JP2011509271A - 殺真菌剤 - Google Patents

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シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

置換基が請求項1に規定されるとおりである一般式(I)の化合物は殺真菌剤として有用である。

Description

本発明は新規のキノリニルオキシアルカン酸アミド、その製造方法、それを含む組成物、及び、真菌類を駆除し、特に植物の真菌類による感染と戦うためのその使用方法に関する。
特定のキノリニルオキシアルカン酸アミド誘導体及びその農業及び園芸用殺バクテリア剤としての使用は、たとえば、WO 04/047538に開示されている。
本発明は主に植物用殺真菌剤としての使用のための特定の置換キノリン-6-イルオキシアルカン酸アミドを提供することに関する。
このように、本発明によると、一般式Iの化合物、一般式Iの化合物の塩及びN-オキシドが提供される。
Figure 2011509271
上式中、Q1 は水素、C1-4 アルキル、トリ-C1-4 アルキルシラニル、ヒドロキシ-C1-6 アルキル、アルコキシ-C1-6 アルキル、ハロ-C1-6 アルキル又はハロゲンであり、
Q2 及びQ3は互いに独立に、水素、C1-3 アルキル、ハロ-C1-3 アルキル又はハロゲンであり、
R1 はC1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C3-4シクロアルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C3-4-シクロアルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、ハロ(C1-4)アルキルチオ、ハロ(C1-4) アルキルスルフィニル、ハロ(C1-4) アルキルスルホニル、C3-4シクロアルキルチオ、C3-4シクロ-アルキルスルフィニル又はC3-4シクロアルキルスルホニルであり、
R2 は水素、C1-6 アルキル、C3-4 シクロアルキル、C2-8 アルケニル、シアノ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、ハロ(C1-4)-アルキル、シアノ(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ-(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ(C1-4)アルキル又はベンジルオキシ(C1-4)-アルキルであり、ここで、フェニル環は、任意に、C1-4 アルコキシにより置換されていてよく、
R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、 ここで、Ra, Rb, Rc, Rd, Re 及びRfは互いに独立に、水素、C1-6 アルキル、ハロゲン、ハロ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルケニルオキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルキニルオキシ-C1-4-アルキル、C2-5 アルケニル又はC2-5 アルキニル、シアノ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ、C3-5 アルキニルオキシ又はC1-4 アルコキシカルボニルであり、又は、
RaRb、RcRd 又はReRf は、一緒になって、3〜8員の炭素同素環又は、硫黄、酸素及びNRo から選ばれるヘテロ原子を含む複素環を形成することができ、ここで、Ro は水素又は任意に置換されたC1-6アルキルであり、ここで、炭素同素環又は複素環は任意にハロ又はC1-4 アルキルにより置換されていてよく、
X は(CO)、(CO)O、O(CO)、O又はS(O)tであり、ここで、tは0、1又は2であり、もしくは、X はNH 又はN(C1-6)アルキルであり、
p、r及びsは互いに独立に、0又は1であり、
q は0、1又は2であり、
R4 は水素、任意に置換されていてよいC1-6 アルキル、ホルミル、シアノ、任意に置換されていてよいC2-6 アルケニル又は-C≡C-R5であり、ここで、
R5 は水素であるか、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1-6 アルコキシ、C1-3 アルコキシ-(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4 アルキル-カルボニル--オキシ、アミノカルボニル-オキシ、モノ-もしくはジ(C1-4)-アルキル-アミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキル-シリルオキシ又は-S(O)g(C1-6)アルキルにより置換されていてよいC1-8 アルキルであり、ここで、gは0、1又は2であり、又は、
R5 は任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1-6 アルコキシ、C1-3 アルコキシ-(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4 アルキル-カルボニル--オキシ、アミノカルボニル-オキシ、モノ-もしくはジ(C1-4)-アルキル-アミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキル-シリルオキシ又は-S(O)g(C1-6)アルキルにより置換されていてよいC3-6 シクロアルキルであり、ここで、gは0、1又は2であり、又は、
R5 はC3-6 シクロアルキル(C1-4)アルキルであり、ここで、アルキル及び/又はシクロアルキル部分は任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1-6 アルコキシ、C1-3 アルコキシ-(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4 アルキル-カルボニル--オキシ、アミノカルボニル-オキシ、モノ- もしくはジ(C1-4)-アルキル-アミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキル-シリルオキシ 又は-S(O)g(C1-6)アルキルにより置換されていてよく、gは0、1又は2であり、又は、
R5 は任意に置換れていてよいアリール、任意に置換されていてよいアリール (C1-4)アルキル、任意に置換されていてよいアリールオキシ(C1-4)アルキル、任意に置換されていてよいヘテロアリール又は任意に置換されていてよいヘテロアリール (C1-4)アルキル又は任意に置換されていてよいヘテロアリールオキシ(C1-4)アルキルであり、ここで、これらのヘテロアリールは硫黄、酸素又はNR000から選ばれるヘテロ原子を含み、R000 は水素又は任意に置換されていてよいC1-6アルキルであり、又は、
R4 は任意に置換されていてよいC3-6 シクロアルキル、任意に置換されていてよいC5-6 シクロアルケニル、任意に置換されていてよいアリール、任意に置換されていてよいヘテロアリール又は任意に置換されていてよい5〜8員環で、硫黄、酸素又はNR0から選ばれるヘテロ原子を任意に含んでよく、ここで、Ro は水素又は任意に置換されていてよいC1-6アルキルであり、又は、
R2 及びR3 は一緒になって、5- 又は6-員環を形成してよく、その環は任意にハロゲン、C1-4 アルキル、モノ-もしくはジ-(C1-4)アルキルアミノ-カルボニルによって置換されていてよく、また、硫黄、酸素及びNR00から選ばれるヘテロ原子を任意に含んでいてよく、ここで、R00 は任意にハロゲン、C1-6 アルコキシ又はシアノによって置換されていてよいC1-4 アルキルであり、又は、R00 は任意にニトロ、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)-アルキル、C1-4 アルキルカルボニル又はヘテロアリールにより置換されていてよいフェニルであり、又は、
R2 及びR3 は一緒になって、任意に置換されていてよい6,6-員二環であり、
L は硫黄又は酸素である。
本発明の化合物は、少なくとも1つの非対称炭素原子を含み、そしてその化合物はエナンチオマーとして(又はジアステレオアイソマーの対として)あるいはその混合物として存在することができる。一般式(I)の化合物は、それゆえ、ラセミ体、ジアソテレオアイソマー又は単一のエナンチオマーとして存在することができ、そして本発明はすべての割合で全ての可能な異性体又は異性体混合物を包含する。所与の化合物について、ある異性体は別の異性体よりも殺真菌活性であることができることが期待される。
式Iの化合物のN-オキシドは好ましくはキノリン部分によって形成されるN-オキシドである。式Iの化合物が形成することができる塩は好ましくは、それらの化合物と酸の相互作用により形成されるものである。用語「酸」はハロゲン化水素、硫酸、リン酸などの鉱酸、ならびに、有機酸、好ましくは、ギ酸、酢酸及びプロピオン酸などの一般に使用されるアルカン酸を含む。
特に記載する場合を除いて、アルキル基及び、アルコキシ、アルキルチオなどの中のアルキル部分は適切には1〜8個、通常、1〜3個の炭素原子を直鎖もしくは枝分かれ鎖の形態で含む。その例は、メチル、エチル、n-及びiso-プロピル及びn-, sec-, iso- 及びtert-ブチルである。アルキル部分は5又は6個の炭素原子を含み、その例はn-ペンチル及びn--ヘキシルである。アルキル基及び部分に任意に存在しうる適切な置換基の例としては、ハロ、 ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ及びC1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ、C3-5 アルケニル及びC3-5 アルキニル、シアノ、任意に置換されていてよいアリール及び任意に置換されていてよいヘテロアリールが挙げられる。任意に存在しうる置換基がハロである場合には、ハロアルキル基又は部分は、通常、モノクロロメチル、モノフルオロメチル、ジクロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル又はトリフルオロ-メチルである。
好ましくは、特に記載する場合を除いて、アルキル基及び、アルコキシ、アルキルチオなどの中のアルキル部分は適切には、1〜8個の、通常、1〜3個の炭素原子を直鎖もしくは枝分かれ鎖の形態で含む。その例はメチル、エチル、n-及びiso-プロピルならびにn-, sec, iso- 及びtert-ブチルである。アルキル部分が5又は6個の炭素原子を含む場合には、その例はn-ペンチル及びn--ヘキシルである。アルキル基及び部分の適切な任意に存在しうる置換基としてはハロ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ及びC1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ、C3-5 アルケニル及びC3-5 アルキニル及びシアノが挙げられる。
特に記載する場合を除いて、アルケニル及びアルキニル部分は、また、 適切には、2〜6個、通常、2〜4個の炭素原子を直鎖もしくは枝分かれ鎖の形態で含む。その例はアリル、エチニル及びプロパルギルである。任意に存在しうる置換基としては、ハロ、アルコキシ、任意に置換されていてよいアリール及び任意に置換されていてよいヘテロアリールが挙げられる。
ハロ(halo)はフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む。
好ましくは、特に記載される場合を除いて、アルケニル及びアルキニル部分は、また、適切には、2 〜6個、通常、2〜4個の炭素原子を直鎖もしくは枝分かれ鎖の形態で含む。その例はアリル、エチニル及びプロパルギルである。任意に存在しうる置換基としては、ハロ及びアルコキシが挙げられる。
アリールは、通常、フェニルであるが、ナフチル、アントリル及びフェナントリルも含む。ヘテロアリールは、通常、5-〜8-員芳香環であって、1個又は複数の硫黄、酸素又はNR 部分をヘテロ原子として含み、その芳香環は1個又は複数の他の芳香環又はヘテロ芳香環、たとえば、ベンゼン環と縮合されていてよい。その例は、チエニル、フリル、ピロリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、イソチアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、インドリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル及びキノキサリニル基であり、そして適切な場合には、そのN-オキシド及び塩である。炭素同素環は、通常、3〜8個の炭素原子を含み、そしてシクロアルキル、好ましくは、3〜6個の、より好ましくは3又は4個の炭素原子を含むシクロアルキルを含み、そして5 又は6個の炭素原子を有するシクロアルキレンを含む。それらのシクロアルキレン環は1又は2個の二重結合を含むことができる。炭素同素環は、また、酸素、窒素又は硫黄などのヘテロ原子を含むこともできる。その例はピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル、フラニル、ピラニル、チオフェニル及びチオピラニルである。アリール、ヘテロアリール、炭素同素環及び複素環のいずれも、任意に置換されていてよい。特に記載がない場合には、存在しうる置換基としては1つ又は複数の下記のものが挙げられる: ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、C1-6 アルキル (特に、メチル及びエチル)、C2-6 アルケニル (特に、アリル)、C2-6 アルキニル (特に、プロパルギル)、C1-6 アルコキシ (特に、メトキシ)、C2-6 アルケニルオキシ (特に、アリルオキシ)、C2-6 アルキニルオキシ (特に、プロパルギルオキシ)、ハロ-(C1-6)アルキル (特に、トリフルオロメチル)、ハロ(C1-6)-アルコキシ (特に、トリフルオロメトキシ)、-S(O)m(C1-6)アルキルで、ここで、 mは0、1又は2であり、そしてアルキルは任意にハロ、ヒドロキシ(C1-6)-アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルキル、C1-4アルコキシ(C1-4)-アルコキシ、C3-6 シクロアルキル、C3-6 シクロアルキル(C1-4)-アルキルにより置換されていてよいもの、任意に置換されていてよいアリール (特に、任意に置換されていてよいフェニル)、任意に置換されていてよいヘテロアリール (特に、任意に置換されていてよいピリジル又はピリミジニル)、任意に置換されていてよいアリールオキシ (特に、任意に置換されていてよいフェノキシ)、任意に置換されていてよいヘテロアリールオキシ (特に、任意に置換されていてよいピリジルオキシ又はピリミジニルオキシ)、任意に置換されていてよい-S(O)mアリールで、ここでmは0、1又は2であるもの (特に、任意に置換されていてよいフェニルチオ)、任意に置換されていてよい-S(O)mヘテロアリールで、ここで、m は0、1又は2であるもの (特に、任意に置換されていてよいピリジルチオ又はピリミジニルチオ)、任意に置換されていてよいアリール (C1-4)-アルキル (特に、任意に置換されていてよいベンジル、任意に置換されていてよいフェネチル及び任意に置換されていてよいフェニル n-プロピル)で、ここで、アルキル部分は任意にヒドロキシにより置換されていてよいもの、任意に置換されていてよいヘテロアリール(C1-4)-アルキル (特に、任意に置換されていてよいピリジル又はピリミジニル-(C1-4)アルキル)、任意に置換されていてよいアリール (C2-4)アルケニル (特に、任意に置換されていてよいフェニルエテニル)、任意に置換されていてよいヘテロアリール(C2-4)-アルケニル (特に、任意に置換されていてよいピリジルエテニル又はピリミジニルエテニル)、任意に置換されていてよいアリール-(C1-4)アルコキシ (特に、任意に置換されていてよいベンジルオキシ及びフェネチルオキシ)、任意に置換されていてよいヘテロアリール(C1-4)アルコキシ (特に、任意に置換されていてよいピリジル (C1-4)アルコキシ又はピリミジニル (C1-4)アルコキシ)、任意に置換されていてよいアリールオキシ-(C1-4)-アルキル (特に、フェノキシメチル)、任意に置換されていてよいヘテロアリールオキシ-(C1-4)アルキル (特に、任意に置換されていてよいピリジルオキシ又はピリミジニルオキシ-(C1-4)アルキル)、任意に置換されていてよい-S(O)m(C1-4)アルキルアリールで、ここで、mは0、1又は2であるもの (特に、任意に置換されていてよいベンジルチオ及びフェネチルチオ)、任意に置換されていてよい-S(O)m(C1-4)-アルキル-ヘテロアリールで、ここで、mは0、1又は2であるもの (特に、任意に置換されていてよいピリジル (C1-4)-アルキルチオ又はピリミジニル (C1-4)-アルキルチオ)、任意に置換されていてよい-(C1-4)アルキルS(O)mアリールで、ここで、mは0、1 又は2であるもの (特に、フェニルチオメチル)、任意に置換されていてよい--(C1-4)アルキル S(O)mヘテロアリールで、ここで、mは0、1又は2であるもの (特に、任意に置換されていてよいピリジルチオ(C1-4)アルキル又はピリミジニルチオ(C1-4)アルキル)、 アシルオキシ(たとえば、C1-4 アルカノイルオキシ (特に、アセチルオキシ)及びベンゾイルオキシ、シアノ、イソシアノ、チオシアナト、イソチオシアナト、ニトロ、 NRgRh、-NHCORg、 -NHCONRgRh、 -CONRgRh、 -CO2Rg、 -SO2Ri、 -OSO2Ri、 -CORg、 -CRg=NRh 又は-N=CRgRh であり、Ri はC1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C1-4 アルコキシ、ハロ-(C1-4)-アルコキシ、C1-4 アルキルチオ、C3-6 シクロアルキル、C3-6 シクロ-アルキル(C1-4)アルキル、フェニル又はベンジルで、フェニル及びベンジル基は任意にハロゲン、C1-4 アルキル又はC1-4 アルコキシにより置換されていてよく、そしてRg 及びRh は独立に、水素、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ、ハロ-(C1-4)-アルコキシ、C1-4 アルキルチオ、C3-6 シクロアルキル、C3-6 シクロ-アルキル(C1-4)-アルキル、フェニル又はベンジルで、フェニル及びベンジル基は任意にハロゲン、C1-4 アルキル又はC1-4 アルコキシにより置換されていてよいもの。
好ましくは、式 (1)の化合物において、Q1 は水素、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル又はトリ-C1-3 アルキルシラニルであり、Q2 及びQ3は 互いに独立に、水素、C1-3 アルキル又はハロゲンであり、R1 はC1-4 アルキル、(C1-4)アルコキシ又は(C1-4)アルキルチオであり、R2 は水素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra、 Rb、 Rc、 Rd、 Re 及びRfは互いに独立に、水素、C1-6 アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C2-4 アルケニル又はC2-4 アルキニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル又は(C1-4)アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシであり、又は、Ra 及びRb は一緒になって、3〜8員炭素同素環を形成してよく、Xは (CO)又はOであり、p、r及びsは互いに独立に0又は1であり、qは0、1又は2であり、R4 は水素、C1-6 アルキル、C1-6 アルキルであって、ハロ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシ、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ、C3-5 アルケニル、C3-5 アルキニル又はシアノにより置換されたものであり、又は、R4 はホルミル、シアノ又は-C≡C-R5であり、ここで、R5 は水素 又はC1-4 アルキル又はC1-4 アルキル であって、ハロ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシ、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ又はシアノにより置換されたものであり、そしてLは酸素である。
より好ましくは、Q1 は水素、メチル、エチル、フルオロメチル、ヒドロキシメチル、又はトリメチルシラニルであり、Q2 及びQ3は互いに独立に、水素、メチル、フルオロ、クロロ又はブロモであり、R1 はエチル、メトキシ又はメチルチオであり、R2 は水素であり、R3 は(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4 であり、ここで、Ra、 Rb、 Rc、 Rd、 Re 及びRf は互いに独立に、水素、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、C2-3 アルキニル、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシ、シアノ又は (C1-3)アルコキシであり、又は、Ra 及びRb は一緒になって、3又は4 員環炭素同素環を形成してよく、X は(CO)又はOであり、p、r及びsは、互いに独立に、0又は1であり、qは0、1 又は2であり、R4 は水素、C1-6 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、C1-4 アルコキシ-C1-6アルキル、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシ、ホルミル、シアノ 又は-C≡CR5であり、 R5 は水素、メチル、エチル、メトキシメチル、アリルオキシメチル又はプロパルギルオキシメチルであり、そしてLは酸素である。
さらにより好ましくは、Q1 は水素、メチル、フルオロメチル、ヒドロキシメチル又はトリメチルシラニルであり、Q2 及びQ3は互いに独立に、水素、メチル、フルオロ、クロロ又はブロモであり、R1 はエチル、メトキシ又はメチルチオであり、R2 は水素であり、 R3 は (CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、Ra、 Rb、 Rc、 Rd、 Re 及びRfは互いに独立に、水素、C1-3 アルキル、ハロ(C1-3)アルキル、ヒドロキシ(C1-3)アルキル、C2-3 アルキニル、メトキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ又はシアノであり、又は、Ra 及びRb は一緒になって、3又は4 員環炭素同素環を形成してよく、X はOであり、p、q、r及びsは互いに独立に0又は1であり、R4 は水素、C1-4 アルキル、特にメチル、フルオロ(C1-3)アルキル、特にフルオロメチル、ヒドロキシ(C1-3)アルキル、C1-3 アルコキシ-C1-3 アルキル、特にメトキシメチル及びエトキシメチル、C3-5 アルケニルオキシ、特にアリルオキシ、又は、C3-5 アルキニルオキシル、特にプロパルギルオキシ、ホルミル、シアノ 又は-C≡CR5であり、 ここで、R5 は水素、メチル、メトキシメチル、アリルオキシメチル又はプロパルギルオキシメチルであり、そしてL は酸素である。
式(I)の化合物の好ましい群において、RaRb、 RcRd 又はReRf は一緒になって、3〜8員環炭素同素環又は硫黄もしくは酸素から選ばれるヘテロ原子を含む複素環を形成することができる。
式(I)の化合物の好ましい群において、R4 はC3-6シクロアルキル又は、C3-6 シクロアルキルで、C1-3アルキル、ヒドロキシメチル、ホルミル、シアノ、C2-4アルケニル又は C2-4アルキニルによって置換されたものである。
より好ましくは、R4 はシクロブチル又は、シクロブチルで、C1-3アルキル、特にメチル、ヒドロキシメチル、ホルミル、シアノ、C2-4アルケニル、特にビニル又はC2-4アルキニル、特にエチニルによって置換されたものである。
式(I)の化合物の好ましい群において、Q1 は水素、メチル、ヒドロキシメチル、フルオロメチル又はトリメチルシリルである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1、 Q2 及びQ3 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてQ2 はフルオロ、クロロ又はブロモである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ、クロロ又はブロモであり、そしてQ3 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、そしてQ3 はフルオロである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ又はクロロであり、そしてQ3 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、そしてQ3 はメチルである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はクロロであり、そしてQ3 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、そしてQ3 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてQ3 はフルオロである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、そしてQ2 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてQ2 はメチルである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、そしてQ3 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、そしてQ3 はフッ素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、p、q及びrは0であり、sは1であり、Re 及びRf はメチル又はエチルであり、そしてR4 はエチニル、プロピニル、メトキシメチルエチニル、エトキシメチルエチニル、メトキシエチルエチニル、アリルオキシメチルエチニル又はプロパルギルオキシメチルエチニルである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、Ra、Rb、Rc、Rd、Re 及びRfは互いに独立に、水素、メチル又はシアノであり、X はOであり、p、r及びsは0又は1であり、qは0、1又は2であり、そしてR4 は水素、メチル、メトキシメチル、ホルミル、シアノ、エテニル又はエチニルであり、又は、Ra 及びRb は一緒になって プロピレン鎖を形成し、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロブチル環を形成することができる。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4 であり、ここで、Ra 及びRb はメチルであり、p は1であり、qは0であり、rは0であり、s は1であり、Re 及びRf は水素であり、そしてR4 は水素である。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4 であり、ここで、Ra 及びRb は一緒になってプロピレン鎖を形成し、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロブチル環を形成し、p は1であり、qは0であり、r は0であり、sは1であり、Re 及びRf は水素であり、R4 は水素である。
より好ましくは、Q1 は水素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra 及びRb は一緒になってプロピレン鎖を形成し、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロブチル環を形成し、pは1であり、qは0であり、r は0であり、sは0であり、そしてR4 は水素、C1-4 アルキル、フルオロ(C1-3)アルキル、ヒドロキシ(C1-3)アルキル、C1-3 アルコキシ-C1-3 アルキル、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシ、ホルミル、シアノ又は-C≡CR5であり、R5 は水素である。
さらにより好ましくは、Q1 は水素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra 及び Rb は一緒になってプロピレン鎖を形成し、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロブチル環を形成し、p は1であり、qは0であり、rは0であり、sは0であり、そしてR4 は水素、メチル、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、アリルオキシメチル又はプロパルギルオキシメチル、ホルミル、シアノ又は-C≡CR5であり、ここで、R5 は水素である。
より好ましくは、Q1 は水素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra は メチルであり、Rb はシアノであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、q は1であり、XはOであり、rは1であり、Re 及びRf は水素であり、s は1であり、そしてR4 は 水素、メチル、エテニル又はエチニルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はシアノであり、p は1であり、Rc 及びRd は水素であり、q は1であり、X はOであり、rは1であり、sは0であり、そしてR4 は水素、メチルである。
より好ましくはQ1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、 Ra はメチルであり、Rb はエチニルであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、qは1であり、XはOであり、rは1であり、Re 及びRf は水素であり、sは1であり、そしてR4 は水素、メチル、エテニル又はエチニルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はエチニルであり、p は1であり、Rc 及びRd は水素であり、 qは1であり、XはOであり、rは1であり、sは0であり、そしてR4 は水素、メチルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はエチニルであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、q は0であり、rは0であり、sは0であり、そしてR4 はホルミル又はエチニルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra 及びRb は一緒になってプロピレン鎖を形成し、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロブチル環を形成し、p は1であり、Rc 及びRd は水素であり、q は1であり、XはOであり、rは1であり、Re 及びRf は水素であり、sは1であり、 そしてR4 は水素、メチル、エテニル又はエチニルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra 及びRb はエチニルであり、pは1であり、qは0であり、rは0であり、sは1であり、Re 及びRf は水素であり、そしてR4 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、p は1であり、rは0であり、そしてsは1であり、qは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、pは1であり、rは0であり、そしてsは0であり、qは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、p は1であり、rは0であり、そしてsは 0であり、qは1である。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はヒドロキシ(C1-3)アルキル、C1-3 アルコキシ(C1-3)アルキル、 C3-4 アルケニルオキシ(C1-3)アルキル、C3-4 アルキニルオキシ-C1-3-アルキルであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、qは1であり、X はOであり、rは1であり、sは0であり、そしてR4 はヒドロキシ(C1-3)アルキル、C1-3 アルコキシ(C1-3)アルキル、C3-4 アルケニルオキシ(C1-3)アルキル、C3-4 アルキニルオキシ-C1-3-アルキルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はヒドロキシメチル、C1-3 アルコキシメチル、特にメトキシメチル、C3-4 アルケニルオキシメチル、特にアリルオキシメチル、C3-4 アルキニルオキシメチル、特にプロパルギルオキシメチルであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、qは1であり、rは0であり、sは0であり、そしてR4 はヒドロキシメチル、C1-3 アルコキシメチル、特にメトキシメチル、C3-4 アルケニルオキシメチル、特にアリルオキシメチル、C3-4 アルキニルオキシメチル、特にプロパルギルオキシメチルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はホルミルであり、p は1であり、Rc 及びRd は水素であり、 qは1であり、XはOであり、rは1であり、sは0であり、そしてR4 は水素、C1-4 アルキル、C3-5 アルケニル又はC3-5 アルキニルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra はメチルであり、Rb はホルミルであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、q は1であり、X はOであり、rは1であり、sは0であり、そしてR4 は水素、メチル、エチル、C3-4 アルケニル、特にアリル、又は、C3-4 アルキニル、特にプロパルギルである。
より好ましくは、Q1 は水素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra は メチルであり、Rb はホルミルであり、p は1であり、q は0であり、rは0であり、sは0であり、そしてR4 は水素、メチル、エチル、エチニル、シアノである。
式(I)の化合物の好ましい群において、RaRb、 RcRd 又はReRf は一緒になって3〜8員の炭素同素環又は硫黄もしくは酸素から選ばれるヘテロ原子を含む複素環であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の好ましい群において、Q1 は水素、メチル、ヒドロキシメチル、フルオロメチル又はトリメチルシリルであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてpは1であり、q は1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1、Q2 及びQ3 は水素であり、そしてpは 1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ、クロロ又はブロモであり、そしてp は1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ、クロロ又はブロモであり、そしてQ3 は水素であり、p は1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1は水素であり、Q2 はフルオロであり、Q3 はフルオロであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ又はクロロであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、q は1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2はメチルであり、Q3 は フルオロであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はクロロであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、そしてp は1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、Q2 は水素であり、そしてpは1であり、q は1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、そしてp は1であり、qは1であり、rは0でありそしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0でありそしてsは1である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 はフッ素であり、そしてp は1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは1である。
