JP2011505658A - スポーク時間の間に放射される光を制御するための照明システム、方法及び投影デバイス - Google Patents

スポーク時間の間に放射される光を制御するための照明システム、方法及び投影デバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、照明システム100、投影デバイス、カラーホイール20、22、24に関する。照明システムは、光出力窓110の方へ光を各々放射する第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニットを有する。照明システムは、複数のカラーセグメントR、G、Bを有するカラーホイールを有し、2つの隣接するカラーセグメントの間の境界はスポーク40である。第1の光放射ユニットと第2の光放射ユニットと前記スポークとは、光源と光出力窓との間の光路80を通過するとき、スポークが、第1の光放射ユニットと光出力窓との間の第1の光路と、第2の光放射ユニットと光出力窓との間の第2の光路とを同時に通過することを防止するように構成される。照明システムは、前記スポークが第1の光路を通過するときの時間間隔p1の間に第1の光放射ユニットのスイッチをオフにするように構成されている駆動ユニット92を更に有する。本発明による照明システムの効果は、スポーク時間の間に放射される光の色が徐々に変化せず、相対的に突然変化し、投影デバイスが複雑な補償技術の必要性なくスポーク時間の間に放射される光を使用可能にすることである。

Description

本発明は、スポーク時間の間に放射される光を制御するための照明システムに関する。
本発明は、照明システムを有する投影デバイス、及び当該照明システムに用いられるカラーホイールにも関する。
投影デバイスのための照明システムは、それ自体知られている。これらは、とりわけ、ビーマー及びプロジェクション・テレビのような投影デバイスで使用される。斯様な画像プロジェクション・システムにおいて、照明システムで生成された光は、画像作成ユニット、例えば、液晶ディスプレイ(更に、LCDとしても示される)、又は例えば、デジタル光処理ユニット(更に、DLPとしても示される)、又は例えば、シリコン上の液晶(更に、LCoSとしても示される)に当たり、その後画像がスクリーン又は壁に投影される。投影デバイスのための照明システムは、光の色順序で光を通常放射し、これが時間とともに繰り返される。光の後続の色の各々が、部分的な画像を生成するために、投影デバイスで使用される。画像は、スクリーン上に部分的な画像を引き続き重畳することにより生成される。斯様な画像投影デバイスの品質は、作られ得る画像の輝度によりしばしば示される。
既知の照明システムにより光の色のシーケンスを放射する1つの態様は、カラーホイールを使用することである。カラーホイールは、照明システムの光源と照明システムの光出力窓との間に一般に配置される。カラーホイールは、光源と光出力窓との間に、複数のカラーセグメントから順次カラーセグメントを位置決めすることにより照明システムにより放射される光の色のシーケンスを決定する複数のカラーセグメントを有する。
複数のカラーセグメントを持つカラーホイールを使用するときの欠点は、既知の照明システムにより放射される光の色がいわゆるスポーク時間の間、絶えず変化するということである。当該スポーク時間は、2つの隣接するカラーセグメント間の境界が光源と光出力窓との間を通過する間の時間間隔である。スポーク時間の間、光の色が絶えず変化することは、投影デバイスにより作られる画像の望ましくない色効果を引き起こす。
スポーク時間の間の色の絶えない変化を克服する1つの態様は、スポーク時間の間、光源のスイッチを単にオフにすることである。しかしながら、スポーク時間の間、光をオフにすることは、照明システムの輝度を低減し、投影デバイスのために非常に望ましくない。それで、他の照明システムが、スポーク時間の間、放射される光を最適に使用するために開発された。例えば、米国特許出願US2007/0035703は、スポーク光を能動的に補償するためのシステムを提供する。引用された米国特許出願は、スポーク時間の間に生成される光を使用するために用いられるスポーク光回復(SLR)として知られた技術を改良する。既知の照明システムは、カラーホイールの非スポーク時間の間、第1の光レベルを生成するように構成された光源を有する。当該システムは、非スポーク光レベルを生成する第1の光レベルを測定するように構成されたフォトダイオードアセンブリを更に有する。プロセッサは、非スポーク光レベルに基づいてスポーク光補償値を構成するように構成される。その特定ピクセルのシェードが閾値を各々越える赤、緑及び青の光レベルを含む場合、特定ピクセルに対してスポーク時間の間に生成される光が利用される。更に、非SLRとSLRとの間のより円滑な遷移及びその逆の円滑な遷移を促進するために、ビデオ・ユニットは、スポーク時間の間、付加的な光出力を補償するため、非スポーク時間の間に生成された幾らかの光を減算するように構成される。この補償ファクターはスポーク時間補償値と呼ばれる。
既知のシステムの不利な点は、スポーク時間の間に放射される光の部分を使用するのに相当な計算パワーを必要とするということである。
本発明の目的は、低減された複雑さを持ちながら、投影デバイスにより容易に使用できる、スポーク時間の間に光を放射する照明システムを提供することにある。
本発明の第1の態様によると、この目的は、光源と、カラーホイールと、光源を駆動するための駆動ユニットとを有し、前記カラーホイールは照明システムにより放射される光の色を決定する複数のカラーセグメントを有し、前記カラーホイールは、当該カラーホイールを回転させることにより光源と光出力窓との間の光路内の複数のカラーセグメントからカラーセグメントを順次位置決めするように構成され、前記カラーホイールのスポークは、2つの隣接するカラーセグメントの間の境界であり、前記光源は、照明システムの光出力窓の方へ光を各々放射する第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットを有し、第1の光放射ユニットと第2の光放射ユニットと前記スポークとは、前記光源と前記光出力窓との間の光路を通過するとき、前記スポークが、第1の光放射ユニットと光出力窓との間の第1の光路と、第2の光放射ユニットと光出力窓との間の第2の光路とを同時に通過することを防止するように構成され、前記駆動ユニットは、前記スポークが第1の光路を通過するときの時間間隔の間、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにするように構成されている、投影デバイスのための照明システムで達成される。
従来のシステムによるスポーク時間は、光源と光出力窓との間をスポークが通過する時間である。本発明による手段の効果は、スポークが第1の光路を通過する時間間隔であるスポーク時間の第1の部分の間に、第1の光放射ユニットをスイッチオフするように駆動ユニットを構成することにより、本発明による照明システムにより放射される光は、第2の光放射ユニットにより決定されるということである。第1の光放射ユニット、第2の光放射ユニット及び境界が、第1の光路及び第2の光路をスポークが同時に通過することを防止するように構成されるので、カラーセグメントの関連する部分と共に第2の光放射ユニットは、照明システムにより放射される光の色を決定し、当該色はスポーク時間の第1の部分の間、実質的に一定のままである。よって、スポーク時間の第1の部分の間に放射される光が実質的に一定の色のため、この光は、スポーク光を能動的に補償するための複雑な補償アルゴリズムなしに、投影デバイスにより比較的容易に使用され得る。
光源は、第3の光放射ユニット及び他の光放射ユニットを有してもよい。好ましくは、第1の光放射ユニット、第2の光放射ユニット、第3の光放射ユニット、他の光放射ユニット及びスポークは、第1の光路、第2の光路、第3の光放射ユニットと光出力窓との間の第3の光路、及び他の光放射ユニットと光出力窓との間の他の光路をスポークが同時に通過することを防止するように構成される。スポークが第2の光路を通過するときの時間間隔の間、第2の光放射ユニットのスイッチをオフにすることにより、第3及びあり得る他の光放射ユニットは、スイッチが入ったままであり、決定された色を持つ光を放射する。これによってまた、スポーク時間の間に放射される光が実質的に一定の色を持つようにさせ、よって、スポーク時間の間に放射される光は、投影デバイスにより比較的容易に使用される。
