JP2011507427A - 能動的バイアスを用いた低電力消費クォーツ発振器 - Google Patents

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Abstract

クォーツ発振器回路は、能動的分岐を形成するように供給電圧源の2つの端子の間で電流源(4)と直列に実装された2つの相補するPMOS及びNMOSトランジスタ(P1、N1)を備えるインバータを含む。PMOSトランジスタ(P1)のソース端子は電流源に接続され、もう一方のNMOSトランジスタ(N1)のソース端子は接地端子に接続される。これらのトランジスタのドレイン端子は、出力においてクォーツ(3)の第1の電極(XOUT)に接続され、これらのトランジスタのゲート端子は、入力においてクォーツの第2の電極(XIN)に接続される。第1の位相シフト・コンデンサ(C1)は、クォーツの第1の電極に接続され、第2のコンデンサ(C2)は、クォーツの第2の電極に接続される。発振器回路は、インバータ・トランジスタのドレイン端子とゲート端子との間に配列された能動的バイアス手段(2)を含む。これらのバイアス手段は、クォーツ内で振動を発生させるための能動的分岐の相互コンダクタンスを損なわないように十分に高いインピーダンス値を有するフォロワ実装演算相互コンダクタンス増幅器とすることができる。

Description

本発明は、特に時計用途に向けた能動的バイアスを用いた低電力消費クォーツ発振器回路に関する。
発振器回路は、供給電圧源の2つの端子間にある電流源と直列に装着されて能動的分岐を定める2つの相補MOSトランジスタで形成されたインバータを含むことができる。MOSトランジスタのうちの一方の1つのソース端子が電流源に接続され、もう一方のトランジスタの1つのソース端子が、供給電圧源の端子のうちの1つに接続される。NMOS及びPMOSトランジスタのドレイン端子は、出力においてクォーツの第1の電極に接続され、このトランジスタのゲート端子は、入力においてクォーツの第2の電極に接続される。通常、クォーツの第1の電極には第1の位相シフト・コンデンサが接続され、クォーツの第2の電極には第2の加減コンデンサが接続される。
この種の発振器回路は、スイス特許第623 450号による最新技術において開示されており、この技術はまた、インバータ・トランジスタのゲートとドレインとの間に配列されたバイアス抵抗器を提示している。この組立体は、クォーツ内に電圧振動を生成し、クォーツの第1の出力電極によって決定される周波数の振動信号を発生させる。
発振器の能動的分岐の電流を低減することによって低電力消費発振器回路を構築するためには、バイアス抵抗が高い値を有さなければならない。クォーツ振動を持続するために、この高い値のバイアス抵抗は、インバータによって発生する必要な負の抵抗、及びインバータを通過する電流を破壊しないように選ばなければならない。この種の低電力消費発振器回路がシリコン基板に集積される場合には、高い値の抵抗器が集積回路内でかなりの空間を占有するので、この抵抗器を用いるとことは問題となる可能性がある。従って、このことは、この種の低電力消費発振器回路の欠点である。
クォーツ振動の振幅はまた、調整ユニットによって制御される適応性電流源によって維持することができる。この種の調整ユニットの1つの実施形態は、例えば、第十回International Chronometry Congress(国際時計技術会議)会報、ジュネーブ、1979年9月、第3巻、131ページから140ページで公開された、Eric A. Vittozによる「Quartz oscillators for watches(腕時計用クォーツ発振器)」という名称の論文に開示されている。
IEEE半導体回路ジャーナル、IEEEサービスセンター、米国ニュージャージー州ピスカタウェイ、1988年6月1日、第23巻第3号において公開されたEric A. Vittozによる「High−performance crystal oscillator circuits: Theory and application」という名称の論文では、発振器回路の能動的分岐内のMOSトランジスタM1のドレイン端子とゲート端子との間に、能動的バイアス手段である擬似抵抗器を配列することが提示されている。この論文の図11に示しているように、この擬似抵抗器は、ドレイン端子及びソース端子がMOSトランジスタM1のドレイン端子及びゲート端子にそれぞれ接続されたMOSトランジスタM17を用いて構築される。擬似抵抗器トランジスタのゲート端子は、供給電圧源の2つの供給端子の間の電流源M10と直列にダイオード状に実装された2つのMOSトランジスタM19及びM15によってバイアスされる。
