JP2011255715A - 盗難警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の要求に応じた不正行為を的確に検出し、警報情報の通知を適切に行う上で有利な盗難警報装置を提供する。
【解決手段】不正行為検出手段42の検出状態の通常検出状態から強化検出状態への切り替えを要求する警戒レベル強化要求を受け付けたときに、切り替え条件が成立したと判定すると、不正行為検出手段42の検出状態を切り替える。不正行為検出手段42が不正行為を検出したときに車載側通信手段25からキーレスリモコン10に警報情報を通知する。不正行為検出手段42を通常検出状態とした場合には、車室内への人の侵入といった明らかな不正行為のみに対して警報をキーレスリモコン10に通知し、窓が叩かれた程度では警報情報の通知を抑制する。不正行為検出手段42を強化検出状態とした場合には、窓が叩かれた程度であっても的確に警報をキーレスリモコン10に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に対する不正行為が検出されたことを使用者が携帯する携帯機に通知する盗難警報装置に関する。
車両に対して加えられる不正行為を検出するセンサを設け、該センサの検出信号に基づいて車両のクラクションを鳴らしたり、ライトを点灯させて警報を発生する盗難警報装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、このような不正行為が検出されると、無線通信を介して車両の使用者が携帯する携帯機に警報情報を通知することで、車両から離れた場所に所在する使用者に不正行為を知らせる盗難警報装置も知られている。
特開2002−12129号公報
ところで、不正行為を検出するセンサが例えば車室への人の侵入を検出する超音波センサの場合、車両の窓が軽く叩かれたり、あるいは、花火などの大きな音響が発生して窓が衝撃あるいは振動を受けると車室内の空気にゆらぎが発生するため、これを検出した超音波センサが検出信号を出力することがある。
そのため、携帯機に誤った警報情報を通知してしまうことがある。
したがって、このような場合は、車室内への人の侵入などの明らかな不正行為のみに対して警報情報の通知を行い、窓が叩かれたり、大きな音響が発生した程度では警報情報の通知を抑制することが求められる。
一方、盗難のおそれが多い場所や時間帯では、例え軽微な不正行為であっても的確に警報情報の通知を行うことが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、使用者の要求に応じた不正行為を的確に検出し、警報情報の通知を適切に行う上で有利な盗難警報装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両に対する不正行為が検出されると車両の使用者が所持する携帯機に対して無線通信により警報情報を通知する盗難警報装置であって、車室内への人の侵入を不正行為として検出する通常検出状態と、前記車室内への人の侵入と外部から前記車両に対して加えられる衝撃との双方を不正行為として検出する強化検出状態とに選択的に切り替えられる不正行為検出手段と、無線通信により前記携帯機と情報の送受信を行う車載側通信手段と、前記通常検出状態から前記強化検出状態への切り替えを要求する警戒レベル強化要求を受け付けたときに、前記不正行為検出手段の検出状態を切り替えるために必要な切り替え条件が成立したと判定すると、前記不正行為検出手段の検出状態を切り替える検出状態制御手段と、前記不正行為検出手段が不正行為を検出したときに前記車載側通信手段から前記携帯機に前記警報情報を通知する警報情報通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、不正行為検出手段を通常検出状態とした場合には、車室内への人の侵入といった明らかな不正行為のみに対して警報情報を携帯機に通知し、窓が叩かれたり、大きな音響が発生した程度では警報情報の通知を抑制する。
また、不正行為検出手段を強化検出状態とした場合には、窓が叩かれたり、大きな音響が発生した程度であっても的確に警報情報を携帯機に通知する。
したがって、使用者の要求に応じて不正行為を的確に検出すると共に警報情報の通知を適切に行う上で有利となる。
第1の実施の形態における携帯機10および盗難警報装置20の構成を示すブロック図である。 統合ECU26の機能ブロック図である。 盗難警報装置20の動作を示すフローチャートである。 不正行為検出センサ40、電波送受信ECU22、統合ECU26の間でなされる通信手順を示す通信フローチャートである。 第2の実施の形態における携帯電話機60および盗難警報装置20の構成を示すブロック図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、盗難警報装置20は、車両に対する不正行為が検出されると車両の使用者が所持する携帯機に対して無線通信により警報情報を通知するものである。
まず、携帯機について説明する。
本実施の形態では、携帯機は、車両のドアの解錠施錠を行うキーレスリモコン10として構成されている。
すなわち、キーレスリモコン10から無線回線(主にUHF、LF帯)により送信される識別情報を後述する車載側通信部が受信すると、後述するキーレスエントリECU38は受信した識別情報と予め保持された識別情報との照合を行う。
