JP2020021646A - メタルサポートセルの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスのシール機能を確保しつつ電解質層の破損を抑制することのできるメタルサポートセルの支持構造を提供する。【解決手段】メタルサポートセル10の支持構造は、電解質層40をアノード層50を介して金属支持層60に固着したメタルサポートセルと、メタルサポートセルの周囲を囲曉する金属フレーム70と、を有する。電解質層は、面方向に沿う圧縮残留応力を有する。また、金属フレームは、電解質層に焼結結合される。そして、金属フレームの線膨張率は、金属支持層の線膨張率と同程度である。【選択図】図6

Description

本発明は、メタルサポートセルの支持構造に関する。
従来から、機械的強度、急速起動性等に優れるメタルサポートセル(MSC:Metal−Supported Cell)が固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell。以下、単に「SOFC」という。)に適用されている。
メタルサポートセルは、電解質層、電極層、および金属支持層を積層して構成される。脆弱なセラミックから形成された電解質層は、製造時や運転時にかかる応力によって破損しやすいという問題があった。また、SOFCでは、電極層の燃料極(アノード層)と酸化剤極(カソード層)とのそれぞれにアノードガスとカソードガスとを分配する必要があり、これらのガスが混合しないようなシール性が求められる。
例えば、下記特許文献1には、プレス加工によって緻密化したメタルサポートセルの外周を金属フレームに溶接して、メタルサポートセルを保持するとともにガスのシール性を確保したメタルサポートセルの支持構造が開示されている。
欧州特許第1278259号明細書
しかしながら、上記特許文献1のメタルサポートセルの支持構造では、起動による昇温と停止による冷却を繰り返す運転時において熱膨張や冷却収縮による熱応力によって電解質層や溶接部が破損する可能性がある。
本発明の目的は、ガスのシール機能を確保しつつ電解質層の破損を抑制することのできるメタルサポートセルの支持構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明のメタルサポートセルの支持構造は、電解質層を電極層を介して金属支持層に固着したメタルサポートセルと、前記メタルサポートセルの周囲を囲曉する金属フレームと、を有する。前記電解質層は、面方向に沿う圧縮残留応力を有する。また、前記金属フレームは、前記電解質層に焼結結合される。そして、前記金属フレームの線膨張率は、前記金属支持層の線膨張率と同程度である。
本発明に係るメタルサポートセルによれば、製造時だけでなく温度変化が大きい運転時においてもガスのシール機能を確保しつつ電解質層の破損を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックを示す分解斜視図である。 図1に示すセルユニットの分解斜視図である。 図2に示すメタルサポートセルアッセンブリーを示す分解斜視図である。 図2のA−A線に沿うメタルサポートセルアッセンブリーを示す部分断面図である。 図1に示す燃料電池スタックの端部を拡大して示す部分断面図である。 図4に示すメタルサポートセルの支持構造の各層の内部応力を説明するための部分断面図である。 本発明の実施形態に係るメタルサポートセルアッセンブリーの製造方法を説明するための概略図である。 メタルサポートセルアッセンブリーの焼結中および焼結後の各層の内部応力状態を説明するための部分断面図である。 変形例1に係るメタルサポートセルアッセンブリーの各層の内部応力を説明するための部分断面図である。 変形例2に係る燃料電池スタックの端部を拡大して示す部分断面図である。 変形例2に係るメタルサポートセルアッセンブリーの各層の内部応力を説明するための部分断面図である。 変形例2に係るメタルサポートセルアッセンブリーの焼結中および焼結後の各層の内部応力を説明するための部分断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係るメタルサポートセル(MSC)10について説明する。本実施形態のメタルサポートセル10は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)に用いられる。
