JP2011258358A - 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011258358A
JP2011258358A JP2010130562A JP2010130562A JP2011258358A JP 2011258358 A JP2011258358 A JP 2011258358A JP 2010130562 A JP2010130562 A JP 2010130562A JP 2010130562 A JP2010130562 A JP 2010130562A JP 2011258358 A JP2011258358 A JP 2011258358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode layer
fuel cell
oxide fuel
solid oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010130562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5734582B2 (ja
Inventor
Takeshi Ono
大野  猛
Hiroya Ishikawa
浩也 石川
Akikazu Taido
明和 泰道
Soshin Kojima
総真 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2010130562A priority Critical patent/JP5734582B2/ja
Publication of JP2011258358A publication Critical patent/JP2011258358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5734582B2 publication Critical patent/JP5734582B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)

Abstract

【課題】平板型のSOFCおいて位置合わせの精度を高めて十分な発電面積を確保し得る固体酸化物形燃料電池セルを提供する。
【解決手段】本発明の固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)の製造工程では、燃料極層と固体電解質層の各シートを作製し(ステップS11、S12)、両者を含む第1積層体を積層形成し(ステップS13)、その表面の角部C1が他の3つの角部と識別可能な形状となるように加工を施し(ステップS14)、角部C1を位置基準として第1積層体を位置合わせし(ステップS16、S18)、第1積層体の表面側にバリア層、空気極層を積層形成する(ステップS17、S19)。このようにして得られた単位セルは、空気極層のサイズを大きくして発電面積を増加させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも燃料極層と固体電解質層と空気極層とが積層された平板型の固体酸化物形燃料電池の製造方法に関するものである。
従来から、平板型の固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が知られている。一般に平板型のSOFCにおいては、固体電解質層の一方の側に燃料ガスと接する燃料極層を配置し、他方の側に空気と接する空気極層を配置することにより固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)が構成され、複数の単位セルを積層してスタックが構成される(例えば、特許文献1参照)。平板型のSOFCの単位セルを製造する際には、例えば、燃料極層と固体電解質層とを含む積層体を形成した後、この積層体を焼成して得られた焼結体の表面側に、少なくとも空気極層を積層形成することにより単位セルを作製することができる。また、固体電解質層と空気極層の間には、固体電解質層と空気極層との反応を防止するためのバリア層を積層形成するのが好ましい。ここで、積層体を焼結する場合、焼結体の寸法や形状のバラツキが生じる。そのため、バラツキによる位置ずれや、積層工程で用いる治具による位置ずれを考慮し、上層に行くほどサイズを小さくする必要がある。例えば、バリア層は焼結体より小さいサイズに形成され、さらに空気極層はバリア層より小さいサイズに形成される。
特開2006−4678号公報
平板型のSOFCの発電性能を向上させるには、各層の面積をできるだけ増大させる必要がある。上述のSOFCの製造方法の例では、最もサイズが小さい最上層の空気極層の面積によって発電性能が制約されるので、焼成後の積層体の積層工程時に空気極層をバリア層とほぼ同サイズにできれば発電性能の面で有利となる。しかしながら、バリア層及び空気極層の積層工程においては、焼結体を例えば治具等の所定の位置にセットした状態で各層を積層形成する必要があるが、平板型のSOFCは方形の平面形状を有するのが一般的であり、上記所定の位置に位置合わせしたときの焼結体の方向は一律に確定できない。一方、上述した焼結体には寸法や形状のばらつきが特定の方向で増大する場合を考慮すると、例えば、バリア層の積層時と空気極層の積層時のそれぞれの位置合わせの際、ばらつきが最大となる方向にセットされる条件でも位置ずれしないように十分なマージンを持たせる必要がある。そのため、単位セルの最上層の空気極層はマージン分だけ小さいサイズに設定せざるを得ず、発電効率が低下する(すなわち、単位セルのサイズに対する発電面積を増やす余地がある)という問題がある。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、多数の層からなる平板型のSOFCおいて、積層工程における位置合わせの精度を高めることで十分な発電面積を確保し得る固体酸化物形燃料電池の製造方法を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、少なくとも燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とが積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池であって、前記単位セルの各層は方形の平面形状を有し、前記単位セルの各層のうちの少なくとも所定層は、表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状に形成されていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、上記固体酸化物形燃料電池の製造方法の一態様は、方形の平面形状を有する複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、少なくとも燃料極層と固体電解質層とを含む第1積層体を積層形成する第1積層工程と、前記第1積層体の表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状となるように加工を施す加工工程と、前記加工が施された前記第1積層体を、前記第1の角部を位置基準として、予め設定された位置に位置合わせする位置合わせ工程と、前記位置合わせされた前記第1積層体の表面側に、少なくとも空気極層を積層形成する第2積層工程を有することを特徴としている。