照明システムの実施例において、第2の光放射ユニットに対する第1の光放射ユニットの位置決めが、第1の光路及び第2の光路をスポークが同時に通過することを防止するか、又は、スポークの形状が、第1の光路及び第2の光路をスポークが同時に通過することを防止する。
照明システムの実施例において、駆動ユニットは、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにしている間、第2の光放射ユニットにより放射する光の強度を増大するように更に構成される。この実施例の利点は、第2の光放射ユニットにより放射される光の強度の増大が、スポーク時間の第1の部分の間に照明システムにより放射される光の強度をスポーク時間外で照明システムにより放射される光の強度と実質的に等しくできるようにすることである。概して、光源の冷却は、クリティカルである。特に第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットとして発光ダイオードを使用するとき、第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットにより放射される光の最大強度は発光ダイオードの冷却に強く依存する。スポーク時間の第1の部分の間、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにするため、第1の光放射ユニットは、スポーク時間の第1の部分の間、冷却される必要はなく、第2の光放射ユニットの発光ダイオードへのより多くの冷却容量を可能にする。結果として、第2の光放射ユニットの電力はブーストされてもよく、第2の光放射ユニットにより放射される光の強度の増大となる。
照明システムが第3の光放射ユニット及び他の光放射ユニットを有する実施例において、第2の光放射ユニットの押し上げは、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにすることの補償が照明システムのすべての光放射ユニット上に分散可能にするために、第3の光放射ユニット及び他の光放射ユニットを同時にブーストしてもよい。
照明システムの実施例において、駆動ユニットは、スポークが第2の光路の間を通過するときの時間間隔の間、第2の光放射ユニットのスイッチをオフにして、第1の光放射ユニットのスイッチをオンにするように構成される。この実施例の利点は、(スポーク時間の第1の部分の間に第2の光放射ユニットと関連する)第1の色から(第1の光放射ユニット及び次のカラーセグメントと関連する)第2の色までにわたる実質的に段階的に変化することを照明システムが許容することである。スポーク時間の第1の部分の間、スポークは第1の光路を通過し、その間第1の光放射ユニットはスイッチがオフにされる。スポークが第2の光路を通過する時間間隔であるスポーク時間の第2の部分の間、第2の光放射ユニットは、照明システムにより放射される光の色が段階的に変化することを防止するためスイッチがオフにされる。しかしながら、同時に、カラーホイールの次のセグメントが第1の光路に配置され、第1の光放射ユニットにより放射する光の色を決定する。スポーク時間の第2の部分の間、第1の光放射ユニットの光のスイッチを入れて、第2の光放射ユニットの光をオフにすることにより、照明システムにより放射される色は、第1の色から第2の色まで実質的に段階的に変化する。
好ましくは、第2の光放射ユニットがスイッチをオフにされた後にだけ、第1の光放射ユニットはスイッチをオンにされ、これは照明システムが光を放射しないスポーク時間の間の小さな時間窓を生成する。
照明システムの実施例において、駆動ユニットは、第2の光放射ユニットのスイッチをオフにしている間、第1の光放射ユニットにより放射する光の強度を増大するように更に構成される。この実施例の利点は、第1の光放射ユニットにより放射される光の強度の増大が、スポーク時間の第2の部分の間、照明システムにより放射される光の強度を、スポーク時間外で照明システムにより放射される光の強度と実質的に等しくできるということである。
照明システムの実施例において、照明システムは光出力窓に向かって光を放射する第3の光放射ユニットを更に有し、スポークは、第1の光放射ユニットの第1の光路、第2の光放射ユニットの第2の光路及び第3の光放射ユニットと光出力窓との間の第3の光路を順次通過するように構成され、駆動ユニットは、スポークが第2の光路を通過するとき第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットのスイッチをオフにするように構成されるか、又は、駆動ユニットは、スポークが第2の光路を通過するとき第2の光放射ユニット及び第3の光放射ユニットのスイッチをオフにするように構成される。第1の光放射ユニット又は第2の光放射ユニットのうちどちらのスイッチがオフにされるか選択することは、色が新しい色に変化するときのスポーク時間の間の瞬間を決定する。
照明システムの実施例において、スポークが第2の光路を通過するとき、第1の光放射ユニット又は第3の光放射ユニットのスイッチをオフにする選択は、異なるカラーセグメントにより生成される色の効率により決定される。この実施例は、カラーホイールが、例えば、光放射ユニットから放射される青い光を赤い光及び緑の光へ変換するための発光物質を有するとき、特に有益である。赤い光を生成するための発光物質の変換効率が通常は比較的低いので、蛍光体ホイールが用いられるとき照明システムにより放射される赤い光の強度は比較的低い。スポーク期間の間に色を変える瞬間は、赤い光が照明システムから放射される時間が、光の残りが放射される時間と比較して比較的長いように選択される。第1の光放射ユニット、第2の光放射ユニット及び第3の光放射ユニットの切換シーケンスは、蛍光体ホイールが赤い光を生成するセグメントから青い光を生成するセグメントに変化する時と比較して、蛍光体ホイールが緑の光を生成するセグメントから赤い光を生成するセグメントに変化するときに異なってさえいてもよい。この異なる切換シーケンスは、例えば、赤い光が照明システムから放射される時間が最も長いように選択される。これは、付加的な光強度を光強度が最も低い色に供給するために使用される。
照明システムの実施例において、照明システムは、照明システムにより放射される光の強度を検出するための光センサを更に有する。この実施例の利点は、第2の光放射ユニット又は第1の光放射ユニットの押し上げを能動的に制御することにより、例えば照明システムにより放射される光のレベルを一定のままにすることを確実にできることである。特に光放射ユニットの経年効果のため、個々の光放射ユニットにより放射される光の強度は、そのライフサイクルの間に変化する。光センサを介して照明システムにより放射される光の強度を測定することにより、駆動ユニットは、個々の光放射ユニットにより放射される光の強度を適応させ、一定のままであるように光レベルを能動的に制御する。
照明システムの実施例において、第1の光放射ユニットは光エミッタの第1のアレイを有し、第2の光放射ユニットは光エミッタの第2のアレイを有する。この実施例の利点は、第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットの光エミッタのアレイの使用が、作られるべき画像のアスペクト比に光源のアスペクト比が実質的に対応可能にすることである。これは、照明システム及び投影デバイスが画像を投影するために必要とされる光学系を最小にし、エテンデュー(利用できる光源の面積x立体角)の減少の最小化を可能にする。
照明システムの実施例において、光エミッタの第1のアレイは光エミッタの第2のアレイと実質的に平行に配され、光エミッタの第1のアレイ及び光エミッタの第2のアレイは、スポークが光源と光出力窓との間に配されるときスポークと実質的に平行になるように配されている。この実施例の利点は、光エミッタのこの配置によってスポークが光源の光路を通過する時間間隔を最も短くするということである。
本発明は、更に請求項11に記載の投影デバイスに関する。