キーレスエントリECU38は、照合結果が肯定である場合に、キーレスリモコン10から送信される解錠あるいは施錠を要求する要求信号を受け付け、該要求信号に応じて車両のドアの施錠あるいは解錠を行う。
より詳細に説明すると、キーレスリモコン10は、携帯側ECU12、携帯側通信部14、表示部16、音発生部17、操作部18を備えている。
携帯側通信部14は、携帯側ECU12の制御により後述する車載側通信部24との間で無線通信により情報の送受信を行う。図中符号14Aは携帯側通信部14のアンテナを示す。
表示部16は、携帯側ECU12から供給される表示信号に応じて文字やアイコン、画像などを表示するものである。
本実施の形態では、後述する盗難警報装置20の警報情報通知手段46から携帯側通信部14に対して警報情報が通知されると、携帯側ECU12は、該警報情報を表示部16に表示させる。
音発生部17は、携帯側ECU12から供給される制御信号に応じて警告音などを発生させるものである。
操作部18は、例えば、複数の操作スイッチにより構成され、操作スイッチに対してなされた操作に応じて操作信号を携帯側ECU12に供給するものである。なお、操作スイッチ18として、表示部16に設けられたタッチパネルを用いるなど任意である。
携帯側ECU12は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されており、前記制御プログラムを実行することにより動作する。
次に盗難警報装置20について説明する。
盗難警報装置20は、電波送受信ECU22、車載側通信部24、統合ECU26、エンジンスイッチ28、クラクション30、ヘッドライト32、操作部34、エンジンECU36、キーレスエントリECU38、不正行為検出センサ40などを含んで構成されている。
車載側通信部24は、電波送受信ECU22の制御により携帯側通信部14との間で無線通信により情報の送受信を行う。図中符号24Aは車載側通信部24のアンテナを示す。
電波送受信ECU22は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されており、前記制御プログラムを実行することにより動作する。
本実施の形態では、電波送受信ECU22および車載側通信部24によって特許請求の範囲の車載側通信手段25が構成されている。
本実施の形態では、車載側通信部24は、携帯側通信部14から送信される電波の電波強度が予め定められた閾値を下回ると、キーレスリモコン10を携帯する使用者が車両から離間した箇所に位置していることを示す使用者位置情報を後述する検出状態制御手段44(図2)に供給する。
本実施の形態では、キーレスリモコン10を携帯する使用者と車両(アンテナ24A)との距離が例えば3mより大きく離れたときに車載側通信部24が使用者位置情報を検出状態制御手段44に供給するように前記の閾値が設定されている。
統合ECU26は、CAN(Controller Area Network)バス42などのバスを介して電波送受信ECU22、エンジンECU36、キーレスエントリECU38を含む複数のECUの制御を司る上位のECUである。
また、統合ECU26は、LIN(Local Inter-connect Network)バス43などのローカルバスを介してエンジンスイッチ28、クラクション30、ヘッドライト32、操作部34の制御を司っている。
統合ECU26は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されている。
本実施の形態では、統合ECU26は、前記制御プログラムを実行することにより図2に示す各手段を実現する。
エンジンスイッチ28は、使用者がイグニッションキーを挿入してエンジンスイッチ28をロック位置からエンジン始動位置に回転することでエンジンを始動させるためのものである。
エンジンが始動されると、エンジンスイッチ28はオン位置に付勢される。
また、エンジンスイッチ28をオン位置からロック位置に戻すとイグニッションキーはエンジンスイッチ28から抜去可能となり、イグニッションキーを抜去するとステアリングがロックされ、駐車時の盗難防止が図られる。
エンジンスイッチ28は、イグニッションキーが挿入されているか否かを検出し、その検出結果を統合ECU26に供給する。
クラクション30は、統合ECU26から供給される制御信号に基づいて車両の外部に対して音響を発生させるものである。
本実施の形態では、クラクション30は音響を発生することで警報動作を行うものであり、特許請求の範囲の音声発生手段を構成している。
音声発生手段は、クラクション30に限定されるものではなく、車両に設けられたブザーやスピーカーなどの従来公知のさまざまな音響発生装置が使用可能である。
ヘッドライト32は、統合ECU26から供給される制御信号に基づいて車両の前方に光を照射するものである。
本実施の形態ではヘッドライト32は光を照射することで警報動作を行うものであり、特許請求の範囲の照明手段を構成している。
照明手段は、ヘッドライト32に限定されるものではなく、照明手段として車両に設けられている方向指示灯、非常点滅灯、尾灯などさまざまなライトが使用可能である。
また、照明手段として警報動作専用の表示ランプを車両に設けるなど任意である。
