JP2011245453A - 遮水シート用止水剤、及び、遮水シートの補修工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加温の必要がなく取扱いの容易な遮水シート用止水剤を提供する。
【解決手段】地盤に敷設された遮水シートの損傷部分を補修する止水剤であって、イソシアネート成分を含む主剤と、ひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含む硬化剤とを混合したウレタン系止水剤である。主剤は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物であり、可塑剤成分はアジピン酸ジイソノニルである。硬化剤は、粉黛類として炭酸カルシウムを更に含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地盤に敷設された遮水シートの損傷部分を補修する止水剤、及び、この止水剤を用いた遮水シートの補修工法に関する。
産業廃棄物の処分場や人工池等、遮水シートを用いた遮水構造物が知られている。この遮水構造物では、地盤に遮水シートを敷設することで地盤への漏水を防止している。
この種の遮水構造物では遮水シートが損傷することがあり、その場合には遮水シートの補修が行われる。一般に、遮水シートの補修工法では、遮水シート上の土砂等を掘り起こして損傷箇所を露出させ、目視によって損傷箇所を確認し、パッチを貼り付けることが行われている。しかし、このような補修工法では、土砂等の掘り起こしに手間を要し、時間と労力が掛かってしまうといった問題があった。
このような問題を解決するため、遮水シート上の廃棄物にノズルを挿入し、挿入したノズルから遮水シートの損傷箇所に向かって熱可塑性の補修剤を注入することで、遮水シートの補修を行う補修工法が提案されている(特許文献1を参照)。
特許第3673972号公報
前述の補修工法では、加温された状態の補修剤を損傷箇所に注入することで、遮水シートの補修が行われている。この場合、補修剤を加温するための機構が必要となること、及び、補修剤の温度管理が困難になることといった問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加温の必要がなく取扱いの容易な遮水シート用止水剤、及び、この止水剤を用いた遮水シートの補修工法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明者等は鋭意検討を重ねた結果、イソシアネート成分を含む主剤と、ひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含む硬化剤とを混合することで、加温をしなくても、施工の容易な粘度(柔らかさ)となるウレタン系止水剤が得られることを見い出した。
すなわち、本発明は、地盤に敷設された遮水シートの損傷部分を補修する止水剤であって、前記止水剤は、イソシアネート成分を含む主剤と、ひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含む硬化剤とを混合したウレタン系止水剤であることを特徴とする。
また、本発明は、地盤に敷設された遮水シートの損傷部分を補修する補修工法であって、積層された遮水シート同士の間に配置された導電マットを通じて、電気的状態を取得する工程と、得られた電気的状態が漏水を示す場合、イソシアネート成分を含有する主剤とひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含有する硬化剤とを混合したウレタン系止水剤を、前記遮水シートの上面側から注入し、前記遮水シートの損傷部分を前記ウレタン系止水剤で塞ぐ工程とを行うことを特徴とする。
本発明において、前記主剤は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物であり、前記可塑剤成分は、アジピン酸ジイソノニルであることが好ましい。
本発明において、前記硬化剤は、粉黛類を更に含んでいることが好ましい。
本発明において、前記粉黛類は、炭酸カルシウムであることが好ましい。
本発明によれば、加温の必要がなく取扱いの容易な遮水シート用止水剤、及び、この止水剤を用いた遮水シートの補修工法を提供できる。
