JP2011248575A - 文字処理装置、印刷システム、プリンタードライバー、文字処理方法およびそのプログラム - Google Patents

文字処理装置、印刷システム、プリンタードライバー、文字処理方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】円形など所定形状の印刷領域上に文字を配置する場合に、ユーザーの意図に沿った配置とすることができる文字処理装置等を提供する。
【解決手段】1以上の文字を配置するための領域を文字配置領域E30、当該文字配置領域E30を1以上含んで配置するための領域をアイテム領域E20としたとき、所定形状の印刷領域E10上に、当該アイテム領域E20が配置されることにより、印刷領域E10上における文字の配置を決定する文字処理装置であって、アイテム領域E20の下位置103が、印刷領域E10の下位置101から所定量上側に位置する下基準位置102よりも下側に配置された場合、アイテム領域E20内の最下位置に配置された文字配置領域E33の下位置が下基準位置102となるように、アイテム領域E20内における各文字配置領域E30の位置を決定する。
【選択図】図4

Description

所定形状の印刷領域上に文字を配置する文字処理装置、印刷システム、プリンタードライバー、文字処理方法およびそのプログラムに関するものである。
従来、CDやDVD等のディスク(以下、「ディスク」と称する)のレーベル面(または当該レーベル面に貼付するためのラベル)に印刷を行うため、円形の印刷領域上に文字や画像を配置する技術が知られている。例えば、特許文献1では、文字等のアイテムを、レーベル面に相当する印刷領域上に配置した場合、複数のアイテムに対して属性情報を一括変更する方法が開示されている。
一方、文字列を1列以上配列可能な所定の領域内において、文字を、横方向(「左よせ(左揃え)」、「横中央(左右中央揃え)」、「右よせ(右揃え)」など)に割り付けたり、縦方向(「上よせ(上揃え)」、「縦中央(上下中央揃え)」、「下よせ(下揃え)」など)に割り付けたりすることができる文字処理装置も知られている(例えば、特許文献2)。
特開2008−154026号公報 特開平8−161306号公報
ところで、ラベル印刷のように、円形の印刷領域上に文字を配置しようとした場合、印刷領域上に直接文字を入力していくと、上記のような文字の割り付けをバランス良く行うことが困難である。そこで、印刷領域上に、矩形領域であるアイテム領域を配置し、当該アイテム領域と印刷領域の重複領域内で文字列を配置していく方法が知られている。例えば、図16(a)に示すように、アイテム領域E20の右辺を印刷領域E10の右端よりも右側になるように配置し、文字の並び方向を横方向、且つ縦方向の割り付けを「下よせ」、横方向の割り付けを「右よせ」に設定した場合、印刷領域E10が円形であるため、各文字列の終端位置は円弧に沿って位置ずれする(図示、点線枠は、文字列の配置対象領域を示している)。ところが、これを縦方向に適用すると(例えば、アイテム領域E20の下位置を印刷領域E10域の下位置よりも下側になるように配置すると)、図16(b)に示すように、最下列に配置可能な文字数が極端に少なくなり、見栄えを損ねてしまう。一般的に、「下よせ」を設定した場合は、アイテム領域E20の下位置を印刷領域E10の下位置に合わせるような配置とすることが多いと考えられるため、必然的に、アイテム領域E20の位置を上側に移動させるなどの操作が必要となり、不便である。
本発明は、上記の問題点に鑑み、円形など所定形状の印刷領域上に文字を配置する場合に、ユーザーの意図に沿った配置とすることができる文字処理装置、印刷システム、プリンタードライバー、文字処理方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明の文字処理装置は、1以上の文字を配置するための領域を文字配置領域、当該文字配置領域を1以上含んで配置するための領域をアイテム領域としたとき、所定形状の印刷領域上に、当該アイテム領域が配置されることにより、印刷領域上における文字の配置を決定する文字処理装置であって、文字の並び方向を左右方向、当該左右方向と直交する方向を上下方向としたとき、アイテム領域内における各文字配置領域の上下方向の位置を決定する領域縦配置決定部を備え、領域縦配置決定部は、アイテム領域の上位置が、印刷領域の上位置から所定量下側に位置する上基準位置よりも上側に配置された場合、アイテム領域内の最上位置に配置された文字配置領域の上位置が上基準位置または当該上基準位置よりも下側となるように、アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定する領域上配置決定部と、アイテム領域の下位置が、印刷領域の下位置から所定量上側に位置する下基準位置よりも下側に配置された場合、アイテム領域内の最下位置に配置された文字配置領域の下位置が下基準位置または当該下基準位置よりも上側となるように、アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定する領域下配置決定部と、を含むことを特徴とする。
本発明の文字処理方法は、1以上の文字を配置するための領域を文字配置領域、当該文字配置領域を1以上含んで配置するための領域をアイテム領域としたとき、所定形状の印刷領域上に、当該アイテム領域が配置されることにより、印刷領域上における文字の配置を決定する文字処理方法であって、コンピューターが、印刷領域の位置、形状およびサイズを含む印刷領域情報と、アイテム領域の位置、形状およびサイズを含むアイテム領域情報と、を記憶する領域情報記憶部を参照する記憶部参照ステップと、文字の並び方向を左右方向、当該左右方向と直交する方向を上下方向としたとき、記憶部の参照結果に基づいて、アイテム領域内における各文字配置領域の上下方向の位置を決定する領域縦配置決定ステップと、を実行し、領域縦配置決定ステップは、アイテム領域の上位置が、印刷領域の上位置から所定量下側に位置する上基準位置よりも上側に配置されたか否かを判別するステップと、アイテム領域の上位置が上基準位置よりも上側に配置されたと判別された場合、アイテム領域内の最上位置に配置された文字配置領域の上位置が上基準位置または当該上基準位置よりも下側となるように、アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定するステップと、アイテム領域の下位置が、印刷領域の下位置から所定量上側に位置する下基準位置よりも下側に配置されたか否かを判別するステップと、アイテム領域の下位置が下基準位置よりも下側に配置されたと判別された場合、アイテム領域内の最下位置に配置された文字配置領域の下位置が下基準位置または当該下基準位置よりも上側となるように、アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定するステップと、を含むことを特徴とする。
これらの構成によれば、文字の並び方向を左右方向としたとき、例えば、アイテム領域の上位置が、印刷領域の上位置から所定量下側に位置する上基準位置よりも上側に配置された場合、アイテム領域内の最上位置に配置された文字配置領域の上位置が上基準位置または当該上基準位置よりも下側となるように、アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定するため、最上列の文字配置領域に配置される文字数が極端に少なくなってしまう問題を解消することができる。つまり、例えばユーザーが縦配置を「上よせ」に設定した場合であって、アイテム領域の上位置を印刷領域の上位置に合わせるような配置とした場合でも、文字配置をユーザーの意図した配置(印刷領域の上側から1列以上の文字列が順に配列され、且つ印刷領域の上側に配置される文字列の数が極端に少なくならない配置)となるようにバランスよく配置することができる。同様に、アイテム領域の下位置を印刷領域の下位置に合わせるような配置とした場合でも、最下位置の文字配置領域に配置される文字数が極端に少なくなってしまい見栄えを損なうという問題を解消することができる。また、印刷領域に複数のアイテム領域を配置してもよい。
なお、「所定形状」とは、「円形」や「多角形」の他、任意の形状を含む概念である。また、「円形」とは、「楕円」など、「正円」以外の円形状も含む概念である。また、「扇形」など、外形の一部に円弧を含む形状にも、本発明を適用可能である。
上記に記載の文字処理装置において、アイテム領域内に配置される文字の上下方向の配置である縦配置を、「上よせ」、「縦中央よせ」、「下よせ」のいずれかに設定する縦配置設定部をさらに備え、領域上配置決定部は、縦配置が「上よせ」に設定された場合のみ機能し、領域下配置決定部は、縦配置が「下よせ」に設定された場合のみ機能することが好ましい。
