JP4856977B2 - アクチュエータ - Google Patents
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Description
ガイドパイプは、プランジャとの間に片側15μm程度の微小なクリアランスを保って組み付けられるため、このクリアランスが大きすぎると、プランジャの正常な上下振動に加えて左右(径方向)の異常振動が発生し、摺動面の磨耗が増大し、耐久性が低下する。また、クリアランスが小さすぎると、プランジャとガイドパイプとの摩擦が大きすぎてプランジャが摺動できない。
また、パイプとヨークとの公差のばらつきによっては、ガイドパイプの両端に隙間が生じるため、当該隙間を埋めるための調整用ワッシャーなどが必要になる。よって、部品点数が増えてコストが増大するうえに、組立性も低下する。
励磁コイルと、励磁コイルの一端側に設けられる第1のヨーク部と他端側に設けられる第2のヨーク部とで励磁コイルの周囲を覆う固定子と、励磁コイルの中心部に軸線方向に往復動可能に設けられる可動子とを備え、励磁コイルへの通電により第1、第2のヨーク部と可動子との間で磁気回路が形成されて可動子に磁力が作用するアクチュエータであって、前記可動子の往復動をガイドするガイドパイプが、一端側を前記第1のヨーク部に形成された第1のヨーク段付部に軸方向及び径方向に押し当てられ、他端側をパイプ外周面に形成されたパイプ段付部が当該ガイドパイプより剛性が低いボビンの固定子段付部に軸方向に突き当てられて軸方向に位置決めされ、更に他端側外周を前記第2のヨーク部の第2のヨーク段付部の内周面に押し当てられて径方向に位置決めされて可動子と同芯状に固定子へ組み付けられていることを特徴とする。
また、前記ガイドパイプの他端側と対向する前記第2のヨーク部との間には少なくとも長さ方向の部品間の公差を含む隙間が形成されていることを特徴とする。
また、前記固定子段付部は、コイルが巻き付けられるボビンの巻芯部の軸孔内壁面に一体に形成されていることを特徴とする。
また、ガイドパイプの他端側と対向する他方のヨーク部との間には少なくとも長さ方向の部品間の公差を含む隙間が形成されていると、ガイドパイプが長さ方向に一端側から他端側へ押し込まれても、ヨーク部との間に僅かな隙間が形成されるか面一に接するだけであるため、ガイドパイプにヨーク部から長さ方向に応力を受けることはない。
また、固定子段付部は、コイルが巻き付けられるボビンの巻芯部の軸孔内壁面に一体に形成されていると、金属製のパイプ段付部が押し当てられる樹脂製の固定子段付部は、ガイドパイプの一端側がヨーク部に押し込まれることにより弾性変形するので、ガイドパイプに長さ方向に作用する応力を確実に吸収することができる。
図1を参照して、リニアソレノイドの概略構成について説明する。
先ず、固定子1の構成について説明する。励磁コイル2はボビン3に巻き付けられている。ボビン3の巻芯部に設けられた軸孔には、非磁性材料よりなる案内筒(ガイドパイプ)4が嵌め込まれている。励磁コイル2は一端側に設けられる蓋状の第1のヨーク部5と他端側に設けられるカップ状の第2のヨーク部6とで周囲が覆われている。第1のヨーク部5及び第2のヨーク部6は磁性材料により構成されており、励磁コイル2へ通電により発生する固定子1の磁束通路を形成する。ボビン3の第1のヨーク部5及び第2のヨーク部6との対向面にはOリング(図示せず)が嵌め込まれる凹溝3aが形成されている。
また、図2において、ガイドパイプ4は、他端側外周を第2のヨーク部6の第2のヨーク段付部17にガイドされている。よって、ガイドパイプ4は、第1のヨーク段付部11と第2のヨーク段付部17に外周面を突き当てられて固定子1に対して径方向に位置決めされている。本実施例では、固定子段付部13は、励磁コイル2が巻き付けられるボビン3の巻芯部の軸孔内壁面に一体に形成されている。或いは、ボビン3とは材質が異なるリング状部材を別体で取り付けて固定子段付部を形成してもよい。
また、図4(a)において、ガイドパイプ4のパイプ外周面に形成されるパイプ段付部12は、パイプ4の端部に形成されていても良いし、ガイドパイプ4の長さが固定子1に比べて長い場合には、図4(b)のようにパイプの長さ方向に中途部にパイプ段付部(凹部)12が形成されていてもよい。
また、図6において、ガイドパイプ4は、他端側外周を第2のヨーク部6の第2のヨーク段付部17にガイドされている。よって、ガイドパイプ4は、第1のヨーク段付部11と第2のヨーク段付部17に外周面を突き当てられて固定子1に対して径方向に位置決めされている。
固定子段付部13は、励磁コイル2が巻き付けられるボビン3の巻芯部の軸孔内壁面に一体に形成されている。また、ガイドパイプ4の他端側と対向する第2のヨーク部6との間には少なくとも長さ方向の部品間の公差を含む隙間が形成されている。
2 励磁コイル
3 ボビン
3a、10 凹溝
4 ガイドパイプ
5 第1のヨーク部
6 第2のヨーク部
7 プランジャ
8、9、15、16 磁束作用面
11 第1のヨーク段付部
12 パイプ段付部
13 固定子段付部
14 ステータコア
17 第2のヨーク段付部
Claims (3)
- 励磁コイルと、励磁コイルの一端側に設けられる第1のヨーク部と他端側に設けられる第2のヨーク部とで励磁コイルの周囲を覆う固定子と、励磁コイルの中心部に軸線方向に往復動可能に設けられる可動子とを備え、励磁コイルへの通電により第1、第2のヨーク部と可動子との間で磁気回路が形成されて可動子に磁力が作用するアクチュエータであって、
前記可動子の往復動をガイドするガイドパイプが、一端側を前記第1のヨーク部に形成された第1のヨーク段付部に軸方向及び径方向に押し当てられ、他端側をパイプ外周面に形成されたパイプ段付部が当該ガイドパイプより剛性が低いボビンの固定子段付部に軸方向に突き当てられて軸方向に位置決めされ、更に他端側外周を前記第2のヨーク部の第2のヨーク段付部の内周面に押し当てられて径方向に位置決めされて可動子と同芯状に固定子へ組み付けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記ガイドパイプの他端側と対向する前記第2のヨーク部との間には少なくとも長さ方向の部品間の公差を含む隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
- 前記固定子段付部は、コイルが巻き付けられるボビンの巻芯部の軸孔内壁面に一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
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