本実施形態における止水剤の配合を説明する図である。 ひまし油の化学的構造を説明する図である。 ウレタン化反応を説明する図である。 (a)は測定用電極の配置と損傷位置とを模式的に説明する図である。(b)は、補修試験用の遮水構造物を説明する断面図である。 試験ケースの内容を説明する図である。 補修試験の具体的手順を説明するフローチャートである。 整地状態を説明する図である。 下層シートの敷設状態を説明する図である。 ケース1,2における導電マットの敷設状態を説明する図である。 ケース3における導電マットの敷設状態を説明する図である。 ケース1,2における上層シートの敷設状態を説明する図である。 ケース3における上層シートの敷設状態を説明する図である。 ケース3における保護マットの敷設状態を説明する図である。 ケース1,2における盛土造成及び注水後の状態を説明する図である。 ケース3における盛土造成及び注水後の状態を説明する図である。 ケース1における止水剤注入時の状態を説明する図である。 ケース2における止水剤注入時の状態を説明する図である。 ケース3における止水剤注入時の状態を説明する図である。 ケース1,2における止水剤注入後の抵抗値変化を説明する図である。 ケース3における止水剤注入後の抵抗値変化を説明する図である。 ケース1,2における漏洩電流値(止水剤注入前)を説明する図である。 ケース1,2における漏洩電流値(注入後1時間後)を説明する図である。 ケース1,2における漏洩電流値(注入後16日後)を説明する図である。 ケース1,2における注入後16日経過後の盛土を説明する図である。 配合Aの止水剤によって固化された盛土を説明する図である。 固化された盛土を除去した状態の遮水シートを説明する図である。 損傷箇所に対応する部分の導電マットを説明する図である。 配合Bの止水剤によって固化された盛土を説明する図である。 ケース3における注入後16日経過後の盛土を説明する図である。 保護マットを構成する不織布裏面の状態を説明する図である。 遮水シートの表面の状態を説明する図である。 損傷箇所に対応する部分の導電マットを説明する図である。 固定工下に位置する遮水シートの損傷箇所の補修工法を模式的に説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<止水剤について>
まず、遮水シートの損傷箇所を補修するための止水剤について説明する。本実施形態で用いる止水剤は、イソシアネート成分を含む主剤と、ポリオール成分及び可塑剤成分を含む硬化剤とを混合したウレタン系止水剤である。具体的には図1に示す配合Aの組成、及び、配合Bの組成で作製した止水剤を用いている。
主剤としては、クルードMDI、具体的には、三井化学ポリウレタン株式会社製の商品名コスモネートM−200が用いられている。このM−200は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(PMDI)と4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の混合物であり、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを60%〜70%の割合で、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを残余の割合(40%〜30%)で含有している。この主剤は、粘度が200mPa・s、比重が1.2であり、配合Aと配合Bの何れにおいても100重量部が含まれる。
硬化剤としては、ポリオール成分、粉黛類、及び、可塑剤成分の混合物を用いている。ポリオール成分は主材とウレタン化反応をするものであり、粉黛類は薬剤の比重を高めるとともに量を増やすためのものであり、可塑剤成分は薬剤の粘度を低くするためのものである。
本実施形態ではポリオール成分として、ひまし油変性ポリエステルポリオール(以下、単にひまし油ともいう)を用いている点に特徴を有している。ここで、ひまし油について説明する。ひまし油は、ひまという植物の種子から得られ、図2に示す構造を備えた脂肪酸とグリセリンのエステルである。そして、脂肪酸の大半(約90%)がリシノレイン酸になっている点に特徴を有している。
図3に示すように、このひまし油は、イソシアネート化合物とウレタン化反応を生じる。このウレタン化反応によって作製されたひまし油系ポリウレタンは、ポリプロピレングリコール、ポリエステル、ポリブタジエン系ポリウレタンに対して、耐水性や電気絶縁性に優れ、かつ、低粘度であるという特徴を有している。このため、遮水シートの補修に用いた際に、注入性が良好となり、固化後において高い止水性を有するという特徴を有している。
図1の例では、伊藤製油株式会社製の商品名URIC(品番H−1824)を用いており、配合Aと配合Bの何れにおいても、薬剤中に600重量部含ませている。このH−1824は、酸価が2.3mgKOH/g、水酸基価が68mgKOH/g、粘度が1000mPa・s、官能基数が2.3である。
