JP2011240708A - 昇華転写受像シート - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の昇華転写受像シートは、印画時の異音や貼り付きの発生を防止しようとすると染着性や紫外線に対する耐光性が低下してしまうという問題を有していた。
【解決手段】基材上に受容層等を設けてなる昇華転写受像シートにおいて、受容層等に少なくとも紫外線吸収剤として特定の化学構造式で表される化合物を含有させて構成した。これにより、染料染着性や耐光性が良好でかつ剥離の際の異音や貼り付きの発生を防止することができる昇華転写受像シートが提供される。
【選択図】なし

Description

本発明は、昇華転写シートと重ね合わせて使用される昇華転写受像シートに関するものであり、詳細には耐光性が良好であり、かつ画像の色彩が良好な昇華転写受像シートに関するものである。
近年、フルカラープリント方式の一種として、いわゆる昇華転写記録方式が、その色調再現の忠実性、画像の高品質性等の特徴のゆえに注目されている。この方式は、基材上に昇華性染料を塗布してなる昇華転写シート(以下、転写シートという)と、記録信号に応じて選択的に電圧を印加する発熱素子を有するサーマルヘッドとを用い、別の基材上に該染料に対する染着性を有する層(以下、受容層という)を設けてなる昇華転写受像シート(以下、受像シートという)に対し、前記転写シートを介して前記サーマルヘッドを圧接させると共に、記録情報に基づいて前記発熱素子に電圧を印加することで、前記染料を前記受像シートの受容層に粘着、吸着、染着等によって移行定着(転写)させて所望の記録画像を得る記録方式である。
この昇華転写記録方式に使用する受像シートの受容層は、転写シートから昇華した染料を受容し、染着させる必要があることから、一般に染料に対し高い親和性を有する樹脂を主体として構成されている。
かかる受容層を構成する樹脂に関する従来技術としては、特許文献1等に、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリスチレン樹脂等を用いることか開示されている。しかし、これら樹脂中から染料染着性の向上や耐光性等の画像保存性の向上を考慮して選んだ樹脂を用いて受容層を構成した場合、印画時、特に高温、高湿環境下や低温、低湿環境下での印画の際、転写シートと受像シートとが剥離する際に異音が発生したり、極端な場合には転写シートと受像シートが互いに接着したまま分離できなくなったりする(貼り付き)等の問題が生じていた。
ここで染料染着性と印画時の剥離性とは二律背反の関係にあるため、従来から両性質を共に向上させるために、受容層用の樹脂に種々の添加剤を配合したり、受容層用の樹脂として複数の樹脂を混合して使用したりすることが行われているが、所望する特性を有するものは未だ得られてはいない。
例えば、かかる受容層用の樹脂の改良法としてポリエステル樹脂等にイソシアネートを添加し、両者の反応により受容層構成樹脂を三次元架橋する方法が提案されている(特許文献2)。しかし、特許文献2等に記載のように単にイソシアネートを添加して三次元架橋を行った場合、異音の発生や、貼り付きに関する改善は見られるが、染着性や、紫外線等に対する耐光性が低下してしまい、実用上問題があった。
一般に受像シートには耐光性、特に耐紫外線性を向上させることを目的としてベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、フェニルサリシレート系、シアノアクリレート系等各種の紫外線吸収剤化合物が添加されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3等には、これら化合物が紫外線を吸収し、耐光性を改善する点に関する記載はあるが、上述した異音や貼り付きの発生の問題の解決という観点からは何らの知見も述べられてはいない。
特開昭60−25793号公報 特開平6−305268号公報 特開平11−180050号公報
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決するためになされたものであり、染料染着性や耐光性が良好でかつ剥離の際の異音や貼り付きの発生を防止することができる昇華転写受像シートを提供することを目的とするものである。