この構成によれば、文字の縦配置(「上よせ」、「縦中央よせ」、「下よせ」)を、ユーザーの好みに応じたバランスの配置を任意に設定することができる。また、例えば「上よせ」に設定しないで、アイテム領域の上位置を印刷領域の上位置に合わせるような配置とした場合は、最上位置の文字配置領域に配置される文字数が少なくなっても、敢えて印刷領域の円弧に沿った配置としたいというニーズが考えられるため、最上位置の文字配置領域を上基準位置に合わせる処理を、「上よせ」設定時に限定することで、配置の自由度を高めることができる。最下位置の文字配置領域を下基準位置にあわせる処理も同様である。
なお、縦配置は、「上よせ」、「縦中央よせ」、「下よせ」以外に、「上下よせ」、つまり上下方向における均等割り付けを設定可能としても良い。
上記に記載の文字処理装置において、1のアイテム領域内に配置される文字の、文字サイズ、文字種、文字間隔の少なくともいずれかを示す文字属性は統一されており、領域縦配置決定部は、文字属性に応じて、各文字配置領域の縦方向長さを決定することが好ましい。
この構成によれば、1のアイテム領域内に配置される文字列の文字属性が統一されているため、全体としての見栄えを良くすることができる。また、文字属性が統一されていることによって、文字配置領域の縦方向長さも統一されるため、文字配置領域の配置処理が容易となる。
なお、「文字種」とは、フォント種類(ゴシック体、明朝体など)およびスタイル(太字、斜体など)を含む概念である。
上記に記載の文字処理装置において、領域縦配置決定部は、文字属性に応じて、上基準位置を規定するための所定量、および下基準位置を規定するための所定量の少なくとも一方を決定することが好ましい。
この構成によれば、文字属性に応じて所定量を決定するため、最上位置(または最下位置)の文字配置領域に配置される文字数が文字属性に適した数となり、より見栄えの良い配置とすることができる。また、文字属性に基づき、文字配置領域内に配置する文字数や文字の配置、アイテム領域内における文字配置領域の数や配置をバランス良く設定することができる。
上記に記載の文字処理装置において、アイテム領域内に配置される文字の左右方向の配置である横配置を、「左よせ」、「横中央よせ」、「右よせ」のいずれかに設定する横配置設定部と、横配置設定部の設定にしたがって、アイテム領域内における各文字配置領域の横方向長さおよび左右方向における位置を決定する領域横配置決定部と、をさらに備え、領域横配置決定部は、横配置が「左よせ」または「右よせ」に設定された場合、印刷領域内において、各文字配置領域が最大長さとなるように、各文字配置領域の横方向長さおよび位置を決定する領域左右配置決定部と、横配置が「横中央よせ」に設定された場合、印刷領域内において、アイテム領域の横中央線からの各文字配置領域の左辺および右辺までの長さが略同一且つ各文字配置領域が最大長さとなるように、各文字配置領域の横方向長さおよび位置を決定する領域横中央配置決定部と、を含むことが好ましい。
この構成によれば、文字の横配置(「左よせ」、「横中央よせ」、「右よせ」)を、ユーザーの好みに応じたバランスの配置を任意に設定することができる。また、いずれの配置に設定された場合でも、印刷領域を最大限利用できるように、各文字配置領域の横方向長さおよび左右方向における位置を決定することができる。
なお、横配置は、「左よせ」、「横中央よせ」、「右よせ」以外に、「左右よせ」、つまり左右方向における均等割り付けを設定可能としても良い。
上記に記載の文字処理装置において、印刷領域は、その内部に1以上の印刷外領域を有しており、領域横配置決定部は、印刷外領域に文字配置領域の左側または右側の一部の領域が重複するように配置された場合、印刷外領域を避けるように文字配置領域の横方向長さを短くし、印刷外領域に文字配置領域の左右中央部の領域が重複するように配置された場合、印刷外領域を避けるように、文字配置領域を複数の文字配置領域に分割することが好ましい。
この構成によれば、印刷領域の一部に印刷外領域を有する場合にも、本発明を適用することができる。例えば、ディスクのラベル印刷に本発明を適用する場合、ディスク中央の穴部に相当する円形領域を、印刷外領域として扱うことができる。また、上下方向に印刷外領域がある場合も、当該印刷外領域を避けながら、同様に上下方向のバランスを揃えながら配置することも簡単にできる。
上記に記載の文字処理装置において、文字配置領域内における文字の配置を決定する文字配置決定部をさらに備え、文字配置決定部は、横配置が「横中央よせ」に設定された場合、アイテム領域の横中央線から各文字配置領域内の文字列の先頭と終端までの長さが略同一となるように文字を配置することが好ましい。
上記に記載の文字処理装置において、横配置が「横中央よせ」に設定された場合であって、印刷外領域により文字配置領域が分割されていることにより、横中央線から文字列の先頭と終端までの長さが所定量以上異なる場合、横中央線から文字列の先頭と終端までの長さが最も近くなるように文字数を調整し、配置できない文字が生じる場合、当該配置できない文字を下側に隣接する文字配置領域に配置することが好ましい。
これらの構成によれば、アイテム領域に対して(文字配置領域に対して)、文字を「横中央よせ」に配置することができる。また、印刷外領域により文字配置領域が分割されている場合も、ユーザーの意図した文字配置(印刷外領域を避けつつも、横中央線からの文字列の左右長さが略同一となる配置)とすることができる。すなわち、印刷外領域を避けながら、意図としている文字配置領域やアイテム領域の左右のバランス(左右対称)を揃えることが簡単にできる。
また、上下方向に印刷外領域がある場合も、当該印刷外領域を避けながら、文字配置領域や文字配置領域の文字数や配置、アイテム領域内の文字配置領域の数や配置などを変えて、意図としている上下のバランス(上下対称)を揃えることも同様にできる。
なお、「横中央線から文字列の先頭と終端までの長さが所定量以上異なる場合」の所定量は、所定長さを指しても良いし、所定割合を指しても良い。
上記に記載の文字処理装置において、文字配置決定部は、横配置が「左よせ」に設定された場合であって、印刷外領域により文字配置領域が分割されている場合、分割された複数の文字配置領域のうち左側の文字配置領域から文字を配置し、当該左側の文字配置領域に配置できない文字が生じる場合、当該配置できない文字を右側に隣接する文字配置領域に配置することが好ましい。
上記に記載の文字処理装置において、文字配置決定部は、分割された複数の文字配置領域に対して文字を配置した後、余白が生じた場合は、各文字配置領域の左位置と各文字配置領域に配置された文字列の先端とが一致するように、文字を配置することが好ましい。
これらの構成によれば、横配置が「左よせ」に設定されている場合であって、印刷外領域により文字配置領域が分割されている場合も、ユーザーの意図した文字配置(左側の文字配置領域から優先的に文字を配置し、分割された各文字配置領域内において文字が「左よせ」となる配置)とすることができる。
上記に記載の文字処理装置において、文字配置決定部は、横配置が「右よせ」に設定された場合であって、印刷外領域により文字配置領域が分割されている場合、分割された複数の文字配置領域のうち右側の文字配置領域の右側から文字を配置し、当該右側の文字配置領域に配置できない文字が生じる場合、当該配置できない文字を左側に隣接する文字配置領域に配置することが好ましい。
上記に記載の文字処理装置において、文字配置決定部は、分割された複数の文字配置領域に対して文字を配置した後、余白が生じた場合は、各文字配置領域の右位置と各文字配置領域に配置された文字列の終端とが一致するように、文字を配置することが好ましい。
これらの構成によれば、横配置が「右よせ」に設定されている場合であって、印刷外領域により文字配置領域が分割されている場合も、ユーザーの意図した文字配置(右側の文字配置領域から優先的に文字を配置し、分割された各文字配置領域内において文字が「右よせ」となる配置)とすることができる。
本発明の印刷システムは、上記に記載の文字処理装置において、上記に記載の文字処理装置と、文字処理装置よって決定された、印刷領域上における文字の配置に基づいて、印刷領域が設けられた印刷媒体に印刷を行う印刷装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明のプリンタードライバーは、上記に記載の文字処理装置における各部を備えたことを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記に記載の文字処理方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
