JP2011500647A - N−アリール尿素系化合物を含む固体分散体生成物 - Google Patents

N−アリール尿素系化合物を含む固体分散体生成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2011500647A
JP2011500647A JP2010529406A JP2010529406A JP2011500647A JP 2011500647 A JP2011500647 A JP 2011500647A JP 2010529406 A JP2010529406 A JP 2010529406A JP 2010529406 A JP2010529406 A JP 2010529406A JP 2011500647 A JP2011500647 A JP 2011500647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dihydro
chromen
urea
fluoro
dimethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010529406A
Other languages
English (en)
Inventor
シユローダー,ルドルフ
ヘイターマン,ターニヤ
Original Assignee
アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー filed Critical アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー
Publication of JP2011500647A publication Critical patent/JP2011500647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1635Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/335Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
    • A61K31/337Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin having four-membered rings, e.g. taxol
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1617Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1652Polysaccharides, e.g. alginate, cellulose derivatives; Cyclodextrin

Abstract

少なくとも1種類のN−アリール尿素系の医薬的活性薬剤または関連構造型の薬剤を含む固体分散体生成物が、a)少なくとも1種類の活性薬剤、少なくとも1種類の医薬的に許容されるマトリックス形成剤、少なくとも1種類の医薬的に許容される界面活性剤および少なくとも1種類の溶媒を含有する液体混合物を調製し、並びにb)溶媒を液体混合物から除去して固体分散体生成物を得ることによって得られる。

