JP2011232313A - コンタクトプローブおよびプローブユニット - Google Patents

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Saiji Uetsuhara
才司 上津原
Takahiro Fujii
貴広 藤井
Akihiro Matsui
暁洋 松井
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Abstract

【課題】屈曲方向を一様に揃えることができるとともに、装置に対して容易に取り付けおよび取り外し可能なコンタクトプローブおよびプローブユニットを提供すること。
【解決手段】一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部と、第1接触部の他端から第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部と、弾性座屈部が延びる方向の端部であって第1接触部に連なる端部とは異なる端部から延びる接続部と、接続部の弾性座屈部に連なる端部とは異なる端部から延びる腕部と、腕部の端部のうち接続部に連なる端部とは異なる端部から腕部以上の長さで延びるとともに、腕部との間に空間を形成する延在部と、延在部の端面のうち腕部に連なる端部とは異なる端部側であって、第1接触部の先鋭化した一端に対して最も遠くに位置する端面と直交する方向へ突出し、先端が先鋭化した第2接触部と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路や液晶パネルなどの電子部品における導通状態検査や動作特性検査を行う際に、その電子部品の電極や端子に接触して電気信号の送受信を行うコンタクトプローブおよびプローブユニットに関する。
従来、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査や動作特性検査を行う際には、検査対象と検査用信号を出力する信号処理装置との間の電気的な接続を図るために、導電性のコンタクトプローブを複数収容するプローブユニットが用いられる。プローブユニットにおいては、近年の半導体集積回路や液晶パネルの高集積化、微細化の進展に伴い、コンタクトプローブ間のピッチを狭小化することにより、高集積化、微細化された検査対象にも適用可能な技術が進歩してきている。
コンタクトプローブ間のピッチを狭小化する技術として、外部からの荷重に応じて屈曲可能な弾性を備えたワイヤ型のコンタクトプローブに関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、切り込みによる傾斜面、破断面等を先端部に設け、一様に屈曲変形させて装置に取り付けることで、屈曲方向を一様に揃えることができる技術が開示されている。
特許第4054208号公報
しかしながら、特許文献1が開示するコンタクトプローブは、屈曲された状態で装置に導入されるため、コンタクトプローブの装置への取り付けまたは取り外しを行なうのが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、屈曲方向を一様に揃えることができるとともに、装置に対して容易に取り付けおよび取り外し可能なコンタクトプローブおよびプローブユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、両端で異なる二つの回路構造とそれぞれ接触し、該二つの回路構造を電気的に接続する導電性のコンタクトプローブにおいて、一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部と、前記第1接触部の他端から前記第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部と、前記弾性座屈部が延びる方向の端部であって前記第1接触部に連なる端部とは異なる端部から前記延びる方向に沿って柱状をなして延びる接続部と、前記接続部の前記弾性座屈部に連なる端部とは異なる端部から、前記接続部が延びる方向と垂直な方向に延びる腕部と、前記腕部の端部のうち前記接続部に連なる端部とは異なる端部から前記腕部が延びる方向と平行であり、かつ前記接続部に近づく方向へ片持ち梁状をなして延びる延在部と、前記延在部の端部のうち前記腕部に連なる端部とは異なる端部側であって、前記第1接触部の先鋭化した一端に対して最も遠くに位置する端面から該端面と直交する方向へ突出し、先端が先鋭化した第2接触部と、を備え、前記弾性座屈部の軸線と、前記第2接触部の先端を通過する軸とが異なることを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記延在部の前記第2接触部が形成された面の背面であって、前記接続部の端部上方に設けられ、前記背面と垂直な