JP6172065B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気回路を開閉する電磁継電器に関する。
従来、この種の電磁継電器として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された電磁継電器は、励磁コイルへの通電により板材よりなる可動コアと板材よりなる固定コアとの対向面間に電磁吸引力が発生し、その電磁吸引力により可動コアが固定コア側に吸引されるようになっている。
また、可動コアと固定コアとの対向面を、可動コアの移動方向に対して斜めにすることにより、可動コアと固定コアとの対向面間のエアギャップを小さくして、励磁コイルへの通電開始直後における電磁吸引力を増加させるようにしている。
特開2011−216785号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来の電磁継電器は、可動コアおよび固定コアは板材よりなり、可動コアと固定コアとの対向面は可動コアの移動方向に対して直交する方向の2箇所に存在するのみであるため、可動コアと固定コアとの対向面積を十分に大きくすることが困難であり、ひいては電磁吸引力を十分に得ることが困難であった。
本発明は上記点に鑑みて、電磁吸引力が十分に得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、通電時に磁界を形成する励磁コイル(12)と、励磁コイルの中心部に形成されたコイル中心孔部内に配置され、磁気回路を構成する固定コア(13)と、励磁コイルの外周側および励磁コイルの軸方向端部を覆うように配置され、磁気回路を構成するヨーク(14、15)と、励磁コイルへの通電時に固定コア側に吸引される可動コア(16)と、可動コアに追従して移動する可動接触子(20)と、可動接触子が接離する固定接触子(24、26)とを備える電磁継電器において、励磁コイルへの通電開始により可動コアが移動する向きを吸引向き(A)と、励磁コイルへの通電遮断により可動コアが移動する向きを非吸引向き(B)としたとき、固定コアは、固定コアにおける非吸引向き側の端部から吸引向きに向かって拡径する固定コアテーパ部(131)と、固定コアテーパ部における吸引向き側の端部から吸引向きに向かって延びる外径が一定の固定コア円形部(132)とを備え、可動コアは、固定コアテーパ部および固定コア円形部が侵入可能な空間である可動コア孔部(164)を内部に形成する可動コア筒部(161)を備え、可動コア筒部は、可動コアにおける吸引向き側の端部から非吸引向きに向かって延びる内径が一定の可動コア円筒部(165)と、可動コア円筒部における非吸引向き側の端部から非吸引向きに向かって内周面が縮径する可動コアテーパ筒部(166)とから構成され、励磁コイルへの通電を遮断しているときに、固定コアテーパ部の一部が可動コア孔部内に位置して、可動コア円筒部における吸引向き側の端部と固定コアテーパ部が可動コアの移動方向に対して直交する方向に重なり、励磁コイルに通電しているときに、固定コアテーパ部および固定コア円形部が可動コア孔部内に位置することを特徴とする。
これによると、可動コア円筒部の内周面は内径が一定であるため、可動コア円筒部の内周面を可動コアテーパ筒部の内周面と同様のテーパ状にした場合よりも、通電を遮断しているときおよび通電開始時のエアギャップを小さくすることができ、通電開始時の電磁吸引力を大きくすることができる。
また、固定コアテーパ部と可動コアテーパ筒部との対向面は、固定コアおよび可動コアの中心軸回りに環状に連続したものとなり、その対向面の対向面積を十分に大きくすることができる。したがって、完全吸引時の電磁吸引力を大きくすることができる。
ところで、従来の電磁継電器は、可動コアの移動方向に対して垂直方向の力(以下、サイドフォースという)が常時可動コアに作用し、可動コアの傾きが発生しやすいという問題があった。これに対し、本発明の電磁継電器は、固定コアテーパ部および固定コア円柱部と可動コア孔部との対向面間には、固定コアおよび可動コアの中心軸回りに連続して磁束が通るため、可動コアに作用するサイドフォースが防止ないしは抑制されて、可動コアの傾きが抑制される。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電磁継電器において、励磁コイルに通電しているときの固定コアと可動コアの当接部が、線接触または点接触となるように構成されていることを特徴とする。
ところで、固定コアと可動コアの接触時の吸引力(すなわち、ピーク吸引力)が過大であると、固定コアと可動コアの衝突速度が高くなり、衝突音も大きくなる。また、ピーク吸引力が過大であると、復帰電圧が低くなり、所望の復帰電圧で復帰させることができなくなる虞がある。