Description

多くの効能を有する薬物がN−アリール尿素の化合物または関連構造型の化合物のクラスに属する。あいにく、ほとんどのN−アリール尿素系活性薬剤または関連構造型の化合物の結晶形態は水性液体中での乏しい溶解度によって特徴付けられる。
低水溶性の薬物、例えば、米国薬局方(USP)24(2000)、p.10に従って「実用上不溶性」または「不溶性」と分類されるもの、即ち、水10,000部あたり約1部未満(約100μg/ml未満)の溶解度を有するものは、周知の通り、経口送達用に処方することが困難である。問題のうちでも、このような薬物のバイオアベイラビリティは、経口経路によって投与されるとき、非常に低い傾向がある。
低水溶性の具体的な実例小分子薬物は、疼痛の治療を目的とする、化合物1−((R)−5−tert−ブチル−インダン−1−イル)−3−(1H−インダゾル−4−イル)−尿素(ABT−102)、画期的医薬品TRPV1アンタゴニストである。ABT−102は348.44g/molの分子量を有し、米国特許第7,015,233号およびWO 2004/111009に開示される。
米国特許第7,015,233号明細書 国際公開第2004/111009号
様々な理由、例えば、患者のコンプライアンスおよび味覚マスキングのため、通常、固体投薬形態が液体投薬形態よりも好まれる。しかしながら、ほとんどの場合、薬物の経口固体投薬形態がもたらすバイオアベイラビリティはこの薬物の経口溶液よりも低い。
経口投与に適する低水溶性の活性薬物、例えば、ABT−102の新規固体処方に対する必要性が医薬分野に残る。より特に、および限定されることなしに、以下の特徴、利点または有益性の少なくとも1つを有するような処方に対する必要性が存在する:薬物の許容される程度に高い濃度;および経口投与されるときの許容されるバイオアベイラビリティ。
本発明は、少なくとも1種類の医薬的活性薬剤を含む固体分散体生成物であって、
a)少なくとも1種類の活性薬剤、少なくとも1種類の医薬的に許容されるマトリックス形成剤、少なくとも1種類の医薬的に許容される界面活性剤および少なくとも1種類の溶媒を含有する液体混合物を調製し、並びに
b)溶媒を液体混合物から除去して固体分散体生成物を得る、
ことによって得られる固体分散体生成物に関する。
本発明は、水不溶性または不十分水溶性(poorly water−soluble)(または「疎水性」もしくは「親油性」)化合物に特に有用である。化合物は、水中、25℃でのこれらの溶解度が1g/100ml未満、特に、0.1g/100ml未満であるとき、不溶性または不十分水溶性と見なされる。
Kollidon−30、Gelucire 44/14およびビタミンE−TPGSを含有する賦形剤混合物(図1上)並びに結晶性ABT−102(図1下)のPXRDパターンを示す。 40℃/75%RHで4週間(上2つ、15%薬物含有)および6週間(下4つ、25%薬物含有)保存した後の噴霧乾燥固体分散体のPXRDパターンを示す。
本発明の投薬形態において、活性薬剤は固体分散体として、または、好ましくは、固体溶液として存在する。「固体分散体」という用語は、少なくとも2種類の成分を含む(液体または気体状態とは対照的に)固体状態にある系であって、1種類の成分が他の成分の全体を通して均一に分散するものを定義する。例えば、活性薬剤または活性薬剤の組み合わせがマトリックス形成剤および医薬的に許容される界面活性剤で構成されるマトリックス中に分散する。「固体分散体」という用語は、他相中に分散する1相の、典型的に直径が1μm未満の、小粒子を有する系を包含する。これらの成分の前記分散体が(熱力学において定義される)1相全体を通して化学的および物理的に均一もしくは均質であるか、またはこの1相からなるとき、このような固体分散体は「固体溶液」または「ガラス状溶液」と呼ばれる。ガラス状溶液は溶質がガラス状溶媒中に溶解する均質なガラス状の系である。ガラス状溶液および固体溶液は好ましい物理的な系である。これらの系は活性薬剤のいかなる有意量をも、熱分析(DSC)またはX線回折分析(WAXS)によって立証される、これらの結晶または微結晶状態では含有しない。
本発明の一実施形態においては、溶媒を除去する前に少なくとも1種類の充填剤を液体混合物に添加する。溶媒の除去に先立つ液体混合物への充填剤の組み込みが得られる固体分散体生成物の脆性を高めることが見出された。これは固体分散体生成物を直接打錠法に処することを可能にする。
好ましくは、充填剤は液体混合物に本質的に不溶性である。
充填剤の選択は特別に制限はされない。充填剤は無機粒状物質、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、二酸化チタン;天然および予備ゼラチン化デンプン、例えば、コーンスターチ、穀物デンプン、ジャガイモデンプン等から適切に選択することができる。
しかしながら、充填剤は、好ましくは、水溶性である。そのために有用な充填剤は糖、例えば、ラクトース、スクロース;糖アルコール、例えば、マンニトール、ソルビトール、キシリトール;または糖アルコール誘導体から選択することができる。
活性薬剤、医薬的に許容されるマトリックス形成剤および医薬的に許容される界面活性剤の相対量は以下の条件を考慮して選択される:(1)本質的に、活性剤のすべてはマトリックス形成剤および医薬的に許容される界面活性剤で構成されるマトリックスの全体を通して均一に分散する。(2)マトリックスは十分な機械的統合性および安定性を有しているべきである;特に、マトリックスは常温流れを示すべきではない。一般に、活性薬剤および医薬的に許容されるマトリックス形成剤の質量比は0.01:1から1:3、好ましくは、0.05:1から0.2:1であり;一般に、活性薬剤および医薬的に許容される界面活性剤の質量比は0.1:1から1:7、好ましくは、1:4から1:6.5である。
一般に、固体分散体生成物は、
前記少なくとも1種類の医薬的に活性の薬剤約1から30重量%、好ましくは、約4から15重量%、
前記少なくとも1種類の医薬的に許容されるマトリックス形成剤約15から70重量%、好ましくは、約20から55重量%、
前記少なくとも1種類の界面活性剤約2から70重量%、好ましくは、約5から55重量%、および
添加物、例えば、充填剤約0から80重量%、好ましくは、約0から60重量%を含む。
マトリックス形成剤は、活性薬剤を埋入し、および/または活性薬剤を含有し、および活性薬剤の本質的に非晶質の状態を安定化することが可能であるあらゆる薬剤であり得る。もちろん、マトリックス形成剤の混合物を用いることができる。
医薬的に許容されるマトリックス形成剤は、シクロデキストリン、医薬的に許容されるポリマー、脂質またはこれらの2つ以上の組み合わせからなる群より適切に選択される。
本発明の目的のためのシクロデキストリンは、環状オリゴ糖または多糖、例えば、いわゆるシクロアミロースまたはシクログルカンおよび、例えば、Angew.Chem.92(1980)p.343または F.Vogtle,Su−pramolekulare Chemie,2nd Edition,(1992)に記載される類似環状炭水化物である。適切であり、好ましいものは、特にホスト−ゲスト系の意味で、活性薬剤分子との相互作用に適する構造を有するシクロデキストリンである。特に適するシクロデキストリンは、α−、β−、γ−またはδ−シクロデキストリンと呼ばれる、6、7、8または9のα−1,4−グリコシド結合型グルコース単位からなるものである。シクロデキストリンに類似し、グルコースまたは類似糖多数で構成される高次構造を考えることもでき、これらも適切である。
修飾シクロデキストリン、例えば、シクロデキストリンをアルキレンオキシド、アルキルハライド、酸クロライド、エピハロヒドリン、イソシアネートまたはハロゲン化カルボン酸と反応させることによって調製することができる生成物もシクロデキストリンとして適切である。従って、適切な例は、シクロデキストリンとアルキレンオキシド、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたはスチレンオキシドとの反応の生成物である。このようにして形成されるシクロデキストリンポリエーテル内の1つ、2以上またはすべてのヒドロキシル基を置換することができる。ポリエーテル単位の置換の程度または鎖長に依存して、平均モル置換度、即ち、シクロデキストリン1モルが反応するアルキレンオキシドのモル数は、通常、3から20,000であるが、原理的に上限は存在しない。特に適する例は、シクロデキストリンとアルキル化剤、例えば、C−C22−アルキルハライド、例えば、メチルクロライド、エチルクロライド、イソプロピルクロライド、n−ブチルクロライド、イソブチルクロライド、ベンジルクロライド、ラウリルクロライド、ステアリルクロライド、メチルブロマイド、エチルブロマイド、n−ブチルブロマイドおよびジアルキルスルフェート、例えば、ジメチルスルフェートまたはジエチルスルフェートとの反応の生成物である。アルキル化剤との反応は1つ、2以上またはすべてのヒドロキシル基がアルキルエーテル基によって置換されるシクロデキストリンエーテルを導く。グルコース単位で構成されるシクロデキストリンでは、グルコース単位あたりの平均エーテル化度は、通常0.5から3の範囲、好ましくは0.1から2.5の範囲、特に好ましくは1から2の範囲である。1.5から2.2の平均エーテル化度を有するメチル化、エチル化またはプロピル化α−、β−、γ−シクロデキストリンが特に好ましい。シクロデキストリンを酸クロライド、例えば、カルボニルまたはスルホニルクロライドと反応させることによって得ることができるシクロデキストリンエステルも適切である。カルボニルクロライド、例えば、アセチルクロライド、アクリロイルクロライド、メタクリロイルクロライドまたはベンゾイルクロライドが特に適切である。
ポリマー修飾シクロデキストリン、即ち、ポリマーの主鎖に組み込まれているシクロデキストリンおよび/またはポリマーの側鎖に結合されているか、もしくはこれら自体がポリマーの側鎖であるシクロデキストリンも適切である。シクロデキストリン単位がポリマーの主鎖内に配置されるポリマー修飾シクロデキストリンは、例えば、シクロデキストリンを、例えば Helv.Chim.Acta,Vol.48,(1965),p.1225に記載される、カップリングもしくは架橋試薬と、またはこの存在下で、反応させることによって得ることができる。シクロデキストリン単位が側鎖構成要素であるか、または側鎖として作用するポリマー修飾シクロデキストリンは、例えば、他のコモノマーで重合される重合性基で修飾されるシクロデキストリンによって、例えば、シクロデキストリン(メタ)アクリレートを他のエチレン性不飽和モノマーの存在下で重合させることによって、もしくはフリーのヒドロキシル基を有するポリマー、例えば、ポリビニルアルコールへのシクロデキストリン(メタ)アクリレートのフリーラジカルグラフト化によって得ることができる。側基上の、またはポリマーの側基としてのシクロデキストリン単位を有するポリマー修飾シクロデキストリンを調製するための他の可能性は、シクロデキストリン、脱プロトン化シクロデキストリンまたはこれらのアルカリ金属塩を、相補的反応性基、例えば、無水物、イソシアネート、酸ハライドもしくはエポキシ基またはハロゲンを有するポリマーと反応させることである。
好ましいシクロデキストリンはヒドロキシアルキル−シクロデキストリン、例えば、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンである。
適切な脂質は蝋、トリ−、ジ−およびモノグリセリド並びにリン脂質から選択することができる。
好ましいマトリックス形成剤は医薬的に許容されるポリマーである。
医薬的に許容されるポリマーは水溶性ポリマー、水分散性ポリマーもしくは水膨潤性ポリマーまたはこれらのあらゆる混合物から選択することができる。ポリマーは、これらが水中で透明均質溶液を形成する場合に水溶性と見なされる。20℃で水溶液中に2%(w/v)で溶解するとき、この水溶性ポリマーは、好ましくは1から5000mPa.s、より好ましくは1から700mPa.s、最も好ましくは5から100mPa.sの見かけの粘度を有する。水分散性ポリマーは、水と接触するとき、透明溶液よりもむしろコロイド状分散液を形成するものである。水または水溶液との接触で、水膨潤性ポリマーは、典型的に、ゴム状ゲルを形成する。水溶性ポリマーが好ましい。
好ましくは、本発明において用いられる医薬的に許容されるポリマーは少なくとも40℃、好ましくは少なくとも+50℃、最も好ましくは80°から180℃のTgを有する。「Tg」はガラス転移温度を意味する。有機ポリマーのTg値を決定するための方法は「Introduction to Physical Polymer Science」,2nd Edition by L.H.Sperling,published by John Wiley & Sons,Inc.,1992に記載される。Tg値は、ポリマーを構成する個々のモノマーiの各々から誘導される、ホモポリマーのTg値の重み付け合計として算出することができる:Tg=ΣW(式中、Wは有機ポリマー中のモノマーiの重量パーセントであり、Xはモノマーiから誘導されるホモポリマーのTg値である。)。ホモポリマーのTg値は「Polymer Handbook」,2nd Edition by J.Brandrup and E.H.Immergut,Editors,published by John Wiley & Sons,Inc.,1975から採用することができる。
固体分散体生成物中に含有される様々な添加物または活性成分これ自体でさえもポリマーに対して可塑化効果を及ぼすことがあり、従って、ポリマーのTgを、最終固体分散体生成物がこの調製に用いられる出発ポリマーよりも幾らか低いTgを有するように低下させることがある。一般に、最終固体分散体生成物は10℃以上、好ましくは15℃以上、より好ましくは20℃以上、最も好ましくは30℃以上のTgを有する。
例えば、好ましい医薬的に許容されるポリマーは、
N−ビニルラクタムのホモポリマーおよびコポリマー、特に、N−ビニルピロリドンのホモポリマーおよびコポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン(PVP)、N−ビニルピロリドンおよびビニルアセテートまたはビニルプロピオネートのコポリマー、
セルロースエステル、セルロースエーテルおよびセルロースエーテル−エステル、特に、メチルセルロースおよびエチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、特に、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシアルキルアルキルセルロース、特に、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、セルロースフタレートまたはスクシネート、特に、セルロースアセテートフタレートおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルローススクシネートまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシネート;
高分子量ポリアルキレンオキシド、例えば、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシド並びにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのコポリマー、
ポリビニルアルコール−ポリエチレングリコール−グラフトコポリマー(BASF SE、Ludwigshafen、ドイツからKollicoat(登録商標)IRとして入手可能);
ポリアクリレートおよびポリメタクリレート、例えば、メタクリル酸/エチルアクリレートコポリマー、メタクリル酸/メチルメタクリレートコポリマー、ブチルメタクリレート/2−ジメチル−アミノエチルメタクリレートコポリマー、ポリ(ヒドロキシアルキルアクリレート)、ポリ(ヒドロキシアルキルメタクリレート)、
ポリアクリルアミド、
ビニルアセテートポリマー、例えば、ビニルアセテートおよびクロトン酸のコポリマー、部分的に加水分解されたポリビニルアセテート(別名、部分的にケン化された「ポリビニルアルコール」)、
ポリビニルアルコール、
オリゴ糖および多糖、例えば、カラゲナン、ガラクトマンナンおよびキサンタンガムまたはこれらの1以上の混合物、
を含む群から選択することができる。
これらのうち、N−ビニルピロリドンのホモポリマーまたはコポリマー、特に、N−ビニルピロリドンおよびビニルアセテートのコポリマーが好ましい。特に好ましいポリマーは、N−ビニルピロリドンがコポリマーの60重量%およびビニルアセテートがコポリマーの40重量%のコポリマーである。商業的に入手可能なN−ビニルピロリドンホモポリマー(別名、ポリビニルピロリドンまたはPVP)の異なるグレードはPVP K−12、PVP K−15、PVP K−17、PVP K−20、PVP K−30、PVP K−60、PVP K−90およびPVP K−120である。この命名法において参照されるK値は、Fikentscher式により、水のものに対する水溶液中のPVPの粘度から算出される。これらのすべてを適切に用いることができ、PVP K−12、PVP K−15、PVP K−17、PVP K−20およびPVP K−30が特に好ましい。
適切に用いることができるさらなるポリマーは、PVPおよびポリビニルアセテートの混合物を含むKollidon(登録商標)SR(BASF SE、Ludwigshafen、ドイツから入手可能)である。
本明細書で用いられる「医薬的に許容される界面活性剤」という用語は医薬的に許容される非イオン性界面活性剤を指す。界面活性剤は投薬形態から放出される活性薬剤の即時乳化を達成し、および/または胃腸管の水溶液中での活性成分の沈殿を防止することができる。単一の界面活性剤に加えて、界面活性剤の組み合わせを用いることができる。本発明の一実施形態によると、固体分散体生成物は2種類以上の医薬的に許容される界面活性剤の組み合わせを含む。
好ましい界面活性剤は、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリアルコキシル化脂肪酸エステル、例えば、ポリアルコキシル化グリセリド、ポリアルコキシル化ソルビタン脂肪酸エステルもしくはポリアルキレングリコールの脂肪酸エステル、脂肪アルコールのポリアルコキシル化エーテル、トコフェリル化合物またはこれらの2以上の混合物から選択される。これらの化合物中の脂肪酸鎖は、通常、8から22個の炭素原子を含む。ポリアルキレンオキシドブロックは、平均で、分子あたり4から50のアルキレンオキシド単位、好ましくは、エチレンオキシド単位を含む。
適切なソルビタン脂肪酸エステルは、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート(Span(登録商標)60)、ソルビタンモノオレエート(Span(登録商標)80)、ソルビタントリステアレート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノラウレートまたはソルビタンモノオレエートである。
適切なポリアルコキシル化ソルビタン脂肪酸エステルの例は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(Tween(登録商標)80)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート(Tween(登録商標)65)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート(Tween(登録商標)85)、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレートまたはポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノオレエートである。
適切なポリアルコキシル化グリセリドは、例えば、天然もしくは水素化グリセリドのアルコキシル化またはポリアルキレングリコールでの天然もしくは水素化グリセリドのトランスエステル化によって得られる。商業的に入手可能な例は、ポリオキシエチレングリセロールリシノリエート35、ポリオキシエチレングリセロールトリヒドロキシステアレート40(Cremophor(登録商標)RH40、BASF SE)およびポリアルコキシル化グリセリド、例えば、Gattefosseから商品名Gelucire(登録商標)およびLabrafil(登録商標)で入手可能であるもの、例えば、Gelucire(登録商標)44/14(水素化パーム核油とPEG 1500とのトランスエステル化によって調製されるラウロイルマクロゴール32グリセリド)、Gelucire(登録商標)50/13(PEG 1500での水素化パーム油のトランスエステル化によって調製されるステアロイルマクロゴール32グリセリド)またはLabrafil M 1944 CS(PEG 300でのアンズ核油のトランスエステル化によって調製されるオレオイルマクロゴール6グリセリド)である。
適切なポリアルキレングリコールの脂肪酸エステルは、例えば、PEG 660ヒドロキシステアリン酸(12−ヒドロキシステアリン酸(70mol%)と30mol%エチレングリコールとのポリグリコールエステル)である。
適切な脂肪アルコールのポリアルコキシル化エーテルは、例えば、PEG(2)ステアリルエーテル(Brij(登録商標)72)、マクロゴール6セチルステアリルエーテルまたはマクロゴール25セチルステアリルエーテルである。
一般に、トコフェリル化合物は下記式に相当する。
Figure 2011500647
(式中、Zは連結基であり、RおよびRは、互いに独立して、水素またはC−Cアルキルであり、nは5から100、好ましくは、10から50の整数である。)
典型的に、Zは脂肪族二塩基酸、例えば、グルタル酸、コハク酸またはアジピン酸の残基である。好ましくは、RおよびRの両者が水素である。
好ましいトコフェリル化合物はαトコフェリルポリエチレングリコールスクシネートであり、これは、通常、ビタミンE TPGSと略称される。ビタミンE TPGSは、ポリエチレングリコール1000でのd−α−トコフェリル酸スクシネートのエステル化によって調製される、天然源ビタミンEの水溶性形態である。ビタミンE TPGSはEastman Chemical Company、Kingsport、TN、USAから入手可能であり、米国薬局方(NF)に列挙される。
定義されたHLB(親水性親油性比)値を有する界面活性剤または界面活性剤の組み合わせが他の安定化剤を上回って好ましいことが見出された。
このHLB系(Fiedler,H.B.,Encylopedia of Excipients,5th ed.,Aulendorf:ECV−Editio−Cantor−Verlag(2002))は数値を界面活性剤に起因するものとし、親油性物質はより低いHLB値を受け、親水性物質はより高いHLB値を受ける。
好ましい実施形態において、医薬的に許容される界面活性剤は10以上のHLB値を有する少なくとも1種類の界面活性剤を含む。
10以上のHLB値を有する可溶化剤は、Gelucire(登録商標)44/14(HLB 14)、Cremophor(登録商標)RH40(HLB 13)、Tween(登録商標)65(HLB 10.5)、Tween(登録商標)85(HLB 11)から選択することができる。好ましい高HLB可溶化剤はポリアルキレングリコール部分を有するトコフェリル化合物である。
好ましい実施形態において、(i)ポリアルキレングリコール部分、好ましくは、αトコフェリルポリエチレングリコールスクシネートを有する少なくとも1種類のトコフェリル化合物および(ii)少なくとも1種類のポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルを含む可溶化剤の組み合わせが用いられる。トコフェリル化合物は、好ましくは、αトコフェリルポリエチレングリコールスクシネートである。ポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルは、好ましくは、ポリアルコキシル化グリセリドである。トコフェリル化合物およびポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルの質量比は、好ましくは、0.2:1から1:1の範囲にある。
一実施形態において、活性薬剤はN−アリール尿素系活性薬剤である。N−アリール尿素系活性薬剤は、これらの分子構造中に少なくとも1つの尿素部分を含み、窒素原子の一方または両方がアリール基によって置換され、および、経口投与後に、局所生理学的効果を及ぼすことに加えて全身効果を及ぼす、生物学的に活性の化合物である。アリール基は炭素環式または複素環式芳香族基または融合炭素環式または複素環式芳香族基であり得る。窒素原子への結合は、通常、アリール基の炭素原子によるものである。融合芳香族基は芳香族または非芳香族炭素原子によって窒素原子に連結することができる。もちろん、アリール基はさらなる置換基によって置換されていてもよい。
一般に、N−アリール尿素系活性薬剤は一般式
Figure 2011500647
(式中、
およびGは、互いに独立して、フェニル、ナフチル、ベンゾシクロブタニル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチル,ベンゾシクロヘプタニル、ベンゾシクロヘプテニル、インダニルおよびインデニルから選択される炭素環式環;
(ジヒドロ)ベンゾオキサジニル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、ベンゾフラニル、(ジヒドロ)ベンゾピラニル、ベンゾジオキソリル、(ジヒドロ)キナルジニル、(ジヒドロ)キナゾリニル、(ジヒドロ)キノキサリニル、(ジヒドロ)イソキノリニル、(ジヒドロ)キノリニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、プリニル、テトラヒドロキノリニル、インダゾリル、イミダゾ−ピリジニル、ピラゾロ−ピリジニル、ピラゾロ−ピリミジニル、ピロロ−ピリミジニル、ピロロ−ピリジニル、ピリド−ピラジニル、ピリド−ピリミジニル、ピリド−オキサジニル、ピリド−チアジニル、ピリド−オキサゾリル、ピリド−チオキサゾリル、ピリミド−ピリミジン、プテリジニル、シンノリニルおよびナフチリジニルから選択される環系であり;
ここで、GもしくはGまたはこの両者は,例えば、C1−6分岐もしくは非分岐アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6分岐もしくは非分岐アシル、C1−6分岐もしくは非分岐アルコキシ、ハロゲン、C1−6分岐もしくは非分岐アルキルオキシカルボニル、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1−4アルキル)アミノ、モノ−もしくはジ−(C1−4アルキル)アミノ−SO、シアノ、ニトロまたはHNSOからなる群より選択される、1以上の置換基によって置換されていてもよく、
Zは1,4−フェニレンであり、並びに
nは0または1である。)
によって表され、またはこれらの医薬的に許容される塩、エステル、異性体、水和物もしくは溶媒和物である。
この命名法において、接頭語「(ジヒドロ)」はジヒドロ化合物またはこの前置詞なしの芳香族化合物のいずれかを意味付けようとするものである;従って、(ジヒドロ)ベンゾオキサジニルはジヒドロベンゾオキサジニルまたはベンゾオキサジニルのいずれかを意味するなど。
一実施形態において、活性薬剤は式(I)
Figure 2011500647
の少なくとも1種類の化合物またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはプロドラッグであり、式中、
…は存在しないか、または単結合であり;
はNまたはCRであり;
はNまたはCRであり;
はN、NRまたはCRであり;
は結合、NまたはCRであり;
はNまたはCであり;
ただし、X、X、XおよびXの少なくとも1つはNであり;
はO、NHまたはSであり;
は結合、NHまたはOであり;
Ar
Figure 2011500647
からなる群より選択され;
、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、メルカプトアルキル、ニトロ、(CF(HO)C−、R(SO)N−、RO(SO)−、RO(SO)−、ZN−、(ZN)アルキル、(ZN)カルボニル、(ZN)カルボニルアルキルおよび(ZN)スルホニルからなる群より選択され;
およびRは,各々独立して、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、メルカプトアルキル、ニトロ、(CF(HO)C−、R(SO)N−、RO(SO)−、RO(SO)−、ZN−、(ZN)アルキル、(ZN)アルキルカルボニル、(ZN)カルボニル、(ZN)カルボニルアルキル、(ZN)スルホニル、(ZN)C(=NH)−、(ZN)C(=NCN)NH−および(ZN)C(=NH)NH−からなる群より選択され;
8aは水素またはアルキルであり;
8bは存在しないか、水素、アルコキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、ハロゲンまたはヒドロキシであり;
、R10、R11およびR12は,各々独立して、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキニル、アリール、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、複素環、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、メルカプトアルキル、ニトロ、(CF(HO)C−、R(SO)N−、RO(SO)−、RO(SO)−、ZN−、(ZN)アルキル、(ZN)カルボニル、(ZN)カルボニルアルキルおよび(ZN)スルホニルからなる群より選択され、ここでZおよびZは、各々独立して、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ホルミル、アリールもしくはアリールアルキルであり、ただし、R、R10、R11もしくはR12の少なくとも1つは水素以外であり、またはR10およびR11は、これらが結合する原子とともに、シクロアルキル、シクロアルケニルもしくは複素環式環を形成し;
13は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび水素からなる群より選択され;
は水素またはアルキルであり;並びに
はアルキル、アリールまたはアリールアルキルであり;
ただし、XがNであるとき、R8bは存在しない。
本発明の一実施形態において、活性薬剤は、…が存在せず;XがCRであり;XがNであり;XがNRであり;Xが結合であり;XがNであり;ZがOであり;ZがNHであり;Ar
Figure 2011500647
からなる群より選択され;R8bが存在せず;並びにR、R、R、R、R、R8a、R、R10、R11、R12およびR13が式(I)において定義される通りである、少なくとも1種類の式(I)の化合物である。
本発明の別の実施形態において、活性薬剤は、…が存在せず;XがCRであり;XがNであり;XがNRであり;Xが結合であり;XがNであり;ZがOであり;ZがNHであり;Ar
Figure 2011500647
からなる群より選択され;Rが水素、アルキル、ハロゲンおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;R、R、R、RおよびR8aが水素であり;R8bが存在せず;並びにR、R10、R11、R12およびR13が式(I)において定義される通りである、少なくとも1種類の式(I)の化合物である。
本発明の別の実施形態において、活性薬剤は、…が存在せず;XがCRであり;XがNであり;XがNRであり;Xが結合であり;XがNであり;ZがOであり;ZがNHであり;Ar
Figure 2011500647
からなる群より選択され;Rが水素、アルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;R、R、R、RおよびR8aが水素であり;R、R10、R11およびR12の少なくとも1つがアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アリール、シアノアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシおよび複素環からなる群より独立して選択され;R8bが存在せず;並びにR13が式(I)において定義される通りである、少なくとも1種類の式(I)の化合物である。
本発明の別の実施形態において、活性薬剤は、…が存在せず;XがCRであり;XがNであり;XがNRであり;Xが結合であり;XがNであり;ZがOであり;ZがNHであり;Ar
Figure 2011500647
からなる群より選択され;Rが水素、アルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され;R、R、R、RおよびR8aが水素であり;R、R10、R11およびR12の少なくとも1つがアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、シアノアルキル、ハロゲン、ハロアルキルおよびハロアルコキシからなる群より独立して選択され;R8bが存在せず;並びにR13が式(I)において定義される通りである、少なくとも式(I)の1種類の化合物である。
別の実施形態において、活性薬剤は、Ar
Figure 2011500647
であり、R14およびR15が水素およびアルキルからなる群より各々独立して選択されるか、またはR14およびR15が、これらが結合する原子と共に、シクロアルキル環を形成し、並びにX、X、X、X、X、Z、Z、R、R、R、R、R、R、R、R8a、R8b、R、R10、R11およびR12が式(I)において定義される通りである、少なくとも1種類の式(I)の化合物である。
別の実施形態において、活性薬剤は式(VII)
Figure 2011500647
(式中、Ar
Figure 2011500647
であり、R14およびR15は水素およびアルキルからなる群より各々独立して選択されるか、もしくはR14およびR15は、これらが結合する原子と共に、シクロアルキル環を形成し、並びにX、Z、Z、R、R、R、R、R、R、R、R8a、R8b、R、R10、R11およびR12は式(I)において定義される通りである。)
の少なくとも1種類の化合物である。
属内で考慮される化合物には以下が含まれる:
N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−(3−メチル−5−イソキノリニル)尿素;
(+)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−(3−メチル−5−イソキノリニル)尿素;
(−)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−(3−メチル−5−イソキノリニル)尿素;
(−)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
(+)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
N−(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
メチル4−({[(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素(ABT−102);
メチル4−[({[(1S)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
メチル4−[({[(1R)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
N−[(1S)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(1R)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
メチル4−[({[5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]尿素;
メチル4−({[(5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−(5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)尿素;
メチル4−({[(5−ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
N−(5−ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(1R)−5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]尿素;
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(1S)−5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]尿素;
イソプロピル4−({[(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;および
イソブチル4−({[(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート。
これらすべての化合物は従来調製されており、U.S.Patent 7,015,233に記載されている。
活性薬剤が式(I)または(VII)の化合物またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはプロドラッグである投薬形態は、バニロイド受容体サブタイプを阻害することにより、障害の治療に用いることができる。この障害は疼痛、膀胱過敏性、尿失禁および炎症性熱痛覚過敏から選択することができる。
本明細書および添付の特許請求の範囲を通して用いられる場合、以下の用語は以下の意味を有する:
本明細書で用いられる「アルケニル」という用語は、2から10個の炭素を含有するおよび2個の水素の除去によって形成される少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する直鎖または分岐鎖炭化水素を意味する。アルケニルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、エテニル、2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、3−ブテニル、4−ペンテニル、5−ヘキセニル、2−ヘプテニル、2−メチル−1−ヘプテニルおよび3−デセニルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルコキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。アルコキシの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシおよびヘキシルオキシが含まれる。
本明細書で用いられる「アルコキシアルコキシ」という用語は、本明細書で定義されるアルコキシ基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。アルコキシアルコキシの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、メトキシメトキシ、エトキシメトキシおよび2−エトキシエトキシが含まれる。
