JP2011237652A - 電気通信機能を備えたギターその他の楽器及び当該楽器を用いてなるエンターテインメント・システム - Google Patents

電気通信機能を備えたギターその他の楽器及び当該楽器を用いてなるエンターテインメント・システム Download PDF

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Abstract

【課題】出力するヴォーカル音とギター音に対してそれぞれ個別のエフェクト処理を与えることができるアンプ内蔵型ギターその他これに類する楽器、並びに当該楽器を用いてなるエンターテインメント・システムを提供すること。
【解決手段】少なくともボディーと、当該ボディーに配設したピックアップ及びマイク入力ジャックと、当該ピックアップ及びマイク入力ジャックから送られるアナログ音声信号を増幅するアンプと、この増幅されたアナログ音声信号を音声として出力するスピーカーを備え、当該スピーカーは前記ピックアップで拾音した楽音に係る音声信号と前記マイク入力ジャックからの音声信号を合成した音声を出力すること。
【選択図】図1

Description

本発明は歌唱しながら演奏するのに好適なギター等の楽器及び当該楽器を用いてなるエンターテインメント・システムに関するものである。
ギターは、それ一台でメロディとハーモニーとリズムを同時に奏でることができることから、ヒトが歌を歌うとき、他にはない特別な存在感を発揮する楽器である。
ギターが概ね現在のような形状をなしたのは紀元前にまで遡るが、そこから永い年月を経た18世紀後半になってようやく円形状のサウンドホールを備えた6弦ギターがあらわれ、19世紀後半頃には、コンサートホールでの演奏に耐え得る音量を確保し得るように設計されたガット・ギター(クラシック・ギター)がヨーロッパで完成し、対照的にアメリカでは鉄弦を使用したギターの製作が普及した。
更なる大音量化を図るためにギターは演奏音を電気信号に変換するピックアップを搭載するとともに当該電気信号をアンプで増幅した上これをスピーカーから出力させることができるいわゆるエレキ・ギターに発展し、その後あらゆるジャンルの音楽家・演奏家の間に深く浸透したことは広く周知されるとおりである。
ところで、ギターを携える者による使用上の便宜のため、ギター本体にアンプを内蔵したアンプ内蔵型のエレキ・ギターが存在する。
また、同ギターにはさらにマイクロフォン入力用ジャックを設けたものも提案されており、これによればユーザーはギターの演奏とともに自らの歌唱を当該ギターに内臓したスピーカーからあわせて電気的に発音させることができるようになっている。
そして、近時ではさらにこれをカラオケ・ルームに持ち込み、ユーザー自らが歌唱するのみならず、当該楽器をカラオケ伴奏音にあわせて演奏するといった楽しみ方がよく行われる。
一般的なカラオケの伴奏音はベース、ドラム、ギター、ピアノ等の楽音をそれぞれに割り当て収録した複数のトラックを所定のバランスにより合成してなるものであるところ、従前のカラオケはこれらの楽音を予め2ミックスに固定したものを単に伴奏音として再生するに過ぎないものであったが、近時のカラオケ装置においては各トラックをMIDI制御することにより当該装置に搭載した音源ハードウェアから発音するといった構成が主流となっている。
斯かる構成を有するカラオケ装置は、特に上記のようなギター等楽器との合奏に際しては、伴奏音を構成する複数のトラックのうち任意のトラックを簡単にオフ(ミュート)状態にする(いわゆる「マイナス・ワン」や「マイナス・ツー」にする)ことができるためきわめて有用である。
しかし、カラオケ装置の音量出力レベルは気分の高揚を促すために可能な限り大きく設定されることも多く、このような場合は、折角持ち込んだ楽器の音がカラオケ装置の発する音量にまったく対抗できずその殆どが掻き消されてしまう。
一方、上記ギターの出力をカラオケ装置又はアンプに備わる外部入力ジャックへ直接接続することができればギター演奏音を伴奏音と同一のスピーカーから発音させることができるため上述のような音量的問題については解消する。
しかしながら、カラオケ装置に備わる外部入力ジャック(AUXなど)はエコーやリバーブ等のエフェクト処理に関しては通常はこれを対象外として配置するので、音響処理を施してなるカラオケ伴奏音とダイレクトに接続されたエレキ・ギター等の楽音では音質的にまったく馴染まず、納得のいく音場を得られないといった不満があった。
仮に、上記の外部入力ジャックをエフェクト処理の対象として扱うようにしても、当該処理はギターとヴォーカルの混合音を単に一纏めとしてのみ効果を及ぼし得るものであるため、たとえばギター演奏音にはディストーション系、ヴォーカル音にはディレイ系といったように、個別のエフェクト処理についてはいずれにせよ実現できないといった不具合がある。
