JP2011229279A - 充電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気二重層コンデンサを適切に充電することが可能な充電制御装置を提供する。
【解決手段】充電制御装置は、電気二重層コンデンサへの充電を開始した後、第1充電期間T1は、前記電気二重層コンデンサへの充電電流を所定の充電電流値に維持する定電流充電制御を行う構成であり、前記定電流充電期間は、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が充電目標値に上昇するまでの期間である構成あるいは定電流充電期間は前記充電電流値を引き下げながら複数回繰り返して設定される構成にしてもよい。
【選択図】図13

Description

本発明は、電気二重層コンデンサの充電制御を行う充電制御装置に関するものである。
図18は、電気二重層コンデンサの充電制御を行う充電制御装置の一従来例を示す回路図である。本従来例の充電制御装置X10は、抵抗X3及びX4を用いて電気二重層コンデンサX20の充電電圧を分圧し、その分圧電圧が所定の基準電圧値と一致するように、アンプX2を用いて、電源端(VCC端)と電気二重層コンデンサX20との間に接続されたPチャネル型MOS[Metal Oxide Semiconductor]電界効果トランジスタX1の導通度を制御することにより、電気二重層コンデンサX20の充電電圧を所定の目標電圧値に維持する充電制御(いわゆる定電圧充電制御)を行う構成とされていた。
なお、二次電池(例えばリチウムイオン電池)の充電制御装置に関連する従来技術の一例としては、本出願人によって開示された特許文献1を挙げることができる。
特開2009−95076号公報
しかしながら、電気二重層コンデンサX20の定電圧充電制御を行う従来の充電制御装置X10では、(1)初期充電時に突入電流が発生する、(2)電気二重層コンデンサX20の異常(正極端子の故障や正極端子と負極端子とのショートなど)を判別しづらい、(3)電気二重層コンデンサX20に流し込む充電電流を制御することができない、という課題があった。
上記の課題(1)に関して、電気二重層コンデンサX20が完全に放電されている状態から充電を開始する際には、大きな突入電流が電気二重層コンデンサX20に流れ込む。ここで、充電制御装置X10に過電流保護機能が具備されていない場合には、トランジスタX1の製造バラツキ(電流能力やオン抵抗値のばらつき)に起因して、出力電圧のドロップ開始電流にバラツキが生じるため、延いては、電気二重層コンデンサX20の充電時間にもバラツキが生じる(図19を参照)。
また、電気二重層コンデンサX20は、リチウムイオン電池などの二次電池と異なり、突入電流によってそれ自身が破壊されることはないが、突入電流の発生に伴って電源電圧VCCの供給元である電源回路に過大な負荷が掛かると、システムダウンなどの予期しない不具合を生じ得る。
このような理由から、従来の充電制御装置X10には、突入電流を回避するための過電流保護機能が備えられていた。なお、従来の一般的な過電流保護機能の一例としては、図20のフの字特性型(Fold back Characteristic Type)と、図21のシャットダウン型(Shut Down Type)を挙げることができる。
フの字特性型の過電流保護機能は、充電電流(トランジスタX1のソース電流)が所定の過電流保護値に達した場合、出力電圧を下げて回路内部の発熱による破壊や周辺回路の破壊を回避する機能である(図22を参照)。しかしながら、定電圧充電制御を行う充電制御装置X20の突入電流防止策として、フの字特性型の過電流保護機能を採用した場合には、一旦過電流保護が掛かると負荷が軽くなるまで充電動作が復帰しないため、完全放電状態からの充電に長時間を要するという問題があった。
一方、シャットダウン型の過電流保護機能は、突入電流が過電流保護値に達しなくなるまで、充電動作のシャットダウンと再開(オフラッチなし)を繰り返す機能である(図23を参照)。しかしながら、定電圧充電制御を行う充電制御装置X20の突入電流防止策として、シャットダウン型の過電流保護機能を採用した場合には、充電時間のずれやシャットダウン時の電力ロスを生じるという問題があった。
また、電気二重層コンデンサX20は、小容量のコンデンサセルを並列に接続した集合体と等価であり、その正極端子側及び負極端子側から各々のコンデンサセルを見た場合、手前に位置するコンデンサセルはESR[Equivalent Series Resistance]成分(等価直列抵抗成分)が小さく、奥に位置するコンデンサセルはESR成分が大きいというように各々のコンデンサセルのESR成分に差違が生じている(図24を参照)。すなわち、電気二重層コンデンサX20を形成する複数のコンデンサセルは、正極端子側及び負極端子側から見てより奥に位置するものほど、AC的なインピーダンス成分が大きいと言える。