式(I)の化合物の好ましい群において、RaRb、 RcRd 又はReRf は一緒になって3〜8員の炭素同素環又は硫黄もしくは酸素から選ばれるヘテロ原子を含む複素環を形成することができ、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の好ましい群において、Q1 は水素、メチル、ヒドロキシメチル、フルオロメチル又はトリメチルシリルであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてpは1であり、q は1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1、Q2 及びQ3 は水素であり、そしてpは 1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてQ2 はフルオロ、クロロ又はブロモであり、そしてpは 1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ、クロロ又はブロモであり、そしてQ3 は水素であり、p は1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、 Q3はフルオロであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ又はクロロであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 はフルオロであり、そして pは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、 Q3 は水素であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0でありそしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そして sは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、 Q2 は水素であり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、そしてpは1であり、qは1であり、rは0であり、そして sは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 は水素であり、pは1であり、qは1であり、rは0であり、sは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 はフッ素であり、そしてp は1であり、qは1であり、rは0であり、そしてsは0である。
式(I)の化合物の好ましい群において、RaRb は、一緒になって3〜8員の炭素同素環又は硫黄もしくは酸素から選ばれるヘテロ原子を含む複素環を形成することができ、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の好ましい群において、Q1 は水素、メチル、ヒドロキシメチル、フルオロメチル又はトリメチルシリルであり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1、Q2 及びQ3 は水素であり、p は1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、そしてQ2 はフルオロ、 クロロ又はブロモであり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ、クロロ又はブロモであり、そしてQ3 は水素であり、pは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、 Q3 はフルオロであり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロ又はクロロであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 はフルオロであり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はクロロであり、Q3 は水素であり、そしてp は1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はフルオロであり、 Q3 は水素であり、そしてp は1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、そしてpは1であり、 q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q3 はフルオロであり、Q2 は水素であり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 は水素であり、そしてpは1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Q1 は水素であり、Q2 はメチルであり、Q3 はフッ素であり、そしてp は1であり、q、r及びsは0である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、R1 はメチルチオである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、R1 はメトキシメチルである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、R1はエチルである。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、R2 は水素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Lは酸素である。
式(I)の化合物の別の好ましい群において、Lは硫黄である。
本発明の一部を形成する化合物を下記の表1〜1981に示す。
融点(mp)及び/又は診断用分子イオン (たとえば、M+, [M+1]+) 値及び/又は分光分析 (1H NMR) データを例1〜13において提供する。一方、生物学的活性を例6において提供する。
表 1
表1の化合物は一般式 (I)のものであり、ここで、Q1はメチルであり、Q2は水素であり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は下記の表に提供される意味である。
Figure 2011509271
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表2
表2の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表2の化合物1は、表2の化合物1においてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表2の化合物2〜379は表2の化合物においてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表3
表3の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表3の化合物1は、表3の化合物1においてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表3の化合物2〜379は表3の化合物においてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表4
表4の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表4の化合物1は、表4の化合物1においてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表4の化合物2〜379は表2の化合物においてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物4〜379と同じである。
表5
表5の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表5の化合物1は、表5の化合物1においてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表5の化合物2〜379は表5の化合物においてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表6
表6の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表6の化合物1は、表6の化合物1においてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表6の化合物2〜379は表6の化合物においてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表7
表7の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表7の化合物1は、表7の化合物1においてQ2 がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表7の化合物2〜379は表7の化合物においてQ2がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表8
表8の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表8の化合物1は、表8の化合物1においてR1 がエチルでありそしてQ2がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表8の化合物2〜379は表8の化合物においてR1 がエチルでありそしてQ2がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表9
表9の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表9の化合物1は、表9の化合物1においてR1 がメトキシでありそしてQ2がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表9の化合物2〜379は表9の化合物においてR1 がメトキシでありそしてQ2がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表10
表10の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表10の化合物1は、表10の化合物1においてR1 がエトキシでありそしてQ2がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表10の化合物2〜379は表10の化合物においてR1 がエトキシでありそしてQ2がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表11
表11の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表11の化合物1は、表11の化合物1においてR1 がチオメチルでありそしてQ2がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表11の化合物2〜379は表11の化合物においてR1 がチオメチルでありそしてQ2がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表12
表12の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表12の化合物1は、表12の化合物1においてR1 がチオエチルでありそしてQ2がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表12の化合物2〜379は表12の化合物においてR1 がチオエチルでありそしてQ2がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表13
表13の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表13の化合物1は、表13の化合物1においてQ2がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表13の化合物2〜379は表13の化合物においてQ2がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表14
表14の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表14の化合物1は、表14の化合物1においてQ2がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表14の化合物2〜379は表14の化合物においてQ2がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表15
表15の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表15の化合物1は、表15の化合物1においてQ2がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表15の化合物2〜379は表15の化合物においてQ2がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表16
表16の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表16の化合物1は、表16の化合物1においてQ2がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表16の化合物2〜379は表16の化合物においてQ2がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表17
表17の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表17の化合物1は、表17の化合物1においてQ2がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表17の化合物2〜379は表17の化合物においてQ2がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表18
表18の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表18の化合物1は、表18の化合物1においてQ2がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表18の化合物2〜379は表18の化合物においてQ2がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表19
表19の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表19の化合物1は、表19の化合物1においてQ2がクロロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表19の化合物2〜379は表19の化合物においてQ2がクロロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表20
表20の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表20の化合物1は、表20の化合物1においてQ2がクロロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表20の化合物2〜379は表20の化合物においてQ2がクロロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表21
表21の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表21の化合物1は、表21の化合物1においてQ2がクロロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表21の化合物2〜379は表21の化合物においてQ2がクロロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表22
表22の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表22の化合物1は、表22の化合物1においてQ2がクロロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表22の化合物2〜379は表22の化合物においてQ2がクロロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表23
表23の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表23の化合物1は、表23の化合物1においてQ2がクロロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表23の化合物2〜379は表23の化合物においてQ2がクロロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表24
表24の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表24の化合物1は、表24の化合物1においてQ2がクロロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表24の化合物2〜379は表24の化合物においてQ2がクロロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表25
表25の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表25の化合物1は、表25の化合物1においてQ2がブロモであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表25の化合物2〜379は表25の化合物においてQ2がブロモであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表26
表26の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表26の化合物1は、表26の化合物1においてQ2がブロモでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表26の化合物2〜379は表26の化合物においてQ2がブロモでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表27
表27の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表27の化合物1は、表27の化合物1においてQ2がブロモでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表27の化合物2〜379は表27の化合物においてQ2がブロモでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表28
表28の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表28の化合物1は、表28の化合物1においてQ2がブロモでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表28の化合物2〜379は表28の化合物においてQ2がブロモでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表29
表29の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表29の化合物1は、表29の化合物1においてQ2がブロモでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表29の化合物2〜379は表29の化合物においてQ2がブロモでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表30
表30の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表30の化合物1は、表30の化合物1においてQ2がブロモでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表30の化合物2〜379は表30の化合物においてQ2がブロモでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表31
表31の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表31の化合物1は、表31の化合物1においてQ2がヨードであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表31の化合物2〜379は表31の化合物においてQ2がヨードであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表32
表32の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表32の化合物1は、表32の化合物1においてQ2がヨードでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表32の化合物2〜379は表32の化合物においてQ2がヨードでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表33
表33の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表33の化合物1は、表33の化合物1においてQ2がヨードでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表33の化合物2〜379は表33の化合物においてQ2がヨードでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表34
表34の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表34の化合物1は、表34の化合物1においてQ2がヨードでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表34の化合物2〜379は表34の化合物においてQ2がヨードでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表35
表35の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表35の化合物1は、表35の化合物1においてQ2がヨードでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表35の化合物2〜379は表35の化合物においてQ2がヨードでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表36
表36の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3は水素であり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表36の化合物1は、表36の化合物1においてQ2がヨードでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表36の化合物2〜379は表36の化合物においてQ2がヨードでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表37
表37の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表37の化合物1は、表37の化合物1においてQ3がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表37の化合物2〜379は表37の化合物においてQ3 がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表38
表38の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表38の化合物1は、表38の化合物1においてQ3がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表38の化合物2〜379は表38の化合物においてQ3がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表39
表39の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表39の化合物1は、表39の化合物1においてQ3がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表39の化合物2〜379は表39の化合物においてQ3がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表40
表40の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表40の化合物1は、表40の化合物1においてQ3がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表40の化合物2〜379は表40の化合物においてQ3がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表41
表41の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表41の化合物1は、表41の化合物1においてQ3がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表41の化合物2〜379は表41の化合物においてQ3がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表42
表42の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表42の化合物1は、表42の化合物1においてQ3がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表42の化合物2〜379は表42の化合物においてQ3がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表43
表43の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表43の化合物1は、表43の化合物1においてQ3がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表43の化合物2〜379は表43の化合物においてQ3がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表44
表44の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表44の化合物1は、表44の化合物1においてQ3がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表44の化合物2〜379は表44の化合物においてQ3がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表45
表45の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表45の化合物1は、表45の化合物1においてQ3がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表45の化合物2〜379は表45の化合物においてQ3がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表46
表46の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表46の化合物1は、表46の化合物1においてQ3がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表46の化合物2〜379は表46の化合物においてQ3がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表47
表47の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表47の化合物1は、表47の化合物1においてQ3がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表47の化合物2〜379は表47の化合物においてQ3がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表48
表48の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表48の化合物1は、表48の化合物1においてQ3がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表48の化合物2〜379は表48の化合物においてQ3がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表49
表49の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はクロロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表49の化合物1は、表49の化合物1においてQ3がクロロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表49の化合物2〜379は表49の化合物においてQ3がクロロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表50
表50の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はクロロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表50の化合物1は、表50の化合物1においてQ3がクロロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表50の化合物2〜379は表50の化合物においてQ3がクロロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表51
表51の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はクロロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表51の化合物1は、表51の化合物1においてQ3がクロロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表51の化合物2〜379は表51の化合物においてQ3がクロロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表52
表52の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はクロロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表52の化合物1は、表52の化合物1においてQ3がクロロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表52の化合物2〜379は表52の化合物においてQ3がクロロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表53
表53の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はクロロであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表53の化合物1は、表53の化合物1においてQ3がクロロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表53の化合物2〜379は表53の化合物においてQ3がクロロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表54
表54の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2は水素であり、Q3はクロロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表54の化合物1は、表54の化合物1においてQ3がクロロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表54の化合物2〜379は表54の化合物においてQ3がクロロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表55
表55の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表55の化合物1は、表55の化合物1においてQ2がメチルでありそしてQ3 がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表55の化合物2〜379は表55の化合物においてQ2がメチルでありそしてQ3 がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表56
表56の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表56の化合物1は、表56の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表56の化合物2〜379は表56の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表57
表57の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表57の化合物1は、表57の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表57の化合物2〜379は表57の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表58
表58の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表58の化合物1は、表58の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表58の化合物2〜379は表58の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表59
表59の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表59の化合物1は、表59の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表59の化合物2〜379は表59の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表60
表60の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表60の化合物1は、表60の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表60の化合物2〜379は表60の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表61
表61の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表61の化合物1は、表61の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表61の化合物2〜379は表61の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表62
表62の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表62の化合物1は、表62の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表62の化合物2〜379は表62の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表63
表63の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表63の化合物1は、表63の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表63の化合物2〜379は表63の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表64
表64の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表64の化合物1は、表64の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表64の化合物2〜379は表64の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表65
表65の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表65の化合物1は、表65の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表65の化合物2〜379は表65の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表66
表66の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表66の化合物1は、表66の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表66の化合物2〜379は表66の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表67
表67の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表67の化合物1は、表67の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表67の化合物2〜379は表67の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表68
表68の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表68の化合物1は、表68の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表68の化合物2〜379は表68の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表69
表69の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表69の化合物1は、表69の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表69の化合物2〜379は表69の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表70
表70の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表70の化合物1は、表70の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表70の化合物2〜379は表70の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表71
