JP2011255863A - 車両用追突警告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも簡易な構成で、接近した後方車両に対して警告をすることができる車両用追突警告装置を提供すること。
【解決手段】車両用追突警告装置1は、太陽電池10、制御部20、駆動部30及び発光部40を備える。太陽電池10は、後方車両から発せられたライト光を受光できるように、自車両の最後尾に後方に向いて設置される。制御部20は、太陽電池10での発電量信号に基づいて現在夜間か昼間かを判断する。制御部20は、夜間である場合には、発電量の時間変化である発電変化量に基づいて、後方車両が接近しているか否かを判断する。接近している場合には、制御部20は、駆動部30に、発光部40の発光を指示する発光指示信号を出力する。駆動部30は、発光指示信号を受けた場合には、ヘッドライト光で太陽電池10が発電した電力によって、発光部40を発光させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、後方車両に追突されるのを防止するために、後方車両が接近した際に後方車両に対して警告をする車両用追突警告装置に関する。
従来、後方車両に追突されるのを防止するために、後方車両が接近した際に後方車両に対して警告をする車両用追突警告装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、特許文献1では、自車両に、後方車両との車間距離を計測する距離センサを設け、その距離センサによって後方車両との車間距離が狭いと判断した場合に、警告音を発する警告装置が開示されている。
また、例えば、特許文献2では、視認性が悪くなる夜間における後方車両の追突を防止するために、後方車両が接近した場合に後方車両に向けて光を発するLEDを備えた警告装置が開示されている。この特許文献2の警告装置では、後方車両のヘッドライト光を検知する受光素子を備える。そして、その受光素子が後方車両のヘッドライト光を検知したか否かによって、後方車両が接近しているか否かを判断している。また、特許文献2の警告装置では、当該警告装置に電力を供給するための太陽電池を備える。そして、その太陽電池の発電量に基づいて昼間か夜間かが区別され、昼間である場合には、警告する必要がないとして、太陽電池で発電された電力が二次電池に充電される。また、夜間である場合には、二次電池に充電された電力によって、当該警告装置が駆動される。
特開2001−239856号公報 特開平7−257273号公報
しかしながら、従来の車両用追突警告装置では、後方車両の接近を検出するための距離センサや受光素子等のセンサを設ける必要があるので、構成が複雑になるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来よりも簡易な構成で、接近した後方車両に対して警告をすることができる車両用追突警告装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用追突警告装置は、自車両に設けられ、自車両の後方に向けて発光する発光部と、
自車両の、後方車両から発せられたライト光を受光できる位置に設けられ、受けた光によって発電する太陽電池と、
その太陽電池が発電した発電量に基づいて、自車両に後方車両が接近しているか否かを判断する接近判断手段と、
その接近判断手段が、後方車両が接近していると判断した場合に、前記発光部の発光を指示する発光指示信号を出力する信号出力手段と、
その信号出力手段から出力された前記発光指示信号を受信するとともに、前記発光指示信号を受信したことに基づいて、前記太陽電池が発電した電力によって前記発光部を発光させる駆動手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、太陽電池が、後方車両から発せられたライト光を受光できる位置に設けられるので、夜間にて後方車両からのライト光を受光することで発電することができる。そして、接近判断手段が、その太陽電池が発電した発電量に基づいて、自車両に後方車両が接近しているか否かを判断しており、後方車両の接近を検出するためのセンサを設ける必要がないので、構成を簡易にすることができる。そして、接近判断手段が、後方車両が接近していると判断した場合には、信号出力手段が発光部の発光を指示する発光指示信号を出力し、駆動手段が、その発光指示信号を受信したことに基づいて、発光部を駆動させるので、後方車両に向けて発光させることができる。よって、その後方車両に対して、注意を促すことができる。さらに、駆動手段は、太陽電池が発電した電力、つまり、後方車両のライト光で発電された電力によって駆動されるので、その太陽電池とは別系統の電力消費を抑えることができる。