これに対し、固定コアと可動コアを線接触または点接触させることにより、ピーク吸引力が抑制されるため、衝突音を小さくすることができるとともに、所望の復帰電圧で復帰させることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の電磁継電器において、可動コアに結合されたシャフト(18)と、シャフトを摺動自在に支持する支持部材(28)とを備え、可動コアの少なくとも一部がコイル中心孔部に挿入されて、可動コアが励磁コイルにより摺動自在に支持されていることを特徴とする。
これによると、可動コアと一体的に移動する部材は2点で支持されるため、可動コアの傾きが抑制される。したがって、固定コアテーパ部とテーパ孔部とのエアギャップを狭くすることが可能となり、電磁吸引力をさらに大きくすることができる。また、可動接触子と固定接触子の接触信頼性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載の電磁継電器において、固定コアに固定コア孔(138)が形成され、可動コアにシャフト(18)が結合され、シャフトの少なくとも一部が固定コア孔に挿入されて、シャフトが固定コアにより摺動自在に支持されていることを特徴とする。
これによると、エアギャップの寸法に関係する部品の数が少ないため、エアギャップのばらつきを小さくすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る電磁継電器の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電磁継電器の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
なお、以下の説明では、励磁コイル12への通電開始により可動コア16が移動する向きを吸引向きAといい、励磁コイル12への通電遮断により可動コア16が移動する向きを非吸引向きBという。また、吸引向きAおよび非吸引向きBを合わせて、可動コア移動方向という。
図1に示すように、樹脂製のケース10内には、構成部品を保持する樹脂製のベース11が配置されている。このベース11は、接着または爪等による嵌合によりケース10に固定されている。
ケース10内には、通電時に磁界を形成する円筒状の励磁コイル12が配置されている。励磁コイル12は、樹脂製のスプール121と、スプール121に導線を巻いて形成されたコイル部122とを備えている。
励磁コイル12の径方向中心部の孔(より詳細には、スプール121の径方向中心部の孔)には、磁性体金属材料よりなる固定コア13が配置されている。固定コア13は略円柱状であり、その中心軸は可動コア移動方向と一致している。
固定コア13は、固定コア13における非吸引向きB側の端部(すなわち、可動コア16側の端部)から吸引向きAに向かって拡径する固定コアテーパ部131と、固定コアテーパ部131における吸引向きA側の端部から吸引向きAに向かって延びる外径が一定の固定コア第1円形部132とを備えている。なお、固定コア第1円形部132は、本発明の固定コア円形部に相当する
また、固定コア13は、固定コア第1円形部132における吸引向きA側の端部から吸引向きAに向かって延びるとともに、外径が一定で且つ固定コア第1円形部132よりも大径の固定コア第2円形部133と、固定コア第2円形部133における吸引向きA側の端部から吸引向きAに向かって延びるとともに、外径が一定で且つ固定コア第2円形部133よりも小径の固定コア第3円形部134とを備えている。
さらに、固定コア13は、固定コア第3円形部134における吸引向きA側の端部から吸引向きAに向かって延びるとともに、外径が一定で且つ固定コア第3円形部134よりも小径の固定コア第4円形部135を備えている。
さらにまた、固定コア13における非吸引向きB側の端部(すなわち、固定コアテーパ部131の端面)には、中心部に円柱状凹部空間である固定コア凹部136が形成され、固定コア凹部136の周りに環状に連続した突起状の固定コア凸部137が形成されている。
磁性体金属材料よりなる板材を略U字状に折り曲げた第1ヨーク14により、励磁コイル12の外周側、および励磁コイル12の軸方向一端側(すなわち、励磁コイル12における吸引向きA側の端部)が覆われている。
また、磁性体金属材料よりなる矩形平板状の第2ヨーク15により、励磁コイル12の軸方向他端側(すなわち、励磁コイル12における非吸引向きB側の端部)が覆われている。第2ヨーク15には、中心部に貫通したヨーク孔151が形成されている。第2ヨーク15におけるヨーク孔151を形成する面は、非吸引向きBに向かって拡径するテーパになっている。
固定コア13における固定コア第4円形部135の端部がかしめられて、固定コア13と第1ヨーク14が結合されている。また、第1ヨーク14と第2ヨーク15がかしめ等により結合されている。さらに、第1ヨーク14が圧入等によりベース11に結合されている。
