JP2011507038A - オプトエレクトロニクス装置および画像記録装置 - Google Patents

オプトエレクトロニクス装置および画像記録装置 Download PDF

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Abstract

本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態において、該オプトエレクトロニクス装置は、光学素子(1)と、電磁放射(R)を生成するために適当なオプトエレクトロニクス半導体チップ(2)とを有する。前記光学素子(1)は、ワンピースに構成されており、2つの互いに反対側にある放射貫通面(34)を含み、互いに隔てられた複数のレンズ領域(6)を備えるレンズ装置(5)を有する。ここで前記レンズ装置(5)は、前記放射貫通面(34)の一方の面に形成されており、前記放射貫通面(34)の他方の面は平面状に構成されており、前記レンズ領域(6)は、前記光学素子(1)を通って入射した放射が、種々の、円筒状の、および/または互いに分離された波面に形成されるよう構成および配置されている。

Description

オプトエレクトロニクス装置および画像記録装置が提示される。
本発明の課題は、例えばストライプ模様のような規則的な模様をコンパクトな装置を用いて対象物上に生成することである。この種の模様は例えばデジタルカメラのオートフォーカスセンサのために必要とされ、この模様を記録して目標幾何学形状と比較することにより鮮明なカメラ画像を生成するために必要なものである。
本願の利点およびさらなる特徴は、とりわけ図面および特許請求の範囲に基づいて以下の詳細な説明から明らかになる。
従来この種の模様形成は、スライド投影機の場合と同じように模様の投影によって実施される。
光源としてLEDを使用する場合には、LEDチップの表面上のコンタクト構造が遠視野における原模様として投影レンズによって結像される。
これは以下のことを意味する:
・結像される原模様が設けられており、このことはスライド投影機の場合には構成における付加的要素を意味する。
・原模様の精密さに依存している。すなわち、原模様における収差または製造公差が結像され、目標模様幾何学形状との体系的なずれが生じるということである。
さらに自由形状の投影レンズによる模様生成も可能ではあろう。もっとも、とりわけ拡散光源に対するレンズ形状の計算は非常に複雑であり、複雑な表面形状のせいでこの種のレンズの製造は比較的コストが高い。
択一的に、LEDと適切に成形されたレンズアレイとを相互に組み合わせることができる。まずLEDチップの中央の点から出発すると、この点から発生した球面の波面はレンズアレイによって個々の円筒状の波面に分割ないし変形される。この際円筒状の各波面はそれぞれ異なる方向に進み、それぞれ異なる円筒軸の回転角を有する。したがってLEDの中央の点光源は、例えばレンズをアレイ内に相応に配置した場合、完全な、鋸歯状に断続的なストライプ模様になる。
レンズアレイの個々のレンズ("レンズレット")は、収差が補正されるよう合目的的に構成されている。このことは、上述したLEDチップの中央の点光源のためにレンズ表面を適切に成形することによって可能となる。さらには、片面のレンズアレイの前面にカーブを設けることも可能であり、該前面は、例えばコマのような軸から外れた収差を低減することができる。点光源を仮定する場合には、薄く鋭いストライプ模様が生じる。拡散光源が使用される場合には、LEDの場合がそうであるように、ストライプは相応に幅広になる。
本発明の枠内において得られるさらなる特徴および利点は以下のとおりである:
・"原模様"のような付加的要素は必要なく、模様投影は結像光学系/レンズアレイによって直接実施される。模様はとりわけ光学系によって初めて生成することができる。したがって構造はよりコンパクトになる。
・スライド投影機の原理に基づく方法、すなわち原模様を照明してこれを結像する方法は非効率である。なぜなら光束の大部分が原模様の通過時に失われてしまうからである。これに対して本発明では、瞳分割(pupil division)の原理に基づいて製作することが提案される。入射する波面は個々の部分波面に分割される。この際体系的なシャドウイングは行われない。
・光源のサイズおよび光源の光束から独立している:LEDチップ、すなわち放射される総光束を小さくする場合、模様内のストライプは幅狭になるが、明るくもなる。したがって総光束における損失は均衡される。すなわち小さいLEDチップ、つまり200×200μm〜300×300μmの範囲のチップ平面を有するLEDチップを使用することが可能となる。
形成される模様の種類はレンズレットの空間配置の種類によって決定される。この際レンズレットは、種々異なる表面形状ならびに種々異なるサイズを有することができる。レンズレットの種々異なるサイズにより、模様内の種々異なるストライプの輝度を適合することが可能である。
