JP2013228510A - 画像形成装置 - Google Patents

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達穂 吉田
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Abstract

【課題】電源部に対する冷却用のファンの回転速度を適切に制御する。
【解決手段】環境温度設定手段51は、ヒータ電力供給回路32の温度特性Ts1に基づいて予測される温度Aと、2次側電力供給回路33の温度特性Ts2に基づいて予測される温度Bとに対して環境温度S5をそれぞれ設定する。温度上昇制御手段52は、温度Aに対し、温度特性Ts1に基づいて温度Aを漸増さると共に、温度Bを温度特性Ts2に基づいて漸増させる。閾値判定手段53は、温度Aと閾値温度Athとを比較し、更に、温度Bと閾値温度Bthとを比較する。温度Aが閾値温度Ath未満であり、且つ温度Bが閾値温度Bth未満のときには、ファン16を中速回転のままとし、温度Aが閾値温度Athを超えるか、又は温度Bが閾値温度Bthを超えたときには、高速回転にする。そのため、ファン16の回転速度を適切に制御するができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に係り、特に画像形成装置内の電源部の冷却に関するものである。
従来の画像形成装置では、冷却対象である電源部の温度特性に応じて冷却用のファンの回転速度を切り換えている。例えば、下記の特許文献1には、高速回転するファンの騒音を低騒音化するため、印刷を開始してから一定時間、冷却用のファンを中速回転させている技術が記載されている。
特開2003−345224号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、冷却用のファンの中速回転時間を一定時間にすると、環境条件等により、冷却対象である電源部が、冷却用のファンの高速回転を必要としていないにも拘らず、騒音の大きい高速回転に切り換えてしまうという課題があった。
本発明の画像形成装置は、固有の温度特性を有し、電源電力を入力して所定の駆動電力を生成する電源部と、前記駆動電力により駆動されて印刷処理が行われ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記駆動電力により回転して前記電源部の温度上昇を抑制する冷却用のファンと、前記印刷処理中において前記ファンを第1回転状態と前記第1回転状態よりも速い第2回転状態とに切り換えるための制御を行うファン制御手段とを備えている。
前記ファン制御手段は、前記温度特性に基づいて、前記電源部の温度上昇値を予測し、予測された前記温度上昇値が閾値を超えたときに、前記ファンを前記第2回転状態に切り換えることを特徴としている。
本発明によれば、冷却用のファンの冷却対象である電源部の温度特性に基づいて、電源部の温度上昇値を予測し、予測された温度上昇値が閾値を超えたときに、ファンを第1回転状態から、この第1回転状態よりも速い第2回転状態に切り換えるので、適切なファン制御が可能になり、電源部が、ファンの高速回転を必要としていないにも拘らず、騒音の大きい高速回転に切り換えてしまうということが防止される。
更に、温度センサを用いることなく、電源部の温度特性に基づき、温度上昇値を予測して求めるので、画像形成装置の回路構成が簡単になり、製造コストの増加を抑制できる。
図1は本発明の実施例1における画像形成装置を示す回路ブロック図である。 図2は本発明の実施例1における画像形成装置の概略を示す構成図である。 図3は図1中のヒータ電力供給回路を示す回路図である。 図4は図1中の2次側電力供給回路を示す回路ブロック図である。 図5は図1中のヒータ電力供給回路の温度下降時の特性値テーブルを示す図である。 図6は図1中のヒータ電力供給回路及び2次側電力供給回路におけるデフォルト増加分温度テーブルを示す図である。 図7は図1中の2次側電力供給回路における温度下降時の特性値テーブルを示す図である。 図8は図1中のヒータの必要電力テーブルを示す図である。 図9は図1中の2次側電力供給回路の必要電力テーブルを示す図である。 図10は図1中のヒータ電力供給回路における温度上昇時の特性値テーブルを示す図である。 図11は図1中の2次側電力供給回路における温度上昇時の特性値テーブルを示す図である。 図12は図1中のヒータ電力供給回路及び2次側電力供給回路における閾値温度テーブルを示す図である。 図13は図1の画像形成装置の動作を示すタイムチャートである。 図14は図1の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図15は本発明の実施例2における画像形成装置を示す回路ブロック図である。 図16は図15中のヒータ電力供給回路及び2次側電力供給回路における閾値温度テーブルを示す図である。 図17は図15の画像形成装置の動作を示すタイムチャートである。 図18は図15の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置1の概略を示す構成図である。