固定コア13および第2ヨーク15に対向する位置には、磁性体金属材料よりなる可動コア16が配置されている。可動コア16は略円筒状であり、その中心軸は可動コア移動方向と一致している。なお、固定コア13、第1ヨーク14、第2ヨーク15、および可動コア16は、励磁コイル12により誘起された磁束の磁気回路を構成する。
可動コア16は、外径が一定の円筒状の可動コア筒部161と、可動コア筒部161よりも非吸引向きB側に位置し、内外周面がともに非吸引向きBに向かって拡径する皿ばね状の可動コア鍔部162と、可動コア筒部161および可動コア鍔部162の内側に位置する可動コア中心板部163とを備えている。
可動コア筒部161は、ヨーク孔151内に配置されるとともに、励磁コイル12の径方向中心部の孔に摺動自在に支持されている。
可動コア筒部161の内側には、固定コアテーパ部131および固定コア第1円形部132が侵入可能な空間である可動コア孔部164が形成されている。
可動コア筒部161は、可動コア16における吸引向きA側の端部(すなわち、固定コア13側の端部)から非吸引向きBに向かって延びる内径が一定の可動コア円筒部165と、可動コア円筒部165における非吸引向きB側の端部から非吸引向きBに向かって内周面が縮径する可動コアテーパ筒部166とから構成されている。
可動コア鍔部162は、第2ヨーク15における非吸引向きB側の端面、および第2ヨーク15におけるヨーク孔151を形成するテーパ状の面に対向している。
可動コア中心板部163は、固定コア13における非吸引向きB側の端部(すなわち、固定コアテーパ部131の端面)に対向している。
励磁コイル12と可動コア16との間には、可動コア16を非吸引向きB側に付勢する復帰ばね17が配置されている。そして、励磁コイル12への通電により、可動コア16は、電磁吸引力により復帰ばね17に抗して固定コア13側に吸引される(すなわち、吸引向きAに移動する)。
可動コア16には、金属製のシャフト18が結合されている。シャフト18は略円柱状であり、その中心軸は可動コア移動方向と一致している。また、シャフト18は、シャフト第1円柱部181と、シャフト第1円柱部181よりも非吸引向きB側に位置し、且つシャフト第1円柱部181よりも小径のシャフト第2円柱部182とを備えている。
そして、可動コア中心板部163の径方向中心部に形成された孔に、シャフト第1円柱部181における吸引向きA側の端部が挿入され、シャフト第1円柱部181の端部がかしめられて可動コア16とシャフト18が結合されている。なお、可動コア16とシャフト18は同じ部材で一体としてもよい。
シャフト18は、ベース11の径方向中心部に形成された孔を貫通している。シャフト18におけるベース11から突出した部位(すなわち、シャフト第2円柱部182)には、第1止め輪19が嵌合されるとともに、導電金属製の板状の可動接触子20が摺動自在に装着されている。
シャフト第2円柱部182の中間部に第2止め輪21が固定されている。この第2止め輪21と可動接触子20との間には、可動接触子20を吸引向きA側(すなわち、第1止め輪19側)に付勢する接圧ばね22が配置されている。可動接触子20には、凸状の接触点が2箇所以上設けてある。なお、接触点は、別部材の接点としてもよい。
導電金属製の板状の第1固定接触子24に、1個以上の凸状の接触点が設けられ、導電金属製の板状の第2固定接触子26に、1個以上の凸状の接触点が設けられている。なお、接触点は、別部材の接点としてもよい。
第1固定接触子24と第2固定接触子26はベース11に固定され、第1固定接触子24と第2固定接触子26の接触点の合計数は、可動接触子20の接触点と同一で、それぞれ対向する位置にある。
そして、可動接触子20が可動コア16に追従して移動し、それにより可動接触子20の接触点が第1、第2固定接触子24、26の接触点と接離して、第1固定接触子24と第2固定接触子26との間が電気的に導通または遮断されるようになっている。
ベース11には、金属製の板状の支持部材28が固定されている。そして、支持部材28に形成された貫通孔に、シャフト第2円柱部182が摺動自在に挿入されている。
次に、本実施形態に係る電磁継電器の作動を説明する。
まず、励磁コイル12への通電が遮断されると、可動コア16やシャフト18や可動接触子20が復帰ばね17により非吸引向きBに駆動される。これにより、図1に示すように、 可動接触子20に設けた接触点が第1固定接触子24および第2固定接触子26に設けた接触点から離れて、第1固定接触子24と第2固定接触子26との間が電気的に遮断状態となる。
なお、励磁コイル12への通電が遮断されている状態では、固定コアテーパ部131の一部が可動コア孔部164内に位置して、可動コア円筒部165における吸引向きA側の端部と固定コアテーパ部131が可動コア移動方向に対して直交する方向に重なる。
