JP6325278B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁継電器に関する。
従来より、接点ばねと固定接点板とを備えたリレーが知られている(例えば、特許文献1参照)。このリレーでは、接点ばねの先端側が2分割されており、分割されたばね上に双子接点が設けられている。接点ばねの基端側に単一接点が設けられている。一方、固定接点板上の双子接点及び単一接点に対向する位置には、それぞれ固定接点が設けられている。
また、従来より、固定接触片及び可動接触片上に双子接点又は単一接点のいずれかを搭載することが可能なリレーが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−242753号公報
特開2000−149748号公報
ところで、リレーでは、固定接点及び可動接点で構成される接点組を2組以上有する場合がある。この場合、2つの接点組は同一の仕様である。つまり、一方の接点組の固定接点及び可動接点が双子接点である場合、他方の接点組の固定接点及び可動接点も双子接点である。または、一方の接点組の固定接点及び可動接点が単一接点である場合、他方の接点組の固定接点及び可動接点も単一接点である。
この場合、1つのリレーでは、高負荷と低負荷とに同時に対処することができない。単一接点は、高負荷に対処できるが、低負荷に対処できない。一方、双子接点は、低負荷に対処できるが、高負荷に対処できない。
本発明は、高負荷及び低負荷に同時に対処し、接触の信頼性を確保することができる電磁継電器を提供することにある。
本明細書に記載の電磁継電器は、フレームの底部と、対向する第1及び第2の端部と、前記第1及び第2の端部とを結ぶ方向に沿って延びるとともに、対向して設けられた第1辺及び第2辺を有する電磁石と、前記フレームの底部と間隔を空けて前記フレームの底部と略平行に配置されると共に、対向する第1及び第2の端部と、前記電磁石の前記第1辺及び第2辺に対応する第1辺及び第2辺と、を有する移動可能なカードと、前記電磁石の前記第1の端部に隣接し、一端が前記フレームの底部に回転可能に固定され、前記電磁石の電磁力によって引きつけられる接極子と、前記電磁石の前記第2の端部に対向し、一端が前記フレームの底部に固定され、他端が前記カードに接続された復帰ばねと、一端が前記フレームの底部に接続されると共に他端が前記カードの前記第1辺に接続された第1可動ばねに設けられた第1双子接点と、前記フレームの底部に挿入された第1固定接点板に設けられ、前記第1双子接点と対向配置される第2双子接点と、を含み、前記電磁石の前記第1辺側に位置する双子接点組と、一端が前記フレームの底部に接続されると共に他端が前記カードの前記第2辺に接続された第2可動ばねに設けられた第1単一接点と、前記フレームの底部に挿入された第2固定接点板に設けられ、前記第1単一接点と対向配置される第2単一接点と、を含み、前記電磁石の前記第2辺側に位置する単一接点組と、を備え、前記電磁石は、前記フレームの底部と前記カードとの間に位置し、前記カードは、前記復帰ばねによって前記接極子に向かって付勢されており、前記電磁石の励磁に応じて前記接極子を介して前記フレームの底部と平行に移動し、前記カードに接続された前記第1可動ばね及び前記第2可動ばねを同時に動かすことを特徴とする。
本発明によれば、高負荷及び低負荷に同時に対処し、接触信頼性を確保することができる。
(A)〜(C)は、本実施の形態に係る電磁継電器1の概略構成図である。 固定モールド2の概略構成を示す図である。 (A)は可動ばね10の概略構成を示す図である。(B)は可動ばね20の概略構成を示す図である。(C)は、一対の可動ばね10又は20の側面図である。(D)は可動端子17の概略構成を示す図である。 (A)は固定接点板9の概略構成を示す図である。(B)は固定接点板21の概略構成を示す図である。 (A)は、鉄心7の概略構成図であり、(B)はコイル端子12の概略構成図であり、(C)は復帰ばね11の概略構成図である。 (A)は、図1(B)の線B−Bに沿った電磁継電器1の断面図であり、(B)は上方から見た電磁継電器1を示す図である。 (A)は、電磁継電器1の不動作状態を示す図であり、(B)は、電磁継電器1の動作状態を示す図である。 (A)は、電磁継電器1の回路構成を概略的に示した図であり、(B)は、電磁継電器1の動作を示すタイムチャートである。 (A)は第1変形例にかかる電磁継電器1の左側面を示す図であり、(B)は第1変形例にかかる電磁継電器1の右側面を示す図である。 (A)は第2変形例にかかる電磁継電器1の左側面を示す図であり、(B)は第2変形例にかかる電磁継電器1の右側面を示す図である。 (A)は第3変形例にかかる電磁継電器1の左側面を示す図であり、(B)は第3変形例にかかる電磁継電器1の右側面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照し説明する。
図1(A)〜(C)は、本実施の形態に係る電磁継電器の概略構成図である。図1(A)は電磁継電器1の左側面を示し、図1(B)は電磁継電器1の正面を示し、図1(C)は電磁継電器1の右側面を示す。
電磁継電器1は、フレームに相当する固定モールド2、巻枠5、コイル6、鉄心7、可動ばね10,20、固定接点板9,21、復帰ばね11、コイル端子12、接極子13、ヒンジばね14、可動端子17、及びカード22を備えている。可動ばね10,20は板ばねであり、固定接点板9,21は黄銅などの金属である。
固定モールド2の左右の側面には、不図示のカバーを装着するための突起3がそれぞれ形成されている。図2は、固定モールド2の概略構成を示す。固定モールド2は樹脂などから形成されており、固定接点板9又は固定接点板21のいずれかを装着可能な4つの突出部4を備えている。各突出部4の上部には、固定接点板9又は21を挿入するための挿入口4aが形成されている。また、固定接点板9又は21の一部が突出部4の上部に当接するように各突出部4の上部には溝4bが形成されている。また、固定モールド2は、上方に延出し、接極子13の移動を規制する規制部15を備えている。さらに、固定モールド2には、電磁石を構成する巻枠5、コイル6及び鉄心7を配置するための溝2bが形成されている。尚、固定モールド2には、各部品を搭載するための孔、溝及びリブなどが適宜形成されている。
図1(A)では、一つの突出部4(図示左側)に固定接点板9が挿入されており、固定接点板9に対向するように1対の可動ばね10(即ち、2つの可動ばね10)が固定接点板9の両側に設けられている。図1(C)では、一つの突出部4(図示右側)に固定接点板21が挿入されており、固定接点板21に対向するように1対の可動ばね20(即ち、2つの可動ばね20)が設けられている。図1(A)及び(C)に示すように、可動ばね10及び20の上端は、カード22に接触している。
図3(A)は可動ばね10の概略構成を示し、図3(B)は可動ばね20の概略構成を示す。図3(C)は、一対の可動ばね10又は20の側面図であり、図3(D)は可動端子17の概略構成を示す。図4(A)及び(B)は、固定接点板9又は21をそれぞれ示す。
図3(A)に示すように、可動ばね10の上端側には、切れ込み10cが形成され、2つのばね要素10dが形成されている。それぞれのばね要素10d上には、双子接点を構成する接点10a(以下、個々の接点も「双子接点」と称する)がそれぞれ設けられている。双子接点10aは、低負荷(例えば10mAの電流を処理する制御系の負荷)に対処するための接点である。双子接点10aは、一方のばね要素10dに設けられた接点と後述する固定接点とが接触不良になっても、他方のばね要素10dに設けられた接点によって固定接点との接触を維持できる。従って、接点同士の接触不良が問題になる低負荷の場合に、双子接点10aは、接触の信頼性を確保することができる。また、可動ばね10の下端側には、固定モールド2と当接し、可動ばね10の差し込みの限界位置を規定するストッパー10bが形成されている。
図3(B)に示すように、可動ばね20の上端側には、単一の接点20a(以下「単一接点」と称する)が設けられている。単一接点20aは、高負荷(例えば5Aの電流を処理する電源系の負荷)に対処するための接点である。単一接点20aは、双子接点10aよりも大きいので、高負荷時に接点同士が溶着したり、摩耗することを防止し、耐久性に優れている。従って、高負荷の場合に、単一接点20aは、接触の信頼性を確保することができる。また、可動ばね20の下端側には、固定モールド2と当接し、可動ばね20の差し込みの限界位置を規定するストッパー20bが形成されている。