以下の説明の便宜のため、XYZ直交座標系を図中に示す。X軸およびY軸は水平方向、Z軸は上下方向にそれぞれ平行な軸を示す。
図1は、本実施形態に係る燃料電池スタック1を示す分解斜視図である。燃料電池スタック1は、複数のセルユニット1Uを上下方向に積層して構成される。以下、図中にZ軸で示す燃料電池スタック1の上下方向を「積層方向」とも称する。また、セルユニット1Uを構成する各層の面方向は、XY面方向に相当する。
(セルユニット1U)
図2は、セルユニット1Uの分解斜視図である。図2に示すように、セルユニット1Uは、メタルサポートセルアッセンブリー1A、ガスの流路を区画形成する流路部121を備えるセパレータ120、および集電補助層130を積層して構成される。なお、メタルサポートセルアッセンブリー1Aと集電補助層130との間に両者を導通接触させる接点材を配置してもよいし、集電補助層130を省く構造としてもよい。
図3は、メタルサポートセルアッセンブリー1Aの分解斜視図であり、図4は、メタルサポートセルアッセンブリー1Aの部分断面図である。図3および図4に示すように、メタルサポートセルアッセンブリー1Aは、メタルサポートセル10と、メタルサポートセル10の周囲を囲曉して保持する金属フレーム70と、を有する。
(メタルサポートセル10)
図4に示すように、メタルサポートセル10は、カソード層30、電解質層40、アノード層50および金属支持層60を積層して構成される。以下、カソード層30およびアノード層50を総称して電極層30、50と称することもある。
電極層30、50および電解質層40は、電解質電極接合体20を構成する。電解質層40は、アノード層50を介して金属支持層60に固着されている。金属支持層60は、電解質電極接合体20を支持する。メタルサポートセル10は、電解質支持型セルや電極支持型セルに比べて機械的強度、急速起動性等に優れるためSOFCに好適に使用することができる。
金属フレーム70は、電解質層40に焼結結合される。焼結結合は、面接合であるため、点接合の溶接に比べて接合強度が高くなる。また、金属フレーム70および電解質層40は、緻密でありガス遮蔽性を有する。このため、金属フレーム70および電解質層40を接合することによって、ガスのシール機能を確保できる。本実施形態とは異なり、金属フレーム70をガス透過性を備える多孔質の金属支持層60と接合する場合、ガスのシール機能を確保するために別途シール材を設ける必要があるため製造コストが増大してしまう。これに対して本実施形態では、金属フレーム70と電解質層40とを接合することによって、別途シール材を設けることなくシール機能を確保できるため、製造コストを削減することができる。
(電解質電極接合体20)
図3〜図5に示すように、電解質電極接合体20は、電解質層40の一方の面にカソード層30、他方の面にアノード層50を積層して構成される。
(カソード層30)
カソード層30は、酸化剤極であって、カソードガス(例えば空気に含まれる酸素)と電子を反応させて、酸素分子を酸化物イオンに変換する。カソード層30は、酸化雰囲気に耐性を有し、カソードガスを透過させるガス透過性および電気(電子およびイオン)伝導度が高い。さらに、カソード層30は、酸素分子を酸素イオンに変換する触媒機能を有する。
カソード層30の形成材料は、例えば、ランタン、ストロンチウム、マンガン、コバルト等からなる酸化物が挙げられる。
(電解質層40)
電解質層40は、アノードガスとカソードガスを分離する機能を有する。電解質層40は、カソード層30からアノード層50に向かって酸化物イオンを通過させつつ、ガスと電子を通過させない。酸素イオンが発電の伝導体である場合には、電解質層40は、酸素イオンの伝導性が高い材料から形成されることが好ましい。
電解質層40は、アノードガスやカソードガスを遮蔽し、高いイオン伝導性を発現するために、緻密に構成される。電解質層40の緻密度は、ガス遮蔽性を有する限りにおいて特に限定されないが、90%以上あることが好ましく、96%以上であることがより好ましく、98%以上であることが特に好ましい。
電解質層40の形成材料は、特に限定されないが、例えば、希土類酸化物(例えば、Y、Sc、Gd、Sm、Yb、Nd等から選択される1種または2種以上)をドープした安定化ジルコニア、セリア系固溶体、ペロブスカイト型酸化物(例えば、SrCeO、BaCeO、CaZrO、SrZrO等)等の固体酸化物セラミックなどが挙げられる。
(アノード層50)