表71の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表71の化合物1は、表71の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表71の化合物2〜379は表71の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表72
表72の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表72の化合物1は、表72の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表72の化合物2〜379は表72の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表73
表73の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表73の化合物1は、表73の化合物1においてQ2がブロモでありそしてQ3 がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表73の化合物2〜379は表73の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表74
表74の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表74の化合物1は、表74の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表74の化合物2〜379は表74の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表75
表75の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表75の化合物1は、表75の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表75の化合物2〜379は表75の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表76
表76の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表76の化合物1は、表76の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表76の化合物2〜379は表76の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表77
表77の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表77の化合物1は、表77の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表77の化合物2〜379は表77の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表78
表78の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表78の化合物1は、表78の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表78の化合物2〜379は表78の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表79
表79の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表79の化合物1は、表79の化合物1においてQ2がヨードでありそしてQ3 がフルオロであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表79の化合物2〜379は表79の化合物においてQ2がヨードでありそしてQ3 がフルオロであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表80
表80の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表80の化合物1は、表80の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表80の化合物2〜379は表80の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表81
表81の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表81の化合物1は、表81の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表81の化合物2〜379は表81の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表82
表82の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表82の化合物1は、表82の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表82の化合物2〜379は表82の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表83
表83の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表83の化合物1は、表83の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表83の化合物2〜379は表83の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表84
表84の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はフルオロであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表84の化合物1は、表84の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表84の化合物2〜379は表84の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がフルオロでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表85
表85の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表85の化合物1は、表85の化合物1においてQ2がメチルでありそしてQ3 がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表85の化合物2〜379は表85の化合物においてQ2がメチルでありそしてQ3 がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表86
表86の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表86の化合物1は、表86の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表86の化合物2〜379は表86の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表87
表87の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表87の化合物1は、表87の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表87の化合物2〜379は表87の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表88
表88の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表88の化合物1は、表88の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表88の化合物2〜379は表88の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表89
表89の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表89の化合物1は、表89の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表89の化合物2〜379は表89の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表90
表90の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はメチルであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表90の化合物1は、表90の化合物1においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表90の化合物2〜379は表90の化合物においてQ2がメチルであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表91
表91の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表91の化合物1は、表91の化合物1においてQ2がフルオロでありそしてQ3 がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表91の化合物2〜379は表91の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表92
表92の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表92の化合物1は、表92の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表92の化合物2〜379は表92の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表93
表93の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表93の化合物1は、表93の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表93の化合物2〜379は表93の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表94
表94の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表94の化合物1は、表94の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表94の化合物2〜379は表94の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表95
表95の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表95の化合物1は、表95の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表95の化合物2〜379は表95の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表96
表96の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はフルオロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表96の化合物1は、表96の化合物1においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表96の化合物2〜379は表96の化合物においてQ2がフルオロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表97
表97の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表97の化合物1は、表97の化合物1においてQ2がクロロでありそしてQ3 がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表97の化合物2〜379は表97の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表98
表98の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表98の化合物1は、表98の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表98の化合物2〜379は表98の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表99
表99の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表99の化合物1は、表99の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表99の化合物2〜379は表99の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表100
表100の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表100の化合物1は、表100の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表100の化合物2〜379は表100の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表101
表101の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表101の化合物1は、表101の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表101の化合物2〜379は表101の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表102
表102の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はクロロであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表102の化合物1は、表102の化合物1においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表102の化合物2〜379は表102の化合物においてQ2がクロロであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表103
表103の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表103の化合物1は、表103の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表103の化合物2〜379は表103の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表104
表104の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表104の化合物1は、表104の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表104の化合物2〜379は表104の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表105
表105の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表105の化合物1は、表105の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表105の化合物2〜379は表105の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表106
表106の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表106の化合物1は、表106の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表106の化合物2〜379は表106の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表107
表107の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表107の化合物1は、表107の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表107の化合物2〜379は表107の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表108
表108の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はブロモであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表108の化合物1は、表108の化合物1においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表108の化合物2〜379は表108の化合物においてQ2がブロモであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表109
表109の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表109の化合物1は、表109の化合物1においてQ2がヨードでありそしてQ3 がメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表109の化合物2〜379は表109の化合物においてQ2がヨードでありそしてQ3 がメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表110
表110の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表110の化合物1は、表110の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表110の化合物2〜379は表110の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表111
表111の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はメトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表111の化合物1は、表111の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表111の化合物2〜379は表111の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がメトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表112
表112の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はエトキシであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表112の化合物1は、表112の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表112の化合物2〜379は表112の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がエトキシであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表113
表113の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオメチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表113の化合物1は、表113の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表113の化合物2〜379は表113の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオメチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表114
表114の化合物は一般式(I)のものであり、ここで、Q1 はメチルであり、Q2はヨードであり、Q3はメチルであり、LはOであり、R1 はチオエチルであり、そしてR2 及びR3 は表1に与えた意味を有する。このように、表114の化合物1は、表114の化合物1においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、表1の化合物1と同じである。同様に、表114の化合物2〜379は表114の化合物においてQ2がヨードであり、Q3 がメチルでありそしてR1 がチオエチルであることを除いて、それぞれ表1の化合物2〜379と同じである。
表115〜120
表115〜120は表37〜42に正確に対応し(すなわち、表115は表37に正確に対応し、そして表116は表38に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表115〜120において、Q3はメチルでなく、ブロモであるということである。
表121〜150
表121〜150は表55〜84に正確に対応し(すなわち、表121は表55に正確に対応し、そして表122は表56に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表121〜150において、Q3はフルオロでなく、クロロであるということである。
表151〜180
表151〜180は表55〜84に正確に対応し(すなわち、表151は表55に正確に対応し、そして表152は表56に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表151〜180において、Q3はフルオロでなく、ブロモであるということである。
表181〜360
表181〜360は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表181は表1に正確に対応し、そして表182は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表181〜360において、Q1はメチルでなく、ヒドロキシメチルであるということである。
表361〜540
表361〜540は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表361は表1に正確に対応し、そして表362は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表361〜540において、Q1はメチルでなく、メトキシメチルであるということである。
表541〜720
表541〜720は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表541は表1に正確に対応し、そして表542は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表541〜720において、Q1はメチルでなく、フルオロメチルであるということである。
表721〜900
表721〜900は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表721は表1に正確に対応し、そして表722は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表721〜900において、Q1はメチルでなく、トリメチルシリルであるということである。
表901〜1080
表901〜1080は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表901は表1に正確に対応し、そして表902は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表901〜1080において、Q1はメチルでなく、水素であるということである。
表1081〜1260
表1081〜1260は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表1081は表1に正確に対応し、そして表1082は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表1081〜1260において、Q1はメチルでなく、トリイソプロピルシリルであるということである。
表1261〜1440
表1261〜1440は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表1261は表1に正確に対応し、そして表1262は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表1261〜1440において、Q1はメチルでなく、1-ヒドロキシ-1-メチル-エス-1-イルであるということである。
表1441〜1620
表1441〜1620は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表1441は表1に正確に対応し、そして表1442は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表1441〜1620において、Q1はメチルでなく、臭素であるということである。
表1621〜1800
表1621〜1800は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表1621は表1に正確に対応し、そして表1622は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表1621〜1800において、Q1はメチルでなく、クロロメチルであるということである。
表1801〜1980
表1801〜1980の化合物は表1〜180に正確に対応し(すなわち、表1801は表1に対応し、そして表1802は表2に正確に対応するなど)、わずかな差異は各表1801〜1980において、Q1はメチルでなく、CH3OCH2OCH2-である。
式(I)の化合物は下記のスキーム1〜8、16及び18〜24に記載されるとおりに調製されうる。ここで、明細書中、特に指示がないかぎり、Q1、Q2、Q3 、R1、 R2、R3 は上記の意味であり、そしてL はOである。スキーム1に示されるとおり、一般式 (1)の化合物は当業者に知られているソノガシラ反応によって、一般式 (2) (halo= Cl, Br, I)の化合物を一般式(3)の化合物と、遷移金属触媒、銅塩及び塩基の存在下に適切な溶剤中で反応させることによって調製されることできる。典型的な溶剤としては、THF、N,N-ジメチル-ホルムアミド、N-メチルピロリジン-2-オン、トルエン、ベンゼン、アルキルアミン (すなわち、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ジエチルアミン)、アセトニトリルが挙げられる。適切な塩基としては、アミン、たとえば、トリエチルアミン、 ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピペリジン、ピロリジン又は炭酸カリウムが挙げられる。典型的な触媒は適切なリガンドを含む均一触媒又は不均一パラジウム (0)又はパラジウム(II)触媒である。典型的な銅塩はヨウ化銅及び臭化銅であり、通常、理論量未満の量で用いられる。
各転化についての各矢印の上の短い説明は例示の目的のみであり、シーケンス及び各個々の工程に関して限定するものと考えられるべきでないことに注意されたい。
典型的な又は好ましいプロセス条件(反応温度、時間、溶剤、反応体のモル比) が与えられる場合に、特に記載しないかぎり、他のプロセス条件も使用されてよい。最適反応条件は使用される特定の反応体又は溶剤とともに変化しうるが、このような条件は当業者による日常的な最適化手順によって決定されうる。
Figure 2011509271
又は、スキーム2に示すように、一般式 (1)の化合物は,一般式 (4)のアミンを、一般式(5)の酸ハロゲン化物又は対応する酸無水物などの酸誘導体と、適切な無機又は有機塩基、たとえば、炭酸カリウム又はジイソプロピルエチルアミンの存在下に、溶剤、たとえば、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又はN.N-ジメチルホルムアミド中反応させることにより調製されうる。
Figure 2011509271
又は、スキーム3に示すとおり、一般式(I)の化合物は、適切な活性化試薬、たとえば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、(ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)-トリス-(ジメチルアミノ)-ホスホニウム-ヘキサ-フルオロホスフェート(BOP)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール(HOAT)、N-(3-ジメチルアミノ-プロピル)-N'-エチル-カルボジイミドヒドロクロリド(EDC)又はO-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)を用いて、一般式(6)のカルボン酸を、一般式(4)のアミンと縮合させることで調製されうる。
Figure 2011509271
一般式(6)又は(8)の化合物は、アルカリ金属水酸化物M+OH- (すなわち NaOH又はLiOH)存在下に、適切な溶剤、たとえば、水性メタノール、エタノール、又はTHF (テトラヒドロフラン)中で、周囲温度及び還流温度の間でエステル(9)(R10 は C1-4 アルキルである)を加水分解し、次いで、酸性化することによってスキーム4によって調製されうる。又は、一般式(6)の酸は、適切な触媒、塩基及び溶剤を用いた一般式(8)の化合物のソノガシラ反応(上述のスキーム1で記載したとおり)で調製されうる。
Figure 2011509271
一般式(9)の化合物は、スキーム4で示したとおり、一般式(7)のエステルのソノガシラカップリングの適切な反応条件を課すことで調製されうる。又は、スキーム5に示すとおり、一般式(9)のエステル及び一般式(6)の酸は適切な塩基、たとえば、炭酸カリウム、水酸化カルシウム、金属アルコキシド又は水素化ナトリウムの存在下に、適切な溶剤、たとえば、N,N-ジメチルホルムアミド又はTHF (テトラヒドロフラン)中で、一般式(10)の化合物を一般式 (11a)又は(11b)エステル又は酸とそれぞれ反応させることにより調製されうる。
Figure 2011509271
又は、スキーム6に示すとおり、一般式(9)の化合物は、トリフェニルホスフィンなどのホスフィン及びジエチルアゾジカルボキシレート又はジイソプロピルアゾジカルボキシレートなどのアゾエステルを用い、一般式(10)の化合物を一般式 (11c)(R20 (R10と等しい) はC1-4 アルキルである)の化合物とミツノブ条件下に反応させることにより調製されうる。
Figure 2011509271
スキーム7に示す一般式(1)の化合物の調製についての別のアプローチにおいて、一般式 (11d)の化合物は、トリフェニルホスフィンなどのホスフィン及びジエチルジアゾジカルボキシレートなどのアゾエステルを用いて、ミツノブ条件下に、一般式(10)と反応されうる。一般式 (11d)の化合物は、適切な活性化試薬、たとえば、1-ヒドロキシ-ベンゾトリアゾール及びN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N'-エチル-カルボジイミドヒドロクロリドを用いて、一般式 (11c)(R20 は水素である)及び一般式 (4) のアミンから調製されうる。
Figure 2011509271
スキーム8に示す一般式(1)の化合物の調製についての別のアプローチにおいて、一般式 (11e)の化合物(LGは脱離基、すなわち、ハロゲン、特にBr及びClである)は一般式(10)の化合物と、適切な溶剤中に塩基の存在下に反応されうる。典型的な溶剤としては、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリジン-2-オン、THF (テトラヒドロフラン)が挙げられる。適切な塩基として、炭酸カリウム、水素化ナトリウム及び金属アルコキシド、ピリジン又はジイソプロピルアミンが挙げられる。一般式 (11e)の化合物は、適切な無機又は有機塩基、たとえば、炭酸カリウム又はジイソプロピルアミンの存在下に、溶剤、たとえば、ジクロロメタン、THF(テトラヒドロフラン)又はN,N-ジメチルホルムアミド中で、一般式(4) のアミンを一般式(11f)の活性化カルボン酸、たとえば、ハロゲン化物又は対応する酸無水物と反応させることにより調製されうる。
Figure 2011509271
一般式(10)の化合物は、一般式(12)の3-ハロキノリン-6-オール誘導体から出発して、(スキーム1又はスキーム4のような)ソノガシラカップリングのための適切な反応条件を用いて調製されうる。
Figure 2011509271
一般式(2)及び(7)の化合物は一般式(12b)の出発材料を用いて、上記と同様の反応条件下でスキーム5〜スキーム8によって調製されることできる。
置換6-ヒドロキシキノリンは入手可能であるか、又は、有機化学の簡単な技術を用いて調製されうる。その化合物が市販入手可能でない場合には、複素環化学の標準的なテキストブックによく記載されている単純な転化法を用いて、入手可能な前駆体から調製されうる。たとえば、置換芳香族アミンは、適切な求電子性種、たとえば、2,2,3-トリブロモプロパノールを用いて、置換キノリン-6-オールへと容易に転化されうる。
化合物 (11a)、(11b)及び(11c)は既知の化合物であるか、又は、市販化合物及び/又は既知の化合物から当業者によって製造されうる。
さらに、式(9)の化合物(R1 は請求項1に規定されるとおり)はスキーム10に示されるとおりに調製されうる。
このように、式(13)のエステルを、適切な溶剤、たとえば、四塩化炭素中で、周囲温度から溶剤の還流温度の間で、適切なハロゲン化剤、たとえば、N-ブロモスクシンイミドで処理することによりハロゲン化して一般式(14)のハロエステルを提供しうる。一般式(9)のハロエステルはアルカリ金属化合物M+OR1 又は M+SR1( M は適切にはナトリウム又はカリウムである)と、たとえば、溶剤としてアルコールR1OH又はチオールR1SH中で、0oC〜60oCの温度で、好ましくは周囲温度で反応して、一般式(9)の化合物を提供することができる。
同一のシーケンスを一般式13のアルキニル残基の代わりにキノリン環の3位にハロゲン置換基を有する化合物に付してもよい。
Figure 2011509271
一般式 (1)(Q1 はHである)の化合物は、一般式(2)の化合物とエチンとのソノガシラ反応によって、スキーム11により調製されうる。又は、化合物 (1)(Q1はHである)は、メタノール又はテトラヒドロフランなどの適切な溶剤中で、周囲温度から還流温度の間の温度で、炭酸カリウム、金属水酸化物又は金属フッ化物などの適切な塩基を用いて、脱シリル化反応によって一般式(15b)の化合物から出発して調製されうる。又は、化合物 (1) ( Q1はHである)は、アルコール(すなわち、イソプロパノール又はエタノール)又はトルエンなどの適切な溶剤中で、周囲温度から還流温度の間の温度で金属水酸化物などの適切な塩基によって、一般式(15a)の化合物を処理することによって調製されうる。
Figure 2011509271
スキーム11に記載したシーケンスは、スキーム4及び9によって式(12a)及び(12b)、(8)又は(7)の化合物に課され、次いで、一般式(1)の最終化合物を生成するための上述のスキームに記載された転化を行うことができる。スキーム12に示すとおり、一般式(1)(Q1はHである)の化合物の合成に対する特定のアプローチにおいて、化合物(16)は、ソノガシラ反応条件を用い、次いで、適切な溶剤(すなわち、EtOH及びH2O)中で適切な塩基(すなわち、NaOH)によって処理して、一般式(6)(Q1はHである)の化合物を得ることによって一般式(7)の化合物から出発して調製されうる。一般式(1)(Q1 はHである)の最終化合物は適切な活性化試薬、たとえば、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール (HOBt)、(ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)-トリス-(ジメチルアミノ)-ホスホニウム-ヘキサ-フルオロホスフェート (BOP)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (HOAT)、N-(3-ジメチルアミノ-プロピル)-N'-エチル-カルボジイミドヒドロクロリド (EDC)又はO-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロ-ボレート (TBTU)を用いて、一般式(6)(Q1 はHである)のカルボン酸を一般式(4)のアミンと縮合させることで得ることができる。このような試薬の例は例1〜12において提供される。
Figure 2011509271
一般式(2)、(7)及び(8)の化合物は、当業者が認識するとおり、スキーム2〜3及びスキーム5〜8に記載されているのと同様の反応条件を、アルキニル残基の代わりに、ハロゲン原子をキノリン環の3位に有するキノリニル誘導体に課すことにより調製されうる。一般式 (2)、(7)及び(8)の化合物(キノリン環の3位の置換基はハロゲンである)は新規であり、そして特に一般式(1)の化合物(キノリン環の3位の置換基はQ1-C≡Cであり、Q1は上述のとおりである)の化合物への前駆体として当業者によって使用されるように設計された。
スキーム13に示すとおり、一般式(4)のアミンの例である一般式(18)又は(20)のアミン(R2 はHである)は、適切な塩基、たとえば、n-ブチルリチウム又は水素化ナトリウムを用いて、一般式(17)又は(19)のアミノアルコールをアルキル化し、次いで、適切なアルキル化試薬R11LG、たとえば、アルキルヨージド、たとえば、メチルヨージドと反応させて、それぞれ一般式(18)又は(20)のアルキル化化合物を形成することにより調製されうる。カルボニル誘導体RaCORb (21)、たとえば、ホルムアルデヒドは、通常に塩化アンモニウムの形態のアンモニア、及び、便利にはシアン化ナトリウム水溶液の形態のシアン化物と反応して、α-アミノアルキン(22)を提供することができる(ストレッカー合成)。
Figure 2011509271