これらの構成によれば、円形など所定形状の印刷領域上に文字を配置する場合に、ユーザーの意図に沿った配置とすることができる印刷システム、プリンタードライバーおよびプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るディスク作成システムのブロック図である。 操作部およびラベルエディタ部の機能ブロック図である。 (a)は、各領域の説明図であり、(b)は、「下よせ」設定時の文字配置領域の配置例を示す図である。 (a),(b)共に、「下よせ」設定時の文字配置領域の配置例を示す図である。 (a),(b)共に、「縦中央よせ」設定時の文字配置領域の配置例を示す図である。 (a),(b)共に、「左よせ」または「右よせ」設定時の文字配置領域の配置例を示す図である。 (a),(b)共に、「横中央よせ」設定時の文字配置領域の配置例を示す図である。 (a)は、「上よせ」,「左よせ」設定時の文字配置例を示す図であり、(b)は、「下よせ」,「左よせ」設定時の文字配置例を示す図であり、(c),(d)は、「縦中央よせ」,「左よせ」設定時の文字配置例を示す図である。 (a),(b)は、「上よせ」,「左よせ」設定時の文字配置例を示す図であり、(c),(d)は、「上よせ」,「右よせ」設定時の文字配置例を示す図である。 (a),(b),(c)共に、「上よせ」,「横中央よせ」設定時の文字配置例を示す図である。 ラベルエディタ部の文字処理方法を示すメインフローチャートである。 図11のサブフローであり、領域配置決定処理を示すフローチャートである。 図11のサブフローであり、領域配置決定処理を示すフローチャートである。 図11のサブフローであり、文字配置決定処理を示すフローチャートである。 図11のサブフローであり、文字配置決定処理を示すフローチャートである。 従来例の説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る文字処理装置、印刷システム、プリンタードライバー、文字処理方法およびそのプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の印刷システムに相当するディスク作成システムSYのブロック図である。同図に示すように、ディスク作成システムSYは、ディスク作成制御装置10と、ディスク作成装置60と、から成る。ディスク作成制御装置10は、汎用OSが組み込まれたコンピューターなどにより実現され、RAM・ROM等のメモリ、CPU・論理回路等のハードウェアと、メモリに記憶されている各種ソフトウェアとから構成される。
また、ディスク作成装置60は、CDやDVD等のディスクにデータを記録する第1データ記録部61および第2データ記録部62と、ディスク作成装置60内の各部にディスクを搬送するオートローダー63と、ディスクのレーベル面(印刷媒体)にラベル印刷を行うプリンター64(印刷装置)と、を備えている。なお、同図では、2つのデータ記録部61,62と1つのプリンター64とを備えた例を図示しているが、さらに多くのデータ記録部およびプリンターを備えて、より多くの並列処理を可能としても良い。
ディスク作成制御装置10は、ディスクを作成するための基本機能を提供するアプリケーション部20と、アプリケーション部20から受信したデータにしたがって、記録情報、印刷情報および作成設定情報を生成し、一時保存するデータ変換部30と、データ変換部30からの制御信号に基づいてディスクを作成するための一連の動作処理をスケジューリングし、デバイス制御部50の各ドライバーの動作手順を制御する統合制御部40と、ディスク作成装置60の動作を制御するための各種ドライバーを含むデバイス制御部50と、から構成されている。
ここで、記録情報とは、ディスクに記録する(書き込む)情報であり、印刷情報とは、ディスクのレーベル面に印刷する情報であり、作成設定情報は命令要求の種類(記録・印刷要求、記録要求、印刷要求の中のいずれか1つの要求)、ディスクの作成枚数、形式等を設定した情報である。例えば、ディスク作成装置60が記録・印刷要求を取得した場合は、第1データ記録部61または第2データ記録部62によりデータ記録を終了した後に、プリンター64によりラベル印刷を行う。また、記録要求を取得した場合は、第1データ記録部61または第2データ記録部62によるデータ記録のみを行い、印刷要求を取得した場合は、プリンター64によるラベル印刷のみを行う。
アプリケーション部20は、操作部70の操作によって、記録対象となるデータが保存されているデータファイルの指定、並びにラベル印刷内容や形式の指定等を行うためのユーザインタフェースを提供する。操作部70は、キーボードやマウス等により構成される。また、アプリケーション部20は、ディスクエディタ部21、ラベルエディタ部22およびパブリッシャー部23を備えており、記録内容の編集、ラベル印刷の編集、および作成設定情報の編集を行う。ここで、本発明の文字処理装置は、操作部70およびラベルエディタ部22に対応する。
アプリケーション部20により編集された内容は、データ変換部30に出力される。また、ディスクライブラリー31を介して生成された記録情報、およびグラフィックデバイスインターフェース(GDI)32を介して生成された印刷情報は、命令要求の種類に基づいて、要求ジョブが終了するまで一時記憶部33に一時記憶される。
統合制御部40は、一時記憶部33に記憶されている要求ジョブを実行するために、ディスク作成装置60の各デバイス61〜64の動作スケジュールを作成する。また、統合制御部40は、デバイス制御部50を介して各デバイス61〜64の動作状態を示す装置状態情報を取得し、当該装置状態情報および動作スケジュールに基づき、デバイス制御部50を介して各デバイス61〜64の動作を制御する。具体的には、要求ジョブ毎に未記録ディスクの取り出し、未記録ディスクの搬送、データ記録、ラベル印刷、記録済みディスクの搬送等を、各デバイス61〜64の動作が互いに干渉することなく実行できるように、各デバイス61〜64の動作を制御させる。
次に、図2を参照し、操作部70およびラベルエディタ部22の機能構成について説明する。操作部70は、主な機能構成として、印刷領域配置部71、アイテム領域配置部72、配置設定部73および文字操作部74を備えている。
印刷領域配置部71は、不図示の表示画面に表示された操作領域上に、所定形状の印刷領域E10(図3(a)参照)を配置する。なお、本実施形態において、印刷領域E10は、ディスクのレーベル面に相当する円形を為しており、その中央部には、ディスクの穴部に相当する円形の印刷外領域E50を有しているものとする。なお、印刷領域配置部71は、マウス等の操作により、操作領域上における印刷領域E10の位置およびサイズを変更する。但し、設計変更により、操作領域上における印刷領域E10の位置およびサイズを固定としても良い。
アイテム領域配置部72は、上記の印刷領域E10上に、矩形のアイテム領域E20(図3(a)参照)を配置する。以下の説明では、1つのアイテム領域E20を配置した場合について説明するが、アイテム領域E20は複数配置することも可能である。アイテム領域E20は、1以上の文字配置領域E30を含んで配置するための領域であり、そのサイズおよびアスペクト比は任意である。ここで、文字配置領域E30とは、1以上の文字(以下、「文字列」とも称する)を左右方向(横方向)に配置するための矩形領域である。なお、アイテム領域配置部72は、マウス等の操作により、操作領域上におけるアイテム領域E20の位置、サイズおよびアスペクト比を変更する。
配置設定部73は、縦配置設定部73aおよび横配置設定部73bを備えている。縦配置設定部73aは、アイテム領域E20内に配置される文字(文字配置領域E30)の上下方向の配置である縦配置を、「上よせ」、「縦中央よせ」、「下よせ」のいずれかに設定する。また、横配置設定部73bは、アイテム領域E20内に配置される文字の左右方向の配置である横配置を、「左よせ」、「横中央よせ」、「右よせ」のいずれかに設定する。なお、配置設定部73は、表示画面に表示されたアイコンの選択等により設定を行う。
文字操作部74は、文字列入力部74aおよび文字属性設定部74bを備えている。文字列入力部74aは、キーボード等を用いて、アイテム領域E20内に文字列を入力する。また、文字属性設定部74bは、マウスの右ボタンメニュー等を用いて、文字サイズ、文字種、文字間隔を含む文字属性を設定する。ここで、「文字サイズ」とは、フォントサイズを指し、「文字種」とは、ゴシック体や明朝体などのフォント種類およびスタイルなどを指す。また、「文字間隔」とは、文字間の左右方向における間隙の長さ(ポイント数や、「狭い」、「広い」などの選択肢によっても設定可能)を指す。なお、1のアイテム領域E20内に配置される文字の文字属性は統一されており、文字配置領域E30の縦方向長さ(右辺、左辺の長さ)は、文字属性に応じて一意に決定されるものとする。つまり、1のアイテム領域E20内に配置される文字配置領域E30の縦方向長さも統一されている。このように、文字属性に基づき、文字配置領域E30内に配置する文字数や文字の配置、アイテム領域E20内における文字配置領域の数や配置をバランス良く設定することができる。