この論文の図11に示されているこの配列の欠点は、電流源M10によって供給されるバイアス電流が、ダイオード状に実装された2つのトランジスタを通じて失われる点である。このバイアス電流は、ダイオード状に実装された上記のトランジスタの所定の電位を定義するためにのみ用いられ、発振器の能動的分岐内の動作には寄与しない。
スイス特許第689 088号では、能動的バイアス手段が、発振器回路の能動的分岐内でMOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子との間の電圧フォロワとして実装された演算相互コンダクタンス増幅器である、と言う発振器回路が説明されている。2つのコンデンサC1、C2は各々、クォーツ端子Kと接地とにそれぞれ接続され、補償コンデンサCKは、増幅器の出力とクォーツの一方の端子との間に接続される。上記のコンデンサC1、C2は、増幅器を安定化するために大きい容量値を有し、これは、このことによって小さいサイズの発振器回路が構築不能になるので欠点となる
スイス特許CH第623 450号広報 スイス特許CH第689 088号広報
Eric A. Vittoz著「Quartz oscillators for watches(腕時計に向けたクォーツ発振器)」、第十回International Chronometry Congress(国際時計技術会議)会報、ジュネーブ、1979年9月、第3巻、131ページから140ページ Eric A. Vittoz著「High−performance crystal oscillator circuits: Theory and application」、IEEE固体回路ジャーナル、IEEEサービス・センター、米国ニュージャージー州ピスカタウェイ、1988年6月1日、第23巻第3号
従って、本発明の目的は、能動的バイアスを有し、集積化が容易であり、更にクォーツ振動を損なうことなく高いバイアス・インピーダンスを保証する低電力消費クォーツ発振器回路を実現することによって、現行技術の欠点を解決することである。
従って、本発明は、独立請求項1に定義する特徴を含む前述のクォーツ発振器回路に関する。
クォーツ発振器回路の特定の実施形態を従属請求項2から従属請求項6に定義する。
本発明による発振器回路の1つの利点は、当該発振器回路が、インバータ・トランジスタのゲート端子とドレイン端子との間に部分的に配列された高インピーダンスを有する能動的バイアス手段を含むことである。これらのバイアス手段は、集積化が容易な単純な電子構成要素で構築することができる。発振器回路が起動されると、能動的バイアス手段は、クォーツ内に振動を発生させるために、最初にインバータのMOSトランジスタのゲートをバイアスする。振動が安定化すると、クォーツと並列に負の抵抗を発生させる能動的分岐の有効な相互コンダクタンスは、バイアス手段の高インピーダンスによって上記の振動が損なわれることなくクォーツ振動を維持するのに極めて重要である。従って、クォーツ振動を維持するために、能動的分岐の全体の相互コンダクタンスは、バイアス・インピーダンスを完全に補償する。
バイアス手段において電圧フォロワとして構成された演算相互コンダクタンス増幅器を用いる1つの利点は、この増幅器が、非常に高いインピーダンスで発振器回路の発振器部分を能動的にバイアスすることである。このフォロワは、クォーツ内で振動が発生する時に出力電流を供給する。更にこの発振器はピアース構成でクォーツを備えるので、ミラー構成で実装されたクォーツ寄生コンデンサは、この目的で発振器回路内にその他のコンデンサを含める必要なしに増幅器を完全に安定化する。
この発振器回路の1つの利点は、発振器回路が、能動的バイアス手段として擬似抵抗器を含むことができる点である。この擬似抵抗器は、ソース端子がインバータ・トランジスタのゲート端子に接続され、ドレイン端子がインバータ・トランジスタのドレイン端子に接続されたNMOSトランジスタを用いて構築することができる。この擬似抵抗器は、そのゲート端子において、ソース端子がインバータ・トランジスタのドレイン端子に接続されたもう1つのNMOSトランジスタのドレイン端子及びゲート端子に同様に接続されたもう1つの小さい値の電流源によってバイアスされる。振動段階では、この電流源からの低電流は、インバータのNMOSトランジスタ内の能動的分岐のバイアス電流源によって供給される電流に付加される。
能動的分岐のバイアス電流、及びバイアス手段の低供給電流は、有利には、第1のクォーツ電極において検出される振幅レベルに基づいて調整ユニットで適合することができる。
クォーツ発振器回路の目的、利点、及び特徴は、図面によって例示される非限定的な実施例を参照しながら以下の説明においてより明らかになるであろう。