そして、本発明の第一の観点は、上記目的を達成するために、基材上に受容層を設けてなる昇華転写受像シートにおいて、受容層に下記式(1):
Figure 2011240708
下記式(2):
Figure 2011240708
および下記式(3):
Figure 2011240708
で表される化合物の少なくとも一種を含有させたものである。
かかる本発明においては、受容層が、蛍光増白剤、酸化チタン、酸化亜鉛、および酸化セリウムから選ばれた少なくとも1種をさらに含有していることが好ましい。
また、基材と受容層との間にさらに中間層を設けてなり、中間層が上記式(1)〜式(3)で表される化合物、蛍光増白剤、酸化チタン、酸化亜鉛、および酸化セリウムから選ばれた少なくとも1種を含有していることが好ましい。
さらに、本発明の第二の観点は、上記目的を達成するために、基材上に中間層を介して受容層を設けてなる昇華転写受像シートにおいて、中間層に上記式(1)〜(3)で表される化合物の少なくとも一種を含有させたものである。
かかる本発明においては、中間層が、蛍光増白剤、酸化チタン、酸化亜鉛、および酸化セリウムから選ばれた少なくとも1種をさらに含有していることが好ましい。
また、受容層が、蛍光増白剤、酸化チタン、酸化亜鉛、および酸化セリウムから選ばれた少なくとも1種を含有していることが好ましい。
本発明によれば、上述した従来の二律背反の問題を解決し、良好な染料染着性や耐光性を有しながら剥離の際の異音や貼り付きの発生を有効に防止することができる昇華転写受像シートを提供することができる。
本発明者は、上述した先行技術の問題点を解決すべく鋭意研究を行ったところ、その理由は未だ明かではないが、上記の特定の化合物を紫外線吸収剤として受像シートの受容層を構成するバインダ樹脂等に含有させることで、バインダ樹脂を例えばイソシアネート等で硬化させなくとも熱転写時の剥離の際の異音や貼り付きの発生を防止することができ、かつ染料染着性や耐光性を有効に改善できることを見出し、本発明を完成したものである。
本発明の昇華転写受像シートに使用する基材(支持体)としては、アート紙、コート紙、キャストコート紙、セルロース繊維紙、上質紙等の紙基材や、これら紙基材の片面或いは両面に樹脂フィルムをラミネートしてなる複合紙等を用いることができる。フィルム基材としてはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ナイロン等のフィルムを好適に用いることができる。さらに、これらフィルムとしては、多層構造のフィルムであって、その少なくとも一層が樹脂と無機顔料とを主成分とする、2軸延伸された、空隙を有する発泡層からなる多層構造のフィルムをより好適に用いることができる。なお、基材は上述したものには限定されず、例えば透明ポリエステルシートを支持体として用い、本発明に係る受像シートをOHP用受像シートとして提供することも可能である。
また、かかる基材の厚さは80μm〜300μmの範囲内であることが好ましく、200μm〜250μmの範囲内であることがより好ましい。基材の厚さが200μm未満、特に80μm未満である場合、支持体として必要な剛度を得ようとすると厚さ方向の弾力性が必然的に小さくなり、印画濃度が低くなる傾向がある。他方、250μm、特に300μmを越える厚さは必要以上に過大で不経済である。
さらに、かかる基材上に設けられる受容層を形成するためのバインダ樹脂の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、ポリカーボネート等の商業的に容易に入手し得る合成樹脂が挙げられるが、これらに限定されない。
尚、上記基材と上記受容層との間には、必要に応じてプライマー層、紫外線吸収層等の中間層、受容層に染着した染料の移行を防止するためのバリヤ層等を設けてもよい。また、基材の受容層とは反対側の面に所望の機能を有する背面中間層や、筆記性、滑性等の諸機能を有する背面層等を適宜設けてもよい。ここで、かかる中間層等を形成するためのバインダ樹脂としては、受容層を形成するためのバインダ樹脂として上述したものと同様の樹脂等を挙げることができる。
また、これら樹脂には、さらに必要に応じ本発明の目的を逸脱しない範囲において、酸化防止剤、上記紫外線吸収剤以外の他の紫外線吸収剤、光安定化剤、クマリン系、スチルベン系、チオフェン系の蛍光増白剤や、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、カオリンクレー、炭酸カルシウム等の顔料や充填材を添加してもよい。