そのため、電気二重層コンデンサX20の定電圧充電制御を行うと、よりESR成分の小さい手前のコンデンサセルが他よりも先に満充電となり、奥のコンデンサセルに電荷が蓄積されないまま、正極端子の電圧が充電目標値に達した状態となり、以後、コンデンサセル相互間の電荷再分配に伴う正極端子の電圧低下を補うように、上記の定電圧充電制御が継続される。その結果、電気二重層コンデンサX20に流れ込む充電電流は、充電時間の経過と共に減少していくため、満充電までに長時間を要するという課題があった。
今まで、電気二重層コンデンサは、消費電力の大きい大型の電気機器(コピー機や空気調和機など)に用いられることが多かったので、上記した種々の課題は必ずしも顕在化していなかったが、近年、電気二重層コンデンサは、素子の小型化に伴い、消費電力の小さい小型の電気機器(テレビジョン放送受信機や携帯電話など)にも用いられるようになってきている。このような小型の電気機器では、充電時間の短縮や電源回路への負荷低減が強く要望されており、上記した種々の課題を抱える従来の充電手法(定電圧充電制御)をそのまま採用することはできなかった。
本発明は、本願の発明者によって見い出された上記の問題点に鑑み、電気二重層コンデンサを適切に充電することが可能な充電制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る充電制御装置は、電気二重層コンデンサへの充電を開始した後、定電流充電期間にわたって、前記電気二重層コンデンサへの充電電流を所定の充電電流値に維持する定電流充電制御を行う構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る充電制御装置にて、前記定電流充電期間は、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が充電目標値に上昇するまでの期間である構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る充電制御装置にて、前記定電流充電期間の経過後、定電圧充電期間にわたって、前記充電電圧を前記充電目標値に維持する定電圧充電制御を行う構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る充電制御装置において、前記定電圧充電期間は、前記充電電流が充電終了判定値に低下するまでの期間である構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成る充電制御装置において、前記定電流充電期間は前記充電電流値を引き下げながら複数回繰り返して設定される構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る充電制御装置は、前記電気二重層コンデンサへの充電を完了した後、前記充電電圧が充電再開判定値まで低下したときに、前記電気二重層コンデンサへの充電を再開する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第6いずれかの構成から成る充電制御装置は、電源端と前記電気二重層コンデンサとの間に接続された出力スイッチと、前記充電電流に応じた第1帰還電圧信号が第1基準電圧値と一致するように前記出力スイッチの帰還制御を行う第1帰還制御部と、を有する構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第7の構成から成る充電制御装置は、前記充電電圧に応じた第2帰還電圧信号が第2基準電圧値と一致するように前記出力スイッチの帰還制御を行う第2帰還制御部を有する構成(第8の構成)にするとよい。
本発明に係る充電制御装置であれば、電気二重層コンデンサを適切に充電することが可能となる。
本発明に係る充電制御装置の一実施形態を示すブロック図 端子説明図 起動動作を説明するためのタイミングチャート OVP動作を説明するためのタイミングチャート LVP動作を説明するためのタイミングチャート 信号出力部30の一構成例を示す回路図 第1信号入力部40の一構成例を示す回路図 リモートコントロール信号の検出動作を説明するための模式図 第2信号入力部50の一構成例を示す回路図 電源系回路の一構成例を示すブロック図 パワーセレクタ動作を説明するためのタイミングチャート CC/CC充電制御を説明するためのタイミングチャート CC/CV充電制御を説明するためのタイミングチャート CC/CC/CV充電制御を説明するためのタイミングチャート 充電部10の第1構成例(CC/CC/CV)を示す回路図 充電部10の第2構成例(CC/CV)を示す回路図 充電部10の第3構成例(CC/CC)を示す回路図 充電制御装置の一従来例(CV)を示す回路図 出力電圧のドロップ開始電流のばらつきを説明するための図 フの字特性型OCP動作を説明するための図(I−V) シャットダウン型OCP動作を説明するための図(I−V、t−I) フの字特性型OCP動作を説明するための図(t−V、t−I) シャットダウン型OCP動作を説明するための図(t−V、t−I) 電気二重層コンデンサの等価回路図
(全体ブロック図)
