JP2011228245A - 電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁反発力による可動接点と固定接点間の開離が発生しないようにする。
【解決手段】可動接点29aから可動子27の一方側の端部271までの長さL1を、動接点29aから可動子27の他方側の端部272までの長さL2よりも長くする。そして、可動子27における可動接点29aから可動子27の一方側の端部271に至る部位に作用するローレンツ力の向きが、固定接点と可動接点29a〜cとを当接させる向きになるように構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気回路を開閉する電磁継電器に関する。
従来の電磁継電器は、固定接点を有する固定接点保持部材を位置決めし、可動接点が装着された1つの可動子を移動させて、可動接点と固定接点とを接離させることにより、電気回路を開閉するようになっている。より詳細には、コイルの電磁力により吸引される可動部材、固定接点と可動接点とが当接する向きに可動子を付勢する接圧ばね、固定接点と可動接点とが離れる向きに可動部材を介して可動子を付勢する復帰ばね等を備えている。
そして、コイルに通電されると、電磁力により可動部材は可動子から遠ざかる向きに駆動され、可動子が接圧ばねに付勢されて移動して固定接点と可動接点とが当接するとともに、可動部材と可動子とが離れるように構成されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許第3321963号明細書 特開2007−214034号公報 特開2008−226547号公報
ところで、従来の電磁継電器は、可動接点と固定接点の接触部において、可動接点と固定接点とが対向する部位で電流が逆向きに流れることにより電磁反発力が発生する。その電磁反発力は、可動接点と固定接点間を開離させるように作用する。そこで、電磁反発力により可動接点と固定接点間が開離しないように、接圧ばねのばね力を設定している。
しかしながら、流れる電流が多くなるほど電磁反発力も大きくなるため、電流値が増加すればそれに応じて接圧ばねのばね力を大きくすることになる。その結果、接圧ばねの体格が大きくなり、ひいては電磁継電器の体格が大きくなってしまうという問題が発生する。
本発明は上記点に鑑みて、接圧ばねのばね力を大きくすることなく、電磁反発力による可動接点と固定接点間の開離が発生しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、通電時に電磁力を発生するコイル(18)と、コイル(18)の電磁力により吸引される可動部材(22、25、26)と、固定接点(17a〜c)を有する2つの固定接点保持部材(16a、16b)と、固定接点(17a〜c)に接離する複数の可動接点(29a〜c)を有する板状の可動子(27)と、固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とが当接する向きに可動子(27)を付勢する接圧ばね(28)とを備え、コイル(18)の電磁力により可動部材(22、25、26)が吸引されたときには、可動部材(22、25、26)が可動子(27)から離れる向きに移動するとともに、可動子(27)が接圧ばね(28)に付勢されて固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とが当接するように構成された電磁継電器において、複数の可動接点(29a〜c)のうち特定の1つの可動接点である特定可動接点(29a)に近接し、且つ可動子(27)の外周側方に配置された磁石(30a)を備え、磁石(30a)のNS極を結ぶ線および可動子(27)の移動方向に対してともに垂直な方向を基準方向(C)とし、特定可動接点(29a)を通る基準方向(C)の長さのうち、特定可動接点(29a)から可動子(27)の一方側の端部(271)までの長さを可動子一端側長さ(L1)、特定可動接点(29a)から可動子(27)の他方側の端部(272)までの長さを可動子他端側長さ(L2)としたとき、可動子一端側長さ(L1)が可動子他端側長さ(L2)よりも長くなっており、可動子(27)における特定可動接点(29a)から可動子(27)の一方側の端部(271)に至る部位に作用するローレンツ力が、固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とを当接させる向きになるように構成されていることを特徴とする。
ところで、可動子(27)における特定可動接点(29a)から可動子(27)の一方側の端部(271)に至る部位に作用するローレンツ力(前者のローレンツ力という)は、固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とを当接させる向きであるのに対し、可動子(27)における特定可動接点(29a)から可動子(27)の他方側の端部(272)に至る部位に作用するローレンツ力(後者のローレンツ力という)は、固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とを開離させる向きとなる。
ここで、可動子一端側長さ(L1)を可動子他端側長さ(L2)よりも長くしているため、可動子(27)における特定可動接点(29a)と可動子(27)の一方側の端部(271)との間を流れる電流の向きは、基準方向(C)と平行になりやすく、一方、可動子(27)における特定可動接点(29a)と可動子(27)の他方側の端部(272)との間を流れる電流の向きは、基準方向(C)に対して斜めになりやすい。
したがって、前者のローレンツ力の方が後者のローレンツ力よりも大きくなり、両者を合算したローレンツ力は、固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とを当接させる向きの力となる。そして、その合算したローレンツ力は電磁反発力に対抗する力となるため、電磁反発力による可動接点(29a〜c)と固定接点間の開離が発生し難くなる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電磁継電器において、可動子(27)には、特定可動接点(29a)と他の可動接点(29b、29c)との間で、且つ特定可動接点(29a)の側方に、可動子(27)の他方側の端部(272)から基準方向(C)に延びる切り欠き(273)が形成されていることを特徴とする。
これによると、可動子(27)における特定可動接点(29a)と可動子(27)の一方側の端部(271)との間を流れる電流の向きは、さらに基準方向(C)と平行になりやすい。したがって、固定接点(17a〜c)と可動接点(29a〜c)とを当接させる向きのローレンツ力がさらに大きくなり、電磁反発力による可動接点(29a〜c)と固定接点間の開離が一層発生し難くなる。