本発明は、請求項1〜10に記載の照明システム用のカラーホイールにも関し、当該カラーホイールは照明システムの光出力窓の方へ複数のカラーセグメントのうちのカラーセグメントにより放射される光を平行にするためのコリメート光学系を有する。この実施例の利点は、カラーホイールのコリメート光学系の統合が、照明システムのエテンデューの増大を制限可能にすることである。光学システムのエテンデューは、照明システムの重要なパラメータである。照明システムの最適効率を有し、光の損失を制限するために、照明システムは、当該照明システムを通過する光によるエテンデューの増大ができるだけ小さくなるように、設計されるべきである。通常は、コリメータ及びカラーホイールを使用する既知の照明システムにおいて、コリメータは、カラーホイールと既知の照明システムの光射出窓との間に配される。斯様な既知の構成において、カラーセグメントとコリメータとの間の距離は比較的大きいので、照明システムのエテンデューの増大を引き起こす。特にカラーセグメントが光源により放射される光の少なくとも一部を異なる色の光に変換するための発光物質を有するとき、発光物質により放射される光は実質的に全方向に放射される。このように、通常は層が適用される発光物質は、ランバート光エミッタとみなされる。エテンデューを保持するか又はエテンデューの増大を制限するために、コリメータは、好ましくはできるだけ発光物質の層の近くに配される。また、カラーセグメントが拡散素子を有するとき、この拡散素子もランバート光エミッタとみなされてもよい。また斯様な実施例において、コリメータは、エテンデューの増加を制限するために、できるだけ拡散素子の近くに配されるべきである。本発明によるカラーホイールでは、当該カラーホイールは、コリメート光学系を有する。斯様な構成において、発光物質の層とコリメート光学系との間の距離、又は拡散素子とコリメート光学系との間の距離は、照明システムのためのエテンデューの増大が制限されるように比較的小さく、よって、本発明による照明システムの効率を最適化する。
カラーホイールの実施例において、当該カラーホイールは、複数のカラーセグメントを有する基板を有し、当該基板はコリメート光学系を有する。概して、カラーセグメントの発光物質は、基板上に層として付与されるか、又は基板の一部に粒子として集積される。基板の残りの部分が、カラーホイールの安定性のために概して使われる。カラーホイールの基板のこの残りの部分が、コリメート光学系を集積するために使用される。
カラーホイールの実施例において、コリメート光学系は、カラーセグメントにより放射される光を平行にするための反射素子を有する、及び/又はカラーセグメントにより放射される光を平行にするための回折素子を有する、及び/又はカラーセグメントにより放射される光を平行にするための光出力窓とカラーセグメントとの間に配される屈折素子を有する。コリメーションのため反射素子を使用するときの実施例の利点は、反射素子が、カラーセグメントの縁に比較的容易に付与されるか、又は2つの隣接するカラーセグメント間のスポーク上に反射層として付与されることである。平行にするための反射素子の他の利点は、平行にするとき反射素子が色彩の収差を導入しないということである。回折素子を使用するときの利点は、回折素子が、例えば、印刷技術又はエンボス技術を用いて、例えば、カラーセグメントに比較的容易に付与されるということである。さらにまた、効率的な回析コリメート素子は、カラーホイール内であまり高さを必要とせず、カラーホイールが比較的薄くコンパクトなままであることを可能にする。これらの回折素子は、例えば異なる屈折率を持つ2つの物質で構成される凸壁構造体で構成される、例えば格子である。コリメートのための屈折素子を使用するときの実施例の利点は、屈折素子のコリメート効率が、反射素子の反射損失のため反射素子と比較してより大きいということである。さらにまた、屈折素子は、例えば、光源からの光ビームの逸脱を予測し、光をコリメートする(平行にする)ように、ビームの逸脱を修正する。例えば、カラー青のためのカラーセグメントは、光源により放射されるカラー青の光ビームを透過するために実質的に透明なカラーセグメントである。斯様な実施例では、光源により放射される光ビームは、特定の逸脱を持つ事前に決められた方向に、主にすでに放射される。斯様な実施例では、屈折素子は、効率的に青い光をコリメートするように、放射された光ビームの逸脱を修正する。屈折素子は、例えば、基板に一体化されたレンズ素子でもよく、又は、例えば基板上に付与される例えばフレネルレンズでもよい。屈折素子は、単一の方向にだけ実質的にコリメートするために、円柱状レンズでもよい。カラーホイールにおいて、斯様な円柱状レンズは、例えば、円環体として形成される。
本発明によるカラーホイールは、反射素子、回折素子及び/又は屈折素子の組合せを有してもよい。反射、回析及び/又は屈折素子のこの組合せは、単一のカラーセグメントで適用されてもよい。あるいは、反射素子はカラーホイールの第1のカラーセグメントで適用され、屈折素子はカラーホイールの第2のカラーセグメントで適用され、回折素子は第3のカラーセグメントで適用されてもよい。
さらにまた、コリメート強さは、異なるカラーセグメントで異なってもよい。例えば、カラー青を放射するカラーセグメントは、通常は実質的に透明なカラーセグメント(光源が青い光を放射する実施例において)である。それで、青い光は、光源から発する光ビームであって、カラーセグメントが、例えば、通常はランバート・放射体とみなされる発光物質を有する他のカラーセグメントと比較して、異なるコリメート強さを通常は必要とする当該光ビームにて放射される。屈折素子は、基板内に付与される屈折率勾配で構成され、これはカラーホイールの基板内に完全に組み込まれてもよいという利点を持つ。あるいは、屈折素子は、例えば、フレネルタイプのレンズで構成され、これは屈折素子のこの実施例もまた基板に一体化されるという利点を持つ。
カラーホイールの実施例において、カラーセグメントは、接線方向及び/又は半径方向に、カラーセグメントにより放射される光を平行にするため、カラーセグメント内に、光路と少なくとも部分的に平行して配される反射境界を有する。半径方向に延在する反射境界は、接線方向に広がる光をコリメートし、接線方向に延在する反射境界は半径方向に広がる光をコリメートする。反射境界は、2つの隣接するカラーセグメントの間に配される境界(スポークとして)でないが、単一のカラーセグメント内に配される他のスポークでもよい。他のスポークの適用のため、接線方向の光の拡大は、このように接線方向に光をコリメートして、制限される。斯様な実施例では、駆動ユニットは、他のスポークが第1の光路を通過するときの時間に、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにするようにも構成される。あるいは、反射境界は、接線方向に少なくとも部分的に延在し、カラーホイールの回転軸に関して例えば、対称的に配列される例えば部分的なアーク形状を持ってもよい。斯様な反射境界は、半径方向にカラーセグメントにより放射される光をコリメートするだろう。
本発明のこれら及び他の態様は、これ以降説明される実施例を参照して明らかに説明されるだろう。
図1は、本発明による照明システムの簡略断面図を示す。図1B及び図1Cは、本発明によるカラーホイールと関係する第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットの配置を持つカラーホイールの異なる実施例を示す。 図2A、図2B、図2C及び図2D各々は、2つのセグメント間の境界が光源と光出力窓との間を通過する間、時間的に順次示される光エミッタの複数のアレイを示す。図2Eは、時間内の第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットにより放射される光強度を例示し、照明システムにより放射される色を例示する。 図3A、図3B、図3C及び図3D各々は、2つのセグメント間の境界が光源と光出力窓との間を通過する間、時間的に順次示される光エミッタの複数のアレイの異なる実施例を示す。図3Eは、時間内の第1の光放射ユニット、第2の光放射ユニット及び第3の光放射ユニットにより放射される光強度を例示し、照明システムにより放射される色を例示する。 図4は、本発明による照明システムを有する投影デバイスを示す。 図5A、図5B、図5C、図5D、図5E及び図5Fは、本発明によるカラーホイールの他の実施例の断面図及び平面図を示す。
これらの図は、単なる概略であって、一定の比率で描画されてはいない。特に明確にするため、いくつかの寸法は、強く誇張されている。これら図の類似の構成要素は、可能な限り同一の参照符号により示される。