本発明によるクォーツ発振器回路の発振器部分の第1の簡略化した実施形態の図である。 本発明によるクォーツ発振器回路において、図1のバイアス手段として用いられる増幅器のある実施形態の図である。 本発明によるクォーツ発振器回路の発振器部分の第2の簡略化した実施形態の図である。 本発明によるクォーツ発振器回路の発振器部分のバイアス電流を調整するためにユニットの図である。 本発明によるクォーツ発振器回路において検出された振動振幅の関数としての、発振器部分のバイアス電流のグラフである。
以下の説明では、当業者に公知のクォーツ発振器回路のあらゆる要素については、簡易的にしか説明しない。特に時計用途にクロック信号を供給できるクォーツ発振器回路について言及する。
図1は、クォーツ発振器回路の発振器部分1の第1の実施形態を示している。発振器回路のこの発振器部分1は、連続供給電圧源(図示せず)の正端子VDDと接地端子との間にある電流源4と直列に実装された2つの相補MOSトランジスタN1及びP1を備えるインバータを含む。インバータと電流源とのこの直列配列は、発振器の能動的分岐を定める。
第1のPMOSトランジスタP1のソース端子は電流源4に接続され、電流源4は、電圧源の正の端子VDDに接続される。第2のNMOSトランジスタN1のソース端子は、電圧供給源の接地端子に接続される。2つのトランジスタP1及びN1のドレイン端子は、両方ともクォーツ3の第1の電極に接続され、発振器回路の出力端子XOUTを形成する。但し、2つのトランジスタP1及びN1のゲート端子は、両方とも入力においてクォーツ3の第2の電極に接続され、入力端子XINを形成する。この入力端子XINは、調整ユニットによって振動振幅を検出するのに用いられ、これについては図4を参照しながら下記に説明する。
インバータの第1のPMOSトランジスタP1のソース端子と接地端子との間には、適切な値を有するフィルタ・コンデンサCfが接続される。このフィルタ・コンデンサは、高インピーダンスである電流源4における振動電圧をフィルタリングすることができる。第1のトランジスタP1のソース端子を設定するこのコンデンサによって、接地端子に直接接続されたソース端子を有する第2のNMOSトランジスタN1と同じように第1のトランジスタが作動状態になる。これらの2つのトランジスタN1及びP1は、能動的分岐において組み合わせで機能し、電流源4によって明確に定義された電流によりクォーツ3における振動を維持する。
発振器は、クォーツ3の第1の電極XOUTと接地との間に接続された第1の位相シフト・コンデンサC1、及び第2のクォーツ電極XINと接地との間に接続された第2の加減コンデンサC2を有するピアース型のものである。このクォーツ又はクォーツ共振器3は、直列に実装された要素(図示せず)、すなわち、インダクタンス、抵抗器、及び別のコンデンサと並列な寄生コンデンサCQ(図1に点線で示す)を備える。この寄生コンデンサは、32.768kHz程度の周波数で振動することができる時計のォーツにおける1から1.5pFに近い値を有することができる。
このクォーツ発振器は、低電力消費で動作することを意図したものであるので、能動的分岐のバイアス電流IOUTは、例えば30nA又はそれ未満程度の低い値を有する。このことは、極めて低い電流において重要な能動的分岐における相互コンダクタンスgmを導く。従って、インバータの相補MOSトランジスタP1及びN1のゲート端子とドレイン端子との間に可能な最大のインピーダンスを有するバイアス手段を設けなければならない。このインピーダンスは、クォーツ振動が確実に持続されるよう能動的分岐の有効な相互コンダクタンスを損なわないように十分高く(例えば、100MΩ又はそれよりも高い程度)にしなくてはならない。
第1の実施形態における能動的バイアス手段は、電圧フォロワとして実装された演算相互コンダクタンス増幅器2(OTA)である。この増幅器の正の入力端子は、第1のPMOSトランジスタP1及び第2のNMOSトランジスタN1のドレイン端子、並びにクォーツ3の第1の電極XOUTに接続される。負の入力端子は、増幅器の出力端子、トランジスタP1及びN1のゲート端子、並びにクォーツ3の第2の電極XINに接続される。
上記に示したように、能動的バイアス手段のインピーダンスは、主にクォーツが占める電力消費に対して十分に高くなくてはならない。これにより、クォーツ振動の持続が保証される。振動が安定化すると、電圧フォロワとして実装されたOTA増幅器の連続入力電圧と連続出力電圧とは等しい。その結果、出力電極XOUT両端の振動信号は、入力電極XINの両端の振動信号から180°位相シフトされる。