アノード層50は、燃料極であって、アノードガス(例えば水素)と酸化物イオンを反応させて、アノードガスの酸化物を生成するとともに電子を取り出す。アノード層50は、還元雰囲気に耐性を有し、アノードガスを透過させるガス透過性および電気(電子およびイオン)伝導度が高い。さらに、アノード層50は、アノードガスを酸化物イオンと反応させる触媒機能を有する。アノード層50の形成材料としては、例えば、NiやFe等の金属や、該金属と上記電解質層40の形成材料として挙げたセラミックとのサーメットなどが挙げられる。
アノード層50は、複数の空孔が形成された多孔体である。アノード層50内の空孔には、触媒が含浸される。アノード層50の触媒としては、例えば、NiやCu等の金属触媒を用いることができる。
(金属支持層60)
金属支持層60は、図3および図4に示すように、電解質電極接合体20をアノード層50の側から支持するものである。金属支持層60によって電解質電極接合体20を支持することにより、電解質電極接合体20の機械的強度を向上させて破損を抑制することができる。
金属支持層60は、ガス透過性および電子伝導性を有する多孔質の金属から形成される。金属支持層60を形成する材料としては、高酸化性および高耐熱性を備える金属材料であれば特に限定されないが、例えば、フェライト系ステンレス鋼が挙げられる。フェライト系ステンレス鋼としては、SUS410、SUS420、SUS430、SUS440等のSUS400系が挙げられる。特に、Crofer(登録商標)22合金(ThyssenKrupp・VDM社製)、ZMG(登録商標)232G10(日立金属株式会社製)、ITM(Plansee社製)、SanergyHT(Sandvik社製)などが好適に用いられる。
(金属フレーム70)
金属フレーム70は、図3および図4に示すように、メタルサポートセル10を周囲から保持するものである。図3に示すように、金属フレーム70は、開口部70Hを有する。金属フレーム70の開口部70Hには、メタルサポートセル10が配置される。メタルサポートセル10の電解質層40は、金属フレーム70の開口部70Hの内縁に焼結結合により面接合される。
金属フレーム70は、ガスを透過させない緻密な金属材料から形成される。金属フレーム70の緻密度は、ガス遮蔽性を有する限りにおいて特に限定されないが、90%以上あることが好ましく、96%以上であることがより好ましく、98%以上であることが特に好ましい。
金属フレーム70は、図3に示すように、アノードガスが流通するアノードガス流入口70aおよびアノードガス流出口70bと、カソードガスが流通するカソードガス流入口70cおよびカソードガス流出口70dと、を有している。
(セパレータ120)
図2に示すように、セパレータ120の流路部121は、凹凸形状が一方向(Y方向)に延在するように略直線状に形成されている。従って、流路部121に沿って流れるガスの流れ方向は、Y方向となる。
図2に示すように、セパレータ120は、アノードガスが流通するアノードガス流入口125aおよびアノードガス流出口125bと、カソードガスが流通するカソードガス流入口125cおよびカソードガス流出口125dと、を有している。
(集電補助層130)
集電補助層130は、ガスを通す空間を形成しつつ面圧を均等にして、メタルサポートセル10とセパレータ120との電気的な接触を補助する。集電補助層130は、例えば、金網状のエキスパンドメタル等によって形成することができる。
[メタルサポートセル10の各層の線膨張率]
室温(約15℃〜30℃)から製造時の焼成温度(約1000℃〜1400℃)の温度領域において、線膨張率(CTE)は、セラミック材料からなる電解質層40よりも金属材料からなる金属支持層60および金属フレーム70の方が大きい。
例えば、金属支持層60の構成材料の一例である多孔質のフェライト系ステンレス鋼の線膨張率は、温度600℃で約10.6[10−6−1]である。金属フレーム70の構成材料の一例である緻密なフェライト系ステンレス鋼の線膨張率は、温度600℃で約10.9[10−6−1]である。一方、電解質層40の構成材料の一例であるイットリア安定化ジルコニア(YSZ)の線膨張率は、温度600℃で約9.8[10−6−1]である。
このように金属支持層60および金属フレーム70の線膨張率が電解質層40の線膨張率よりも高いため、後述する製造工程の焼成工程において焼結後の冷却収縮量の差を利用して電解質層40に圧縮残留応力を付与することができる。
