JPH09231896A - シーソー式電磁継電器 - Google Patents

シーソー式電磁継電器

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JPH09231896A
JPH09231896A JP8031854A JP3185496A JPH09231896A JP H09231896 A JPH09231896 A JP H09231896A JP 8031854 A JP8031854 A JP 8031854A JP 3185496 A JP3185496 A JP 3185496A JP H09231896 A JPH09231896 A JP H09231896A
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JP
Japan
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contact
movable
spring
contacts
electromagnetic relay
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Application number
JP8031854A
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English (en)
Inventor
Suejiro Ikeda
末治郎 池田
Kazuya Yamakoshi
一哉 山越
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Priority to US08/803,242 priority patent/US5909162A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/56Contact arrangements for providing make-before-break operation, e.g. for on-load tap-changing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2272Polarised relays comprising rockable armature, rocking movement around central axis parallel to the main plane of the armature
    • H01H51/2281Contacts rigidly combined with armature
    • H01H51/229Blade-spring contacts alongside armature

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Tumbler Switches (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーソー式電磁継電器においてコンティニア
ス接点組の場合メーク,ブレーク接点の動作順序を保証
するため,各接点フォローが大きくなり結果的に負荷エ
ネルギーが大きくなり急峻な負荷曲線となるため,磁気
吸収力との整合に余裕が無くなり駆動消費電力が過大と
なる等の欠点を解決する。 【解決手段】 シーソー式電磁継電器において,可動ば
ねの少なくとも一方を双子形状の接点片2a,2bと
し,この双子接点をなす一対の可動接点3a,3bの高
さに段差を設けて,一対の可動接点3a,3b,と固定
接点5との間の夫々距離を互いに異ならしめ,これによ
り可動接点3a,3b間の接離タイミングを変えること
によりコンティニアス接点を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電磁継電器に関し,詳
しくは,双子形状可動接点ばねの開閉機構を改良したシ
ーソー式電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,この種のシーソー式電磁継電器は
特開平3−222230号公報(以下,従来技術1と呼
ぶ)に従来例として掲げられている。このシーソー式電
磁継電器を図16〜18を参照して説明する。図16は
シーソー式電磁継電器の構造を,図17及び図18は,
図16はシーソー式電磁継電器の動作説明を各々示して
いる。ただし,本電磁継電器は2極用のものであるが,
図16からも分かるように後述のアーマチュア1に対し
て対称形であり,片側のそれぞれが2極の内の1極を構
成しているので,各極の機能および構成部材は,共通部
以外全く同じである。従って,以下の説明は共通部以外
は1極についてのみ述べることにする。
【0003】図17及び図18を参照して,アーマチュ
ア1は,電磁軟鉄等の磁性材料により,平板状を成し
て,その中間部に合成樹脂等の絶縁材料でできた保持部