この種の演算相互コンダクタンス増幅器2が用いられる場合には、遮断周波数は、クォーツ3の振動周波数よりも低くなければならない。しかしながら時計用クォーツによる32kHz程度の周波数における振動の場合には、トランジスタP1及びN1のドレイン端子とゲート端子との間のOTA増幅器2の電圧フォロワ構成は、不安定性を招く恐れがある。従って、例えば3nA又はそれ未満程度の低電流によって給電されるこの種のOTA増幅器2は、望ましくない寄生周波数において振動を発生させる恐れがある。
しかしながらクォーツ3は寄生コンデンサCQを含むので、フォロワ構成のOTA増幅器2と並列にこのコンデンサをミラー構成で配置することによって、この配列は完全に安定化する。ミラー構成では、寄生コンデンサの容量値は、能動的分岐出力における有効ループの非常に高い利得によって増倍される。当然ながらこれは、寄生コンデンサと並列構成にあるフォロワ構成におけるOTA増幅器2の遮断周波数が十分な位相マージンを伴って大幅に低下し、従って、OTAフォロワが完全に安定化することを意味する。この安定化の理由から、増幅器を安定化するために他のコンデンサを用いる必要がなく、このことは、このOTAフォロワのクォーツ/能動的バイアス手段の組み合わせの大きな利点である。
発振器回路のための能動的バイアス手段として用いられるこの種の演算相互コンダクタンス増幅器OTAの1つの実施形態を図2に示す。この増幅器は、最初に、差動PMOSトランジスタ対P11及びP12を含み、各トランジスタのソース端子が供給電圧端子の正の端子VDDに接続された電流源5に接続される。第1のPMOS入力トランジスタP11のゲート端子は、増幅器の負の入力端子IN−を形成し、第2のPMOS入力トランジスタP12のゲート端子は、増幅器の正の入力端子IN+を形成する。
第1の入力トランジスタP11のドレイン端子は、第1のNMOS電流ミラーの第1のNMOSトランジスタN11のドレイン端子及びゲート端子に接続される。この第1のトランジスタN11のゲート端子は、第1のNMOS電流ミラーの同等の第2のNMOSトランジスタN12のゲート端子に接続される。第1及び第2のトランジスタN11及びN12のソース端子は接地端子に接続される。第1のNMOSトランジスタN11は、そこを通過する電流を第2のNMOSトランジスタN12内にミラーリングするように配列される。
第1のNMOS電流ミラーの第2のNMOSトランジスタN12のドレイン端子は、PMOS電流ミラーの第1のPMOSトランジスタP13のドレイン端子及びゲート端子に接続される。この第1のPMOSトランジスタP13のゲート端子は、PMOS電流ミラーの同等の第2のPMOSトランジスタP14のゲート端子に接続される。PMOS電流ミラーの第1及び第2のトランジスタP13、P14のソース端子は、供給電圧源の正の端子VDDに接続される。第1のPMOSトランジスタP13は、第2のNMOSトランジスタN12から発してそこを通過する電流を第2のPMOSトランジスタP14内にミラーリングするように配列され、第2のPMOSトランジスタP14のドレイン端子は増幅器の出力端子OUTに接続される。
第2の入力トランジスタP12のドレイン端子は、第2のNMOS電流ミラーの第1のNMOSトランジスタN13のドレイン端子及びゲート端子に接続される。この第1のトランジスタN13のゲート端子は、第2のNMOS電流ミラーの同等の第2のNMOSトランジスタN14のゲート端子に接続される。第1の第2のトランジスタN13、N14のソース端子は、接地端子に接続される。第1のNMOSトランジスタN13は、そこを通過する電流を第2のNMOSトランジスタN14内にミラーリングするように配列される。トランジスタN14のドレイン端子は、トランジスタP14のドレイン端子、及び増幅器の出力端子OUTに直接接続される。
第1の入力トランジスタP11の負の入力端子IN−が、第2の入力トランジスタP12の正の入力端子IN+をバイアスする電圧よりも低い電圧によってバイアスされる場合には、電流源5からの電流は、主に第1のトランジスタP11のソース端子とドレイン端子との間を通過する。その結果、この電流は、増幅器の電流出力OUTを上昇させるために第1のNMOSミラー及びPMOSミラーによってミラーリングされる。逆に、負の入力端子IN−が、正の入力端子IN+をバイアスする電圧よりも高い電圧によってバイアスされる反対の場合には、電流源5からの電流は、主に第2のトランジスタP12のソース端子とドレイン端子との間を通過する。従って、第2のNMOS電流ミラーによってミラーリングされる電流は、増幅器の電流出力OUTを低下させる。