また、金属フレーム70は、金属支持層60と同程度の線膨張率を有するように形成されている。これにより、製造時や運転時の温度変化によって生じる金属支持層60と金属フレーム70との膨張収縮量の差が小さくなる。このため、金属支持層60と金属フレーム70との膨張収縮量の差によって電解質層40に発生する曲げ応力が小さくなるため、電解質層40の損傷を抑制することができる。なお、金属支持層60および金属フレーム70が「同程度の線膨張率を有する」とは、線膨張率が完全に一致する場合に限定されず、製造時や運転時に電解質層40が損傷しない程度に線膨張率が異なっていてもよい。
金属フレーム70を形成する金属材料としては、金属支持層60と同様の材料を用いることができる。なお、金属フレーム70の形成材料は、金属支持層60と同程度の線膨張率を有する限りにおいて金属支持層60と同一の材料に限定されず、金属支持層60と異なる材料を用いてもよい。
[金属支持層60および金属フレーム70の曲げ剛性]
金属フレーム70は、金属支持層60と同程度の曲げ剛性を有するように形成されている。曲げ剛性は、ヤング率Eと断面形状から定まる断面2次モーメントIとの積EIである。曲げ剛性EIは、曲りの程度を表わす曲率1/ρ(中立面の曲率半径ρの逆数)に反比例するため、1/ρ=M/EI(Mは曲げモーメント)となる。従って、曲げモーメントは、M=(1/ρ)×EIとなる。
ここで、電解質層40が金属フレーム70から付与される曲げモーメントをM=(1/ρ)×EI、電解質層40が金属フレーム70から付与される曲げモーメントをM=(1/ρ)×EIとする。金属フレーム70が金属支持層60と同程度の曲げ剛性を有する場合、EI≒EIなので、M≒Mとなる。従って、金属支持層60側の曲げモーメントMと金属フレーム70側のMとがほぼ相殺される。このため、電解質層40と金属フレーム70との接合部および電解質層40に掛かる曲げ応力をより小さくすることができる。これにより、接合部および電解質層40の破損を抑制してガスのシール機能を確保することができる。なお、金属支持層60および金属フレーム70が「同程度の曲げ剛性を有する」とは、曲げ剛性が完全に一致する場合に限定されず、製造時や運転時に電解質層40が損傷しない程度に曲げ剛性が異なっていてもよい。
[メタルサポートセル10と金属フレーム70との接合]
図5は、燃料電池スタック1の端部を拡大して示す部分断面図である。図5の破線で囲んだ部分に示すように、電解質層40、アノード層50、金属支持層60および金属フレーム70は、焼結接合によって一体化されている。なお、図5の左側は、発電反応に寄与するアクティブエリアを示し、左側はフレーム領域(端部)を示す。
仮に、メタルサポートセル10の外周を金属フレーム70に溶接接合した場合、溶接時の熱エネルギーによって電解質層40が破損する可能性がある。また、溶接は、点や線で接合するため接合部の深さや幅(一般的に約0.1mm程度)が非常に小さく、接合強度が不十分である。このため、溶接部が破断して金属フレーム70からメタルサポートセル10が外れ、ガスシール機能が失われる可能性がある。また、組み付け後のメタルサポートセル10の外周部がセパレータ120などの周辺部品に拘束された状態において、運転時の温度変化によって周辺部品が膨張収縮することによって、電解質層40が応力を受けて破損する可能性がある。
これに対して、本実施形態に係るメタルサポートセル10の支持構造によれば、メタルサポートセル10と金属フレーム70とを焼結結合で接合している。焼結結合は、平坦な面同士を接合するため、点や線で接合する溶接接合に比べて接合面積が増加する。これにより、燃料電池スタック1の組み付け時および運転時の昇温時に接合部に掛かる力が分散するため十分な接合強度を確保できる。さらに、緻密な金属フレーム70を緻密な電解質層40に対して接合して固定するため、ガスのシール機能を確保することができる。
[メタルサポートセル10の各層の内部応力]
図6は、図4に示すメタルサポートセルアッセンブリーA1の各層の内部応力を説明するための部分断面図である。メタルサポートセル10は、後述する製造方法によって各層が内部応力を有するように形成される。なお、本明細書において、「内部応力」とは、圧縮残留応力および引張残留応力を含み、外力に関係なく材料自体が各層の内部に保有または発生している応力のことを意味する。
