JP6543825B2 - マイクロレンズアレイ - Google Patents

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Description

本発明は、一様な照度分布を有する光像を形成するマイクロレンズアレイに関する。

測定機器、医療機器、産業用ロボット用などのアライメントマークや視認用の表示に使用される光像を形成するために、光源からの光の分布を変換する光学素子が開発されている。これらの光学素子の中には、分割したシリンドリカルレンズを組み合わせたもの(たとえば、特許文献1)や、延長上の側面を備えた多角錐形状からなるもの(たとえば、特許文献2)がある。
しかし、面上に形成される光像の照度分布が十分な程度に一様になるように構成された光学素子は従来開発されていない。
特開平11−133209号公報 特表2003−504217号公報
したがって、面上に形成される光像の照度分布が十分な程度に一様になるように構成された光学素子に対するニーズがある。
本発明の一態様による光学素子は、複数のマイクロレンズを備えている。各マイクロレンズは、凸多角形のN個の辺と、該凸多角形の平面から離れたマイクロレンズ頂点と、該マイクロレンズ頂点と該凸多角形のN個の頂点とを結ぶ線によって区切られたN個の曲面と、を含み、該マイクロレンズ頂点を通り該平面に直交する直線をz軸とし、z軸と該平面との交点を原点とし、該平面内において原点を通り、ある辺に直交する直線をx軸とし、該辺に対応する曲面のz座標を、
z=f(x)
で表し、原点から該辺までの距離をtとして、0≦|x|≦tにおいて
z=F(x)
で表せる仮想曲面を想定し、該マイクロレンズの材料の屈折率をnとし、Aは非負、Cは正の定数として、
Figure 0006543825
とすると、0.25・t<|x|≦tにおいて、
Figure 0006543825
を満たすように構成されている。
本態様の光学素子のマイクロレンズの曲面は、マイクロレンズの多角形の平面に垂直に入射する均一な平行光束によって、該平行光束に垂直な平面上に形成される光像の照度分布が一様になるような仮想曲面F(x)のxに対する傾きとの傾きの差が、0.25・t<|x|≦tにおいて、0.035以下であるように形成されている。したがって、本態様の光学素子のマイクロレンズの多角形の平面に垂直に入射する均一な平行光束によって形成される、該平行光束に垂直な平面上に形成される光像の照度分布はほぼ一様となる。マイクロレンズアレイに入射される平行光束の強度にばらつきがある場合でも、マイクロレンズアレイは複数のマイクロレンズを含むので、マイクロレンズアレイ全体によって形成される光像の照度分布はほぼ一様となる。なお、0.25・t<|x|≦tの曲面の面積は少ないので、曲面の傾きは重要ではない。
本発明の第1の実施形態の光学素子においては、z軸を含みx軸に平行な断面において、該平面に垂直に入射してz軸方向に進む光線が該仮想曲面から射出した後に進む方向とz軸とのなす鋭角をθとし、x=0におけるθをθcとし、|x|=tにおけるθをθeとすると、
Figure 0006543825
Figure 0006543825
である。
本発明の第2の実施形態の光学素子においては、0≦|x|≦tにおいて、|x|が増加するにしたがって
z=F(x)
が単調に減少する。
本発明の第3の実施形態の光学素子においては、該凸多角形が正多角形である。
本発明の第4の実施形態の光学素子においては、z軸が該正多角形の中心を通るように構成されている。
本発明の第5の実施形態の光学素子においては、Nが3、4または6である。
本発明の第6の実施形態の光学素子においては、隣り合う辺に対応する曲面の形状が異なるように構成されている。
たとえば、正方形の隣り合う辺に対応する曲面の形状が異なる場合に、正方形の隣り合う2辺のそれぞれの方向に長さの異なる十字の光像であって、照度分布がほぼ一様な光像を形成することができる。
本発明の第の実施形態の光学素子は、コリメータレンズと一体的に形成されている。
本実施形態によれば安価でコンパクトな光学素子が得られる。