請求項3に記載の発明では、通電時に電磁力を発生するコイル(18)と、コイル(18)の電磁力により吸引される可動部材(22、25、26)と、固定接点(17a、17b)を有する2つの固定接点保持部材(16a、16b)と、固定接点(17a、17b)に接離する第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)を有する板状の可動子(27)と、固定接点(17a、17b)と第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)とが当接する向きに可動子(27)を付勢する接圧ばね(28)とを備え、コイル(18)の電磁力により可動部材(22、25、26)が吸引されたときには、可動部材(22、25、26)が可動子(27)から離れる向きに移動するとともに、可動子(27)が接圧ばね(28)に付勢されて固定接点(17a、17b)と第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)とが当接するように構成された電磁継電器において、第1可動接点(29a)に近接し、且つ可動子(27)の外周側方に配置された第1磁石(30a)と、第2可動接点(29b)に近接し、且つ可動子(27)の外周側方に配置された第2磁石(30b)とを備え、第1磁石(30a)と第2磁石(30b)は、第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線と第2磁石(30b)のNS極を結ぶ線が平行で、且つ第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線の方向に離間して配置され、第1可動接点(29a)と第2可動接点(29b)は、第1磁石(30a)と第2磁石(30b)との間に配置されるとともに、第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線の方向に離間して配置され、第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線および可動子(27)の移動方向に対してともに垂直な方向を基準方向(C)としたとき、可動子(27)における第1可動接点(29a)を通る基準方向(C)の長さのうち、第1可動接点(29a)よりも一方側の長さと第1可動接点(29a)よりも他方側の長さとを異ならせて、可動子(27)における第1可動接点(29a)の近傍に作用するローレンツ力の合力が、固定接点(17a)と第1可動接点(29a)とを当接させる向きになるように構成され、可動子(27)における第2可動接点(29b)を通る基準方向(C)の長さのうち、第2可動接点(29b)よりも一方側の長さと第2可動接点(29b)よりも他方側の長さとを異ならせて、可動子(27)における第2可動接点(29b)の近傍に作用するローレンツ力の合力が、固定接点(17b)と第2可動接点(29b)とを当接させる向きになるように構成されていることを特徴とする。
これによると、第1可動接点(29a)の近傍および第2可動接点(29b)の近傍の二個所に、電磁反発力に対抗する向きのローレンツ力を作用させるため、電磁反発力による可動接点(29a、29b)と固定接点(17a、17b)間の開離が発生し難くなる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の電磁継電器において、可動子(27)は、第1磁石(30a)に近接し、且つ基準方向(C)に延びる第1磁石側板部(274)と、第2磁石(30b)に近接し、且つ基準方向(C)に延びる第2磁石側板部(275)と、基準方向(C)に対して傾斜し、且つ第1磁石側板部(274)における基準方向(C)の一端側と第2磁石側板部(275)における基準方向(C)の他端側とを連結する連結板部(276)とを備えて、可動子(27)の移動方向に沿って見たときにZ字状になっており、第1可動接点(29a)は、第1磁石側板部(274)における基準方向(C)の他端側に配置され、第2可動接点(29b)は、第2磁石側板部(275)における基準方向(C)の一端側に配置され、第1磁石(30a)は、N極が可動子(27)側に配置され、第2磁石(30b)は、S極が可動子(27)側に配置されていることを特徴とする。
これによると、可動子(27)は、可動子(27)の移動方向に沿って見たときにZ字状になっているため、図8から明らかなように、可動子(27)における基準方向(C)の長さを短くすることができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項3に記載の電磁継電器において、可動子(27)は、第1磁石(30a)に近接し、且つ基準方向(C)に延びる第1磁石側板部(274)と、第2磁石(30b)に近接し、且つ基準方向(C)に延びる第2磁石側板部(275)と、基準方向(C)に対して垂直で、且つ第1磁石側板部(274)における基準方向(C)の一端側と第2磁石側板部(275)における基準方向(C)の一端側とを連結する連結板部(276)とを備えて、可動子(27)の移動方向に沿って見たときにコ字状になっており、第1可動接点(29a)は、第1磁石側板部(274)における基準方向(C)の他端側に配置され、第2可動接点(29b)は、第2磁石側板部(275)における基準方向(C)の他端側に配置され、第1磁石(30a)は、N極が可動子(27)側に配置され、第2磁石(30b)は、N極が可動子(27)側に配置されている構成とすることができる。
請求項6に記載の発明では、通電時に電磁力を発生するコイル(18)と、コイル(18)の電磁力により吸引される可動部材(22、25、26)と、固定接点(17a、17b)を有する2つの固定接点保持部材(16a、16b)と、固定接点(17a、17b)に接離する第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)を有する板状の可動子(27)と、固定接点(17a、17b)と第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)とが当接する向きに可動子(27)を付勢する接圧ばね(28)とを備え、コイル(18)の電磁力により可動部材(22、25、26)が吸引されたときには、可動部材(22、25、26)が可動子(27)から離れる向きに移動するとともに、可動子(27)が接圧ばね(28)に付勢されて固定接点(17a、17b)と第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)とが当接するように構成された電磁継電器において、可動子(27)における第1可動接点(29a)と第2可動接点(29b)との間に位置する可動接点間部位(277)の外周側方に配置された磁石(30a、30b)を備え、可動子(27)に作用するローレンツ力が、固定接点(17a、17b)と第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)とを当接させる向きになるように構成されていることを特徴とする。