本明細書で用いられる「アルコキシアルキル」という用語は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。アルコキシアルキルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、tert−ブトキシメチル、2−エトキシエチル、2−メトキシエチルおよびメトキシメチルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルコキシカルボニル」という用語は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルコキシ基を意味する。アルコキシカルボニルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルコキシカルボニルアルキル」という用語は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルコキシカルボニル基を意味する。アルコキシカルボニルアルキルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、3−メトキシカルボニルプロピル、4−エトキシカルボニルブチルおよび2−tert−ブトキシカルボニルエチルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキル」という用語は、1から10個の炭素原子を含有する直鎖または分岐鎖炭化水素を意味する。アルキルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、3−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、2,3−ジメチルペンチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニルおよびn−デシルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキルカルボニル」という用語は、本明細書で定義されるカルボニル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。アルキルカルボニルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、アセチル、1−オキソプロピル、2,2−ジメチル−1−オキソプロピル、1−オキソブチルおよび1−オキソペンチルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキルカルボニルアルキル」という用語は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルキルカルボニル基を意味する。アルキルカルボニルアルキルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、2−オキソプロピル、3,3−ジメチル−2−オキソプロピル、3−オキソブチルおよび3−オキソペンチルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキルカルボニルオキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルキルカルボニル基を意味する。アルキルカルボニルオキシの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシおよびtert−ブチルカルボニルオキシが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキルスルホニル」という用語は、スルホニル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。アルキルスルホニルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、メチルスルホニルおよびエチルスルホニルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキルチオ」という用語は、イオウ原子を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義されるアルキル基を意味する。アルキルチオの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、メチルスルファニル、エチルスルファニル、tert−ブチルスルファニルおよびヘキシルスルファニルが含まれる。
本明細書で用いられる「アルキニル」という用語は、2から10個の炭素原子を含有するおよび少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する、直鎖または分岐鎖炭化水素基を意味する。アルキニルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、アセチレニル、1−プロピニル、2−プロピニル、3−ブチニル、2−ペンチニルおよび1−ブチニルが含まれる。
本明細書で用いられる「アリール」という用語は、フェニル基または融合する環の1以上がフェニル基である二環式もしくは三環式融合環系を意味する。二環式融合環系は本明細書で定義されるシクロアルキル基または別のフェニル基に融合するフェニル基によって例示される。三環式融合環系は本明細書で定義されるシクロアルキル基または別のフェニル基に融合する二環式融合環系によって例示される。アリールの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、アントラセニル、アズレニル、フルオレニル、インデニル、ナフチル、フェニルおよびテトラヒドロナフチルが含まれる。
本明細書で用いられる「シクロアルキル」という用語は3から8個の炭素原子を含有する飽和単環式環系を意味する。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが含まれる。
本明細書で用いられる「ホルミル」という用語は−C(O)H基を意味する。
本明細書で用いられる「ハロ」または「ハロゲン」という用語は−Cl、−Br、−Iまたは−Fを意味する。
本明細書で用いられる「ハロアルコキシ」という用語は、本明細書で定義されるアルコキシ基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義される少なくとも1つのハロゲンを意味する。ハロアルコキシの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、クロロメトキシ、2−フルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ、2−クロロ−3−フルオロペンチルオキシおよびペンタフルオロ−エトキシが含まれる。
本明細書で用いられる「ハロアルキル」という用語は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合する、本明細書で定義される少なくとも1つのハロゲンを意味する。ハロアルキルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、クロロメチル、2−フルオロエチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルおよび2−クロロ−3−フルオロペンチルが含まれる。
本明細書で用いられる「複素環」という用語は、窒素、酸素およびイオウからなる群より独立して選択される1または2個のヘテロ原子を含有する、3、4、5、6、7または8員環を指す。3員環が含む二重結合はゼロである。4および5員環が有する二重結合はゼロまたは1である。6員環が有する二重結合はゼロ、1または2である。7および8員環が有する二重結合はゼロ、1、2または3である。本発明の複素環基は炭素原子または窒素原子を介して親分子部分に結合することができる。複素環の代表的な例には、これらに限定されるものではないが、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[2.2.1.]オクタニル、アゼチジニル、ヘキサヒドロ−1H−アゼピニル、ヘキサヒドロアゾシン−(2H)−イル、インダゾリル、モルホリニル、オクタヒドロイソキノリン、ピペラジニル、ピペリジニル、ピリジニル、ピロリジニルおよびチオモルホリニルが含まれる。
本明細書で用いられる「メルカプトアルキル」という用語は、本明細書で定義されるアルキル基を介して親分子部分に結合する、メルカプト基を意味する。メルカプトアルキルの代表的な例には、これらに限定されるものではないが、2−メルカプトエチルおよび3−メルカプトプロピルが含まれる。
本発明の一実施形態において、活性薬剤は1−((R)−5−tert−ブチル−インダン−1−イル)−3−(1H−インダゾル−4−イル)−尿素(ABT102)
Figure 2011500647
またはこれらの塩または水和物または溶媒和物である。
本発明の別の実施形態において、活性薬剤は以下の化合物の1以上から選択される:
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−8−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−8−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
N−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
N−イソキノリン−5−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素。
固体分散体生成物は、
a)少なくとも1種類の活性薬剤、少なくとも1種類の医薬的に許容されるマトリックス形成剤、少なくとも1種類の医薬的に許容される界面活性剤および少なくとも1種類の溶媒を含有する液体混合物を調製し、並びに
b)溶媒を液体混合物から除去して固体分散体生成物を得る、
ことを含む方法によって調製する。
上述のように、溶媒の除去に先立ち、少なくとも1種類の充填剤を液体混合物に有利に添加することができる。
適切な溶媒はマトリックス形成剤を溶解または可溶化することが可能であるものである。典型的に、非水性溶媒が用いられる。あらゆるこのような溶媒を用いることができるが、乾燥固体分散体生成物中に溶媒の痕跡が残り得るため、医薬的に許容される溶媒が好ましい。適切には、溶媒はアルカノール、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、イソブタノール、n−ブタノール;炭化水素、例えば、ベンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン;ハロゲン化炭化水素、例えば、ジクロロメタン、トリクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン;ケトン、例えば、アセトン;エステル、例えば、酢酸エチル;エーテル、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン;およびこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択することができる。この利用可能性、溶解力および医薬的な安全性のため、エタノールが特に好ましい。
液体混合物は、これらの必須成分、即ち、医薬的に許容されるマトリックス形成剤、活性薬剤、医薬的に許容される界面活性剤および溶媒または溶媒の組み合わせを接触させるあらゆる適切な方法によって調製することができる。一実施形態において、液体混合物は、医薬的に許容されるマトリックス形成剤を溶解してマトリックス形成剤溶液を得、活性薬剤および医薬的に許容される界面活性剤をこの溶液に添加することによって調製する、溶解したマトリックス形成剤は活性薬剤に対して溶解性増強効果を及ぼし得る;従って、マトリックス形成剤溶液中の活性薬剤の溶解度は溶媒単独中でのこの溶解度よりも数倍高いものであり得る。好ましくは、活性薬剤は、液体混合物中に本質的に完全に溶解する。
液体混合物は、この液体混合物の総重量に対して、90重量%まで、例えば、0.5から90重量%、ほとんどの場合には、2から60重量%の乾燥物質含有率を有する。
溶媒は当分野において公知のあらゆる適切な方法、例えば、噴霧乾燥、ドラム乾燥、ベルト乾燥、トレー乾燥、流動床乾燥またはこれらの2以上の組み合わせによって除去することができる。例えば、噴霧乾燥によって得られる第1固体分散体粉末を(場合によっては真空下での)トレー乾燥または(場合によっては真空下での)流動床乾燥によってさらに乾燥させることができる。一実施形態において、溶媒の除去には、場合によっては噴霧乾燥以外の1以上の乾燥工程と組み合わされている、噴霧乾燥工程が含まれる。
最終固体分散体生成物中の残留溶媒含有率は、好ましくは、5重量%以下、より好ましくは、1重量%以下である。
噴霧乾燥においては、乾燥させようとする液体を気流、例えば、空気中に浮遊させ、即ち、液体を霧状ミストに変換(微粒子化)し、大表面積を得る。微粒子化された液体を乾燥チャンバ内で熱気体の流れに晒す。水分は迅速に蒸発し、固体は微細な中空球形粒子からなる粉末として回収される。250℃までの、またはこれさえも上回る気体導入口温度を用いることができ、蒸発のために気体温度は約30から150℃の温度(気体の排出口温度)まで非常に急速に低下する。
ドラム乾燥法(ローラー乾燥)の原理は、物質の薄膜を連続的に回転する加熱金属ドラムの平滑表面に貼付するものである。乾燥した物質の膜は液体物質の貼付点に対向して位置する静止ナイフによってこすり落とされる。乾燥機は、「サテライト」ローラーを伴う、または伴わない、単一ドラムまたはドラムの対からなる。ドラムは真空チャンバ内に位置し得る。都合の良いことに、溶媒蒸気は収集され、溶媒が回収されて再利用される。
ベルト乾燥機においては、液体はベルト上に流延または噴霧され、このベルトはベルトの下の幾つかの加熱プレート上を通過する。物質は蒸気加熱または電気加熱されたプレートによって加熱される。ベルトの上に位置する赤外線放熱器またはマイクロ波放熱器によって溶媒の蒸発をさらに助長することができる。ベルト乾燥は真空チャンバ内で行うことができる。
トレー乾燥においては、液体混合物(またはあらゆる他の方法によって予備乾燥されている分散体生成物)を幾つかのトレーに分配する。これらを、オーブン内で、通常は熱気体、例えば、空気の流れの中に置く。真空をさらに適用することができる。
次に、乾燥した固体分散体生成物は、粉砕および/または分類(ふるい分け)することができる。
その後、乾燥した固体分散体生成物をカプセルに充填することができ、または圧縮することができる。圧縮は、空隙率の低い圧縮体、例えば、錠剤を得るため、固体分散体生成物を含む粉末塊を高圧下で高密度化するプロセスを意味する。粉末塊の圧縮は、通常、錠剤プレス、より具体的に、2つの移動パンチの間の鋼ダイにおいて行う。
流動調節剤、崩壊剤、増量剤および潤滑剤から選択される少なくとも1種類の添加物が顆粒の圧縮において好ましく用いられる。崩壊剤は胃内での圧縮体の迅速な崩壊を促進し、遊離した顆粒を互いに隔てられたままにする。適切な崩壊剤は架橋ポリマー、例えば、架橋ポリビニルピロリドンおよび架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロースである。適切な増量剤はラクトース、リン酸水素カルシウム、微結晶セルロース(Avicel(登録商標))、酸化マグネシウム、天然または予備ゼラチン化ジャガイモデンプンまたはコーンスターチ、ポリビニルアルコールから選択される。
適切な流動調節剤は高分散シリカ(Aerosil(登録商標))および動物性または植物性脂肪もしくは蝋から選択される。
顆粒の圧縮においては潤滑剤が好ましく用いられる。適切な潤滑剤は(例えば、1000から6000のMwを有する)ポリエチレングリコール、ステアリン酸マグネシウムおよびカルシウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、タルク等から選択される。
様々な他の添加物、例えば、染料、例えば、アゾ染料、有機または無機顔料、例えば、酸化アルミニウムまたは二酸化チタンまたは天然由来の染料;安定化剤、例えば、酸化防止剤、光安定化剤、ラジカルスカベンジャーまたは微生物の攻撃に対する安定化剤を用いることができる。
哺乳動物によるこのような投薬形態の摂取を容易にするため、投薬形態に適切な形状を付与することが有利である。従って、快適に嚥下することができる大きい錠剤は、好ましくは、形状を丸くするよりも引き伸ばす。
錠剤のフィルムコートは嚥下することができる容易さにさらに寄与する。フィルムコートは味を改善し、上品な外見をももたらす。所望であれば、フィルムコートは腸溶性コートであってもよい。フィルムコートは、通常、ポリマー性フィルム形成性物質、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよびアクリレートまたはメタクリレートコポリマーを含む。フィルム形成性ポリマーに加えて、フィルムコートは可塑剤、例えば、ポリエチレングリコール、界面活性剤、例えば、Tween(登録商標)型および、場合によっては、顔料、例えば、二酸化チタンまたは酸化鉄をさらに含むことができる。フィルムコーティングはタルクを粘着防止剤として含むこともできる。フィルムコートが占めるのは、通常、投薬形態の約5重量%未満である。
添付の図面および以下の実施例は本発明を限定することなしにさらに説明する役割を果たす。
(実施例)
ABT 102は米国イリノイ州のAbbott Laboratoriesから入手した。他の活性薬剤は以下に記述されるように調製した。
A.活性薬剤の調製
(実施例1)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例1A)
6−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−オン
500mL丸底フラスコ内で、メタノール(150mL)中の1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)−エタノン(20.0g、130mmol、Aldrich Chemical)、プロパン−2−オン(19.0mL、260mmol)およびピロリジン(21.5mL、260mmol)を添加してオレンジ色の溶液を得た。この反応混合物を周囲温度で48時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(200mL)に注ぎ入れ、1N HCl(50mL)、飽和NaHCO(50mL)および食塩水(50mL)で洗浄した。有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮してオレンジ色の残留物を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、表題化合物(14.2g、73.1mmol、56%)を白色固体として得た。MS(DCI/NH)m/z 208(M+NH
(実施例1B)
(S)−6−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−オール
メチルtert−ブチルエーテル(34mL)、(R)−ジフェニル(ピロリジン−2−イル)メタノール(1.10g、4.35mmol)およびボラン−N,N−ジエチルアニリン錯体(18.5mL、104mmol)の溶液を45℃に加熱し、メチルtert−ブチルエーテル(136mL)中の実施例1A(16.9g、87.0mmol)を滴下ロートを介して75分にわたって添加した。添加の後、LCMSが完全な反応を示した。45℃でさらに15分撹拌した後、反応混合物を10℃に冷却し、温度を≦15℃に保ちながら10分にわたってMeOH(85mL)で処理した(H放出)。周囲温度で30分間撹拌した後、2N HCl(85mL)を添加し、反応混合物を10分間撹拌した。メチルtert−ブチルエーテル(170mL)を添加し、反応混合物を分配した。有機部分を2N HCl(85mL)および食塩水(35mL)で洗浄した。水性抽出物をメチルtert−ブチルエーテル(85mL)で逆抽出した。合わせた有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して実施例1B(17.4g、89.0mmol)を得た。分析用キラルHPLC(Chiralcel OJ 4.6×25mm、20%イソプロパノール/ヘキサン、23℃、0.5mL/分)による分析は99%ee対ラセミ参照(水素化ホウ素ナトリウムを還元剤として用いて上述の通りに調製)を示した。MS(DCI/NH)m/z 197(M+H)
(実施例1C)
(R)−6−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン
THF(340mL)中の実施例1B(17.1g、87.0mmol)の混合物を−30℃に冷却した後、無水メタンスルホン酸(16.7mL、131mmol)を添加した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(21.3mL、122mmol)を反応混合物に徐々に添加した(内部温度≦−24℃)。30分後、〜50%変換がLC/MSによって観察されたので、反応混合物を−10℃まで暖めた。20分後、反応混合物を0℃までさらに暖めた。20分後、さらなるMsO(3.00g、0.2等量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.8mL、0.2等量)を添加し、反応混合物を20分間撹拌した。0℃で、さらなるN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.40mL、0.1等量)を添加し、反応混合物を10分間撹拌した後、−30℃に冷却してテトラ−N−ブチルアンモニウムアジド(49.5g、174mmol)で処理した。生じるスラリーを周囲温度まで一晩徐々に暖めた。14時間後、メタノール(85mL)、次いで2N NaOH(85mL;27℃まで僅かに発熱)を添加した。この反応物を30分間撹拌した後、MTBE(340mL)および水(170mL)で希釈した。層を分離し、有機層を水(85mL)、2N HCl(2×85mL)、水(85mL)および食塩水(34mL)で洗浄した。この酸性洗浄液をMTBE(85mL)で逆抽出した。合わせた有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して黄色残留物を得、これをさらに精製することなしに用いた。
上記粗製アジド生成物をTHF(305mL)および水(34mL)に懸濁させ、トリフェニルホスフィン(25.1g、96.0mmol)で処理した。この黄色溶液を60℃まで2.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、濃縮してTHFを除去した。ジクロロメタン(170mL)、2N HCl(85mL)および水(425mL)を添加し、均質二相混合物を形成した。層を分配し、水性部分をジクロロメタン(85mL)で洗浄した。2N NaOH(100mL)を水層に添加した後、これをジクロロメタン(5×85mL)で抽出し、乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して表題の化合物(12.6g、64.3mmol、74%)を得た。分析用キラルHPLC(Chiralcel OJ 4.6×25mm、20%イソプロパノール/ヘキサン、23℃、0.5mL/分)は91%ee対ラセミ参照標準を示した。MS(DCI/NH)m/z 196(M+H)
(実施例1D)
(R)−6−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
実施例1C(12.6g、64.3mmol)およびイソプロパノール(126mL)を、(R)−(−)−マンデル酸(9.79g、64.3mmol)を添加しながら、50℃に加熱した。43℃で固体が観察され、50℃まで加熱を継続した。この混合物を50℃で10分間エージングした後、ヘキサン(126mL)を45分にわたって50℃で添加した。添加の後、反応混合物を90分にわたって周囲温度まで徐々に冷却し、沈殿固体を濾過し、1:1 イソプロパノール(isopropol)−ヘキサンで洗浄した。この固体を抽気しながらオーブン内、45℃で一晩乾燥させ、表題の化合物(17.2g、49.5mmol、77%)を結晶性白色固体として得た。この固体は分析用キラルHPLC(Chiralcel OJ 4.6×25mm、20%イソプロパノール/ヘキサン、0.5mL/分)によって検出可能な微量異性体を有してはおらず、母液は所望の異性体について約50%eeを示した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ7.44−7.37(m,3H)、7.30−7.17(m,3H)、7.01(td,J=8.5,3.1Hz,1H)、6.78−6.73(m,1H)、4.70(s,1H)、4.21(dd,J=11.5,6.3Hz,1H)、2.13(dd,J=13.2,6.3Hz,1H)、1.65(t,J=12.3Hz,1H)、1.37(s,3H)、1.17(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 179(M−16)
(実施例1E)
2−ブロモ−6−フルオロベンズアルデヒド
1−ブロモ−3−フルオロベンゼン(17.3g、100mmol)を−70℃でTHF中のリチウムジイソプロピルアミド(ヘキサン中の2.5 N−ブチルリチウム 40mLを0℃で0.1Mジイソプロピルアミン 11.5gに添加することで調製)の溶液に5分にわたって添加した。この混合物を冷却したままで1時間撹拌した後、DMF(8mL)を10分にわたって添加した。混合物を−70℃でさらに40分間撹拌した後、酢酸(26g)で処理した。この混合物を周囲温度まで暖め、MTBE(200mL)、水(200mL)および4N塩酸(150mL)の混合物に移した。層を分配し、有機部分を減圧下で濃縮して表題の化合物を得た。MS(DCI/NH)m/z 202(M+H)
(実施例1F)
4−ブロモ−1−メチル−1H−インダゾール
DMSO(3.5mL)中の実施例1E(2.00g、9.95mmol)の溶液をメチルヒドラジン(98%、98%試薬3.20g、69.6mmol)に添加した。この混合物を85℃で24時間加熱した後、周囲温度に冷却し、水(50mL)で希釈した。この溶液をCHCl(2×50mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥(MgSO)させて濾過し、減圧下で濃縮して表題の化合物を得、これをさらに精製することなしに用いた。MS(DCI/NH)m/z 202(M+H)
(実施例1G)
1−メチル−1H−インダゾル−3−アミン
トルエン(10mL)中の酢酸パラジウム(II)(82mg、2mol%)およびキサントホス(287mg、3mol%)の混合物を周囲温度で5分間撹拌した。この溶液にトルエン(30mL)中の実施例1F(3.68g、17.4mmol)およびベンゾフェノンイミン(3.00g、17.4mmol)の溶液を添加した。混合物を移して窒素で2回パージした後、周囲温度で15分間撹拌した。ナトリウムtert−ブトキシド(1.90g、24.4mmol)を添加し、混合物を移して窒素でパージした。この混合物を80から85℃に2時間加熱して周囲温度に冷却し、水(30mL)で希釈した。層を分配し、水層をさらなるトルエン(20mL)で抽出した。合わせた有機層を6N HCl(10mL)と共に1時間撹拌した後、水40mLを添加して固体を溶解した。トルエン層を廃棄し、水層を濾過して不溶性物質を除去した。水層を50%NaOHの添加でpH14に調整し、生じる固体を濾過および乾燥させて表題の化合物を得た。MS(DCI/NH)m/z 202(M+H)
(実施例1H)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
100mL丸底フラスコにアセトニトリル(15mL)中のN,N’−ジスクシニルカーボネート(1.38g、5.38mmol)、ピリジン(0.435mL、5.38mmol)および実施例1G(0.754g、5.12mmol)を添加した。この褐色溶液を室温で30分間撹拌し、アセトニトリル(10mL)中の実施例1D(1.00g、5.12mmol)の溶液、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.66mL、15.4mmol)で処理した。反応物を1時間撹拌した後、EtOAc(200mL)に注ぎ入れ、飽和NaHCO(50mL)および1N HCl(50mL)で洗浄した。この溶液を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮した。生じる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から50% EtOAc/ヘキサン)によって精製し、表題の化合物(1.54g、4.18mmol、82%)をオフホワイトの固体として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.76(s,1H)、8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(dd,J=7.5,0.7Hz,1H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.18(dt,J=8.3,0.8Hz,1H)、7.09(ddd,J=9.4,3.1,0.9Hz,1H)、7.05−6.97(m,1H)、6.78(dd,J=8.8,4.8Hz,2H)、5.03−4.94(m,1H)、4.01(s,3H)、2.29−2.16(m,1H)、1.77(dd,J=13.2,10.9Hz,1H)、1.40(s,3H)、1.29(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 369(M+H)
(実施例2)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
(実施例2A)
4−ニトロ−1H−インダゾール
酢酸(200mL)中の2−メチル−3−ニトロアニリン(20.0g、131mmol)を4℃の水(50mL)中のNaNO(20.0g、289mmol)で処理した(機械的撹拌)。この反応混合物を周囲温度に暖め、16時間撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、残留物を水(700mL)で処理して濾過した。濾過された固体を真空オーブン内、45℃で10分間乾燥させて表題の化合物を得、これをさらに精製することなしに用いた。
その代わりに、機械式攪拌機および熱電対を取り付けた4首5Lジャケット装着丸底フラスコに2−メチル−3−ニトロアニリン(100g、658mmol)および酢酸(2000mL)を満たした。この溶液を14℃に冷却し、一度に添加した水(250mL)中のNaNO(100g、1450mmol)の冷却(約1℃;氷水浴)溶液で処理した。内部温度を5分にわたって14℃から28℃まで上昇させ、この温度で5分間留めた後、15℃まで徐々に冷却した。この混合物を24時間撹拌した後、減圧下で500mLのおおよこの体積まで濃縮した。残留物を、周囲温度で21時間、水(1800mL)に再懸濁させた。生じるオレンジ色の固体を濾過して水(3×250mL)で洗浄し、真空オーブン内、70℃で乾燥させて表題の化合物97.0gを明るいオレンジ色の固体として得、これをさらに精製することなしに用いた。
(実施例2B)
メチル4−ニトロ−1H−インダゾール−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中のNaH(300mg、12.5mmol)を0℃で実施例2A(1.33g、10.0mmol)で処理した。この反応混合物を周囲温度に暖め、1時間撹拌した。その後、混合物をメチルクロロホルメート(0.90mL)で処理し、室温で3時間撹拌した。水で反応を停止させて濾過し、表題の化合物をオフホワイトの固体として得た。
その代わりに、機械式攪拌機、熱電対および滴下ロートを取り付けた3首2Lジャケット装着フラスコに実施例2A(95.2g、716mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド(650mL)を満たした。この暗色溶液を10℃に冷却し、内部温度が15℃を上回らないように滴下ロートを介してDBU(96.0g、788mmol)を添加した。混合物を10℃に戻し冷却した後、内部温度が25℃を上回らないように滴下ロートを介してメチルクロロホルメート(108g、1430mmol)を添加した。10℃で1時間撹拌した後、水(500mL)中の水性10%リン二酸カリウム(potassium phosphate diacid)を添加し、この混合物を15時間撹拌した。生じる褐色固体を濾過し、反応混合物容器を水中の水性10%リン二酸カリウム(2×150mL)ですすいだ。すすぎ液をフィルター上の固体に添加した。生じる固体を水中の水性10%リン二酸カリウム(2×200mL)および水(2×200mL)で洗浄した後、真空オーブン内、70℃で乾燥させて暗褐色固体122gを得た。この固体を酢酸イソプロピル(2000mL)に2時間債懸濁させた。固体を濾過して新鮮な酢酸イソプロピル(2×250mL)で洗浄し、真空オーブン内、70℃で乾燥させて、表題の化合物(110g、495mmol)を明褐色固体として得た。MS(DCI/NH)m/z 222(M+H)
(実施例2C)
メチル4−アミノ−1H−インダゾール−1−カルボキシレート
実施例2B(1.66g、7.50mmol)および10%Pd/Cをエタノール(20mL)中で合わせ、水素ガス(1atm圧)に晒した。この反応混合物を80℃に20分間加熱して周囲温度に冷却し、Celiteを通して濾過した。濾液を蒸発させ、表題の化合物(1.22g、6.35mmol)を得た。MS(DCI/NH)m/z 192(M+H)
(実施例2D)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
100mL丸底フラスコにアセトニトリル(15mL)中のN,N’−ジスクシニルカーボネート(1.38g、5.38mmol)、ピリジン(0.435mL、5.38mmol)および実施例2C(983mg、5.12mmol)を加えた。この褐色溶液を室温で30分間撹拌し、アセトニトリル(10mL)中の実施例1D(1.00g、5.12mmol)の溶液、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.66mL、15.4mmol)で処理した。反応物を1時間撹拌した後、酢酸エチル(200mL)に注ぎ入れ、飽和NaHCO(50mL)および1N HCl(50mL)で洗浄した。この溶液を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮した。
生じる残留物をテトラヒドロフラン(15mL)およびMeOH(15mL)に溶解して黄色溶液を得た。この溶液に5N NaOH(4.8mL)を添加し、反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。この反応混合物をEtOAc(200mL)に注ぎ入れ、飽和重炭酸ナトリウム(50mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0から10% MeOH/CHClを用いる勾配溶出)で表題の化合物(1.10g、3.11mmol、83%)を白色非晶質固体として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.06−13.04(br s,1H)、8.76(s,1H)、8.08(t,J=1.1Hz,1H)、7.68(d,J=7.2Hz,1H)、7.23(d,J=7.76Hz,1H)、7.11−6.98(m,3H)、6.81−6.76(m,2H)、5.04−4.94(m,1H)、2.19(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.77(dd,J=13.2,10.9Hz,1H)、1.40(s,3H)、1.29(s,3H)。MS(DCI/NH)m/z 355(M+H);[α]23 =+39.2(c 1.0,MeOH)。
(実施例3)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
(実施例3A)
8−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−オール
エタノール(1L)を撹拌反応器内の8−アミノ−2−ナフトール(100g、610mmol)、ラネーニッケル(40g、水湿潤)および水酸化ナトリウム(4.00g、8mol%水溶液)に添加した。反応器を密封し、水素を散布した。この反応混合物を85℃で13時間、次いで100℃でさらに8時間撹拌した。その後、Celiteのパッドを通して混合物を濾過した。生じる溶液をDarco G−60(35g)で処理し、加熱して1時間還流させた後、周囲温度に冷却してさらに3時間撹拌した。Celite(350g)を通してこの混合物を濾過し、パッドをEtOAc(1.5L)で洗浄した。真空中で溶媒を除去し、メチルtert−ブチルエーテル(1L)を添加した。これを50℃で15時間加熱し、周囲温度で1時間撹拌して濾過し、真空中で溶媒を除去した。生じる粗製固体のほぼ半分をシリカゲルでのクロマトグラフィー(勾配溶出、2から30% MeOH/CHCl)によって精製し、表題の化合物37gを明褐色固体として得た。H NMR(300MHz,CDCI)δ 6.96(t,J=7.6Hz,1H)、6.55(dd,J=10.7,7.6Hz,2H)、4.44−4.24(m,1H)、2.95−2.80(m,3H)、2.38(dd,J=16.1,7.6Hz,1H)、2.09−1.96(m,1H)、1.85−1.70(m,1H)。
(実施例3B)
(2S)−8−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−オール
実施例3Aをイソプロパノールに溶解してChiralpak ICキラルHPLCカラム(30cm ID×250cm)にロードし、32%イソプロパノール/ヘキサンを用いて25℃、20mL/分の流速で溶出した。初期溶出ピーク(保持時間=16分)を収集し、溶媒を蒸発させて、表題の化合物を99.2%eeのオフホワイトの固体として得た。MS(DCI/NH)m/z 164(M+H)、181(M+NH
(実施例3C)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
アセトニトリル(5mL)中のジ(N−スクシンイミジル)カーボネート(703mg、2.75mmol)の懸濁液に、アセトニトリル(10mL)およびピリジン(0.222mL、2.75mmol)に溶解した実施例3B(427mg、2.62mmol)を添加した。この反応物を20分間撹拌した後、直ちにアセトニトリル(10mL)中の実施例1C(510.6mg、2.62mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.37mL、7.85mmol)を添加した。反応物を周囲温度で16時間撹拌した。EtOAc(200mL)を添加し、反応混合物を水(2×200mL)および食塩水(200mL)で洗浄して分配した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濾過した。減圧下で溶媒を蒸発させ、白色固体を溶液から沈殿させた。固体を収集し、ジエチルエーテルと共に摩砕して濾過した。固体をジエチルエーテル、次いでヘキサンですすぎ、風乾して表題の化合物(737mg、1.92mmol、収率73%)をベージュ粉末として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.9Hz,1H)、7.60(s,1H)、7.08−6.94(m,4H)、6.81−6.71(m,2H)、4.93(dd,J=18.0,7.2Hz,1H)、4.86(d,J=4.2Hz,1H)、3.98−3.87(m,1H)、2.91−2.63(m,3H)、2.37(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.15(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.93−1.83(m,1H)、1.69(dd,J=13.0,11.1Hz,1H)、1.63−1.52(m,1H)、1.39(s,3H)、1.26(s,3H);MS(ESI)m/z 385(M+H);[α]23 =+38.0°(c1.0,CHOH)。