図1Aは、本発明による照明システム100の簡略断面図を示す。照明システム100は、光源10(図1B及び1Cを参照)、カラーホイール20、及び光源10を駆動するための駆動ユニット92を有する。図1Aに示される照明システム100は、さらに、カラーホイール20を駆動するためのモーター90、光出力窓110の方へ光源10により放射される光を再方向付けするための折り返しミラー120、照明システム100により放射される光の強度を検出するための光センサ95、及び光源10を冷却するための冷却素子としてのヒートシンク130を有する。光源10により放射される光は、点線80により図1Aに示される光路80をフォローする。折り返しミラー120は、例えば、光センサ95の方へ光源10により放射される光の部分を透過する半透鏡120である。光源10は、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60を有し(図1B及び図1Cを参照)、各ユニットは、光出力窓110の方へカラーホイール20を介して光を放射する。図1Aに示されるカラーホイール20の断面図は、ラインAA(図1Bを参照)に沿ってあって、結果的に光源10の第1の光放射ユニット50を示すだけである。好ましくは、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60により放射される光の色は、実質的に同一であり、照明システム100により放射される光の色は、光源10により放射される光の色と共にカラーホイール20により決定される。カラーホイール20は、異なる色セグメントR、G、B(図1B及び図1Cを参照)を有する。カラーホイール20を回転させることにより、異なるセグメントは、光源10と光出力窓110との間の光路80に配置される。特定カラーセグメントR、G、Bと光源10の色との組合せが、照明システム100により放射される光の色を決定する。
カラーホイール20の異なるセグメントR、G、Bは、例えば、赤、緑、青、マゼンタ、黄色及びシアンから選択される色の1つを持つ光を各々が透過するカラーフィルタを有する。斯様な実施例では、光源10は、光の選択された色の既知量を有する実質的に白色の光を、好ましくは放射する。あるいは、異なるセグメントR、G、Bは、光源10により放射される光を赤、緑、青、マゼンタ、黄色及びシアンから選択される色の光に変換する発光物質を有する層を有する。斯様な実施例では、光源10は、必要とされる色に変換できる個々の発光の層により、紫外線光を例えば放射するか、又は例えば青い光を放射する。光源10が青い光を放射する実施例では、Rで示されるセグメントの発光物質は、青い光を吸収し、赤い光に変換する。Gで示されるセグメントの発光物質は、青い光を吸収し、緑の光に変換する。好ましくは、Rで示されるセグメントの発光物質及びGで示されるセグメントの発光物質は各々が、光源10に向かい合うカラーホイール20の側に配される特定のダイクロイック・ミラーを有する。Gで示されるセグメントの発光物質上に配されるダイクロイック・ミラーは、青い光を透過し、発光物質により生成される緑の光を反射する。Rで示されるセグメントの発光物質上に配されるダイクロイック・ミラーは、青い光を透過し、発光物質により生成される赤い光を反射する。ダイクロイック・ミラーを使用して、発光物質内で生成される、実質的にすべての緑の光及び赤い光は、光出力窓110の方向へカラーホイール20により放射される。Bで示されるセグメントは、発光物質を含まず、光源10からの青い光を透過する。蛍光体ホイール20を生成するカラーホイール20上の発光物質の層を使用するときの利点は、光源10において生成されるより大部分の光が、特にダイクロイック・ミラーが付与されるとき、照明システム100から放射されるということである。比較的に、光源10が実質的に白色の光を放射するとき、特定色を持つ光とは異なるすべての光を吸収するセグメントR、G、Bのカラーフィルタのため、光の少なくとも60%が使用されない。さらにまた、蛍光体ホイール20の使用は、発光物質の低い温度のため、発光物質の層のより高い効率という利点と、発光物質の典型的な低い温度のため蛍光体ホイール20に使用されるべき発光物質がより広い範囲となるという利点とを持つ遠隔蛍光体構成を生成する。さらにまた、蛍光体ホイール20は、反射で使用されてもよい。光源10により放射される青い光を使用するときの利点は、青い光を生成するために必要とされる光の変換がないことであり、これはシステムのエネルギー損失を低減する。さらにまた、赤い光及び緑の光を生成するために青い光を使用するときのストークス―シフトは、赤い光及び緑の光を生成するために紫外線光を使用するときのストークス―シフトに比べてより少なく、これは、システムのエネルギー損失を更に低減する。
カラーホイール10は、3つより多くのセグメントを有し、光源10により放出される光の色と共に、リストされた赤、緑、青、マゼンタ、黄色及びシアンとは異なる色を生成してもよい。
既知の照明システムにおいて、光源と光出力窓との間のカラーホイールの2つの隣接するカラーセグメント間の境界の通過は、光の色が第1の色から第2の色に徐々に変化する時間窓を生成する。2つの隣接するカラーセグメントの間の境界は、通常はスポーク40と呼ばれていて、スポークが光源10と光出力窓110との間を通過する時間は、通常は、スポーク時間Tsp(図2を参照)と呼ばれている。スポーク時間の間、出力窓110を通って放射される光の色が一定でないので、既知の照明システムは単に、スポーク時間の間スイッチを切り、照明システムの輝度をかなり低減するか、又は既知の照明システムは、効率的及び予測可能な態様でスポーク時間の間、照明システムにより放射される光を依然使用するための複雑な補償技術を有する。しかしながら、後者のこれら既知の照明システムは、複雑なデータ補償を必要とする。
本発明による照明システム100において、スポーク時間Tspの間に放射される光は、例えば、複雑な補償技術を必要とすることなく投影デバイスにより使用される。この目的のため、第1の光放射ユニット50、第2の光放射ユニット60及びカラーホイール20のスポーク40は、光源10と光出力窓110との間の光路80を通過するとき、第1の光放射ユニット50と光出力窓110との間の第1の光路及び第2の光放射ユニット60と光出力窓110との間の第2の光路を同時にスポーク40が通過することを防止するように構成される。さらに、駆動ユニット92は、スポーク40が第1の光路を通過する時間間隔であるスポーク時間p1(図2を参照)の第1の部分の間、第1の光放射ユニット50のスイッチをオフにするように構成される。光がカラーホイール20に当たるとき、第1の光路及び第2の光路は実質的に離隔される。しかしながら、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60の光の後、第1の光路及び第2の光路は、例えば、光出力窓110間に照明システム100により放射される光の均一性を改良するために用いられる集積光学系(図示せず)において、完全に又は部分的に重複してもよい。
スポーク40が第1の光路及び第2の光路を同時に通過することを防止するために、第1の光放射ユニット50の位置決めは、図1Bに示されるように、接線方向に第2の光放射ユニット60の隣に配置される。図1Bは、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60で構成される光源10と共にカラーホイール20を示す。接線方向に第1の光放射ユニット50の隣に第2の光放射ユニット60を配置しているため、スポーク40は、最初に第1の光路を通過し、その後第2の光路を通過する。スポーク40が第1の光路及び第2の光路を同時に通過することを防止する代わりの態様は、図1Cに示されるようにスポーク40を形成することによる。図1Cはまた、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60で構成される光源10と共にカラーホイール22を示す。ここで、第2の光放射ユニット60は、半径方向に第1の光放射ユニット50の次に配置される。しかしながら、スポーク40の形状は、スポーク40が第1の光路を最初に通過し、その後第2の光路を通過するようにする。
