JP2011228376A - 電子部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空のキャリアテープを切断する切断動作の調整作業を容易にするとともに、コネクタ部分の占有スペースを減少させることができる電子部品実装装置を提供する。
【解決手段】固定刃32との間で空のキャリアテープを挟んで切断する可動刃33の両端部を第1のシリンダ35および第2のシリンダ36によって駆動して固定刃32に対して個別に進退させる構成において、可動刃33の両端部をそれぞれ個別に進出させる動作を、第1の電磁弁43、第2の電磁弁44によってこれらのシリンダにそれぞれ出方向の空圧を供給することによって行い、可動刃33の両端部を同時に退避させる動作を、第1の電磁弁43によってこれらのシリンダにそれぞれ戻り方向の空圧を供給することによって行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置に関するものである。
部品供給方法としてテープフィーダを用いる電子部品実装装置には、電子部品が取り出された後の空のキャリアテープを廃棄物として回収する回収箱が設けられている。電子部品が取り出された後のキャリアテープはテープフィーダの先端部から外部に排出され、テープ切断機構によって短く切断された上で回収箱に収納される(特許文献1参照)。この特許文献に示す先行技術では、テープフィーダを並列した並列幅に対応した刃渡り長さの固定刃に対して可動刃を進退させてテープ切断動作を行う構成において、可動刃の両端部にそれぞれ結合された2つのシリンダを個別に動作させることにより、キャリアテープを固定刃と可動刃との間に挟み込んで切断するようにしている。そしてテープ切断動作における可動刃の動作調整は、2つのシリンダに設けられた可変絞りを調整することによって行う構成を採用している。
特開2000−174496号公報
ところで近年、部品実装作業における生産品種の切り換えに伴う段取り替え作業を迅速に行うことを目的として、複数のテープフィーダが予め装着されたフィーダ装着用の台車を部品供給部にセットする方式が広く用いられている。この方式では、装置本体部と台車との間に動力供給および信号伝達のためエア配管、電気配線を嵌脱自在に接続するコネクタを介在させ、台車を装置本体にセットすることのみで装置本体部と台車との接続が完了するようになっている。
このようなテープフィーダが装着される台車と装置本体部とを嵌脱させる構成において、上述の先行技術に示すテープ切断機構を適用するに際しては、以下に説明するような不具合が生じていた。すなわちこの先行技術においては、可動刃の切断動作を個別のシリンダに設けられた可変絞りによって調整する方式であることから、同一の装置本体部に複数の台車を生産品種に応じて交換しながらセットする場合には、個々の台車毎に調整作業を個別に行う必要がある。しかしながら、生産現場においてこのような調整作業をその都度行うことは作業効率の面から不適当である。また装置本体部と台車とを嵌脱自在なコネクタで接続する方式においては、コネクタ部分の占有スペースをできるだけコンパクトに構成することが求められている。
そこで本発明は、フィーダ装着台車と装置本体部とを嵌脱させる構成において、空のキャリアテープを切断する切断動作の調整作業を容易にするとともに、コネクタ部分の占有スペースを減少させることができる電子部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置は、部品供給部から実装ヘッドにより電子部品をピックアップして基板に移送搭載する電子部品実装装置であって、前記部品供給部において装置本体部に対して嵌脱自在に配置され、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより電子部品を実装ヘッドによるピックアップ位置まで供給する複数基のテープフィーダが着脱自在に装着されたフィーダ装着用台車と、前記テープフィーダから排出される電子部品取り出し後の空のキャリアテープを切断するテープ切断手段とを備え、前記テープ切断手段は、前記複数のテープフィーダの並設幅に対応した刃渡りの固定刃と、この固定刃と切断対象の空のキャリアテープを夾んで対向して配置された可動刃と、前記可動刃の一方側の端部および他方側の端部をそれぞれ前記固定刃に対して個別に進退させる空圧駆動の第1のシリンダおよび第2のシリンダと、前記一方側の端部を進出させる第1進出動作を行わせるために前記第1のシリンダに出方向の空圧を供給するとともに、前記一方側の端部および他方側の端部を同時に退避させる退避動作を行わせるために第1のシリンダ、第2のシリンダに戻り方向の空圧を供給する第1の電磁弁と、前記他方側の端部を進出させる第2進出動作を行わせるために前記第2のシリンダに出方向の空圧を供給する第2の電磁弁と、前記第1の電磁弁、第2の電磁弁を制御して、前記第1進出動作、第2進出動作、退避動作の順で前記可動刃を進退させてテープ切断動作を実行させる切断制御部とを有し、前記固定刃、可動刃、第1のシリンダ、第2のシリンダを前記フィーダ装着用台車に設け、前記第1のシリンダ、第2のシリンダを、前記装置本体部に設けられた前記第1の電磁弁、第2の電磁弁と、嵌脱自在のコネクタを介して接続した。