方向に突出する第3接触部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記腕部の端部のうち前記接続部に連なる端部とは異なる端部であって、前記延在部が延びる面の背面から、該背面と直交する方向へ柱状をなして突出する柱状部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるコンタクトプローブは、上記の発明において、前記弾性座屈部は、前記第1接触部の他端から前記第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、この延びる方向と直交する方向のうち少なくとも一つの方向の幅は前記延びる方向に沿って変化する一方、前記一つの方向と直交する方向の幅は前記延びる方向に沿って一定であることを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明にかかる複数のコンタクトプローブと、前記接続部を挿通する第1保持孔を複数有する第1ホルダと、前記第1接触部を挿通する第2保持孔を複数有する第2ホルダと、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかるコンタクトプローブおよびプローブユニットは、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部の軸線と、第2接触部の先端を通過する軸とが異なるように配置し、弾性座屈部に加わる荷重を軸線から傾斜して与えるようにしたので、弾性座屈部の屈曲方向を一様にできるとともに、装置に対して容易に取り付け可能であるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプローブユニットの構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るコンタクトプローブおよびプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るプローブユニットに対して配線基板を取り付けた状態を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態の変形例1であるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図7は、図6に示すプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態の変形例2であるプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図9は、本発明の実施の形態の変形例2に係るコンタクトプローブおよびプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図10は、図9に示すプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態の変形例3であるプローブの要部の構成を示す部分断面図である。 図12は、本発明の実施の形態の変形例3に係るコンタクトプローブおよびプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るプローブユニットの構成を示す斜視図である。同図に示すプローブユニット1は、半導体集積回路や液晶パネル等の検査対象の配線パターンにおける短絡や断線の有無を検査する導通検査や検査対象に信号を入力したときの動作特性検査を行う際、検査対象と検査用の信号を生成出力する信号処理装置との電気的な接続を図る装置である。具体的には、プローブユニット1は、検査対象側および信号処理装置側にそれぞれ設けられた電極または端子と両端で接触する複数の導電性のコンタクトプローブ2(以下、単に「プローブ2」という)と、複数のプローブ2を収容して保持するプローブホルダ3とを備える。
図2は、プローブ2の構成を示す斜視図である。図3は、プローブ2およびプローブホルダ3の要部の構成を示す部分断面図である。プローブ2は、一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部21と、第1接触部21の他端から第1接触部21の長手方向であるz軸方向に沿って略角柱状をなして延び、この延びる方向であるz軸方向と直交する方向のうち少なくとも一つの方向であるx軸方向の幅はz軸方向に沿って変化する一方、x軸方向と直交するy軸方向の幅は延びる方向に沿って一定であり、プローブ2の外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部22と、弾性座屈部22が延びるz軸方向の端部であって第1接触部21に連なる端部とは異なる端部からz軸方向に沿って角柱状をなして延びる接続部23と、接続部23からx軸方向に沿って延びる腕部24aと、腕部24aの端部のうち接続部23に連なる端部とは異なる端部から腕部24aが延びる方向と平行であり、かつ接続部23に近づく方向へ片持ち梁状をなして延びる延在部24bと、延在部24bの端面のうち腕部24aに連なる端部とは異なる端部側であって、第1接触部21の先鋭化した一端に対して最も遠くに位置する端面からこの端面と直交する方向(z軸正の方向)へ突出し、先端が先鋭化した第2接触部25と、を備える。