Gで示されたカラーセグメントが、光源10と光出力窓110との間に位置されるとする。結果として、照明システム100により放射される光の色は、緑である。矢印の方向にカラーホイール20、22、24を回転させるとき、Gで示されるカラーセグメントとBで示されるカラーセグメントとの間の境界40を表すスポーク40は、光源10と光出力窓110との間の光路80を通過する。図1B及び1Cで示される両方の構成において、スポーク40は、スポーク時間p1の第1の部分の間に、第1の光放射ユニット50と光出力窓110との間の第1の光路を最初に通過する。駆動ユニット92はスポーク時間p1の第1の部分の間、第1の光放射ユニット50のスイッチをオフにする一方で、第2の光放射ユニット60が光を放射することを維持する。第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60がスイッチをオンにされるときの強度の半分の強度ではあるが、照明システム100により放射される光の色は依然緑である。照明システム100により放射される光の低減された強度を克服するために、駆動ユニット92は、スポーク時間p1の第1の部分の間、第2の光放射ユニット60の光出力をブーストしてもよい。スポーク40が第1の光路を通過した後、Bで示されるカラーセグメントは、第1の光放射ユニット50と光出力窓110との間に位置される。カラーホイール20が回転し続けるとき、カラーホイール20はスポーク時間p2の第2の部分の間(図2を参照)、第2の光放射ユニット60と光出力窓110との間の第2の光路を通過する。スポーク時間p2の第2の部分の間、駆動ユニット92は、第2の光放射ユニット60のスイッチをオフにして、第1の光放射ユニット50のスイッチをオンにする。その時、Bで示されるカラーセグメントが第1の光放射ユニット50と光出力窓110との間に位置されるので、照明システム100により放射される光の色は緑から青に急に変化する。緑から青への漸進的な変化がないので、照明システムにより放射される光は、複雑な補償技術なく、投影システムにより容易に用いられる。スポーク時間p2の第2の部分の間、照明システムにより放射される光の強度がスポーク時間Tsp外で照明システムにより放射される光の強度に実質的に等しいことを確実にするために、駆動ユニット92は、スポーク時間p2の第2の部分の間、第1の光放射ユニットの出力をブーストしてもよい。
カラーホイール20、22、24の異なるセグメントR、G、Bから生じる光が混合することを防止するために、光が放射されない短い時間間隔が、スポーク時間p1の第1の部分とスポーク時間p2の第2の部分との間にあってもよい。これは、カラーホイール20、22、24が発光物質を有するとき、発光物質の残光効果による光の混合を防ぐために特になされる。
光源10は、例えば、発光ダイオード、レーザダイオード又は他の小さな明るい光源のような光放射ユニット50、60を有する。発光ダイオード及び/又はレーザダイオードを使用するときの利点は、これらの光放射ユニットが増大された量の光を放射するため短時間の間で、比較的容易にブーストされるということである。
光源10、12、14と光出力窓110との間をスポーク40が通過するときのこれらの異なるステージが、図2A乃至図2D及び図3A乃至図3Dに示される。図2E及び図3Eそれぞれは、スポーク時間Tsp及び一連のスポーク時間の部分p1、p2を示す。p1、p2、p3の間に第1の光放射ユニット50及び/又は第2の光放射ユニット60及び/又は第3の光放射ユニット70がスイッチをオンにされたり、ブーストされたり、又はスイッチをオフにされる。
図2A、図2B、図2C及び図2D各々は、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60で構成される光源12を示す。第1の光放射ユニット50は光エミッタ52、54、56の第1のアレイで構成され、第2の光放射ユニット60は光エミッタ62、64、66の第2のアレイで構成される。光エミッタ52、54、56の第1のアレイ及び光エミッタ62、64、66の第2のアレイ各々は、スポーク40が光エミッタ52、54、56の第1のアレイと光エミッタ62、64、66の第2のアレイとをそれぞれ通過するときにスポーク40と実質的に平行なように配置されている。図2A乃至図2Dは、スポーク40が光源12を通過する時間シーケンスを示す。スポーク40は、矢印により示される方向に移動する。
図2Aは、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60がカラーホイール20の同じセグメントR、G、Bを介して光出力窓110の方へ光を放射するときの状況を示す。これは、スポーク時間Tsp外の時間の間の照明システム100の光出力に対応する。光エミッタ52、54、56の第1のアレイ及び光エミッタ62、64、66の第2のアレイ両方は、スイッチをオンにされているだろう。
図2Bは、スポーク40が第1の光路を通過する状況を示す。この時間間隔は、スポーク時間p1(図2Eを参照)の第1の部分として示される。スポーク時間p1の第1の部分の間、光エミッタ52、54、56の第1のアレイがスイッチをオフにされる一方で、光エミッタ62、64、66の第2のアレイは、好ましくはブーストされた強度でスイッチをオンにされたままである。
図2Cは、スポーク40が第2の光路を通過する状況を示す。この時間間隔は、スポーク時間p2(図2Eを参照)の第2の部分として示される。スポーク時間p2の第2の部分の間、光エミッタ62、64、66の第2のアレイはスイッチをオフにされる一方で、光エミッタ52、54、56の第1のアレイは、好ましくはブーストされた強度でスイッチをオンにされる。この段階で、照明システム100により放射される光の色は、「出力」で示される下のグラフにより、図2Eに示されるように変化する。
図2Dは、スポーク40が光源12を通過した状況を示す。光エミッタ62、64、66の第2のアレイのスイッチを入れて、光エミッタ52、54、56の第1のアレイの強度をスポーク時間Tsp外の強度レベルへ引き下げるとき、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60両方は、カラーホイール20の同じセグメントR、G、Bを介して光出力窓110へ光を放射する。
これらの4つのステージは図2Eにも示される。参照符号50で示される第1のグラフは、第1の光放射ユニット50の時刻tの光出力強度を示す。第1のグラフにおいても、第1の光放射ユニット50の状態は、第1の光放射ユニット50がスイッチをオンにする、オフにする、第1の光放射ユニット50の出力強度がブーストされる(高められる)ときをそれぞれ示す「オン」、「オフ」、「ブースト」により示される。参照符号60で示される第2のグラフは、第2の光放射ユニット60の時刻tの光出力強度を示す。第2のグラフにおいても、第2の光放射ユニット60の状態は、第2の光放射ユニット60がスイッチをオンにする、オフにする、第2の光放射ユニット60の出力強度がブーストされるときをそれぞれ示す「オン」、「オフ」、「ブースト」により示される。「出力」の文字で示される第3のグラフは、照明システム100の時刻tの光出力強度を示す。さらにまた、第3のグラフは、スポーク時間の半分で青(参照符号Bで示される)から緑(参照符号Gで示される)に変える光の色を示す。第3のグラフも、照明システム100の出力強度がスポーク時間Tspの間、実質的に一定に保つことを示し、照明システム100により放射される光の色は(既知の照明システムが持つように)青い光から緑の光に徐々に変化せず、スポーク時間p1の第1の部分とスポーク時間p2の第2の部分との間で急に変化することを示す。色のこの突然の変化により、スポーク時間Tspの間、照明システム100により放射される光は、複雑な補償技術を必要とすることなく投影デバイス200により容易に用いられる。
図3A、図3B、図3C及び図3D各々は、光源14の異なる実施例を示す。図3に示される光源14は、第1の光放射ユニット50、第2の光放射ユニット60及び第3の光放射ユニット70で構成される。第1の光放射ユニット50は、光エミッタ52、54の第1のアレイで構成され、第2の光放射ユニット60は、光エミッタ62、64の第2のアレイで構成され、第3の光放射ユニット70は光エミッタ72、74の第3のアレイで構成される。また、光エミッタ52、54の第1のアレイ、光エミッタ62、64の第2のアレイ及び光エミッタ72、74の第3のアレイ各々は、スポーク40が光エミッタ52、54の第1のアレイ、光エミッタ62、64の第2のアレイ及び光エミッタ72、74の第3のアレイをそれぞれ通過するとき、スポーク40と実質的に平行なように設けられる。図3A乃至図3Dは、スポーク40が光源14を通過する時間シーケンスを示す。スポーク40は、矢印により示される方向に動く。