これによると、電磁反発力による可動接点(29a、29b)と固定接点(17a、17b)間の開離が発生し難くなる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る電磁継電器を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 第1実施形態に係る電磁継電器の可動子および永久磁石を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電磁継電器を示す断面図である。 第2実施形態に係る電磁継電器の可動子および永久磁石を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る電磁継電器を示す断面図である。 図7のD−D線に沿う断面図である。 第3実施形態に係る電磁継電器の可動子および永久磁石を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る電磁継電器を示す断面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2のB−B線に沿う断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る電磁継電器は、略直方体で1面のみが開口する有底筒状の樹脂製のケース10を備え、ケース10の開口部を塞ぐようにして樹脂製のベース11がケース10に結合されている。そして、ケース10とベース11によって収容空間12が形成され、この収容空間12内に樹脂製のカバー13が配置されている。
ベース11には、導電金属製の2つの固定接点保持部材16が固定されている。固定接点保持部材16は、ベース11を貫通していて、一端側が収容空間12内に位置し、他端側が外部空間に突出している。なお、2つの固定接点保持部材16は、後述するように具体的構成が異なっており、以下の説明では必要に応じて一方を第1固定接点保持部材16a、他方を第2固定接点保持部材16bという。
固定接点保持部材16における外部空間側には、外部ハーネス(図示せず)と接続される負荷回路端子161が形成されている。そして、第1固定接点保持部材16aの負荷回路端子161は、外部ハーネスを介して電源(図示せず)に接続され、第2固定接点保持部材16bの負荷回路端子161は、外部ハーネスを介して電気負荷(図示せず)に接続される。
第1固定接点保持部材16aにおける収容空間12側の端部には、導電金属製の第1固定接点17aがかしめ固定されている。第2固定接点保持部材16bにおける収容空間12側の端部には、導電金属製の第2固定接点17b、および導電金属製の第3固定接点17cがかしめ固定されている。
収容空間12内には、通電時に電磁力を発生する円筒状のコイル18が配置されており、このコイル18には導電金属製の2つのコイル端子19が接続されている。コイル端子19の一端はベース11を貫通して外部空間に突出していて、外部ハーネスを介してECU(図示せず)に接続されており、その外部ハーネスおよびコイル端子19を介してコイル18に通電されるようになっている。
コイル18の内周側空間には、磁性体金属材料よりなる固定コア20が配置され、コイル18の軸方向一端側および外周側には、磁性体金属材料よりなるヨーク21が配置されている。ヨーク21は、その両端がカバー13に嵌合してカバー13に固定されている。固定コア20は、ヨーク21に保持されている。
コイル18の内周側空間内において、固定コア20に対向する位置には、磁性体金属製の可動コア22が配置されている。また、固定コア20と可動コア22との間には、可動コア22を反固定コア側に付勢する復帰ばね23が配置されている。そして、コイル通電時には、可動コア22は復帰ばね23に抗して固定コア20側に吸引される。
コイル18の軸方向他端側には、磁性体金属材料よりなる鍔付き円筒状のプレート24が配置されており、可動コア22はこのプレート24に摺動自在に保持されている。なお、固定コア20、ヨーク21、可動コア22およびプレート24は、コイル18により誘起された磁束の磁路を構成する。
可動コア22には、金属製のシャフト25が貫通して固定されている。シャフト25の一端はカバー13側に向かって延びており、このシャフト25の一端側の端部には、電気絶縁性に富む樹脂よりなる絶縁碍子26が嵌合して固定されている。なお、可動コア22、シャフト25、および絶縁碍子26は、本発明の可動部材を構成する。
収容空間12内においてベース11とカバー13とで囲まれた空間には、導電金属製の板状の可動子27が配置されている。この可動子27とカバー13との間には、可動子27を固定接点保持部材16側に付勢する接圧ばね28が配置されている。
可動子27には、第1固定接点17aに対向する位置に導電金属製の第1可動接点29aがかしめ固定され、第2固定接点17bに対向する位置に導電金属製の第2可動接点29bがかしめ固定され、さらに、第3固定接点17cに対向する位置に導電金属製の第3可動接点29cがかしめ固定されている。そして、可動コア22等が電磁力により固定コア20側に駆動されたときには、3つの固定接点17a〜17cと3つの可動接点29a〜29cとが当接する。
可動子27の外周側方には、2つの永久磁石30a、30bが配置されている。より詳細には、第1固定接点17aおよび第1可動接点29aの側方に、第1永久磁石30aが配置されている。また、第2固定接点17b、第3固定接点17c、第2可動接点29bおよび第3可動接点29cの側方に、第2永久磁石30bが配置されている。
図4は、可動子27および永久磁石30a、30bを示す図である。また、図4中の矢印は、第1可動接点29a近傍の電流の流れを示している。この図4に示すように、第1永久磁石30aは、可動子27側がS極であり、反可動子側がN極である。第2永久磁石30bは、可動子27側がN極であり、反可動子側がS極である。
ここで、第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線(図4において紙面左右方向)および可動子27の移動方向(図4において紙面垂直方向)に対してともに垂直な方向(図4において紙面上下方向)を基準方向Cとする。