本実施形態において、粉黛類は、炭酸カルシウムを用いている。具体的には、日東粉化工業株式会社製の製品名NS200を用いている。この炭酸カルシウムは、配合Aと配合Bの何れにおいても、薬剤中に200重量部含ませている。
なお、粉黛類に関しては、ウレタンに配合可能なものであれば、炭酸カルシウム以外のものであっても用いることができる。例えば、カーボンブラック、クレー、タルク、シリカ、酸化チタン、生石灰、カオリン、ゼオライト、珪藻土、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、ベントナイトを、単体で或いは混合物として用いることができる。
本実施形態において、可塑剤成分は、田岡化学工業株式会社製のアジピン酸ジイソノニル(DINA)を用いている。可塑剤成分としてアジピン酸ジイソノニルを選定した理由は、硬化剤(クルードMDI,M−200)と相溶性が高く、硬化材の成分との間で反応を生じ難いからである。そして、この可塑剤成分に関しては、配合Aと配合Bとで薬剤中の含有量に差がある。すなわち、配合Aにおいて200重量部含有され、配合Bにおいて1200重量部含有されている。
なお、この可塑剤成分は、主剤に添加することも可能であるが、本実施形態では硬化剤に添加している。これは、可塑剤成分に含まれる水分が、主剤を構成するクルードMDIと反応してしまうことを避けるためである。
また、可塑剤には、フタル酸エステル類,アジピン酸エステル類,リン酸エステル類,トリメリット酸エステル類など数多くの種類があり、アジピン酸ジイソノニル以外のものであっても使用することができる。例えば、フタル酸ジ2エチルヘキシル(DOP),フタル酸ジイソノニル(DINP),アジピン酸ジオクチル(DOA)等の一般的な可塑剤を使用することもできる。
配合Aの硬化材は、粘度が531mPa・s、比重が1.0であり、配合Bの硬化材は、粘度が67mPa・s、比重が1.0である。そして、配合Aの止水剤において、主剤と硬化材の配合割合は1/10である。すなわち、主剤100重量部と硬化材1000重量部とを混合している。また、配合Bの止水剤において、主剤と硬化材の配合割合は1/20である。すなわち、主剤100重量部と硬化材2000重量部とを混合している。そして、混合直後において、配合Aの止水剤の粘度は常温下で524mPa・sであり、配合Bの止水剤の粘度は常温下で79mPa・sである。
<遮水シートの補修試験について>
次に、前述の止水剤(配合A,配合B)を用いた遮水シートの補修試験について説明する。この補修試験では、図4に示すように、2枚の遮水シート1U,1Lを、間に導電マット2を挟んだ状態で重ねる。そして、遮水シート1Uの上に試験用の盛土3を設けて実験ヤード4としている。
この実験ヤード4は2つ作製した。そして、一方の実験ヤード4をケース1,2用とし、他方の実験ヤード4をケース3用とした。便宜上、以下の説明では、ケース1,2用の実験ヤードを実験ヤード4Aといい、ケース3用の実験ヤードを実験ヤード4Bという。
その後、各実験ヤード4A,4Bに対する注水を行い、上側の上層遮水シート1Uに予め設けておいた損傷5から水を漏出させた。そして、損傷5の上方からロッド6を盛土3の内部に挿入した後、このロッド6の先端から止水剤7を損傷5に注入した。そして、遮水シート1同士の間に配置された導電マット2を通じて、損傷5が止水剤7で塞がれたか否かを確認した。以下詳細に説明する。
図5に示すように、この補修試験では、3種類のケースについて試験を行った。ケース1,2において、実験ヤード4Aの損傷5は2ヶ所とした。また、ケース3において、実験ヤード4Bの損傷5は1ヶ所とし、損傷5位置は中央付近とした。従って、補修対象損傷5の数は合計で3ヶ所である。なお、ケース3については、図4(b)の左下の拡大図に示すように、上層遮水シート1Uの上側表面に、さらに保護マット8を敷設した構造としており、ケース1,2とは異なる構造になっている。
ケース1,2では、漏水箇所を電気的に検知する検知システムによって漏洩電流値を測定し、補修完了の確認が可能かを検証した。また、ケース3では、上層遮水シート1U側と下層遮水シート1D側のそれぞれに1つずつ電極を配置し、止水剤7の注入後における通電電流値を測定し、保護マット8が介在する場合でも補修完了の確認が可能か否かを検証した。
図6は、遮水シート1の補修試験における具体的手順を説明するフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、補修試験の具体的手順について説明する。