本発明の固体酸化物形燃料電池セルの製造方法によれば、所定層の第1の角部が識別容易な形状を有し、所定層の上層の各層は第1の角部を位置基準として積層形成することができるので、方向性に応じて位置決めに必要なマージンを減らして相対的に発電面積を大きくすることができる。例えば、燃料極層の上部の固体電解質層の第1の角部を他の角部と識別可能に形成して最上層に空気極層を積層形成する場合、空気極層のサイズを大きくすることができるため単位セルの発電面積を増やすことが可能となる。
本発明において、前記所定層の方形の平面形状のうちの前記第1の角部は、例えば、面取りされた形状に形成することができる。他の3つの角部が面取りされていなければ、面取りされた形状の前記第1の角部を容易に識別可能となる。第1の角部の面取り形状は、例えばR面取り形状やC面取り形状を採用することができる。この場合の面取り量は、第1の角部の識別性と空気極層等の配置との観点から、1mmから15mmの範囲内に設定することが望ましい。
上記第1の角部を形成する所定層は、識別可能であれば適宜に選択できる。例えば、燃料極層と固体電解質層を含む第1積層体において、燃料極層を支持基体層とする場合は、固体電解質層に第1の角部を形成することが望ましい。また、第1積層体を位置合わせした上で、第1積層体の表面側に空気極層を積層形成すれば、空気極層のサイズを大きくすることができる。これに加えて、第1積層体と空気極層との間にバリア層を積層形成すれば、バリア層に対して相対的に空気極層のサイズを大きくすることができる。なお、第1の角部は、第1積層体の表面側の層に形成する場合に加え、その下層側の複数の層に第1の角部を同一の形状及び配置で形成してもよい。
本発明において、単位セルの所定層に形成する第1の角部は多様な形状で形成することができる。この場合、第1積層体を位置合わせする際、第1の角部を基準としたときの表面の視覚的態様が他の3つの角部を基準としたときの表面の視覚的態様のそれぞれと識別可能であれば本発明の効果を得ることができる。
本発明の製造方法においては、第1の角部を加工するための加工工程後に、第1積層体を焼成する焼成工程を有してもよい。また、加工工程の手法としては、打ち抜き加工やレーザ加工を採用することができる。また、第1積層工程を加工工程に先立って行う場合に加え、最初に特定の層を形成した後に各層の加工工程を行うようにしてもよい。
なお、本発明は、単位セルである固体酸化物形燃料電池セル積層体に適用する場合のほか、複数の単位セルを積層して構成された固体酸化物形燃料電池スタックに対しても適用可能である。
以上述べたように、本発明によれば、固体酸化物形燃料電池セルの製造時に、所定層において他の角部と識別可能な形状の第1の角部を位置基準として位置合わせを行うので、例えば焼結体の寸法や形状のばらつきに影響する方向性を一律に確定することができるので、積層時の位置ずれの影響を抑えて空気極層等のサイズを相対的に大きくすることができる。従って、製造工程の複雑化や高コスト化を招くことなく、同じサイズの単位セルであっても十分な発電面積を確保し、高い発電効率を実現することが可能となる。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)の模式的な断面構造図である。 本実施形態の固体酸化物形燃料電池スタックの模式的な断面構造図である。 単位セルの第1の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 燃料極層と固体電解質層とが積層された第1積層体の構造を示す斜視図である。 第1積層体の第1の角部の面取り形状の例を示す図である。 第1積層体の位置合わせを説明する図である。 単位セルの第2の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 単位セルの第3の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 単位セルの第4の製造方法の流れを示す工程フロー図である。 単位セルの第5の製造方法の流れを示す工程フロー図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に述べる実施形態は本発明の技術思想を適用した形態の一例であって、本発明が本実施形態の内容により限定されることはない。
まず、本実施形態の固体酸化物形燃料電池セルの基本構造について説明する。図1は、本実施形態の固体酸化物形燃料電池の基本的な構成単位である固体酸化物形燃料電池セル10(以下、「単位セル10」と呼ぶ)の模式的な断面構造を示している。図1に示すように、単位セル10においては、下層側から順に、燃料極層11と、固体電解質層12と、バリア層13と、空気極層14とが積層形成されている。
燃料極層11は、水素源となる燃料ガスに接触し、単位セル10のアノードとして機能する。また、燃料極層11は、単位セル10の全体を支持する支持基体層としての役割がある。そのため、燃料極層11は、単位セル10の機械的強度を確保するために、例えば500〜2000μm程度の十分な厚みで形成することが望ましい。燃料極層11の材料は、金属粒子とセラミック粒子からなるサーメットを用いることができる。サーメットの金属粒子としては、特にNiを用いることが好ましいが、Cu、Fe、Co、Ag、Pt、Pd、W、Mo、あるいは、これらの合金を用いてもよい。サーメットのセラミック粒子としては、例えば、ジルコニア、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、SDC(サマリアをドープしたセリア)、GDC(ガドリアをドープしたセリア)、アルミナ、シリカ、チタニアなどのセラミック材料を用いることができる。
なお、燃料極層11は、機械的強度を確保するための支持基体層と、表面の電気化学的活性を高めるための活性層に分けて考えてもよい。この場合、活性層は支持基体層とほぼ同様の材料から形成されるが、支持基体層よりも導電性が高くなっている。ただし、本実施形態においては、一体的な燃料極層11として区別せずに説明するものとする。