一方、ラベルエディタ部22は、主な機能構成として、領域情報記憶部81、設定情報記憶部82、文字情報記憶部83、領域配置決定部84、領域配置情報記憶部85、文字配置決定部86、文字配置情報記憶部87および印刷用文字情報生成部88を備えている。
領域情報記憶部81は、印刷領域配置部71の配置結果を示す印刷領域情報(操作領域上における印刷領域E10の位置、形状およびサイズを含む)と、アイテム領域配置部72の配置結果を示すアイテム領域情報(操作領域上におけるアイテム領域E20の位置、形状およびサイズを含む)と、を記憶する。なお、領域情報記憶部81は、印刷領域情報およびアイテム領域情報の記憶に代えて、印刷領域E10に対するアイテム領域E20の相対位置情報(4つの頂点の相対位置など)を記憶しても良い。
設定情報記憶部82は、縦配置設定部73aの設定結果を示す縦配置設定情報と、横配置設定部73bの設定結果を示す横配置設定情報と、を記憶する。また、文字情報記憶部83は、文字列入力部74aの入力結果を示す文字列情報と、文字属性設定部74bの設定結果を示す文字属性情報と、を記憶する。
領域配置決定部84は、アイテム領域E20内における各文字配置領域E30の上下方向の位置を決定する領域縦配置決定部91と、アイテム領域E20内における各文字配置領域E30の横方向長さおよび左右方向の位置を決定する領域横配置決定部92と、を備えている。
領域縦配置決定部91は、縦配置が「上よせ」に設定された場合の各文字配置領域E30の上下方向の位置を決定する領域上配置決定部91a、縦配置が「縦中央よせ」に設定された場合の各文字配置領域E30の上下方向の位置を決定する領域縦中央配置決定部91b、縦配置が「下よせ」に設定された場合の各文字配置領域E30の上下方向の位置を決定する領域下配置決定部91cを含む。同様に、領域横配置決定部92は、横配置が「左よせ」に設定された場合の各文字配置領域E30の左右方向の位置を決定する領域左配置決定部92a、横配置が「横中央よせ」に設定された場合の各文字配置領域E30の横方向長さおよび左右方向の位置を決定する領域横中央配置決定部92b、横配置が「右よせ」に設定された場合の各文字配置領域E30の左右方向の位置を決定する領域右配置決定部92cを含む。
領域配置情報記憶部85は、領域配置決定部84により決定された各文字配置領域E30の配置(操作領域上または印刷領域E10上における各文字配置領域E30の位置)を示す領域配置情報を記憶する。
文字配置決定部86は、配置設定部73の設定にしたがって、文字配置領域E30内における各文字の配置を決定する。例えば、「上よせ」設定時は、先頭文字が、一番上の文字配置領域E30に来るように配置する。また、「縦中央よせ」設定時は、アイテム領域E20を縦方向に2分した縦中央線110(図5(a)参照)から一番上の文字配置領域E30までの長さと、縦中央線110から一番下の文字配置領域E30までの長さとが略同一となるように配置する。また、「下よせ」設定時は、最終文字が、一番下の文字配置領域E30に来るように配置する。また、「左よせ」設定時は、文字配置領域E30に対して配置する文字が短い場合(余白が生じる場合)、文字配置領域E30と文字列の左側が揃うように位置を調整する。また、「横中央よせ」設定時は、文字配置領域E30に対して配置する文字が短い場合、アイテム領域E20の横中央線120(図7(a)参照)と文字列の中央が揃うように位置を調整する。また、「右よせ」設定時は、文字配置領域E30に対して配置する文字が短い場合、文字配置領域E30と文字列の右側が揃うように位置を調整する。
なお、文字配置領域E30に対する文字の配置に関しては、文字単位ではなく、単語単位で行っても良い。この場合は、単語ごとにワードラップ(行の折り返し)を行うことが好ましい。
文字配置情報記憶部87は、文字配置決定部86により決定された文字の配置(操作領域上または印刷領域E10上における各文字の位置)を示す文字配置情報を記憶する。
印刷用文字情報生成部88は、ディスクにラベル印刷するための印刷用文字情報を生成する。ここで、印刷用文字情報は、文字配置情報および文字属性情報に基づいて生成される情報であり、当該印刷用文字情報が、印刷情報の少なくとも一部として、グラフィックデバイスインターフェース32(図1参照)に出力される。印刷情報としては、印刷用文字情報の他に、カラー情報および画像情報(グラフィックデータ)などを含めても良い。
次に、図3ないし図7を参照し、アイテム領域E20内における文字配置領域E30の配置について、具体例を挙げて説明する。図3(a)は、各領域の説明図である。印刷領域E10は、ディスクの印刷可能領域を示す領域であり、ディスクの外周100より若干幅狭の円形となっている。また、アイテム領域E20は、左右方向をX方向、上下方向をY方向としたとき、(X1,Y1)、(X1,Y2)、(X2,Y2)、(X2,Y1)の4点を頂点とする領域である。すなわち、アイテム領域E20は、正長方形(正方形)を為し、その上辺および下辺の傾きは文字の並び方向と一致するものとする(アイテム領域E20に対して、文字の並び方向が傾くような配置はできないものとする)。また、文字配置領域E30は、印刷領域E10とアイテム領域E20との重複領域内に一列以上配置され、その左右辺および上下辺は、アイテム領域E20の左右辺および上下辺といずれも並行である。また、各文字配置領域E30の間(行間)は、所定の間隙を有する。当該所定の間隙は、固定の長さであっても良いし、文字属性に応じて可変する長さであっても良い。
図3(b)は、縦配置「下よせ」に設定された場合の文字配置領域E30の配置例を示す図である。同図に示すように、アイテム領域E20の下位置103(下辺)が、印刷領域E10の下位置101(下端)から所定量Xだけ上側(内側)に位置する下基準位置102よりも上側に配置された場合、アイテム領域E20の下位置103と最下列の文字配置領域E30(同図ではE33)の下位置とが揃うように、各文字配置領域E30を配置する(領域下配置決定部91c)。つまり、一般的な縦配置「下よせ」の文字配置となる。
これに対し、図4(a)に示すように、アイテム領域E20の下位置103が、下基準位置102よりも下側に配置された場合、最下列の文字配置領域E30(同図ではE33)の下位置が下基準位置102と揃うように、各文字配置領域E30を配置する。また、図4(b)に示すように、アイテム領域E20の下位置103が、印刷領域E10の下位置101よりも下側に配置された場合も、最下列の文字配置領域E30(同図ではE33)の下位置が下基準位置102と揃うように、各文字配置領域E30を配置する。
このように、「下よせ」設定時において、最下列の文字配置領域E33の下位置が、下基準位置102よりも下側とならないように調整することで、最下列の文字配置領域E33に配置される文字数が極端に少なくなってしまう問題を解消することができる。つまり、図16(b)に示す従来例のように、各文字配置領域E30が配置され、文字配置のバランス(見栄え)が悪くなってしまうことを解消することができる。なお、図4では、縦配置「下よせ」に設定された場合を例示したが、縦配置「上よせ」に設定された場合も、印刷領域E10の上位置(上端)から所定量Xだけ下側(内側)に位置する上基準位置よりも上側とならないように、各文字配置領域E30の位置を調整する(領域上配置決定部91a)。なお、所定量Xは、文字属性に応じて定められる長さである。例えば、文字サイズをパラメーターとした所定の算出アルゴリズムにより算出可能な長さとしても良いし、文字間隔を所定倍数した長さとしても良い。
続いて、図5(a)は、縦配置「縦中央よせ」に設定された場合の文字配置領域E30の配置例を示す図である。同図は、文字を配置した結果、文字配置領域E30が奇数行(同図では3行)となる場合を示している。この場合、アイテム領域E20を上下に2分する縦中央線110と、中央に位置する文字配置領域E30(同図ではE32)を2分する縦中央線とが一致するように、各文字配置領域E30を配置する(領域縦中央配置決定部91b)。なお、同図(および図5(b))では、印刷外領域E50上に文字配置領域E31が配置されているが、実際は印刷外領域E50を避けて文字配置領域E31が配置される。当該文字配置領域E31の長さ調節および分割処理については、領域横配置決定部92による処理となるため、後述する。