この補修試験では、まず実験ヤード4を整地する(S1)。ここでは、図7に示すように、雑草を除いた地面に、平面視略正方形状であって底の浅い凹部9を形成する。例えば、1辺が1.6mの正方形状であって深さが0.1mの凹部9を形成する。なお、この凹部9は、2つの実験ヤード4A,4Bのそれぞれに対応させて2つ形成する。
凹部9を形成したならば、この凹部9を覆うように下層遮水シート1Dを敷設する(S2)。すなわち、図8に示すように、凹部9の外形よりも一回り大きいサイズとされた正方形状の樹脂製シートを凹部9の上に敷設する。この下層遮水シート1Dは、実験ヤード4A用の凹部9と実験ヤード4B用の凹部9のそれぞれに敷設する。
下層遮水シート1Dを敷設したならば、導電マット2を敷設する(S3)。導電マット2は、矩形状の不織布2aに電極を取り付けたものである。電極は、測定電極2bと電流電極の2種類設けられる。測定電極2bは、抵抗値を測定するための電極であり、ケース1,2用の導電マット2では、図4や図9に示すように、不織布2aの上面において、多数の測定電極2bが面方向に間隔を空けて配置されている。具体的には、格子点のように配置されている。また、ケース3用の導電マット2では、図10に示すように、不織布2aの上面において、1つの測定電極2bが配置されている。電流電極は、電流を流すための電極である。この補修試験では、ケース1,2用の電流電極とケース3用の電流電極の何れも、上層遮水シート1Uの上面に配置されている。このため、図示は省略する。
導電マット2を敷設したならば、この導電マット2に重ねて上層遮水シート1Uを敷設する(S4)。ここで用いられる上層遮水シート1Uは、予め損傷させたものである。損傷5は、例えば、3cm×3cmのL字型の切り込みである。そして、ケース1,2用の上層遮水シート1Uには、図4及び図11に示すように、2箇所に損傷5がある。また、ケース3用の上層遮水シート1Uには、図12に示すように、シート中央付近の1箇所に損傷5がある。
上層遮水シート1Uを敷設したならば、ケース3用の実験ヤード4Bについてのみ、保護マット8を敷設する(S5)。図13に示すように、この保護マット8は、厚手の不織布で構成されており、下層遮水シート1Dより一回り小さく、上層遮水シート1Uや導電マット2とほぼ同じ大きさの矩形状をしている。
次に、盛土3を造成する(S6)。盛土3は、実験ヤード4Aについては上層遮水シート1Uの上に、実験ヤード4Bについては保護マット8の上にそれぞれ造成する。図14に実験ヤード4Aの盛土3を、図15に実験ヤード4Bの盛土3をそれぞれ示す。これらの図に示すように、盛土3は、底面の形状が凹部9と同じ略正方形状とされた正四角錐台をしている。
盛土3を造成したならば、水張りをし(S7)、抵抗値等を確認する(S8)。水張りは、図4(b)に符号L1の点線で示すレベルまで、すなわち地表面と同程度のレベルになるまで、盛土3に水を注入することで行われる。抵抗値の確認は、測定電極2bと電流電極との間に流れる通電電流値を計測することで行われる。すなわち、抵抗値は、E(通電に必要な電圧)/I(通電電流値)によって算出している。このため、計測時には、測定電極2bと電流電極との間に接続された電源装置(図示せず)を動作させ、これらの電極間に印加する電圧を調整し、電極間に流れる通電電流値を電流計によって計測する。
この補修試験では、上層遮水シート1Uに損傷5を設けているので、この損傷5を通じて水が導電マット2に浸透し、測定電極2bと電流電極とが電気的につながった状態になる(すなわち、漏洩電流が流れる)。そして、実験ヤード4Aについては、複数の測定電極2bを配置しているため、漏洩電流値を測定電極2b毎に測定することで、水漏れが生じている位置(すなわち損傷5の場所)を検出できる。
抵抗値等を確認したならば、止水剤7を注入する(S9)。止水剤7の注入に際しては、まず、ロッド6を挿入するための挿入孔を、盛土3の上面から鉛直下方に向けて形成する。そして、図16から図18に示すように、形成した挿入孔にロッド6を挿入し、ロッド6の下端(止水剤7の噴射口)を損傷5の直上に位置付ける。ロッド6を挿入したならば、ポンプ10を動作させて止水剤7を圧送する。なお、止水剤7は、注入直前に主剤と硬化材を混合する。また、混合作業や注入作業は常温で行う。
この補修試験では、ケース1について、図16に示すように、実験ヤード4Aにおける一方の損傷5について止水剤7を注入している。また、ケース2について、図17に示すように、実験ヤード4Aにおける他方の損傷5について止水剤7を注入している。すなわち、一方の損傷5については、配合Aの止水剤7が注入され、他方の損傷5については、配合Bの止水剤7が注入されている。さらに、ケース3について、図18に示すように、実験ヤード4Bの損傷5について止水剤7を注入している。