固体電解質層12は、イオン導電性を有する各種の固体電解質からなる。固体電解質層12の膜厚は、3〜20μmの範囲内とすることが望ましい。すなわち、固体電解質層12は、薄膜化の限界から3μmを下回る膜厚に形成するのは困難である一方、20μmを上回る膜圧に形成すると発電効率が劣化するためである。固体電解質層12の材料としては、YSZ、ScSZ、SDC、GDC、ペロブスカイト系酸化物等を用いることができる。なお、これらの材料を単一膜とする場合に加え、2種以上の材料からなる多層膜としてもよい。
バリア層13は、固体電解質層12と空気極層14との反応を防止するために、通常は固体電解質層12の焼成後に積層形成される。バリア層13の厚みは、例えば1〜20μm程度に形成することができる。バリア層13の材料としては、CeO及び希土類元素を主成分とする材料を用いることができる。
空気極層14は、酸素源となる支燃性ガスに接触し、単位セル10のカソードとして機能する。空気極層14の材料としては、例えば金属、金属の酸化物、金属の複合酸化物等を用いることができる。このうち、金属としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Ru等の金属又は2種以上の金属を含有する合金を挙げることができる。また、金属の酸化物としては、La、Sr、Ce、Co、Mn、Fe等の酸化物(例えば、La、SrO、Ce、Co、MnO、FeO等)を挙げることができる。また、金属の複合酸化物としては、La、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe、Mn等のうちの少なくとも1種を含有する各種の複合酸化物(例えば、La1−xSrCoO系複合酸化物、La1−xSrFeO系複合酸化物、La1−xSrCo1−yFe系複合酸化物、La1−xSrMnO系複合酸化物、Pr1−xBaCoO系複合酸化物、Sm1−xSrCoO系複合酸化物等)を挙げることができる。
次に、図1の単位セル10を複数個積層した固体酸化物形燃料電池スタックについて説明する。図2は、固体酸化物形燃料電池スタック20(以下、「スタック20」と呼ぶ)の模式的な断面構造を示している。図2の例では、上下方向に積層された3個の単位セル10によりスタック20が構成されている。なお、各単位セル10のうちの燃料極層11、固体電解質層12、空気極層14のみを示し、バリア層13については省略している。隣接する単位セル10の間には、インターコネクタ21が設けられている。インターコネクタ21は、導電性と耐熱性を有する金属材料として、例えばステンレス鋼、ニッケル基合金、クロム基合金等の耐熱合金を用いて形成される。
各々の単位セル10の燃料極層11の底面側には燃料極側集電体22が設けられ、各々の単位セル10の空気極層14の表面側には空気極側集電体23が設けられている。燃料極側集電体22は、例えばNi又はNi基合金等を用いて形成され、空気極側集電体23は、例えば金属及び導電性セラミックを用いて形成される。
各々のインターコネクタ21は、下方の単位セル10の空気極側集電体23と上方の単位セル10の燃料極側集電体22のそれぞれに接合されている。最下層の単位セル10の燃料極側集電体22は下方の底部材24に接合され、最上層の単位セル10の空気極側集電体23は上方の蓋部材25に接合されている。
一方、各単位セル10には隔離セパレータ26が設けられている。隔離セパレータ26の役割は、燃料ガスの流路27と空気の流路28とを隔離し、支燃性の酸素等を含む空気が燃料ガスと混合することを防止することにある。また、複数の単位セル10の周囲には、セラミック等の絶縁体からなる枠体29が形成されている。
次に、本実施形態の固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)の具体的な製造方法について、図面を参照しながら説明する。以下では、本発明を適用した3つの製造方法について順次説明する。
[第1の製造方法]
図3は、第1の製造方法の流れを示す工程フロー図である。まず、図3に示すように、例えば、NiO粉末60重量部とYSZ粉末40重量部との混合粉末100重量部に対して、造孔材と、ブチラール樹脂と、DOP等の可塑剤と、分散剤と、トルエン/エタノール混合溶剤とを加えてスラリーを調整し、ドクターブレード法により支持フィルム上に燃料極グリーンシートを作製する(ステップS11)。一方、例えば、YSZ粉末100重量部に対して、ブチラール樹脂と、DOP等の可塑剤と、分散剤と、トルエン/エタノール混合溶剤とを加えてスラリーを調整し、ドクターブレード法により支持フィルム上に固体電解質グリーンシートを作製する(ステップS12)。例えば、燃料極グリーンシートの厚さは例えば250μmとされ、固体電解質グリーンシートの厚さは例えば10μmとされる。
次いで、ステップS11で得られた燃料極グリーンシートと、ステップS12で得られた固体電解質グリーンシートとをそれぞれ切断し、切断後の燃料極グリーンシートと切断後の固体電解質グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、燃料極層11と固体電解質層12とが積層された第1積層体30(図4)を得る(ステップS13:第1積層工程)。図4の第1積層体30は、例えば、それぞれ150×150mmに切断した燃料極グリーンシート6枚及び固体電解質グリーンシート1枚により形成される。
次いで、方形の平面形状を有する第1積層体30に対し、例えば、金型を用いて打ち抜き加工を施すことにより、第1積層体30の4つの角部のうちの1つの角部C1が面取りされた形状とする(ステップS14:加工工程)。例えば、図5(A)は加工後の第1積層体30を上方から見た平面図であるが、第1積層体30の角部C1をC面取りした平面形状に加工することができる。つまり、角部C1における長さLの三角形部分が切り取られていることがわかる。また、図5(B)に示すように第1積層体30の角部C1をR面取りした平面形状に加工することができる。つまり、角部C1における丸め半径Rの円弧の外側部分が切り取られていることがわかる。このときの面取り量は、C面取りにおける距離L及びR面取りにおける丸め半径Rとも、1〜15mmの範囲内に設定することが好ましい。面取り量が1mmより小さいと角部C1の識別性が低下する一方、面取り量が15mmを超えるとバリア層13や空気極層14の領域を侵食する可能性があるためである。
なお、ステップS14の加工工程では、金型による打ち抜きには限られず、他の方法で第1積層体30を加工してもよい。例えば、機械加工による削り出しやレーザ加工により第1積層体30に面取り加工を施すことができる。また、ステップS14の加工工程では、図5に示したR面取り及びC面取りに限られず、角部C1の形状を他の3つの角部とは識別可能な多様な形状に加工することができる。
次いで、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS15)。例えば、第1積層体30を脱脂炉にて25℃で脱脂した後に1350℃で焼成して120×120mmのサイズの焼結体を得ることができる。