図6に示すように、電解質層40およびアノード層50は、XY面方向に沿う圧縮残留応力を有する。金属支持層60および金属フレーム70は、XY面方向に沿う引張残留応力を有する。電解質層40およびアノード層50を構成する脆性なセラミック材料は引張応力に弱く圧縮応力に強いという特性がある。上記のように電解質層40およびアノード層50(セラミックス層)が圧縮残留応力を有するように形成することによって、セラミックス層(特に、電解質層40)にクラックが生じることを抑制することができる。
一方で、金属支持層60は、延性特性を有するため、引張応力に強い。圧縮残留応力に対する反力を引張応力に強い金属支持層60が受け持つ構造とすることによって、メタルサポートセル10の強度をさらに高めることができる。
さらに、メタルサポートセル10の応力分布は、電解質層40およびアノード層50においてXY面方向に沿う圧縮残留応力、金属支持層60および金属フレーム70においてXY面方向に沿う引張残留応力のシンメトリー応力分布となっているため、メタルサポートセル10の内部応力が相殺される。これにより、メタルサポートセル10に生じる曲げモーメントによる反りを抑制し、電解質層40の破損をさらに抑制することができる。
[メタルサポートセルアッセンブリー1Aの製造方法]
次に、メタルサポートセルアッセンブリー1Aの製造方法について説明する。図7は、本実施形態に係るメタルサポートセルアッセンブリー1Aの製造方法を説明するための概略図である。
(スラリー調製工程)
まず、スラリー調製工程では、スラリー原料を混合して電解質層用スラリー、アノード層用スラリー、金属支持層用スラリーおよび金属フレーム層用スラリーを調製する。スラリー原料の混合には、公知の攪拌装置を適宜選択して使用することができる。
電解質層用スラリーは、セラミックを主成分とし、溶媒、焼結助剤およびバインダを含むスラリー原料を混合して形成される。
アノード層用スラリーは、電極材料を主成分とし、溶媒、焼結助剤およびバインダを含むスラリー原料を混合して形成される。
金属支持層用スラリーは、金属を主成分とし、溶媒、焼結助剤およびバインダを含むスラリー原料を混合して形成される。
金属フレーム用スラリーは、金属を主成分とし、溶媒、焼結助剤およびバインダを含むスラリー原料を混合して形成される。
スラリー用の溶媒としては、例えば、溶媒としては、特に制限されないが、水、および/または、メタノール、エタノール、1−プロパノール(NPA)、2−プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのアルコール系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)などのケトン系溶媒、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒、Nメチル−2ピロリドン(NMP)など有機溶媒が挙げられる。これら溶媒は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。溶媒の使用量は、スラリーをシート状に成形する際において、その粘度が成形に適したものとなるように調整することが好ましい。
スラリーに添加するバインダは、公知の有機バインダを適宜選択して使用することができる。有機バインダとしては、例えば、エチレン系共重合体、スチレン系共重合体、アクリレート系共重合体、メタクリレート系共重合体、ビニルブチラール系樹脂、ビニルアセタール系樹脂、ビニルホルマール系樹脂、ビニルアルコール系樹脂、エチルセルロースなどのセルロース類が挙げられる。
なお、各スラリーには、必要に応じて可塑剤や分散剤などを添加してもよい。
(塗工工程)
次に、塗工工程では、ナイフコート、ドクターブレードなどの塗工装置を用いたテープキャスト法などのシート成形法を用いて上記スラリー調製工程で調製した各スラリーをシート状に成形する。得られたシート状のスラリーを、乾燥後、必要に応じて加熱処理することによって電解質層用シート、アノード層用シート、金属支持層用シートおよび金属フレーム用シートを得ることができる。電解質層用シート、アノード層用シート、金属支持層用シートおよび金属フレーム用シートは、一般的にグリーンシートと呼ばれる。
(貼り合わせ工程)
次に、貼り合わせ工程では、電解質層用シート、アノード層用シートおよび金属支持層用シートを貼り合わせて、電解質層40、アノード層50および金属支持層60を積層したハーフセルを形成する。
金属フレーム用シートは、中央が開口した枠状にトリムする。成形した金属フレーム70を上記で貼り合わせたハーフセルの電解質層40側に積層して積層体を形成する。