本発明によれば、切断対象を固定刃との間で挟んで配置された可動刃の両端部を、空圧駆動の第1のシリンダおよび第2のシリンダによって駆動して固定刃に対して個別に進退させる構成において、一方側の端部および他方側の端部をそれぞれ固定刃に対して個別に進出させる動作を、第1の電磁弁、第2の電磁弁によって第1のシリンダおよび第2のシリンダにそれぞれ出方向の空圧を供給することによって行い、可動刃の両端部を同時に退避させる動作を、第1の電磁弁によって、第1のシリンダおよび第2のシリンダにそれぞれ戻り方向の空圧を供給することによって行う方式を採用することにより、フィーダ装着台車と装置本体部とを嵌脱させる構成において、空のキャリアテープを切断する切断動作の調整作業を容易にするとともに、空圧供給のための配管数を減少させることによりコネクタ部分の占有スペースを減少させることができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分側面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に備えられた空テープ切断部の部分断面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に備えられた空テープ切断部の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に備えられた空テープ切断部の動作説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1及び図2において、電子部品実装装置1(以下、単に「実装装置1」と略記する。)の基台2には、水平面内の基板搬送方向(X軸方向)に基板搬送路3が設けられている。基板搬送路3の上方には、基板搬送路3と直交する水平面内の方向(Y軸方向)に平行な2本のY軸テーブル4が設けられている。これら2本のY軸テーブル4の上方には平行な2本のX軸テーブル5が設けられており、各X軸テーブル5は両端部が2本のY軸テーブル4に支持されてY軸方向に移動自在となっている。各X軸テーブル5にはX軸テーブル5に沿って移動自在な移動ステージ6が設けられており、各移動ステージ6には実装ヘッド7が設けられている。各実装ヘッド7の下端部には、上下方向(Z軸方向)及びZ軸まわりに移動自在なノズル7aが装着されている。
基台2の両側部には部品供給部8が配設されており、部品供給部8には、複数基のテープフィーダ9がY軸方向の外方に張り出した状態に配置されている。各テープフィーダ9はリール10(このリール10は後述するテープフィーダ交換用台車20に設けられている。図2参照)から引き出されたキャリアテープ11を間欠送りし、キャリアテープ11に一定間隔おきに内包された電子部品Pをテープフィーダ9上の所定のピックアップ位置に供給する。すなわちテープフィーダ9は、電子部品Pを保持したキャリアキャリアテープ11をピッチ送りすることにより電子部品を実装ヘッドによるピックアップ位置まで供給する。
各実装ヘッド7は、X軸テーブル5のY軸方向への移動、移動ステージ6のX軸方向への移動によって水平面内を移動し、テープフィーダ9によってピックアップ位置に供給された電子部品Pを、ノズル7aにより真空吸着してピックアップする。そして、ピックアップした電子部品Pを基台2上に設けられた部品カメラ12に認識させた後、所定の位置補正動作を行って基板搬送路3上に位置決めされた基板13に移送搭載する。すなわち、電子部品実装装置1は、部品供給部8から実装ヘッド7により電子部品Pをピックアップして、基板13に移送搭載する機能を有している。
ここで、複数基のテープフィーダ9はテープフィーダ交換用台車20(以下、単に「台車20」と略記する。)に、着脱自在に装着されている。台車20は、部品供給部8において実装装置1の装置本体部2aに対して嵌脱自在となっており、台車20を装置本体部に結合及び分離させることによって、これら複数のテープフィーダ9を実装装置1に対して一括して設置及び取り外しできるようになっている。
図2において、台車20は左右(図2の紙面に垂直な方向を左右方向とする)のハンドル21の押し引き操作により移動が自在な車体部22、車体部22に設けられたテープ切断部23及びテープ回収部24を備えている。車体部22は複数の車輪25を有した基部26、基部26から上方に延びた支柱27及び支柱27の上端に水平に設けられたフィーダベース28を備えており、基部26には上記左右のハンドル21が取り付けられている。フィーダベース28は複数基のテープフィーダ9が左右方向に並列して載置される平板状の部材であり、支柱27から上方に延びた複数の柱状の昇降ガイド29にガイドされて昇降調節自在に取り付けられている。