図3Aは、第1、第2及び第3の光放射ユニット50、60、70各々がカラーホイール20の同じセグメントR、G、Bを介して光出力窓110の方へ光を放射するときの状況を示す。これは、スポーク時間Tsp外の時間の間の照明システム100の光出力に対応する。光エミッタ52、54、62、64、72、74のすべてのアレイがスイッチをオンにされる。
図3Bは、スポーク40がスポーク時間p1(図3Eを参照)の第1の部分の間、第1の光路を通過する状況を示す。スポーク時間p1のこの第1の部分の間、光エミッタ52、54の第1のアレイがスイッチをオフにされる一方で、光エミッタ62、64の第2のアレイ及び光エミッタ72、74の第3のアレイはスイッチが入ったままである。スポーク時間p1の第1の部分の間に放射される光の強度が実質的に一定のままであることを確実にするために、光エミッタ62、64の第2のアレイ及び光エミッタ72、74の第3のアレイは、より高い光の強度を放射するためにブーストされてもよい。
図3Cは、スポーク40がスポーク時間p2(図3Eを参照)の第2の部分の間、第2の光路を通過する状況を示す。スポーク時間p2のこの第2の部分の間、光エミッタ62、64の第2のアレイは、照明システムにより放射される光の色が徐々に色を変えることを防止するためにスイッチをオフにされる。図3A乃至図3Eに示される実施例では、光エミッタ52、54の第1のアレイはスポーク時間p2の第2の部分の間、再びスイッチをオンにされる一方で、光エミッタ72、74の第3のアレイはスイッチをオフにされる。結果として、第1の光放射アレイ52、54の光路に配置されるカラーセグメントR、G、Bの部分と共に第1の光放射アレイ52、54は、照明システム100により放射される光の色を決定する。それで、照明システム100により放射される光の色は、スポーク時間p1の第1の部分とスポーク時間p2の第2の部分との間で変化する。スポーク時間p2の第2の部分の間に放射される光の強度がスポーク時間p1の第1の部分と比較して実質的に一定のままであることを確実にするために、光エミッタ52、54の第1のアレイは、より高い光の強度を放射するためにブーストされてもよい。これは、スポーク時間p2の第2の部分の間のより高いパルス、及び文字ラベル「Xブースト」により図3Eに示される。ラベル「Xブースト」はまた、光エミッタ52、54の第1のアレイの強度が、照明システム100により放射される光の強度が実質的に一定のままであるように、光エミッタ62、64の第2のアレイ及び光エミッタ72、74の第3のアレイよりもブーストされなければならないことを示す。
代替の実施例では、光エミッタ52、54の第1のアレイは、スポーク時間p2の第2の部分の間、スイッチをオフにされたままであり、光エミッタ72、74の第3のアレイは照明システム100により放射される光の強度が実質的に一定のままであるように更にブーストされてもよい。この実施例において、照明システム100により放射される光の色は、スポーク時間p1の第1の部分とスポーク時間p2の第2の部分との間で変化しないが、スポーク時間p2の第2の部分とスポーク時間p3(図3Eを参照)の第3の部分との間で変化する。
前の例から、スポーク期間Tsp(図3Eを参照)の間に色を変える瞬間は、光放射ユニット50、60、70の何れがスイッチ「オン」又は「オフ」にされるかを選択することにより選択されることは明らかである。これは、カラーホイールが、例えば、光放射ユニット50、60、70から放射される青い光を赤い光及び緑の光に変換するための発光物質を有するとき、有益に使われる。赤い光を生成するための発光物質の変換効率が比較的低いので、蛍光体ホイール20が使用されるとき、照明システム100により放射される赤い光の強度は比較的低い。スポーク期間Tspの間の色を変える瞬間は、赤い光が照明システム100から放射される時間が光の残りが放射される時間と比較して比較的長いように選択される。例えば、カラー緑のGを生成するカラーセグメントとカラー赤のRを生成するカラーセグメントとの間の境界である第1のスポーク40が光源10の光路80を通過するとき、光放射ユニット50、60、70がスイッチオフされるシーケンスは、カラー赤のRを生成するカラーセグメントとカラー青のBを生成するカラーセグメントとの間の境界である第2のスポーク40が光路80を通過するときと比べて異なる。この異なる切換シーケンスは、例えば、赤い光が照明システム100から放射される時間が最も長いように選択される。これは、光強度が最も低い色に付加的な光強度を供給するために用いられる。
さらに他の実施例において、光エミッタ52、54の第1のアレイは、スポーク時間p2の第2の部分の間、スイッチをオンにされ、光エミッタの第3のアレイはスポーク時間p2の第2の部分の間、スイッチをオンにされたままである。光エミッタ52、54の第1のアレイにより放射される光の色は、光エミッタ72、74の第3のアレイにより放射される光の色と比較して、カラーホイール20の異なるカラーセグメントにより決定されるので、結果として、照明システム100により放射される光の色は変化する。例えば、カラーホイール20がカラー赤を生成するカラーセグメントR、カラー青を生成する色セグメントB及びカラー緑を生成する色セグメントGを有するとき、本発明による現在の実施例により放射される色は中間の色、例えば、黄色(赤及び緑の組合せである)、マゼンタ(赤及び青の組合せである)及びシアン(緑及び青の組合せである)である。スポーク時間p2の第2の部分の間、照明システム100により放射される光の中間色は、照明システム100により放射される光の色と比較して異なるが、スポーク時間p2の第2の部分の間、実質的に一定のままである。これは、投影デバイス200が、スポーク時間p2の第2の部分の間に照明システム100により放射される光を比較的容易に使用できるようにする。
図3Dは、スポーク40がスポーク時間p3(図3Eを参照)の第3の部分の間、第3の光放射ユニット70と光出力窓110との間の第3の光路を通過する状況を示す。スポーク時間p3のこの第3の部分の間、光エミッタ52、54の第1のアレイ及び光エミッタ62、64の第2のアレイはスイッチをオンにされる一方で、光エミッタ72、74の第3のアレイはスイッチをオフにされる。スポーク時間p3の第3の部分の間、放射される光の強度が実質的に一定のままであることを確実にするために、光エミッタ52、54の第1のアレイ及び光エミッタ62、64の第2のアレイは、より高い光の強度を放射するようにブーストされてもよい。
中間色がスポーク時間p2の第2の部分の間、照明システム100により放射される実施例において、照明システム100により放射される色は、スポーク時間p2の第2の部分とスポーク時間p3の第3の部分との間で再び変化するだろう。スポーク時間p3の第3の部分の間、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60各々は、照明システム100により放射される光の色を決定するカラーホイール20の同じセグメントR、G、Bを介して光出力窓110の方へ光を放射する。
スポーク40が光源14を通過した次の状況は示されていないが、図2Dと実質的に同一である。スポーク時間p3の第3の部分の後、光エミッタ72、74の第3のアレイが再びスイッチをオンにされ、光エミッタ52、54の第1のアレイ及び光エミッタ62、64の第2のアレイにより放射される光の強度は、スポーク時間Tsp外の強度レベルまで再び低減される。第1の光放射ユニット50、第2の光放射ユニット60及び第3の光放射ユニット70各々は、カラーホイール20の同じセグメントR、G、Bを介して光出力窓110の方へ光を放射する。