スキーム14に示すとおり、一般式(24)のシリル-保護されたアミノアルキンは、適切な塩基、たとえば、第三級有機アミン塩基、たとえば、トリエチルアミンの存在下に、1,2-ビス-(クロロジメチル-シリル)エタンと一般式(23)のアミンとを反応させることにより得ることができる。一般式(4)のアミンの例である一般式(26)のアミン(R2 はHであり、R3 は-(CRaRb)C≡CR5である)は適切な塩基、たとえば、n-ブチルリチウムを用いて、一般式(24)のシリル-保護されたアミノアルキンをアルキル化し、次いで、適切なアルキル化試薬R5LG、たとえば、アルキルヨージド、たとえば、メチルヨージドと反応させて、一般式(25)のアルキル化化合物を形成することで調製されうる。シリル保護基は、その後、たとえば、水性酸によって一般式(25)の化合物から除去されて、一般式(26)のアミノアルキンを形成することができる。
Figure 2011509271
同様の手順において、一般式(24)のシリル-保護されたアミノアルキンは、適切な塩基、たとえば、n-ブチルリチウムを用いて、カルボニル誘導体RXCORY、たとえば、ホルムアルデヒドと反応して、ヒドロキシアルキル部分を含むアミノアルキン(27)を提供することができる。一般式(27)の化合物を、まず、塩基、たとえば、水素化ナトリウム又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミドで処理し、次いで、化合物RwLG(LGは脱離基、たとえば、ハロゲン、又は、スルホネートエステル、たとえば、OSO2Me又はOSO2-4-トリル)、たとえば、エチルヨージドで処理し、 一般式(29)の化合物を提供することができる。シリル保護基の除去後に、一般式(30)の化合物が得られる。又は、シリル保護基は、最初に除去されて一般式(28)の化合物が生じることができる。一般式(28)のアミノアルキンは、シリル化剤、たとえば、t-ブチルジメチル-シリルクロリドによってさらに誘導化されて、一般式(31)の酸素上でシリル化された誘導体を提供することができる。
Figure 2011509271
スキーム15に示すように、一般式(32)のシリル-保護されたアミノアルキンは、一般式(24)のシリル-保護されたアミンを、適切な塩基、たとえば、ナトリウム又はリチウムアミド塩基、たとえば、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はナトリウムアミドの存在下に、適切な脱離基、たとえば、臭化物又はヨウ化物を有するクロロアルカンと反応させることで得ることができる。一般式(4)のアミンの例である一般式(34)のアミン(R2 はHであり、そしてR3 は-(CRaRb)C≡CR5 である)は、クロリドアニオンをシアニドによって置換し、シリル保護基を、たとえば、水性酸によって除去して、一般式(34)のシアノ 化合物を形成することで調製されうる。
同様の手順において、一般式(35)のアミドを、たとえば、シアン化カリウムと反応させ、一般式(36)のシアノアミドアルキンを生じさせることができる。
スキーム16に示すとおり、一般式(1)の化合物(R5 はHである)は、ソノガシラ条件下に、たとえば、場合により置換されたアリール又はヘテロアリールクロリド、ブロミド、ヨージド又はトリフレートと反応して、一般式(37)の置換アリール又はヘテロアリール 化合物を生成することができ、その化合物は一般式(1)の化合物の例である(R5 は任意に置換されたアリール又はヘテロアリール基である)。適切なパラジウム触媒はビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (II)クロリドである。
Figure 2011509271
スキーム17に示すように、一般式(4)のアミンの例である、一般式(42)のアルキルオキシ-、アルケニルオキシ-、アルキニルオキシ-及びヒドロキシル-アルキルアミン(R6 はC 1-4 アルキル、C3-5 アルケニル、C3-5 アルキニルである)は、当業者によく知られた方法を用いて、保護、アルキル化及び脱保護のシーケンスによって調製されうる。
Figure 2011509271
スキーム18の式1に示すとおり、一般式(41)のアミンは一般式(10)の酸との反応により一般式(42)のヒドロキシアミドの調製に有用である。(42)(スキーム18、式2)のヒドロキシル基のアルキル化によって式 (43)の化合物が提供される。化合物 (42)及び(43)は一般式(1)の化合物の例であり、ここで、Lは酸素であり、そしてR3 の定義は上記に与えられているとおりであり(R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)、pは1であり、Rb はヒドロキシ-(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルケニルオキシ(C1-4)アルキル又はC3-5 アルキニルオキシ-C1-4-アルキルであり、rは0であり、sは1であり、Re はヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシであり、Rf は水素であり、そしてR4 は水素である。
Figure 2011509271
一般式 (42)及び(43)のアミドは、また、キノリン環の3位にハロゲンを有する一般式(8)の酸から出発して、スキーム18及びスキーム1に記載されたアプローチを適用することでも調製されうる。このように、一般式(41)のアミンによる化合物(8)のアミド化に続いて、ソノガシラ反応によって一般式(42)のアミドを提供することができ、一方、一連のアミド化、アルキル化及びソノガシラ工程によって、一般式(43)のアミドを提供することができる。
スキーム19、式1に示すとおり、一般式(42)のヒドロキシルアミドの酸化によって、一般式(44)のアルデヒドが提供され、それは、当業者によく知られた方法によって、末端アルキニル基を有する一般式(45)の化合物へと転化されうる。
Figure 2011509271
化合物(44)及び(45)は一般式(1)の化合物の例であり、ここで、Lは酸素であり、そしてR3 の定義は上記のとおりであり (R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)、pは1であり、Rb はヒドロキシ-(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルケニルオキシ(C1-4)アルキル又はC3-5 アルキニルオキシ-C1-4-アルキルであり、rは0であり、sは1であり、Re はヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシであり、Rf は水素であり、そしてR4 はホルミル又はエチニルである。
又は、スキーム20、式6に示されるとおり、化合物(45)は、また、一般式(10)のカルボン酸を一般式(51)のアミンとカップリングさせることによって直接的に調製されうる。一般式(4)の例であるアミン(51)(R2 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)であり、pは1であり、Ra は上記のとおりであり、Rb は C1-4 アルコキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルケニルオキシ(C1-4)アルキル又はC3-5 アルキニルオキシ-C1-4-アルキルであり、rは0であり、sは0であり、そしてR4 はエチニルである)はスキーム20、式1〜5にまとめたとおりに調製されうる。
Figure 2011509271
一般式(1)の化合物の例である一般式(58)の化合物(L は酸素であり、R3 は (CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)であり、pは1であり、Ra、 Rc及びRd は上記のとおりであり、Rb はエチニルであり、qは上記のとおりであり(0、1又は2)、r及びsは0であり、 R4 はエチニルである)は、スキーム21に示したとおりに、当業者によく知られた6つの合成工程で一般式 (10)の酸から調製されうる。
Figure 2011509271
又は、スキーム22、式7に示されるとおり、一般式(58)の化合物は一般式(10)のカルボン酸を一般式(65)のアミンとカップリングさせることによって直接的に調製されうる。一般式(4)のアミンの例であるアミン (65)(R2 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)であり、pは1であり、Ra は上記のとおりであり、Rb はエチニルであり、r及びsは 0であり、qは上記のとおりであり (0、1又は2)、Rc 及びRd は上記のとおりであり、そしてR4 はエチニルである)はスキーム22、式1〜6にまとめられたとおりに当業者によって調製されうる。
Figure 2011509271
スキーム23に示したとおり、一般式(1)の化合物の例である一般式(67)及び(68)の化合物(L は酸素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)であり、pは1であり、Ra 及び Rb は一緒になって、3 〜8員炭素同素環であり、qは0、1又は2であり、rは0であり、sは1であり、Re 及び Rf は互いに独立に、水素、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシであり、そしてR4 は水素である)は当業者に知られた方法を用いて、スキームXXによって調製されうる。
Figure 2011509271
さらに、一般式(1)の化合物の例である一般式(69)及び(70)の化合物(Lは酸素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4)であり、pは1であり、Ra 及びRb は一緒になって、3〜8員炭素同素環を形成してよく、qは0、1又は2であり、rは0であり、そしてR4 はホルミル又はエチニルである)はスキーム24に示されるとおりに、当業者に知られた方法を用いて調製されうる。
Figure 2011509271
一般式(4)の他のアミンは市販されているか、文献に報告されているか、又は、標準的な文献の方法又は標準的な変法により調製されうる。
チオアミド (一般式(1)の化合物で、L = S)は、五硫化リン、ローソン(Lawesson’s)又はデビー(Davy’s)試薬などのチオ化剤を用いて対応するアミドから調製されうるか、又は、標準的な文献の方法又は標準的な変法を用いて、チオノ酸又はチオエステルから調製されうる。
スキーム1、2、3、4、8、11、17の式3、18の式2、19の式2、20の式6、21の式6 及び22の式7は式(1)の化合物の合成の好ましいプロセス工程である。
式(1)の化合物は活性な殺真菌剤であり、それは下記の1種以上の病原体を防除するために使用されうる:米及び小麦に対するピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)(イネいもち病菌(Magnaporthe grisea))及び他の宿主に対する他のピリキュラリア属(Pyricularia)菌種;小麦に対するプシニア・トリチシナ(Puccinia triticina)(又は、プシニア・レコンジタ(Puccinia recondita))、プシニア・ストリイフォルミス(Puccinia striiformis)及び他のさび病、大麦に対するプシニア・ホルデイ(Puccinia hordei)、プシニア・ストリイフォルミス及び他のさび病、ならびに他の宿主(例えば、芝、ライムギ、コーヒー、ナシ、リンゴ、ピーナツ、テンサイ、野菜及び観賞植物)に対するさび病;ダイズに対するさび病(ファコプソラ・パチリジ)(Phakopsora pachyrhizi)、カボチャ属(例えばメロン)に対するエリシフェ・シコラセアラム(Erysiphe cichoracearum);大麦、小麦、ライ麦及び芝に対するウドンコ病菌(ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis))(又はエリシフェ・グラミニス)ならびに様々な宿主に対する他のウドンコ病、例えばホップに対するスファエロセカ・マキュラリス(Sphaerotheca macularis)、カボチャ属(例えばキュウリ)に対するスファエロセカ・フスカ(Sphaerotheca fusca)、(スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea))、トマト、ナスビ及びピーマンに対するレベイルラ・タウリカ(Leveillula taurica)、リンゴに対するポドスフェラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha)、ならびにつる植物に対するウンチヌラ・ネカトル(Uncinula necator);穀物(例えば小麦、大麦、ライ麦)、芝及び他の宿主に対するコクリオボルス属(Cochliobolus)菌種、ヘルミントスポリウム属(Helminthosporium)菌種、ドレックスレラ属(Drechslera)菌種(ピレノホラ属(Pyrenophora)菌種)、リンコスポリウム属(Rhynchosporium)菌種、マイコスフェレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)(セプトリア・トリチシ(Septoria tritici))及びファエオスフェリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum)(スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)又はセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum))、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)及びガエウマノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis);ピーナツに対するセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora arachidicola)及びセルコスポリジウム・ペルソナツム(Cercosporidium personatum)、ならびに他の宿主、例えばテンサイ、バナナ、ダイズ及び米に対する他のセルコスポラ属(Cercospora)菌種;トマト、イチゴ、野菜、つる植物及び他の宿主に対するボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色カビ病菌)、ならびに他の宿主に対する他のボトリチス属(Botrytis)菌種;野菜(例えばニンジン)、ナタネ、リンゴ、トマト、ジャガイモ、穀物(例えば小麦)及び他の宿主に対する、アルテルナリア属(Alternaria)菌種;リンゴ、ナシ、核果、木の実(tree nuts)及び他の宿主に対する、ヴェントゥリア属(Venturia)菌種(ヴェントゥリア・イナクアリス(Venturia inaequalis)(そうか病)を含む);穀物(例えば小麦)及びトマトを含む広範な宿主に対する、クラドスポリウム属(Cladosporium)菌種;核果、木の実及び他の宿主に対する、モニリニア属(Monilinia)菌種;トマト、芝、小麦、カボチャ属及び他の宿主に対するジディメラ(Didymella)菌種;ナタネ、芝、米、ジャガイモ、小麦及び他の宿主に対するフォマ属(Phoma)菌種;小麦、木材及び他の宿主に対する、アスペルギルス属(Aspergillus)菌種及びオーレオバシディウム属(Aureobasidium)菌種;エンドウマメ、小麦、大麦及び他の宿主に対する、アスコキタ属(Ascochyta)菌種;リンゴ、ナシ、タマネギ及び他の宿主に対する、ステムフィリウム属(Stemphylium)菌種(プレオスポラ属(Pleospora)菌種);リンゴ及びナシに対する、夏枯れ病(summer diseases)(例えば、炭疽病(グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata))、黒斑病又は斑点病(ボトリオスファエリア・オブツサ(Botryosphaeria obtusa))、リンゴ黒点病(マイコスフェレラ・ポミ(Mycosphaerella pomi))、シダーアップルさび病(Gymnosporangium juniperi-virginianae)、すす斑病(グロエオデス・ポミゲナ(Gloeodes pomigena))、すす点病菌(シゾチリウム・ポミ(Schizothyrium pomi))及び白腐れ病(ボトリオスファエリア・ドチデア(Botryosphaeria dothidea)));つる植物に対するプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);ヒマワリに対するプラスモパラ・ハルステジ(Plasmopara halstedii);他のべと病、たとえば、レタスに対するブレミア・ラクツゥーカエ(Bremia lactucae)、ダイズ、タバコ、タマネギ及び他の宿主に対するペロノスポラ属(Peronospora)菌種、ホップに対するシュードペロノスポラ・フミリ(Pseudoperonospora humuli);メイズ、ソルガム及び他の宿主に対する、トウモロコシべと病菌(ペロノスクレロスポラ・マイディス(Peronosclerospora maydis)、フィリピネシス(P.Philippinesis)及びソルギ(P.sorghi))、カボチャ属に対するシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis);綿、メイズ、ソルガム、ダイズ、テンサイ、野菜、芝及び他の宿主に対する、フィチウム属(Pythium)菌種(フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)を含む);ジャガイモ及びトマトに対するフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、ならびに野菜、イチゴ、アボカド、コショウ、観賞植物、タバコ、ココア及び他の宿主に対する、フィトフトラ属(Phytophthora)菌種;テンサイ及び他の宿主に対するアファノミセス属(Aphanomyces)菌種;米、小麦、綿、ダイズ、メイズ、テンサイ及び芝ならびに他の宿主に対するタナテフォーラス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris);小麦及び大麦、ピーナツ、野菜、綿及び芝などの様々な宿主に対するリゾクトニア属(Rhizoctonia)菌種;芝、ピーナツ、ジャガイモ、ナタネ及び他の宿主に対するスクレロティニア属(Sclerotinia)菌種;芝、ピーナツ及び他の宿主に対するスクレロチウム属(Sclerotium)菌種;米に対するギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi);芝、コーヒー及び野菜を含む広範な宿主に対するコレトトリカム属(Colletotrichum)菌種;芝に対するラエチサリア・フシフォルミス(Laetisaria fuciformis);バナナ、ピーナツ、シトラス、ピーカン、パパイヤ及び他の宿主に対するミコスフェレラ属(Mycosphaerella)菌種;シトラス、ダイズ、メロン、ナシ、ルピン及び他の宿主に対するディアポルテ属(Diaporthe)菌種;シトラス、つる植物、オリーブ、ピーカン、バラ及び他の宿主に対するエルシノエ属(Elsinoe)菌種;ホップ、ジャガイモ及びトマトを含む広範な宿主に対するバーティシリウム属(Verticillium)菌種;ナタネ及び他の宿主に対するピレノペジザ属(Pyrenopeziza)菌種;バスキュラーストリークダイバックを引き起こすココアに対するオンコバシジウム・テオブロメ(Oncobasidium theobromae);小麦、大麦、ライ麦、カラスムギ、メイズ、綿、ダイズ、テンサイ及び他の宿主に対する、フサリウム属(Fusarium)菌種(フサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)、グラミネアラム(F. graminearum)、ラングセチアエ(F.langsethiae)、モニリフォルメ(F.moniliforme)、プロリフェラタム(F.proliferatum)、サブグルチナンス(F. subglutinans)、ソラニ(F. solani)及びオキシスポラム(F. Oxysporum)を含む)、様々な宿主、特に、小麦、大麦、芝及びメイズに対する、チフラ属(Typhula)菌種、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ウスチラゴ属(Ustilago)菌種、ウロシスチス属(Urocystis)菌種、テイレチア属(Tilletia)菌種及びクラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea);テンサイ、大麦及び他の宿主に対する、ラムラリア属(Ramularia)菌種;綿、野菜及び他の宿主に対する黒根病(チエラビオプシスバシコラ(Thielaviopsis basicola));綿、野菜及び他の宿主に対するベルチシリウム属(Vercillium)菌種;特に果実の収穫後病菌(例えば、オレンジに対するペニシリウム・ディジタータム(Penicillium digitatum)、ペニシリウム・イタリカム(Penicillium italicum)及びトリコデルマ ビリデイ(Trichoderma viride)、バナナに対するコレトトリカム・ムサエ(Colletotrichum musae)及びグロエオスポリウム・ムサルム(Gloeosporium musarum)、ならびにブドウに対するボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea));つる植物に対する他の病原菌、特にエウティパ・ラタ(Eutypa lata)、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwellii)、フェリヌス・イグニアルス(Phellinus igniarus)、フォモプシス・ビチコラ(Phomopsis viticola)、プシュードペジザ・トラケイヒラ(Pseudopeziza tracheiphila)及びステレウム・ヒルスタム(Stereum hirsutum);樹木に対する(例えば、ロフォデルミウム・セジチオサム(Lophodermium seditiosum))又は材木に対する他の病原菌、特にセファロスカス・フラグランス(Cephaloascus fragrans)、ケラトシスティス属(Ceratocystis)菌種、オフィオストマ・ピセアエ(Ophiostoma piceae)、ペニシリウム属(Penicillium)菌種、トリコデルマ・シュードコニンギ(Trichoderma pseudokoningii)、トリコデルマ ビリデイ(Trichoderma viride)、トリコデルマ・ハルジアナム、アスペルギルス・ニジェール(Aspergillus niger)、レプトグラフィウム・リンドベルギ(Leptographium lindbergi)及びアウレオバシジウム・プルラン(Aureobasidium pullulan);ならびに、ウイルス性疾患の真菌ベクター(例えば、大麦黄色モザイクウイルス(BYMV)のベクターとしての穀物に対するポリミキサ・グラミニス(Polymyxa graminis)、及びリゾマニアのベクターとしてのテンサイに対するポリミキサ・ベーテ(Polymyxa betae))。
好ましくは、下記の病原体が防除される:米及び小麦に対するピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)(イネいもち病菌(Magnaporthe grisea))及び他の宿主に対する他のピリキュラリア属(Pyricularia)菌種;カボチャ属(例えばメロン)に対するエリシフェ・シコラセアラム(Erysiphe cichoracearum);大麦、小麦、ライ麦及び芝に対するウドンコ病菌(ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis))(又はエリシフェ・グラミニス)ならびに様々な宿主に対する他のウドンコ病、例えばホップに対するスファエロセカ・マキュラリス(Sphaerotheca macularis)、カボチャ属(例えばキュウリ)に対するスファエロセカ・フスカ(Sphaerotheca fusca)、(スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea))、トマト、ナスビ及びピーマンに対するレベイルラ・タウリカ(Leveillula taurica)、リンゴに対するポドスフェラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha)、ならびにつる植物に対するウンチヌラ・ネカトル(Uncinula necator);穀物(例えば小麦、大麦、ライ麦)、芝及び他の宿主に対するヘルミントスポリウム属(Helminthosporium)菌種、ドレックスレラ属(Drechslera)菌種(ピレノホラ属(Pyrenophora)菌種)、リンコスポリウム属(Rhynchosporium)菌種、マイコスフェレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)(セプトリア・トリチシ(Septoria tritici))及びファエオスフェリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum)(スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)又はセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum))、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)及びガエウマノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis);ピーナツに対するセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora arachidicola)及びセルコスポリジウム・ペルソナツム(Cercosporidium personatum)、ならびに他の宿主、例えばテンサイ、バナナ、ダイズ及び米に対する他のセルコスポラ属(Cercospora)菌種;トマト、イチゴ、野菜、つる植物及び他の宿主に対するボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色カビ病菌)、ならびに他の宿主に対する他のボトリチス属(Botrytis)菌種;野菜(例えばニンジン)、ナタネ、リンゴ、トマト、ジャガイモ、穀物(例えば小麦)及び他の宿主に対する、アルテルナリア属(Alternaria)菌種;リンゴ、ナシ、核果、木の実(tree nuts)及び他の宿主に対する、ヴェントゥリア属(Venturia)菌種(ヴェントゥリア・イナクアリス(Venturia inaequalis)(そうか病)を含む);穀物(例えば小麦)及びトマトを含む広範な宿主に対する、クラドスポリウム属(Cladosporium)菌種;核果、木の実及び他の宿主に対する、モニリニア属(Monilinia)菌種;トマト、芝、小麦、カボチャ属及び他の宿主に対するジディメラ(Didymella)菌種;ナタネ、芝、米、ジャガイモ、小麦及び他の宿主に対するフォマ属(Phoma)菌種;小麦、木材及び他の宿主に対する、アスペルギルス属(Aspergillus)菌種及びオーレオバシディウム属(Aureobasidium)菌種;エンドウマメ、小麦、大麦及び他の宿主に対する、アスコキタ属(Ascochyta)菌種;リンゴ、ナシ、タマネギ及び他の宿主に対する、ステムフィリウム属(Stemphylium)菌種(プレオスポラ属(Pleospora)菌種);リンゴ及びナシに対する、夏枯れ病(summer diseases)(例えば、炭疽病(グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata))、黒斑病又は斑点病(ボトリオスファエリア・オブツサ(Botryosphaeria obtusa))、リンゴ黒点病(マイコスフェレラ・ポミ(Mycosphaerella pomi))、シダーアップルさび病(Gymnosporangium juniperi-virginianae)、すす斑病(グロエオデス・ポミゲナ(Gloeodes pomigena))、すす点病菌(シゾチリウム・ポミ(Schizothyrium pomi))及び白腐れ病(ボトリオスファエリア・ドチデア(Botryosphaeria dothidea)));つる植物に対するプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);ヒマワリに対するプラスモパラ・ハルステジ(Plasmopara halstedii);他のべと病、たとえば、レタスに対するブレミア・ラクツゥーカエ(Bremia lactucae)、ダイズ、タバコ、タマネギ及び他の宿主に対するペロノスポラ属(Peronospora)菌種、ホップに対するシュードペロノスポラ・フミリ(Pseudoperonospora humuli);メイズ、ソルガム及び他の宿主に対する、トウモロコシべと病菌(ペロノスクレロスポラ・マイディス(Peronosclerospora maydis)、フィリピネシス(P.Philippinesis)及びソルギ(P.sorghi))、カボチャ属に対するシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis);綿、メイズ、ダイズ、テンサイ、野菜、芝及び他の宿主に対する、フィチウム属(Pythium)菌種(フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)を含む);ジャガイモ及びトマトに対するフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、ならびに野菜、イチゴ、アボカド、コショウ、観賞植物、タバコ、ココア及び他の宿主に対する、フィトフトラ属(Phytophthora)菌種;テンサイ及び他の宿主に対するアファノミセス属(Aphanomyces)菌種;米、小麦、綿、ダイズ、メイズ、テンサイ及び芝ならびに他の宿主に対するタナテフォーラス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris);小麦及び大麦、ピーナツ、野菜、綿及び芝などの様々な宿主に対するリゾクトニア属(Rhizoctonia)菌種;芝、ピーナツ、ジャガイモ、ナタネ及び他の宿主に対するスクレロティニア属(Sclerotinia)菌種;芝、ピーナツ及び他の宿主に対するスクレロチウム属(Sclerotium)菌種;米に対するギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi);芝、コーヒー及び野菜を含む広範な宿主に対するコレトトリカム属(Colletotrichum)菌種;芝に対するラエチサリア・フシフォルミス(Laetisaria fuciformis);バナナ、ピーナツ、シトラス、ピーカン、パパイヤ及び他の宿主に対するミコスフェレラ属(Mycosphaerella)菌種;小麦、大麦、ライ麦、カラスムギ、メイズ、綿、ダイズ、テンサイ及び他の宿主に対する、フサリウム属(Fusarium)菌種(フサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)、グラミネアラム(F. graminearum)、ラングセチアエ(F.langsethiae)、モニリフォルメ(F.moniliforme)、プロリフェラタム(F.proliferatum)、サブグルチナンス(F. subglutinans)、ソラニ(F. solani)及びオキシスポラム(F. Oxysporum)を含む)、様々な宿主、特に、小麦、大麦、芝及びメイズに対する、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、ウスチラゴ属(Ustilago)菌種、ウロシスチス属(Urocystis)菌種、テイレチア属(Tilletia)菌種及びクラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea);テンサイ、大麦及び他の宿主に対する、ラムラリア属(Ramularia)菌種;綿、野菜及び他の宿主に対する黒根病(チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola));綿、野菜及び他の宿主に対するベルチシリウム属(Vercillium)菌種;特に果実の収穫後病菌(例えば、オレンジに対するペニシリウム・ディジタータム(Penicillium digitatum)、ペニシリウム・イタリカム(Penicillium italicum)及びトリコデルマ ビリデイ(Trichoderma viride)、バナナに対するコレトトリカム・ムサエ(Colletotrichum musae)及びグロエオスポリウム・ムサルム(Gloeosporium musarum)、ならびにブドウに対するボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea));つる植物に対する他の病原菌、特にエウティパ・ラタ(Eutypa lata)、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwellii)、フェリヌス・イグニアルス(Phellinus igniarus)、フォモプシス・ビチコラ(Phomopsis viticola)、プシュードペジザ・トラケイヒラ(Pseudopeziza tracheiphila)及びステレウム・ヒルスタム(Stereum hirsutum);樹木に対する(例えば、ロフォデルミウム・セジチオサム(Lophodermium seditiosum))又は材木に対する他の病原菌、特にセファロスカス・フラグランス(Cephaloascus fragrans)、ケラトシスティス属(Ceratocystis)菌種、オフィオストマ・ピセアエ(Ophiostoma piceae)、ペニシリウム属(Penicillium)菌種、トリコデルマ・シュードコニンギ(Trichoderma pseudokoningii)、トリコデルマ ビリデイ(Trichoderma viride)、トリコデルマ・ハルジアナム、アスペルギルス・ニジェール(Aspergillus niger)、レプトグラフィウム・リンドベルギ(Leptographium lindbergi)及びアウレオバシジウム・プルラン(Aureobasidium pullulan)。
より好ましくは、下記の病原体が防除される:米及び小麦に対するピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)(イネいもち病菌(Magnaporthe grisea))及び他の宿主に対する他のピリキュラリア属(Pyricularia)菌種;カボチャ属(例えばメロン)に対するエリシフェ・シコラセアラム(Erysiphe cichoracearum);大麦、小麦、ライ麦及び芝に対するウドンコ病菌(ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis))(又はエリシフェ・グラミニス)ならびに様々な宿主に対する他のウドンコ病、例えばホップに対するスファエロセカ・マキュラリス(Sphaerotheca macularis)、カボチャ属(例えばキュウリ)に対するスファエロセカ・フスカ(Sphaerotheca fusca)、(スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea))、トマト、ナスビ及びピーマンに対するレベイルラ・タウリカ(Leveillula taurica)、リンゴに対するポドスフェラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha)、ならびにつる植物に対するウンチヌラ・ネカトル(Uncinula necator);穀物(例えば小麦、大麦、ライ麦)、芝及び他の宿主に対するマイコスフェレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)(セプトリア・トリチシ(Septoria tritici))及びファエオスフェリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum)(スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)又はセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum))、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)及びガエウマノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis);ピーナツに対するセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora arachidicola)及びセルコスポリジウム・ペルソナツム(Cercosporidium personatum)、ならびに他の宿主、例えばテンサイ、バナナ、ダイズ及び米に対する他のセルコスポラ属(Cercospora)菌種;トマト、イチゴ、野菜、つる植物及び他の宿主に対するボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色カビ病菌)、ならびに他の宿主に対する他のボトリチス属(Botrytis)菌種;野菜(例えばニンジン)、ナタネ、リンゴ、トマト、ジャガイモ、穀物(例えば小麦)及び他の宿主に対する、アルテルナリア属(Alternaria)菌種;リンゴ、ナシ、核果、木の実(tree nuts)及び他の宿主に対する、ヴェントゥリア属(Venturia)菌種(ヴェントゥリア・イナクアリス(Venturia inaequalis)(そうか病)を含む);穀物(例えば小麦)及びトマトを含む広範な宿主に対する、クラドスポリウム属(Cladosporium)菌種;核果、木の実及び他の宿主に対する、モニリニア属(Monilinia)菌種;トマト、芝、小麦、カボチャ属及び他の宿主に対するジディメラ(Didymella)菌種;ナタネ、芝、米、ジャガイモ、小麦及び他の宿主に対するフォマ属(Phoma)菌種;つる植物に対するプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);ヒマワリに対するプラスモパラ・ハルステジ(Plasmopara halstedii);他のべと病、たとえば、レタスに対するブレミア・ラクツゥーカエ(Bremia lactucae)、ダイズ、タバコ、タマネギ及び他の宿主に対するペロノスポラ属(Peronospora)菌種、ホップに対するシュードペロノスポラ・フミリ(Pseudoperonospora humuli);メイズ、ソルガム及び他の宿主に対する、トウモロコシべと病菌(ペロノスクレロスポラ・マイディス(Peronosclerospora maydis)、フィリピネシス(P.Philippinesis)及びソルギ(P.sorghi))、カボチャ属に対するシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis);綿、メイズ、ダイズ、テンサイ、野菜、芝及び他の宿主に対する、フィチウム属(Pythium)菌種(フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)を含む);ジャガイモ及びトマトに対するフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、ならびに野菜、イチゴ、アボカド、コショウ、観賞植物、タバコ、ココア及び他の宿主に対する、フィトフトラ属(Phytophthora)菌種;テンサイ及び他の宿主に対するアファノミセス属(Aphanomyces)菌種;米、小麦、綿、ダイズ、メイズ、テンサイ及び芝ならびに他の宿主に対するタナテフォーラス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris);小麦及び大麦、ピーナツ、野菜、綿及び芝などの様々な宿主に対するリゾクトニア属(Rhizoctonia)菌種;芝、ピーナツ、ジャガイモ、ナタネ及び他の宿主に対するスクレロティニア属(Sclerotinia)菌種;芝、ピーナツ及び他の宿主に対するスクレロチウム属(Sclerotium)菌種;米に対するギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi);芝、コーヒー及び野菜を含む広範な宿主に対するコレトトリカム属(Colletotrichum)菌種;芝に対するラエチサリア・フシフォルミス(Laetisaria fuciformis);バナナ、ピーナツ、シトラス、ピーカン、パパイヤ及び他の宿主に対するミコスフェレラ属(Mycosphaerella)菌種;小麦、大麦、ライ麦、カラスムギ、メイズ、綿、ダイズ、テンサイ及び他の宿主に対する、フサリウム属(Fusarium)菌種(フサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)、グラミネアラム(F. graminearum)、ラングセチアエ(F.langsethiae)、モニリフォルメ(F.moniliforme)、プロリフェラタム(F.proliferatum)、サブグルチナンス(F. subglutinans)、ソラニ(F. solani)及びオキシスポラム(F. Oxysporum)を含む)。