テープ切断部23は、各テープフィーダ9から排出される電子部品取り出し後の空テープ11aを切断する機能を有している。切断された空テープ11aは、テープ切断部23の下方に配置されたテープ回収部24に落下収納されて機外へ回収される。テープ切断部23の前面には、空圧や電力を台車20に供給するための台車側コネクタ30が設けられている。各テープフィーダ9を実装装置1に設置するには、フィーダベース28に複数のテープフィーダ9が装着された台車20をハンドル21の操作によって移動させ、実装装置1の装置本体部2aに対して位置決めして結合させるが、台車20を装置本体部2aに結合させると、台車側コネクタ30が装置本体部2aに設けられた装置本体部側コネクタ15とY方向に嵌合して連結される。
装置本体部2aには、空圧発生ユニット16や電源ユニット17が内蔵されており、これら空圧発生ユニット16や電源ユニット17は、装置本体部2a内に配設された空圧配管18及び電気配線19を介して装置本体部側コネクタ15に繋がっている。このため、台車側コネクタ30と装置本体部側コネクタ15が接続されることによって、実装装置1側の空圧発生ユニット16や電源ユニット17を台車20側で利用することができるようになる。具体的には、空圧発生ユニット16を空圧源として、テープ切断部23を駆動するための空圧駆動のアクチュエータを使用することができるようになり、電源ユニット17を電源としてテープフィーダ9の制御装置を使用することができるようになる。
テープフィーダ9は、実装装置1による部品実装工程の実行中はキャリアテープ11を繰り出して電子部品Pをピックアップ位置に供給しつつ、部品供給後の空テープ11aをフィーダベース28の下方に排出する。テープフィーダ9から排出された部品供給後の空テープ11aは、装置本体部2aを経由することなく、直接テープ切断部23に導かれて切断され、切断後の空テープ11aはテープ回収部24に回収される。一方、このように台車20を実装装置1に対して結合した状態から、台車20を装置本体部2aから分離させることにより、各テープフィーダ9を実装装置1から取り外すことができる。このとき台車側コネクタ30は装置本体部側コネクタ15から分離し、台車20への装置本体部2a側からの電力や空圧の供給が絶たれる。
次に図3,図4を参照して、テープ切断部23の構成を説明する。図3において、フィーダベース28の下面には、排出ガイド31が設けられており、各テープフィーダ9から排出される空テープ11aは、排出ガイド31によってテープ切断部23の内部に導かれる。テープ切断部23の内部には、位置が固定された固定刃32および固定刃32に対してY方向に往復動自在に配置された可動刃33より成る相対向した1対の切断刃が配設されている。可動刃33が固着された結合ブロック34は、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36によってY方向に往復動する(矢印a)。可動刃33が進出することにより、導入された空テープ11aは可動刃33と固定刃32とによって挟み込まれて切断され、切断された空テープ11aは下方に落下して(矢印b)、テープ回収部24内に回収される。
図4に示すように、固定刃32、可動刃33は刃渡り幅Bのサイズとなっており、この幅寸法Bは、図1に示す複数基のテープフィーダ9の並列幅に対応して設定されている。すなわち、テープフィーダ9の並列幅が小さい場合には全体を1つの切断刃ユニットでカバーするように刃渡り幅Bが設定され、また並列幅が大きく1つの切断刃ユニットではカバーが困難な場合には、並列幅を適宜分割して刃渡り幅Bが設定される。
可動刃33が固着された結合ブロック34の両端部には、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36が結合されている。結合ブロック34の一端部は連結ピン38を介して軸支された連結部材37にロッド35aを固定する結合方式となっており、また結合ブロック34の他端部は、クレビス支点40によって結合された第2のシリンダ36のロッド36aを、連結ピン39を介して結合ブロック34に軸支した結合方式となっている。これにより、ロッド35a、36aと結合ブロック34との水平面内での相対的な回転変位が許容され、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36を異なるタイミングで駆動して、可動刃33を固定刃32に対して挟み角を変化させながら進出させることができる。すなわち可動刃33は固定刃32に対する進出動作と、水平面内で連結ピン38廻りの回転動作とを行い、この動作において固定刃32と可動刃33の間に挟まれた空テープ11aを切断する。すなわち、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36は、可動刃33の一方側の端部および他方側の端部をそれぞれ固定刃32に対して個別に進退させることが可能となっている。