演算相互コンダクタンス増幅器の電流消費量は比較的低い。平均消費量は、電流源5からの電流値I0の2倍程度のものであり、3nA又はそれ未満程度のものとすることができる。電流源5からの電流は、図4を参照しながら下記に説明する調整ユニットを用いてクォーツ内で検出された振動振幅に従って調節することもできる。電流源は、この調整ユニット内で構築される。
図3は、クォーツ発振器回路の発振器部分1の第2の実施形態を示している。図1を参照しながら上記に説明した発振器回路におけるものと同じ要素は同じ参照番号を有する点に留意されたい。このことから、図3では、簡略化の目的でこれらの要素の説明を繰り返し行わないことにする。
この第2の実施形態の本質的な相違点は、インバータの相補MOSトランジスタP1及びN1のドレイン端子とゲート端子との間に部分的に配列された能動的バイアス手段に関連する。これらの能動的バイアス手段は、基本的に、NMOSトランジスタN7を用いて構築された擬似抵抗器を含む。トランジスタN7のソース端子は、インバータのトランジスタP1及びN1のゲート端子に接続され、トランジスタN7のドレイン端子は、インバータのトランジスタP1、N1のドレイン端子に接続される。
擬似抵抗器トランジスタN7のゲート端子は、調整ユニット内で構築される電流源5から電流I0を受け取るために、NMOSバイアス・トランジスタN8のドレイン端子及びゲート端子に接続される。この電流源5は、図示しない供給電圧源の正の端子VDDに接続される。NMOSトランジスタN8のソース端子は、インバータのトランジスタP1、N1のドレイン端子に接続される。振動段階では、電流源5からの低電流I0は、能動的分岐のバイアス電流源4によってインバータのNMOSトランジスタN1内に供給される電流IOUTに付加される。
擬似抵抗器N7を有するこの第2の実施形態は、クォーツ3に対して第1の実施形態のような高い振動振幅を供給することができない。このことは擬似抵抗器N7のインピーダンスに起因し、該インピーダンスは、振動段階において第2の電極XINの両端の電圧レベルが、第1の電極XOUTの両端の電圧レベルと比較して過度に大きい値だけ降下した場合に降下し、能動的分岐の有効な相互コンダクタンスを損なう。
図4は、クォーツ発振器回路の発振器部分のバイアス電流を調整するためのユニット10を示している。この調整ユニットは、振動振幅を検出するために、検出コンデンサCdを通じてクォーツの第2の入力電極XINに接続される。この検出コンデンサは、例えば0.5pF程度の低い容量値を有する。
調整ユニット10は、主に、NMOS電流ミラーに接続されて少なくとも1つの絶対温度比例電流源(PTAT)を構築するPMOS電流ミラーを含む。この電流源は、コンデンサCdを通じて検出されたクォーツの両端の振動振幅レベルに従って適応できなければならない。
この調節を行うために、NMOSミラーは、符号1で示している第1の単一NMOSトランジスタN3を備える。トランジスタN3のソース端子は、接地端子に接続される。トランジスタN3のゲート端子は、検出コンデンサCdに接続される。この第1の単一トランジスタN3のドレイン端子とゲート端子とは、NMOSトランジスタN4によってそのドレイン端子とソース端子との間に形成された第1の擬似抵抗器を通じて互いに接続される。擬似抵抗器のインピーダンスは高い値を有するが、第1のトランジスタN3のドレイン端子とゲート端子との間において電圧格差が0Vに近いことを確実にする。
第1の単一NMOSトランジスタN3のドレイン端子は、NMOSトランジスタN6によってそのドレイン端子とソース端子との間に形成された第2の擬似抵抗器を通じてNMOS電流ミラーの第2のNMOSトランジスタN2のゲート端子に接続される。第2の擬似抵抗器のインピーダンスも同様に高い値を有する。第2のNMOSトランジスタN2の寸法は、第1の単一NMOSトランジスタN3の寸法よりもn倍大きい、すなわち、第2のトランジスタN2のゲート幅は、第1のトランジスタN3のゲート幅よりもn倍大きいとすることができる。整数nは、例えば4に等しいものとすることができる。第2のNMOSトランジスタN2のソース端子は、例えば1MΩ程度の抵抗器Rnを通じて接地端子に接続される。この接続は、PMOS電流ミラーと組み合わせることによって2つのNMOSトランジスタN3及びN2を通過する電流の値を定義し、PTAT電流源を構築する。
第1のNMOSトランジスタN3のドレイン端子と接地端子との間に接続された第1の安定化コンデンサC3、及び第2のNMOSトランジスタN2のゲート端子と接地端子との間に接続された第2の安定化コンデンサC4を設けることができる。これらのコンデンサC3、C4の各々は、例えば5pF程度の容量値を有することができる。