一方、励磁コイル12に通電すると、可動コア16が電磁吸引力により復帰ばね17に抗して固定コア13側に吸引され、シャフト18や可動接触子20が可動コア16に追従して吸引向きAに移動する。これにより、可動接触子20に設けた接触点が第1固定接触子24および第2固定接触子26に設けた接触点に当接して、第1固定接触子24と第2固定接触子26との間が電気的に導通状態となる。
なお、励磁コイル12に通電すると、可動コア16は、可動コア中心板部163が固定コア凸部137に当接する位置まで移動する。また、可動コア中心板部163が固定コア凸部137に当接した状態では、固定コアテーパ部131および固定コア第1円形部132は、可動コア孔部164内に位置する。
本実施形態によると、励磁コイル12への通電が開始された時点では、励磁コイル12への通電が遮断されているときと同様に、可動コア円筒部165における吸引向きA側の端部と固定コアテーパ部131が可動コア移動方向に対して直交する方向に重なっている。そして、可動コア円筒部165の内周面は内径が一定であるため、可動コア円筒部165の内周面を可動コアテーパ筒部166の内周面と同様のテーパ状にした場合(すなわち、可動コア孔部164の内周面全域をテーパ状にした場合)と比較して、通電開始時のエアギャップを小さくすることができ、ひいては、通電開始時の電磁吸引力を大きくすることができる。
また、励磁コイル12への通電により可動コア16が吸引向きAに移動する際、固定コアテーパ部131および固定コア第1円形部132と可動コア筒部161との対向面間には、固定コア13および可動コア16の中心軸回りの全ての位置で磁束が通るため、可動コア16に作用するサイドフォースが防止ないしは抑制されて、可動コア16の傾きが抑制される。
さらに、固定コアテーパ部131および固定コア第1円形部132と可動コア筒部161との対向面は、固定コア13および可動コア16の中心軸回りに環状に連続したものとなるため、その対向面の対向面積を十分に大きくすることができ、吸引途中や完全吸引時の電磁吸引力を大きくすることができる。
また、励磁コイル12に通電した際、可動コア中心板部163は環状の固定コア凸部137に当接するため、換言すると、固定コア13と可動コア16は線接触となるため、ピーク吸引力が抑制される。したがって、固定コア13と可動コア16との衝突音を小さくすることができるとともに、所望の復帰電圧で復帰させることができる。
さらに、可動コア筒部161が励磁コイル12に摺動自在に支持されるとともに、シャフト第2円柱部182が支持部材28に摺動自在に支持されているため、換言すると、可動コア16と一体的に移動する部材は2点で支持されるため、可動コア16の傾きが抑制される。したがって、固定コアテーパ部131および固定コア第1円形部132と可動コア筒部161とのエアギャップを狭くすることが可能となり、電磁吸引力をさらに大きくすることができる。また、可動接触子20と第1固定接触子24および第2固定接触子26との接触信頼性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、エアギャップのばらつきを小さくすることを可能にしたものであり、以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態は、第1実施形態における第2止め輪21および支持部材28が廃止されている。
図2に示すように、固定コア13の径方向中心部には、その軸方向に延びる固定コア孔138が形成されており、固定コア13は略円筒状になっている。
可動コア16は、可動コア鍔部162における非吸引向きB側の面が平坦になっている。
シャフト18は、可動コア16との結合位置から吸引向きA側に向かって延びるシャフト第3円柱部183と、可動コア16との結合位置から非吸引向きB側に向かって延びるシャフト第4円柱部184とを備えている。
そして、シャフト第3円柱部183が固定コア孔138に挿入されて、シャフト18が固定コア13により摺動自在に支持されている。また、本実施形態では、可動コア16は、励磁コイル12に支持されていない。
シャフト第4円柱部184の端部には絶縁碍子29が装着され、この絶縁碍子29の端部が可動接触子20に当接している。
ベース11には、可動接触子20をガイドするガイド部111が一体に形成されている。より詳細には、ガイド部111は、図2の紙面手前側と紙面奥側に配置されており、図2における紙面垂直方向および紙面左右方向への可動接触子20の移動範囲を規制するようになっている。
ところで、固定コア13に対して可動コア16が傾いている場合、固定コアテーパ部131と可動コアテーパ筒部166とのエアギャップGは周方向の各位置で異なり、固定コア13に対する可動コア16の傾きが大きくなるほど、周方向の各位置でのエアギャップGのばらつきが大きくなる。