(焼成工程)
焼成工程では、上記積層体を脱脂して、還元雰囲気で共焼成する。焼成温度は、例えば、1000℃〜1400℃とすることができる。
(冷却工程)
冷却工程では、上記積層体を冷却する。冷却は、室温(15℃〜30℃)に放置して自然冷却させる。なお、冷却工程では、酸化防止のために還元雰囲気中で冷却してもよいし、大気中で冷却してもよい。
図8は、メタルサポートセルアッセンブリー1Aの焼結中および焼結後の各層の内部応力状態を説明するための部分断面図である。図8に示すように、焼成工程の焼結中において上記積層体は高温状態にある。このとき、各層には内部応力が発生していない。焼結後、冷却すると上記積層体の各層は収縮する。ここで、金属部材である金属支持層60および金属フレーム70の方が、電解質層40およびアノード層50よりも線膨張率が大きいため、冷却後の収縮率も大きい。従って、金属支持層60および金属フレーム70の方が電解質層40よりも収縮量が大きくなるため、焼結後に収縮量の差によって金属部材に挟まれた電解質層40には、圧縮残留応力が付与される。一方で、金属支持層60および金属フレーム70には、電解質層40の圧縮残留応力の反力として引張残留応力が付与される。これにより、図6に示す内部応力が各層に形成される。
(触媒含浸)
再び図7を参照して、冷却工程の後、アノード層50に金属支持層60側から触媒を含浸させてか焼する。その後、電解質層40の表面にPVD(物理蒸着)によってバリア層を形成する。最後に、カソード材料を溶媒中に分散したペーストをバリア層上に塗工して焼成する。これにより、電解質層40の表面にバリア層を介してカソード層30が形成されて、メタルサポートセルアッセンブリー1Aが得られる。ここで、バリア層は、製造過程においてカソード層30を焼成する際や運転中に、電解質層40とカソード層30とが反応して高抵抗物質層を形成することを抑制する。これにより、バリア層は、高抵抗物質層の形成による発電性能の低下を抑制する。なお、電解質層40とカソード層30との間にバリア層を形成する構成に限定されず、電解質層40の表面に直接にカソード層30を形成してもよい。
次に、本実施形態に係る作用効果について説明する。
本実施形態に係るメタルサポートセル10の支持構造は、電解質層40をアノード層50(電極層に相当)を介して金属支持層60に固着したメタルサポートセル10と、メタルサポートセル10の周囲を囲曉する金属フレーム70と、を有する。電解質層は、面方向に沿う圧縮残留応力を有する。金属フレーム70は、電解質層40に焼結結合される。金属フレーム70の線膨張率は、金属支持層60の線膨張率と同程度である。
上記メタルサポートセル10の支持構造によれば、電解質層40が面方向に沿う圧縮残留応力を有するため、燃料電池スタック1の組み付け時および運転時に掛かる引張応力によって電解質層40が損傷することを抑制することができる。また、メタルサポートセル10と金属フレーム70とを焼結結合で接合しているため、溶接接合に比べて接合面積が増加する。これにより、燃料電池スタック1の組み付け時および運転時の昇温時に接合部に掛かる力が分散して十分な接合強度を確保できる。さらに、緻密な金属フレーム70を緻密な電解質層40に対して接合して固定するため、ガスのシール機能を確保することができる。また、焼結温度は、運転時に昇温する温度に比べて非常に高温であるため、焼結により付与した電解質層40の圧縮残留応力を維持することができる。また、金属フレーム70の線膨張率が金属支持層60の線膨張率と同程度であるため、電解質層40にかかる曲げ応力を抑制することができる。以上の作用により、製造時だけでなく温度変化が大きい運転時においてもガスのシール機能を確保しつつ電解質層40の破損を抑制することができる。
また、金属フレーム70および金属支持層60は、電解質層40よりも線膨張率が大きい材料で形成される。これにより、焼結後の冷却工程において、金属フレーム70および金属支持層60の収縮量が電解質層40よりも大きくなる。線膨張率が相対的に小さい電解質層40の両側に金属フレーム70および金属支持層60を配置することによって、冷却工程における収縮量の差によって電解質層40に対して圧縮残留応力を付与することができる。