式(I)の化合物は、1種以上の真菌類に対し活性があるように、植物組織へ、求頂的(acropetally)、求基的(basipetally)又は局所的に移動してよい。更に、式(I)の化合物は、植物上の1種以上の真菌類に対し蒸気相で活性があるのに十分であるように、揮発性であってよい。
従って、本発明は、殺真菌的に有効な量の式(I)の化合物、又は式(I)の化合物を含む組成物を、植物へ、植物の種子へ、植物もしくは種子の生育場所(locus)へ、又は土壌へ又は任意の他の植物成長培地、例えば栄養液へ適用することを含む、植物病原性真菌類と戦う又はそれを防除する方法を提供する。
本明細書において使用される用語「植物」は、実生、低木及び高木を含む。更に本発明の殺真菌法は、保護処理、治療的処理、浸透性(systemic)処理、根絶性処理及び抗胞子形成処理を含む。
式(I)の化合物は、組成物の形で、農業、園芸及び芝草のために使用されることが好ましい。
式(I)の化合物を、植物、植物の種子、植物もしくは種子の生育場所、又は土壌へ又は任意の他の成長培地へ施用するために、式(I)の化合物は通常、式(I)の化合物に加えて、適切な不活性希釈剤又はキャリア、及び場合により、界面活性剤(SFA)を含む組成物へと製剤される。SFAは、界面張力を低下し、これにより他の特性(例えば分散、乳化及び湿潤)の変化を導くことにより、界面(例えば、液/固界面、液/気界面又は液/液界面)の特性を変更することができる化学物質である。全ての組成物(固形及び液体の両製剤)は、0.0001〜95質量%、より好ましくは1〜85質量%、例えば5〜60質量%の式(I)の化合物を含むことが好ましい。この組成物は一般に、真菌類の防除に使用され、その結果、式(I)の化合物は、0.1g〜10kg/ヘクタール、好ましくは1g〜6kg/ヘクタール、より好ましくは1g〜1kg/ヘクタールの割合で施用される。
種子粉衣において使用される場合、式(I)の化合物は、種子1kgにつき、0.0001g〜10g(例えば0.001g又は0.05g)、好ましくは0.005g〜10g、より好ましくは0.005g〜4gの割合で使用される。
別の態様において、本発明は、殺真菌に有効な量の式(I)の化合物及びそれに対して適切なキャリア又は希釈剤を含む、殺真菌剤組成物を提供する。
より更なる態様において、本発明は、式(I)の化合物を含む組成物の殺真菌に有効な量で、真菌類を又は真菌類の生育場所を処理することを含む、生育場所において真菌類を駆除及び防除する方法を提供する。この組成物は、ダスト可能な粉末剤(DP)、可溶性粉末剤(SP)、水溶性顆粒剤(SG)、水分散性顆粒剤(WG)、湿潤可能な粉末剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性又は即放性)、可溶性濃厚剤(SL)、油混和性液剤(OL)、超低量液剤(UL)、乳化可能な濃厚剤(EC)、分散可能な濃厚剤(DC)、エマルション製剤(水中油(EW)及び油中水(EO)の両方)、マイクロエマルション製剤(ME)、懸濁液濃厚剤(SC)、エアロゾル製剤、薫蒸/燻煙剤、カプセル懸濁液(CS)及び種子処理用製剤を含む、多くの剤型から選択することができる。いずれの場合においても選択される剤型は、想定された特定の目的、ならびに式(I)の化合物の物理的、化学的及び生物学的特性によって決まるであろう。
ダスト可能な粉末剤(DP)は、式(I)の化合物を、1種以上の固形希釈剤(例えば、天然クレイ、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キーゼルグール、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、フラワー、タルク、ならびに他の有機及び無機の固形キャリア)と混合し、この混合物を細かい粉末へ機械的に粉砕することにより調製できる。
可溶性粉末剤(SP)は、水への分散性/溶解性を改善するために、式(I)の化合物を、1種以上の水溶性無機塩(例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム又は硫酸マグネシウム)又は1種以上の水溶性有機固形物(例えば多糖類)、及び、任意に、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤又はこれらの薬剤の混合物と混合することにより、調製できる。その後、この混合物は、細かい粉末へ粉砕される。同様の組成物を造粒し、水溶性顆粒剤(SG)を形成することができる。
湿潤可能な粉末剤(WP)は、液体中の分散を促進するために、式(I)の化合物を、1種以上の固形希釈剤又はキャリア、1種以上の湿潤剤、好ましくは1種以上の分散剤、及び任意に、1種以上の懸濁化剤と混合することにより調製できる。その後、この混合物は、細かい粉末へ粉砕される。同様の組成物を造粒し、水分散性顆粒剤(WG)を形成することができる。
粒剤(GR)は、式(I)の化合物及び1種以上の粉末化された固形希釈剤又はキャリアの混合物を造粒することにより形成されるか、又は式(I)の化合物(又は適切な薬剤中のその溶液)を、多孔性顆粒材料(例えば、軽石、アタプルガイトクレイ、フラー土、キーゼルグール、珪藻土又は粉砕したトウモロコシの穂軸)中に吸収することによるか、もしくは式(I)の化合物(又は適切な薬剤中のその溶液)を、硬質コア材料(例えば砂、ケイ酸塩、無機の炭酸塩、硫酸塩もしくはリン酸塩)上に吸着させ、必要ならば乾燥させることにより、予め形成されたブランク顆粒(blank granule)から形成されてよい。吸収又は吸着を補助するために通常使用される薬剤としては、溶剤(例えば脂肪族及び芳香族石油系溶剤、アルコール、エーテル、ケトン及びエステル)ならびに固着剤(例えばポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖質及び植物油)が挙げられる。その他の1種以上の添加剤(例えば、乳化剤、湿潤剤又は分散剤)も、粒剤中に含まれてよい。
分散可能な濃厚剤(DC)は、式(I)の化合物を、水、又はケトン、アルコールもしくはグリコールエーテルなどの有機溶剤中に溶解することにより調製できる。これらの溶液は、界面活性剤を含んでよい(例えば、水希釈性を改善するか、又は噴霧タンク中での結晶化を防止するため)。
乳化可能な濃厚剤(EC)又は水中油型エマルション製剤(EW)は、式(I)の化合物を、有機溶剤(任意に、1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤もしくはこれらの薬剤の混合物を含む)中に溶解することにより調製できる。ECにおける使用に適切な有機溶剤としては、芳香族炭化水素(例えばアルキルベンゼン又はアルキルナフタレン、例としてSOLVESSO 100、SOLVESSO 150及びSOLVESSO 200;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(例えばシクロヘキサノン又はメチルシクロヘキサノン)、及びアルコール(例えばベンジルアルコール、フルフリルアルコール又はブタノール)、N−アルキルピロリドン(例えばN−メチルピロリドン又はN−オクチルピロリドン)、脂肪酸のジメチルアミド(例えばC8−C1O脂肪酸ジメチルアミド)、及び塩素化炭化水素が挙げられる。EC製品は、水への添加時に、自発的に乳化し、適当な装置による散布を可能にするのに十分な安定性を伴うエマルションを作製することができる。EWの調製は、式(I)の化合物を、液体として(それが室温では液体ではない場合、これは妥当な温度、典型的には70℃未満で融解することができる)、又は溶液中(適当な溶剤中にこれを溶解することにより)のいずれかで得ること、次に、得られた液体もしくは溶液を、高剪断下で、1種以上のSFAを含む水へ乳化させ、エマルションを作製することを伴う。EWにおける使用に適切な溶剤は、植物油、塩素化炭化水素(例えばクロロベンゼン)、芳香族溶剤(例えばアルキルベンゼン又はアルキルナフタレン)及び他の適当な水中の溶解度が低い有機溶剤を含む。
マイクロエマルション製剤(ME)は、水を、1種以上のSFAを含む1種以上の溶剤の配合物と混合し、自発的に熱力学的に安定した等方性液体製剤を作製することにより調製できる。式(I)の化合物は最初、水又は溶剤/SFA配合物のいずれかの中に存在する。MEにおける使用に適切な溶剤としては、先にEC又はEWにおける使用について説明されたものが挙げられる。MEは、水中油又は油中水系のいずれかであってよく(どの系が存在するかは、伝導度測定により決定することができる)、また、同じ製剤中で水溶性及び油溶性農薬と混合するのに適することがある。MEは、水へ希釈するのに適しており、マイクロエマルションとして残存するか、又は通常の水中油型エマルションを形成するかのいずれかである。
懸濁液濃厚剤(SC)は、式(I)の化合物の微細化不溶性固形分粒子の水性懸濁液及び非水性懸濁液を含むことができる。SCは、化合物の細粒懸濁液を作製するために、適切な媒体中で、固形の式(I)の化合物を、場合により1種以上の分散剤と共に、ボールミル粉砕又はビーズミル粉砕することで調製できる。1種以上の湿潤剤は、本組成物中に含まれてよく、また、粒子が沈降する速度を遅くするために、懸濁化剤を含んでもよい。あるいは式(I)の化合物は、乾式ミル粉砕され、先に説明された薬剤を含む水へ添加され、所望の最終生成物を作製することができる。
エアロゾル製剤は、式(I)の化合物及び適切な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式(I)の化合物は、また、適切な媒体(例えば水又はn−プロパノールのような水混和性液体)中に溶解又は分散され、非加圧式手動噴霧ポンプにおいて使用するための組成物を提供することもできる。
閉鎖された空間において式(I)の化合物を含有する煙を発生するために適した組成物を形成するために、この化合物(I)は、火工品(pyrotechnic)混合物中に乾燥状態で混合されてよい。
カプセル懸濁液(CS)は、EW製剤の調製に類似しているが、その中に各油滴がポリマーシェルにより封入され、かつ式(I)の化合物及び任意にそのためのキャリア又は希釈剤を含む、油滴の水性分散体を得るための追加の重合工程を伴う方法で調製されうる。このポリマーシェルは、界面重縮合反応によるか、又はコアセルベーション手順のいずれかにより作製することができる。これらの組成物は、式(I)の化合物の制御された放出性を提供し、そしてこれらは種子処理に使用されてよい。式(I)の化合物は、化合物の遅い制御された放出性を提供するために、生分解性ポリマーマトリックス中に製剤されてもよい。
組成物は、組成物の生物学的性能を改善するために(例えば表面上の湿潤性、保持もしくは分布;処理された表面上の雨への抵抗;又は、式(I)の化合物の取り込みもしくは移動を改善することによる)、1種以上の添加剤を含んでよい。このような添加剤は、界面活性剤、油分をベースにした噴霧添加剤、例えばある種の鉱物油又は天然植物油(ダイズ油及びナタネ油など);ならびに、これらの物質の他の生体内増強(bio-enhancing)補助剤(式(I)の化合物の作用を補助又は変更する成分)との配合物を含む。
式(I)の化合物は、種子処理剤として、例えば乾燥種子処理粉剤(DS)、水溶性粉末剤(SS)もしくはスラリー処理のための水分散性粉末剤(WS)を含む粉末組成物として、又は流動性濃厚物(FS)、液剤(LS)もしくはカプセル懸濁液(CS)を含む液体組成物として使用するように製剤されてもよい。これらのDS、SS、WS、FS及びLS組成物の調製は、各々、先に説明したDP、SP、WP、SC及びDC組成物の調製に非常に類似している。種子を処理するための組成物は、種子への本組成物の付着性を補助する薬剤(例えば鉱物油又はフィルム形成性バリヤ)を含んでよい。湿潤剤、分散剤及び乳化剤は、陽イオン系、陰イオン系、両性イオン系又は非イオン系のSFAであってよい。
適切な陽イオン系SFAとしては、第四級アンモニウム化合物(例えばセチルトリメチル臭化アンモニウム)、イミダゾリン及びアミン塩が挙げられる。適切な陰イオン系SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、スルホン酸ブチルナフタレンならびにジ-イソプロピル-及びトリ-イソプロピル-ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、エーテル硫酸塩、アルコールエーテル硫酸塩(例えばラウレス−3−硫酸ナトリウム)、エーテルカルボン酸塩(例えばラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1種以上の脂肪族アルコールとリン酸(主にモノ-エステル)又は五酸化リン(主にジ-エステル)の間の反応の生成物、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸の間の反応の生成物;加えてこれらの生成物は、エトキシル化されてよい。)、スルホコハク酸塩、パラフィン又はオレフィンスルホン酸塩、タウレート系及びリグノスルホン酸塩が挙げられる。適切な両性イオン系SFAとしては、ベタイン、プロピオネート及びグリシネートが挙げられる。適切な非イオン系SFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はそれらの混合物のようなアルキレンオキシドの、脂肪族アルコール(例えばオレイルアルコールもしくはセチルアルコール)との、又はアルキルフェノール(例えばオクチルフェノール、ノニルフェノールもしくはオクチルクレゾール)との縮合生成物;長鎖脂肪酸又は無水ヘキシトール由来の部分エステル;該部分エステルのエチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純エステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);ならびに、レシチンが挙げられる。
適切な懸濁化剤としては、親水コロイド(例えば、多糖類、ポリビニルピロリドン又はナトリウムカルボキシメチルセルロース)及び膨潤クレイ(例えばベントナイト又はアパタルジャイト)が挙げられる。
式(I)の化合物は、殺真菌性化合物を施用する公知の手段のいずれかにより施用することができる。例えば、葉、茎、枝もしくは根を含む植物のいずれかの部分へ、もしくは植え付けられる前の種子へ、あるいは、植物が栽培されるかもしくは植物が植え付けられる他の媒体(例えば根の回りの土壌、土壌全般、田面水もしくは水耕栽培システム)へ、製剤されるかもしくは製剤されずに直接施用され、又は、噴霧、粉衣、浸漬による施用、クリーム剤もしくはペースト剤としての施用、蒸気としての施用、もしくは散布機による施用によって施用されるか、又は土壌もしくは水性環境中に組成物(例えば顆粒組成物又は水溶性バッグに充填された組成物)を導入することで施用されてよい。
式(I)の化合物は、植物へ注入するか、又は電動式噴霧技術もしくは他の低容積法を使用し植生へ噴霧するか、又は土地もしくは地域の潅漑システムにより施用することもできる。
水性製剤(水溶液又は水性分散体)として使用するための組成物は一般に、高い割合で活性成分を含む濃厚物の形で供給され、この濃厚物は、使用前に水へ添加される。DC、SC、EC、EW、ME、SG、SP、WP、WG及びCSを含み得るこれらの濃厚物は、長期間の貯蔵に耐え、かつそのような貯蔵後に、水へ添加し、通常の噴霧装置により施用され得るのに十分な時間均質であり続ける水性製剤を形成することが可能であることが必要である。このような水性製剤は、それらが使用される目的に応じて様々な量の式(I)の化合物(例えば0.0001〜10重量%)を含むことができる。
式(I)の化合物は、肥料(例えば窒素−、カリウム−又はリン−含有肥料)との混合物で使用されてよい。適切な剤型は、肥料の粒剤を含む。これらの混合物は適切には、式(I)の化合物を25質量%以下で含む。
従って、本発明は、肥料及び式(I)の化合物を含む肥料組成物も提供する。
本発明の組成物は、生物活性を有する他の化合物、例えば微量栄養素又は類似のもしくは補充的な殺真菌活性を有する化合物又は植物成長の調節活性、除草活性、殺虫活性、殺線虫活性もしくは殺ダニ活性を有する化合物を含んでもよい。
別の殺真菌剤を含むことにより、得られる組成物は、式(I)の化合物単独よりも、より広範な活性範囲及びより高いレベルの固有活性を有することができる。更に他の殺真菌剤は、式(I)の化合物の殺真菌活性に対し相乗作用を有することができる。
式(I)の化合物は、本組成物の単独の活性成分であるか、又は、適宜、農薬、殺真菌剤、共力剤、除草剤又は植物成長調節剤などの1種以上の追加の活性成分と混合されることができる。追加の活性成分は、より広い範囲の活性を有し又は生育場所での保留性が増大された組成物を提供し;式(I)の化合物の活性を相乗するか、又は活性を補充し(例えば、作用速度を増大するか又は忌避性を克服することにより);又は、個々の成分に対する耐性の出現を克服又は防止することを補助する。特定の追加の活性成分は、本組成物の意図された有用性により決定されるであろう。
本発明の組成物に含まれてよい殺真菌化合物の例は、AC 382042(N−(1−シアノ−1,2−ジメチルプロピル)−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)プロピオンアミド)、アシベンゾラル−S−メチル、アラニカルブ、アルジモルフ、アニラジン、アザコナゾール、アザフェニジン、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ベノミル、ベンチアバリカルブ、ビロクサゾール、ビテルタノール、ブラストサイジンS、ボスカリド(ニコビフェンの新たな名称)、ブロムコナゾール、ブピリメート、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、カルベンダジムクロルハイドレート、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、CGA 41396、CGA 41397、キノメチオナート、クロルベンズチアゾン、クロロタロニル、クロロゾリネート、クロジラコン、例えばオキシ塩化銅、銅オキシキノレート(copper oxyquinolate)、硫酸銅、トール油酸銅及びボルドー液などの銅含有化合物、サイアミダゾスルファミド(cyamidazosulfamid)、シアゾファミド(IKF-916)、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、デバカルブ、ジ−2−ピリジルジスルフィド−1,1'−ジオキシド、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフェンゾコート、ジフルメトリム、O,O−ジ−イソ−プロピル−S−ベンジルチオホスフェート、ジメフルアゾール、ジメトコナゾール、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジノカップ、ジチアノン、ドデシルジメチル塩化アンモニウム、ドデモルフ、ドジン、ドグアジン、エディフェンホス、エポキシコナゾール、エタボキサム、エチリモール、エチル(Z)−N−ベンジル−N([メチル(メチル−チオエチリデンアミノオキシカルボニル)アミノ]チオ)−β−アラニネート、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェンアミドン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル(AC 382042)、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、酢酸トリフェニルスズ、水酸化トリフェニルスズ、ファーバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルメトバー、フルモルフ、フルオルイミド、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリアホール、フォルペット、ホセチル-アルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、ヘキサコナゾール、ヒドロキシイソオキサゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イミノクタジン三酢酸塩、イプコナゾール、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソプロパニルブチルカルバメート、イソプロチオラン、カスガマイシン、クレソキシム-メチル、LY186054、LY211795、LY 248908、マンコゼブ、マネブ、メフェノキサム、メパニピリム、メプロニル、メタラキシル、メタラキシルM、メトコナゾール、メチラム、メチラム−亜鉛、メトミノストロビン、メトラフェノン、MON65500(N−アリル−4,5−ジメチル−2−トリメチルシリルチオフェン−3−カルボキシアミド)、ミクロブタニル、NTN0301、ネオアソジン、ニッケルジチオカルバミン酸ジメチル、ニトロタール-イソプロピル、ヌアリモール、オフレース、有機水銀化合物、オリサストロビン、オキサジキシル、オキサスルフロン、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、フェナジンオキシド、リン含有酸、フタリド、ピコキシストロビン、ポリオキシンD、ポリラム、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロピコナゾール、プロピネブ、プロピオン酸、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、ピラゾホス、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピロキロン、ピロキシフル、ピロールニトリン、第4級アンモニウム化合物、キノメチオネート、キノキシフェン、キントゼン、シルチオファム(MON 65500)、S−イマザリル、シメコナゾール、シプコナゾール、ナトリウムペンタクロロフェネート、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、2−(チオシアノ−メチルチオ)ベンゾチアゾール、チオファネート−メチル、チラム、チアジニル、チミベンコナゾール、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアズブチル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、バリダマイシンA、バパム(vapam)、ビンクロゾリン、XRD-563、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、及び下記式の化合物である:
Figure 2011509271
式(I)の化合物は、種子伝染病、土壌伝染病又は葉の真菌疾患に対する植物の保護のために、土壌、ピート又は他の発根媒体と混合されてよい。ある混合物は、有意に異なる物理的、化学的又は生物学的特性を有する活性成分を含むことがあり、その結果、これらの成分を容易に同じ通常の剤型にすることができない。このような状況においては、その他の剤型が調製され得る。例えば、活性成分のひとつが水不溶性固体であり、他方が水不溶性液体である場合、該固体活性成分を懸濁液として分散するが(SCの調製に類似した調製を使用)、該液体活性成分はエマルションとして分散する(EWの調製に類似した調製を使用)ことにより、各活性成分を同じ連続水相中に分散することは可能であろう。得られる組成物は、サスポエマルション(SE)製剤である。
本発明は、以下の実施例により例示され、そこでは下記の略号が使用される:
ml=ミリリットル
m.p.=融点(補正なし)
g=グラム
b.p.=沸点
THF=テトラヒドロフラン
DMSO=ジメチルスルホキシド
+=質量イオン
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
s=一重項
d=二重項
HOBT=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HOAT=7−アザ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
bs=広幅一重項
NMR=核磁気共鳴
t=三重項
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
q=四重項
TLC=薄層クロマトグラフィー
m=多重項
glc=気−液クロマトグラフィー
ppm=百万分率
EDC=1−エチル−3−N,N−ジメチルアミノプロピルカルボジイミドヒドロクロリド
M=モル
例1
シーケンス1
下記に示すとおりのC3ブロモキノリニルアミドとTMS-アセチレンとのソノガシラ反応のクロスカップリング及び得られたアセチレン単位の脱シリル化
Figure 2011509271
シーケンス1. i. TMSC≡CH [A], Pd(II), CuI, iPr2N, ジオキサン; ii. TBAF, THF, rt 又はK2CO3, MeOH, rt.
工程1: N-tert-ブチル-2-メチルスルファニル-2-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミド
2-(3-ブロモ-キノリン-6-イルオキシ)-N-tert-ブチル-2-メチルスルファニル-アセトアミド (400 mg)、ビス(パラジウム(II) トリフェニルホスフィン)ジクロリド(36 mg)、 ヨウ化銅(8 mg)及びジイソプロピルアミン (176 μl)をTHF (5 ml)中に溶解させ、そして窒素で脱酸素した。トリメチルシリルアセチレン(179 μl)を10分間にわたって反応混合物中に滴下して添加した。この反応混合物を室温で5時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、2x40 mlの飽和NaCl水溶液で洗浄した。水性層を2x100 mlの酢酸エチルで抽出した。すべての有機相を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し (ヘプタン/酢酸エチル 7:3) 、N-tert-ブチル-2-メチルスルファニル-2-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミドを褐色固形分として提供した (326 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.82 (1H, d); 8.17 (1H, d); 8.04 (1H, d); 7.44 (1H, dd); 7.19 (1H, d); 6.42 (1H, s br); 5.57 (1H, s); 2.20 (3H, s); 1.42 (9H, s); 0.3 (9H, s)
工程 2: N-tert-ブチル-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
N-tert-ブチル-2-メチルスルファニル-2-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミド (215 mg)のメタノール (5 ml)中の溶液を室温で炭酸カリウム (18 mg)にて処理した。この反応混合物を1時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈しそして30 mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。水性層を3x50 ml の酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し (ヘプタン/酢酸エチル 6 : 4)、N-tert-ブチル-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (125 mg)を褐色固形分として提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.85 (1H, d); 8.20 (1H, d); 8.06 (1H, d); 7.46 (1H, dd); 7.22 (1H, d); 6.43 (1H, s br); 5.59 (1H, s); 3.29 (1H, s); 2.20 (3H, s); 1.42 (9H, s)
シーケンス 2
TMS-アセチレンとC3-ハロキノリニルエステルとのソノガシラクロスカップリング反応、次いで、アセチレン単位の脱シリル化及びエステル官能基の加水分解のためのワンポット法。下記に示すとおり、次いで、C3 エチニル-キノリニル酸 [A]のアミド化によって、C3-エチニルキノリニル-アミドが提供される。
Figure 2011509271
シーケンス2. i. R’C≡CH, Pd(II), CuI, iPr2N, ジオキサン; ii. NaOH, EtOH/H2O, rt; iii. HOAT, EDCI, Et3N, DMF
工程 1: メチルスルファニル-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-酢酸メチルエステル:
(3-ブロモ-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸メチルエステル(9.5 g)、ビス(パラジウム(II) トリフェニルホスフィン)ジクロリド(877 mg)、ヨウ化銅(200 mg) 及びジイソプロピルアミン (17.5 ml)をTHF (150 ml)中に溶解させ、そして窒素によって脱酸素した。トリメチルシリルアセチレン(7.1 ml)を10分間にわたって滴下して添加した。この反応混合物を45 °Cまで加熱しそしてその温度で36時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈しそして2x200 mlの飽和NaCl水溶液で洗浄した。水性層を2x500 mlの酢酸エチルで抽出した。すべての有機相を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し (ヘプタン/酢酸エチル 4 : 1)、メチルスルファニル-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-酢酸メチルエステル(7.6 g)を黄色オイルとして提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.81 (1H, d); 8.16 (1H, d); 8.03 (1H, d); 7.48 (1H, dd); 7.17 (1H, d); 5.73 (1H, s); 3.88 (3H, s); 2.24 (3H, s); 0.29 (9H, s)
工程 2: (3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸
メチルスルファニル-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-酢酸メチルエステル(5 g)のエタノール (50 ml)の溶液に、水(9.74 ml)中の水酸化ナトリウムの2M溶液を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を氷冷水 (200 ml)に注ぎ、そして水(9.74 ml)中の塩酸の2M溶液で酸性化した。沈殿物をろ過して除去し、そして水で洗浄して、 (3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸を黄色固形分として提供した(3.53 g)。
1H NMR (DMSO) δ ppm: 13.45 (1H, s); 8.73 (1H, d); 8.37 (1H, d); 7.93 (1H, d); 7.51 (1H, dd); 7.47 (1H, d); 6.03 (1H, s); 4.45 (1H, s); 2.11 (3H, s)
工程3: N-tert-ブチル-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸(1.1 g)、N-tert-ブチルアミン(0.467 ml)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール(HOAT) (0.602 mg)、N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミドヒドロクロリド(EDCl) (849 mg) 及びトリエチルアミン (0.84 ml)を、乾燥N,N-ジメチルホルムアミド (20 ml)中で周囲温度にて16 時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして60 mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液上に注いだ。水性相を3x 150 mlの酢酸エチルで抽出した。すべての有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し(ヘプタン/酢酸エチル 13 : 7)、N-tert-ブチル-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を黄色固形分として提供した(1.11 g)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.85 (1H, d); 8.20 (1H, d); 8.06 (1H, d); 7.46 (1H, dd); 7.22 (1H, d); 6.43 (1H, s br); 5.59 (1H, s); 3.29 (1H, s); 2.20 (3H, s); 1.42 (9H, s)
例2
N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
Figure 2011509271
2-アミノ-3-フルオロ-2-メチルプロピオニトリル (168 mg)の乾燥ジメチルホルムアミド (12 mL)中の溶液に、トリエチルアミン (0.22 mL)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (224 mg)、N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N'-エチルカルボジイミドHCl (316 mg)、その後、(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸 (450 mg)を添加した。この反応混合物を室温で2時間攪拌した。混合物をブライン上に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した(3回)。有機層を水で洗浄し、その後ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、減圧下に濃縮した。この未精製物をシクロヘキサン/ 酢酸エチル (3:2 体積基準)で溶離して、クロマトグラフィーにより精製し、N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド をオイルとして提供した(483 mg) 。
1H NMR (CDCl3) δppm: 8.88 (1H, d); 8.21 (1H, s); 8.09 (1H, d); 7.48 (1H, dd); 7.25 (1H, m); 6.92, 6.87 (1H, s br, 2 異性体); 5.73, 5.74 (1H, s, 2 異性体); 4.53 to 4.98 (2H, m, 2 異性体); 3.30 (1H, s); 2.21, 2.20 (3H, s, 2 異性体); 1.96 (3H, m, 2 異性体).
例3
N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
工程 1: N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-ヨード-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
2-アミノ-3-フルオロ-2-メチルプロピオニトリル(315 mg)の乾燥ジメチルホルムアミド (20 mL)中の溶液にトリエチルアミン (0.43 mL)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (420 mg)、N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N'-エチルカルボジイミドHCl (591mg)、その後、(3-ヨード-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸(1.2 g)を添加した。この反応混合物を室温で18 時間撹拌した。混合物をブライン上に注ぎ、そして酢酸エチルで2回洗浄した (3回)。有機層を水で洗浄し、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。この未精製物をシクロヘキサン/ 酢酸エチル (3:2 体積基準)で溶離してクロマトグラフィーによって精製し、N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-ヨード-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を固形分として提供した(906 mg)。
1H NMR (CDCl3) δppm: 8.99 (1H, d); 8.48 (1H, d); 7.31 (1H, d); 7.01 (1H, d); 6.90, 6.84 (1H, s br, 2 異性体); 5.61, 5.60 (1H, s, 2 異性体); 4.54 to 4.99 (2H, m, 2 異性体); 2.78 (3H, s); 2.21, 2.19 (3H, s, 2 異性体); 1.87 (3H, m); mp:70-79oC.