特別な功績は、LEDを、適切に構成された、すなわち例えば装置に生じた収差が補正されたレンズアレイと組み合わせたことにあり、これによって遠視野において原模様を使用することなく模様が生成される。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は、電磁放射を生成するのに適当な少なくとも1つのオプトエレクトロニクス半導体チップを含む。有利には、半導体チップは発光ダイオードまたはレーザーダイオードとして構成されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は少なくとも1つの光学素子を有している。光学素子は、オプトエレクトロニクス半導体チップによって生成された電磁放射の少なくとも一部に対して透明、とりわけ透過性である。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子はワンピースで構成されている。例えば光学素子は、射出成形または注入成形工程によって成形することができる。光学素子は、ガラスまたはエポキシドによって形成することができる。しかしながら有利には、光学素子はプラスチックから、とりわけ熱可塑性プラスチックから、またはシリコンからなる。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子は、2つの互いに反対側にある放射貫通面を有する。オプトエレクトロニクス半導体チップに向いた側の放射貫通面は放射入射面であり、前記半導体チップとは反対側にある放射貫通面は放射出射面である。放射貫通面はとりわけ光学素子の以下のような面、すなわち放射が屈折される面および/または屈折が所期の放射成形に使用される面である。放射貫通面の他にも光学素子はさらに例えば光学素子を固定するために使用される別の面を有することができる。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子は、少なくとも1つの、とりわけちょうど1つのレンズ装置を含む。換言すると、光学素子にレンズ状の複数の構成体が所定の配置パターンにて組み立てられる。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ装置は、互いに隔てられた複数のレンズ領域を有する。各レンズ領域は、該レンズ領域の表面を形成する1つのレンズ面を有しており、レンズ状の形状、とりわけ凸レンズに類似の形状に成形されている。
本発明のオプトエレクトロニクスの少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ装置は、放射貫通面の1つの面、とりわけちょうど1つの面に形成されている。換言すると、レンズ領域のレンズ面は、放射貫通面の1つの面または放射貫通面の少なくとも一部分を形成している。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ装置が形成されていない放射貫通面は滑らかに構成されている。この場合の滑らかとは、この放射貫通面がただ1つの連続した面であることを意味する。有利には、放射貫通面は、製造公差の範囲内で2回連続微分可能な面として表すことができる。滑らかとは、2階導関数が放射貫通面全体に関して正負符号の反転を有さないことも意味する。換言すると、この放射貫通面は多くても1つの凹形または多くても1つの凸形のカーブ経過を有する。この放射貫通面はとりわけ波形には形成されていない。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ領域は、光学素子を通って、とりわけ種々異なるレンズ領域を通って入射した放射が、種々の、円筒状の、および/または互いに分離された波面に形成されるよう構成および配置されている。換言すると、レンズ装置は少なくとも2つのレンズ領域を含み、この際オプトエレクトロニクス半導体チップから放射されて前記2つのレンズ領域を通って入射する放射は、少なくとも部分的に互いに隔てられた異なる空間領域に偏向されている。分離されたないし互いに隔てられた空間領域というのは、放射が向けられた空間領域と空間領域の間に、放射強度が無視できる面域、すなわち例えば空間領域における放射平均強度の15%より小さい、とりわけ3%より小さい面域が位置していることを意味する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態においては、該オプトエレクトロニクス装置は、光学素子と、電磁放射を生成するために適当な半導体チップとを有する。光学素子はワンピースに構成されており、2つの互いに反対側にある放射貫通面を含んでいる。光学素子はこれに加えて、互いに隔てられた複数のレンズ領域を備えるレンズ装置を含む。該レンズ装置は放射貫通面の一方に形成されており、他方の放射貫通面は滑らかに構成されている。さらにこのレンズ領域は、光学素子を通って入射した放射が各レンズ領域によって種々の、円筒状の、および/または互いに分離された波面または放射束に形成されるように構成および配置されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ領域は、放射が光学素子を貫通した後に、前記レンズ領域によって、波面が種々異なる伝播方向および/または円筒軸に関して種々異なる回転角度を有するよう形成されるように構成および配置されている。円筒軸はとりわけオプトエレクトロニクス半導体チップの中心軸によって形成されている。円筒軸は、有利には放射を放射する半導体チップのチップ平面に対して垂直に位置づけられている。換言すると、半導体チップから放射された放射はレンズ領域の1つを貫通して入射し、オプトエレクトロニクス装置を去った後は、ほぼ平行な放射束形状にて円筒軸に対して所定の角度で延びる。平行とはここでは、少なくとも1つの空間方向、有利には2つの空間方向への放射束の発散が大きすぎないことを意味する。すなわち、レンズ装置のレンズ領域によってほぼ平行な放射束が生成され、これらの放射束は互いに異なる所定の空間方向へと放射される。放射束の発散角度は10°より小さく、有利には5°より小さく、とりわけ2°より小さい。