また、可動子27における第1可動接点29aを通る基準方向Cの長さLのうち、第1可動接点29aから可動子27の一方側の端部271までの長さを可動子一端側長さL1、第1可動接点29aから可動子27の他方側の端部272までの長さを可動子他端側長さL2とする。
そして、本実施形態では、可動子一端側長さL1が可動子他端側長さL2よりも長くなっている。
また、可動子27に電流が流れる際に、可動子27にローレンツ力が作用し、このローレンツ力の向きは、電流の向きと磁束の向きによって決まる。本実施形態では、可動子27における第1可動接点29aから可動子27の一方側の端部271に至る部位に作用するローレンツ力(以下、一方側ローレンツ力F1という)の向きが、可動子27を固定接点保持部材16に向かって付勢する向き(図4において紙面手前から奥に向かう向き)になるように、換言すると、一方側ローレンツ力F1の向きが可動接点29a〜cと固定接点17a〜cとを当接させる向きになるように、第1永久磁石30aのNS極の配置が設定されている。
この場合、可動子27における第1可動接点29aから可動子27の他方側の端部272に至る部位に作用するローレンツ力の向き(以下、他方側ローレンツ力F2という)は、可動子27を固定接点保持部材16から遠ざける向き(図4において紙面奥から手前に向かう向き)になり、換言すると、可動接点29a〜cと固定接点17a〜cとを開離させる向きになる。すなわち、一方側ローレンツ力F1の向きと他方側ローレンツ力F2の向きは反対向きとなる。
次に、本実施形態に係る電磁継電器の作動を説明する。まず、コイル18に通電すると、可動コア22、シャフト25、および絶縁碍子26が、電磁力により復帰ばね23に抗して固定コア20側に吸引され、可動子27は接圧ばね28に付勢されて可動コア22等に追従して移動する。これにより、各可動接点29a〜cが対向する各固定接点17a〜cに当接し、2つの負荷回路端子161間が導通し、可動子27等を介して電流が流れる。因みに、可動接点29a〜cが固定接点17a〜cに当接した後、さらに可動コア22等が固定コア20側に向かって移動し、絶縁碍子26と可動子27は離れる。
2つの負荷回路端子161間が導通して可動子27に電流が流れる状態では、可動子27にローレンツ力が作用し、前述したように、一方側ローレンツ力F1の向きと他方側ローレンツ力F2の向きは反対向きとなる。
そして、図4に示すように、可動子一端側長さL1を可動子他端側長さL2よりも長くしているため、可動子27における第1可動接点29aと可動子27の一方側の端部271との間を流れる電流の向きは、基準方向Cと平行になりやすく、このように電流の向きが基準方向Cと平行に近い場合はローレンツ力は大きくなる。一方、可動子27における第1可動接点29aと可動子27の他方側の端部272との間を流れる電流の向きは、基準方向Cに対して斜めになりやすく、このように電流の向きが基準方向Cに対して斜めになる場合はローレンツ力は小さくなる。
したがって、一方側ローレンツ力F1の方が他方側ローレンツ力F2よりも大きくなり、両者を合算したローレンツ力は、可動接点29a〜cと固定接点17a〜cとを当接させる向きの力となる。そして、その合算したローレンツ力は電磁反発力に対抗する力となるため、電磁反発力による可動接点29a〜cと固定接点17a〜c間の開離が発生し難くなる。
一方、コイル18への通電が遮断されると、復帰ばね23により接圧ばね28に抗して可動コア22等や可動子27が反固定コア側に付勢される。これにより、可動接点29a〜cが固定接点17a〜cから離され、2つの負荷回路端子161間が遮断される。
このとき、第1可動接点29aが第1固定接点17aから離れる際に発生するアークに対して第1永久磁石30aによりローレンツ力が作用し、このローレンツ力によりアークが引き伸ばされてアークが遮断される。また、第2可動接点29bが第2固定接点17bから離れる際に発生するアーク、および第3可動接点29cが第3固定接点17cから離れる際に発生するアークに対して、第2永久磁石30bによりローレンツ力が作用し、このローレンツ力によりアークが引き伸ばされてアークが遮断される。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図5は本発明の第2実施形態に係る電磁継電器を示す断面図である。本実施形態は、可動子の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、可動子27には、第1可動接点29aの側方に切り欠き273が形成されている。この切り欠き273は、第1可動接点29aと他の可動接点29b、29cとの間に位置している。
また、切り欠き273は、可動子27の他方側の端部272から基準方向Cに沿って延びている。より詳細には、切り欠き273は、第1可動接点29aよりも、可動子27の一方側の端部271側まで延びている。
図6は、可動子27および永久磁石30a、30bを示す図である。また、図6中の矢印は、第1可動接点29a近傍の電流の流れを示している。この図6に示すように、本実施形態では、切り欠き273を設けているため、可動子27を流れる電流は、第1可動接点29aから他の可動接点29b、29cに向かって直線的に流れることができず、可動子27における第1可動接点29aと可動子27の一方側の端部271との間を流れる電流の向きは、第1実施形態の電磁継電器よりも、さらに基準方向Cと平行になりやすい。
したがって、可動接点29a〜cと固定接点17a〜cとを当接させる向きのローレンツ力がさらに大きくなり、電磁反発力による可動接点29a〜cと固定接点17a〜c間の開離が一層発生し難くなる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図7は本発明の第3実施形態に係る電磁継電器を示す断面図、図8は図7のD−D線に沿う断面図である。本実施形態は、可動子の構成、固定接点の数、可動接点の数、等を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図7、図8に示すように、本実施形態に係る電磁継電器は、第1実施形態のケース10が廃止されている。そして、略直方体のベース11の内部に収容空間12が形成され、収容空間12の一方の開口部はカバー13にて塞がれている。また、収容空間12の他方の開口部は、コイル18、固定コア20、ヨーク21、およびプレート24からなるソレノイド部にて塞がれている。
第1固定接点保持部材16aの負荷回路端子161と、第2固定接点保持部材16bの負荷回路端子161は、ベース11の対角位置にて外部に突出している。また、第2固定接点保持部材16bには、1つの固定接点、すなわち第2固定接点17bのみがかしめ固定されている。