工程 2: N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-2-(8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-ヨード-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)- 2-メチルスルファニル-アセトアミド (830 mg)、ヨウ化銅(17 mg)、ビス(トリフェニルホスフィン) パラジウム(II) ジクロリド (62 mg)、ジイソプロピルアミン(0.29 mL)の乾燥ジオキサン(17 mL)中の溶液をアルゴンで脱酸素した。その後、エチニルトリメチルシラン(0.30 mL)を滴下して加えた。この反応混合物を室温にて18時間攪拌した。混合物をブライン上に注ぎ、酢酸エチルを添加し、2つの層を分離させた。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。この未精製物をシクロヘキサン/ 酢酸エチル (7:3 体積基準)で溶離してクロマトグラフィーによって精製し、N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-2-(8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミドをオレンジ色のオイルとして提供した(727 mg)。
1H NMR (CDCl3) δppm: 8.83 (1H, d); 8.13 (1H, d); 7.30 (1H, d); 7.05 (1H, d); 6.92, 6.88 (1H, s br, 2 異性体); 5.62, 5.61( 1H, s, 2 異性体); 4.56-4.98 (2H, m, 2 異性体); 2.78 (3H, s); 2.22, 2.19 (3H, s, 2異性体); 1.85 (3H, m); 0.30 (9H, m)
工程 3: N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-2-(8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミド (685 mg)のメタノール(20 mL)中の溶液に、炭酸カリウム (107 mg)を添加した。反応混合物を室温15 分間攪拌した。この混合物を炭酸水素ナトリウム飽和溶液上に注ぎ、そして酢酸エチル で抽出し(3回)、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。この未精製物をシクロヘキサン/ 酢酸エチル (7:3 体積基準)で溶離してクロマトグラフィーによって精製し、N-(1-シアノ-2-フルオロ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを白色固形分として提供した (476 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.89 (1H, d); 8.20 (1H, s); 7.32 ( 1H, m); 7.19 (1H, s), 6.92, 6.88 (1H, s br, 2 異性体); 5.74, 5.72 (1H, s, 2 異性体); 4.58-4.98 (m, 2H, 2 異性体); 3.3 (1H, s); 2.80 (3H, s); 2.22, 2.20 (3H, s, 2 異性体); 1.87 (3H, dd); mp: 180-182oC.
例4
2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メトキシ- N-(2-メトキシ-1,1-ジメチル-エチル)-アセトアミド の調製
工程 1: (3-ヨード-キノリン-6-イルオキシ)-メトキシ-酢酸メチルエステル
Figure 2011509271
カリウムt-ブトキシド (1.36 g)のt-ブチルアルコール(50 mL)の中の溶液に、3-ヨード-キノリン-6-オール(3 g)のt-ブチルアルコール (5 mL)中の溶液を添加した。 この反応混合物を室温で15分間攪拌した。ブロモ-メトキシ-酢酸メチルエステル(4.0 g)、及びヨウ化カリウム(触媒量)のt-ブチルアルコール (5 mL)の溶液を、その後、添加した。この反応混合物を室温で18時間攪拌した。混合物を水上に注ぎ、そしてクロロホルムを添加した。その混合物を攪拌した。2つの層を分離させ、そして水性層をクロロホルムで抽出した(2回)。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し(2回)、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。この未精製物 (4.3 g)を精製することなく、次の工程で直接使用した。
1H NMR (CDCl3) ppm: 8.80 (1H, d), 8.68 (1H, d); 8.05 (1H, d); 7.56 (1H, dd); 7.48 (1H, d); 5.72 (1H, s ); 3.82 (3H, s); 3.51 (3H, s).
工程 2: メトキシ-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-酢酸メチル エステル
Figure 2011509271
(3-ヨード-キノリン-6-イルオキシ)-メトキシ-酢酸メチルエステル(3.48 g)、ヨウ化銅 (89 mg)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(327 mg)、ジイソプロピルアミン(1.57 mL)の乾燥テトラヒドロフラン (80 mL) 中の溶液をアルゴンで脱酸素した。その後、エチニルトリメチルシラン(1.6 mL)を滴下して加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌した。この混合物をブライン上に注ぎ、酢酸エチルを添加し、2つの層を分離させた。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。この未精製物シクロヘキサン/ 酢酸エチル (4:1 体積基準)で溶離してクロマトグラフィーによって精製し、メトキシ-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-酢酸メチルエステルをオレンジ色のオイルとして提供した (2.14 g)。
1H NMR (CDCl3) ppm: 8.81 (1H, d); 8.18 (1H, d); 8.02 (1H, d); 7.50 (1H, dd); 7.32 (1H, d); 5.61 (1H, s); 3.88 (3H, s); 3.53 (3H, s); 0.30 (9H, s)
工程 3: (3-エチニル- キノリン-6-イルオキシ)-メトキシ-酢酸
Figure 2011509271
メトキシ-(3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-酢酸メチルエステル(1.99 g)のエタノール(14 mL)中の溶液に、2N (4 mL)の水酸化ナトリウム溶液を0oCで添加した。この反応混合物を室温で1時間攪拌した。酢酸エチル及び水を添加した。混合物を攪拌した。2つの層を分離させた。水性層をHCl 2NでpH 1 に酸性化した。その後、それを酢酸エチルで抽出した (2回)。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮し、(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メトキシ-酢酸をオレンジ色の固形分として提供した(1.15 g)。
1H NMR ((CD3)2CO) ppm: 8.81 (1H, d); 8.42 (1H, d); 8.04 (1H, d); 7.02-7.52 (2H, m); 5.82 (1H, s); 3.99 (1H, s); 3.57 (3H, s)
工程 4: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メトキシ- N-(2-メトキシ-1,1-ジメチル-エチル)-アセトアミド
Figure 2011509271
(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メトキシ-酢酸 (150 mg)の乾燥ジメチルホルムアミド (7 mL)中の溶液に、2-メトキシ -1,1-ジメチル-エチルアミンヒドロクロリド (81mg)、 N-エチルジイソプロピルアミン(0.25 mL)、ジメチルアミノピリジン(触媒量) 及び(ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート (297 mg)を添加した。この反応混合物を室温で18時間攪拌した。この混合物をブライン上に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した (3回)。有機層を水で洗浄し、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。この未精製物をシクロヘキサン/ 酢酸エチル (7:3 体積基準)で溶離してクロマトグラフィーによって精製し、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メトキシ- N-(2-メトキシ-1,1-ジメチル-エチル)-アセトアミド をオイルとして提供した(172 mg)。
1H NMR (CDCl3) δppm: 8.83 (1H, d); 8.20 (1H, d); 8.02 (1H, d); 7.52 (1H, dd); 7.42 (1H, d); 6.77 (1H, s br); 5.41 (1H, s); 4.18 (2H, s); 3.54 (3H, s); 3.34 (3H, s); 3.28 ( 1H, s); 1.70 (6H, s)
例5
2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチル-スルファニル-アセトアミド
(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸(413 mg)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (HOAT) (267 mg)、O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート (TBTU) (630 mg)、2-アミノ-3-メトキシ-2-メチル-プロパン-1-オール(180 mg)及びトリエチルアミン (0.75 ml) を乾燥CH3CN (20 ml)中で周囲温度で一晩攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NH4Cl溶液上に注いだ。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/酢酸エチル 1 : 1)、黄色いオイルとして2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (200 mg)をジアステレオ異性体の混合物として提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.80 (1H, d); 8.20 (1H, d); 8.05 (1H, d); 7.45 (1H, dd); 7.30 (1H, br s, 異性体 A); 7.25 (1H, br s, 異性体 B); 7.22 (1H, d); 5.67 (1H, s); 3.76-3.40 (4H, m); 3.36 (3H, s, 異性体 A); 3.34 (3H, s, 異性体 B); 3.30 (1H, s); 2.19 (3H, s, 異性体 A); 2.18 (3H, s, 異性体 B); 1.36 (3H, s, 異性体 A); 1.34 (3H, s, 異性体 B)
例6
2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-2-オキソ-エチル)-2-メチル-スルファニル-アセトアミド
2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (200 mg)の乾燥CH2Cl2 (15 ml)中の溶液を、デス-マーチンペルヨージナン(Dess-Martin periodinane) (295 mg)で処理した。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後、飽和NaHCO3水溶液上に注いだ。分離後、水相をCH2Cl2 で2回洗浄した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/酢酸エチル 1 : 1)、 (3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-2-オキソ-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を黄色のオイルとして、ジアステレオ異性体の混合物として提供した(120 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 9.50 (1H, s, 異性体 A); 9.48 (1H, s, 異性体B); 8.85 (1H, d); 8.20 (1H, m); 8.06 (1H, d); 7.55 (1H, br s, 異性体 A); 7.51 (1H, m); 7.50 (1H, br s, 異性体 B); 7.25 (1H, m); 5.72 (1H, s); 3.94 (1H, d, 異性体 A); 3.81 (1H, d, 異性体 B); 3.70 (1H, m); 3.33 (3H, s, 異性体 A); 3.32 (3H, s, 異性体 B); 3.30 (1H, s); 2.20 (3H, s, 異性体 A); 2.19 (3H, s, 異性体 B); 1.51 (3H, s, 異性体 A); 1.50 (3H, s, 異性体 B)
例7
2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチル-スルファニル-アセトアミド
(1-ジアゾ-2-オキソ-プロピル)-ホスホン酸ジメチルエステル(ベストマン試薬(Bestmann’s reagent)) (43 mg)及び2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-2-オキソ-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (60 mg)のMeOH (6 ml)中の混合物を0°Cに冷却した。固形分K2CO3 (40 mg)を添加し、そして混合物を16時間攪拌して、温度を25°Cに上昇させた。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてブライン上に注いだ。水相を酢酸エチルで2回抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。この未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを淡褐色のオイルとして、ジアステレオ異性体の混合物として提供した (52 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.86 (1H, d); 8.21 (1H, d); 8.06 (1H, d); 7.48 (1H, d); 7.24 (1H, d); 7.05 (1H, br s); 5.68 (1H, s, 異性体 B); 5.67 (1H, s, 異性体 A); 3.74 (1H, d, 異性体 A); 3.68 (2H, s, 異性体 B); 3.60 (1H, d, 異性体 A); 3.48 (3H, s, 異性体 B); 3.46 (3H, s, 異性体 A); 3.30 (1H, s); 2.47 (1H, s, 異性体 A); 2.46 (1H,s, 異性体 B); 2.21 (3H, s, 異性体 B); 2.20 (3H, s, 異性体 A); 1.72 (3H, s, 異性体 A); 1.70 (3H, s, 異性体 B)
例8
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
工程 1: N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-2-(8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミド
2-(3-ブロモ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチルエチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (800 mg)、パラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(100 mg)及びヨウ化銅(14 mg)をトリエチルアミン (20 ml)に添加し、そして窒素で5分間脱酸素した。トリメチルシリルアセチレン (0.370 ml)を反応混合物に添加した。この反応混合物を50°Cで1日攪拌した。トリメチルシリルアセチレン (0.370 ml)を、その後、少量のヨウ化銅及びパラジウム触媒とともに反応混合物に添加した。48°Cで1日攪拌した後に、反応混合物を蒸発させた。この未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/酢酸エチル/ジクロロメタン1 : 1 : 1)、N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-2-(8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミド を淡褐色の固形分として、ジアステレオ異性体の混合物として提供した(600 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.82 (1H, d); 8.15 (1H, d); 7.31 (1H, d); 7.25 (1H, br s); 7.02 (1H, d); 5.66 (1H, s); 4.0 (1H, m); 3.78-3.43 (4H, m); 3.35 (3H, s, 異性体 A); 3.34 (3H, s, 異性体 B); 2.78 (3H, s); 2.20 (3H, s, 異性体 A); 2.19 (3H, s, 異性体 B); 1.36 (3H, s, 異性体 A); 1.32 (3H, s, 異性体 B); 0.32 (9H, s)
工程 2: 2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-2-(8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-アセトアミド (650 mg) のメタノール(16 ml)中の溶液を、炭酸カリウム (97 mg)で室温にて処理した。この反応混合物を1時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/酢酸エチル/ジクロロメタン2 : 2 : 1)、2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を白色固形分として、ジアステレオ異性体の混合物として提供した(480 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.85 (1H, d); 8.19 (1H, d); 7.32 (1H, d); 7.27 (1H, br s); 7.06 (1H, d); 5.66 (1H, s); 4.0 (1H, m); 3.81-3.42 (4H, m); 3.39 (3H, s, 異性体 A); 3.37 (3H, s, 異性体 B); 3.28 (1H,s); 2.79 (3H, s); 2.20 (3H, s, 異性体 A); 2.19 (3H, s, 異性体 B); 1.35 (3H, s, 異性体 A); 1.33 (3H, s, 異性体 B)
例9
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-2-オキソ-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (240 mg)の乾燥CH2Cl2 (15 ml) 中の溶液をデス-マーチンペルヨージナン(Dess-Martin periodinane) (341 mg)で処理した。その混合物を室温で1時間攪拌し、その後、飽和NaHCO3水溶液上に注いだ。 分離の後、水相をCH2Cl2 で2回洗浄した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/酢酸エチル 1 : 1)、(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-2-オキソ-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を黄色がかったオイルとして、ジアステレオ異性体の混合物として提供した(215 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 9.49 (1H, s, 異性体 A); 9.46(1H, s, 異性体B); 8.86 (1H, d); 8.18 (1H, m); 7.60 (1H, br s, 異性体 A); 7.50 (1H, br s, 異性体 B); 7.37 (1H, m); 7.08 (1H, m); 5.72 (1H, s); 3.95 (1H, d, 異性体 A); 3.82 (1H, d, 異性体 B); 3.70 (1H, m); 3.35 (3H, s, 異性体 A); 3.34 (3H, s, 異性体 B); 3.30 (1H, s); 2.22 (3H, s, 異性体 A); 2.21 (3H, s, 異性体 B); 1.51 (3H, s)
例10
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
(1-ジアゾ-2-オキソ-プロピル)-ホスホン酸ジメチルエステル(ベストマン試薬(Bestmann’s reagent)) (77 mg)及び2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-2-オキソ-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (110 mg)のMeOH (10 ml)中の混合物を0°Cに冷却した。固形分K2CO3 (71 mg)を添加し、そして混合物を16時間攪拌して、温度を25°Cに上昇させた。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてブライン上に注いだ。水相を酢酸エチルで2回抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メトキシメチル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を淡褐色の固形分として、ジアステレオ異性体の混合物として提供した (60 mg) 。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.85 (1H, d); 8.19 (1H, d); 7.32 (1H, d); 7.06 (1H, d); 7.03 (1H, br s, 異性体 A); 7.02 (1H, br s, 異性体 B); 5.66 (1H, s, 異性体 B); 5.65 (1H, s, 異性体 A); 3.76 (1H, d, 異性体 A); 3.69 (2H, s, 異性体 B); 3.61 (1H, d, 異性体 A); 3.48 (3H, s, 異性体 B); 3.47 (3H, s, 異性体 A); 3.30 (1H, s); 2.79 (3H, s); 2.44 (1H, s, 異性体 A); 2.43 (1H,s, 異性体 B); 2.20 (3H, s, 異性体 B); 2.20 (3H, s, 異性体 A); 1.72 (3H, s, 異性体 A); 1.70 (3H, s, 異性体 B); mp 108-109°C
例11
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-メトキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (120 mg)の乾燥THF (7 ml) 中の溶液に、NaH (19 mg、オイル中60% )を室温にて窒素雰囲気下に添加した。30分後に、ヨードメタン (30 ml) を反応混合物に添加した。5時間の攪拌の後に、1当量のNaH 及び1当量のヨードメタンを添加した。その混合物を室温で一晩攪拌し、その後、水でクエンチし、そして酢酸エチルで希釈した。水相を酢酸エチルで2回抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過しそして蒸発させた。未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/酢酸エチル/ジクロロメタン1 :1 :1)、2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-メトキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを淡褐色のオイルとして提供した (46 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.85 (1H, d); 8.18 (1H, d); 7.31 (1H, d); 7.05 (1H, d); 6.97 (1H, br s); 5.60 (1H, s); 3.62-3.44 (4H, m); 3.38 (3H, m); 3.28 (1H, s); 2.78 (3H, s); 2.20 (3H, s); 1.45 (3H, s)
例12
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-メトキシ-1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド
2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メトキシメチル-1-メチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (120 mg)の乾燥THF (10 ml)中の溶液に、 NaH (27 mg、オイル中60%) を室温にて窒素雰囲気下に添加した。30分後、プロパルギルブロミド (115 mg)を反応混合物に添加した。5時間攪拌した後に、1当量のNaH及び1当量のプロパルギルブロミドを添加した。この混合物を55°Cで4時間攪拌し、その後、水でクエンチし、そして酢酸エチルで希釈した。水相を酢酸エチルで2回抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過しそして蒸発させた。この未精製残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/酢酸エチル、3 : 2)、2-(3-エチニル-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-メトキシ-1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを淡褐色のオイルとして、ジアステレオ異性体の混合物として提供した (66 mg)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.86 (1H, d); 8.19 (1H, d); 7.32 (1H, d); 7.06 (1H, d); 6.98 (1H, br s); 5.61 (1H, s); 4.20 (2H, m); 3.80-3.48 (4H, m); 3.39 (3H, m, 異性体 A); 3.38 (3H, s, 異性体 B); 3.29 (1H, s); 2.79 (3H, s); 2.48 (1H, m); 2.21 (3H, s); 1.47 (3H, s)
例12a
この例はN-(1-エチニル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
工程 1: 2-アミノ-3-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシ)-2-メチル-プロパン-1-オールの調製
Figure 2011509271
水素化ナトリウム (オイル中分散体の55%) (1.141 g) を小分けして、2-アミノ-2-メチル-プロパン-1,3-ジオール(2.50 g)の乾燥THF (35 ml)中の溶液に0°Cにて添加した。反応混合物を室温にて1時間攪拌した。乾燥THF (10 ml)中のtert-ブチルジフェニルシリルクロリド (6.54 g) を0°C で滴下して加え、そして反応混合物を室温にて17時間攪拌した。この反応混合物を水(18 ml)でクエンチし、そしてエチルエーテルで3回抽出した。2つの層を分離させ、そして有機層を水で1回洗浄し、次いで、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮して、8.94 gの2-アミノ-3-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシ)-2-メチル-プロパン-1-オールを未精製生成物として提供し、その生成物を下記の工程2でそのまま用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 7.68-7.62 (4H, m); 7.47-7.37 (6H); 3.52 (2H, dd); 3.39 (2H, dd); 1.09 (9H, s); 1.02 (3H, s)
工程 2: N-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸(1.525 g)及び トリエチルアミン (2.72 ml)の乾燥アセトニトリル(15 ml)中の溶液に、室温にて、続けて、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (0.911 g)及びO-(1H ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート (2.15 g)を乾燥アセトニトリル (15 ml)に含むもの、及び、工程1からの未精製2-アミノ-3-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシ)-2-メチル-プロパン-1-オール(2.30 g)の乾燥アセトニトリル(23 ml)中の溶液を添加した。この反応混合物を室温にて16時間攪拌し、そして飽和NaHCO3、 酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離させ、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、飽和NaHCO3 そしてブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、未精製混合物を暗いオレンジ色のオイルとして分離し、それを40 mlのTHF/H2O (1/1)中に溶解させ、そして室温にて2時間LiOH 一水和物で処理した。この未精製混合物を酢酸エチルで3回抽出した(pH=11)。有機層を合わせ、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、未精製N-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド を黄色のオイルとして提供し(1.94 g)、そしてさらなる精製を行うことなく、次の工程で使用した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.88 (1H, d); 8.19-8.16 (1H, m), 8.00 (1H, t); 7.66-7.52 (5H, m); 7.48-7.26 (7H, m); 7.21-7.18 (1H, m); [{5.69 (s), 5.66 (s) 1H}, 異性体 A及び異性体 B]; 4.32-4.11 (1H, dm); 3.78-3.52 (4H, m); 3.30 (1H, s); [{2.21 (s), 2.19 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; [{1.49 (s), 1.34 (s) 3H}, 異性体 A 及び異性体 B]; [{1.11 (s), 1.08 (s) 9H}, 異性体 A及び異性体 B]
工程 3: N-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-1-メチル-2-オキソ-エチル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
上記の工程2からのN-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (1.90g) を、ジクロロメタン (55 ml)中でデス-マーチンペルヨージナン(Dess-Martin periodinane) (1.615 g)で処理した。この反応混合物を室温で1時間30分間攪拌し、その後、飽和NaHCO3 水溶液で処理し、そして飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で処理した。有機層を飽和NaHCO3水溶液で3回洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上乾燥させ、ろ過しそして蒸発させ、1.694 g のN-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-1-メチル-2-オキソ-エチル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを得て、それをそのまま、下記の工程4で用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: [{9.51 (s), 9.49 (s) 1H}, 異性体 A及び異性体 B]; 8.88 (1H, d); 8.19 (1H, d); 8.02 (1H, d); 7.66-7.54 (5H, m); 7.48-7.30 (7H, m); 7.26-7.21 (1H, dd); [{5.70 (s), 5.66 (s) 1H}, 異性体 A及び異性体 B]; 4.01-3.88 (2H, m); 3.30 (1H, s); [{2.22 (s), 2.20 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; [{1.50 (s), 1.48 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; [{1.02 (s), 0.99 (s) 9H}, 異性体 A及び異性体 B]
工程 4: N-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-1-メチル-プロプ-2-イニル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
ジメチル-1-ジアゾ-2-オキソプロピルホスホネート (0.86 g)の乾燥メタノール (20 ml)中の溶液を室温にて、工程3からの未精製N-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-1-メチル-2-オキソ-エチル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの乾燥メタノール (40 ml)中の溶液に添加した。この反応媒体を0°Cに冷却し、そして炭酸カリウム (0.773 g)を小分けして追加の乾燥メタノール (10 ml)とともに添加した。この反応混合物を室温まで温め、16時間攪拌し、そしその後、酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離し、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで1回洗浄し、そしてその後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、1.84 g の未精製混合物を暗いオレンジ色のオイルとして分離し、それをシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(ヘキサン/ 酢酸エチル)、所望のN-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-1-メチル-プロプ-2-イニル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを黄色のオイルとして提供した(1.52 g)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.88 (1H, d); 8.19 (1H, d); 8.01 (1H, dd); 7.70-7.62 (4H, m); 7.46-7.30 (8H, m); 7.21-7.19 ,(1H, m); [{5.69 (s), 5.66 (s) 1H}, 異性体 A 及び異性体 B]; 3.93-3.72 (2H, dm); 3.30 (1H, s); 2.39 (1H, d); [{2.23 (s), 2.21 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; 1.71 (3H, d); [{1.10 (s), 1.08 (s) 9H}, 異性体 A及び異性体 B]
