JP2011237561A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な方式で、装置内に設けられた電熱器への通電により電源電圧が不安定になることを防止することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】ゼロクロス信号が検出されるかどうかを判断する(ステップS4)。ゼロクロス信号が検出された場合には、所定時間後にヒータランプを点灯する(ステップS6)。そして、ゼロクロス信号の周期を判定する(ステップS7)。ゼロクロス信号の周期が基準となる周期よりも短いかどうかを判断する(ステップS8)。短いとと判断した場合には、誤検出が有りと判定する(ステップS9)。そして、ゼロクロス信号の誤検出が有りと判定された場合には、位相制御にてヒータランプの点灯制御を実施する(ステップS12)。誤検出が無しと判定された場合には、電源電圧が不安定になる可能性が低いと判断しゼロクロス制御にてヒータランプの点灯制御を実施する(ステップS13)。
【選択図】図4
【解決手段】ゼロクロス信号が検出されるかどうかを判断する(ステップS4)。ゼロクロス信号が検出された場合には、所定時間後にヒータランプを点灯する(ステップS6)。そして、ゼロクロス信号の周期を判定する(ステップS7)。ゼロクロス信号の周期が基準となる周期よりも短いかどうかを判断する(ステップS8)。短いとと判断した場合には、誤検出が有りと判定する(ステップS9)。そして、ゼロクロス信号の誤検出が有りと判定された場合には、位相制御にてヒータランプの点灯制御を実施する(ステップS12)。誤検出が無しと判定された場合には、電源電圧が不安定になる可能性が低いと判断しゼロクロス制御にてヒータランプの点灯制御を実施する(ステップS13)。
【選択図】図4
Description
この発明は画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関し、特に、電熱器を有する定着装置を備えた画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
プリンタ及び複写機等の電子写真方式の画像形成装置は、各種工程を経て記録紙上に転写されたトナー像を熱及び圧力により記録紙に定着させるための定着装置を備えている。
一般に、定着装置はトナーを溶融するための熱を供給するハロゲンランプ等の電熱器を備えており、このような電熱器の通電制御にはいわゆるゼロクロス制御または位相制御が採用されている。
ここで、ゼロクロス制御とは、交流電源の電圧がゼロ近くになる瞬間(ゼロクロス点)にスイッチングを行うことにより半波単位での通電を行う制御方法である。一方、位相制御とは、所定の位相角においてスイッチングを行なうことにより通電時間を細かく調節して通電を行なう制御方法である。
一方、画像形成装置の使用環境が過負荷状態である場合には、交流の電源電圧が不安定となる場合があり、特許文献1においては、電源電圧が不安定である場合に誤動作を防止する位相制御の通電制御が提案されている。
また、画像形成装置の使用環境が一時的に過負荷状態で電源電圧が不安定となる場合には、同一の使用環境にある蛍光灯がちらつく等の不具合が生じるおそれがある。特にインバータのない蛍光灯では影響を受けやすい。
その対策として、特許文献2には、電熱器の通電制御に関して電源電圧が不安定とならないようにゼロクロス制御と位相制御とを切り替える方式が提案されている。
しかしながら、上記特許文献2に示す方式は、電源電圧が不安定となるかどうかを電圧ピーク検出回路により判断して、当該回路からの信号に基づいて通電制御を切り替えるものであり、構成が複雑となり、コストの面でも不利であった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、簡易な方式で、装置内に設けられた電熱器への通電により電源電圧が不安定になることを防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う画像形成装置は、ヒータを有する定着装置と、ヒータに印加される交流電源の波形に従う所定の周期信号を生成する信号生成手段と、ヒータへの通電制御を実行する制御部とを備える。制御部は、所定の周期信号の周期が所定の期間よりも短くなるかどうかを判断し、短くなったと判断した場合には、ヒータへの通電制御を位相制御にて行い、短くならないと判断した場合には、ヒータへの通電制御をゼロクロス制御にて行なう。
好ましくは、信号生成手段は、交流電源の波形に従うゼロクロス信号を生成する。
好ましくは、制御装置は、交流電源の予め決められた位相角でヒータに通電する。
好ましくは、制御装置は、交流電源の予め決められた位相角でヒータに通電する。
好ましくは、制御装置は、ヒータに通電した際に、所定の周期信号の周期が所定の期間よりも短くなるかどうかを判断する。
本発明のある局面に従う、ヒータを有する定着装置が設けられた画像形成装置の制御方法であって、ヒータに印加される交流電源の波形に従う所定の周期信号を生成するステップと、ヒータに通電するステップと、所定の周期信号の周期が所定の期間よりも短くなるかどうかを判断するステップと、短くなったと判断した場合には、ヒータへの通電制御を位相制御にて行い、短くならないと判断した場合には、ヒータへの通電制御をゼロクロス制御にて行なう制御ステップとを備える。