第2のNMOSトランジスタN2は、PMOS電流ミラーを制御する。第2のトランジスタN2のドレイン端子は、第1のPMOSトランジスタP2のドレイン端子及びゲート端子に直接接続され、第1のPMOSトランジスタP2のソース端子は、供給電圧源の正の端子VDDに接続される。第1のトランジスタP2と同等のサイズを有する、PMOS電流ミラーの第2のPMOSトランジスタP3のゲート端子は、第1のPMOSトランジスタP2のゲート端子に接続される。この第2のトランジスタP3のソース端子は正の端子VDDに接続され、このトランジスタP3のドレイン端子は、第1のNMOSトランジスタN3のドレイン端子に直接接続され、PTAT定義電流発生ループを閉じる。
PMOS電流ミラーの第3のPMOSトランジスタP5は、NMOSトランジスタN4及びN6によって形成された擬似抵抗器をバイアスする。このバイアスを行うために、PMOSトランジスタP5のドレイン端子は、トランジスタN4及びN6のゲート端子に接続される。この第3のPMOSトランジスタP5のソース端子は、供給電圧源の正の端子VDDに接続され、このトランジスタP5のゲート端子は、トランジスタP2及びP3のゲート端子に接続される。
この第3のPMOSトランジスタP5は、第1及び第2のPMOSトランジスタP2及びP3よりも小さい。符号1を有するトランジスタP5は、トランジスタP2及びP3よりも10倍小さいものとすることができる。その結果、第3のPMOSトランジスタP5内にミラーリングされる電流は、第1及び第2のトランジスタP2及びP3を通過する電流よりも10倍小さい。従って、各トランジスタP2及びP3の電流が30nA又はそれ未満程度のものである場合には、第3のトランジスタP5の電流は3nA又はそれ未満程度のものとすることができる。
第3のPMOSトランジスタP5のドレイン端子はまた、能動的分岐内のトランジスタP3及びN3のドレイン端子に接続されたソース端子を有するバイアスNMOSトランジスタN5のドレイン端子及びゲート端子に接続される。この第3のPMOSトランジスタP5内にミラーリングされた電流は、主に、バイアス・トランジスタN5のドレイン端子とソース端子との間を通過することになり、トランジスタP3及びN3によって形成された能動的分岐内に導入される。上記のことから、NMOSトランジスタN3を通過する電流は、PMOSトランジスタP3及びPMOSトランジスタP5からの電流を含む。
トランジスタN4及びN6によって形成された擬似抵抗器、並びにバイアスNMOSトランジスタN5の配列は、トランジスタを等しいゲート−ソース電圧を有するように良好に整合可能にする。トランジスタの各々のゲート電位は等しく、従って、明確に定義される。
PMOS電流ミラーの第4のPMOSトランジスタP4は、そのドレイン端子を通じて発振器回路の発振器部分の能動的分岐のバイアス電流IOUTを供給する。トランジスタP4のゲート端子は、トランジスタP2及びP3のゲート端子に接続され、このトランジスタP4のソース端子は、供給電圧源の正の端子VDDに接続される。この第4のトランジスタP4は、第1及び第2のPMOSトランジスタP2及びP3と同等の、符号10によって定義されるサイズを有する。
PMOS電流ミラーの第5のPMOSトランジスタP6は、そのドレイン端子を通じて、OTAフォロワとすることができるか又は擬似抵抗器を含むことができるバイアス手段にバイアス電流I0を供給する。トランジスタP6のゲート端子は、トランジスタP2、P3、及びP4のゲート端子に接続され、このトランジスタP6のソース端子は、供給電圧源の正の端子VDDに接続される。第5のトランジスタP6は、例えば、PMOSトランジスタP2、P3、及びP4よりも10倍小さい、第3のPMOSトランジスタP5と同等のサイズを有することができ、バイアス電流I0を供給する。このバイアス電流I0の値は、発振器部分の能動的分岐のバイアス電流よりも10倍小さいものとすることができる。
当然ながらPMOSトランジスタP6のサイズは、インバータの能動的分岐の電流IOUTと比較してバイアス電流I0を更に低下させるために、トランジスタP2、P3、P4のサイズよりも10倍小さいものとして選ぶことができる。
図5のグラフから概略的にわかるように、発振器部分の能動的分岐のバイアス電流IOUTの値は、クォーツ入力において検出される端子XINの両端の振動振幅が増大すればする程より減少しなければならない。
図5の曲線aは、調整ユニットの出力電流IOUTと比較した測定振動振幅XINの伝達関数を表している。曲線bは、電極XINの両端の振動振幅と比較した発振器部分の電流の伝達関数を表している。振動が安定化すると、曲線aと曲線bとの交点は、点cにおける最適値を意味し、この点ではバイアス電流IOUTの値は、XINにおいて安定化した振動振幅に対して調節される。