工程 5: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-1-メチルプロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド (1 Mの溶液)を滴下してN-[1-(tert-ブチル-ジフェニル-シラニルオキシメチル)-1-メチル-プロプ-2-イニル]-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (1.49 g)の溶液に 0°Cにて添加した。この反応混合物を室温まで温め、1.5時間攪拌し、その後、酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離し、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで1回洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、2.47 gの未精製材料を黄色いオイルとして分離し、それをシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘキサン/ 酢酸エチル)、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-1-メチルプロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニルアセトアミドを白色固形分として提供し (0.646 g, m.p. = 149-150°C)、それを下記の工程6で直接的に使用した。
工程 6: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニルアセトアミドの調製
Figure 2011509271
2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-1-メチルプロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニルアセトアミド (0.513 g)をジクロロメタン(25 ml)中でデス-マーチンペルヨージナン(Dess-Martin periodinane)(0.737 g)で処理した。この反応混合物を0.646 gで2時間攪拌し、その後、飽和NaHCO3 水溶液及び飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で処理した。有機層を飽和NaHCO3 水溶液で3回洗浄した。分離の後、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させて、未精製2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニルアセトアミドを生じ、それをそのまま工程6で用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 9.40 (1H, s); 8.86 (1H, d); 8.22 (1H, d); 8.07 (1H, d); 7.52-7.49 (1H, m); [{7.49 (s br), 7.44 (s br) 1H }, 異性体 A及び異性体 B]; 7.26 (1H, m); [{5.74 (s), 5.72 (s) 1H}, 異性体 A及び異性体 B]; 3.29 (1H, s); 2.54 (1H, s); [{2.23 (s), 2.21 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; 1.79 (3H, s)
工程 6: N-(1-エチニル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
ジメチル-1-ジアゾ-2-オキソプロピルホスホネート(0.109g)の乾燥メタノール(2 ml)中の溶液を室温で、工程5からの未精製2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (0.125g)のメタノール(5ml)中の溶液に添加した。この反応媒体を0°Cに冷却し、そして炭酸カリウム (0.098 g)を小分けして添加した。反応混合物を室温まで温め、そして5.5時間攪拌し、その後、酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離させ、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで1回洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、得られた未精製混合物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し (ヘキサン/ 酢酸エチル)、N-(1-エチニル-1-メチル-プロプ-2-イニル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを白色固形分として提供した (m.p.:148-154oC)。
例12b
この例は、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
工程 1: 3-メチル-3-プロプ-2-イニルオキシメチル-1-オキサ-4-アザ-スピロ[4.5]デカンの調製
Figure 2011509271
水素化ナトリウム (オイル中の分散体の55%) (0.636 g)を、小分けして、 (3-メチル-1-オキサ-4-アザ-スピロ[4.5]デス-3-イル)-メタノール(2.0 g)の乾燥THF (30 ml)中の溶液に0°Cで添加した。この反応混合物を室温で1時間攪拌した。プロパルギルブロミド(0.972 ml)を0°Cで滴下して加え、そして得られた混合物を室温で2.5時間攪拌した。この反応混合物をエタノール (4 ml)で処理し、そしてジエチルエーテルで希釈し、そしてその混合物をろ過した。ろ液を真空下に濃縮し、未精製残留物を提供し、それをカラムクロマトグラフィーによって精製し(ヘキサン/酢酸エチル 1:1)、2.33 gの3-メチル-3-プロプ-2-イニルオキシメチル-1-オキサ-4-アザ-スピロ[4.5]デカンをオレンジ色の液体として提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 4.18 (2H, d); 3.82 (1H, d); 3.53 (1H, d); 3.43 (1H, d); 3.38 (1H, d); 2.42 (1H, t); 1.7-1.2 (10H, m); 1.25 (1H, s)
工程 2: 2-アミノ-2-メチル-3-プロプ-2-イニルオキシ-プロパン-1-オール塩酸塩の調製
Figure 2011509271
3-メチル-3-プロプ-2-イニルオキシメチル-1-オキサ-4-アザ-スピロ[4.5]デカン(1.83 g)をHClの水溶液 (6N) (2.73 ml)中で1時間還流した。この反応混合物を室温で冷却し、水で希釈し、そしてエチルエーテルで3回抽出した。2つの層を分離させた。水性層を減圧下で濃縮し、2-アミノ-2-メチル-3-プロプ-2-イニルオキシ-プロパン-1-オール塩酸塩 (1.205 g)を薄いベージュ色の固形分として提供し、それをそのまま、下記の工程3で用いた。
1H NMR (DMSO) δ ppm: 8.02 (3H, s br); 5.47 (1H, s br); 4.21 (2H, s); 3.54-3.49 (5H, m); 1.15 (3H, s)
工程 3: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (0.717 g)、O-(1H ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチル-ウロニウムテトラフルオロボレート(1.692 g)及び2-アミノ-2-メチル-3-プロプ-2-イルニルオキシ-プロパン-1-オール塩酸塩 (0.947 g)を室温で、トリエチルアミン(2.14 ml)及び (3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸(1.20 g)のDMF中の溶液に添加した。この反応混合物を室温で16時間攪拌し、その後、酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離させ、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、飽和炭酸水素ナトリウム、水及びブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、未精製残留物を精製し、24 mlのTHF/H2O (1/1)中に溶解させ、そして室温で1時間45分、LiOH一水和物で処理した。この未精製混合物を酢酸エチルで3回抽出した(pH=11)。有機層を合わせ、水及びブラインで洗浄し、そして分離の後に、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮により未精製2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドが黄色のオイルとして提供され、それを次の工程4でさらなる精製を行わずに用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.88 (1H, d); 8.22 (1H, d); 8.07 (1H, d); 7.49 (1H, dd); 7.39 (1H, s br); 7.22 (1H, m); 5.68 (1H, s); 4.22-4.16 (2H, m); 3.90 (1H, s br); 3.81-3.60 (4H, m); 3.30 (1H, s); 2.45 (1H, dt); [{2.22 (s), 2.20 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; [{1.40 (s), 1.34 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]
工程 4: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-2-オキソ-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
上記の工程3からの2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (1.0 g)をジクロロメタン(40 ml)中で、デス-マーチンペルヨージナン(Dess-Martin periodinane) (1.277 g)で処理した。この反応混合物を室温で2.5時間攪拌し、その後、飽和NaHCO3 水溶液及び飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で処理した。有機層を飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。分離の後に、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させて、1.10 gの2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-2-オキソ-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニルアセトアミドを未精製生成物として生成し、それを次の工程(下記の工程5)でさらなる精製を行わずに用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: [{9.51(s), 9.49 (s) 1H}, 異性体 A及び異性体 B]; 8.86 (1H, d); 8.22 (1H, d); 8.07 (1H, d); 7.53-7.50 (1H, m); [{7.58 (s br), 7.48 (s br) 1H}, 異性体 A及び異性体 B]; 7.26 (1H, m); 5.72 (1H, s); 4.16-3.87 (4H, m); 3.28 (1H, s); 2.48 (1H, m); [{2.22 (s), 2.20 (s) 3H}, 異性体 A及び異性体 B]; 1.52 (3H, s)
工程 5: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシ-メチル-プロプ-2-イニル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
ジメチル-1-ジアゾ-2-オキソプロピルホスホネート (0.291g)の乾燥メタノール (8ml) 中の溶液を室温にて、上記の工程4からの未精製2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-2-オキソ-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (0.400g)の乾燥メタノール (12 ml)中の溶液に添加した。この反応媒体を0°C に冷却し、そして炭酸カリウム (0.195 g)を添加した。この反応混合物を室温まで温め、18時間攪拌し、その後、酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離させ、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで1回洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、未精製残留物を黄色いオイルとして分離し、そしてシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し (ヘキサン/ 酢酸エチル 4:2, 4:3, 1:1)、0.229 gの2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-プロプ-2-イニル)-2-メチル-スルファニル-アセトアミドを提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.87 (1H, d); 8.22 (1H, d); 8.04 (1H, d);7.49 (1H, dd); 7.21 (1H, d); 7.02 (1H, s br); [{5.56 (s), 5.54 (s) 1H }, 異性体 A及び異性体 B]; 4.38-4.23 (2H, m); 3.92-3.73 (2H, m); 3.29 (1H, s); 2.49-2.47 (1H, m); [{2.44 (s), 2.42 (s) 1H }, 異性体 A及び異性体 B]; [{2.21 (s), 2.20 (s) 3H }, 異性体 A及び異性体 B]; [{1.73 (s), 1.71 (s) 3H }, 異性体 A及び異性体 B]
例12c
この例は2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-2-プロプ-2-イニルオキシ-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
水素化ナトリウム (オイル中の分散体の55%) (0.097 g) を小分けして、上記の例12bの工程3からの2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(2-ヒドロキシ-1-メチル-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (0.4 g)の乾燥THF (20 ml)中の溶液に0°Cにて添加した。この反応混合物を室温で0.5時間攪拌した。プロパルギルブロミド(0.166 ml)を0°Cで滴下して加え、そして得られた混合物を室温で23時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水を滴下して加えた。2つの相を分離させ、そして水性層を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで1回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして蒸発させて、暗いオレンジ色のオイルを提供し、それをカラムクロマトグラフィーによって精製し (ヘキサン/酢酸エチル 4:2, 1:1)、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-メチル-2-プロプ-2-イニルオキシ-1-プロプ-2-イニルオキシメチル-エチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを白色固形分として提供した (m.p.: 95-100°C)。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.84 (1H, d); 8.22 (1H, d); 8.04 (1H, d);7.49 (1H, dd); 7.21 (1H, d); 6.98 (1H, s br);5.61 (1H, s); 4.19-4.16 (4H, m); 3.82-3.61 (2H, dd); 3.73 (2H, s); 3.29 (1H, s); 2.47-2.43 (2H, m); 2.21 (3H, s); 1.46 (3H, s)
例12d
この例はN-(1-シアノ-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸(4.0g)及びトリエチルアミン(6ml)の乾燥アセトニトリル(50 ml)中の溶液に、室温にて、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール (2.39 g)及びO-(1H ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(5.64 g)及び2-アミノ-3-ヒドロキシ-2-メチル-プロピオニトリル (1.76 g)の乾燥アセトニトリル (20 ml)中の溶液を、順に添加した。この反応混合物を室温にて18時間攪拌し、そしてその後、酢酸エチル及びブラインの混合物上に注いだ。2つの層を分離させ、そして酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせ、ブラインで1回洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、未精製残留物を50 mlのTHF/H2O (1/1)中に溶解させ、そして260 mgのLiOH 一水和物で室温で1時間処理した。この未精製混合物を酢酸エチルで3回抽出した(pH=11)。有機層を合わせ、水で洗浄し、ブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。ろ過及び減圧下での濃縮の後に、未精製残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(ヘキサン/ 酢酸エチル 1:4, 0:1)、2.02 gのN-(1-シアノ-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドを白色固形分として提供した(m.p. 78-80oC)。
例12e
この例はN-tert-ブチル-2-(3-エチニル-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
工程 1: 2-ブロモ-3-フルオロ-4-メトキシ-1-ニトロ-ベンゼンの調製
NaOMe (9.5 g)を小分けして、DMSO (250 ml)中に溶解させた2-ブロモ-3,4-ジフルオロ-1-ニトロ-ベンゼン(21.0 g)の溶液に室温にて窒素雰囲気下に添加した。この混合物を3時間撹拌し、その後、水上に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下での濃縮した。未精製生成物である2-ブロモ-3-フルオロ-4-メトキシ-1-ニトロ-ベンゼンを下記の工程2でそのまま用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 7.85 (1H, dd); 6.99 (1H, dd); 3.99 (3H, s)
工程 2: 2-フルオロ-1-メトキシ-3-メチル-4-ニトロ-ベンゼンの調製
ジメチル亜鉛 (67 ml、2M トルエン) を2-ブロモ-3-フルオロ-4-メトキシ-1-ニトロ-ベンゼン(12.0g)及びパラジウム-(ジフェニルホスフィノフェロセニル)-ジクロリド-メチレンジクロリド錯体(1.65 g)のジオキサン(300 ml)中の混合物に40°Cにてゆっくりと添加した。この混合物を55°Cで2時間攪拌した。室温への冷却後に、MeOH (80 ml)をゆっくりと添加し、次いで、NH4Cl 水溶液を添加した。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。未精製オイルをシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/ 酢酸エチル, 9/1)、2-フルオロ-1-メトキシ-3-メチル-4-ニトロ-ベンゼン(10.5 g, 90% 純度) を淡黄色固形分として提供し、そのまま工程3において用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 7.89 (1H, dd); 6.86 (1H, dd); 3.96 (3H, s); 2.53 (3H, d)
工程 3: 3-フルオロ-4-メトキシ-2-メチル-フェニルアミンの調製
鉄粉末 (14.25 g)を小分けして、2-フルオロ-1-メトキシ-3-メチル-4-ニトロ-ベンゼン(10.5 g, 90% 純度)の酢酸(350 ml)中の溶液に室温にて添加した。得られた褐色懸濁液を室温で2時間攪拌した。この反応混合物を濃NaOH 水溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮し、3-フルオロ-4-メトキシ-2-メチル-フェニルアミンをオレンジ色のオイルとして提供し (8.50 g, 90% 純度)、それを工程4でさらなる精製を行わずに用いた。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 6.66 (1H, dd); 6.38 (1H, dd); 3.80 (3H, s); 3.34 (2H, br s); 2.08 (3H, d)
工程 4: 3-ブロモ-7-フルオロ-6-メトキシ-8-メチル-キノリンの調製
2,2,3-トリブロモプロピオンアルデヒド (570 mg)を、3-フルオロ-4-メトキシ-2-メチル-フェニルアミン(200 mg)の酢酸 (3 ml)中の溶液に0°Cで窒素雰囲気下にゆっくりと添加した。得られた暗い混合物を0〜10°Cで1時間攪拌し、NH4OH水溶液 (pH 7)でクエンチし、そして酢酸エチル (3X)で抽出した。有機相を、チオ硫酸塩水溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。未精製のオイルをシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/ 酢酸エチル、次いで、MeOH/ CH2Cl2)、3-ブロモ-7-フルオロ-6-メトキシ-8-メチル-キノリン (355 mg, 85% 純度)を淡褐色固形分として提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.77 (1H, d); 8.15 (1H, d); 6.89 (1H, d); 3.98 (3H, s); 2.66 (3H, d)
工程 5: 3-ブロモ-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-オールの調製
三臭化ホウ素 (80 ml、CH2Cl2中で1M溶液) を、3-ブロモ-7-フルオロ-6-メトキシ-8-メチル-キノリン (5.40 g)のCH2Cl2 (300 ml)中の溶液に0°Cで、窒素雰囲気下にゆっくりと加えた。室温まで温めたときに、得られた褐色混合物を24時間攪拌し、その後、MeOH (100 ml)で処理し、1時間攪拌し、その後、減圧下で濃縮した。未精製混合物を酢酸エチル中に溶解させ、そして水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮し、3-ブロモ-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-オールを褐色固形分として提供し(5.01 g)、それを次の工程でさらなる精製を行わずに用いた。
1H NMR (DMSO-d6) δ ppm: 10.75 (1H, s); 8.75 (1H, d); 8.52 (1H, d); 7.18 (1H, d); 3.32 (3H, s); 2.56 (3H, d)
工程 6: (3-ブロモ-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸エチルエステルの調製
クロロ-メチルスルファニル-酢酸(6.19 g)を、工程5からの3-ブロモ-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-オール(5.01 g)及び乾燥K2CO3 (8.10 g)のジメチルホルムアミド(80 ml)中の混合物に、室温にて、窒素雰囲気下にゆっくりと加えた。得られた褐色の混合物を1時間攪拌し、水中に注ぎ、その後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下に濃縮した。未精製残留物を、シリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/ 酢酸エチル, 15/ 1)、 (3-ブロモ-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸エチルエステル (6.80 g, 85% 純度)を淡褐色のオイルとして提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.82 (1H, d); 8.16 (1H, d); 7.08 (1H, d); 5.71 (1H, s); 4.37-4.27 (2H, m); 2.67 (3H, d); 2.26 (3H, s); 1.34 (3H, t)
工程 7: (7-フルオロ-8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸エチルエステルの調製
ヨウ化銅 (410 mg)を、 工程6からの(3-ブロモ-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸エチルエステル (4.90 g) 及びジ-イソプロピルアミン(4.50 ml)のジオキサン(200 ml)中の溶液に、室温にて窒素雰囲気下で添加し、次いで、ビス (トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド (1.51 g)を添加した。アルゴンを混合物中に10分間バブリングした。エチニルトリメチルシラン (4.50 ml)をゆっくりと添加し、そして得られた混合物を室温で3時間攪拌した。セライト上でのろ過の後、母液を減圧下で濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/ 酢酸エチル, 10/ 1)、 (7-フルオロ-8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸エチルエステル (3.35 g, 90% 純度) を褐色のオイルとして提供した。
1H NMR (CDCl3) δ ppm: 8.82 (1H, d); 8.10 (1H, d); 7.10 (1H, d); 5.70 (1H, s); 4.37-4.27 (2H, m); 2.68 (3H, d); 2.26 (3H, s); 1.34 (3H, t); 0.28 (9H, s)
工程 8: (3-エチニル-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸の調製
工程7からの(7-フルオロ-8-メチル-3-トリメチルシラニルエチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸エチルエステル (3.35 g, 90% 純度) のTHF (100 ml)中の溶液に、0.5 M NaOH 水溶液(19.5 ml)を0°Cでゆっくりと加えた。淡黄色の混合物を0〜10°Cで2時間攪拌し、その後、2M HCl溶液を添加した (pH 1)。この混合物を酢酸エチル (2X)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮し、(3-エチニル-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸を提供し、それを次の工程でそのまま用いた。
1H NMR (DMSO-d6) δ ppm: 13.60 (1H, br s); 8.85 (1H, d); 8.40 (1H, d); 7.560 (1H, d); 6.11 (1H, s); 4.50 (1H, s); 2.59 (3H, d); 2.17 (3H, s)
工程 9: N-tert-ブチル-2-(3-エチニル-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
工程8からの (3-エチニル-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸 (250 mg)、アザ-HOBT (116 mg)、TBTU (273 mg)及びEt3N (0.32 ml)をCH3CN (12 ml)中に含む混合物に、tert-ブチルアミンを室温にて窒素雰囲気下に加えた。 得られた褐色の懸濁液を室温で1時間攪拌し、その後、NH4Cl水溶液に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下に濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/ 酢酸エチル)、N-tert-ブチル-2-(3-エチニル-7-フルオロ-8-メチル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (201 mg)を白色固形分として提供した。
1H NMR (CDCl3) d ppm: 8.88 (1H, d); 8.17 1H, d); 7.17 (1H, d); 6.64 (1H, br s); 5.59 (1H, s); 3.27 (1H, s); 2.69 (3H, d); 2.18 (3H, s); 1.44 (9H, s)
例12f
この例はN-(1-エチニル-シクロブチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド の調製を例示する。
Figure 2011509271
工程 1: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
(1-アミノ-シクロブチル)-メタノール(JP 08134044に記載される調製法) (860 mg)、 アザ-HOBT (600 mg)、TBTU (1.41 g)及びEt3N (1 ml)をCH3CN (30 ml)中に含む混合物に、Et3N (1 ml)及びCH3CN (30 ml)中に溶解した (3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-メチルスルファニル-酢酸を、室温で窒素雰囲気下に1時間以上にわたって添加した。得られた褐色懸濁液を室温で一晩攪拌し、その後、NH4Cl 水溶液に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下に濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/ 酢酸エチル, 1/ 3)、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (1.09 g)を若干黄色の固形分として提供した。
1H NMR (CDCl3) d ppm: 8.85 (1H, d); 8.22 (1H, d); 8.06 (1H, d); 7.47 (1H, dd); 7.23 (1H, d); 6.94 (1H, br s); 5.66 (1H, s); 3.86 (2H, s); 3.30 (1H, s); 2.38-2.16 (4H, m); 2.21 ( 3H, s); 2.00-1.82 (2H, m)
工程 2: 2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
デス-マーチンペルヨージナン(Dess-Martin periodinane) (424 mg)を、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (360 mg)のCH2Cl2中の溶液に室温にて、窒素雰囲気下に添加した。黄色の混合物を1時間攪拌し、その後、NaHCO3 水溶液に注ぎ、そしてCH2Cl2 で抽出した。合わせた有機層をチオ硫酸塩水溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下に濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/ 酢酸エチル, 1/ 1)、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (260 mg) を若干緑色のオイルとして提供し、それを次の工程でそのまま用いた。
1H NMR (CDCl3) d ppm: 9.69 (1H, s); 8.84 (1H, d); 8.20(1H, d); 8.05 (1H, d); 7.47 (1H, dd); 7.42 (1H, br s); 7.26 (1H, d); 5.72 (1H, s); 3.29 (1H, s); 2.73-2.64 (2H, m); 2.57-2.49 (2H, m); 2.20 ( 3H, s); 2.16-1.97 (2H, m)
工程 3: N-(1-エチニル-シクロブチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製
Figure 2011509271
ベストマン試薬(Bestmann’s reagent) ((1-ジアゾ-2-オキソ-プロピル)-ホスホン酸ジメチルエステル) (123 mg)を、上記の工程2からの2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (180 mg)のMeOH (15 ml)中の溶液に、窒素雰囲気下に添加した。0°C に冷却した後に、炭酸カリウム (114 mg)を添加し、そして混合物を0°C から室温の温度で一晩攪拌し、その後、ブライン中に注ぎ、そして酢酸エチル (2X)で抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下で濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し (シクロヘキサン/ 酢酸エチル/ CH2Cl2, 1/ 1/ 3)、N-(1-エチニル-シクロブチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (106 mg)を白色固形分として提供した。
1H NMR (CDCl3) d ppm: 8.81 (1H, s); 8.19(1H, d); 8.04 (1H, d); 7.45 (1H, dd); 7.21 (1H, d); 6.93 (1H, br s); 5.66 (1H, s); 3.28 (1H, s); 2.63-2.48 (4H, m); 2.21 ( 3H, s); 2.16-1.93 (2H, m)
例12g
この例は2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-N-(1-プロプ-2-イニルオキシメチル-シクロブチル)-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
NaH (172 mg, オイル中60% ) を、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ヒドロキシメチル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (850 mg)のTHF (50 ml)中の溶液に、室温にて、窒素雰囲気下に添加した。この混合物をガス発生が止まるまで攪拌した (30分)。プロパルギルブロミド(638 mg, トルエン中80%溶液)を添加し、
そして混合物を40°Cで3時間攪拌し、その後、室温に冷却した後に、水中に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下に濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/ 酢酸エチル/ CH2Cl2, 1/ 1/ 1) 、2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-N-(1-プロプ-2-イニルオキシメチル-シクロブチル)-アセトアミド (146 mg)を若干褐色のオイルとして提供した。
1H NMR (CDCl3) d ppm: 8.82 (1H, d); 8.18 (1H, d); 8.03 (1H, d); 7.44 (1H, dd); 7.21 (1H, d); 6.88 (1H, br s); 5.62 (1H, s); 4.14 (2H, s); 3.84-3.74 (2H, dd, AB system); 3.28 (1H, s); 2.49-2.13 (4H, m); 2.42 (1H, s); 2.19 ( 3H, s); 2.01-1.79 (2H, m)
例12h
この例はN-(1-ジメトキシメチル-シクロブチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2-メチルスルファニル-アセトアミドの調製を例示する。
Figure 2011509271