可動子27には2つの可動接点、すなわち第1可動接点29aと第2可動接点29bがかしめ固定されている。そして、可動コア22等が電磁力により固定コア20側に駆動されたときには、2つの固定接点17a、17bと2つの可動接点29a、29bとが当接する。
図9は、可動子27および永久磁石30a、30bを示す図である。図9中の矢印Iは、可動子27内での電流の流れを示している。具体的には、電流Iは、第1可動接点29a側から第2可動接点29b側に流れるようになっている。
この図9に示すように、第1永久磁石30aは、可動子27側がN極であり、反可動子側がS極である。第2永久磁石30bは、可動子27側がS極であり、反可動子側がN極である。
第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線と第2永久磁石30bのNS極を結ぶ線は平行(図9において紙面左右方向)である。そして、第1永久磁石30aと第2永久磁石30bは、可動子27を挟むようにして、第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線の方向に離間して配置されている。
可動子27は、第1永久磁石30aに近接し、且つ基準方向Cに延びる第1磁石側板部274と、第2永久磁石30bに近接し、且つ基準方向Cに延びる第2磁石側板部275と、基準方向Cに対して傾斜し、且つ第1磁石側板部274における基準方向Cの一端側(図9において紙面上側。第1磁石側板部274における電流流れ下流側)と第2磁石側板部275における基準方向Cの他端側(図9において紙面下側。第2磁石側板部275における電流流れ上流側)とを連結する連結板部276とを備えている。
より詳細には、可動子27には、第1可動接点29aの側方にV字状の第1切り欠き273aが形成され、第2可動接点29bの側方にV字状の第2切り欠き273bが形成されている。
この第1切り欠き273aは、第1磁石側板部274と連結板部276との間に形成されており、第1磁石側板部274における基準方向Cの他端側の端部(図9において紙面下側端部)から基準方向Cに沿って、第1可動接点29aを越える位置まで延びている。
また、第2切り欠き273bは、第2磁石側板部275と連結板部276との間に形成されており、第2磁石側板部275における基準方向Cの一端側の端部(図9において紙面上側端部)から基準方向Cに沿って、第2可動接点29bを越える位置まで延びている。
上記のように構成された可動子27は、可動子27の移動方向(図9において紙面垂直方向)に沿って見たときにZ字状になっている。
第1可動接点29aは、第1磁石側板部274における基準方向Cの他端側(図9において紙面下側)に配置され、第2可動接点29bは、第2磁石側板部275における基準方向Cの一端側(図9において紙面上側)に配置されている。
ここで、第1磁石側板部274における第1可動接点29aを通る基準方向Cの長さLaのうち、第1可動接点29aから第1磁石側板部274の一端側の端部までの長さを第1板部一端側長さLa1、第1可動接点29aから第1磁石側板部274の他端側の端部までの長さを第1板部他端側長さLa2とする。
そして、第1板部一端側長さLa1と第1板部他端側長さLa2とを異ならせて、より詳細には、第1板部一端側長さLa1を第1板部他端側長さLa2よりも長くして、可動子27における第1可動接点29aの近傍に作用するローレンツ力の合力が、第1固定接点17aと第1可動接点29aとを当接させる向きになるように構成している。
また、第2磁石側板部275における第2可動接点29bを通る基準方向Cの長さLbのうち、第2可動接点29bから第2磁石側板部275の一端側の端部までの長さを第2板部一端側長さLb1、第2可動接点29bから第2磁石側板部275の他端側の端部までの長さを第2板部他端側長さLb2とする。
そして、第2板部一端側長さLb1と第2板部他端側長さLb2とを異ならせて、より詳細には、第2板部一端側長さLb1よりも第2板部他端側長さLb2を長くして、可動子27における第2可動接点29bの近傍に作用するローレンツ力の合力が、第2固定接点17bと第2可動接点29bとを当接させる向きになるように構成している。
次に、本実施形態に係る電磁継電器の作動を説明する。まず、コイル18に通電すると、可動コア22、シャフト25、および絶縁碍子26が、電磁力により復帰ばね23に抗して固定コア20側に吸引され、可動子27は接圧ばね28に付勢されて可動コア22等に追従して移動する。これにより、各可動接点29a、29bが対向する各固定接点17a、17bに当接し、2つの負荷回路端子161間が導通し、可動子27等を介して電流Iが流れる。
そして、図9に示すように、第1切り欠き273aを設けているため、第1磁石側板部274内において第1可動接点29aから連結板部276に向かって流れる電流Iの向きは、基準方向Cと平行(すなわち、第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線に対して垂直)になりやすい。一方、第1磁石側板部274内において、第1可動接点29aから反連結板部側に向かっては電流は殆ど流れない。したがって、可動子27における第1可動接点29aの近傍に作用するローレンツ力、すなわち、第1可動接点29aと第1固定接点17aとを当接させる向きのローレンツ力が大きくなる。
また、第2切り欠き273bを設けているため、第2磁石側板部275内において連結板部276から第2可動接点29bに向かって流れる電流Iの向きは、基準方向Cと平行(すなわち、第2永久磁石30bのNS極を結ぶ線に対して垂直)になりやすい。一方、第2磁石側板部275内において、反連結板部側から第2可動接点29bに向かっては電流は殆ど流れない。したがって、可動子27における第2可動接点29bの近傍に作用するローレンツ力、すなわち、第2可動接点29bと第2固定接点17bとを当接させる向きのローレンツ力が大きくなる。
このように、本実施形態では、第1可動接点29aの近傍および第2可動接点29bの近傍の二個所に、電磁反発力に対抗する向きのローレンツ力を作用させ、しかも、第1可動接点29aの近傍および第2可動接点29bの近傍にそれぞれ作用するローレンツ力が大きくなるようにしているため、電磁反発力による可動接点29a、29bと固定接点17a、17b間の開離が発生し難くなる。