本発明の一実施形態による光学素子であるマイクロレンズアレイを示す図である。 図1のマイクロレンズアレイの構成要素であるマイクロレンズを示す図である。 光源と、コリメータレンズと、マイクロレンズアレイとを含む光学系を示す図である。 マイクロレンズの機能を説明するための第1の図である。 マイクロレンズの機能を説明するための第2の図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例1のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例1のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。 実施例1のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、比較例のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、比較例のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。 比較例のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例2のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例2のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。 実施例2のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。 実施例3のマイクロレンズアレイを示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例3のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。 光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例3のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。 実施例3のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。 実施例4の光学系を示す図である。 実施例4の光学素子の形状を示す図である。 光源の中心点B1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例4のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。 光源の中心点B1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例4のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。 光源の中心点B1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例4のマイクロレンズアレイによる光像の鉛直方向の照度分布を示す図である。 実施例4のマイクロレンズの水平方向の曲面の傾きを示す図である。 実施例4のマイクロレンズの鉛直方向の曲面の傾きを示す図である。
図1は、本発明の一実施形態による光学素子であるマイクロレンズアレイを示す図である。マイクロレンズアレイは、平面に配置された同一形状の複数のマイクロレンズを含む。
図2は、図1のマイクロレンズアレイの構成要素であるマイクロレンズを示す図である。マイクロレンズは、正方形の4個の辺Sと、マイクロレンズ頂点Tと、正方形の4個の頂点とマイクロレンズ頂点Tとを結ぶ曲線によって区切られた4個の曲面CSと、を含む。
図3は、光源310と、コリメータレンズ200と、マイクロレンズアレイ100とを含む光学系を示す図である。図3において光学系の光軸を一点鎖線で示す。光軸は、光源310の発光面の中心点A1を通り、コリメータレンズ200の主軸と一致し、マイクロレンズアレイ100の光源側の面に直交するように定める。
光源310から放出された光は、コリメータレンズ200によって光軸に平行な光束とされ、マイクロレンズアレイ100の光源側の面に垂直に入射される。マイクロレンズアレイ100に入射された平行光束は、マイクロレンズによって所定の方向に向けて射出される。
図4は、マイクロレンズの機能を説明するための第1の図である。マイクロレンズの底面Bは、正方形の4個の辺Sと平行である。底面Bに直交し、マイクロレンズ頂点Tをとおる直線をz軸とする。z軸と正方形の面との交点を原点Oとし、正方形の面内において、原点Oを通り、正方形の2辺に平行で他の2辺に直交する直線をx軸とする。図4は、z軸及びx軸を含むマイクロレンズの断面を示す。ここで、正方形のx軸に垂直な方向の辺を含む曲面CSのz座標は、x座標のみの関数であるように定められている。すなわち、曲面CSは、以下の式で表せる。
z=f(x)