一方、図5(b)は、文字を配置した結果、文字配置領域E30が偶数行(同図では4行)となる場合を示している。この場合、アイテム領域E20を上下に2分する縦中央線110と、中央の2つの文字配置領域E30(同図ではE32,E33)のうち上側の文字配置領域E30(同図ではE32)の下位置(下辺)とが一致するように、各文字配置領域E30を配置する。なお、縦中央線110と、中央の2つの文字配置領域E30(同図ではE32,E33)のうち下側の文字配置領域E30(同図ではE33)の上位置(上辺)とが一致するように、各文字配置領域E30を配置しても良い。また、縦中央線110から最上列の文字配置領域E30(同図ではE31)の上位置までの長さと、縦中央線110から最下列の文字配置領域E30(同図ではE34)の下位置までの長さとが完全一致するように、各文字配置領域E30を配置しても良い。
続いて、図6(a)は、縦配置「上よせ」、且つ横配置「左よせ」または「右よせ」に設定された場合の文字配置領域E30の配置例を示す図である。以下、図6および図7では、左右方向の配置について言及する。横配置「左よせ」または「右よせ」に設定された場合、同図に示すように、印刷外領域E50を除く印刷領域E10内において各文字配置領域E30が最大長さとなるように、各文字配置領域E30の横方向長さおよび左右方向の位置を決定する(領域左配置決定部92a,領域右配置決定部92c)。つまり、印刷外領域E50に文字配置領域E30の左側または右側の一部の領域が重複するように配置された場合は、印刷外領域E50を避けるように文字配置領域E30の横方向長さを短くする。
一方、図6(b)に示すように、印刷外領域E50に文字配置領域E30の左右中央部の領域が重複するように配置された場合は、印刷外領域E50を避けるように、1列分の文字配置領域E30を複数の文字配置領域E30に分割する。同図の例では、例えば最上列の文字配置領域E31について、左側の文字配置領域E31aと、右側の文字配置領域E31bと、に分割している。
続いて、図7(a)は、縦配置「上よせ」、且つ横配置「横中央よせ」に設定された場合の文字配置領域E30の配置例を示す図である。横配置「横中央よせ」に設定された場合、同図に示すように、印刷外領域E50を除く印刷領域E10内において、アイテム領域E20を左右に2分する横中央線120からの各文字配置領域E30の左辺および右辺までの長さが略同一且つ各文字配置領域E30が最大長さとなるように、各文字配置領域E30の横方向長さおよび左右方向の位置を決定する(領域横中央配置決定部92b)。
一方、図6(b)に示すように、印刷外領域E50に文字配置領域E30の左右中央部の領域が重複するように配置された場合は、図5(b)に示した例と同様に、印刷外領域E50を避けて、1列分の文字配置領域E30を複数の文字配置領域E30に分割する。また、このように文字配置領域E30が分割される場合も、横配置「横中央よせ」に設定されている場合、横中央線120から左側の文字配置領域E30(同図ではE32a〜E34a)の左辺および右側の文字配置領域E30(同図ではE32b〜E34b)の右辺までの長さは略同一となる。
次に、図8ないし図10を参照し、文字配置領域E30内における文字の配置について説明する。図8は、縦配置「上よせ」、「下よせ」、「縦中央よせ」の文字配置を例示している。なお、同図では、横配置が「左よせ」に設定されているものとする。図8(a)は、縦配置「上よせ」に設定された場合の文字配置例を示す図である。この場合、最上列の文字配置領域E30(同図ではE31)から文字を配置していく。また、図8(b)は、縦配置「下よせ」に設定された場合の文字配置例を示す図である。この場合、最下列の文字配置領域E30(同図ではE33)から文字を配置していく。
続いて、図8(c)は、縦配置「縦中央よせ」に設定された場合であって、文字列が偶数行となる場合の文字配置例を示す図である。この場合、縦中央線110から文字列の開始列(開始行)までの長さと文字列の最終列(最終行)までの長さが同一となるように、文字を配置していく。また、図8(d)は、縦配置「縦中央よせ」に設定された場合であって、文字列が奇数行となる場合の文字配置例を示す図である。この場合、中央の文字配置領域E30(同図ではE32)の縦中央線(または縦中央線110)から文字列の開始列までの長さと文字列の最終列までの長さが同一となるように、文字を配置していく。
続いて、図9を参照し、横配置「左よせ」、「右よせ」の文字配置について説明する。なお、以下図9および図10では、縦配置が「上よせ」に設定されているものとする。図9(a)は、横配置「左よせ」に設定された場合であって、文字配置領域E30が分割されていない場合の文字配置例を示す図である。例えば、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が長い場合は(同図のE31)、文字配置領域E30の左側から配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを次列の文字配置領域E30に配置する。また、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が短い場合は(同図のE32)、文字配置領域E30の左辺と、文字列の左側(先頭)が揃うように文字の位置を調整する。
また、図9(b)は、横配置「左よせ」に設定された場合であって、文字配置領域E30が分割されている場合の文字配置例を示す図である。例えば、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が長い場合は(同図のE31a,E31b)、両方の文字配置領域E30に配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを次列の文字配置領域E30に配置する。また、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が短い場合は(同図のE32a)、まず左側の文字配置領域E30に配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを右側の文字配置領域E30に配置する。なお、横配置「左よせ」に設定された場合であって、配置した結果余白が生じる場合は、各文字配置領域E30の左辺と、文字列の左側が揃うように文字の位置を調整する。
図9(c)は、横配置「右よせ」に設定された場合であって、文字配置領域E30が分割されていない場合の文字配置例を示す図である。例えば、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が長い場合は(同図のE31)、文字配置領域E30の右側から配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを次列の文字配置領域E30に配置する。また、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が短い場合は(同図のE32)、文字配置領域E30の右辺と、文字列の右側(終端)が揃うように文字の位置を調整する。
また、図9(d)は、横配置「右よせ」に設定された場合であって、文字配置領域E30が分割されている場合の文字配置例を示す図である。例えば、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が長い場合は(同図のE31a,E31b)、両方の文字配置領域E30に配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを次列の文字配置領域E30に配置する。また、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が短い場合は(同図のE32a)、まず右側の文字配置領域E30に、文字列の終端から配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを左側の文字配置領域E30に配置する。なお、横配置「右よせ」に設定された場合であって配置した結果余白が生じる場合は、各文字配置領域E30の右辺と、文字列の右側が揃うように文字の位置を調整する。
続いて、図10を参照し、横配置「横中央よせ」の文字配置について説明する。図10(a)は、横配置「横中央よせ」に設定された場合であって、文字配置領域E30が分割されていない場合の文字配置例を示す図である。例えば、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が長い場合は(同図のE31,E32)、配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを次列の文字配置領域E30に配置する。また、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が短い場合は(同図のE33)、文字配置領域E30に全ての文字を配置した後、横中央線120と文字列の左右中央が揃うように、文字の位置を調整する。
