JP2011251723A - 蓋付きコンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の蓋付きコンテナ10は、コンテナ本体11にヒンジ部16,16を介して回動可能に連結された1対の回動蓋50,50を備えている。それら回動蓋50,50には、蓋全閉状態でヒンジ部16より内側上方に位置して蓋付きコンテナ10中で最も高い位置に配置される最上平坦面56Aと、蓋全閉状態で最上平坦面56Aの鉛直下方に位置して第1側壁13,13の上端部に当接する当接下面56Bとを上下に有した積載荷重受部56が設けられている。これにより、蓋付きコンテナ10の上に積み上げたパレット100の荷重がヒンジ部16にかからなくなり、ヒンジ部16の損傷が防がれる。
【選択図】図4
Description
請求項1の蓋付きコンテナでは、蓋全閉状態になると回動蓋に備えた積載荷重受部の最上平坦面がヒンジ部に対して内側上方に位置して蓋付きコンテナ中で最も高い位置に配置されるので、蓋付きコンテナの上に積み上げたパレットがヒンジ部に当接することがなくなる。しかも、積載荷重受部のうち最上平坦面の鉛直下方には、第1側壁の上端部に当接する当接下面が備えられているので、上方から受けた荷重をヒンジ部を介さずに第1側壁に伝達することができる。これにより、上に積み上げたパレットの荷重がヒンジ部にかからなくなり、ヒンジ部の損傷が防がれる。
請求項2の蓋付きコンテナでは、蓋全閉状態で巻回したベルトが1対の回動蓋のベルト受容部に収まって安定する。このときのベルトによる側方からの締め付け力は第1側壁の外側面から突出した1対のベルト当接突部で受け止められるので、ベルトの締め付けによる回動蓋の負荷が軽減される。また、回動蓋がヒンジ部から下方に垂れた蓋全開状態になったときには、ベルト当接突部はベルト受容部に受容されるので、ベルト当接突部によって回動蓋の回動範囲が狭められることもない。
請求項3の蓋付きコンテナでは、蓋全閉状態で回動蓋を直動可能範囲の全閉前端位置に移動すると蓋閉止係合部に係合する。これにより、蓋付きコンテナの搬送中に回動蓋が開くことが防がれる。また、回動蓋を直動可能範囲の全閉後端位置に移動すれば、回動蓋を開くことが可能になる。このとき、蓋全閉状態で回動蓋が回動軸方向でコンテナ本体から側方に突出していても、回動蓋を開く過程で第1摺接ガイド部同士が摺接して、コンテナ本体からの回動蓋の突出量を低減させる方向に回動蓋がガイドされる。これにより、蓋全開状態のコンテナ本体における回動蓋の突出が抑えられ、障害物との干渉を低減することができる。
請求項4の蓋付きコンテナでは、回動蓋が蓋半閉状態になって蓋全閉状態における全閉後端位置より後側に移動可能していても、回動蓋を閉じる過程で第2摺接ガイド部同士の摺接により回動蓋が全閉後端位置にガイドされる。これにより、回動蓋の閉塞作業をスムーズに行うことができる。
請求項5の構成によれば、回動蓋を直動可能範囲の前側に寄せた状態で閉方向に回動したときに第3摺接ガイド部同士が互いに摺接して回動蓋が直動可能範囲の後端の全閉後端位置にガイドされる。そして、回動蓋を全閉前端位置に移動すれば、回動蓋に蓋閉止係合部が係合して蓋全閉状態に保持される。このように本発明の構成によれば、開いていた回動蓋を蓋閉止係合部に係合するまでの作業をスムーズに行うことができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11 コンテナ本体
13 第1側壁
15 上面開口
16 ヒンジ部
17 側壁上端凹部
17S 三角斜面(第2摺接ガイド部)
18 ベルト当接突部
18A 側部構成壁(第1摺接ガイド部)
23 第2側壁
26 蓋閉止係合部
26A ガイド斜面(第3摺接ガイド部)
50 回動蓋
56 積載荷重受部
56A 最上平坦面
56B 当接下面
57 ベルト受容部
57F 傾斜面(第2摺接ガイド部)
57S 傾斜面(第1摺接ガイド部)
59A ガイド斜面(第3摺接ガイド部)
100 パレット
101 ベルト
Claims (5)
- コンテナ本体のうち互いに対向した1対の第1側壁の上端部側方に備えたヒンジ部により1対の回動蓋を前記1対の第1側壁に回動可能に連結して、前記コンテナ本体の上面開口を開閉可能とした蓋付きコンテナにおいて、