1dが設けられている。そして,可動ばね2´が,この
アーマチュア1に併設してその中間部を前記保持部1d
に装着されている。また,このアーマチュア1は,器台
10内に収容されている電磁石によって中央部1cを中
心にして回動自在に支持されて適宜応動することによ
り,両端部1a,1bがその中央部1cを支点として,
図17及び図18に示すように,シーソー運動する如く
角変位するようになっている。従って,上記の如くアー
マチュア1に併設した可動ばね2´も同様にシーソー運
動することになる。
【0004】可動ばね2´は,リン青銅等のばね材から
成り,前述の如くその中間部は,保持部1dによりアー
マチュア1の中間部に装着されている。そして,保持部
1dから外に導出された可動ばね2´のばね部は,途中
から二股に分かれて,双子形状をなして接点片2´a,
2´bを形成しており,その先端部に可動接点2´a,
2´bが夫々設けてある。つまり,可動ばね2´の接点
片2´a,2´bと2´c,2´dには,それぞれ2個
の可動接点3a,3bおよび4a,4bが設けてあり,
いわゆる一対の双子接点になっている。また,ばね部が
保持部1dから導出されている方向と直角を成す方向
に,可動ばね2´の中間部から延びた連結片2eが保持
部1dから導出されている。
【0005】固定接点5,6は前記可動接点3a,3b
および4a,4bがそれぞれ接離するように,固定接点
端子5a,6aに設けられている。また,コモン端子板
7は,前記可動ばね2の連結片2eが固着されている。
【0006】コイル端子板8,9は,それぞれ2個ずつ
あり,電磁石を構成するコイルの巻き始めと終わりに結
線されている。そして,通常はコイル端子板8,9の内
の一方が使用されるが,電磁石が双安定型であってコイ
ルが2個ある場合に両方が使用される。
【0007】器台10は,合成樹脂等の絶縁材料によ
り,一方が開口した箱体状を成している。そして,開口
側に配置した前記アーマチュア1を駆動する電磁石が内
部に収容してある。さらに,アーマチュア1に平行な側
壁の内側から前記固定接点端子板5a,6aおよびコモ
ン端子板7が突出している。そして,前記コイル端子板
8,9とともに各端子板は,この側壁内部において延長
してその外部結線部を器台10の底面から一列にかつ等
ピッチで導出されている。
【0008】次に,動作を図17及び図18に基いて説
明する。同図において,A,B,Cは回路上の一点であ
り,Aは固定接点端子板6aに,Bは固定接点端子板5
aに,Cはコモン端子板7にそれぞれ結線されている。
いま,電磁石が無励磁において図17の状態にあるとす
る。つまり,可動接点3a,3bが固定接点5に閉成
し,可動接点4a,4bが固定接点6から開離してお
り,B−Cの回路が導通状態である。ここで,電磁石を
励磁すると,前述したようにアーマチュア1は中央部1
cを支点としてシーソー運動することにより,可動ばね
2もそれに応動して図18の状態になる。つまり,可動
接点3a,3bが固定接点5から開離し,可動接点4
a,4bが固定接点6に閉成して,A−Cの回路が導通
状態になるのである。
【0009】ここで,切り替え接点の動作タイミングを
考えた場合,コンティニアス接点を構成する場合,無励
磁状態から励磁状態への移行時に,A−B−C間の導通
を経て切り替わる必要がある。また,接点開閉に係る双
子形状の可動接点を有する電磁継電器において,可動接
点とこれに対向する固定接点間の距離を双子接点間で,
異ならしめる従来技術が実開昭60−168243号公
報,実開平2−18246号公報および実開平4−78
720号公報(以下,総称して従来技術2と呼ぶ。)で
掲げられている。ここでは実開昭60−168243号
公報を例に,以下に説明する。
【0010】図19〜22は従来技術2による電磁継電
器の構造を示す図であり,図19は片持ち梁形式の双子
可動接点ばねの平面図を示し,先端部に可動接点が配し
てある。図20はこの正面図,図21は側面図を各々示
している。図20で示す通り,可動ばね2´の接点片2
´a,2´bはカード11の支持点より先端側の箇所で
変位曲げが与えられている。これにより図22に示した
動作タイムチャートのように双子接点をなす可動接点2
´a,2´b間で,接離のタイミングが異なることを示
している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電磁継
電器は以下のような欠点を有していた。
【0012】シーソー式電磁継電器において,コンティ
ニアス接点組を構成するには電磁石の動作,復旧時に切
り替わる接点組合せにおいて,ブレーク接点と,メーク
接点の両者が閉路となる段階を設ける必要があり,これ
には,可動接点と固定接点間の距離を狭め,動作順序を
保証している。
【0013】ここで,電磁継電器の負荷特性を通常の切
り替え接点(トランスファ接点)と比較すると,コンテ
ィニアス接点組の場合,各接点フォローが大きくなり結
果的に負荷エネルギーが大きくなり,急峻な負荷曲線と
なるため,磁気吸引力との整合に余裕が少なくなり,駆
