JP2011506100A - 溶接タイプのラウンド・チェーンおよびプロファイル・チェーンの製造方法、ラウンド・チェーンまたはプロファイル・チェーン用のチェーン・リンク、ならびに、同種のチェーン・リンクから作られるラウンド・チェーンまたはプロファイル・チェーン - Google Patents
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Abstract
Description
に実現可能である。
本発明による製造方法を用いると、形状さらには使用される材料の両方に関する設計の発展性および特別な要求事項に対する適合性を、事前曲げ処理した単一部品のチェーン・リンクを使用するこれまでの既知の製造方法と比較して大きく向上させることができる。
事項に対して非常に適切かつ柔軟に適合することができる。
らには非鉄金属から製造され得、本発明によるチェーン・リンクの場合、チェーン・リンク部品は、炭素含有量が0.25%を超える肌焼鋼または鍛鋼から製造されることが特に好ましく、それにより、既知のチェーンと比較して強度特性を大幅に向上させることができる。しかし、チェーン・リンク部品は、熱プラスチック、または、例えばチェーン・リンクの内側にアルミニウムおよび外側にプラスチックといったようなプラスチック/金属複合材料を含むことが有利である場合もある。
図1から図3は従来技術を示している。
図1は、この目的のための事前曲げ処理したチェーン・リンク1を示している。このチェーン・リンク1は、ワイヤ・ロール(線輪)または(ワイヤの直径が約22mm以上の
場合)棒材から得られるワイヤから作ることができ、この場合、これらのワイヤ・ロールまたは棒材は、曲げ機械上で個別のスタブ(ピン)に切断され、それらのスラブが曲げられてチェーン・リンク1となる。事前曲げ処理したチェーン・リンク1の端面はまだ互いに比較的離れているため、個々のチェーン・リンク1が互いに内側に引っ掛けられ得てそれにより図1によるチェーンが形成され、その後、事前曲げ処理したチェーン・リンク1の2つの端面2の距離が図2に示すよう縮められことにより、各チェーン・リンク1の開いている端部の端面2の通路断面(passage cross−section)が、掛けられている隣接するリンクの曲げられたレッグの材料厚が完全に通過できないくらいにまでに縮小されることから、互いに連結されたチェーン・リンク1が互いに分離され得ないようになる。図2に図示したチェーン・リンク1はその後、突合せ抵抗溶接またはフラッシュ・バット溶接により事前曲げ処理した各チェーン・リンク1の個々の2つの端面2a、2bが順次溶接される形で互いに連結され、それにより、溶接継手4も明確に示されている図3に示されるような、完成品の溶接タイプのチェーン3が得られる。
2b上での相対運動を実現できる可能性もあり、その場合もやはり平坦な端面2a、2bおよび2a’、2b’は軸方向Sにおいて互いに対して押圧される。このような回転運動F’の形態の相対運動は任意適当な形で引き起こされてよく、したがって、例えば、2つのチェーン・リンク部品5aおよび5bのうちの一方がその位置に固定されてもう一方が相手に対して回転方向に振動するように運動させられてよい。しかし、互いに押圧されている端面2a、2bおよび2a’、2b’で相対運動を引き起こすためにチェーン・リンク部品5a、5bの両方をそれぞれ互いに対して回転方向に運動させることも可能である。これは、基本的には、同方向の回転(ただし、回転速度は異なる)であってもよいが、図6に示すように反対向きに方向付けられた回転運動であることが好ましい。この場合、この溶接処理は、やはり軸方向に方向付けられた圧縮力Sを加えることによって完了されるわけであるが、端面5a、5bおよび5a’、5b’は、この圧縮力Sによって互いに押圧されることにより加熱の終了時には溶接されていることになる。末端区間の回転を利用するこのタイプの溶接は軌道溶接手法と称される。
これらのいずれの場合も、回転ディスク6が、2つのチェーン・リンク部品5aおよび5bの互いに対向している端面2aと2a’との間ならびに2bと2b’との間に取り付けられ、チェーン・リンク部品5aおよび5bの平坦な端面2a、2b、2a’および2b’が、その全範囲において摩擦により係止される形でこの回転ディスク6に対して押圧されてよく、所望の溶接温度に達したときにやはり軸方向に作用する圧縮力Sが加えられて、2つのチェーン・リンク部品5aおよび5bがディスク6を用いて互いに対して正確に方向付けされた状態で溶接される。
図9は別の形態のチェーン・リンク部品5aを示しており、このチェーン・リンク5aはやはりハーフ・リンクの形態であり、チェーン・リンク1がその全域面に対して垂直の中心平面において分割されている状態に相当する。
図3と図10とを比較するとすぐに分かるように、この2つの実施形態のチェーンでは、各チェーン・リンク1の個々の周方向においてそれぞれのチェーン・リンク1の溶接継手4が90°ずれている。
うになされた2つのチェーン・リンク部品5aおよび5a’(各々がハーフ・リンクの形態)が示されており、これらは、図12に示したようなチェーンの中で互いに交互に連結される。図11の左側に示したチェーン・リンク部品5aはピッチt2を有するチェーン・リンク1を作るようになされており、図11の右側に示したチェーン・リンク部品5a’は大きいピッチt1を有するチェーン・リンク1’を作るようになされている。したがって、図12に示すような、個々のチェーン・リンク1および1’が交互に異なるレッグ長さを有するようなチェーン3が得られる。