また、本発明において、前記太陽電池が発電した発電量に基づいて、現在夜間か昼間かを判断する昼夜判断手段を備え、
その昼夜判断手段が現在昼間と判断した場合には、前記発光部の発光を行わないとしてもよい。
これによれば、昼間においては、後方車両は自車両を容易に視認することができ、警告を行う必要は少ないと考えられるところ、昼夜判断手段が現在昼間と判断した場合には発光部の発光を行わないので、不必要な警告を防止できる。
また、本発明において、前記太陽電池が発電した発電量の時間変化を示した発電変化量を算出する変化量算出手段を備え、
前記接近判断手段は、前記変化量算出手段が算出した前記発電変化量に基づいて、自車両に後方車両が接近しているか否かを判断することを特徴とする。
これによれば、変化量算出手段が、太陽電池が発電した発電量の時間変化を示した発電変化量を算出する。その発電変化量は、後方車両が自車両にどの程度の速さで接近しているかの指標とすることができる。つまり、後方車両が速い速度で自車両に接近している場合には、太陽電池の受光量の時間変化が大きくなるので、発電変化量が大きくなる。一方、例えば、駐車時、信号待ち時等、自車両、後方車両の両方が停車しているときには、仮に発電量が大きくてもその発電変化量は小さくなる。このような場合には警告する必要がない。そして、接近判断手段が、その発電変化量に基づいて、自車両に後方車両が接近しているか否かを判断するので、警告する必要がある接近か否かを正確に判断することができる。
また、本発明において、前記接近判断手段が、後方車両が接近していると判断した場合に、前記発光部を発光させたときの発光パターンであって前記発電変化量に応じて異なる発光パターンを決定する発光パターン決定手段を備え、
前記信号出力手段は、前記発光指示信号として、前記発光パターン決定手段が決定した前記発光パターンでの発光を指示する信号を出力し、
前記駆動手段は、前記発光パターンでの発光を指示する前記発光指示信号に基づいて、前記発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする。
これによれば、発光パターン決定手段が、発電変化量に応じた異なる発光パターンを決定し、信号出力手段及び駆動手段が、その決定された発光パターンで発光部を発光させるので、後方車両に対して、どの程度自車両に接近しているのかを判断させやすくできる。
この場合、前記発光パターン決定手段は、前記発光パターンとして、前記発電変化量が大きい程発光したときの光量が大きくなる発光パターンを決定する。
これによれば、発光パターン決定手段が、発電変化量が大きい程発光したときの光量が大きくなる発光パターンを決定するので、後方車両が自車両に接近するほど発光部を明るく発光させることができる。よって、後方車両に対して、自車両に接近するほど大きな注意を促すことができる。
また、前記発光パターン決定手段は、前記発光パターンとして、前記発電変化量が大きい程発光周期が短くなるように点滅する発光パターンを決定するとしてもよい。
これによれば、発光パターン決定手段が、発電変化量が大きい程発光周期が短くなる点滅の発光パターンを決定するので、後方車両が自車両に接近するほど短い周期で発光部を点滅させることができる。よって、後方車両に対して、自車両に接近するほど大きな注意を促すことができる。
また、本発明において、前記駆動手段が前記発光部を発光させない間において、前記太陽電池で発電された電力を充電するバッテリを備え、
前記駆動手段は、前記太陽電池が発電した電力に加え、前記バッテリに充電された充電電力によって前記発光部を発光させるとしてもよい。
これによれば、駆動手段が発光部を発光させない間においては、昼間の太陽等によって発電された電力をバッテリに充電しておくことができる。そして、そのバッテリに充電された充電電力によっても、駆動手段が駆動されるので、後方車両からのライト光が仮に弱い場合であっても、駆動手段が駆動されて発光部を発光させることができる。
車両用追突警告装置1の構成を示したブロック図である。 自車両100及び後方車両200の外観を示した図である。 太陽電池10における、受光量と発電量Pとの関係を例示した図である。 制御部20が実行する処理を示したフローチャートである。 夜間と昼間とにおける太陽電池10の発電量の違いを説明する図である。 車両接近時(同図(a))、通常時(同図(b))における発電量Pの時間変化を例示したライン81、82を示した図である。 接近時における発電変化量ΔP1と通常時における発電変化量ΔP2とを棒グラフ状に示した図である。 発電変化量ΔPと光量S又は発光周期Tとの関係を例示したライン71を示した図である。 変形例に係る車両用追突警告装置2の構成を示したブロック図である。