動消費電力が増加する欠点がある。
【0014】そこで,本発明の技術的課題は,コンティ
ニアス接点を備え,負荷エネルギーが小さく,かつ平坦
な負荷特性が得られるので磁気吸引力との整合が容易と
なり駆動消費電力の低減および生産効率の向上が図れる
シーソー式電磁継電器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,中央部
が回動自在に支持され,両端部が電磁石によりシーソー
運動する如く交互に角変位するアーマチュアと,中間部
が前記アーマチュアの中間部に固着され,前記アーマチ
ュアに併設された可動ばねと,前記可動ばねの両端部に
設けた可動接点と,前記可動接点に接触するよう固定接
点板に対向して設けられた固定接点とを備えたシーソー
式の電磁継電器において,前記可動ばねの少なくとも一
方を双子形状の接点片とし,前記可動接点を前記接点片
に夫々設けて一対とし,前記一対の可動接点の高さに段
差を設けて前記一対の可動接点と前記固定接点との間の
夫々の距離を異ならしめ,これにより前記一対の可動接
点間の接離タイミングを変えることによりコンティニア
ス接点を構成したことを特徴とするシーソー式電磁継電
器が得られる。
【0016】また,本発明によれば,前記シーソー式電
磁継電器において,前記可動ばねは,前記アーマチュア
に関して対称に一対設けられていることを特徴とするシ
ーソー式電磁継電器が得られる。
【0017】さらに,本発明によれば,前記したいずれ
かのシーソー式電磁継電器において,前記段差は,前記
可動ばねの双子形状の接点片の内の一方は,他方に対し
て傾斜するように基部から前記固定接点側に折り曲げら
れていることを特徴とするシーソー式電磁継電器が得ら
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態によるシ
ーソー式電磁継電器の斜視図である。ただし,シーソー
式電磁継電器20は,2極用のものであるが,アーマチ
ュア1に対して対称形であり,片側のそれぞれが2極の
内の1極を構成しているので,各極の機能および構成部
材は,共通部以外全く同じである。よって,以下の説明
は共通部以外は1極についてのみ述べることにする。
【0020】図1を参照して,アーマチュア1は,電磁
軟鉄等の磁性材料により,平板状を成して,その中間部
に合成樹脂等の絶縁材料でできた保持部1dが設けられ
ている。そして,可動ばね2が,このアーマチュア1に
併設してその中間部を前記保持部1dに装着されてい
る。また,このアーマチュア1は,器台10内に収容さ
れている電磁石によって中央部1cを中心に回動自在に
支持されて適宜応動することにより,両端部1a,1b
がその中央部1cを支点としてシーソー運動する如く角
変位するようになっている。
【0021】従って,上記の如くアーマチュア1に併設
した可動ばね2も同様にシーソー運動することになる。
【0022】可動ばね2は,リン青銅等のばね材から成
り,前述の如くその中間部は保持部1dによりアーマチ
ュア1の中間部に装着されている。そして,保持部1d
から外に導出された可動ばね2のばね部は,片側が途中
から二股に分かれており,その先端部に可動接点3a,
3bが設けてある。つまり,可動ばね2の両端部の接点
片2a,2bと2cには,それぞれ2個の可動接点3
a,3bおよび4a,4bが設けてある。つまり,接点
対形状は双子形状の双子接点になっている。また,ばね
部が保持部1dから導出されている方向と直角を成す方
向に,可動ばね2の中間部から延びた連結片2eが保持
部1dから導出されている。
【0023】固定接点5,6は,前記可動接点3a,3
bおよび4a,4bがそれぞれ接離するように,固定接
点端子5a,6aに設けてある。コモン端子板7は,前
記可動ばね2の連結片2eが固着されている。コイル端
子板8,9は,それぞれ2個ずつあり,電磁石を構成す
るコイルの巻き始めと終わりに結線されている。そし
て,通常はコイル板8,9の内の一方が使用されるが,
電磁石が双安定型であってコイルが2個ある場合に両方
が使用される。
【0024】器台10は,合成樹脂等の絶縁材料によ
り,一方が開口した箱体状を成している。そして,開口
側に配置した前記アーマチュア1を駆動する電磁石が内
部に収容してある。さらに,アーマチュア1に平行な側
壁の内側から前記固定接点端子板5a,6aおよびコモ
ン端子板7が突出している。そして,前記コイル端子板
8,9とともに各端子板は,この側壁内部において延長
してその外部結線部を器台10の底面から一列にかつ等
ピッチで導出されている。
【0025】図2は本発明の実施の形態による可動ばね
ブロックを示す側面図である。図2を参照して,可動接
点ばね2は一方を双子形状とし,この片側の接点片2
a,2bは段差Hを設けて固定接点5との距離を異なら
しめることにより三点接触を行わしめるように寸法を設
定してある。
【0026】この可動ばねブロックの動作状態を図3〜
図6に示す。尚,図4〜図6において,中央部1cは省
略してある。