上記例12fの工程2からの2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-N-(1-ホルミル-シクロブチル)-2-メチルスルファニル-アセトアミド (180 mg)のトルエン/THF (11 ml) の10/1 混合物中の溶液に、室温でp-トルエンスルホン酸 (4 mg)を添加し、次いで、MeOH (1.10 ml)を添加した。この混合物を50°Cで一晩攪拌し、そして60°Cで6時間攪拌し、その後、室温への冷却後に、NaHCO3 水溶液に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそして減圧下に濃縮した。未精製残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーによって精製し(シクロヘキサン/ 酢酸エチル)、N-(1-ジメトキシメチル-シクロブチル)-2-(3-エチニル-キノリン-6-イルオキシ)-2メチルスルファニル-アセトアミドを白色固形分として提供した。
1H NMR (CDCl3) d ppm: 8.84 (1H, d); 8.19 (1H, d); 8.05 (1H, d); 7.46 (1H, dd); 7.23 (1H, d); 6.86 (1H, br s); 5.62 (1H, s); 4.57 (1H, s); 3.51 (3H, s); 3.47 (3H, s); 3.28 (1H, s); 2.47-2.21 (4H, m); 2.21 ( 3H, s); 2.01-1.73 (2H, m)
例13
表 1981
一般式(I)の特徴的な化合物
Figure 2011509271
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スクリーニング法土壌浸漬施用(Screening Methods Soil Drench Application):
ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis))(又はエリシフェ・グラミニス)/小麦/土壌浸漬(小麦に対するウドンコ病):
週齢1週間の小麦植物(cv. Arina)を有する各鉢(土壌体積:40ml)に4ml化合物液を注いだ。施用4日後に、接種チャンバー中の試験植物上にウドンコ病胞子を広げることにより小麦植物を接種した。温室中、20℃/18℃(日中/夜間)及び60%相対湿度で6日間インキュベートした後、病気に覆われた葉の面積の百分率を評価した。
フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)/トマト/土壌浸漬(トマトに対する後期胴枯れ病):
週齢3週間のトマト植物(cv. Roter Gnom)を有する各鉢(土壌体積:40ml)に4ml化合物液を注いだ。施用4日後に、試験植物上に胞子嚢懸濁液をスプレイすることにより植物を接種した。成長チャンバー中、18℃及び100%相対湿度で4日間インキュベートした後、病気に覆われた葉の面積の百分率を評価した。
フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)/ジャガイモ/土壌浸漬(ジャガイモに対する後期胴枯れ病):
週齢2週間のジャガイモ植物(cv. Bintje)を有する各鉢(土壌体積:40ml)に4ml化合物液を注いだ。施用4日後に、試験植物上に胞子嚢懸濁液をスプレイすることにより植物を接種した。成長チャンバー中、18℃及び100%相対湿度で4日間インキュベートした後、病気に覆われた葉の面積の百分率を評価した。
プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola) /ブドウ/ 土壌浸漬 (ブドウべと病):
週齢5週間のブドウ実生(cv. Gutedel)を有する各鉢(土壌体積:40ml)に4ml化合物液を注いだ。施用3日後に、試験植物の下葉側に胞子嚢懸濁液をスプレイすることによりブドウ植物を接種した。温室中、22℃及び100%相対湿度で6日間インキュベートした後、病気に覆われた葉の面積の百分率を評価した。
プシニア・レコンジタ(Puccinia recondita) /小麦/ 土壌浸漬 (小麦に対する赤さび病):
週齢1週間の小麦植物(cv. Arina)を有する各鉢(土壌体積:40ml)に4ml化合物液を注いだ。施用3日後に、試験植物上に胞子嚢懸濁液(1×10夏胞子/ml)をスプレイすることにより小麦植物を接種した。20℃/95%相対湿度で1日間インキュベートした後に、植物を、温室中で20℃/18℃(日中/夜間)及び60%相対湿度で10日間保持した。接種の11日後に、病気に覆われた葉の面積の百分率を評価した。
イネいもち病菌(Magnaporthe grisea) (ピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)) / 米 /土壌浸漬 (イネいもち病(Rice Blast)):
週齢3週間の米植物(cv. Koshihikari)を有する各鉢(土壌体積:40ml)に4ml化合物液を注いだ。施用4日後に、試験植物上に胞子嚢懸濁液(1×10分生胞子/ml)をスプレイすることにより米植物を接種した。成長チャンバー中、25℃及び95%相対湿度で6日間インキュベートした後、病気に覆われた葉の面積の百分率を評価した。
スクリーニング法種子処理施用(Screening Methods Seed treatment application):
フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)/ 綿(綿に対する立ち枯れ病(damping-off)):
特定の量のフィチウム・ウルチマムの菌糸体を事前に無菌化した土壌と混合する。製剤された種子処理剤を綿種子 (cv. Sure Grow 747)に施用した後に、種子を、汚染された土壌中に2cm深さで撒いた。試験体を実生が発芽するまで18℃でインキュベートする。このときから、試験体に対して、22℃及び14時間の光照射時間を維持する。発芽ならびにしおれる又は枯れる植物の数を査定することで評価を行う。
プラスモパラ・ハルステジ(Plasmopara halstedii)ヒマワリ/ (ヒマワリのべと病(downy mildew)):
製剤された種子処理剤を施用した後に、ヒマワリ種子を無菌土壌中に、1.5cm深さに撒いた。試験体を、14時間の光照射時間、22℃に維持する。2日後に、プラスモパラ・ハルステジ(Plasmopara halstedii)の胞子懸濁液(1 x 105 遊走子/ml)を、発芽種子の付近の土壌表面にピペットで施用する。16日後に、試験体を高湿下にインキュベートし、そして2日後に、汚染された植物の数を評価する。
例14
この例は式(I)の化合物の殺真菌性を例示する。これらの化合物を下記の方法を用いて葉片アッセイで試験した。試験化合物をDMSO中に溶解させ、そして水中に希釈し、200ppmとした。フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)に対する試験の場合には、DMSO中に溶解させ、そして水中に希釈し、20ppmとした。
エリシフェ・シコラセアラム属(Erysiphe graminis f.sp.) トリチシ(tritici) (小麦ウドンコ病):
小麦の葉の切片を24ウェルプレート中の寒天上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種4日後に予防的殺真菌活性として評価した。
プシニア・レコンジタ属(Puccinia recondita f.sp.) トリチシ(tritici) (小麦赤さび病(wheat brown rust):
小麦の葉の切片を24ウェルプレート中の寒天上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種9日後に予防的殺真菌活性として評価した。
セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)) コムギふ枯病 (wheat glume blotch):
小麦の葉の切片を24ウェルプレート中の寒天上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種4日後に予防的殺真菌活性として評価した。
ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres) (大麦網斑病(barley net blotch)):
大麦の葉の切片を24ウェルプレート中の寒天上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種4日後に予防的殺真菌活性として評価した。
ピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)(イネいもち病菌(rice blast)):
米の葉の切片を24ウェルプレート中の寒天上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種4日後に予防的殺真菌活性として評価した。
ポトリチス・シネレア(Botrytis cinerea) (灰色かび病(grey mould)):
マメの葉片を24ウェルプレート中の寒天上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種4日後に予防的殺真菌活性として評価した。
フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)(トマトに対する後期胴枯れ病):
トマトの葉片を24ウェルプレート中の水寒天(water agar)上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種4日後に予防的殺真菌活性として評価した。
プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola) (ブドウのベト病):
ブドウの葉片を24ウェルプレート中の寒天(water agar)上に置き、試験化合物の溶液をスプレイした。完全に乾燥させた後に、12〜24時間の間、葉片を真菌の胞子懸濁液で接種した。適当なインキュベートの後に、化合物の活性を、接種7日後に予防的殺真菌活性として評価した。
セプトリア・トリチシ(Septoria tritici) (葉枯病(leaf blotch)):
低温貯蔵所からの真菌の分生胞子を栄養ブロス(PDBジャガイモデキストロースブロス)中に直接的に混合した。試験化合物の (DMSO)溶液をマイクロタイタープレート (96-ウェル様式)に入れた後に、真菌胞子を含む栄養ブロスを添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、72時間後に、成長の防除を測光により決定した。
フサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)( 根腐れ(root rot)):
低温貯蔵所からの真菌の分生胞子を栄養ブロス(PDBジャガイモデキストロースブロス)中に直接的に混合した。試験化合物の (DMSO)溶液をマイクロタイタープレート (96-ウェル様式)に入れた後に、真菌胞子を含む栄養ブロスを添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、48時間後に、成長の防除を測光により決定した。
フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)( 立ち枯れ病(Damping off)):
新鮮な液体培養から調製された真菌の菌糸体菌断片をジャガイモデキストロースブロス中に混合した。試験化合物のジメチルスルホキシド中の溶液を水で希釈して20ppm とし、その後、96−ウェルマイクロタイタープレートに入れ、そして真菌胞子を含む栄養ブロスを添加した。試験プレートを24℃でインキュベートし、そして48時間後に、成長の防除を測光により決定した。
表1981の下記の化合物は200ppm で下記の真菌感染の少なくとも60%を抑制した:
フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、化合物2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 28, 29, 30, 31, 33, 34, 39, 42, 43, 44, 45, 46, 48, 49, 50, 51, 52, 53, 54, 55, 56, 57, 59, 61, 62, 63, 64, 65, 66, 67, 68, 69, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 78, 79, 80, 81, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 100, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 110, 111, 112, 113, 114, 115, 116, 117, 121, 122, 123, 124, 125, 126, 127, 128, 129, 130, 131, 132, 133, 134, 135, 136, 144, 148, 150, 152, 153, 159, 161, 165, 173, 181, 187, 188, 189, 190, 191, 192, 193, 194, 196, 197, 198, 199, 200, 201, 202, 222, 203, 204, 205, 206, 207, 208, 212, 213, 214, 215, 218, 219, 220, 221, 227,
プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)、化合物 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 27, 29, 30, 31, 34, 35, 39, 42, 44, 45, 48, 49, 50, 51, 54, 55, 56, 57, 61, 62, 63, 64, 66, 67, 68, 69, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 78, 79, 80, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 91, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 100, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 111, 112, 113, 114, 115, 116, 117, 119, 121, 122, 123, 124, 125, 126, 127, 128, 129, 130, 131, 132, 133, 134, 135, 136, 144, 148, 150, 152, 153, 159, 161, 165, 173, 181, 187, 188, 189, 190, 191, 192, 193, 194, 196, 197, 198, 199, 200, 201, 202, 203, 204, 205, 206, 207, 208, 210, 212, 213, 214, 215, 216, 218, 219, 220, 221, 222, 227,
ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)、化合物 3, 8, 13, 14, 17, 20, 28, 30, 31, 44, 45, 56, 63, 66, 70, 72, 73, 75, 79,
エリシフェ・シコラセアラム属(Erysiphe graminis f.sp.) トリチシ(tritici)、化合物2, 3, 4, 5, 6, 9, 10, 12, 13, 14, 16, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 27, 29, 30, 31, 38, 42, 43, 44, 45, 46, 54, 55, 56, 58, 61, 62, 63, 64, 66, 67, 68, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 78, 79, 80, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 91, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 100, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 110, 111, 112, 113, 114, 115, 116, 117, 121, 122, 123, 124, 125, 126, 127, 128, 129, 130, 131, 132, 133, 134, 135, 136, 144, 148, 150, 152, 153, 155, 159, 165, 173, 181, 187, 188, 189, 191, 196, 198, 199, 200, 201, 202, 203, 204, 205, 206, 207, 208, 210, 212, 213, 214, 215, 216, 218, 219, 220, 221, 222, 227,
ピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)、化合物 2, 4, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16.
プシニア・レコンジタ属(Puccinia recondita f.sp.) トリチシ(tritici)、化合物2, 4, 6, 9, 11, 12, 13, 14, 16, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 29, 30, 31, 42, 49, 55, 61, 62, 63, 64, 66, 67, 68, 70, 72, 74, 75, 76, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 92, 93, 94, 95, 97, 98, 99, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 112, 113, 114, 115, 117, 122, 123, 126, 127, 129, 130, 131, 132, 133, 134, 135, 136, 143, 148, 155, 159, 165, 181, 187, 188, 189, 191, 198, 199, 200, 202, 203, 204, 206, 207, 208, 210, 212, 213, 214, 215, 218, 219, 222,
ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres) 、化合物 2, 4, 7, 8, 13, 14, 16, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 29, 30, 31, 62, 63, 66, 68, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 82, 93, 94, 95, 99, 102, 104, 106,108, 109, 113, 114, 115, 117, 122, 129, 130, 131, 132, 133, 135, 144, 202, 203, 219,
セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、化合物 2, 3, 4, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 29, 30, 31, 53, 54, 55, 56, 57, 62, 63, 64, 66, 68, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 78, 81, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 110, 111, 112, 113, 114, 115, 117, 121, 122, 123, 124, 126, 127, 128, 129, 130, 131, 132, 133, 134, 135, 136, 143, 144, 150, 152, 153, 155, 159, 165, 173, 181, 187, 188, 189, 191, 194, 196, 198, 199, 200, 201, 202, 203, 204, 206, 208, 210, 212, 213, 214, 218, 219, 222。
下記の化合物は60ppm で下記の真菌感染の少なくとも60%を抑制した:セプトリア・トリチシ(Septoria tritici) 、化合物2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 29, 30, 31, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40, 41, 42, 44, 45, 46, 53, 54, 55, 56, 57, 58, 59, 60, 61, 62, 63, 64, 65, 66, 67, 68, 69, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 78, 79, 80, 81, 82, 83, 85, 86, 87, 88, 89, 91, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 100, 101, 104, 105, 106, 107, 108, 109, 110, 111, 112, 113, 114, 115, 116, 117, 119, 120, 121, 122, 123, 124, 125, 126, 127, 128, 129, 130, 131, 132, 133, 134, 135, 136, 143, 144, 148, 152, 153, 159, 165, 181, 187, 188, 189, 191, 196, 198, 199, 200, 201, 202, 203, 204, 206, 208, 210, 212, 213, 214, 215, 216, 217, 218, 219, 220, 221, 222, 224,
フサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)、化合物4, 7, 8, 9, 10, 13, 14, 16, 18, 20, 21, 22, 23, 24, 29, 30, 31, 42, 54, 57, 61, 66, 69, 75, 87, 93, 94, 97, 98, 99, 104, 106, 107, 108, 109, 110, 111, 114, 115, 117, 124, 125, 127, 130, 131, 132, 143, 144, 159, 181, 187, 188, 189, 190, 191, 192, 193, 196, 197, 198, 199, 200, 201, 204, 206, 205, 207, 208, 210, 212, 213, 214, 218, 219, 222。
下記の化合物は20ppm で下記の真菌感染の少なくとも60%を抑制した:フィチウム・ウルチマム(Pythium ultimum)、化合物 4, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 27, 28, 29, 30, 31, 33, 34, 36, 38, 42, 43, 44, 45, 46, 48, 49, 50, 51, 52, 53, 54, 55, 56, 61, 63, 64, 66, 67, 69, 70, 72, 73, 74, 75, 76, 82, 85, 88, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 100, 104, 106, 110, 111, 117, 121, 122, 124, 125, 127, 128, 129, 130, 131, 132, 135, 136, 143, 144, 153, 154, 159, 161, 165, 173, 181, 187, 188, 189, 190, 191, 192, 193, 194, 196, 197, 198, 199, 200, 201, 202, 203, 204, 205, 206, 207, 208, 210, 212, 213, 214, 215, 218, 219, 220, 221, 222, 224。

Claims (14)

  1. 一般式Iの化合物、又は、一般式Iの化合物の塩もしくはN-オキシド、
    Figure 2011509271
    (上式中、Q1 は水素、C1-4 アルキル、トリ-C1-4 アルキルシラニル、ヒドロキシ-C1-6 アルキル、アルコキシ-C1-6 アルキル、ハロ-C1-6 アルキル又はハロゲンであり、
    Q2 及びQ3は互いに独立に、水素、C1-3 アルキル、ハロ-C1-3 アルキル又はハロゲンであり、
    R1 はC1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、C3-4シクロアルキル、C1-4アルコキシ、ハロ(C1-4)アルコキシ、C3-4-シクロアルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、ハロ(C1-4)アルキルチオ、ハロ(C1-4) アルキルスルフィニル、ハロ(C1-4) アルキルスルホニル、C3-4シクロアルキルチオ、C3-4シクロ-アルキルスルフィニル又はC3-4シクロアルキルスルホニルであり、
    R2 は水素、C1-6 アルキル、C3-4 シクロアルキル、C2-8 アルケニル、シアノ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、ハロ(C1-4)-アルキル、シアノ(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ-(C1-4)-アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ(C1-4)アルキル又はベンジルオキシ(C1-4)-アルキルであり、ここで、フェニル環は、任意に、C1-4 アルコキシにより置換されていてよく、
    R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、Ra、 Rb、 Rc、 Rd、 Re 及びRfは互いに独立に、水素、C1-6 アルキル、ハロゲン、ハロ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルケニルオキシ(C1-4)アルキル、C3-5 アルキニルオキシ-C1-4-アルキル、C2-5 アルケニル又はC2-5 アルキニル、シアノ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C3-5 アルケニルオキシ、C3-5 アルキニルオキシ又はC1-4 アルコキシカルボニルであり、又は、
    RaRb、RcRd 又はReRf は、一緒になって、3〜8員の炭素同素環又は、硫黄、酸素及びNRo から選ばれるヘテロ原子を含む複素環を形成することができ、ここで、Ro は水素又は任意に置換されていてよいC1-6アルキルであり、ここで、炭素同素環又は複素環は任意にハロ又はC1-4 アルキルにより置換されていてよく、
    X は(CO)、(CO)O、O(CO)、O又はS(O)tであり、ここで、tは0、1又は2であり、もしくは、X はNH 又はN(C1-6)アルキルであり、
    p、r及びsは互いに独立に、0又は1であり、
    q は0、1又は2であり、
    R4 は水素、任意に置換されていてよいC1-6 アルキル、ホルミル、シアノ、任意に置換されていてよいC2-6 アルケニル又は-C≡C-R5であり、ここで、
    R5 は水素であるか、任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1-6 アルコキシ、C1-3 アルコキシ-(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4 アルキル-カルボニル--オキシ、アミノカルボニル-オキシ、モノ-もしくはジ(C1-4)-アルキル-アミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキル-シリルオキシ又は-S(O)g(C1-6)アルキルにより置換されていてよいC1-8 アルキルであり、ここで、gは0、1又は2であり、又は、
    R5 は任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1-6 アルコキシ、C1-3 アルコキシ-(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4 アルキル-カルボニル--オキシ、アミノカルボニル-オキシ、モノ-もしくはジ(C1-4)-アルキル-アミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキル-シリルオキシ又は-S(O)g(C1-6)アルキルにより置換されていてよいC3-6 シクロアルキルであり、ここで、gは0、1又は2であり、又は、
    R5 はC3-6 シクロアルキル(C1-4)アルキルであり、ここで、アルキル及び/又はシクロアルキル部分は任意にハロゲン、ヒドロキシ、C1-6 アルコキシ、C1-3 アルコキシ-(C1-3)アルコキシ、シアノ、C1-4 アルキル-カルボニル--オキシ、アミノカルボニル-オキシ、モノ- もしくはジ(C1-4)-アルキル-アミノカルボニルオキシ、トリ(C1-4)アルキル-シリルオキシ 又は-S(O)g(C1-6)アルキルにより置換されていてよく、gは0、1又は2であり、又は、
    R5 は任意に置換れていてよいアリール、任意に置換されていてよいアリール (C1-4)アルキル、任意に置換されていてよいアリールオキシ(C1-4)アルキル、任意に置換されていてよいヘテロアリール又は任意に置換されていてよいヘテロアリール (C1-4)アルキル又は任意に置換されていてよいヘテロアリールオキシ(C1-4)アルキルであり、ここで、これらのヘテロアリールは硫黄、酸素又はNR000から選ばれるヘテロ原子を含み、ここで、R000 は水素又は任意に置換されていてよいC1-6アルキルであり、又は、
    R4 は任意に置換されていてよいC3-6 シクロアルキル、任意に置換されていてよいC5-6 シクロアルケニル、任意に置換されていてよいアリール、任意に置換されていてよいヘテロアリール又は任意に置換されていてよい5〜8員環で、硫黄、酸素又はNR0から選ばれるヘテロ原子を任意に含んでよく、ここで、Ro は水素又は任意に置換されていてよいC1-6アルキルであり、又は、
    R2 及びR3 は一緒になって、5- 又は6-員環を形成してよく、その環は任意にハロゲン、C1-4 アルキル、モノ-もしくはジ-(C1-4)アルキルアミノ-カルボニルによって置換されていてよく、また、硫黄、酸素及びNR00から選ばれるヘテロ原子を任意に含んでいてよく、ここで、R00 は任意にハロゲン、C1-6 アルコキシ又はシアノによって置換されていてよいC1-4 アルキルであり、又は、R00 は任意にニトロ、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)-アルキル、C1-4 アルキルカルボニル又はヘテロアリールにより置換されていてよいフェニルであり、又は、
    R2 及びR3 は一緒になって、任意に置換されていてよい6,6-員二環を形成することができ、
    L は硫黄又は酸素である)。
  2. Q1 は水素、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル又はトリ-C1-3 アルキルシラニルであり、Q2 及びQ3は 互いに独立に、水素、C1-3アルキル又はハロゲンであり、R1 はC1-4 アルキル、(C1-4)アルコキシ又は(C1-4)アルキルチオであり、R2 は水素であり、R3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra、 Rb、 Rc、 Rd、 Re 及びRfは互いに独立に、水素、C1-6 アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、C2-3 アルケニル又はC2-3 アルキニル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル又は(C1-4)アルコキシ、C3-5アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシであり、又は、Ra 及びRb は一緒になって、3〜8員炭素同素環を形成してよく、Xは (CO)又はOであり、p、r及びsは互いに独立に0又は1であり、qは0、1又は2であり、R4 は水素、C1-6 アルキル、C1-6 アルキルであって、ハロ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ、C3-5 アルケニル、C3-5 アルキニル又はシアノにより置換されたものであり、又は、R4 はホルミル、シアノ又は-C≡C-R5であり、ここで、R5 は水素 又はC1-4 アルキルもしくはC1-4 アルキル であって、ハロ、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、C1-4 アルコキシ(C1-4)アルコキシ、C3-5 アルケニル、C3-5 アルキニル又はシアノにより置換されたものであり、そしてLは酸素である、請求項1記載の化合物。
  3. Q1 は水素、メチル、エチル、フルオロメチル、ヒドロキシメチル又はトリメチルシラニルであり、Q2 及びQ3は互いに独立に、水素、メチル、フルオロ、クロロ又はブロモであり、R1 はエチル、メトキシ又はメチルチオであり、R2 は水素であり、R3 は(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4 であり、ここで、Ra、 Rb、 Rc、 Rd、 Re 及びRf は互いに独立に、水素、C1-4 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、C2-3 アルキニル、C3-5 アルケニルオキシ又はC3-5 アルキニルオキシ、シアノ又は (C1-3)アルコキシであり、又は、Ra 及びRb は一緒になって、3又は4 員環炭素同素環を形成してよく、X は(CO)又はOであり、p、r及びsは、互いに独立に0又は1であり、qは0、1 又は2であり、R4 は水素、C1-6 アルキル、ハロ(C1-4)アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、C1-4 アルコキシ-C1-6アルキル、ホルミル、シアノ 又は-C≡CR5であり、R5 は水素、メチル、エチル、メトキシメチル、アリルオキシメチル又はプロパルギルオキシメチルであり、そしてLは酸素である、請求項2記載の化合物。
  4. Q1 は水素、メチル、ヒドロキシメチル、フルオロメチル又はトリメチルシリルである、請求項1記載の化合物。
  5. Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、p、q 及びrは0であり、sは1であり、Re 及びRf はメチルであり、そしてR4 はエチニル、プロピニル、メトキシメチルエチニル又はプロパルギルオキシメチルエチニルである、請求項1記載の化合物。
  6. Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、Ra、 Rb、Rc、Rd、Re 及びRfは互いに独立に、水素、メチル又はシアノであり、X はOであり、p、r及びsは0又は1であり、qは0、1又は2であり、そしてR4 は水素、メチル、メトキシメチル、ホルミル、シアノ、エテニル又はエチニルであり、又は、
    Ra 及びRb は一緒になって、シクロブチレン環を形成してもよい、請求項1記載の化合物。
  7. Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、Ra 及び Rb はメチルであり、p は1であり、qは0であり、rは0であり、sは1であり、Re 及びRf は水素であり、そしてR4 は水素である、請求項6記載の化合物。
  8. Q1 は水素であり、そしてR3 は-(CRaRb)p(CRcRd)q(X)r(CReRf)sR4であり、ここで、Ra はメチルであり、Rb はシアノであり、pは1であり、Rc 及びRd は水素であり、q は1であり、XはOであり、r は1であり、Re 及びRf は水素であり、sは1であり、そしてR4 は水素、メチル、エテニル又はエチニルである、請求項6記載の化合物。
  9. R1 はメチルチオである、請求項1記載の化合物。
  10. R2 は水素である、請求項1記載の化合物。
  11. Lは酸素である、請求項1記載の化合物。
  12. 請求項1記載の式(I)の化合物の製造方法であって、
    式(2)
    Figure 2011509271
    (上式中、R1、 R2、 R3、 Q2 及びQ3 は請求項1に規定されるとおりであり、haloはクロロ、ブロモ又はヨードである)の化合物を、式 (3)
    Figure 2011509271
    (上式中、Q1 は請求項1に規定されるとおりである)の化合物と、触媒、塩基及び溶剤の存在下に反応させることを含む、方法。
  13. 殺真菌有効量の請求項1記載の化合物及び該化合物に対して適切なキャリア又は希釈剤を含む殺真菌剤組成物。
  14. 植物、植物の種子、植物もしくは種子の生育場所、又は、土壌もしくは他のあらゆる植物成長培地に、殺真菌有効量の請求項1記載の化合物を施用することを含む、植物病原性真菌類を駆除し又は防除するための方法。
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