このとき固定刃32の一端部(左端部)近傍の空テープ11aがまず切断され、その後ロッド36aの突出に伴って順次空テープ11aが切断される。したがってテープフィーダ9が複数並設され切断対象の空テープ11aが多数であっても、実際に同時に切断される空テープ11aの数は少ない。したがって、切断荷重を発生する駆動源である第1のシリンダ35、第2のシリンダ36はこの少数の空テープ11aを切断するだけの所要能力を備えていればよく、切断機構の小型化を図ることができる。
次にテープ切断部23のエア回路について説明する。図4に示すように、第1のシリンダ35の戻り側ポート35bおよび第2のシリンダ36の戻り側ポート36bは相互に連結されており、エア配管41aを介して台車側コネクタ30に導かれている。第1のシリンダ35の出側ポート35cはエア配管41bを介して台車側コネクタ30に導かれ、さらに第2のシリンダ36の出側ポート36cはエア配管41cを介して台車側コネクタ30に導かれている。
台車側コネクタ30と接続される装置本体部側コネクタ15には、エア配管41a、41b、41cとそれぞれ対応して、エア配管42a、42b、42cが導かれている。台車側コネクタ30と装置本体部側コネクタ15とを嵌合させることにより、エア配管41aとエア配管42a、エア配管41bとエア配管42b、エア配管41cとエア配管42cとが、それぞれ嵌脱式のエアカプラによって接続される。
エア配管42a、42bは、2位置5ポート型の第1の電磁弁43のAポート、Bポート(切り換えポート)とそれぞれ接続されており、エア配管42cは同じく2位置5ポート型の第2の電磁弁44のBポートに接続されている。第1の電磁弁43、第2の電磁弁44のPポート(圧力供給ポート)は、空圧を供給する空圧発生ユニット16に接続されており、R1ポート、R2ポート(排気ポート)は、サイレンサ46を介して大気に開放されている。第1の電磁弁43、第2の電磁弁44は、制御部45(切断制御部)によって制御され、第1の電磁弁43、第2の電磁弁44を切り換えることにより、テープ切断動作が実行される。なお図4は、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36がいずれも出側ポート35c、36cに空圧が供給されて、ロッド35a、36aを突出させた状態を示している。
次に、図5を参照して、テープ切断動作について説明する。図5(a)は、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36がいずれも戻り状態にあって、可動刃33が固定刃32に対して退避した状態を示しており、可動刃33と固定刃32のそれぞれの刃先は、間隔Dだけ隔てられている。そしてこの間隔Dには、切断対象の空テープ11aが上下方向に挿通している。テープ切断に際しては、まず第1の電磁弁43を切り換えることにより、図5(b)に示すように、出側ポート35cから空圧を供給する(矢印c)。これによりロッド35aが突出し(矢印d)、可動刃33の一方側の端部を進出させる第1進出動作が行われ、可動刃33は一方側(左端部側)のみが固定刃32と重なった状態となる。このとき、間隔D内にある空テープ11aのうち、可動刃33によって挟み込まれる位置にある空テープ11aが切断される。
次いで、同様に第2の電磁弁44を切り換えることにより、図5(c)に示すように、出側ポート36cから空圧を供給する(矢印e)。すなわちロッド36aが突出し(矢印f)、可動刃33の他方側の端部を進出させる第2進出動作が行われ、可動刃33が全幅にわたって固定刃32と重なった状態となる。これにより、間隔D内にある空テープ11aの全てが可動刃33によって挟み込まれて切断される。この後、第1の電磁弁43、第2の電磁弁44を切り換えることにより、図5(d)に示すように、戻り側ポート35b、戻り側ポート36bから空圧を供給する(矢印g、i)。これにより、ロッド35a、ロッド36aが同時に没入する退避動作を行って図5(a)に示す状態に復帰し、テープ切断部23によるテープ切断動作の1サイクルが終了する。