操作部34は、操作されることによって、不正行為検出センサ40の検出状態の通常検出状態から強化検出状態への切り替えを許容する切り替え許容モードと、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態に固定し、強化検出状態への切り替えを禁止する切り替え禁止モードとの何れか一方を設定するためのモード設定情報を統合ECU26に供給するものである。不正行為検出センサ40の検出状態については後述する。
操作部34は、例えば、車室内の適宜箇所に設けられた操作スイッチで構成されている。
エンジンECU36は、エンジンの制御を司るものである。
エンジンECU36は、エンジンの動作状態、すなわち、エンジンが停止状態にあるか、動作状態にあるかを示すエンジン動作情報を統合ECU26に供給する。
キーレスエントリECU38は、前述したキーレスエントリにまつわる制御を行い、車両のドアの施錠と解錠とを行うものであり、本実施の形態では、車両のドアが施錠されたか否かを示す施錠状態情報を統合ECU26に供給する。
不正行為検出センサ40は、車室内への人の侵入を不正行為として検出する通常検出状態と、車室内への人の侵入と外部から車両に対して加えられる衝撃との双方を不正行為として検出する強化検出状態とに選択的に切り替えられるものである。
本実施の形態では、不正行為検出センサ40は、超音波センサ40Aと、超音波センサ40Aを制御すると共に統合ECU26とCANバス42を介して通信可能に構成された制御部40Bとを備えている。
制御部40Bは、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されている。
超音波センサ40Aは、車室内に超音波を送信すると共に、車室内で反射された超音波の反射波を受信し、前記送信された超音波と反射された超音波との間の周波数差に基づいてドップラー信号を生成し、このドップラー信号の変化量に基づいて車室内への人の侵入を検出するものである。
超音波センサ40Aは、ドップラー信号の変化量がしきい値を上回ったときに人の侵入を検出するものであるが、しきい値を下げることにより、車室内の空気の振動、言い換えると、窓を叩いたときに発生する衝撃も検出することができる。
すなわち、車室内への人の侵入を検出できるが、窓を叩いたときの衝撃は検出できない程度の第1のしきい値Aと、車室内への人の侵入も窓を叩いたときの衝撃も検出できる程度の第2のしきい値B(B<A)との2段階のしきい値を設定している。
超音波センサ40Aは、ドップラー信号の変化量が第1のしきい値Aを上回ったときの第1の検出信号を生成し、ドップラー信号の変化量が第2のしきい値Bを上回ったときに第2の検出信号を生成し、これら第1、第2の検出信号を制御部40Bに供給する。
制御部40Bは、統合ECU26からの制御指令に基づいて、不正行為検出センサ40の検出状態を以下に示す通常検出状態と強化検出状態とを選択的に切り替え、不正行為が検出されたならばその旨を示す不正行為検出情報を統合ECU26に供給するものである。
1)通常検出状態:
第1の検出信号と第2の検出信号の双方が有効であるという条件が成立するか否かに基づいて人の侵入を検出する検出状態。
言い換えると、車室内への人の侵入を不正行為として検出し、人侵入を示す第1の不正行為検出情報を制御部40Bから統合ECU26に供給する検出状態。
2)強化検出状態:
前記の第1の不正行為検出情報を制御部40Bから統合ECU26に供給することに加えて、第1の検出信号が無効でかつ第2の検出信号が有効であるという条件が成立するか否かに基づいて、人の侵入はないが窓が叩かれていることを検出し、車両に衝撃が加えられたことを示す第2の不正行為検出情報を制御部40Bから統合ECU26に供給する検出状態。
本実施の形態では、不正行為検出センサ40によって特許請求の範囲の不正行為検出手段42が構成されている。
次に、統合ECU26について説明する。
図2に示すように、統合ECU26は、前記制御プログラムを実行することにより、検出状態制御手段44、警報情報通知手段46、計時手段48、駐車状態判定手段50、警報動作制御手段52などを構成している。
検出状態制御手段44は、前記のモード設定情報に応じて切り替え許容モードと切り替え禁止モードとの何れか一方が設定される。
検出状態制御手段44は、切り替え許容モードが設定された場合は次の動作を行う。すなわち、通常検出状態から強化検出状態への切り替えを要求する警戒レベル強化要求を受け付けたときに、不正行為検出センサ40の検出状態を切り替えるために必要な切り替え条件が成立したと判定すると、切り替えを指示する指令を不正行為検出センサ40に与えて検出状態を切り替える。切り替え条件については後述する。
また、検出状態制御手段44は、切り替え禁止モードが設定された場合は、通常検出状態から強化検出状態への切り替えを禁止する。
前記警戒レベル強化要求は、車載側通信手段25がキーレスリモコン10から受け付けることによって検出状態制御手段44に供給される。
また、検出状態制御手段44は、後述する計時手段48による計時時間が予め定められた解除時間を超過したならば、強化検出状態から通常検出状態への切替を行うものである。
前記の解除時間は、検出状態制御手段44において予め固定的に設定されていてもよいし、キーレスリモコン10を用いて解除時間を検出状態制御手段44に設定してもよい。
すなわち、検出状態制御手段44に対する解除時間の設定は、車載側通信手段25が解除時間の設定を行う解除時間設定情報をキーレスリモコン10から受け付けることでなされてもよい。