図3(C)に示すように、可動ばね10及び20は、それぞれ、ストッパー10b及び20bよりもわずかに上方の位置(図示点線位置)で屈曲しており、固定接点板9及び21に近づくように曲げられている。
可動ばね10及び20は、突出部4の上方から挿入されるが、図3(D)の可動端子17は、固定モールド2の底面から圧入される。このとき、可動ばね10及び20の下端が可動端子17の切り込み17aに挟まれ、可動ばね10及び20と可動端子17とは、電気的に接続される。
図4(A)の固定接点板9は、図3(A)の可動ばね10の双子接点10aと接触する2つの双子接点9aを備えている。図1(A)に図示するように、本実施例による双子接点9aは、固定接点板9のおもて面と裏面とにそれぞれ形成されている。従って、1対の可動ばね10と固定接点板9とは、ノーマリーオン及びノーマリーオフの2つのスイッチを形成する。ノーマリーオンスイッチは、コイル電圧を印加していないときに接点同士が接触してオン状態であるスイッチを意味し、ノーマリーオフスイッチは、コイル電圧を印加していないときに接点同士が離れてオフ状態であるスイッチを意味する。このように、本実施例では、1つの突出部4に対して、ノーマリーオン及びノーマリーオフの2つのスイッチを設けることができる。なお、電磁継電器の使い方に応じて、ノーマリーオンスイッチを構成する可動ばね10と固定接点板9のみ、あるいはノーマリーオフスイッチを構成する可動ばね10と固定接点板9のみを、1つの突出部4に設けるようにしてもよい。
図4(B)の固定接点板21は、図3(B)の可動ばね20の単一接点20aと接触する単一接点21aを備えている。図1(C)に図示するように、単一接点21aは、固定接点板21のおもて面と裏面とにそれぞれ形成されている。従って、1対の可動ばね20と固定接点板21とは、ノーマリーオン及びノーマリーオフの2つのスイッチを形成する。可動ばね20と固定接点板21についても、ノーマリーオンスイッチを構成する組のみ、あるいはノーマリーオフスイッチを構成する組のみを1つの突出部4に設けるようにしてもよい。
固定接点板9は、双子接点9aが設けられる位置から固定端子9bまで一体的に形成されているため、突出部4から固定接点板9を挿入することで、図1(A)に示すように固定端子9bが固定モールド2の底から露出する。この場合、固定接点板9の顎部9cは、突出部4の溝4bに当接する。同様に、固定接点板21は、単一接点21aが設けられる位置から固定端子21bまで一体的に形成されているため、突出部4から固定接点板21を挿入することで、図1(C)に示すように固定端子21bが固定モールド2の底から露出する。この場合、固定接点板21の顎部21cは、突出部4の溝4bに当接する。
図5(A)は、鉄心7の概略構成図であり、図5(B)はコイル端子12の概略構成図であり、図5(C)は復帰ばね11の概略構成図である。図6(A)は、図1(B)の線B−Bに沿った電磁継電器1の断面図であり、図6(B)は上方から見た電磁継電器1を示す図である。図6(B)では、2対の可動ばね10及び2対の可動ばね20が設けられているものとする。
図5(A)及び図6(A)に示すように、鉄心7は略コ字の形状であり、鉄心7の一端(図示上部側の端部)が巻枠5の中央部に挿入される。鉄心7には、鉛直下方に延びるねじ止め部8が設けられている。ねじ止め部8は、固定モールド2の中央に設けられた貫通孔2aを介して外部に露出する。外部に露出されたねじ止め部8は、ねじ19によって固定モールド2に固定される。つまり、鉄心7は、固定モールド2に固定されている。
図5(B)に示すコイル端子12は、頭部12a、端子部12b及びストッパー12cを備えており、固定モールド2の不図示の貫通孔に突出部4の上方から挿入される。このとき、図1(A)及び図1(C)に示すようにコイル端子12の端子部12bは固定モールド2から露出する。また、コイル端子12には、コイル端子12の差し込みの限界位置を規定するストッパー12cが形成されている。また、コイル端子12では、頭部12aにコイル6を巻いて、半田16により固定されている。これにより、コイル端子12は、コイル6と電気的に接続されている。