次いで、焼結後の第1積層体30に対して後述の第2積層工程を施すために、角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行う(ステップS16:位置合わせ工程)。例えば、図6の平面図に示すように、第2積層工程において用いる位置決め治具40の予め設定されたセット位置Pに、角部C1を位置基準として第1積層体30を位置合わせすればよい(図6の例では、角部C1がC面取りされている)。このとき、角部C1は他の3つの角部とは異なる形状であるため目視にて容易に識別可能であり、セット位置Pのコーナー部に角部C1が合致する状態で第1積層体30を位置決め治具40にセットすることができる。
次いで、ステップS16で位置合わせされた第1積層体30に対し、固体電解質層12の表面上にバリア層13を積層形成する(ステップS17:第2積層工程)。さらに、ステップS16と同様の手法で、角部C1を位置基準として再び第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS18:位置合わせ工程)、バリア層13の表面上に空気極層14を積層形成する(ステップS19:第2積層工程)。これにより、図1の単位セル10が得られる。例えば、バリア層13は厚さ5μmのGDC層により形成され、空気極層14は厚さ40μmのLSCF層により形成される。また、空気極層14は100×100mmのサイズに形成され、バリア層13は空気極層14とほぼ同サイズに形成することができる。
以上のように第1の製造方法では、第1積層体30を位置決め治具40にセットする際、常に同じ角部C1をセット位置Pに合致させた状態で位置合わせすることができる。第1積層体30は方形の平面形状を有するので、角部C1が他の3つの角部と同様の形状である場合は、第1積層体30を位置決め治具40にセットする際の方向性は一律にならない。これに対し、上記のように角部C1を識別可能にすれば、第1積層体30の方向性を一律にして位置決め治具40にセット可能となる。そのため、例えば焼成工程(ステップS15)における寸法や形状が上下と左右で異なったり変形していたとしても、その影響を考慮することなく高い精度の位置決めが可能となる。よって、空気極層14のサイズをバリア層13のサイズとほぼ同一にでき、発電面積を相対的に拡大することができる。また、第1積層体30のサイズに比べ、バリア層13及び空気極層14のマージンも小さくて済み、全体的に発電効率を高める(すなわち、単位セル10のサイズに対する発電面積を大きくする)ことができる。かかる効果は、以下に述べる第2及び第3の製造方法においても基本的に共通である。
[第2の製造方法]
図7は、第2の製造方法の流れを示す工程フロー図である。まず、図7に示すように、図3のステップS11〜S13と同様の手法によりステップS21〜S23の処理を行い、図4と同構造の第1積層体30を得る。一方、第2の製造方法では、ステップS23で得られた第1積層体30の加工に先立って焼成し、焼結体を得る(ステップS24)。その後、焼結後の第1積層体30に対し、例えば、機械加工による削り出しやレーザ加工により、第1積層体30の4つの角部のうち角部C1で面取りされた形状とする(ステップS25:加工工程)。このときの面取り形状や面取り加工の方法については、第1の製造方法にて述べたように多様な選択が可能である。
その後、加工後の第1積層体30に対し、図3のステップS16と同様の手法で、角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS26:位置合わせ工程)、続いて図3のステップS17と同様の手法で、固体電解質層12の表面上にバリア層13を積層形成する(ステップS27:第2積層工程)。同様に、角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS28:位置合わせ工程)、続いてバリア層13の表面上に空気極層14を積層形成する(ステップS29:第2積層工程)。これにより、図1の単位セル10が得られる。
[第3の製造方法]
図8は、第3の製造方法の流れを示す工程フロー図である。まず、図8に示すように、図3のステップS11、S12と同様の手法により燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートをそれぞれ作製する(ステップS31、S32)。次いで、ステップS31、S32で得られた燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートに対して、角部C1を含む形状の加工を行う(ステップS33)。このとき、例えば、金型を用いて打ち抜き加工を施すことにより、燃料極グリーンシート及び固体電解質グリーンシートのそれぞれを所定のサイズに切断すると同時に、例えば、固体電解質グリーンシートの切断形状の4つの角部のうち角部C1で面取りされた形状にする(ステップS33:加工工程)。この場合、固体電解質グリーンシートは、例えば、150×150mmの平面形状のうちの角部C1がR面取り又はC面取りされた形状を有する。
次いで、切断後の燃料極グリーンシートと切断後の固体電解質グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、燃料極層11と固体電解質層12とが積層された第1積層体30を得る(ステップS34:第1積層工程)。続いて、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS35)。この場合、第1及び第2の製造方法と異なるのは、第1積層体30が得られた時点で、既に角部C1の面取り加工が完了している点である。なお、ステップS34では、それぞれのグリーンシートにおける角部C1の位置が揃うように重ねた状態で一体化する必要がある。ここで、第3の製造方法では、第1積層体30の全ての層に角部C1の面取り加工を施してもよいが、第1積層体30の最上層(固体電解質層12)のみに角部C1の面取り加工を施してもよい。
その後、焼成後の第1積層体30に対し、図3のステップS16と同様の手法で、角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS36:位置合わせ工程)、続いて図3のステップS17と同様の手法で、固体電解質層12の表面上にバリア層13を積層形成する(ステップS37:第2積層工程)。同様に、角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS38:位置合わせ工程)、続いてバリア層13の表面上に空気極層14を積層形成する(ステップS39:第2積層工程)。これにより、図1の単位セル10が得られる。