一方、図10(b)は、横配置「横中央よせ」に設定された場合であって、文字配置領域E30が分割されている場合の文字配置例を示す図である。ここでは、1列分が複数個に分割されている文字配置領域E30(同図のE32〜E34)について言及する。例えば、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が長い場合は(同図のE32a,E32b)、両方の文字配置領域E30に配置可能な最大文字数の文字を配置し、残りを次列の文字配置領域E30に配置する。また、1列分の文字配置領域E30に対して、配置する文字列の方が短い場合は(同図のE33)、文字配置領域E30に全ての文字を配置した後、横中央線120から見て、左右の文字配置領域E30に配置された文字列の先頭と終端までの長さが同一となるように、文字の位置を調整する。
但し、同図(c)に示すように、配置される文字数と、印刷外領域E50との兼ね合いで、全ての文字を配置した結果、横中央線120と文字列の左右中央とが一致しなくなった場合は(同図のE33)、なるべく一致するように配置する文字数を調整し、残りを次列の文字配置領域E30(同図のE34)に配置する。つまり、文字「VWXYZ」を文字配置領域E33に配置しようとすると、文字配置領域E33が2つに分割されているため、左右長さが一致しなくなってしまう。このため、文字配置領域E33に配置する文字を一文字ずつ増やしていくことで(若しくは、終端側から文字を一文字ずつ減らしていくことで)、文字配置領域E33に配置される文字列の横中央線120からの左右長さが最も近くなるように調節する。
次に、図11ないし図15を参照し、ラベルエディタ部22による一連の処理について説明する。図11は、ラベルエディタ部22の文字処理方法を示すメインフローチャートである。まず、ラベルエディタ部22は、領域配置決定部84により、領域情報、設定情報および文字属性情報に基づいて(記憶部参照ステップ)、アイテム領域E20内における1以上の文字配置領域E30の配置を決定する(S100,領域縦配置決定ステップ)。続いて、文字配置決定部86により、S100の配置結果である領域配置情報、並びに領域情報、設定情報および文字情報(文字列情報および文字属性情報)に基づいて、文字配置領域E30における文字の配置を決定する(S200)。最後に、印刷用文字情報生成部88により、S200の配置結果である文字配置情報および文字属性情報に基づいて、印刷用文字情報を生成する(S300)。プリンター64(図1参照)は、当該印刷用文字情報を含む印刷情報に基づいて、ラベル印刷を行う。また、当該印刷用文字情報を含む印刷情報に基づいて、不図示の表示画面に、印刷プレビュー表示を行う。
図12および図13は、図11のフローチャートのS100に相当するサブフローチャートである。まず、領域配置決定部84は、縦配置を判別し(S101)、「上よせ」または「下よせ」に設定されていると判別した場合、所定量X(図3(b)および図4参照)を算出する(S102)。当該所定量Xは、文字属性情報に基づいて算出する(例えば、所定量X=文字高さの一定割合とする)。また、アイテム領域情報および印刷領域情報に基づいて、アイテム領域E20の下位置103が下基準位置102よりも下側に配置されているか否か(または、アイテム領域E20の上位置が上基準位置よりも上側に配置されているか否か)を検証し(S103)、当該検証結果に基づいて、探査開始縦位置を決定する(S104)。
ここで、探査開始縦位置とは、文字配置領域E30の縦方向における開始位置であり、結果的に最上列の文字配置領域E30の上位置となる。例えば、「上よせ」の場合、アイテム領域E20の上位置が上基準位置よりも上側に配置されていれば、上基準位置が探査開始縦位置となる。また、それ以外の場合は、アイテム領域E20の上位置が探査開始縦位置となる。また、「下よせ」の場合、アイテム領域E20の下位置103が下基準位置102よりも下側に配置されていれば、最下列の文字配置領域E30の下位置が下基準位置102となるように探査開始縦位置を決定する。また、それ以外の場合は、アイテム領域E20の下位置が最下列の文字配置領域E30の下位置となるように探査開始縦位置を決定する。
一方、縦配置が「縦中央よせ」の場合は(S101:縦中央よせ)、文字配置領域E30が奇数行となる場合の探査開始縦位置と、文字配置領域E30が偶数行となる場合の探査開始縦位置と、の2種類を決定する。奇数行の場合は、アイテム領域E20の縦中央線110と中央に位置する文字配置領域E30の縦中央とが一致するように、探査開始縦位置を決定する。また、偶数行の場合は、アイテム領域E20の縦中央線110と、中央上側に位置する文字配置領域E30の下位置とが一致するように、探査開始縦位置を決定する。S105以下の工程では、奇数行の場合について先に探査を行い、S115の判別を経て、偶数行の場合についての探査を行う。
S104にて探査開始縦位置を決定すると、続いて探査位置がアイテム領域E20内にあるか否かを判別する(S105)。1列目の場合は「ある」と判別し、図13の処理に移行する。また、探査位置がアイテム領域E20内に「ない」と判別した場合(全ての文字配置領域E30について探査を終了した場合)は、縦配置が「縦中央よせ」であるか否かを判別し(S114)、「上よせ」または「下よせ」の場合は、そのまま処理を終了する。また、「縦中央よせ」の場合は、偶数行の処理(探査)が完了しているか否かを判別し(S115)、完了している場合は、処理を終了すると共に、完了していない場合は、S104に戻って偶数行についての探査を行う。
図13に示すように、文字配置領域E30の探査処理では、最初に文字配置領域E30の左端位置を探す(S106)。ここで、左端が見つかったか否かを判別し(S107)、見つかった場合は、続いて文字配置領域E30の右端位置を探す(S108)。なお、S107では、文字配置領域E30が分割されていない場合、1回目のループのみ「見つかった」と判別され、文字配置領域E30が分割されている場合は、2回目のループでも「見つかった」と判別される(つまり、左側の文字配置領域E30と右側の文字配置領域E30の両方について左端が探し出される)。その後、文字配置領域E30の左端および右端を一時的に不図示の記憶領域に保存し(S109)、S106に戻る。
S107で、左端が「見つからない」と判別した場合は、横配置が「横中央よせ」であるか否かを判別し、「横中央よせ」と判別した場合は、アイテム領域E20の横中央線120から文字配置領域E30の左右の長さが略同一となるように、文字配置領域E30を加工する(S111)。その後、1列分の文字配置領域E30について領域配置情報を領域配置情報記憶部85に保存し(S112)、探査位置を一列下に移動して(S113)、図12のS105に戻る。また、S110で「左よせ」または「右よせ」と判別した場合は、S109で保存しておいた左端および右端に基づき、1列分の領域配置情報を領域配置情報記憶部85に保存する(S112)。
次に、図14および図15を参照し、文字配置決定部86の処理について説明する。両図は、図11のフローチャートのS200に相当するサブフローチャートである。文字配置決定部86は、まず、文字の配置対象となる文字配置領域E30を選択する(S201)。例えば、縦配置が「上よせ」または「下よせ」に設定されている場合、最上列の文字配置領域E30を選択する。また、縦配置が「縦中央よせ」に設定されている場合、奇数行用のものであって、中央に位置する文字配置領域E30を選択する。続いて、文字情報記憶部83に記憶されている全ての文字を配置したか否かを判別し(S202)、全ての文字を配置した場合は、図15の処理に移行する。また、全ての文字を配置していない場合は、対象列の文字配置領域E30(領域配置情報)を取得し(S203)、文字配置領域E30と残りの文字を比較する(S204)。ここで、文字配置領域E30よりも残りの文字の方が長い場合は、文字配置領域E30に入る限り文字を配置して(S205)、1列分の文字配置情報を文字配置情報記憶部87に保存する(S211)。
また、S204にて、文字配置領域E30の方が残りの文字よりも長いと判別した場合は、横配置を判別する(S206)。ここで、横配置が「左よせ」または「右よせ」と判別した場合は、文字配置領域E30の左側または右側から文字を配置する(207)。また、横配置が「横中央よせ」と判別した場合は、文字配置領域E30が分割されているか否かを判別し(S208)、分割されていない場合は、文字配置領域E30の左右に同じ余白ができるように文字を配置する(S209)。また、分割されている場合は、横中央線120から文字列の左右の長さが最も近くなるように文字を配置する(S210)。S207,S209,S210の後は、1列分の文字配置情報を文字配置情報記憶部87に保存し(S211)、S202に戻る。