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、個々のレンズ領域によって形成された放射束は少なくとも1つの空間方向に関して収束性である。つまり放射束は焦点または焦線を有する。焦点ないし焦線は、とりわけオプトエレクトロニクス装置の放射出射面から10cm〜5mの間隔、有利には50cm〜2mの間隔にて位置している。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、半導体チップと該半導体チップに向いた光学素子の放射入射面との間の距離は、半導体チップの平均直径の少なくとも3倍である。半導体チップが例えば正方形である場合、平均直径は半導体チップの側縁長さに相当する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子は半導体チップの前にあるアタッチメントエレメントとして構成されている。このことは、光学素子を半導体チップとともに共通の1つの支持体上または保持体の中に取り付けできるということを意味する。同じく光学素子を、半導体が上に設けられている支持体の上に載置されるように、または半導体チップを被覆するように、形成することも可能である。ここでは光学素子を半導体チップと直接コンタクトするように配置する必要はない。例えば半導体チップと光学素子とは互いに接触していない。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子はオプトエレクトロニクス半導体チップに組み込まれている。このことは、光学素子が少なくとも部分的に半導体チップと直接コンタクトしていることを意味する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ装置はレンズアレイの形態で、とりわけ平坦なレンズアレイの形態で構成されている。換言すると、長手方向に複数のレンズ領域が隣接して配置されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ装置は平坦に構成されている。換言すると、各レンズ領域は1つの平面に位置している。レンズ領域が凸レンズとして構成されている場合、とりわけ個々のレンズ領域の全ての頂点が1つの平面に位置している。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、放射貫通面のうち1つの面は平面状に構成されている。有利には、半導体チップとは反対側にある放射出射面が平面状に構成されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも2つのレンズ領域は異なる形状および異なるサイズを有する。つまりレンズ領域は、レンズ装置が形成されている側の光学素子の放射貫通面に沿って異なる面積を有する。有利には、円筒軸から遠くに離れて形成されているレンズ領域は、円筒軸の近くに位置しているレンズ領域よりも大きな面積を有する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、半導体チップから放射された放射は、光学素子を通過することによって、とりわけレンズ装置を通過することによって、所定の模様に結像される。形成すべき模様は、二次元の、ラスタ化された、および/またはストライプ形状の模様とすることができる。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、放射貫通面上のレンズ領域の配置パターンは、放射によって形成すべき模様のパターンに相応する。例えば放射が十字形に配置されたパターン点の形態で結像される場合には、レンズ領域も同様に十字形のパターンに配置されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、各レンズ領域はそれぞれ単一の屈折面を有する。つまり光の屈折は、2つの異なる屈折率の間の1つの界面ないし移行部において行われる。光学素子を通過する際にちょうど2回の光の屈折が行われる。1回目は放射入射面において、2回目は放射出射面においてである。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも2つのレンズ領域の屈折面は、異なるカーブ経過および異なるサイズを有する。換言すると、レンズ装置をただ1つのレンズ領域を反復コピーないし複写することよって生成することはできない。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ装置は、放射貫通面に対して垂直方向に少なくとも1つの、とりわけ少なくとも2つの対称平面を有する。すなわちレンズ装置が1つの対称平面の一方の側に与えられている場合には、該対称平面の他方の側におけるレンズ装置はこの対称平面での反映によって生成される。円筒軸はここではとりわけ少なくとも1つの対称平面の一部である。有利には、円筒軸は対称平面と対称平面の交線である。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、円筒軸によって交差されないレンズ領域は、放射貫通面に対して垂直の多くとも1つの対称平面を有する。有利には、この多くとも1つの対称平面は円筒軸を含んでいる。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、半導体チップは可視光または赤外線放射を放射する。有利には、放射はスペクトル的に狭帯域であり、580nm以上1200nm以下の範囲、とりわけ620nm以上850nm以下の範囲にある波長を有する。