すなわち上述構成において、固定刃32、可動刃33、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36、第1の電磁弁43、第2の電磁弁44、制御部45は、各テープフィーダ9から排出される電子部品取り出し後の空テープ11aを切断するテープ切断手段を構成する。本実施の形態においては、固定刃32、可動刃33、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36をフィーダ装着用の台車20に設けており、第1のシリンダ35、第2のシリンダ36を、装置本体部2aに設けられた第1の電磁弁43、第2の電磁弁44と、嵌脱自在のコネクタ(装置本体部側コネクタ15、台車側コネクタ30)を介して接続した形態となっている。そして上述構成において、第1の電磁弁43は、一方側の端部を進出させる第1進出動作を行わせるために第1のシリンダ35に出方向の空圧を供給するとともに、一方側の端部および他方側の端部を同時に退避させる退避動作を行わせるために第1のシリンダ35、第2のシリンダ36に戻り方向の空圧を供給する機能を有している。また第2の電磁弁44は、他方側の端部を進出させる第2進出動作を行わせるために第2のシリンダ36に出方向の空圧を供給する機能を有している。そして、切断制御部である制御部45は、第1の電磁弁43、第2の電磁弁44を制御して、第1進出動作、第2進出動作、退避動作の順で可動刃33を進退させてテープ切断動作を実行させるようになっている。
テープフィーダが装着される台車20と装置本体部2aとを嵌脱させる構成において、上述構成のテープ切断手段を採用することにより、以下のような効果を得る。すなわち同様に2つのシリンダによって可動刃を進退させる構成の先行技術においては、単一の電磁弁によってこれらのシリンダに供給される空圧を切り換え、可動刃の進退動作における動作タイミングを個別のシリンダに設けられた可変絞りによって調整する方式であることから、装置本体部に複数の台車を生産品種に応じて交換しながらセットする場合には、個々の台車毎に調整作業を個別に行う必要があった。
これに対し、本実施の形態においては、第1のシリンダ35および第2のシリンダ36に供給される空圧をそれぞれ個別の第1の電磁弁43、第2の電磁弁44によって切り換える方式を採用していることから、各台車毎に上述の調節作業を行う必要がなく、切断動作の調整作業を容易にすることができる。さらに、可動刃33の退避動作を第1の電磁弁43によって2つのシリンダに戻り方向の空圧を供給する方式を採用することにより、2つのシリンダを個別に進出させる切断動作に必要な配管数を減少させることができる。これにより、台車側コネクタ30、装置本体部側コネクタ15より成るコネクタ部分の占有スペースを減少させることができる。
本発明の電子部品実装装置は、空のキャリアテープを切断する切断動作の調整作業を容易にするとともに、コネクタ部分の占有スペースを減少させることができるという効果を有し、基板に電子部品を実装する分野において有用である。
1 実装装置
2 基台
2a 装置本体部
8 部品供給部
9 テープフィーダ
13 基板
15 装置本体部側コネクタ
20 台車
23 テープ切断部
30 台車側コネクタ
35 第1のシリンダ
36 第2のシリンダ
43 第1の電磁弁
44 第2の電磁弁
45 制御部
P 電子部品

Claims (1)

  1. 部品供給部から実装ヘッドにより電子部品をピックアップして基板に移送搭載する電子部品実装装置であって、
    前記部品供給部において装置本体部に対して嵌脱自在に配置され、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより電子部品を実装ヘッドによるピックアップ位置まで供給する複数基のテープフィーダが着脱自在に装着されたフィーダ装着用台車と、
    前記テープフィーダから排出される電子部品取り出し後の空のキャリアテープを切断するテープ切断手段とを備え、
    前記テープ切断手段は、前記複数のテープフィーダの並設幅に対応した刃渡りの固定刃と、この固定刃と切断対象の空のキャリアテープを夾んで対向して配置された可動刃と、前記可動刃の一方側の端部および他方側の端部をそれぞれ前記固定刃に対して個別に進退させる空圧駆動の第1のシリンダおよび第2のシリンダと、
    前記一方側の端部を進出させる第1進出動作を行わせるために前記第1のシリンダに出方向の空圧を供給するとともに、前記一方側の端部および他方側の端部を同時に退避させる退避動作を行わせるために第1のシリンダ、第2のシリンダに戻り方向の空圧を供給する第1の電磁弁と、前記他方側の端部を進出させる第2進出動作を行わせるために前記第2のシリンダに出方向の空圧を供給する第2の電磁弁と、
    前記第1の電磁弁、第2の電磁弁を制御して、前記第1進出動作、第2進出動作、退避動作の順で前記可動刃を進退させてテープ切断動作を実行させる切断制御部とを有し、
    前記固定刃、可動刃、第1のシリンダ、第2のシリンダを前記フィーダ装着用台車に設け、前記第1のシリンダ、第2のシリンダを、前記装置本体部に設けられた前記第1の電磁弁、第2の電磁弁と、嵌脱自在のコネクタを介して接続したことを特徴とする電子部品実装装置。
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