(実施例4)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
(実施例4A)
(2R)−8−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−オール
実施例3Aをイソプロパノールに溶解してChiralpak ICキラルHPLCカラム(30cm ID×250cm)にロードし、32%イソプロパノール/ヘキサンを用いて25℃、20mL/分の流速で溶出した。より遅い溶出ピーク(保持時間=19分)を収集し、溶媒を蒸発させて表題の化合物を99.6%eeのオフホワイトの固体として得た。MS(DCI/NH)m/z 164(M+H)、181(M+NH
(実施例4B)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.69(d,J=7.9Hz,1H)、7.61(s,1H)、7.08−6.94(m,4H)、6.81−6.71(m,2H)、4.99−4.88(m,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、4.00−3.88(m,1H)、2.90−2.64(m,3H)、2.35(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.15(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.93−1.81(m,1H)、1.69(dd,J=13.0,11.1Hz,1H)、1.64−1.51(m,1H)、1.39(s,3H)、1.27(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 385(M+H);[α]23 =+34.6°(c1.0,CHOH)。
(実施例5)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
500mL丸底フラスコ内で、アセトニトリル(15mL)中のN,N’−ジスクシンイミジルカーボネート(1.38g、5.38mmol)、ピリジン(0.435mL、5.38mmol)およびイソキノリン−5−アミン(0.738g、5.12mmol、Acros)を加えて褐色溶液を得た。この反応物を周囲温度で30分間撹拌した。この混合物にアセトニトリル(10mL)中の実施例1C(1.00g、5.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.66mL、154mmol)を添加した。反応物を90分間撹拌した後、濃縮した。この混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、飽和NaHCO(100mL)で洗浄して乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から10% MeOH/CHCl)によって精製し、表題の化合物(1.12g、3.07mmol、60%)を白色固体として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.8Hz,1H)、8.76(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.34(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.64(t,J=7.9Hz,1H)、7.12(ddd,J=9.4,3.2,0.9Hz,1H)、7.06−6.98(m,2H)、6.79(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、5.05−4.95(m,1H)、2.21(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.78(dd,J=13.2,10.9Hz,1H)、1.41(s,3H)、1.29(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 366(M+H);[α]23 =+32.6(c0.65,CH3OH)。
(実施例6)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
(実施例6A)
6−フルオロスピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用い、およびプロパン−2−オンの代わりにシクロブタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 207(M+H)
(実施例6B)
(E)−6−フルオロスピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−4−オン O−メチルオキシム
500mL丸底フラスコ内で、ピリジン(150mL)中の実施例6A(19.4g、94.9mmol)および塩酸O−メチルヒドロキシルアミン(8.53mL、112mmol)を加えて黄色溶液を得た。この反応混合物を周囲温度で54時間撹拌し、濃縮してEtOAc(1L)で希釈し、水(400mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮した。生じる黄色残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から30% EtOAc/ヘキサン)によって精製し、表題の化合物(21.8g、94.0mmol、99%)を淡黄色固体として得た。MS(DCI/NH)m/z 224(M+NH
(実施例6C)
6−フルオロスピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−4−アミン
実施例6B(21.8g、94.0mmol)およびラネーニッケル(5.49g、水湿潤)を、7Mアンモニア(150mL)を含有するEtOH中で撹拌した。反応器を密封し、水素を散布した。反応混合物を32℃で3時間撹拌し、冷却してEtOAc(250mL)で希釈し、Celiteのパッド(50g)を通して濾過した。生じる溶液をシリカゲル栓(50g)を通して濾過し、濾液を蒸発させて表題の化合物(10.8g、52.1mmol、56%)を淡色油として得た。MS(DCI/NH)m/z 208(M+H)
(実施例6D)
(R)−6−フルオロスピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−4−アミン
実施例6Cを半調製用キラルHPLC(Chiralcel OD 5×50cm、5%イソプロパノール/ヘキサン+0.1%ジエチルアミン、23℃、100mL/分)によって分解した。2つの溶出ピークのうちの後のもの(保持時間=26.0分)を収集し、溶媒を蒸発させて、表題の化合物をオフホワイトの固体として99%ee対ラセミ参照(水素化ホウ素ナトリウムを還元剤として用いて上述の通りに調製)で得た。MS(DCI/NH)m/z 208(M+H)
(実施例6E)
(R)−6−フルオロスピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−4−アミン(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例1Dの手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例6Dを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 208(M+H)
(実施例6F)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例6Eを用い、および実施例3Bの代わりに実施例4Aを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.8Hz,1H)、7.62(s,1H)、7.06−6.96(m,4H)、6.81(dd,J=9.6,4.9Hz,1H)、6.74(d,J=7.4Hz,1H)、4.93(dd,J=14.8,9.1Hz,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、3.99−3.88(m,1H)、2.91−2.64(m,3H)、2.42−2.03(m,6H)、1.93−1.67(m,4H)、1.67−1.52(m,1H);MS(ESI)m/z 397(M+H);[α]23 =+62.8°(c1.0,CHOH)。
(実施例7)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例6Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.79(s,1H)、8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.72(dd,J=7.5,0.7Hz,1H)、7.28(d,J=7.7Hz,1H)、7.20−7.16(m,1H)、7.09−6.99(m,2H)、6.83(dd,J=8.7,4.7Hz,2H)、5.03−4.94(m,1H)、4.01(s,3H)、2.51−2.38(m,1H)、2.36−2.04(m,4H)、2.00−1.68(m,3H);MS(DCI/NH)m/z 381(M+H);[α] 23=+34.45(c0.50,CHOH)。
(実施例8)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例6Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.03−13.01(br s,1H)、8.75(s,1H)、8.08(s,1H)、7.68(d,J=7.2Hz,1H)、7.22(d,J=7.8Hz,1H)、7.11−6.94(m,3H)、6.86−6.81(m,2H)、5.03−4.94(m,1H)、2.45−2.06(m,5H)、1.95−1.69(m,3H);MS(DCI/NH)m/z 367(M+H);[α] 23=+24.1(c0.70,CH3OH)。
(実施例9)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例6Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.71(d,J=7.3Hz,1H)、7.61(s,1H)、7.07−6.95(m,4H)、6.86−6.77(m,1H)、6.74(d,J=7.4Hz,1H)、4.92(dd,J=14.5,9.2Hz,1H)、4.85(d,J=4.3Hz,1H)、3.99−3.87(m,1H)、2.91−2.64(m,3H)、2.42−2.03(m,6H)、1.93−1.67(m,4H)、1.67−1.52(m,1H);MS(ESI)m/z 397(M+H);[α]23 =+68.4°(c1.0,CHOH)。
(実施例10)
N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
(実施例10A)
(S)−6−フルオロスピロ[クロマン−2,1’−シクロブタン]−4−アミン
実施例6Cを半調製用キラルHPLC(Chiralcel OD 5×50cm、5%イソプロパノール/ヘキサン+0.1%ジエチルアミン、23℃、100mL/分)によって分解した。2つの溶出ピークのうちの先のもの(保持時間=20.9分)を収集し、溶媒を蒸発させて、表題の化合物をオフホワイトの固体として99%ee対ラセミ参照(水素化ホウ素ナトリウムを還元剤として用いて上述の通りに調製)で得た。MS(DCI/NH)m/z 208(M+H)
(実施例10B)
N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2Η−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例10Aを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.71(d,J=7.4Hz,1H)、7.62(s,1H)、7.07−6.96(m,4H)、6.81(dd,J=9.6,4.8Hz,1H)、6.74(d,J=7.0Hz,1H)、4.98−4.89(m,1H)、4.87(d,J=4.1Hz,1H)、3.99−3.89(m,1H)、2.90−2.64(m,3H)、2.41−2.02(m,6H)、1.92−1.67(m,4H)、1.66−1.51(m,1H);MS(ESI)m/z 397(M+H);[α]23 =−59.5°(c1.0,CHOH)。
(実施例11)
N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’Η−スピロ[クロメン−2、1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、実施例1Dの代わりに実施例10Aを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.71(d,J=7.4Hz,1H)、7.61(s,1H)、7.06−6.95(m,4H)、6.85−6.77(m,1H)、6.74(d,J=7.5Hz,1H)、4.92(dd,J=15.0,9.1Hz,1H)、4.85(d,J=5.3Hz,1H)、3.99−3.87(m,1H)、2.90−2.64(m,3H)、2.43−2.03(m,6H)、1.92−1.66(m,4H)、1.66−1.52(m,1H);MS(ESI)m/z 397(M+H);[α]23 =−63.0°(c1.0,CHOH)。
(実施例12)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例12A)
6−フルオロクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、プロパン−2−オンの代わりにパラホルムアルデヒドを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 183(M+NH
(実施例12B)
(R)−6−フルオロクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例12Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH )m/z 168(M+H)
(実施例12C)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例12Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.63(s,1H)、8.00(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.43−7.25(m,2H)、7.18−6.79(m,5H)、5.01−4.88(m,1H)、4.20−4.00(m,4H)、2.20−1.84(m,2H);MS(DCI/NH)m/z 341(M+H);[α]23 =+37(c0.15,MeOH)。
(実施例13)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例12Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.28(s,1H)、8.62(s,1H)、8.54(d,J=6.0Hz,1H)、8.36(d,J=8.1Hz,1H)、7.90(d,J=6.1Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、7.63(t,J=7.9Hz,1H)、7.24−6.99(m,3H)、6.85(dd,J=9.0,4.9Hz,1H)、4.97−4.90(m,1H)、4.33−4.23(m,1H)、4.18(ddd,J=11.3,8.3,3.0Hz,1H)、2.28−1.96(m,2H);MS(DCI/NH)m/z 338(M+H);[α]23 =+29.0(c0.25,CHOH)。
(実施例14)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、実施例1Dの代わりに実施例12Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.73(d,J=8.0Hz,1H)、7.49(s,1H)、7.13(d,J=7.7Hz,1H)、7.10−6.96(m,3H)、6.82(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、6.72(d,J=7.3Hz,1H)、4.89−4.82(m,2H)、4.26(ddd,J=10.1,6.8,3.2Hz,1H)、4.13(ddd,J=11.2,8.4,2.9Hz,1H)、3.98−3.87(m,1H)、2.88−2.62(m,3H)、2.31(dd,J=16.8,8.0Hz,1H)、2.18−2.04(m,1H)、2.01−1.81(m,2H)、1.66−1.50(m,1H);MS(ESI)m/z 357(M+H);[α]23 =+66.1°(c1.0,1:1 DMSO:CHOH)。
(実施例15)
N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例12Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.74(d,J=8.0Hz,1H)、7.49(s,1H)、7.13(d,J=7.7Hz,1H)、7.10−6.96(m,3H)、6.82(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、6.72(d,J=7.5Hz,1H)、4.90−4.81(m,2H)、4.26(ddd,J=10.2,6.6,3.1Hz,1H)、4.13(ddd,J=11.3,8.4,2.9Hz,1H)、3.98−3.85(m,1H)、2.90−2.62(m,3H)、2.32(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.17−2.03(m,1H)、2.01−1.81(m,2H)、1.67−1.50(m,1H);MS(ESI)m/z 357(M+H);[α]23 =+62.0°(c1.0,1:1 DMSO:CHOH)。
(実施例16)
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例16A)
6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(3,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 230(M+NH
(実施例16B)
(R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例16Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 214(M+H)
(実施例16C)
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例16Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.80(s,1H)、8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.69(dd,J=7.5,0.8Hz,1H)、7.32−7.15(m,3H)、6.99−6.94(m,1H)、6.80(d,J=8.3Hz,1H)、5.06−4.96(m,1H)、4.01(s,3H)、2.23(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、2.00−1.81(m,1H)、1.45(s,3H)、1.32(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 387(M+H);[α]23 =+19.3(c0.73,MeOH)。
(実施例17)
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例16Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.8Hz,1H)、8.77(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.35(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.93(d,J=6.1Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.64(t,J=7.9Hz,1H)、7.18−7.07(m,2H)、7.04(d,J=8.4Hz,1H)、6.89(td,J=7.9,5.0Hz,1H)、5.10−5.01(m,1H)、2.24(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、2.00−1.81(m,1H)、1.46(s,3H)、1.33(s,3H)。MS(DCI/NH)m/z 366(M+H);[α]23 =+26.7(c0.70,CHOH)。
(実施例18)
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、実施例1Dの代わりに実施例16Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.71−7.61(m,2H)、7.17(ddd,J=11.5,8.8,3.0Hz,1H)、7.06−6.97(m,2H)、6.91(d,J=9.3Hz,1H)、6.75(d,J=7.2Hz,1H)、5.02−4.89(m,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、4.00−3.87(m,1H)、2.90−2.64(m,3H)、2.35(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.19(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.93−1.82(m,1H)、1.77(dd,J=13.2,11.2Hz,1H)、1.68−1.51(m,1H)、1.43(s,3H)、1.30(s,3H);MS(ESI)m/z 403(M+H);[α]23 =+39.4°(c1.0,CHOH)。
(実施例19)
N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例16Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.72−7.62(m,2H)、7.17(ddd,J=11.4,8.7,3.0Hz,1H)、7.06−6.97(m,2H)、6.91(d,J=9.3Hz,1H)、6.75(d,J=7.4Hz,1H)、5.02−4.88(m,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、3.98−3.86(m,1H)、2.91−2.61(m,3H)、2.37(dd,J=16.5,7.8Hz,1H)、2.19(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.93−1.82(m,1H)、1.77(dd,J=13.2,11.3Hz,1H)、1.67−1.52(m,1H)、1.43(s,3H)、1.30(s,3H);MS(ESI)m/z 403(M+H);[α]23 =+42.8°(c1.0,CHOH)。
(実施例20)
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
(実施例20A)
8−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用い、およびプロパン−2−オンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 212(M+NH
(実施例20B)
(R)−8−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例20Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 196(M+H)
(実施例20C)
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例20Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.4Hz,1H)、7.60(s,1H)、7.14−6.94(m,4H)、6.87(td,J=8.0,5.0Hz,1H)、6.74(d,J=7.1Hz,1H)、5.04−4.92(m,1H)、4.86(d,J=4.2Hz,1H)、3.99−3.86(m,1H)、2.90−2.63(m,3H)、2.36(dd,J=16.6,7.8Hz,1H)、2.18(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.93−1.82(m,1H)、1.76(dd,J=13.3,10.9Hz,1H)、1.67−1.51(m,1H)、1.44(s,3H)、1.31(s,3H);MS(ESI)m/z 385(M+H);[α]23 =+35.8°(c1.0,CHOH)。
(実施例21)
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例20Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.69(d,J=7.4Hz,1H)、7.60(s,1H)、7.14−6.94(m,2H)、6.87(td,J=8.0,5.0Hz,1H)、6.74(d,J=7.3Hz,1H)、5.04−4.92(m,1H)、4.86(d,J=4.2Hz,1H)、3.99−3.87(m,1H)、2.89−2.64(m,3H)、2.34(dd,J=16.5,7.8Hz,1H)、2.19(dd,J=13.4,6.2Hz,1H)、1.93−1.82(m,2H)、1.76(dd,J=13.3,11.0Hz,1H)、1.61(d,J=5.4Hz,1H)、1.44(s,3H)、1.31(s,3H);MS(ESI)m/z 385(M+H);[α]23 =+30.7°(c1.0,CHOH)。
(実施例22)
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例20Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.9Hz,1H)、8.78(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.32(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.78(d,J=8.1Hz,1H)、7.64(t,J=7.9Hz,1H)、7.20(ddd,J=11.3,8.5,2.9Hz,1H)、7.07−6.97(m,2H)、5.08−4.91(m,1H)、2.31−2.03(m,1H)、1.91−1.82(m,1H)、1.45(s,3H)、1.32(s,3H)。MS(DCI/NH)m/z 384(M+H);[α]23 =+32.5(c0.63,CHOH)。
(実施例23)
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
(実施例23A)
7−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 212(M+NH
(実施例23B)
(R)−7−フルオロ−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例23Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 196(M+H)
(実施例23C)
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例23Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(s,1H)、8.72(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.35(d,J=7.7Hz,1H)、7.93(d,J=6.1Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.63(t,J=7.9Hz,1H)、7.39−7.34(m,1H)、6.98(d,J=8.3Hz,1H)、6.76(td,J=8.5,2.7Hz,1H)、6.62(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、5.05−4.95(m,1H)、2.21(dd,J=13.3,6.1Hz,1H)、1.79(dd,J=13.2,10.7Hz,1H)、1.42(s,3H)、1.32(m,3H)。MS(DCI/NH)m/z 366(M+H);[α]23 =+28.5(c0.82,CHOH)。
(実施例24)
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例23Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.74(s,1H)、8.04(s,1H)、7.71(d,J=7.5Hz,1H)、7.37−7.25(m,2H)、7.17(d,J=8.3Hz,1H)、6.76(dd,J=8.6,2.7Hz,1H)、6.72(d,J=8.2Hz,1H)、6.61(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、5.03−4.93(m,1H)、4.01(s,3H)、2.20(dd,J=13.3,6.1Hz,1H)、2.00−1.73(m,1H)、1.42(s,3H)、1.31(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 369(M+H);[α]23 =+11(c0.61,CHOH)。
(実施例25)
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例20Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.76(s,1H)、8.04(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(dd,J=7.5,0.8Hz,1H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.19−7.06(m,3H)、6.88(td,J=7.9,5.0Hz,1H)、6.76(d,J=8.4Hz,1H)、5.09−4.99(m,1H)、4.01(s,3H)、2.22(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.84(dd,J=13.3,10.8Hz,1H)、1.45(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 369(M+H);[α]23 =+13(c0.67,CHOH)。
(実施例26)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例26A)
2,2−ジエチル−6−フルオロクロマン−4−オン
1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン(30.2g、196mmol)およびMeOH(300mL)を周囲温度で撹拌し、3−ペンタノン(41.6mL、392mmol)およびピロリジン(17.8mL、216mmol)を添加した。この混合物を60℃に62時間加熱したところ、この時点でLCMS分析は生成物への鮮やかな変換を示した。反応物を冷却し、MeOHの最小体積まで濃縮してMTBE(300mL)を添加した。有機物質を2N HCl(150mL)、食塩水(60mL)、2N NaOH(150mL)および食塩水(60mL)で洗浄した。この溶液をシリカゲル栓(30g)に通し、MTBE(150mL)で洗浄した。濾液を濃縮することで表題の化合物(38.8g、175mmol、89%)を明褐色油として得た。MS(DCI/NH)m/z 240(M+NH
(実施例26B)
(R)−6−フルオロ−2,2−ジエチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例26Aから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 224(M+H)
(実施例26C)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例26Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.75(s,1H)、8.05(s,1H)、7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.28(t,J=7.9Hz,1H)、7.18(d,J=8.3Hz,1H)、7.09(dd,J=9.4,3.2Hz,1H)、7.01(td,J=8.6,3.2Hz,1H)、6.83−6.77(m,1H)、6.77(d,J=8.2Hz,1H)、5.01−4.91(m,1H)、4.01(s,3H)、2.19(dd,J=13.4,6.1Hz,1H)、1.76−1.52(m,5H)、0.94−0.85(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 397(M+H);[α]23 =+9.2(c0.61,CHOH)。
(実施例27)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
(実施例27A)
2,2−ジメチルクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用い、およびプロパン−2−オンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 194(M+NH
(実施例27B)
(R)−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例27Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(APCI)m/z 178(M+H)
(実施例27C)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例27Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.28(s,1H)、8.72(s,1H)、8.55(d,J=6.0Hz,1H)、8.36(d,J=8.1Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、7.63(t,J=7.9Hz,1H)、7.34(d,J=7.8Hz,1H)、7.20−7.13(m,1H)、7.01−6.88(m,2H)、6.76(dd,J=8.2,1.2Hz,1H)、5.07−4.98(m,1H)、2.21(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.86−1.74(m,1H)、1.41(s,3H)、1.30(s,3H)。MS(DCI/NH)m/z 348(M+H);[α]23 =+34.1(c0.65,CHOH)。
(実施例28)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例26Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.8Hz,1H)、8.73(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.34(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.63(t,J=7.9Hz,1H)、7.09−7.14(m,1H)、6.98−7.05(m,2H)、6.81(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、4.93−5.02(m,1H)、2.20(dd,J=13.4,6.1Hz,1H)、1.52−1.77(m,5H)、0.85−0.94(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 394(M+H);[α]23 =+34.1(c0.46,CHOH)。
(実施例29)
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例23Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.02(br s,1H)、8.71(s,1H)、8.07(s,1H)、7.68(d,J=7.5Hz,1H)、7.37−7.32(m,1H)、7.23(t,J=7.9Hz,1H)、7.09(d,J=8.2Hz,1H)、6.79−6.71(m,2H)、6.61(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、5.03−4.93(m,1H)、2.20(dd,J=13.3,6.1Hz,1H)、1.78(dd,J=13.2,10.8Hz,1H)、1.42(s,3H)、1.31(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 355(M+H);[α]23 =+34.7(c1.0,CHOH)。
(実施例30)
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例23Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.9Hz,1H)、7.59(s,1H)、7.34−7.25(m,1H)、7.01(t,J=7.8Hz,1H)、6.94(d,J=8.4Hz,1H)、6.80−6.69(m,2H)、6.59(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、4.98−4.88(m,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、4.00−3.88(m,1H)、2.90−2.63(m,3H)、2.34(dd,J=16.6,7.7Hz,1H)、2.16(dd,J=13.3,6.1Hz,1H)、1.94−1.81(m,1H)、1.70(dd,J=13.2,10.9Hz,1H)、1.65−1.51(m,1H)、1.40(s,3H)、1.29(s,3H);MS(ESI)m/z 385(M+H);[α]23 =+20.2°(c1.0,CHOH)。