また、可動子27は、可動子27の移動方向に沿って見たときにZ字状になっているため、可動子27における基準方向Cの長さを短くすることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図10は本発明の第4実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。本実施形態は、第3実施形態に係る電磁継電器に対し、固定接点保持部材の配置、可動子の構成、永久磁石の極性配置を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図10に示すように、第1固定接点保持部材16aと第2固定接点保持部材16bは、隣接して平行に配置されており、それらの負荷回路端子(図示せず)は、ベース11(図8参照)の共通の側面から外部に突出している。
第2永久磁石30bは、可動子27側がN極であり、反可動子側がS極である。
可動子27の連結板部276は、基準方向Cに対して垂直方向に延びており、第1磁石側板部274における基準方向Cの一端側(図10において紙面上側。第1磁石側板部274における電流流れ下流側)と第2磁石側板部275における基準方向Cの一端側(図10において紙面上側。第2磁石側板部275における電流流れ上流側)とを連結している。
より詳細には、第1磁石側板部274と第2磁石側板部275との間に切り欠き273が形成されており、この切り欠き273は、第1磁石側板部274および第2磁石側板部275における基準方向Cの他端側の端部(図10において紙面下側端部)から基準方向Cに沿って、第1可動接点29aおよび第2可動接点29bを越える位置まで延びている。
上記のように構成された可動子27は、可動子27の移動方向(図10において紙面垂直方向)に沿って見たときにコ字状またはU字状になっている。
第2可動接点29bは、第2磁石側板部275における基準方向Cの他端側(図10において紙面下側)に配置されている。そして、第2板部一端側長さLb1を第2板部他端側長さLb2よりも長くして、可動子27における第2可動接点29bの近傍に作用するローレンツ力の合力が、第2固定接点17bと第2可動接点29bとを当接させる向きになるように構成している。
上記構成になる本実施形態の電磁継電器においては、切り欠き273を設けているため、第1磁石側板部274内において第1可動接点29aから連結板部276に向かって流れる電流Iの向きは、基準方向Cと平行(すなわち、第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線に対して垂直)になりやすい。一方、第1磁石側板部274内において、第1可動接点29aから反連結板部側に向かっては電流は殆ど流れない。したがって、可動子27における第1可動接点29aの近傍に作用するローレンツ力、すなわち、第1可動接点29aと第1固定接点17aとを当接させる向きのローレンツ力が大きくなる。
また、切り欠き273を設けているため、第2磁石側板部275内において連結板部276から第2可動接点29bに向かって流れる電流Iの向きは、基準方向Cと平行(すなわち、第2永久磁石30bのNS極を結ぶ線に対して垂直)になりやすい。一方、第2磁石側板部275内において、反連結板部側から第2可動接点29bに向かっては電流は殆ど流れない。したがって、可動子27における第2可動接点29bの近傍に作用するローレンツ力、すなわち、第2可動接点29bと第2固定接点17bとを当接させる向きのローレンツ力が大きくなる。
このように、本実施形態では、第1可動接点29aの近傍および第2可動接点29bの近傍の二個所に、電磁反発力に対抗する向きのローレンツ力を作用させ、しかも、第1可動接点29aの近傍および第2可動接点29bの近傍にそれぞれ作用するローレンツ力が大きくなるようにしているため、電磁反発力による可動接点29a、29bと固定接点17a、17b間の開離が発生し難くなる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。図11は本発明の第5実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。本実施形態は、第3実施形態に係る電磁継電器に対し、固定接点保持部材の配置、可動子の構成、永久磁石の配置を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図11に示すように、第1固定接点保持部材16aと第2固定接点保持部材16bは、隣接して平行に配置されており、それらの負荷回路端子(図示せず)は、ベース11(図8参照)の共通の側面から外部に突出している。
可動子27は、可動子27の移動方向(図11において紙面垂直方向)に沿って見たときにI字状または直線状になっている。そして、可動子27の長手方向一端側に第1可動接点29aが配置され、可動子27の長手方向他端側に第2可動接点29bが配置されている。
第1永久磁石30aおよび第2永久磁石30bは、可動子27における第1可動接点29aと第2可動接点29bとの間に位置する可動接点間部位277の外周側方に、可動子27を挟むようにして配置されている。また、第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線と第2永久磁石30bのNS極を結ぶ線は、第1可動接点29aと第2可動接点29bとを結ぶ線に対してともに垂直である。
そして、可動接点間部位277を流れる電流Iと第1永久磁石30aの磁束とによって可動接点間部位277に作用するローレンツ力の向きが、可動子27を固定接点保持部材16に向かって付勢する向きになるように、第1永久磁石30aのNS極の配置が設定されている。具体的には、第1永久磁石30aは、可動子27側がN極であり、反可動子側がS極である。
また、可動接点間部位277を流れる電流Iと第2永久磁石30bの磁束とによって可動接点間部位277に作用するローレンツ力の向きが、可動子27を固定接点保持部材16に向かって付勢する向きになるように、第2永久磁石30bのNS極の配置が設定されている。具体的には、第2永久磁石30bは、可動子27側がS極であり、反可動子側がN極である。
上記構成になる本実施形態の電磁継電器においては、可動子27内を流れる電流Iは、第1可動接点29aから第2可動接点29bに向かってほぼ直線的に流れる。したがって、第1永久磁石30aのNS極を結ぶ線と可動接点間部位277を流れる電流Iの流れ方向は垂直であり、また、第2永久磁石30bのNS極を結ぶ線と可動接点間部位277を流れる電流Iの流れ方向は垂直であるため、可動子27における可動接点間部位277に作用するローレンツ力が大きくなり、電磁反発力による可動接点29a、29bと固定接点17a、17b間の開離が発生し難くなる。