画像形成装置1は、例えば、電子写真方式のカラーページプリンタであり、記録媒体11aに画像を形成して記録媒体11aをスタッカ13に排出する画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10に対して増設される増設トレイ15とで構成されている。
画像形成装置本体10は、トレイ11を有している。トレイ11には、記録媒体11aが収容され、その記録媒体11aを繰り出す給紙ローラ11bが設けられている。給紙ローラ11bの記録媒体搬送方向の下流側には、記録媒体11aにトナー画像を形成する画像形成部12が設けられている。画像形成部12は、トナー画像を形成する感光ドラム12aと、感光ドラム12a上の卜ナー画像を記録媒体11aに転写する転写ローラ12bとを有している。
画像形成部12の下流側には、記録媒体11a上のトナー画像を定着させる定着器20が設けられている。定着器20は、加熱ローラ21と、加熱ローラ21を内側から加熱するヒータ22と、加熱ローラ21の表面温度を検出する定着サーミスタ23と、加圧ローラ24と、加熱ローラ21と加圧ローラ24の接触面であるニップ部25とを有し、記録媒体11aに形成された画像を記録媒体11aに定着させる機能を有している。
定着器20の下流側であって、画像形成装置1の筐体の上面には、印刷済みの記録媒体11aを積み重ねるスタッカ13が設けられている。画像形成装置本体10内には、周囲の温度を検出する環境センサ14が設けられている。
更に、増設トレイ15には、記録媒体11aが収容され、その記録媒体を繰り出す給紙ローラ15aが設けられている。
図1は、本発明の実施例1における図2の画像形成装置1を示す回路ブロック図である。
画像形成装置1は、ユニバーサルシリアルバス(以下「USB」という。)やローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という。)等の伝送路を介してホストコンピュータ80に接続され、更に、電源電力P81を出力する外部の商用電源81に接続されている。電源電力P81は、例えば、100Vの交流(以下「AC」という。)電力である。
画像形成装置1は、電源電力P81が供給される低圧電源部30と、ヒータ制御信号S1、ファン制御信号S2、高圧電源制御信号S3、及びモータ制御信号S4を出力して画像形成装置1全体を制御する制御回路40と、を有している。低圧電源部30は、フィルタ31と、第1の電力供給回路としてのヒータ電力供給回路32と、第2の電力供給回路としての2次側電力供給回路33とを有している。
フィルタ31は、ヒータ電力供給回路32と2次側電力供給回路33から発生するノイズを低減する機能を有している。ヒータ電力供給回路32は、電源電力P31を入力して制御回路40からのヒータ制御信号S1により、定着器20のヒータ22へのAC電力を供給又は遮断する機能を有している。2次側電力供給回路33は、電源電力P31中の電圧を制御系電圧である直流(以下「DC」という。)5V及び駆動系電圧であるDC24Vに変換し、駆動電力P32として出力する機能を有している。
2次側電力供給回路33が出力する制御系電圧DC5Vは、制御回路40と、環境センサ14とへ供給される。駆動系電圧DC24Vは、ファン16、高圧電源部17、及びモータ18等に供給される。
ファン16は、制御回路40からのファン制御信号S2により駆動されて、低圧電源部30を冷却し、高圧電源部17は、制御回路40からの高圧電源制御信号S3により、転写電圧を転写ローラ12bに印加する機能を有している。モータ18は、制御回路40からのモータ制御信号S4により、感光ドラム12a等の各種ローラを回転するようになっている。環境センサ14は、環境温度を検出して環境温度S5を制御回路40に対して出力し、画像形成部12は、記録媒体11aに画像を形成する機能を有している。定着器20内の定着サーミスタ23は、定着器20の定着温度S6を検出し、その定着温度S5を制御回路40へ出力するようになっている。
制御回路40は、中央処理装置(以下「CPU」という。)41と、各種プログラム等を格納するリードオンリメモリ(以下「ROM」という。)42と、一時的なデータを記憶するランダムアクセスメモリ(以下「RAM」という。)43と、入出力回路44と、これらの各部を接続するバス45とを有している。
CPU41は、バス45を介して、ROM42に記憶されている各種プログラムを実行することによりファン制御手段50の機能を実現するようになっている。ファン制御手段50は、環境温度設定手段51と、温度上昇制御手段52と、閾値判定手段53とを有している。