また、金属フレーム70は、金属支持層60と同程度の曲げ剛性を有する。電解質層40の両側に配置される金属支持層60および金属フレーム70の曲げ剛性を同程度にすることによって、金属支持層60側と金属フレーム70側とで、曲げモーメントが相殺される。このため、電解質層40と金属フレーム70との接合部および電解質層40に掛かる曲げ応力をより小さくすることができる。その結果、接合部および電解質層40の破損をより確実に抑制してガスのシール機能を確保することができる。
[メタルサポートセルの支持構造の変形例]
次に、メタルサポートセルの支持構造の変形例について説明する。以下の変形例1および変形例2では、本発明に含まれる複数の形態の一例を説明するが、本発明は、前述した実施形態および後述する変形例に限定されるものではない。なお、前述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
<変形例1>
図9は、変形例1に係るメタルサポートセルを示す断面図である。変形例1に係るメタルサポートセルは、金属支持層260および金属フレーム270がそれぞれ2層構造を有する点で前述した実施形態と異なる。
図9に示すように、本変形例に係る金属支持層260は、第1金属支持層261と、アノード層50に隣接して配置される第2金属支持層262と、から構成される。同様に、金属フレーム270は、第1金属フレーム271と、電解質層40に隣接して配置される第2金属フレーム272と、から構成される。
金属フレーム270および金属支持層260の2層のうち、電解質層40から遠い層である第1金属支持層261および第1金属フレーム271は、圧縮残留応力を有し、電解質層40から近い層である第2金属支持層262および第2金属フレーム272は、引張残留応力を有する。金属フレーム270と金属支持層それぞれが2層で引張応力および圧縮応力を釣り合わせることにより、金属フレーム270および金属支持層260の曲げモーメントをより小さくできる。このため、金属フレーム270と電解質層40との接合部、およびアノード層50と金属支持層260との接合部にかかる応力を前述した実施形態の構造よりも小さくすることができる。その結果、製造時だけでなく温度変化が大きい運転時においてもガスのシール機能を確保しつつ電解質層40の破損をより一層確実に抑制することができる。
第1金属支持層261の線膨張率は、第2金属支持層262よりも低く、電解質層40よりも高く構成されている。また、第1金属フレーム271の線膨張率は、第2金属フレーム272よりも低く、電解質層40よりも高く構成されている。これにより、焼結後の冷却工程において、第2金属支持層262の収縮量は、第1金属支持層261および電解質層40よりも大きくなる。同様に、第2金属フレーム272の収縮量は、第1金属フレーム271および電解質層40よりも大きくなる。従って、第1金属支持層261、第1金属フレーム271および電解質層40に圧縮残留応力を付与することができる。さらに、第1金属支持層261および第1金属フレーム271の線膨張率は、電解質層40よりも高いため、電解質層40に付与される圧縮残留応力が最も大きくなる。これにより、電解質層40の損傷をより確実に抑制することができる。
なお、本変形例において第1金属支持層261の線膨張率は、第1金属フレーム271の線膨張率と同程度に構成されている。また、第2金属支持層262の線膨張率は、第2金属フレーム272の線膨張率と同程度に構成されている。従って、マクロで視ると金属フレーム270の線膨張率は、金属支持層260の線膨張率と同程度である。金属フレーム270および金属支持層260内の2層の線膨張率を調整する方法は、特に限定されないが、形成材料や厚みを異ならせる方法などが考えられる。
<変形例2>
図10〜図12を参照して変形例2に係るメタルサポートセルの支持構造について説明する。図10は、変形例2に係る燃料電池スタックの端部を拡大して示す部分断面図である。なお、図10の左側は、発電反応に寄与するアクティブエリアを示し、左側はフレーム領域(端部)を示す。図11は、変形例2に係るメタルサポートセルアッセンブリーの各層の内部応力を説明するための部分断面図である。図12は、変形例2に係るメタルサポートセルアッセンブリーの焼結中および焼結後の各層の内部応力を説明するための部分断面図である。
変形例2に係るメタルサポートセルの支持構造は、金属フレーム370がメタルサポートセルの電解質層40側および金属支持層60側の両側に配置される点で前述した実施形態とは異なる。図10に示すように、金属フレーム370は、メタルサポートセル10の電解質層40側に配置される第1金属フレーム371と、金属支持層60側に配置される第2金属フレーム372と、を有する。