ポンプ10で圧送された止水剤7は、チューブ11(図16,図18を参照)を通じてロッド6の上端からロッド6の内部空間を通り、ロッド6の下端から盛土3内に注入される。注入された止水剤7は、盛土3内を浸透し、損傷5部分に到達することになる。
止水剤7を注入したならば、抵抗値等を確認する(S10)。ここでの確認作業も、ステップS8の確認作業と同様になされる。ここで、図19は、ケース1,2における止水剤7の注入後における抵抗値変化を説明する図である。また、図20は、ケース3における止水剤7の注入後における抵抗値変化を説明する図である。
ケース1において、配合Aの止水剤7を注入した直後、抵抗値は2500Ωから急激に上昇し、注入から3分後には24000Ωに達している。その後、抵抗値は若干低下するが、22000Ω程度で安定している。
ケース2において、配合Bの止水剤7を注入すると、その直後に、抵抗値は2200Ω程度まで急激に低下する。しかし、ケース1で止水剤7を注入したときと同様に、抵抗値はすぐに急上昇し、ケース2での注入から1.5分後に、16000Ω程度になった。その後、抵抗値は18000Ωで安定した。
なお、ケース2での止水剤7の注入直後に生じた抵抗値の急激な低下は、注入時の圧力によって、ケース2の損傷5が注入圧力によって大きくなったことが原因と考えられる。すなわち、大きく開口した損傷5がケース2の止水剤7によって塞がれたため、時間の経過とともに抵抗値が上昇したと考えられる。
なお、ケース1,2の補修試験において、電気抵抗値は、ケース3の補修試験よりも低い値になった。これは、盛土3の造成段階で、測定電極2bの一個が損傷5の直下に移動し、損傷5の閉塞を妨げたためであることがわかった。
ケース3で配合Bの止水剤7を注入すると、抵抗値は、10000Ωから徐々に上昇し、止水剤7の注入から2時間を経過すると100000Ωに達した。このように抵抗値が上昇した理由は、遮水シート1の損傷5に止水剤7が徐々に浸透することで損傷5が塞がれ、電流が流れ難くなったためと考えられる。
また、ケース1,2では、漏洩電流値を測定電極2b毎に測定している。ここで、図21は、ステップS8で計測した止水剤注入前の漏洩電流値を説明する図である。図22は、注入後1時間後における漏洩電流値を説明する図である。図23は、注入後16日後における漏洩電流値を説明する図である。
図21において符号X1で示す損傷5は、周辺部分に比べて濃く描かれている。これにより、止水剤7注入前において、測定電極2bと電流電極とが電気的につながり、漏洩電流が流れていることが確認された。なお、外周部分において損傷5X1よりも濃く描かれている部分があるが、この外周部分は漏洩電流がより少ないことを示している。
図22及び図23において、損傷5X1は周辺と同じ濃さで描かれている。これは、漏洩電流が周囲と同程度になっていることを意味する。すなわち、損傷5X1が止水剤7によって塞がれたことを意味する。従って、漏洩電流値の分布から遮水シート1の補修が完了したことを確認できることが判る。
抵抗値や漏洩電流値の確認を行ったならば、止水剤7の注入状況を確認する(S11)。ここでの確認作業は、図24から図32に示すように、止水剤7を注入してから16日を経過した盛土3を解体して行った。
実験ヤード4Aについては、図24の盛土3を解体した。解体によって図25に示すように、配合Aの止水剤7によって固化された盛土3aを確認できた。固化された盛土3bを持ち上げたところ、図26に示すように、この盛土3の下に上層遮水シート1Uの損傷5を確認できた。また、図27に示すように、損傷5の下方に位置する導電マット2には、止水剤7の付着が確認できた。さらに、図28に示すように、上層遮水シート1Uの損傷5に、止水剤7が充填されていることも確認できた。
これらのことから、実験ヤード4Aについて、上層遮水シート1Uの損傷5から止水剤7が入り込み、損傷5が補修されていることが確認できた。すなわち、損傷5に充填された止水剤7が導電マット2まで到達し、損傷5を塞いだことを確認できた。
実験ヤード4Bについては、図29の盛土3を解体した。解体によって図30に示すように、保護マット8の裏面に止水剤7が浸透していることが確認できた。また、図31に示すように、上層遮水シート1Uの損傷5内に止水剤7が浸透していることも確認できた。さらに、図32に示すように、損傷5を通過した止水剤7が導電マット2に達していることも確認できた。
これらのことから、実験ヤード4Bについて、止水剤7は、保護マット8を通過した後、上層遮水シート1Uの損傷5を塞ぎ、導電マット2まで到達したことが確認できた。すなわち、保護マット8が介在していても、遮水シート1の損傷5を塞ぐことができることを確認できた。