環境温度設定手段51は、印刷処理の開始時において、ヒータ電力供給回路32の第1の温度特性Ts1に基づいて予測される第1の温度上昇値としての温度Aと、2次側電力供給回路33の第2の温度特性Ts2に基づいて予測される第2の温度上昇値としての温度Bを設定する機能を有している。
温度上昇制御手段52は、温度Aに対し、温度特性Ts1に基づいた第1増分値により漸増させて温度Aを増加させると共に、温度Bに対し、温度特性Ts2に基づいた第2増分値により漸増させて温度Bを増加させる機能を有している。
閾値判定手段53は、温度Aとヒータ電力供給回路32の第1の閾値としての閾値温度Athとを比較し、更に、温度Bと2次側電力供給回路33の第2の閾値としての閾値温度Bthとを比較する。温度Aが閾値温度Ath未満であり、且つ温度Bが閾値温度Bth未満のときには、前記ファン16を第1回転状態としての中速回転にし、温度Aが閾値温度Athを超えるか、又は第2の温度Bが閾値温度Bthを超えたときには、前記ファン16を前記第2回転状態としての高速回転にする機能を有している。
ROM42には、ファン制御手段50の機能を実現するためのプログラムと、ヒータ電力供給回路32及び2次側電力供給回路の特性を表す各種定数値のテーブルと、が記憶されている。
入出力回路44は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されており、CPU41の制御により、ヒータ電力供給回路32に対するヒータ制御信号S1、ファン16に対するファン制御信号S2、高圧電源部17に対する高圧電源制御信号S3、及びモータ18に対するモータ制御信号S4を出力するようになっている。
更に、入出力回路44は、環境センサ14の検出する環境温度S5、及び定着サーミスタ23の検出する定着温度S6を入力してCPU41へ出力する機能を有している。又、画像形成装置1は、CPU41の制御により、ホストコンピュータ80とデータ送受信を行うようになっている。
図3は、図1中のヒータ電力供給回路32を示す回路図である。
ヒータ電力供給回路32は、スイッチ32aを有している。スイッチ32aには、フィルタ31を介して電源電力P31が供給されている。スイッチ32aは、制御回路40からのヒータ制御信号S1により開閉し、閉状態のときに、ヒータ22へ駆動電力P32を供給するようになっている。
図4は、図1中の2次側電力供給回路33を示す回路ブロック図である。
2次側電力供給回路33は、電源電力P31のAC1次側電圧をこの1次側電圧よりも低いAC2次側電圧に変換するトランス33aと、トランス33aから出力されるAC2次側電圧を整流ダイオード33b1により整流してDC24Vを出力する整流回路33bと、電界効果トランジスタ(以下「FET」という。)33c1等により構成され、DC24VをDC5Vに降圧する5VDC/DCコンバータ33cと、整流回路33b内の整流ダイオード33b1、及び5VDC/DCコンバータ33c内のFET33c1を冷却するヒートシンク33dとを備えている。整流ダイオード33b1は、整流回路33b内で最も発熱量が大きく、FET33c1は、5VDC/DCコンバータ33c内で最も発熱量が大きい。サーミスタ34は、ヒートシンク33dに取り付けられており、間接的に整流ダイオード33b1とFET33c1の温度を検出するようになっている。
図5は、図1中のヒータ電力供給回路32の温度下降時の特性値テーブルを示す図である。
図5に示す特性値は、画像形成装置1が待機状態のとき、ヒータ電力供給回路32の予測される温度Aを算出する際に使用するものである。これらの特性値は、実験等により割り出され、ROM42に格納されている。例えば、ファン16が中速回転のときには、1秒当たり1℃の割合で温度Aが下降し、ファン16が高速回転のときには、1秒当たり2℃の割合で温度Aが下降することを示している。
図6は、図1中のヒータ電力供給回路32及び2次側電力供給回路33におけるデフォルト増加分温度テーブルを示す図である。
図6に示すデフォルト増加分温度は、画像形成装置1が待機状態のとき、ヒータ電力供給回路32の予測される温度Aが十分低下したか否かを判定する際に使用するものである。これらのデフォルト増加分温度は、実験等により割り出され、ROM42に格納されている。
図7は、図1中の2次側電力供給回路33における温度下降時の特性値テーブルを示す図である。
図7に示す特性値は、画像形成装置1が待機状態のとき、2次側電力供給回路33の予測される温度Bを算出する際に使用するものである。これらの特性値は、実験等により割り出され、ROM42に格納されている。例えば、ファン16が中速回転のときには、1秒当たり0.3℃の割合で温度Bが下降することを示している。
図8は、図1中のヒータ22の必要電力テーブルを示す図である。
図8に示す電力[W]は、画像形成装置1が印刷状態のとき、ヒータ22に供給される必要電力を示している。これらの値は、ROM42に格納されている。例えば、環境温度S5が10〜15℃であって、画像形成装置1の印刷速度が40ppmのときには、ヒータ22は、1100[W]の電力が必要となることを示している。ここで印刷速度40ppmは、A4片面横送りで1分当たり40枚を印刷する速度を意味している。