特に本発明において、受容層に蛍光増白剤を添加した態様では、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、上記のクマリン系、スチルベン系、チオフェン系等の蛍光増白剤の吸収波長は、一般的に375nm付近に極大吸収を有しており、吸収したエネルギーを波長420nm付近の蛍光に変換する機能を有している。しかしながら、上述したベンゾトリアゾール系等の従来の紫外線吸収剤を添加した場合には、これら蛍光増白剤と吸収波長が重なって蛍光増白剤の増白効果を阻害してしまう傾向があった。
一方、本発明に用いる各紫外線吸収化合物は375nm付近に吸収ピークを有さないため、従来の蛍光増白剤の増白効果を阻害することなく紫外線吸収効果を充分に発揮することができる。
また、本発明のかかる効果は、受容層に蛍光増白剤を添加した態様のみならず、中間層に蛍光増白剤を添加した態様においても同様に得ることができる。
さらに、本発明において、受容層に酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム等の充填材や紫外線吸収剤を添加した態様では、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、ベンゾトリアゾール系等の従来の紫外線吸収剤を添加した場合には、チタンイオン等の金属イオンの存在下で著しい黄変を生じるが、本発明に用いる各紫外線吸収化合物においては、チタンイオン等の金属イオンの存在下であっても黄変を生じることがない。また、かかる効果は受容層に限らず、受容層と接する中間層に酸化チタン等を添加した態様においても同様に得ることができる。
さらに、本発明に用いる紫外線吸収化合物は受容層のみならず中間層に添加することも可能であり、この場合も受容層に添加した場合と同様の効果を得ることができる。
受容層や中間層等の形成は、上記のバインダ樹脂に必要な添加剤を加えたものを適当な有機溶剤に溶解した溶液、あるいは適当な有機溶剤や水に分散させた分散液をグラビア印刷法、スクリーン印刷法、リバースロールコーティング法等の公知の塗布手段により、基材上または基材上に設けた中間層上に塗布し、乾燥することにより行うことができる。
受容層の厚さには特に制限はないが、一般的には1μm〜10μmである。
また、前記バインダ樹脂の皮膜形成性を向上させるために樹脂にイソシアネート類を添加して硬化させてもよいが、硬化度をあまり高く設定すると本発明の効果を十分に発揮することができなくなる傾向がある。そのため、バインダ樹脂中の官能基と添加するイソシアネート類のNCO基との当量比は1:0.5程度にとどめておくことが好ましい。
本発明においては、上記式(1)、(2)および(3)で表される各化合物のいずれかを受像シートの受容層や中間層を構成するバインダ樹脂に含有させることで、熱転写時の剥離の際の異音や貼り付きの発生を防止することができ、かつ染料染着性や耐光性を有効に改善することができる。また、本発明においては、これら化合物の2種以上をバインダ樹脂に併せて含有させることによっても同様の効果を得ることができる。その場合、各化合物を単独で用いる場合の受容層や中間層への添加量あるいは各化合物を組み合わせて用いる場合の受容層や中間層への合計添加量は、受容層または中間層の全固形分を100質量部とした場合、好ましくは0.1質量部以上30質量部以下、より好ましくは5質量部以上20質量部以下である。
添加量が上記100質量部に対し0.1質量部未満であると、異音や貼り付きの発生の防止に寄与せず、また紫外線吸収剤添加の本来の目的である耐光性の改善が見られない傾向がある。また、添加量が上記100質量部に対し30質量部を超えると、異音や貼り付きの発生の防止、染着性/耐光性の向上等の効果が発揮されないばかりか、紫外線吸収剤がブリードして印画物の画像の滲みの原因になる傾向がある。
以下、本発明を実施例および比較例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
(実施例1〜21)および(比較例1〜3)
(受像シートの作製)