図4の断面において、マイクロレンズの底面Bに垂直に入射した光線Rは、マイクロレンズの曲面CSに入射角φで入射し、z軸に対して角度θの方向に向けて射出される。すなわち、角度θは曲面CSを射出した光が進む方向とz軸との間の鋭角である。角度θ及び入射角φは、z軸を基準として時計回りに測定した角度を正、反時計回りに測定した角度を負とする。図4から明らかなように、xが正の領域では、角度θは正で入射角φは負あり、xが負の領域では角度θは負で入射角φは正である。底面Bに垂直に入射した平行光束は、x軸に垂直な方向の辺を含む曲面CSを通過した後、zx方向にのみ広がりを持った光束となる。したがって、該光束によって、z軸に垂直な平面上に形成される光像は、x軸方向の所定の長さの線状となる。また、同様に、底面Bに垂直に入射し、x軸に平行な方向の辺を含む曲面CSを通過した光束によって、z軸に垂直な平面上に形成される光像は、x軸方向と垂直な方向の所定の長さの線状となる。したがって、z軸に垂直な平面上に形成される光像は、x軸方向、及びx軸方向と垂直な方向に所定の長さの線状となる。
図5は、マイクロレンズの機能を説明するための第2の図である。図5の右側の図は、z軸及びx軸を含むマイクロレンズの断面を示す。図5の左側の図は、マイクロレンズの平面図である。マイクロレンズの底面Bに垂直に入射する2本の光線をR1及びR2で示す。マイクロレンズ内において、光線R1のx座標はxであり、光線R2のx座標はxである。ここで、x<xである。光線R1は曲面CSを通過した後、z軸と角度θをなす方向に進行し、光線R2は曲面CSを通過した後、z軸と角度θをなす方向に進行する。
図5に示すように、あるx座標近傍を光束が通過する微小面積はΔS=2Δx・xと表現できる。したがって、入射する光束の光束密度が均一であるとすれば、マイクロレンズの中心に近いx=x1近傍のΔS1を通過しθ1方向に屈折する光束の方が、x近傍のΔSを通過する光束よりも少なくなる。マイクロレンズのサイズに比べて照度分布を評価するz軸に垂直な平面までのz軸方向の距離Lが十分に大きければ、角度θで屈折した光束は該平面上において光軸からLtanθの位置に照射されるとみなせるので、放射照度を一様とする条件は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
ここで、Cは正の定数である。
ここで、マイクロレンズから十分に離れた、z軸に垂直な平面上で放射照度を一様とするマイクロレンズの仮想曲面を
z=F(x)
で表す。F(x)のx軸に対する傾き角をφとすると、以下の式が成立する。
Figure 0006543825
マイクロレンズの屈折率をnとすると、スネルの法則により以下の式が成立する。
Figure 0006543825
放射照度を一様とするには式(1)乃至(3)を同時に満たせばよい。変数が多いので整理する。まず、式(1)の定積分を計算すると以下の式が得られる。
Figure 0006543825
ここで、Aは非負の定数である。
原点から正方形の辺までの距離をtとして、式(4)にx=0及びx=tを代入すると以下の式が得られる。
Figure 0006543825
ここで、θは、マイクロレンズ頂点において曲面CSを射出した光が進む方向とz軸との間の鋭角であり、θは、正方形の辺において曲面CSを射出した光が進む方向とz軸との間の鋭角である。上記の式から以下の式が導かれる。
Figure 0006543825
式(4)を変形すると、以下の式が導かれる。
X≧0のとき
Figure 0006543825
X<0のとき
Figure 0006543825
Figure 0006543825
他方、式(3)を変形すると、以下の式が得られる。
Figure 0006543825
さらに、以下の式が得られる。
Figure 0006543825
式(2)、(5a)、(6)、(7)式を整理すると以下の式が得られる。
x≧0のとき
Figure 0006543825
また、式(2)、(5b)、(6)、(7)式を整理すると以下の式が得られる。
x<0のとき
Figure 0006543825
したがって、式(8a)及び(8b)を満たす断面形状を備えたマイクロレンズは、十分に離れたz軸に垂直な平面上で放射照度を一様にする。
入射光束の密度の均一性が保証されていない場合でも、マイクロレンズアレイの数が十分であれば、複数のマイクロレンズからの分布の重ねあわせで構成されている全体の放射照度分布は一様になる。
式(8a)及び(8b)は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
一般的に、マイクロレンズの曲面f(x)が、種々の応用に十分な程度に一様な放射照度分布を実現するための条件は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