スペクトル的に狭幅域というのは、ここではスペクトル幅、つまり半値全幅(FWHM)が40nmよりも小さい放射であることを意味する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ領域は収差が補正されて構成されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は単一の半導体チップを含む。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は単一の光学素子を有している。有利には、オプトエレクトロニクス装置は、単一の半導体チップと単一の光学素子とを含む。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、形成すべき模様に関してポジティブ型またはネガティブ型はない。つまり、半導体チップと光学素子との間にとりわけスライドのような型は位置していない。有利には、半導体チップないしチップ平面の上にも、形成すべき模様のための原形像である結像される構造体または模様は載置されていない。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は、とりわけ規則的な模様を結像面に、とりわけ対象物に形成するよう構成されている。結像面は、とりわけ光出射面との距離が0.1m以上10m以下であり、有利には0.2m以上2m以下である。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、形成すべき模様は照明強度分布の模様である。換言すると、模様は、規定された放射の強度変調によって結像面上に形成される。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子は、形成すべき模様が互いに分離された複数の模様領域、とりわけ複数の照明島を有するように構成および/または配置されている。同じく模様領域は、個々の互いに隔てられたストライプに存在することができる。個々の模様領域は、有利には、光学素子の製造公差の範囲内で制限された同じサイズを有する。模様領域と模様領域の間の面域においては、上述したように、有利には放射強度は無視できる程度である。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、光学素子、とりわけレンズ装置は、光学素子、とりわけレンズ装置およびレンズ領域を通った放射が形成すべき模様に基づいて形成されるように構成および配置されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、半導体チップは、光学素子に向いたチップ平面を上から見ると、400μm×400μm以下、有利には300μm×300μm以下の面積を有する。
本発明の少なくとも1つの実施形態によれば、半導体チップは、光学素子に向いたチップ平面を上からみると、150μm×150μm以上の面積を有する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、各個々のレンズ領域から放射される放射出力は、全てのレンズ領域から放射された放射にわたって平均化すると、それぞれ平均値から最大で25%相違している。レンズ装置はこの場合有利には放射出射面に構成されている。換言すると、各個々のレンズ領域は同等の放射出力を放射する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、レンズ領域の平均直径は、光学素子に向いた半導体チップのチップ平面の平均直径の1.5倍よりも大きく3倍よりも小さい。すなわちレンズ領域のサイズは、半導体チップのサイズおよび/または照明強度と相関している。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は1つの中央のレンズ領域を有する。中央のレンズ領域は円筒軸によって交差される。円筒軸はさらに中央のレンズ領域の回転対称軸である。とりわけ中央のレンズ領域は球面に成形されている。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも1つのレンズ領域、ないし該レンズ領域の屈折面は非球面に成形されている。有利には、全てのレンズ領域が球面に成形されており、この際中央のレンズ領域は異なる形状を有することができる。球面とは、レンズ領域が回転対称であるが球状に成形されているのではないということを意味する。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも1つのレンズ領域は双円錐状に成形されているか、もしくはトロイドレンズまたは自由形状レンズとして構成されている。有利には、全てのレンズ領域がそのように成形されており、この際中央のレンズ領域は異なる形状を有することができる。
本発明のオプトエレクトロニクス装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該オプトエレクトロニクス装置は、画像記録装置のオートフォーカスユニットのための基準模様を生成するように構成されている。とりわけオプトエレクトロニクス装置は、オートフォーカスセンサのための基準模様を生成するために使用される。この種のオートフォーカスユニットは、例えばカメラ、とりわけデジタルカメラ、または画像記録機能を有する移動電話またはポータブルコンピュータにおいて使用することができる。