弾性座屈部22は、x軸方向の幅を含む断面が、腕部24aが延びている側で円弧状にくぼんだ形状をなしている。また、図3に示すように、弾性座屈部22のx軸方向の幅のうち最も小さい幅(第1接触部21の柱状部分のx軸方向における最大幅Rとの差が最も大きい幅)の中点Mを通過してz軸と平行な平面Pは、第1接触部21の先鋭化した先端Tを通過してz軸と平行な平面Pと異なっている。また、平面Pは平面Pよりも腕部24aから近くに位置している。なお、くぼみの形状は、円弧状に限らず、切欠き形状をなすものであってもよい。
第2接触部25は、先端部Tを通過してz軸と平行な平面Pが平面Pに対して対面側に配設される。
以上の構成を有するプローブ2は、ニッケル合金の電気鋳造によって形成されている。なお、プローブ2を形成する際には、エッチング、プレス加工およびそれらの組み合わせによって形成しても構わない。また、プローブ2の材質として、銅、鉄(ステンレス)、タングステン、ベリリウム系の合金などを用いて形成してもよい。
プローブ2の板幅(図2のy軸方向の幅)は30〜50μm程度である。また、プローブ2の長手方向(図2のz軸方向)の長さは5mm程度である。なお、この寸法はあくまでも一例に過ぎない。
プローブホルダ3は、プローブ2の接続部23を挿通するとともに腕部24aを保持する板状の第1ホルダ31と、第1ホルダ31と離間して設けられ、プローブ2の第1接触部21を保持する板状の第2ホルダ32と、第1ホルダ31および第2ホルダ32をそれぞれ挟持して固定する二つのホルダ固定部材33、34と、を有する。第1ホルダ31の表面と第2ホルダ32の表面とは互いに平行である。
第1ホルダ31は、プローブ2の腕部24aが第1ホルダ31の上面と当接した際に接続部23を挿通する複数の第1保持孔311を有する。第1保持孔311は、ドリル加工等によって形成される。複数の第1保持孔311は、長手方向が互いに平行で列状をなしている。第1保持孔311のピッチは、50〜150μm程度である。
第2ホルダ32は、プローブ2の腕部24aが第1ホルダ31の上面と当接した際に第1接触部21を挿通する円柱状をなす複数の第2保持孔321を有する。第2保持孔321の位置は、第1保持孔311の位置に対応して列状に形成される。複数の第1保持孔311が複数の第2保持孔321のいずれかと上下方向に連通することとなり、この連通している第1保持孔311と第2保持孔321の組がプローブ2を保持する。
ホルダ固定部材33、34は、第1保持孔311および第2保持孔321が列状に並んでいる方向と直交する方向の第1ホルダ31および第2ホルダ32の端面を挟持し、この挟持した端面を固定して支持する。
以上の構成を有するプローブホルダ3は、アルミナ(Al23)や窒化珪素(Si34)等のセラミックス、プラスチック樹脂等の絶縁性材料を用いて形成される。なお、プローブホルダ3の原材料として、金属等の導電性材料の表面を絶縁性材料によってコーティングしてもよい。プローブホルダ3の配線パターンは検査対象の電極または端子の配線パターンに応じて定められるものであり、適宜設計変更を施すことが可能である。
図4は、以上の構成を有するプローブユニット1に対して配線基板200を取り付けて第2接触部25へ荷重を加えた状態を示す図である。同図に示す配線基板200は、ポリイミドからなるシート状の基材の一方の表面に、ニッケル等からなる多数の配線および接続用の電極が形成されたものである。配線基板200をプローブホルダ3に固定する際には、対応する電極201と第2接触部25とが接触するように位置合わせを行った後、プローブホルダ3と同様の材料からなる固定部材および第1ホルダ31によって配線基板200を挟持し、ネジ止め等によって固定する。このようにして配線基板200をプローブホルダ3に固定すると、コンタクトプローブ2には所定の荷重が加わる。なお、配線基板200と第1ホルダ31との間に適宜スペーサを設けるようにしてもよい。
図4において、延在部24bは、電極201との接触によって生じる荷重に応じて腕部24aと連なる部分で弾性変形を生じ、第2接触部25に対向する端面で接続部23に当接する。また、延在部24bの弾性変形によって、第2接触部25が接続部23に当接して図4右下方向に荷重を加え、プローブ2が図4で反時計回りに若干回転するため、第1接触部21および接続部23が第2保持孔321および第1保持孔311にそれぞれ当接する。その結果、弾性座屈部22は、中央部がx軸の正の方向へ撓む。この際、弾性座屈部22は、第2接触部25が接続部23を押圧する側でくぼんだ形状をなしているため、容易に撓むことができる。