このようにすると解除時間の設定を使用者が任意に行うことができ利便性の向上を図る上で有利となる。
警報情報通知手段46は、不正行為検出センサ40が不正行為を検出したときに、言い換えると、不正行為検出センサ40から第1、第2の不正行為検出情報が供給されたときに車載側通信手段25からキーレスリモコン10に警報情報を通知するものである。
計時手段48は、検出状態制御手段44によって通常検出状態から強化検出状態への切り替えが実行されると計時動作を開始するものである。
駐車状態判定手段50は、車両が駐車状態にあるか否かを判定し、駐車状態にあると判定すると駐車状態情報を検出状態制御手段44に供給するものである。
本実施の形態では、駐車状態判定手段50による駐車状態の判定は、エンジンスイッチ28の位置(イグニッションキーの挿入の有無)、エンジンECU36から供給されるエンジンの動作状態、キーレスエントリECU38から供給される車両のドアのロック状態に基づいてなされる。
警報動作制御手段52は、不正行為検出センサ40が車室内への人の侵入を検出したときに、言い換えると、不正行為検出センサ40から第1の不正行為検出情報が供給されたときに車両に警報動作を実行させるものである。
本実施の形態では、警報動作は、ヘッドライト32の点灯あるいは点滅動作、および、クラクション30の音響発生動作である。
検出状態制御手段44における切り替え条件について説明する。
本実施の形態では、切り替え条件は以下の通りである。
1)駐車状態判定手段50から検出状態制御手段44に供給される駐車状態情報が以下の全てを満足する。
イグニッションキーが挿入されていない。
エンジンが非動作(停止)状態である。
車両のドアが全てロックされている。
2)車載側通信部24から検出状態制御手段44に前記の使用者位置情報が供給されている。言い換えると、キーレスリモコン10を携帯する使用者と車両(アンテナ24A)との距離が例えば3mより大きく離れている。
次に、図3のフローチャートを参照して盗難警報装置20の動作について説明する。
まず、盗難警報装置20は、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態として警戒動作を開始する(ステップS10)。
警戒動作は、例えば、キーレスリモコン10の施錠操作に応じてキーレスエントリECU38の制御により車両の全てのドアがロックされることで開始される。
この場合、キーレスエントリECU38は、ドアが施錠されたのち、一定時間(例えば10秒間)は、キーレスリモコン10による解錠操作がなされたとしても、実際にドアが開操作されない限り、自動的にドアを施錠するように制御する。これは、使用者がキーレスリモコン10を誤操作してドアが解錠されてしまっても、ドアを施錠することで盗難などの不正行為を確実に抑制するためである。
次いで、検出状態制御手段44は、不正行為検出センサ40によって人の侵入が有るか否かを判定する(ステップS12)。すなわち、不正行為検出センサ40から第1の不正行為検出情報が供給されたか否かを判定する。
ステップS12が肯定であれば、警報動作制御手段52によって警報動作が実行され(ステップS14)、警報情報通知手段46により警報情報がキーレスリモコン10に通知される(ステップS16)。キーレスリモコン10は、表示部16に不正行為が検出された旨の警報表示を行うと共に、音発生部17から警告音を発生する。そして、一連の動作を終了する。
この場合は、キーレスリモコン10を携帯する使用者に、警報情報が通知されたことを警告音によって的確に知らせる上で有利となる。
すなわち、不正行為検出センサ40が通常検出状態であれば、人の侵入といった明らかな不正行為が検出されると、警報動作が的確に実行され、また、警報情報がキーレスリモコン10に的確に通知される。
一方、ステップS12が否定であれば、検出状態制御手段44は、切り替え許容モードであるか否かを判定し(ステップS17)、切り替え許容モードでなければ(切り替え禁止モードであれば、ステップS12に戻る。
検出状態制御手段44は、切り替え許容モードであれば、キーレスリモコン10の操作による警戒レベル強化要求の有無を監視する(ステップS18)。
ステップS18が否定であれば、ステップS12に戻る。
ステップS18が肯定であれば(警戒レベル強化要求が有れば)、検出状態制御手段44は、駐車状態判定手段50から駐車状態情報が供給されているか否かを判定する(ステップS20)。
ステップS20が否定であれば、ステップS12に戻る。
ステップS20が肯定であれば(車両が駐車状態であると判定されれば)、検出状態制御手段44は、車載側通信部24から使用者が車両から離間した箇所に位置していることを示す使用者位置情報が供給されているか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22が肯定であれば(使用者が車両から離間していれば)、前記の切り替え条件が成立するため、検出状態制御手段44は、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態から強化検出状態に切り替える(ステップS24)。
すなわち、使用者が車両から離間した箇所に位置している場合には、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態から強化検出状態に切り替えることが許容されている。