そこで、本発明は、従来型ギター等の楽器が有する上記問題点に鑑み、出力するヴォーカル音とギター音に対してそれぞれ個別のエフェクト処理を与えることができるアンプ内蔵型ギターその他これに類する楽器、並びに当該楽器を用いてなるエンターテインメント・システムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決することを目的としてなされた本発明楽器の構成は、少なくともボディーと、当該ボディーに配設したピックアップ及びマイク入力ジャックと、当該ピックアップ及びマイク入力ジャックから送られるアナログ音声信号を増幅するアンプと、この増幅されたアナログ音声信号を音声として出力するスピーカーを備え、当該スピーカーは前記ピックアップで拾音した楽音に係る音声信号と前記マイク入力ジャックからの音声信号を合成した音声を出力することを特徴とするものである。
本発明楽器における前記ボディーは、前記スピーカーからの全体出力を調節するマスター・ボリューム・コントローラーを備えるとともに、前記ピックアップ又はマイク入力ジャックからのアナログ音声信号のレベルを個別に調節可能なボリューム・コントローラーを前記マスター・ボリューム・コントローラーとは別個に備えてなるように構成することができる。
本発明楽器は、前記ピックアップ及びマイク入力ジャックからの各アナログ音声信号を所定のサンプリング・レートによりそれぞれデジタル信号に変換するADコンバータと、当該デジタル信号を加工処理する処理演算部と、当該処理演算部が処理したデジタル信号を再びアナログ音声信号に変換するDAコンバータをさらに備え、当該DAコンバータは変換したアナログ音声信号を前記アンプへ送出するように構成することも任意である。
本発明楽器における前記処理演算部は、前記ピックアップ及びマイク入力ジャックからのアナログ音声信号に基づくそれぞれのデジタル信号に対し、纏めて又は個別に、エフェクト効果を付与するエフェクト部を備えてなるように構成することも任意である。
本発明楽器における前記ボディーは、外部機器と同期をとるための所定の同期信号及び/又は楽音に係るMIDI情報を入出力可能な同期ジャックを備えたものに構成することができる。
本発明楽器は、前記MIDI情報によって制御可能な音源ボードを備えるように構成することができる。
本発明楽器は、前記デジタル信号を無線又は有線により送受信可能な伝送部を備えるように構成することも可能である。
本発明エンターテインメント・システムの構成は、少なくとも電気通信ネットワークを介して接続された請求項7の楽器(以下「本楽器」という。)とサーバー機を有してなるエンターテインメント・システムであって、前記サーバー機は、前記電気通信部より送信された本楽器の楽音に係るデジタル信号を受信可能な受信部と、受信した複数の当該デジタル信号を合成可能な合成部と、合成したデジタル信号を本楽器に送信可能な送信部とを有してなることを特徴とするものである。
本発明システムにおいて前記サーバー機は、さらに、受信した前記デジタル信号に対して、纏めて又は個別に、エフェクト効果を付与するエフェクト部を備えるように構成することも任意である。
本発明楽器によれば、ピックアップで拾音した楽音とマイクロフォンで集音したヴォーカル音声とを一つのスピーカーから発音させることができるので、歌いながら伴奏演奏をするに際して好適である。
また、同楽器は、ピックアップ又はマイク入力ジャックのレベル信号を個別に調節可能なボリューム・コントローラーがマスター・ボリューム・コントローラーと別個に設けられているので、例えばマイク入力ジャックからの入力信号レベルが固定であっても楽音に係るレベルは個別に調節できるので両者の全体におけるバランスを容易にとることができるようになる。
しかも、同楽器は、信号処理がデジタル方式に対応するため、ピックアップに係る音声とマイク入力に係る音声に対して個別のエフェクト処理を施すことができる。
さらに、同楽器は、同期用信号やMIDI情報等を入出力可能な同期ジャックを備えてなるものであるから、外部機器と同期できることに加え、これに音源ボードを搭載することによって、外部からのMIDI情報に基づいて、たとえばカラオケ伴奏音をはじめ、任意の楽曲をMIDI再生することもできるようになる。
そして、本楽器は、電気通信部からデジタル信号を送受信することができるので、これとインターネット等の電気通信ネットワークを介して接続されたサーバー機を組み合わせてなるエンターテインメント・システムを構築すれば、世界中あらゆる場所にいる者と同時演奏をすることが可能となり、ネット上において自由に仮想的なバンドを組むこともできるようになる。