これらの5つのステージは図3Eにも示される。参照符号50で示される第1のグラフは、第1の光放射ユニット50の時刻tの光出力強度を示す。第1のグラフにおいても、第1の光放射ユニット50の状態は、第1の光放射ユニット50がスイッチをオンにされるとき、オフにされるとき、及び第1の光放射ユニット50の出力強度がブーストされるか又はよりブーストされるときをそれぞれ示す「オン」、「オフ」、「ブースト」及び「Xブースト」により示される。参照符号60で示される第2のグラフは、第2の光放射ユニット60の時刻tの光出力強度を示す。第2のグラフにおいても、第2の光放射ユニット60の状態は、第2の光放射ユニット60がスイッチをオンにされるとき、オフにされるとき、及び第2の光放射ユニット60の出力強度がブーストされるときをそれぞれ示す「オン」、「オフ」、及び「ブースト」により示される。参照符号70で示される第3のグラフは、第3の光放射ユニット70の時刻tの光出力強度を示す。第3のグラフにおいても、第3の光放射ユニット70の状態は、第3の光放射ユニット70がスイッチをオンにされるとき、オフにされるとき、及び第2の光放射ユニット60の出力強度がブーストされるときをそれぞれ示す「オン」、「オフ」、「ブースト」により示される。文字ラベル「出力」で示される第4のグラフは、照明システム100の時刻tの光出力強度を示す。さらにまた、第4のグラフは、スポーク時間p1の第1の部分とスポーク時間p2の第2の部分との間に青(参照符号Bで示される)から緑(参照符号Gで示される)へ変化する光の色を示す。第4のグラフも、照明システム100の出力強度がスポーク時間Tspの間、実質的に一定のままであることを示し、照明システム100により放射される光の色が(既知の照明システムが持つように)青い光から緑の光に徐々に変化せず、スポーク時間p1の第1の部分とスポーク時間p2の第2の部分との間で急に変化することを示す。色のこの突然の変化により、スポーク時間Tspの間に照明システム100により放射される光は、複雑な補償技術を必要とすることなく投影デバイス200により容易に用いられる。
図4は、本発明による照明システム100を有する投影デバイス200を示す。投影デバイス200は、デジタル光処理ユニット230上の照明システム100により放射される光を投影するためのフィールドレンズ220とエキスパンダ・レンズ210とを有する。デジタル光処理ユニット230は、光バルブを通る透過を介して、又は、マイクロ鏡のアレイからの反射を介して画像を生成し、壁若しくはスクリーン上にその後投射される。
図5A、図5B、図5C、図5D、図5E及び図5Fは、本発明によるカラーホイールの他の実施例の断面図及び平面図を示す。図5A、図5B、図5C、図5Dにおいて、カラーホイール20、22、24の断面図は、図5Aに図示される実施例が光をコリメートするための反射素子26を示し、図5B及び図5Cに示される実施例は、光をコリメートするための屈折素子27A及び27Bを示し、図5Dに図示される実施例は、光をコリメートするための回折素子25を示す。カラーホイール20、22、24は、基板28を有する。カラーセグメントGの発光物質は、基板28上の層として付与され、グレイ・エリアとして図5A、図5B、図5C及び図5Dに示される。発光物質は、層として付与されるか、又は基板28(示されない)の一部に粒子として組み込まれる。基板28の残りが、カラーホイール20、22、24の安定性のために概して使用される。カラーホイール20、22、24の基板28のこの残りの部分が、コリメート光学系25、26、27A、27Bを組み込むために使用される。カラーホイール20、22、24の基板28に、コリメート光学系25、26、27A、27Bを組み込むため、照明システムのエテンデューの増大は、照明システム100の効率をこのように改善して制限される。
図5Aは、反射素子26を有するコリメート光学系26を示す。反射素子26は、カラーセグメントR、G、Bの縁に比較的容易に付与されるか、又は2つの隣接するカラーセグメントR、G、Bの間のスポーク40上に反射層として付与される。反射素子26は、好ましくは反射器カップ(図5Aの断面図を参照)として配置されてもよいが、反射素子26は光路80と実質的に平行に配置されてもよい。破線の矢印は、反射素子26によりコリメートされる光放射素子60により放射される光ビームを示す。
図5Bは、屈折素子27Aを有するコリメート光学系27Aを示す。屈折素子27Aは、基板28に付与される屈折率勾配(図示せず)で構成され、これはカラーホイールの基板に完全に組み込まれるという利点を持つ。あるいは、屈折素子27Aは、例えば、基板28に統合されるレンズ27Aでもよい。
図5Cは、例えば、発光層が付与される基板28の表面に付与されるか(図示せず)、又はカラーホイール20の基板28に統合されるフレネルタイプのレンズ27Bを有するコリメート光学系27Bを示す。斯様な実施例では、コリメート光学系27BとカラーセグメントGとの間の距離は、比較的小さくてもよい。更に、フレネルタイプのレンズ27Bを使用するときの利点は、基板28の厚みが制限されてもよく、カラーホイール20の厚みを制限可能にするということである。破線の矢印は、屈折素子27Bによりコリメートされる、光放射素子60により放射される光ビームを示す。
図5Dは、例えば、基板28の表面に付与されるか(図示せず)、例えば、発光物質G(図示せず)の表面に付与されるか、又は基板28に統合される回折格子25を有するコリメート光学系25を示す。回折素子25は、例えば、印刷技術又はエンボス技術を使用して比較的容易に付与される。さらにまた、回折素子25の使用によって、コリメート光学系の厚みが制限でき、カラーホイール20の厚みを制限可能にする。これらの回折素子25は、例えば、異なる屈折率を持つ2つの物質で構成される例えば凸壁構造体で構成される格子25でもよい。
本発明によるカラーホイール20、22、24は、反射素子26、回折素子25及び/又は屈折素子27A、27Bの組合せを有してもよい。コリメーション素子25、26、27A、27Bのこの組合せは、単一のカラーセグメントR、G、Bに付与されてもよい。あるいは、反射素子26は、カラーホイール20、22、24の一つのカラーセグメントR、G、Bに付与され、屈折素子27A、27Bは、カラーホイール20、22、24の第2のカラーセグメントR、G、Bに付与されてもよい。
図5Eは、本発明によるカラーホイール20の平面図を示す。図5Eに示されるカラーホイール20は、図1Bに示されるカラーホイール20と実質的に同一であるが、ここでは反射素子26がスポーク40(図1B及び図1Cを参照)として付与されるか、又は反射素子26がスポーク40に付与されている。図5Eに示された実施例では、反射素子26は、光路80と実質的に平行して配置され、よってスポーク40の幅が実質的には増大しない(反射素子26を構成する反射する層の厚み分だけ増大するだろう)。あるいは、反射素子26が反射カップ(図5Aを参照)として配置されるとき、接線方向のスポーク40の寸法は増大するだろう。照明システム100(図1Aを参照)のスポーク時間をまだ低減可能にするためには、第1の光放射ユニット50(図1B及び図1Cを参照)と第2の光放射ユニット60(図1B及び図1Cを参照)との間の距離は、スポーク40が第1の光放射ユニット50と光出力窓110との間の第1の光路と、第2の光放射ユニット60と光出力窓110との間の第2の光路とを同時に通過しないように適合されなければならない。
図5Fは、本発明によるカラーホイール24の他の実施例の平面図を示す。この実施例では、カラーセグメントR、G、Bは、接線方向及び/又は半径方向のカラーセグメントR、G、Bにより放射される光をコリメートするためのカラーセグメントR、B、G内の光路80と部分的に少なくとも平行に配置される反射境界29A、29B、29Cを有する。反射境界29Aは、2つの隣接するカラーセグメントR、G、B(スポーク40として)の間に配置される境界ではなく、単一のカラーセグメントR、G、B内部に配置される他のスポーク29Aでもよい。よって、反射境界29Aの付与のため、接線方向の光の拡散は、接線方向の光をコリメートして制限される。斯様な実施例では、駆動ユニット92はまた、他のスポーク29が第1の光路を通過するときの時間間隔の間、第1の光放射ユニット50のスイッチをオフにするように構成される。また、他のスポーク29Aは、あるいは、図5Aに示されるように反射カップの反射素子26のうちの1つのような光軸80に関して傾けられた角度で配置される。斯様な実施例では、他のスポーク29Aの寸法は、接線方向に増大する。
反射境界29B、29Cは、半径方向の光の拡散を制限するために接線方向に配置される境界でもよい。斯様な反射境界29B、29Cは、例えば、カラーホイール24の回転軸91に関して対称的に配置される、例えば部分的なアーク形状を持ってもよい。斯様な反射境界29B、29Cは、半径方向にカラーセグメントにより放射される光をコリメートする。あるいは、反射境界29B、29Cは、例えば部分的に半径方向に、部分的に接線方向に光をコリメートするための他の形状を持ってもよい。
ここで開示されるように、コリメート光学系25、26、27A、27B、29A、29B、29Cを有するカラーホイール20、22、24は、照明システムから離れて、つまり、スポーク時間を低減するための駆動ユニット92の使用なしに、第1及び第2の光放射ユニット50、60を持つ光源10、12、14の使用なしに、適用されてもよいことは当業者に明らかである。