基材としての市販のA−2コート紙(三菱製紙(株)製;厚さ:165μm)上に、無延伸ポリプロピレンフィルム(パイレンフィルム−CT P1128(商品名);厚さ:30μm;東洋紡績(株)製)を、ウレタン系接着剤を塗布量5g/mで使用してドライラミネーションすることにより積層させて基材(支持体)を得た。
さらに、上記無延伸ポリプロピレンフィルム上に、表1に示す各組成を有する受容層形成用塗布液をそれぞれ塗布量5.0g/mとなるようにメイヤーバーを用いて塗工し、次いで乾操して受容層を形成することで各受像シートを作製した。
[特性評価]
(転写性(印画品質))
実施例1〜21および比較例1〜3で得られた各受像シートを、100×140mmのサイズに切断した。昇華型熱転写プリンター(Digital Photo Printer SPP−2020(商品名);サムソン社製)に同プリンター用昇華転写リボンをセットし、上記各受像シートに32階調のグラデーションで印画を行い、得られた画像の画質ムラを目視観察し、以下の評価基準に従って転写性(印画品質)を評価した。評価結果を表2に併せて示す。尚、グラデーションは、第1階調から第32階調へ移るに従い、次第に濃度が濃くなるものとした。
また、各階調での光学反射濃度をマクベスRD−918(商品名;グレタグマクベス社製)反射濃度計を用いて測定し、以下の評価基準に従って評価した。
<転写性(印画品質)の評価基準>
○:全ての階調において画質ムラは認められなかった(良好な転写性(印画品質))。
△:第1階調〜第2階調において若干の画質ムラが認められたものの、他の階調において画質ムラは認められなかった(実用上許容し得る転写性(印画品質))。
×:第1階調〜第2階調のみならず第3階調以降においても画質ムラが認められた(実用上許容し得ない転写性(印画品質))。
<光学反射濃度の評価基準>
○:2.0以上(良好な高い印画濃度)
△:1.7以上2.0未満(実用上許容し得る印画濃度)
×:1.7未満(実用上許容し得ない低い印画濃度)
(印画時静粛性)
実施例1〜21および比較例1〜3で得られた各受像シートに対し、上記のプリンターと昇華転写リボンとを使用し、サーマルヘッドの最大エネルギー値でイエロー、マゼンダおよびシアンを重ねた黒ベタ画像を印画(印画環境:温度23℃、湿度53%)し、その際の転写シートと受像シートとの剥離音をパネル人数10人のパネルテストで確認し、以下の評価基準に従って印画時静粛性を評価した。評価結果を表2に併せて示す。
<評価基準>
○:パネル全員が剥離音は気にならないと感じた(高い静粛性)。
△:パネルの8〜9割が剥離音は気にならないと感じた(実用上許容し得る静粛性)。
×:パネルの8割以上が剥離音が気になると感じた(実用上許容し得ない大きい剥離音)。
××:受像シートと転写シートとの貼り付きが生じた。
(高温/高湿環境での印画時静粛性)
温度60℃、湿度85%の高温/高湿環境下で実施したこと以外は上述した印画時静粛性の評価手順と同一の手順を繰り返し、高温/高湿環境下での印画時静粛性を上記と同一の評価基準に従って評価した。評価結果を表2に併せて示す。
(低温/低湿環境での印画時静粛性)
温度0℃、湿度5%の低音/低湿環境下で実施したこと以外は上述した印画時静粛性の評価手順と同一の手順を繰り返し、低音/低湿環境下での印画時静粛性を上記と同一の評価基準に従って評価した。評価結果を表2に併せて示す。
(耐光性評価)
上述した転写性評価において作製した実施例1〜21および比較例1〜3の各受像シートサンプルについて、シアン色のうち光学反射濃度が1.0近傍である諧調について、キセノンフェードメータCi−35A(商品名;アトラス社製)を用いて、96時間キセノンランプ照射後のシアン色の光学濃度残存率を測定し、以下の評価基準に従って耐光性を評価した。
○:光学濃度残存率が85%以上(良好な高い耐光性)
△:光学濃度残存率が70%以上85%未満(実用上許容し得る耐光性)
×:光学濃度残存率が70%未満(実用上許容し得ない低い耐光性)
Figure 2011240708
Figure 2011240708
Figure 2011240708
Figure 2011240708
Figure 2011240708
Figure 2011240708
(実施例22〜23および比較例4)
受容層塗工液として下記組成を有する各塗工液を使用した以外は実施例1と同様の手順に従って昇華転写受像シートを得た。
<実施例22の塗工液>