そして、第1実施形態では、ベース11、固定コア13、第1ヨーク14、可動コア16、シャフト18、支持部材28、およびスプール121が、固定コア13に対する可動コア16の傾きに関係し、ひいては周方向の各位置でのエアギャップGのばらつきに関係する。より詳細には、各部品の寸法精度や形状精度、さらには部品相互の組み付け精度等が、固定コア13に対する可動コア16の傾きに関係する。
一方、第2実施形態では、固定コア13と可動コア16とシャフト18のみが、固定コア13に対する可動コア16の傾きに関係する。
このように、第2実施形態では、固定コア13に対する可動コア16の傾きに関係する部品の数が少ないため、周方向の各位置でのエアギャップGのばらつきを小さくすることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、環状の固定コア凸部137を形成して、励磁コイル12に通電した際に固定コア13と可動コア16が線接触となるようにしたが、例えば固定コア凸部137を周方向に沿って複数個配置された突起部にて構成して、励磁コイル12に通電した際に固定コア13と可動コア16が点接触となるようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
12 励磁コイル
13 固定コア
14 第1ヨーク(ヨーク)
15 第2ヨーク(ヨーク)
16 可動コア
20 可動接触子
24 第1固定接触子(固定接触子)
26 第2固定接触子(固定接触子)
131 固定コアテーパ部
132 固定コア第1円形部(固定コア円形部)
161 可動コア筒部
164 可動コア孔部
165 可動コア円筒部
166 可動コアテーパ筒部

Claims (4)

  1. 通電時に磁界を形成する励磁コイル(12)と、
    前記励磁コイルの中心部に形成されたコイル中心孔部内に配置され、磁気回路を構成する固定コア(13)と、
    前記励磁コイルの外周側および前記励磁コイルの軸方向端部を覆うように配置され、磁気回路を構成するヨーク(14、15)と、
    前記励磁コイルへの通電時に前記固定コア側に吸引される可動コア(16)と、
    前記可動コアに追従して移動する可動接触子(20)と、
    前記可動接触子が接離する固定接触子(24、26)とを備える電磁継電器において、
    前記励磁コイルへの通電開始により前記可動コアが移動する向きを吸引向き(A)と、前記励磁コイルへの通電遮断により前記可動コアが移動する向きを非吸引向き(B)としたとき、
    前記固定コアは、前記固定コアにおける前記非吸引向き側の端部から前記吸引向きに向かって拡径する固定コアテーパ部(131)と、前記固定コアテーパ部における前記吸引向き側の端部から前記吸引向きに向かって延びる外径が一定の固定コア円形部(132)とを備え、
    前記可動コアは、前記固定コアテーパ部および前記固定コア円形部が侵入可能な空間である可動コア孔部(164)を内部に形成する可動コア筒部(161)を備え、
    前記可動コア筒部は、前記可動コアにおける前記吸引向き側の端部から前記非吸引向きに向かって延びる内径が一定の可動コア円筒部(165)と、前記可動コア円筒部における前記非吸引向き側の端部から前記非吸引向きに向かって内周面が縮径する可動コアテーパ筒部(166)とから構成され、
    前記励磁コイルへの通電を遮断しているときに、前記固定コアテーパ部の一部が前記可動コア孔部内に位置して、前記可動コア円筒部における前記吸引向き側の端部と前記固定コアテーパ部が前記可動コアの移動方向に対して直交する方向に重なり、
    前記励磁コイルに通電しているときに、前記固定コアテーパ部および前記固定コア円形部が前記可動コア孔部内に位置することを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記励磁コイルに通電しているときの前記固定コアと前記可動コアの当接部が、線接触または点接触となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記可動コアに結合されたシャフト(18)と、
    前記シャフトを摺動自在に支持する支持部材(28)とを備え、
    前記可動コアの少なくとも一部が前記コイル中心孔部に挿入されて、前記可動コアが励磁コイルにより摺動自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁継電器。
  4. 前記固定コアに固定コア孔(138)が形成され、
    前記可動コアにシャフト(18)が結合され、
    前記シャフトの少なくとも一部が前記固定コア孔に挿入されて、前記シャフトが前記固定コアにより摺動自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁継電器。
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