JP2011245997A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ビードワイヤを環状に複数回巻いたビードコアを備える空気入りタイヤであって、ビードコアは、断面形状が六角形であり、ビードコアの断面において、六角形の頂点に位置する部分のビードワイヤは、いずれもビードワイヤが2回目以降に巻かれた部分であることを特徴とする空気入りタイヤ。
【選択図】図2
Description
以下、本発明の空気入りタイヤについて、実施形態に基づいて説明する。以下に説明する実施形態の空気入りタイヤは、JATMA YEAR BOOK 2008(日本自動車タイヤ協会規格)のC章に規定されているトラック及びバス用の重荷重用タイヤに適用することができる。重荷重用タイヤの他、A章に規定されている乗用車用タイヤ、B章に規定されている小形トラック用タイヤに適用することもできる。
図1に示されるように、本実施形態のビード部30は、断面形状が六角形であるビードコア32を備える。また、ビードコア32の周囲には、タイヤ回転軸方向内方からタイヤ回転軸方向外方に向かってカーカス層40が折り返されて設けられている。ここで、カーカス層40のうち、ビードコア32で折り返されていない部分をカーカス本体部42と定義し、ビードコア32で折り返された部分を折り返し部44と定義する。
図2に示される例では、六角形の頂点のうち、タイヤ回転軸方向内方に位置し、かつ、タイヤ径方向内側に位置する頂点には、14回目に巻かれたビードワイヤ34が位置する。また、1回目に巻かれたビードワイヤ34は、14回目に巻かれたビードワイヤ34が位置する頂点からタイヤ回転軸方向外方に延びる辺に位置する。
本実施形態の空気入りタイヤによれば、カーカス層40からの張力がかかりやすい六角形の頂点に位置する部分のビードワイヤ34に、ビードワイヤ34の巻き始め側の端が位置しない。その結果、1回目に巻かれた部分のビードワイヤ34が六角形の頂点に位置する場合に比べて、空気入りタイヤの強度を向上させることができる。
次に、変形例1の空気入りタイヤの構成を説明する。本変形例の空気入りタイヤの基本的な構成は、図1を参照して説明した実施形態と同様である。本変形例は、ビードコア32を形成するビードワイヤ34の巻き方が上述した実施形態とは異なる。ここで、図3を参照して、本変形例のビードコア32の構成を説明する。図3は、本変形例の空気入りタイヤのビード部30を拡大した図である。本変形例のビードコア32は、ビードワイヤ34を環状に39回巻くことによって形成される。
次に、12回目に巻かれたビードワイヤ34のタイヤ回転軸方向内方に、ビードワイヤ34が13回目に巻かれる。13回目に巻かれたビードワイヤ34のタイヤ径方向外側に、ビードワイヤ34が14回目に巻かれる。以後、15回目から39回目まで、図3に示される数字の順番に従って、ビードワイヤ34が巻かれる。
図3に示される例では、六角形の頂点のうち、タイヤ回転軸方向内方に位置し、かつ、タイヤ径方向内側に位置する頂点には、13回目に巻かれたビードワイヤ34が位置する。また、1回目に巻かれたビードワイヤ34は、13回目に巻かれたビードワイヤ34が位置する頂点からタイヤ回転軸方向外方に延びる辺に位置する。
そのため、本変形例においても、上述した実施形態と同様に、1回目に巻かれた部分のビードワイヤ34が六角形の頂点に位置する場合に比べて、空気入りタイヤの強度を向上させることができる。
次に、変形例2の空気入りタイヤの構成を説明する。本変形例の空気入りタイヤの基本的な構成は、図1を参照して説明した実施形態と同様である。本変形例は、ビードコア32を形成するビードワイヤ34の巻き方が上述した実施形態とは異なる。ここで、図4を参照して、本変形例のビードコア32の構成を説明する。図4は、本変形例の空気入りタイヤのビード部30を拡大した図である。本変形例のビードコア32は、ビードワイヤ34を環状に39回巻くことによって形成される。
次に、12回目に巻かれたビードワイヤ34のタイヤ回転軸方向外方に、ビードワイヤ34が13回目に巻かれる。13回目に巻かれたビードワイヤ34のタイヤ径方向外側に、ビードワイヤ34が14回目に巻かれる。以後、15回目から39回目まで、図4に示される数字の順番に従って、ビードワイヤ34が巻かれる。
図4に示される例では、六角形の頂点のうち、タイヤ回転軸方向内方に位置し、かつ、タイヤ径方向内側に位置する頂点には、5回目に巻かれたビードワイヤ34が位置する。また、1回目に巻かれたビードワイヤ34は、5回目に巻かれたビードワイヤ34が位置する頂点からタイヤ回転軸方向外方に延びる辺に位置する。
そのため、本変形例においても、上述した実施形態と同様に、1回目に巻かれた部分のビードワイヤ34が六角形の頂点に位置する場合に比べて、空気入りタイヤの強度を向上させることができる。
各試験タイヤを強化リムなどの水圧用特殊リムに組み、試験装置を用いて試験タイヤに水圧をかけ、試験タイヤが破壊されるときの圧力を測定した。比較例1のタイヤを100とする指数で示し、指数が大きいほど、タイヤ強度が高いことを示している。
ビード部30のカーカス本体部42の50mm当りで、カーカスワイヤー間隔を測定し、カーカスワイヤー間隔の標準偏差の逆数をカーカス本体部エンド乱れ指数とした。比較例1のタイヤを100とする指数で示し、指数が大きいほどカーカス本体部のエンド乱れが生じにくいことを示している。