図14のチェーン3が示しているように、このチェーン・リンク5aの弓状部8の内側に形成される円形凹部9およびその端部に設けられるビード10があることで、2つの連続するチェーン・リンク1が回転する場合、ビード10と傾斜しているチェーン・リンク部品5aの外側縁部とが協働することにより2つのチェーン・リンク1の角度が適切に維持される。
部品5a’に対して垂直にいずれかで振動させられてよく、あるいは、小さいチェーン・リンク部品5b’が固定されて、大きいチェーン・リンク部品5a’が、上記の2つの平面においてチェーン・リンク部品5b’に対して振動するように動かされてもよい。
Claims (18)
- 互いに連結されたチェーン・リンク(1)から作られた溶接タイプのラウンド・チェーンおよびプロファイル・チェーン(3)の製造方法であって、該チェーン・リンク(1)の各々が、摩擦溶接によって互いに連結される2つのチェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)から作られることを特徴とする方法。
- ハーフ・リンクが前記チェーン・リンク部品(5a、5b)として使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 異なるサイズのチェーン・リンク部品(5a’、5b’)が各チェーン・リンク(1)に使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 異なる形状のチェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が使用されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
- 異なるプロファイル断面を有するチェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が使用されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 焼結材料から作られたチェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が使用されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
- 非鉄金属から作られたチェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が使用されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
- 各チェーン・リンク(1)において、前記チェーン・リンク(1)の分割されている平面内にある溶接面に沿って前記摩擦溶接が実施されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記摩擦溶接が線形摩擦溶接(F)または軌道摩擦溶接(F)として実施されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
- 摩擦溶接によって互いに連結された2つのチェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)からなることを特徴とする、ラウンド・チェーンまたはプロファイル・チェーン用のチェーン・リンク。
- 前記チェーン・リンク部品(5a、5b)が2つのハーフ・リンクであることを特徴とする請求項10に記載のチェーン・リンク。
- 前記チェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が、異なる形状、具体的には異なるプロファイル断面を有することを特徴とする請求項10または11に記載のチェーン・リンク。
- 前記チェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が焼結部品であることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のチェーン・リンク。
- 前記チェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が炭素含有量が0.25%を超える肌焼鋼または鍛鋼からなることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載のチェーン・リンク。
- 前記チェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が、錆びない鋼、オーステナイト鋼、マルテンサイト鋼、フェライト鋼またはレデブライト鋼からなることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載のチェーン・リンク。
- 前記チェーン・リンク部品(5a、5b、5a’、5b’)が熱プラスチックまたはプラスチック/金属複合材料からなることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のチェーン・リンク。
- 請求項10乃至16のいずれか1項に記載のチェーン・リンク(1)から構成されるラウンド・チェーンまたはプロファイル・チェーン(3)。
- 互いに連結された2つのチェーン・リンク(5a、5b)の各々が異なる長さの区間を有することを特徴とする請求項17に記載のラウンド・チェーンまたはプロファイル・チェーン。
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