図15に示すように、S202にて「全ての文字を配置した」と判別した場合は、縦配置を判別する(S212)。ここで、「上よせ」と判別した場合は、そのまま処理を終了する。また、「下よせ」と判別した場合は、文字の配置結果を判別し(S213)、文字列の最終行が文字配置領域E30の最下列からはみ出している場合は、配置開始行を1行減らして(上げて)(S214)、図14のS203に戻る。つまり、文字が配置可能な領域よりも文字列の方が長い場合は、配置開始行を1行ずつ減らしていき、最終的に文字列の最後が最終列の文字配置領域E30に配置されるまで、S203以降の配置処理を繰り返す。
また、「下よせ」に設定されている場合であって、S213にて、最終列の文字配置領域E30が空いていると判別した場合は、開始行を1行増やして(下げて)、図14のS203に戻る。つまり、文字が配置可能な領域よりも文字列の方が短い場合は、配置開始行を1行ずつ増やしていき、最終的に文字列の最後が最終列の文字配置領域E30に配置されるまで、S203以降の配置処理を繰り返す。また、「下よせ」に設定されている場合であって、S213にて、最終列の文字配置領域E30まで埋まっていると判別した場合は、処理を終了する。さらに、「下よせ」に設定されている場合であって、S213にて、前回のS213の判定とは逆の判定結果となった場合は、最終列の文字配置領域E30が空いているか否かを判別し(S216)、空いている場合は、処理を終了する。また、下方向に文字がはみ出している場合は、前回の文字配置情報にて確定するように文字配置情報記憶部87に通知し(S217)、処理を終了する。
また、S212にて、「縦中央よせ」に設定されていると判別した場合であって、縦中央線110から見た文字列の上位置よりも下位置の長さが長いと判別した場合は(S218)、開始行を減らして(S219)、図14のS203に戻る。つまり、縦中央線110から配置開始行を1行ずつ減らしていき、最終的に縦中央線110から見た文字列の上下の長さが同一となるまで、S203以降の配置処理を繰り返す。このとき、奇数行の文字配置領域E30を選択していた場合は、偶数行のものに変更し、偶数行の文字配置領域E30を選択していた場合は、奇数行のものに変更する。また、「縦中央よせ」に設定されている場合であって、S218にて、縦中央線110から見た文字列の上位置の長さが下位置の長さと同じまたは長いと判別した場合は、処理を終了する。
以上説明したとおり、本実施形態のラベルエディタ部22によれば、例えば、縦配置「下よせ」に設定されている場合であって、アイテム領域E20の下位置103が、下基準位置102よりも下側に配置された場合(図4参照)、最下列の文字配置領域E30の下位置が下基準位置102と揃うように、各文字配置領域E30を配置するため、最下列の文字配置領域E30に配置される文字数が極端に少なくなってしまう問題を解消することができる。これにより、アイテム領域E20の下位置を印刷領域E10の下位置に合わせるような配置とした場合でも、文字配置をユーザーの意図した配置(印刷領域E10の下側から1列以上の文字列が順に配列され、且つ印刷領域E10の下側に配置される文字列の数が極端に少なくならない配置)とすることができる。
また、最下列の文字配置領域E30を下基準位置102にあわせる処理を、「下よせ」設定時に限定しているため、文字配置の自由度を高めることができる。例えば、「下よせ」に設定しないで、アイテム領域E20の下位置を印刷領域E10の下位置に合わせるような配置とした場合は、最下列の文字配置領域E30に配置される文字数が少なくなっても、敢えて印刷領域E10の円弧に沿った配置としたいというニーズが考えられるためである。
また、下基準位置102(所定量Xの長さ)を、文字属性に応じて決定するため、最下列の文字配置領域E30に配置される文字数を文字属性に適した数とすることができ、より見栄えの良い配置とすることができる。
また、印刷領域E10の一部に印刷外領域E50を有する場合は、当該印刷外領域E50を避けるように文字配置領域E30を配置し、必要に応じて文字配置領域E30を分割するため、種々の形状を有する印刷領域E10に本発明を適用することができる。また、横配置が「横中央よせ」に設定された場合であって、印刷外領域E50の存在により横中央線120から文字列の先頭と終端までの長さが所定量以上異なる場合は、横中央線120から文字列の先頭と終端までの長さが最も近くなるように文字数を調整し、配置できない文字が生じる場合は、当該配置できない文字を下側に隣接する文字配置領域E30に配置するため、印刷外領域E50を有する場合でも、ユーザーの意図した文字配置(印刷外領域E50を避けつつも、文字列の横中央線120からの左右長さが略同一となる配置)とすることができる。
なお、上記の実施形態では、印刷領域E10の形状として、円形である場合を例示したが、「多角形」、「楕円」、「扇形」など、円形以外の形状にも、本発明を適用可能である。また、文字配置領域E30も、1列分(1行分)文字列が配置される領域としたが、複数列分を配置可能な領域としても良い。また、印刷領域E10上にアイテム領域E20を配置するものとしたが、アイテム領域E20上に印刷領域E10を配置しても良い。
また、上記の実施形態では、下基準位置102および上基準位置を決定するための所定量Xの長さを、上下同じ長さであるとしたが、異なる長さとしても良い。この場合、文字属性に応じた所定量Xの算出アルゴリズムを上下異なるものとしても良いし、いずれか一方の所定量Xを文字属性に依らない固定値としても良い。
また、上記の実施形態では、アイテム領域E20の下位置103が下基準位置102よりも下側に配置された場合、最下列の文字配置領域E33の下位置が下基準位置102と揃うように、各文字配置領域E30を配置したが、最下列の文字配置領域E33の下位置が当該下基準位置102よりも上側となるように(例えば、最下列の文字配置領域E33の下位置が当該下基準位置102よりも所定量Yだけ上側となるように)、各文字配置領域E30を配置しても良い。また、この場合の所定量Yは、文字属性に応じて一意に定まる長さとしても良いし、固定値としても良い。上基準位置についても同様である。
また、上記の実施形態では、印刷領域E10内に1箇所のみ印刷外領域E50を有する場合を例示したが、印刷外領域E50を複数個有する場合にも、本発明を適用可能である。この場合、文字配置領域E30が、3個以上に分割される場合も考えられる。
また、上記に示したラベルエディタ部22の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターをラベルエディタ部22の各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。
また、上記の実施形態では、本発明の文字処理装置および文字処理方法を、ラベルエディタ部22に適用した場合を例示したが、これをプリンタードライバーにて実現しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。また、上記の実施形態では、文字配置領域E30に対して左右方向に印刷外領域E50がある場合について説明したが、文字配置領域E30に対して上下方向に印刷外領域E50がある場合も、当該印刷外領域E50を避けながら、左右方向の場合と同様に、上下方向のバランスを揃えながら配置することもできる。
10…ディスク作成制御装置 20…アプリケーション部 30…データ変換部 40…統合制御部 50…デバイス制御部 60…ディスク作成装置 64…プリンター 70…操作部 100…ディスクの外周 101…印刷領域の下位置 102…下基準位置 103…アイテム領域の下位置 110…縦中央線 120…横中央線 E10…印刷領域 E20…アイテム領域 E30…文字配置領域 E50…印刷外領域 SY…ディスク作成システム

Claims (16)

  1. 1以上の文字を配置するための領域を文字配置領域、当該文字配置領域を1以上含んで配置するための領域をアイテム領域としたとき、所定形状の印刷領域上に、当該アイテム領域が配置されることにより、前記印刷領域上における前記文字の配置を決定する文字処理装置であって、
    前記文字の並び方向を左右方向、当該左右方向と直交する方向を上下方向としたとき、前記アイテム領域内における各文字配置領域の前記上下方向の位置を決定する領域縦配置決定部を備え、
    前記領域縦配置決定部は、