さらに画像記録装置が提示される。画像記録装置は、上述の実施形態の少なくとも1つに関連して提示されているような少なくとも1つの光学素子を含む。
本発明の画像記録装置の少なくとも1つの実施形態によれば、該画像記録装置は、反射された放射束の放射を検出するように構成されたセンサを有する。
以下、これまで説明してきたオプトエレクトロニクス装置ならびに画像記録装置を、参照符号を用いて実施形態に基づきより詳細に説明する。この際、同一の要素には個々の図面において同一の参照符号を付している。しかしながらここでは縮尺通りの関係性が図示されているのではなく、むしろより良好に理解できるよう個々の要素が過度に拡大図示されていることもある。
本発明の凸形の放射入射面(A)および平坦な放射出射面(B)を備えるオプトエレクトロニクス装置の実施形態の概略側面図である。 本発明のオプトエレクトロニクス装置の別の実施形態の概略図である。 本発明のオプトエレクトロニクス装置の別の実施形態の概略図である。 本発明のオプトエレクトロニクス装置の別の実施形態の概略図である。 本発明のレンズ領域の実施形態の概略図である。 本発明のレンズ領域の実施形態の概略図である。 本発明のオプトエレクトロニクス装置の実施形態の概略3次元図(A,C,E,G)ならびに対応する形成すべき模様(B,C,F,H)を示す図である。 半導体チップの光束と平均直径との相関関係を示す概略図である。 半導体チップの光束と照明島の数との相関関係を示す概略図である。 形成すべき模様の幾何学的関係を示す概略図である。 本発明の画像記録装置の実施形態の概略図である。
図1Aには、オプトエレクトロニクス装置10の1つの実施形態が図示されている。オプトエレクトロニクス半導体チップ2は、光学素子1に向いたチップ平面7を有する。円筒軸Aは、チップ平面7に対して垂直に配置されており、このチップ平面と中央で交差している。
光学素子1は、2つの放射貫通面34を有する。半導体チップ2に向いた放射貫通面34は放射入射面3であり、半導体チップ2とは反対側の放射貫通面34は放射出射面4である。放射入射面3は、凸形カーブを有する。放射出射面4は、互いに区画された複数のレンズ領域6に区分けされている。これらのレンズ領域6は共に1つのレンズ装置5を形成している。このようにしてレンズ装置5は放射出射面4に形成されている。個々のレンズ領域6は、それぞれ凸レンズに似た凸形形状を呈している。レンズ領域6の全ての頂点は、製造公差の範囲内で平面Pに位置している。レンズ領域6の頂点は、ここでは、円筒軸Aに平行な方向に半導体2から最も遠くにある点であると理解すべきである。
凸形の放射入射面3は滑らかな面である。これは放射入射面3が1つの連続した面であることを意味する。さらに放射入射面3は、ただ1つのカーブ方向を有する。放射貫通面3は、製造公差の範囲内でただ1つのカーブ方向を有する数学的平面として記載することができる。換言すると、この面が2回微分される場合には2階導関数は正負符号交替を呈さない。
半導体チップ2と光学素子1との間の距離dは、半導体チップの平均直径Dの少なくとも3倍である。半導体チップ2が例えば正方形に構成されている場合、平均直径Dは半導体チップ2の側縁長さに相当する。レンズ領域6の平均直径Lは、半導体チップ2の平均直径Dの約2倍大きい。有利には、レンズ領域6の平均直径Lは、半導体チップ2の平均直径Dの1.5倍から3倍である。
図1Bも同様に、オプトエレクトロニクス装置10の実施形態の概略側面図を示す。複数のレンズ領域6を備えるレンズ装置5は、ここでは放射入射面3に形成されており、したがってオプトエレクトロニクス半導体チップ2の方を向いている。放射出射面4は平面状に構成されている。
図示の簡単化のために、光学素子1は以下の実施形態では図1Aに相応して配置されている。光学素子を図1Bに基づいて構成すること、すなわち半導体チップ2に向いたレンズ装置5を備えるよう構成することもそれぞれ同様に可能である。
図2Aにはオプトエレクトロニクス装置10の別の実施形態の概略上面図が示されており、図2Bには概略側面図が示されている。半導体チップ2から放射される放射Rならびにここから光学素子1を通過して形成される放射束Sの延在具合は矢印線によって表されている。
チップ平面7において半導体チップ2から放射される放射Rは、光学素子1の方向に発散的に延びる。放射入射面3の凸形形状によって放射Rのコリメートが行われる。換言すると、光学素子1内における放射Rの発散が少なくなる。凸レンズの形態に構成されたレンズ領域6において、放射束Sへのさらなる集光が行われる。水平方向Hには、放射束Sは無視できる程度の発散しか有さない。垂直方向Vには、放射束Sは、図2Bを参照すると約2.5°の発散角βによる小さい発散を有する。したがって水平方向Hと垂直方向Vに関してレンズ領域6を介した放射形成は異なる。
図2にはある所定の1つのレンズ領域6に入射する放射Rだけが図示されている。各レンズ領域6によって形成された互いに分離された放射束Sを、それぞれ所定の互いに異なる方向へと導くことができる。このことは、図3Aおよび3Bのオプトエレクトロニクス装置の2つの実施形態に基づいて、2つの光線S1、S2によって概略的に図示されている。図示の簡単化のために別のレンズ領域の光線は図示していない。図3Aおよび3Bにはそれぞれ概略上面図が図示されている。