また、放射照度分布への寄与は光学面の面積に略比例するので、光軸の近傍の一部の領域で式(10)を満たさなかったとしても、全体の放射照度分布への影響は小さく、その機能を損なうことはない。たとえば、光軸から距離tの25%の領域の面積は6%程度であり、この範囲で式(10)から外れたとしても他の範囲が式(10)を満たせば一様に近い輻射状の放射照度分布を得ることができる。
以下において、実施例及び比較例を説明する。
実施例1−2及び比較例の光学系
実施例1−2及び比較例の光学系は、図3に示す光学系からなる。実施例1−2及び比較例の光源310及びコリメータレンズ200の仕様は同一であり、コリメータレンズ200の仕様は以下のとおりである。
位置(光源の中心点を基準として):z=30[mm]
材料:BK7(屈折率:n=1.519)
厚み:4.0[mm]
入射面中心曲率半径:130.7[mm]
射出面中心曲率半径:−19.38[mm]
ここで、コリメータレンズ200の位置とは、コリメータレンズ200の入射面と光軸との交点、すなわち図3のA2の位置である。z=30[mm]は、光源の中心点A1からA2までの距離が30ミリメータであることを意味する。コリメータレンズ200の厚みとは、光軸に沿った中心厚を意味する。
実施例1−2及び比較例のマイクロレンズの仕様は、曲面CSの形状を除いて共通であり、以下のとおりである。したがって、実施例2及び比較例のマイクロレンズアレイは、図1に示した実施例1のマイクロレンズアレイと同様である。
位置(光源の中心点を基準として):z=40[mm]
材料:ポリカーボネート(屈折率:n=1.590)
厚み:1.0[mm]
多角形:正方形
正方形のサイズ:一辺が2.0ミリメータの正方形
ここで、マイクロレンズアレイ100の位置とは、マイクロレンズアレイ100のレンズを備えていない面、すなわち底面と光軸との交点、すなわち図3のA3の位置である。z=40[mm]は、光源の中心点A1からA3までの距離が40ミリメータであることを意味する。マイクロレンズアレイ100の厚みとは、マイクロレンズの底面からマイクロレンズの頂点までの距離、すなわち図4のBからTまでの距離を意味する。
実施例1のマイクロレンズ
実施例1のマイクロレンズの曲面は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
表1は、実施例1のマイクロレンズの曲面を示す式(11)の係数を示す表である。
Figure 0006543825
図6は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例1のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。実施例1を示す図3において、光軸は水平方向に配置される。マイクロレンズの正方形の2辺は水平方向に、他の2辺は鉛直方向に配置される。したがって、図6に示すように、水平方向及び鉛直方向に所定の長さの直線状の放射照度分布を有する光像が出現する。
図7は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例1のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。図7の横軸は平面上の水平方向の位置を示す。光軸と平面が交わる位置は、横軸の座標の0.0の位置である。図7の縦軸は相対照度を示す。相対照度の1は照度の最大値である。
図8は、実施例1のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。図8の横軸は、マイクロレンズのx軸の座標を示し、図8の縦軸は、実施例1のマイクロレンズの曲面の傾き
Figure 0006543825
及び照度分布を一様とする仮想曲面の傾き
Figure 0006543825
を示す。実施例1のマイクロレンズの曲面の傾きは、xの全範囲で式(10)を満たしている。
比較例のマイクロレンズ
比較例のマイクロレンズの曲面は中心曲率半径1.66ミリメータの円弧形状である。
図9は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、比較例のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。比較例を示す図3において、光軸は水平方向に配置される。マイクロレンズの正方形の2辺は水平方向に、他の2辺は鉛直方向に配置される。したがって、図9に示すように、水平方向及び鉛直方向に所定の長さの直線状の放射照度分布を有する光像が出現する。