このように、本実施形態の止水剤7は、不織布で構成された保護マット8の内部を浸透して損傷5を塞ぐ性質を有している。このため、図33に示すように、不織布12と遮水シート13の積層シートで固定工14の側面と底面とを覆った遮水構造物において、遮水シート13に損傷が生じたとしても、不織布12を通じて止水剤7を損傷にまで到達させることができる。これにより、固定工14を除去したり掘削したりしなくても、損傷の補修を行うことができる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態では、イソシアネート成分を含む主剤と、ひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含む硬化剤とを混合したウレタン系止水剤を用いているので、常温であっても粘度が過度に高くならず、遮水シートの補修を行うことができる。これにより、加温の必要がなく取扱いの容易化が図れる。
また、本実施形態における遮水シートの補修工法では、積層された遮水シート1U,1D同士の間に配置された導電マット2を通じて、電気的状態を取得する工程(S8)と、得られた電気的状態が漏水を示す場合、イソシアネート成分を含有する主剤とひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含有する硬化剤とを混合したウレタン系止水剤を、上層遮水シート1Uの上面側から注入し、上層遮水シート1Uの損傷5を止水剤7で塞ぐ工程(S9)とを行っているので、やはり、常温であっても止水剤7の粘度が過度に高くならず、遮水シートの補修を行うことができる。
また、本実施形態のウレタン系止水剤は、主剤としてポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物を用い、可塑剤成分としてアジピン酸ジイソノニルを用いているので、常温であっても止水剤の粘度を低く抑えることができる。
また、本実施形態のウレタン系止水剤は、硬化剤の中に粉黛類を含んでいるので、止水剤の比重を高めることができる。これにより、止水材を速やかに損傷5へ到達させることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で変形や改変が可能である。
例えば、遮水構造物に関し、産業廃棄物の処分場や人工池であってもよい。
また、粉黛類に関し、比重が十分であれば硬化材から除いてもよい。
1U 上層遮水シート
1L 下層遮水シート
2 導電マット2(2a 不織布,2b 測定電極)
3 盛土
4(4A,4B) 実験ヤード
5 損傷
6 ロッド
7 止水剤
8 保護マット
9 凹部
10 ポンプ
11 チューブ
12 不織布
13 遮水シート
14 固定工

Claims (5)

  1. 地盤に敷設された遮水シートの損傷部分を補修する止水剤であって、
    前記止水剤は、
    イソシアネート成分を含む主剤と、
    ひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含む硬化剤とを混合したウレタン系止水剤であることを特徴とする遮水シート用止水剤。
  2. 前記主剤は、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物であり、
    前記可塑剤成分は、アジピン酸ジイソノニルであることを特徴とする請求項1に記載の遮水シート用止水剤。
  3. 前記硬化剤は、粉黛類を更に含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の遮水シート用止水剤。
  4. 前記粉黛類は、炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項3に記載の遮水シート用止水剤。
  5. 地盤に敷設された遮水シートの損傷部分を補修する補修工法であって、
    積層された遮水シート同士の間に配置された導電マットを通じて、電気的状態を取得する工程と、
    得られた電気的状態が漏水を示す場合、イソシアネート成分を含有する主剤とひまし油変性ポリエステルポリオール及び可塑剤成分を含有する硬化剤とを混合したウレタン系止水剤を、前記遮水シートの上面側から注入し、前記遮水シートの損傷部分を前記ウレタン系止水剤で塞ぐ工程と
    を行うことを特徴とする遮水シートの補修工法。
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