以下、本発明に係る車両用追突警告装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る車両用追突警告装置1の構成を示したブロック図である。車両用追突警告装置1は、自車両に設けられるものであり、図1に示すように、太陽電池10、制御部20、駆動部30及び発光部40を備えている。太陽電池10は、パネル状の、太陽光などの光によって発電するものであり、後方車両がヘッドライトを点灯させた際にそのヘッドライト光を受光できる位置に設けられる。
ここで、図2は、太陽電池10の具体的な設置位置を説明する図であり、自車両100及び後方車両200の外観を示している。図2に示すように、自車両100は、例えば、自車両100後尾に車室と分離した形で設けられたトランク部110を有するセダンタイプの乗用車とされる。そして、太陽電池10は、そのトランク部110の後部側面111、つまり自車両100の最後尾に設けられる。その後部側面111は自車両100の後方に向いているので、その後部側面111に設けられたパネル状の太陽電池10も自車両100の後方に向くことになる。また、一般的には、乗用車の後部側面(図2では後部側面111)の高さと乗用車のヘッドライトの高さとは同程度とされているので、図2に示すように、後部側面111に設けられた太陽電池10は、後方車両200から発せられたヘッドライト光L1を、ほぼ正面から効率的に受光できるものとされる。もちろん、太陽電池10は、ヘッドライト光L1だけでなく、昼間においては、太陽光L2(太陽光の反射光も含む)も受光できる。
なお、自車両がセダンタイプの乗用車でない場合、例えばワンボックスカーであっても同様に、自車両の後部側面に太陽電池を設けることで、後方車両のヘッドライト光を効率的に受光できる。
また、太陽電池10は、受光量に応じた電力を発生させるものとされる。ここで、図3は、太陽電池10における、受光量と発電量Pとの関係を例示した図である。この図3に示すように、太陽電池10においては、受光量が多くなるほど発電量Pが大きくなる。
本発明では、後方車両200からのヘッドライト光L1で太陽電池10が発電した電力で、発光部40を発光させるとしており、そのために、太陽電池10として、発光部40を発光させることができる程度の電力を発電できる能力を有する太陽電池が採用される。例えば、一定の発電能力を有する太陽電池を複数用いることにより、所望の発電能力を有する太陽電池を構成することができる。例えば、15cm×7.5cmの太陽電池があったとして、それを36個並べることで、面積(15cm×7.5cm×36個)=0.450mの太陽電池を構成することができる。そして、その太陽電池における、昼間の太陽光による発電能力が、太陽光の光量が多い夏場では80W、太陽光の光量が少ない冬場では40Wとし、ヘッドライトの消費電力が例えば66Wとすると、その太陽電池によって、ヘッドライト並の電力を賄うことができる。よって、発光部40を発光させる電力も賄うことができると考えられる。
図1の説明に戻り、太陽電池10での発電量を示した発電量信号は、制御部20に入力されるようになっている。その制御部20は、CPU、ROM、RAM等のコンピュータや入力された発電量信号を必要に応じた信号(後述する発電変化量)に変換する回路から構成される。そして、そのコンピュータ(制御部20)は、入力された発電量信号に基づいて、後方車両200に対して警告する必要があるかについての処理を実行する。そして、警告する必要があると判断した場合には、発光部40の発光を指示する発光指示信号を駆動部30に出力するものである。なお、その発光指示信号は、発光部40の発光パターン(光量、発光周期)も指示する信号とされる。なお、制御部20が実行する処理については、後に詳細に説明する。
駆動部30は、制御部20から出力された発光指示信号を受信するとともに、発光指示信号を受信した場合に、発光部40を発光させるための駆動信号を生成する駆動回路として構成されたものである。具体的には、駆動部30は、発光指示信号で指示される発光パターン(光量、発光周期)に応じた駆動信号を生成し、例えば、大きな光量の発光パターンを指示された場合には、値(電圧値、電流値、ディーティ比等)が大きな駆動信号を生成する。また、例えば、短い発光周期の発光パターンを指示された場合には、駆動部30は、周期が短い駆動信号を生成する。また、本実施形態では、太陽電池10が発電した電力は駆動部30に入力されるようになっていて、駆動部30は、その太陽電池10からの電力によって自身が駆動される。なお、駆動部30が本発明の「駆動手段」に相当する。
発光部40は、駆動部30からの駆動信号を受けて発光するものであり、例えばLEDとされる。その発光部40は、自車両100の後方に向けて発光する位置に設けられる。具体的には、図2に示すように、発光部40は、自車両100のリアウィンドウ部120に設けられ、より詳細には、リアウィンドウ部120の4隅に設けられる。よって、発光部40から発光された光は、自車両100の後方に向かうので、後方車両200に対して、発光部40が発光されたことを容易に把握させることができる。なお、発光部40の設置位置は図2に限られるものではなく、後方車両200が発光部40の発光を把握できる位置であればどの位置に設置してもよく、例えば、図2のトランク部110の後部側面111に設置してもよい。もちろん、発光部40の個数も4つに限られるものではない。