本発明楽器の一実施例を表す正面図 本発明楽器の一実施例を表す側面図 本発明楽器の構成の一例を表すブロック図 本発明システムの構成を例示するブロック図 本発明システムにおけるサーバー機の一実施例を示すブロック図
以下、本発明楽器及びエンターテインメント・システムの実施の形態例について、図により説明する。
図1において、1は本発明楽器の実施の形態例であるギター(以下「本発明ギター1」という。)であって、ヘッドH、ネックN、ボディーBを備えた一般的なギター形状を有してなるものである。
ボディーBは、弦の振動をアナログ電気信号に変換することにより楽音を拾うピックアップP(当該ピックアップPは、コイルを有してなる通常のエレキギター用ピックアップP1、圧電素子を有してなる(図示しない)ピエゾ・ピックアップP2、小型マイクを貼設する(図示しない)ピックアップP3のいずれか又は3種すべてを搭載して構成することが可能であり、状況に応じて、ピックアップ・セレクターPsによって音響的に最適な組み合わせを実現できるようになっている。)と、ユーザーの歌唱を拾うたとえばヘッドセット型マイクロフォンのようなマイクMc(図4参照)を接続可能なマイク入力ジャックMiと、ピックアップP及びマイク入力ジャックMiからのアナログ信号を増幅可能な(図示しない)アンプAmと、このアンプAmで増幅された信号に基づいて音声を再生可能なスピーカーSpと、同じく当該音声信号を再生可能なヘッドフォン(図4参照)を接続可能なヘッドフォン入力ジャックHpと、外部スピーカー等と接続可能な標準出力ジャックOを備えてなるものである。
なお、本発明ギター1においては、マイク入力ジャックMiに加え、図示しない外部音源入力ジャックAUXを併設することも当然任意である。
また、本発明ギター1は、スピーカーSp等に供給するためのバッテリーとして、所定のアダプタからの電力供給や或いは既存の9V乾電池2本の電力で駆動でき、さらには、充電可能な電池を採用することにより前記アダプタから簡易に何度でも充電することができるよう構成することも任意である。
そして本発明ギター1は、処理演算部Cにおいて音声信号をデジタル処理するために、ピックアップP及びマイク入力ジャックMiからのアナログ信号をデジタル変換するADコンバータCV1を備え、その後このデジタル信号をアナログ変換して音声出力できるようにさらにDAコンバータCV2を具備している。
このため、本発明ギター1においては、ピックアップP及びマイク入力ジャックMiからの各信号に対してそれぞれのボリュームを個別にデジタル処理することができることは謂うまでもないが、図1に示すように、マスターボリューム・コントローラーMVcとは別にピックアップP又はマイク入力ジャックMiからの信号レベルを調節するボリューム・コントローラーVcを設けてあるのでアナログ処理方式のものであっても、ギターの楽音とヴォーカル音のボリュームを個別に調節できるようになっている。
コンバータCV1で変換された各デジタル信号に対しては、エフェクト部Fxにおいて、たとえばピックアップPからの楽音にはディストーション系、マイク入力ジャックMiからの音声にはイコライザー、コンプレッサー、リバーブの組み合わせといったように個別の効果を与えることができるようになっている。
これによって、予めエフェクト部Fxにおいて記憶しておいた各種エフェクターを所定の設定のもとで組み合わせて使用することにより、本発明ギター1は、ギター楽音に関してはたとえば往年のFENDER社製ストラト・キャスターやGIBSON社製のレス・ポール、或いはエレキ・ギターに限らず同社製のJ-200やMARTIN社製の代表的アコースティック・ギターD-28、またマイクロフォンではNEUMANN社製の真空管マイクU47やコンデンサー・マイクU87など、現在ではきわめて入手が困難なビンテージの機器・機材を容易にシミュレートすることができるようになることはいうまでもない。
また、本発明ギター1は、上記処理演算部Cにおいて生成したデジタル信号を任意の外部メモリや電気通信機能を備えたPC等の装置、或いはデータカードなどの無線通信機器(BLUETOOTH対応のものを含む。)その他の外部機器へ送信可能な伝送部Tr(たとえばUSBタイプのものが好適であるが、これに限らない。)を備えている。
本発明ギター1は、さらに大容量ハードディスクHDD及び/又は揮発性メモリRAMを内蔵させることも任意であり、斯かる構成を採択することによって、ユーザーによる演奏や歌唱に係るデジタル信号を作成後、これを当該ディスクHDDに保存したり、又はUSBケーブル経由で前記伝送部Trから外部機器へ伝送し或いはインターネット等のネットワークを介してサーバー機Svと通信したりすることができるようになる。