    前記アイテム領域の上位置が、前記印刷領域の上位置から所定量下側に位置する上基準位置よりも上側に配置された場合、前記アイテム領域内の最上位置に配置された文字配置領域の上位置が前記上基準位置または当該上基準位置よりも下側となるように、前記アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定する領域上配置決定部と、
    前記アイテム領域の下位置が、前記印刷領域の下位置から所定量上側に位置する下基準位置よりも下側に配置された場合、前記アイテム領域内の最下位置に配置された文字配置領域の下位置が前記下基準位置または当該下基準位置よりも上側となるように、前記アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定する領域下配置決定部と、を含むことを特徴とする文字処理装置。
  2. 前記アイテム領域内に配置される前記文字の上下方向の配置である縦配置を、「上よせ」、「縦中央よせ」、「下よせ」のいずれかに設定する縦配置設定部をさらに備え、
    前記領域上配置決定部は、前記縦配置が「上よせ」に設定された場合のみ機能し、
    前記領域下配置決定部は、前記縦配置が「下よせ」に設定された場合のみ機能することを特徴とする請求項1に記載の文字処理装置。
  3. 1の前記アイテム領域内に配置される前記文字の、文字サイズ、文字種、文字間隔の少なくともいずれかを示す文字属性は統一されており、
    前記領域縦配置決定部は、
    前記文字属性に応じて、各文字配置領域の縦方向長さを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の文字処理装置。
  4. 前記領域縦配置決定部は、
    前記文字属性に応じて、前記上基準位置を規定するための所定量、および前記下基準位置を規定するための所定量の少なくとも一方を決定することを特徴とする請求項3に記載の文字処理装置。
  5. 前記アイテム領域内に配置される前記文字の左右方向の配置である横配置を、「左よせ」、「横中央よせ」、「右よせ」のいずれかに設定する横配置設定部と、
    前記横配置設定部の設定にしたがって、前記アイテム領域内における各文字配置領域の横方向長さおよび左右方向における位置を決定する領域横配置決定部と、をさらに備え、
    前記領域横配置決定部は、
    前記横配置が「左よせ」または「右よせ」に設定された場合、前記印刷領域内において、各文字配置領域が最大長さとなるように、各文字配置領域の横方向長さおよび位置を決定する領域左右配置決定部と、
    前記横配置が「横中央よせ」に設定された場合、前記印刷領域内において、前記アイテム領域の横中央線からの各文字配置領域の左辺および右辺までの長さが略同一且つ各文字配置領域が最大長さとなるように、各文字配置領域の横方向長さおよび位置を決定する領域横中央配置決定部と、を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の文字処理装置。
  6. 前記印刷領域は、その内部に1以上の印刷外領域を有しており、
    前記領域横配置決定部は、
    前記印刷外領域に前記文字配置領域の左側または右側の一部の領域が重複するように配置された場合、前記印刷外領域を避けるように前記文字配置領域の横方向長さを短くし、
    前記印刷外領域に前記文字配置領域の左右中央部の領域が重複するように配置された場合、前記印刷外領域を避けるように、前記文字配置領域を複数の文字配置領域に分割することを特徴とする請求項5に記載の文字処理装置。
  7. 前記文字配置領域内における前記文字の配置を決定する文字配置決定部をさらに備え、
    前記文字配置決定部は、
    前記横配置が「横中央よせ」に設定された場合、前記アイテム領域の横中央線から各文字配置領域内の文字列の先頭と終端までの長さが略同一となるように文字を配置することを特徴とする請求項6に記載の文字処理装置。
  8. 前記横配置が「横中央よせ」に設定された場合であって、前記印刷外領域により前記文字配置領域が分割されていることにより、前記横中央線から前記文字列の先頭と終端までの長さが所定量以上異なる場合、前記横中央線から前記文字列の先頭と終端までの長さが最も近くなるように文字数を調整し、配置できない文字が生じる場合、当該配置できない文字を下側に隣接する文字配置領域に配置することを特徴とする請求項7に記載の文字処理装置。
  9. 前記文字配置決定部は、
    前記横配置が「左よせ」に設定された場合であって、前記印刷外領域により前記文字配置領域が分割されている場合、分割された複数の文字配置領域のうち左側の文字配置領域から文字を配置し、当該左側の文字配置領域に配置できない文字が生じる場合、当該配置できない文字を右側に隣接する文字配置領域に配置することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の文字処理装置。
  10. 前記文字配置決定部は、
    分割された前記複数の文字配置領域に対して文字を配置した後、余白が生じた場合は、各文字配置領域の左位置と各文字配置領域に配置された文字列の先端とが一致するように、文字を配置することを特徴とする請求項9に記載の文字処理装置。
  11. 前記文字配置決定部は、
    前記横配置が「右よせ」に設定された場合であって、前記印刷外領域により前記文字配置領域が分割されている場合、分割された複数の文字配置領域のうち右側の文字配置領域の右側から文字を配置し、当該右側の文字配置領域に配置できない文字が生じる場合、当該配置できない文字を左側に隣接する文字配置領域に配置することを特徴とする請求項6ないし10のいずれか1項に記載の文字処理装置。
  12. 前記文字配置決定部は、
    分割された前記複数の文字配置領域に対して文字を配置した後、余白が生じた場合は、各文字配置領域の右位置と各文字配置領域に配置された文字列の終端とが一致するように、文字を配置することを特徴とする請求項11に記載の文字処理装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の文字処理装置と、
    前記文字処理装置よって決定された、前記印刷領域上における前記文字の配置に基づいて、前記印刷領域が設けられた印刷媒体に印刷を行う印刷装置と、を備えたことを特徴とする印刷システム。
  14. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の文字処理装置における各部を備えたことを特徴とするプリンタードライバー。
  15. 1以上の文字を配置するための領域を文字配置領域、当該文字配置領域を1以上含んで配置するための領域をアイテム領域としたとき、所定形状の印刷領域上に、当該アイテム領域が配置されることにより、前記印刷領域上における前記文字の配置を決定する文字処理方法であって、
    コンピューターが、
    前記印刷領域の位置、形状およびサイズを含む印刷領域情報と、前記アイテム領域の位置、形状およびサイズを含むアイテム領域情報と、を記憶する領域情報記憶部を参照する記憶部参照ステップと、
    前記文字の並び方向を左右方向、当該左右方向と直交する方向を上下方向としたとき、前記記憶部の参照結果に基づいて、前記アイテム領域内における各文字配置領域の前記上下方向の位置を決定する領域縦配置決定ステップと、を実行し、
    前記領域縦配置決定ステップは、
    前記アイテム領域の上位置が、前記印刷領域の上位置から所定量下側に位置する上基準位置よりも上側に配置されたか否かを判別するステップと、
    前記アイテム領域の上位置が前記上基準位置よりも上側に配置されたと判別された場合、前記アイテム領域内の最上位置に配置された文字配置領域の上位置が前記上基準位置または当該上基準位置よりも下側となるように、前記アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定するステップと、
    前記アイテム領域の下位置が、前記印刷領域の下位置から所定量上側に位置する下基準位置よりも下側に配置されたか否かを判別するステップと、
    前記アイテム領域の下位置が前記下基準位置よりも下側に配置されたと判別された場合、前記アイテム領域内の最下位置に配置された文字配置領域の下位置が前記下基準位置または当該下基準位置よりも上側となるように、前記アイテム領域内における各文字配置領域の位置を決定するステップと、を含むことを特徴とする文字処理方法。
  16. コンピューターに、請求項15に記載の文字処理方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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