好ましくは、所定の周期信号を生成するステップは、交流電源の波形に従うゼロクロス信号を生成する。
好ましくは、ヒータに通電するステップは、交流電源の予め決められた位相角でヒータに通電する。
上記の構成に従えば、簡易な方式で電源電圧が不安定になることを防止することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置としてのプリンタ1の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、プリンタ1は、制御部11、記憶部12、操作部13、印刷部14、電源部15、及び通信インタフェース16を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス17を介して相互に接続されている。
制御部11は、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)であり、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理等を行う。
記憶部12は、予め各種プログラムやパラメータを格納しておくROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムやパラメータを格納し、または画像処理により得られた画像データ等を一時的に保存するために使用されるハードディスク等からなる。
操作部13は、各種情報を表示し、または各種設定入力を行うタッチパネル、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー、各種設定条件を初期化するリセットキー等の各種固定キー、表示ランプ等からなる。
印刷部14は、画像データを電子写真方式により帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を経て用紙に画像データを印刷して排出する。印刷部14の詳細についてはさらに後述する。
電源部15は、外部交流電源の電圧を、プリンタ1の各部を駆動するために必要な電圧に調節する。具体的には、交流電圧を変圧したり、一定の直流電圧に変換したり、交流電圧による電力を調整したり、電源ノイズを除去したりする機能を有する。電源部15の詳細についてはさらに後述する。
通信インタフェース16は、プリンタ1と外部機器との間で通信を行うためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格によるネットワークインタフェースや、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394等のシリアルインタフェース、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE1284等のパラレルインタフェース、Bluetooth(ブルートゥース)、IEEE802.11、HomeRF(Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)等の無線通信インタフェース等の各種ローカル接続インタフェース、電話回線に接続するための電話回線インタフェース等が用いられる。
上記構成により、プリンタ1は、外部機器から受信した印刷ジョブに基づき記録紙等に印刷出力を行うことができる。なお、通常、制御部11、記憶部12、及び通信インタフェース16は、外部機器から印刷ジョブを受信し、印刷部14が処理可能な画像データを生成するためのプリンタコントローラとしてプリンタ1に実装される(図2参照)。
続いて、本発明の実施の形態に従うプリンタ1の印刷部14についてさらに詳細に説明する。
以下、本発明の実施の形態に従う画像形成装置について、タンデム型のカラープリンタ(単にプリンタとも称する)を例に挙げて説明する。
図2は、本発明の実施の形態に従うプリンタ1の概略図であって、印刷部14を中心に示している。
図2のように、印刷部14は、電子写真方式により記録紙上に画像を形成するものである。
印刷部14は、記録紙を収容・搬送する給紙部14aと、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)の作像部14bと、後述する中間転写ベルトc1にトナー像を形成する中間転写ユニット14cと、中間転写ベルトc1に形成されたトナー像を記録紙に転写する2次転写ローラ14dと、中間転写ベルトc1に付着したトナーを除去・回収するクリーニングユニット14eと、トナー像を記録紙に溶融付着させて定着する定着装置14fと、トナー像が定着された記録紙をプリンタ外部へ排紙及び保管する排紙部14gとを有する。さらに、本実施の形態に従うプリンタ1は、機内を冷却するための冷却ファン14hを有する。
給紙部14aは、記録紙を収納する給紙カセットa1と、給紙カセットa1から記録紙を繰り出すための給紙ローラa2と、給紙ローラa2によって繰り出される記録紙を図に示す上方へ繰り出すタイミングをとるためのレジストローラa3とを備えている。