図9は、図1中の2次側電力供給回路33の必要電力テーブルを示す図である。
図9に示す電力[W]は、画像形成装置1が印刷状態のとき、2次側電力供給回路33に供給される必要電力を示している。これらの値は、ROM42に格納されている。例えば、印刷速度が40ppmで、増設トレイ15を使用する場合、図9から画像形成装置本体10の電力100[W]に、増設トレイ15の電力20[W]を加算して、印刷時の2次側電力供給回路33の必要電力は、120[W]になる。
図10は、図1中のヒータ電力供給回路32における温度上昇時の特性値テーブルを示す図である。
第1増分値としての温度上昇傾きKUA[℃/s]は、ヒータ電力供給回路32に供給される電力[W]と、ファン16の回転速度とに応じて設定された、温度Aの1秒あたりの温度上昇値である。最大温度[℃]は、ヒータ電力供給回路32に供給される電力[W]に応じた温度Aの飽和温度である。
図11は、図1中の2次側電力供給回路33における温度上昇時の特性値テーブルを示す図である。
第2増分値としての温度上昇傾きKUB[℃/s]は、2次側電力供給回路33に供給される電力[W]と、ファン16の回転速度とに応じて設定された、温度Bの1秒あたりの温度上昇値である。最大温度[℃]は、2次側電力供給回路33に供給される電力[W]に応じた温度Aの飽和温度である。
図12は、図1中のヒータ電力供給回路32及び2次側電力供給回路33における閾値温度テーブルを示す図である。
閾値温度Ath及び閾値温度Bthは、ファン16の回転速度を中速回転から高速回転に切り換えるか否かを判定するための閾値である。
(実施例1における画像形成装置の全体動作)
図1及び図2を用いて、本実施例1における画像形成装置1の全体動作を説明する。
トレイ11又は増設トレイ15に収容された記録媒体11aは、給紙ローラ11b又は給紙ローラ15aにより画像形成装置本体10の内部に搬送され、感光ドラム12aと転写ローラ12bに挟まれ送られる。このとき、転写ローラ12bに高圧電源部17から印加された転写電圧の電界作用により、感光ドラム12a上のトナーが電気的に吸引されて記録媒体11aに転写される。更に、記録媒体11aは、定着器20に搬送され、所定の目標温度に保たれた加熱ローラ21と、加圧ローラ24とによって形成されたニップ部25により適度な温度と圧力が与えられる。その結果、記録媒体11a上のトナーが溶解して記録媒体11aに固定される。
制御回路40は、環境センサ14で検出された環境温度S5と、印刷速度と、に応じて、加熱ローラ21の表面温度の目標温度を設定し、ヒータ電力供給回路32をオン状態にする。その結果、ヒータ22が加熱され、加熱ローラ21が昇温する。制御回路40は、定着サーミスタ23で検出された加熱ローラ21上の温度により、ヒータ22をオン/オフ制御することにより、加熱ローラ21の温度を目標温度に保つ。トナーが定着された記録媒体11aは、定着器20を抜け、スタッカ13に排出される。
(実施例1における画像形成装置のファン制御動作)
図13は、図1の画像形成装置1の動作を示すタイムチャートである。
図13において、時刻t1以前では、画像形成装置1は、ホストコンピュータ80からの印刷データの受信を待つ待機状態にある。このとき、低圧電源部30を冷却するファン16は、中速回転になっており、定着器20のヒータ22への通電は、オフ状態であり、感光ドラム12a等を回転させるモータ18は、オフ状態で動作を停止している。
この待機状態において、ヒータ電力供給回路32の予測温度である温度Aと、2次側電力供給回路33の予測温度である温度Bとは、次の(a)及び(b)ように計算される。
(a) 待機状態における温度Aの更新
画像形成装置1に商用電源81から電源電力P81が投入された直後の温度A及び温度Bは、環境温度設定手段51により、環境センサ14により検出された環境温度S5が設定される。
待機状態での温度Aの更新は、温度上昇制御手段52により、図5に示すヒータ電力供給回路32の温度下降時の特性値テーブルから温度下降時の傾きの値KDA[℃/s]が求められ、次の式(1)により計算される。尚、KDAは実験等で割り出した値を使用する。
温度A = 1秒前の温度A−KDA ・・・・・(1)
次に、温度上昇制御手段52は、式(1)で求めた温度Aが次式(2)を満たすか否かを判定する。
温度A≦環境温度S5
+ヒータ電力供給回路32の温度のデフォルト増加分温度・・・(2)
ヒータ電力供給回路32の温度のデフォルト増加分温度は、図6に示すデフォルト増加分温度テーブルから求める。
式(2)が成立したとき、温度上昇制御手段52は、ヒータ電力供給回路32が十分冷却されたものと判断し、温度Aを次の式(3)の値に変更する。
温度A = 環境温度S5
+ヒータ電力供給回路32の温度のデフォルト増加分温度・・・(3)