次に、制御部20が実行する処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、この図4のフローチャートの処理は、例えばエンジン始動によって開始され、その後、一定間隔で繰り返し実行される。
先ず、ステップS11では、太陽電池10からの発電量信号に基づいて、現在が夜間であるか昼間であるかを判断する。具体的には、夜間と昼間とにおける太陽電池10の発電量の違いに着目して、その判断をする。ここで、図5は、夜間と昼間とにおける太陽電池10の発電量の違いを説明する図であり、具体的には、図5(a)は、夜間における太陽電池10の発電量を、通常時、車両接近時のそれぞれについて、棒グラフ状に表した図であり、図5(b)は、昼間における太陽電池10の発電量を、通常時、車両接近時のそれぞれについて、棒グラフ状に表した図である。なお、図5(a)と図5(b)の縦軸(発電量Pの軸)は同じ尺度である。
図5(a)、(b)に示すように、夜間においては太陽が出ていないので、夜間の発電量P1、P2は、昼間の発電量P3、P4に比べて小さい。なお、夜間の車両接近時においては、後方車両200からのヘッドライト光L1の光量が多くなるので、車両接近時の発電量P2は、通常時の発電量P1に比べて大きくなる。この場合であっても、車両接近時の発電量P2は、昼間の発電量P3、P4よりも小さいと考えられる。よって、図5に示すように、夜間の発電量P1、P2と昼間の発電量P3、P4の間に、昼夜を区分するライン91を引くことができる。なお、昼間においては、ヘッドライトを点灯しないと考えられるので、通常時と車両接近時とで発電量P3、P4が同じとされる(図5(b)参照)。
ステップS11では、現在の発電量Pが、図5のライン91で示される発電量の閾値Pthより小さいか否かを判断することで、昼夜を判断する。ここで、発電量Pが閾値Pthより大きい場合には(S11:NO)、昼間であるとして、図4のフローチャートの処理を終了する。この場合、警告は行われないことになる。これは、昼間であれば、後方車両200は、自車両100を容易に視認できるので、特に発光で警告する必要性が薄いからである。一方、発電量Pが閾値Pthより小さい場合には(S11:YES)、夜間であるとして、ステップS12以下の処理を実行する。なお、ステップS11を実行する制御部20が本発明に「昼夜判断手段」に相当する。
ステップS12では、発電量Pの時間変化を示した発電変化量ΔPを算出する。ここで、図6は、発電変化量ΔPの考え方を説明するための図であり、具体的には、図6(a)は、車両接近時における発電量Pの時間変化を例示したライン81を示しており、図6(b)は、通常時における発電量Pの時間変化を例示したライン82を示している。後方車両200が自車両100に徐々に接近する場合には、太陽電池10に受光される受光量が後方車両200の接近に伴って徐々に多くなっていくので、太陽電池10での発電量Pは時間の経過とともに徐々に大きくなっていく(図6(a)参照)。これに対し、後方車両200が、自車両100と一定の距離を保って走行している場合、自車両100から徐々に離れていく場合、信号待ちや駐車時のように自車両100、後方車両200ともに停車している場合などの通常時においては、発電量Pの時間変化は小さくなる(図6(b)参照)。つまり、図6(a)の接近時のライン81は、図6(b)の通常時のライン82よりも傾きが大きい。
そして、ステップS12では、発電量Pの時間変化のラインの、現時点における傾きを発電変化量ΔPとして算出する。図6の例で言えば、ライン81(接近時の場合)又はライン82(通常時の場合)の現時点における傾きを算出することになる。ここで、図7は、接近時における発電変化量ΔP1と通常時における発電変化量ΔP2とを棒グラフ状に示した図である。図6で説明したように、接近時のライン81のほうが通常時のライン82よりも傾きが大きいので、接近時における発電変化量ΔP1は、通常時における発電変化量ΔP2よりも大きくなる(図7参照)。よって、図7に示すように、接近時における発電変化量ΔP1と通常時における発電変化量ΔP2の間に、接近か否かを区分するライン92を引くことができる。なお、ステップS12を実行する制御部20が本発明の「変化量算出手段」に相当する。