作像部14bは、Y,M,C,Kの現像装置b1を備え、各現像装置b1には、a−Si(アモルファスシリコン)等からなる感光体ドラムb11と、感光体ドラムb11を帯電する帯電部b12と、帯電された感光体ドラムb11を露光して、感光体ドラムb11の表面に静電潜像を形成する露光部b13とが設けられている。各感光体ドラムb11は、図中の矢印方向に、それぞれ回転可能に設けられている。
中間転写ユニット14cは、中間転写ベルトc1と、中間転写ベルトc1を張架する駆動ローラc2及び従動ローラc3と、感光体ドラムb11に形成されたトナー像を中間転写ベルトc1に転写するための転写ローラc4とを有する。駆動ローラc2は、不図示のモータ等によって回転駆動され、中間転写ベルトc1は、この駆動ローラc2に従動して回転し、さらに、従動ローラc3は、中間転写ベルトc1に従動して回転する。また、中間転写ベルトc1は、転写ローラc4によって各感光体ドラムb11に押し付けられた状態となっている。
2次転写ローラ14dは、従動ローラc3と、中間転写ベルトc1を挟むように配置されている。
クリーニングユニット14eは、中間転写ベルトc1に付着したトナーを除去するクリーニング装置e1と、クリーニング装置e1によって除去されたトナーを回収するトナー保管ボックスe2とを有する。
定着装置14fは、加圧ローラf1と、加圧ローラf1に対向する加熱ローラf2と、加熱ローラf2の内部に設けられた電熱器としてのヒータランプf3とを有する。加圧ローラf1は、加熱ローラf2に対して一定圧力で押し付けられ、加熱ローラf2との接触部分において記録紙を挟み込むためのニップ部を形成する。加熱ローラf2は、ヒータランプf3により表面を一定温度に加温された状態で不図示のモータ等によって回転駆動される。ヒータランプは一例としてハロゲンランプである。2次転写ローラ14dから搬送された記録紙がニップ部を通過すると、記録紙上の未定着トナーがニップ部の熱及び圧力により溶融・浸透し、記録紙にトナー像が定着される。
排紙部14gは、定着装置14fから搬送された記録紙を外部に繰り出すための排出ローラg1と、排出ローラg1によって繰り出された記録紙を保管する排紙トレイg2とを有する。
冷却ファン14hは、ファンの回転によりプリンタ1内の熱を外部に放出する。冷却ファン14hは、印刷部14や電源部15が発生する熱によりプリンタ1内部が過度の高温に達することを防止する。
続いて、本実施の形態に従うプリンタ1の電源部15についてさらに詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に従うプリンタ1の電源部15の構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の実施の形態に従うプリンタ1の電源部15の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、電源部15は、ノイズフィルタ151と、直流電圧生成部152と、ゼロクロス検出回路153と、ゼロクロス制御回路155と、位相制御回路156とを有している。
ノイズフィルタ151は、電源部15が接続された外部交流電源のノイズを除去する。直流電圧生成部152は、外部交流電源の交流電圧に基づき一定の直流電圧(+5V、+24V等)を生成する。
ゼロクロス検出回路153は、外部交流電源のゼロクロス点を検出する回路であり、ゼロクロス点を検出したら制御部11に所定の周期信号であるゼロクロス信号を送信する。なお、外部交流電源の周波数に従って所定の周期信号の周期は変化する。例えば、外部交流電源の周波数が60Hzの場合には、ゼロクロス信号の周期であるゼロクロス時間は、8.3msとなる。一方、外部交流電源の周波数が50Hzの場合には、ゼロクロス信号の周期であるゼロクロス時間は、10msとなる。
ゼロクロス制御回路155は、制御部11からのゼロクロス制御信号を受信し、ヒータランプf3への通電のゼロクロス制御を実行する。
位相制御回路156は、制御部11からの位相制御信号を受信し、ヒータランプへの通電の位相制御を実行する。
ゼロクロス制御回路155によれば、常に交流電源の電圧ゼロ付近でスイッチングが行われるため、ヒータランプf3への突入電流を防止することができ、スイッチングノイズを低減することができる。
しかし、ゼロクロス制御回路155による制御は常に半波単位で行われるため、ヒータランプf3への通電により交流電源が一時的に過負荷状態に達し、電源電圧が不安定になるという不具合が発生するおそれがある。具体的には、同一の電源環境下にある蛍光灯がちらつく等の不具合が発生するおそれがある。
そこで、本発明の実施の形態に従うプリンタ1は、電源電圧が過負荷状態であるかどうかを特定の方式で検出し、過負荷状態であると判断した場合には、ゼロクロス制御回路155ではなく位相制御回路156によりヒータランプf3への通電制御を行う。
位相制御回路156は、スイッチングを行う位相角を制御することでヒータランプf3への通電時間を細かく調節することができる。そのため、通電時間を十分小さく設定することでヒータランプf3への電力供給をスローアップし、電源電圧が不安定になることを防止できる。