次いで、検出状態制御手段44は、計時手段48の計時動作を開始させる(ステップS26)。
次いで、検出状態制御手段44は、計時手段48による計時時間が予め定められた解除時間を超過したか否かを判定する(ステップS28)。
ステップS28が否定であれば(計時時間が解除時間以内であれば)、検出状態制御手段44は、不正行為検出センサ40によって衝撃が検出されたか否かを判定する(ステップS30)。すなわち、不正行為検出センサ40から第2の不正行為検出情報が供給されたか否かを判定する。
ステップS30が否定ならばステップS28に戻る。
ステップS30が肯定ならば、警報情報通知手段46により警報情報がキーレスリモコン10に通知される。(ステップS32)。キーレスリモコン10は、ステップS16と同様に警報表示を行うと共に警告音を発生する。
ステップS34が否定ならば、ステップS36をスキップして一連の動作を終了する。
次いで、検出状態制御手段44は、不正行為検出センサ40によって人の侵入が有るか否かを判定する(ステップS34)。すなわち、不正行為検出センサ40から第1の不正行為検出情報が供給されたか否かを判定する。
ステップS34が肯定ならば、警報動作制御手段52によって警報動作が実行され(ステップS36)、一連の動作を終了する。
ステップS34が否定ならば、ステップS36をスキップして一連の動作を終了する。
すなわち、ステップS30、S32,S34,S36に示すように、不正行為検出センサ40が強化検出状態であれば、以下に示す効果が奏される。
1)窓が叩かれるなどの軽微な不正行為が検出された場合には、警報情報がキーレスリモコン10に的確に通知される一方、警報動作が抑制される。言い換えると、人の侵入といった明らかな不正行為が検出されない限り、警報動作が抑制される。そのため、誤って警報動作がなされ車両周辺に対して迷惑を与えることを抑制する上で有利となる。
2)人の侵入といった明らかな不正行為が検出された場合には、通常検出状態の場合と同様に、警報動作が的確に実行され、また、警報情報がキーレスリモコン10に的確に通知される。
また、ステップS22が否定であれば(使用者が車両の近傍に位置していれば)、検出状態制御手段44は、キーレスリモコン10の操作による警戒レベル強化要求の有無を監視する(ステップS38)。
ステップS38が否定であれば、不正行為検出センサ40の検出状態の通常検出状態から強化検出状態への切り替えを実行することなく、ステップS12に戻る。
すなわち、使用者が車両の近傍に位置している場合には、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態から強化検出状態に切り替えることが抑制されている。
これは、使用者が車両近傍に位置している場合には、車両に対して衝撃が加えられたとしても、使用者がそのような状況(例えば、故意による不正行為なのか、大音響による衝撃なのか)を認識できるため、キーレスリモコン10への警報情報の通知が必要ないためである。
この場合、キーレスリモコン10への警報情報の無駄な通知を抑制できるため、使用者が煩わしさを感じずに済み、使い勝手の向上を図る上で有利となる。
一方、ステップS38が肯定ならば、ステップS18の時点で既にキーレスリモコン10の操作がなされていることから、使用者が車両の近傍に位置した状態でキーレスリモコン10の操作が2度行われたことになる。
この場合、検出状態制御手段44は、ステップS24に移行して不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態から強化検出状態に切り替える。
言い換えると、検出状態制御手段44は、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態から強化検出状態に強制的に切り替える。
この場合は、使用者が車両近傍に位置しているにも拘わらず、使用者が自らの意志でキーレスリモコン10への警報情報の通知を希望していることになるため、使用者の要求を満たすことができ、使い勝手の向上を図る上で有利となる。
また、ステップS28で肯定なら、すなわち、計時時間が解除時間を超過したならば、検出状態制御手段44は、不正行為検出センサ40の検出状態を強化検出状態から通常検出状態に切り替えて(ステップS40)、ステップS12に戻る。
これは、例えば、夜間など不正行為の発生頻度が高い時間帯に不正行為検出センサ40の検出状態を強化検出状態としても、昼間のように不正行為の発生頻度が低い時間帯では、不正行為検出センサ40の検出状態を通常検出状態としておいても足りるためである。
すなわち、不正行為検出センサ40の検出状態が通常検出状態であれば、車両に対して衝撃が加えられるといった軽微な不正行為は検出せず、したがって、電波送受信ECU22、車載側通信部24、統合ECU26などの起動回数が減り消費電力の抑制を図る上で有利となる。
したがって、このように予め定められた解除時間を超過したときに、不正行為検出センサ40の検出状態を強化検出状態から通常検出状態に切り替えると、バッテリーの消耗を抑制する上で有利となる。
なお、本実施の形態では、キーレスリモコン10は、盗難警報装置20の警報動作制御手段52により警報情報が通知されると、表示部16に不正行為が検出された旨の警報表示を行うと共に、音発生部17から警告音を発生するものとして説明した。