図10は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、比較例のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。図10の横軸は平面上の水平方向の位置を示す。光軸と平面が交わる位置は、横軸の座標の0.0の位置である。図10の縦軸は相対照度を示す。相対照度の1は照度の最大値である。
図11は、比較例のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。図11の横軸は、マイクロレンズのx軸の座標を示し、図11の縦軸は、比較例のマイクロレンズの曲面の傾き
Figure 0006543825
及び照度分布を一様とする仮想曲面の傾き
Figure 0006543825
を示す。比較例のマイクロレンズの曲面の傾きは、xの全範囲の70%以上の範囲で式(10)を満たしていない。
実施例2のマイクロレンズ
実施例2のマイクロレンズの曲面は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
表2は、実施例2のマイクロレンズの曲面を示す式(11)の係数を示す表である。
Figure 0006543825
図12は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例2のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。実施例2を示す図3において、光軸は水平方向に配置される。マイクロレンズの正方形の2辺は水平方向に、他の2辺は鉛直方向に配置される。したがって、図12に示すように、水平方向及び鉛直方向に所定の長さの直線状の放射照度分布を有する光像が出現する。
図13は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例2のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。図13の横軸は平面上の水平方向の位置を示す。光軸と平面が交わる位置は、横軸の座標の0.0の位置である。図13の縦軸は相対照度を示す。相対照度の1は照度の最大値である。
図14は、実施例2のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。図14の横軸は、マイクロレンズのx軸の座標を示し、図14の縦軸は、実施例2のマイクロレンズの曲面の傾き
Figure 0006543825
及び照度分布を一様とする仮想曲面の傾き
Figure 0006543825
を示す。実施例2のマイクロレンズの曲面の傾きは、x<0.1を除く範囲で式(10)を満たしている。
実施例3の光学系とマイクロレンズ
実施例3の光学系は、図3に示す光学系である。実施例3のコリメータレンズ200の仕様は以下のとおりである。
位置(光源の中心点を基準として):z=30[mm]
材料:BK7(屈折率:n=1.519)
厚み:4.0[mm]
入射面中心曲率半径:130.7[mm]
射出面中心曲率半径:−19.38[mm]
ここで、コリメータレンズ200の位置とは、入射面と光軸との交点、すなわち図3のA2の位置である。z=30[mm]は、光源の中心点A1からA2までの距離が30ミリメータであることを意味する。コリメータレンズ200の厚みとは、光軸に沿った中心厚を意味する。
図15は実施例3のマイクロレンズアレイを示す図である。
実施例3のマイクロレンズの仕様は、以下のとおりである。
位置(光源の中心点を基準として):z=40[mm]
材料:ポリカーボネート(屈折率:n=1.590)
厚み:1.0[mm]
多角形:正六角形
正六角形のサイズ:対向する辺の間隔(水平方向の長さ)が2.0ミリメータであり、対向する頂点の間隔(鉛直方向の長さ)が2.309ミリメータの正六角形)
ここで、マイクロレンズアレイ100の位置とは、マイクロレンズアレイ100のレンズを備えていない面、すなわち底面と光軸との交点、すなわち図3のA3の位置である。z=40[mm]は、光源の中心点A1からA3までの距離が40ミリメータであることを意味する。マイクロレンズアレイ100の厚みとは、マイクロレンズの底面からマイクロレンズの頂点までの距離、すなわち図4のBからTまでの距離を意味する。
実施例3のマイクロレンズの曲面は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
表3は、実施例3のマイクロレンズの曲面を示す式(11)の係数を示す表である。
