JP2011251441A - インクジェットヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワイプ後にノズル面上に残存してしまうインクを抑制する。
【解決手段】 インクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルが複数配列されたノズル面をなす第一層と、第一層におけるノズル面とは反対側の面に積層された第二層とを備えている。第二層は、第一層から突出した張り出し部を有し、第一層における張り出し部に対向する端部には、張り出し部側が開口となる切欠が形成されている。
【選択図】 図4
Description
本発明の課題は、ワイプ後にノズル面上に残存してしまうインクを抑制することである。
インクを吐出するノズルが複数配列されたノズル面をなす第一層と、
前記第一層における前記ノズル面とは反対側の面に積層された第二層とを備え、
前記第二層は、前記第一層から突出した張り出し部を有し、
前記第一層における前記張り出し部に対向する端部には、前記張り出し部側が開口となる切欠が形成されていることを特徴としている。
前記第二層における前記第一層に重ねあわされる面は、前記ノズル面よりも親液性が高いことを特徴としている。
前記切欠は、前記張り出し部側に向けて徐々に広がる形状に形成されていることを特徴としている。
前記張り出し部における前記切欠に対向する部分に形成された凹部と、
前記凹部を覆って前記インクが進入可能な隙間を形成する隙間形成部材とを備えることを特徴としている。
前記切欠の開口付近には、インクを吸収するインク吸収部材が配置されていることを特徴としている。
前記第二層はガラスから形成されていることを特徴としている。
前記第一層は矩形状であって、
前記ノズル面をワイプするブレードの進行方向は、前記第一層の対向する一対の辺に沿った方向であり、
前記ブレードは、前記ノズル面との接触箇所が前記進行方向に対して傾くように設けられていて、
前記第一層の四辺のうち、前記進行方向の先方側の一辺と、当該一辺に隣接し、前記進行方向側の前記接触箇所との傾きが鋭角となる一辺とのそれぞれに前記切欠が形成されていることを特徴としている。
前記第一層はSiから形成されていて、当該Siの結晶方位とは異なる方向に沿って前記切欠が形成されていることを特徴としている。
本実施形態に係るインクジェット記録装置1では、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のインクを吐出できるよう、合計で4個のインクジェットヘッドユニット2がキャリッジ3に設置される。なお、中央に図示されるインクジェットヘッド20の奥側にもう1つのインクジェットヘッド20が配置されている。
吸引ポンプ9はシリンダーポンプやチューブポンプを有して構成される。吸引ポンプ9は吸引キャップ8がノズル面15bを覆った状態で作動することにより、ノズル231からインクジェットヘッドユニット2内部のインクを異物とともに吸引するための吸引力を発生する。
第二層24は、例えばガラスにより形成されていて、インク吐出部22の下面に積層されている。第一層23は、例えばSiにより略矩形状に形成されていて、第二層24の下面に積層されている。具体的には、第一層23の長手方向が副走査方向Eに沿うように、第一層23が第二層24の下面に配置されている。
この第一層23及び第二層24には、インク吐出部221のインク吐出口223に連通し、吐出時にインクが通過するノズル231が形成されている。このため、第一層23の下面がノズル面15bとなり、第二層24が第一層23におけるノズル面15bとは反対側の面に積層されることになる。また、第二層24における第一層23に重ねあわされる面はノズル面15bよりも親液性(親水性、濡れ性)が高くなるように、種々の表面処理が施されている。
また、主走査方向Aから見ると、第一層23が第二層24の両端部から突出している。一方、副走査方向Eから見ると、第一層23が第二層24に対して副走査方向Eに沿って一方向にずれて配置されている。このため、第一層23の一側部が第二層24の一側部から突出し、第二層24の他側部が第一層23の他側部から突出する。この第一層23の一側部を第一張り出し部233とし、第二層24の他側部を第二張り出し部243とする。第二層24の第二張り出し部243の下面には、主走査方向Aに沿う溝244が形成されていて、この溝244がインクを案内する流路となる。この溝244には、溝244上のインクを吸引するインク吸引部70(図6参照)が配置されている。
制御部80は、CPU(中央演算装置)と、メモリとを有して構成され、インクジェット記録装置1の各構成要素を制御する。メモリは、記録媒体13に形成する画像のデータや、インクジェット記録装置1の各構成要素を制御するためのプログラムを記憶している。CPUは、メモリに格納された画像のデータやプログラムに基づいて演算を行ない、この演算結果に基づいて各構成要素に制御信号を送信する。
制御部80は、インクジェットヘッド20のメンテナンス時になると、キャリッジ3をメンテナンス領域Dまで移動させる。その後、制御部80は、吸引キャップ昇降部82を駆動させて、各吸引キャップ8により各インクジェットヘッド20のノズル面15bを覆う。ノズル面15bに吸引キャップ8が密着すると、制御部80は吸引キャップ昇降部82を停止してから、吸引ポンプ9を駆動する。これにより、ノズル231からインクが吸引されることになる。