次に、本発明の実施の形態に従うプリンタ1において、定着装置14f内のヒータランプf3への通電制御のための動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態に従うプリンタ1の処理の手順を示すフロー図である。
なお、図4のフロー図により示されるアルゴリズムは、記憶部12に制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際に制御部11により読み出されて実行される。
なお、図4のフロー図により示されるアルゴリズムは、記憶部12に制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際に制御部11により読み出されて実行される。
まず、プリンタ1は、メインスイッチがオンされたかどうかを判断する(ステップS2)。プリンタ1は、メインスイッチがオンされた場合には、次に、ゼロクロス信号が検出されるかどうかを判断する(ステップS4)。具体的には、ゼロクロス検出回路153で生成される外部交流電源に従うゼロクロス信号が制御部11に対して入力されるかどうかに基づいて判断する。
制御部11において、ゼロクロス信号が検出されない場合(ステップS4においてNO)には待機し、ゼロクロス信号が検出された場合(ステップS4においてYES)には、所定時間後にヒータランプf3を点灯する(ステップS6)。この所定時間後のヒータランプf3の点灯は、一例として予め所定の位相角を設定して位相制御により行なうものとする。
そして、制御部11は、ゼロクロス信号の周期を判定する(ステップS7)。具体的には、制御部11は、ヒータランプf3を点灯したことに伴いゼロクロス信号の周期に変化が生じたかどうかを判定する。
次に、制御部11は、ゼロクロス信号の周期(ゼロクロス時間)が基準となる周期よりも短いかどうかを判断する(ステップS8)。例えば、外部交流電源の周波数が60Hzの場合には、ゼロクロス信号の基準となる周期であるゼロクロス時間は、8.3msとなる。一方、外部交流電源の周波数が50Hzの場合には、ゼロクロス信号の基準となる周期であるゼロクロス時間は、10msとなる。
ステップS8において、制御部11は、ゼロクロス信号の周期(ゼロクロス時間)が基準となる周期よりも短いと判断した場合には誤検出有りと判定する(ステップS9)。
一方、ステップS8において、制御部11は、ゼロクロス信号の周期(ゼロクロス時間)が基準となる周期よりも短いと判断しなかった場合には誤検出無しと判定する(ステップS10)。
次に、制御部11は、ゼロクロス信号の誤検出有り判定かどうかを判断する(ステップS11)。
そして、制御部11は、ステップS8においてゼロクロス信号の誤検出有り判定と判断した場合(ステップS11においてYES)には、電源電圧が不安定になる可能性が高いと判断し位相制御にてヒータランプの点灯制御を実施する(ステップS12)。具体的には、ヒータランプf3の位相制御を行うため、制御部11から位相制御回路156に位相制御信号を送信する。そして、制御部11からの位相制御信号を受信した位相制御回路156により、ヒータランプf3への通電の位相制御を行う。このように位相制御によりヒータランプf3への供給電力をスローアップすることで、交流電圧が不安定になり蛍光灯のちらつき等の不具合が生じることを防止できる。
一方、制御部11は、ステップS8においてゼロクロス信号の誤検出無し判定と判断した場合(ステップS11においてNO)には、電源電圧が不安定になる可能性が低いと判断しゼロクロス制御にてヒータランプの点灯制御を実施する(ステップS13)。具体的には、ヒータランプf3のゼロクロス制御を行うため、制御部11からゼロクロス制御回路155にゼロクロス制御信号を送信する。そして、制御部11からのゼロクロス制御信号を受信したゼロクロス制御回路155により、ヒータランプf3への通電のゼロクロス制御を行う。
そして、処理を終了する(エンド)。
図5は、本発明の実施の形態に従うヒータランプf3を点灯した場合の電圧波形等の一例を説明する図である。
図5は、本発明の実施の形態に従うヒータランプf3を点灯した場合の電圧波形等の一例を説明する図である。
図5を参照して、ここでは、外部交流電源であるAC入力電圧の電圧波形と、ヒータランプf3に流れるヒータ電流と、ゼロクロス信号の波形が示されている。
図5に示されるようにAC入力電圧の電圧波形に従ってゼロクロス検出回路153からゼロクロス信号が出力される。具体的には、スレッショルド(閾値)+35V,−35Vに従って、AC入力電圧が35V以上である場合にはゼロクロス信号は「H」レベル、35V未満である場合には、「L」レベルとして出力される。本例においては、外部交流電源の周波数は50Hzとする。この場合には、ゼロクロス信号の周期であるゼロクロス時間は10msとなる。
図4のフローに従って、ゼロクロス信号が検出された場合、例えば、ゼロクロス信号の「L」レベルを検出した場合には、所定時間T後にヒータランプf3を点灯する。
この点灯に従いAC入力電圧は、電圧降下が発生する。ここで、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが高い場合(過負荷状態)には、電圧降下レベルは大きくなる。