Figure 0006543825
図16は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例3のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。実施例3を示す図3において、光軸は水平方向に配置される。マイクロレンズの正六角形の2辺は鉛直方向に配置される。したがって、図16に示すように、6本の直線状の放射照度分布を有する光像が出現する。
図17は、光源の中心点A1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例3のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。図17の横軸は平面上の水平方向の位置を示す。光軸と平面が交わる位置は、横軸の座標の0.0の位置である。図17の縦軸は相対照度を示す。相対照度の1は照度の最大値である。
図18は、実施例3のマイクロレンズの曲面の傾きを示す図である。図18の横軸は、マイクロレンズのx軸の座標を示し、図18の縦軸は、実施例3のマイクロレンズの曲面の傾き
Figure 0006543825
及び照度分布を一様とする仮想曲面の傾き
Figure 0006543825
を示す。実施例3のマイクロレンズの曲面の傾きは、xの全範囲で式(10)を満たしている。ただし、0.5<x<0.8の範囲では、式(10)の上限にほぼ等しい。
実施例4の光学系と光学素子
図19は実施例4の光学系を示す図である。実施例4の光学系は、光源320と、コリメータレンズ1200と、マイクロレズアレイ1100と、を含む。コリメータレンズ1200と、マイクロレズアレイ1100と、は一体的に形成されている。コリメータレンズ1200は透過面1201と反射面1203とを含む。光源320から放出されて透過面1201を透過した光、及び反射面1203によって反射された光は平行光束となってマイクロレンズアレイ1100に入射する。コリメータレンズ1200の主軸を光軸と一致させ、光軸が光源320の中心を通過するように配置する。図19において、光軸は水平方向に配置される。
図20は実施例4の光学素子の形状を示す図である。実施例4の光学素子は、コリメータレンズ1200の射出側にマイクロレンズアレイ1100を備えている。光学素子は、マイクロレンズの正方形の隣接する2辺が、それぞれ水平方向及び鉛直方向となるように配置される。光学素子の材料は、ポリカーボネート(屈折率:n=1.590)である。
コリメータレンズ1200の透過面1201は光源側に凸の非球面形状である。光軸からの距離をrとして面形状は次式で定義される。
Figure 0006543825
ここで、zは光軸上に位置する透過面1201の頂点から面上の点までのz軸方向の距離を表し、rは光軸から面上の点までの距離を表す。コリメータレンズの透過面1201を定義するパラメータは以下のとおりである。
位置(光源の中心点を基準として):z=2.25[mm]
中心曲率半径:R=1.327[mm]
コーニック:k=-2.527
ここで、コリメータレンズの透過面1201の位置とは、透過面1201と光軸との交点、すなわち図19のB2の位置である。B2の位置は、上述の透過面1201の頂点の位置である。z=2.25[mm]は、光源の中心点B1からB2までの距離が2.25ミリメータであることを意味する。
コリメータレンズ反射面1203は光源側に凸の偶数次非球面形状である。光軸からの距離をrとして面形状は以下ので定義される。
Figure 0006543825
ここで、zは、後で説明する光軸上に位置する点z(0)から面上の点までのz軸方向の距離を表し、rは光軸から面上の点までの距離を表す。コリメータレンズの反射面1203を定義するパラメータは以下のとおりである。
位置(光源の中心点を基準として):z=-0.455[mm]
非球面係数a:3.44E−1
非球面係数a:−5.56E−3
非球面係数a:7.68E−5
ここで、コリメータレンズの反射面1203の位置とは、反射面1203を表す上記の式のz(0)の値に相当する光軸上の位置である。z=-0.455[mm]は、z(0)の値に相当する光軸上の位置が、光源の中心点B1から、マイクロレンズアレイ1100の反対側で0.455ミリメータ離れた位置であることを意味する。
マイクロレンズアレイを定義するパラメータは以下のとおりである。
位置(光源の中心点を基準として):z=6.0[mm]
セグメントサイズ:2.0(水平方向)×1.5(鉛直方向)[mm