図5(C)に示す復帰ばね11は、鉄心7を覆うような略コの字形状を有している。復帰ばね11の上部には、カード22の一部が嵌め込まれる2つの貫通孔11aが形成されている。これにより、復帰ばね11はカード22と接続され、カード22を接極子13側に押す。また、復帰ばね11は、固定モールド2に固定するための固定部11bを備えている。復帰ばね11では、カード22を接極子13側に押すために、脚部11cが図示点線位置で屈曲している。
図6(A)及び図1(A)に示すように、鉄心7と規制部15との間には接極子13が設けられており、接極子13と規制部15との間にはヒンジばね14が設けられている。図6(A)及び(B)に示すように、接極子13の上端は、カード22に固定されている。
図6(B)に示すように、カード22は略矩形の平板で形成され、中央にコイル6を露出する開口22cが形成されている。また、カード22の背面側(図6(B)図示左側)には、接極子13を固定する凹部22bが形成されている。さらに、カード22では、平板から2対の突起22aが左右の側面側にそれぞれ突出している。各対の突起22aの間には空隙が形成されている。右側面側(図6(B)図示上側)の2対の突起22aの空隙に対して外側にはそれぞれ可動ばね10が接触し、左側面側(図6(B)図示下側)の2対の突起22aの空隙に対して外側にはそれぞれ可動ばね20が接触している。
図7(A)は、電磁継電器1の不動作状態を示す図であり、図7(B)は、電磁継電器1の動作状態を示す図である。図7(A)、(B)に図示した状態では、2つの突出部4のそれぞれに固定接点板21が設けられている。なお、可動ばね10及び固定接点板9が突出部4に設けられている場合も、これと同様の動作を行う。
まず、図7(A)の不動作状態では(即ち、電磁石が励磁されていない場合)、鉄心7は接極子13を電磁力で引きつけることはなく、復帰ばね11がカード22を図7(A)の左方向に押す。これにより、接極子13は、カード22により図7(A)の左方向に押され、規制部15に接触している。さらに、カード22に上端が接触しているそれぞれの可動ばね20も図7(A)の左方向に動かされる。これにより、一対の可動ばね20のうち、固定接点板21の右側に配置されている可動ばね20上の接点20aが固定接点板21の接点21aに接触し、固定接点板21の左側に配置されている可動ばね20上の接点は接点21aに接触しない状態となる。
次に、図7(B)の動作状態では、電圧がコイル6に印加されて電磁石が励磁されるので、接極子13は電磁力で鉄心7に引きつけられ、図7(A)の状態から図示右方向に移動する。これにより、接極子13は、カード22を図7(B)の右方向に押す。このとき、カード22に上端が接触している可動ばね20も図7(B)の右方向に動かされる。これにより、一対の可動ばね20のうち、固定接点板21の左側に配置されている可動ばね20上の接点20aが、固定接点板21の接点21aに接触し、固定接点板21の右側に配置されている可動ばね20上の接点20aの接点21aとの接触状態が解除される。
このように、電圧がコイル6に印加されない場合に、電磁継電器1は図7(A)の不動作状態になり、電圧がコイル6に印加される場合に、電磁継電器1は図7(B)の動作状態になる。コイル6に印加される電圧のオン/オフが切り替えられると、図7(B)の動作状態及び図7(A)の不動作状態が交互に切り替えられる。
図8(A)は、電磁継電器1の回路構成を概略的に示した図であり、図8(B)は、電磁継電器1の動作を示すタイムチャートである。
図8(A)に示すように、電磁継電器1は、4つのスイッチ組31〜34とコイル端子D,Eとを有する。尚、電磁継電器1が備えるスイッチ組の個数は4つに限定されるものではない。
コイル端子D,Eは上述したコイル端子12に対応する。スイッチ組31〜34の各々は、2つの可動接点と1つの固定接点との3つの接点を有し、ノーマリーオン及びノーマリーオフの2つのスイッチを形成する。例えば、スイッチ組31は、2つの可動接点31A、31Bと、1つの固定接点31Cを有し、接点31C及び接点32Bでノーマリーオンのスイッチを構成し、接点31C及び接点31Aでノーマリーオフのスイッチを構成する。