上記に説明したクォーツ発振器回路は、有利には、クォーツ3を除き、0.18μmCMOS技術で正常にPドープされたシリコン基板内に集積形態で構築することができる。これによって、能動的バイアスを有する低電力消費発振器回路が実現される。
上記に提示した説明から、当業者であれば、請求項によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、クォーツ発振器回路の幾つかの変形形態を考案することができる。発振器部分の構成要素は、供給電圧源の正の端子と接地端子との間で逆に実装することができる。従って、バイアス電流源は、インバータのNMOSトランジスタのソース端子と接地端子との間に接続することができ、PMOSトランジスタのソース端子は正の端子に接続される。かかる場合には、調整ユニットは、発振器部分に対してバイアス電流を逆に発生させるように構成しなければならない。
2 相互コンダクタンス増幅器; 3 クォーツ; 4 電流源;
P1、N1 相補MOSトランジスタ; VDD 供給電圧源の正の端子;
Cf フィルタ・コンデンサ; CQ 寄生コンデンサ; C1 位相シフト・コンデンサ
C2 加減コンデンサ; XIN 発振器回路の入力端子;
XOUT 発振器回路の出力端子。

Claims (6)

  1. 供給電圧源の2つの端子の間で第1の電流源(4)と直列に実装されて能動的分岐を形成する2つの相補MOSトランジスタ(P1、N1)を含むインバータを備える時計クォーツ発振器回路において、第1のMOSトランジスタ(P1)のソース端子が前記第1の電流源に接続され、第2のMOSトランジスタ(N1)のソース端子が前記供給電圧源の端子のうちの1つに接続され、前記インバータに含まれる2つのトランジスタのドレイン端子が共にクォーツ(3)の第1の電極(XOUT)への出力において接続され、前記インバータ・トランジスタのゲート端子が共に前記クォーツの第2の電極(XIN)への入力において接続され、第1の位相シフト・コンデンサ(C1)が前記クォーツの第1の電極に接続され、第2のコンデンサ(C2)が前記クォーツの第2の電極に接続され、前記発振器回路が前記インバータ・トランジスタのドレイン端子とゲート端子との間に配列された能動的バイアス手段(2)を含み、前記バイアス手段のインピーダンス値が前記クォーツ内に振動を発生させるため前記能動的分岐の相互コンダクタンスを損なうことのないように十分に高いものである、
    時計クォーツ発振器回路であって、
    前記能動的バイアス手段が、前記相補MOSトランジスタ(P1、N1)のドレイン端子とゲート端子との間に電圧フォロワとして実装された演算相互コンダクタンス増幅器(2)を含み、前記時計クォーツの寄生コンデンサ(CQ)によって又はMOSトランジスタ(N7)を用いて構築された擬似抵抗器によって安定化され、前記MOSトランジスタのゲート端子が前記相補MOSトランジスタのゲート端子に接続され、前記MOSトランジスタのドレイン端子が前記相補MOSトランジスタのドレイン端子に接続され、前記MOSトランジスタのゲート端子が第2のバイアス電流源(5)によってバイアスされ、該第2のバイアス電流源(5)の電流(I0)が、前記第1の電流源(IOUT)の電流に加えて第2の相補MOSトランジスタ(N1)を通過するように供給される、
    ことを特徴とする時計クォーツ発振器回路。
  2. 前記能動的バイアス手段は、正の入力端子が前記インバータの相補MOSトランジスタのドレイン端子及び前記クォーツ(3)の第1の電極(XOUT)に直接接続され、且つ負の入力端子が、前記増幅器の出力端子及び前記インバータのMOSトランジスタのゲート端子並びに直接前記クォーツの第2の電極(XIN)に接続された前記演算相互コンダクタンス増幅器であり、
    前記時計クォーツの寄生コンデンサ(CQ)は、前記フォロワ実装の増幅器(2)とミラー構成で並列に配置されて前記増幅器を安定化し、前記寄生コンデンサの容量値は、前記増幅器を介した有効ループの利得によって増倍される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計クォーツ発振器回路。
  3. 前記能動的バイアス手段が、前記擬似抵抗器(N7)に加えて、前記擬似抵抗器MOSトランジスタ(N7)と同じ種類のMOSバイアス・トランジスタ(N8)を含み、前記バイアス・トランジスタのソース端子は、前記インバータの相補MOSトランジスタのドレイン端子に接続され、前記バイアス電流が通過する前記擬似抵抗器MOSトランジスタ及び前記バイアス・トランジスタをバイアスするために、前記バイアス・トランジスタのドレイン端子及びゲート端子は、前記擬似抵抗器MOSトランジスタ(N7)のゲート端子及び前記第2のバイアス電流源(5)に接続され、前記バイアス電流は、前記バイアス・トランジスタを通じて前記第2の相補MOSトランジスタ(N1)に供給される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の時計クォーツ発振器回路。