図11に示すように、電解質層40およびアノード層50は、XY面方向に沿う圧縮残留応力を有する。金属支持層60および金属フレーム370は、XY面方向に沿う引張残留応力を有する。
図12に示すように、変形例2に係るメタルサポートセルアッセンブリーの製造方法の焼成工程において、電解質電極接合体20、金属支持層60および金属フレーム370の積層体を共焼成する。金属部材である金属支持層60および金属フレーム370の方が、電解質層40およびアノード層50よりも線膨張率が大きいため、冷却後の収縮率も大きい。従って、金属部材である金属支持層60および金属フレーム370の方が電解質層40よりも収縮量が大きくなるため、収縮量の差によって金属部材に挟まれた電解質層40には、焼結後に圧縮残留応力が付与される。金属支持層60および金属フレーム370には、電解質層40の圧縮残留応力の反力として引張残留応力が付与される。これにより、図11に示す内部応力が各層に形成される。
上記のように本変形例では、金属フレーム370は、メタルサポートセル10の電解質層40側および金属支持層60側の両側に配置される。これにより、金属フレーム370とメタルサポートセル10との接合面積は、前述した実施形態のようにメタルサポートセル10の片側のみに金属フレーム70を接合した構造に比べて約2倍に増加する。その結果、組み付け時や昇温時に接合部に掛かる力がさらに分散して、接合強度を向上させて接合部の破損をより一層抑制することができる。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係るメタルサポートセルの支持構造を説明したが、本発明は実施形態および変形例において説明した内容のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、電解質層に圧縮残留応力を発生させる方法は、線膨張率を調整する方法に限定されない。例えば、焼成工程における焼成硬化のタイミングを調整する方法などによって圧縮残留応力を電解質層に付与してもよい。
また、アノード層とカソード層の積層の配置を入れ替えてもよい。この場合、カソード層は、前述した実施形態および変形例のアノード層と同様の構成を備えることができる。
1 燃料電池スタック、
1U セルユニット、
1A メタルサポートセルアッセンブリー、
10 メタルサポートセル、
20 電解質電極接合体、
30 カソード層(電極層)、
40 電解質層、
50 アノード層(電極層)、
60、260 金属支持層、
261 第1金属支持層、
262 第2金属支持層、
70、270、370 金属フレーム、
271、371 第1金属フレーム、
272、372 第2金属フレーム、
120 セパレータ、
130 集電補助層。

Claims (5)

  1. 電解質層を電極層を介して金属支持層に固着したメタルサポートセルと、
    前記メタルサポートセルの周囲を囲曉する金属フレームと、を有し、
    前記電解質層は、面方向に沿う圧縮残留応力を有し、
    前記金属フレームは、前記電解質層に焼結結合され、
    前記金属フレームの線膨張率は、前記金属支持層の線膨張率と同程度である、メタルサポートセルの支持構造。
  2. 前記金属フレームおよび前記金属支持層は、前記電解質層よりも線膨張率が大きい材料で形成される、請求項1に記載のメタルサポートセルの支持構造。
  3. 前記金属フレームは、前記金属支持層と同程度の曲げ剛性を有する、請求項1または請求項2に記載のメタルサポートセルの支持構造。
  4. 前記金属フレームおよび前記金属支持層は、それぞれ2層構造を有し、
    前記金属フレームおよび前記金属支持層の2層のうち、
    前記電解質層から遠い層は、圧縮残留応力を有し、
    前記電解質層から近い層は、引張残留応力を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のメタルサポートセルの支持構造。
  5. 前記金属フレームは、前記メタルサポートセルの前記電解質層側および前記金属支持層側の両側に配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のメタルサポートセルの支持構造。
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