図1は、本発明に係る充電制御装置の一実施形態を示すブロック図である。本実施形態の充電制御装置1は、電気二重層コンデンサ2の充電制御を行う充電制御ICであり、充電部10と、制御ロジック部20と、信号出力部30と、第1信号入力部40と、第2信号入力部50と、発振部60と、レギュレータ部70と、基準電圧生成部80と、パワーセレクタ部90と、電圧検出部100と、を有する。
充電部10は、電気二重層コンデンサ2の充電制御を行う。なお、充電部10の回路構成及び動作については、後ほど詳細に説明する。
制御ロジック部20は、充電制御装置1の全体動作を統括的に制御する。
信号出力部30は、制御ロジック部20から入力される電源用リレー制御信号、リモートコントローラ信号経路用のスイッチオン信号、及び、5キー信号経路用のスイッチオン信号を各々出力する。
第1信号入力部40は、外部から入力されるリモートコントローラ検出信号を受け付けて制御ロジック部20に伝達する。
第2信号入力部50は、外部から入力される5キー検出信号を受け付けて制御ロジック部20に伝達する。
発振部60は、所定周波数のクロック信号を生成して制御ロジック部20に供給する。
レギュレータ部70は、パワーセレクタ部90で選択された電圧(VCC/VCAP)からレギュレータ電圧VREG(3.3V)を生成する。
基準電圧生成部80は、パワーセレクタ部90で選択された電圧(VCC/VCAP)から装置内部で用いられる基準電圧VREFを生成する。
パワーセレクタ部90は、電源電圧VDDと充電電圧VCAPのいずれか高い方を選択して出力する。
電圧検出部100は、電気二重層コンデンサ2の充電電圧VCAPと、過電圧保護値VOVP、充電目標値VMAX、充電再開判定値VRCHG、及び、減電圧保護値VLVPとの比較結果を各々制御ロジック部20に送出する。
(外部端子)
また、充電制御装置1は、外部との電気的な接続を確立するための端子として、REG端子、RMIN端子、FKIN端子、SSRON端子、RMON端子、FKON端子、VCC端子、STBYON端子、WAKEUP端子、CAP端子、IADJ端子、OVP端子、及び、GND端子を有している。
図2は、充電制御装置1の端子説明図である。REG端子は3.3Vレギュレータ出力端子である。RMIN端子は、リモートコントローラ検出信号入力端子である。FKIN端子は、5キー検出信号入力端子である。SSRON端子は、電源用リレー制御信号出力端子である。RMON端子は、リモートコントローラ信号経路用のスイッチオン端子である。FKON端子は、5キー信号経路用のスイッチオン端子である。VCC端子は、電源入力端子である。STBYON端子は、エコモード制御信号入力端子である。WAKEUP端子は、起動信号出力端子である。CAP端子は、電気二重層コンデンサ2の接続端子である。IADJ端子は、充電電流制御用の抵抗Rx4を接続するための端子である。OVP端子は、OVP基準電圧設定端子である。GND端子は、接地端子である。
(外部素子)
また、充電制御装置1の外部には、抵抗Rx1〜Rx4と、コンデンサCx1及びCx2が接続されている。抵抗Rx1及びRx2は、レギュレータ電圧VREGを分圧して過電圧保護値VOVPを設定するための抵抗ラダーを形成する。抵抗Rx3は、STBYON端子とREG端子との間に接続されたプルアップ抵抗である。抵抗Rx4は、IADJ端子に接続された充電電流設定用抵抗である。コンデンサCx1は、VCC端子に接続された入力平滑コンデンサである。コンデンサCx2は、REG端子に接続された出力平滑コンデンサである。
(起動動作)
図3は、起動動作を説明するためのタイミングチャートである。VCC端子またはCAP端子から充電制御装置1への電力投入時、内部回路はいずれもリセットされる。リセット後、充電電圧VCAPが初めて充電目標値VMAXに達するまで、減電圧保護機能は無効状態(マスク状態)とされる。充電電圧VCAPが充電目標値VMAXに達した後、充電制御装置1は、CAP端子からの充電電力を用いた間欠動作サイクルとなり、充電電圧VCAPは、充電目標値VMAXと充電再開判定値VRCHGとの間で変動する。
(OVP[Over Voltage Protection]動作)
図4は、OVP動作を説明するためのタイミングチャートであり、上から順に、充電電圧VCAP、カウンタ制御信号、及び、SSRON信号が描写されている。充電電圧VCAPが過電流保護値VOVPを上回っている状態が所定期間にわたって継続された場合、充電制御装置1は、充電電圧VCAPが過電圧状態であることを検出する。過電圧状態が検出されると、充電制御装置1は、電気二重層コンデンサ2への充電を停止するために、SSRON信号を常時ハイレベルに固定する。なお、上記所定期間の経過前に充電電圧VCAPが過電流保護値VOVPを下回った場合、充電制御装置1は通常動作を継続する。
(LVP[Low Voltage Protection]動作)
図5は、LVP動作を説明するためのタイミングチャートである。充電電圧VCAPが減電圧保護値VLVPよりも低下すると、充電制御装置1は、充電電圧VCAPが減電圧状態であることを検出する。減電圧が検出されると、充電制御装置1は、電気二重層コンデンサ2への充電を停止するために、SSRONを常時ハイレベルに固定する。