図5は、図4に示す状態から第1接触部21に半導体集積回路100の電極101を接触させることによって半導体集積回路100の検査を行う状態を示す図である。図5に示すように、弾性座屈部22は半導体集積回路100からの荷重に応じてさらに撓む。この撓みを生じる際、第1接触部21は半導体集積回路100の電極101をx軸方向に摺動する。したがって、電極101が酸化膜で覆われていたり、電極101の表面に汚れが付着したりしている場合には、これらの酸化膜または汚れを削り取ることができる。また、第2接触部25と接続部23との当接部分を介して導通が可能となり、腕部24aおよび延在部24bを迂回することなく導通経路を短絡化することができる。
プローブユニット1を組み立てる際には、互いに対応する第1保持孔311と第2保持孔321が連通するように第1ホルダ31と第2ホルダ32とを厚さ方向に積層する。続いて、複数の第1保持孔311の各開口面から第1接触部21を先頭にコンタクトプローブ2を挿入して第1保持孔311および第2保持孔321を貫通させ、腕部24aの下面を第1にホルダ31の上面に当接させる。その後、第2ホルダ32を第1ホルダ31から離間させ、第1ホルダ31および第2ホルダ32の相互の位置合わせを行ってホルダ固定部材33、34によって固定することにより、プローブユニット1が完成する。
以上説明した本実施の形態に係るプローブによれば、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部22の軸線と、第2接触部25の先端を通過する軸とが異なるように第2接触部25を配置し、第2接触部25が、外部から加えられる荷重を弾性座屈部22に対して軸線から傾斜して加えて所定方向に撓ませるため、取付位置にずれが生じた場合であっても弾性座屈部22の屈曲方向を一様にできるとともに、装置に対して容易に取り付け可能となる。
また、第1接触部21の先端T1を通過する平面Pが、弾性座屈部22の最小幅の中点Mを通過しないようにオフセットしているため、外部から荷重が加わった時の撓み方向を一段と確実に制御することができる。なお、弾性座屈部22は、第2接触部25が接続部23を押圧する過程において撓み方向が一様にできれば、弾性座屈部22のx軸方向のくぼみを形成しなくてもよい。
延在部24bおよび第2接触部25は、第1接触部21、弾性座屈部22、接続部23および腕部24aが形成されるz軸と平行な平面上に形成されるものとして説明したが、接触させる電極等の配置によっては、x軸またはy軸に平行な平面上に形成されてもよい。
図6は、本実施の形態の変形例1であるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。図6に示すプローブユニットでは、第1ホルダ31および第2ホルダ32の第1保持孔311および第2保持孔322がオフセットされて形成され、プローブ2がz軸方向に対して傾斜して取り付けられている。
図7は、図6に示すプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。プローブ2がz軸方向に傾斜して第1ホルダ31および第2ホルダ32に取り付けられている場合であっても、第2接触部25から加えられる荷重によって、接続部23が図7のx軸正の方向に傾斜するため、弾性座屈部22の撓み方向を一様とすることができる。
また、図8は、本実施の形態の変形例2であるプローブ4の要部の構成を示す部分断面図である。図9は、プローブ4およびプローブホルダ3の要部の構成を示す部分断面図である。同図に示すプローブ4のように、延在部26bが長く、第2接触部27が接続部23に対して距離を有して配設される場合、延在部26bと接続部23とを当接させるためには、第2接触部27のz軸負の方向に対する移動距離が増大する。場合によっては、延在部26bと接続部23とが当接前に配線基板200と延在部26bの腕部26a側の端部とが接触してしまうおそれがある。これに対し、プローブ4は、延在部26bの第2接触部27が形成される端面と対向する端面にz軸負の方向に突出する凸部26cを設けた。
プローブ4は、図9に示すように、上述した第1接触部21、弾性座屈部22および接続部23と、腕部24aに対応する腕部26aと、プローブ2と比して延在部が伸び、第1接触部21の先鋭化した先端Tを通過してz軸と平行な平面Pと先端部Tを通過してz軸と平行な平面Pとがx方向において距離を有するように配設された第2接触部27と、平面Pと平面Pとの間であって、接続部23の腕部26a側の端部と異なる端部の上方に配設される凸部26cとを備える。