(b) 待機状態における温度Bの更新
前記(a)と同様に、待機状態での温度Bの更新は、温度上昇制御手段52により、図7に示す2次側電力供給回路33における温度下降時の特性値テーブルから温度下降時の傾きの値KDB[℃/s]が求められ、次の式(4)により計算される。尚、KDBは実験で割り出した値を使用する。
温度B = 1秒前の温度B − KDB・・・・(4)
次に、温度上昇制御手段52は、式(4)で求めた温度Bが次式(5)を満たすか否かを判定する。
温度B ≦ 環境温度S5
+2次側電力供給回路33の温度のデフォルト増加分温度・・・(5)
2次側電力供給回路33の温度のデフォルト増加分温度は、図6に示すデフォルト増加分温度テーブルから求める。
式(5)が成立したとき、温度上昇制御手段52は、2次側電力供給回路33が十分冷却されたものと判断し、温度Bを次式(6)の値に変更する。
温度B = 環境温度S5
+2次側電力供給回路33の温度のデフォルト増加分温度・・・(6)
次に、画像形成装置1が印刷ジョブデータを受信してから印刷処理を終了するまでの画像形成装置1の動作について、次の(c)〜(h)で説明する。
(c) 印刷ジョブデータ受信後の処理
待機状態おいて、画像形成装置1がホストコンピュータ80から印刷ジョブデータを受信すると、制御回路40は、受信した印刷ジョブデータから、印刷条件である印刷速度と、増設トレイ15の使用有無の情報を取得する。
印刷時の温度Aの算出のため、制御回路40は、印刷時にヒータ22に必要な電力を、図8に示すヒータ22の必要電力テーブルから印刷速度及び環境温度S5に応じて求める。例えば、印刷速度が40ppmで、環境温度S5が23℃の場合、図8から印刷時のヒータ電力は1000[W]となる。
同様に、印刷時の温度Bの算出のため、制御回路40は、印刷時に2次側電力供給回路33に必要な電力を、図9に示す2次側電力供給回路33の必要電力テーブルから印刷速度及び増設トレイ15の使用有無の情報に応じて求める。例えば、印刷速度40ppmで、増設トレイ15を使用する場合、図9から画像形成装置本体10の電力100[W]に、増設トレイ15の電力20[W]を加算して、印刷時の2次側電力供給回路33が必要とする電力は、120[W]とする。
時刻t1において、制御回路40は、環境温度S5と、印刷ジョブデータ内にある印刷条件とに基づいて、ヒータ22をオン状態にして加熱ローラ21を加熱し、印刷ジョブデータの印刷を開始する。印刷開始により画像形成装置1は、印刷状態になる。時刻t2において、制御回路40は、モータ18をオン状態にする。
(d) 印刷状態における温度Aの更新
ヒータ22がオン状態の場合、温度上昇制御手段52は、印刷状態における温度Aの更新を、図10に示すヒータ電力供給回路32の温度上昇時の特性テーブルから、既に求めたヒータ22の必要電力と、ファン16の回転状態とに応じて、温度上昇時の傾きKUA[℃/s]を求め、次式(7)により行う。
温度A = 1秒前の温度A+KUA・・・・・(7)
例えば、印刷状態におけるヒータ22の必要電力が1000[W]、現在のファン16の回転状態が中速回転の場合、KUAは、図12から0.088[℃/s]となる。このとき、1秒前の温度Aが30℃とすれば、現在の温度Aは、30.088℃となる。
(e) 回転速度の変更
閾値判定手段53は、次式(8)が成立するか否かによって、ファン16の回転速度を変更するか否かを決定する。つまり、閾値判定手段53は、式(8)が成立するときには、ファン16の回転速度を中速回転のままとし、式(8)が成立しないときは、ファン16の回転速度を高速回転に変更する。
温度A≦ 閾値温度Ath
且つ 温度B≦ 閾値温度Bth ・・・(8)
例えば、時刻t3において、温度Aが閾値温度Athに達すると、閾値判定手段53は、温度上昇によりヒータ電力供給回路32が破損することを防ぐため、ファン16の回転速度を高速回転に変更する。この閾値温度Athの値は、図12に示す閾値温度テーブルから求められる。図12によれば、閾値温度Athは、90℃である。
又、温度上昇により2次側電力供給回路33が破損することを防ぐため、ファン16の回転速度を高速回転に変更する閾値温度Bthは、図12に示す内容の閾値温度テーブルから求められる。この閾値温度Bthは80℃である。
式(8)が成立する場合、閾値判定手段53は、ヒータ電力供給回路32と2次側電力供給回路33とは、温度上昇により破損しない範囲の温度に収まっていると判断し、ファン16の回転速度を中速回転のままとする。
時刻t4において、式(7)で得た温度Aが、図10に示す最大温度に達した場合には、制御回路40は、温度Aが温度飽和に至ったと判断し、温度Aの値を図10中の最大温度にする。この最大温度は、実験等で割り出した値を使用する。印刷状態におけるヒータ22の必要電力が1000Wの場合、温度Aの最大温度である図13中の最大温度Aは、図12より110℃となる。
(f) ヒータオフ後の温度Aの更新