しかしながら、音発生部17に代えて、あるいは、音発生部17に加えて、キーレスリモコン10を振動させる振動部を設け、盗難警報装置20の警報動作制御手段52により警報情報が通知されると、振動部によりキーレスリモコン10を振動させてもよい。
この場合は、キーレスリモコン10を携帯する使用者に、警報情報が通知されたことを振動(バイブレーション)によって的確に知らせる上で有利となる。
また、本実施の形態では、検出状態制御手段44に切り替え許容モードが設定されている場合には、不正行為検出センサ40の検出状態の切り替えが許容され、検出状態制御手段44に切り替え禁止モードが設定されている場合には、検出状態制御手段44による不正行為検出センサ40の検出状態の切り替えが禁止される。
しかしながら、不正行為検出センサ40の検出状態の切り替えを常に許容するようにしてもよい。
ただし、本実施の形態のようにすると、使用者が意図的に不正行為検出センサ40の検出状態の切り替えを禁止あるいは許容することができるため、使い勝手の向上を図る上で有利となる。
次に、図4の通信フローチャートを参照して、不正行為検出センサ40、電波送受信ECU22、統合ECU26の間でなされる通信について簡単に説明する。
予め、不正行為検出センサ40の検出状態が通常検出状態にあるものとする。
この場合、車両に対して衝撃が加えられたとしても、不正行為検出センサ40から統合ECU26に対して情報の送信は無い(No action)。
キーレスリモコン10の操作により警戒レベル強化要求が電波送受信ECU22を介して統合ECU26に通知されると(ステップS100)、統合ECU26は警戒レベル強化要求を受け付けた旨を示す情報(ACK)を電波送受信ECU22に通知する(ステップS101)。
また、統合ECU26は警戒レベル強化要求を受け付けると、前述した切り替え条件が成立したことをもって、不正行為検出センサ40に検出状態の切替を指示する切り替え制御指令を通知する(ステップS102)。
不正行為検出センサ40(制御部40B)は、切り替え制御指令を受け付けた旨を示す情報(ACK)を統合ECU26に通知する(ステップS103)。
これにより、不正行為検出センサ40の検出状態が通常検出状態から強化検出状態に切り替えられる。
不正行為検出センサ40の検出状態が強化検出状態に切り替えられた状態で、車両に対して衝撃が加えられると、不正行為検出センサ40から統合ECU26に対して衝撃が検出された旨(第2の不正行為検出情報)が通知される(ステップS104)。
統合ECU26は、第2の不正行為検出情報を受け付けた旨を示す情報(ACK)を不正行為検出センサ40に通知する(ステップS105)。
次いで、統合ECU26は、キーレスリモコン10に対して警報情報の通知を行う旨の要求を電波送受信ECU22に通知する(ステップS106)。
電波送受信ECU22は、キーレスリモコン10に警報情報を通知し(ステップS107)、警報情報の通知が完了した旨を統合ECU26に通知する(ステップS108)。
本実施の形態によれば、不正行為検出手段42の検出状態の通常検出状態から強化検出状態への切り替えを要求する警戒レベル強化要求を受け付けたときに、切り替え条件が成立したと判定すると、不正行為検出手段42の検出状態を切り替え、不正行為検出手段42が不正行為を検出したときに車載側通信手段25からキーレスリモコン10に警報情報を通知するようにした。
そのため、不正行為検出手段42を通常検出状態とした場合には、車室内への人の侵入といった明らかな不正行為のみに対して警報をキーレスリモコン10に通知し、窓が叩かれたり、大きな音響が発生した程度では警報情報の通知を抑制する。
また、不正行為検出手段42を強化検出状態とした場合には、窓が叩かれたり、大きな音響が発生した程度であっても的確に警報をキーレスリモコン10に通知する。
したがって、使用者の要求に応じて不正行為を的確に検出すると共に警報情報の通知を適切に行う上で有利となる。
言い換えると、使用者の発意に基づく携帯機からの操作指示により、不正行為検出手段42の検出状態を切り替えることができるので、車両の駐停車状況や駐停車場所、駐停車の時間帯等に合わせて車両監視の強化を図る上で、また、誤った警報情報の通知の抑制を図る上で有利となる。
なお、本実施の形態では、不正行為検出センサ40が、車室内への人の侵入と車両への衝撃との双方を1つの超音波センサ40Aで検出する場合について説明した。
しかしながら、不正行為検出センサ40は、車室内への人の侵入を検出するセンサと、車両に加えられる衝撃を検出するセンサとを別々に備えるものであってもよい。
また、人の侵入を検出するセンサとして、車載カメラ、車室内の温度の変化を検知する赤外線センサ、車両のドアの開閉状態を検知するセンサなどの従来公知のさまざまなセンサが使用可能である。
また、車両に加えられる衝撃を検出するセンサとして、衝撃や振動を検知するショックセンサ、窓ガラスが割れたり傷付いた場合に生じる高周波音を検知する音感センサなどの従来公知のさまざまなセンサが使用可能である。
また、不正行為検出センサ40として、車両の傾斜角度を検出し、車両がジャッキアップされるなどにより車両の傾斜角度が閾値を上回ったことに基づいて車両への不正行為を検出する傾斜角度センサを設けてもよい。
この場合、傾斜角度センサによって不正行為を検出し、不正行為の検出に基づいて警報を発生したり、キーレスリモコン10に警報情報を通知するなど任意である。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図5を参照して説明する。なお、以下の実施の形態において第1の実施の形態と同様の部分、部材には同一の符号を付してその説明を省略するかあるいは簡単に行う。