(CAP保護検出動作)
図6は、信号出力部30の一構成例を示す回路図である。本構成例の信号出力部30はバッファ31と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ32と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ33及び34と、抵抗35及び36と、を有する。バッファ31の入力端は制御ロジック部20に接続されている。バッファ31の出力端は、SSRON端子(RMON端子、FKON端子と読み替えても可、以下同様)に接続されている。トランジスタ32のドレインは、抵抗35を介してVCC端子に接続されている。トランジスタ32のソースは、接地端に接続されている。トランジスタ32のゲートは、制御ロジック部20に接続されている。トランジスタ33のドレインは、VCC端子に接続されている。トランジスタ33のソースは、トランジスタ34のソースに接続されている。トランジスタ34のドレインは、抵抗36を介してSSRON端子に接続されている。トランジスタ33及び34のゲートは、いずれもトランジスタ32のドレインに接続されている。
充電電圧VCAPの異常を検出したとき、充電制御装置1は充電動作のターミネートを行い、SSRON端子、RMON端子、及び、FKON端子をいずれもハイレベルにセットする。具体的には、トランジスタ32〜34がいずれもオンされて、SSRON端子、RMON端子、及び、FKON端子がいずれも電源電圧VCCにプルアップされる。
以後、制御ロジック部20は動作停止状態(フリーズ状態)となるが、レギュレータ部70は、内部動作を安定化させるために動作状態に維持される。充電制御装置1がパワーセレクタ部90を用いて自動的にVCC端子またはCAP端子からの電源電圧をスイッチングしている間、外部電流負荷を与えてはならない。なお、制御ロジック部20の動作停止状態については、VCC端子から電源電圧が供給されているということが前提となる。
(リモート制御検出)
図7は、第1信号入力部40の一構成例を示す回路図である。本構成例の第1信号入力部40は、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ41と、抵抗42と、を有する。トランジスタ41のドレインは、抵抗42を介してレギュレータ電圧VREGの印加端に接続されるとともに、制御ロジック部20に含まれるカウンタ21の入力端にも接続されている。トランジスタ41のソースは接地端に接続されている。トランジスタ41のゲートは、RMIN端子に接続されている。カウンタ21は、RMIN端子に接続されるリモートコントローラICからハイレベル信号が入力され、トランジスタ41がオンとされたときに、発振部60から入力されるクロック信号のパルス数をカウントし始める。制御ロジック部20に含まれるディテクタ部22は、カウンタ21のカウント値を監視し、図8に示すように、リモートコントローラICからのハイレベル信号が100〜200msecだけ継続されたときに、リモートコントローラICからの入力であると判定する。その結果、RMON端子からハイレベルが出力される。
(5キー検出)
図9は、第2信号入力部50の一構成例を示す回路図である。本構成例に示す第2信号入力部50は、FKIN端子の端子電圧と2種の閾値電圧とを各々比較するコンパレータ51及び52を有する。制御ロジック部20に含まれる論理積演算器23は、コンパレータ51及び52双方の比較信号を論理積演算して出力する。制御ロジック部20に含まれるカウンタ24は、FKIN端子に接続される5キーブロックからハイレベル信号が入力され、論理積演算器23がハイレベル信号を出力したときに、発振部60から入力されるクロック信号のパルス数をカウントし始める。制御ロジック部20に含まれるディテクタ部25は、カウンタ24のカウント値を監視し、5キーブロックからのハイレベル信号が100msec以上継続されたときに、5キーブロックからの入力であると判定する。その結果、FKON端子からハイレベルが出力される。
(3.3Vレギュレータ)
図10は、電源系回路(レギュレータ部70、基準電圧生成部80、及び、パワーセレクタ部90)の一構成例を示すブロック図である。レギュレータ部70は、IC内部及びIC外部双方の諸回路に電力を供給する。レギュレータ部70の電流出力能力は、最大20mAである。パワーセレクタ部90は、電源電圧VCCと充電電圧VCAPとを比較して自動的により高い電圧を選択して出力する。すなわち、図11に示すように、電源電圧VCCが充電電圧VCAPよりも高くなると、パワーセレクタ部90は、電源電圧VCCを選択的に出力する。一方、電源電圧VCCが充電電圧VCAPから所定のヒステリシス分を差し引いた電圧値(VCAP−hys)まで低下すると、パワーセレクタ部90は、充電電圧VCAPを選択的に出力する。
(電気二重層コンデンサの充電制御動作)