これにより、ユーザーは自己の演奏に係るデータを簡易にUSBメモリ等の外部記憶媒体に保存して持ち出すことができるほか、上記デジタル信号はたとえばYouTube(商標)をはじめ任意の動画投稿サイトを運営する(図示しない)サーバーにアップロード可能であることから、システム運用者側はこれを利用して各種のオーディションやコンテストを実施することもできるようになる。
また、これらに加えて本発明ギター1は、外部機器から発せられたMIDIクロック、MIDIタイムコード、SMPTEタイムコード等の同期信号を受信可能な又は外部機器に対して同期信号を送信可能な同期ジャックSyjと、当該同期信号により発音動作を制御することができる音源ボードScをさらに備えており、たとえばUSBメモリ、又はインターネットを介して任意のサーバー(図示せず)からデータをダウンロード可能なクライアントPCないし携帯型情報端末、或いは無線通信用USBデータカード等から受信したカラオケ伴奏曲に係るMIDI情報に基づいて当該曲をスピーカーSpから再生しつつ(本発明ギター1によればこれを前述のマイナス・ワンやマイナス・ツーに加工することがきわめて容易となる。)、自己演奏に係るギターの楽音をこれに重ねて発音させることが可能である。
また、逆に、本発明ギター1にMIDIシーケンス機能を併有させることによって、MIDI情報を外部機器に対して送信し、マスターとして同期をとることが可能であることは言うまでもない。
サーバー機Svは、図5に例示するとおり、少なくとも本発明ギター1との間で情報をやり取りするための受信部Re及び送信部Seと中央処理装置CPUと揮発性メモリRAMとを備えてなる。
これにより、サーバー機Svと本発明ギター1を含む複数の本発明楽器1とをインターネットを介して接続することによって、本発明エンターテインメント・システム2を構築することができることは図4に示すとおりである。
本発明システム2において、サーバー機Svは、本発明楽器1との間で同期信号をやり取りすることができるよう同期部Syを備えており、当該同期部Syから発せられる同期信号によって本発明システム2を構成する本発明楽器1(本発明ギター1に限らず、これと同様にMIDIジャックSyjや伝送部Trを備えたベース・ギター、シンセ・ドラム、キーボード(以下「本発明ベース1」「本発明ドラム1」「本発明キーボード1」という。)等も含む。)を同期させることができるようになっている。
具体的には、本発明ベース1は少なくともベース・ボディにおいて弦の振動をアナログ電気信号に変換することにより楽音を拾うピックアップPと、処理演算部において当該ピックアップPからのアナログ信号をデジタル変換するADコンバータと、このデジタル信号をアナログ変換して音声出力できるようにさらにDAコンバータを具備し、上記処理演算部において生成したデジタル信号を任意の外部機器へ送信可能な伝送部Trを有しており、これに大容量ハードディスクHDD及び/又は揮発性メモリRAMを搭載させることによって、ユーザーによる演奏に係るデジタル信号を作成後、これをインターネット等のネットワークを介してサーバー機Svと通信することができるように構成されている。
本発明ドラム1及び本発明キーボード1は、既存の電子音ドラム(いわゆるシンセ・ドラム)やシンセサイザーにMIDI制御機能及び伝送部Trを具備せしめたものであればよい。
すなわち、本発明ギター1と本発明ベース1と本発明ドラム1と本発明キーボード1とサーバー機Svとがインターネットを介して相互接続されてなる本発明システム2の場合であれば、たとえばサーバー機Svから発せられた同期信号が上記の各本発明楽器1に送信されるとともにこれに合わせて各演奏者が演奏した楽音に係るデジタル情報が各伝送部Trからサーバー機Svにそれぞれ送信され、これを受信部Reから受信した当該サーバー機Svはそれらのデジタル信号を演算処理して合成信号を作成するとともに当該信号を各本発明楽器1の伝送部に向けて返信することができるので、同信号を受信した本発明楽器1はこれをDAコンバータCV2でアナログ変換し、スピーカーSpから各楽音の合成音を再生することができるようになり、いわば全世界の人々とネット上における仮想バンドを組む事ができるようになる。
サーバー機Svにエフェクト部Fxを併設すれば、各楽器ごとのエフェクト処理が可能となることは言うまでもない。