(実施例31)
N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例23Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.58(s,1H)、7.35−7.25(m,1H)、7.01(t,J=7.8Hz,1H)、6.94(d,J=8.3Hz,1H)、6.79−6.69(m,2H)、6.59(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、4.98−4.88(m,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、3.99−3.86(m,1H)、2.90−2.63(m,3H)、2.35(dd,J=16.3,7.5Hz,1H)、2.15(dd,J=13.2,6.1Hz,1H)、1.93−1.82(m,1H)、1.70(dd,J=13.4,10.9Hz,1H)、1.65−1.51(m,1H)、1.40(s,3H)、1.28(s,3H);MS(ESI)m/z 385(M+H);[α]23 =+26.0°(c1.0,CHOH)。
(実施例32)
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例20Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.02(br s,1H)、8.74(s,1H)、8.08(s,1H)、7.67(d,J=7.5Hz,1H)、7.23(t,J=7.9Hz,1H)、7.14(d,J=7.4Hz,1H)、7.11−7.07(m,2H)、6.88(td,J=8.0,5.0Hz,1H)、6.77(d,J=8.4Hz,1H)、5.09−4.99(m,1H)、2.23(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.84(dd,J=13.3,10.9Hz,1H)、1.46(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 355(M+H);[α]23 =+28.7°(c0.32,CHOH)。
(実施例33)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例33A)
2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)クロマン−4−オン
2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)安息香酸(10.0g、48.5mmol)およびTHF(100mL)の溶液を<5℃(内部温度)に冷却し、内部温度を≦20℃に保ちながらメチルリチウム(EtO中の1.6M溶液95mL、152mmol)を添加した(緩徐添加、メタン生成)。メチルリチウム添加の後、溶液を周囲温度に温めて1時間撹拌した。その後、溶液を10℃に再冷却し、EtOAc(100mL)および2N HCl(100mL)で慎重に処理した。この反応混合物をEtOAc(100mL)でさらに希釈した後、水(100mL)および食塩水(20mL)で洗浄した。有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して1−(2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノン(10.3g)を得、これをさらに精製することなしに用いた。
上記からの粗製1−[2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノン(9.90g、48.5mmol)をメタノール(100mL)およびアセトン(3.56mL、48.5mmol)に溶解し、ピロリジン(8.02mL、97.0mmol)を添加した。この反応物を周囲温度で14時間撹拌した;LCMSは反応の完了を示した。反応混合物を濃縮してEtOAc(300mL)で希釈した後、水(100mL)、2N HCl(2×100mL)、水(50mL)、2N NaOH(2×100mL)、水(50mL)および食塩水(20mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、表題の化合物(8.93g、36.6mmol、75%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z 245(M+H)
(実施例33B)
(R)−7−(トリフルオロメチル)−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例33Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 246(M+H)
(実施例33C)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例33Bを用いて調製した。 H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.81(s,1H)、8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.54(d,J=8.1Hz,1H)、7.32−7.23(m,2H)、7.18(d,J=8.3Hz,1H)、7.07(d,J=1.7Hz,1H)、6.80(d,J=8.4Hz,1H)、5.12−5.03(m,1H)、3.28(s,3H)、2.23(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.86(dd,J=13.2,11.2Hz,1H)、1.42(s,3H)、1.32(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 419(M+H);[α]23 =+16°(c0.78,CHOH)。
(実施例34)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例33Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.8Hz,1H)、8.78(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.33(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.78(d,J=8.1Hz,1H)、7.64(t,J=7.9Hz,1H)、7.56(d,J=8.1Hz,1H)、7.26(dd,J=8.1,1.8Hz,1H)、7.08−7.04(m,2H)、5.14−5.04(m,1H)、2.25(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.87(dd,J=13.2,11.1Hz,1H)、1.45(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 416(M+H);[α]23 =+26.8°(c0.50,CHOH)。
(実施例35)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素
(実施例35A)
3−メチル−5−ニトロイソキノリン
濃硫酸(35mL)中の3−メチルイソキノリン(3.00g、20.9mmol)の0℃溶液に固体硝酸カリウム(2.33g、23.0mmol)を4回に分けて添加した。この混合物を0℃で2時間撹拌した後、氷で希釈した。この混合物を50%NaOH水溶液で塩基性化(pH10)し,CHCl(60mL)で抽出した。有機相を食塩水(25mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)させて濾過し、揮発性物質を真空中で除去した。生じる固体を1:1 EtOAc−ヘキサンと共に摩砕して濾過し、風乾して表題の化合物(1.60、8.78mmol、42%)を黄色固体として得た。H NMR(300MHz,CDCl)δ 9.30(s,1H)、8.53(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、8.35(s,1H)、8.26(d,J=8.1Hz,1H)、7.64(dd,J=9.9,5.9Hz,1H)、2.80(s,3H);MS(ESI)m/z 189(M+H)
(実施例35B)
3−メチルイソキノリン−5−アミン
エタノール(45mL)およびTHF(45mL)中の実施例35A(1.60g、8.82mmol)の溶液に10% Pd/C(100mg)を添加した。この溶液を、水素1気圧の下、周囲温度で16時間水素化した。この混合物をCelite栓を通して濾過し、揮発性物質を真空中で蒸発させた。生じる固体を1:1 CHCl−ヘキサンと共に摩砕し、風乾して表題の化合物(1.31g、8.29mmol、収率94%)を明緑色固体として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.00(s,1H)、7.78(d,J=0.6Hz,1H)、7.25(d,J=7.5Hz,1H)、7.18(d,J=8.0Hz,1H)、6.80(dd,J=7.4,1.2Hz,1H)、5.84(s,2H)、2.58(s,3H);MS(ESI)m/z 159(M+H)
(実施例35C)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、5−アミノイソキノリンの代わりに実施例35Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.19(s,1H)、8.65(s,1H)、8.27(d,J=7.6Hz,1H)、7.72(d,J=8.2Hz,1H)、7.53(t,J=7.9Hz,1H)、7.12(dd,J=9.5,3.0Hz,1H)、7.02(td,J=8.4,3.3Hz,2H)、6.79(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、5.00(dd,J=17.8,7.4Hz,1H)、2.59(d,J=14.2Hz,3H)、2.20(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.83−1.71(m,1H)、1.38(d,J=19.2Hz,3H)、1.30−1.19(m,3H);MS(ESI)m/z 380(M+H)
(実施例36)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例27Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.71(d,J=7.8Hz,1H)、7.58(s,1H)、7.28(d,J=7.6Hz,1H)、7.14(t,J=7.7Hz,1H)、7.01(t,J=7.8Hz,1H)、6.94(d,J=8.4Hz,1H)、6.89(td,J=7.6,1.1Hz,1H)、6.77−6.70(m,2H)、5.01−4.89(m,1H)、4.86(d,J=4.1Hz,1H)、3.99−3.87(m,1H)、2.90−2.64(m,3H)、2.34(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.15(dd,J=613.2,6.2Hz,1H)、1.93−1.82(m,1H)、1.69(dd,J=13.2,10.8Hz,1H)、1.63−1.51(m,1H)、1.39(s,3H)、1.28(s,3H);MS(ESI)m/z 367(M+H);[α]23 +28.0°(c1.0,CHOH)。
(実施例37)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例27Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.72(d,J=7.3Hz,1H)、7.57(s,1H)、7.28(d,J=7.6Hz,1H)、7.14(td,J=7.5,1.2Hz,1H)、7.01(t,J=7.8Hz,1H)、6.96−6.84(m,2H)、6.73(dd,J=8.2,1.2Hz,2H)、5.01−4.89(m,1H)、4.85(d,J=4.2Hz,1H)、3.98−3.87(m,1H)、2.89−2.64(m,3H)、2.35(dd,J=16.4,7.7Hz,1H)、2.15(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.92−1.82(m,1H)、1.69(dd,J=13.1,10.9Hz,1H)、1.64−1.52(m,1H)、1.39(s,3H)、1.27(s,3H);MS(ESI)m/z 367(M+H);[α]23 +33.5°(c1.0,CHOH)。
(実施例38)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−8−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、5−アミノイソキノリンの代わりに8−アミノイソキノリン(Combi−Blocks)を用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.52(s,1H)、9.00(s,1H)、8.51(d,J=5.7Hz,1H)、8.18(dd,J=7.6,0.8Hz,1H)、7.80(d,J=5.2Hz,1H)、7.71(t,J=7.9Hz,1H)、7.60(d,J=8.1Hz,1H)、7.13(dd,J=9.5,2.5Hz,1H)、7.01(dd,J=13.4,3.6Hz,1H)、6.79(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、5.01(dd,J=17.9,7.3Hz,1H)、2.21(dd,J=13.2,6.2Hz,1H)、1.79(dd,J=13.1,11.0Hz,1H)、1.41(s,3H)、1.29(s,3H);MS(ESI)m/e 366(M+H)
(実施例39)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例39A)
2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−オン
イートン試薬(225mL)を70℃に加熱し、3−メチルブト−2−エン酸(28.1g、281mmol)および3−(トリフルオロメトキシ)フェノール(25.0g、140mmol)を添加した。30分後、さらなる3−メチルブト−2−エン酸(1等量、14g)を添加し、加熱を継続した。30分後、さらなるイートン試薬(150mL)を添加し、加熱を35分間継続した。この暗色溶液を冷却し、氷に注いだ。この水性懸濁液をEtO(300mL)で抽出し、有機部分を水(75mL)および食塩水(50mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から20% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、表題の化合物(11.7g、45.0mmol、32%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z 261(M+H)
(実施例39B)
(R)−7−(トリフルオロメトキシ)−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例39Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH )m/z 262(M+H)
(実施例39C)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例39Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.75(s,1H)、8.04(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(dd,J=7.5,0.8Hz,1H)、7.43(dd,J=8.5,1.0Hz,1H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.17(dt,J=8.4,0.8Hz,1H)、6.91(ddd,J=8.5,2.5,1.2Hz,1H)、6.78−6.73(m,2H)、5.06−4.97(m,1H)、4.01(s,3H)、2.28−2.18(m,1H)、1.82(dd,J=13.3,10.9Hz,1H)、1.43(s,3H)、1.32(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 435(M+H);[α]23 +6.2°(c0.53,CHOH)。
(実施例40)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例39Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.8Hz,1H)、8.78(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.34(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.93(d,J=6.1Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.63(t,J=7.9Hz,1H)、7.45(dd,J=8.5,1.0Hz,1H)、7.02(d,J=8.3Hz,1H)、6.92(ddd,J=8.5,2.5,1.3Hz,1H)、6.75(dd,J=2.5,1.1Hz,1H)、5.08−4.99(m,1H)、2.22(dd,J=13.3,6.1Hz,1H)、1.83(dd,J=13.3,10.8Hz,1H)、1.45(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 432(M+H);[α]23 +7.5°(c0.45,CHOH)。
(実施例41)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例33Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.02(br s,1H)、8.77(s,1H)、8.09(s,1H)、7.67(d,J=7.2Hz,1H)、7.54(d,J=8.1Hz,1H)、7.24(t,J=8.0Hz,2H)、7.10(d,J=8.2Hz,1H)、7.07(d,J=1.8Hz,1H)、6.81(d,J=8.4Hz,1H)、5.12−5.03(m,1H)、2.23(dd,J=13.2,6.1Hz,1H)、1.90−1.81(m,1H)、1.44(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 405(M+H);[α]23 +21.4°(c0.30,CHOH)。
(実施例42)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例42A)
1−(メトキシメトキシ)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン
ジクロロメタン(49mL)中の2−(トリフルオロメチル)フェノール(12.0g、74.0mmol)の溶液を5℃に冷却し、内部温度を≦15℃に保ちながらN,N−ジイソプロピルエチルアミン(25.9mL、148mmol)および塩化メトキシメチル(8.43mL、111mmol)を滴下により添加した。周囲温度で15分間撹拌した後、反応混合物をMTBE(250mL)で希釈し、2N HCl(2×50mL)、水(50mL)、2N NaOH(2×30mL)、水(30mL)および食塩水(30mL)で洗浄した。有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して表題の化合物(14.1g、68.4mmol、92%)を得、これをさらに精製することなしに用いた。MS(DCI/NH)m/z 207(M+H)
(実施例42B)
2−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸
THF(68mL)中の実施例42A(14.1g、68.4mmol)の溶液を−20℃に冷却し、温度を0℃に保ちながら−ブチルリチウム(ヘキサン中の2.5M溶液30.1mL、75.0mmol)を徐々に添加した。−5から5℃で70分後、反応混合物を−20℃に冷却し、温度を≦−10℃に保ちながらこの褐色スラリーを通してCOガスを発砲させた。反応物は褐色スラリーから暗紫溶液、および黄色溶液になった。10分後、反応混合物を−20℃にさらに冷却し、2N HCl(68mL、140mmol)で処理した。反応混合物を促進するため、さらなる濃HCl(17mL、4M HClを合計5等量)を添加した。30分後、MTBE(70mL)を添加し、有機部分を2N NaOH(70mL)および水(70mL)で抽出した。水層を2N HCl(98mL)で酸性化し、ジクロロメタン(2×140mL)で抽出した。有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して表題の化合物(14.8g、71.8mmol、99%)を黄色固体として得、これをさらに精製することなしに用いた。MS(DCI/NH)m/z 207(M+H)
(実施例42C)
1−(2−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノン
THF(70mL)中の実施例42B(14.1g、68.4mmol)の溶液を5℃に冷却し、温度を≦20℃に保ちながらメチルリチウム(EtO中の1.6M溶液133mL、212mmol)を添加した(緩徐添加、メタン生成)。冷却浴を取り外したところ、10分後に、LCMSにより、反応混合物が完成した。この反応物を10℃に冷却し、EtOAc(140mL)および2N HCl(140mL)を添加した。層を分配し、有機部分を水(70mL)および食塩水(28mL)で洗浄した。有機部分を乾燥(NaSO)させて濾過し、濃縮して表題の化合物(14.0g、68.6mmol、99%)をオレンジ色の油として得、これをさらに精製することなしに用いた。MS(DCI/NH)m/z 222(M+NH
(実施例42D)
2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)クロマン−4−オン
粗製実施例42C(13.9g、68.4mmol)、メタノール(140mL)、2−プロパノン(10.1mL、137mmol)およびピロリジン(6.22mL、75.0mmol)の溶液を周囲温度で16時間撹拌した。EtOAc(430mL)を添加し、この溶液を水(140mL)、2N HCl(2×70mL)、水(70mL)、2N NaOH(2×70mL)、水(70mL)および食塩水(30mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濾過して濃縮した。生じる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から25% EtOAc/ヘキサン)によって精製し、表題の化合物(9.04g、37.0mmol、全体収率54%)をオフホワイトの固体として得た。MS(DCI/NH)m/z 262(M+NH
(実施例42E)
(R)−8−(トリフルオロメチル)−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例42Dから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH )m/z 246(M+H)
(実施例42F)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例42Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δppm 8.79(s,1H)、8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.69(dd,J=7.5,0.7Hz,1H)、7.59−7.63(m,1H)、7.51(d,J=7.8Hz,1H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.19−7.16(m,1H)、7.06(t,J=7.7Hz,1H)、6.79(d,J=8.4Hz,1H)、5.11−5.01(m,1H)、4.01(s,3H)、2.25(dd,J=13.3,6.3Hz,1H)、1.90(dd,J=13.3,10.8Hz,1H)、1.44(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 419(M+H);[α]23 +14°(c0.68,CHOH)。
(実施例43)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−8−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例33Bを用い、およびイソキノリン−5−アミンの代わりに8−アミノイソキノリンを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.52(s,1H)、9.04(s,1H)、8.51(d,J=5.7Hz,1H)、8.21−8.15(m,1H)、7.80(dd,J=5.7,0.5Hz,1H)、7.71(t,J=7.9Hz,1H)、7.64−7.55(m,2H)、7.29−7.23(m,1H)、7.06(d,J=8.5Hz,2H)、5.07(d,J=8.3Hz,1H)、2.25(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.94−1.82(m,1H)、1.45(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 416(M+H)
(実施例44)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例42Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.31(s,1H)、8.75(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.33(d,J=7.7Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.78(d,J=8.1Hz,1H)、7.60−7.66(m,2H)、7.52(d,J=7.8Hz,1H)、7.06(t,J=8.3Hz,2H)、5.13−5.03(m,1H)、2.27(dd,J=13.3,6.3Hz,1H)、2.00−1.86(m,1H)、1.44(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 416(M+H);[α]23 +23.8°(c0.65,CHOH)。
(実施例45)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例42Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.02(br s,1H)、8.77(s,1H)、8.09(s,1H)、7.66(d,J=7.5Hz,1H)、7.63−7.59(m,1H)、7.51(d,J=7.8Hz,1H)、7.23(t,J=7.9Hz,1H)、7.16−6.94(m,2H)、6.81(d,J=8.4Hz,1H)、5.11−5.02(m,1H)、2.26(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.90(dd,J=13.3,10.9Hz,1H)、1.44(s,3H)、1.33(s,3H);MS(DCI/NH)m/z 405(M+H);[α]23 +13.8°(c0.45,CHOH)。
(実施例46)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例46A)
2,2−ジエチル−7−フルオロクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例26Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用いて調製した。MS(ESI)m/z 240(M+NH
(実施例46B)
(R)−2,2−ジエチル−7−フルオロクロマン−4−アミン
表題の化合物を、実施例46Aから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 224(M+H)
(実施例46C)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例46Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.73(s,1H)、8.04(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(dd,J=7.5,0.7Hz,1H)、7.37−7.25(m,2H)、7.17(d,J=8.3Hz,1H)、6.78−6.70(m,2H)、6.63(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、5.00−4.90(m,1H)、4.01(s,3H)、2.23−2.14(m,1H)、1.77−1.51(m,5H)、0.99−0.86(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 397(M+H);[α]23 +1.0°(c0.58,CHOH)。
(実施例47)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例42Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.69(d,J=7.8Hz,1H)、7.63(s,1H)、7.56(d,J=7.7Hz,1H)、7.50(d,J=7.6Hz,1H)、7.10−6.97(m,3H)、6.74(d,J=7.4Hz,1H)、5.07−4.94(m,1H)、4.86(d,J=4.2Hz,1H)、4.00−3.87(m,1H)、2.91−2.64(m,3H)、2.35(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.22(dd,J=13.3,6.3Hz,1H)、1.93−1.75(m,2H)、1.67−1.50(m,1H)、1.43(s,3H)、1.31(s,3H);MS(ESI)m/z 435(M+H);[α]23 +28.2°(c1.0,CHOH)。
(実施例48)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例46Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.28(d,J=0.8Hz,1H)、8.71(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.35(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.93(d,J=6.1Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、7.66−7.57(m,1H)、7.39−7.33(m,1H)、6.98(d,J=8.2Hz,1H)、6.76(td,J=8.5,2.6Hz,1H)、6.66−6.56(m,1H)、5.01−4.92(m,1H)、2.20(dd,J=13.5,6.0Hz,1H)、1.79−1.54(m,5H)、0.95−0.84(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 394(M+H);[α]23 +8.8°(c0.25,CHOH)。
(実施例49)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例49A)
2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)クロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例26Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−[2−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノン(実施例33Aに記載される通りに調製)を用いて調製した。MS(ESI)m/z 273(M+H)
(実施例49B)
(R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)クロマン−4−アミン
表題の化合物を、実施例49Aから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 274(M+H)
(実施例49C)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例49Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.80(s,1H)、8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.54(d,J=8.1Hz,1H)、7.29(d,J=8.1Hz,1H)、7.27−7.22(m,1H)、7.18(d,J=8.3Hz,1H)、7.08(d,J=1.8Hz,1H)、6.80(d,J=8.4Hz,1H)、5.09−4.99(m,1H)、4.01(s,3H)、2.28−2.19(m,1H)、1.85−1.53(m,5H)、0.96−0.87(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 447(M+H);[α]23 +8.6°(c0.57,CHOH)。
(実施例50)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例50A)
2,2−ジエチル−8−フルオロクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例26Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(3−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 240(M+NH
(実施例50B)
(R)−2,2−ジエチル−8−フルオロクロマン−4−アミン
表題の化合物を、実施例50Aから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH )m/z 224(M+H)
(実施例50C)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例50Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.75(s,1H)、8.04(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(dd,J=7.5,0.8Hz,1H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.06−7.19(m,3H)、6.88(td,J=7.9,5.0Hz,1H)、6.76(d,J=8.3Hz,1H)、4.01(s,3H)、2.28−2.19(m,1H)、1.83−1.58(m,6H)、0.96−0.87(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 397(M+H);[α]23 +7.2°(c0.57,CHOH)。
(実施例51)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例49Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.29(d,J=0.6Hz,1H)、8.76(s,1H)、8.56(d,J=6.0Hz,1H)、8.33(dd,J=7.6,1.0Hz,1H)、7.94(d,J=6.1Hz,1H)、7.78(d,J=8.1Hz,1H)、7.68−7.49(m,2H)、7.25(d,J=8.1Hz,1H)、7.07(dd,J=11.8,4.9Hz,2H)、5.04(s,1H)、2.24(dd,J=13.6,6.2Hz,1H)、1.80−1.50(m,5H)、1.00−0.80(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 444(M+H);[α]23 +24.3°(c0.14,CHOH)。
(実施例52)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例50Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.59(s,1H)、7.13−6.95(m,4H)、6.86(dt,J=8.0,5.0Hz,1H)、6.73(d,J=7.4Hz,1H)、5.01−4.88(m,1H)、4.86(d,J=4.2Hz,1H)、3.97−3.87(m,1H)、2.90−2.65(m,3H)、2.34(dd,J=16.5,7.6Hz,1H)、2.18(dd,J=13.5,6.1Hz,1H)、1.94−1.81(m,1H)、1.78−1.50(m,6H)、0.90(dt,J=12.1,7.4Hz,6H);MS(ESI)m/z 413(M+H);[α]23 +22.1°(c1.0,CHOH)。
(実施例53)
N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例33Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.69(d,J=7.9Hz,1H)、7.63(s,1H)、7.50(d,J=8.1Hz,1H)、7.24(dd,J=8.0,1.2Hz,1H)、7.07−6.97(m,3H)、6.74(d,J=7.5Hz,1H)、5.08−4.95(m,1H)、4.87(d,J=4.1Hz,1H)、4.00−3.86(m,1H)、2.91−2.64(m,3H)、2.35(dd,J=16.5,7.7Hz,1H)、2.20(dd,J=13.3,6.2Hz,1H)、1.93−1.83(m,1H)、1.77(dd,J=13.0,11.5Hz,1H)、1.67−1.51(m,1H)、1.43(s,3H)、1.31(s,3H);MS(ESI)m/z 435(M+H);[α]23 +34.8°(c1.0,CHOH)。
(実施例54)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素
表題の化合物を、実施例3Cの手順に従い、実施例3Bの代わりに実施例4Aを用い、および実施例1Dの代わりに実施例26Bを用いて調製した。
H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.70(d,J=7.8Hz,1H)、7.60(s,1H)、7.08−6.94(m,4H)、6.83−6.70(m,2H)、4.96−4.84(m,2H)、3.98−3.87(m,1H)、2.90−2.64(m,3H)、2.34(dd,J=16.4,7.7Hz,1H)、2.15(dd,J=13.5,6.2Hz,1H)、1.93−1.82(m,1H)、1.72−1.47(m,6H)、0.88(dt,J=11.9,7.4Hz,6H);MS(ESI)m/z 413(M+H);[ ]23 +26.4°(c1.0,CHOH);MS(DCI/NH)m/z 394(M+H);[α]23 +8.8°(c0.25,CHOH)。