次に、充電部10による電気二重層コンデンサ2の充電制御動作について、3つの手法(CC/CC[Constant Current/Constant Current]、CC/CV[Constant Current/Constant Voltage]、及び、CC/CC/CV)を例に挙げながら詳細に説明する。
<CC/CC充電制御>
図12は、充電部10によるCC/CC充電制御を説明するためのタイミングチャートである。なお、図12の上段には電気二重層コンデンサ2への出力電圧(=電気二重層コンデンサ2の充電電圧VCAP)が示されており、下段には電気二重層コンデンサ2への充電電流が示されている。
充電部10は、時刻t11において、完全な放電状態(電荷が全く蓄えられていない状態)となっている電気二重層コンデンサ2への充電を開始した後、第1定電流充電期間T1(=時刻t11〜t12)にわたって、電気二重層コンデンサ2への充電電流を所定の第1充電電流値に維持する定電流充電制御を行う。なお、第1定電流充電期間T1は、電気二重層コンデンサ2への充電電流を第1充電電流値に維持した状態で、電気二重層コンデンサ2への出力電圧が所定の充電目標値(満充電値)に上昇するまでの期間である。
このように、電気二重層コンデンサ2の初期充電時に定電流充電制御を行う構成であれば、過電流保護機能に依らず、突入電流を適切に抑制することが可能である。また、一定時間で出力電圧が発生しない場合には、電気二重層コンデンサ2の異常(正極端子の故障や正極端子と負極端子とのショートなど)であると容易に判定することが可能である。
また、電気二重層コンデンサ2の初期充電時に定電流充電制御を行う構成であれば、電気二重層コンデンサ2に含まれるESR成分のAC特性を鑑みつつ、上記の第1充電電流値を適切に設定することにより、出力電圧の上昇カーブ(傾き)を任意に調整して、充電時間の短縮と電源回路に対する負荷低減とのバランスを最適化することが可能となる。
例えば、電気二重層コンデンサ2の充電時間を極力短縮したいアプリケーションに充電制御装置1を搭載する場合には、第1定電流充電期間T1に流れる充電電流の積分値が最大となるように、第1充電電流値を設定すればよい。また、電源回路に対する負荷を極力低減したいアプリケーションに充電制御装置1を搭載する場合には、電源回路の電流供給能力に応じて第1充電電流値を小さく絞るように設定すればよい。
時刻t12において出力電圧が所定の充電目標値に達し、第1充電電流値による第1定電流充電期間T1が満了すると、電気二重層コンデンサ2を形成するコンデンサセル相互間の電荷再分配に伴って、電気二重層コンデンサ2への出力電圧が低下する。
そこで、充電部10は、時刻t12以後、第2定電流充電期間T1’(=時刻t12〜t13)にわたって、電気二重層コンデンサ2への充電電流を第2充電電流値(ただし、第2充電電流値<第1充電電流値)に維持する定電流充電制御を行う。なお、第2定電流充電期間T1’は、電気二重層コンデンサ2への充電電流を第2充電電流値に維持した状態で、電気二重層コンデンサ2への出力電圧が充電目標値に上昇するまでの期間である。
このように、充電部10によるCC/CC充電制御では、電気二重層コンデンサ2への充電電流値を段階的に引き下げながら、定電流充電期間が繰り返して設定される。このような充電手法を採用することにより、第1定電流充電期間T1の満了後も効率よく電気二重層コンデンサ2の充電(=コンデンサセル相互間の電荷再分配に伴う電圧低下を補うための充電+未充電状態のコンデンサセルに対する充電)を継続することが可能となる。
<CC/CV充電制御>
図13は、充電部10によるCC/CV充電制御を説明するためのタイミングチャートである。なお、図13の上段には電気二重層コンデンサ2への出力電圧(=電気二重層コンデンサ2の充電電圧VCAP)が示されており、下段には電気二重層コンデンサ2への充電電流が示されている。
時刻t21〜t22は、図12の時刻t11〜t12と同様、定電流充電期間T1に相当するため、重複した説明は割愛する。時刻t22において出力電圧が所定の充電目標値に達し、第1充電電流値による第1定電流充電期間T1が満了すると、充電部10は、時刻t22以後、定電圧充電期間T2(=時刻t22〜t23)にわたって、充電電圧を充電目標値に維持する定電圧充電制御を行う。なお、定電圧充電期間T2は、電気二重層コンデンサ2への充電電圧を充電目標値に維持した状態で、電気二重層コンデンサ2への充電電流が充電終了判定値に低下するまでの期間である。
このように、充電部10によるCC/CV充電制御では、定電流充電期間T1によって出力電圧が充電目標値まで上昇した後、定電圧充電制御を開始することにより、先述したCC/CC充電制御のような充電電流の切替制御を要することなく、電気二重層コンデンサ2の充電(=コンデンサセル相互間の電荷再分配に伴う電圧低下を補うための充電+未充電状態のコンデンサセルに対する充電)を継続することが可能となる。
<CC/CC/CV充電制御>
図14は、充電部10によるCC/CC/CV充電制御を説明するためのタイミングチャートである。なお、図14の上段には電気二重層コンデンサ2への出力電圧(=電気二重層コンデンサ2の充電電圧VCAP)が示されており、下段には電気二重層コンデンサ2への充電電流が示されている。