各前記回動蓋には、前記上面開口を閉塞した蓋全閉状態で前記ヒンジ部より内側上方に位置して前記蓋付きコンテナ中で最も高い位置に配置される最上平坦面と、前記蓋全閉状態で前記最上平坦面の鉛直下方に位置して前記第1側壁の上端部に当接する当接下面とを上下に有した積載荷重受部が設けられていることを特徴とする蓋付きコンテナ。 - 前記積載荷重受部の長手方向の中間部を下側に湾曲させてなり、前記蓋全閉状態の前記蓋付きコンテナ全体に巻回されるベルトを受容可能な1対のベルト受容部と、前記1対の第1側壁の外側面に突出形成されて、前記ベルトによる側方からの締め付け力を受ける1対のベルト当接突部とを備え、
前記ベルトを外して前記回動蓋を前記ヒンジ部から下方に垂らした蓋全開状態としたときに、前記ベルト当接突部が前記ベルト受容部に受容されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蓋付きコンテナ。 - 各前記回動蓋が回動軸方向で直動可能となるように前記ヒンジ部が構成されると共に、前記コンテナ本体には、前記蓋全閉状態で前記回動蓋が前記直動可能範囲の前端の全閉前端位置に移動したときに係合して前記回動蓋の回動を規制する蓋閉止係合部が設けられ、
前記回動蓋は、前記蓋全閉状態で直動可能範囲の後端の全閉後端位置に移動したときに前記蓋閉止係合部との係合が解除されると共に前記回動軸方向で前記コンテナ本体から突出し、
前記ベルト当接突部と前記ベルト受容部の縁部又は内側面とには、前記蓋全閉状態で前記全閉後端位置に配置された前記回動蓋を開方向に回動したときに互いに摺接して前記コンテナ本体からの前記回動蓋の突出量を低減させる方向に前記回動蓋をガイドする第1摺接ガイド部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の蓋付きコンテナ。 - 前記1対の第1側壁の上端部には、前記蓋全閉状態で前記回動蓋における前記1対のベルト受容部の裏面下部を受容可能な1対の側壁上端凹部が陥没形成されると共に、前記回動蓋は、前記上面開口の上方で傾斜した蓋半閉状態で前記全閉後端位置より後側の半閉後端位置まで移動可能とされ、
前記ベルト受容部の裏面下部と前記側壁上端凹部の上縁部とには、前記蓋半閉状態で前記半閉後端位置に配置された前記回動蓋を閉方向に回動したときに互いに摺接して前記回動蓋を前側の前記全閉後端位置にガイドする第2摺接ガイド部が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の蓋付きコンテナ。 - 前記蓋閉止係合部は、前記回動蓋の縁部上面に重なった状態で係合するように構成され、
前記蓋閉止係合部の上面と前記回動蓋の縁部の裏面とには、前記回動蓋を前記直動可能範囲の前端に寄せた状態で閉方向に回動したときに互いに摺接して前記回動蓋を前記直動可能範囲の後端の前記全閉後端位置にガイドする第3摺接ガイド部が設けられたことを特徴とする請求項3又は4に記載の蓋付きコンテナ。
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0644829Y2 (ja) * | 1988-07-22 | 1994-11-16 | 三甲株式会社 | 施錠しうる蓋付き物品収納箱 |
JP2001240062A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-04 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 運搬用容器 |
JP2003104375A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Iris Ohyama Inc | 収納ケース及びファイルケース |
WO2010029284A1 (en) * | 2008-09-12 | 2010-03-18 | Loadhog Limited | Load securing system |
JP2010111401A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Mitsubishi Plastics Inc | 運搬用容器 |
-
2010
- 2010-06-01 JP JP2010125870A patent/JP5435651B2/ja active Active
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JP5435651B2 (ja) | 2014-03-05 |
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