(実施例55)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例55A)
1−(メトキシメトキシ)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン
表題の化合物を、実施例42Aの手順に従い、2−(トリフルオロメチル)フェノールの代わりに2−(トリフルオロメトキシ)フェノールを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 222(M+H)
(実施例55B)
2−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメトキシ)安息香酸
表題の化合物を、実施例42Bの手順に従い、実施例42Aの代わりに実施例55Aを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 223(M+H)
(実施例55C)
1−(2−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エタノン
表題の化合物を、実施例42Cの手順に従い、実施例42Bの代わりに実施例55Bを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 238(M+NH
(実施例55D)
2,2−ジエチル−8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例42Dの手順に従い、実施例42Cの代わりに実施例55Cを用い、および2−プロパノンの代わりに3−ペンタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 306(M+NH
(実施例55E)
(R)−8−(トリフルオロメチル)−2,2−ジメチルクロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例55Dから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 290(M+H)
(実施例55F)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例55Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.75(s,1H)、8.04(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.36(d,J=7.9Hz,1H)、7.29(d,J=8.1Hz,1H)、7.25(d,J=6.7Hz,1H)、7.18(d,J=8.3Hz,1H)、6.97(t,J=7.9Hz,1H)、6.80(d,J=8.3Hz,1H)、5.07−4.98(m,1H)、4.01(s,3H)、2.23(dd,J=13.6,6.0Hz,1H)、1.84−1.56(m,5H)、0.96−0.87(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 463(M+H)
(実施例56)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、イソキノリン−5−アミンの代わりに実施例35Bを用い、および実施例1Cの代わりに実施例26Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.19(s,1H)、8.64(s,1H)、8.27(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.72(d,J=8.1Hz,1H)、7.53(t,J=7.9Hz 1H)、7.12(dd,J=9.4,3.2Hz,1H)、7.07−6.96(m,2H)、6.81(dd,J=8.9,4.9Hz,1H)、5.04−4.91(m,1H)、2.66(s,3H)、2.30−2.15(m,1H)、1.78−1.50(m,5H)、0.96−0.77(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 407(M+H)
(実施例57)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例50Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.28(s,1H)、8.73(s,1H)、8.55(d,J=6.0Hz,1H)、8.34(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.93(d,J=6.1Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.63(t,J=7.9Hz,1H)、7.18−7.07(m,2H)、7.02(d,J=8.3Hz,1H)、6.89(td,J=7.9,5.0Hz,1H)、5.07−4.98(m,1H)、2.24(dd,J=13.6,6.1Hz,1H)、1.84−1.53(m,5H)、0.96−0.87(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 394(M+H);[α]23 +27.9°(c0.51,CHOH)。
(実施例58)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例2Cを用い、および実施例1Dの代わりに実施例26Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.01(br s,1H)、8.72(s,1H)、8.08(s,1H)、7.67(d,J=7.2Hz,1H)、7.22(d,J=7.8Hz,1H)、6.97−7.11(m,3H)、6.83−6.76(m,2H)、5.01−4.91(m,1H)、2.19(dd,J=13.4,6.2Hz,1H)、1.76−1.52(m,5H)、0.94−0.85(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 383(M+H);[α]23 +31.6°(c0.76,CHOH)。
(実施例59)
N−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素
(実施例59A)
8−(トリフルオロメチル)クロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例42Dの手順に従い、2−プロパノンの代わりにパラホルムアルデヒドを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 234(M+NH
(実施例59B)
(R)−8−(トリフルオロメチル)クロマン−4−アミン、(R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸塩
表題の化合物を、実施例59Aから、実施例1B、実施例1Cおよび実施例1Dに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 218(M+H)
(実施例59C)
N−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例59Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.61(s,1H)、8.00(s,1H)、7.70(d,J=7.5Hz,1H)、7.62(d,J=7.5Hz,1H)、7.55(d,J=7.8Hz,1H)、7.33−7.23(m,1H)、7.16(d,J=8.4Hz,1H)、7.08(app t,J=7.7Hz,1H)、6.94(d,J=7.7Hz,1H)、5.08−4.91(m,1H)、4.55−4.39(m,1H)、4.37−4.23(m,1H)、2.31−2.01(m,2H);MS(DCI/NH)m/z 391(M+H);[α]23 +82.2°(c0.55,MeOH)。
(実施例60)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例60A)
2,2−ジエチル−6,8−ジフルオロクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例26Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの代わりに1−(3,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 258(M+NH
(実施例60B)
(R)−2,2−ジエチル−6,8−ジフルオロクロマン−4−アミン
表題の化合物を、実施例60Aから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 242(M+H)
(実施例60C)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例60Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.79(s,1H);8.05(d,J=0.9Hz,1H)、7.68(d,J=7.0Hz,1H)、7.37−7.09(m,3H)、6.96(d,J=9.3Hz,1H)、6.80(d,J=8.3Hz,1H)、4.98(t,J=12.6Hz,1H)、4.02(d,J=10.5Hz,3H)、2.23(dd,J=13.6,6.2Hz,1H)、1.90−1.49(m,5H)、0.90(dt,J=10.9,7.5Hz,6H);MS(DCI/NH)m/z 415(M+H);[α]23 +14°(c0.58,CHOH)。
(実施例61)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
(実施例61A)
2,2−ジプロピル−8−フルオロクロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例26Aの手順に従い、3−ペンタノンの代わりに4−ヘプタノンを用いて調製した。MS(DCI/NH)m/z 268(M+NH
(実施例61B)
(R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピルクロマン−4−アミン
表題の化合物を、実施例61Aから、実施例1Bおよび実施例1Cに記載される方法に従って調製した。MS(DCI/NH)m/z 252(M+H)
(実施例61C)
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素
表題の化合物を、実施例1Hの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例61Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 8.74(s,1H)、8.04(d,J=0.9Hz,1H)、7.70(d,J=7.2Hz,1H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.09−6.96(m,3H)、6.81−6.74(m,2H)、4.99−4.90(m,1H)、4.01(s,3H)、2.18(dd,J=13.4,6.1Hz,1H)、1.78−1.26(m,9H)、0.94−0.85(m,6H);MS(DCI/NH)m/z 425(M+H);[α]23 +15°(c0.62,CHOH)。
(実施例62)
N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、イソキノリン−5−アミンの代わりに実施例35Bを用い、および実施例1Cの代わりに実施例50Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.18(s,1H)、8.64(s,1H)、8.29(dd,J=7.7,1.1Hz,1H)、7.78−7.68(m,2H)、7.53(t,J=7.9Hz,1H)、7.13(dd,J=20.6,9.4Hz,2H)、7.00(d,J=8.3Hz,1H)、6.89(td,J=8.0,5.0Hz,1H)、5.03(s,1H)、2.65(s,3H)、2.24(dd,J=13.6,6.1Hz,1H)、1.85−1.53(m,5H)、0.98−0.81(m,6H);MS(ESI)m/z 408(M+H)
(実施例63)
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素
表題の化合物を、実施例2Dの手順に従い、実施例1Dの代わりに実施例59Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 13.01(s,1H)、8.58(s,1H)、8.03(s,1H)、7.67(d,J=7.3Hz,1H)、7.62(d,J=7.6Hz,1H)、7.55(d,J=7.8Hz,1H)、7.28−7.16(m,1H)、7.13−7.03(m,2H)、5.07−4.91(m,1H)、4.52−4.39(m,1H)、4.35−4.21(m,1H)、2.32−1.97(m,2H);MS(DCI/NH)m/z 377(M+H);[α]23 +83.3°(c0.61,MeOH)。
(実施例64)
N−イソキノリン−5−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素
表題の化合物を、実施例5の手順に従い、実施例1Cの代わりに実施例59Bを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 9.28(s,1H)、8.60(s,1H)、8.54(d,J=6.0Hz,1H)、8.35(dd,J=7.7,0.8Hz,1H)、7.88(d,J=6.1Hz,1H)、7.76(d,J=8.2Hz,1H)、7.68−7.51(m,3H)、7.21(d,J=7.7Hz,1H)、7.08(app t,J=7.7Hz,1H)、5.10−4.91(m,1H)、4.54−4.40(m,1H)、4.38−4.22(m,1H)、2.31−2.01(m,2H);MS(DCI/NH)m/z 388(M+H);[α]23 +78.9°(c0.55,1:1 CHCl−MeOH)。
(実施例65)
(R)−1−[6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−イル]−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素
(実施例65A)
6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−オン
表題の化合物を、実施例1Aの手順に従い、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを用い、およびプロパン−2−オンの代わりに1,3−ジフルオロプロパン−2−オンを用いて調製した。MS(DCI)m/z 248(M+NH
(実施例65B)
(S)−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−オール
表題の化合物を、実施例1Bの手順に従い、実施例1Aの代わりに実施例65Aを用いて調製した。
MS(DCI)m/z 232(M+H)
(実施例65C)
(R)−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−アミン
THF(52mL)中の実施例65B(2.60g、11.2mmol)の溶液を<5℃に冷却した。この溶液に、温度を≦5℃に保ちながら(発熱なし)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(2.51mL、16.8mmol)、次いでジフェニルホスホリルアジド(3.14mL、14.6mmol)を添加した。≦5℃で2時間後、反応物を周囲温度まで暖めて14時間撹拌したところ、この時点でLCMSは完全な反応を示した。反応物をMTBE(70mL)で希釈し、2N NaOH(30mL)、食塩水、2N HCl(30mL)および食塩水(25mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(NaSO)、濃縮した。生じる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0%から20% EtOAc/ヘキサン)によって精製し、(R)−4−アジド−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン(2.34g、9.10mmol、収率81%)を得た。
上で調製した(R)−4−アジド−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン(2.33g、9.06mmol)および溶媒MeOH(50mL)を250mLステンレス鋼加圧瓶内の5% Pd−C(699mg)に添加し、50℃および30psiで3時間撹拌した。この混合物をナイロンメンブランを通して濾過し、さらに精製することなしに用いた。
MS(DCI)m/z 232(M+H)
(実施例65D)
(R)−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−アミン、D−酒石酸塩
実施例65C(2.09g、9.06mmol)をMeOH(20mL)に溶解し、D−(−)−酒石酸(1.36g、9.06mmol)を添加した。固体が形成されなかったのでMTBE(40mL)を添加した。この溶液を0℃に冷却し、イソプロパノール(20mL)、撹拌を48時間継続した。形成された固体を濾過し、IPAで洗浄した。得られる固体を真空オーブン内、60℃で乾燥させることで実施例65D(2.94g、7.71mmol、収率85%)を得た。
MS(DCI)m/z 232(M+H)
(実施例65E)
(R)−1−[6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−イル]−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素
ジクロロメタン(10mL)およびピリジン(0.255mL、3.15mmol)中の3−メチルイソキノリン−5−アミン(0.498g、3.15mmol)のスラリーを5℃に冷却し、フェニルクロロホルメート(0.395mL、3.15mmol)を滴下により添加した。この明黄色スラリーを5℃で撹拌した。10分後、ジイソプロピルエチルアミン(1.83mL、10.5mmol)および実施例65D(1.00g、2.62mmol)を添加した。この溶液を周囲温度まで温め、2.5時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(25mL)で希釈し、2N HCl(2×15mL)、食塩水(20mL)、2N NaOH(2×15mL)および食塩水(20mL)で洗浄した。有機部分を乾燥(NaSO)させて濃縮し、生じる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0から10% MeOH/DCM、次いで50から100% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、表題の化合物(758mg、1.825mmol、収率69.6%)をオフホワイトの固体として得た。H NMR(300MHz,DMSO−d)δppm 9.19(s,1H)、8.66(s,1H)、8.25(d,J=7.5Hz,1H)、7.75(s,1H)、7.74(d,J=9.5Hz,1H)、7.53(t,J=7.9Hz,1H)、7.2−6.9(m,4H)、5.1−5.0(m,1H)、4.8−4.5(m,4H)、2.66(s,3H)、2.35(dd,J=13.5,6.0Hz,1H)、1.99(dd,J=13.5,2.0Hz,1H);MS(DCI/NH)m/z 416(M+H);[α]23 +8.1°(c0.57,CHOH)。
(実施例66)
(R)−1−(3−メチルイソキノリン−5−イル)−3−[8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−イル]尿素
(実施例66A)
1−(プロプ−2−イニルオキシ)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン
アセトニトリル(120mL)中の2−トリフルオロメトキシフェノール(10.0g、56.1mmol)の溶液に炭酸カリウム(9.31g、67.4mmol)および臭化プロパルギル(トルエン中80%、10.0g、7.70mL、67.4mmol)を添加した。この反応物を周囲温度で数日間撹拌した後、水(150mL)で希釈してジエチルエーテル(300mL)で抽出した。有機層を分離し、濃縮して所望の生成物(13.05g)を得、これをさらに精製することなしに次行程において用いた。H NMR(300MHz,CDCl)δ 7.30−7.23(m,2H)、7.19−7.13(m,1H)、7.04−6.95(m,1H)、4.77(d,J=2.4Hz,2H)、2.53(t,J=2.4Hz,1H)。
(実施例66B)
1−(3−クロロプロプ−2−イニルオキシ)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン
アセトン(200mL)中の実施例66Aの生成物(13.0g、56.1mmol)の溶液にN−クロロスクシンイミド(8.99g、67.3mmol)および酢酸銀(0.936g、5.61mmol)を添加した。この反応物を加熱して16時間還流させ、周囲温度に冷却して減圧下で溶媒を除去した。残留物をジエチルエーテルおよび水の混合液に取り、濾過して銀塩を除去した。濾液をジエチルエーテル(300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム(75mL)で洗浄し、濃縮して表題の化合物(12.85g)を得、これをさらに精製することなしに次行程において用いた。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 7.30−7.24(m,2H)、7.15−7.09(m,1H)、7.01(td,J=7.8,1.4Hz,1H)、4.77(s,2H);MS(DCI)m/z 268(M+NH
(実施例66C)
8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−オン
エチレングリコール(200mL)中の実施例66Bの生成物(12.8g、51.2mmol)の溶液を加熱して6時間還流させ、周囲温度に冷却して16時間撹拌した後、加熱してさらに3時間還流させた。冷却後、反応混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、ジエチルエーテル(250mL)で抽出した。混合物を分配し、有機部分を濃縮した。生じる残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配溶出、0%から20% EtOAc/ヘキサン)によって精製し、表題の化合物(3.62g、3行程で28%)を得た。H NMR(300MHz,CDCl)δ 7.86(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.44(d,J=7.8Hz,1H)、7.05−6.98(m,1H)、4.66−4.60(m,2H)、2.90−2.84(m,2H)。
(実施例66D)
(S)−8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−オール
表題の化合物を、実施例1Bの手順に従い、実施例1Aの代わりに実施例66Cを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.42−7.12(m,2H)、6.98−6.89(m,1H)、5.52(d,J=5.4Hz,1H)、4.72−4.61(m,1H)、4.35−4.19(m,2H)、2.11−1.96(m,1H)、1.95−1.83(m,1H);MS(DCI)m/z 217(M−HO)
(実施例66E)
(R)−8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−アミン
表題の化合物を、実施例1Cの手順に従い、実施例1Bの代わりに実施例66Dを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO−d)δ 7.41(d,J=7.4Hz,1H)、7.15(d,J=8.2Hz,1H)、6.96−6.84(m,1H)、4.39−4.15(m,2H)、3.92(t,J=5.5Hz,1H)、2.10−1.87(m,3H)、1.83−1.67(m,1H);MS(DCI)m/z 234(M+H)
(実施例66F)
(R)−8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−アミン、D−酒石酸塩
表題の化合物を、実施例65Dの手順に従い、実施例65Cの代わりに実施例66Eを用いて調製した。H NMR(300MHz,DMSO)δ 7.46(d,J=7.9Hz,1H)、7.32(d,J=8.1Hz,1H)、7.13−6.95(m,1H)、4.50−4.24(m,2H)、3.94(s,2H)、2.30−2.13(m,1H)、2.09−1.87(m,1H);MS(DCI)m/z 234(M+H)
(実施例66G)
(R)−1−(3−メチルイソキノリン−5−イル)−3−[8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−イル]尿素
ジクロロメタン(6mL)中の3−メチルイソキノリン−5−アミン(0.263g、1.66mmol)およびピリジン(0.134mL、1.66mmol)の懸濁液を氷浴内で冷却した。ジクロロメタン(1mL)中のフェニルクロロホルメート(0.260g、0.209mL、1.66mmol)の溶液を徐々に添加し、反応物を10分間撹拌した後、N、N−ジイソプロピルエチルアミン(0.715g、0.966mL、5.53mmol)を添加した。実施例66Gの生成物(0.530g、1.38mmol)を添加し、反応物を0℃で1時間、次いで周囲温度で16時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、1N水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を添加して沈殿を濾過した。濾液を追加の1N NaOH(5mL)で処理し、より多量の沈殿を濾過によって収集した。固体を合わせて水と共に摩砕し、濾過によって収集し、乾燥させて表題の化合物(298mg、52%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO)δ 9.17(s,1H)、8.51(s,1H)、8.31(d,J=7.0Hz,1H)、7.74−7.66(m,2H)、7.57−7.48(m,1H)、7.38(d,J=7.8Hz,1H)、7.29(d,J=8.1Hz,1H)、7.18(d,J=7.7Hz,1H)、7.05−6.96(m,1H)、5.05−4.95(m,1H)、4.49−4.38(m,1H)、4.32−4.21(m,1H)、2.63(s,3H)、2.26−2.01(m,2H);MS(DCI)m/z 418(M+H);[α]23 =+49.6°(c=0.50、1:1 MeOH−CHCl)。
上述のものに類似する方法論を用いて他の化合物を調製した。さらなる化合物には以下が含まれる:
N−(3−メチルイソキノリン−5−イル)−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
N−[(4R)−7−クロロ−2,2−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
N−[(4R)−7−クロロ−2,2−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;および
N−[(4R)−7−クロロ−2,2−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素。
B.固体分散体生成物の調製およびこれらの評価
(実施例1)
ABT102固体分散体生成物の調製
マトリックス形成剤がPVPである固体分散体生成物を以下のプロトコルに従って調製する:
(1)PVPをエタノールに溶解する。PVP K30については30%(w/w)溶液を調製し、PVP K12については50%(w/w)溶液を調製する。
(2)界面活性剤を60℃、オーブン内で溶融し、指示される比率で混合する。
(3)PVP溶液を琥珀ガラス瓶に計り入れる。
(4)活性薬剤(ABT102)を秤量し、PVP溶液に添加する;溶解するまで撹拌する。
(5)界面活性剤を添加して混合する。界面活性剤が部分的に固化する場合、再度暖める。
(6)1時間後に溶液が依然として混濁している場合、さらなるエタノールを添加して均質化する。
マトリックス形成剤がヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(HP−β−CD)である固体分散体生成物を以下のプロトコルに従って調製する:
(1)8.5g HP−β−CDを秤量し、60g エタノール(無水)に溶解する。
(2)活性薬剤を秤量し、(1)に溶解する。
(3)界面活性剤を溶融し、(2)に添加する。
(4)界面活性剤が部分的に固化する場合、透明溶液が得られるまで再度暖める。
噴霧乾燥はBuchi B−191実験室規模噴霧乾燥機を用いて行った。噴霧サイクルを開始する前に機器を予備加熱した。噴霧の後、最終乾燥を10から20分間行い、次いで冷却サイクルを開始した。液体の微粒子化にはツーコンポーネント・ノズル(液体プラス微粒子化用空気)が用いられている。
経口バイオアベイラビリティ研究のためのプロトコル
バイオアベイラビリティ評価のため、実施例において得られた固体分散体粉末をふるいがけし、カプセルに充填するか、または錠剤に圧縮した。各々のカプセルは16.7mg ABT102を含有し、錠剤は50mg ABT−102を含有していた。
研究は無作為化交差研究(randomized cross−over study)様式で行った。
投薬に先立ち、イヌ(ビーグル犬、性別混合、体重約10kg)を一晩絶食させたが、水は無制限に許容した;投薬の約30分前にイヌに食物を与えた。25から50mg ABT102に相当する一回用量を各イヌに投与した。この投薬に水約10ミリリットルを続けた。投薬前並びに薬物投与の0.25、0.5,1.0,1.5,2、3、4、6、9、12、15および24時間後に各動物から血液サンプルを得た。遠心によって血漿を赤血球から分離し、分析まで凍結した(−20℃)。ABT102の濃度は血漿サンプルの液−液抽出に続くHPLC−MS/MS定量を用いる逆相HPLCによって決定した。曲線下面積(AUC)を研究の時間経過全体にわたって台形法によって算出した。各投薬形態は3から6匹のイヌを含む群において評価した;報告される値は各々のイヌの群の平均である。
前述の詳細な説明および添付の実施例が単に例証するものであり、添付の特許請求の範囲およびこれらの等価物だけによって定義される本発明の範囲に対する限定と解釈されるものではないことは理解される。開示される実施形態に対する様々な変更および修正が当業者に明らかである。本発明の化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、処方および/または使用方法を限定なしに含む、このような変更および修正はこれらの精神および範囲から逸脱することなしになすことができる。
Figure 2011500647
(実施例2)
上記実施例1の手順に従いて、エタノール56.13重量%、PVP K30 15.36%、Gelucire 44/14 3.56%、ビタミンE TPGS 1.92%、マルチトール21.94%およびABT−102 1.10%を含有する液体混合物を調製する。
この液体混合物をツインドラム乾燥機に供給する。この乾燥機は互いに反対方向に回転するドラムの対を含む。ドラムはサーマルオイルを循環させることによって約60℃の温度に加熱される。ドラムの間の空間は液体混合物が導入される液体プールを形成する。液体混合物はそれぞれのドラムの外周面上に流延される;2つのドラム間の調節可能な隙間はフィルム厚を制御する手段として作用する。回転部を移動した後、乾燥された物質はスクレーパナイフによって薄いシートの形状で取り外される。
乾燥ドラムは50mbar(絶対圧力)の圧力で維持される真空チャンバ内に位置する。エタノール蒸気は引き出されて濃縮される。
(実施例3)
上記実施例1の手順に従い、ABT−102:Kollidon K30:Gelucire 44/14:ビタミンE TPGS(2.4:33.6:7.8:4.2;重量%)の組成を有する噴霧乾燥固体分散体生成物を得た。この噴霧乾燥配合物(48.0重量部)をIsomalt(48.0重量部)、Aerosil 200(1.0重量部)およびステアリルフマル酸ナトリウム(3.0重量部)と配合した。この混合物をハードゼラチンカプセルに充填するか、または錠剤に圧縮したが、これらは各々12.5mg ABT102を含有する。
これらの配合物を25mg/イヌの用量で投与した。各々のイヌには2×12.5mg実験用カプセルまたは錠剤を投与した。結果を下記表2に示す。
Figure 2011500647
(実施例4)
上記実施例1の手順に従い、ABT−102:Kollidon K30:Gelucire 44/14:ビタミンE TPGS(5.02:69.99:16.24:8.75;重量%)の組成を有する噴霧乾燥固体分散体生成物を得た。
ラットにおける複数回経口投薬後のATB−102血漿濃度を探る研究を行った。この研究においては、連続する8日間、10、30または100mg/kg/日経口用量を1日1回投与した。化合物は、各処置群において20mL/kg/日投薬体積に適する濃度の、水中の噴霧乾燥物質の懸濁液として調製した。
研究はSprague−Dawleyラット(投薬群あたりオス3匹、メス3匹)において行った。動物には研究を通して食物および水への自由接近を許容した。投薬の初日(第1日)および最終日(第8日)に親薬物の血漿濃度を決定した。これらの結果を下記表3に示す:
Figure 2011500647
10、30または100mg/kg投薬後のピーク血漿濃度はそれぞれ平均で0.73,1.39および2.13μg/mLであった;研究の最後でのCmax値は第1日に測定したものに匹敵し、同じ処置群において平均で0.60、1.32および2.61μg/mLであった。AUC値は研究の初日に平均で9.2、22.2および32.6μg・hr/mLであり、第8日に7.3、15および36.2μg・hr/mLで一定のままであった。
(実施例5)
上記実施例1の手順に従い、ABT−102:Kollidon K30:Gelucire 44/14:ビタミンE TPGS(6.0:58.0:23.4:12.6;重量%)の組成を有する噴霧乾燥固体分散体生成物を得た。
噴霧乾燥物質の懸濁液から得られるABT−102バイオアベイラビリティに対するエージングの効果を評価する研究を行った。懸濁液は室温で15分間、水中で撹拌することによって調製した(5mg/mL濃度)。その後、懸濁液を投薬まで冷蔵保存した。1、4および7日間エージングした懸濁液を投薬の朝に新たに調製した懸濁液と比較した。エージングした懸濁液の各々は3匹のラットの群において100mg/kg(20mL/kg)の用量で評価した。4つの試験配合物のすべてを同じ研究において評価した。親薬物の血漿濃度をHPLC−MS/MSによって決定した。
Figure 2011500647
投薬前に1または4日間エージングした懸濁液から得られるピーク血漿濃度およびAUC値は新たに調製した懸濁液から得られる値に匹敵するか、僅かに高いものであった。しかしながら、投薬の7日前に調製した懸濁液から得られる血漿濃度は新たに調製した懸濁液から得られるものよりも約30%低かった。この研究からの結果は、3から4日ごとに調製した懸濁液が新たに調製した懸濁液から得られるものに匹敵する、ラットにおける経口投薬後の血漿濃度をもたらすことを示唆する。
(実施例6)
物理的安定性の決定
加圧条件下で保存された固体分散体生成物の物理的安定性を監視した。粉末X線回折パターン(PXRD)を記録して、存在するのであれば、ABT−102の結晶化を検出した。
PXRDデータは屈曲位置高感度検出器(curved position sensitive detector)および平行ビーム光学系を備えるG3000回折計(Inel Corp.、Artenay、フランス)を用いて収集した。回折計は銅陽極管(1.5kW精密焦点)を用いて40kVおよび30mAで稼働させた。入射ビーム・ゲルマニウムモノクロメータが単色Kα1線をもたらした。回折計は1°間隔の減衰直接ビームを用いてキャリブレートした。キャリブレーションはシリコン粉末ライン位置参照標準(NIST 640c)を用いてチェックした。機器はSym−phonixソフトウェア(Inel Corp.、Artenay、フランス)を用いてコンピュータ制御し、データはJadeソフトウェア(バージョン6.5,Materials Data,Inc.、Livermore、CA)を用いて解析した。サンプルはアルミニウムサンプルホルダに載せ、スライドガラスで水平にした。
Kollidon−30、Gelucire 44/14およびビタミンE−TPGSを含有する賦形剤混合物のPXRDパターンは、各々の成分の乱雑さのため、滑らかなハロを示す(図1、上)。結晶性ABT−102は2.9°/2θに独自の鋭い回折ピークを有する(図1、下)。この回折ピークは結晶性ABT−102の存在を同定するのに用いることができる。
様々な薬物含量(25%および15%)およびポリマーを有するABT−102の噴霧乾燥固体分散体をメタノールから調製した(表5)。固体を100℃を超えて加熱したとき、重量損失は0.2%から8.4%(w/w)と測定された。この重量損失は主として残留溶媒メタノールのためである。
Figure 2011500647
固体は40℃/75%RH(相対湿度)安定チャンバで保存した。図2は(下から上に)6週間保存した実施例6−1;6−3;6−4;6−2;並びに4週間保存した実施例6−5および6−6のPXRDを示す。25%および15%(w/w)ABT−102を含有する固体分散体配合物において、それぞれ、6および4週間まで著しい結晶化は観察されなかった。
上記実施例3において示されるように、本発明のABT−102投薬形態は、イヌにおいて、ABT−102の25mg投薬の後、0.17から0.37μg/mlの範囲のCmax値および1.07から2.94μg・hr/mlの範囲のAUC値をもたらす。
ABT−102の従来行われたヒト薬物動態データに基づいて、ABT−102の薬物動態は用量比例露出(CmaxおよびAUC)によって特徴付けられた。このデータは液−液配合物を用いて生成された。しかしながら、本発明の現行の噴霧乾燥配合物もヒトにおいて同様の薬物動態プロフィールを達成することが予想される。
従って、本発明は、1回用量投与が患者において0.8から2.4ng/mlmgの投薬修正(dosage−corrected)Cmaxを伴う血漿濃度プロフィールをもたらすABT−102経口投薬形態を意図しており、ここで前記投薬修正CmaxはCmaxを投薬形態中のABT−102のミリグラム数で除したものである。
本発明は、18から35ng・h/mlmgの投薬修正AUCを有するABT−102経口投薬形態をさらに意図しており、ここで前記投薬修正AUCはAUCを1回用量投与に従う投薬形態中のABT−102のミリグラム数で除したものである。

