JP2011228411A - 光半導体装置 - Google Patents

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彩未 野田
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Abstract

【課題】反射被膜の形成工程を煩雑にすることなく、可視光領域から紫外光領域までの広範囲にわたる波長の光の反射率を向上でき、可視光領域から紫外光領域における波長の光を効率良く外部に出力できる光半導体装置を提供する。
【解決手段】紫外光領域の光を90%以上反射するセラミック焼結体からなる基台12の上面12a側に凹部13が形成され、凹部13の底面13aには、光半導体素子14が載置され、凹部13の底面13aから上面12a側へと拡がるように反射壁13bが形成され、壁面13b上に可視光領域の光を90%以上反射し、かつ紫外光領域の光を透過する反射被膜17が被着される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光半導体装置に関し、特に可視光領域から紫外光領域における波長の光を効率良く外部に出力するための光半導体装置に関するものである。
従来の光半導体装置として、発光ダイオードなどの光半導体素子を、セラミック製のパッケージに収納し、そのパッケージ内部に光半導体素子が発する光を反射する反射被膜を設けて、光放射効率および発光効率を改善しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図2(a)は、前記特許文献1に記載された従来の光半導体装置を示す断面図であり、図2(b)は、図2(a)のB部拡大図である。
図2に示す光半導体装置101のセラミック製基台102は、酸化アルミニウム(Al)、ムライト(3Al・2SiO)、窒化アルミニウム(AlN)、またはガラスを主材料とした焼結体からなる。
このセラミック製基台102には、上面102aから内方に向けて、凹部103が形成されている。凹部103の底面103aには、導電被膜からなる、光半導体素子104の搭載部105が設けられている。凹部103には、底面103aから上面102aへと拡がるようにコーン形の壁面103bが形成され、壁面103b上には、光半導体素子104が発する光を反射させるための反射被膜107が、金属製の搭載部105とは電気的に絶縁した状態となるように被着されている。このとき、反射被膜107は、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)などから構成されるメタライズ金属層107aが凹部103の壁面103b上に被着され、さらに、銀(Ag)めっき層107bがメタライズ金属層107a上に被着されることにより形成される。搭載部105には、光半導体素子104が電気的に導通接続して載置されている。セラミック製基台102には、搭載部105に電気的に接続され、セラミック製基台102の下面または側面にかけて導出された金属層からなる配線導体106が形成されている。配線導体106は、凹部103に収容する光半導体素子104を、搭載部105を介して外部へ電気的に接続している。凹部103には、透光性樹脂108が充填されている。
かかる構成により、光半導体素子104が発する光を、反射被膜107のAgめっき層107bにより反射させ、光半導体素子104が発する光とその反射光との合成光を出力光として得ることができるようにし、光半導体装置の発光効率を向上している。
特開2009-135536号公報
しかしながら、Agは、一定範囲の可視光領域の光を90%以上反射するが、300nm〜400nmの短波長領域の紫から紫外光領域の光を90%以下しか反射しないという光反射特性を有する。
前記従来の光半導体装置101は、光半導体素子104が発する光を反射被膜107のAgめっき層107bのみにより反射する構成であるため、反射被膜107において、一定範囲の可視光領域の光の反射率は90%以上となるが、300nm〜400nmの短波長領域の紫から紫外光領域の光の反射率が90%以下に低下し、光半導体素子が発する300nm〜400nmの短波長領域の紫から紫外光領域の光を有効に利用できず、発光効率に上限が生じるという課題を有していた。