ヒータ22がオフ状態の場合、印刷状態における温度Aの更新は、図5のヒータ電力供給回路32の温度下降時の特性テーブルから、ファン16の回転状態に応じて温度下降時傾きKDA[℃/S]を求め、待機状態と同じ式(1)〜式(3)により行う。
(g) 印刷状態における温度B更新
モータ制御信号S4がオン状態の場合、温度上昇制御手段52は、印刷状態のおける温度Bの更新を、図11に示す2次側電力供給回路33の温度上昇時の特性テーブルから、既に求めた2次側電力供給回路33の必要電力と、ファン16の回転状態とに応じて、温度上昇時の傾きKUB[℃/s]を求め、次式(7)により行う。
温度B = 1秒前の温度B+KUB・・・・・(9)
例えば、印刷状態における2次側電力供給回路33の必要電力が120[W]、現在のファン16の回転状態が中速回転の場合、KUBは、図11から0.087[℃/s]となる。1秒前の温度Bが35℃とすると、現在の温度Bは、35℃+0.087℃で、35.087℃となる。
時刻t5において、式(9)で得た温度Bが、図11に示す最大温度以上となった場合、制御回路40は、温度飽和に至ったと判断し、温度Bの値を図11中の最大温度に置き換える。この最大温度は、実験等で割り出した値を使用する。印刷状態における2次側電力供給回路33の必要電力が120[W]の場合、図1中の最大温度Bは、図11から120℃となる。
(h) モータオフ後の温度Bの更新
制御回路40は、印刷処理が終了したと判断すると、ファン16を高速回転から中速回転にすると共に、モータ18をオフ状態にする。
モータ18がオフ状態の場合、印刷状態における温度Bの更新は、図7の2次側電力供給回路33の温度下降時の特性値テーブルから、ファン16の回転状態に応じて温度下降時傾きKDB[℃/s]を求め、待機状態と同様に式(4)〜式(6)を用いて行う。
図14は、図1の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、画像形成装置1は、ホストコンピュータ80からの印刷データの受信を待つ待機状態にある。このとき、低圧電源部30を冷却するファン16は、中速回転になっており、定着器20のヒータ22への通電は、オフ状態であり、感光ドラム12a等を回転させるモータ18は、オフ状態で動作を停止している。
この待機状態において、印刷データを受信すると(YES)、ステップS102へ進む。ステップS102において、制御回路40は、受信した印刷ジョブデータから、印刷条件である印刷速度と、増設トレイ15の使用有無の情報を取得して、ステップS103へ進む。
ステップS103において、印刷が開始されると共に、温度上昇制御手段52は、印刷状態における温度A及び温度Bの更新を行い、ステップS104へ進む。ステップS104において、閾値判定手段53は、前記の式(8)が成立するか否かを判定する。成立したときには(YES)、ステップS105へ進み、成立しなかったときには(NO)、ステップS106へ進む。
ステップS105において、閾値判定手段53は、ファン16を中速回転とし、ステップS107へ進む。ステップS106において、閾値判定手段53は、ファン16を高速回転とし、ステップS107へ進む。
ステップS107において、制御回路40は、印刷処理の完了を判定する。印刷処理が完了していないときには、ステップS104へ戻り、完了したときには、本処理を終了する。
(実施例1の効果)
本実施例1の画像形成装置1によれば、冷却用のファン16の冷却対象を低圧電源部30とし、低圧電源部30のヒータ電力供給回路32の温度特性Ts1に基づいて求められる温度Aと閾値温度Aとを比較し、更に、2次側電力供給回路33の温度特性Ts2に基づいて求められる温度Bと閾値温度Bとを比較し、その比較結果に応じて冷却用ファン16の回転速度を変更するようにしている。そのため、冷却対象である低電源部30が、冷却用ファン16の高速回転を必要する温度に達していないにも拘らず、騒音の大きい高速回転に切り替えてしまうということが防止される。
更に、温度A及び温度Bは、温度センサを用いることなく、ヒータ電力供給回路32と2次側電力供給回路33との各々の温度特性Ts,Ts2に基づいて、所定の計算式で求められる。そのため、画像形成装置1の回路構成が簡単になり、製造コストの増加を抑制できる。
(実施例2の構成)
図15は、本発明の実施例2における画像形成装置1Aを示す回路ブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本発明の実施例2における画像形成装置1Aと実施例1との相違点は、本実施例2では、実施例1の構成に加え、低圧電源部30A中に、2次側電力供給回路33の温度を測定するサーミスタ34が設けられている点である。他の構成は、実施例1と同様である。
図16は、図15中のヒータ電力供給回路32及び2次側電力供給回路33における閾値温度テーブルを示す図である。
閾値温度Ath及び閾値温度Cthは、ファン16の回転速度を中速回転から高速回転に切り換えるか否かを判定するための閾値である。