[第4の製造方法]
図9は、第4の製造方法の流れを示す工程フロー図である。第1〜第3の製造方法では燃料極層11を支持基体層としていたが、第4の製造方法は固体電解質層12又は空気極層14のいずれかを支持基体層とするものである。図9に示すように、図3のステップS12と同様の手法により、支持フィルム上に固体電解質グリーンシートを作製する(ステップS41)。なお、第4の製造方法では、固体電解質層12と空気極層14との間にバリア層13を設けない例を説明する。次いで、支持フィルム上に空気極グリーンシートを作製する(ステップS42)。次いで、ステップS41、S42で得られた固体電解質グリーンシート及び空気極グリーンシートに対して、角部C1を含む形状の加工を行う(ステップS43)。このときの加工は、第3の製造方法のステップS33(図8)と同様の手法で行うことができる。
次いで、固体電解質グリーンシート及び空気極グリーンシートをそれぞれ切断し、切断後の固体電解質グリーンシートと切断後の空気極グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、固体電解質12と空気極層14とが積層された第1積層体30を得る(ステップS44:第1積層工程)。続いて、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS45)。その後、焼結後の第1積層体30に対し、図8のステップS36と同様の手法で、角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS46:位置合わせ工程)、続いて、ステップS46で位置合わせされた固体電解質層12の表面上に、燃料極層11を積層形成する(ステップS47)。なお、図9ではステップS46、S47のみを示しているが、例えば複数の層により燃料極層11を積層形成する場合は、ステップS46、S47の処理を繰り返し行うことにより、単位セル10が得られる。
[第5の製造方法]
図10は、第5の製造方法の流れを示す工程フロー図である。第5の製造方法は、第4の製造方法と同様、固体電解質層12又は空気極層14のいずれかを支持基体層とするものである。図10に示すように、図9のステップS42と同様の手法により、支持フィルム上に空気極グリーンシートを作製する(ステップS51)。次いで、図9のステップS41と同様の手法により、支持フィルム上に固体電解質グリーンシートを作製する(ステップS52)。なお、第5の製造方法では、第4の製造方法と同様、固体電解質層12と空気極層14との間にバリア層13を設けない例を説明する。
次いで、ステップS51で得られた空気極グリーンシートと、ステップS52で得られた固体電解質グリーンシートとをそれぞれ切断し、切断後の空気極グリーンシートと切断後の固体電解質グリーンシートとを重ねた状態でプレス成型により一体化し、空気極層14と固体電解質層12とが積層された第1積層体30を得る(ステップS53:第1積層工程)。なお、ステップS53における各グリーンシートの枚数は、支持基体層となる側の十分な厚さが確保できるように定められる。
次いで、第1積層体30に対し、図3のステップS14と同様の手法により、第1積層体30の4つの角部のうちの角部C1に加工を施す(ステップS54:加工工程)。次いで、加工後の第1積層体30を焼成して焼結体を得る(ステップS55)。その後、図9のステップS46、47と同様の手法で、焼結後の第1積層体30に対して角部C1を位置基準として第1積層体30の位置合わせを行い(ステップS56:位置合わせ工程)、続いて、ステップS56で位置合わせされた固体電解質層12の表面上に、燃料極層11を積層形成する(ステップS57)。なお、第4の製造方法と同様、複数の層により燃料極層11を積層形成する場合は、ステップS56、S57の処理を繰り返し行うことにより、単位セル10が得られる。
[変形例]
以上のように、第1〜第5の製造方法に基づき本実施形態の単位セルの製造方法について説明したが、本実施形態の単位セルを製造するに際しては、これらに限られることなく、多様な変形例を適用することができる。
第1〜第5の製造方法では、燃料極層11と固体電解質層12とを積層形成した第1積層体30、あるいは空気極層14と固体電解質層12とを積層形成した第1積層体30を用いているが、異なる層の組合せにより第1積層体30を構成してもよい。また、第1〜第5の製造方法では、第1積層体30の角部C1に主に面取り加工を施す場合を説明したが、角部C1への加工は面取り加工には限られない。例えば、第1積層体30の角部C1の近傍において、識別可能な貫通孔や切り欠きを設けてもよい。さらには、角部C1には加工を施さず、他の3つの角部に識別可能な加工を施してもよい。すなわち、角部C1を基準としたときの第1積層体30の表面の視覚的態様が、他の角部を基準としたときのそれと識別可能である限り、本実施形態で述べた効果を奏するものである。
また、第1〜第5の製造方法では、単位セル10を製造する場合に本発明が適用されるが、複数の単位セル10を積層したスタック20に対しても本発明の適用は可能である。この場合、スタック20の各単位セル10に対応して積層されるインターコネクタ21や隔離セパレータ26をろう付けする際に、角部C1を位置基準として高精度の位置合わせを行うことができる。
以上、本実施形態に基づき本発明の内容を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態の内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で多様な変更を施すことができる。例えば、単位セル10やスタック20の構造、形状、材料、形成方法等については、本発明の作用効果を得られる限り、適宜に変更することができる。
10…固体酸化物形燃料電池セル(単位セル)
11…燃料極層
12…固体電解質層
13…バリア層
14…空気極層
20…固体酸化物形燃料電池スタック(スタック)
21…インターコネクタ
22…燃料極側集電体
23…空気極側集電体
24…底部材
25…蓋部材
26…隔離セパレータ
27、28…流路
29…枠体
30…第1積層体
40…位置決め治具

Claims (16)

  1. 少なくとも燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とが積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池であって、