スイッチ組31〜34の各々は、1対の可動ばね10上の双子接点10a及びその間に配置される固定接点板9上の双子接点9aの組、又は1対の可動ばね20上の単一接点20a及びその間に配置される固定接点板21上の単一接点21aの組のいずれかに対応する。
例えば、スイッチ組31が1対の可動ばね10上の双子接点10a及びその間に配置される固定接点板9上の双子接点9aの組に対応する場合には、接点31Cが固定接点板9上の双子接点9aに対応し、接点31A及び接点31Bが可動ばね10上の双子接点10aに対応する。例えば、スイッチ組32が1対の可動ばね20上の単一接点20a及びその間に配置される固定接点板21上の単一接点21aの組に対応する場合には、接点32Cが固定接点板21上の単一接点21aに対応し、接点32A及び接点32Bが可動ばね20上の単一接点20aに対応する。
図8(B)のコイル端子D,E間に電圧が印加されない状態では、接点31C,32C,33C及び34Cは、接点31B,32B,33B及び34Bにそれぞれ接触している。図8(B)に示すように、コイル端子D,E(即ちコイル端子12)に電圧が印加されると、接極子が電磁石に吸引されてカードが移動し、これに応じて可動ばねが移動するので、一定のタイムラグ後に、接点31C,32C,33C及び34Cに接続される接点は、接点31B,32B,33B及び34Bから同時に接点31A,32A,33A及び34Aに切り替わる。そして、コイル端子D,Eに印加される電圧が0Vになると、カードが復帰ばねの付勢力によって移動し、一定のタイムラグ後に、接点31C,32C,33C及び34Cに接続される接点は、接点31A,32A,33A及び34Aから同時に接点31B,32B,33B及び34Bに切り替わる。これにより、複数スイッチを同時に切り替えることができ、各スイッチの接点構成を所望の負荷に適したものとすることで、複数の負荷に同時に対処することができる。例えば、スイッチ組31〜34が、1対の可動ばね10及びその間に配置される固定接点板9と、1対の可動ばね20及びその間に配置される固定接点板21とを備える場合には、高負荷及び低負荷に同時に対処することができる。
図1(A)及び図1(C)の電磁継電器1は、1対の可動ばね10上の双子接点10a及びその間に配置される固定接点板9上の双子接点9aを含む双子接点組と、1対の可動ばね20上の単一接点20a及びその間に配置される固定接点板21上の単一接点21aを含む単一接点組とを備えていたが、双子接点組及び単一接点組の個数は1つに限定されるものではない。
例えば、図9(A)及び(B)に示すように、電磁継電器1は、2つの双子接点組及び2つの単一接点組を備えていてもよい。また、図10(A)及び(B)に示すように、電磁継電器1は、1つの双子接点組及び3つの単一接点組を備えていてもよい。逆に、電磁継電器1は、3つの双子接点組及び1つの単一接点組を備えていてもよい。また、図11(A)及び(B)に示すように、電磁継電器1は、1つの双子接点組及び2つの単一接点組を備えていてもよい。逆に、電磁継電器1は、2つの双子接点組及び1つの単一接点組を備えていてもよい。この場合、固定接点板9又は21が、1つの突出部4に設けられていない。
また、固定モールド2が備える突出部4の個数も4つに限定されるものではない。固定モールド2は、少なくとも2つの突出部4を備えていればよい。また、本実施例では、複数の突出部4が、電磁石の左右側面に対向するように配置されているが、複数の突出部4が、電磁石の左右側面の一方にのみ対向するように配置されてもよい。
本実施の形態によれば、電磁継電器1は、巻枠5、コイル6及び鉄心7で構成される電磁石と、可動ばね10に設けられた双子接点10a、及び固定接点板9に設けられ双子接点10aに対向配置される双子接点9aを含む双子接点組と、可動ばね20に設けられた単一接点20a、及び固定接点板21に設けられ単一接点20aに対向配置される単一接点21aを含む単一接点組と、電磁石の励磁又は非励磁によって移動し、可動ばね10及び可動ばね20を連動して移動させるカード22とを備えている。よって、高負荷(例えば5Aの電流を処理する電源系の負荷)及び低負荷(例えば10mAの電流を処理する制御系の負荷)に同時に対処し、接触の信頼性を確保することができる。