本発明は以上のとおりであって、ピックアップで拾音した楽音とマイクロフォンで集音したヴォーカル音声とを一つのスピーカーから発音させることができるので、歌いながら伴奏演奏をするに際して好適であるとともに、ピックアップ又はマイク入力ジャックのレベル信号を個別に調節可能なボリューム・コントローラーがマスター・ボリューム・コントローラーと別個に設けられているので、例えばマイク入力ジャックからの入力信号レベルが固定であっても楽音に係るレベルは個別に調節できるので両者の全体におけるバランスを容易にとることができるようになり、かつ、信号処理がデジタル方式に対応するため、ピックアップに係る音声とマイク入力に係る音声に対して個別のエフェクト処理を施すことができるだけでなく、さらに、同期用信号やMIDI情報等を入出力可能な同期ジャックを備えてなるものであるから、外部機器と同期できることに加え、これに音源ボードを搭載することによって、外部からのMIDI情報に基づいて、たとえばカラオケ伴奏音をはじめ、任意の楽曲をMIDI再生することもできるようになることに加え、電気通信部からデジタル信号を送受信することができるので、これとインターネット等の電気通信ネットワークを介して接続されたサーバー機を組み合わせてなるエンターテインメント・システムを構築すれば、世界中あらゆる場所にいる者と同時演奏をすることが可能となり、ネット上において自由に仮想的なバンドを組むこともできるようになるといったきわめて固有かつ顕著な効果を有するものであるから、電気通信機能を備えたギターその他の楽器及び当該楽器を用いてなるエンターテインメント・システムに適用してきわめて有用である。
1 本発明楽器
H ヘッド
N ネック
B ボディ
Hp ヘッドフォン入力ジャック
Mi マイク入力ジャック
Vc ボリューム・コントローラー
MVc マスターボリューム・コントローラー
Tc トーン・コントローラー
Ps ピックアップ・セレクター
Syj 同期ジャック
Tr 伝送部
S スピーカー
O 標準出力ジャック
Am 内蔵アンプ
HDD ハードディスク
RAM 揮発性メモリ
CV1 ADコンバーター
CV2 DAコンバーター
C 処理演算部
Fx エフェクト部
Sy 同期部
Sc 音源ボード
Re 受信部
Se 送信部
Sv サーバー機

Claims (10)

  1. 少なくともボディーと、当該ボディーに配設したピックアップ及びマイク入力ジャックと、当該ピックアップ及びマイク入力ジャックから送られるアナログ音声信号を増幅するアンプと、この増幅されたアナログ音声信号を音声として出力するスピーカーを備え、当該スピーカーは前記ピックアップで拾音した楽音に係る音声信号と前記マイク入力ジャックからの音声信号を合成した音声を出力することを特徴とする楽器。
  2. 前記ボディーは、前記スピーカーからの全体出力を調節するマスター・ボリューム・コントローラーを備えるとともに、前記ピックアップ又はマイク入力ジャックからのアナログ音声信号のレベルを個別に調節可能なボリューム・コントローラーを前記マスター・ボリューム・コントローラーとは別個に備えた請求項1の楽器。
  3. 前記ピックアップ及びマイク入力ジャックからの各アナログ音声信号を所定のサンプリング・レートによりそれぞれデジタル信号に変換するADコンバータと、当該デジタル信号を加工処理する処理演算部と、当該処理演算部が処理したデジタル信号を再びアナログ音声信号に変換するDAコンバータをさらに備え、当該DAコンバータは変換したアナログ音声信号を前記アンプへ送出する請求項1又は2の楽器。
  4. 前記処理演算部は、前記ピックアップ及びマイク入力ジャックからのアナログ音声信号に基づくそれぞれのデジタル信号に対し、纏めて又は個別に、エフェクト効果を付与するエフェクト部を備えた請求項1〜3のいずれかの楽器。
  5. 前記ボディーは、外部機器と同期をとるための所定の同期信号及び/又は楽音に係るMIDI情報を入出力可能な同期ジャックを備えた請求項1〜4のいずれかの楽器。
  6. 前記MIDI情報によって制御可能な音源ボードを備えた請求項1〜5のいずれかの楽器。
  7. 前記デジタル信号を無線又は有線により送受信可能な伝送部を備えた請求項1〜6のいずれかの楽器。
  8. 少なくとも電気通信ネットワークを介して接続された請求項7の楽器(以下「本楽器」という。)とサーバー機を有してなるエンターテインメント・システムであって、
    前記サーバー機は、前記電気通信部より送信された本楽器の楽音に係るデジタル信号を受信可能な受信部と、受信した複数の当該デジタル信号を合成可能な合成部と、合成したデジタル信号を本楽器に送信可能な送信部とを有してなることを特徴とするシステム。
  9. 前記サーバー機は、さらに、受信した前記デジタル信号に対して、纏めて又は個別に、エフェクト効果を付与するエフェクト部を備えた請求項8のシステム。
  10. 請求項1〜7に記載した楽器に備わるエフェクト部において読み出されることによって、当該楽器の音色を変更する電子ファイル。
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