    前記単位セルの各層は方形の平面形状を有し、前記単位セルの各層のうちの少なくとも所定層は、表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状に形成されていることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記第1の角部は、面取りされた形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記第1の角部の面取り形状は、R面取り形状又はC面取り形状であることを特徴とする請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記第1の角部の面取り量は、1mmから15mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記所定層は、前記固体電解質層であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 前記単位セルにおいて、前記固体電解質層と前記空気極層との間にバリア層が積層形成されていることを請求項1から5のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記所定層の下層側の複数の層は、前記第1の角部を含む前記4つの角部が前記所定層と同一の形状及び配置で形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  8. 少なくとも燃料極層と、固体電解質層と、空気極層とが積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池であって、
    前記単位セルの各層は方形の平面形状を有し、前記単位セルのうちの少なくとも所定層は、表面の4つの角部のうちの第1の角部を基準としたときの前記表面の視覚的態様が他の3つの角部を基準としたときの前記表面の視覚的態様のそれぞれと識別可能であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  9. 方形の平面形状を有する複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    少なくとも燃料極層と固体電解質層とを含む第1積層体を積層形成する第1積層工程と、
    前記第1積層体の表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状となるように加工を施す加工工程と、
    前記加工が施された前記第1積層体を、前記第1の角部を位置基準として、予め設定された位置に位置合わせする位置合わせ工程と、
    前記位置合わせされた前記第1積層体の表面側に、少なくとも空気極層を積層形成する第2積層工程と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  10. 前記加工工程後に前記第1積層体を焼成する焼成工程を、さらに有することを特徴とする請求項9に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  11. 前記第2積層工程では、前記固体電解質層の表面側にバリア層を積層形成した後、当該バリア層の表面側に前記空気極層を積層形成することを特徴とする請求項9又は10に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  12. 前記加工工程では、打ち抜き加工により前記第1積層体が加工されることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  13. 前記加工工程では、レーザ加工により前記第1積層体が加工されることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  14. 方形の平面形状を有する複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    固体電解質層を形成する固体電解質層形成工程と、
    燃料極層を形成する燃料極層形成工程と、
    形成された前記固体電解質層及び前記燃料極層それぞれの表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状となるように加工を施す加工工程と、
    前記第1の角部が揃うように、前記加工が施された前記固体電解質層及び前記燃料極層を積層して第1積層体を積層形成する第1積層工程と、
    前記積層された第1積層体を、前記第1の角部を位置基準として、予め設定された位置に位置合わせする位置合わせ工程と、
    前記位置合わせされた前記第1積層体の表面側に、少なくとも空気極層を積層形成する第2積層工程と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  15. 方形の平面形状を有する複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    固体電解質層を形成する固体電解質層形成工程と、
    空気極層を形成する空気極層形成工程と、
    形成された前記固体電解質層及び前記空気極層それぞれの表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状となるように加工を施す加工工程と、
    前記第1の角部が揃うように、前記加工が施された前記固体電解質層及び前記空気極層を積層して第1積層体を積層形成する第1積層工程と、
    前記積層された第1積層体を、前記第1の角部を位置基準として、予め設定された位置に位置合わせする位置合わせ工程と、
    前記位置合わせされた前記第1積層体の表面側に、少なくとも燃料極層を積層形成する第2積層工程と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  16. 方形の平面形状を有する複数の層が積層された単位セルを含む固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    少なくとも空気極層と固体電解質層とを含む第1積層体を積層形成する第1積層工程と、
    前記第1積層体の表面の4つの角部のうちの第1の角部が他の3つの角部のそれぞれと識別可能な形状となるように加工を施す加工工程と、
    前記加工が施された前記第1積層体を、前記第1の角部を位置基準として、予め設定された位置に位置合わせする位置合わせ工程と、
    前記位置合わせされた前記第1積層体の表面側に、少なくとも燃料極層を積層形成する第2積層工程と、
    を有することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