第2の実施の形態は、携帯機としてキーレスリモコンに代えて携帯電話機60を用いて警戒レベル強化要求を盗難警報装置20に送信し、また、盗難警報装置20から携帯電話機60に警報情報を通知する点が第1の実施の形態と異なる。
図5に示すように、携帯電話機60は、携帯側ECU62、携帯側通信部64、表示部66、音発生部67、操作部68、携帯側測位部70とを備えている。
携帯側通信部64は、携帯側ECU62の制御により後述する車載側通信部24との間で携帯電話機用の公衆回線Nを介して無線通信により情報の送受信を行う。図中符号64Aは携帯側通信部64のアンテナを示す。
表示部66は、携帯側ECU62から供給される表示信号に応じて文字やアイコン、画像などを表示するものである。
本実施の形態では、警報情報通知手段46から携帯側通信部64に対して警報情報が通知されると、携帯側ECU62は、該警報情報を表示部66に表示させる。
音発生部67は、携帯側ECU62から供給される制御信号に応じて警告音などを発生させるものである。
操作部68は、テンキーや通話スイッチ、終話スイッチなどを含むさまざまな操作スイッチにより構成され、操作スイッチに対してなされた操作に応じて操作信号を携帯側ECU62に供給するものである。なお、操作スイッチ68として、表示部66に設けられたタッチパネルを用いるなど任意である。
携帯側ECU62は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されており、前記制御プログラムを実行することにより動作する。
前記のROMには、専用のアプリケーションプログラムが格納されている。
携帯側ECU62は、前記専用のアプリケーションプログラムを実行することにより、盗難警報装置20の車載側通信部24と公衆回線Nを介して情報の送受信を実行するように構成されている。
なお、前記アプリケーションプログラムに、キーレスリモコン10と同様にキーレスエントリの機能(施錠解錠の機能)を付加するなどは任意である。
携帯側測位部70は、携帯側ECU62の制御により地球上におけるキーレスリモコン10の位置を測位するものである。
このような携帯側測位部70として、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を利用するものが使用可能である。
この場合、携帯側測位部70は、GPS衛星から送信される測位用電波を受信し、受信した測位用電波を基に、携帯電話機60の位置を検出し、当該位置を示す測位情報を生成する。
測位情報は、携帯側ECU62の制御により携帯側通信部64を介して車載側通信部24に送信される。
盗難警報装置20は、第1の実施の形態と同様の統合ECU26、エンジンスイッチ28、クラクション30、ヘッドライト32、操作部34、エンジンECU36、キーレスエントリECU38、不正行為検出センサ40などを含んで構成されている。
また、盗難警報装置20は、電波送受信ECU70、車載側通信部72、車載側測位部74を備えている。
車載側通信部72は、電波送受信ECU70の制御により携帯側通信部64との間で公衆回線Nを介して無線通信により情報の送受信を行う。図中符号72Aは車載側通信部72のアンテナを示す。
電波送受信ECU74は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されており、前記制御プログラムを実行することにより動作する。
車載側測位部74は、電波送受信ECU74の制御により地球上における車両の位置を測位するものである。
このような車載側測位部74として、携帯側測位部70と同様に、GPS衛星から送信される測位用電波を受信し、受信した測位用電波を基に、携帯電話機60の位置を検出し、当該位置を示す測位情報を生成するものが使用可能である。
電波送受信ECU74は、携帯側測位部70で測位された携帯機測位情報と、車載側測位部74で測位された車両測位情報とに基づいて車両と携帯電話機60との離間距離を算出する。そして、離間距離が予め定められた閾値を上回ると、携帯電話機60を携帯する使用者が車両から離間した箇所に位置していることを示す使用者位置情報を検出状態制御手段44に供給する。
すなわち、前記の使用者位置情報は、第1の実施の形態における使用者位置情報と同様に切り替え条件の一部を構成する。
本実施の形態では、電波送受信ECU70、車載側通信部72、車載側測位部74によって特許請求の範囲の車載側通信手段76が構成されている。
このような第2の実施の形態においては、以下の点が第1の実施の形態と異なるが、他の点については第1の実施の形態と同様であるため、詳細な動作説明は省略する。
1)操作部68の操作によって携帯側ECU62が携帯側通信部64から警戒レベル強化要求を盗難警報装置20に送信する。
2)盗難警報装置20から携帯電話機60に警報情報が通知されると、携帯側ECU62は、表示部66に不正行為が検出された旨の警報表示を行うと共に、音発生部67から警告音を発生する。
3)電波送受信ECU74が測位情報に基づいて使用者位置情報を生成する。