図10は、図9に示すプローブユニットに対して半導体集積回路100および配線基板200を取り付けて第2接触部27へ荷重を加えた状態を示す図である。第2接触部27に加えられる荷重によって延在部26bが弾性変形を生じ、凸部26cが接続部23の端部(端面)に当接して、押圧する。この凸部26cからの押圧によって、弾性座屈部22がx軸正の方向に撓む。
変形例2にかかるプローブ4に配設された凸部26cによって、上述したプローブ2と同様の効果を有するとともに、延在部の長さにかかわらず回路構造間の導通を行なうことができるため、電極の配置に関わらず使用することが可能となる。
図11は、本実施の形態の変形例3であるプローブ5の要部の構成を示す部分断面図である。図12は、プローブ5およびプローブホルダの要部の構成を示す部分断面図である。同図に示すプローブ5は、上述した第1接触部21、弾性座屈部22、接続部23、延在部24bおよび第2接触部25と、接続部23と連なる端部とは異なる端部からz軸負の方向に延びる略柱状の柱状部28を有する腕部24cとを備える。
第1ホルダ31は、柱状部28に対応した第3保持孔312を有する。第3保持孔312によって柱状部28を保持することで、プローブ5の弾性変形に影響なく、プローブ5を所定位置に保持することが可能となるとともに、プローブ5がx軸およびy軸で形成される平面上を回転することを防止することができる。
以上のように、本発明にかかるコンタクトプローブは、電極と接続し、電気信号を導通させることに有用である。
1 プローブユニット
2、4、5 コンタクトプローブ(プローブ)
3 プローブホルダ
21 第1接触部
22 弾性座屈部
23 接続部
24a、24c、26a 腕部
24b、26b 延在部
25、27 第2接触部
26c 凸部
31 第1ホルダ
32 第2ホルダ
33、34 ホルダ固定部材
100 半導体集積回路
101、201 電極
200 配線基板
311 第1保持孔
321、322 第2保持孔
312 第3保持孔

Claims (5)

  1. 両端で異なる二つの回路構造とそれぞれ接触し、該二つの回路構造を電気的に接続する導電性のコンタクトプローブにおいて、
    一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部と、
    前記第1接触部の他端から前記第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部と、
    前記弾性座屈部が延びる方向の端部であって前記第1接触部に連なる端部とは異なる端部から前記延びる方向に沿って柱状をなして延びる接続部と、
    前記接続部の前記弾性座屈部に連なる端部とは異なる端部から、前記接続部が延びる方向と垂直な方向に延びる腕部と、
    前記腕部の端部のうち前記接続部に連なる端部とは異なる端部から前記腕部が延びる方向と平行であり、かつ前記接続部に近づく方向へ片持ち梁状をなして延びる延在部と、
    前記延在部の端部のうち前記腕部に連なる端部とは異なる端部側であって、前記第1接触部の先鋭化した一端に対して最も遠くに位置する端面から該端面と直交する方向へ突出し、先端が先鋭化した第2接触部と、
    を備え、
    前記弾性座屈部の軸線と、前記第2接触部の先端を通過する軸とが異なることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記延在部の前記第2接触部が形成された面の背面であって、前記接続部の端部上方に設けられ、前記背面と垂直な方向に突出する第3接触部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記腕部の端部のうち前記接続部に連なる端部とは異なる端部であって、前記延在部が延びる面の背面から、該背面と直交する方向へ柱状をなして突出する柱状部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記弾性座屈部は、前記第1接触部の他端から前記第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、この延びる方向と直交する方向のうち少なくとも一つの方向の幅は前記延びる方向に沿って変化する一方、前記一つの方向と直交する方向の幅は前記延びる方向に沿って一定であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンタクトプローブ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の複数のコンタクトプローブと、
    前記接続部を挿通する第1保持孔を複数有する第1ホルダと、
    前記第1接触部を挿通する第2保持孔を複数有する第2ホルダと、
    を備えたことを特徴とするプローブユニット。
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