Claims (40)

  1. 少なくとも1種類の医薬的活性薬剤を含む固体分散体生成物であって、
    a)少なくとも1種類の活性薬剤、少なくとも1種類の医薬的に許容されるマトリックス形成剤、少なくとも1種類の医薬的に許容される界面活性剤および少なくとも1種類の溶媒を含有する液体混合物を調製し、並びに
    b)溶媒を液体混合物から除去して固体分散体生成物を得る、
    ことによって得られる固体分散体生成物。
  2. 活性薬剤がN−アリール尿素系活性薬剤である、請求項1の固体分散体生成物。
  3. 溶媒の除去に先立ち、少なくとも1種類の充填剤を液体混合物に添加する、請求項1の固体分散体生成物。
  4. 活性薬剤および医薬的に許容されるマトリックス形成剤の質量比が0.01:1から1:3である、請求項1の固体分散体生成物。
  5. 活性薬剤および医薬的に許容される界面活性剤の質量比が0.1:1から1:7である、請求項1の固体分散体生成物。
  6. 医薬的に許容されるマトリックス形成剤がシクロデキストリン、医薬的に許容されるポリマー、脂質またはこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項1の固体分散体生成物。
  7. 前記医薬的に許容されるマトリックス形成剤がセルロースエステル、セルロースエーテル、セルロースエーテル−エステル、マルトデキストリン、N−ビニルピロリドンホモポリマー、N−ビニルピロリドンコポリマーおよびこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項1の固体分散体生成物。
  8. 前記医薬的に許容されるマトリックス形成剤がポリN−ビニルピロリドン、N−ビニルピロリドンおよび酢酸ビニルのコポリマー並びにこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1の固体分散体生成物。
  9. 医薬的に許容される界面活性剤がポリオール脂肪酸エステル、ポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステル、ポリアルコキシル化脂肪アルコールエーテル、トコフェリル化合物またはこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項1の固体分散体生成物。
  10. 医薬的に許容される界面活性剤が2種類以上の医薬的に許容される界面活性剤の組み合わせを含む、請求項1の固体分散体生成物。
  11. 医薬的に許容される界面活性剤が少なくとも1種類の、10以上のHLB値を有する界面活性剤を含む、請求項1の固体分散体生成物分散体生成物。
  12. 医薬的に許容される界面活性剤の組み合わせが(i)少なくとも1種類の,ポリアルキレングリコール部分を有するトコフェリル化合物および(ii)少なくとも1種類のポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルを含む、請求項10の固体分散体生成物。
  13. トコフェリル化合物がαトコフェリルポリエチレングリコールスクシネートである、請求項12の固体分散体生成物。
  14. ポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルがポリアルコキシル化グリセリドである、請求項12の固体分散体生成物。
  15. トコフェリル化合物およびポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルの質量比が0.2:1から1:1の範囲にある、請求項12の固体分散体生成物。
  16. 活性薬剤が一般式(I)
    Figure 2011500647
    またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはプロドラッグによって表される請求項1の固体分散体生成物であって、式中、
    …は存在しないか、または単結合であり;
    はNまたはCRであり;
    はNまたはCRであり;
    はN、NRまたはCRであり;
    は結合、NまたはCRであり;
    はNまたはCであり;
    ただし、X、X、XおよびXの少なくとも1つはNであり;
    はO、NHまたはSであり;
    は結合、NHまたはOであり;
    Ar
    Figure 2011500647
    からなる群より選択され;
    、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、メルカプトアルキル、ニトロ、(CF(HO)C−、R(SO)N−、RO(SO)−、RO(SO)−、ZN−、(ZN)アルキル、(ZN)カルボニル、(ZN)カルボニルアルキルおよび(ZN)スルホニルからなる群より選択され;
    およびRは,各々独立して、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、メルカプトアルキル、ニトロ、(CF(HO)C−、R(SO)N−、RO(SO)−、RO(SO)−、ZN−、(ZN)アルキル、(ZN)アルキルカルボニル、(ZN)カルボニル、(ZN)カルボニルアルキル、(ZN)スルホニル、(ZN)C(=NH)−、(ZN)C(=NCN)NH−および(ZN)C(=NH)NH−からなる群より選択され;
    8aは水素またはアルキルであり;
    8bは存在しないか、水素、アルコキシ、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、ハロゲンまたはヒドロキシであり;
    、R10、R11およびR12は,各々独立して、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキニル、アリール、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、複素環、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、メルカプトアルキル、ニトロ、(CF(HO)C−、R(SO)N−、RO(SO)−、RO(SO)−、ZN−、(ZN)アルキル、(ZN)カルボニル、(ZN)カルボニルアルキルおよび(ZN)スルホニルからなる群より選択され、ここでZおよびZは、各々独立して、水素、アルキル、アルキルカルボニル、ホルミル、アリールもしくはアリールアルキルであり、ただし、R、R10、R11もしくはR12の少なくとも1つは水素以外であり、またはR10およびR11は、これらが結合する原子とともに、シクロアルキル、シクロアルケニルもしくは複素環式環を形成し;
    13は水素、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよび水素からなる群より選択され;
    は水素またはアルキルであり;並びに
    はアルキル、アリールまたはアリールアルキルであり;
    ただし、XがNであるとき、R8bは存在しない、
    固体分散体生成物。
  17. 活性薬剤が1−((R)−5−tert−ブチル−インダン−1−イル)−3−(1H−インダゾル−4−イル)−尿素(ABT102)およびこれらの塩または水和物または溶媒和物からなる群より選択される、請求項1の固体分散体生成物。
  18. 活性薬剤が、
    N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
    N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−(3−メチル−5−イソキノリニル)尿素;
    (+)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−(3−メチル−5−イソキノリニル)尿素;
    (−)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−(3−メチル−5−イソキノリニル)尿素;
    (−)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
    (+)N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
    N−(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−5−イソキノリニル尿素;
    メチル4−({[(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    N−(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素(ABT−102);
    メチル4−[({[(1S)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    メチル4−[({[(1R)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    N−[(1S)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(1R)−5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    メチル4−[({[5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}カルボニル)アミノ]−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]尿素;
    メチル4−({[(5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    N−1H−インダゾル−4−イル−N’−(5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)尿素;
    メチル4−({[(5−ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    N−(5−ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(1R)−5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]尿素;
    N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(1S)−5−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]尿素;
    イソプロピル4−({[(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;および
    イソブチル4−({[(5−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ]カルボニル}アミノ)−1H−インダゾール−1−カルボキシレート;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4S)−6−フルオロ−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6,8−ジフルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−8−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−8−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジメチル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−イソキノリン−5−イル尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−1H−インダゾル−4−イル尿素;
    N−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−8−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
    N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
    N−イソキノリン−5−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;および
    5N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(1−メチル−1H−インダゾル−4−イル)尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
    N−[(4R)−8−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
    N−[(4R)−7−クロロ−2,2−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;
    N−1H−インダゾル−4−イル−N’−[(4R)−8−(トリフルオロメトキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−6−フルオロ−2,2−ジプロピル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−2,2−ジエチル−7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−7−クロロ−2,2−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7R)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    N−[(4R)−7−クロロ−2,2−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−4−イル]−N’−[(7S)−7−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素;
    (R)−1−(3−メチルイソキノリン−5−イル)−3−[8−(トリフルオロメトキシ)クロマン−4−イル]尿素;
    (R)−1−[6−フルオロ−2,2−ビス(フルオロメチル)クロマン−4−イル]−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素;およびこれらの塩または水和物または溶媒和物、
    からなる群より選択される、請求項1の固体分散体生成物。
  19. 請求項1の固体分散体生成物を含む、医薬投薬形態。
  20. 少なくとも1種類の医薬的に活性の薬剤を含む固体分散体生成物の調製方法であって、
    a)少なくとも1種類の活性薬剤、少なくとも1種類の医薬的に許容されるマトリックス形成剤、少なくとも1種類の医薬的に許容される界面活性剤および少なくとも1種類の溶媒を含有する液体混合物を調製し、並びに
    b)溶媒を液体混合物から除去して固体分散体生成物を得る、
    ことを含む方法。
  21. 医薬的に許容されるマトリックス形成剤を溶解してマトリックス形成剤溶液を得、並びに活性薬剤および医薬的に許容される界面活性剤をこの溶液に添加することによって液体混合物を調製する、請求項20の方法。
  22. 液体混合物が90重量%までの乾燥物質含有率を有する、請求項20の方法。
  23. 溶媒の除去を噴霧乾燥、ドラム乾燥、ベルト乾燥、トレー乾燥またはこれらの2以上の組み合わせによって行う、請求項20の方法。
  24. 溶媒がアルカノール、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン、エステル、エーテルおよびこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項20の方法。
  25. 固体分散体生成物を圧縮して錠剤を得ることをさらに含む、請求項20の方法。
  26. 流動調節剤、崩壊剤、増量剤および潤滑剤から選択される少なくとも1種類の添加物を圧縮に先立って添加する、請求項25の方法。
  27. 固体分散体生成物をカプセルに充填することをさらに含む、請求項20の方法。
  28. 溶媒の除去に先立って少なくとも1種類の充填剤を液体混合物に添加する、請求項20の方法。
  29. 活性薬剤および医薬的に許容されるマトリックス形成剤の質量比が0.01:1から1:3である、請求項20の方法。
  30. 活性薬剤および医薬的に許容される界面活性剤の質量比が0.1:1から1:7である、請求項20の方法。
  31. 医薬的に許容されるマトリックス形成剤がシクロデキストリン、医薬的に許容されるポリマー、脂質またはこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項20の方法。
  32. 前記医薬的に許容されるマトリックス形成剤がセルロースエステル、セルロースエーテル、セルロースエーテル−エステル、マルトデキストリン、N−ビニルピロリドンホモポリマー、N−ビニルピロリドンコポリマーおよびこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項20の方法。
  33. 前記医薬的に許容されるマトリックス形成剤がポリN−ビニルピロリドン、N−ビニルピロリドンおよび酢酸ビニルのコポリマー並びにこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項20の方法。
  34. 医薬的に許容される界面活性剤がポリオール脂肪酸エステル、ポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステル、ポリアルコキシル化脂肪アルコールエーテル、トコフェリル化合物またはこれらの2以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項20の方法。
  35. 医薬的に許容される界面活性剤が2種類以上の医薬的に許容される界面活性剤の組み合わせを含む、請求項20の方法分散体生成物。
  36. 医薬的に許容される界面活性剤が少なくとも1種類の、10以上のHLB値を有する界面活性剤を含む、請求項20の方法。
  37. 医薬的に許容される界面活性剤の組み合わせが(i)少なくとも1種類の,ポリアルキレングリコール部分を有するトコフェリル化合物および(ii)少なくとも1種類のポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルを含む、請求項35の方法。
  38. トコフェリル化合物がαトコフェリルポリエチレングリコールスクシネートである、請求項37の方法。
  39. ポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルがポリアルコキシル化グリセリドである、請求項37の方法。
  40. トコフェリル化合物およびポリアルコキシル化ポリオール脂肪酸エステルの質量比が0.2:1から1:1の範囲にある、請求項37の方法。
JP2010529406A 2007-10-19 2008-10-17 N−アリール尿素系化合物を含む固体分散体生成物 Pending JP2011500647A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99961307P 2007-10-19 2007-10-19
PCT/EP2008/064073 WO2009050289A2 (en) 2007-10-19 2008-10-17 Solid dispersion product containing n-aryl urea-based compound