この場合は、電圧降下が小さい場合が示されている。したがって、ヒータランプf3を点灯した際の電圧降下は小さいためゼロクロス信号の周期には影響はない。それゆえ、ゼロクロス信号の誤検出が無い(ステップS8においてNO)として、ゼロクロス制御にてヒータランプf3の点灯制御が実施される。ゼロクロス制御とすることにより、ヒータ点灯効率を上げてヒータランプf3を所定温度まで加温する期間を縮小することが可能となる。
図6は、本発明の実施の形態に従うヒータランプf3を点灯した場合の電圧波形等の別の一例を説明する図である。
図6を参照して、ここでは、外部交流電源であるAC入力電圧の電圧波形と、ヒータランプf3に流れるヒータ電流と、ゼロクロス信号の波形が示されている。
図6に示されるようにAC入力電圧の電圧波形に従ってゼロクロス検出回路153からゼロクロス信号が出力される。具体的には、スレッショルド(閾値)+35V,−35Vに従って、AC入力電圧が35V以上である場合にはゼロクロス信号は「H」レベル、35V未満である場合には、「L」レベルとして出力される。本例においては、外部交流電源の周波数は50Hzとする。この場合には、ゼロクロス信号の周期であるゼロクロス時間は10msとなる。
図4のフローに従って、ゼロクロス信号が検出された場合、例えば、ゼロクロス信号の「L」レベルを検出した場合には、所定時間T後にヒータランプf3を点灯する。この点灯に従いAC入力電圧は、電圧降下が発生する。ここで、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが高い場合(過負荷状態)には、電圧降下レベルは大きくなる。この場合は、電圧降下が大きい場合が示されている。したがって、ヒータランプf3を点灯した際の電圧降下は大きいためスレッショルドを越えてゼロクロス信号の周期に変化が生じる。すなわち、本来のゼロクロス信号の基準となる周期よりも短い周期となる。それゆえ、ゼロクロス信号の誤検出がある(ステップS8においてYES)として、位相制御にてヒータランプf3の点灯制御が実施される。
図7は、位相制御する場合のヒータランプの供給電力を説明する図である。
図7を参照して、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが高い場合(過負荷状態)にヒータランプf3を加温する場合には、徐々に供給電力を上げていくことにより交流電源が不安定となることを防止する。そして、ヒータランプf3をオフする場合にも、位相制御により徐々に供給電力を下げていくことにより交流電源が不安定となることを防止することが可能となる。
図7を参照して、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが高い場合(過負荷状態)にヒータランプf3を加温する場合には、徐々に供給電力を上げていくことにより交流電源が不安定となることを防止する。そして、ヒータランプf3をオフする場合にも、位相制御により徐々に供給電力を下げていくことにより交流電源が不安定となることを防止することが可能となる。
図8は、位相制御する場合の位相制御信号を説明する図である。
図8を参照して、位相制御によりヒータランプf3を加温する場合には、徐々に位相制御信号のタイミングを調整していく場合が示されている(T1〜T40)(スルーアップ期間)。一方で、位相制御によりヒータランプf3をオフする場合においても、徐々に位相制御信号のタイミング(位相角)を調整していく場合が示されている(T40〜T1)(スルーダウン期間)。
図8を参照して、位相制御によりヒータランプf3を加温する場合には、徐々に位相制御信号のタイミングを調整していく場合が示されている(T1〜T40)(スルーアップ期間)。一方で、位相制御によりヒータランプf3をオフする場合においても、徐々に位相制御信号のタイミング(位相角)を調整していく場合が示されている(T40〜T1)(スルーダウン期間)。
当該位相制御信号のタイミングは、予めテーブルで設定しておくことが可能である。
当該図に示されるように位相制御の場合には、徐々に位相角を調整することによりヒータ電流が大きくなるためヒータランプf3への供給電力をスルーアップすることとなり、交流電圧が不安定になり蛍光灯のちらつき等の不具合が生じることを防止できる。
当該図に示されるように位相制御の場合には、徐々に位相角を調整することによりヒータ電流が大きくなるためヒータランプf3への供給電力をスルーアップすることとなり、交流電圧が不安定になり蛍光灯のちらつき等の不具合が生じることを防止できる。
このように本実施の形態によれば、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが高い場合(過負荷状態)には、ヒータランプf3への通電制御のための位相制御を実行し、交流電圧が不安定になって蛍光灯のちらつき等の不具合が生じることを防止できる。一方で、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが低い場合(過負荷状態でない場合)には、ヒータランプf3への通電制御のためのゼロクロス制御を実行し、ヒータ点灯効率を上げてヒータランプf3を所定温度まで加温する期間を縮小することが可能となる。