ここで、マイクロレンズアレイ1100の位置とは、マイクロレンズアレイ1100のレンズを備えていない面、すなわち底面と光軸との交点、すなわち図19のB3の位置である。z=6.0[mm]は、光源の中心点B1からB3までの距離が6.0ミリメータであることを意味する。マイクロレンズアレイ1100の厚みは、2.0ミリメータである。
実施例4のマイクロレンズの曲面は以下の式で表せる。
Figure 0006543825
表4は、実施例4のマイクロレンズの水平方向に配置される曲面(正方形の水平方向の辺を含む曲面)を示す式(11)の係数を示す表である。
Figure 0006543825
表5は、実施例4のマイクロレンズの鉛直方向に配置される曲面(正方形の鉛直方向の辺を含む曲面)を示す式(11)の係数を示す表である。
Figure 0006543825
図21は、光源の中心点B1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例4のマイクロレンズアレイによる光像の照度分布を示す図である。マイクロレンズの正方形の2辺は水平方向に、他の2辺は鉛直方向に配置される。したがって、図21に示すように、水平方向及び鉛直方向に所定の長さの直線状の放射照度分布を有する光像が出現する。
図22は、光源の中心点B1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例4のマイクロレンズアレイによる光像の水平方向の照度分布を示す図である。図22の横軸は平面上の水平方向の位置を示す。光軸と平面が交わる位置は、横軸の座標の0.0の位置である。図22の縦軸は相対照度を示す。相対照度の1は照度の最大値である。
図23は、光源の中心点B1から光軸方向に3.0メートルの位置に光軸に垂直に配置された平面における、実施例4のマイクロレンズアレイによる光像の鉛直方向の照度分布を示す図である。図23の横軸は平面上の鉛直方向の位置を示す。光軸と平面が交わる位置は、横軸の座標の0.0の位置である。図23の縦軸は相対照度を示す。相対照度の1は照度の最大値である。
図24は、実施例4のマイクロレンズの水平方向の曲面の傾きを示す図である。図24の横軸は、マイクロレンズのx軸の座標を示し、図24の縦軸は、実施例4のマイクロレンズの水平方向の曲面の傾き
Figure 0006543825
及び照度分布を一様とする仮想曲面の傾き
Figure 0006543825
を示す。実施例4のマイクロレンズの水平方向の曲面の傾きは、xの全範囲で式(10)を満たしている。
図25は、実施例4のマイクロレンズの鉛直方向の曲面の傾きを示す図である。図25の横軸は、マイクロレンズのx軸の座標を示し、図25の縦軸は、実施例4のマイクロレンズの鉛直方向の曲面の傾き及び照度分布を一様とする仮想曲面の傾き
Figure 0006543825
を示す。実施例4のマイクロレンズの鉛直方向の曲面の傾きは、xの全範囲で式(10)を満たしている。
実施例の照度分布と比較例の照度分布との比較
図7によれば、実施例1の照度分布は、0.2≦|x|≦2.2の範囲で相対照度は0.95以上である。これに対して、図10によれば、比較例の照度分布は、0.3≦|x|≦1.2以外の範囲では、相対照度は0.8よりも低い。このように、実施例1の照度分布は、比較例の照度分布よりも一様である。
図13によれば、実施例2の照度分布において、0.3≦|x|≦2.0の範囲で相対照度は0.9以上である。これに対して、図10によれば、比較例の照度分布は、0.3≦|x|≦1.2以外の範囲では、相対照度は0.8よりも低い。このように、実施例2の照度分布は、比較例の照度分布よりも一様である。上述のように、実施例2のマイクロレンズの曲面の傾きは、x<0.1の範囲で式(10)を満たしていないが、一様な照度分布を有する光像が実現されている。
図17によれば、実施例3の照度分布において、0.2≦|x|≦1.3の範囲で相対照度は0.8以上であり、0.2≦|x|≦2.0の範囲で相対照度は0.6以上である。これに対して、図10によれば、比較例の照度分布は、0.2≦|x|≦1.6以外の範囲では、相対照度は0.6よりも低い。このように、実施例3の照度分布は、比較例の照度分布よりも一様である。図18によれば、実施例3のマイクロレンズの曲面の傾きは、xの全範囲で式(10)を満たしているが、0.5<x<0.8の範囲では、式(10)の上限にほぼ等しい。マイクロレンズの曲面の傾きと仮想曲面の傾きg(x)との差が、本例よりも大きくなると照度分布の一様性の優位性は損なわれる。