図7(a)に示すように、ワイプによってブレード11がノズル面15bに付着していたインクLを掻き集め、切欠40内に押し込み始める。切欠40内に進入すると、図7(b)及び図8(a)に示すように、インクLはブレード11から付与された力と、自らの表面張力とによって、その全てが切欠40内に進入する。さらにインクLには進行方向Fに向かう慣性力が作用しているので、溝244内にも進入する。図8(b)に示すように、溝244内に進入したインクLの一部が、第一張り出し部233若しくはヘッド固定部材60で覆われた領域に進入すると、毛細管現象によりその隙間S内に吸い込まれる。このため、図7(c)に示すように、インクLが溝244内に向かって移動することになる。溝244内に進入したインクLは、当該溝244を流路としてインク吸引部70に吸引される。吸引後、溝244内にインクLが残存していたとしても、隙間Sの毛細管現象によりインクLが液だれしてしまうことを防止している。
さらに、第二張り出し部243に重なる第一張り出し部233及びヘッド固定部材60が溝244の一部を覆って、インクが進入可能な隙間Sを形成しているので、溝244内に進入したインクLを毛細管現象により隙間S内に吸い込むことができる。
例えば、上記実施形態では、一辺23a,23bに対して直交する方向に切欠40が延在している場合を例示して説明したが、例えば図9に示すようにブレード11におけるノズル面15bへの接触箇所(図9中点線部)に対して直交する方向に、切欠40Aを延在させてもよい。この場合、よりスムーズにインクLを切欠40A内に進入させることが可能となる。
2 インクジェットヘッドユニット
3 キャリッジ
4 キャリッジレール
5 保湿ユニット
6 保湿キャップ
7 メンテナンスユニット
8 吸引キャップ
9 吸引ポンプ
10 廃インクタンク
11 ブレード
12 インク受器
13 記録媒体
15b ノズル面
20 インクジェットヘッド
21 ヘッド本体
22 インク吐出部
23 第一層
23a 一辺
23b 一辺
24 第二層
25 インクタンク
26 インク流路
27 インク供給口
28 インク排出口
29 インク貯留部
40 切欠
41 開口
60 ヘッド固定部材(隙間形成部材)
70 インク吸引部
80 制御部
81 ブレード駆動源
82 吸引キャップ昇降部
90 インク吸収部材
221 インク吐出部
222 保持部
223 インク吐出口
231 ノズル
233 第一張り出し部(隙間形成部材)
243 第二張り出し部
244 溝(凹部)
244a 一辺部
L インク
S 隙間
Claims (8)
- インクを吐出するノズルが複数配列されたノズル面をなす第一層と、
前記第一層における前記ノズル面とは反対側の面に積層された第二層とを備え、
前記第二層は、前記第一層から突出した張り出し部を有し、
前記第一層における前記張り出し部に対向する端部には、前記張り出し部側が開口となる切欠が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第二層における前記第一層に重ねあわされる面は、前記ノズル面よりも親液性が高いことを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1又は2記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記切欠は、前記張り出し部側に向けて徐々に広がる形状に形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記張り出し部における前記切欠に対向する部分に形成された凹部と、
前記凹部を覆って前記インクが進入可能な隙間を形成する隙間形成部材とを備えることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記切欠の開口付近には、インクを吸収するインク吸収部材が配置されていることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第二層はガラスから形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第一層は略矩形状であって、
前記ノズル面をワイプするブレードの進行方向は、前記第一層の対向する一対の辺に沿った方向であり、
前記ブレードは、前記ノズル面との接触箇所が前記進行方向に対して傾くように設けられていて、
前記第一層の四辺のうち、前記進行方向の先方側の一辺と、当該一辺に隣接し、前記進行方向側の前記接触箇所との傾きが鋭角となる一辺とのそれぞれに前記切欠が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第一層はSiから形成されていて、当該Siの結晶方位とは異なる方向に沿って前記切欠が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
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JP2019072931A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置 |
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JP2003165232A (ja) * | 2001-12-03 | 2003-06-10 | Konica Corp | インクジェット記録装置 |
JP2007076296A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録装置 |
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