時刻t31〜t32は、図12の時刻t11〜t12と同様、第1定電流充電期間T1に相当し、時刻t32〜t33は、図12の時刻t12〜t13と同様、第2定電流充電期間T1’に相当する。また、時刻t33〜時刻t34は、図13の時刻t22〜t23と同様、定電圧充電期間T2に相当する。
すなわち、充電部10によるCC/CC/CV充電制御は、先述のCC/CC充電制御とCC/CV充電制御とを組み合わせたものである。このような充電手法を採用することにより、定電流充電制御によって充電時間の短縮を最大限に図りつつ、定電圧充電制御によって電気二重層コンデンサ2の充電容量を余すことなく活用することが可能となる。
(充電部10の回路構成)
図15は、充電部10の第1構成例(図14のCC/CC/CV充電制御を実現する構成例)を示す回路図である。本構成例の充電部10は、定電流充電制御回路11と、定電圧充電制御回路12と、制御回路13と、を有する。
定電流充電制御回路11は、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP1及びP2とNチャネル型MOS電界効果トランジスタN1及びN2と、ツェナダイオードD1と、アンプAMP1及びAMP2と、抵抗R1〜R5と、コンデンサC1〜C5と、を有する。
定電圧充電制御回路12は、上記したトランジスタP1と、トランジスタN1及びN2と、ツェナダイオードD1と、抵抗R5と、コンデンサC5と、を定電流充電制御回路11と共有するほか、アンプAMP3と、抵抗R6〜R8と、コンデンサC6〜C8と、を有する。
制御回路13は、制御部CTRLと、コンパレータCMP1〜CMP3と、抵抗R9及びR10と、を有する。
トランジスタP1のソースは、抵抗R1を介して電源電圧VCCの入力端に接続されている。トランジスタP1のドレインは、ツェナダイオードD1のアノードに接続されている。ツェナダイオードD1のカソードは、電気二重層コンデンサ2の正極端子に接続されている。電気二重層コンデンサ2の負極端子は接地端に接続されている。トランジスタP1のゲートは、抵抗R5の第1端とコンデンサC5の第1端に各々接続されている。抵抗R5の第2端とコンデンサC5の第2端は、いずれも電源電圧VCCの入力端に接続されている。トランジスタN1のドレインは、トランジスタP1のゲートに接続されている。トランジスタN1のソースは、接地端に接続されている。
トランジスタP2のソースは、抵抗R2を介して電源電圧VCCの入力端に接続されている。トランジスタP2のドレインは、抵抗R3を介して接地端に接続されている。トランジスタP2のゲートは、アンプAMP1の出力端に接続されている。アンプAMP1の非反転入力端(+)は、トランジスタP1のソースに接続されている。アンプAMP1の反転入力端(−)は、トランジスタP2のソースに接続されている。アンプAMP2の非反転入力端(+)は、抵抗R4の第1端に接続されている。抵抗R4の第2端は、トランジスタP2のドレインに接続される一方、コンデンサC1を介してアンプAMP2の出力端にも接続されている。アンプAMP2の反転入力端(−)は、第1基準電圧Vref1の入力端に接続されている。アンプAMP2の反転入力端(−)と出力端との間には、コンデンサC2及びC3が並列接続されている。アンプAMP2の出力端は、トランジスタN2のゲートに接続される一方、コンデンサC4を介して第2基準電圧Vref2の入力端にも接続されている。トランジスタN2のドレインは、トランジスタN1のゲートに接続されている。トランジスタN2のソースは、接地端に接続されている。
アンプAMP3の非反転入力端(+)は、第2基準電圧Vref2の入力端に接続されている。アンプAMP3の反転入力端(−)は、抵抗R7を介して接地端に接続されている。抵抗R6の第1端とコンデンサC8の第1端は、いずれもアンプAMP3の反転入力端(−)に接続されている。抵抗R6の第2端とコンデンサC8の第2端は、いずれも電気二重層コンデンサ2の正極端子に接続されている。アンプAMP3の出力端は、抵抗R8を介してトランジスタN1のゲートに接続されている。コンデンサC6の第1端とコンデンサC7の第1端は、いずれもアンプAMP3の出力端に接続されている。コンデンサC6の第2端とコンデンサC7の第2端は、いずれもアンプAMP3の反転入力端(−)に接続されている。
抵抗R9の第1端は、電気二重層コンデンサ2の正極端子に接続されている。抵抗R9の第2端は、抵抗R10を介して接地端に接続される一方、コンパレータCMP2の非反転入力端(+)とコンパレータCMP3の非反転入力端(+)に各々接続されている。コンパレータCMP1の非反転入力端(+)は、トランジスタP2のドレインに接続されている。コンパレータCMP1の反転入力端(−)は、第1閾値電圧Vth1(充電終了判定値)の入力端に接続されている。コンパレータCMP2の反転入力端(−)は、第2閾値電圧Vth2(充電再開判定値)の入力端に接続されている。コンパレータCMP3の反転入力端(−)は、第3閾値電圧Vth3(充電目標値)の入力端に接続されている。