光半導体装置の発光効率を向上させるためには、光半導体素子が発する光を反射させる反射被膜を変更する方法があり、例えば、上述のように、セラミック製基台102上にメタライズ金属層107aを被着させた後、前記メタライズ金属層107a上にNiめっきなどの中間層を厚さ1μm〜10μm程度被着させ、前記中間層の上にAgめっき層107bを0.1μm〜4μm程度被着させて反射被膜を形成する方法がある。
しかし、この方法では、反射被膜の形成工程が煩雑になり、半導体装置の生産コストが上昇するという課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、反射被膜の形成工程を煩雑にすることなく、可視光領域から紫外光領域までの広範囲にわたる波長の光の反射率を向上でき、可視光領域から紫外光領域における波長の光を効率良く外部に出力できる光半導体装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の光半導体装置は、紫外光領域の光を90%以上反射する材料からなる基台と、前記基台の上面側に形成された凹部と、前記凹部の底面に載置された光半導体素子と、前記基台における前記凹部の底面から前記上面側へと拡がるように形成された反射壁と、前記反射壁上に形成され、可視光領域の光を90%以上反射し、紫外光領域の光を透過する反射被膜とを有することを特徴とする。
また、紫外光領域の光を90%以上反射する材料は、TiO、Al、MgO、またはSiOのいずれか一種を主材料とすることが好ましい。
また、反射被膜は、AgまたはAg合金の被膜で形成されていることが好ましい。
また、反射被膜の厚みは、5Å以上18Å以下であることが好ましい。
また、凹部には、紫外光領域の光によって励起され可視光領域の光を発光する蛍光物質を含有する透光性樹脂が充填されていることが好ましい。
本構成によって、可視光領域から紫外光領域までの広範囲にわたる波長の光の反射率を向上する事ができる。
以上のように、本発明の光半導体装置によれば、紫外光領域の光を90%以上反射する材料からなる基台に形成された反射壁上に、可視光領域の光を90%以上反射し、紫外光領域の光を透過する反射被膜を形成することにより、可視光領域の光を、反射被膜で反射でき、さらに、紫外光領域の光を、紫外光領域の光を90%以上反射する材料からなる基台に形成された反射壁で反射でき、可視光領域から紫外光領域までの広範囲にわたる波長の光の反射率を向上させることができるため、反射被膜の形成工程を煩雑にすることなく、可視光領域から紫外光領域における波長の光を効率良く外部に出力できる。
さらに、紫外光領域の光で励起され可視光領域の光を発光する蛍光物質を含有する透光性樹脂を効率的に使うことができ、発光効率を向上することができる。
本発明の実施の形態における光半導体装置を示す図であって、(a)は、同光半導体装置の断面図であり、(b)は、(a)のA部拡大図である。 従来の光半導体装置を示す図であって、(a)は、同光半導体装置の断面図であり、(b)は、(a)のB部拡大図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明において、可視光領域の波長領域は概ね381nm〜800nmとし、紫外光領域の波長領域は概ね300nm〜380nmとする。
図1に示す光半導体装置は、可視光領域から紫外光領域における波長の光を出力する光半導体装置11である。
この光半導体装置11の基台12は、紫外光領域の光を90%以上反射する材料、例えばセラミック焼結体から構成されている。このセラミック焼結体は、例えば、Alを主材料として公知の製造方法により焼結成形されてなる。
基台12には、上面12aから内方に向けて凹部13が形成され、この凹部13の底面13aには、Wなどをメタライズ処理することにより形成された導電被膜からなる、光半導体素子14の搭載部15が設けられ、この搭載部15と電気的に導通接続される端子16が基台12の外部へ引出されて形成されている。凹部13の底面13aに設けられた搭載部15には、光半導体素子14が載置され、フリップチップ実装により端子16に電気的に導通接続されている。
さらに、凹部13には、底面13aから上面12aへとコーン形に拡がるように反射壁13bが形成されている。この反射壁13bは、光半導体素子14が発する光を上面12a側へ反射させる役割を成している。反射壁13b上には、可視光領域の光を90%以上反射する反射被膜17が搭載部15と電気的に絶縁された状態で被着されている。
この反射被膜17は、反射壁13bへ紫外光領域の光を透過する程度でかつ、可視光領域の光を有効に反射する厚みとなるように、めっき、スパッタなどの方法で形成されている。