このような第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、使用者は、普段から使い慣れた携帯電話機60を用いて盗難警報装置20の検出状態の切り替えを行い、また、警報情報を得ることができるので、使用者の利便性の向上を図る上で有利となる。
なお、第2の実施の形態では、携帯機として携帯電話機60である場合について説明したが、携帯電話機と同様の通信機能を備えるPDA(Personal Digital Assistants)などの従来公知のさまざまな携帯情報端末を用いてもよいことは無論である。
10……キーレスリモコン(携帯機)、20……盗難警報装置、25……車載側通信手段、42……不正行為検出手段、44……検出状態制御手段、46……警報情報通知手段、60……携帯電話機(携帯機)、76……車載側通信手段。

Claims (10)

  1. 車両に対する不正行為が検出されると車両の使用者が所持する携帯機に対して無線通信により警報情報を通知する盗難警報装置であって、
    車室内への人の侵入を不正行為として検出する通常検出状態と、前記車室内への人の侵入と外部から前記車両に対して加えられる衝撃との双方を不正行為として検出する強化検出状態とに選択的に切り替えられる不正行為検出手段と、
    無線通信により前記携帯機と情報の送受信を行う車載側通信手段と、
    前記通常検出状態から前記強化検出状態への切り替えを要求する警戒レベル強化要求を受け付けたときに、前記不正行為検出手段の検出状態を切り替えるために必要な切り替え条件が成立したと判定すると、前記不正行為検出手段の検出状態を切り替える検出状態制御手段と、
    前記不正行為検出手段が不正行為を検出したときに前記車載側通信手段から前記携帯機に前記警報情報を通知する警報情報通知手段と、
    を備えることを特徴とする盗難警報装置。
  2. 前記警戒レベル強化要求は、前記車載側通信手段が前記携帯機から受け付けることによって前記検出状態制御手段に供給される、
    ことを特徴とする請求項1記載の盗難警報装置。
  3. 前記無線通信は、前記車載側通信手段が有する車載側通信部と、前記携帯機が有する携帯側通信部との間で行われ、
    前記車載側通信部は、前記携帯側通信部から送信される電波の電波強度が予め定められた閾値を下回ると、前記携帯機を携帯する使用者が車両から離間した箇所に位置していることを示す使用者位置情報を前記検出状態制御手段に供給し、
    前記切り替え条件は前記使用者位置情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の盗難警報装置。
  4. 前記携帯機は携帯電話機であり、
    地球上における前記携帯機の位置を測位する携帯側測位部を備え、
    前記車載側通信手段は、前記携帯電話機と公衆回線を用いて無線通信を行う車載側通信部と、地球上における前記車両の位置を測位する車載側測位部とを備え
    前記車載側通信部は、前記携帯機から受け付けた前記携帯側測位部で測位された携帯機測位情報と、前記車載側測位部で測位された車両測位情報とに基づいて前記車両と前記携帯機との離間距離を算出し、前記離間距離が予め定められた閾値を上回ると、前記携帯機を携帯する使用者が車両から離間した箇所に位置していることを示す使用者位置情報を前記検出状態制御手段に供給し、
    前記切り替え条件は前記使用者位置情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の盗難警報装置。
  5. 前記検出状態制御手段によって前記通常検出状態から前記強化検出状態への切り替えが実行されると計時動作を開始する計時手段をさらに備え、
    前記検出状態制御手段は、前記計時手段による計時時間が予め定められた解除時間を超過したならば、前記強化検出状態から前記通常検出状態への切替を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の盗難警報装置。
  6. 前記検出状態制御手段に対する前記解除時間の設定は、前記車載側通信手段が前記解除時間の設定を行う解除時間設定情報を前記携帯機から受け付けることでなされる、
    ことを特徴とする請求項5記載の盗難警報装置。
  7. 前記車両が駐車状態にあるか否かを判定し、駐車状態にあると判定すると駐車状態情報を前記検出状態制御手段に供給する駐車状態判定手段をさらに備え、
    前記切り替え条件は前記駐車状態情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至6に何れか1項記載の盗難警報装置。
  8. 前記駐車状態判定手段による駐車状態の判定は、
    エンジンスイッチの位置、エンジンの動作状態、前記車両のドアのロック状態の少なくとも1つに基づいてなされる、
    ことを特徴とする請求項7記載の盗難警報装置。
  9. 前記不正行為検出手段が前記車室内への人の侵入を検出したときに前記車両に警報動作を実行させる警報動作制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至8に何れか1項記載の盗難警報装置。
  10. 前記警報動作は、前記車両に設けられた照明手段の動作、および、前記車両に設けられた音声発生手段の動作の一方または双方である、
    ことを特徴とする請求項9記載の盗難警報装置。
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