【0027】図3は電磁継電器の不動作状態を示し,中
央部1cの支持により保持部1dが回転自在となる中
で,双子接点をなす可動接点4a,4bは固定接点6に
接触してブレーク接点を構成,一方の双子接点をなす可
動接点3a,3bは,固定接点5とは開離の位置にあ
る。
【0028】図4は動作途中(イ)の状態を示し,アー
マチュア1の回転により連動した保持部1dの回転によ
り,双子形状の可動ばね内の段曲げHを施された接点片
2aの可動接点3aが固定接点5に接触,ブレーク接点
は不動作状態と同様接触状態にあり,メーク,ブレーク
接点間の三点接触が行われる。
【0029】図5の動作途中(ロ)の状態では,更に保
持部1dが回転しブレーク接点を構成する可動接点4
a,4bが固定接点6から離れ,図6の動作後では可動
接点4a,bが固定接点6から開離し,可動接点3a,
3bは両方とも固定接点5に接触している。
【0030】また,図7は図3〜図6の各動作状態に対
応した電気的動作特性のタイムチャートを示す。図は各
ばねの電気的開閉状態を可動ばねブロックの動作順に示
してある。図7の(a)の位置ではメークばねをなす接
点片2a,2bはともに“開”であり,ブレークばねを
なす接点片2cは“閉”となっている。次に,(b)の
位置では図4に示す通りメークばねの接点片2aが
“閉”となる。
【0031】図5ではブレークばねをなす接点片2cが
開離されており,この直前の位置を図7(b′)で表し
ている。図7の(d)はメークばねをなす接点片2bが
接して“閉”となっている。これらの各ばねの開閉を接
点組として見た場合,図7メーク,ブレークに示した開
閉となる。
【0032】以上説明の通り,可動ばねの接点片2b,
2cで構成する接点組はトランスファ接点となってお
り,ブレーク接点片2cが閉成の時にメークばねをなす
接点片2aが同時に閉成するのに必要な段差Hだけ変位
した接点片2aにより,先に閉じるメーク接点の役目と
なることからコンティニアス接点が構成される。復旧時
にも逆の順序で各ばねの開閉が行われるので,動作時同
様にコンティニアス接点組が構成される。
【0033】次に,本発明の第2の実施の形態について
説明する。図8〜図11は本発明の第2の実施の形態を
示す可動ばね部の側面図を示す図である。第2の実施の
形態において,可動ばね2の両端を双子形状とし,両端
の夫々の双子接点をなす夫々の可動接点3a,3b間及
び可動接点4a,4b間に段差を設けたものである。図
8は電磁継電器の不動作状態を示し,ブレーク接点を構
成する可動接点4a,4bは固定接点6に接触し,メー
ク接点を構成する可動接点3a,3bは固定接点5に対
し開離している。
【0034】図9は動作途中の状態(イ)を示し,ブレ
ーク可動用の接点片2dの移動により可動接点4bは,
固定接点6から離れ,他方のメーク可動用の接点片2a
の可動接点3aが固定接点5に接触して三点接触が行わ
れる。
【0035】図10の動作途中の状態(ロ)では,更に
保持部1dの回転によりブレーク接点側の残りの接点片
2cの可動接点4aも固定接点6から離れる。
【0036】図11の動作後ではメーク接点側の他方の
接点片2bの可動接点3bが固定接点5に接触する順序
となる。この時の各ばねの電気的動作特性を示すタイム
チャートは図12に示されている。第2の実施の形態で
は,両端の接点片2a,2cの両者が同時に閉成するに
必要な段差を設けたことでコンティニアス接点のタイミ
ングを確保し,残る接点片2b,2dは最終的に接触す
ることで双子接点効果を確保している。
【0037】次に,これら可動接点ばねの負荷特性につ
いて,従来技術と比較して説明する。図13は比較のた
めに従来の図16のシーソー式電磁継電器のトランスフ
ァ接点組の場合を,図14はこのコンティニアス接点組
の場合を,図15は本発明の第2の実施の形態によるコ
ンティニアス接点の場合を各々示す図である。
【0038】図14で負荷曲線の内容を見ると,電磁継
電器の不動作位置(a)ではブレーク接点ばねは,ばね
の応圧により負方向の負荷力が働いている。動作が進む
につれて負荷力が低下し,A点でジャストブレーク(開
離する点)した後B点のジャストメーク(閉成する点)
からメーク接点ばねの圧力が負荷され(d)の最終動作
位置では,正方向の負荷力で終わる。次に,従来のコン
ティニアス接点組の場合を示す図14では,ジャストメ
ークのB点とジャストブレークのA点が逆転する結果,
変位が大きくなる分だけ各ばねの圧力が増加し大きな負
荷エネルギーとなってしまう。
【0039】一方,本発明の第2の実施の形態のコンテ
ィニアス接点組の場合では,図15に示す通り可動ばね
の一部がコンティニアス接点の動作位置となることか
ら,結果として負荷特性を半減させることができる。
【0040】従来のシーソー式電磁継電器では,図13
のトランスファ接点の負荷特性に比較し,図14に示す
コンティニアス接点では,各接点組合せを構成するメー
ク接点,ブレーク接点の動作位置が切り替えの中間点に
集中するため,各可動ばねのスティフネスが急峻とな