  4. 前記時計クォーツ発振器回路が、振動振幅レベルを検出するために検出コンデンサ(Cd)を介して前記クォーツ(3)の第2の電極(XIN)に接続された調整ユニット(10)を含み、
    前記能動的分岐の第1の電流源(4)及び前記能動的バイアス手段の第2のバイアス電流源(5)が前記調整ユニット内に構築され、各電流源の電流値は、前記検出された振動振幅レベルに従って調節される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の時計クォーツ発振器回路。
  5. 前記第1のPMOSトランジスタ(P1)のソース端子が、電圧源の正の端子(VDD)に接続された前記能動的分岐の第1の電流源(4)に接続され、前記第2のNMOSトランジスタ(N1)のソース端子が、前記電圧源の接地端子に接続されており、
    前記調整ユニットは、前記電圧源の接地端子側に接続され且つNMOS電流ミラー(N2、N3)と組み合わせられた、前記電圧源の正の端子側に接続される少なくとも1つのPMOS電流ミラー(P2、P3)と、少なくとも1つのPTAT電流源において発生ループ内の電流値を定義するための抵抗器(Rn)を含み、
    前記NMOS電流ミラーは、第1の単一NMOSトランジスタ(N3)を含み、該第1の単一NMOSトランジスタ(N3)のゲート端子が、前記検出コンデンサ(Cd)に接続され、更に第1の擬似抵抗器(N4)を介して前記第1のトランジスタのドレイン端子に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子が、第2の擬似抵抗器(N6)を介して第2のNMOSトランジスタ(N2)のゲート端子に接続され、該第2のNMOSトランジスタ(N2)の寸法が、前記第1のNMOSトランジスタよりもn倍大きい寸法を有し、前記第2のトランジスタのソース端子が前記抵抗器に接続されており、
    前記PMOS電流ミラーが、前記第2のNMOSトランジスタのドレイン端子に接続されたドレイン端子及びゲート端子を有する第1のPMOSトランジスタ(P2)と、前記第1のPMOSトランジスタと同等のサイズの第2のPMOSトランジスタ(P3)とを含み、前記第2のPMOSトランジスタ(P3)が、前記1のPMOSトランジスタ(P2)のゲート端子に接続されたゲート端子と、前記定義電流発生ループを閉じるよう前記第1のNMOSトランジスタ(3)のドレイン端子に直接接続されたドレイン端子とを有し、
    前記PMOS電流ミラーは、発振器部分の能動的分岐用の第1の電流源(IOUT)として、前記第1及び第2のPMOSトランジスタと同等のサイズであるPMOSトランジスタ(P4)と、前記能動的バイアス手段用の第2のバイアス電流源(I0)として、他のPMOSトランジスタよりもm倍(特に10倍)小さいサイズを有する別のPMOSトランジスタ(P6)と、を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の時計クォーツ発振器回路。
  6. 前記PMOS電流ミラーは、各々がNMOSトランジスタ(N4、N6)によってドレイン端子とソース端子との間に形成された前記第1及び第2の擬似抵抗器をバイアスするために、前記ミラーの第1及び第2のPMOSトランジスタよりも小さいサイズの第3のPMOSトランジスタ(P5)を含み、該第3のPMOSトランジスタ(P5)のドレイン端子は一方で擬似抵抗器NMOSトランジスタのゲート端子に接続され、
    前記第3のPMOSトランジスタ(P5)のドレイン端子は、NMOSバイアス・トランジスタ(N5)のドレイン端子及びゲート端子にも接続され、該NMOSバイアス・トランジスタ(N5)のソース端子が、ミラーリングされた電流の前記第3のPMOSトランジスタ(P5)内への通過のために、能動的分岐内で前記第1のNMOSトランジスタ(N3)及び前記第2のPMOSトランジスタ(P3)のドレイン端子に接続され、前記バイアス・トランジスタ及び前記擬似抵抗器トランジスタは、等しいゲート−ソース電圧で整合される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の時計クォーツ発振器回路。
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