JP2010130562A 2010-06-07 2010-06-07 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5734582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010130562A JP5734582B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010130562A JP5734582B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011258358A true JP2011258358A (ja) 2011-12-22
JP5734582B2 JP5734582B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=45474328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010130562A Expired - Fee Related JP5734582B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5734582B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013157179A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池
JP2017084456A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 本田技研工業株式会社 燃料電池

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354626A (en) * 1991-02-22 1994-10-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Distributor for a solid oxide fuel cell and manufacturing process thereof
JPH06338335A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Fuji Electric Co Ltd 固体高分子電解質型燃料電池
JPH0859351A (ja) * 1994-08-11 1996-03-05 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 粉体の焼結方法
JPH09134734A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 燃料電池の組立方法
JPH11154525A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池とその製造方法
JP2002367662A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Toyota Motor Corp 燃料電池および接合体並びにセパレータ
JP2003197250A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Fuji Electric Co Ltd 横置型積層燃料電池
JP2003331851A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子電解質型燃料電池
JP2005296746A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Toyota Motor Corp 水素分離膜モジュール,水素分離膜型燃料電池、および、それらの製造方法
JP2006004678A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Ngk Spark Plug Co Ltd 固体電解質形燃料電池
JP2006179221A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池及び燃料電池の製造方法
JP2007329018A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固体酸化物形燃料電池用絶縁部品及び固体酸化物形燃料電池
JP2008108468A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池用膜、膜電極接合体及び燃料電池
JP2008270143A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池スタック及びその製造方法
JP2009272291A (ja) * 2008-02-08 2009-11-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固体酸化物形燃料電池
JP2010080201A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Toyota Motor Corp 燃料電池の製造方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354626A (en) * 1991-02-22 1994-10-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Distributor for a solid oxide fuel cell and manufacturing process thereof
JPH06338335A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Fuji Electric Co Ltd 固体高分子電解質型燃料電池
JPH0859351A (ja) * 1994-08-11 1996-03-05 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 粉体の焼結方法
JPH09134734A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 燃料電池の組立方法
JPH11154525A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池とその製造方法
JP2002367662A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Toyota Motor Corp 燃料電池および接合体並びにセパレータ
JP2003197250A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Fuji Electric Co Ltd 横置型積層燃料電池