本発明は、投影デバイス200のための照明システム100の光源10、12、14を駆動する方法にも関する。照明システム100は、光源10、12、14と、カラーホイール20、22、24と、光源10、12、14を駆動するための駆動ユニット92とを有する。カラーホイール20、22、24は、照明システム100により放射される光の色を決定する複数のカラーセグメントR、G、Bを有する。カラーホイール20、22、24は、カラーホイール20、22、24を回転させることにより、光源10、12、14と光出力窓110との間の光路80の複数のカラーセグメントR、G、BからカラーセグメントR、G、Bを順次位置決めするために構成される。カラーホイール20、22、24のスポーク40は、2つの隣接するカラーセグメントR、G、B間の境界40である。照明システム100は更に、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60を有する光源10、12、14を有し、第1の光放射ユニット50及び第2の光放射ユニット60の各々は、照明システム100の光出力窓110の方へ光を放射する。第1の光放射ユニット50、第2の光放射ユニット60及びスポーク40は、光源10、12、14と光出力窓110との間の光路80を通過するときスポーク40が、第1の光放射ユニット50と光出力窓110との間の第1の光路と、第2の光放射ユニット60と光出力窓110との間の第2の光路とを同時に通過することを防止するように構成される。光源10、12、14を駆動する方法は、スポーク40が第1の光路を通過するときの時間間隔p1(図2E及び図3Eを参照)の間、第1の光放射ユニット50のスイッチをオフにするステップを有する。更に当該方法は、第1の光放射ユニット50のスイッチをオフにする間、第2の光放射ユニット60により放射する光の強度を増大するステップを有する。
本発明は、また、前のパラグラフに示される方法を実施するためのコンピュータ・プログラムにも関する。
上述の実施例は、本発明を制限するよりむしろ例示し、当業者は添付の特許請求の範囲の要旨を逸脱しない範囲で多くの別の実施例を設計可能であることに留意されるべきである。
請求項において、括弧の間に配置される参照符号は、請求項を制限するものとして解釈されない。動詞「有する」及びその活用形の使用は、請求項に記述したもの以外の要素又はステップの存在を除外しない。要素に先行する冠詞「a」又は「an」は、複数の斯様な要素の存在を除外しない。幾つかの手段を列挙しているデバイス請求項において、これらの手段の幾つかは、ハードウェアの全く同一の部材により実施されてもよい。特定の手段が相互に異なる従属クレームにおいて再引用されるという単なる事実は、これらの手段の組合せが効果的に使用できないことを示すわけではない。

Claims (15)

  1. 光源と、カラーホイールと、光源を駆動するための駆動ユニットとを有し、
    −前記カラーホイールは照明システムにより放射される光の色を決定する複数のカラーセグメントを有し、前記カラーホイールは前記カラーホイールを回転させることにより前記光源と光出力窓との間の光路内に複数のカラーセグメントからカラーセグメントを順次位置決めするように構成され、前記カラーホイールのスポークは、2つの隣接するカラーセグメントの間の境界であり、
    −前記光源は、前記照明システムの光出力窓の方へ光を各々放射する第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットを有し、
    −第1の光放射ユニットと第2の光放射ユニットと前記スポークとは、前記光源と前記光出力窓との間の光路を通過するとき、前記スポークが、第1の光放射ユニットと前記光出力窓との間の第1の光路と、第2の光放射ユニットと前記光出力窓との間の第2の光路とを同時に通過することを防止するように構成され、
    −前記駆動ユニットは、前記スポークが第1の光路を通過するときの時間間隔の間、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにする、投影デバイスのための照明システム。
  2. 第2の光放射ユニットに対する第1の光放射ユニットの位置決めが、第1の光路及び第2の光路を前記スポークが同時に通過することを防止するか、又は前記スポークの形状が、第1の光路及び第2の光路を前記スポークが同時に通過することを防止する、請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記駆動ユニットは、第1の光放射ユニットのスイッチをオフにしている間、第2の光放射ユニットにより放射する光の強度を増大するように更に構成される、請求項1又は2に記載の照明システム。
  4. 前記駆動ユニットは、前記スポークが第2の光路の間を通過するときの時間間隔の間、第2の光放射ユニットのスイッチをオフにして、第1の光放射ユニットのスイッチをオンにするように構成される、請求項1、2又は3に記載の照明システム。
  5. 前記駆動ユニットは、第2の光放射ユニットのスイッチをオフにしている間、第1の光放射ユニットにより放射する光の強度を増大するように更に構成される、請求項4に記載の照明システム。
  6. 前記照明システムは前記光出力窓に向かって光を放射する第3の光放射ユニットを更に有し、前記スポークは、第1の光放射ユニットの第1の光路、第2の光放射ユニットの第2の光路及び第3の光放射ユニットと光出力窓との間の第3の光路を順次通過するように構成され、前記駆動ユニットは、前記スポークが第2の光路を通過するとき第1の光放射ユニット及び第2の光放射ユニットのスイッチをオフにするように構成されるか、又は、前記駆動ユニットは、前記スポークが第2の光路を通過するとき第2の光放射ユニット及び第3の光放射ユニットのスイッチをオフにするように構成される、請求項1、2、3、4又は5に記載の照明システム。
  7. 前記スポークが第2の光路を通過するとき、第1の光放射ユニット又は第3の光放射ユニットのスイッチをオフにする選択は、異なるカラーセグメントにより生成される色の効率により決定される、請求項6に記載の照明システム。
  8. 前記照明システムにより放射される光の強度を検出するための光センサを更に有する、請求項1乃至7の何れか一項に記載の照明システム。
  9. 第1の光放射ユニットは光エミッタの第1のアレイを有し、第2の光放射ユニットは光エミッタの第2のアレイを有し、第3の光放射ユニットは光エミッタの第3のアレイを有する、請求項1乃至8の何れか一項に記載の照明システム。
  10. 光エミッタの第1のアレイは光エミッタの第2のアレイと実質的に平行に配され、光エミッタの第1のアレイ及び光エミッタの第2のアレイは、前記スポークが前記光源と前記光出力窓との間に配されるとき前記スポークと実質的に平行になるように配されている、請求項9に記載の照明システム。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の照明システムを有する投影デバイス。
  12. 前記照明システムの前記光出力窓の方へ複数のカラーセグメントのうちのカラーセグメントにより放射される光を平行にするためのコリメート光学系を有する、請求項1乃至10の何れか一項に記載の照明システムに使用するためのカラーホイール。
  13. 複数のカラーセグメントを有する基板を有し、当該基板はコリメート光学系を有する、請求項12に記載のカラーホイール。
  14. 前記コリメート光学系は、前記カラーセグメントにより放射される光を平行にするための反射素子を有する、及び/又は前記カラーセグメントにより放射される光を平行にするための回折素子を有する、及び/又は前記カラーセグメントにより放射される光を平行にするために前記光出力窓と前記カラーセグメントとの間に配される屈折素子を有する、請求項12又は13に記載のカラーホイール。
  15. 前記カラーセグメントは、接線方向及び/又は半径方向に、前記カラーセグメントにより放射される光を平行にするため、前記カラーセグメント内に、光路と少なくとも部分的に平行して配される反射境界を有する、請求項12、13又は14に記載のカラーホイール。
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