そして、ステップS13では、ステップS12で算出した発電変化量ΔPが、図7のライン92で示される発電変化量の閾値ΔPthより大きいか否かを判断する。小さい場合には(S13:NO)、通常時であるとして、図4のフローチャートを終了する。この場合、警告は行われないことになる。これによって、自車両100と一定の距離を保って走行している場合、自車両100から徐々に離れていく場合、信号待ちや駐車時のように自車両100、後方車両200ともに停車している場合に、不必要に警告がなされることを防止できる。なお、ステップS13を実行する制御部20が本発明の「接近判断手段」に相当する。
ステップS13において、発電変化量ΔPが閾値ΔPthより大きい場合には(S13:YES)、後方車両200が接近しているとして、ステップS14以下に進んで、その後方車両200に対して警告を行う。先ず、ステップS14において、発光部40を発光させたときの発光パターンを決定する。具体的には、発光パターンとして、発電変化量ΔPが大きい程発光したときの光量S(明るさ)が大きくなる発光パターンを決定する。また、発光パターンとして、発電変化量ΔPが大きい程発光周期Tが短くなるように点滅する発光パターンを決定してもよい。なお、光量S、発光周期Tの両方を変える発光パターンを決定してもよい。
ここで、図8は、発光パターンの具体的な決定方法を説明するための図であり、具体的には、発電変化量ΔPと光量Sとの関係を示したライン71及び発発電変化量ΔPと発光周期Tとの関係を例示したライン72を示している。図8に示すように、光量Sのライン71は、発電変化量ΔPが大きくなるにつれて比例して光量Sが大きくなるラインとされる。これに対し、発光周期Tのライン72は、発電変化量ΔPが大きくなるにつれて比例して発光周期Tが小さくなるラインとされる。なお、発電変化量ΔPがステップS13における閾値ΔPthより小さい場合には(S13:NO)、発光パターンを決定する必要がないので、図8では、閾値ΔPth以上の範囲におけるライン71、72を示している。この図8の関係によれば、発電変化量ΔPが大きいほど、つまり、後方車両200が急接近するほど、大きな光量S又は短い発光周期Tの発光パターンが決定されることになる。そして、図8のような発電変化量ΔPと光量S又は発光周期Tとの関係が予めROM等に記憶され、ステップS14では、その記憶された関係を参照することで、現在の発電変化量ΔPに応じた発光パターンを決定する。例えば、発電変化量ΔPがΔP1の場合には、図8に示すように、その発電変化量ΔP1に対応する光量S1又は発光周期T1を決定する。なお、ステップS14を実行する制御部20が本発明の「発光パターン決定手段」に相当する。
次いで、ステップS15では、決定した発光パターンでの発光部40の発光を指示する発光指示信号を駆動部30に出力する。駆動部30は、その発光指示信号を受信して、その発光指示信号で指示される発光パターンに応じた駆動信号を生成する。この際、上述したように、駆動部30は、太陽電池10が発電した電力、すなわち、後方車両200からのヘッドライト光L1で発電した電力によって、駆動信号を生成する。そして、その駆動信号に基づいて、発光部40を発光させる。その結果、発光部40は、後方車両200の接近度合いに応じて異なる発光パターンで発光されることになり、具体的には、後方車両200が急接近するほど、明るく発光され、又は短い間隔で点滅される。よって、後方車両200に対して、急接近するほど注意を促すようにすることができる。そして、ステップS15の処理の後、図4のフローチャートの処理を終了する。なお、ステップS15を実行する制御部20が本発明の「信号出力手段」に相当する。
以上説明したように、本実施形態の車両用追突警告装置1によれば、(1)昼夜の判断のためのセンサ、(2)後方車両200の接近の判断のためのセンサ、(3)駆動部30の電力用の発電機、の3つの機能を太陽電池10で実現しているので、従来よりも構成を簡易にすることができる。
(変形例)
次に、本発明の車両用追突警告装置の変形例について説明する。上記実施形態では、駆動部30の電力を太陽電池10のみで確保していた。これは、上述したように、複数の太陽電池を用いることで、ヘッドライトを駆動する電力程度は確保できると考えたためである。しかし、後方車両200からのヘッドライト光L1が弱かったりするなどで、そのヘッドライト光L1からでは十分な電力を確保できない場合もあり得る。そこで、図9のように車両用追突警告装置を構成してもよい。図9は、変形例に係る車両用追突警告装置2の構成を示したブロック図である。なお、図1の車両用追突警告装置1と変更がない部品に同一符号を付している。