ポリエステル樹脂(バイロン290) 8部
蛍光増白剤(ユビテックスOB(商品名);チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)
0.03部
式(1)の化合物(ホスタビン PR−25 Gran.) 1.97部
トルエン/メチルエチルケトン(1/1) 100部
<実施例23の塗工液>
ポリエステル樹脂(バイロン290) 6部
蛍光増白剤(ユビテックスOB(商品名);チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)
0.03部
式(2)の化合物(ホスタビン B−CAP) 1.97部
酸化チタン 2部
トルエン/メチルエチルケトン(1/1) 100部
<比較例4の塗工液>
ポリエステル樹脂(バイロン290) 6部
蛍光増白剤(ユビテックスOB(商品名);チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)
0.03部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チヌビン328) 1.97部
酸化チタン 2部
トルエン/メチルエチルケトン(1/1) 100部
(実施例24〜26)
基材上に、下記組成を有する中間層塗工液を、バーコーターを用いて乾燥後塗布量が5g/mとなるように塗工し、乾燥させて中間層を形成し、その中間層上に受容層を形成した以外は実施例1、8および15とそれぞれ同様にして各昇華転写受像シートを得た。
<中間層塗工液>
ポリエステル樹脂(バイロン600(商品名);東洋紡(株)製) 7.97部
蛍光増白剤(ユビテックスOB(商品名);チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)
0.03部
酸化チタン 2部
トルエン/メチルエチルケトン(1/1) 100部
尚、実施例24の受容層は実施例1と、実施例25の受容層は実施例8と、さらに実施例26の受容層は実施例15とそれぞれ同様の組成の塗工液を用いて形成した。
(実施例27〜29)
基材上に、下記組成を有する中間層塗工液を、バーコーターを用いて乾燥後塗布量が5g/mとなるように塗工し、乾燥させて中間層を形成し、その中間層上に受容層を形成した以外は実施例1、8および15とそれぞれ同様にして各昇華転写受像シートを得た。
<中間層塗工液>
ポリエステル樹脂(バイロン600(商品名);東洋紡(株)製) 6.47部
式(1)の化合物(ホスタビン PR−25 Gran.) 1.50部
蛍光増白剤(ユビテックスBAC(商品名);チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製) 0.03部
酸化チタン 2部
トルエン/メチルエチルケトン(1/1) 100部
尚、実施例27の受容層は実施例1と、実施例28の受容層は実施例8と、さらに実施例29の受容層は実施例15とそれぞれ同様の組成の塗工液を用いて形成した。
(比較例5)
受容層塗工液として比較例1の塗工液を用いた以外は実施例24と同様にして昇華転写受像シートを得た。
<色彩測定>
上記の手順で得られた実施例22〜29及び比較例4〜5の各昇華転写受像シートの受容層表面のLab値を色彩色差計(CR−221(商品名);コニカミノルタ製)を用いてハンター表色法により測定した。測定結果を表3に示す。
Figure 2011240708

Claims (3)

  1. 基材上に受容層を設けてなる昇華転写受像シートであって、受容層が下記(2):
    Figure 2011240708
    で表される化合物を含有していることを特徴とする昇華転写受像シート。
  2. 受容層が、蛍光増白剤、酸化チタン、酸化亜鉛、および酸化セリウムから選ばれた少なくとも1種をさらに含有している請求項1に記載の昇華転写受像シート。
  3. 基材と受容層との間にさらに中間層を設けてなり、中間層が下記式(1)〜式(2)で表される化合物、蛍光増白剤、酸化チタン、酸化亜鉛、および酸化セリウムから選ばれた少なくとも1種をさらに含有している請求項1または2に記載の昇華転写受像シート。
    Figure 2011240708
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