なお、本実施形態では、第1固定接点保持部材16aおよび第2固定接点保持部材16bの負荷回路端子161がともにベース11の共通の側面から外部に突出する構成の電磁継電器を示したが、本実施形態は、第1固定接点保持部材16aの負荷回路端子161と第2固定接点保持部材16bの負荷回路端子161が、ベース11の対角位置にて外部に突出する構成の電磁継電器(図8参照)にも適用することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。図12は本発明の第6実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。本実施形態は、第5実施形態に係る電磁継電器に対し、永久磁石の数や大きさを変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図12に示すように、本実施形態の電磁継電器は、磁石として第1永久磁石30aのみを備えている。この第1永久磁石30aは、第1可動接点29aおよび第2可動接点29bの側方まで延びており、これにより、第1可動接点29aおよび第2可動接点29bが第1固定接点17aおよび第2固定接点17bから離れる際に発生するアークに対してローレンツ力が作用し、このローレンツ力によりアークが引き伸ばされてアークが遮断されるようになっている。
したがって、本実施形態の電磁継電器においては、電磁反発力による可動接点29a、29bと固定接点17a、17b間の開離が発生し難くなるとともに、アークを遮断することができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。図13は本発明の第7実施形態に係る電磁継電器における固定接点保持部材、可動子、および永久磁石を示す図である。本実施形態は、第5実施形態に係る電磁継電器に対し、固定接点保持部材および永久磁石の配置を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図13に示すように、本実施形態の電磁継電器は、第1固定接点保持部材16aの負荷回路端子(図示せず)と第2固定接点保持部材16bの負荷回路端子(図示せず)が、ベース11の対角位置にて外部に突出する構成になっている(図8参照)。
第1永久磁石30aは、第1可動接点29aの側方まで延びており、これにより、第1可動接点29aが第1固定接点17aから離れる際に発生するアークに対してローレンツ力が作用し、このローレンツ力によりアークが引き伸ばされてアークが遮断されるようになっている。
また、第2永久磁石30bは、第2可動接点29bの側方まで延びており、これにより、第2可動接点29bが第2固定接点17bから離れる際に発生するアークに対してローレンツ力が作用し、このローレンツ力によりアークが引き伸ばされてアークが遮断されるようになっている。
したがって、本実施形態の電磁継電器においては、電磁反発力による可動接点29a、29bと固定接点17a、17b間の開離が発生し難くなるとともに、アークを遮断することができる。
(他の実施形態)
上記第1、第2実施形態において、第3固定接点17cおよび第3可動接点29cを廃止してもよい。
上記各実施形態では、固定接点保持部材16に、別部材の固定接点17a〜17cをかしめ固定したが、固定接点保持部材16に、可動子27側に向かって突出する突起部を例えばプレス加工にて形成し、その突起部を固定接点としてもよい。
同様に、上記各実施形態では、可動子27に、別部材の可動接点29a〜29cをかしめ固定したが、可動子27に、固定接点保持部材16側に向かって突出する突起部を例えばプレス加工にて形成し、その突起部を可動接点としてもよい。
上記各実施形態は、実施可能な範囲で任意に組み合わせが可能である。
18 コイル
22 可動コア(可動部材)
25 シャフト(可動部材)
26 絶縁碍子(可動部材)
27 可動子
28 接圧ばね
16a 固定接点保持部材
16b 固定接点保持部材
17a 固定接点
17b 固定接点
17c 固定接点
271 一方側の端部
272 他方側の端部
29a 可動接点
29b 可動接点
29c 可動接点
30a 磁石

Claims (6)

  1. 通電時に電磁力を発生するコイル(18)と、
    前記コイル(18)の電磁力により吸引される可動部材(22、25、26)と、
    固定接点(17a〜c)を有する2つの固定接点保持部材(16a、16b)と、
    前記固定接点(17a〜c)に接離する複数の可動接点(29a〜c)を有する板状の可動子(27)と、
    前記固定接点(17a〜c)と前記可動接点(29a〜c)とが当接する向きに前記可動子(27)を付勢する接圧ばね(28)とを備え、
    前記コイル(18)の電磁力により前記可動部材(22、25、26)が吸引されたときには、前記可動部材(22、25、26)が前記可動子(27)から離れる向きに移動するとともに、前記可動子(27)が前記接圧ばね(28)に付勢されて前記固定接点(17a〜c)と前記可動接点(29a〜c)とが当接するように構成された電磁継電器において、
    複数の前記可動接点(29a〜c)のうち特定の1つの可動接点である特定可動接点(29a)に近接し、且つ前記可動子(27)の外周側方に配置された磁石(30a)を備え、
    前記磁石(30a)のNS極を結ぶ線および前記可動子(27)の移動方向に対してともに垂直な方向を基準方向(C)とし、
    前記特定可動接点(29a)を通る前記基準方向(C)の長さのうち、前記特定可動接点(29a)から前記可動子(27)の一方側の端部(271)までの長さを可動子一端側長さ(L1)、前記特定可動接点(29a)から前記可動子(27)の他方側の端部(272)までの長さを可動子他端側長さ(L2)としたとき、
    前記可動子一端側長さ(L1)が前記可動子他端側長さ(L2)よりも長くなっており、
    前記可動子(27)における前記特定可動接点(29a)から前記可動子(27)の一方側の端部(271)に至る部位に作用するローレンツ力が、前記固定接点(17a〜c)と前記可動接点(29a〜c)とを当接させる向きになるように構成されていることを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記可動子(27)には、前記特定可動接点(29a)と他の可動接点(29b、29c)との間で、且つ前記特定可動接点(29a)の側方に、前記可動子(27)の他方側の端部(272)から前記基準方向(C)に延びる切り欠き(273)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 通電時に電磁力を発生するコイル(18)と、
    前記コイル(18)の電磁力により吸引される可動部材(22、25、26)と、
    固定接点(17a、17b)を有する2つの固定接点保持部材(16a、16b)と、