JP2003331851A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子電解質型燃料電池
JP2005296746A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Toyota Motor Corp 水素分離膜モジュール,水素分離膜型燃料電池、および、それらの製造方法
JP2006004678A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Ngk Spark Plug Co Ltd 固体電解質形燃料電池
JP2006179221A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池及び燃料電池の製造方法
JP2007329018A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固体酸化物形燃料電池用絶縁部品及び固体酸化物形燃料電池
JP2008108468A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池用膜、膜電極接合体及び燃料電池
JP2008270143A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Samsung Sdi Co Ltd 燃料電池スタック及びその製造方法
JP2009272291A (ja) * 2008-02-08 2009-11-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固体酸化物形燃料電池
JP2010080201A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Toyota Motor Corp 燃料電池の製造方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014010403; 池田宏之助: 入門ビジュアルテクノロジー 燃料電池のすべて 初版, 2001, p.67 *
JPN6014010404; 燃料電池の開発と材料 , 2002, p.229, 株式会社 シーエムシー出版 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013157179A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池
JP2017084456A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 本田技研工業株式会社 燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP5734582B2 (ja) 2015-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6392688B2 (ja) 燃料電池スタック
KR101405477B1 (ko) 금속지지체형 고체산화물 연료전지용 셀의 제조방법 및 금속지지체형 고체산화물 연료전지용 셀
JP2012230875A (ja) 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法
KR20110112389A (ko) 기본단위 전지들의 스택을 포함하는 고온 전해조 또는 고온 연료전지의 제조방법
JP6185316B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル及びその製造方法、燃料電池スタック
JP5079991B2 (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
JP5686190B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池用接合材、固体酸化物形燃料電池の製造方法、固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法、固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池モジュール
JP5955719B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池用成形体の製造方法
US11909076B2 (en) Compliant contact material for fuel cells and method of making thereof
JP5367941B2 (ja) コネクタ及び固体酸化物形燃料電池
JP4420139B2 (ja) 固体電解質形燃料電池とその製造方法
JP5734582B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法
JP5650443B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法
JP7245036B2 (ja) 燃料電池スタックおよびその製造方法
KR101439668B1 (ko) 고체산화물 연료전지 및 이의 제조방법
JP5727915B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池、固体酸化物形燃料電池セル本体、及び固体酸化物形燃料電池の製造方法
JP2012009232A (ja) 固体酸化物形燃料電池セルの製造方法、固体酸化物形燃料電池セル及び固体酸化物形燃料電池
JP7330689B2 (ja) 燃料電池および燃料電池スタック
JP5326330B2 (ja) 固体電解質形燃料電池とその製造方法
JP2016058382A (ja) 燃料電池単セル及びその製造方法、燃料電池スタック
JP5502365B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池用ハーフセル、固体酸化物形燃料電池および固体酸化物形燃料電池用ハーフセルの製造方法
JP2020021646A (ja) メタルサポートセルの支持構造
KR20150077489A (ko) 금속지지체형 고체산화물 연료전지용 셀 및 그 제조방법
JP2014007127A (ja) 固体酸化物形燃料電池用単セルの製造方法、固体酸化物形燃料電池用単セルおよび固体酸化物形燃料電池
JP5727429B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5734582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees