dispersible, non-electrolyte film-forming polymer and a watersoluble, anionic polyelectrolyte epoxy polyemer and preparationof shaped articles therefrom
JP2000162775A (ja) * 1995-06-15 2000-06-16 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd レジストパタ―ン形成方法
JP2001512515A (ja) * 1997-02-21 2001-08-21 ダイネオン エルエルシー フルオロエラストマ組成物およびその製造方法
JP2000147771A (ja) * 1998-11-09 2000-05-26 Mitsubishi Chemicals Corp ポジ型感放射線性樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057039A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Sekisui Chem Co Ltd 電子部品用接着剤及び半導体装置の製造方法
JP2013253195A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Namics Corp エポキシ樹脂組成物
JP2019206692A (ja) * 2018-05-24 2019-12-05 住友化学株式会社 化合物、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
JP7261654B2 (ja) 2018-05-24 2023-04-20 住友化学株式会社 化合物、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101970224A (zh) 2011-02-09
TWI382999B (zh) 2013-01-21
US20120029116A1 (en) 2012-02-02
US20090181165A1 (en) 2009-07-16
KR20100124704A (ko) 2010-11-29
WO2009089314A1 (en) 2009-07-16
KR101288321B1 (ko) 2013-07-23
US8084553B2 (en) 2011-12-27
CN101970224B (zh) 2014-11-12
JP5661472B2 (ja) 2015-01-28
TW200936629A (en) 2009-09-01
HK1152681A1 (en) 2012-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5661472B2 (ja) 硬化型接着組成物、接着方法およびその応用
US9045585B2 (en) Toughened epoxy resin formulations
US9416271B2 (en) Halogen free benzoxazine based curable compositions for high Tg applications
US20110122590A1 (en) Epoxy resin formulations for underfill applications
US8067484B2 (en) Latent hardener with improved barrier properties and compatibility
US6916890B1 (en) Thermally reworkable epoxy resins and compositions based thereon
US8044154B2 (en) Latent hardener for epoxy compositions
JP2006022146A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP2022034224A (ja) マスターバッチ型熱硬化性樹脂組成物、及び熱硬化性樹脂組成物
US6441121B1 (en) Epoxy compounds containing styrenic or cinnamyl functionality
JP7465926B2 (ja) エポキシ樹脂、その製造方法、それを含むエポキシ組成物及びその用途
JP6374714B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、接着剤、硬化物及び電子部材
WO2021201060A1 (ja) エポキシアミンアダクト、硬化触媒、樹脂組成物、封止材、接着剤、及び硬化物
WO2021199450A1 (ja) 硬化触媒、樹脂組成物、封止材、接着剤、及び硬化物
JP2000143685A (ja) ホスホニウムボレ―ト化合物、その製造方法、エポキシ樹脂組成物用硬化触媒及びエポキシ樹脂組成物
KR101910134B1 (ko) 변성 에폭시 수지 및 그 제조방법
KR20170014277A (ko) 변성 에폭시 수지 및 그 제조방법
JP2006022153A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP2022120389A (ja) エポキシ樹脂組成物
WO2009155291A1 (en) Curable compositions containing urethane linkages for reworkable adhesives

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140718

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5661472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees