JP2011244758A - メグスリノキの葉及び柿の葉を用いた健康茶 - Google Patents
メグスリノキの葉及び柿の葉を用いた健康茶 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011244758A JP2011244758A JP2010122463A JP2010122463A JP2011244758A JP 2011244758 A JP2011244758 A JP 2011244758A JP 2010122463 A JP2010122463 A JP 2010122463A JP 2010122463 A JP2010122463 A JP 2010122463A JP 2011244758 A JP2011244758 A JP 2011244758A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaves
- leaf
- fallen
- tea
- cold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
【課題】 紅葉した後のメグスリノキの葉と柿の葉を採取して、これに含まれる成分を健康茶として摂取し、足の冷え症や手指のしびれのある人の飲料とする。
【解決手段】 本発明健康茶は、紅葉して落下し又は樹についたまま紅葉したメグスリノキの葉と、紅葉して落下し又は樹についたまま紅葉した柿の葉を混合させてなることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
そして今回、更に研究を重ねたところ、上記紅葉したメグスリノキに加えて赤く色づいた柿の葉を採取して、一緒に乾燥混合して茶として摂取した結果、足の冷え症や手指のしびれのある人にこれを改善する効果があることを新たに見いだしたものである。
請求項2記載の健康茶は、請求項1記載のメグスリノキの葉100重量部に対し請求項1記載の柿の葉を10〜30重量部に混合させてなることを特徴とする。
このとき、メグスリノキの葉100重量部に対し柿の葉を10〜30重量部に混合させると最も適切な効果が得られた。
メグスリノキは、上述の如く、カエデ属カエデ科の広葉樹で、青森を除く本州、四国、九州に分布し、標高700m前後の緩傾斜のある山の中腹等に生えるもので、比較的寒暖の差のある地に群生する。その葉は、3枚の小葉からなる複葉で、長さ5〜12cmの楕円形の葉で、春に淡黄色の花を咲かせ、秋から冬にかけて赤く色づいて落下する紅葉樹である。4月頃に新芽を出し、5〜6月にかけて花を咲かせたのち若葉が成長し、7〜8,9月にかけて枝を伸ばして緑の葉を繁らせ、10月以降に冷気に晒されると赤く色づいて紅葉し、落下して冬に至るという生育を繰り返す。
この有効成分を含む葉について、本発明者は、緑の葉によらず、冷気が覆う10月以降に赤く色づいて落下した落ち葉、及び樹についたまま紅葉したメグスリノキの葉を採取した。
柿の木は、かきのき科カキ属の落葉中高木で、5月ごろに白黄色の花をつけ、果実は柿と呼ばれ、秋に橙色に熟す。その柿の葉には、ケンフェロール、クエルセチン、タンニン、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB、グルコサイド等の成分が含まれている。この有効成分を含む葉について、上記メグスリノキと同様、緑の葉によらず、冷気が覆う10月以降に色づいて落下した落ち葉、及び樹についたまま紅葉した柿の葉を採取した。
そして、このメグスリノキの葉と柿の葉を2〜3日間天日に晒して乾燥した後、3〜8mm程度の細片に粉砕し、これを通気性のある袋にパック詰めして茶とした。
該パック詰めした茶を水容器に入れて、中火〜強火で8分程度沸騰させつつ養分を抽出し、放冷後、水で希釈させて飲料水とした。
上述の如く、メグスリノキの緑色の葉には、α−アミリン、β−アミリンのトリペノイド、β−シトステロール配糖体のステロール、フラボノールのクエルセチン及びその配糖体のフラボノール等の成分が含まれる。この中でも、クエルセチンは血行あるいは血流の改善に役立つ成分であることは知られている。
これら成分を含む緑の葉が秋の冷気に晒されたとき、メグスリノキは赤色に紅葉するが、この赤色は、一般的に葉に蓄積された糖分のうち赤い色素のアントシアニンが合成された結果と捉えられ、このように赤色のアントシアニンが合成されたということは、朝晩の冷え込みが厳しくなる秋の到来により、葉及び樹が、温度が一定以下となる環境に置かれたことを示すとともに、この赤い色素のアントシアニンも血行を改善する効果を発揮する。
この環境変化により、葉の付け根に水分や糖分等の養分が蓄積されるが、このことは上記緑色の葉の成分が、冷え込みによる温度変化に基づく植物の活動の変化で、成分割合が変化する可能性が高くなり、即ち、緑色の葉には上記α−アミリン、β−アミリンのトリペノイド、β−シトステロール配糖体のステロール、クエルセチン等の成分が含まれるが、これが紅葉という冷気による環境変化で、メグスリノキの活動が変化し、葉に取り込まれる養分の割合が変化するものとなる。
又、蓄積された成分同士にあっても、温度低下という環境変化により、成分そのものが化学変化する可能性が高い。
同様に、柿の葉の緑色の葉には、ケンフェロール、クエルセチン、タンニン、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB、グルコサイド等の成分が含まれるが、冷気に晒されて紅葉すると、赤い色素のアントシアニンが合成される等の温度低下という環境変化により、成分そのものが化学変化するものとなる。
この結果、例えば、紅葉した柿の葉に多く含まれるビタミンCが紅葉した上記メグスリノキの葉に多く含まれるクエルセチンに混合されると、相乗効果が生まれ、血管壁を強化して動脈硬化を防ぎ、血流をサラサラにする働きがあり、血行を促進する作用が加わり、健康茶として飲料したとき、上記足の冷え症や手指のしびれのある人に対し、これを抑制する等の効果が生まれるものと推察できる。
このパック茶一袋を、500mlの水を入れたヤカンで強火で8分間沸騰させ、冷却したものを2リットルのペットボトルに入れて飲料水とした。
これを一本のペットボトルを2日間で飲み終える頻度として、16日間飲料を続けた。
(試飲者)
A氏:女性 45歳 足が冷たく靴下を履いて寝る人、かかとにひび割れやかさかさ皮膚を持つ人
B氏:女性 39歳 足が冷たく靴下を履いて寝る人、肩こりがひどい人
C氏:女性 65歳 足が冷え症の人
D氏:女性 67歳 かかとにひび割れやかさかさ皮膚を持つ人
E氏:女性 53歳 かかとにひび割れやかさかさ皮膚を持つ人
F氏:女性 58歳 手指先のしびれを持つ人
G氏:男性 67歳 人差し指と親指の先端のしびれを持つ人
H氏:男性 58歳 全手指の先端の痛みを持つ人
その結果、表1の如き、効果が得られた。
Claims (2)
- 紅葉して落下し又は樹についたまま紅葉したメグスリノキの葉と紅葉して落下し又は樹についたまま紅葉した柿の葉を混合させてなることを特徴とする健康茶。
- 請求項1記載のメグスリノキの葉100重量部に対し請求項1記載の柿の葉を10〜30重量部混合させてなる健康茶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010122463A JP2011244758A (ja) | 2010-05-28 | 2010-05-28 | メグスリノキの葉及び柿の葉を用いた健康茶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010122463A JP2011244758A (ja) | 2010-05-28 | 2010-05-28 | メグスリノキの葉及び柿の葉を用いた健康茶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011244758A true JP2011244758A (ja) | 2011-12-08 |
Family
ID=45410800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010122463A Pending JP2011244758A (ja) | 2010-05-28 | 2010-05-28 | メグスリノキの葉及び柿の葉を用いた健康茶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011244758A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018008924A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-18 | サンスター株式会社 | Tie2活性用組成物 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62171662A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-07-28 | Nagano Pref Gov Nouson Kogyo Kenkyusho | 柿茶の製法 |
JPH02171170A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-02 | Tsunetoshi Kobayashi | メグスリの木とアスナロの複合茶 |
JPH03153630A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-01 | Tsunetoshi Kobayashi | メグスリノキ液の製造方法 |
JPH0410796A (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置 |
JP2001069917A (ja) * | 1999-09-02 | 2001-03-21 | Hayakawa Koso Inryo Kenkyusho:Kk | オリーブ葉入り茶 |
JP2001226279A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-21 | Orbit Shoji:Kk | 健康茶抽出用組成物 |
JP2002065227A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Toyo Shinyaku:Kk | 健康茶および健康飲料並びにその製造方法 |
JP2004097015A (ja) * | 2002-09-05 | 2004-04-02 | Kazuo Matsuura | 日本茶、中国茶、ハーブ茶、健康茶あるいは漢方薬ティーバッグおよび日本茶、中国茶、ハーブ茶、健康茶あるいは漢方薬抽出方法 |
JP2006335736A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 血液循環改善用組成物 |
JP2007314475A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Kao Corp | トリアシルグリセロール合成抑制剤 |
JP2008307012A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Npo Japan Association Of Melinjo Indonesia | メリンジョ健康茶 |
-
2010
- 2010-05-28 JP JP2010122463A patent/JP2011244758A/ja active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62171662A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-07-28 | Nagano Pref Gov Nouson Kogyo Kenkyusho | 柿茶の製法 |
JPH02171170A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-02 | Tsunetoshi Kobayashi | メグスリの木とアスナロの複合茶 |
JPH03153630A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-01 | Tsunetoshi Kobayashi | メグスリノキ液の製造方法 |
JPH0410796A (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置 |
JP2001069917A (ja) * | 1999-09-02 | 2001-03-21 | Hayakawa Koso Inryo Kenkyusho:Kk | オリーブ葉入り茶 |
JP2001226279A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-21 | Orbit Shoji:Kk | 健康茶抽出用組成物 |
JP2002065227A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Toyo Shinyaku:Kk | 健康茶および健康飲料並びにその製造方法 |
JP2004097015A (ja) * | 2002-09-05 | 2004-04-02 | Kazuo Matsuura | 日本茶、中国茶、ハーブ茶、健康茶あるいは漢方薬ティーバッグおよび日本茶、中国茶、ハーブ茶、健康茶あるいは漢方薬抽出方法 |
JP2006335736A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 血液循環改善用組成物 |
JP2007314475A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Kao Corp | トリアシルグリセロール合成抑制剤 |
JP2008307012A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Npo Japan Association Of Melinjo Indonesia | メリンジョ健康茶 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018008924A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-18 | サンスター株式会社 | Tie2活性用組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20140054620A (ko) | 야생초 식품첨가제 | |
CN103478836B (zh) | 一种植物饮料 | |
KR100896902B1 (ko) | 한방 개량 고추장의 제조방법 및 상기 방법에 의해 제조된한방 개량 고추장 조성물 | |
CN103349118A (zh) | 一种复合桑叶茶 | |
CN100531586C (zh) | 枸杞四珍袋泡茶及其制备工艺 | |
CN103349104A (zh) | 竹沥绿保茶及其制备方法 | |
KR100879016B1 (ko) | 한방 개량간장의 제조방법 및 상기 방법에 의해 제조된 한방 개량간장 조성물 | |
KR20060087347A (ko) | 다양한 종류의 꽃을 포함하는 꽃차 | |
CN103815074A (zh) | 一种白首乌保健茶饮料及其制备方法 | |
KR100896905B1 (ko) | 한방 개량된장의 제조방법 및 상기 방법에 의해 제조된한방 개량된장 조성물 | |
CN108095108A (zh) | 一种火龙果花保健液的制备方法 | |
JP2011244758A (ja) | メグスリノキの葉及び柿の葉を用いた健康茶 | |
CN108308329A (zh) | 一种含笑花提香枸杞叶芽茶的制备方法 | |
KR101350222B1 (ko) | 동백나무 열매 추출물을 함유하는 숙취해소용 조성물 | |
KR20060081882A (ko) | 산삼 함유 음료 | |
KR100852258B1 (ko) | 새콤달콤한 콜라겐 감귤 비타 녹차 조성물 및 그 제조방법 | |
KR20060064038A (ko) | 감동의 차 새콤달콤 콜라겐 감귤(柑橘) 비타 녹차(과일침출 차) | |
CN112293539B (zh) | 一种桑树桑黄伴侣及其制备方法与使用方法 | |
KR102382950B1 (ko) | 혼합 벌꿀의 제조방법 | |
CN107568370A (zh) | 一种蒲公英白茶及制作方法 | |
KR102239143B1 (ko) | 도라지 진액 및 그의 제조 방법 | |
CN108185071A (zh) | 一种含有丰富总黄酮的金花果茶及其制备方法 | |
CN105145970B (zh) | 一种野生火绒草茶的制作方法 | |
CN102265946A (zh) | 杞子茶及其制备方法 | |
JP2010124769A (ja) | メグスリノキを用いた健康茶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131112 |