そして、プリンタ1の使用環境である屋内配線のインピーダンスが高いか低いかの判断に関しては、ゼロクロス信号の周期の変化により判断することが可能であるため特別な装置を必要とすることなく、簡易な方式で装置内に設けられた電熱器への通電により電源電圧が不安定になることを防止することが可能な画像形成装置を実現することができる。
なお、本例においては、ヒータランプf3を点灯するタイミングは、ゼロクロス信号が「L」レベルとなってからの期間を基準に所定の位相角後に点灯する場合について説明した、特にこれに限られず、「H」レベルとなってからの期間を基準としてもよく、あるいは、信号の切り替わりのタイミングの中心点(AC入力電圧が0)となると推定されるタイミングを基準としても良い。なお、所定の位相角の設定としては、ゼロクロス信号の周期の変化を検出する必要があるためスレッショルドの範囲内(すなわちゼロクロス信号が「L」レベル)のタイミング以外で実行することが望ましい。
本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、上記実施形態においては、本発明に係る画像形成装置としてプリンタを例に挙げて説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されない。つまり、本発明の画像形成装置は、加熱式の定着装置を備えている限りいかなるものであってもよく、一例として、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、及び電子メールプリント機能等を有する多機能周辺機器(MFP Multiple Function Peripheral)であってもよい。
本発明による画像形成装置は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によってもよいし、コンピュータを機能させて、上述のフローで説明したような制御を実行させる方法あるいは当該方法を実現するプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、プログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プリンタ、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 印刷部、14a 給紙部、14b 作像部、14c 中間転写ユニット、14d 2次転写ローラ、14e クリーニングユニット、14f 定着装置、14g 排紙部、14h 冷却ファン、15 電源部、16 通信インタフェース、17 バス、151 ノイズフィルタ、152 直流電圧生成部、153 ゼロクロス検出回路、155 ゼロクロス制御回路、156 位相制御回路。
Claims (7)
- ヒータを有する定着装置と、
前記ヒータに印加される交流電源の波形に従う所定の周期信号を生成する信号生成手段と、
前記ヒータへの通電制御を実行する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記所定の周期信号の周期が所定の期間よりも短くなるかどうかを判断し、
短くなったと判断した場合には、前記ヒータへの通電制御を位相制御にて行い、短くならないと判断した場合には、前記ヒータへの通電制御をゼロクロス制御にて行なう、画像形成装置。 - 前記信号生成手段は、前記交流電源の波形に従うゼロクロス信号を生成する、請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記交流電源の予め決められた位相角で前記ヒータに通電する、請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記ヒータに通電した際に、前記所定の周期信号の周期が所定の期間よりも短くなるかどうかを判断する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- ヒータを有する定着装置が設けられた画像形成装置の制御方法であって、
前記ヒータに印加される交流電源の波形に従う所定の周期信号を生成するステップと、
前記ヒータに通電するステップと、
前記所定の周期信号の周期が所定の期間よりも短くなるかどうかを判断するステップと、
短くなったと判断した場合には、前記ヒータへの通電制御を位相制御にて行い、短くならないと判断した場合には、前記ヒータへの通電制御をゼロクロス制御にて行なう制御ステップとを備える、画像形成装置の制御方法。 - 前記所定の周期信号を生成するステップは、前記交流電源の波形に従うゼロクロス信号を生成する、請求項5記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記ヒータに通電するステップは、前記交流電源の予め決められた位相角で前記ヒータに通電する、請求項5または6記載の画像形成装置の制御方法。
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