半導体チップ2から互いに異なる方向に放射された放射R1,R2は、放射入射面3を介して光学素子1に到達し、続いてそれぞれ異なるレンズ領域6a,6bに到達する。レンズ領域6a,6bによって異なる放射束S1,S2が形成され、これらの光束は互いに分離されたほぼ円筒状の波面を呈する。円筒状というのはここではとりわけ、放射束S1,S2が平面に投影されるとストライプ模様を形成するということ、および放射束S1,S2の発散が無視できる程度であるということを意味する。円筒状の波面の場合には、レンズ領域6は有利にはシリンドリカルレンズのように形成されており、円筒軸Aに対して垂直方向に伸長している。
放射束S1,S2は、円筒軸Aに関して異なる回転角度α1,α2を有する。図3Aによれば、回転角度α1は約5°であり、回転角度α2は約13°である。有利にはレンズ装置5は、形成される光線が種々異なる回転角度を有するように構成されており、ここでは光線を形成するレンズ領域の円筒軸Aからの距離が増加するにつれて有利には回転角度も増大する。換言すると、個々のレンズ領域6から放射ないし形成される放射の個々の放射束はこの場合には交差しない。
図3Aの実施形態と図3Bの実施形態は、図3Aでは放射入射面3が平面に構成されており、図3Bでは放射入射面3が凸形カーブを有するという点で相違している。放射入射面3が平面に構成されているので、光学素子1を、例えば図示していない共通の支持体によって半導体チップ2に固定することが簡単になる。これに対して放射入射面3の凸形カーブにより、個々のレンズ領域6の構成が簡単になる。なぜなら放射Rは放射入射面3によってより良好にコリメートされているからである。
図2および図3の図示とは異なり、レンズ領域6を、放射束S1,S2が発散的に延びるように、および、焦点または焦点面を例えば放射出射面4に対して約1mの間隔で形成するように構成することもできる。
図4の実施形態の場合には、種々異なるレンズ領域6a,6b,6cが種々異なる平均直径La,Lb.Lcを有している。これらの平均直径La,Lb,Lcは、放射軸Aから離れる方向に増加する。図平面に対して垂直に、円筒軸Aを通って光学素子1の対称平面Yが延在している。光学素子1は、例えば図平面に対して平行な別の対称平面を有することもできる。
放射R1は、放射R2の場合よりも円筒軸Aから離れた領域にて光学素子1に入射する。これによって放射R1が光学素子1に入射する際の入射角は、放射R2の場合よりも小さくなる。種々異なる平均直径La,Lb,Lcにより、入射角が種々異なるにも関わらず、各レンズ6a,6b,6cに半導体チップ2の同等の放射出力が供給されることが保証される。これによって放射束S1,S2は同等の照明強度ないし強度を有する。
図5には、レンズ領域6の屈折面ないし放射貫通面34のための幾何学的パラメータが図示されている。レンズ領域6の頂点はz−r座標系の頂点に位置している。z軸は縦座標であり、レンズ領域6の光学軸に対して平行に配向されている。z軸に対して直交するr軸は横軸として図示されており、実質的にz軸に対する点の距離を示している。すなわちz軸はとりわけ回転対称軸を呈しており、r軸によってr平面はz軸に対して垂直に規定されている。頂点において光貫通面34はレンズカーブcを有している。なおcは、頂点における曲率半径の逆数に相当する。
非球面の放射貫通面34の場合には、放射貫通面の形状は以下の式によって記述可能である。
Figure 2011507038
z(r)は、z軸に対して平行な方向における放射入射面34の一点のr平面からの距離に相当し、この際この点は、z軸に対して平行な方向にz軸に対する距離rを有する。
kは円錐度に相当し、αiは非球面係数である。パラメータkは、レンズプロフィールが円錐に類似した形状になるようにさせるものである。換言すると、rの値が大きい場合には、パラメータkによって、r平面と放射貫通面34の一点との間の距離はレンズ領域6が球面形状である場合よりも小さくなる。非球面係数によれば、とりわけz軸から遠く離れた領域における放射貫通面34の構成を修正することもできる。
レンズ領域6に球面形状が与えられている場合にも放射貫通面34は上記式に従い、この際パラメータαiならびにkに関して次のことが当てはまる:αi=0,k=0
z軸は必ずしもレンズ領域6の回転軸である必要はない。このような場合にはレンズ領域6をトロイドレンズまたは双円錐レンズとして構成することができる。この場合x軸とx軸に対して直交するy軸はxy平面を形成しており、r平面に相応している。このxy平面にはz軸が垂直に直立している。xy平面は、放射貫通面34の頂点にてz軸と交差している。座標(x、y)を有する放射貫通面34のある点のxy平面からの距離は、この場合とりわけ以下の式によって示すことができる。
Figure 2011507038
選択的にこの式は、非球面状の放射貫通面34の構成に関する式と同じように補正項α・E(x,y)を含むことができる。この場合Eに以下のことが当てはまる:E1=x,E2=y,E3=x2,E4=x・y,E5=y2,E6=x3,E7=x2・y,E8=x・y2,E9=y3・・・
さらに放射貫通面34の形状が、球面に関する式にも、非球面に関する式にも、双円錐またはトロイドレンズに関する式にも相当しないようにすることが可能である。この場合にはとりわけいわゆる自由形状レンズと呼ばれる。
図6には、レンズ領域6ないしレンズ装置5の種々異なる実施形態が図示されている。
図6Aには、レンズ装置5の概略側面図が示されている。レンズ領域6aは頂点軸c2を有し、該頂点軸c2は装置10の円筒軸Aと一致している。平均直径L2を有するレンズ領域6aは、頂点軸c2に関して回転対称に形成されている。