ビード部30の折り返し部44の50mm当りで、カーカスワイヤー間隔を測定し、カーカスワイヤー間隔の標準偏差の逆数を折り返し部エンド乱れ指数とした。比較例1のタイヤを100とする指数で示し、指数が大きいほど折り返し部のエンド乱れが生じにくいことを示している。
まず、比較例1の空気入りタイヤについて説明する。比較例1の空気入りタイヤの基本的な構成は、図1を参照して説明した実施形態と同様である。比較例1の空気入りタイヤは、ビードコア32を形成するビードワイヤ34の巻き方が上述した実施形態とは異なる。ここで、図5を参照して、比較例1のビードコア32の構成を説明する。図5は、比較例1の空気入りタイヤのビード部30を拡大した図である。比較例1のビードコア32は、ビードワイヤ34を環状に39回巻くことによって形成される。
実施例1の空気入りタイヤは、図1及び図2を参照して説明した上記実施形態と同様である。
実施例2の空気入りタイヤは、図1及び図3を参照して説明した上記変形例1と同様である。
実施例3の空気入りタイヤは、図1及び図4を参照して説明した上記変形例2と同様である。
次に、比較例2の空気入りタイヤについて説明する。比較例2の空気入りタイヤの基本的な構成は、図1を参照して説明した実施形態と同様である。比較例2の空気入りタイヤは、ビードコア32を形成するビードワイヤ34の巻き方が上述した実施形態とは異なる。ここで、図6を参照して、比較例2のビードコア32の構成を説明する。図6は、比較例2の空気入りタイヤのビード部30を拡大した図である。比較例2のビードコア32は、ビードワイヤ34を環状に39回巻くことによって形成される。
20 サイドウォール部
30 ビード部
32 ビードコア
34 ビードワイヤ
40 カーカス層
42 カーカス本体部
44 折り返し部
50 ベルト層
Claims (3)
- ビードワイヤを環状に複数回巻いたビードコアを備える空気入りタイヤであって、
前記ビードコアは、断面形状が六角形であり、
前記ビードコアの断面において、六角形の頂点に位置する部分の前記ビードワイヤは、いずれも前記ビードワイヤが2回目以降に巻かれた部分であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記ビードコアの断面において、前記ビードワイヤが1回目に巻かれた部分は、六角形の頂点のうち、タイヤ回転軸方向内方に位置し、かつ、タイヤ径方向内側に位置する頂点からタイヤ回転軸方向外方に延びる辺に位置する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ビードコアの断面において、前記ビードワイヤが1回目に巻かれた部分は、六角形の頂点から前記ビードワイヤの径の2倍以上離れた部分に位置する、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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JP2010121583A JP2011245997A (ja) | 2010-05-27 | 2010-05-27 | 空気入りタイヤ |
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JP2014153859A Division JP2014198565A (ja) | 2014-07-29 | 2014-07-29 | 空気入りタイヤ |
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Family Applications (1)
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JP2010121583A Pending JP2011245997A (ja) | 2010-05-27 | 2010-05-27 | 空気入りタイヤ |
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---|---|---|---|---|
JP2002019428A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-23 | Bridgestone Corp | ビードコアーおよび該ビードコアーを備えた空気入りタイヤ |
JP2005041392A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Bridgestone Corp | ビード部耐久性に優れたタイヤ |
JP2006347375A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Bridgestone Corp | ビードコア、それの製造方法および製造装置 |
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2010
- 2010-05-27 JP JP2010121583A patent/JP2011245997A/ja active Pending
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JP2002019428A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-23 | Bridgestone Corp | ビードコアーおよび該ビードコアーを備えた空気入りタイヤ |
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