    前記固定接点(17a、17b)に接離する第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)を有する板状の可動子(27)と、
    前記固定接点(17a、17b)と前記第1可動接点(29a)および前記第2可動接点(29b)とが当接する向きに前記可動子(27)を付勢する接圧ばね(28)とを備え、
    前記コイル(18)の電磁力により前記可動部材(22、25、26)が吸引されたときには、前記可動部材(22、25、26)が前記可動子(27)から離れる向きに移動するとともに、前記可動子(27)が前記接圧ばね(28)に付勢されて前記固定接点(17a、17b)と前記第1可動接点(29a)および前記第2可動接点(29b)とが当接するように構成された電磁継電器において、
    前記第1可動接点(29a)に近接し、且つ前記可動子(27)の外周側方に配置された第1磁石(30a)と、
    前記第2可動接点(29b)に近接し、且つ前記可動子(27)の外周側方に配置された第2磁石(30b)とを備え、
    前記第1磁石(30a)と前記第2磁石(30b)は、前記第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線と前記第2磁石(30b)のNS極を結ぶ線が平行で、且つ前記第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線の方向に離間して配置され、
    前記第1可動接点(29a)と前記第2可動接点(29b)は、前記第1磁石(30a)と前記第2磁石(30b)との間に配置されるとともに、前記第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線の方向に離間して配置され、
    前記第1磁石(30a)のNS極を結ぶ線および前記可動子(27)の移動方向に対してともに垂直な方向を基準方向(C)としたとき、
    前記可動子(27)における前記第1可動接点(29a)を通る前記基準方向(C)の長さのうち、前記第1可動接点(29a)よりも一方側の長さと前記第1可動接点(29a)よりも他方側の長さとを異ならせて、前記可動子(27)における前記第1可動接点(29a)の近傍に作用するローレンツ力の合力が、前記固定接点(17a)と前記第1可動接点(29a)とを当接させる向きになるように構成され、
    前記可動子(27)における前記第2可動接点(29b)を通る前記基準方向(C)の長さのうち、前記第2可動接点(29b)よりも一方側の長さと前記第2可動接点(29b)よりも他方側の長さとを異ならせて、前記可動子(27)における前記第2可動接点(29b)の近傍に作用するローレンツ力の合力が、前記固定接点(17b)と前記第2可動接点(29b)とを当接させる向きになるように構成されていることを特徴とする電磁継電器。
  4. 前記可動子(27)は、前記第1磁石(30a)に近接し、且つ前記基準方向(C)に延びる第1磁石側板部(274)と、前記第2磁石(30b)に近接し、且つ前記基準方向(C)に延びる第2磁石側板部(275)と、前記基準方向(C)に対して傾斜し、且つ前記第1磁石側板部(274)における前記基準方向(C)の一端側と前記第2磁石側板部(275)における前記基準方向(C)の他端側とを連結する連結板部(276)とを備えて、前記可動子(27)の移動方向に沿って見たときにZ字状になっており、
    前記第1可動接点(29a)は、前記第1磁石側板部(274)における前記基準方向(C)の他端側に配置され、
    前記第2可動接点(29b)は、前記第2磁石側板部(275)における前記基準方向(C)の一端側に配置され、
    前記第1磁石(30a)は、N極が前記可動子(27)側に配置され、
    前記第2磁石(30b)は、S極が前記可動子(27)側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電磁継電器。
  5. 前記可動子(27)は、前記第1磁石(30a)に近接し、且つ前記基準方向(C)に延びる第1磁石側板部(274)と、前記第2磁石(30b)に近接し、且つ前記基準方向(C)に延びる第2磁石側板部(275)と、前記基準方向(C)に対して垂直で、且つ前記第1磁石側板部(274)における前記基準方向(C)の一端側と前記第2磁石側板部(275)における前記基準方向(C)の一端側とを連結する連結板部(276)とを備えて、前記可動子(27)の移動方向に沿って見たときにコ字状になっており、
    前記第1可動接点(29a)は、前記第1磁石側板部(274)における前記基準方向(C)の他端側に配置され、
    前記第2可動接点(29b)は、前記第2磁石側板部(275)における前記基準方向(C)の他端側に配置され、
    前記第1磁石(30a)は、N極が前記可動子(27)側に配置され、
    前記第2磁石(30b)は、N極が前記可動子(27)側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電磁継電器。
  6. 通電時に電磁力を発生するコイル(18)と、
    前記コイル(18)の電磁力により吸引される可動部材(22、25、26)と、
    固定接点(17a、17b)を有する2つの固定接点保持部材(16a、16b)と、
    前記固定接点(17a、17b)に接離する第1可動接点(29a)および第2可動接点(29b)を有する板状の可動子(27)と、
    前記固定接点(17a、17b)と前記第1可動接点(29a)および前記第2可動接点(29b)とが当接する向きに前記可動子(27)を付勢する接圧ばね(28)とを備え、
    前記コイル(18)の電磁力により前記可動部材(22、25、26)が吸引されたときには、前記可動部材(22、25、26)が前記可動子(27)から離れる向きに移動するとともに、前記可動子(27)が前記接圧ばね(28)に付勢されて前記固定接点(17a、17b)と前記第1可動接点(29a)および前記第2可動接点(29b)とが当接するように構成された電磁継電器において、
    前記可動子(27)における前記第1可動接点(29a)と前記第2可動接点(29b)との間に位置する可動接点間部位(277)の外周側方に配置された磁石(30a、30b)を備え、
    前記可動子(27)に作用するローレンツ力が、前記固定接点(17a、17b)と前記第1可動接点(29a)および前記第2可動接点(29b)とを当接させる向きになるように構成されていることを特徴とする電磁継電器。
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