(実施例2の動作)
本実施例2では、画像形成装置1Aの機構部の諸元のばらつき、若しくは経時変化に起因する2次側負荷の変動が大きい場合を想定している。2次側負荷の変動が大きい場合、実施例1の構成でファン16の中速回転から高速回転への切り換えを決定するには、最大負荷での温度上昇を見込んだ制御を行わねばならず、場合によってはファン16を中速回転から高速回転に切り換える必要がないにも拘らず、騒音の大きい高速回転に切り替えてしまうことがありうる。
本実施例2では、画像形成装置1Aの機構部の諸元のばらつき、若しくは経時変化による2次側の負荷変動が大きい場合でも、適切にファン16における中速回転から高速回転への切り換えを決定することができる。
図17は、図15の画像形成装置1Aの動作を示すタイムチャートである。
図17では、実施例1と異なり、ヒータ供給電力回路32よりも2次側電力供給回路33の温度上昇が速い場合のタイムチャートの例を記載している。図17において、温度Aは、実施例1と同様に、ヒータ電力供給回路32の温度特性Ts1に基づいて予測される第1の温度上昇値である。温度Cは、2次側電力供給回路33の温度をサーミスタ34で検出した温度である。
図17中において、温度Cの温度波形は2通りあり、1つは実施例1の構成を適用した場合の温度波形でW1あって、破線で示されている。他の1つは、本実施例2の温度波形W2であって、実線で示されている。
温度Aの変化は、実施例1と同様である。以下、温度Cの変化について述べる。
時刻t12において、温度上昇制御手段52は、モータ18がオン状態であることを検出して、温度Cの更新を開始する。温度上昇制御手段52は、サーミスタ34から検出されたサーミスタ温度S7を、1秒毎に取得して、温度Cとする。温度Cは、温度波形W2に沿って、温度上昇し、時刻t14において、閾値温度Cthに達する。
時刻t14において、温度Cが閾値温度Cthに達すると、閾値判定手段53は、次の式(10)が成立するか否かによって、ファン16の回転速度を変更するか否かを決定する。つまり、閾値判定手段53は、式(10)が成立するときには、ファン16の回転速度を中速回転のままとし、式(10)が成立しないときは、ファン16の回転速度を高速回転に変更する。
温度A≦ 閾値温度Ath
且つ 温度C≦ 閾値温度Cth ・・・(10)
一方、実施例1の構成で温度Cの更新を行った場合は、温度Cは、破線で示す温度波形W1に沿って温度上昇し、時刻t13において、閾値温度Cthに達する。つまり、本実施例2によれば、実施例1の構成によるよりも、時間T1だけ中速回転時間を延長できる。実施例1の構成でのファン16の回転速度変更タイミングが、本実施例2よりも時間T1だけ早い理由は、実施例1の構成では、画像形成装置1Aの機構部の諸元のばらつき若しくは経時変化による2次側の負荷変動が大きいことを見込んで、最大負荷での温度上昇を見込んだ制御を行わねばならないためである。以降の温度Cの変化は、実施例1の温度Bの変化と同様である。
図18は、図15の画像形成装置1Aの動作を示すフローチャートであり、実施例1を示す図14中のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
図18において、実施例1と同様に、ステップS101〜S103が実行される。実施例1と異なるステップS104Aにおいて、前述した式(10)が判定される。判定後は、実施例1と同様のステップS105〜S107が実行されて本処理を終了する。
(実施例2の効果)
本実施例2よれば、2次側電力供給回路33にサーミスタ34を設置し、2次側の負荷変動に応じた温度上昇を検出し、検出したサーミスタ温度S7に応じてファン16の中速回転時間を変更するようにした。そのため、画像形成装置1Aの機構部の諸元のばらつき若しくは経時変化による2次側の負荷変動が大きい場合であっても、実施例1よりも冷却用ファン16の中速回転時間を延長できるため、より低騒音化が可能となる。
(実施例1、2の他の変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、他の種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)〜(iii)のようなものがある。
(i) 実施例1、2では、画像形成装置1,1Aとしてカラーページプリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、モノクロページプリンタ、ファクシミリ装置、複写機、MFP(MultiFunction Printer/Product/Peripheral)等であってもよい。
(ii) 閾値温度Ath,Bth,Cthは、環境温度S5等の条件により、変化させるようにしてもよい。