図22によれば、実施例4の水平方向の照度分布において、0.3≦|x|≦1.1の範囲で相対照度は0.8以上である。図23によれば、実施例4の鉛直方向の照度分布において、0.3≦|x|≦0.8の範囲で相対照度は0.8以上である。異なる光学系を備えた比較例と単純に比較することはできないが、実施例4の光学素子によって比較的一様な照度分布を有する光像が実現されている。

Claims (10)

  1. 複数のマイクロレンズを備えたマイクレンズアレイであって、
    各マイクロレンズは、凸多角形のN個の辺と、該凸多角形の平面から離れたマイクロレンズ頂点と、該マイクロレンズ頂点と該凸多角形のN個の頂点とを結ぶ線によって区切られたN個の曲面と、を含み、該マイクロレンズ頂点を通り該凸多角形の平面に直交する直線をz軸とし、z軸と該凸多角形の平面との交点を原点とし、該凸多角形の平面内において原点を通り、ある辺に直交する直線をx軸とし、該辺に対応する曲面のz座標はxのみで定まり
    z=f(x)
    で表され、原点から該辺までの距離をtとして、該マイクロレンズの材料の屈折率をnとし、Aは非負、Cは正の定数として、
    Figure 0006543825
    とすると、0.25・t<|x|≦tにおいて、
    Figure 0006543825
    を満たし、
    該凸多角形の平面に垂直に入射する均一な平行光束によって、該平行光束に垂直な平面上に形成される直線状の周囲より照度の高い部分の照度分布が、該辺に対応する曲面が円弧形状である場合の照度分布よりも一様になるようにf(x)が定められたマイクレンズアレイ。
  2. 該凸多角形が正多角形である請求項1に記載のマイクレンズアレイ。
  3. z軸が該正多角形の中心を通るように構成された請求項2に記載のマイクレンズアレイ。
  4. Nが3、4または6である請求項1から3のいずれかに記載のマイクレンズアレイ。
  5. 隣り合う辺に対応する曲面の形状が異なるように構成された請求項1から4のいずれかに記載のマイクレンズアレイ。
  6. コリメータレンズと一体的に形成された請求項1から5のいずれかに記載のマイクレンズアレイ。
  7. 凸多角形が、対向する辺の間隔が2ミリメートルの正六角形であり、該マイクロレンズ頂点から該六角形の面と平行なマイクロレンズ底面までの距離が1ミリメートルである場合に、該マイクロレンズ底面に垂直に入射する均一な平行光束によって、該マイクロレンズ底面から光軸方向に2.96メータの位置の光軸に垂直な平面に形成される直線状の周囲より照度の高い部分において、光軸と該光軸に垂直な平面との交点から0.2メートルから1.3メートルの位置の相対照度は0.8以上となるようにf(x)が定められた請求項1に記載のマイクレンズアレイ。
  8. 凸多角形が、一辺が2ミリメートルの正方形であり、該マイクロレンズ頂点から該正方形の面と平行なマイクロレンズ底面までの距離が1ミリメートルである場合に、該マイクロレンズ底面に垂直に入射する均一な平行光束によって、該マイクロレンズ底面から光軸方向に2.96メータの位置の光軸に垂直な平面に形成される直線状の周囲より照度の高い部分において、光軸と該光軸に垂直な平面との交点から0.3メートルから2.0メートルの位置の相対照度は0.9以上となるようにf(x)が定められた請求項1に記載のマイクレンズアレイ。
  9. nを正の整数、aを定数として、マイクロレンズの曲面が、
    Figure 0006543825
    によって表せる請求項1に記載のマイクレンズアレイ。
  10. 複数のマイクロレンズを備えたマイクレンズアレイの製造方法であって、
    各マイクロレンズは、凸多角形のN個の辺と、該凸多角形の平面から離れたマイクロレンズ頂点と、該マイクロレンズ頂点と該凸多角形のN個の頂点とを結ぶ線によって区切られたN個の曲面と、を含み、該マイクロレンズ頂点を通り該凸多角形の平面に直交する直線をz軸とし、z軸と該凸多角形の平面との交点を原点とし、該凸多角形の平面内において原点を通り、ある辺に直交する直線をx軸とし、該辺に対応する曲面のz座標はxのみで定まり、
    z=f(x)
    で表され、原点から該辺までの距離をtとして、該マイクロレンズの材料の屈折率をnとし、Aは非負、Cは正の定数として、
    Figure 0006543825
    として、0.25・t<|x|≦tにおいて、
    Figure 0006543825
    の範囲でg(x)に対してf(x)を変化させながら、該凸多角形の平面に垂直に入射する均一な平行光束によって、該平行光束に垂直な平面上に形成される直線状の照度の高い部分の照度分布を一様にするようにf(x)を定めるマイクレンズアレイの製造方法。
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