また、電磁継電器1は、電磁石の長手軸方向の一端に隣接し、電磁石の電磁力により引きつけられる接極子13と、接極子13に固定され、電磁石の左右側面方向に延びる複数対の突起22aを有するカード22と、電磁石の長手軸方向の他端に対向し、カード22に接続され、カード22を接極子13側に付勢する復帰ばね11とを備え、1対の可動ばね10及び1対の可動ばね20の上端は、複数対の突起22aに接触し、カード22の移動に追従して移動する。従って、カード22の移動に追従して、1対の可動ばね10上の双子接点10a及び1対の可動ばね20上の単一接点20aが同時にオン・オフすることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 電磁継電器
2 固定モールド
5 巻枠
6 コイル
7 鉄心
9,21 固定接点板、
10,20 可動ばね
11 復帰ばね
12 コイル端子
13 接極子
14 ヒンジばね
17 可動端子
22 カード

Claims (3)

  1. フレームの底部と、
    対向する第1及び第2の端部と、前記第1及び第2の端部とを結ぶ方向に沿って延びるとともに、対向して設けられた第1辺及び第2辺を有する電磁石と、
    前記フレームの底部と間隔を空けて前記フレームの底部と略平行に配置されると共に、対向する第1及び第2の端部と、前記電磁石の前記第1辺及び第2辺に対応する第1辺及び第2辺と、を有する移動可能なカードと、
    前記電磁石の前記第1の端部に隣接し、一端が前記フレームの底部に回転可能に固定され、前記電磁石の電磁力によって引きつけられる接極子と、
    前記電磁石の前記第2の端部に対向し、一端が前記フレームの底部に固定され、他端が前記カードに接続された復帰ばねと、
    一端が前記フレームの底部に接続されると共に他端が前記カードの前記第1辺に接続された第1可動ばねに設けられた第1双子接点と、前記フレームの底部に挿入された第1固定接点板に設けられ、前記第1双子接点と対向配置される第2双子接点と、を含み、前記電磁石の前記第1辺側に位置する双子接点組と、
    一端が前記フレームの底部に接続されると共に他端が前記カードの前記第2辺に接続された第2可動ばねに設けられた第1単一接点と、前記フレームの底部に挿入された第2固定接点板に設けられ、前記第1単一接点と対向配置される第2単一接点と、を含み、前記電磁石の前記第2辺側に位置する単一接点組と、を備え、
    前記電磁石は、前記フレームの底部と前記カードとの間に位置し、
    前記カードは、前記復帰ばねによって前記接極子に向かって付勢されており、前記電磁石の励磁に応じて前記接極子を介して前記フレームの底部と平行に移動し、前記カードに接続された前記第1可動ばね及び前記第2可動ばねを同時に動かすことを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記電磁継電器は、
    前記第1固定接点板を間に挟んで配置される、それぞれに第1双子接点を備える1対の第1可動ばねと、
    前記第2固定接点板を間に挟んで配置される、それぞれに第1単一接点を備える1対の第2可動ばねと、を備え、
    前記1対の第1可動ばね上の第1双子接点と前記第1固定接点板上の第2双子接点は、第1ノーマリーオンスイッチ及び第1ノーマリーオフスイッチを形成し、
    前記1対の第2可動ばね上の第1単一接点と前記第2固定接点板上の第2単一接点は、第2ノーマリーオンスイッチ及び第2ノーマリーオフスイッチを形成し、
    前記電磁石のオンに応じて、前記第1ノーマリーオフスイッチ及び前記第2ノーマリーオフスイッチが同時にオンし、前記電磁石のオフに応じて、前記第1ノーマリーオンスイッチ及び前記第2ノーマリーオンスイッチが同時にオンすることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記カードは、前記電磁石の左右側面方向に延びる複数対の突起を有し、
    前記1対の第1可動ばね及び前記1対の第2可動ばねは前記複数対の突起に接触し、前記カードの移動に追従して移動することを特徴とする請求項2に記載の電磁継電器。
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