このように、上記構成から成る充電部10は、電源電圧VCCの入力端と電気二重層コンデンサ2の正極端子との間に接続された出力スイッチ(P1)と、電気二重層コンデンサ2への充電電流Ichgに応じた第1帰還電圧信号Vaが第1基準電圧値Vref1と一致するように出力スイッチP1の帰還制御を行う第1帰還制御部(P2、N1、N2、AMP1、AMP2、R1〜R3、R5)と、電気二重層コンデンサ2への充電電圧VCAPに応じた第2帰還電圧信号Vbが第2基準電圧値Vref2と一致するように出力スイッチP1の帰還制御を行う第2帰還制御部(N1、N2、AMP3、R5〜R8)を有する構成とされている。
なお、抵抗R4、及び、コンデンサC1〜C8は、いずれも位相補償素子である。
また、図15では、説明の便宜上、制御回路13を充電部10の構成要素として描写したが、制御回路13については、図1の制御ロジック部20や電圧検出部100の機能を適宜流用すればよい。
(定電流充電制御動作)
上記構成から成る充電部10において、定電流充電制御回路11は、抵抗R3の一端に現れる第1帰還電圧信号Vaが所定の第1基準電圧Vref1と一致するように、延いては、電気二重層コンデンサ2に流れる充電電流Ichgが所定の目標値(={R2/(R1×R3)}×Vref1)と一致するように、トランジスタP1の帰還制御を行う。
すなわち、充電電流Ichgが上記目標値よりも大きいときには、トランジスタN2のゲート電圧が引き上げられるので、トランジスタN2の導通度が大きくなり、トランジスタN1のゲート電圧が引き下げられる。これにより、トランジスタN1の導通度が小さくなるので、トランジスタP1のゲート電圧が引き上げられてトランジスタP1の導通度が小さくなり、充電電流Ichgが小さくなる。逆に、充電電流Ichgが上記目標値よりも小さいときには、トランジスタN2のゲート電圧が引き下げられるので、トランジスタN2の導通度が小さくなり、トランジスタN1のゲート電圧が引き上げられる。これにより、トランジスタN1の導通度が大きくなるので、トランジスタP1のゲート電圧が引き下げられて、トランジスタP1の導通度が大きくなり、充電電流Ichgが大きくなる。
なお、充電電流Ichgの上記目標値については、抵抗R3の抵抗値を変更することにより、任意に調整することが可能である。
(定電圧充電制御動作)
上記構成から成る充電部10において、定電圧充電制御回路12は、抵抗R6と抵抗R7の接続ノードに現れる第2帰還電圧信号Vbが所定の第2基準電圧Vref2と一致するように、延いては、電気二重層コンデンサ2に印加される充電電圧VCAPが所定の目標値(={R7/(R6+R7)}×Vref2)と一致するように、トランジスタP1の帰還制御を行う。
すなわち、充電電圧VCAPが上記目標値よりも高いときには、トランジスタN1のゲート電圧が引き下げられて、トランジスタN1の導通度が小きくなるので、トランジスタP1のゲート電圧が引き上げられてトランジスタP1の導通度が小さくなり、充電電圧VCAPが低くなる。逆に、充電電圧VCAPが上記目標値よりも低いときには、トランジスタN1のゲート電圧が引き上げられて、トランジスタN1の導通度が大きくなるので、トランジスタP1のゲート電圧が引き下げられて、トランジスタP1の導通度が大きくなり、充電電圧VCAPが高くなる。
(充電電流の切替動作)
第1定電流充電期間T1から第2定電流充電期間T1’への切替動作(図14の時刻t32を参照)については、抵抗R9と抵抗R10との接続ノードから引き出される出力帰還電圧Vfbと第3閾値電圧Vth3(充電目標値)をコンパレータCMP3で比較し、前者が後者を上回った時点で、抵抗R3の抵抗値を引き上げるように、制御部CTRLを用いて抵抗R3の抵抗値制御を行えばよい。
(充電制御方式の切替動作)
上記構成から成る充電部10では、充電電圧VCAPが目標値に達するまで定電流制御回路11が支配的となり、充電電圧VCAPが目標値に達して以後は定電圧制御回路12が支配的となる。そのため、第2定電流充電期間T1’から定電圧充電期間T2への切替動作(図14の時刻t33を参照)については、特段の切替制御を要することなく、自動的に充電制御方式の切替が行われる。
(充電停止動作)
定電圧充電期間T2から放電期間T3への切替動作(図14の時刻t34を参照)については、抵抗R3の一端から引き出される第1帰還電圧信号Vaと第1閾値電圧Vth1(充電終了判定値)をコンパレータCMP1で比較し、前者が後者を下回った時点で、電気二重層コンデンサ2の充電動作を停止するように、制御部CTRLを用いてトランジスタP1を強制的にオフさせればよい。なお、トランジスタP1を強制的にオフさせる手法については、アンプAMP3をディセーブル(ローレベル出力)としてトランジスタN1を強制的にオフさせるなど、いかなる手法を採用しても構わない。
(充電再開動作)