レンズ領域6aよりも大きい平均直径L1を有するレンズ領域6bは、頂点軸c1に関して非対称に自由形状レンズの形態で構成されている。レンズ領域6a,6bの全ての頂点は平面Pに位置している。レンズ装置5の深さtは、全てのレンズ領域6a,6bに関して製造公差の範囲内で等しい。
図6B,6Cには、双円錐形状のレンズ領域6および自由形状レンズとして構成されたレンズ領域6の概略上面図が示されている。図6Bの双円錐のレンズ領域6は、図平面に対して垂直に方向付けられた2つの対称平面Y1,Y2を有している。頂点軸cは、対称平面Y1,Y2の交点軸によって形成されている。自由形状として構成された図6cのレンズ領域の場合には、対称軸Yが1つだけが存在する。頂点軸cは図平面に対して垂直に位置づけられており、頂点を通って延在し、対称平面Yに位置している。例えば図6Aにおけるレンズ領域6bは、図6Cのように成形されている。レンズ領域6が自由形状レンズとして構成されている場合、レンズ6が対称平面を1つも有さないようにすることも可能である。
図7には、オプトエレクトロニクス装置10の複数の実施形態が図示されている。光学素子1の所定の形状、とりわけレンズ装置5およびレンズ領域6の所定の形状に対して、それぞれ達成された形成すべき模様8が図示されている。形成すべき模様8、ないし、この模様の照明強度分布は、それぞれ放射出射平面4に対して1mの間隔にて示されている。レンズ領域6は例えば放射出射平面4に、すなわち光学素子1のオプトエレクトロニクス半導体チップ2とは反対側に位置する。
図7Aによれば、9個のレンズ領域6が3×3の正方形パターンに配置されている。レンズ領域に対応する形成すべき模様8は、図7Bを参照すると、9個の照明島を有する。照明島9は互いに暗色の面域によって分離されており、レンズ領域6の配置パターンに応じて放射出射面4に配置されている。照明島9はほぼ正方形の形状を有する。全ての照明島9はほぼ同じ明るさである。
図7Cによれば、5個の内側レンズ領域6aがスター型に配置されている。4個の外側レンズ領域6bは、正方形の角の点に配置されている。形成すべき模様8は、図7Dを参照するとここでもレンズ領域6の配置パターンに相応しており、内側照明島9a,cおよび外側照明島9を有する。中央の照明島9cを除いて全ての照明島9a,9bは同等の輝度を有する。中央の照明島9cはそれよりも明るく輝く。
図7Eによれば、レンズ領域6は六辺形の模様に配置されている。このレンズ領域に対応する照明島9はそれぞれ互いに隔てられており、同じように六角形の模様を示す(図7Fを参照のこと)。
図7Gによれば、中央のレンズ領域6cの周りに8個の別のレンズ領域6bが環状に配置されている。形成すべき模様8は、図7Hを参照すると、レンズ領域6b,6cの配置パターンに相当している。全ての照明島9は同等の輝度を有する。
図8には、レンズ領域6の平均直径Lがミリメートルにて示されており、これに対して半導体チップ2の光束Φがルーメンにて示されている。図示の曲線は、半導体チップ2の種々異なる寸法に関連している。半導体チップ2から放射される光の光束Φは、半導体チップ2の同等の動作条件下では、簡単な近似法において半導体チップ2の面積に対してほぼ比例している。
菱形の曲線を参照すると、半導体チップ2が例えば0.5×0.5mmの面積を有する場合、レンズ領域6の平均直径Lは、約30lmの少ない光束を有する半導体チップ2に関して約1.4mmの範囲内で動く。半導体チップ2が約60lmの大きい光束Φを示す場合には、平均直径Lは約1mmである。図示された全ての曲線に関して、平均直径Lは半導体チップ2の側縁長さの1.5倍から3倍である。照明島9はここではそれぞれ約25lm/m=25lxの照明強度を有する。
図9には、照明島9の数Nに依存した、必要とされる半導体チップ2の光束Φの相関関係が図示されている。照明島9の照明強度Eは、半導体チップ2の光束Φと光学系の効率sとの積を、照明島9の数Nの平方ならびに照明島9の面積aで割って得られる。オプトエレクトロニクス装置10をオートフォーカスユニットないしオートフォーカスセンサにおいて使用するためには、約25lx、すなわち25lm/mの照明強度Eが必要である。照明島9の面積aはここでは約3mmであり、オプトエレクトロニクス装置10と対象物との間の距離は約1mである。このような距離の場合、照明島9の面積aは有利には約2mmから1mmの範囲にある。
効率sは、光学素子1の効率に相当する。効率sは1よりも小さい。なぜなら、例えば放射貫通面34における反射によって光学素子1において損失が生じるからである。同じく半導体チップ2から放射される放射Rも、光学素子1に完全には到達しない。半導体チップ2は近似的にしか点光源に相当しないので、光学素子1にわたって同じく光学的結合の際の損失が生じるからである。効率sは典型的には0.7と0.5の間の範囲にある。
半導体チップから放射すべき光束Φについて、必要とされる照明島9の照明強度Eおよび面積9が所与の場合には、照明強度Eの関係式から照明島9の数Nおよび効率sに依存して以下の関係式を導出することができる。
0.6の平均効率sに対して、例えば図7に図示したような結像すべき模様のためには、半導体チップ2の光束Φは30lmの範囲で十分である。
図10には、模様形成の際における若干の幾何学的特性量が概略的に示されている。結像すべき模様8は、オプトエレクトロニクス装置10によって例えば約1mの間隔dを置いて対象物11に投影される。対象物11は、例えば一種のスクリーン、または画像記録装置によって記録すべき対象物である。模様8の投影は、円筒軸Aに関連して約20°の拡がり角度γの範囲にて行われる。形成すべき模様8は、対象物11上に約35cmの半径hを有する。