(iii) 実施例1、2では、式(1)〜(10)により、温度A及び温度Bの予測等を行ったが、必ずしもこの予測の仕方に限定されない。例えば、例えば、予め、実験等により、中速回転から高速回転に切り換える時間を環境温度S5別に求めてROM42等に格納しておき、印刷開始時にこの値を読み出して、所定時間をカウント後に中速回転から高速回転に切り換えるようにしてもよい。
1,1A 画像形成装置
12 画像形成部
14 環境センサ
16 ファン
18 モータ
20 定着器
22 ヒータ
30,30A 低圧電源部
32 ヒータ電力供給回路
33 2次側電力供給回路
34 サーミスタ
40 制御回路
50 ファン制御手段
51 環境温度設定手段
52 温度上昇制御手段
53 閾値判定手段

Claims (7)

  1. 固有の温度特性を有し、電源電力を入力して所定の駆動電力を生成する電源部と、
    前記駆動電力により駆動されて印刷処理が行われ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記駆動電力により回転して前記電源部の温度上昇を抑制する冷却用のファンと、
    前記印刷処理中において前記ファンを第1回転状態と前記第1回転状態よりも速い第2回転状態とに切り換えるための制御を行うファン制御手段とを備え、
    前記ファン制御手段は、
    前記温度特性に基づいて、前記電源部の温度上昇値を予測し、予測された前記温度上昇値が閾値を超えたときに、前記ファンを前記第2回転状態に切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置は、更に、
    前記記録媒体及び前記画像を加熱して前記画像を前記記録媒体に定着させるヒータを備え、
    前記電源部は、
    第1の前記温度特性を有し、前記電源電力に基づいて第1の前記駆動電力を前記ヒータに供給する第1の電力供給回路と、
    第2の前記温度特性を有し、前記電源電力を所定の第2の前記駆動電力に変換して前記第2の駆動電力を前記画像形成部、前記ファン、及び前記ファン制御手段へそれぞれ供給する第2の電力供給回路と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記ファン制御手段は、
    前記印刷処理の開始時において、前記第1の温度特性に基づいて予測される第1の前記温度上昇値と、前記第2の温度特性に基づいて予測される第2の前記温度上昇値と、に対して環境温度をそれぞれ設定する環境温度設定手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記ファン制御手段は、
    前記第1の温度上昇値に対し、前記第1の温度特性に基づいた第1増分値により漸増させて前記第1の温度上昇値を増加させると共に、前記第2の温度上昇値に対し、前記第2の温度特性に基づいた第2増分値により漸増させて前記第2の温度上昇値を増加させる温度上昇制御手段を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 請求項3記載の画像形成装置は、更に、
    前記第2の電力供給回路の温度を検出して検出値を出力する温度センサを備え、
    前記ファン制御手段は、
    前記第1の温度上昇値に対し、前記第1の温度特性に基づいた前記第1増分値により漸増させて前記第1の温度上昇値を増加させると共に、前記検出値を前記第2の温度上昇値に設定する温度上昇制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、
    前記印刷処理において、所定の印刷速度で前記記録媒体に前記画像を形成するものであり、
    前記第1増分値は、
    前記印刷処理の開始時の前記印刷速度と、前記開始時の前記環境温度と、前記開始時の前記ファンの前記第1回転状態又は第2回転状態と、に対応して決定される前記第1の温度特性から求められ、
    前記第2増分値は、
    前記印刷処理の開始時の前記印刷速度と、前記開始時の前記ファンの前記第1回転状態又は第2回転状態と、に対応して決定される前記第2の温度特性から求められることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記ファン制御手段は、
    前記第1の温度上昇値が第1の前記閾値未満であり、且つ前記第2の温度上昇値が第2の前記閾値未満のときには、前記ファンを前記第1回転状態にし、
    前記第1の温度上昇値が前記第1の閾値を超えるか、又は前記第2の温度上昇値が前記第2の閾値を超えたときには、前記ファンを前記第2回転状態にする閾値判定手段を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018101561A1 (ko) * 2016-11-29 2018-06-07 에스프린팅솔루션주식회사 화상형성장치 및 팬 제어 방법

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