反射被膜17としては、可視光領域の光を90%以上反射する光反射特性を有するAgまたはAg合金を用いて、Ag被膜またはAg合金被膜を形成することが好ましい。
反射被膜17をAg被膜またはAg合金被膜とすることにより、可視光領域の光を90%以上反射することができ、さらに、反射壁13bへ紫外光領域の光を透過し、紫外光領域の光を反射壁13bで反射後、反射被膜17を透過して、外部へ出力することができる。
反射被膜17とするAg被膜またはAg合金被膜の厚みは、5Å以上18Å以下に形成されていることが好ましい。
反射被膜17の厚みが5Å未満であると、可視光領域の光を反射することが困難となり、一方、反射被膜17の厚みが18Åを超えると、紫外光領域の光を透過することが困難となる。
かかる構成によれば、光半導体素子14が発する光の波長領域が、300μm以上800μm以下の波長領域である紫外光領域から可視光領域の範囲内であれば、可視光領域の光は反射被膜17により効率よく反射され、また、紫外光領域の光は反射被膜17を透過して反射壁13bにより効率よく反射され、反射壁13bおよび反射被膜17における可視光領域と紫外光領域の各々の波長領域の光の反射率を90%以上とすることができることから、反射被膜17の形成工程を煩雑にすることなく、可視光領域から紫外光領域における波長の光を効率良く外部に出力できる。
凹部13には、シリコーンやエポキシなどからなる透光性樹脂18が充填されていてもよい。
透光性樹脂18は、少なくとも紫外光領域の光によって励起され、可視光領域の光を発光する蛍光物質を含有したものであることが好ましい。
かかる構成によれば、透光性樹脂18に含有される蛍光物質は、凹部13の反射壁13bにより反射された紫外光領域の光によって励起され、可視光領域の光を発光する。これにより、光半導体装置11から出力される可視光領域の光の出力を増すことができ、光半導体装置11の可視光領域の光の発光効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、基台12の主材料として、Alを用いた場合を説明したが、基台12は、紫外光領域の光を90%以上反射するセラミック焼結体などから構成されていればよく、基台12の主材料として、二酸化チタン(TiO)、酸化マグネシウム(MgO)、または二酸化珪素(SiO)などを用いることもできる。
本発明は、光半導体装置の出力光の発光効率を向上する技術として有用であり、特に可視光領域から紫外光領域における波長の光を効率良く外部に出力するための光半導体装置に適している。
11 光半導体装置
12 基台
12a 上面
13 凹部
13a 底面
13b 反射壁
14 光半導体素子
15 搭載部
16 端子
17 反射被膜
18 透光性樹脂
101 光半導体装置
102 基台
102a 上面
103 凹部
103a 底面
103b 壁面
104 光半導体素子
105 搭載部
106 配線導体
107 反射被膜
107a メタライズ金属層
107b Agめっき層
108 透光性樹脂

Claims (5)

  1. 紫外光領域の光を90%以上反射する材料からなる基台と、
    前記基台の上面側に形成された凹部と、
    前記凹部の底面に載置された光半導体素子と、
    前記基台における前記凹部の底面から前記上面側へと拡がるように形成された反射壁と、
    前記反射壁上に形成され、可視光領域の光を90%以上反射し、紫外光領域の光を透過する反射被膜とを有することを特徴とする光半導体装置。
  2. 紫外光領域の光を90%以上反射する材料は、TiO、Al、MgO、またはSiOのいずれか一種を主材料とすること
    を特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
  3. 反射被膜は、AgまたはAg合金の被膜で形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の光半導体装置。
  4. 反射被膜の厚みは、5Å以上18Å以下であること
    を特徴とする請求項3に記載の光半導体装置。
  5. 凹部には、紫外光領域の光によって励起され可視光領域の光を発光する蛍光物質を含有する透光性樹脂が充填されていること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光半導体装置。
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