り,全体の負荷特性に大きな差異が現れることとなる。
これに対して,本発明の第2の実施の形態によるコンテ
ィニアス接点,図15ではメーク接点,ブレーク接点の
動作順序は同一タイミングとなるが各ばねの負荷特性が
双子形状の接点片の片側のみがコンティニアス接点組の
タイミングとなるため,メーク接点ばね,ブレーク接点
ばねの各接触点が前後2点になることから,負荷特性は
平坦かつ小さくなり,トランスファ接点組の場合と比較
して負荷エネルギーの増加は僅かである。
【0041】
【発明の効果】以上,説明したように,1組の切り替え
接点を構成する可動接点ばねの少なくとも一方を双子形
状とし,双子接点の高さに段差を設けて可動接点と固定
接点の距離を異ならしめ,双子接点間の接離タイミング
を変えることによりコンティニアス接点を構成すること
で,負荷エネルギーが小さく,かつ平坦な負荷特性が得
られるので磁気吸引力との整合が容易となり駆動消費電
力の低減および生産効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるシーソー式電
磁継電器の斜視図である。
【図2】図1の第1の実施の形態の可動ばねブロックの
側面図である。
【図3】図2の可動ばねブロックの動作状態図である。
【図4】図2の可動ばねブロックの動作状態図である。
【図5】図2の可動ばねブロックの動作状態図である。
【図6】図2の可動ばねブロックの動作状態図である。
【図7】図2の可動ばねブロックの動作特性を示すタイ
ムチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態による可動ばねブロ
ックの動作状態図である。
【図9】図8の第2の実施の形態による可動ばねブロッ
クの動作状態図である。
【図10】図8の可動ばねブロックの動作状態図であ
る。
【図11】図8の可動ばねブロックの動作状態図であ
る。
【図12】図8の動作特性を示すタイムトチャートであ
る。
【図13】従来のトランスファ接点組の可動接点ばねの
負荷特性の比較説明図である。
【図14】従来の可動接点ばねの負荷特性の比較説明図
である。
【図15】本発明の第2の実施の形態による可動接点ば
ねの負荷特性の比較説明図である。
【図16】従来技術によるシーソー式電磁継電器の斜視
図である。
【図17】図16のシーソー式電磁継電器の可動ばねの
側面図である。
【図18】図16のシーソー式電磁継電器の可動ばねの
側面図である。
【図19】他の従来技術による可動ばねの構造を示す平
面図である。
【図20】図19の可動ばねの動作状態を示す側面図で
ある。
【図21】図19の可動ばねの動作状態を示す正面図で
ある。
【図22】図19の可動ばねの動作状態を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 アーマチュア 1a,1b 両端部 1c 中央部 1d 保持部 2,2´ 可動ばね 2a,2b,2c,2d,2´a,2´b,2´c,2
´d 接点片 2e 連結片 3a,3b,4a,4b 可動接点 5,6 固定接点 5a,6a 固定接点端子板 7 コモン端子板 8,9 コイル端子板 10 器台 11 カード 20 シーソー式電磁継電器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部が回動自在に支持され,両端部が
    電磁石によりシーソー運動する如く交互に角変位するア
    ーマチュアと,中間部が前記アーマチュアの中間部に固
    着され,前記アーマチュアに併設された可動ばねと,前
    記可動ばねの両端部に設けた可動接点と,前記可動接点
    に接触するよう固定接点板に対向して設けられた固定接
    点とを備えたシーソー式の電磁継電器において,前記可
    動ばねの少なくとも一方を双子形状の接点片とし,前記
    可動接点を前記接点片に夫々設けて一対とし,前記一対
    の可動接点の高さに段差を設けて前記一対の可動接点と
    前記固定接点との間の夫々の距離を異ならしめ,これに
    より前記一対の可動接点間の接離タイミングを変えるこ
    とによりコンティニアス接点を構成したことを特徴とす
    るシーソー式電磁継電器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシーソー式電磁継電器に
    おいて,前記可動ばねは,前記アーマチュアに関して対
    称に一対設けられていることを特徴とするシーソー式電
    磁継電器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシーソー式電磁継
    電器において,前記段差は,前記可動ばねの双子形状の
    接点片の内の一方は,他方に対して傾斜するように基部
    から前記固定接点側に折り曲げられていることを特徴と
    するシーソー式電磁継電器。
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