放電期間T3からの充電再開動作については、抵抗R9と抵抗R10との接続ノードから引き出される出力帰還電圧Vfbと第2閾値電圧Vth2(充電再開判定値)をコンパレータCMP2で比較し、前者が後者を下回った時点で、電気二重層コンデンサ2の充電動作を再開するように、制御部CTRLを用いてトランジスタP1の強制オフを解除すればよい。
(充電部の変形例)
なお、図15では、充電部10の第1構成例として、図14のCC/CC/CV充電制御を実現するための構成を例示したが、図13のCC/CV充電制御を実現するための構成としては、図16の第2構成例を提示することができる。この第2構成例では、充電電流値の切替制御が不要となるため、図15の第1構成例と比較して、コンパレータCMP3と、制御部CTRLから抵抗R3への抵抗値切替信号線が除かれている。また、図12のCC/CC充電制御を実現するための構成としては、図17の第3構成例を提示することができる。この第3構成例では、定電圧充電制御が不要となるため、図15の第1構成例と比較して、定電圧充電制御回路12とコンパレータCMP1が除かれており、アンプAMP2の出力端がトランジスタP1のゲートに直接的に接続されている。
(その他の変形例)
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、電気二重層コンデンサを適切に充電するための制御技術として、あらゆるアプリケーションに利用することが可能である。
1 充電制御装置(充電制御IC)
2 電気二重層コンデンサ
10 充電部
11 定電流充電制御回路
12 定電圧充電制御回路
13 制御回路
20 制御ロジック部
21 カウンタ
22 ディテクタ
23 論理積演算器
24 カウンタ
25 ディテクタ
30 信号出力部
31 バッファ
32 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
33、34 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
35、36 抵抗
40 第1信号入力部
41 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
42 抵抗
50 第2信号入力部
51、52 コンパレータ
60 発振部
70 レギュレータ部
80 基準電圧生成部
90 パワーセレクタ部
100 電圧検出部
Rx1〜Rx4 抵抗(外付け)
Cx1、Cx2 コンデンサ(外付け)
R1〜R10 抵抗
C1〜C7 コンデンサ
AMP1、AMP2、AMP3 アンプ
P1、P2 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
N1、N2 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
D1 ツェナダイオード
CTRL 制御部
CMP1 コンパレータ(充電終了タイミング検出用)
CMP2 コンパレータ(充電再開タイミング検出用)
CMP3 コンパレータ(充電電流切替タイミング検出用)

Claims (8)

  1. 電気二重層コンデンサへの充電を開始した後、定電流充電期間にわたって、前記電気二重層コンデンサへの充電電流を所定の充電電流値に維持する定電流充電制御を行うことを特徴とする充電制御装置。
  2. 前記定電流充電期間は、前記電気二重層コンデンサの充電電圧が充電目標値に上昇するまでの期間であることを特徴とする請求項1に記載の充電制御装置。
  3. 前記定電流充電期間の経過後、定電圧充電期間にわたって、前記充電電圧を前記充電目標値に維持する定電圧充電制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の充電制御装置。
  4. 前記定電圧充電期間は、前記充電電流が充電終了判定値に低下するまでの期間であることを特徴とする請求項3に記載の充電制御装置。
  5. 前記定電流充電期間は、前記充電電流値を引き下げながら複数回繰り返して設定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の充電制御装置。
  6. 前記電気二重層コンデンサへの充電を完了した後、前記充電電圧が充電再開判定値まで低下したときに、前記電気二重層コンデンサへの充電を再開することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の充電制御装置。
  7. 電源端と前記電気二重層コンデンサとの間に接続された出力スイッチと、
    前記充電電流に応じた第1帰還電圧信号が第1基準電圧値と一致するように前記出力スイッチの帰還制御を行う第1帰還制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の充電制御装置。
  8. 前記充電電圧に応じた第2帰還電圧信号が第2基準電圧値と一致するように前記出力スイッチの帰還制御を行う第2帰還制御部を有することを特徴とする請求項7に記載の充電制御装置。
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