図9に示すように、車両用追突警告装置2は、図1の構成に加え、サブバッテリ50を備えている。このサブバッテリ50は、自車両100の主電源とされるメインバッテリ(図示外)とは別のバッテリとされる。また、サブバッテリ50は、太陽電池10と接続されて、太陽電池10で発電された電力が充電されるようになっている。さらに、サブバッテリ50は、駆動部30に接続されており、サブバッテリ50の充電電力が駆動部30に供給されるようになっている。これにより、例えば、昼間に太陽電池10で発電した電力を、サブバッテリ50に充電しておくことができる。そして、夜間に駆動部30を駆動する際には、後方車両200のヘッドライト光L1で発電した電力に加え、サブバッテリ50の充電電力によって、駆動部30を駆動することができる。よって、後方車両200のヘッドライト光L1が弱い場合であっても、発光部40を発光させることができる。
なお、本発明に係る車両用追突警告装置は、上記実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で変形することができる。例えば、上記実施形態では、発電変化量ΔPに基づいて、後方車両が接近しているか否かを判断していたが、単純に、後方車両と自車両との距離で接近したか否かを判断するのであれば、発電量Pに基づいてその判断をしてもよい。すなわち、図5(a)に示すように、通常時の発電量P1に比べて、車両接近時の発電量P2のほうが大きいので、それら発電量P1、P2の間で閾値を設けることにより、通常時か車両接近時かを判断することができる。
また、上記実施形態では、発光部40の発光パターンとして、光量S、発光周期Tを異ならせていたが、これに限られるものではなく、例えば、発光色を異ならせてもよい。この場合、例えば、発光色の異なる複数の発光部を設け、後方車両の接近度合いに応じて、発光させる発光部を変えるようにする。
1、2 車両用追突警告装置
10 太陽電池
20 制御部
30 駆動部
40 発光部
50 サブバッテリ
100 自車両
111 後部側面
200 後方車両
L1 ヘッドライト光

Claims (7)

  1. 自車両に設けられ、自車両の後方に向けて発光する発光部と、
    自車両の、後方車両から発せられたライト光を受光できる位置に設けられ、受けた光によって発電する太陽電池と、
    その太陽電池が発電した発電量に基づいて、自車両に後方車両が接近しているか否かを判断する接近判断手段と、
    その接近判断手段が、後方車両が接近していると判断した場合に、前記発光部の発光を指示する発光指示信号を出力する信号出力手段と、
    その信号出力手段から出力された前記発光指示信号を受信するとともに、前記発光指示信号を受信したことに基づいて、前記太陽電池が発電した電力によって前記発光部を発光させる駆動手段と、を備えることを特徴とする車両用追突警告装置。
  2. 前記太陽電池が発電した発電量に基づいて、現在夜間か昼間かを判断する昼夜判断手段を備え、
    その昼夜判断手段が現在昼間と判断した場合には、前記発光部の発光を行わないことを特徴とする請求項1に記載の車両用追突警告装置。
  3. 前記太陽電池が発電した発電量の時間変化を示した発電変化量を算出する変化量算出手段を備え、
    前記接近判断手段は、前記変化量算出手段が算出した前記発電変化量に基づいて、自車両に後方車両が接近しているか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用追突警告装置。
  4. 前記接近判断手段が、後方車両が接近していると判断した場合に、前記発光部を発光させたときの発光パターンであって前記発電変化量に応じて異なる発光パターンを決定する発光パターン決定手段を備え、
    前記信号出力手段は、前記発光指示信号として、前記発光パターン決定手段が決定した前記発光パターンでの発光を指示する信号を出力し、
    前記駆動手段は、前記発光パターンでの発光を指示する前記発光指示信号に基づいて、前記発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする請求項3に記載の車両用追突警告装置。
  5. 前記発光パターン決定手段は、前記発光パターンとして、前記発電変化量が大きい程発光したときの光量が大きくなる発光パターンを決定することを特徴とする請求項4に記載の車両用追突警告装置。
  6. 前記発光パターン決定手段は、前記発光パターンとして、前記発電変化量が大きい程発光周期が短くなるように点滅する発光パターンを決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用追突警告装置。
  7. 前記駆動手段が前記発光部を発光させない間において、前記太陽電池で発電された電力を充電するバッテリを備え、
    前記駆動手段は、前記太陽電池が発電した電力に加え、前記バッテリに充電された充電電力によって前記発光部を発光させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用追突警告装置。
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