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011500647A true JP2011500647A (ja) 2011-01-06

Family

ID=40089072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010529406A Pending JP2011500647A (ja) 2007-10-19 2008-10-17 N−アリール尿素系化合物を含む固体分散体生成物

Country Status (23)

Country Link
US (1) US20090143423A1 (ja)
EP (1) EP2197426A2 (ja)
JP (1) JP2011500647A (ja)
KR (1) KR20100090689A (ja)
CN (1) CN101827585A (ja)
AR (1) AR068916A1 (ja)
AU (1) AU2008313620A1 (ja)
BR (1) BRPI0818339A2 (ja)
CA (1) CA2699335A1 (ja)
CL (1) CL2008003092A1 (ja)
CO (1) CO6270303A2 (ja)
CR (1) CR11441A (ja)
DO (1) DOP2010000114A (ja)
EC (1) ECSP10010184A (ja)
GT (1) GT201000095A (ja)
MX (1) MX2010004292A (ja)
PE (1) PE20091041A1 (ja)
RU (1) RU2010119924A (ja)
TW (1) TW200922549A (ja)
UA (1) UA100866C2 (ja)
UY (1) UY31406A1 (ja)
WO (1) WO2009050289A2 (ja)
ZA (1) ZA201002130B (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505908A (ja) * 2008-10-17 2012-03-08 アボット・ラボラトリーズ Trpv1アンタゴニスト
JP2014505054A (ja) * 2011-01-10 2014-02-27 セルジーン コーポレイション シクロプロパンカルボン酸{2−[(1s)−1−(3−エトキシ−4−メトキシ−フェニル)−2−メタンスルホニル−エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1h−イソインドール−4−イル}−アミドの経口剤形
JP2015503560A (ja) * 2011-12-29 2015-02-02 アッヴィ・インコーポレイテッド Hcv阻害剤を含む固体組成物
JP2017515869A (ja) * 2014-05-20 2017-06-15 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー ロチゴチンを含む経皮送達システム
JP2018538350A (ja) * 2015-12-22 2018-12-27 アリゾナ ボード オブ リージェンツ オン ビハーフ オブ ザ ユニバーシティー オブ アリゾナ 麻酔が引き起こす低体温症の治療、改善、および予防のための組成物および方法
US11033723B2 (en) 2013-07-03 2021-06-15 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermal therapeutic system comprising an electronic component
US11389410B2 (en) 2012-11-22 2022-07-19 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Multi-day patch for the transdermal administration of rotigotine
US11426359B2 (en) 2014-05-20 2022-08-30 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Method for adjusting the release of active agent in a transdermal delivery system
US11752110B2 (en) 2014-05-20 2023-09-12 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermal delivery system including an interface mediator

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2011004081A (es) * 2008-10-17 2011-05-31 Abbott Lab Antagonistas trpv1.
US20100210682A1 (en) * 2009-02-19 2010-08-19 Abbott Laboratories Repeated Dosing of TRPV1 Antagonists
WO2011032860A1 (de) * 2009-09-18 2011-03-24 Basf Se Verfahren zur herstellung von zubereitungen von in wasser schwerlöslichen substanzen
DK2654731T3 (en) * 2010-12-23 2016-11-14 Abbvie Deutschland SOLID Retard-FORMULATIONS BASED ON SOLID DISPERSIONS
US9034832B2 (en) 2011-12-29 2015-05-19 Abbvie Inc. Solid compositions
SG10201706949VA (en) 2013-01-31 2017-09-28 Gilead Pharmasset Llc Combination formulation of two antiviral compounds
JP6130585B2 (ja) 2013-03-15 2017-05-17 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 無定形状態のhcv阻害薬の固体経口投薬製剤
EP4005560A1 (en) 2013-08-27 2022-06-01 Gilead Pharmasset LLC Combination formulation of two antiviral compounds
KR20210091191A (ko) * 2018-10-30 2021-07-21 펠로톤 테라퓨틱스, 인크. 치환된 인단을 포함하는 고체 분산물 및 제약 조성물 및 그의 제조 및 사용 방법
MX2022002017A (es) 2019-08-23 2022-03-11 Mochida Pharm Co Ltd Metodo para producir derivado de heterociclideno acetamida.
WO2021039023A1 (ja) 2019-08-23 2021-03-04 持田製薬株式会社 ヘテロシクリデンアセトアミド誘導体の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002520377A (ja) * 1998-07-14 2002-07-09 イーエム インダストリーズ インコーポレイテッド ミクロ分散薬物送達システム
WO2005123076A2 (en) * 2004-06-08 2005-12-29 Vertex Pharmaceuticals, Inc. Pharmaceutical compositions
WO2006026501A1 (en) * 2004-08-27 2006-03-09 Bayer Pharmaceuticals Corporation New pharmaceutical compositions for the treatment of cancer
WO2006113631A2 (en) * 2005-04-18 2006-10-26 Rubicon Research Pvt. Ltd. Bioenhanced compositions
JP2007099770A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yuhan Corp プランルカストを含有する噴霧−乾燥顆粒およびその製造方法
WO2007050574A1 (en) * 2005-10-25 2007-05-03 Abbott Laboratories Formulation comprising a drug of low water solubility and method of use thereof
WO2007092642A2 (en) * 2006-02-09 2007-08-16 Merck & Co., Inc. Polymer formulations of cetp inhibitors

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5362878A (en) * 1991-03-21 1994-11-08 Pfizer Inc. Intermediates for making N-aryl and N-heteroarylamide and urea derivatives as inhibitors of acyl coenzyme A: cholesterol acyl transferase (ACAT)
RU94046149A (ru) * 1992-05-28 1996-11-27 Пфайзер Инк. (US) Новые n-арил и n-гетероарил производные мочевины как ингибиторы ацил кофермента а:холестерин ацил трансферазы (асат) фармацевтическая композиция, способ ингибирования (асат)
US7015233B2 (en) * 2003-06-12 2006-03-21 Abbott Laboratories Fused compounds that inhibit vanilloid subtype 1 (VR1) receptor
WO2007066189A2 (en) * 2005-12-09 2007-06-14 Pfizer Products Inc. Salts, prodrugs and formulations of 1-[5-(4-amino-7-isopropyl-7h-pyrrolo[2,3-d]pyrimidine-5-carbonyl)-2-methoxy-phenyl]-3-(2,4-dichloro-phenyl)-urea
US7745448B2 (en) * 2005-12-28 2010-06-29 Abbott Laboratories Inc. Crystalline N-(4-(4-aminothieno[2,3-d]pyrimidin-5-yl)phenyl)-N′-(2-fluoro-5-(trifluoromethyl)phenyl)urea ethanolate

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002520377A (ja) * 1998-07-14 2002-07-09 イーエム インダストリーズ インコーポレイテッド ミクロ分散薬物送達システム
WO2005123076A2 (en) * 2004-06-08 2005-12-29 Vertex Pharmaceuticals, Inc. Pharmaceutical compositions
WO2006026501A1 (en) * 2004-08-27 2006-03-09 Bayer Pharmaceuticals Corporation New pharmaceutical compositions for the treatment of cancer
WO2006113631A2 (en) * 2005-04-18 2006-10-26 Rubicon Research Pvt. Ltd. Bioenhanced compositions
JP2007099770A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yuhan Corp プランルカストを含有する噴霧−乾燥顆粒およびその製造方法
WO2007050574A1 (en) * 2005-10-25 2007-05-03 Abbott Laboratories Formulation comprising a drug of low water solubility and method of use thereof
WO2007092642A2 (en) * 2006-02-09 2007-08-16 Merck & Co., Inc. Polymer formulations of cetp inhibitors

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN7013002147; YANO K ET AL: 'CONSTITUTION OF COLLOIDAL PARTICLES FORMED FROM A SOLID DISPERSION SYSTEM' CHEMICAL AND PHARMACEUTICAL BULLETIN vol. 45, no. 8, 1, 19970801, pages 1339-1344, PHARMACEUTICAL SOCIETY OF JAPAN *
JPN7013002148; LEUNER C ET AL: 'Improving drug solubility for oral delivery using solid dispersions-60' EUROPEAN JOURNAL OF PHARMACEUTICS AND BIOPHARMACEUTICS vol. 50, no. 1, 20000703, pages 47-60, ELSEVIER SCIENCE PUBLISHERS B.V. *

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505908A (ja) * 2008-10-17 2012-03-08 アボット・ラボラトリーズ Trpv1アンタゴニスト
JP2014505054A (ja) * 2011-01-10 2014-02-27 セルジーン コーポレイション シクロプロパンカルボン酸{2−[(1s)−1−(3−エトキシ−4−メトキシ−フェニル)−2−メタンスルホニル−エチル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1h−イソインドール−4−イル}−アミドの経口剤形
JP2015503560A (ja) * 2011-12-29 2015-02-02 アッヴィ・インコーポレイテッド Hcv阻害剤を含む固体組成物
US11389410B2 (en) 2012-11-22 2022-07-19 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Multi-day patch for the transdermal administration of rotigotine
US11033723B2 (en) 2013-07-03 2021-06-15 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermal therapeutic system comprising an electronic component
JP2017515869A (ja) * 2014-05-20 2017-06-15 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー ロチゴチンを含む経皮送達システム
US11426359B2 (en) 2014-05-20 2022-08-30 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Method for adjusting the release of active agent in a transdermal delivery system
US11633367B2 (en) 2014-05-20 2023-04-25 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermal delivery system containing rotigotine
US11752110B2 (en) 2014-05-20 2023-09-12 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermal delivery system including an interface mediator
JP2018538350A (ja) * 2015-12-22 2018-12-27 アリゾナ ボード オブ リージェンツ オン ビハーフ オブ ザ ユニバーシティー オブ アリゾナ 麻酔が引き起こす低体温症の治療、改善、および予防のための組成物および方法
JP7071920B2 (ja) 2015-12-22 2022-05-19 アリゾナ ボード オブ リージェンツ オン ビハーフ オブ ザ ユニバーシティー オブ アリゾナ 麻酔が引き起こす低体温症の治療、改善、および予防のための組成物および方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2699335A1 (en) 2009-04-23
CO6270303A2 (es) 2011-04-20
RU2010119924A (ru) 2011-11-27
GT201000095A (es) 2012-04-03
AU2008313620A1 (en) 2009-04-23
ZA201002130B (en) 2011-11-30
ECSP10010184A (es) 2010-06-29
CN101827585A (zh) 2010-09-08
EP2197426A2 (en) 2010-06-23
PE20091041A1 (es) 2009-08-22
DOP2010000114A (es) 2010-05-15
TW200922549A (en) 2009-06-01
US20090143423A1 (en) 2009-06-04
CR11441A (es) 2010-10-25
KR20100090689A (ko) 2010-08-16
AR068916A1 (es) 2009-12-16
UY31406A1 (es) 2009-05-29
WO2009050289A2 (en) 2009-04-23
MX2010004292A (es) 2010-08-02
CL2008003092A1 (es) 2009-11-27
BRPI0818339A2 (pt) 2015-04-22
UA100866C2 (ru) 2013-02-11
WO2009050289A3 (en) 2010-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011500647A (ja) N−アリール尿素系化合物を含む固体分散体生成物
AU2019215231B2 (en) Pharmaceutical compositions for treating cystic fibrosis
EP2101741B1 (en) Solid dispersion comprising a poorly water soluble drug
JP7277534B2 (ja) sGC刺激薬を含んでなる固体分散剤
AU2018351533A1 (en) Crystalline forms and compositions of CFTR modulators
BR112015031979B1 (pt) Letermovir, formulação farmacêutica oral sólida, uso de uma formulação farmacêutica oral sólida, e processo para preparar letermovir
WO2015039513A1 (zh) 一种替格瑞洛固体分散体及其制备方法
JP2024028953A (ja) 新規非晶質活性医薬成分
WO2009050291A2 (en) Solid dispersion product of n-aryl urea-based drugs
EP2956121B1 (en) Solid dispersions of low-water solubility actives
KR20200092956A (ko) 고체 분산체
NO343652B1 (no) Fremgangsmåte for fremstilling av farmasøytisk pulver inneholdende etravirin (TMC125) ved spraytørking
JP2014500298A (ja) 水難溶性薬物およびポリマーの医薬複合物
Tran et al. Solubilization of poorly water-soluble drugs using solid dispersions
JP2023551056A (ja) 固体分散体、医薬製剤、その製造方法及び応用
JP2024508970A (ja) (4s)-24-クロロ-4-エチル-73-フルオロ-35-メトキシ-32,5-ジオキソ-14-(トリフルオロメチル)-32h-6-アザ-3(4,1)-ピリジナ-1(1)-[1,2,3]トリアゾラ-2(1,2),7(1)-ジベンゼナヘプタファン-74-カルボキサミドを含んでいる医薬剤形
KR20210024593A (ko) 도파민-β-히드록실라제 억제제를 포함하는 제제 및 이의 제조 방법
US20230338338A1 (en) Pharmaceutical compositions comprising ionic liquids

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130530

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130909

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140311