図11には、画像記録装置100の実施形態が概略的に図示されている。オプトエレクトロニクス装置10から放射束Sが対象物11上に投影される。オプトエレクトロニクス装置10によって対象物11上に例えば図7による形成すべき模様8またはストライプ模様が形成されている。
センサ12は、対象物11によって拡散的に反射された放射束Sの放射S1を受容し、これによって画像記録装置100のために適当なフォーカス設定を算出する。
ここで説明した本発明は実施形態に基づく説明に限定されるものではない。
むしろ本発明はあらゆる新規の特徴ならびにそれらの特徴のあらゆる組み合わせを含むものであり、これには殊に特許請求の範囲に記載した特徴のあらゆる組み合わせが含まれる。このことはこのような特徴またはこのような組み合わせ自体が特許請求の範囲あるいは実施形態に明示的には記載されていない場合であっても当てはまる。
本願は、ドイツ国特許出願第10 2007 062 038.3号に優先権を主張するものであり、その開示内容は参照によって本願に取り込まれるものとする。

Claims (15)

  1. 光学素子(1)と、電磁放射を生成するために適当なオプトエレクトロニクス半導体チップ(2)とを備えるオプトエレクトロニクス装置(10)において、
    前記光学素子(1)は、
    ・ワンピースに構成されており、
    ・2つの互いに反対側にある放射貫通面(34)を含み、
    ・互いに隔てられた複数のレンズ領域(6)を備えるレンズ装置(5)を有し、
    前記レンズ装置(5)は前記放射貫通面(34)の一方の面に形成されており、前記放射貫通面(34)の他方の面は平面状に構成されており、
    前記レンズ領域(6)は、前記光学素子(1)を通って入射した放射が、種々の、円筒状の、および/または互いに分離された波面に形成されるよう構成および配置されている、
    ことを特徴とするオプトエレクトロニクス装置。
  2. 前記レンズ領域(6)は、放射が前記光学素子(1)を貫通した後、波面が種々異なる伝播方向および/または円筒軸(A)に関して種々異なる回転角度(α)を有するよう形成されるように構成および配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  3. 前記半導体チップ(2)と該半導体チップ(2)に向いた放射貫通面(34)との間の距離(d)は、前記半導体チップ(2)の平均直径(D)の少なくとも3倍である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  4. 前記光学素子(1)は、前記半導体チップ(2)の前のアタッチメントエレメントとして構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  5. 前記放射貫通面(34)の1つは平面状に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  6. 前記レンズ領域(6)は、種々異なる形状および種々異なるサイズを有する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  7. 前記レンズ領域(6)の配置パターンは、放射によって形成すべき模様のパターンに相応する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  8. 各前記レンズ領域(6)はそれぞれ単一の屈折面を有し、2つのレンズ領域(6)の屈折面は異なるカーブ経過および異なるサイズを有する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  9. 前記オプトエレクトロニクス装置(10)は、単一の半導体チップ(2)および単一の光学素子(1)を有する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  10. 前記オプトエレクトロニクス装置(10)には、形成すべき模様のネガティブ型またはポジティブ型がない、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  11. 前記半導体チップ(2)は、前記光学素子(1)に向いたチップ平面(7)を上からみると、150μm×150μm以上400μm×400μm以下の面積を有する、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  12. 各個々のレンズ領域(6)から放射される放射出力は、それぞれ平均値から最大で25%相違している、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  13. 前記レンズ領域(6)の平均直径(L)は、前記光学素子(1)に向いた前記チップ平面(7)の平均直径(D)の1.5倍よりも大きく3倍よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  14. 前記オプトエレクトロニクス装置(10)は、画像記録装置のオートフォーカスユニットのための基準模様を生成するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)。
  15. 請求項1から14のいずれか一項記載のオプトエレクトロニクス装置(10)と、オートフォーカス用に構成されているセンサ(11)とを備える画像記録装置。
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